JP2002248237A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002248237A
JP2002248237A JP2001050988A JP2001050988A JP2002248237A JP 2002248237 A JP2002248237 A JP 2002248237A JP 2001050988 A JP2001050988 A JP 2001050988A JP 2001050988 A JP2001050988 A JP 2001050988A JP 2002248237 A JP2002248237 A JP 2002248237A
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gaming machine
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machine according
game
display object
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JP2001050988A
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English (en)
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Susumu Imazeki
進 今関
Norimichi Kishi
憲路 岸
Yoshinori Sugisaka
美紀 杉坂
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Olympia KK
Original Assignee
Olympia KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 他機種との差別化を図りつつ、また、遊技者
が本来必要とすべき情報の表示スペースをも大きく確保
し得る遊技機を提供する。また、低コストにて多彩な情
報表示をなし得る遊技機を提供する。 【解決手段】 所定の遊技条件を満たすことにより、当
該遊技条件に見合う利益を遊技者に付与するスロットマ
シンやパチンコ機であって、遊技者の視認し得る位置に
複数種の表示物を表示する表示板と、この表示板前面に
配置され表示板に表示された複数種の表示物を夫々異な
る方向に写し出すレンチキュラーレンズと、を備えるこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は遊技機に関し、より
詳細には、遊技機における情報(表示物)の表示スペー
スを有効に活用し得る遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】スロットマシンやパチンコ機など、その
前面パネルには種々の表示物が表示されている。例え
ば、機種名を表す装飾文字、キャラクター等にて構成さ
れる装飾絵柄、入賞時の配当を表示する配当表などを、
この表示物の代表例として例示できる。
【0003】また、その表示方法は、例えば、前面パネ
ルの各所に形成した半透明の樹脂製パネルに表示物を印
刷し、樹脂製パネル背後に設けた蛍光灯の照射光を利用
して、表示物を遊技機前面に照らし出している。
【0004】また、近年では、表示物の表示手段として
液晶パネルを備えた遊技機もある。この種の遊技機で
は、液晶パネルにてキャラクターなどを表示し、遊技に
係る告知演出などを行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
遊技機は、蛍光灯の照射光を利用して表示物を単に照ら
し出す表示方法のため、どの機種も似通った印象となっ
ている。また、集客能力を向上させるべく前面パネルの
大部分を装飾文字や装飾絵柄の表示スペースとして利用
している。従って、装飾以外の表示物、例えば遊技機固
有のルールや操作方法など、遊技者が本来必要とすべき
情報(表示物)の表示スペースを前面パネルにおいて十
分に確保できなかった。また、液晶パネルを備えた遊技
機では、液晶パネルにて多量の情報提供をなし得るもの
の、製造コストなどの面において改善の余地があった。
【0006】本発明は、以上の点を考慮しなされたもの
で、他機種との差別化を図りつつ、また、遊技者が本来
必要とすべき情報の表示スペースをも大きく確保し得る
遊技機を提供することを課題とする。また、低コストに
て多彩な情報表示をなし得る遊技機を提供することを課
題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記した技
術的課題を解決するため以下のように構成した。即ち、
所定の遊技条件を満たすことにより、当該遊技条件に見
合う利益を遊技者に付与する遊技機であって、遊技者の
視認し得る位置に複数種の表示物を表示する表示領域
と、この表示領域前面に配置され、前記表示領域に表示
された複数種の表示物を夫々異なる方向に写し出すレン
ズと、を備えることを特徴とする。
【0008】このように構成された本発明の遊技機で
は、表示領域に複数の表示物が表示されている。また、
その表示物は、表示領域前面に配置されたレンズを介し
て夫々異なる方向に写し出される。よって、遊技者は表
示領域に対する視認角度を変えることにより、複数種の
表示物を選択的に視認できる。このように本発明の遊技
機は、限られた領域内にて複数種の表示物を選択的に表
示することが可能となる。
【0009】なお、前記レンズには、表面に複数状の凸
レンズを備えるレンチキュラーレンズを適用するのが好
ましい。なお、本発明でレンズとは、勿論、レンチキュ
ラーレンズに限定されることはなく、レンチキュラーレ
ンズと同様の光学特性を備えた光学素子であれば本発明
でいうレンズとしての機能を達成できる。例えば、シリ
ンドリカル・レンズ、複眼レンズ(フライ・アイ・レン
ズ)、プリズムなどを用いた場合においても同様の機能
が実現される。
【0010】また、前記表示領域には、少なくとも第1
の表示物、及び第2の表示物が表示され、これら各表示
物は、前記レンズを介して夫々異なる方向に写し出され
るようにしてもよい。なお、第1の表示物と、第2の表
示物とは、互いに異なる類いの情報にて構成してもよ
く、またさらに、前記第1の表示物、及び第2の表示物
は、互いに異なる色彩をなすようにしてもよい。さら
に、互いに異なる形状をなすようにしてもよい。
【0011】即ち、これらの構成では、表示領域に表示
される第1の表示物および第2の表示物に関し、その内
容、及び、色彩、形状を異ならせている。よって、遊技
者は、内容、色彩、形状などを互いに異ならせた複数種
の表示物を表示領域にて選択的に視認可能となる。
【0012】また、前記第1の表示物及び前記第2の表
示物には、遊技機の装飾となる装飾絵柄、遊技機の機種
名を表示する装飾文字、遊技に係る入賞判定の抽選確率
を表示する抽選確率表、遊技機固有の攻略法を解説した
解説図、遊技機の操作方法を説明する説明図、遊技機の
機種特性を表示する表示物、広告となる表示物、の何れ
かが含まれるようにしてもよい。
【0013】また、前記表示領域には、前記複数種の表
示物が表示された表示板と、この表示板を可動させて表
示板に対する遊技者の視認角度を相対的に変化させる視
認角度変更手段とを設けてもよい。この構成では、表示
領域たる表示板が視認角度変更手段によって移動する構
造となっている。従って、表示板に対する遊技者の視認
角度(視線)は、表示板の移動によって相対的に変化す
る。以て遊技者は、自ら視線を変えずとも表示領域にお
ける多彩な演出を楽しめる。
【0014】なお、前記視認角度変更手段は、表示板の
支軸となる回転軸と、この回転軸を回転させて表示板の
支持角度を可変させる回転軸回転機構と、を備える構成
としてもよい。また、視認角度変更手段は、遊技者に対
する表示板の支持角度を所定時間毎に可変させるように
してもよい。さらに、表示板の支持角度は、遊技状態に
対応して定めてもよく、前記視認角度変更手段は、進行
中の遊技状態に基づき前記表示板の支持角度を予め定め
られた所定の支持角度にて支持するようにしてもよい。
【0015】また、前記表示領域及びレンズは、遊技機
本体の前面に設けるようにしてもよい。また、遊技機本
体の前面に所定の遊技領域を臨む透視窓を設け、前記表
示領域及びレンズは、この透視窓に設けるようにしても
よい。なお、所定の遊技領域は、例えば、本発明をスロ
ットマシンに適用した場合、回転リールの図柄が臨む領
域に相当する。また、本発明を弾球遊技機に適用した場
合には、弾球の処理領域に相当する。
【0016】また、前記所定の遊技領域に、複数種の図
柄を連続的に可変させて表示するリールユニットを設
け、前記リールユニットにて表示される図柄のうち所定
の図柄は、前記レンズを介して夫々異なる方向に写し出
される複数の図柄を組み合わせて形成してもよい。ま
た、前記レンズは、前記リールユニット側に設けるよう
にしてもよい。
【0017】すなわち、この構成では所定の図柄が、表
示物たる複数の図柄によって構成される。換言すると、
複数の図柄を合成して一つの図柄を形成する。従って、
所定の図柄は、遊技者の視認角度に応じて、夫々異なる
形態に写し出されることとなる。
【0018】なお、前記所定の図柄を形成する複数の図
柄のうち、その少なくとも一つは、当該所定の図柄を形
成する他の図柄と、異なる色彩をなすようにしてもよ
い。この場合、所定の図柄は、特定の視認角度にて異な
る色に写し出されることとなる。
【0019】また、前記所定の図柄を形成する複数の図
柄のうち、その少なくとも一つは、当該所定の図柄を形
成する他の図柄と、異なる形状をなすようにしてもよ
い。この場合、所定の図柄は、特定の視認角度にて異な
る形状に写し出されることとなる。
【0020】また、表面に複数の障害物を備えた遊技盤
を前記所定の遊技領域に設け、この遊技盤の表面に、前
記表示領域及びレンズを設けるようにしてもよい。
【0021】また、前記遊技機本体と透視窓と所定の遊
技領域に、前記表示領域及びレンズを設けた場合、前記
各領域にて写し出される表示物は、特定方向において同
色に写し出される色の組み合わせとするのが望ましい。
即ち、この構成では、遊技機全体の色が、特定方向にお
いて統一して写し出されることとなる。
【0022】また、同様に前記遊技機本体と透視窓と所
定の遊技領域に、前記表示領域及びレンズを設けた場
合、前記各領域にて写し出される表示物の色は、何れの
方向においても同色に写し出される色の組み合わせとし
てもよい。即ち、この構成では、何れの視認角度におい
ても、遊技機全体の色が統一して視認されることとな
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の遊技機に係る好適
な実施の形態について図面を参照して説明する。 <第1の実施の形態>
【0024】<スロットマシンの概略>まず始めに、本
発明をスロットマシン1に適用した例について説明す
る。スロットマシン1は、図1又は図2に示されるよう
に縦長の直方形に形成された枠体2と、枠体2の奥底に
組み付けられた背面パネル3と、背面パネル3の中段か
ら枠体2内に突設された棚板4と、枠体2の一側方にて
回動自在に支持され枠体前面を覆う前面パネル(扉)5
と、を備えている。また、これら枠体2および前面パネ
ル5などにて構成される遊技機本体1A内には、スロッ
トマシン1の主要構成部品が集約して設けられている。
【0025】スロットマシン1の主要構成部品として
は、外周面に複数の図柄7cが付された回転リール7a
を複数体備えるリールユニット7、内部にメダルを収容
すると共にその収容されたメダルの中から遊技の結果に
基づく所定枚数のメダルを遊技者に払い出すホッパーユ
ニット6、遊技に係る入賞判定の抽選を行うと共にこの
抽選結果に基づき各種装置の制御状態を集中管理する遊
技制御回路基盤8などを例示できる。
【0026】また、前面パネル5には、各回転リール7
aにて表示される図柄7cをスロットマシン正面側に臨
ませる図柄透視窓10、回転リール7aを始動(回転)
させるトリガーとなるスタートレバー11、各回転リー
ル7aに対応して設けられ対応した回転リール7aを停
止させるためのストップボタン12、遊技を行う際に必
要とされるメダルの投入口となるメダル投入スロット1
3、遊技に費やされるメダルの枚数を設定するBETボ
タン15、ホッパーユニット6から払出されたメダルを
受けるメダル受皿14、装飾LED及び装飾蛍光灯にて
構成される電飾ランプ20、遊技の進行状況に応じた効
果音を発するスピーカ30などが設けられている。
【0027】また、本発明では、遊技者の視認角度に応
じて複数種の表示物を選択的に表示する表示領域をスロ
ットマシン1の各所に設けている。より詳しくは、レン
チキュラーレンズ等に代表される特殊なレンズを介して
複数種の表示物を夫々異なる方向に写し出す表示領域を
設けている。
【0028】本実施の形態では、前面パネル5の一部を
形成する腰部パネル5a及び上部パネル21、また、図
柄透視窓10及びその図柄透視窓10内に図柄7cを表
示するリールユニット7などにその表示領域たる機能を
持たせている。以下、本発明の主旨に係る表示領域につ
いて、図面を参照して説明する。
【0029】<腰部パネルの説明>まず、表示領域たる
腰部パネル5aについて説明する。腰部パネル5aは、
図1に示すように前面パネル5において、その前面パネ
ル5中段から下段にかけてのパネルを形成している。
【0030】また、その詳細は、透光性を有する樹脂板
にて形成されたパネル本体50と、このパネル本体50
表面に設けられたレンチキュラーレンズ52と、パネル
本体50裏面に設けられ複数種の表示物が印刷された印
刷シート51と、パネル本体50の裏面に支持された照
明装置53などを備えている(図3及び図4参照)。
【0031】本実施形態では、遊技機の機種名を表す装
飾文字、遊技機固有のリーチ目などをこの腰部パネル5
aにて表示している。すなわち、互いに異なる類いの情
報を表示領域たる腰部パネル5aに表示している。な
お、表示物の組み合わせはあくまでも具体例であり、表
示物の内容、表示数などは任意に変更可能である。
【0032】他の表示物について幾つか例示すると、例
えば、キャラクター等にて構成された装飾絵柄、ボーナ
スゲームの当選確率を示す当選確率表、遊技機固有の攻
略法を解説した解説図、遊技機の操作方法を説明する説
明図、遊技機の機種特性を表示する表示物、遊技機製造
メーカの広告、遊技場の広告などをその代表例として例
示できる。
【0033】そして、腰部パネル5aに表示された各種
表示物は、レンチキュラーレンズ52を介して夫々異な
る方向に写し出されるようになっている。その原理は図
5及び図6に示される原理にて実現される。以下、レン
チキュラーレンズ52等、特殊なレンズを介して実現さ
れる表示物の多彩な表示すなわち「表示物の複数視」に
ついて説明する。尚、図5及び図6中に記載の表示物
「A」は装飾文字に相当し、表示物「B」はリーチ目に
相当する。
【0034】まず、各表示物「A」,「B」を説明する
に先立ち、レンチキュラーレンズ52を説明する。レン
チキュラーレンズ52は、かまぼこ状の凸レンズを横一
列複数状連ねて形成したレンズであり、視認角度に応じ
て遊技者(視認者)の焦点を異ならせる特性を備える。
【0035】一方、各表示物「A」,「B」は、図5及
び図6に示されるように夫々A1 ,A2 ,A3 ,・・A
n 並びにB1 ,B2 ,B3 ,・・Bn といった具合に分
割されており、A1 →B1 →A1 →B1 →A2 →B2
2 →B2 ・・→An →Bn→An →Bn の並びでレン
チキュラーレンズ52下面側に配置されている。より詳
しくは、レンチキュラーレンズ52の各凸レンズに対応
して各表示物A,Bが対に設けられている。
【0036】従って、図5に示される第1の視認角度で
は、遊技者の焦点が表示物A上に位置し、表示物Aのみ
が遊技者側に写し出される。一方、図6に示す第2の視
認角度では、遊技者の焦点が表示物B上に位置し、表示
物Bのみが遊技者側に写し出される。
【0037】即ち、上記した原理に従い装飾文字(表示
物A)及びリーチ目(表示物B)を、図7に示すように
夫々横方向に分割して印刷シート51上に表示すると、
遊技機左方では装飾文字のみが視認可能となり、遊技機
右方ではリーチ目のみが視認可能となる(図8参照)。
尚、上記した説明では、スロットマシン1の左右方向に
おいて表示物を選択的に視認可能としている。よってレ
ンチキュラーレンズ52の向きは、各凸レンズを腰部パ
ネル5aの上下方向に伸長させる方向にて取り付ける。
【0038】このように本実施の形態に示すスロットマ
シン1では、腰部パネル5aといった限られたスペース
内にて複数種の表示物を選択的に表示可能としている。
従って、遊技者は、腰部パネル5aにて複数種の表示物
すなわち複数種の情報を認識できる。また、腰部パネル
5aにて表示される表示物は、遊技者の視認角度に応じ
て異なって写し出されるため、遊技者は、意外性と面白
みに富む多彩な演出を体感することとなる。
【0039】尚、上記した説明では表示物A(装飾文
字)、及び表示物B(リーチ目)の2種類を選択し、各
視認角度に応じてこれら表示物A及び表示物Bを選択的
に視認可能としているが、例えば、表示物A及び表示物
Bに加え、第3の表示物となる表示物Cを表示した場合
においても、同様の原理にてこれら表示物A,B,Cの
3種を選択的に写し出すことが可能となる。勿論、第n
の表示物を表示した場合には、n個の表示物を選択的に
写し出せる。
【0040】また、上記の如く選択的に写し出される各
表示物「A」,「B」は、夫々視差像にて形成してもよ
い。即ち、図9及び図10に示すように表示物A、Bの
各々に対応させて右目視認用の像「R」 及び左目視認
用の像「L」を形成し、表示物Aでは、右目視認用の像
R 及び左目視認用の像AL にて表示物Aを構成する。
また、表示物Bでは右目視認用の像BR と左目視認用の
像BL にて表示物Bを構成する。
【0041】そして、これらの右目視認用の像AR ,B
R 及び左目視認用の像AL ,BL をAR →BR →AL
L →AR →BR ・・ の順に配置すると、図9に示す
第1の視認角度では左目に像AL が写し出され、右目に
は像AR が写し出される。よって両眼に視差が生じ、第
1の視認角度では表示物Aの立体視が可能となる(A R
+AL =A)。また、同様にして第2の視認角度ではB
R +BL =Bによって表示物Bの立体視が可能となる
(図10参照)。
【0042】このように本実施の形態では、表示物を選
択的に表示させるにとどまらず、各表示物を夫々の視認
角度において立体的に写し出すことも可能である。
【0043】また、本実施形態に示すスロットマシン1
には、腰部パネル5aを回動させて腰部パネル5aに対
する遊技者の視線を相対的に変化させる視認角度可変装
置を取り付けてもよい。以下、視認角度可変装置につい
て説明する。
【0044】<視認角度可変装置の説明>視認角度可変
装置は、腰部パネル5aの両側方に設けられ前面パネル
5にて支持される回転軸54と、減速ギヤ55を介して
回転軸54を回転させる電動モータ56(回転軸回転機
構)と、を備えている。そして、この電動モータ56の
作動時に腰部パネル5aが上下に回動する機構となって
いる。すなわち、視認角度可変装置は、遊技者の視認角
度を相対的に変化させる視認角度変更手段としての機能
を備えている。
【0045】尚、上記した説明では、スロットマシン1
の上下方向に腰部パネル5aを回動させる機構としてい
る。よって腰部パネル5aにて表示する表示物もその動
きに合わせて表示内容を異ならせる配置とする。即ち、
図11に示されるように各表示物を縦方向に分割して配
置すると共に、レンチキュラーレンズ52の向きもその
分割方向に合わせ、各凸レンズが腰部パネル5aの横方
向に伸長する方向にて取り付ける。
【0046】また、視認角度可変装置は、腰部パネル5
aの支持角度を所定時間毎に回動させるようにしてい
る。即ち、図5及び図6を参照して考えれば遊技者の視
線は、腰部パネル5aの回動に伴い第1の視認角度から
第2の視認角度に移動することとなる。換言すれば、遊
技者の視線は、腰部パネル5aに対して相対的に移動す
る。従って、遊技者側に写し出される表示物は、表示物
Aから表示物Bに変化する。その結果、遊技者は遊技機
正面側に着座しながら、腰部パネル5aにおいての多彩
な演出(表示物の変化)を楽しめる。
【0047】また、視認角度可変装置は、遊技の進行状
況に合わせてその支持角度を可変させてもよい。この場
合には、遊技制御回路基盤8にて電動モータ56を制御
する。なお、制御の一例を挙げると、通常の遊技状態で
は装飾文字を遊技者側に写し出す角度にて腰部パネル5
aを支持するようにする。また、入賞判定の抽選におい
て内部入賞(当選)したときには、リーチ目を遊技者側
に写し出す角度にて腰部パネル5aを支持する。なお、
本制御はあくまでも一実施例であり、その制御方法は任
意に変更可能である。
【0048】また、上記した説明では、腰部パネル5a
を上下方向に回動させる機構としているが、その回動方
向は任意に変更可能である。例えば、腰部パネル5aの
上部及び下部に回転軸54を配設してスロットマシン左
右方向に腰部パネル5aを回動させてもよい。また、腰
部パネル5aの対角線上に回転軸54を配設してスロッ
トマシン斜め方向に腰部パネル5aを回動させるように
してもよい。
【0049】また、上記した視方向変更装置の機構は、
あくまでも一実施例であり、その機構は任意に変更可能
である。例えば、レンチキュラーレンズ52を前面パネ
ル5に固定し、印刷物が表示されるパネル本体50をそ
のレンチキュラーレンズ52下面側にてスライドさせる
機構とした場合においても、本発明に係る視認角度変更
手段としての機能を達成できる。また、逆にレンチキュ
ラーレンズ52側をスライドさせるようにしてもよい。
即ち、本発明で表示板を可動させるとは、レンチキュラ
ーレンズと表示板との相対的な位置を変化させるといっ
た概念をも含むものである。
【0050】このように本発明に係るスロットマシン1
では、複数種の表示物を選択的に写し出す腰部パネル5
aを備えるため、他機種との大幅な差別化を図れる。ま
た、腰部パネル5aにて複数種の表示物を表示できるた
め、装飾用の表示スペースを確保しつつ、遊技者が本来
必要とすべき情報(表示物)の表示スペースをもこの腰
部パネル5aにおいて確保できる。よって限られた表示
スペース内にて、より多くの情報を効率よく遊技者に提
供できる。また、液晶パネルなど高価なデバイス用いず
とも多彩な演出を実現できる。
【0051】<照明手段の説明>続いて、腰部パネル裏
面側に設けた照明装置53について説明する。照明装置
53は、複数本の蛍光灯からなる。各蛍光灯は、図2及
び図4に示されるように前面パネル5の裏面側に設けら
れたステー4aなどを介して腰部パネル裏面側に支持さ
れる。そして、腰部パネル5aに表示された表示物は、
この蛍光灯53の光によって遊技者側に照らし出され
る。なお、照明装置53の取付方法は、上記した説明に
限られず、例えば、パネル本体50と一体に設けるな
ど、その取付方法は、任意に変更可能である。
【0052】また、照明装置53には、遊技の進行状況
に応じてその光度を可変させる光度調節装置53aを設
けている。光度調節装置53aは、上記した遊技制御回
路基盤8とハーネスにて結線されており、遊技制御回路
基盤8から送信される現在の遊技信号を受けて照明装置
53の光度を制御する。
【0053】光度の制御例として幾つか例示すると、例
えば、遊技状態がボーナスゲーム(特別遊技)に移行し
たとき光度を高め遊技者に興奮と期待感を与える。逆
に、遊技状態が通常の遊技状態に移行した場合には光度
を下げて、メリハリをつけるようにしている。なお、光
度調節にあたり本実施形態では蛍光灯53の点灯本数を
変えて対応している。
【0054】なお、上記した制御例はあくまでも一実施
例にすぎず、その制御パターンは任意に変更可能であ
る。例えば、遊技制御回路基盤8内にて実施される入賞
判定の抽選において内部入賞したとき、蛍光灯53を点
滅させて遊技者にその旨を告知する。また、光度調節に
あたっては、照明装置53に組まれる電源回路のインバ
ータ制御を行い光度を可変させるなど、その詳細は任意
に変更可能である。
【0055】また、上記した説明では、蛍光灯を使用し
ているが、例えば、冷陰極線管灯、白熱灯、水銀灯、キ
セノンランプ、ネオンランプ、紫外線ランプなどを使用
してもよい。また、照明装置53に替えて反射鏡を使用
してもよい。反射鏡は腰部パネル5aの裏面側に配置す
ることによって遊技場内の光を反射し、光源を生成す
る。以て、照明装置53と同様の機能を発揮することと
なる。尚、反射鏡にて光度調節を行う場合には、光の反
射角度を変更して光度調節を行うようにするとよい。
【0056】このように照明装置53を設けた場合に
は、表示物の視認性が良好となる。また、照明装置53
から発せられる光が薄暗い遊技場内において腰部パネル
5a及び表示物を遊技者側に浮き立たせるため、上記し
た表示物及びレンズによる多彩な演出とこの光の演出と
を交えた演出が可能となる。その結果、両者の相乗効果
によって極めて高い装飾効果が得られる。
【0057】<上部パネルの説明>続いて、上部パネル
21について説明する。上部パネル21の構成は、上記
した腰部パネル5aと略同様であるため、同一部分には
同一符号を付し、その説明を簡略化する。
【0058】上部パネル21は、前面パネル5の一部と
して構成されている。具体的には、図柄透視窓10の直
上に位置し、前面パネル5の一部を形成する透光性を備
えた上部パネル本体と、上部パネル本体上に貼着された
レンチキュラーレンズ21aと、上部パネル本体裏面側
に貼着され、表面に複数種の表示物が表示された印刷シ
ートと、印刷シート裏面に設けられた反射鏡と、を備え
る。
【0059】なお、印刷シート上には、メダルの払出数
を表示する配当表、遊技機固有の攻略法を解説する解説
図などを表示し、上部パネル21の上下方向に視線を変
えたとき、その表示物が選択的に視認できるようにして
いる。勿論、各表示物は、腰部パネル5aに表示された
表示物と同様にしてレンチキュラーレンズ21aの各凸
レンズに対応して表示されている。また、上部パネル2
1には、上部パネル21自らを回動させて遊技者の視認
角度を相対的に変化させる視認角度可変装置を設けるよ
うにしてもよい。
【0060】<リールユニットの説明>続いて、表示領
域としての機能を兼ね備えるリールユニット7について
図12を参照して説明する。リールユニット7は、複数
の図柄7cが描かれたリールテープ7bと、外周面にリ
ールテープ7bが貼り付けられた複数体の回転リール7
aと、各回転リール7aの内方に配置され前記図柄透視
窓10内に図柄7cを照らし出すバックライト7dと、
回転リール7aを回転させるべく各回転リール7a毎に
設けられたリールモータ7eと、各回転リール7aの回
転軸を共通の横軸線上に揃えて棚板4上に垂直に保持す
るリールフレーム7fと、を有する。
【0061】また、リールテープ7bに付された図柄7
cは、図13に示されるように赤色ベースの図柄を形成
する像71、青色ベースの図柄を形成する像72、黄色
ベースの図柄を形成する像73によって構成されてい
る。即ち、図柄7cは、レンチキュラーレンズ7gを介
して夫々異なる方向に写し出される図柄として構成され
ている。すなわち、本発明でいう所定の図柄とは、リー
ルテープ7b上に表示された複数個の図柄7cに相当す
る。そして、この所定の図柄たる複数個の図柄7cは、
赤色ベースの図柄を形成する像71、青色ベースの図柄
を形成する像72、黄色ベースの図柄を形成する像73
によって構成される。
【0062】このベース色を異にする各像(図柄)7
1、72、73は、図13に示されるようにリールテー
プ7bの一側方から他側方に延びる筋状の領域において
夫々分割され、回転リール7aの上下方向に整列されて
一つの図柄7c(所定の図柄)を形成している。一方、
レンチキュラーレンズ7gは、図14に示されるように
リールテープ7bの一側方から他側方に向かって各凸レ
ンズを伸長させる方向にて回転リール7aの表面上に設
けられている。従って、遊技者側に写し出される図柄7
cは、回転リール7aの移動(回転)に伴う相対的な視
認角度の変化によって、各回転角度毎に異なる色に写し
出されることとなる。
【0063】より詳しくは、遊技者の視線を図柄透視窓
10正面に位置させたとき、図柄透視窓10上方では、
赤色ベースの像(図柄)71のみが写し出される。ま
た、図柄透視窓10の中央では、青色ベースの像(図
柄)72のみが写し出される。また、図柄透視窓10の
下方では、黄色ベースの像(図柄)73のみが写し出さ
れる。従って、遊技者は、回転リール7aの回転と同期
して赤→青→黄の順で図柄7cの色を認識することとな
る。
【0064】なお、先に説明した図13では、赤ベース
の図柄を形成する像71、青色ベースの図柄を形成する
像72、黄色ベースの図柄を形成する像73の各々を、
夫々上下6つの領域に分割しているが、図14では、説
明の便宜上各像71、72、73をそれぞれ2つの領域
に分割している。即ち、図14では、連設した2個の凸
レンズに一つの像をまとめるようにしている。
【0065】このように本実施形態に示すスロットマシ
ン1では、同一の図柄7cであっても、見る角度によっ
て図柄7cの色が異なって認知される。即ち、「図柄の
複数視」が実現される。よって遊技者はさらなる面白み
と意外性を体感しながら遊技を楽しめる。
【0066】なお、上記した実施形態では、3つの領域
にて図柄7cの色を異ならせているが、色の変化態様は
上記した例に限定されることはない。例えば、図柄透視
窓10の上方において赤色に見え、図柄透視窓10の中
央及び下方にて黄色に見えるといった具合に図柄7cの
色を定めても良い。
【0067】また、各回転リール7aに付される図柄7
cは、その全てを必ずしも色の変化する図柄7cにて形
成しなくともよく、通常図柄と、色の変化をなし得る図
柄7cとを交えて回転リール7aに付される図柄群を構
成してもよい。尚、通常図柄とは、レンチキュラーレン
ズ7gの有無に関わらず、何れの視認角度においても同
色同形状に写し出される図柄を意味する。好ましくは、
各回転リール7aに少なくとも一つずつ、目印となるべ
く通常図柄を含ませるのが望ましい。または、特定種類
の図柄7cのみに、前記色の変化をなし得る図柄7cを
適用してもよい。
【0068】また、複数体ある回転リール7aの全て
に、色の変化をなし得る図柄7cを適用せずとも、例え
ば、通常図柄のみにて構成される回転リールを複数体あ
る回転リールの中に含ませるようにしてもよい。
【0069】また、上記した図柄7cの変化態様では、
色のみを変化させるているが、同様の原理にて図柄7c
の形状をも変化させることができる。この場合には、図
15に示されるように、「7」,「BAR」,「7」と
いった複数種の図柄(像)を上記同様にして複数の領域
に分割した後、各分割された各図柄(像)を上下方向に
交互に配列して一つの図柄7cを構成する。
【0070】すなわち、図15に示される配置では、図
柄透視窓10上方で「7」に写し出された図柄7cが、
図柄透視窓10中央に向かうに連れて「7」→「BA
R]に変化する。また、図柄透視窓10中央から下方に
向かうに連れて、再度、「BAR」→「7」に変化す
る。このように形状を変化させてもよい。
【0071】<図柄透視窓の説明>続いて、図柄透視窓
10について説明する。図柄透視窓10は、上記の如く
図柄7cが臨む窓であるが、その詳細は図16に示され
るように図柄7cが臨む図柄透視領域10aと、この図
柄透視領域10aを囲む装飾表示領域10bとに区別さ
れる。
【0072】そして、本実施の形態では、この装飾表示
領域10bに表示物たる色の着色(彩色)を施し、ま
た、レンチキュラーレンズ10cを設けている。なお、
本実施の形態では、遊技機の左右方向においてこの装飾
表示領域10bを視認したとき、その装飾表示領域10
bの色彩が変化して視認できるように表示物たる色の着
色を行っている。また、レンチキュラーレンズ10c
は、図柄透視窓10の上下方向に各凸レンズを伸長させ
る方向にて取り付ける。
【0073】また、本実施の形態に示すスロットマシン
1では、上記した図柄7cの色彩変化と、図柄透視窓1
0との関係により、遊技に係る付加価値の付与や、遊技
に係る報知演出を行っても良い。
【0074】例えば、図柄透視領域10aに所定の入賞
ラインLを設けた場合(図17参照)、この入賞ライン
Lに揃う図柄7cの色と装飾表示領域10bの色とが、
特定方向において同色に写し出されるとき、前記遊技制
御回路基盤8では、スロットマシン1の制御状態をボー
ナスゲーム状態(特別遊技状態)に移行させる、また、
入賞判定の抽選において所定の入賞役が内部入賞した場
合、遊技制御回路基盤8では、特定方向において装飾表
示領域10bと同色に写し出される図柄7cを選択して
入賞ラインL上に停止させ易い制御状態としてもよい。
【0075】このように本発明のスロットマシン1で
は、入賞時の配当設定や報知演出に幅を持たせることが
できる。よって遊技者はさらなる面白みと意外性を体感
しながら遊技を楽しむことができる。なお、ここで例示
した制御例は、あくまでも具体例であり、その詳細は、
遊技制御回路基盤8内の制御プログラムを変更すること
により任意に変更可能である。
【0076】<前面パネルの説明>続いて、前面パネル
5について説明する。前面パネル5も上記した図柄透視
窓10と同様に、その表面上にはレンチキュラーレンズ
10c及び表示物たる着色が施されている。より詳しく
は、遊技機の左右方向において視認したときには、前面
パネル5全体が、その視認角度の変化に応じて異なる色
に視認されるように表示物たる色の着色が施されてい
る。
【0077】なお、前面パネル5の配色と、図柄透視窓
10の配色は、何れの視認角度においても互いに同色に
写し出される色の組み合わせとするのが望ましい。より
具体的には、遊技機右方において前面パネル5が赤色に
見え、遊技機左方において黄色に見える色の配色とした
とき、装飾表示領域10bにおいても同様に、遊技機右
方から赤色に見え、遊技機左方においては黄色に見える
といった具合に前面パネル5の色と装飾表示領域10b
の色とを組み合わせる。またなお、特定方向からの視認
時においてのみ前面パネル5の色と図柄透視窓10の色
とが一致する色の組み合わせとしてもよい。なお、特定
方向としては遊技機正面側とするのが望ましい。
【0078】また、上記では前面パネル5と装飾表示領
域10bとの色の組み合わせを述べたが、同様にして前
面パネル5と装飾表示領域10bと回転リール7aと
が、何れの視認角度、若しくは特定の視認角度において
も共通の色に写し出されるように色を組み合わせてもよ
い。
【0079】なお、回転リール7aにおいて色彩を異な
らせるときには、図18に示すように回転リール7aの
長手方向に凸レンズを伸長させてレンチキュラーレンズ
7gを設けると共に、レンチキュラーレンズ7gにおけ
る個々の凸レンズに対応づけて表示物たる色の着色を施
す。このように本実施形態に示すスロットマシン1で
は、遊技機全体1Aを利用した多彩な演出をもなし得る
ため他機種との大幅な差別化を図れる。
【0080】上記した第1の実施形態では、スロットマ
シン1を例に本発明を説明したが、本発明は、勿論、パ
チンコ機、アレンジボール、ピンボール等に代表される
弾球遊技機80等においても有用である。以下、弾球遊
技機80に本発明を適用した一例としてパチンコ機80
を例に本発明を説明する。なお、本実施形態に示すパチ
ンコ機80は、図19に示されるようにその主要構成部
品を既存のパチンコ機と略同様にするため、本発明に係
る部分のみを詳細に説明する。 <第2の実施の形態>
【0081】本実施形態では、弾球の処理領域(遊技領
域)となる遊技盤81、遊技盤81全体が臨む透視窓8
2、スロットマシン1の前面パネル5に相当する表枠8
3に前記表示領域及びレンチキュラーレンズを取り付け
ている。
【0082】<遊技盤の説明>まず初めに、表示領域た
る遊技盤81について説明する。遊技盤81は、長方形
をなす遊技盤本体と、その遊技盤本体の表面に貼着され
た化粧シートと、遊技盤中央に配置され複数の図柄86
を連続的に可変表示する液晶パネル87と、を備える。
また、遊技盤81の面盤部分には、図示しない複数の
釘、入賞口84a、84b、84cが設けられており、
所謂、弾球の処理領域P(遊技領域)を形成している。
【0083】また、化粧シートには、表示物たる複数の
装飾絵柄が印刷され、その表面上にはレンチキュラーレ
ンズ81aが設けられている。すなわち、上記した第1
の実施形態と同様に、化粧シートに印刷された表示物に
よって多彩な演出を楽しめるようになっている。なお、
化粧シートに印刷された装飾絵柄は、互いに異なる色彩
の装飾絵柄にて構成されており、レンチキュラーレンズ
81aを介した遊技機左右方向からの視認時に、各視認
角度毎の異なる色に写し出されるようになっている。
【0084】<透視窓の説明>透視窓82は、弾球の処
理領域Pより一回り大きく形成されたガラス板からな
り、本実施形態では、この透視窓82の一部に表示物た
る装飾絵柄を複数表示し、また、この装飾絵柄に対応さ
せてレンチキュラーレンズ82bを取り付けている。よ
り詳しくは、透視窓82内に臨む弾球の処理領域Pを避
けて装飾絵柄及びレンチキュラーレンズ82bを設けて
いる。
【0085】なお、透視窓82に表示する装飾絵柄は、
上記遊技盤81と同様に互いに異なる色彩の装飾絵柄に
て構成されており、遊技機左右方向からの視認時に、各
視認角度に応じて異なる色に写し出されるようにしてい
る。
【0086】<表枠の説明>表枠83は、パチンコ機8
0の前面を構成する枠体であり、この枠体には、上記し
た遊技盤81及び透視窓82の他、パチンコ機80の主
要構成部品が集約して取り付けられている。また、表枠
83表面にもレンチキュラーレンズ83aを設けると共
に、レンチキュラーレンズ83aの各凸レンズに対応さ
せて表示物たる色の着色を施している。すなわち、表枠
83においても多彩な色の変化をなし得るようにしてい
る。
【0087】尚、表枠83に設けられる主要構成部品と
しては、弾球を一時貯蔵する上皿91、賞球として払い
出された弾球の一部を貯留する下皿92、弾球を遊技盤
81上部に打ち出す弾球発射装置93、弾球発射装置9
3の打力調節を行える操作ハンドル93a、電飾ランプ
88、賞球の払出装置(図示せず)、パチンコ機80に
おける入賞判定の抽選を行うと共に各種装置の制御を集
中して管理する遊技制御回路基盤(図示せず)などを例
示でき、表枠83は、実質、遊技機本体に相当する。な
お、上記した構成部品はあくまでも一実施例であり、そ
の詳細は変更可能である。
【0088】なお、表枠83に施される着色は、上記し
た遊技盤81及び透視窓82と同様に、遊技機左右方向
からの視認時において、各視認角度に応じて異なる色に
視認される配色となっている。
【0089】このようにパチンコ機80においても本発
明は適用可能である。尚、上記した遊技盤81、透視窓
82、表枠83の色彩は、何れの視認角度においても、
同色に写し出される色の組み合わせとするのが望まし
い。また、特定方向からの視認時においてのみ、各領域
の色が一致するように色を定めてもよい。
【0090】また、本実施の形態に示すパチンコ機80
においても、前記スロットマシン1と同様に、その液晶
パネル87上に表示される図柄86の色と、他の領域の
色とを関連づけて遊技に係る付加価値の付与や、報知演
出などを行ってもよい。
【0091】例えば、液晶パネル87に設けた所定の入
賞ラインに揃う図柄86の色が、特定方向において定義
される遊技盤81の色と一致するとき、遊技制御回路基
盤では、パチンコ機の制御状態を大当たり状態に移行さ
せる。また、大当たりに当選した場合、遊技制御回路基
盤では、特定方向において定められる遊技盤81の色
と、共通の色となる図柄86を入賞ライン上に停止させ
てもよい。なお、本制御は、あくまでも一実施例であ
り、その制御内容は遊技制御回路基盤において任意に変
更可能である。尚、変更例として一例を挙げると、抽選
確率の変動時、所謂「確変状態」に移行したときに、図
柄86の色と遊技盤81の色とを利用した演出を行うな
ど、その制御方法は、任意に変更可能である。
【0092】上記した各実施形態では、レンチキュラー
レンズを用いて複数種の表示物を夫々異なる方向に写し
出すようにしているが、レンチキュラーレンズのみなら
ず、シリンドリカル・レンズ、複眼レンズ(フライ・ア
イ・レンズ)、プリズム等の光学素子を用いた場合にお
いても、レンチキュラーレンズと同様の効果を期待でき
る。
【0093】また、表示領域及びレンチキュラーレンズ
を設ける場所も上記に例示した場所に限られず、例え
ば、遊技機の電飾となる電飾ランプ20,88のカバー
の表面、各種操作ボタン12,15の表面、メダルの受
け皿14、弾球の受け皿91,92など、上記に例示し
た場所に限られることはない。
【0094】また、上記したスロットマシン1の構成、
及びパチンコ機80の構成は、あくまでも具体例であ
り、その詳細は変更可能である。例えば、リールユニッ
ト7の上部に補助リールを配置したスロットマシンや、
3体の回転リール7aに加えて第4の回転リールを備え
るスロットマシンなどにおいても本発明は適用できる。
すなわち、上部リールや第4リールなどに代表される演
出用リールにレンチキュラーレンズ及び表示領域を形成
し、これら演出用リールにおいて多彩な演出を可能にす
る。また、パチンコ機においては、液晶パネル87に替
えて第1の実施形態に示すリールユニット7を取り付け
てもよい。
【0095】
【発明の効果】本発明によれば、上記の如く限られた領
域内にて複数種の表示物を選択的に写し出すことが可能
となる。従って、従来の遊技機には見られなかった多彩
な演出が可能となる。また、情報(表示物)の提供量も
飛躍的に増すため、遊技者が本来必要とすべき情報の表
示スペースをも十分に確保できる。また、複数の表示物
を遊技者に表示するにあたって液晶パネルなど高価なデ
バイスを用いずとも、限られた領域内にて複数種の表示
物を表示し得る。またさらに、表示物に対する遊技者の
視認角度を自らの可動によって変化させる視認角度変更
手段を備えるため、遊技者自らが視線を変えずとも表示
物における多彩な演出を体感できる。
【0096】以上のように本発明によれば、他機種との
差別化を図りつつ、また、遊技者が本来必要とすべき情
報の表示スペースをも大きく確保し得る遊技機を提供で
きる。また、低コストにて多彩な情報表示をなし得る遊
技機を提供できる。
【0097】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明、第1の実施の形態に係るスロットマ
シンの正面図。
【図2】 第1の実施の形態に係るスロットマシンの一
部断面図。
【図3】 第1の実施の形態に係る腰部パネルの分解斜
視図。
【図4】 照明装置及び視認角度可変装置の概略を示し
た概略構成図。
【図5】 レンチキュラーレンズの特性を説明するため
の原理図。
【図6】 レンチキュラーレンズの特性を説明するため
の原理図。
【図7】 腰部パネルに表示された表示物と、腰部パネ
ル上に配設されたレンチキュラーレンズとの位置関係を
示した図。
【図8】 腰部パネル上における、表示物の変化態様を
示した図。
【図9】 図5及び図6に示す原理を応用して各視認角
度毎に異なる表示物を立体的に写し出すレンチキュラー
レンズの特性を説明した説明図。
【図10】 図5及び図6に示す原理を応用して各視認
角度毎に異なる表示物を立体的に写し出すレンチキュラ
ーレンズの特性を説明した説明図。
【図11】 腰部パネルの上下方向における視認角度の
変化に対応した表示物を表示方法を説明するための図。
【図12】 第1の実施の形態に係るリールユニットを
示す斜視図。
【図13】 色の変化をなし得る図柄の拡大図。
【図14】 図13に示されるA−A’断面を示す断面
図。
【図15】 形状変化をなし得る図柄の拡大図。
【図16】 第1の実施の形態に係る図柄透視窓の拡大
図。
【図17】 図柄透視窓に設けられた入賞ラインと、入
賞ライン上に揃う図柄との色の関係を示した図。
【図18】 視認角度に応じて異なる色に写し出される
回転リール表面の拡大図。
【図19】 本発明、第2の実施形態に係るパチンコ機
の斜視図。
【符号の説明】
1 スロットマシン 1A 遊技機本体 2 枠体 3 背面パネル 4 棚板 4a ステー 5 前面パネル 5a 腰部パネル 6 ホッパーユニット 7 リールユニット 7a 回転リール 7b リールテープ 7c 図柄 7d バックライト 7e リールモータ 7f リールフレーム 7g レンチキュラーレンズ 8 遊技制御回路基盤 10 図柄透視窓 10a 図柄透視領域 10b 装飾表示領域 10c レンチキュラーレンズ 11 スタートレバー 12 ストップボタン 13 メダル投入スロット 14 メダル受皿 15 BETボタン 20 電飾ランプ 21 上部パネル 21a レンチキュラーレンズ 30 スピーカ 50 パネル本体 51 印刷シート 52 レンチキュラーレンズ 53 照明装置(蛍光灯) 53a 光度調節装置 54 回転軸 55 減速ギヤ 56 電動モータ 71 赤色ベースの図柄を形成する像 72 青色ベースの図柄を形成する像 73 黄色ベースの図柄を形成する像 80 パチンコ機(弾球遊技機) 81 遊技盤 81a レンチキュラーレンズ 82 透視窓 82b レンチキュラーレンズ 83 表枠 84a,84b,84c 入賞口 86 図柄 87 液晶パネル 88 電飾ランプ 91 上皿 92 下皿 93 弾球発射装置 93a 操作ハンドル A 表示物 AL 左目視認用の表示物 AR 右目視認用の表示物 B 表示物 BL 左目視認用の表示物 BR 右目視認用の表示物 L 入賞ライン P 弾球の処理領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A63F 5/04 511 A63F 5/04 511A 511Z 512 512D 512C (72)発明者 杉坂 美紀 東京都台東区東上野一丁目14番7号 株式 会社オリンピア東京支社内 Fターム(参考) 2C088 AA17 AA35 AA36 AA42 BC22 CA27 EB56 EB58

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の遊技条件を満たすことにより、当該
    遊技条件に見合う利益を遊技者に付与する遊技機であっ
    て、 遊技者の視認し得る位置に複数種の表示物を表示する表
    示領域と、 この表示領域前面に配置され表示領域に表示された複数
    種の表示物を夫々異なる方向に写し出すレンズと、 を備えることを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】前記レンズは、表面に複数状の凸レンズを
    備えるレンチキュラーレンズであることを特徴とする請
    求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】前記表示領域には、少なくとも第1の表示
    物、及び第2の表示物が表示され、これら各表示物は、
    前記レンズを介して夫々異なる方向に写し出されること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】前記第1の表示物と、前記第2の表示物と
    は、互いに異なる類いの情報にて構成されていることを
    特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  5. 【請求項5】前記第1の表示物、及び第2の表示物は、
    互いに異なる色彩をなすことを特徴とする請求項3又は
    4に記載の遊技機。
  6. 【請求項6】前記第1の表示物、及び第2の表示物は、
    互いに異なる形状をなすことを特徴とする請求項3から
    5の何れかに記載の遊技機。
  7. 【請求項7】前記第1の表示物及び前記第2の表示物に
    は、遊技機の装飾となる装飾絵柄、遊技機の機種名を表
    示する装飾文字、遊技に係る入賞判定の抽選確率を表示
    する抽選確率表、遊技機固有の攻略法を解説した解説
    図、遊技機の操作方法を説明する説明図、遊技機の機種
    特性を表示する表示物、広告となる表示物、の何れかが
    含まれていることを特徴とする請求項1から6の何れか
    に記載の遊技機。
  8. 【請求項8】前記表示領域には、前記複数種の表示物が
    表示された表示板と、この表示板を可動させて表示板に
    対する遊技者の視認角度を相対的に変化させる視認角度
    変更手段が設けられていることを特徴とする請求項1か
    ら7の何れかに記載の遊技機。
  9. 【請求項9】前記視認角度変更手段は、前記表示板の支
    軸となる回転軸と、この回転軸を回転させて表示板の支
    持角度を可変させる回転軸回転機構と、を備えることを
    特徴とする請求項8に記載の遊技機。
  10. 【請求項10】前記視認角度変更手段は、遊技者に対す
    る表示板の支持角度を所定時間毎に可変させることを請
    求項8又は9に記載の遊技機。
  11. 【請求項11】前記表示板の支持角度は、遊技状態に対
    応して予め定められており、前記視認角度変更手段は、
    進行中の遊技状態に基づき前記表示板の支持角度を予め
    定められた所定の支持角度にて支持することを特徴とす
    る請求項8又は9に記載の遊技機。
  12. 【請求項12】前記表示領域及びレンズは、遊技機本体
    の前面に設けられていることを特徴とする請求項1から
    11の何れかに記載の遊技機。
  13. 【請求項13】前記遊技機本体の前面には、所定の遊技
    領域が臨む透視窓が設けられ、前記表示領域及びレンズ
    は、この透視窓に設けられていることを特徴とする請求
    項1から12の何れかに記載の遊技機。
  14. 【請求項14】前記所定の遊技領域には、複数種の図柄
    を連続的に可変させて表示するリールユニットが設けら
    れ、前記リールユニットにて表示される図柄のうち所定
    の図柄は、前記レンズを介して夫々異なる方向に写し出
    される複数の図柄を組み合わせて形成していることを特
    徴とする請求項13に記載の遊技機。
  15. 【請求項15】前記レンズは、前記リールユニット側に
    設けられていることを特徴とする請求項14に記載の遊
    技機。
  16. 【請求項16】前記所定の図柄を形成する複数の図柄の
    うち、その少なくとも一つは、当該所定の図柄を形成す
    る他の図柄と、異なる色彩をなすことを特徴とする請求
    項14又は15に記載の遊技機。
  17. 【請求項17】前記所定の図柄を形成する複数の図柄の
    うち、その少なくとも一つは、当該所定の図柄を形成す
    る他の図柄と、異なる形状をなすことを特徴とする請求
    項14から16の何れかに記載の遊技機。
  18. 【請求項18】前記所定の遊技領域には、表面に複数の
    障害物を備えた遊技盤が設けられ、この遊技盤の表面に
    は、前記表示領域及びレンズが設けられていることを特
    徴とする請求項13に記載の遊技機。
  19. 【請求項19】前記遊技機本体と透視窓と所定の遊技領
    域に、前記表示領域及びレンズを設けた場合、前記各領
    域にて写し出される表示物は、特定方向において同色に
    写し出される色の組み合わせとなっていることを特徴と
    する請求項12から18の何れかに記載の遊技機。
  20. 【請求項20】前記遊技機本体と透視窓と所定の遊技領
    域に、前記表示領域及びレンズを設けた場合、前記各領
    域にて写し出される表示物の色は、何れの方向において
    も同色に写し出される色の組み合わせとなっていること
    を特徴とする請求項12から18の何れかに記載の遊技
    機。
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