JP2002248226A - 遊技機及びリールユニット - Google Patents

遊技機及びリールユニット

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JP2002248226A
JP2002248226A JP2001051014A JP2001051014A JP2002248226A JP 2002248226 A JP2002248226 A JP 2002248226A JP 2001051014 A JP2001051014 A JP 2001051014A JP 2001051014 A JP2001051014 A JP 2001051014A JP 2002248226 A JP2002248226 A JP 2002248226A
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JP
Japan
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symbol
gaming machine
color
symbols
reel unit
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Pending
Application number
JP2001051014A
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English (en)
Inventor
Susumu Imazeki
進 今関
Norimichi Kishi
憲路 岸
Yoshinori Sugisaka
美紀 杉坂
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Olympia KK
Original Assignee
Olympia KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 他機種との差別化を図りつつ、さらなる面白
みと意外性を体感しながら遊技を楽しめる遊技機を提供
する。また、図柄による多彩な演出をなし得るリールユ
ニットを提供する。 【解決手段】 スロットマシン本体1Aに設けられた図
柄透視窓10内に複数種の図柄7cを連続的に可変させ
て表示するリールユニット7と、このリールユニット7
を制御する遊技回路制御基盤8と、を備え、前記リール
ユニット7にて表示される図柄7cのうちその少なくと
も一つは、レンチキュラーレンズ7gを介して互いに異
なる方向に写し出される複数の像によって構成されてい
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は遊技機に関し、より
詳細には、遊技機本体の所定の領域に複数種の図柄を連
続的に可変させて表示するリールユニットを備えた遊技
機に関する。また、遊技機本体の所定の領域に複数種の
図柄を連続的に可変させて表示するリールユニットに関
する。
【0002】
【従来の技術】遊技機を構成する主要構成部品の一つ
に、リールユニットがある。このリールユニットは、遊
技機正面側に設けられた図柄透視窓に複数種の図柄を連
続的に可変させて表示する機能を備えており、近年で
は、スロットマシンのみならず、一部の弾球遊技機にお
いても採用されている。
【0003】より詳しくは、例えば「7」,「BA
R」,「プラム」といった複数種の図柄が所定間隔毎に
表示されたリールテープと、このリールテープが外周面
に貼り付けられた複数体の回転リールと、各回転リール
を個別に回転させるリールモータと、各回転リールを共
通の横軸線上に揃えると共に、その各回転リールをスロ
ットマシン本体内に垂直に支持するリールフレームと、
を備え、各回転リールに対応したストップボタンを操作
することにより、その回転リールが停止する構造となっ
ている。
【0004】そして、遊技者は、自らの判断にてストッ
プボタンを操作し、各回転リールに表示された図柄を図
柄透視窓内に設けられる入賞ライン上に揃えて、遊技を
楽しめるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
リールユニットでは、そのリールユニットに表示される
図柄が、格段の工夫もなく単に整然と表示されている。
このため、どの機種も似通った印象となっている。ま
た、遊技の面においても単にタイミングを見計らって同
形状の図柄を入賞ライン上に揃えるといった単純な遊技
展開であり、意外性や面白みに欠けるところもあった。
【0006】本発明は、以上の点を考慮しなされたもの
で、他機種との差別化を図りつつ、さらなる面白みと意
外性を体感しながら遊技を楽しめる遊技機を提供するこ
とを課題とする。また、図柄による多彩な演出をなし得
るリールユニットを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記した技
術的課題を解決するため以下のように構成した。すなわ
ち、本発明の遊技機は、遊技機本体と、この遊技機本体
に設けられた所定の領域に複数種の図柄を連続的に可変
させて表示するリールユニットと、このリールユニット
を制御する制御手段と、を備え、前記リールユニットに
て表示される図柄のうち少なくとも一つは、レンチキュ
ラーレンズを介して互いに異なる方向に写し出される複
数の像によって構成されていることを特徴とする。
【0008】また、前記図柄を構成する像のうち、その
少なくとも一つは他の像と異なる色をなし、この複数の
像にて構成される図柄は、前記レンチキュラーレンズを
介した少なくとも2つの視認角度において、互いに異な
る色に写し出されるようにしてもよい。即ち、この構成
では、視認角度の変化に応じて図柄の色が異なって視認
されることとなる。
【0009】また、前記図柄を構成する像のうち、その
少なくとも一つは他の像と異なる形状をなし、この複数
の像にて構成される図柄は、前記レンチキュラーレンズ
を介した少なくとも2つの視認角度において、互いに異
なる形状に写し出されるようにしてもよい。即ち、この
構成では、視認角度の変化に応じて図柄の形状が異なっ
て視認されることとなる。
【0010】また、前記図柄は、互いに異なる視認角度
にて捉えられた右目視認用の像、及び左目視認用の像に
て構成され、前記レンチキュラーレンズを介して立体的
に写し出されるようにしてもよい。即ち、この構成で
は、右面視認用の像が右目に写し出され、左目視認用の
像が左目に写し出されるため、図柄が視差像となる。従
って、図柄の立体視を実現できる。
【0011】このように本発明の遊技機では、リールユ
ニットにて表示される図柄が、レンチキュラーレンズを
介しての視認時に、色の変化、形状の変化、立体表示な
どの多彩な演出をなし得るため、他機種との大幅な差別
化を図れる。また、遊技者は、その多彩に変化する図柄
を視認しながら遊技を行えるため、従来にない意外性や
面白みを体感しながら遊技を楽しめる。
【0012】また、前記所定の領域に、前記図柄が複数
並んで臨む入賞ラインを設け、前記リールユニットは、
この入賞ライン上に複数種の図柄を連続的に可変させて
表示するようにしてもよい。
【0013】なお、入賞ラインとは、入賞判定の基準と
なるべく設けられたラインであり、この入賞ラインに揃
う図柄が入賞条件を満たすことにより、当該入賞条件に
見合った利益が遊技者に付与される。即ち、この構成で
はリールユニットにて表示する図柄を、入賞判定用の図
柄として使用する。
【0014】また、制御手段は、遊技における入賞判定
の抽選を行うと共に、この入賞判定の抽選結果ごとに定
められた複数種の制御パターンに基づき、前記リールユ
ニットを制御するようにしてもよい。即ち、この構成で
は、入賞判定の抽選結果に基づくリール制御をリールユ
ニットに実施させる。尚、ここで複数種の制御パターン
とは、例えば、特別遊技状態に移行するための図柄を出
現させ易くするリール制御、或いは、入賞判定の抽選に
おいてボーナス役が内部入賞したが、そのボーナス図柄
を引き当てられなかったときにリーチ目を出現させ易く
するリール制御等を例示できる。
【0015】また、前記制御手段は、前記レンチキュラ
ーレンズを介して特定方向に写し出される図柄が、前記
入賞ライン上にて所定の条件を満たすことを、遊技にお
ける入賞の確定条件として設定してもよい。
【0016】なお、前記制御手段は、前記レンチキュラ
ーレンズを介して特定方向に写し出される図柄が、前記
入賞ライン上において互いに共通の色をなす場合を、前
記所定の条件とみなしてもよい。
【0017】また、前記制御手段は、前記レンチキュラ
ーレンズを介して特定方向に写し出される図柄が、前記
入賞ライン上において互いに共通の形状をなす場合を、
前記所定の条件とみなしてもよい。
【0018】さらに、前記制御手段は、前記レンチキュ
ラーレンズを介して特定方向に写し出される図柄が、前
記入賞ライン上において、予め定められた所定の配色と
なる場合を、前記所定の条件とみなしてもよい。
【0019】またさらに、前記制御手段は、前記レンチ
キュラーレンズを介して特定方向に写し出される図柄
が、前記入賞ライン上において遊技機本体の色と同色と
なる場合を、前記所定の条件とみなしてもよい。
【0020】また、前記所定の領域に、前記リールユニ
ットの図柄が複数並んで臨む入賞ラインを備えた遊技盤
を設け、前記制御手段は、前記レンチキュラーレンズを
介して特定方向に写し出される図柄が、前記入賞ライン
において遊技盤の色と同色となる場合を、前記所定の条
件としてみなしてもよい。
【0021】また、前記制御手段は、前記レンチキュラ
ーレンズを介して特定方向に写し出される入賞ライン上
の図柄の色に基づき、前記リールユニットの制御パター
ンを選択してもよい。尚、ここで入賞ライン上の色と
は、色の組み合わせ(パターン)をも含む概念である。
【0022】即ち、この構成では、制御手段にてリール
ユニットを制御するにあたり、レンチキュラーレンズを
介して特定方向に写し出される図柄の色を考慮してリー
ル制御を実施できるようにしている。換言すると、特定
方向にて視認される図柄の色に基づいたリール制御が実
施される。
【0023】このように本発明の遊技機では、リールユ
ニットにて表示される図柄の色及び形状を利用して遊技
に係る付加価値を付与している。よって遊技者は、単に
図柄の種類(形状)を揃えるといった従来の遊技に加
え、レンチキュラーレンズを介した特定方向からの視認
時によって定められる図柄の色や形状などをも考慮に入
れた遊技を楽しめる。
【0024】また、前記制御手段は、入賞判定の当選時
以降、前記レンチキュラーレンズを介して特定方向に写
し出される図柄が、特定の条件を満たす図柄にて停止し
易い制御パターンを選択するようにしてもよい。なお、
入賞判定の当選時以降とは、入賞判定において入賞のフ
ラグが成立した以降を意味する。
【0025】また、前記特定の条件では、前記レンチキ
ュラーレンズを介して特定方向に写し出される図柄が、
前記入賞ライン上において互いに共通の色となるように
してもよい。
【0026】さらに、前記特定の条件では、前記レンチ
キュラーレンズを介して特定方向に写し出される図柄
が、前記入賞ライン上において、予め定められた所定の
配色となるようにしてもよい。
【0027】また、前記特定の条件では、前記レンチキ
ュラーレンズを介して特定方向に写し出される図柄が、
前記入賞ライン上において遊技機本体の色と、同色とな
るようにしてもよい。
【0028】また、前記所定の領域に、前記リールユニ
ットの図柄が複数並んで臨む入賞ラインを備えた遊技盤
を設け、前記特定の条件では、前記レンチキュラーレン
ズを介して特定方向に写し出される図柄が、前記入賞ラ
インにおいて遊技盤の色と、同色となるようにしてもよ
い。
【0029】また、前記特定方向は、遊技機正面側から
の方向とするのが望ましい。
【0030】また、前記リールユニットは、外周面に複
数の図柄が表示された回転リールを複数体備え、その複
数体ある回転リールには、外周面に表示された図柄の全
てを前記複数の像によって構成した回転リールを含むよ
うにしてもよい。
【0031】また、同様に前記リールユニットは、外周
面に複数の図柄が表示された回転リールを複数体備え、
その複数体ある回転リールには、外周面に表示される図
柄の全てを通常図柄によって構成した回転リールを含む
ようにしてもよい。尚、ここで通常図柄とは、レンチキ
ュラーレンズの有無に関わらず、何れの視認角度におい
ても同色同形状に視認される図柄を意味する。
【0032】また、前記リールユニットにて表示される
図柄のうち、その少なくとも一種類を、前記複数の像に
よって構成してもよい。
【0033】また、上記した技術的課題を解決するた
め、本発明では、以下の構成としてもよい。即ち、外周
面に複数の図柄が表示された回転リールを備えるリール
ユニットであって、前記回転リールにて表示される図柄
のうちその少なくとも一つは、レンチキュラーレンズを
介して互いに異なる方向に写し出される複数の像によっ
て構成してもよい。
【0034】また、上記した技術的課題を解決するた
め、本発明では、以下の構成としてもよい。即ち、本発
明は、外周面に複数の図柄が表示された回転リールを備
えるリールユニットであって、前記回転リールにて表示
される図柄のうちその少なくとも一つは、ホログラムに
よって表示するようにしてもよい。
【0035】これらの構成を有する本発明のリールユニ
ットによれば、リールユニットにて表示される図柄が、
レンチキュラーレンズを介しての視認時に多彩に変化す
る。また、ホログラムを利用して図柄を構成したリール
ユニットでは、図柄が立体的に表示される。よって、本
リールユニットを遊技機に搭載した場合、その図柄の特
異性により他機種との大幅な差別化を図れる。
【0036】
【発明の実施の形態】<第1の実施の形態>以下、本発
明の遊技機に係る好適な実施の形態について図面を参照
して説明する。なお、以下の実施形態では、遊技機とし
てスロットマシンを例に挙げ本発明を説明する。
【0037】<スロットマシンの概略説明>本実施の形
態に示すスロットマシン1は、図1及び図2に示される
ように縦長の直方形に形成された枠体2と、該枠体2の
奥底に組み付けられた背面パネル3と、背面パネル3の
中段より枠体2内に突設された棚板4と、枠体2の一側
方にて回動自在に支持され枠体2の前面を覆う前面パネ
ル(扉)5と、を備えている。また、これら枠体2およ
び前面パネル5などにて構成される遊技機本体1A内に
は、スロットマシン1の主要構成部品が集約して設けら
れている。
【0038】尚、スロットマシン1の主要構成部品とし
ては、外周面に複数種の図柄7cが描かれた回転リール
7aを複数体備えるリールユニット7、内部にメダルを
収容すると共にその収容されたメダルの中から遊技の結
果に基づく所定枚数のメダルを遊技者側に払い出すホッ
パーユニット6、遊技に係る入賞判定の抽選を行うと共
にこの抽選結果に基づき、各種装置の制御を集中管理す
る遊技制御回路基盤8などを例示できる。
【0039】また、前面パネル5には、回転リール7a
にて表示される図柄7cをスロットマシン正面側に臨ま
せる図柄透視窓10、回転リール7aを始動(回転)さ
せるためのトリガーとなるスタートレバー11、各回転
リール7aに対応して設けられ対応する回転リール7a
の回転を停止させるためのストップボタン12、遊技を
行う際に必要とされるメダルを投入するためのメダル投
入スロット13、遊技に費やされるメダルの枚数を設定
するBETボタン15、ホッパーユニット6から払出さ
れたメダルを受けるメダル受皿14、装飾LED及び装
飾蛍光灯にて構成される電飾品20、遊技の進行状況に
応じた効果音を発するスピーカ30などを設けている。
【0040】また、本実施の形態に示すスロットマシン
1では、その主要構成部品の一つであるリールユニット
7にて表示される図柄7cを単なる通常の図柄とせず、
レンチキュラーレンズを介しての視認時に多彩に変化し
て見える図柄で構成している。以下、リールユニット7
について、この図柄7cの変化態様を踏まえながら詳細
に説明する。
【0041】<リールユニットの説明>リールユニット
7は、図3に示されるように複数種の図柄7cが描かれ
たリールテープ7bと、このリールテープ7bが外周面
に貼り付けられた複数体の回転リール7aと、各回転リ
ール7aの内方に配置され前記図柄透視窓10内に図柄
7cを照らし出すリールバックライト7dと、回転リー
ル7aを回転させるべく各回転リール7a毎に設けられ
たリールモータ7eと、各回転リール7aの回転軸を共
通の横軸線上に揃えると共に各回転リール7aを棚板4
上に垂直に保持するリールフレーム7fと、を有し、前
記図柄7cの変化をなし得るレンチキュラーレンズ7g
は、リールテープ7bの表面上に貼り付けている。
【0042】また、各回転リール7aの回転は、前記遊
技制御回路基盤8によって制御されており、遊技制御回
路基盤8内にて実施される入賞判定の抽選結果毎に定め
られた所定の制御パターンに基づき制御されている。す
なわち、本発明に係る制御手段は、遊技制御回路基盤8
内にて処理される制御プログラムによって実現される。
尚、入賞判定の抽選結果毎に定められた制御パターンの
詳細は、後に詳述する。
【0043】一方、リールユニット7にて表示される図
柄7cは、色の異なる複数の像によって構成され、上記
の如くレンチキュラーレンズを介しての視認時に、多彩
な変化を楽しめるようになっている。以下、この図柄7
cについて詳述する。
【0044】<図柄に関する説明>回転リール7aに付
された図柄7cは、赤色ベースの図柄を形成する像7
1、青色ベースの図柄を形成する像72、黄色ベースの
図柄を形成する像73によって構成され、これら互いに
ベース色を異にする各像は、図4に示されるようにリー
ルテープ7bの一側方から他側方に延びる筋状の領域に
おいて夫々分割された後、回転リール7aの上下方向に
整列されて一つの図柄7cを形成している。
【0045】一方、レンチキュラーレンズ7gは、かま
ぼこ状の凸レンズを横一列複数条連ねて形成したレンズ
であり、個々の凸レンズは、図柄7cを構成する各像と
同様にして、リールテープ7bの一側方から他側方に向
かって設けられている。
【0046】従って、遊技者側に写し出される図柄7c
は、回転リール7aの移動(回転)に伴う相対的な視認
角度の変化によって、各回転角度毎に異なる色に写し出
されることとなる。尚、この原理について、図5を参照
して説明すると、以下のようになる。
【0047】なお、先に説明した図4では、赤ベースの
図柄を形成する像71、青色ベースの図柄を形成する像
72、黄色ベースの図柄を形成する像73の各々を、夫
々上下6つの領域に分割しているが、図5では、説明の
便宜上各像71、72、73をそれぞれ2つの領域に分
割している。即ち、図5では、連設した2個の凸レンズ
に一つの像をまとめるようにしている。また、遊技者の
視点は、一点にて固定されている。つまり、図5に示さ
れるように遊技者の視点は、回転リール7aの真正面に
位置している。
【0048】まず、この状態において、遊技者がレンチ
キュラーレンズ7gを介して視認し得る図柄7cについ
て説明すると、回転リール7aの上方では、赤色ベース
の図柄を形成する像71のみが視認可能となる。また、
回転リール7aの中央では、青色ベースの図柄を形成す
る像72のみが視認可能となる。また、回転リール7a
の下方では、黄色ベースの図柄を形成する像73のみが
視認可能となる。
【0049】従って、回転リール7aの回転に伴い遊技
者の視線が相対的に変化すると、回転リール7a上方に
おいて赤色をなしていた図柄7cは、回転リール7a中
央に向かうに連れて、赤色→青色に変化する。また、回
転リール7a中央にて青色に写し出された図柄7cは、
回転リール7a中央から回転リール7a下方に向かうに
連れて青色→黄色といった具合に変化する。
【0050】このように本実施の形態に示すスロットマ
シン1では、同一の図柄7cであっても、見る角度に応
じてその図柄7cの色が異なって認識されることとな
る。即ち、図柄透視窓10内に臨む図柄7cの色が回転
リール7aの回転に伴い変化するため、遊技者はさらな
る面白みと意外性を体感しながら遊技を楽しめる。
【0051】なお、上記した実施形態では、各像毎に色
を異ならせているが、その色の組み合わせは必ずしも、
互いに異なる色にて構成しなくてもよい。即ち、図柄7
cを構成する複数の像において、その少なくとも一つを
他の像と異なる色にすればよい。つまり、図5に示すよ
うに図柄7cの色を3つの領域において異ならせると
き、例えば、赤色ベースの図柄を形成する像71→青色
ベースの図柄を形成する像72→赤色ベースの図柄を形
成する像71と行った具合に、色の設定を行ってもよ
い。
【0052】また、上記した図柄7cの変化態様では、
図柄7cの色のみを変化させるようにしているが、同様
の原理にて図柄7cの形状をも変化させることができ
る。この場合、例えば、図6に示すように、「7」,
「BAR」,「7」といった複数種の図柄7cを上記同
様にして複数の領域に分割した後、分割した各図柄を
「7」→「BAR」→「7」の順で上下方向に整列させ
る。即ち、図6に示される配置では、図柄透視窓10上
方で「7」に見えた図柄7cが、図柄透視窓10中央に
向かうに連れて「7」→[BAR]に変化し、図柄透視
窓10中央から下方に向かうに連れて、再度、「BA
R」→「7」に変化する。このように回転リール7aに
て表示される図柄7gは、色のみならずその形状をも同
様にして変化させることができる。
【0053】<リールユニットの制御の説明>続いて、
リールユニット7の制御について説明する。本実施の形
態に示すスロットマシン1は、入賞時の配当を定めるに
あたって、図柄7cの形状のみならず、図柄7cの色を
も考慮して入賞時の配当を定めるようにしている。即
ち、入賞ラインに同形状の図柄7cが揃えられたことを
条件として開始される特別遊技状態時のリール制御にお
いて、さらに図柄7cの色を考慮したリール制御を付加
するしている。
【0054】なお、特別遊技とは、遊技制御回路基盤8
内にて実施される入賞判定の抽選において、所定の入賞
役が内部入賞(当選)したとき、この入賞役を確定すべ
く入賞ライン上に、当該入賞役に対応した図柄7cが揃
えられたことを条件として開始されるボーナスゲームを
意味する。即ち、本実施の形態では、メダルの大量獲得
が可能なRB(レギュラー・ボーナスゲーム)、BB
(ビッグ・ボーナスゲーム)、SBB(スーパービッグ
・ボーナスゲーム)などが実施されている期間を特別遊
技状態と称する。
【0055】また、特別遊技状態では、ストップボタン
12の操作をトリガーとした回転リール7aの停止制御
すなわち図柄停止制御において、入賞となる図柄7cを
高確率で入賞ライン上に揃え易いようにする「図柄の引
込み制御」及び「図柄の蹴飛ばし制御」などが実施され
る。
【0056】尚、「図柄の引込み制御」とは、遊技回路
制御基盤8内の入賞判定の抽選で、所定の入賞役が内部
入賞となった場合に、入賞役に相当する図柄7cを所定
の範囲内にて入賞ライン上に引き込み強制的に停止させ
る制御である。一方、図柄の蹴飛ばし制御とは、遊技回
路制御基盤8内の入賞判定の抽選で、所定の入賞役が内
部入賞しなかった場合に、入賞役に相当する図柄、若し
くは後述する「リーチ目」を遊技者が意図的に狙う所謂
「目押し」を行ったとしても、その図柄を図柄停止制御
によって揃わないように蹴飛ばして停止させる制御であ
る。なお、回転リール7aを回転させるリールモータ7
eには、ステッピングモータが採用されており、遊技制
御回路基盤8では、このリールモータ7eの回転を制御
することにより図柄7cの停止位置を所定範囲内にて調
節できるようにしている。
【0057】また、特別遊技に対応するリール制御は、
レギュラーボーナス(RB)用の制御パターン、ビッグ
ボーナス(BB)用の制御パターン、スーパービッグボ
ーナス(SBB)用の制御パターンに大別され、遊技制
御回路基盤8では、入賞判定の抽選結果を受け、これら
3種類の制御パターンから所望の制御パターンを選択決
定し、当該選択決定された制御パターンに基づく図柄停
止制御をリールユニットに実施させる。
【0058】尚、各種制御パターンは、それぞれ小役の
当選確率、JACゲームをなし得る回数等が異なり、一
般には、レギュラーボーナス(RB)→ビッグボーナス
(BB)→スーパービッグボーナス(SBB)順に平均
メダル獲得数が多くなるように設定されている。
【0059】以下、特別遊技状態(入賞の確定時)にお
ける、図柄7cの色を考慮したリール制御について説明
する。
【0060】<実施例1>まず、遊技回路制御基盤8
は、レンチキュラーレンズ7gを介した特定方向からの
視認時に、前記入賞ラインに揃う図柄7cが互いに同色
となるとき、スーパービッグボーナス(SBB)用の制
御パターンに基づくリール制御をリールユニット7に実
施させる。
【0061】より具体的には、図7に示されるように入
賞ラインに揃う図柄7cを遊技機正面側から視認したと
き、この入賞ライン上に臨む図柄7cの色が、例えば
「7(青)−7(青)−7(青)」となることを条件と
して、以後の特別遊技期間(特別遊技状態)を、スーパ
ービッグボーナス(SBB)用の制御パターンに基づく
リール制御にて処理する。
【0062】尚、遊技機正面側にて定められる図柄7c
の色は、遊技制御回路基盤8内にて予め把握されてい
る。即ち、各図柄7cの色彩変化は、遊技制御回路基盤
8に準備された色彩変化対応マップに記録されており、
遊技制御回路基盤8では、この色彩変化対応マップを参
照して図柄7cの色を把握するようにしている。またな
お、以下の説明における色の把握も、本説明に準ずるも
のである。
【0063】<実施例2>続いて、実施例2について説
明する。実施例2では、入賞ラインに揃う図柄7cが、
遊技機正面側からの視認時において、所定の配色をなす
とき、前記遊技制御回路基盤8は、以後の特別遊技期間
中において、レギュラーボーナス(RB)用の制御パタ
ーンに基づくリール制御をリールユニット7に実施させ
る。
【0064】より具体的には、図8に示されるように入
賞ライン上に揃う図柄7cの配色が「7(赤)−7
(赤)−7(黄)」となることを条件として、以後の特
別遊技期間を、レギュラーボーナス(RB)用の制御パ
ターンに基づくリール制御にて処理する。
【0065】なお、ここで所定の配色とは、図8に示さ
れる「7(赤)−7(赤)−7(黄)」の配色のみなら
ず、「7(青)−7(青)−7(赤)」,「7(黄)−
7(黄)−7(青)」など、その色の組み合わせは遊技
制御回路基盤8の制御プログラム上において任意に設定
可能である。
【0066】<実施例3>さらに、入賞ラインに揃う図
柄7cが、遊技機正面側からの視認時において、特定の
配色パターンとなるとき、前記遊技制御回路基盤8で
は、以降の特別遊技期間中において、ビッグボーナス
(BB)用の制御パターンに基づくリール制御をリール
ユニット7に実施させる。
【0067】より具体的には、図9に示されるように入
賞ライン上に揃う図柄7cの配色が「7(赤)→7
(青)→7(黄)」の並びとなることを条件として、以
後の特別遊技期間をビッグボーナス(BB)用の制御パ
ターンに基づくリール制御にて処理する。
【0068】尚、ここで特定の配色パターンとは、図9
に示される「赤→青→黄」の並びのみならず、逆の「黄
→青→赤」等の並びでもよく、その配色パターンは遊技
制御回路基盤8のプログラム上において任意に設定可能
である。
【0069】またなお、上記した実施例1においては、
入賞ラインに揃う図柄7cが互いに同色となること条件
として、一律、スーパービッグボーナス(SBB)用の
制御パターンとなるように付加価値を付与しているが、
その色毎にボーナス・パターンの定義付けを行ってもよ
い。
【0070】即ち、上記の如く「7(青)−7(青)−
7(青)」の並びで図柄7cが揃うときスーパービッグ
ボーナス(SBB)用の制御パターンを選択し、「7
(赤)−7(赤)−7(赤)」の並びで図柄7cが揃う
ときビッグボーナス(BB)用の制御パターンを選択
し、「7(黄)−7(黄)−7(黄)」の並びで図柄7
cが揃うときレギュラーボーナス(RB)用の制御パタ
ーンを選択するといった具合に、各色毎にボーナス・パ
ターンの定義付けを行ってもよい。
【0071】また、上記した説明では、入賞ラインに揃
う図柄7cが互いに同形状をなすとき、特別遊技状態の
成立すなわち入賞の確定とみなしているが、単に「7
(赤)−BAR(赤)−ベル(赤)」といった具合に同
色となる図柄7cが入賞ライン上に揃ったことを条件と
して入賞の確定とみなしてもよい。
【0072】また、本実施の形態では、入賞役としてレ
ギュラーボーナス(RB)、ビッグボーナス(BB)、
スーパービッグボーナス(SBB)を例示したが、入賞
役の設定は、あくまでも一実施例であり、その種類
(数)、及びゲーム内容は任意に変更可能である。例え
ば、スーパービッグボーナス(SBB)に替えてシング
ルボーナス(SB)等を対応させてもよい。
【0073】また、本実施の形態では、遊技機正面側に
おいて、色の定義付けを行っているが、その色の定義付
けは、あくまでも一例であり、その方向は任意に設定可
能である。例えば、遊技機上方での色の定義付け、遊技
機右方での色の定義付けなど、その方向は遊技制御回路
基盤8内の制御プログラムにおいて、任意に変更可能で
ある。
【0074】このように本実施の形態に示すスロットマ
シン1では、レンチキュラーレンズを介した特定方向か
らの視認時によって定められる図柄7cの色を考慮した
付加価値(ボーナスパターン)を設定できるため、入賞
時の配当設定に幅を持たせることができる。また、遊技
の展開においては、図柄7cの形状(種類)を揃えるこ
とのみならず、レンチキュラーレンズを介した特定方向
からの視認時によって定められる図柄7cの色をも考慮
に入れて図柄7cを揃えるといった新たな遊技が提供さ
れる。このため遊技者はさらなる面白みと意外性を体感
しながら遊技を楽しめる。
【0075】<報知演出に係る説明>続いて、本実施の
形態に示すスロットマシン1の報知演出に係るリール制
御について説明する。尚、報知演出とは、例えば、各回
転リール7a、リールバックライト7d、演出用リー
ル、ドットマトリクス表示器、液晶表示器、その他の装
飾ランプや、7セグメント表示器などのデバイスを用い
て行われ、SBB、BB、RB等の入賞役(ボーナス
役)、1〜15枚程度の払出しを行う小役、リプレイ等
の入賞役が内部入賞(当選)したことを遊技者に知らせ
る演出、また、ボーナス役が内部入賞したが、そのボー
ナス図柄を入賞ライン上に引き込めなかった場合に回転
リール7aの図柄7cの停止パターンによって遊技者に
内部入賞したことを知らせる演出、所謂「リーチ目」が
よく知られている。また、入賞判定の抽選結果が不当選
(ハズレ)であっても、あたかも内部入賞しているかの
ように見せかけて遊技者の期待を高める演出(ガセ演
出)などもある。
【0076】また、報知演出に伴う図柄停止制御では、
予め定められた図柄7cを入賞ライン上に引き込む制
御、及びその引き込み対象となる図柄7c以外を入賞ラ
イン上から蹴飛ばして停止させる制御などが実施され
る。即ち、上記に説明した図柄の引込み制御、及び図柄
の蹴飛ばし制御等が実施される。
【0077】そして、本実施の形態に示すスロットマシ
ン1では、遊技者にさらなる面白みと意外性を提供すべ
くレンチキュラーレンズを介して視認される図柄7cの
色を利用して多彩な報知演出を可能にしている。以下、
図柄7cの色を利用した報知演出について説明する。
【0078】まず、入賞判定の抽選において所定の入賞
役が内部入賞し、この入賞役を確定すべく図柄7cが入
賞ライン上に引き込まれたことを条件として実施される
報知演出について説明する。
【0079】<実施例4>この場合、遊技制御回路基盤
8では、例えば、スーパービッグボーナス(SBB)の
当選を条件として、遊技機正面側からの視認時における
図柄7cの色が互いに同色となる図柄7cを選択し、こ
の選択した図柄7cを前記入賞ライン上に停止させ易く
する図柄停止制御をリールユニット7に実施させる。よ
り具体的には、図10に示されるように「7(赤)−7
(赤)−7(赤)」となる図柄の並びで回転リール7a
を停止させ易い状態にする。 <実施例5>また、レギュラーボーナス(RB)若しく
はビッグボーナス(BB)の当選を条件として、前記遊
技制御回路基盤8は、入賞ライン真正面側からの視認時
において、予め定めた色の配色となる図柄7cを選択
し、この選択した図柄7cを入賞ライン上に停止させ易
くする図柄停止制御をリールユニット7に実施させる。
【0080】より具体的に説明すると、レギュラーボー
ナス(RB)当選時には、「7(赤)→7(青)→7
(黄)」の並びとなる図柄7cを停止させ易い状態にす
る(図11参照)。また、ビッグボーナス(BB)当選
時には、逆に「7(黄)→7(青)→7(赤)」の並び
となる図柄7cを停止させ易い状態にする(図12参
照)。尚、上記に説明した色の配色(並び)は、あくま
でも一実施例にすぎず、その配色は、勿論、任意に変更
可能である。
【0081】<実施例6>また、スーパービッグボーナ
ス(SBB)、ビッグボーナス(BB)、レギュラーボ
ーナス(RB)の何れかが当選したとき、前記遊技制御
回路基盤8は、入賞ライン真正面側からの視認時に、各
入賞役(ボーナス)毎に定めた色となる図柄7cを選択
し、この選択した図柄7cを入賞ライン上に停止させ易
くする図柄停止制御をリールユニット7に実施させる。
【0082】即ち、スーパービッグボーナス(SBB)
当選時には、例えば、「7(赤)−7−(赤)−7
(赤)」といった赤色に写し出される図柄7cを入賞ラ
イン上に停止させ易い状態とする。また、ビッグボーナ
ス(BB)当選時には、「7(青)−7(青)−7
(青)」といった青色に写し出される図柄7cを入賞ラ
イン上に停止させ易い状態にする。さらに、レギュラー
ボーナス(RB)当選時には、「7(黄)−7(黄)−
7(黄)」といった黄色に写し出される図柄7cを入賞
ライン上に停止させ易い状態とする。このように各入賞
役に応じて、報知演出時の色の定義付けを行ってもよ
い。
【0083】<実施例7>続いて、入賞判定の抽選にお
いてボーナス役が内部入賞(当選)しているが、ボーナ
ス図柄を入賞ライン上に引き込めない場合に実施される
演出、所謂「リーチ目」を出現させる報知演出について
説明する。
【0084】すなわち、上記した実施例4から6におい
ては、「7−7−7」の組み合わせを利用して以後のゲ
ーム内容(遊技状態)を報知するようにしているが、本
報知演出では、「ベル」,「スイカ」等の代用図柄を利
用して、「ベル−ベル−ベル」,「スイカ−スイカ−ス
イカ」等といったリーチ目にて内部入賞を告知してもよ
い。尚、色の定義付けは、上記実施例4から6に準ずる
ためその一例のみを具体的に例示する。
【0085】本報知演出では、スーパービッグボーナス
(SBB)の内部入賞時以降、この入賞役を確定すべく
入賞確定図柄が揃えられなかったことを条件として、同
色に写し出されるリーチ目を出現させ易くする。例え
ば、「ベル(赤)−ベル(赤)−ベル(赤)」となるリ
ーチ目で回転リール7aを停止させ易い状態にする。ま
た、レギュラーボーナス(RB)の内部入賞時以降は
「ベル(青)−ベル(青)−ベル(青)」といったリー
チ目を構成し、ビッグボーナス(BB)の内部入賞時以
降は、「ベル(黄)−ベル(黄)−ベル(黄)」といっ
たリーチ目で回転リール7aを停止させ易い状態にす
る。
【0086】また、実施例5と同様に色の並びを利用し
て告知を行ってもよい、例えば、スーパービッグボーナ
ス(SBB)の内部入賞時以降、この入賞役を確定すべ
く図柄7cが揃えられなかったことを条件として、「ス
イカ(赤)−スイカ(青)−スイカ(青)」といった配
色のリーチ目を出現させ易くする。また、レギュラーボ
ーナス(RB)の内部入賞時には、「スイカ(赤)−ス
イカ(赤)−スイカ(青)」といった配色のリーチ目を
出現させやすい状態とする。また、ビッグボーナス時に
は、「スイカ(青)−スイカ(赤)−スイカ(青)」と
いった配色のリーチ目を出現させ易い状態とする。
【0087】さらに配色パターンの異なるリーチ目を利
用してもよい。すなわち、スーパービッグボーナス(S
BB)の内部入賞時以降、この入賞役を確定すべく図柄
7cが揃えられなかったことを条件として、遊技機回路
制御基盤8では、「スイカ(赤)→スイカ(青)→スイ
カ(黄)」の並び、即ち「赤→青→黄」となる配色パタ
ーンにて図柄7cを停止させ易い状態にする。また、ビ
ッグボーナス(BB)の内部入賞時には、逆に「ベル
(黄)→ベル(青)→ベル(赤)」の並び、即ち「黄→
青→赤」となる逆の配色パターンにて図柄7cを停止さ
せ易い状態にする、などの色の定義付けを行っても良
い。
【0088】なお、上記したリーチ目では、代用図柄と
して「スイカ」、「ベル」等を例示したが、勿論、代用
図柄はこれらに限られることはない。例えば、一般にリ
プレイ図柄として用いられる「プラム」等を利用しても
よい。また、前述では同種の図柄7cにてリーチ目を構
成しているが、勿論、リーチ目は必ずしも同種の図柄7
cにて構成しなくてもよい。すなわち、「ベル−プラム
−BAR」といった不特定多数の図柄にてリーチ目を構
成してもよい。
【0089】<実施例8>続いて、入賞判定の抽選にお
いて不当選(ハズレ)となったとき、その出目をあたか
も内部入賞(ボーナス成立)しているかのように見せか
ける報知演出(ガセ演出)について説明する。また、色
の定義付けは、上記実施例4から7に準ずるためその一
例のみを具体的に例示する。
【0090】まず、ガセ演出に係る図柄の並びを「BA
R−7−7」と仮に定めると、本報知演出では、スーパ
ービッグボーナス(SBB)に対応したガセ演出を行う
とき、例えば、上記実施例7に示すようにスーパービッ
グボーナス(SBB)の内部入賞を告知するかの如く
「BAR(赤)−7(赤)−7(赤)」といった赤色に
写し出される図柄7cを組み合わせて出目を構成して、
この出目を出現させ易い図柄停止制御をリールユニット
7に実施させる。
【0091】また、レギュラーボーナス(RB)に対応
したガセ演出を行うときには、上記実施例7に示すよう
にレギュラーボーナス(RB)の内部入賞を告知するか
の如く「BAR(赤)→7(青)→7(黄)」といった
配色パターンの出目を構成し、また、ビッグボーナス
(BB)に対応したガセ演出を行うときには、逆の配色
パターンとなる「BAR(黄)→7(青)→7(赤)」
といった配色で出目を構成する。そして、遊技回路制御
基盤8では、これらの出目にて図柄7cを停止させ易い
図柄停止制御をリールユニット7に実施させる。
【0092】このように本実施の形態に示すスロットマ
シン1では、入賞役毎に固有の色又は固有の配色(配色
パターン)を定めておき、報知演出時には、この入賞役
毎に定めた固有の色及び配色(配色パターン)にて図柄
7cを停止させる易くするリール制御をリールユニット
に実施させる。なお、各実施例では、遊技機正面側にて
視認させる色に基づき図柄7cの色を定義しているが、
その色の定義付けとなる方向は、任意に設定可能であ
る。また、色の定義付けも遊技制御回路基盤8のプログ
ラム上にて任意に変更可能である。
【0093】このように本発明のスロットマシン1で
は、レンチキュラーレンズを介した特定方向からの視認
時によって定められる図柄7cの色を利用した報知演出
をもなし得るため、さらに多彩な報知演出が可能とな
る。また、各図柄7cは、上記の如く視認角度に応じて
色が変わるため、報知演出に係る図柄7cの並びばかり
か、レンチキュラーレンズを介して視認される図柄7c
の色をも考慮に入れて、報知内容を検討するといった新
たな遊技が提供される。よって遊技者は、この点におい
て、面白みと意外性を体感しながら遊技を行える。
【0094】なお、上記した具体的実施例は、あくまで
も本発明の一実施例にすぎず、図柄の色を利用した付加
価値の付与、並びに図柄の色を利用した報知演出に係る
リール制御は上記した実施例に限定されることはない。
【0095】また、上記した各実施例では、入賞ライン
に揃う図柄同士の組み合わせに応じて各種制御パターン
を定義しているが、例えば、以下のように図柄7cの色
と、遊技機本体1Aとの色の組み合わせに応じて各種制
御パターンを定義してもよい。
【0096】すなわち、前面パネル5などにて構成され
る遊技機本体1Aの色と前記回転リール7aに付された
図柄7cの色とを利用して遊技に係る付加価値の付与、
並びに報知演出を行わせることも可能である。尚、付加
価値の付与、並びに報知演出に係る制御パターンは、上
記した制御パターンの説明と略同様の内容であるためそ
の説明は、簡略化して説明する。
【0097】まず、付加価値の付与に関し、遊技機本体
1Aの色と入賞ラインに揃う図柄7cの色とが特定方向
からの視認時において互いに一致するとき、前記遊技制
御回路基盤8では、特別遊技に対応したリール制御をリ
ールユニット7に実施させる。
【0098】より具体的には、図13に示されるように
遊技機本体1Aが赤色であるとき、前記遊技制御回路基
盤8では、入賞ラインL上に赤色に写し出される図柄7
cが揃ったことを条件として、スーパービッグボーナス
(SBB)用の制御パターンに基づくリール制御をリー
ルユニット7に実施させる。なお、入賞ラインLに揃う
図柄7cの色は、勿論、レンチキュラーレンズ7gを介
して特定方向に写し出される色によって定義される。
【0099】また、報知演出に関し、前記遊技制御回路
基盤8は、入賞判定の当選時以降、特定方向からの視認
時に、前記遊技機本体1Aの色と共通の色に写し出され
る図柄7cを選択し、この選択した図柄7cを前記入賞
ラインに停止させ易くする図柄停止制御をリールユニッ
ト7に実施させてもよい。
【0100】より具体的には、図14に示されるように
遊技機本体1Aの色が赤色をなすとき、前記遊技制御回
路基盤8では、入賞判定の当選時以降、赤色に写し出さ
れる図柄7cを入賞ラインL上に停止させ易くする図柄
停止制御をリールユニット7に実施させる。尚、この場
合においても、入賞ラインに揃う図柄7cの色は、勿
論、レンチキュラーレンズ7gを介して特定方向に写し
出される色によって定義される。
【0101】このように本実施の形態に示すスロットマ
シン1では、遊技機本体1Aをも利用した多彩な報知演
出をなし得るため他機種との大幅な差別化を図れる。ま
た、図柄7cの色と遊技機本体1Aの色とを利用した付
加価値の付与、並びに報知演出もなし得るため、遊技者
は、さらなる意外性と面白みを体感しながら遊技を行え
る。
【0102】また、各回転リール7aに付される図柄7
cは、その全てを必ずしも色の変化する図柄7cにて形
成しなくともよく、通常図柄と、前記色の変化をなし得
る図柄7cとを交えて回転リール7aに付される図柄群
を構成してもよい。尚、通常図柄とは、レンチキュラー
レンズの有無に関わらず、何れの視認角度においても同
色同形状に視認可能な図柄を意味する。尚、好ましく
は、各回転リール7aに少なくとも1つずつ、目印とな
るべき通常図柄を含ませるとよい。
【0103】また、外周面に表示される図柄7cの全て
を通常図柄にて構成する回転リールや、全ての図柄7c
を上記複数の像にて構成した回転リール7aを、複数体
ある回転リール7aの中に含ませてもよい。さらに、特
定種類の図柄7cのみに、前記複数の像にて構成される
図柄7cを適用してもよい。
【0104】また、本実施の形態では、色の変化、及び
形状の変化をなし得る図柄7cのみならず、レンチキュ
ラーレンズを介しての視認時に立体的に写し出される図
柄7cを回転リール7aに付しても良い。この場合に
は、図15に示されるようにレンチキュラーレンズ7g
の凸レンズをリールテープ7bの長手方向に伸長させて
レンチキュラーレンズ7gを設けると共に、その各凸レ
ンズに対応させて右目視認用の図柄(像)と左目視認用
の図柄(像)とをリールテープ7b上に配置する。
【0105】より詳しくは、図16に示すように互いに
異なる視認角度で捉えられた右目視認用の図柄「R」と
左目視認用の図柄「L」にて一つの図柄を構成する。な
お、右目視認用の図柄R及び左目視認用の図柄Lは、何
れも奥行きのある立体的な絵柄や文字などによって構成
されており、右目視認用の図柄R及び左目視認用の図柄
Lの何れにおいても同一の図柄を特定している。即ち、
表示対象となる図柄は、右目視認用の図柄R及び左目視
認用の図柄Lから構成される視差像とされている。
【0106】そして、これら右目視認用の図柄R及び左
目視認用の図柄Lを、レンチキュラーレンズを介して視
認すると、右目には右目視認用の図柄Rのみが写し出さ
れる。また、左目には左目視認用の図柄Lのみが写し出
される。従って、両眼に視差が生じ図柄7cの立体視
(L+R)が可能となる。
【0107】また、リールテープ7bに対するレンチキ
ュラーレンズ7gの向きを図17に示すように斜め方向
に配設した場合には、図柄7cの立体視と共に、色の変
化をも同時に楽しめる。
【0108】より詳しくは、図18及び図19に示され
るように互いに異なる視認角度で捉えられた右目視認用
の図柄R及び左目視認用の図柄Lにて一つの図柄を構成
すると共に、この図柄R及び図柄Lの各々に対応させ
て、図柄の色に相当する「A」,「B」を定める。
【0109】即ち、右目視認用の図柄RA 及び図柄RB
と、左目視認用の図柄LA と図柄L B と、を設け、これ
らの図柄RA ,図柄RB ,図柄LA ,図柄LB をRA
B→LA →LB →RA →RB →・・の順に配置する
と、図18に示す第1の視認角度では左目に左目視認用
の図柄LA が写し出され、右目には右目視認用の図柄
A が写し出されることとなる。このため両眼に視差が
生じて色「A」に対応した図柄の立体視が可能となる
(RA +LA =A)。また、図19に示されるように第
2の視認角度ではRB +LB =Bによって色「B」に対
応した図柄の立体視が可能となる。
【0110】このように本実施の形態に示すスロットマ
シン1では、図柄の色を異ならせることのみならず、図
柄の立体視などをも実現できる。
【0111】また、上記した実施形態では、レンチキュ
ラーレンズ7gを介して認知される図柄7cの色を考慮
して、リール制御を実施するようにしているが、図6に
示されるように視認角度に応じて形状変化をなし得る図
柄7cにて、回転リール7aに付される図柄7cを構成
した場合、この図柄7cの形状変化を利用して、遊技に
係る付加価値を付与してもよい。
【0112】即ち、レンチキュラーレンズ7gを介した
特定方向からの視認時に、前記入賞ラインに揃う図柄7
cが同形状をなすとき、入賞の確定とみなしてもよい。
例えば、遊技機上方において入賞ラインを視認したと
き、その入賞ラインに揃う図柄7cが「7−ベル−7」
の並びであったとしても、遊技機正面側から視認したと
きに「7−7−7」の並びとなっていれば、入賞の確定
とみなすようにしてもよい。
【0113】尚、判定基準となるべく図柄7cの形状
は、遊技制御回路基盤8内にて予め把握されている。即
ち、各図柄7cの形状変化は、遊技制御回路基盤8に準
備された形状変化対応マップに記録されており、遊技制
御回路基盤8では、この形状変化対応マップを参照して
図柄7cの形状を把握するようにしている。
【0114】このように本実施の形態に示すスロットマ
シン1では、レンチキュラーレンズ7gを介した特定方
向からの視認時によって定められる図柄7cの色のみな
らず、図柄7cの形状変化をも利用して遊技に係る付加
価値を付与できる。
【0115】上記した実施の形態では、スロットマシン
1を例に本発明の遊技機を説明したが、本発明は、勿
論、パチンコ機80においても有用である。 <第2の実施の形態>
【0116】以下、本発明をパチンコ機80に適用した
実施形態について図20を参照して説明する。なお、本
実施形態に示すパチンコ機80は、図柄7cの表示手段
として上記したリールユニット7を備える以外は、その
主要構成部品を既存のパチンコ機と略同様にするため、
本発明に係る部分のみを詳細に説明する。また、上記し
た第1の実施形態と同一となる部分には同一符号を付
し、その説明を省略する。
【0117】リールユニット7を備えるパチンコ機80
は、図20に示されるように弾球の処理領域(遊技領
域)となる遊技盤81に、このリールユニット7の図柄
7cが臨む図柄透視窓10が形成され、各回転リール7
aに付された図柄7cはこの図柄透視窓10内に臨むよ
うになっている。また、上記スロットマシン1と同様
に、この図柄透視窓10には、入賞判定の基準となるべ
く入賞ラインLが設けられている。
【0118】そして、本実施の形態では、このリールユ
ニット7の図柄7cと、遊技盤81の色とを関連づけて
遊技に係る付加価値の付与や、報知演出など行ってい
る。より詳しくは、入賞ラインLにて写し出される各図
柄7cの色と、遊技盤81の色とが、特定方向からの視
認時に一致するとき、パチンコ機80に設けられる制御
装置では、遊技機の制御状態を大当たり状態の制御パタ
ーンに移行させる。なお、入賞ラインLに揃う図柄7c
の色は、勿論、回転リール7a上に設けられたレンチキ
ュラーレンズ7gを介して視認される色である。
【0119】またなお、大当たり状態とは、遊技者によ
り多くの利益(賞球)が付与され易い状態を意味し、制
御装置では、遊技盤81に設けられるワイルドアタッカ
ー82などを大きく開口させて弾球の入賞率を高くする
などの制御を実施する。
【0120】また、パチンコ機80の制御装置におい
も、スロットマシン1と同様にして、その内部では入賞
判定の抽選がなされている。なお、パチンコ機80にお
いて入賞判定の抽選とは、プログラム上において大当た
り状態に移行するか否かを判定するための制御に相当す
る。
【0121】また、入賞判定の抽選結果が大当たりに当
選することを条件として、前記制御装置では、以降のリ
ール制御において、特定方向からの視認時に遊技盤81
の色と同色に写し出される図柄7cを選択し、この選択
した図柄7cを入賞ライン上に停止させる。なお、入賞
ラインLに揃う図柄7cの色は、勿論、回転リール7a
上に設けられたレンチキュラーレンズ7gを介して視認
される色である。
【0122】また、上記した各特定方向とは、任意に設
定可能な方向であるが、本実施形態では、遊技盤81の
正面側からの方向で定めている。また、パチンコ機80
では、大当たり状態の確定時のみならず、入賞判定の当
選率が変動したとき、所謂「確変状態」に制御が以降し
たことを受け、その旨を、前記リールユニットにて表示
される図柄7cの色を利用して報知してもよい。
【0123】また、上記した第1の実施形態及び第2の
実施形態では、レンチキュラーレンズの特性を生かし、
図柄7cを構成する各像を夫々異なる方向に写し出すよ
うにしているが、レンチキュラーレンズのみならず、シ
リンドリカル・レンズ、複眼レンズ(フライ・アイ・レ
ンズ)、プリズムなどを用いた場合においても同様の効
果が得られる。
【0124】また、上記した第1の実施形態及び、第2
の実施形態では、レンチキュラーレンズを使用して図柄
の立体視をも可能にしているが、本発明では、ホログラ
ムによって図柄7aを表示するようにしてもよい。
【0125】なお、ホログラムとは、熱可塑性のプラス
チックフィルムにエンボス(熱プレス)によってホログ
ラム形成層を作成し、さらに、このホログラム形成層裏
面側に金属酸化物のような屈折率の高い材料を蒸着して
なるものである。そして、ホログラム形成層に入光した
光が、ホログラム形成層内にて反射及び屈折を重ね、立
体的に視認可能な干渉像がその表面上に写し出されるも
のである。
【0126】なお、本発明においては、透過型のホログ
ラムを使用している。より詳しくは、ホログラム形成層
裏面側に蒸着させる金属酸化物としてアルミ以外のもの
を用いてホログラムを形成する。そして、ホログラムの
背後に照明装置や、反射鏡を設けることによって、より
鮮明な干渉像(ホログラム再生像)を得るようにしてい
る。
【0127】また、上記したリールユニット7は、遊技
機におけるメインリールとして位置づけされているが、
第4リールや、上部リールなどに代表される演出用リー
ルとしての位置づけを行っても良い。
【0128】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、多彩な
演出をなし得る図柄を表示したリールユニットを備える
ため、他機種との大幅な差別化を図れる。また、レンチ
キュラーレンズを介した特定方向からの視認時によって
定められる図柄の色や形状によって遊技に係る付加価値
を付与できるため、入賞時における配当の設定に幅を持
たせることができる。
【0129】また、遊技の展開においては、図柄の種類
を揃える遊技に限られず、レンチキュラーレンズを介し
た特定方向からの視認時によって定められる図柄の色を
も考慮して、入賞ライン上に図柄を揃えるといった新た
な遊技が展開される。よって遊技者はさらなる面白みと
意外性を体感しながら遊技を楽しむことができる。
【0130】また、レンチキュラーレンズを介した特定
方向からの視認時によって定められる図柄の色を利用し
た報知演出をもなし得るため、その報知演出に幅を持た
せることができる。さらに、図柄の色は視認角度に応じ
て変化するため、遊技中にこの図柄を色を判定するとい
った従来にない新たな動作が必要となる。よって、この
点においても遊技者は、面白みと意外性を体感しながら
遊技を楽しめる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明、第1の実施の形態に係るスロットマ
シンの正面図。
【図2】 第1の実施の形態に係るスロットマシンの一
部断面図。
【図3】 第1の実施の形態に係るリールユニットを示
す斜視図。
【図4】 リールテープに表示された図柄の拡大図。
【図5】 リールテープに表示された複数の像とリール
テープに設けられたレンチキュラーレンズとの位置関係
を説明するための説明図。
【図6】 視認角度の変化に応じて形状変化をなし得る
図柄を説明した図。
【図7】 スーパービッグボーナスに相当する図柄の並
びを示す図。
【図8】 レギュラーボーナスに相当する図柄の並びを
示す図。
【図9】 ビッグボーナスに相当する図柄の並びを示す
図。
【図10】 スーパービッグボーナスの当選を条件とし
て入賞ライン上に揃えられる図柄の並びを示す図。
【図11】 レギュラーボーナスの当選を条件として入
賞ライン上に揃えられる図柄の並びを示す図。
【図12】 ビッグボーナスの当選を条件として入賞ラ
イン上に揃えられる図柄の並びを示す図。
【図13】 スーパービッグボーナスに値する図柄の色
と、遊技機本体の色と、の関係を示す図。
【図14】 報知演出に係る図柄の色と遊技機本体の色
と、の関係を示す図。
【図15】 立体視可能に図柄が表示されたリールテー
プ表面の拡大図。
【図16】 図柄の立体視を説明した説明図。
【図17】 立体視可能に図柄が表示されたリールテー
プにおいて、その図柄の色の変化態様を示す図。
【図18】 視認角度に応じて異なる色に立体視可能な
図柄を説明するための説明図。
【図19】 視認角度に応じて異なる色に立体視可能な
図柄を説明するための説明図。
【図20】 本発明、第2の実施の形態に係るパチンコ
機の斜視図。
【符号の説明】
1 スロットマシン(遊技機) 1A 遊技機本体 2 枠体 3 背面パネル 4 棚板 5 前面パネル 6 ホッパーユニット 7 リールユニット 7a 回転リール 7b リールテープ 7c 図柄 7d リールバックライト 7e リールモータ 7f リールフレーム 7g レンチキュラーレンズ 8 遊技制御回路基盤 10 図柄透視窓 11 スタートレバー 12 ストップボタン 13 メダル投入スロット 14 メダル受皿 15 BETボタン 20 電飾品 30 スピーカ 71 赤色ベースの図柄を形成する像 72 青色ベースの図柄を形成する像 73 黄色ベースの図柄を形成する像 80 弾球遊技機(パチンコ機) 81 遊技盤 82 ワイルドアタッカー L 入賞ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉坂 美紀 東京都台東区東上野一丁目14番7号 株式 会社オリンピア東京支社内 Fターム(参考) 2C088 EB60

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技機本体と、この遊技機本体に設けられ
    た所定の領域に複数種の図柄を連続的に可変させて表示
    するリールユニットと、このリールユニットを制御する
    制御手段と、を備え、 前記リールユニットにて表示される図柄のうち少なくと
    も一つは、レンチキュラーレンズを介して互いに異なる
    方向に写し出される複数の像によって構成されているこ
    とを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】前記図柄を構成する像のうち、その少なく
    とも一つは他の像と異なる色をなし、 この複数の像にて構成される図柄は、前記レンチキュラ
    ーレンズを介した少なくとも2つの視認角度において、
    互いに異なる色に写し出されることを特徴とする請求項
    1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】前記図柄を構成する像のうち、その少なく
    とも一つは他の像と異なる形状をなし、 この複数の像にて構成される図柄は、前記レンチキュラ
    ーレンズを介した少なくとも2つの視認角度において、
    互いに異なる形状に写し出されることを特徴とする請求
    項1又は2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】前記図柄は、互いに異なる視認角度にて捉
    えられた右目視認用の像、及び左目視認用の像にて構成
    され、前記レンチキュラーレンズを介して立体的に写し
    出されることを特徴とする請求項1から3の何れかに記
    載の遊技機。
  5. 【請求項5】前記所定の領域には、前記図柄が複数並ん
    で臨む入賞ラインが設けられ、 前記リールユニットは、この入賞ライン上に複数種の図
    柄を連続的に可変させて表示することを特徴とする請求
    項1から4の何れかに記載の遊技機。
  6. 【請求項6】前記制御手段は、遊技における入賞判定の
    抽選を行うと共に、この入賞判定の抽選結果ごとに定め
    られた複数種の制御パターンに基づき、前記リールユニ
    ットを制御することを特徴とする請求項1から5の何れ
    かに記載の遊技機。
  7. 【請求項7】前記制御手段は、前記レンチキュラーレン
    ズを介して特定方向に写し出される図柄が、前記入賞ラ
    イン上にて所定の条件を満たすことを、遊技における入
    賞の確定条件として設定していることを特徴とする請求
    項6に記載の遊技機。
  8. 【請求項8】前記制御手段は、前記レンチキュラーレン
    ズを介して特定方向に写し出される図柄が、前記入賞ラ
    イン上において互いに共通の色をなす場合を、前記所定
    の条件とみなすことを特徴とする請求項7に記載の遊技
    機。
  9. 【請求項9】前記制御手段は、前記レンチキュラーレン
    ズを介して特定方向に写し出される図柄が、前記入賞ラ
    イン上において互いに共通の形状をなす場合を、前記所
    定の条件とみなすことを特徴とする請求項7又は8に記
    載の遊技機。
  10. 【請求項10】前記制御手段は、前記レンチキュラーレ
    ンズを介して特定方向に写し出される図柄が、前記入賞
    ライン上において、予め定められた所定の配色となる場
    合を、前記所定の条件とみなすことを特徴とする請求項
    7から9の何れかに記載の遊技機。
  11. 【請求項11】前記制御手段は、前記レンチキュラーレ
    ンズを介して特定方向に写し出される図柄が、前記入賞
    ライン上において遊技機本体の色と同色となる場合を、
    前記所定の条件とみなすことを特徴とする請求項7から
    10の何れかに記載の遊技機。
  12. 【請求項12】前記所定の領域には、前記リールユニッ
    トの図柄が複数並んで臨む入賞ラインを備えた遊技盤が
    設けられ、前記制御手段は、前記レンチキュラーレンズ
    を介して特定方向に写し出される図柄が、前記入賞ライ
    ンにおいて遊技盤の色と同色となる場合を、前記所定の
    条件とみなすことを特徴とする請求項7から11の何れ
    かに記載の遊技機。
  13. 【請求項13】前記制御手段は、前記レンチキュラーレ
    ンズを介して特定方向に写し出される入賞ライン上の図
    柄の色に基づき、前記リールユニットの制御パターンを
    選択することを特徴とする請求項7から12の何れかに
    記載の遊技機。
  14. 【請求項14】前記制御手段は、入賞判定の当選時以
    降、前記レンチキュラーレンズを介して特定方向に写し
    出される図柄が、特定の条件を満たす図柄にて停止し易
    い制御パターンを選択することを特徴とする請求項6か
    ら13の何れかに記載の遊技機。
  15. 【請求項15】前記特定の条件では、前記レンチキュラ
    ーレンズを介して特定方向に写し出される図柄が、前記
    入賞ライン上において互いに共通の色になることを特徴
    とする請求項14に記載の遊技機。
  16. 【請求項16】前記特定の条件では、前記レンチキュラ
    ーレンズを介して特定方向に写し出される図柄が、前記
    入賞ライン上において、予め定められた所定の配色にな
    ることを特徴とする請求項14又は15に記載の遊技
    機。
  17. 【請求項17】前記特定の条件では、前記レンチキュラ
    ーレンズを介して特定方向に写し出される図柄が、前記
    入賞ライン上において遊技機本体の色と、同色になるこ
    とを特徴とする請求項14から16の何れかに記載の遊
    技機。
  18. 【請求項18】前記所定の領域には、前記リールユニッ
    トの図柄が複数並んで臨む入賞ラインを備えた遊技盤が
    設けられ、 前記特定の条件では、前記レンチキュラーレンズを介し
    て特定方向に写し出される図柄が、前記入賞ラインにお
    いて遊技盤の色と、同色になることを特徴とする請求項
    14から17の何れかに記載の遊技機。
  19. 【請求項19】前記特定方向は、遊技機正面側からの方
    向であることを特徴とする請求項7から18の何れかに
    記載の遊技機。
  20. 【請求項20】前記リールユニットは、外周面に複数の
    図柄が表示された回転リールを複数体備え、 その複数体ある回転リールには、外周面に表示された図
    柄の全てを前記複数の像によって構成した回転リールを
    含むことを特徴とする請求項1から19の何れかに記載
    の遊技機。
  21. 【請求項21】前記リールユニットは、外周面に複数の
    図柄が表示された回転リールを複数体備え、 その複数体ある回転リールには、外周面に表示される図
    柄の全てを通常図柄によって構成した回転リールを含む
    ことを特徴とする請求項1から20の何れかに記載の遊
    技機。
  22. 【請求項22】前記リールユニットにて表示される図柄
    のうち、その少なくとも一種類は、前記複数の像によっ
    て構成されていることを特徴とする請求項1から21の
    何れかに記載の遊技機。
  23. 【請求項23】外周面に複数の図柄が表示された回転リ
    ールを備えるリールユニットであって、 前記回転リールにて表示される図柄のうちその少なくと
    も一つは、レンチキュラーレンズを介して互いに異なる
    方向に写し出される複数の像によって構成されているこ
    とを特徴とするリールユニット。
  24. 【請求項24】外周面に複数の図柄が表示された回転リ
    ールを備えるリールユニットであって、 前記回転リールにて表示される図柄のうちその少なくと
    も一つは、ホログラムによって表示されていることを特
    徴とするリールユニット。
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Effective date: 20040331