JPH0966737A - 車載空調装置の空気清浄ユニット - Google Patents

車載空調装置の空気清浄ユニット

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JPH0966737A
JPH0966737A JP22541795A JP22541795A JPH0966737A JP H0966737 A JPH0966737 A JP H0966737A JP 22541795 A JP22541795 A JP 22541795A JP 22541795 A JP22541795 A JP 22541795A JP H0966737 A JPH0966737 A JP H0966737A
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JP
Japan
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air
cleaning unit
case
inner case
air cleaning
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JP22541795A
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English (en)
Inventor
Shojiro Yuri
章二郎 百合
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Marelli Corp
Original Assignee
Kansei Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気清浄ユニットの濾材面積を縮少させるこ
となく、しかもその濾材の圧損が増加されたときは、空
気のバイパス路が生じるようにして、濾材に目詰りが生
じても空調装置の大幅な風量低下が回避できるように構
成した空気清浄ユニットの提供を目的とする。 【解決手段】 通気ダクト21内に固定される外ケース
24の内側に、その内側周面との間で通気間隙を保って
遊嵌され、かつ濾材31を収納してなる内ケース25を
嵌合させ、その内ケース25と外ケース24との間に
は、内ケースを上流方向へ押動し、かつ内ケース25と
外ケース24との協同で上記通気間隙を閉塞せしめるた
めのコイルばね30を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車に設備され
る空調装置内に組込まれ使用される空気清浄ユニットで
あって、特にその空気清浄ユニットにおける濾材に目詰
りを生じても、その空気清浄ユニットを通過する空気量
を減少することなく所望量の通気量が確保できるように
構成した空気清浄ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の車載空調装置の1例として、例え
ば図4に示す如き構造のものがある。つまり、1は車載
空調装置の通気ケースであって、この通気ケース1に
は、外気吸入口2と内気吸入口3及び吐出口4が設けら
れており、さらにその通気ケース1の内部には、前記外
気吸入口2と内気吸入口3とからの吸気経路を切り換え
るためのインテークドア5と、そのインテークドア5の
下流側に位置されて、前記外気吸入口2又は内気吸入口
3から下流側へ空気を吸入するためのブロアファン6
と、そのブロアファン6と前記吐出口4との間に位置さ
れて、通気ケース1内を通過する空気の汚れを除去する
ための空気清浄ユニット7及びこの空気清浄ユニット7
の下流側に配設されて、空気清浄ユニット7を通過した
空気の温湿度を調和するためのエバポレータあるいはヒ
ータ等の温調ユニット8を有している。
【0003】このような従来構造の車載空調装置におい
て、ブロアファン6を駆動させているときは、外気吸入
口2又は内気吸入口3から吸い込まれた空気が空気清浄
ユニット7を通過することで清浄化され車室内へ送り込
まれるのであるが、長期に亘るその車載空調装置の経過
とともに該車載空調装置に組込まれている空気清浄ユニ
ット7の濾材9にあっては、塵埃の付着(目詰り)によ
って圧損(通気抵抗)が増加し、これが原因で空気清浄
ユニット7を通過する空気量が減少し、車載空調装置に
よる通気量(送風量)の不足を起すことになる。
【0004】そこで、従来では、その空気清浄ユニット
の濾材9の目詰りに伴ない、その濾材9の通気量が減少
したときに、その減少を補うための手段として、図5、
図6に示すように、空気清浄ユニット7の辺縁に接近し
てバイパス通気穴10を設けて、濾材9の目詰りによ
り、その濾材9における通気量が減少しても、バイパス
通気穴10を通過する通気によって通気量の不足を補う
ことができるようにして、例えば空気清浄ユニットの定
期的な交換、整備を怠った場合においても、空調装置の
大幅な風量低下に起因する障害を回避することができる
空気清浄ユニットが知られている。
【0005】また図7〜図9に示す従来例では、空気清
浄ユニット7の一部に設けたバイパス通気穴10に、そ
の通気穴10を開閉する扉11を、支軸12によって、
開閉可能に軸支せしめると共に、その扉11は、ばね1
3の弾性復元力を利用して通気穴10が常時閉塞される
ようになっているものである。
【0006】従ってこの従来例では、濾材9に目詰りを
生じて濾材9の通気抵抗が増大されると、ばね13の弾
圧力によって通気穴10を閉塞していた扉11に作用す
る風圧が高まり、この風圧力が上記ばね13の弾圧力よ
りも強くなると扉11はばね13の弾圧力に抗して通気
穴10を開く方向へ回動され、この作用によって濾材9
に目詰りを生じた場合には、扉11が風圧力で開放し、
通気穴10を経て通気させることができるようになって
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た図5、図6の従来例では通気穴10が常時開放されて
いて、濾材9の圧損が初期の低圧損時、つまり目詰りが
生じていない時であっても、空気の一部が通気穴10を
通過する構造となっているため、初期の空気清浄能力を
高めることができないという不具合があった。
【0008】また図7、図8、図9の従来例では、上記
図5、図6の不具合を解消することができるが、その反
面空気清浄ユニット7において通気穴10及び扉11を
設けるためのスペースが必要となり、これが原因で濾材
9の収納部面積が縮少され、充分に満足できる空気清浄
能力を得ることができないといった不具合があった。
【0009】そこで本発明では、空気清浄ユニットの濾
材面積を縮少させることなく、しかもその濾材の圧損が
増加されたときは、空気のバイパス路が生じるようにし
て、濾材に目詰りが生じても空調装置の大幅な風量低下
が回避できるように構成した空気清浄ユニットの提供を
目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、本発明の請求項では、通気ダクト内に装着された
空気清浄ユニットを介して前記通気ダクト内に吸入され
た空気を清浄化する車載空調装置において、前記空気清
浄ユニットは、前記通気ダクト内に気密に固定される外
ケースと、該外ケース内に遊嵌され、かつ該外ケースの
内壁面との間に通気間隙を形成する外壁面形状を有する
内ケースと、該内ケース内全域に亘って収納保持される
濾材とを有し、さらに、前記外ケースの上流側周辺縁に
は、前記内ケースの上流側辺縁と協動して前記間隙を閉
塞する閉塞辺を設けると共に、前記外ケースの下流側周
辺縁には、該外ケース内での前記内ケースの下流方向へ
移動位置を規制する係止片を設け、また前記内ケースの
外側周辺には、前記係止片と対応する突片を設け、該突
片と前記係止片との間に、前記内ケースの上流側辺縁
を、前記外ケースの閉塞辺に当接せしめるためのばね部
材を介装せしめた車載空調装置の空気清浄ユニットであ
ることを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図1乃
至図3に基いて詳細に説明する。
【0012】21は車載空調装置の通気ダクトであっ
て、この通気ダクト21の途中個所には、集塵脱臭用の
空気清浄ユニット22を、その通気ダクト21内に着脱
可能に位置固定する取付固定部23が設けられている。
【0013】前記空気清浄ユニット22の構成は、図1
に示す如くであって、通気ダクト21と同形の、例えば
方形の外ケース24と内ケース25を有し、その外ケー
ス24の周壁外側面は、通気ダクト21の内周面と取付
固定部23を介して気密に固定される。Aは通気ダクト
21の上流側であり、Bは通気ダクト21の下流側を示
し、外ケース24の上流側周辺縁には、外ケース24の
口径を狭ばめる方向へ延びる閉塞辺26を設けると共
に、その外ケース24の下流側周辺縁には、該外ケース
24内に遊嵌させる内ケース25の下流方向への移動位
置を規制するための係止片27を設けているものであ
る。
【0014】内ケース25の外径寸法は、この内ケース
25を外ケース24内に位置せしめたとき、その内ケー
ス25の外壁面と、外ケース24の内壁面との間に適宜
の通気間隙28が確保できるように設定されており、さ
らにその内ケース25の外壁面には、内ケース25を外
ケース24内の中央部に位置せしめると共に、上記係止
片27と対応する突片29を設け、その突片29と前記
係止片27との間に圧縮コイルばね30が挿設されてお
り、このコイルばね30による弾圧作用で内ケース25
の上流側辺縁251が前記外ケース24の閉塞辺26に
当接されることにより、前記間隙28の上流側が塞がれ
ているものである。
【0015】また内ケース25の内部全域には、濾材3
1が内装保持されている。
【0016】以上が本実施例の構成であるが、次にその
作用について述べると、通気ダクト21内には外ケース
24が固定されており、この外ケース24内には濾材3
1を内装している内ケース25が通気ダクトの軸方向へ
変位可能に嵌合保持されており、さらにその内ケース2
5は、コイルばね30の弾圧作用で外ケース24に対し
て上流側に押圧保持されている(図2参照)ので、その
内ケース25の上流側辺縁251は外ケース24の閉塞
辺26に当接されて通気間隙28が閉塞されている。
【0017】従って上流側Aから下流側Bに流れるエア
ーの全ては、濾材31を通過することとなり、有効な空
気清浄がなされる。
【0018】その空気清浄の継続により濾材31に塵埃
及び臭気の付着量が増大し、濾材31の目詰りが生じて
くると、濾材31の圧損が増加し通気抵抗が高くなるた
めに、内ケース25は、風圧によりコイルばね30の弾
圧力に抗して下流側へ押動される(図3参照)。この結
果内ケース25の上流側辺縁251は外ケース24の閉
塞辺26から離れるために通気間隙28が開放され、そ
の結果、通気ダクト21内を通る通気の一部は上記通気
間隙28を経て下流側へ送風される。
【0019】従って空気清浄ユニット22の定期的な交
換又は整備等を怠った場合でも、空調装置における大幅
な風量低下及びこの風量低下に起因する障害が回避でき
る。
【0020】またこの実施形態によれば、濾材を収納保
持させる内ケース25の濾材収納開口面積を大きく確保
でき、結果として大面積の濾材を使用できるので、空気
清浄能力を従来例の空気清浄ユニットと比較して大幅に
高めることができる。
【0021】
【発明の効果】このように本発明によれば、内ケースの
開口面全体に濾材を収納位置せしめることができので、
空気清浄能力を大幅に高めることができる。
【0022】また濾材に目詰り等が生じて、その濾材に
よる通気抵抗が高められ、濾材での通気量が低下された
ときには、その濾材を収納する内ケースが空気の下流方
向へ変位し、これによって内ケースの外側周面と外ケー
スの内側周面との間で通気間隙が開口し、この通気間隙
で空気を下流方向へ送風させることができるので、空調
装置における風量低下及びこの風量低下に起因する障害
を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態の空気清浄ユニットを示す分解
斜視図。
【図2】本発明実施形態の空気清浄ユニットを示す断面
構造説明図。
【図3】本発明実施形態の空気清浄ユニットを示す動作
説明図。
【図4】従来の車載空調清浄装置を示す構造説明図。
【図5】従来の車載空調装置に用いられる空気清浄ユニ
ットの斜視図。
【図6】図5の断面構造説明図。
【図7】従来の空気清浄ユニットの他の従来例構造を示
す斜視図。
【図8】図7の断面構造説明図。
【図9】図8の動作説明図。
【符号の説明】
21…通気ダクト 22…空気清浄ユ
ニット 23…取付固定部 24…外ケース 25…内ケース 26…閉塞辺 27…係止片 28…通気間隙 29…突片 30…コイルばね 31…濾材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通気ダクト(21)内に装着された空気
    清浄ユニット(22)を介して前記通気ダクト(21)
    内に吸入された空気を清浄化する車載空調装置におい
    て、前記空気清浄ユニット(22)は、前記通気ダクト
    (21)内に気密に固定される外ケース(24)と、該
    外ケース(24)内に遊嵌され、かつ該外ケース(2
    4)の内壁面との間に通気間隙(28)を形成する外壁
    面形状を有する内ケース(25)と、該内ケース(2
    5)内全域に亘って収納保持される濾材(31)とを有
    し、さらに、前記外ケース(24)の上流側周辺縁に
    は、前記内ケース(25)の上流側辺縁(251)と協
    動して前記間隙(28)を閉塞する閉塞辺(26)を設
    けると共に、前記外ケース(24)の下流側周辺縁に
    は、該外ケース(24)内での前記内ケース(25)の
    下流方向へ移動位置を規制する係止片(27)を設け、
    また前記内ケース(25)の外側周辺には、前記係止片
    (27)と対応する突片(29)を設け、該突片(2
    9)と前記係止片(27)との間に、前記内ケース(2
    5)の上流側辺縁(251)を、前記外ケース(24)
    の閉塞辺(26)に当接せしめるためのばね部材(3
    0)を介装せしめたことを特徴とする車載空調装置の空
    気清浄ユニット。
JP22541795A 1995-09-01 1995-09-01 車載空調装置の空気清浄ユニット Pending JPH0966737A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006149741A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Samii Kk 箱型遊技機
JP2010504244A (ja) * 2006-09-21 2010-02-12 ヴァレオ システム テルミク 車室用空気浄化装置
KR20150017867A (ko) * 2013-08-08 2015-02-23 박두헌 날개없는 환풍기
JP2015118134A (ja) * 2013-12-16 2015-06-25 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 異物捕集装置
DE102022200203A1 (de) 2022-01-11 2023-07-13 Mahle International Gmbh Kombiniertes Bypass-Filterelement-Modul

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