JP2002360760A - スロットマシン - Google Patents

スロットマシン

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JP2002360760A
JP2002360760A JP2001175758A JP2001175758A JP2002360760A JP 2002360760 A JP2002360760 A JP 2002360760A JP 2001175758 A JP2001175758 A JP 2001175758A JP 2001175758 A JP2001175758 A JP 2001175758A JP 2002360760 A JP2002360760 A JP 2002360760A
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Kaisho So
開祥 宗
Kenichi Okumura
憲一 奥村
Eiji Sumino
英司 角野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示窓や外観される任意の部位に残像効果を
利用した画像を表示することによって、入賞時等に遊技
者の興味関心を惹くような演出をして遊技の興趣を高め
ることができるスロットマシンを提供する。 【解決手段】 点滅ないし点灯する複数の発光体11
と、発光体11を配列し、少なくとも1つのリールテー
プの内側または外側に配置される配列部材12と、配列
部材12を高速に往復動または回転して発光体11を走
査させる移動部材13とからなり、発光体11の走査軌
跡上に映し出された画像を表示窓より表示する残像表示
装置14を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リールの回転が停
止したときにリールテープに描かれた入賞図柄が所定の
ライン上に並ぶと入賞となるスロットマシンに関し、殊
に照明や画像表示によって入賞時等の演出を表示窓や筐
体の前面等筐体の任意の部位で行うことのできるスロッ
トマシンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のスロットマシンは、図9に示すよ
うに、筐体aの前面に図柄dの一部が外観されるように
開設された表示窓eを有し、予め決められた入賞図柄d
が表示窓e内で所定の入賞ラインb上に並ぶと入賞とな
る遊技機である。入賞図柄および入賞図柄でない図柄
(入賞図柄を含めて図柄dと称す。)は、図示しないモ
ータ(駆動手段)によって高速回転する円筒状のリール
ドラムg(図10)の外周に巻装されたリールテープc
に描かれる。リールテープcやリールドラムg等から構
成されるリールhは、3列もしくは4列の幅方向に並ん
で筐体a内に収納されている。
【0003】入賞ラインbは投入されるメダルの数に応
じてそれぞれ決定され、表示窓eに図示するように、投
入メダルが1枚であれば1本、2枚であれば3本、3枚
であれば5本がそれぞれ設定される。これは、表示窓e
の左横に設けられた投入メダル数I 〜III に対応した入
賞ライン表示ランプiによって確認することができる。
しかし、これは遊技者が実際に関心を払っている表示窓
eの横にあるので入賞ラインb上の入賞図柄dを即座に
把握しにくい上、リールテープc上は何ら変化がないの
で面白みがなく遊技者の注意を惹きにくい。
【0004】そこで図10に示す実用新案登録第253
9472号公報のように、入賞図柄dのみを背後から照
明することができるスロットマシンが開示されている。
このスロットマシンは、各リールhのそれぞれ内側にラ
ンプユニットjを配置したものであり、その各ランプユ
ニットjには表示窓eより外観される入賞位置に対応し
た3個のランプ(図示せず)が備えられている。そのラ
ンプが入賞位置を背後から照明し、遊技者は入賞図柄d
が浮き上がったように目視でき、入賞位置や入賞図柄d
を容易に把握することができるようになっている。
【0005】また上記従来例のほか、液晶画面やLED
を使用したドットマトリックス表示装置を筐体の前面上
部に設けた窓部等に設け、その画面に入賞と関連付けた
物語等の画像を表示することによって、入賞時の演出を
行ったスロットマシンも提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが図10に示し
た従来例では、ランプによって入賞した図柄のみを照明
するだけであるので変化に乏しく、遊技者は強い印象を
受けないので、入賞時等の喜びを高める等、遊技の興趣
を高める効果は薄い。また、入賞時等の演出を液晶画面
やLEDを使用したドットマトリックス表示装置を用い
て行うものでは、それら表示装置が高価であるため、そ
れを組込んだスロットマシンはコストが高くなる。
【0007】そこで本発明は、表示窓や外観される筐体
の任意の部位に残像効果を利用した画像を表示すること
によって、入賞時等に遊技者の興味関心を増すような演
出をして遊技の興趣を高めることができるスロットマシ
ンを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願第1発明は上記目的
を達成するために、筐体内に収納され駆動手段により回
転駆動するリールドラムの外周に多数の図柄が表示され
たリールテープが巻装され、このリールテープの一部が
外観される表示窓が前記筐体前面に開設され、前記リー
ルドラムの回転が停止したときに入賞図柄が前記表示窓
内で所定のライン上に並ぶと入賞とされるスロットマシ
ンにおいて、点滅ないし点灯する複数の発光体と、この
発光体を配列し、少なくとも1つのリールテープの内側
または外側に配置される配列部材と、この配列部材を高
速に往復動または回転して発光体を走査させる移動部材
とからなり、発光体の走査軌跡上に映し出された画像
を、表示窓より表示する残像表示装置を備え、前記配列
部材がリールテープの内側に配置されるときの発光体
は、リールテープを透過するように点滅ないし点灯する
ものであることを特徴とする。
【0009】この第1発明によれば、配列部材が高速に
往復動または回転することでそれに配列された発光体が
点滅ないし点灯しつつ走査され、その走査軌跡上には発
光体の残像効果によって、文字やマーク、動画、単一色
等の画像が映し出され、その画像が表示窓より外観され
る。配列部材がリールテープの内側に配置される場合
は、発光体の残像効果によって映し出される画像が、リ
ールテープを透かして見ることができる。配列部材がリ
ールテープの外側に配置される場合は、発光体の残像効
果によって映し出される画像はリールテープの手前に見
え、リールテープに表示された図柄は、速いスピードで
往復動している配列部材が目視されないで見ることがで
きる。前記画像はそのままあるいはリールテープ上の図
柄と重なって視認され、遊技者は固定表示された図柄以
外の変化ある画像を見ることで強い印象を受け、その画
像により例えば、遊技前の表示の場合は今までの遊技の
履歴を告知することにより、遊技をしたいという気分に
なり、遊技中の表示の場合は入賞への期待感が高まり、
遊技後に入賞を表示する場合には喜びや興味関心が増
し、入賞を表示しない場合には意外性を楽しむこともで
き、全体として遊技の興趣を高めることができる。
【0010】上記第1発明において、リールテープに表
示された図柄は、無地または透明の部分を有し、表示窓
より外観される無地または透明の部分に前記画像を表示
すれば、リールテープの無地または透明の部分で発光体
の残像効果による画像のみを視認することができ、それ
を図柄の一部としてそれを入賞図柄としたり、入賞を知
らせる文字にすることにより入賞時の喜びや興味関心が
増し、遊技の興趣を高めることができる。
【0011】本願第2発明は上記目的を達成するため
に、筐体内に収納され駆動手段により回転駆動するリー
ルドラムの外周に多数の図柄が表示されたリールテープ
が巻装され、このリールテープの一部が外観される表示
窓が前記筐体前面に開設され、前記リールドラムの回転
が停止したときに入賞図柄が前記表示窓内で所定のライ
ン上に並ぶと入賞とされるスロットマシンにおいて、点
滅ないし点灯する複数の発光体と、この発光体を配列す
る配列部材と、この配列部材を高速に往復動または回転
して発光体を走査させる移動部材とからなり、発光体の
走査軌跡上に映し出された画像を、外観される筐体の任
意の部位より表示する残像表示装置を備えたことを特徴
とする。
【0012】この第2発明によれば、残像表示装置の配
列部材が高速に往復動または回転することで、それに配
列された発光体が点滅ないし点灯しつつ走査され、その
走査軌跡上に発光体の残像効果によって、文字やマー
ク、動画、単一色等の画像が映し出され、その画像を外
観される筐体の任意の部位より見ることができる。前記
画像は例えば、スロットマシンの会社名や機種名を映し
出し、さらに画像によって遊技者は、遊技前の表示の場
合は今までの遊技の履歴を告知することにより、遊技を
したいという気分になり、遊技中の表示の場合は入賞へ
の期待感が高まり、遊技後に入賞を表示する場合には喜
びや興味関心が増し、入賞を表示しない場合には、意外
性を楽しみ、遊技の興趣を高めることができる。また、
高価な液晶画面やLEDを使用したドットマトリックス
表示装置に比べて低コストにできる。
【0013】上記各発明において、赤色、緑色および青
色の発光体を組合わせたものを配列部材に配列すれば、
多色ないし白色を含む任意の単一色の画像を走査軌跡上
に映し出し、それを表示窓や筐体の任意の部位より外部
表示することができる。任意の単一色の場合にはその画
像はリールテープ上に図柄を背後から照明するバックラ
イトとして機能する。
【0014】また上記各発明において、移動部材を駆動
する駆動手段を、リールドラムを回転駆動する駆動手段
とは別に設けることにより、リールドラムの駆動が停止
している間も、残像表示装置の移動手段をリールドラム
とは別の駆動手段により駆動して発光体を走査させ、そ
の走査軌跡上に画像を映し出し、それを表示窓や筐体の
任意の部位より外部表示することができる。
【0015】尚、第1発明と第2発明の両方を備えたス
ロットマシンを構成することもでき、表示窓より外観さ
れるリールテープ上と、外観される筐体の任意の部位例
えば筐体前面上部等とに、両者を関連づけた内容の画像
を表示することによっては、より一層の興趣を高めるこ
とができる。
【0016】
【発明の実施形態】本発明のスロットマシンの実施形態
について図1〜図8を参照しながら具体的に説明する。
【0017】(第1実施形態)このスロットマシンの第
1実施形態は図1の外観斜視図で示すように、リールド
ラム10(図2)の外周に巻装されたリールテープ3a
〜3cに多数の図柄1が表示され、前記リールドラム1
0とリールテープ3a〜3cとから主構成される例えば
3本のリール3と、リールドラム10を回転駆動する駆
動手段であるモータ9(図2に仮想線で示す。)が筐体
8内に収納されている。筐体8の前面には、上中下段に
わたって縦横3×3で計9個の前記図柄1が外観される
ように表示窓4が開設され、コイン投入口5よりコイン
を投入してからスタートレバー2の操作により、モータ
9がリールドラム10を高速で回転駆動し、その回転が
ストップ釦7の操作により停止したときに表示窓4に表
れた各図柄1が、コイン投入数に応じて決められた入賞
ライン上で所定の組合わせになっていれば入賞とされ、
所定数のメダルをメダル払出口6より払い出すようにな
っている。
【0018】上記のように構成されるスロットマシン
は、図2〜図4に示す残像表示装置14が、いずれか1
つのリール3ないし各リール3の内側で、リールテープ
(図2では図示せず。)を巻装する2つ1組のリールド
ラム10間に配置される。
【0019】残像表示装置14は、リールテープを透過
するように点滅ないし点灯する複数の発光体である発光
ダイオード11(以下LEDと称す。)と、LED11
を直線状に配列する配列部材12と、配列部材12を高
速に往復動または回転してLED11を走査させる移動
部材13を備え、LED11の走査軌跡上に画像17を
映し出すものである。第1実施形態では例えば、残像表
示装置14によって「大」「当」「り」の文字を画像1
7とし、図1に示すように表示部4より外観されるよう
にしている。リールテープ3a〜3cに無地または透明
の部分を有するように枠やアンダーラインで表示した図
柄15を設け、その図柄15の無地または透明の部分に
画像17を表示するものとする。
【0020】この画像17は、文字のほか、マークや動
画とし、それらを図柄1に重ねて1つの図柄として表示
しても良いし、あるいは単一色とすることにより、バッ
クライトとすることもできる。またその表示の仕方は、
表示窓4の上段部、中段部、下段部のそれぞれの位置に
おいて横に連続した画像や、表示窓4全体で一つの画像
を表示したり、表示窓4の上段部から下段部へあるいは
逆方向にスクロールするようなメッセージの画像を表示
する等、任意に構成することができる。いずれにおいて
も、第1実施形態においては残像表示装置14による画
像を、リールテープ3a〜3cを透過して見られるよう
に構成する必要がある。
【0021】残像表示装置14は、基本的に特公平3−
32840号公報や実用新案登録第3007664号公
報等に開示されているものと同じく、LEDアレイが速
いスピードで往復動するLEDの走査軌跡上に画像を映
し出すようにしたものである。LEDアレイの走査軌跡
上では、LEDアレイ自体が速いスピードで往復動して
いるため目視されないものの、点滅するLEDが、観察
者の網膜および視覚中枢の働きによる残像効果により、
図柄や文字等の画像として認識される。
【0022】第1実施形態では、上記残像効果による画
像17をリールテープを透過して見るように構成してい
るため、LED11はリールテープの幅に合わせて配列
部材12に配列する。またLED11は、図示しないが
赤色、緑色、青色の3色を組合わせたものとすることに
より、多色の画像を映し出すことができる。3色のLE
D11とも点灯することにより、白色を走査軌跡上に映
し出し、あるいは1色または2色のLED11を点灯す
ることにより、任意の単一色を走査軌跡上に映し出し、
その場合は単一色の画像を図柄1のバックライトとする
こともできる。LED11を配列する配列部材12は、
往復移動させるため、3色のLED11は、それぞれ1
列づつ3色で3列に配列しても多色の画像を映し出すこ
とができる。ただし、LED11の配列状態は限定する
ものではなく、3色を一体化したLED11や単色のL
EDあるいは2色発光のLEDを使用することもでき
る。
【0023】次に、残像表示装置14を図2〜図4を参
照しながら説明する。
【0024】残像表示装置14はリールドラム10間に
配置され、リールドラム10を回転駆動するモータ9
(駆動手段)とは別のモータ(駆動手段)16(図3、
図4)によって駆動され、リール3の停止時にも走査軌
跡上に画像17を映し出し、それを表示窓4より外部表
示できるようにしている。
【0025】複数のLED11を配列する配列部材12
は、移動部材13により高速に往復動してLED11を
走査する。移動部材13は第1〜第4リンク13a〜1
3dからなり、固定板18に沿って配置される。固定板
18は、片側のリールドラム10の外側に配置されたフ
レーム19(図2)に固定される。第1リンク13a
は、一端部がモータ16の回転軸に固定され、他端部に
凸部20が設けられ、凸部20が1方向に回転する。第
2リンク13bは、水平部材21と鉛直部材22とから
なる逆T字形状であり、水平部材21には第1リンク1
3aの凸部20を嵌め込む長孔23が形成され、鉛直部
材22にはガイド孔24が形成され、このガイド孔24
内に可動ピン25が嵌入されている。第2リンク13b
は、第1リンク13aが回転することにより鉛直方向に
往復動する。第3リンク13cは、基端部が固定板18
に軸支され、中間部に第2リンク13bの可動ピン25
を嵌入するガイド孔26が形成され、遊端部に突起27
が設けられている。第1リンク13aと第3リンク13
cとは、可動ピン25により別々に動けるように連結さ
れ、第2リンク13bが鉛直方向に往復動することによ
り、第3リンク13cは基端部を軸にして振子のように
揺動する。
【0026】第4リンク13dは、第3リンク13cの
遊端部に設けられた突起27を嵌入する長孔28が形成
され、先端部にLED11を配列した配列部材12を取
付ける。第4リンク13dは、第3リンク13cが振子
のように揺動することにより、円弧を描くように往復動
する。したがって、固定板18には、第4リンク13d
の揺動を先端部でガイドする図示しない円弧状のガイド
部が設けられている。また、配列部材12は法線方向に
向かって往復動するので、ちょうどLED11の走査軌
跡上が正面に向かいリールテープを透過して表示窓4よ
り残像効果による画像17を正面に表示できるようにな
っている。
【0027】次に第1実施形態のスロットマシンの動作
について説明する。
【0028】第1実施形態のスロットマシンは、メイン
スイッチがONされると、移動部材13によって残像表
示装置14の配列部材12が表示窓4の少なくとも上縁
と下縁との間で高速に往復動し続けながらLED11が
点滅ないし点灯し続ける。すなわち、メインスイッチが
ONされると、移動部材13の駆動手段であるモータ1
6が回転して第1リンク13aから第4リンク13dに
よってLED11の配列部材12が円弧状に往復動しな
がらLED11を走査させ、その走査軌跡上に前記文字
等の画像17を映し出し続ける。
【0029】したがって、リール3が停止していても、
移動部材13がLED11を走査することによってそれ
が点滅ないし点灯し、表示窓4から外観される走査軌跡
上には各種の画像が映し出され、その画像はリールテー
プに表示された図柄1を透過して映し出され、あるいは
無地または透明の部分を有する図柄15に表示されれば
その画像17だけを視認することができる。またLED
11が単一色を点灯しているときは、残像表示装置14
は図柄1を背後から照明するバックライトとなる。その
ほか、無地または透明の部分を有する図柄15に、動画
やメッセージのような画像を表示することにより、遊技
者は画像の変化にも興味がそそられ遊技の興趣を高める
ことができる。
【0030】そして遊技者がスタートレバー2を操作す
ると、リール3が高速に回転し始める。リール3が高速
に回転している間も、配列部材12が移動部材13によ
って移動されることによってLED11が表示窓4の上
下を高速に往復動している。LED11は単一色を点灯
しているときは、その点灯が図柄1のバックライトとな
る。LED11が静止画または動画のような画像を映し
出しているときは、図柄1と重なり合った状態となって
変化に富んだ画像を表示することができる。またLED
11は、高速回転しているリールテープ上にスクロール
するようなメッセージも表示することができる。
【0031】残像表示装置14は1つのリール3の内側
にのみ配置することもできるが、各リール3の内側に配
置したときは、リールテープごとに独自の画像を表示す
ることも、あるいは全リールテープで1つの画像を広く
表示することもできる。
【0032】そして遊技者がストップ釦7を操作するこ
とにより、あるいはオートストップ機能により各リール
3が停止する。このときに無地または透明の部分を有す
る図柄15が表示窓4で停止すると、LED11により
表示された画像ないし文字が表示され、この画像が動画
やメッセージであると、遊技者はスロットマシンのゲー
ム以外の意外性を楽しむことができる。
【0033】本スロットマシンにおいても、全てのリー
ル3が停止したときに入賞図柄が入賞ライン上で並べば
入賞となる。図1に示すように「大当たり」の文字によ
って入賞告知機能を持たせるようにしても良い。
【0034】(第2実施形態)第2実施形態のスロット
マシンは図5に示すように、点滅ないし点灯する複数の
LED11を配列する配列部材12を、リールテープ3
a〜3cの外側に配置し、配列部材12を高速移動させ
てLED11を走査させる移動手段13を、リール3を
収納する筐体内段面に突設した支持部材29に軸支さ
せ、矢印に示すように揺動することにより、リールテー
プ3a〜3cの円弧に沿って往復動する残像表示装置1
4を用いている。
【0035】第2実施形態のスロットマシンによれば、
LED11の走査軌跡上に残像効果によって映し出され
る画像がリールテープ3a〜3cの手前に見え、リール
テープ3a〜3cに表示された図柄1は、速いスピード
で往復動している配列部材12が目視されないで視認で
き、画像と重なったりあるいは第1実施形態で示したよ
うな無地または透明の部分を有する図柄(図5では図示
せず)では画像そのままを見ることができるので、上述
したような第1実施形態と同様に遊技の興趣を高めるこ
とができる。
【0036】(第3実施形態)本スロットマシンの第3
実施形態について、図6〜図8を参照しながら説明す
る。第3実施形態のスロットマシンは、残像表示装置1
4を筐体8内に収納し、LED11の軌跡によって映し
出す画像17を、遊技者に外観される筐体8の任意の部
位に表示するものである。
【0037】残像表示装置14は例えば図6に示すよう
に、筐体8の前面上部に設けられた窓部19の内側に配
置し、その窓部19に画像を表示している。つまりLE
D1は窓部19内側で走査し、走査軌跡上の全部または
その一部に画像が映し出され、その画像が窓部19から
表示される。
【0038】残像効果を利用して画像を表示する残像表
示装置14の原理は上述した従来技術と同じであり、L
ED11の色構成や配列は第1実施形態のものと同様で
あるのでその説明を省略する。
【0039】残像表示装置14の回転または往復動の方
向は、筐体8内部の部品のレイアウト等に対応して内蔵
される移動部材13によって決定される。例えば移動部
材13は図6に示すように、アーム30が高速に揺動す
る振子のような構造とすることができる。アーム30の
先端部に配列部材12が取付けられ、移動部材13はア
ーム30を電磁石の使用あるいはモータとクランクの使
用等によって揺動させる。アーム30が揺動することに
より、配列部材12が円弧状に往復動する。この往復動
により配列部材12に配列された図示しないLEDが走
査され、その走査軌跡上にLEDの軌跡によって画像が
映し出され、窓部19に表示される。アーム30は配列
部材12内部の部品のレイアウトによって、図示した鉛
直姿勢に揺動させる以外に、水平姿勢に揺動するように
することもできる。
【0040】また残像表示装置14は図7に示すよう
に、モータ16の回転軸16aを鉛直方向に向け、その
回転軸16aにアーム30を取付けたものとすることも
できる。アーム30の先端部には図示しないLEDを配
列する配列部材12が取付けられる。この場合、配列部
材12は360度回転するため、走査軌跡も360度に
形成されるが、画像表示は窓部19のみにすれば十分で
ある。
【0041】いずれにしても、第3実施形態のスロット
マシンは、第1、第2実施形態と同様に、文字やマー
ク、動画、単一色の照明を含めた画像が走査軌跡上に映
し出されて窓部19に表示される。それは図6に1例と
して示したような「大当り」のほか「入賞おめでとう
!」というようなメッセージや入賞と関連した画像を表
示することもできるし、入賞図柄と関連した物語、さら
にスロットマシンの会社名や機種名等、従来の液晶画面
やLEDを使用したドットマトリックス表示装置のよう
な画像表示にすることもできる。その場合、液晶画面等
のようにコストをかけずに画像表示を実現できる。
【0042】このように第3実施形態では、遊技をして
いない人は、この画像17を窓部19から見ることによ
り、遊技に興味がそそられ、また遊技者も、この画像1
7を見ることにより入賞時等の喜びを高めることができ
るし、内部当たりを表示した場合には入賞への期待感を
膨らませる等、遊技全体の興趣を高めることができる。
【0043】尚、第3実施形態は、筐体8の前面上部に
設けた窓部19の内側に残像表示装置14を配置し、窓
部19より画像17を表示するものであるが、その残像
表示装置14の位置や画像17の表示はこれに限定され
るものでなく、遊技の障害とならず、遊技者の興味を惹
く場所であれば、他の配置場所や表示部位を採ることも
できる。
【0044】また、本発明のスロットマシンは第1実施
形態または第2実施形態と、第3実施形態との両方を採
用して、残像表示装置14を表示窓4の内側と窓部19
の内側にそれぞれ配置し、表示窓4と窓部19の両方で
画像17を表示する構成にしても良い。そしてそれらの
画像17は両者関連した内容とすれば、変化ある2箇所
の画像表示によって遊技者の興味関心を強く惹く等、遊
技の興趣をより高めることができる。
【0045】本発明は上記各実施形態に限定されること
なく、特許請求の範囲に記載した技術的事項の範囲内に
おいて変更することができる。例えば、発光体はLED
に限定することなく、高輝度であれば各種の発光体を使
用することができる。また、残像表示装置14によって
表示される画像17を見やすくするため、発光体の走査
軌跡上の背後にバックパネルを配置することも好まし
い。尚、図7と図8に示したようなアームの揺動機構や
回転機構を第1実施形態で示した残像表示装置14に採
用することもできる。
【0046】
【発明の効果】本発明のスロットマシンによれば、主と
して遊技者が注意を向けている表示窓や筐体の前面等筐
体の任意の部位に発光体の残像効果を利用した変化ある
画像を表示することによって、入賞時等で興味関心を惹
く演出を効果的に行うことができ、遊技の興趣を高める
ことができるし、表示窓と筐体の前面等の任意の部位両
方に、両者を関連付けた内容の画像を表示することによ
っては、より一層の興趣を高める効果を奏することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のスロットマシンを示す
外観斜視図。
【図2】同実施形態のスロットマシンにおける筐体内の
要部を示す斜視図。
【図3】同実施形態の残像表示装置を示す斜視図。
【図4】同実施形態の残像表示装置を示す正面図。
【図5】本発明の第2実施形態のスロットマシンにおけ
る筐体内の要部を示す外観斜視図。
【図6】本発明の第3実施形態のスロットマシンの要部
を示す外観斜視図。
【図7】本発明の実施形態の残像表示装置の1例を示す
概略斜視図。
【図8】本発明の実施形態の残像表示装置の1例を示す
概略斜視図。
【図9】従来例のスロットマシンを示す外観斜視図。
【図10】従来例の筐体内の要部を示す斜視図。
【符号の説明】
1 図柄 3a〜3b リールテープ 4 表示窓 8 筐体 9 リールドラムの駆動手段 10 リールドラム 11 LED(発光体) 12 配列部材 13 移動部材 13a〜13d 移動部材を構成する第1〜第4リンク 14 残像表示装置 15 無地または透明の部分を有する図柄 16 残像表示装置の駆動手段 17 画像 19 窓部(外観される筐体の任意の部位)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A63F 5/04 513 A63F 5/04 513B (72)発明者 角野 英司 大阪府堺市常磐町3−27 株式会社マック スアライド内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体内に収納され駆動手段により回転駆
    動するリールドラムの外周に多数の図柄が表示されたリ
    ールテープが巻装され、このリールテープの一部が外観
    される表示窓が前記筐体前面に開設され、前記リールド
    ラムの回転が停止したときに入賞図柄が前記表示窓内で
    所定のライン上に並ぶと入賞とされるスロットマシンに
    おいて、 点滅ないし点灯する複数の発光体と、この発光体を配列
    し、少なくとも1つのリールテープの内側または外側に
    配置される配列部材と、この配列部材を高速に往復動ま
    たは回転して発光体を走査させる移動部材とからなり、
    発光体の走査軌跡上に映し出された画像を、表示窓より
    表示する残像表示装置を備え、前記配列部材がリールテ
    ープの内側に配置されるときの発光体は、リールテープ
    を透過するように点滅ないし点灯するものであることを
    特徴とするスロットマシン。
  2. 【請求項2】 リールテープに表示された図柄は、無地
    または透明の部分を有し、表示窓より外観される無地ま
    たは透明の部分に前記画像を表示する請求項1記載のス
    ロットマシン。
  3. 【請求項3】 筐体内に収納され駆動手段により回転駆
    動するリールドラムの外周に多数の図柄が表示されたリ
    ールテープが巻装され、このリールテープの一部が外観
    される表示窓が前記筐体前面に開設され、前記リールド
    ラムの回転が停止したときに入賞図柄が前記表示窓内で
    所定のライン上に並ぶと入賞とされるスロットマシンに
    おいて、 点滅ないし点灯する複数の発光体と、この発光体を配列
    する配列部材と、この配列部材を高速に往復動または回
    転して発光体を走査させる移動部材とからなり、発光体
    の走査軌跡上に映し出された画像を、外観される筐体の
    任意の部位より表示する残像表示装置を備えたことを特
    徴とするスロットマシン。
  4. 【請求項4】 赤色、緑色および青色の発光体を組合わ
    せたものが、配列部材に配列される請求項1、2または
    3記載のスロットマシン。
  5. 【請求項5】 移動部材を駆動する駆動手段は、リール
    ドラムを回転駆動する駆動手段とは別に設けられている
    請求項1、2、3または4記載のスロットマシン。
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