JP2925338B2 - 車両用空気清浄装置 - Google Patents

車両用空気清浄装置

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JP2925338B2
JP2925338B2 JP1015691A JP1015691A JP2925338B2 JP 2925338 B2 JP2925338 B2 JP 2925338B2 JP 1015691 A JP1015691 A JP 1015691A JP 1015691 A JP1015691 A JP 1015691A JP 2925338 B2 JP2925338 B2 JP 2925338B2
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air intake
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青山益敏
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に車室内のフロント
部に設備して使用する車両用空気清浄装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】自動車の車室内の汚染空気を清浄するた
めの手段として車両用空気清浄器が周知であるが、かか
る周知の車両用空気清浄器は、車室内の後部、すなわち
リヤパーセルシェルフ上に設備して使用するものであ
り、この空気清浄器の駆動によって、汚染された車室内
空気を清浄しようとするものである。
【0003】一方一般的自動車における車室内への外気
取入れつまりエアコンシステムは図1及び図2に示す如
くフロント部に設けられている。以下同図において、周
知構造である車両用空調装置の概略構造を説明する。
【0004】1は車室内のインストルメントパネルであ
り、2は、フロントガラスを示す。3はインストルメン
トパネル内に組付けられているグローブボックスであっ
て、このグローブボックス3の開口部は蓋体4によって
開閉できるものである。5はインストルメントパネル1
の内部に設備されているファン装置であって、このファ
ン装置の吸気口側にはエアダクト(エアインテークケー
ス)6が形成されている。そしてこのエアダクト6には
外気取入れ口7と内気取入れ口8との双方が設けられて
おり、しかもこの外気取入れ口7と内気取入れ口8の開
閉を交互に行なうことができる開閉弁9が設けられてい
る。10は自動車のボンネット11に設けられている外
気取入れ孔である。
【0005】従ってファン装置5を駆動すると同時に開
閉弁9を動作して外気取入れ口7を開口することによ
り、外気取入れ孔10より吸引された外気が車室内に入
りまた内気取入れ口8を開口することにより車室内気が
循環される構造となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところがかかる構造の
空調装置にあっては、例えば市街地などの渋滞を走行
時、特にディーゼル車の後方に近接して走行するときな
ど外気取入れ口7を開口し、ファン装置5を駆動すると
車両前方の外気取り入れ孔10から汚染空気が侵入し、
車室内空気が直ちに汚染されてしまうことになる。
【0007】そこでこのような車室内空気の汚染時に、
前記した車両用空気清浄器を駆動して車室内空気の清浄
化を図るが、前記したディーゼル車の排気吸入、または
複数乗客の同時喫煙等による車室内空気の汚染がひどい
場合は、車室内空気が清浄化されるまでに長時間がかか
るという不具合があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる従来の不
具合に着目してなされたもので、インストルメントパネ
ルの内部に組込まれているファン装置の駆動力でエアー
を流通するエアダクトに外気取入れ口と内気取入れ口の
双方を設けると共に、その双方取入れ口を開閉する開閉
弁を回動可能に軸支し、更に上記外気取入れ口には第1
のエアフィルターユニットを着脱可能に挿着するが、内
気取入れ口には、その内気取入れ口を選択的に閉塞又は
開放するように位置せしめることができる第2のエアフ
ィルターユニットを配置して、車室内に供給される外気
は第1のエアフィルターユニットにより清浄化を図り、
車室内を循環する内気は必要に応じて第2のエアフィル
ターユニットにより清浄化せしめることができるように
して、車室内エアーの清浄化を効率よく行なうことがで
きる車両用空気清浄装置を提供することにある。
【0009】
【実施例】以下に本発明を図3乃至図8に示す実施例に
基いて詳細に説明する。
【0010】先ず空気清浄装置の構造説明を述べると、
11はボンネットであって、このボンネット11のフロ
ントガラス12近傍には外気取入れ孔13が形成されて
いる。14は車室の運転席前方に設備されているインス
トルメントパネルであって、このインストルメントパネ
ル14には正面が開口するグローブボックス15が設け
られている。このグローブボックス15は手前部材15
−1と奥部材15−2と、手前部材15−1の正面開口
部を開閉せしめるための蓋体15−3とからなってお
り、その手前部材15−1はインストルメントパネル1
4に取付ねじ16によって固定されている。奥部材15
−2は、手前部材15−1に対して係止部17を介して
着脱可能に係止され、取付ねじ18により手前部材15
−1に着脱自在に固定されるものである。
【0011】19はインストルメントパネル内のブロア
ケースに組込まれているエアコン用ファン装置であっ
て、このファン装置の吸気側には前記外気取入れ孔13
に通じるエアダクト(エアインテークケース)20が形
成されている。このエアダクト20の途中には、濾紙フ
ィルター21−1と活性炭フィルター21−2とからな
る第1のエアフィルターユニット21が配置されてい
る。この第1のエアフィルターユニット21の偏平面
は、エアダクト20の軸方向に対して傾斜するよう位置
させて、その偏平面の面積が、エアダクト20の開口面
積よりも大となるように設定した。またこの第1のエア
フィルターユニット21はエアダクト20に対して着脱
可能に挿着されているものである。22はエアダクト2
0に形成されている外気取入れ口、23はエアダクト2
0に形成されている内気取入れ口であって、この内気取
入れ口23を開閉し得る開閉弁24がパルスモータ26
により駆動される支軸25により回動可能に支持されて
いる。さらにこの開閉弁24は内気取入れ口23の開放
時において第1のエアフィルターユニット21に当接さ
れて第1のエアフィルターユニット21の通気性が遮え
ぎられるようになっている。27は上記支軸25と同心
的に配置されている支持筒28に支持されている第2エ
アフィルターユニットであって、この第2のエアフィル
ターユニット27は、前記内気取入れ口23の全面を閉
塞し得る大きさに設定されると共に、上記支持筒28に
連結されているパルスモータ29の駆動力で、その内気
取入れ口23から離れるように回動せしめることができ
る。
【0012】なお30はステアリングメンバー、31は
サイドベントダクト、32はサイドデフダクトを示す。
【0013】以上が本実施例の構成であるが、次にその
作用について述べると、図に示す如く開閉弁24が内気
取入れ口23を閉塞しているとき、ファン装置19を駆
動すると、そのファンの回転により外気が外気取り入れ
孔13及び外気取入れ口22を経て第1のエアフィルタ
ーユニット21内を通過し車室内に放出される。従っ
て、吸入される外気は、第1のエアフィルターユニット
21による濾過脱臭作用により、清浄化されて車室内に
放出されるため車室内はクリーンな空気環境とすること
ができる。そして外気吸入を必要としないときはパルス
モータ26の動作により開閉弁24を図6に示す如く動
作して内気取入れ口23を開放すると同時に、該開閉弁
24を第1のエアフィルターユニット21の背面に当接
することにより外気取入れ口孔13からの外気流通が遮
ざされると共にファン装置19の駆動力により車室内気
が内気取入れ口23及び第2のエアフィルターユニット
27を経て循環し、内気循環による空気清浄化が継続さ
れる。
【0014】またパルスモータ26の動作にょり、開閉
弁24を、図7に示すように第1のエアフィルターユニ
ット21と第2のエアフィルターユニット27との中間
に位置せしめれば、外気取入れ口22及び内気取入れ口
23の双方が開口し、ファン装置19の駆動力により外
気吸入清浄と、内気循環清浄の双方作用が得られる。ま
たパルスモータ26の動作で開閉弁24を図8に示す如
く内気取入れ口23を開放すると同時に該開閉弁24を
第1のエアフィルターユニットの背面に当接し、さらに
パルスモータ29を動作して第2のフィルターユニット
27を内気取入れ口23より遠ざけることによりファン
装置19の駆動力で車室内気がエアフィルタユニットを
通すことなく内気の循環のみがなされるものである。
【0015】従ってこの実施例によれば、外気のみの清
浄化供給、あるいは内気のみの清浄化循環あるいは外気
の清浄化供給と内気の清浄化循環、さらには、内気のみ
の循環の夫々を選択的に行なうことができ、車室内のエ
アー汚染度に応じて最適かつ効果的な車室内エアーのの
清浄化が達成できる。特にエアコンの冷房性能を最大と
して使用する時は、内気循環として使用するが、このと
きエアフィルターユニットが介在すると通気抵抗が大き
いため風量が低下し、冷房性能が損われることによって
内気循環時はエアフィルターを通る必要のない通風ルー
トを設けておく必要があるので、この条件を満足でき
る。
【0016】なお上記実施例において、第2のエアフィ
ルターユニット27の流通抵抗を第1のエアフィルター
ユニット21の流通抵抗よりも小さく設定すれば、内気
循環の円滑性を高めることができる。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明は、車両用空調シス
テムにおけるエアー供給路に、外気取入れ口22と内気
取入れ口23を設け、その外気取入れ口22には第1の
エアフィルターユニット21を着脱可能に止着し、また
内気取入れ口23には第2のエアフィルターユニットを
変位可能に軸支せしめ、さらに上記外気取入れ口22と
内気取入れ口23との間にそれら双方の取入れ口を開放
または閉塞する開閉弁24を軸支せしめた車両用空気清
浄装置であるから、これによれば、外気のみの清浄化供
給、あるいは内気のみの清浄化循環あるいは外気の清浄
化供給と内気の清浄化循環、さらには、内気のみの循環
の夫々を選択的に行なうことができ、車室内のエアー汚
染度に応じて最適かつ効果的な車室内エアーの清浄化が
達成できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の空気清浄装置を示した説明図。
【図2】外気取入れ孔を示した車体の要部説明図。
【図3】本発明よりなる空気清浄装置の実施例を示した
説明図。
【図4】第2のフィルターユニット及び開閉弁の動作機
構を示した説明図。
【図5】本実施例の開閉弁の動作説明図。
【図6】本実施例の開閉弁の動作説明図。
【図7】本実施例の開閉弁の動作説明図。
【図8】本実施例の開閉弁の動作説明図。
【符号説明】11…ボンネット
12…フロントガラス 13…外気取入れ孔 14…インス
トルメントパネル 15…グローブボックス 16…取付ね
じ 17…係止部 18…取付ね
じ 19…ファン装置 20…エアダ
クト 21…第1のエアフィルターユニット 22…外気取
入れ口 23…内気取入れ口 24…開閉弁 25…支軸 26…パルス
モータ 27…第2のエアフィルターユニット 28…支持筒 29…パルスモータ 30…ステア
リングメンバー 31…サイドベントダクト 32…サイド
デフダクト

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両用空調システムにおけるエアー供給
    路に、外気取入れ口(22)と内気取入れ口(23)を
    設け、その外気取入れ口(22)には第1のエアフィル
    ターユニット(21)を着脱可能に止着し、また内気取
    入れ口(23)には第2のエアフィルターユニットを変
    位可能に軸支せしめ、さらに上記外気取入れ口(22)
    と内気取入れ口(23)との間にそれら双方の取入れ口
    を開放または閉塞する開閉弁(24)を軸支せしめたこ
    とを特徴とする車両用空気清浄装置。
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