JP3295464B2 - 車両用集塵装置 - Google Patents

車両用集塵装置

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JP3295464B2 JP28634092A JP28634092A JP3295464B2 JP 3295464 B2 JP3295464 B2 JP 3295464B2 JP 28634092 A JP28634092 A JP 28634092A JP 28634092 A JP28634092 A JP 28634092A JP 3295464 B2 JP3295464 B2 JP 3295464B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に自動車車室内のフ
ロント部内に設備される車両用集塵装置であって、特に
その集塵装置の集塵フィルタに目詰り等を生じたときの
有効対策を可能ならしめた車両用集塵装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】自動車のカウルトップに外気取入口を設
け、この外気取入口より吸気される外気を、インストル
メント内部に設備したフィルタユニットを経て清浄化し
たエアーを、車室内に放出する構造の従来の自動車用空
気清浄器として、図1に示す如き構造のものがある。以
下、この従来の自動車用空気清浄器の概略構造について
説明する。
【0003】1は、カウルトップ2の裏側に設けられて
いるエアボックスであり、前記カウルトップ2には、エ
アボックス1内に外気を取入れるための外気取入口3が
設けられている。またエアボックス1には、エアインテ
ークケース4に通じるダクト5が設けられており、この
ダクト5の開口部に集塵フィルタ6が着脱可能に被着さ
れている。またこの集塵フィルタ6の下流側に位置され
るエアインテークケース4内にはブロアファン7が内装
されている。
【0004】そこでかかる構造の空気清浄器において、
ブロアファン7を駆動すると、外気取入口3から吸い込
まれた外気は、集塵フィルタ6を通過して、清浄化さ
れ、この清浄化エアーが車室内に送り込まれるものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の空気清浄器構造にあっては、ブロアファン7
の駆動により車室内に流入される空気は、全べて上記の
集塵フィルタ6を通過する機構であってエアのバイパス
路がないために、例えば上記集塵フィルタ6の長期使用
によって、塵埃の捕集による目詰りや、集塵フィルタの
表面に付着した水分が寒冷時において凍結したとき等
は、その集塵フィルタの通風損失が増大して、車室内へ
の空気が供給できなくなるという問題点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる従来の
問題点に着目してなされたもので、集塵フィルタの下流
側にブロアファンを備えている車両用集塵装置におい
て、その集塵フィルタとブロアファンとの間に、バイパ
ス窓を有し、しかもこのバイパス窓を常時は閉塞する開
閉ドアを具備せしめたエアケースを設け、その開閉ドア
を、前記集塵フィルタが目詰り等を起したときに生じる
集塵フィルタの下流側負圧力で開放動作せしめて、集塵
フィルタの通風損失が大となったときは、バイパス窓を
開放せしめて車室内への給気が自動的に継続できる自動
車用集塵装置を提供することにある。
【0007】
【実施例】以下に本発明を図2乃至図7に示す実施例に
基いて詳細に説明するが、本実施例の構造と従来例で説
明した構造との同一部分は、従来例で使用した符号を付
して、その同一構造部分の説明は省略する。
【0008】すなわち本発明は、エアボックス1のダク
ト5を閉塞するようにして配置される集塵フィルタ6の
下流側に、バイパス窓11を設けたエアケース12を取
付け、さらにそのバイパス窓11には、そのエアケース
12内が負圧となったとき、その負圧力でバイパス窓1
1を開放させる構造の開閉ドア13を具備せしめた集塵
装置である。
【0009】(実施例I)本発明の第1実施例を図2乃
至図5に基いて具体的に述べるならば、12は上面が開
口し、この開口部に集塵フィルタ6が気密に被着されて
おり、また下面には、エアダクト5に通じる吸出口14
を有するエアケースであって、このエアケース12の側
面には、バイパス窓11が穿設されている。このバイパ
ス窓11の内側には、そのバイパス窓11を開閉し得る
開閉ドア13が支軸15により軸支され、常時は、スプ
リング16の弾性によりバイパス窓11を閉塞するよう
に付勢されている。17は開閉ドア13が開放されると
き、その開閉ドア13の辺縁と当接されて、開閉ドア1
3の開動節度感を持たせるための突条である。
【0010】次にこの第1実施例の作用を述べるなら
ば、集塵フィルタ6が目詰りあるいは水分の凍結等によ
って、フィルタ6の通気抵抗が増大すると、ブロアファ
ン7の駆動力によりエアケース12内が負圧になりこの
負圧力で開閉ドア13がスプリング16の弾圧力に抗し
てエアケース12の内部方向へ動作し、その結果バイパ
ス窓11が開かれるためにエアボックス1内の空気は、
そのバイパス窓11を通ってエアケース12に吸引され
ブロアファン7の駆動力で車室内へのエア供給が継続的
になされる。従ってこの場合清浄化エアーは得られない
が、車室内への給気は継続的に行なえるものである。
【0011】そして集塵フィルタ6が正常に戻れば、エ
アケース12内の負圧力は低下するので開閉ドア13は
スプリング16の弾力で復元し、バイパス窓11が閉塞
されるために、正常の空気正常がなされる。
【0012】(実施例II)図6、図7において、本実
施例は、バイパス窓が開かれたとき、すなわち、集塵フ
ィルタ6が目詰り等によって集塵能力が失なわれたとき
に警報等を生ぜしめて、その集塵フィルタ6のメンテナ
ンスを行なうように指示させる警報回路を設けたもので
ある。
【0013】つまり開閉ドア13がバイパス窓11を開
放するように動作したとき、その開閉ドア13の動作で
マイクロスイッチ18を閉路させ、そのマイクロスイッ
チ18の閉路によって警報ブザー19及び指示ランプ2
0を作動せしめることができるようにしたものである。
【0014】従ってこの実施例によれば、集塵フィルタ
6が目詰り等により集塵不能となったことが知らされる
ので、その集塵フィルタ6のメンテナンス時期が有効に
知らせられるという特長がある。
【0015】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1に記載
の車両用集塵装置によれば、エアボックスの狭い空間内
において、通気面積の比較的大きい集塵フィルタを斜め
配置することができると共に、その集塵フィルタの目詰
り時に用いられるバイパス路の設計を容易ならしめるこ
とができる。また、本発明の請求項2に記載の車両用集
塵装置によれば、集塵フィルタが目詰りあるいは水分の
凍結等によって、フィルタの通気抵抗が増大すると、ブ
ロアファン7の駆動によりエアケース内の圧力が低下
し、エアボックス内の圧力とエアインテークケース内と
の圧力差が所定のレベルに達したとき開閉ドアがスプリ
ングの弾性力に抗してエアケースの内部方向へ動作し、
その結果バイパス窓が開かれるためにエアボックス内の
空気は、そのバイパス窓を通ってエアケースに吸引され
車室内へのエア供給が継続的になされる。さらに、本発
明の請求項3に記載の車両用集塵装置によれば、集塵フ
ィルタが、目詰り等により集塵不能となったとき、その
不能状態が知らされるので、その集塵フィルタのメンテ
ナンス時期が有効に知らされるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の車両用集塵装置を示した構造説明図。
【図2】本発明実施例の車両用集塵装置を示した構造説
明図。
【図3】本発明実施例の要部のみの斜視図。
【図4】本発明実施例の図3におけるA−A線断面図。
【図5】本発明実施例の開閉ドア節度構造を示した部分
斜視図。
【図6】本発明他の実施例の要部斜視図。
【図7】本発明他の実施例の回路図。
【符号の説明】
11…バイパス窓 12…エアケース 13…開閉ドア 14…吸出口 15…支軸 16…スプリング 17…突条 18…マイクロスイッ
チ 19…警報ブザー 20…指示ランプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60H 3/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カウルトップに設けられた外気取入口か
    ら外気が内部に取込まれるエアボックスと、 該エアボックスに連通する吸出口が設けられたエアイン
    テークケースと、 前記エアボックス内で、かつ、前記吸出口の上流側に設
    けられ前記外気取入口から取込まれた外気を清浄化する
    集塵フィルタを傾斜して保持する側面視が略三角形のエ
    アケースと、 前記エアインテークケース内に設けられたブロアフアン
    と、 前記集塵フィルタが目詰りした時に前記外気が前記集塵
    フィルタをバイパスするバイパス手段とを備え、 該バイパス手段は、前記エアケースの側面に形成され前
    記エアボックスから前記エアインテークケースに連通す
    るバイパス窓と、 前記集塵フィルタの目詰りにより前記エアボックス内の
    圧力と前記エアインテークケース内との圧力差が所定の
    レベルに達したときに前記バイパス窓を開放する開閉ド
    アとを備えたことを特徴とする車両用集塵装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両用集塵装置におい
    て、前記集塵フィルタの目詰りにより前記エアボックス
    内の圧力と前記エアインテークケース内との圧力差が所
    定のレベルに達したときに前記開閉ドアを開放し、それ
    以外のときは閉塞する節度機構を設けたことを特徴とす
    る車両用集塵装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の車両用集塵装置
    において、前記開閉ドアの開閉状態を検出するスイッチ
    と、該スイッチの動作で警報を発する警報手段を設けた
    ことを特徴とする車両用集塵装置。
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