JP2002200223A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

Info

Publication number
JP2002200223A
JP2002200223A JP2000401687A JP2000401687A JP2002200223A JP 2002200223 A JP2002200223 A JP 2002200223A JP 2000401687 A JP2000401687 A JP 2000401687A JP 2000401687 A JP2000401687 A JP 2000401687A JP 2002200223 A JP2002200223 A JP 2002200223A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gaming machine
display object
game
display
displayed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000401687A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Imazeki
進 今関
Norimichi Kishi
憲路 岸
Yoshinori Sugisaka
美紀 杉坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympia KK
Original Assignee
Olympia KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympia KK filed Critical Olympia KK
Priority to JP2000401687A priority Critical patent/JP2002200223A/ja
Publication of JP2002200223A publication Critical patent/JP2002200223A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 集客能力が高くまた他機種とのさらなる差別
化を図れる遊技機を提供する。また、装飾の表示スペー
スを減らすことなく遊技者が本来必要とする情報の表示
スペースをも大きく確保し得る遊技機を提供する。 【解決手段】所定の遊技条件を満たすことにより、当該
遊技条件に見合う利益を遊技者に付与するスロットマシ
ンや弾球遊技機において、互いに異なる複数の像にて構
成された表示物が表示される表示領域と、この表示物を
構成する各像を、それぞれ異なる方向に写し出すレンチ
キュラーレンズと、表示領域に表示された表示物を遊技
者側に照らし出す照明装置と、を備えることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は遊技機に関し、より
詳細には、遊技者に視認される装飾や図柄などが表示さ
れる表示部を備えた遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、遊技機には、装飾となる絵柄や遊
技に係る図柄などが表示されている。ところで、一般的
な遊技機においては、遊技者に視認される絵柄や図柄が
格段の工夫もなく表示されており、どの機種も似通った
印象となっている。
【0003】このため従来の遊技機の中には、例えば、
登録実用新案第3021969号公報(実願平7−58
46号)に開示される遊技機のように、外装パネル(遊
技機本体)に表示された装飾絵柄をレンチキュラーレン
ズを用いて立体的に表示する遊技機もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
如く従来の遊技機では、装飾を目的として描かれた絵柄
を、単にレンチキュラーレンズを用いて立体視させるに
とどまるため、他機種との十分な差別化が図れなかっ
た。
【0005】また、レンチキュラーレンズを介して視認
される絵柄の視認性は、このレンチキュラーレンズを介
して視認することによっても低下するが、薄暗い遊技場
内においてはさらにその視認性が損なわれる。このため
期待する程大きな集客能力は得られなかった。
【0006】またさらに、従来の遊技機においては、集
客能力を向上させるべく外装パネルの大部分が装飾絵柄
の表示スペースとして占有されている。このため装飾以
外の情報、例えば、遊技機固有のルールや遊技機の操作
方法など遊技者が本来必要とすべき情報の表示スペース
を外装パネル(遊技機本体)において十分に確保できな
かった。
【0007】よって本発明は、集客能力が高く、また他
機種とのさらなる差別化を図れる遊技機を提供すること
を課題とする。また、装飾用の表示スペースを減らすこ
となく遊技者が本来必要とする情報の表示スペースをも
大きく確保し得る遊技機を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記した技
術的課題を解決するため以下のように構成した。すなわ
ち、本発明の遊技機は、所定の遊技条件を満たすことに
より、当該遊技条件に見合う利益を遊技者に付与する遊
技機であって、互いに異なる複数の像にて構成される表
示物が表示された表示領域と、この表示物を構成する各
像を、それぞれ異なる方向に写し出すレンズと、前記表
示領域に表示された表示物を遊技者側に照らし出す照明
手段と、を備えることを特徴とする。
【0009】このように構成された本発明では、表示領
域に表示される表示物すなわち表示物を構成する各像
が、前記レンズによって夫々異なる方向に写し出され
る。従って各像の組み合わせに応じた多彩な演出がその
表示領域内において可能となる。さらにレンズを介して
視認される表示物の視認性を向上させる照明手段をも備
えるため、レンズを介した表示物の視認性、及び暗い場
内においての表示物の視認性を十分に保つことができ
る。また、前記表示物及びレンズによる多彩な演出と、
前記照明手段による光の演出と、を交えた演出が可能と
なり、これら両者の相乗効果による他機種との大幅な差
別化を図れる。
【0010】また、本発明に係る表示物は、互いに異な
る視認角度にて捉えられた右目視認用の像と、左目視認
用の像と、を有し、前記レンズを介しての視認時に、立
体表示される表示物として構成してもよい。即ち、この
構成では表示領域内にて視認される表示物が、立体視可
能な視差像として構成されている。
【0011】また、本発明に係る表示物は、第1の情報
を示す像と、第2の情報を示す像と、を有し、視認角度
の変更を伴う前記レンズを介しての視認時に、その視認
角度毎に異なる情報が写し出される表示物として構成し
てもよい。即ち、この構成では、表示領域内にて視認さ
れる表示物が、見る角度によって異なる情報(内容)に
写し出される。従って、限られた表示領域内にて、より
多くの情報伝達が可能となる。なお、ここで情報とは、
絵柄、図柄、文字、数字、模様、映像、画像、色彩など
にて構成される視認可能な表示物である。
【0012】尚、本発明に係る表示物に関し、本発明で
は、遊技機の装飾となる表示物、遊技機の型式・名称を
示す表示物、遊技機の性能を示す表示物、遊技機の操作
方法を示す表示物、遊技のルールを示す表示物、広告を
示す表示物のうち、その少なくとも一つが表示物にて表
示されるようにしてもい。
【0013】また、本発明に係るレンズに関し、本発明
では、表面に複数条の凸レンズを有するレンチキュラー
レンズを使用するのが望ましい。なお、本発明でレンズ
とは、光を屈折させる性質を備えたものであればよく、
勿論、上記したレンチキュラーレンズに限定されること
はない。
【0014】また、本発明に係る表示領域には、前記表
示物が表示される透光性を備えた表示板が設けられ、こ
の表示板の背後には、前記照明手段が設けられている構
成としてもよい。即ち、表示板に表示された表示物を表
示板背後からその前面側に照らし出すようにしている。
尚、表示板は、前記照明手段による照射光をその表示板
内にて乱反射させる性質を備えるのが望ましい。
【0015】また、本発明に係る表示板は、遊技者の視
認角度を自らの回動により変化させる視認角度変更手段
を備える構成としてもよい。即ち、表示板に対する遊技
者の視認角度が、表示板自らの回転によって相対的に変
化する。よって遊技者自らが視認角度を変えずとも、表
示領域内における多彩な演出が楽しめる。
【0016】尚、視認角度変更手段は、前記表示板の支
軸となる回転軸と、この回転軸を回転させて遊技者に対
する前記表示板の支持角度を変化させる回転軸回転機構
と、を備える構成としてもよい。また、視認角度変更手
段は、前記遊技者に対する表示板の支持角度を所定時間
毎に変化させてもよい。
【0017】一方、本発明に係る照明手段は、自らが発
光して照明としての機能をなす照明装置を備える構成と
してもよい。また、照明手段は、外部からの光を反射し
て照明としての機能をなす反射部材を備える構成として
もよい。尚、これら照明手段の配置、及び照明手段の数
などは任意に変更可能である。
【0018】また、本発明に係る照明手段は、この照明
手段の光度を遊技の進行状況に応じて調節する光度調節
手段を備える構成としてもよい。なお、光度調節手段
は、遊技の進行状況が大当たり状態若しくは特別遊技状
態に移行したことを受けて、前記照明手段の光度を大き
くしてもよい。なお、ここで大当たり状態並びに特別遊
技状態とは、遊技における利益が遊技者に付与され易い
遊技状態を意味する。
【0019】また、本発明に係る表示板は、遊技機下段
に設けられる腰部パネルであってもよい。なお、腰部パ
ネルとは、既存の遊技機において最も装飾が施される前
面パネル下段を意味する。
【0020】また、本発明に係る遊技機は、遊技機にお
ける主要構成部品を内部に収容する遊技機本体と、所定
の入賞ライン上に複数種の図柄を連続的に可変させて表
示する図柄表示手段と、を備える構成としてもよい。即
ち、本発明の適用対象となる遊技機の一つとして、スロ
ットマシン(回動式遊技機)や、弾球遊技機などを例示
できる。
【0021】また、本発明に係る遊技機は、この遊技機
における遊技領域が臨む透視窓を備え、この透視窓に
は、前記表示物が表示されると共に、この表示物を構成
する各像を夫々異なる方向に写し出す前記レンズが設け
られている構成としてもよい。なお、透視窓に表示され
る表示物は、この透視窓にて視認可能な遊技領域を避け
て表示するのが望ましい。尚、遊技領域とは、スロット
マシンにおいて回転リールが臨む領域に相当し、また、
弾球遊技機では、弾球の処理領域に相当する。
【0022】また、本発明に係る表示物に関し、前記透
視窓に表示される表示物は、視認角度の変更を伴う前記
レンズを介しての視認時に、その視認角度毎に異なる色
に写し出される表示物として構成され、この透視窓に表
示される表示物の配色は、特定方向からの視認時に、前
記遊技機本体と共通の色に写し出される配色としてもよ
い。即ち、この構成では、透視窓の色と遊技機本体との
色が特定方向からの視認時に一致して見える。尚、特定
方向としては、遊技機両側方からの方向、遊技機正面側
からの方向など、予め任意に設定可能である。
【0023】また、本発明に係る遊技機は、その遊技機
本体の表面に、前記表示物が表示されると共に、この表
示物を構成する各像を夫々異なる方向に写し出す前記レ
ンズが設けられている構成としてもよい。
【0024】また、本発明に係る表示物に関し、前記遊
技機本体に表示される表示物は、視認角度の変更を伴う
前記レンズを介しての視認時に、その視認角度毎に異な
る色に写し出される表示物として構成され、この遊技機
本体に表示される表示物の配色と、前記透視窓に表示さ
れる表示物の配色は、何れの視認角度においても互いに
共通の色に写し出される配色としてもよい。即ち、この
構成では、遊技機本体の色と透視窓の色とが各視認角度
毎に一致して見える。
【0025】また、本発明に係る遊技機は、複数の障害
物が設けられた遊技盤を備え、この遊技盤には、前記表
示物が表示されると共に、この表示物を構成する各像を
夫々異なる方向に写し出す前記レンズが設けられている
構成としてもよい。
【0026】また、本発明に係る表示物に関し、前記透
視窓、前記遊技盤、前記遊技機本体のそれぞれに、前記
レンズを介しての視認時において、各視認角度毎に異な
る色に写し出される表示物が表示されるとき、これら各
表示物の配色は、特定方向からの視認時に、互いに共通
の色に写し出される配色としてもよい。即ち、この構成
では、特定方向からの視認時に遊技機全体の色が統一さ
れて見える。
【0027】また、本発明に係る表示物に関し、前記透
視窓、前記遊技盤、前記遊技機本体のそれぞれに、前記
レンズを介しての視認時において、各視認角度毎に異な
る色に写し出される表示物が表示されるとき、これら各
表示物の配色は、何れの視認角度においても、互いに共
通の色に写し出される配色としてもよい。即ち、この構
成では、視認角度に応じて遊技機全体の色を一体的に異
ならせて視認させることができる。
【0028】また、前記遊技機は、スロットマシンであ
ってもよい。また、前記遊技機は、弾球遊技機であって
もよい。なお、上記した各構成は可能な限り互いに組み
合わせることができる。
【0029】さらに、本発明に係る遊技機では、前記表
示物の表示媒体として、画像表示装置を使用してもよ
い。
【0030】なお、本発明に係る表示領域は、遊技領域
が臨む透視窓と、遊技機の電飾となるランプのカバー
と、遊技領域となる遊技盤と、遊技機の機能を表示する
機能表示用パネルと、遊技機の装飾が施された装飾表示
用パネルのうち、その少なくとも一か所に設けられてい
る構成としてもよい。
【0031】また、上記した技術的課題を解決するにあ
たって、本発明では、以下の構成としてもよい。すなわ
ち、所定の遊技条件を満たすことにより、当該遊技条件
に見合う利益を遊技者に付与する遊技機であって、所定
の表示物がホログラムによって表示された表示領域と、
この表示領域に表示された表示物を遊技者側に照らし出
す照明手段と、を備えることを特徴とする。
【0032】
【発明の実施の形態】<第1の実施の形態>以下、本発
明の遊技機に係る好適な実施の形態について図面を参照
して説明する。
【0033】<スロットマシンの概略>まず始めに、本
発明をスロットマシンに適用した例について説明する。
本実施の形態に説明するスロットマシン1は、図1及び
図2に示されるように縦長の直方形に形成された枠体2
と、該枠体2の奥底に組み付けられた背面パネル3と、
背面パネル3の中段より枠体2内に突設された棚板4
と、枠体2の側方にて回動自在に支持されこの枠体2の
前面を覆う前面パネル(扉)5と、を備えている。ま
た、これら枠体2および前面パネル5などにて構成され
る遊技機本体1A内には、スロットマシン1の主要構成
部品が集約して設けられている。尚、以下の説明では、
スロットマシン1を単に遊技機と称することもある。
【0034】スロットマシン1の主要構成部品として
は、外周面に複数の図柄7cが付された回転リール7a
を複数体備えるリールユニット7、及び内部にメダルを
収容すると共にその収容されたメダルの中から遊技の結
果に基づく所定枚数のメダルを遊技者に払い出すホッパ
ーユニット6、遊技に係る入賞判定の抽選を行うと共に
この抽選結果に基づき、各種装置の制御状態を集中管理
する遊技制御回路基盤8などを例示できる。
【0035】また、前面パネル5には、回転リール7a
をスロットマシン正面側に臨ませる図柄透視窓10、回
転リール7aを始動(回転)させるためのトリガーとな
るスタートレバー11、回転リール7aごとに設けられ
対応する回転リール7aを停止させるためのストップボ
タン12、遊技を行う際に必要とされるメダルを投入す
るためのメダル投入スロット13、遊技に費やされるメ
ダルの枚数を設定するBETボタン15、ホッパーユニ
ット6から払出されたメダルを受けるメダル受皿14、
装飾LED及び装飾蛍光灯にて構成される電飾品20、
遊技の進行状況に応じた効果音を発するスピーカ30な
どが設けられている。
【0036】また、本発明のスロットマシン1は、互い
に異なる複数の像によって構成された表示物Dが表示さ
れる表示領域と、この表示物Dを構成する各像をそれぞ
れ異なる方向に写し出すレンズと、この表示領域に表示
された表示物Dを遊技者側に照らし出す照明手段と、を
有する。即ち、レンチキュラーレンズなどに代表される
特殊なレンズを用い、遊技機に関わる表示物(情報)を
様々に変化させながら表示する表示領域を備えている。
【0037】なお、本実施の形態に示すスロットマシン
1は、前面パネル5の一部を形成する腰部パネル5a、
リールユニット7に設けられた回転リール7a、及び回
転リール7aが臨む図柄透視窓10などに表示領域を形
成している。以下、本発明の主旨となる表示領域につい
て、図1から図27を参照して詳細に説明する。
【0038】<腰部パネルの説明>まず、腰部パネル5
aについて説明する。腰部パネル5aは、図1に示され
るように前面パネル5においてその前面パネル5の中段
から下段にかけてのパネル部分を形成しており、半透明
の樹脂板にて形成されたパネル本体50と、このパネル
本体50の表面に設けられたレンチキュラーレンズ52
と、パネル本体50の裏面に設けられ遊技機に関わる情
報(表示物D)が印刷されたフィルム状の印刷シート5
1と、を備えてなる。また、腰部パネル5aの裏面側に
は、腰部パネル5aに表示された表示物Dを遊技者側に
照らし出す照明装置53が設けられている。
【0039】腰部パネル5aに表示される表示物Dは、
互いに異なる視認角度で捉えられた右目視認用の像Rと
左目視認用の像Lとから構成されている。なお、右目視
認用の像R及び左目視認用の像Lは、何れも奥行きのあ
る立体的な絵柄や文字などによって構成されており、右
目視認用の像R及び左目視認用の像Lの何れにおいても
同一の対象物を特定している。即ち、表示物Dは、右目
視認用の像R及び左目視認用の像Lからなる視差像とさ
れている。
【0040】より具体的に説明すると、これら右目視認
用の像R及び左目視認用の像Lは、図5に示されるよう
に各々、R1,R2,・・Rn並びにL1,L2,・・Ln
いった具合に複数の筋状の領域に分割された後、各筋状
の領域がL1→R1→L2→R2・・→Ln→Rnの順に交互
に整列されて印刷シート51上に印刷されている。
【0041】一方、レンチキュラーレンズ52は、かま
ぼこ状の凸レンズを横一列、複数条連ねて形成したレン
ズであり、右目視認用の像R及び左目視認用の像Lから
構成される表示物Dは、このレンチキュラーレンズ52
を介しての視認時に各像とも夫々異なる方向に写し出さ
れることとなる。
【0042】すなわち、図5に示されるように印刷シー
ト51上に印刷された表示物Dは、レンチキュラーレン
ズ52を介しての視認時に、右目には右目視認用の像
(領域)Rのみが視認可能となり、左目には左目視認用
の像(領域)Lのみが視認可能となる。したがって、両
眼に視差が生じ印刷シート51に印刷された表示物Dは
遊技者によって立体視されることとなる。
【0043】また、腰部パネル5aでは、視認角度の変
化を伴うレンチキュラーレンズ52を介しての視認時
に、その視認角度毎に異なる情報(内容)が視認可能と
なる表示物Dを表示してもよい。即ち、見る角度毎に異
なる内容が表示されるようにしてもよい。以下、この表
示物Dについて説明する。
【0044】この場合には、図6及び図7に示されるよ
うに第1の情報を示す像A、及び第2の情報を示す像B
にて表示物Dを構成する。そして、上記同様に各像A,
Bを夫々A1,A2,・・An並びにB1,B2,・・Bn
いった具合に複数の筋状の領域に分割した後、A1→B1
→A2→B2・・→An→Bnの順に交互に整列させて印刷
シート51上に印刷する。
【0045】このように表示物Dを互いに異なる像A、
像Bにて構成すると、図6に示されるように第1の視認
角度では右目及び左目の双方に第1の情報を示す像のみ
が視認可能となる。また、図7に示すように第2の視認
角度では右目及び左目の双方に第2の情報を示す像Bの
みが視認可能となる。
【0046】本実施の形態では、例えば、図10に示さ
れるようにスロットマシン1左方にて腰部パネル5aを
視認したときスロットマシンの型式・名称に相当する内
容(像)が視認され、スロットマシン1右方にて視認し
たときは当該機種固有のルール(リーチ目など)に相当
する内容(像)が視認されるようにしている。
【0047】尚、図10に示される例では、スロットマ
シン1左右方向における視認角度の変化に基づき表示物
Dの内容を異ならせるため、レンチキュラーレンズ52
の向きは、該レンチキュラーレンズ52における凸レン
ズの伸長方向を、その腰部パネル5aの上下方向に伸長
させる形で、レンチキュラーレンズ52を設けている。
なお、腰部パネル5aにて表示される情報の組み合わせ
は、勿論、上記した例に限られることはない。
【0048】また、上記した説明では第1の情報を示す
像A、及び第2の情報を示す像Bの2種類を選択的に視
認可能としているが、例えば、第1の情報を示す像A及
び第2の情報を示す像Bに加えて、第3の情報を示す像
を印刷シート51上に印刷したときには、同様の原理に
て3種類の情報が選択的に視認可能となる。即ち、表示
物Dを構成する情報(内容)の数は任意に設定すること
ができる。
【0049】また、上記の如く選択的に視認可能な各情
報は、夫々視差像にて形成してもよい。即ち、図8及び
図9に示されるように互いに異なる情報を示す像A,及
び像Bの各々に対応させて、右目視認用の像AR及び左
目視認用の像ALと、右目視認用の像BRと左目視認用の
像BLとを設け、これらの像AR,AL,BR,BLをA R
R→AL→BL→AR→BR→AL→BLの順に印刷する
と、第1の視認角度では左目に像ALが写し出され、右
目には像ARが写し出されることとなる。このため両眼
に視差が生じて第1の情報を示す像Aの立体視が可能と
なる(AR+AL=A)。また、同様に第2の視認角度で
はBR+BL=Bによって第2の情報を示す像Bの立体視
が可能となる。
【0050】腰部パネル5aにて表示する表示物Dとし
ては、上記した具体例に限られず、例えば、スロットマ
シンの装飾になる装飾絵柄、スロットマシンの機種名・
型式などを意味する装飾文字、スロットマシンの性能
(スペック)を示すデータ表、機種固有のリーチ目やメ
ダル獲得方法など遊技のルールを示す説明図、スロット
マシンの操作方法を示す説明図、遊技機製造メーカの広
告、遊技場の広告などを好ましい例として挙げることが
できる。
【0051】また、腰部パネル5aでは、視認角度の変
化を伴うレンチキュラーレンズ52を介しての視認時
に、その視認角度毎の変化に応じて可変表示される表示
物Dを表示するようにしてもよい。即ち、見る角度の変
化に伴って表示物Dがあたかも動いているかのように視
認される表示物Dを表示してもよい。以下、この表示物
Dについて具体的に説明する。
【0052】この場合には、表示物Dを、アニメーショ
ンの原画と同様にして僅かに動きの異なる複数の像にて
構成する。そして、各像をレンチキュラーレンズ52の
個々の凸レンズに分割・整列させて表示する。したがっ
て、視認角度の変化を伴うレンチキュラーレンズ52を
介しての視認時に、動作の異なる各像が遊技者側に連続
して写し出されることとなる。よって、あたかも表示領
域にて動画が再生されているかのようにみえる。
【0053】このように腰部パネル5aにおいて、連続
した一連の動作が視認可能となる表示物Dを表示する場
合、本実施の形態では、例えば、図11及び図12に示
されるようにスロットマシン1の操作手順を示す計6コ
マの絵柄を表示させるようにしている。なお、図11及
び図12は、図面上分割されているが一連の連なった図
面である。また、この場合においても腰部パネル5aに
て表示される表示物Dはこの限りではなく、例えば、遊
技の流れ、即ち、遊技機に関するルールの解説や遊技方
法などを解説する絵柄などを表示してもよい。
【0054】<照明手段の説明>腰部パネル5aの裏面
側に設けた照明装置53には、蛍光灯を使用している。
本実施の形態では、図2及び図4に示されるように棚板
4にステー4aを設けると共に、該ステー4aを利用し
て複数本の蛍光灯53をパネル本体50の裏面側に支持
させている。尚、ステー4aは、前面パネル5の裏面側
すなわち扉と一体に設けても良く、その固定位置は任意
に変更してもよい。そして、この蛍光灯53を点灯させ
ることにより腰部パネル5aに表示される表示物Dを遊
技者側に照らし出すようにしている。
【0055】尚、上記したように本実施の形態では、パ
ネル本体50を半透明の樹脂板にて形成している。この
ため蛍光灯53からの光は、パネル本体50を通過する
ことによって乱反射され、蛍光灯53の光は、表示物D
のみならず、腰部パネル5a全体を遊技者側に照らし出
すこととなる。
【0056】また、照明装置53には、遊技の進行状況
に応じてその光度を可変させる光度調節装置53a(光
度調節手段)が設けられている。光度調節装置53a
は、上記した遊技制御回路基盤8とハーネスにて結線さ
れており、遊技制御回路基盤8から送信される現在の遊
技信号を受けて照明装置53の光度を制御している。
【0057】この光度調節装置53aにおける照明装置
53の制御としては、例えば、遊技状態が特別遊技状態
に移行したことを受けて光度を高め、遊技者に興奮と期
待感を与えるようにしている。また、遊技状態が通常の
遊技状態に移行したときには、光度を低くして遊技者の
目の疲労を抑えるようにしている。
【0058】なお、特別遊技状態とは、遊技制御回路基
盤8内にて実施される内部入賞の抽選において所定の入
賞役が当選したとき、この入賞役を確定すべく入賞ライ
ン上にその入賞役に対応する図柄7cが揃えられたこと
を条件として開始されるボーナスゲームのゲーム期間中
を意味する。即ち、本実施の形態では、メダルの大量獲
得が可能なRB(レギュラー・ボーナスゲーム)、BB
(ビッグ・ボーナスゲーム)、SBB(スーパービッグ
・ボーナスゲーム)などが実施されている期間を特別遊
技状態と称する。
【0059】またなお、内部入賞とは、遊技制御回路基
盤8内にて所定の入賞役が当選することを意味し、遊技
制御回路基盤8では、上記の如く内部入賞時においてそ
の入賞役を確定すべく図柄7cが入賞ライン上に揃えら
れることを条件に、遊技状態を特別遊技状態に移行させ
ている。
【0060】なお、本実施の形態において照明装置53
の光度を調節するにあたっては、複数本設けられる蛍光
灯53の点灯本数を変えて光度調節を行っている。すな
わち、本実施の形態では蛍光灯53を点灯させるための
駆動回路が光度調節装置53aとしての機能を有する。
また、光度調節装置53aにおける光度の調節は上記し
た例にとどまらず、例えば、内部入賞時、すなわち特別
遊技状態のフラグ成立時において、その蛍光灯53を点
滅させて遊技者にその旨を告知するようにしてもよい。
【0061】また、本実施の形態では、照明装置53と
して蛍光灯を使用しているが、本発明では蛍光灯のみな
らず、例えば、冷陰極管灯、白熱灯、水銀灯、キセノン
ランプ、ネオンランプ、紫外線ランプなどを使用しても
よい。また、照明装置53の代わりに遊技場内の光を反
射して光源を生成する反射鏡などを腰部パネル5aの裏
面側に配置して照明手段を構成してもよい。なお、反射
鏡にて光度の調節を行う際には、反射鏡における光の反
射角度を変更して光度調節を行う。
【0062】<視認角度変更手段の説明>また、腰部パ
ネル5aには、遊技者の視認角度を自らの回動により変
化させる視認角度変更手段が設けられている。この視認
角度変更手段は、図4に示されるように腰部パネル5a
の両側方に設けられ遊技機本体1A又は前面パネル5等
にて支持される回転軸54と、この回転軸54を、減速
ギヤ55を介して回転させる電動モータ56(回転軸回
転機構)と、を備え、この電動モータ56の作動時に腰
部パネル5aが上下に回動する構造となっている。すな
わち、腰部パネル5a自らの回転によって腰部パネル5
aに対する遊技者の視認角度が相対的に変化するように
なっている。
【0063】なお、本実施の形態では、腰部パネル5a
を所定時間毎に回動させている。このため腰部パネル5
aに対する遊技者の視認角度もその時間の経過と共に自
ずと相対的に変化する。よって腰部パネル5aにて視認
可能な表示物Dの内容もこの視認角度の変化に応じて刻
々と変化する。このため遊技者は、遊技機正面側に着座
しながら腰部パネル5aにおいての多彩な演出を楽しめ
る。
【0064】尚、この例では、スロットマシン1の上下
方向に腰部パネル5aを回動させる構造としているが、
例えば、腰部パネル5aの上部及び下部に回転軸54を
配設して該回転軸54の回転時にスロットマシン1の左
右方向に腰部パネル5aを回動させるようにしてもよ
い。また、腰部パネル5aの対角線上に回転軸54を配
設して該回転軸54の回転時にスロットマシン1の斜め
方向に腰部パネル5aを回動させるようにしてもよい。
【0065】このように本発明の遊技機は、立体表示に
とどまらず多彩な演出をなし得る表示領域を腰部パネル
5aに形成して他機種との差別化を図っている。また、
腰部パネル5aにおいて装飾となる絵柄・模様等の表示
スペースを確保しつつ、さらに加えて遊技者が本来必要
とする情報の表示スペースをもこの腰部パネル5aにお
いて同時に確保できる。よって限られた表示スペース内
にて、より多くの情報を効率よく遊技者に提供できる。
また、高価な装置を使用せずとも遊技機に係る情報の立
体表示や、異なる情報の選択的な表示や、動画の表示を
もなし得るため、遊技機の製造コストを大幅に削減でき
る。
【0066】また、本発明の遊技機は、照明手段を備え
るため、レンチキュラーレンズ等に代表される特殊なレ
ンズを介して視認時においても、その表示物の視認性を
十分に確保することができる。また、照明手段から発せ
られる光が薄暗い遊技場内においてその腰部パネル5a
に表示される表示物を遊技者側に浮き立たせるため、上
記した表示物及びレンズによる多彩な演出と、この照明
手段による光の演出とを交えた演出が可能となる。その
結果、両者の相乗効果によって極めて高い装飾効果が得
られる。
【0067】尚、腰部パネル5aの構造、視方向変更手
段における回転機構、及び照明手段にかかる詳細な構成
は、任意に変更してもよい。すなわち、上記した各構成
は、あくまでも本発明の一実施例にすぎず、その詳細
は、任意に変更可能である。
【0068】また、上記した説明では、表示物Dの表示
媒体として印刷物(印刷シート)を使用しているが、勿
論、画像表示装置などを表示物Dの表示媒体としてもよ
い。なお、上記した表示物Dの形成方法は、勿論、画像
表示装置においても適用可能である。また、画像表示装
置にて表示する表示物Dは、静止画のみならず動画にて
構成してもよい。また、上記した印刷シート51の一部
及びパネル本体50を透明に形成した場合には、印刷シ
ート51上に印刷された表示物Dと画像表示装置に表示
される表示物Dとを交えた演出が可能となる。
【0069】<リールユニットの説明>続いて、表示領
域が形成されるリールユニット7について説明する。リ
ールユニット7は、図13に示されるように複数種の図
柄7cが描かれたリールテープ7bと、外周面にリール
テープ7bが貼り付けられた複数体の回転リール7a
と、各回転リール7aの内方に配置され前記図柄透視窓
10内に回転リール7aの図柄7cを照らし出すリール
照明7dと、各回転リール7aに対して個別に設けられ
回転リール7aを回転させるリールモータ7eと、各回
転リール7aの回転軸を共通の横軸線上に揃えると共に
各回転リール7aを棚板4上に垂直に保持するリールフ
レーム7fと、を有する。
【0070】尚、各回転リール7aの回転は、前記遊技
制御回路基盤8によって制御されており、前記ストップ
ボタン12の操作、及び遊技制御回路基盤8での入賞判
定の抽選結果をトリガーとして、所定の制御パターンに
基づき制御されている。尚、このリールユニット7にお
ける制御の詳細は、後に詳述する。
【0071】また、本実施の形態では、リールテープ7
bに描かれた図柄7cが、前記腰部パネル5aにて表示
される表示物Dと同様に互いに異なる複数の像から構成
されている。そして、レンチキュラーレンズなどに代表
される特殊なレンズを介しての視認時に、その図柄7c
による多彩な演出が楽しめるようになっている。即ち、
回転リール7aに付される図柄7cが表示物Dに相当す
る。以下、この回転リール7aに描かれる図柄7cにつ
いて詳細に説明する。
【0072】この回転リール7aに付される図柄7c
(表示物D)は、複数の情報を遊技者の視認角度に応じ
て選択的に表示する上記の表示方法を応用して構成され
ており、回転リール7aの回転に伴いその図柄7cの色
が刻々と変化するようになっている。
【0073】より具体的には、図14に示されるように
赤色ベースの図柄を形成する像71、青色ベースの図柄
を形成する像72、黄色ベースの図柄を形成する像7
3、によって一つの図柄7cが構成されおり、これら互
いにベースの色を異ならせた像を図14に示すようにリ
ールテープ7bの一側方から他側方に延びる筋状の領域
において分割した後、夫々を回転リール7aの上下方向
に交互に整列させて一つの図柄7cを形成している。
【0074】また、リールテープ7bの表面には、レン
チキュラーレンズ7gが貼着されており、レンチキュラ
ーレンズ7gにおける個々の凸レンズは、図15に示さ
れるように図柄7cを構成する各像と同様にリールテー
プ7bの一側方から他側方に向かって伸長して設けられ
ている。よって回転リール7aの回動に伴い該図柄7c
に対する遊技者の視認角度も相対的に変化するため、遊
技者側に写し出される図柄7cの色は、回転リール7a
の回転角度毎に異なって写し出されることとなる。
【0075】尚、本実施の形態では、各図柄7cにおけ
る色の組み合わせを具体的に以下のように組み合わせて
いる。まず、図柄透視窓10の上方において赤色ベース
の図柄7cに視認され、図柄透視窓10の中段では青色
ベースの図柄7cに変化して視認されるようにしてい
る。また、図柄透視窓10の下段においては黄色ベース
の図柄7cに変化して視認されるようにしている。な
お、各図柄7cにおける色彩変化のパターンは、上記し
た例に限られず、例えば黄色→赤色→青色、青色→赤色
→赤色、赤色→黄色→赤色といった具合に任意に変更可
能である。
【0076】このように本実施の形態に示す遊技機で
は、図柄透視窓10内に臨む図柄7cの色が回転リール
7aの回転に伴い変化するため、遊技者はさらなる面白
みと意外性を体感しながら遊技を楽しめる。
【0077】<リール制御の説明>また、本実施の形態
に示す遊技機1では、この図柄7cの色を利用して遊技
に係る付加価値を付与するようにしている。即ち、入賞
ライン上に入賞となる図柄7cが揃えられることを条件
として実施される特別遊技状態時のリール制御におい
て、さらに図柄7cの色を考慮したリール制御を実施す
るようにしている。
【0078】尚、特別遊技状態時に実施されるリール制
御とは、ストップボタン12の操作をトリガーとした図
柄停止制御において、入賞となる図柄7cが高い確率で
前記入賞ライン上に停止し易い図柄の停止制御を意味す
る。なお、ここで、図柄の停止制御とは、回転リール7
aに付される図柄7cを所定の位置に停止させる制御で
ある。なお、回転リール7aを回転させるリールモータ
7eには、ステッピングモータが採用されている。この
ためリールモータ7e(ステッピングモータ)の回転を
制御することにより図柄7cを所定の位置にて停止させ
ることができる。
【0079】また、特別遊技状態時のリール制御は、通
常、レギュラーボーナス(RB)用のリール制御、ビッ
グボーナス(BB)用のリール制御、スーパービッグボ
ーナス(SBB)用のリール制御等に分けられており、
リールユニット7では、前記遊技制御回路基盤8内にて
実施される入賞判定の抽選結果を受け、これら3種類の
リール制御から所望の制御パターンを選択決定し、当該
選択決定されたリール制御に基づく図柄の停止制御を実
施する。尚、各種制御パターンにおける平均メダル獲得
数は勿論異なり、レギュラーボーナス(RB)→ビッグ
ボーナス(BB)→スーパービッグボーナス(SBB)
順に平均メダル獲得数が多くなるように設定されてい
る。
【0080】以下、特別遊技状態時になされる図柄7c
の色を利用したリール制御に関して説明する。本実施の
形態では、例えば、以下に示す実施例1〜実施例3のリ
ール制御を行っている。
【0081】<実施例1>まず、入賞ライン上に揃う図
柄7cが互いに共通の形状をなし、且つ特定方向からの
視認時に該入賞ライン上において互いに共通の色をなす
とき、前記遊技制御回路基盤8では、スーパービッグボ
ーナス用のリール制御に基づく図柄の停止制御をリール
ユニット7に実施させる。より具体的には、図16に示
されるように図柄透視窓正面側からの視認時に、該図柄
透視窓10に臨む図柄7cの色が「7(赤)−7(赤)
−7(赤)」となったとき、以後の所定の遊技期間中に
はおいては、スーパービッグボーナス用のリール制御に
変更される。
【0082】<実施例2>また、入賞ライン上に揃う図
柄7cが互いに共通の形状をなし、且つ特定方向からの
視認時に該入賞ラインにおいて少なくとも一か所、図柄
7cの色が異なるとき、前記遊技制御回路基盤8は、レ
ギュラーボーナス用のリール制御に基づく図柄の停止制
御をリールユニット7に実施させる。より具体的には、
図17に示されるように図柄透視窓正面側からの視認時
に、該図柄透視窓10に臨む図柄7cの色が「7(赤)
−7(赤)−7(青)」となったとき、以後の所定の遊
技期間中においては、レギュラーボーナス用のリール制
御に変更される。
【0083】<実施例3>さらに、入賞ライン上に揃う
図柄7cが互いに共通の形状をなし、且つ特定方向から
の視認時に該入賞ラインにおいて特定パターンの色の組
み合わせとなるとき、前記遊技制御回路基盤8は、ビッ
グボーナス用のリール制御に基づく図柄の停止制御をリ
ールユニット7に実施させる。より具体的には、図18
に示されるように図柄透視窓正面側からの視認時に、該
図柄透視窓10に臨む図柄7cの色が「7(赤)−7
(青)−7(黄)」となったとき、以後の所定の遊技機
期間中においては、ビッグボーナス用のリール制御に変
更される。尚、特定パターンの色の組み合わせとは予め
定められたものであり、その色の組み合わせは遊技制御
回路基盤8のプログラム上において任意に設定可能であ
る。
【0084】またなお、上記した実施例1においては、
互いに同色に写し出される図柄7cが入賞ライン上に揃
うことを条件に、一律、スーパービッグボーナスに応じ
た付加価値を付与するようにしているが、各色毎にボー
ナス・パターンの定義付け(付与)を行ってもよい。即
ち、「7(赤)−7(赤)−7(赤)」の組み合わせで
図柄7cが揃うときスーパービッグボーナス用のリール
制御を実施し、「7(青)−7(青)−7(青)」の組
み合わせの時にはビッグボーナス用のリール制御を実施
し、「7(黄)−7(黄)−7(黄)」の組み合わせの
時にはレギュラーボーナス用のリール制御を実施すると
いった具合に、各色毎にボーナス・パターンの定義付け
(付与)を行ってもよい。
【0085】また、本実施の形態では、入賞時における
色の定義付けを図柄透視窓正面側から視認時おいて定義
付けしているが、図柄透視窓正面側からの色の定義付け
は、あくまでも一例であり、その方向は任意に設定可能
である。
【0086】このように本発明の遊技機は、入賞ライン
上に揃う図柄7cの色の組み合わせに応じて付加価値
(ボーナスパターン)を設定できるため、入賞時の配当
設定に幅を持たせることができる。また、遊技において
は、図柄7cの種類(形状)を揃えることのみならず、
図柄7cの色をも考慮して入賞ライン上に図柄7cを揃
えるといった新たな遊技が提供される。このため遊技者
はさらなる面白みと意外性を体感しながら遊技を楽しめ
る。
【0087】なお、上記した説明では、内部入賞に係る
入賞役としてレギュラーボーナス(RB)、ビッグボー
ナス(BB)、スーパービッグボーナス(SBB)を例
示して説明を行ったが、この入賞役の種別は、あくまで
も一実施例であり、入賞役の種類、及び名称、さらに配
当などは、任意に変更可能である。
【0088】また、本実施の形態に示す遊技機は、図柄
7cの色を利用した多彩な告知演出をも可能にしてい
る。尚、告知演出とは、遊技制御回路基盤8内にて実施
される入賞判定の抽選においてSBB、BB、RB等の
ボーナス役、1〜15枚程度の払出しがある小役、リプ
レイ等の入賞役が内部入賞(当選)した旨を遊技者に知
らせるための演出であり、リールユニット7において
は、図柄の停止制御において予め定められた図柄7cを
所定の並びで入賞ライン上に停止させ易い図柄の停止制
御を実施する。
【0089】以下、図柄7cの色を利用した告知演出に
ついて説明する。本実施の形態では、例えば、以下に示
す実施例1〜実施例5のリール制御を行っている。
【0090】<実施例1>まず、入賞判定の抽選におい
てスーパービッグボーナス(SBB)に内部入賞したこ
とを条件として、遊技制御回路基盤8では、特定方向か
らの視認時に互いに共通の色をなす図柄を選択して、こ
の選択された図柄7cを前記入賞ライン上に停止させる
図柄の停止制御をリールユニット7に実施させる。より
具体的には、図19に示されるように「7(赤)−7
(赤)−7(赤)」となるような図柄7cの並びで回転
リール7aを停止させ易い状態に制御する。
【0091】<実施例2>また、入賞判定の抽選におい
てレギュラーボーナス(RB)若しくはビッグボーナス
(BB)に内部入賞したことを条件として、遊技制御回
路基盤8では、特定方向からの視認時に予め定められた
色の並びとなる図柄7cを選択して、この選択された図
柄7cを入賞ライン上に停止させる図柄停止制御をリー
ルユニット7に実施させる。より具体的に説明すると、
レギュラーボーナス(RB)確定時には「(赤)−
(青)−(黄)」となる並びで図柄7cを停止させ易い
状態に制御する。また、ビッグボーナス(BB)確定時
には逆に「(黄)−(青)−(赤)」の並びで図柄7c
を停止させ易い状態に制御する(図20及び図21参
照)。尚、上記に説明した色の並びは、あくまでも一実
施例にすぎず、図柄7cにおける色の並びは、勿論、任
意に変更可能である。
【0092】<実施例3>また、入賞判定の抽選におい
てスーパービッグボーナス(SBB)、ビッグボーナス
(BB)、レギュラーボーナス(RB)の何れかに内部
入賞したとき、前記遊技制御回路基盤8では、各ボーナ
ス・パターン毎に定めた色に写し出される図柄7cを選
択し、この選択された図柄7cを入賞ライン上に停止さ
せ易い図柄停止制御をリールユニットに実施させる。
【0093】即ち、スーパービッグボーナス(SBB)
に内部入賞した場合には、例えば、「7(赤)−7
(赤)−7(赤)」といった赤色ベースの図柄7cを入
賞ライン上に停止させ易い状態に制御する。また、ビッ
グボーナス(BB)に内部入賞した場合には、「7
(青)−7(青)−7(青)」といった青色ベースの図
柄7cを入賞ライン上に停止させ易い状態に制御する。
さらに、レギュラーボーナス(RB)に内部入賞した場
合には、「7(黄)−7(黄)−7(黄)」といった黄
色ベースの図柄7cを入賞ライン上に停止させ易い状態
に制御する。このように各ボーナス・パターン毎に色の
定義付けを行ってもよい。
【0094】<実施例4>尚、上記した実施例1〜3に
おいては、入賞時の告知演出を例に説明したが、特別遊
技状態に至る直前の状態、即ち、内部入賞中にその内部
入賞に該当する入賞役を図柄7cの出目によって遊技者
に告知する所謂「リーチ目」を出現させる場合において
も、勿論、この図柄7cの色を利用した告知を行っても
よい。
【0095】即ち、内部入賞状態において表示されるリ
ーチ目が、どのボーナス・パターンに予告しているか
を、図柄7cの色、又は色の組み合わせを利用して遊技
者に告知するようにしてもよい。より具体的には、例え
ば、リーチ目となる図柄7cを「7−BAR−7」の組
み合わせとした場合、スーパービッグボーナス(SB
B)を予告するときには赤色ベースの図柄7cを組み合
わせて「7(赤)−BAR(赤)−7(赤)」というよ
うな出目をリーチ目として、このリーチ目を図柄透視窓
10内に出現させ易い図柄の停止制御をリールユニット
7に実施させる。また、ビッグボーナス(BB)を予告
するときには青色ベースの図柄7cを組み合わせて「7
(青)−BAR(青)−7(青)」というような出目を
リーチ目として、このリーチ目を図柄透視窓10内に出
現させ易い図柄の停止制御をリールユニット7に実施さ
せる。
【0096】<実施例5>さらに、内部入賞状態におい
て表示されるリーチ目において、各ボーナス毎に予め特
定パターンの色の組み合わせを定義付けておき、これら
各ボーナス毎に定義付けされた色の組み合わせで図柄を
停止させるようにしてもよい。より具体的には、例え
ば、リーチ目となる図柄を上記同様に「7−BAR−
7」とした場合、スーパービッグボーナス(SBB)を
予告するときには遊技機左方から順に赤、青、黄の並び
となる図柄を組み合わせて「7(赤)−BAR(青)−
7(黄)」といったリーチ目を出現させ易い図柄の停止
制御をリールユニット7に実施させる。また、ビッグボ
ーナスを予告するときには同左方より順に黄、青、赤の
並びとなる図柄を組み合わせ「7(黄)−BAR(青)
−7(赤)」といったリーチ目を出現させ易い図柄の停
止制御をリールユニット7に実施させる。
【0097】このように本発明の遊技機では、図柄7c
の色を利用した告知演出をもなし得るため、さらに多彩
な演出が可能となる。尚、この場合においても色の定義
付けは、図柄透視窓正面側からの方向において定義付け
するのが望ましい。
【0098】なお、上記した具体的実施例は、あくまで
も本発明の一実施例にすぎず、図柄の色を利用した付加
価値の付与、並びに図柄の色を利用した告知演出に係る
リール制御は上記した実施例に限定されることはない。
例えば、図柄の色の利用した付加価値の付与に関して
は、入賞ライン上において図柄の色のみが揃うことを条
件に遊技者に利益を付与してもよい。また、告知演出に
関しては、色の並びのみを利用した告知演出を行っても
よい。
【0099】また、各回転リール7aに付される図柄7
cは、その全てを必ずしも色の変化する図柄7cにて形
成しなくともよく、通常の図柄と色の変化する図柄とを
交えて回転リール7aに付される図柄群を構成してもよ
い。尚、通常の図柄とは、何れの視認角度においても同
じ形状及び同じ色に視認される図柄を意味する。また、
レンチキュラーレンズ7gが回転リール7aの外周面全
体に貼着されているときには、通常の図柄に対応する図
柄を、互いに共通の色及び形状をなす複数の像にて形成
すると、レンチキュラーレンズ7gを介しての何れの視
認角度においても、その図柄7cが同色同形状の通常図
柄として視認される。
【0100】また、複数体ある回転リール7aのうち少
なくとも1体は、通常図柄のみで形成してもよい。さら
に、特定種類の図柄7cのみに色の変化する図柄7cを
採用してもよい。
【0101】また、上記した回転リール7aでは、図柄
7cの色のみを変化させているが、図柄7cの形状を各
視認角度毎に異ならせてもよい。この場合には、互いに
形状が異なる図柄(像)を所定の領域内に表示して一つ
の図柄を構成する。
【0102】また、回転リール7aにおいては、立体視
可能な図柄7cを表示するようにしてもよい。この場合
には、図22に示されるようにレンチキュラーレンズ7
gにおける凸レンズをリールテープ7bの長手方向に伸
長させてレンチキュラーレンズ7gを設けると共に、そ
の各凸レンズに対応させて右目視認用の図柄(像)と左
目視認用の図柄(像)とをリールテープ上に印刷する。
尚、リールテープ7bに対するレンチキュラーレンズ5
2の向きを図23に示すように斜め方向に配設した場合
には、図柄7cの立体視と共に、図柄7cにおける色の
変化をも同時に楽しめる。
【0103】<図柄透視窓の説明>続いて、表示領域が
設けられる図柄透視窓10について説明する。図柄透視
窓10は、上記に説明したように回転リール7aの図柄
7cが臨む窓であるが、より詳細には図24に示される
ように回転リール7aが臨む図柄透視領域10aと、こ
の図柄透視領域10aを囲む装飾表示領域10bとを備
えている。
【0104】そして、本実施の形態に示すスロットマシ
ン1では、この装飾表示領域10bに表示物D及びレン
チキュラーレンズ10cを設けると共に、図柄透視窓1
0の背面側に図示しない照明装置を設けて表示領域を形
成している。尚、図柄透視窓10は透明の樹脂した若し
くはガラス板にて形成されており、その表面には表示物
Dたる色の着色が施されている。
【0105】なお、本実施の形態では、遊技機の左右方
向においてこの装飾表示領域10bを視認したとき、該
装飾表示領域10bにおける色が変化して視認されるよ
うにレンチキュラーレンズ10cの凸レンズを図柄透視
窓10の上下方向に伸長させた状態でレンチキュラーレ
ンズ10cを設けている。
【0106】<前面パネルの説明>続いて、表示領域が
形成される前面パネル5について説明する。前面パネル
5も上記した図柄透視窓10と同様に、その表面上には
レンチキュラーレンズ10c及び表示物Dたる着色が施
されており、遊技機の左右方向において視認したときに
は、前面パネル5全体が、視認角度毎に異なる色に視認
されるように表示物Dたる色の配色が行われている。
【0107】なお、前面パネル5の配色と、図柄透視窓
10の配色は、何れの視認角度においても互いに同色に
写し出される色の配色とするのが望ましい。即ち、前面
パネル5において遊技機右方からの視認時に前面パネル
5が赤色に見え、遊技機左方において黄色に見える色の
設定としたとき、装飾表示領域10bにおいても同様に
遊技機右方からの視認時には赤色に見え、遊技機左方に
おいては黄色に見えるといった具合に前面パネル5及び
装飾表示領域10bの色の設定を行う。またなお、特定
方向からの視認時においてのみ前面パネル5の色と図柄
透視窓10の色とが一致する配色としてもよい。
【0108】また、上記では前面パネル5と装飾表示領
域10bとの色の設定について述べたが、同様にして前
面パネル5と装飾表示領域10bと回転リール7aと
が、何れの視認角度においても互いに同色に視認される
ように各部分の色の設定を行ってもよい。即ち、遊技機
全体1Aの色が一体となって変化するようにしてもよ
い。
【0109】なお、回転リール7aにおいて色を異なら
せて視認させるときには、回転リール7aの長手方向に
凸レンズを伸長させてレンチキュラーレンズ7gを設け
ると共に、該レンチキュラーレンズ7gにおける個々の
凸レンズに対応づけて表示物たる色の着色を行う。
【0110】また、本実施の形態に示す遊技機では、前
面パネル5などにて構成される遊技機本体1Aの色と前
記回転リール7aに付された図柄7cの色とを利用して
遊技に係る付加価値の付与、並びに告知演出を行わせる
ことも可能である。尚、付加価値の付与、並びに告知演
出に係るリール制御は、上記したリール制御の説明と略
同様の内容であるためその説明は、簡略化して説明す
る。
【0111】まず、付加価値の付与に関しては、遊技機
本体1Aの色と入賞ライン上に揃う図柄7cの色とが特
定方向からの視認時において互いに一致するとき、遊技
制御回路基盤8では、特別遊技状態時になされるリール
制御をリールユニット7に実施させる。例えば、図25
に示すように遊技機正面側からの視認時に遊技機本体1
Aが赤色に視認され、且つ入賞ラインL上に赤色ベース
の図柄7cが揃っていることを条件として、遊技制御回
路基盤8では、スーパビッグボーナス用のリール制御に
基づく図柄の停止制御をリールユニット7に実施させ
る。
【0112】また、入賞判定の抽選において入賞が確定
したとき、前記遊技制御回路基盤8では、特定方向から
の視認時に遊技機本体1Aの色と共通の色に写し出され
る図柄7cを選択して、この選択された図柄7cを前記
入賞ライン上に停止させる図柄の停止制御をリールユニ
ット7に実施させる。例えば、図26に示すように遊技
機本体1Aの色が、遊技機正面側からの視認時に赤色に
視認されるとき、前記遊技制御回路基盤8では、同遊技
機正面からの視認時、赤色に写し出される図柄7cを入
賞ラインL上に停止させる図柄の停止制御をリールユニ
ット7に実施させる。
【0113】なお、上記した具体的実施例は、あくまで
も本発明の一実施例にすぎず、図柄7cの色及び図柄透
視窓10の色を利用した付加価値の付与、並びに告知演
出に係るリール制御は上記した実施例に限定されること
はない。
【0114】このように本発明の遊技機では、遊技機全
体を利用した多彩な演出をもなし得るため他機種との大
幅な差別化を図れる。また、図柄7cの色及び遊技機本
体1Aの色を利用した付加価値の付与、並びに告知演出
もなし得るため、遊技者は、さらなる意外性と面白みを
体感しながら遊技が行える。
【0115】<第2の実施の形態>上記した実施の形態
では、スロットマシン1を例に本発明の遊技機を説明し
たが、本発明は、勿論、弾球遊技機80においても有用
である。即ち、複数の障害物が設けられた遊技盤81を
有し、この遊技盤81の上部に弾球を打ち出しつつ、そ
の打ち出された弾球を重力により落下させて遊技が行わ
れるパチンコ機やアレンジボールなどにおいても本発明
は、適用可能である。
【0116】以下、本発明をパチンコ機80に適用した
一実施形態について図27を参照して説明する。なお、
本実施の形態に示すパチンコ機80は、その主要構成部
品を既存のパチンコ機と略同様にするため、本発明に係
る部分のみを詳細に説明する。
【0117】表示領域をパチンコ機80に形成する場合
には、弾球の処理領域(遊技領域)となる遊技盤81、
この遊技盤81全体が臨む透視窓82、前記スロットマ
シン1の前面パネル5に相当する表枠83、及び遊技盤
81に設けられた図柄表示部87に表示領域を形成して
いる。
【0118】<遊技盤の説明>まず始めに、表示領域が
設けられた遊技盤81について説明する。遊技盤81
は、略矩形をなす木製の遊技盤本体と、その遊技盤本体
の表面に貼着された化粧シートと、を有してなる。そし
て、その面盤部分には、図示しない複数の釘、及び入賞
口84a、84b、84cが設けられており、パチンコ
機80における弾球の処理領域P(遊技領域)を形成し
ている。
【0119】また、化粧シートには、表示物Dたる装飾
絵柄が印刷され、さらにその表面にはレンチキュラーレ
ンズ81aが設けられている。すなわち、上記の如く化
粧シート上に印刷された表示物による多彩な演出が楽し
めるようになっている。
【0120】なお、化粧シート上に印刷された装飾絵柄
は、互いに異なる色ベースの装飾絵柄(像)にて構成さ
れており、レンチキュラーレンズ81aを介した遊技機
左右方向から視認時に、各視認角度毎の異なる色に写し
出されるようになっている。
【0121】また、遊技盤本体には、この化粧シート上
に印刷された表示物たる装飾絵柄を遊技者側に写し出す
べく、照明装置が埋め込まれており、この遊技盤に埋め
込まれた照明装置によって、化粧シート上に印刷された
装飾絵柄の視認性が確保されている。なお、この照明装
置に関しては、前述のスロットマシン同様に、その光度
などを調節可能としてもよい。
【0122】<図柄表示部の説明>また、遊技盤81の
中央には、図柄表示手段として図柄表示部87が設けら
れている。この図柄表示部87は、液晶ディスプレイな
どにて構成されており、液晶ディスプレイ上には、複数
種の図柄86が連続して可変表示されている。すなわ
ち、前記スロットマシン1におけるリールユニット7と
略同様の機能をなす。尚、本実施の形態では、この図柄
表示部87を液晶ディスプレイなどにて構成している
が、勿論、上記第1の実施形態に示すスロットマシン1
と略同様にして、リールユニット7を設け、この図柄表
示部87を構成してもよい。
【0123】尚、この図柄表示部87に写し出される複
数種の図柄86は、遊技盤81上に設けられた始動入賞
口(スタートチャッカー)84aに弾球が入り落ちるこ
とを条件として可変表示される。また、パチンコ機80
では、この始動入賞口84aに弾球が入り落ちたことを
受けて、パチンコ機内部に設けられた遊技制御回路基盤
(図示せず)によって入賞抽選が開始される。
【0124】尚、入賞抽選とは、遊技制御回路基盤にお
いて大当たり状態の制御を行うか否かを判定するための
抽選である。また、大当たり状態とは、遊技者により多
くの利益が付与され易い状態を意味し、具体的には各入
賞口84a、84b、84cが大きく開口されるなどの
制御が遊技機80において実施される。
【0125】<透視窓の説明>一方、表示領域が形成さ
れる透視窓82は、遊技盤81の前面を覆うガラス板に
て形成されており、本実施の形態では、この透視窓82
の一部に表示物たる装飾絵柄を表示すると共に、その装
飾絵柄の各像を夫々異なる方向に写し出すレンチキュラ
ーレンズを設けている。より詳しくは、遊技盤81にお
ける弾球の処理領域Pを避けて装飾絵柄及びレンチキュ
ラーレンズが設けられている。
【0126】なお、透視窓82に表示される装飾絵柄
も、上記した遊技盤81と同様に、互いに色を異ならせ
た複数の装飾絵柄(像)にて構成されており、透視窓8
2に表示される装飾絵柄は、遊技機左右方向から視認時
に、各視認角度に応じて異なる色に視認されるようにな
っている。
【0127】<表枠の説明>また、表示領域が形成され
る表枠83は、パチンコ機の前面を構成するものであ
り、その表面側には、上記した遊技盤81及び透視窓8
2の他、パチンコ機80の主要構成部品が集約して設け
られている。また、同様にして表枠83の表面にも、レ
ンチキュラーレンズ及び表示物たる装飾絵柄が設けられ
ており、多彩な演出をなし得るようにしている。
【0128】尚、表枠83に設けられる主要構成部品と
しては、パチンコ機80において供すべき弾球を一時貯
蔵する上皿91、パチンコ機80より賞球として払い出
された弾球の一部を貯留する下皿92、弾球を遊技盤8
1の上部に打ち出す弾球発射装置93、この弾球発射装
置93の操作ハンドル93a、賞球の払出装置(図示せ
ず)、各種装置の制御を集中して管理する遊技制御回路
基盤(図示せず)などを例示でき、実質、遊技機本体に
相当する。
【0129】なお、表枠83に表示される装飾絵柄も、
上記した遊技盤81及び透視窓82と同様に、互いに色
を異ならせた複数の装飾絵柄(像)にて構成されてお
り、遊技機左右方向から視認時に、各視認角度に応じて
異なる色に視認されるようになっている。
【0130】このようにパチンコ機においても本発明の
適用は可能である。尚、上記した遊技盤81、透視窓8
2、及び表枠83に表示される装飾絵柄の色の設定は、
何れの視認角度においても、互いに同色に視認される色
の設定(配色)とするのが望ましい。また、特定方向か
らの視認時においてのみ、各装飾絵柄の色が一致するよ
うに色の配色を行ってもよい。
【0131】また、図柄表示部87に写し出される各図
柄86は、前記スロットマシン1に設けられた回転リー
ル7a上の図柄7cと同様に、その視認角度に応じて異
なる色に視認される図柄86として構成してもよい。こ
の場合には、液晶ディスプレイ上にレンチキュラーレン
ズを貼着すると共に、液晶ディスプレイにおいてそのレ
ンチキュラーレンズにおける個々の凸レンズに対応づけ
て、複数の像を表示する。
【0132】また、本実施の形態に示すパチンコ機80
においても、前記スロットマシン1と同様にして図柄8
6の色と、他の領域の色とを関連づけて遊技に係る付加
価値の付与や、告知演出など行ってもよい。
【0133】例えば、図柄表示部87における入賞ライ
ン上に揃う各図柄86の色と、遊技盤81の色とが、特
定方向からの視認時に一致するとき、前記遊技制御回路
基盤では、遊技機の制御状態を大当たり状態時の制御に
移行させてもよい。
【0134】また、入賞抽選の結果が大当たりに当選す
ることを条件として、遊技制御回路基盤では、特定方向
からの視認時に、遊技盤81の色と共通の色となる図柄
86を選択し、この選択された図柄86を入賞ライン上
に停止させてもよい。尚、この場合には、遊技機左方又
は遊技機左方からの方向を特定方向として定義付けても
よい。また、大当たり状態の確定時のみならず、入賞抽
選における確率の変動時にこの図柄86の色を利用した
告知演出を行ってもよい。
【0135】上記した各実施形態によれば、スロットマ
シン1においては、腰部パネル5a、回転リール7a、
図柄透視窓10などに表示領域を形成し、パチンコ機で
は、遊技盤81、透視窓82、表枠83、図柄表示部8
7に表示領域を設けているが、勿論、表示領域の形成可
能な場所はこれらに限られることはない。
【0136】他の例としては、例えば、遊技機の電飾と
なるランプ20、88のカバー、遊技機の機能を表示す
る機能表示用パネル(上部パネル)21と、遊技機の装
飾が施された装飾表示用パネルなどを例示できる。
【0137】また、上記した本実施の形態では、スロッ
トマシン及びパチンコ機を例に挙げて説明を行ったが、
本発明に係る表示領域は、アミューズメント機やアーケ
ードゲーム機などにおいても、勿論、適用可能である。
【0138】また、上記した実施形態では、レンチキュ
ラーレンズを用いて表示物における各像を夫々異なる方
向に写し出すようにしているが、レンチキュラーレンズ
のみならず、シリンドリカル・レンズ、複眼レンズ(フ
ライ・アイ・レンズ)、プリズムなどを用いた場合にお
いても同様の効果が得られる。
【0139】また、上記した本実施の形態では、レンチ
キュラーレンズを使用して表示物Dの立体視を実現して
いるが、本発明では、表示物を印刷ホログラムによって
表示する表示領域と、この表示領域に表示された表示物
を遊技者側に照らし出す照明手段を備える構成としても
よい。
【0140】なお、印刷ホログラムとは、熱可塑性のプ
ラスチックフィルムにエンボス(熱プレス)によってホ
ログラム形成層を作成し、さらに、このホログラム形成
層裏面側に金属酸化物のような屈折率の高い材料を蒸着
してなるものである。そして、ホログラム形成層の入光
した光が、ホログラム形成層内にて反射及び屈折を重
ね、立体的に視認可能な干渉像がその表面上に写し出さ
れるものである。
【0141】なお、本発明においては、透光性の印刷ホ
ログラムを使用している。より詳しくは、ホログラム形
成層裏面側に蒸着させる金属酸化物としてアルミ以外の
ものを用いて形成した印刷ホログラムを使用する。そし
て、印刷ホログラム背後に上照明装置や、反射鏡を設け
ることによって、より鮮明な干渉像(ホログラム再生
像)を得るようにしている。
【0142】なお、ホログラムを利用して表示物を表示
する本発明においても、上記した第1の実施の形態及び
第2の実施の形態に記載される項目は、可能な限り組み
適用可能である。例えば、ホログラム形成層を所定時間
毎に回動させて遊技者の視認角度を変化させる視方向変
更手段や、照明手段の光度を遊技の進行状態に合わせて
可変させる光度調節手段等を備えるようにしてもよい。
【0143】このように、表示物を印刷ホログラムにて
表示すると共に、その表示された表示物を遊技者側に照
らし出す照明手段を備えた発明では、両者の相乗効果に
よって、他機種との大幅な差別化が図れる。また、遊技
者にさらなる面白みと意外性を付与することができる。
【0144】
【発明の効果】本発明によれば装飾絵柄を単に立体視さ
せるにとどまらず、視認角度毎に応じて異なる内容の情
報を表示したり、また、動画の表示を行える表示領域を
備えるため、従来の遊技機には見られなかった多彩な演
出が可能となる。また、表示領域における情報の伝達量
も飛躍的に増すため、遊技者が本来必要とする情報の表
示スペースをも十分に確保できる。
【0145】また、本発明では、表示物を遊技者側に照
らし出す照明手段を備えるため、レンチキュラーレンズ
などに代表される特殊なレンズを介しての表示物の視認
時、並びに薄暗い遊技場内における表示物の視認性を十
分に確保できる。またさらに、表示物に対する遊技者の
視認角度を自らの回動によって変化させる視認角度変更
手段を備えるため、表示物における多彩な演出が視認可
能となる。よって視認角度変更手段を利用した表示物に
おける多彩な演出と照明手段による光の演出との相乗効
果によって、さらなる面白みと意外性に富む演出を行え
る。
【0146】また、本発明の遊技機では、入賞ライン上
に揃う図柄の色を利用して遊技に係る付加価値の付与し
ている。よって入賞時における配当の設定に幅を持たせ
ることができる。また、遊技においては、図柄の種類を
揃えることのみならず、図柄の色をも考慮して入賞ライ
ン上に図柄を揃えるといった新たな遊技が提供される。
よって遊技者はさらなる面白みと意外性を体感しながら
遊技を楽しむことができる。
【0147】また、図柄の色を利用した告知演出をもな
し得るため、遊技における告知演出に幅を持たせること
ができる。さらに、告知演出時における図柄の色をも考
慮に入れながら遊技を行うといった新たな遊技も提供さ
れるため、この点においても遊技者は、面白みと意外性
を体感しながら遊技を楽しめる。
【0148】以上のように本発明によれば、集客能力が
高く、また他機種とのさらなる差別化を図れる遊技機を
提供することができる。また、装飾の表示スペースを減
らすことなく遊技者が本来必要とする情報の表示スペー
スをも大きく確保し得る遊技機を提供することができ
る。
【0149】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明、第1の実施の形態に係るスロットマ
シンの正面図。
【図2】 第1の実施の形態に係るスロットマシンの一
部断面図。
【図3】 第1の実施の形態に係る腰部パネルの分解斜
視図。
【図4】 腰部パネルに設けられた照明装置及び視認角
度変更手段を概略的に示す図。
【図5】 立体視可能に表示された表示物を説明するた
めの図。
【図6】 視認角度毎に異なる情報が視認可能となる表
示物を説明するための図。
【図7】 視認角度毎に異なる情報が視認可能となる表
示物を説明するための図。
【図8】 視認角度毎に異なる情報の立体視が可能とな
る表示物を説明するための図。
【図9】 視認角度毎に異なる情報の立体視が可能とな
る表示物を説明するための図。
【図10】 腰部パネルに表示される表示物の具体的変
化例を示す図。
【図11】 腰部パネルに表示される表示物の具体的変
化例を示す図。
【図12】 腰部パネルに表示される表示物の具体的変
化例を示す図。
【図13】 第1の実施の形態に係るリールユニットを
示す斜視図。
【図14】 リールテープに表示された図柄の拡大図。
【図15】 図14に示されるリールテープの拡大断面
図。
【図16】 スーパビッグボーナスに相当する図柄の並
びを示す図。
【図17】 レギュラーボーナスに相当する図柄の並び
を示す図。
【図18】 ビッグボーナスに相当する図柄の並びを示
す図。
【図19】 スーパービッグボーナスの確定を条件とし
て入賞ライン上に揃えられる図柄の並びを示す図。
【図20】 レギュラーボーナスの確定を条件として入
賞ライン上に揃えられる図柄の並びを示す図。
【図21】 ビッグボーナスの確定を条件として入賞ラ
イン上に揃えられる図柄の並びを示す図。
【図22】 立体視可能に図柄が表示されたリールテー
プの一部拡大図。
【図23】 立体視可能に表示されたリールテープにお
いての図柄の色の変化を示す図。
【図24】 第1の実施の形態に係る図柄透視窓を示す
図。
【図25】 入賞時における図柄の色と図柄透視窓の色
との関係を示す図。
【図26】 告知演出時における図柄の色と図柄透視窓
の色との関係を示す図。
【図27】 本発明、第2の実施の形態に係るパチンコ
機の斜視図。
【符号の説明】
1 スロットマシン(遊技機) 1A 遊技機本体 2 枠体 3 背面パネル 4 棚板 4a ステー 5 前面パネル 5a 腰部パネル 6 ホッパーユニット 7 リールユニット 7a 回転リール 7b リールテープ 7c 図柄 7d リール照明 7e リールモータ 7f リールフレーム 7g レンチキュラーレンズ 8 遊技制御回路基盤 10 図柄透視窓 10a 図柄透視領域 10b 装飾表示領域 10c レンチキュラーレンズ 11 スタートレバー 12 ストップボタン 13 メダル投入スロット 14 メダル受皿 15 BETボタン 20 電飾品 21 機能表示用パネル(上部パネル) 30 スピーカ 50 パネル本体 51 印刷シート51 52 レンチキュラーレンズ 53 照明装置(蛍光灯) 54 回転軸 55 減速ギヤ 56 電動モータ 53a 光度調節装置 71 赤色ベースの図柄を形成する像 72 青色ベースの図柄を形成する像 73 黄色ベースの図柄を形成する像 80 弾球遊技機(パチンコ機) 81 遊技盤 81a レンチキュラーレンズ 82 透視窓 83 表枠 84a、84b、84c 入賞口 86 図柄 87 図柄表示部 91 上皿 92 下皿 93 弾球発射装置 93a 操作ハンドル R 右目視認用の像 L 左目視認用の像 A 第1の情報を示す像 AR 右目視認用の像 AL 左目視認用の像 B 第2の情報を示す像 BR 右目視認用の像 BL 左目視認用の像 D 表示物 P 弾球の処理領域 L 入賞ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉坂 美紀 東京都台東区東上野一丁目14番7号 株式 会社オリンピア東京支社内 Fターム(参考) 2C088 DA07 DA13 EB68 EB78

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の遊技条件を満たすことにより、当該
    遊技条件に見合う利益を遊技者に付与する遊技機であっ
    て、 互いに異なる複数の像にて構成される表示物が表示され
    た表示領域と、 この表示物を構成する各像を、それぞれ異なる方向に写
    し出すレンズと、 前記表示領域に表示された表示物を遊技者側に照らし出
    す照明手段と、 を備えることを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】前記表示物は、互いに異なる視認角度にて
    捉えられた右目視認用の像と、左目視認用の像と、を有
    し、前記レンズを介しての視認時に、立体表示される表
    示物として構成されていることを特徴とする請求項1に
    記載の遊技機。
  3. 【請求項3】前記表示物は、第1の情報を示す像と、第
    2の情報を示す像と、を有し、視認角度の変更を伴う前
    記レンズを介しての視認時に、その視認角度毎に異なる
    情報が写し出される表示物として構成されていることを
    特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】前記表示物は、遊技機の装飾となる表示
    物、遊技機の型式・名称を示す表示物、遊技機の性能を
    示す表示物、遊技機の操作方法を示す表示物、遊技のル
    ールを示す表示物、広告を示す表示物のうち、その少な
    くとも一つを表示することを特徴とする請求項1から3
    の何れかに記載の遊技機。
  5. 【請求項5】前記レンズは、表面に複数条の凸レンズを
    有するレンチキュラーレンズであることを特徴とする請
    求項1から4の何れかに記載の遊技機。
  6. 【請求項6】前記表示領域には、前記表示物が表示され
    る透光性を備えた表示板が設けられ、この表示板の背後
    には、前記照明手段が設けられていることを特徴とする
    請求項1から5の何れかに記載の遊技機。
  7. 【請求項7】前記表示板は、前記照明手段による照射光
    をその表示板内にて乱反射させる性質を備えることを特
    徴とする請求項6に記載の遊技機。
  8. 【請求項8】前記表示板は、遊技者の視認角度を自らの
    回動により変化させる視認角度変更手段を備えているこ
    とを特徴とする請求項6又は7に記載の遊技機。
  9. 【請求項9】前記視認角度変更手段は、前記表示板の支
    軸となる回転軸と、この回転軸を回転させて遊技者に対
    する前記表示板の支持角度を変化させる回転軸回転機構
    と、を備えることを特徴とする請求項8に記載の遊技
    機。
  10. 【請求項10】前記視認角度変更手段は、前記遊技者に
    対する表示板の支持角度を所定時間毎に変化させること
    を特徴とする請求項9に記載の遊技機。
  11. 【請求項11】前記照明手段は、自らが発光して照明と
    しての機能をなす照明装置を備えることを特徴とする請
    求項1から10の何れかに記載の遊技機。
  12. 【請求項12】前記照明手段は、外部からの光を反射し
    て、照明としての機能をなす反射部材を備えることを特
    徴とする請求項1から11の何れかに記載の遊技機。
  13. 【請求項13】前記照明手段は、その照明手段の光度を
    遊技の進行状況に応じて調節する光度調節手段を備える
    ことを特徴とする請求項1から12の何れかに記載の遊
    技機。
  14. 【請求項14】前記光度調節手段は、遊技の進行状況が
    大当たり状態若しくは特別遊技状態に移行したことを受
    けて、前記照明手段の光度を大きくすることを特徴とす
    る請求項13に記載の遊技機。
  15. 【請求項15】前記表示板は、遊技機下段に設けられる
    腰部パネルであることを特徴とする請求項6から14の
    何れかに記載の遊技機。
  16. 【請求項16】前記遊技機は、遊技機における主要構成
    部品を内部に収容する遊技機本体と、所定の入賞ライン
    上に複数種の図柄を連続的に可変させて表示する図柄表
    示手段と、を備えることを特徴とする請求項1から15
    の何れかに記載の遊技機。
  17. 【請求項17】前記遊技機は、この遊技機における遊技
    領域が臨む透視窓を備え、 この透視窓には、前記表示物が表示されると共に、この
    表示物を構成する各像を夫々異なる方向に写し出す前記
    レンズが設けられていることを特徴とする請求項16に
    記載の遊技機。
  18. 【請求項18】前記透視窓に表示される表示物は、この
    透視窓にて視認可能な遊技領域を避けて表示されている
    ことを特徴とする請求項17に記載の遊技機。
  19. 【請求項19】前記透視窓に表示される表示物は、視認
    角度の変更を伴う前記レンズを介しての視認時に、その
    視認角度毎に異なる色に写し出される表示物として構成
    され、 この透視窓に表示される表示物の配色は、特定方向から
    の視認時に、前記遊技機本体と共通の色に写し出される
    配色とされていることを特徴とする請求項17又は18
    に記載の遊技機。
  20. 【請求項20】前記遊技機本体の表面には、前記表示物
    が表示されると共に、この表示物を構成する各像を夫々
    異なる方向に写し出す前記レンズが設けられていること
    を特徴とする請求項16から19の何れかに記載の遊技
    機。
  21. 【請求項21】前記遊技機本体に表示される表示物は、
    視認角度の変更を伴う前記レンズを介しての視認時に、
    その視認角度毎に異なる色に写し出される表示物として
    構成され、 この遊技機本体に表示される表示物の配色と、前記透視
    窓に表示される表示物の配色は、何れの視認角度におい
    ても互いに共通の色に写し出される配色とされているこ
    とを特徴とする請求項20に記載の遊技機。
  22. 【請求項22】前記遊技機は、複数の障害物が設けられ
    た遊技盤を備え、 この遊技盤には、前記表示物が表示されると共に、この
    表示物を構成する各像を夫々異なる方向に写し出す前記
    レンズが設けられていることを特徴とする請求項16か
    ら21の何れかに記載の遊技機。
  23. 【請求項23】前記透視窓、前記遊技盤、前記遊技機本
    体のそれぞれに、前記レンズを介しての視認時におい
    て、各視認角度毎に異なる色に写し出される表示物が表
    示されるとき、 これら各表示物の配色は、特定方向からの視認時に、互
    いに共通の色に写し出される配色とされていることを特
    徴とする請求項17から22の何れかに記載の遊技機。
  24. 【請求項24】前記透視窓、前記遊技盤、前記遊技機本
    体のそれぞれに、前記レンズを介しての視認時におい
    て、各視認角度毎に異なる色に写し出される表示物が表
    示されるとき、 これら各表示物の配色は、何れの視認角度においても、
    互いに共通の色に写し出される配色とされていることを
    特徴とする請求項17から22の何れかに記載の遊技
    機。
  25. 【請求項25】前記遊技機は、スロットマシンであるこ
    とを特徴とする請求項1から21の何れかに記載の遊技
    機。
  26. 【請求項26】前記遊技機は、弾球遊技機であることを
    特徴とする請求項1から25の何れかに記載の遊技機。
  27. 【請求項27】前記表示物の表示媒体として、画像表示
    装置を備えることを特徴とする請求項1から26に記載
    の遊技機。
  28. 【請求項28】前記表示物が表示される表示領域は、遊
    技領域が臨む透視窓と、遊技機の電飾となるランプのカ
    バーと、遊技領域となる遊技盤と、遊技機の機能を表示
    する機能表示用パネルと、遊技機の装飾が施された装飾
    表示用パネルのうち、その少なくとも一カ所に設けられ
    ていることを特徴とする請求項1から27の何れかに記
    載の遊技機。
  29. 【請求項29】所定の遊技条件を満たすことにより、当
    該遊技条件に見合う利益を遊技者に付与する遊技機であ
    って、 所定の表示物がホログラムによって表示された表示領域
    と、 この表示領域に表示された表示物を遊技者側に照らし出
    す照明手段と、 を備えることを特徴とする遊技機。
JP2000401687A 2000-12-28 2000-12-28 遊技機 Pending JP2002200223A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000401687A JP2002200223A (ja) 2000-12-28 2000-12-28 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000401687A JP2002200223A (ja) 2000-12-28 2000-12-28 遊技機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002200223A true JP2002200223A (ja) 2002-07-16

Family

ID=18866082

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000401687A Pending JP2002200223A (ja) 2000-12-28 2000-12-28 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002200223A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006000499A (ja) * 2004-06-18 2006-01-05 Samii Kk 遊技機
JP2006006361A (ja) * 2004-06-22 2006-01-12 Harada Akiko 照明装置
JP2007130261A (ja) * 2005-11-10 2007-05-31 Aruze Corp 遊技機
JP2008012015A (ja) * 2006-07-05 2008-01-24 Taiyo Elec Co Ltd 回胴式遊技機
GB2445922A (en) * 2007-01-23 2008-07-30 Lien-Chuan Yang Football table with three-dimensional effect display
JP2015036005A (ja) * 2013-08-12 2015-02-23 京楽産業.株式会社 演出装置
JP2018015276A (ja) * 2016-07-28 2018-02-01 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006000499A (ja) * 2004-06-18 2006-01-05 Samii Kk 遊技機
JP2006006361A (ja) * 2004-06-22 2006-01-12 Harada Akiko 照明装置
JP2007130261A (ja) * 2005-11-10 2007-05-31 Aruze Corp 遊技機
JP2008012015A (ja) * 2006-07-05 2008-01-24 Taiyo Elec Co Ltd 回胴式遊技機
JP4572373B2 (ja) * 2006-07-05 2010-11-04 タイヨーエレック株式会社 回胴式遊技機
GB2445922A (en) * 2007-01-23 2008-07-30 Lien-Chuan Yang Football table with three-dimensional effect display
JP2015036005A (ja) * 2013-08-12 2015-02-23 京楽産業.株式会社 演出装置
JP2018015276A (ja) * 2016-07-28 2018-02-01 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU785190B2 (en) Reel spinning slot machine with superimposed video image
JP4914047B2 (ja) 遊技機
WO2010039411A1 (en) Reel and video combination machine
JP2004283548A (ja) 遊技機
JP7144938B2 (ja) 遊技機
US20070281780A1 (en) Gaming machine
JP2009261423A (ja) 遊技機
US20070287530A1 (en) Gaming display with moveable indicator and methods of use
US20070293301A1 (en) Gaming display with moveable indicator and methods of use
JP2005137799A (ja) リールユニットおよびゲーム装置
JP2002200223A (ja) 遊技機
JP2002248237A (ja) 遊技機
JP2006075428A (ja) 遊技機
JP2005137724A (ja) 遊技機
JP2004166990A (ja) 遊技機
JP2005074073A (ja) ゲーム装置
JP2002248226A (ja) 遊技機及びリールユニット
JP2004255064A (ja) 遊技機
JP2007021089A (ja) 回胴式遊技機
JP2005074071A (ja) ゲーム装置およびゲーム装置の表示ユニット
JP2002253736A (ja) 遊技機
JP2004167023A (ja) 遊技機
JP2018000212A (ja) 遊技機
JP2004166992A (ja) 遊技機
JP2005137605A (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20031209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040316

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040817