JP4597433B2 - 遊技機 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数種の図柄が表記された各回転体の図柄が所定の図柄表示位置で、各種遊技状態に対応した所定の図柄組合せ態様を形成する遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、パチンコ機等の遊技機に設けられる図柄表示装置の一種としてベルト式図柄表示装置が知られている。このベルト式図柄表示装置は、駆動プーリを始めとする複数のプーリ間に展張掛装された無端状の図柄ベルトを複数列(例えば3列)備えており、各列の図柄ベルトには複数種の図柄が周方向へ一定間隔おきに表記されている。そして、装置の前面側には各列の図柄を並列状態で視認可能な可視表示窓が設けられており、当該可視表示窓を介して遊技者は各列の図柄組合せ態様を視認し得るようになっている。
【0003】
また、前記ベルト式図柄表示装置にあっては、回転体たる前記図柄ベルトが光透過性フィルム等の透光性材料で構成されており、当該図柄ベルトの裏面側において前記可視表示窓に対応した位置にはLED等からなる発光体装置が設けられている。この発光体装置は、可視表示窓を介して視認される図柄を遊技者に好適に表示するために、前記図柄ベルトを裏面側から投射するものである。そして、このようなベルト式図柄表示装置では、各列の図柄ベルトの図柄変動時に前記発光体装置により所定の発光演出が行われるようになっている。例えば、3列の図柄ベルトうち2列の図柄が一致したリーチ状態時には、発光体装置の発光態様を例えば点滅させる等して変化させ、残りの変動中の図柄ベルトが停止するまでの間のリーチ状態を盛り上げる演出を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述したような従来の発光体装置による発光演出では、その演出バリエーションも少なく、各列の図柄ベルトの図柄変動に合わせて一定の発光態様を繰り返し行っているだけという印象を遊技者に与えてしまい面白みに欠けるという問題があった。
【0005】
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、各回転体による図柄組合せ態様が最終決定されるまでの間に表示窓を介して様々な発光演出表示を行うことで遊技に対する興趣を飛躍的に向上させることができる遊技機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、複数種の図柄が回転方向に沿うように表記された複数の回転体と、前記回転体における図柄をその裏面側から正面に向かって投射することにより発光演出を行う発光体装置と、前記各回転体の回転・停止動作を制御する制御装置とを備え、当該制御装置の制御に基き前記各回転体の図柄が、所定の図柄表示位置で各種遊技状態に対応した所定の図柄組合せ態様を形成する遊技機において、前記各回転体は、複数のプーリに展張掛装された無端状の図柄ベルトとして構成されるとともに、前記各図柄ベルトには、前記発光体装置の投射内容を視認可能とする表示窓が形成されており、前記図柄ベルトは、少なくとも前記表示窓の形成部位が透光性材料により形成されており、前記発光体装置は、前記各図柄ベルトに亘って横設される基板と、該基板上において図柄ベルト毎に対応してドットマトリクス状に配置された複数の発光体とにより構成されており、前記表示窓が前記図柄表示位置に停止した場合には、前記制御装置の制御指令に基づき、前記発光体装置が前記表示窓を介して数字、文字又は絵を表示することで所定の発光演出表示を行うと共に、当該発光演出表示態様に基づき前記各回転体による図柄組合せ態様が所定の図柄組合せ態様となるように、回転体が再び回転した後に確定停止し、前記図柄ベルトが回転している場合には、前記制御装置の制御指令に基づき、前記発光体装置が前記図柄ベルトの図柄を電飾表示する照明装置として機能することを要旨とする。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機において、前記表示窓は、前記図柄ベルト毎に複数形成されており、各図柄ベルトにおける複数の表示窓は、それぞれ異なる色に形成されていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の遊技機において、前記発光演出表示は、前記発光体装置が前記図柄ベルトの図柄に対応する数字、文字又は絵を表示することで、図柄表示位置で確定停止することとなる前記図柄ベルトの図柄を予告表示するものであり、前記発光演出表示がされた後、前記各図柄ベルトのうち前記発光体装置による予告表示を行った図柄ベルトが再回転し、予告した図柄が前記図柄表示位置で確定停止することを要旨とする。
【0008】
請求項4に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の遊技機において、前記発光演出表示は、前記発光体装置が数字、文字又は絵を表示することで、前記各図柄ベルトが前記所定の図柄組合せ態様で確定停止する期待度を表示するものであり、前記発光演出表示がされた後、前記図柄ベルトが再回転し、表示した期待度に応じた確率で前記各図柄ベルトが前記所定の図柄組合せ態様で確定停止することを要旨とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、本発明をパチンコ遊技機(以下、単に「遊技機」という)に具体化した一実施形態を図1〜図7に基づき説明する。
【0011】
図1に略示するように、遊技機10において機体の外郭をなす外枠11の開口前面側には、各種の遊技用構成部材をセットする縦長方形の中枠12が開閉及び着脱自在に組み付けられている。また、前記中枠12の前面側には、機内部に配置された遊技盤13を透視保護するためのガラス枠を備えた前枠14と上球皿15が共に横開き状態で開閉可能に組付け整合されている。さらに、前記中枠12の下部には下球皿16、打球発射装置17等が装着されている。
【0012】
前記遊技盤13の遊技領域の略中央には、各種遊技状態(大当り状態、リーチ状態、はずれ状態など)を決定するために図柄を変動させて図柄組合せゲームを行う図柄表示手段としての図柄表示装置18が配置されている。また、前記図柄表示装置18の下方には、図示しないソレノイドにより開閉動作を行う始動入賞口22が配置されている。さらに、前記始動入賞口22の下方には、図示しないソレノイドにより開閉動作を行う大入賞口23が配置されている。前記打球発射装置17の操作により前記遊技盤13の遊技領域に打球された遊技球が前記始動入賞口22へ入賞することに基づき、前記図柄表示装置18では、前記図柄組合せゲームが行われるようになっている。
【0013】
ここで、前記図柄表示装置18の具体的構成について説明する。
図3及び図4に示すように、前記図柄表示装置18は、ベルト式の図柄表示装置18とされており、複数列(本実施形態では、3列)の第1〜第3ベルトユニット25〜27を備えている。第1〜第3ベルトユニット25〜27は、装置18の外郭をなす箱体24の内部に並列状態で収納されている。各ベルトユニット25〜27は、支持板31、駆動プーリ32、従動プーリ33、テンションプーリ34及び回転体としての図柄ベルト35等を備えている。
【0014】
前記支持板31は平板状に形成されており、箱体24の内部に固定されている。前記支持板31にはステッピングモータ36が装着されており、その出力軸に駆動プーリ32が嵌合されている。
【0015】
また、前記駆動プーリ32、従動プーリ33、及びテンションプーリ34には回転体としての無端状の図柄ベルト35が展張掛装されており、各ベルトユニット25〜27における図柄ベルト35は、前記ステッピングモータ36によりそれぞれ個別的に回動自在にされている。図柄ベルト35は光透過性フィルム等の透光性材料で形成されており、その外周面は、数字図柄がその周方向に沿って表記された図柄表記部35aとされている。なお、この周方向が回転方向に相当する。前記図柄表記部35aには、図2に示すような0〜9までの数字図柄と、表示窓としてのブランク部38が等間隔で順に表示されている。前記ブランク部38は矩形状に形成されており、黒色半透明に形成されている。そして、このブランク部38は各図柄ベルト35の図柄表記部35aに1つずつ形成されている。
【0016】
また、図柄表示装置18の前面側には各図柄表記部35aにおける図柄を並列状態で遊技者に表示するための可視表示窓Hが設けられている。以下、この可視表示窓Hを介して遊技者に表示される各列の図柄表記部35aにおける図柄を第1〜第3図柄39〜41という。
【0017】
なお、「表示」とは、前記可視表示窓Hにおいて遊技者が図柄39〜41を識別できる状態で前記図柄39〜41が停止していることであり、「停止」には、所謂ゆれ変動と言われる一旦停止状態と完全に停止した確定停止状態の何れの状態も含まれている。そして、図柄表記部35aにおける図柄39〜41が可視表示窓Hに対応するように停止した位置が所定の図柄表示位置に相当する。
【0018】
このように構成された図柄表示装置18では、前記各図柄ベルト35の回転駆動を制御(回転及び停止)することにより、各列の図柄表記部35aにおける図柄39〜41の図柄組合せ態様が表示されるようになっている。即ち、本実施形態の図柄表示装置18は、所謂、機械式の図柄表示装置18とされている。図2には、前記第1図柄39〜第3図柄41として図柄「6」が前記可視表示窓Hに表示された様子が示されている。
【0019】
また、この遊技機10では、前記可視表示窓Hにおいて前記各図柄39〜41が同一図柄となって確定停止した場合に前記大入賞口23の開閉により多数の遊技球を獲得できるチャンスが遊技者に付与される大当り状態となる。また、前記各図柄39〜41のうち特定の二列の図柄(例えば、第1図柄39と第3図柄41)が同一図柄となって前記可視表示窓Hに表示された場合にリーチ状態とされる。また、前記各図柄39〜41が全て異なる数字図柄となった場合は、はずれ状態とされる。
【0020】
前記図柄ベルト35の裏面側であって、前記可視表示窓Hに対応した位置には、正面に向かって光を投射する発光体装置43が設けられている。この発光体装置43はドットマトリクス式の発光体装置43とされており、基板44に複数(本実施形態では、60個)の発光体としてのLED45を装着した形態とされている。前記基板44は長方形状に形成され、3つのベルトユニット25〜27に亘って横設されているとともに、各支持板31の前面側に固定されている。前記LED45は、各図柄ベルト35(ベルトユニット25〜27)毎に対応して所定個(例えば20個)ずつ行列状(マトリクス状、例えば図5に示すような5行×4列)に配置されている。前記LED45の投射内容は、図柄ベルト35の図柄表記部35aに形成されたブランク部38を介して視認できるようになっている。また、前記LED45としては、単色(例えば、赤色のみ)のものが使用されている。
【0021】
そして、このように構成された前記発光体装置43では、所定の位置のLED45を点灯/非点灯させることにより、数字(0〜9など)が発光演出表示されるようになっている。それとともに、この発光体装置43は、全てのLED45を点灯/非点灯させることにより、透光性材料で形成された図柄ベルト35の図柄表記部35aをその裏面側から正面に向かって好適に投射可能になっている。なお、図5には、LED45により数字の「7」が発光演出表示された様子が示されている。また、発光体装置43のLED45は、文字や絵も発光演出表示可能となっている。
【0022】
また、この発光体装置43は、数字の発光演出表示だけではなく、図柄ベルト35の回転状態時には、照明装置として図柄ベルト35の近傍を点滅表示などの所定の発光態様で電飾表示する電飾表示機能を備えている。光を投射する部材が発光体装置43の他に設けられていない本実施形態の図柄表示装置18においては、照明用と数字表示用の2つの発光体装置43を設ける場合と比較してコストの低減を図ることができる。
【0023】
前記遊技機10の機裏側には、遊技内容を統括して制御する主制御基板(以下、「主基板」という。)49が装着されている(図1に点線で示す。)。そして、前記主基板49には、当該主基板49からの各種制御信号を受けて、図柄制御のために、所定信号を図柄表示装置18に送信する図柄制御基板(以下、「図柄基板」という。)50が接続されている(図1に点線で示す。)。前記図柄基板50は、前記図柄表示装置18のステッピングモータ36や発光体装置43に対し前記所定信号を送信して図柄制御を行うことで、前記可視表示窓Hでは、図柄組合せゲームが行われる。本実施形態では前記主基板49及び図柄基板50とから制御装置が構成されている。
【0024】
次に、前記主基板49及び図柄基板50の具体的な構成について図6に基づき詳細に説明する。
最初に、前記主基板49について説明すると、前記主基板49には遊技機10を統括して制御するメインCPU52が備えられており、当該メインCPU52にはROM53及びRAM54が接続されている。そして、前記ROM53には、遊技機10の遊技内容を制御するために必要な全ての制御情報が格納されている。即ち、前記ROM53には、大当り判定用乱数(0〜630)、大当り図柄乱数(0〜9)、左はずれ図柄乱数(0〜10)、右はずれ図柄乱数(0〜10)及び中はずれ図柄乱数(0〜10)が格納されている。また、ROM53には、リーチ判定用乱数(0〜59)、変動パターン振分け乱数(0〜77)が格納されている。さらに、ROM53には、前記各乱数の判定時期並びに判定方法、前記各図柄39〜41の変動パターンなどを示した制御プログラムなどが格納されている。
【0025】
なお、「変動パターン」とは、各図柄39〜41(図柄ベルト35)が変動を開始してから、各図柄39〜41が確定停止するまでの間において、前記変動パターン毎に予め定められた変動時間内における図柄39〜41(図柄ベルト35)及び発光体装置43の動作パターンを示したものである。即ち、変動パターンは、前記図柄表示装置18で可視表示窓Hを介して行われる演出に相当するものである。例えば、リーチ状態となった時に特定の図柄39〜41をコマ送り、高速送りさせたり、本発明の特徴であるブランク部38が可視表示窓Hに対応した位置に停止した際に、同ブランク部38を介して発光体装置43によって発光演出表示を行わせるなどのことが相当する。
【0026】
ここで、前記各乱数について簡単に説明する。
前記大当り判定用乱数は、前記始動入賞口22に遊技球が入賞した際に抽出され、その抽出された値によって大当り状態となるか否かを判定するものである。即ち、前記ROM53には、大当り判定用乱数(0〜630)のうち、大当り状態と判定するための所定の大当り値(例えば、7と373)が記憶されており、前記メインCPU52は、抽出された値が前記大当り値と一致した場合に大当り状態と判定する。
【0027】
また、前記大当り図柄乱数は、前記大当り判定用乱数から前記大当り値が抽出された場合に、最終的に確定停止される確定停止図柄を決定するための乱数である。即ち、前述のように、前記確定停止図柄として「0」〜「9」の数字図柄が用意されている。そして、前記大当り図柄乱数の数値である0(零)〜9は、前述した10種類の確定停止図柄(数字図柄)に順に対応している。
【0028】
従って、前記大当り判定用乱数の抽出によって大当り状態が決定された場合、前記大当り図柄乱数から抽出された数値に対応する数字図柄が前記確定停止図柄として決定される。例えば、前記大当り図柄乱数の数値として「1」が抽出された場合には確定停止図柄として数字図柄の「1」が決定され、可視表示窓Hで最終的に確定停止される。
【0029】
また、前記各はずれ図柄乱数は、前記大当り判定用乱数から前記大当り値以外の数値が抽出された場合に、最終的に確定停止される確定停止図柄を決定するための乱数である。そして、前記左はずれ図柄乱数は前記第1図柄39に、中はずれ図柄乱数は前記第2図柄40に、右はずれ図柄乱数は前記第3図柄41に対応して各図柄39〜41の確定停止図柄を決定する。なお、前記各乱数の数値である0(零)〜10は、前述した10種類の数字図柄に加えブランク部38に順に対応している。これは、はずれ状態においては、大当たり状態とは異なり、ブランク部38が確定停止図柄として表示され得ることを示している。
【0030】
また、前記リーチ判定用乱数は、前記大当り判定用乱数から前記大当り値以外の数値が抽出された場合に抽出され、その抽出された値によって前記可視表示窓H内ではずれリーチの演出を行うか否かを決定するための乱数である。なお、「はずれリーチ」とは、第1,第3図柄39,41を同一図柄としたリーチ状態において、第2図柄40に前記両図柄39,41とは異なる図柄を表示させてはずれ状態とするものである。因みに、前記大当り判定用乱数から大当り値が抽出されている場合には、前記大当り図柄乱数から決定した確定停止図柄によってリーチ状態に対応する図柄組合せ態様が形成されるため、前記リーチ判定用乱数の数値を抽出してリーチ状態とするか否かは決定しない。
【0031】
そして、前記ROM53には、リーチ判定乱数(0〜59)のうち、リーチ状態と判定するための所定のリーチ判定値(例えば、3、7、13、19、29)が記憶されており、前記メインCPU52は、抽出された値が前記リーチ判定値と一致した場合にリーチ状態と判定する。
【0032】
また、変動パターン振分け乱数は、ROM53に予め記憶された複数の変動パターンのうち、何れの変動パターンを用いて前記各図柄39〜41を変動させるかを決定するための乱数である。そして、前記変動パターンは、大当り状態用、リーチ状態用、はずれ状態用など複数の状態毎に区分してテーブル化されており、前記テーブル毎に前記変動パターン振分け乱数の数値が振分けられている。従って、メインCPU52は、例えば、前記大当り判定用乱数の抽出によって大当り状態が決定された場合、抽出した変動パターン振分け乱数の数値に対応する変動パターンを大当り状態用の変動パターンテーブルから選択する。
【0033】
一方、前記メインCPU52に接続された前記RAM54には、前記メインCPU52が抽出した前記各種乱数の数値などを記憶するようになっている。そして、前記メインCPU52は、前記図柄表示装置18に対し図柄の変動制御を指示する際に、各種制御信号を出力ポート55及び出力バッファ56を介して前記図柄基板50に送信するようになっている。
【0034】
なお、前記各種制御信号は、前記各図柄39〜41(図柄ベルト35)の回転変動開始及び変動パターンを指示する変動開始コマンド、各図柄39〜41の確定停止図柄を各列毎に指示する図柄指定コマンド及び各図柄39〜41を確定停止させる全図柄停止コマンドから構成されている。そして、前記各コマンドは、前記主基板49から所定の時間毎に8ビットの信号MD0〜MD7として前記図柄基板50に送信されると共に、前記主基板49は前記図柄基板50に対し前記各コマンドの送信と共にストローブ信号(INT信号)を送信するようになっている。
【0035】
ここで、前記主基板49が前記図柄基板50に対し前記各コマンドを送信する態様を簡単に説明する。
前記主基板49のメインCPU52は、前記始動入賞口22への遊技球の入賞に伴い、前記大当り判定用乱数、及び、前記大当り図柄乱数の各数値を抽出する。また、前記メインCPU52は、抽出した大当り判定用乱数の数値が前記大当り値と一致するか否かを判定する。そして、その判定結果が一致した場合、前記メインCPU52は、前記大当り図柄乱数の数値に対応する図柄、即ち、ブランク部38を除く数字図柄のうち1つを確定停止図柄として決定する。さらに、前記メインCPU52は、前記変動パターン振分け乱数の数値を抽出し、大当り状態用の変動パターンテーブルから前記数値に対応する変動パターンを選択する。
【0036】
従って、前記メインCPU52は、最初に前記図柄基板50に対し前記変動開始コマンド、即ち、前記各図柄39〜41(図柄ベルト35)の回転変動開始を指示すると共に、変動パターン振分け乱数の数値によって選択された変動パターンを送信する。次に、前記メインCPU52は、前記図柄指定コマンド、即ち、大当り図柄乱数の数値によって決定された各列毎の確定停止図柄を指示するコマンドを所定間隔(例えば、2ms)毎に送信する。さらに、前記メインCPU52は、選択された変動パターンに対応する変動時間に併せて、前記図柄指定コマンドで指示した確定停止図柄を確定停止させるための全図柄停止コマンドを送信する。
【0037】
一方、抽出した大当り判定用乱数の数値が前記大当り値と一致していない場合、前記メインCPU52は、リーチ判定用乱数及び前記各はずれ図柄乱数の数値を抽出する。また、メインCPU52は、抽出した前記リーチ判定用乱数の数値が前記リーチ判定値と一致するか否かを判定する。そして、その判定結果が一致した場合、前記メインCPU52は、抽出された前記各はずれ図柄乱数の値を考慮しながら前記各図柄39〜41の確定停止図柄を決定する。即ち、リーチ状態を構成する、第1図柄39と第3図柄41が同一図柄となるように表示する前記確定停止図柄を決定すると共に、第2図柄40の図柄が前記両図柄39,41と異なるように前記確定停止図柄を決定する。
【0038】
このとき、大当り状態の確定停止図柄にはブランク部38を含めていないため、第1図柄39と第3図柄41にブランク部38がリーチ状態を構成する確定停止図柄とされることは不適となる。このため、第1図柄39と第3図柄41を「0」〜「9」のうち何れかの数字の図柄を確定停止図柄として決定するように、右及び左はずれ図柄乱数の数値は抽出される。なお、第2図柄40はブランク部38も確定停止図柄として決定可能とされる。これは、はずれリーチ時において、第2図柄40がブランク部38で停止しても、前記ブランク部38に対して後述する発光体装置43によるLED45の発光演出表示に発展するとは限っていないことを示す。このため、遊技者に対してブランク部38での停止に対する興趣を高めることができる。
【0039】
また、前記メインCPU52は、前記変動パターン振分け乱数の数値を抽出し、リーチ状態用の変動パターンテーブルから前記数値に対応する変動パターンを選択する。そして、前記メインCPU52は、前述した大当り状態の場合と同様に、前記図柄基板50に対し変動開始コマンド、各図柄指定コマンド及び全図柄停止コマンドを送信する。
【0040】
さらに、抽出した前記リーチ判定用乱数の数値が前記リーチ判定値と一致していない場合、前記メインCPU52は、抽出された前記各はずれ図柄乱数の数値を考慮しながら前記各図柄39〜41の確定停止図柄を決定する。即ち、前記メインCPU52は、リーチ状態を構成する第1図柄39と第3図柄41が異なる図柄を表示するように前記確定停止図柄を決定する。しかし、大当り状態の確定停止図柄にはブランク部38を含めていないため、前記各はずれ図柄乱数において、メインCPU52が全てブランク部38を示す数値を抽出した場合は、第1図柄39〜第3図柄41としてブランク部38が決定され得る。これも、ブランク部38に対して後述する発光体装置43によるLED45の発光演出表示に発展するとは限っていないことを示す。このため、遊技者に対してブランク部38での停止に対する興趣を高めることができる。
【0041】
また、前記メインCPU52は、前記変動パターン振分け乱数の数値を抽出し、はずれ状態用の変動パターンテーブルから前記数値に対応する変動パターンを選択する。そして、前記メインCPU52は、前述した大当り状態の場合と同様に、前記図柄基板50に対し変動開始コマンド、各図柄指定コマンド及び全図柄停止コマンドを送信する。
【0042】
次に、前記各コマンドを受信し、当該各コマンドに基づき前記図柄表示装置18(図柄ベルト35及び発光体装置43)の変動制御を実行する図柄基板50の具体的な構成について説明する。
【0043】
図6に示すように、前記図柄基板50には、前記図柄表示装置18の変動制御を行うためのサブCPU61が備えられており、当該サブCPU61には前記主基板49から送信された前記各コマンドを示す信号MD0〜MD7並びにINT信号を入力する入力バッファ63が接続されている。さらに、前記入力バッファ63には入力ポート64が接続されており、前記信号MD0〜MD7は前記入力ポート64を介してサブCPU61に入力されるようになっている。
【0044】
また、前記サブCPU61には、ROM65及びRAM66が接続されている。前記ROM65には、前記図柄表示装置18(図柄ベルト35及び発光体装置43)を制御するために必要な全ての制御情報が記憶されている。即ち、前記ROM65には、前記主基板49から受信した前記変動開始コマンド(変動パターン)に対応した変動制御を行うための制御プログラムなどが記憶されている。一方、前記RAM66には、前記主基板49から送信された前記各コマンドが記憶されるようになっている。
【0045】
従って、図柄基板50(サブCPU61)は、前記各コマンドのうち変動開始コマンドを受信すると、図柄ベルト35(ステッピングモータ36)に駆動信号(即ち所定信号)を出力し、図柄ベルト35の回転変動を開始する。また、サブCPU61は、変動開始コマンドとして送信された変動パターンに対応するように、図柄表示装置18の表示態様、即ち、図柄ベルト35の回転態様及び発光体装置43の発光演出表示態様を制御する。そして、サブCPU61は前記図柄指定コマンドを受信すると、当該図柄指定コマンドに対応する確定停止図柄で各図柄39〜41を停止させるように図柄表示装置18の変動制御を実行する。さらに、サブCPU61は、全図柄停止コマンドを受信すると、図柄ベルト35の回転を停止させ、確定停止図柄を可視表示窓H内で確定停止させる。
【0046】
以下に、本実施形態の特徴的な構成、即ち、図柄基板50(サブCPU61)によって実行される変動パターン中に示される各図柄39〜41(図柄ベルト35)及び発光体装置43の動作パターンについて説明する。
【0047】
この変動パターンは、図柄ベルト35のブランク部38が可視表示窓Hに対応した状態(図柄表示位置)で停止し、発光体装置43が前記ブランク部38を介して、図柄ベルト35の再変動後に停止する確定停止図柄と同一の数字を予告する発光演出表示を行う。その後、その予告通り図柄39〜41の組合せ態様がリーチ状態を示す図柄組合せ態様となるように、ブランク部38を有する図柄ベルト35が再変動(回転)・確定停止するものである。このため、発光体装置43の発光演出表示態様は、予告表示態様とされ、これが所定の発光演出表示に相当する。本実施形態では、リーチ状態を示す図柄の組合せ態様が所定の組合せ態様に相当する(第5実施形態でも同様)。
【0048】
また、本実施形態における変動パターンは、主基板49のメインCPU52において行われる大当り判定用乱数の抽出によって大当り状態が決定された場合に大当り状態用の変動パターンテーブルから選択される変動パターンとして説明する(以下の実施形態でも同様)。このため、確定停止した際の第1〜第3図柄39〜41の図柄組合せ態様は、全てが同一の図柄となる。さらに、本実施形態において、前記図柄39〜41は、第1図柄39、第3図柄41、第2図柄40の順で停止するものとし、数字図柄の「7」が、大当たり図柄乱数で決定され、第1〜第3図柄39〜41に確定停止される場合を一例として示す(以下の実施形態でも同様)。
【0049】
前記図柄基板50は、前記主基板49から変動開始コマンドを受信するとステッピングモータ36に駆動信号を出力し図柄の変動を開始する。その後、図柄指定コマンドを受信すると共に、前記変動開始コマンドに含まれる変動パターンに基いて、前記可視表示窓Hにおいて、第1図柄39が確定停止図柄である「7」となった状態で第1ベルトユニット25の図柄ベルト35を一旦停止させる。次いで、第3図柄41がブランク部38となった状態で第3ベルトユニット27の図柄ベルト35を一旦停止させる(図7(a)参照)。なお、図7(a)を始め、以下に示す図7(b)、図7(c)、図11(a)、図11(b)及び図12(b)において、図中に示す矢印は、図柄ベルト35が変動中であることを示す。
【0050】
そして、図柄基板50は発光体装置43に制御指令としての演出表示信号(即ち所定信号)を出力し、発光体装置43におけるLED45にて、リーチ状態を成立させるための数字「7」の発光演出表示を行わせる(図7(b)参照)。すると、遊技者に前記ブランク部38を介してLED45の表示内容が視認される。このとき、ブランク部38は黒色半透明に形成されているため、指向性の高いLED45の光を吸収し、LED45の表示を際立たせることができる。また、半透明であることからLED45の表示内容を遊技者は好適に認識できる。またLED45はドットマトリクス状に配置されているため、好適に数字の表示を行うことができる。
【0051】
その後、図柄基板50は、第3図柄41に対応する第3ベルトユニット27の図柄ベルト35を再回転させ、発光体装置43にて予告表示された数字通り、第3図柄41が「7」を示す図柄となるように、即ち第1〜第3図柄39〜41の組合せ態様がリーチ状態となる図柄組合せ態様になるように第3ベルトユニット27の図柄ベルト35を一旦停止させる(図7(c)参照)。その後、第2ベルトユニット26の第2図柄40が「7」を示す図柄となるように、図柄基板50は、前記主基板49から送信された前記全図柄停止コマンドによって、第1〜第3図柄39〜41を確定停止させる(図7(d))。このようにして、発光体装置43による発光演出表示と図柄ベルト35の表示を組合せた図柄組合せゲームが行われる。
【0052】
従って、各図柄ベルト35による図柄組合せゲーム以外に、各図柄ベルト35の裏面から発光体装置43のLED45による数字表示(発光演出表示)が行われ、その表示に関係した図柄が、再回転後の図柄ベルト35により表示されるため、遊技者に斬新な遊技を提供できる。また、発光体装置43による発光演出表示は、ブランク部38が可視表示窓Hに対応して停止しない限り行われないため、第1〜第3図柄39〜41が停止する直前から期待感を盛り上げることができる。また、ブランク部38が可視表示窓Hに対応して停止した場合は、LED45による表示内容により、その後の展開に期待できるため、遊技に対する興趣を向上できる。また、遊技者は発光体装置43の数字表示(発光演出表示)から、その後停止する数字図柄を判断できる。従って、発光体装置43の表示結果にも注目するため、遊技に対する興趣をさらに向上できる。また、図柄ベルト35が確定停止した際の最終図柄は、図柄ベルト35における図柄表記部35aで表示した。このため、例えば、第1及び第2図柄39,40が図柄表記部35aの数字図柄であって、第3図柄41がLED45による数字表示という状態で各図柄39〜41が決定する場合と比較して、遊技者に違和感を与えることがない。
【0053】
従って、上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)上記実施形態では、図柄ベルト35の図柄表記部35aにおけるブランク部38が可視表示窓Hに対応した状態で停止した場合には、発光体装置43が前記ブランク部38を介して、図柄ベルト35の再変動後に停止する確定停止図柄と同一の数字を予告する発光演出表示を行う。その後、その予告通り図柄39〜41の組合せ態様がリーチ状態に相当する図柄組合せ態様となるように、ブランク部38を有する図柄ベルト35を再変動(回転)させ停止させた。このため、図柄39〜41の組合せ態様が最終決定されるまでの間に、図柄ベルト35による変動演出のみならず、同変動演出とブランク部38を介して行われる発光体装置43の発光演出表示を組み合わせて、図柄組合せゲームが行われ、遊技に対する興趣を飛躍的に向上させることができる。
【0054】
(2)上記実施形態では、ブランク部38を各図柄ベルト35に対して1つずつ設けたため、発光体装置43の発光演出表示を用いた様々な変動パターンを提供できる。
【0055】
(3)上記実施形態では、ドットマトリクス状に配置された複数のLED45から投射された光により発光演出表示を行った。このため、発光体装置43にて好適に数字の発光演出表示を実現できる。
【0056】
(4)上記実施形態では、ブランク部38を含む図柄ベルト35を透光性材料で形成したため、LED45の表示内容を遊技者は好適に認識できる。
(5)また、ブランク部38を黒色半透明に形成したため、指向性の高いLED45の光を吸収させ、LED45の表示を際立たせることができる。
【0057】
(6)上記実施形態では、図柄表示装置18に、光を投射する手段を発光体装置43の他に設けておらず、発光体装置43は、図柄ベルト35の回転状態時には、照明装置として図柄ベルト35の近傍を点滅表示などの所定の発光態様で電飾表示する。従って、発光体装置43の他に回転中の図柄ベルト35を投射するランプ等を設ける場合と比較してコストの低減を図ることができる。
【0058】
(7)上記実施形態では、前記発光体装置43によりブランク部38を介して行われる発光演出表示は、再回転後における図柄ベルト35の図柄表記部35aによる確定停止図柄を予告する予告表示がなされるため、遊技者は発光体装置43の表示から、その後停止する数字図柄を判断できる。従って、発光体装置43の表示結果にも注目するため、遊技に対する興趣を向上できる。
【0059】
(8)上記実施形態では、大当たり状態となる際の第1〜第3図柄39〜41が確定停止した際の図柄組合せ態様の表示は、発光体装置43による発光演出表示を用いず、図柄ベルト35を再変動して、図柄ベルト35の図柄表記部35aに表示された図柄で行った。このため、確定停止した際の第1〜第3図柄39〜41の表示に対して遊技者に違和感を与えることはない。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態を図8及び図7(d)に基づいて説明する。
【0060】
尚、第2実施形態を含む以下の各実施形態において、既に説明した第1実施形態の構成と同一又は相当する構成については、同一番号を付すこととしその重複説明を省略する。
【0061】
さて、本実施形態では、図柄基板50のサブCPU61の制御により実行される変動パターンが上記第1実施形態と異なっている。即ち、発光体装置43が前記ブランク部38を介して、再変動後に停止する確定停止図柄と同一の数字を予告する発光演出表示を行うという点では第1実施形態と共通している。しかし、その後、本実施形態においては、その予告通り図柄39〜41の組合せ態様が大当たり状態を示す図柄組合せ態様になるように、ブランク部38が表示された図柄ベルト35が再変動(回転)・確定停止する。つまり、本実施形態では、大当たり状態を示す図柄組合せ態様が所定の図柄組合せ態様に相当する。(第3、第4及び第6実施形態も同様)
従って、前記図柄基板50(サブCPU61)は、受信した変動パターンに基いて、前記可視表示窓Hにおいて第1図柄39及び第3図柄41が確定停止図柄である「7」となった状態で第1及び第3ベルトユニット25,27の図柄ベルト35を一旦停止させる(図8(a)参照)。次いで、第2図柄40がブランク部38となった状態で第2ベルトユニット26の図柄ベルト35を一旦停止させる(図8(a)参照)。
【0062】
そして、図柄基板50は発光体装置43に演出表示信号を出力し、発光体装置43におけるLED45にて、第2図柄40であるブランク部38を介して適当な数字(例えば「1」)の発光演出表示を行わせ(図8(b)参照)、その数字を2,3,4,5…と変動表示させる。その後、発光体装置43に大当たり状態を成立させるための数字「7」で表示の変動を停止させ、再回転後の図柄ベルト35の数字図柄を予告する発光演出表示を行わせる(図8(c)参照)。ここで、可視表示窓Hにおいては、第1図柄39及び第3図柄41により既にリーチ状態が決定していた。このため、遊技者にとっては、第2ベルトユニット26の図柄ベルト35が第2図柄40に「7」を表示して確定停止する期待感に加えて、第2図柄40がブランク部38となった際には、発光体装置43の発光演出表示に基づく大当り状態への期待感を持つことができ、遊技に対する興趣を高めることができる。
【0063】
その後、図柄基板50は発光体装置43にて予告表示された数字通り、即ち第1〜第3図柄39〜41が大当たり状態となる図柄組合せ態様になるように、第2図柄40に対応する第2ベルトユニット26の図柄ベルト35を再回転させる。そして、第2図柄40が「7」を示す数字図柄となった状態で、前記主基板49から受信した前記全図柄停止コマンドによって、前記図柄基板50は第1〜第3図柄39〜41を確定停止させる(図7(d)参照)。
【0064】
従って、本実施形態によれば、前記第1実施形態における(2)〜(8)に記載の効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
(9)上記実施形態では、図柄ベルト35の図柄表記部35aにおけるブランク部38を可視表示窓Hに対応した状態で停止させ、発光体装置43が前記ブランク部38を介して、図柄ベルト35の再変動後に停止する確定停止図柄と同一の数字を予告する発光演出表示を行う。その後、その予告通り図柄39〜41の組合せ態様が大当たり状態を示す図柄組合せ態様となるように、ブランク部38を有する図柄ベルト35を再変動(回転)させ停止させた。このため、上記第1実施形態の(1)に記載の効果と略同一の効果であって、大当たり状態となるまでの間の遊技の興趣を飛躍的に向上させることができる。
【0065】
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態を図9及び図7(d)に基づいて説明する。
さて、本実施形態では、図柄基板50のサブCPU61の制御により実行される変動パターンが上記第1及び第2実施形態と異なっている。なお、発光体装置43が前記ブランク部38を介して再変動後に停止する確定停止図柄と同一の数字を予告する発光演出表示を行い、その予告通り図柄39〜41の組合せ態様が大当たり状態となるように、ブランク部38が表示された図柄ベルト35が再回転(変動)・確定停止するという点では第2実施形態と共通している。
【0066】
詳述すると、前記図柄基板50(サブCPU61)は、前記主基板49から受信した変動パターンに基いて、前記可視表示窓Hにおいて、第1図柄39及び第3図柄41がブランク部38となった状態で第1及び第3ベルトユニット25,27の図柄ベルト35を一旦停止させる(図9(a)参照)。次いで、第2図柄40が確定停止図柄である「7」となった状態で第2ベルトユニット26の図柄ベルト35を一旦停止させる(図9(a)参照)。
【0067】
そして、図柄基板50は発光体装置43に演出表示信号を出力し、発光体装置43におけるLED45にて、第1及び第3図柄39,41に対応するブランク部38を介して適当な数字(例えば「1」)の発光演出表示を行わせ(図9(b)参照)、その数字を共に2,3,4,5…と変動表示させる。そして、発光体装置43に大当たり状態を成立させるための数字「7」で表示の変動を停止させる(図9(c)参照)。このとき、第1及び第3図柄39,41に対応する数字を別々に変動表示してもよい。
【0068】
すると、図柄基板50は、発光体装置43にて予告表示された数字通り、即ち第1〜第3図柄39〜41が大当たり状態となる図柄組合せ態様になるように、第1及び第3図柄39,41に対応する各図柄ベルト35を再回転させる。そして、第1及び第3図柄39,41が「7」を示す数字図柄となった状態で前記主基板49から受信した前記全図柄停止コマンドによって、前記図柄基板50は第1〜第3図柄39〜41を確定停止させる(図7(d)参照)。
【0069】
従って、本実施形態によれば、前記第1及び第2実施形態における(2)〜(9)に記載の効果と同様の効果を得ることができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態を図10及び図7(d)に基づいて説明する。
【0070】
さて、本実施形態では、図柄基板50のサブCPU61の制御により実行される変動パターンが上記第1〜第3実施形態と異なっている。なお、発光体装置43が前記ブランク部38を介して再変動後に停止する確定停止図柄と同一の数字を予告する発光演出表示を行い、その予告通り図柄39〜41の組合せ態様が大当たり状態となるように、ブランク部38が表示された図柄ベルト35が再回転(変動)・確定停止するという点では第2及び第3実施形態と共通している。
【0071】
詳述すると、前記図柄基板50(サブCPU61)は、前記主基板49から受信した変動パターンに基いて、前記可視表示窓Hにおいて、第1図柄39〜第3図柄41がブランク部38となった状態で各図柄ベルト35を一旦停止させる(図10(a)参照)。その後、発光体装置43に演出表示信号を出力し、発光体装置43におけるLED45にて第1〜第3図柄39〜41に対応するブランク部38を介して数字の発光演出表示を行わせる。それとともに、発光演出表示された各数字の変動(即ち、図柄組合せゲーム)を行う(図10(b)参照)。なお、図10(b)において、ブランク部38における矢印は、LED45にて発光演出表示される数字が変動中であることを示す。そして、各図柄39〜41に対応するLED45に大当たり状態を成立させるための数字「7」を表示させた状態で停止させる(図10(c)参照)。なお、発光体装置43において表示される数字は、第1図柄39、第3図柄41、第2図柄40に対応するLED45の順に停止するようになっている。
【0072】
その後、図柄基板50は、発光体装置43にて予告表示された数字通り、即ち第1〜第3図柄39〜41の組合せ態様が大当たり状態となる図柄組合せ態様になるように、第1〜第3図柄39〜41に対応する各図柄ベルト35を再回転させる。そして、第1〜第3図柄39〜41が「7」を示す数字図柄となった状態で、前記主基板49から受信した前記全図柄停止コマンドによって、前記図柄基板50は第1〜第3図柄39〜41を確定停止させる(図7(d)参照)。
【0073】
なお、発光体装置43の発光演出表示により行われる数字の変動において、例えば、リーチ状態となった時に特定の部位の数字をコマ送り、高速送りさせたり、全ての数字を一緒に変動させる等、様々なパターンが行われてもよい。
【0074】
従って、本実施形態によれば、前記第1及び第2実施形態における(2)〜(9)に記載の効果と同様の効果を得ることができる。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態を図7(a)、図11(a)、図7(c)、及び図7(d)に基づいて説明する。
【0075】
さて、本実施形態では、図柄基板50のサブCPU61の制御により実行される変動パターンが上記第1〜第4実施形態と異なっている。特に、発光体装置43にて行われる発光演出表示が、図柄ベルト35の再変動後に停止する確定停止図柄の予告ではなく、再変動後に停止する図柄により所定の図柄組合せ態様(本実施形態ではリーチ状態に相当する態様)になる確率を表示する点が異なっている。このため、発光体装置43の発光演出表示態様は、期待度表示態様とされ、これが所定の発光演出表示に相当する。
【0076】
詳述すると、前記図柄基板50(サブCPU61)は、前記主基板49から受信した前記変動パターンに基いて、前記可視表示窓Hにおいて、第1図柄39が確定停止図柄である「7」となった状態で第1ベルトユニット25の図柄ベルト35を一旦停止させる(図7(a)参照)。次いで、第3図柄41がブランク部38となった状態で第3ベルトユニット27の図柄ベルト35を一旦停止させる(図7(a)参照)。
【0077】
そして、図柄基板50は発光体装置43に演出表示信号を出力し、発光体装置43におけるLED45にて図柄ベルト35の再回転方向を示す「矢印」を表示する発光演出表示を行う。すると、遊技者に前記ブランク部38を介してLED45の表示内容が視認される。このとき、予め再回転方向の違いにより、再回転後に停止する確定停止図柄が、遊技者の望む図柄になる確率(本実施形態では「7」となる確率)を遊技機10に表示しておけば、遊技者はリーチ状態となる確率を把握でき、図柄ベルト35の再回転に対する期待感を得ることができる。
【0078】
ついで、図柄基板50は、第3図柄41に対応する第3ベルトユニット27の図柄ベルト35を前記発光体装置43に表示された方向に再回転させる。そして、第3図柄41が「7」を示す図柄となるように、即ちリーチ状態となる図柄組合せ態様になるように第3ベルトユニット27の図柄ベルト35を一旦停止させる。その後、第2図柄40が「7」を示す図柄となるように、図柄基板50は前記主基板49から受信した前記全図柄停止コマンドによって、第1〜第3図柄39〜41を確定停止させる(図7(d))。
【0079】
本実施形態では、大当り状態が決定された場合の変動パターンとしたため、第3図柄41に対応する図柄ベルト35の再回転後、第1及び第3図柄39,41にてリーチ状態が決定された。しかし、発光体装置43にて行われる発光演出表示は、第1実施形態と異なり第3図柄41が所定図柄(本実施形態では「7」)となる確率を表示する。従って、期待度(確率)が高いとされる矢印の方向に図柄ベルト35が再回転しても、リーチ状態にされなくてもよく、逆に、期待度が低い矢印の方向に図柄ベルト35が再回転してもリーチ状態にされる態様であってもよい。なお、大当たり状態とならない場合は、はずれ状態の図柄の組合せが所定の図柄の組合せ態様に相当し、変動パターンは、はずれ状態用の変動パターンテーブルから選択されることになる。
【0080】
従って、本実施形態によれば、前記第1実施形態における(2)〜(6)及び(8)に記載の効果に加えて以下のような効果を得ることができる。
(10)上記実施形態では、図柄ベルト35の図柄表記部35aにおけるブランク部38が可視表示窓Hに対応した状態で停止した場合には、発光体装置43が前記ブランク部38を介して、図柄ベルト35の再変動後に停止する確定停止図柄が遊技者の望む図柄になる確率を表示する発光演出表示を行う。その後、その確率に基きブランク部38を有する図柄ベルト35を再回転(変動)させ停止させた。このため、上記第1実施形態の(1)に記載の効果と略同一の効果であって、遊技の興趣を飛躍的に向上させることができる。
【0081】
(11)上記実施形態では、前記発光体装置43によりブランク部38を介して行われる発光演出表示において、遊技者の望む図柄になる確率、即ち、再回転後における図柄ベルト35の図柄表記部35aによる図柄組合せ態様が、遊技者の望む態様になる確率を表示するため、遊技者は図柄ベルト35が再回転した際に期待感をもつことができる。
【0082】
(第6実施形態)
次に、本発明の第6実施形態を図10(a)、図12(a),(b)及び図7(d)に基づいて説明する。
【0083】
さて、本実施形態で上記第1〜第5実施形態と異なるのは、図柄基板50のサブCPU61により実行される変動パターンについてである。なお、発光体装置43にて行われる発光演出表示が、再変動後に停止する図柄により所定の図柄組合せ態様(本実施形態では大当たり状態に相当する態様)になる確率を表示する点では第5実施形態と共通している。
【0084】
詳述すると、前記図柄基板50(サブCPU61)は、前記主基板49から受信した変動パターンに基いて、前記可視表示窓Hにおいて、第1図柄39〜第3図柄41がブランク部38となった状態で各図柄ベルト35を一旦停止させる(図10(a)参照)。その後、発光体装置43に演出表示信号を出力し、発光体装置43におけるLED45により、図12(a)に示すように大当たり状態となる確率の数値を第2及び第3図柄40,41におけるブランク部38を介して発光演出表示する。尚、図12(a)においては、大当たり状態となる確率が80%を示す「80」という数字がLED45にて表示されている。この結果、遊技者は大当たり状態となる確率を把握でき、再回転後の図柄39〜41(図柄ベルト35)の停止に対して期待感を高めることができる。
【0085】
その後、図柄基板50は、再び全ての図柄ベルト35を再回転させ、図柄ベルト35による図柄変動(即ち、図柄組合せゲーム)を再び行う。そして、図12(b)に示すように、第1図柄39、第3図柄41、第2図柄40の順に、各図柄39〜41が同一の図柄「7」を示すように各図柄ベルト35を、前記主基板49から受信した前記全図柄停止コマンドによって確定停止させる。
【0086】
このときも、大当り状態が決定された場合の変動パターンとしたため、図柄ベルト35の再回転後、第1〜第3図柄39〜41にて大当たり状態が決定された。しかし、発光体装置43にて行われる発光演出表示は、第1〜第3図柄39〜41が同一図柄(本実施形態では「7」)となる確率を表示する。従って、発光体装置43による確率表示が90(%)とされても大当たり状態とならないようにしてもよいし、確率表示が10(%)とされても大当たり状態となるようにしてもよい。なお、大当たり状態とならない場合は、はずれ状態の図柄の組合せが所定の図柄の組合せ態様に相当し、変動パターンは、はずれ状態用の変動パターンテーブルから選択されることになる。
【0087】
従って、本実施形態によれば、前記第1及び第6実施形態における(2)〜(6)、(8)、(10)、(11)に記載の効果と同様の効果を得ることができる。
【0088】
なお、上記各実施形態は以下のような別例に変更して具体化してもよい。
・上記第5実施形態では、発光体装置43の発光演出表示により、ブランク部38を介して図柄ベルト35の再回転方向を示す「矢印」を表示し、その回転方向により、再回転後に停止する確定停止図柄が遊技者の望む図柄になる確率を表示したが、以下のように変更してもよい。即ち、発光体装置43のLED45に複数色(例えば、赤色、青色、緑色の三色)のLED45を用い、図11(b)に示すように、第3図柄41がブランク部38となった状態で図柄ベルト35が一旦停止した場合は、LED45にて所定色(例えば赤色)で点滅させる等、ブランク部38を介して色の発光演出表示を行う。このとき、発光される色の違いにより、再変動後の確定停止図柄が遊技者の望む図柄となる確率を予め遊技機10に表示しておけば、遊技者はリーチ状態となる確率を把握でき、再回転後の図柄の組合せに対して期待感を得ることができる。
【0089】
また、発光体装置43の発光演出表示により、ブランク部38を介して三角や四角等の記号を表示し、その記号の違いにより遊技者がリーチ状態となる確率を把握できるようにしてもよい。
【0090】
・上記第6実施形態では、LED45の発光演出表示により、ブランク部38を介して、大当たり状態となる確率の数値を表示させたが、以下のように変更してもよい。即ち、図12(c)に示すように、第1〜第3図柄39〜41がブランク部38となった場合に、LED45により記号(例えば四角)を表示させる。このとき、3つのブランク部38を介して、それぞれ異なる記号で発光演出表示を行ってもよいし、全て同じ記号で発光演出表示を行ってもよい。そして、表示される記号の違いにより大当たり状態となる確率を予め遊技機10に表示しておけば、遊技者は大当たり状態となる確率を把握でき、再回転後の図柄の組合せに対して期待感を得ることができる。
【0091】
・また、発光体装置43のLED45に複数色(例えば、赤色、青色、緑色の三色)のLED45を用い、図12(d)に示すようにしてもよい。即ち、第1〜第3図柄39〜41がブランク部38となった場合に、LED45を所定色(例えば赤色)で点滅させる等して、ブランク部38を介して発光演出表示を行う。このとき、3つのブランク部38を介して、それぞれ異なる色で発光演出表示を行ってもよいし、全て同じ色で発光演出表示を行ってもよい。そして、色の違いにより大当たり状態となる確率を予め遊技機10に表示しておけば、遊技者は大当たり状態となる確率を把握でき、再回転後の図柄の組合せに対して期待感を得ることができる。
【0092】
・さらに、ブランク部38を介して異なる色を発光演出表示して大当たり状態となる確率を遊技者に知らせる態様としては、複数色のLED45を用いなくてもブランク部38を1つの図柄ベルト35の図柄表記部35aに複数形成し、各ブランク部38をそれぞれ異なる色に着色してもよい。この場合、発光体装置43に設けられるLED45は単色であってもよい。
【0093】
・上記第6実施形態では、発光体装置43によりブランク部38を介して大当り状態となる確率表示がされた後、再び図柄ベルト35にて図柄組合せゲームを行ったが、以下のように変更してもよい。即ち、発光体装置43によりブランク部38を介して大当り状態となる確率表示がされた後(図12(a)参照)、図10(b)に示すように、発光体装置43にて数字の発光演出表示を行わせるとともに、発光演出表示された各数字を変動させて、図柄組合せゲームを再び行う。その後、大当たり状態になる場合は、各図柄39〜41に対応するLED45に大当たり状態を成立させるための数字「7」を表示させた状態で停止させる(図10(c)参照)。そして、各図柄ベルト35を再回転させ、発光体装置43の発光表示内容と同一の数字図柄で確定停止させる。このようにすれば、発光体装置43により、大当たり状態となる確率の表示と確定停止図柄の予告表示が組み合わされ、さらに遊技に対する興趣を高めることができる。なお、この態様は、第6実施形態と第4実施形態を組み合わせた態様に相当する。
【0094】
・上記第1、第2及び第5実施形態では、主基板49における大当り判定用乱数の抽出によって大当り状態が決定された場合の変動パターンとして説明したが、リーチ判定用乱数の抽出によってはずれリーチの演出が決定された場合の変動パターンとしてもよい。この場合、第2図柄40は第1及び第3図柄39,41と異なる図柄となり、変動パターンはリーチ状態用の変動パターンテーブルから選択されることになる。
【0095】
また、第1、第3〜第6実施形態において、全ての図柄39〜41が異なるはずれ状態が決定された場合の変動パターンとしてもよい。この場合、変動パターンは、はずれ状態用の変動パターンテーブルから選択されることになる。このとき、全ての図柄39〜41が異なる図柄組合せ態様が所定の図柄組合せ態様に相当する。
【0096】
・上記第1〜第6実施形態では、ブランク部38を黒色半透明に形成したが、無色半透明にしてもよいし他の色に形成してもよい。また、図柄ベルト35を光透過性フィルム等の透光性材料で形成したが、ブランク部38の形成部位のみを透光性材料で形成してもよい。
【0097】
・上記第1〜第6実施形態では、ブランク部38は各図柄ベルトに1つずつ設けられていたが、複数設けてもよい。
・上記第1、第2及び第5実施形態において、ブランク部38を各図柄ベルト35に設けずに、第2又は第3図柄40,41に対応する図柄ベルト35のみに設けてもよい。また、上記第3実施形態において、ブランク部38を第1及び第3図柄39,41に対応する図柄ベルト35のみに設けてもよい。
【0098】
・上記第1〜第6実施形態では、ドットマトリクス式の発光体装置43としたが、7個の発光体(LED)を「8」の字状に配置し、所定位置に配置されている発光体を点灯/非点灯させることにより数字や文字を発光表示させる表示機器を備えた7セグメント式の発光体装置を用いてもよい。
【0099】
・上記第1〜第6実施形態では、図柄ベルト35の図柄表記部35aには、数字図柄を表示していたが、文字図柄や絵図柄を表示してもよい。この場合、発光体装置43のLED45により文字図柄や絵図柄が発光演出表示されることになる。
【0100】
・上記第1〜第4実施形態において、発光体装置43によりブランク部38を介して図柄ベルト35の再変動後に停止する確定停止図柄と同一の数字を予告する発光演出表示の前に、第5及び第6実施形態のように、発光体装置43により遊技者の望む図柄になる確率表示を行う発光演出表示をしてもよい。
【0101】
・上記第1〜第6実施形態において、図柄ベルト35を備えるベルト式の図柄表示装置18に代えて、その外周面に図柄表記部35aが形成された回転ドラムを有するドラム式の図柄表示装置に具体化してもよいし、その正面側に図柄表記部35aが形成された回転板を有する図柄表示装置18に具体化してもよい。
【0102】
・上記4実施形態において、発光体装置43にて予告表示された数字と異なる数字図柄(例えば、「333」等)で大当たり状態となる図柄組合せ態様になるように、各図柄ベルト35を再回転してもよい。
【0103】
次に、上記各実施形態及び各別例から把握できる技術的思想について以下に記載する。
(1) 記発光体装置は、前記回転体の回転状態時に当該回転体の近傍を所定の発光態様で投射する電飾表示機能を備えている遊技機。
【0104】
(2) 記発光体装置による発光演出表示態様は、再回転後における回転体による図柄組合せ態様が、所定の図柄組合せ態様になることを予告する予告表示態様を含むものである遊技機。
【0105】
(3) 記発光体装置による発光演出表示態様は、再回転後における回転体による図柄組合せ態様が、所定の図柄組合せ態様になる確率を表示する期待度表示態様を含むものである遊技機。
【0106】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、各回転体による図柄組合せ態様が最終決定されるまでの間に表示窓を介して様々な発光演出表示を行うことで遊技に対する興趣を飛躍的に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ遊技機の外観を示す正面図。
【図2】可視表示窓と図柄ベルトを示す概念図。
【図3】図柄表示装置を示す側断面図。
【図4】図柄表示装置を示す正断面図。
【図5】発光体装置を示す正面図。
【図6】主制御基板と図柄制御基板の電気的構成を示すブロック図。
【図7】(a)〜(d)は第1実施形態における図柄が確定停止されるまでの具体的態様を説明する模式図。
【図8】(a)〜(c)は第2実施形態における図柄が確定停止されるまでの具体的態様を説明する模式図。
【図9】(a)〜(c)は第3実施形態における図柄が確定停止されるまでの具体的態様を説明する模式図。
【図10】(a)〜(c)は第4実施形態における図柄が確定停止されるまでの具体的態様を説明する模式図。
【図11】(a)は第5実施形態における図柄の変動状況を説明する模式図、(b)は別例における図柄の変動状況を説明する模式図。
【図12】(a),(b)は第6実施形態における図柄の変動状況を説明する模式図、(c),(d)は別例における図柄の変動状況を説明する模式図。
【符号の説明】
35…図柄ベルト(回転体)、38…ブランク部(表示窓)、43…発光体装置、45…LED(発光体)、49…主制御基板(制御装置)、50…図柄制御基板(制御装置)。

Claims (4)

  1. 複数種の図柄が回転方向に沿うように表記された複数の回転体と、前記回転体における図柄をその裏面側から正面に向かって投射することにより発光演出を行う発光体装置と、前記各回転体の回転・停止動作を制御する制御装置とを備え、当該制御装置の制御に基き前記各回転体の図柄が、所定の図柄表示位置で各種遊技状態に対応した所定の図柄組合せ態様を形成する遊技機において、
    前記各回転体は、複数のプーリに展張掛装された無端状の図柄ベルトとして構成されるとともに、前記各図柄ベルトには、前記発光体装置の投射内容を視認可能とする表示窓が形成されており、前記図柄ベルトは、少なくとも前記表示窓の形成部位が透光性材料により形成されており、
    前記発光体装置は、前記各図柄ベルトに亘って横設される基板と、該基板上において図柄ベルト毎に対応してドットマトリクス状に配置された複数の発光体とにより構成されており
    前記表示窓が前記図柄表示位置に停止した場合には、前記制御装置の制御指令に基づき、前記発光体装置が前記表示窓を介して数字、文字又は絵を表示することで所定の発光演出表示を行うと共に、当該発光演出表示態様に基づき前記各回転体による図柄組合せ態様が所定の図柄組合せ態様となるように、回転体が再び回転した後に確定停止し、
    前記図柄ベルトが回転している場合には、前記制御装置の制御指令に基づき、前記発光体装置が前記図柄ベルトの図柄を電飾表示する照明装置として機能する遊技機。
  2. 前記表示窓は、前記図柄ベルト毎に複数形成されており、各図柄ベルトにおける複数の表示窓は、それぞれ異なる色に形成されている請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記発光演出表示は、前記発光体装置が前記図柄ベルトの図柄に対応する数字、文字又は絵を表示することで、図柄表示位置で確定停止することとなる前記図柄ベルトの図柄を予告表示するものであり、
    前記発光演出表示がされた後、前記各図柄ベルトのうち前記発光体装置による予告表示を行った図柄ベルトが再回転し、予告した図柄が前記図柄表示位置で確定停止する請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記発光演出表示は、前記発光体装置が数字、文字又は絵を表示することで、前記各図柄ベルトが前記所定の図柄組合せ態様で確定停止する期待度を表示するものであり、
    前記発光演出表示がされた後、前記図柄ベルトが再回転し、表示した期待度に応じた確率で前記各図柄ベルトが前記所定の図柄組合せ態様で確定停止する請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
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