JP2004166992A - 遊技機 - Google Patents

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宏明 白井
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Abstract

【課題】遊技機本来の遊技表示と、これと同等の画像とを連動させることにより、演出効果をより一層高める。
【解決手段】遊技結果を表示するとともに演出表示を行うための遊技結果表示手段は、第1表示手段(回転リール2a,2b,2c)と、遊技機を正面から見た場合に該第1表示手段の手前側に配設された第2表示手段(液晶表示装置16)を含む。第2表示手段を制御するための第2表示制御手段は、第1表示手段の表示に関連して受信される表示関連情報信号、あるいは当選役に関連して受信される当選役情報信号に基づいて、第2表示手段において第1表示手段の表示態様と同等の表示態様を連動して表示する制御を行う。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技機に関し、特に多彩な表示を行うことができるようにした遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、パチスロ遊技機、スロットマシン、パチンコ機、ビデオゲームマシン等の遊技機においては、遊技の面白さを高めるために多彩な演出が行われていた。例えば、従来のパチスロ遊技機では、複数の回転リールとは別にパチスロ遊技機の前面側に液晶表示器を配設し、この液晶表示器において遊技内容に関連した演出画像を表示していた。
【0003】
また、遊技メダルの投入枚数に応じて有効となるラインを表示するために、EL(エレクトロルミネッセンス)ランプを用いたパチスロ遊技機に関する技術がある(特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−244453号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来のパチスロ遊技機では、複数の回転リールと液晶表示器とが離れた位置に配設されているため、複数の回転リールを用いた表示に集中すると液晶表示器における表示を見落としてしまうおそれがあり、反対に液晶表示装置における表示に集中すると複数の回転リールを用いた表示を十分に楽しむことができないという問題があった。
【0006】
また、複数の回転リールを用いた表示に関連させて液晶表示器における画像を表示しているとはいえ、複数の回転リールにおける図柄の変動表示と、液晶表示を用いた画像とを融合させたものではなく、演出効果を高めるためにはより一層の工夫が必要である。この点、複数の回転リールにおける図柄の変動表示と、液晶表示を用いた画像のように、複数の表示部の表示とを連動させた場合には、多彩な表示を行うことにより遊技に対する期待感を高めることができる等、遊技の面白さを今まで以上に向上させることが可能となる。
【0007】
なお、他の種類の遊技機においても、上述した従来のパチスロ遊技機が有する課題と同様の課題を有しており、演出効果をより一層高めるための技術の開発が要望されていた。
【0008】
本発明は、上述した事情に鑑み提案されたもので、遊技機本来の遊技表示と、これと同等の画像とを連動させることにより、演出効果をより一層高めることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る遊技機は、上述した目的を達成するため、以下の特徴点を備えている。
【0010】
すなわち、本発明に係る遊技機は、遊技結果を表示するとともに演出表示を行う遊技結果表示手段と、
該遊技結果表示手段に特定の遊技結果が表示された場合に遊技者にとって有利な利益状態を発生させる利益状態発生手段と、
前記遊技結果表示手段における表示制御を行う表示制御手段と、
遊技開始を指令する遊技開始指令手段と、
該遊技開始指令手段からの遊技開始指令信号に応じて、複数の当選役の中から少なくとも1つの当選役を選択する当選役選択手段とを備えた遊技機において、前記遊技結果表示手段は、第1表示手段と、遊技機を正面から見た場合に該第1表示手段の手前側に配設された第2表示手段を含むとともに、前記第2表示手段は、前記第1表示手段の表示を透過して表示可能な透過表示部を有し、
前記表示制御手段は、前記第1表示手段における表示を制御する第1表示制御手段と、前記第2表示手段における表示を制御する第2表示制御手段とを含み、前記第2表示制御手段は、前記第1表示制御手段から前記第1表示手段の表示態様に関する表示関連情報信号を受信可能である表示関連情報受信手段を含み、該表示関連情報受信手段により受信した表示関連情報信号に基づいて、前記第2表示手段において前記第1表示手段の表示態様と同等の表示態様を連動して表示する制御を行うことを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る遊技機の実施形態について説明する。
【0012】
<遊技機の基本構成>
本発明の実施形態に係る遊技機は、以下に説明する構成要素を備えている。
すなわち、本発明の実施形態に係る遊技機は、遊技結果を表示するとともに演出表示を行うための遊技結果表示手段と、該遊技結果表示手段に特定の遊技結果が表示された場合に遊技者にとって有利な利益状態を発生させるための利益状態発生手段と、前記遊技結果表示手段における表示制御を行うための表示制御手段とを備えている。
【0013】
前記遊技結果表示手段は、第1表示手段と、該第1表示手段の遊技機前面側において該第1表示手段に重なるようにして配設された第2表示手段を含んでいる。
【0014】
また、本発明の実施形態に係る遊技機は、遊技者による操作が可能な遊技開始指令手段と、該遊技開始指令手段の出力に基づいて遊技を開始するための遊技開始手段とを備えており、該遊技開始手段の作動毎に遊技結果表示手段が作動する。
【0015】
また、本発明の実施形態に係る遊技機は、遊技者の操作に応じて遊技結果を導出するための遊技結果導出手段を有しており、該遊技結果導出手段の出力に基づいて、前記表示制御手段が前記遊技結果表示手段における表示制御を行う。
【0016】
また、本発明の実施形態に係る遊技機は、前記遊技開始指令手段の出力に基づいて、複数の当選役から1又は複数の当選役を選択するための当選役選択手段を有しており、該当選役選択手段の出力に基づいて、前記表示制御手段が作動する。この場合、前記当選役選択手段における選択結果を報知するための当選役選択結果報知手段を備えることができる。該当選役結果報知手段における報知とは、視覚的、聴覚的、嗅覚的、触覚的等、どのような報知方法を採用してもよい。
【0017】
前記表示制御手段は、第1表示手段を制御するための第1表示制御手段と、第2表示手段を制御するための第2表示制御手段とを含んでいる。
【0018】
前記第2表示制御手段は、前記第1表示制御手段から前記第1表示手段の表示態様に関する表示関連情報信号を受信可能である表示関連情報受信手段、又は前記当選役選択手段から当選役の選択結果に関する当選役情報信号を受信可能である当選役情報受信手段の少なくとも一方を含んでいる。そして、前記表示関連情報受信手段により受信した表示関連情報信号、あるいは前記当選役情報受信手段により受信した当選役情報信号に基づいて、前記第2表示手段において前記第1表示手段の表示態様と略同一の表示態様を連動して表示するような制御を行う。なお、前記表示関連情報受信手段及び前記当選役情報受信手段を別個に構成するのではなく、1つの受信手段により前記表示関連情報及び前記当選役情報を受信するように構成してもよい。
【0019】
また、前記第2表示手段において行われる、前記第1表示手段の前記図柄表示部に表示される図柄と略同様の図柄を表示するような制御は、前記表示関連情報受信手段により受信した複数の表示関連情報信号、あるいは前記当選役情報受信手段により受信した複数の当選役情報信号に基づいて行うようにしてもよい。
例えば、複数の図柄表示部に関する表示関連情報信号に基づき上記図柄の表示制御を行うようにしてもよい。これにより、遊技の面白みを倍加することができる。
【0020】
前記第1表示制御手段の制御に基づいて第1表示手段に表示された画像は、前記第2表示制御手段の制御に基づいて第2表示手段に表示された画像と重合されて、遊技状態を表示可能となっている。ここで、前記第1表示手段と前記第2表示手段とを別体として設け、両者を所定の間隔を隔てて配設することができる。また、前記第1表示手段と前記第2表示手段とを一体的に構成することができる。
【0021】
前記第1表示手段は、1又は複数の画像を可変表示するとともに停止可能な複数の図柄表示部を含んでいる。
【0022】
前記第2表示手段は、前記第1表示手段の図柄表示部の領域に対応するようにして、図柄表示部に表示された図柄を透過表示可能な透過表示部を備えている。ここで、図柄表示部の数は特に限定されるものではなく、1つ、2つ、3つ等、いくつ設けてもよい。また、図柄表示部に表示される図柄数は特に限定されるものではなく、1つ、縦並びに3つ、横並びに3つ、斜めに3つ等、いくつであってもよい。また、前記第2表示手段は、複数の図柄表示部に跨るようにして設けてもよい。この場合、前記第2表示手段は、前記第1表示手段よりも大きな面積を有するように構成することができる。
【0023】
前記第2表示制御手段は、前記第2表示手段に対して、前記第1表示手段において特定図柄が表示された位置に重ねて前記特定図柄を表示するような制御を行う。すなわち、前記第2表示手段では、前記第1表示手段に表示された特定のキャラクタが表示された位置に重ねて前記特定のキャラクタが表示される。これにより、第1表示手段に停止表示された特定図柄を強調表示して、遊技の面白さを向上させることができる。
【0024】
また、前記第2表示制御手段は、前記当選役選択手段により選択された当選役に対応する図柄が前記第1表示手段に停止表示された場合に、前記第2表示手段に対して、前記第1表示手段において前記当選役に対応する図柄が停止表示された位置に重ねて前記当選役に対応する図柄を停止表示させることができる。例えば、第1表示手段に停止表示された当選キャラクタに重ねて、第2表示手段に略同一の当選キャラクタを停止表示させることができる。これにより、複雑な演出表示が可能となり、遊技の面白さを向上させることができる。また、当選役に相当する図柄が強調表示されることとなり、大当たりが発生することへの期待感が高まり、この点においても遊技の面白さを向上させることができる。
【0025】
また、本発明の実施形態に係る遊技機は、前記遊技開始手段により開始された複数回の遊技単位にわたって、前記第2表示制御手段による制御を行う。これにより、複数回の遊技単位にわたって、前記第2表示手段において前記第1表示手段の表示態様と略同一の表示態様を連動して表示することができるので、複雑な演出表示が可能となり、遊技の面白さを向上させることができる。
【0026】
また、本発明の実施形態に係る遊技機は、前記第2表示制御手段より、前記第1表示手段における図柄の変動表示に同期させて、前記第2表示手段において前記図柄を変動表示させる制御を行うことができる。これにより、第1表示手段における表示と第2表示手段における表示とが融合し、多彩な演出を行うことができるとともに、遊技の面白さを向上させることができる。
【0027】
さらに、第1表示手段及び第2表示手段の他に、第3表示手段を備えて構成することもできる。この場合、前記第1表示手段、前記第2表示手段、及び第3表示手段の配設順序は、どのような順序であってもよい。
【0028】
また、本発明の実施形態に係る遊技機は、前記第1表示手段と前記第2表示手段の少なくとも一方に特別遊技結果が表示された場合に、遊技者にとって有利な特別遊技状態を発生させるための特別遊技発生手段を備えている。ここで、該特別遊技発生手段と前記第2表示手段とを一体的に構成することができる。例えば、前記第2表示手段の演出表示において所定の条件が成立すると、前記第2表示手段における演出表示に重ねて前記図柄表示部に特定図柄を表示したり、あるいは前記図柄表示部に特定図柄が表示されないようにすることができる。
【0029】
また、本発明の実施形態に係る遊技機は、第1表示手段を遊技機前面側から照明するための前方照明手段を備えるとともに、前記第1表示手段を遊技機背面側から照明するための後方照明手段を備えている。ここで、前記前方照明手段又は前記後方照明手段は、前記図柄表示部毎に設けることができる。
【0030】
<各手段等の具体例>
次に、前記各手段等の具体例を説明する。なお、以下に示す具体例は、本発明に係る遊技機における各手段の一例であり、これらの具体例に限定されるものではない。
【0031】
前記遊技機とは、例えば、パチスロ遊技機、パチンコ機(第1種、第2種、第3種)、アレンジボール遊技機、雀球遊技機、ビデオスロットゲームマシン、ビデオポーカゲームマシン、スロットマシン等、遊技結果を表示する遊技結果表示部とその遊技結果表示部に特定表示がなされた場合に、遊技者に有利な状態に遊技状態を変換制御する機能を有していればどのような遊技機であってもよい。
【0032】
また、前記遊技結果表示手段とは、遊技結果を表示するための表示装置であり、第1表示手段及び第2表示手段とからなり、例えば、CRT、LCD、プラズマディスプレイ、7セグメント表示器、ドットマトリクス表示器、ランプ、LED、蛍光灯、EL(エレクトロルミネッセンス)表示器、回転リール、回転ディスク表示器、フレキシブルLED、フレキシブル液晶表示器、液晶プロジェクタ等、どのような表示装置であってもよい。
【0033】
前記遊技結果表示手段に表示される遊技結果とは、遊技開始指令手段の操作又は遊技結果導出手段の操作に応じて表示されるものであり、静止画像、動画像、あるいはこれらの組合せとして表示される。
【0034】
弾球遊技機の場合の遊技結果は、遊技盤に設けられた所定の入賞口に遊技球又はコインなどの遊技媒体が入球又は通過した場合に表示されるものも含める。
【0035】
前記利益状態発生手段により発生する利益状態とは、例えば、パチスロ遊技機においては、小役入賞、リプレイゲーム、フリーゲーム、アシストゲーム、リプレイ抽選高確率ゲーム、BB(ビッグボーナス)、RB(レギュラーボーナス)、SB(シングルボーナス)、AT(アシストタイム)、CT(チャレンジタイム)等のことであり、またパチンコ機においては、小当たり(大入賞口の開放)、中当たり(大入賞口の開放)、大当たり(大入賞口が所定条件の充足により連続的に開放する状態)、当たり(図柄始動口の開放又は拡大)、特図確変(大当たり出現確率変動)、特図変短(特別図柄の変動時間短縮)、普図確変(当たりの出現確率変動)、普図変短(普通図柄の変動時間短縮)、普電開放延長(図柄始動口の開放又は拡大時間延長)、特電開放延長(大入賞口の開放又は拡大時間延長)等のことである。また、前記各利益状態を複合的に発生させてもよい。さらに、前記各利益状態の継続回数を増加させてもよい。
【0036】
前記遊技開始指令手段とは、例えば、パチスロ遊技機におけるスタートスイッチ、ベットスイッチ、遊技媒体の投入等のことをいう。また、パチンコ機における遊技盤に設けられた所定の図柄始動口又は所定の図柄始動ゲート等のことをいう。
前記遊技開始手段とは、例えば、遊技を制御するための制御装置及びその制御プログラムのことをいう。
【0037】
前記表示制御手段とは、例えば、表示制御装置及びその制御プログラムのことをいう。また、前記表示制御手段を、第1表示制御手段と第2表示制御手段とにより構成することもできる。ここで、例えば、第1表示手段が回転リールである場合には、第1表示制御手段とは、回転リールの回転及び停止を制御するための制御装置及びその制御プログラムのことをいう。また、例えば、第2表示手段が液晶表示装置である場合には、第2表示制御手段とは、ビデオプロセッサ等を有する制御装置及びその制御プログラムのことをいう。
【0038】
前記表示関連情報受信手段及び前記当選役情報受信手段とは、例えば、前記第2表示制御装置内に形成された受信回路及びその制御プログラムのことをいう。前記遊技結果導出手段とは、例えば、パチスロ遊技機におけるストップスイッチのことをいう。この場合、ストップスイッチの数は特に限定されるものではない。
【0039】
前記当選役選択手段とは、例えば、乱数抽選に基づいて「当選」を選択するための制御装置及びその制御プログラムのことをいう。この場合、「当選」には、「ハズレ」、「リプレイ」等、乱数抽選の結果として導出される種々の遊技状態を含む。
【0040】
特別遊技発生手段とは、例えば、パチスロ遊技機において、「ビッグボーナス」、「レギュラーボーナス」等を発生させるための制御装置及びその制御プログラムのことをいい、また、パチンコ機において、「大当たり」、「特図確変」等を発生させるための制御装置及びその制御プログラムのことをいう。
【0041】
前記第1表示手段とは、例えば、パチスロ遊技機における回転リールのことをいう。なお、回転リールが回転中には、所定の条件に基づいてストップスイッチが有効とならない場合がある。
【0042】
前記第2表示手段とは、例えば、液晶表示装置のことをいう。この場合、液晶表示装置の所定領域には、回転リールの図柄表示を透過して表示可能な透過表示部を含んでいる。すなわち、該透過表示部以外の領域は、液晶表示装置のバックライトからの光線を拡散するための拡散部を有しており、一方、該透過表示部は、この拡散部を有していない。
【0043】
前記第3表示手段とは、例えば、パチスロ遊技機におけるベット数表示器、演出専用回転リール等のことをいう。さらに、この第3表示手段を当選役選択結果報知手段として機能させることもできる。
【0044】
また、各表示手段における表示とは、視覚的な表示に限られず、聴覚的な表示、嗅覚的な表示、ランプ点灯態様による表示、これらの表示を複合的に行う表示であってもよい。さらに、視覚的な表示を行う場合には、色彩、模様、形状、あるいはこれらを組み合わせて表示することができる。また、当選確率等を表示する場合には、その信頼度を変化させることができる。この場合、遊技に投入する遊技媒体数等に応じて信頼度を変化させてもよい。すなわち、遊技に投入した遊技媒体数が所定数以上である場合、あるいはクレジットされた遊技媒体数が所定数以上である場合には、信頼度を高めるような演出を行うことができる。
【0045】
前記前方照明手段とは、例えば、パチスロ遊技機、パチンコ機において、回転リールを遊技機前方側から照明するためのランプ、LED等のことをいう。
前記後方照明手段とは、例えば、パチスロ遊技機、パチンコ機において、回転リールを内面側から照明するためのバックランプ等のことをいう。
【0046】
また、前記各手段の動作は、所定の抽選結果に基づいて行われるように構成することができる。さらに、前記各手段の動作状態は、店員の操作、遊技者の操作、及び営業員の操作等に基づいて設定できるように構成してもよい。
【0047】
また、現在主流のパチンコ機を補足的に説明すると、現在主流のパチンコ機は発射装置(図示せず)により遊技球を発射して遊技を行うための遊技盤を備えている。この遊技盤には、ガイドレールで囲まれた略円形の遊技部を備えており、遊技部内には、複数の障害釘や風車等の障害部材を配設するとともに、複数の特別図柄を変動表示するための特別図柄表示装置として機能する画像表示装置と、赤及び緑の2個の普通図柄表示LEDを内蔵する普通図柄表示装置と、複数の入賞口と、いずれの入賞口にも入賞しなかった遊技球を遊技部内から排出するためのアウト口とを備えている。
【0048】
また、遊技球の入賞を条件として画像表示装置における図柄の変動表示を開始させるための特別図柄始動口と、遊技球の通過を条件として、普通図柄表示装置の変動表示を開始させるための普通図柄始動口とを備えている。
【0049】
また、画像表示装置における図柄の停止表示態様が所定の賞態様を構成した場合に、所定時間及び所定回数だけ遊技球を受け入れ易い状態(例えば、大当たり状態、中当たり状態、小当たり状態等)に切り換えられる大入賞口を備えている。
【0050】
また、普通図柄表示装置に所定の表示結果が表示されると、特別図柄始動口を開放又は拡大させる(例えば当たり状態等)。
【0051】
なお、前記特別図柄が特定図柄(確率変動図柄)である場合には、当該特別遊技が終了した後の遊技において、「大当たり」となる確率が高くなる、いわゆる確率変動遊技が行なわれる。
この特定図柄(確率変動図柄)としては、例えば「0」〜「11」の数字により表現される「大当たり」図柄のうちの奇数の図柄が特定図柄(確率変動図柄)となる。
【0052】
<パチスロ遊技機の外観>
以下、図面を参照して、本発明に係る遊技機の具体的な実施形態を説明する。なお、以下に示す実施形態では、代表的な遊技機としてパチスロ遊技機を例にとって説明を行うが、本発明に係る遊技機はこれに限定されるものではない。
図1は、本発明の実施形態に係るパチスロ遊技機の外観を示す斜視図である。
【0053】
本発明の実施形態に係るパチスロ遊技機は、図1に示すように、遊技機筐体1の前面のほぼ中央より上部に、遊技機筐体1内に配設した回転リール2a,2b,2cの表面が臨む3個の表示窓3a,3b,3cが横並びに設けられており、表示窓3a,3b,3cの下方には、遊技に供する遊技メダルを投入するための遊技メダル投入口4、クレジットされた範囲内で遊技に供する遊技メダルを投入するためのベットスイッチ5、クレジットされた遊技メダルを払い出すための貯留メダル精算スイッチ6、回転リール2a,2b,2cの回転を一斉に開始させるためのスタートスイッチ7、及び各回転リール2a,2b,2cの回転を個別に停止させるための3個のストップスイッチ8a,8b,8c等が設けられている。
【0054】
前記3個の表示窓3a,3b,3cには、表示窓3a,3b,3cを横断するようにして合計5本の有効ライン表示9a,9b,9c,9d,9eが施されている。この有効ライン表示は、横3本の有効ライン表示9b,9c,9d、及びこれらと交差する斜め2本の有効ライン表示9a,9eからなり、遊技に供された遊技メダル数によって有効となるライン数が変化する。また、表示窓3aの左側には、遊技に供された遊技メダル数と有効ライン表示9a,9b,9c,9d,9eとの対応関係を表示するための3つの有効ラインランプ10a,10b,10cが設けられている。この有効ラインランプの前面には、例えば、「壱」、「弐」、「参」等の数字が表示されており、点灯した有効ラインランプ10a,10b,10cに対応して、投入した遊技メダル数及び有効ライン表示9a,9b,9c,9d,9eが明示されるようになっている。さらに、有効ラインランプ10a,10b,10cの上下には、パチスロ遊技機における遊技情報を表示するための複数の表示ランプ11a,11b,11cが設けられている。この表示ランプ11a,11b,11cは、第3表示部として機能するもので、例えば、遊技メダルの投入許可、遊技開始許可、ボーナス遊技の内部当選、遊技禁止、打ち止め等、種々の表示に用いることができる。
【0055】
前記遊技機筐体1の前面下部には、遊技メダルを払い出すための遊技メダル払出口12が設けられているとともに、遊技メダル払出口12に臨むようにして遊技メダルを貯留するための遊技メダル貯留皿13が設けられている。また、遊技機筐体1の前面上部には、装飾部14、及び一対のスピーカ15a,15bが設けられている。
【0056】
なお、図示しないが、遊技機筐体1内には、所定の賞態様が構成された場合に遊技メダルを払い出すためのホッパが設けられている。
【0057】
<回転リール>
回転リール2a,2b,2cは、本実施形態において第1表示手段として機能する部材であり、横並びに3個配設されている。各回転リール2a,2b,2cはそれぞれステッピングモータ等の駆動により回転する。また、各回転リール2a,2b,2cは透光性を有する部材により構成されており、その表面には、透光性を有し複数の図柄が表示されたリールテープ(図示せず)が貼り付けられている。
【0058】
なお、回転リール2a,2b,2cの数は3個に限定されるものではなく、2個、4個等、何個配設されていてもよい。また、各回転リール2a,2b,2cに表示される図柄の種類は特に限定されるものではなく、例えば、「7」、「ベル」、「オレンジ」、「チェリー」、「JAC」、「BAR」、「人物」、「動物」、「魚」、「乗り物」等、種々の図柄を採用することができる。
【0059】
図2を参照して、回転リール2a,2b,2cを説明する。図2は回転リール(2aを代表させて示す)及び液晶表示装置16の縦断面を示す模式図である。この回転リール2aは、図2に示すように、その内部に、回転リール2aを内部から照明するための3個のバックライト17a,17b,17cが配設されている。なお、バックライトの数は3個に限られず、表示窓3a内に停止表示される図柄の個数に応じて、1個、2個、あるいは4個以上であってもよい。また、バックライト17a,17b,17cとしては、ランプ、LED等を用いることができる。
【0060】
また、回転リール2a,2b,2cの前方側には、液晶表示装置16を背面側から照明するとともに、回転リール2a,2b,2cを表面側から照明するための前方照明装置18a,18bが上下にそれぞれ1個ずつ配設されている。この前方照明装置18a,18bとしては、例えば、蛍光灯、ランプ、LED等を用いることができる。なお、前方照明装置18a,18bを上下に一対設けるのではなく、上側あるいは下側だけに設けてもよい。
【0061】
<液晶表示装置>
液晶表示装置16は、本実施形態において第2表示手段として機能する部材であり、図2に示すように、回転リール2a,2b,2cに対してパチスロ遊技機の前面側に位置するように重ねて配設されている。
【0062】
図3及び図4を参照して、液晶表示装置16を説明する。図3は液晶表示装置16を縦断面とした模式図、図4は液晶表示装置16を正面から見た状態の模式図である。
【0063】
液晶表示装置16は、図3に示すように、パチスロ遊技機の前方側から順に、液晶パネル19、導光板20、及び反射板21が配設されており、導光板20の上下には、蛍光灯、ランプ、LED等からなる光源22a,22bが配設されている。
【0064】
また、図4に示すように、回転リール2a,2b,2cの表示窓3a,3b,3cに対応する部分は、回転リール2a,2b,2cの外周表面に描かれた図柄を透過表示可能な透過表示部23a,23b,23cとなっている。すなわち、透過表示部23a,23b,23c以外の不透過領域24は、前方照明装置18a,18bからの光線を拡散するための拡散部を有しており、一方、透過表示部23a,23b,23cはこの拡散部を有していない。さらに、液晶表示装置16の全体は、導光板20の上下に配設した光源22a,22bにより照明される。
【0065】
本実施形態に係る液晶表示装置16では、透過表示部23a,23b,23cを通して回転リール2a,2b,2cに表示される図柄を視認することができ、さらに、透過表示部23a,23b,23c及び不透過領域24を含む画面全体に演出画像を表示することができる。
【0066】
<主制御基板及び表示制御装置>
図5を参照して、回転リール2a,2b,2cにおける表示制御を行うための主制御基板、及び液晶表示装置16の画面における表示制御を行うための表示制御装置50について説明する。図5は主制御基板60及び表示制御装置50の構成を示すブロック図である。
【0067】
本実施形態に係るパチスロ遊技機を制御するための制御装置は、主制御基板60と、主制御基板60の制御の下に、液晶表示装置16の画面における表示制御、スピーカ15a,15bからの音声の発生、及びランプ70の点灯・点滅等の制御を行う表示制御装置50とを備えている。ここで、主制御基板60が第1表示制御手段として機能し、表示制御装置50が第2表示制御手段として機能する。
【0068】
表示制御装置50は、図5に示すように、主制御基板60と接続されたサブCPU51により制御が行われる装置で、制御プログラム等を記憶したROM52、一時記憶領域であるRAM53を備えている。また、液晶表示装置16の画面における表示制御を行う部分として、VDP(ビデオプロセッサ)54、VRAM(ビデオRAM)55、及びCROM(キャラクタROM)56を備えており、サブCPU51の制御の下にVDP54が動作して液晶表示装置16の画面における表示制御が行われる。さらに、スピーカ15a,15bから発生する音声を制御するための部分として、音源IC57、SRAM(サウンドRAM)58を備えており、サブCPU51の制御の下に音源IC57が動作してスピーカ15a,15bから効果音等が発生される。さらに、サブCPU51は、ランプ70の点灯・点滅等の制御も行う。なお、図5に示すランプ70とは、パチスロ遊技機に搭載された種々のランプ、LED等のように、装飾及び演出に用いられる光源部の総称である。
【0069】
主制御基板60には、回転リール2a,2b,2cの回転を制御するためのモータ駆動回路80、回転リール位置検出回路90、及び回転リール停止信号回路100が接続されている。
【0070】
モータ駆動回路80は、回転リール2a,2b,2cをそれぞれ駆動するためのステッピングモータ110a,110b,110cを制御するための回路である。また、回転リール位置検出回路90は、回転リール2a,2b,2cの回転位置を検出するための回路である。また、回転リール停止信号回路100には、ストップスイッチ8a,8b,8cが接続されており、ストップスイッチ8a,8b,8cが操作されると、主制御基板60に対して回転リール停止信号を送信する。
【0071】
主制御基板60では、回転リール位置検出回路90により検出された回転リール2a,2b,2cの回転位置に基づいてモータ駆動回路80を制御し、回転リール2a,2b,2cの回転及び停止を制御する。そして、回転リール停止信号回路100からの回転リール停止信号を受信すると、モータ駆動回路80及び回転リール位置検出回路90を制御して、回転リール2a,2b,2cを所望の位置に停止させる。
【0072】
なお、回転リール2a,2b,2cの停止制御は、所定の抽選結果に基づく場合と、抽選結果とは関係なく遊技者によるストップスイッチ8a,8b,8cの操作のみに基づく場合とがある。
【0073】
また、図示しないが、主制御基板60には、種々の制御を行うための複数のスイッチ等が接続されている。
【0074】
<表示制御装置における制御手順>
図6〜図10を参照して、表示制御装置50における画像表示処理の手順を説明する。図6は表示制御装置50における画像表示処理の手順を示すフローチャート、図7は主割込処理の手順を示すフローチャート、図8はVDP割込処理の手順を示すフローチャート、図9は同期割込処理の手順を示すフローチャート、図10はタイマ割込処理の手順を示すフローチャートである。
【0075】
表示制御装置50における画像表示処理では、図6に示すように、サブCPU51、RAM53等の初期化を行い(S1)、バッファに対してチェックサムを算出してバックアップを行い(S2)、チェックサムが不正であった場合には、バックアップしたバッファを復帰させる(S3)。
続いて、コマンド処理(S4)を行い、バッファが完成しているか否かを判断する(S5)。ここで、バッファが完成していない場合には、データ更新処理(S6)を行うとともに、取得したデータをバッファとして蓄積する(S7)。
【0076】
一方、バッファが完成している場合には、タイマフラグがオンとなっているか否かを判断し(S8)、タイマフラグがオンとなって画面更新の準備が整っていれば、VDPフラグがオンとなっているか否かを判断する(S9)。
ここで、VDPフラグがオンとなって描画準備が整っていれば、タイマフラグ及びVDPフラグをリセットし(S10,S11)、バッファをVDP54へ送信した後(S13)、バッファをクリアする(S14)。
【0077】
なお、タイマフラグがオンとなっていない場合には、ステップS9の処理は行われず、また、VDPフラグがオンとなっていない場合には、ステップS10〜ステップS14の処理は行われない。
続いて、バッファに対してチェックサムを算出してバックアップを行い(S15)、ステップS3の処理へ戻り、以降の処理を繰り返して行う。
この画像表示処理に対しては、種々の割込処理がなされる。
【0078】
主制御基板60からの主割込処理は、表示制御装置50に対して制御コマンドを送信するための割込処理で、図7に示すように、コマンド記憶が行われる(S21)。なお、パチスロ遊技機の場合には、ストローブ信号が20msecと比較的長いため、主割込処理を行わずに、画像表示処理におけるコマンド処理(S4)において主制御基板60からの信号を取り込んでもよい。
【0079】
VDP割込処理は、VDP54における描画準備が整った旨を通知するための割込処理で、図8に示すように、VDPフラグがセットされる(S31)。画像表示制御処理では、このVDPフラグに基づいてステップS9の判断処理が行われる。
【0080】
同期割込処理は、液晶表示装置16の画面における描画タイミングを制御するための割込処理で、図9に示すように、1000/60ms毎にタイマフラグがセットされる(S41)。画像表示制御処理では、このタイマフラグに基づいてステップS8の判断処理が行われる。本実施形態では、液晶表示装置16の画面において1000/30ms毎に描画が行われ画像が変化するようになっている。
【0081】
タイマ割込処理は、ソフト的にタイマを更新するための割込処理で、図10に示すように、2ms毎にカウンタ更新が行われる(S51)。なお、タイマ割込処理のタイミングは2msに限られず、例えば2ms〜10msの範囲内のいずれかの値であってもよい。
【0082】
<回転リール及び液晶表示装置における表示例>
図11〜図14を参照して、第1表示手段である回転リール2a,2b,2c及び第2表示手段である液晶表示装置16の画面における具体的な表示例について説明する。図11は表示例のパターン1を示す説明図、図12は表示例のパターン2を示す説明図、図13は表示例のパターン3を示す説明図、図14は表示例のパターン4を示す説明図である。
【0083】
なお、図11〜図14において、図中の下矢印は回転リール2a,2b,2cが回転して図柄が変動中であることを示し、黒丸で表示されるストップスイッチ8a,8b,8cは停止操作が行われていない状態を示し、白丸で表示されるストップスイッチ8a,8b,8cは停止操作が行われている状態を示す。
【0084】
表示例のパターン1は、回転リール2a,2b,2cに表示される図柄と、液晶表示装置16の画面に表示される図柄とを同一なものとしたものである。
すなわち、表示例のパターン1は、図11に示すように、遊技に供する遊技メダルが投入される等、遊技の開始条件が整った後にスタートスイッチ7が操作されると、3つの回転リール2a,2b,2cの回転が開始し、複数の図柄が縦方向に変動表示される(a)。
【0085】
続いて、左側の回転リール2aにおいて上段にメインキャラクタである男性のキャラクタ(ドンちゃん)が現れ(b)、続いて、中段及び下段にも該男性のキャラクタが現れ始めると、液晶表示装置16において、左側の回転リール2aの下側領域に、回転リール2aに表示されている男性のキャラクタが、回転リール2aから抜け出して来たような演出表示30aを行う(c),(d)。液晶表示装置16における演出表示30aに関する男性のキャラクタは、左側の回転リール2aに表示されている男性のキャラクタと同一の態様となっている。
【0086】
続いて、液晶表示装置16に演出表示される男性のキャラクタの演出表示30aが、右側へ向かって移動を開始する(e)。そして、回転リール2aの回転が続き、図11(c)と同様に、中段及び下段にも該男性のキャラクタが現れ始めると、液晶表示装置16において、左側の回転リール2aの下側領域に、回転リール2aに表示されている男性のキャラクタが、回転リール2aから抜け出して来たような演出表示30bを行う(f),(g)。この場合にも、液晶表示装置16の演出表示30bに関する男性のキャラクタは、左側の回転リール2aに表示されている男性のキャラクタと同一の態様となっている。
【0087】
続いて、液晶表示装置16に表示された男性のキャラクタの演出表示30aがさらに右側へ向かって移動するとともに、続いて現れた男性のキャラクタの演出表示30bも右側へ向かって移動する(h)。
【0088】
なお、回転リール2aから抜け出したように演出表示されるキャラクタは、上述したものに限られず、どのようなキャラクタであってもよい。また、液晶表示装置16に演出表示されるキャラクタは、全て同一の種類のものではなく、異なった種類のキャラクタが続いて現れるように構成してもよい。
【0089】
特に、図11に示す例では、大当たりに関連した男性のキャラクタ(ドンちゃん)用いて演出表示を行っているため、ビッグボーナスが内部当選した場合に、パターン1の演出表示を行い、ビッグボーナスが内部当選した旨を告知するように構成することができる。
【0090】
さらに、ビッグボーナスに内部当選した場合であっても、ストップスイッチ8a,8b,8cの操作タイミング、あるいはストップスイッチ8a,8b,8cの押し順に応じて、ビッグボーナスの発生を制御するように構成してもよい。
このような演出表示を行うことにより、大当たりが発生する可能性を告知することができ、遊技者の期待感を高めて遊技の面白さを向上させることができる。
【0091】
表示例のパターン2は、回転リール2a,2b,2cに表示される特定図柄と、液晶表示装置16の画面に表示される特定図柄とを同一なものとするとともに、特定図柄以外の図柄を隠蔽するようにしたものである。なお、パターン2では、「七」の図柄が特定図柄となる。
すなわち、表示例のパターン2は、図12に示すように、遊技に供する遊技メダルが投入される等、遊技の開始条件が整った後にスタートスイッチ7が操作されると、3つの回転リール2a,2b,2cの回転が開始し、複数の図柄が縦方向に変動表示される(a)。
【0092】
続いて、左側のストップスイッチが操作されると、左側の回転リール2aにおいて上段に特定図柄である「七」が停止表示される(b)。続いて、液晶表示装置16では、左側の回転リール2aに対応する図柄表示部において、左側の回転リール2aに表示された「七」以外の他の図柄を隠蔽し、図柄「七」を強調表示するような演出表示31が行われる(c)。
【0093】
特に、図12に示す例では、当選役に関連した特定図柄である「七」を用いて演出表示31を行っているため、当選役が内部当選した場合に、パターン2の演出表示を行い、当選役が内部当選した旨を告知するように構成することができる。
【0094】
さらに、当選役に内部当選した場合であっても、ストップスイッチ8a,8b,8cの操作タイミング、あるいはストップスイッチ8a,8b,8cの押し順に応じて、当選役の発生を制御するように構成してもよい。
このような演出表示を行うことにより、特定図柄である「七」に対応する当選役が成立する可能性を告知することができ、遊技者の期待感を高めて遊技の面白さを向上させることができる。
【0095】
表示例のパターン3は、回転リール2a,2b,2cに表示される特定図柄と、液晶表示装置16の画面に表示される特定図柄とを異なるものとするとともに、特定図柄以外の図柄を隠蔽するようにしたものである。なお、パターン3では、男性のキャラクタ(ドンちゃん)及び「七」の図柄が特定図柄となる。
すなわち、表示例のパターン3は、図13に示すように、遊技に供する遊技メダルが投入される等、遊技の開始条件が整った後にスタートスイッチ7が操作されると、3つの回転リール2a,2b,2cの回転が開始し、複数の図柄が縦方向に変動表示される(a)。
【0096】
続いて、左側のストップスイッチ8aが操作されると、左側の回転リール2aにおいて上段に特定図柄である男性のキャラクタが停止表示される(b)。続いて、中央のストップスイッチ8bが操作されると、中央の回転リール2bにおいて上段に特定図柄である男性のキャラクタが停止表示される(c)。この状態は、さらに右側の回転リール2bにおいて上段に特定図柄である男性のキャラクタが停止表示されるとビッグボーナスが発生する、いわゆるテンパイ状態である。
【0097】
続いて、液晶表示装置16では、左側の回転リール2a、及び中央の回転リール2bに対応する図柄表示部において、上段に表示されていた男性のキャラクタに代えて、白抜きの「七」の図柄を表示するとともに、他の図柄を隠蔽するような演出表示32が行われる(d)。
このような演出表示32を行うことにより、特定図柄である男性のキャラクタに対応するビッグボーナスが発生する可能性を告知することができ、遊技者の期待感を高めて遊技の面白さを向上させることができる。
【0098】
さらに、ビッグボーナスに内部当選した場合であっても、ストップスイッチ8a,8b,8cの操作タイミング、あるいはストップスイッチ8a,8b,8cの押し順に応じて、当選役の発生を制御するように構成してもよい。
【0099】
表示例のパターン4は、回転リール2a,2b,2cに表示される特定図柄と、液晶表示装置16の画面に表示される特定図柄とを同一なものとするとともに、他の図柄を隠蔽し、さらに特定図柄を拡大表示するようにしたものである。なお、パターン4では、男性のキャラクタ(ドンちゃん)が特定図柄となる。
すなわち、表示例のパターン4は、図14に示すように、各回転リール2a,2b,2cが停止して、それぞれ縦方向に3つの図柄が表示されている状態(a)から、液晶表示装置16において、各回転リール2a,2b,2cに対応する図柄表示部の表示を隠蔽するとともに、液晶表示装置16の画面において、回転リール2aにおける表示とほぼ同一の大きさで、男性のキャラクタが出現するような演出表示33aが行われる(b)。
【0100】
続いて、液晶表示装置16の画面では、各回転リール2a,2b,2cに対応する図柄表示部の表示が隠蔽された状態で、男性のキャラクタの演出表示33bが徐々に拡大表示され(c)、最終的に画面全体に男性のキャラクタの演出表示33cが拡大表示される(d)。
【0101】
特に、図14に示す例ではビッグボーナスに関連した特定図柄である男性のキャラクタを用いて演出表示33a,33b,33cを行っているため、ビッグビーナスが内部当選した場合に、パターン4の演出表示を行い、ビッグボーナスが内部当選した旨を告知するように構成することができる。なお、図14(a)に示す例では、各回転リール2a,2b,2cにおける図柄の停止表示態様としてビッグボーナスが成立していないが、一般的にビッグボーナスの内部当選フラグは次回の遊技以降に持ち越されるので、遊技者はビッグボーナスが発生することへの期待感を持ちながら遊技を続行することができる。
【0102】
さらに、ビッグボーナスに内部当選した場合であっても、ストップスイッチ8a,8b,8cの操作タイミング、あるいはストップスイッチの押し順に応じて、当選役の発生を制御するように構成してもよい。
このような演出表示を行うことにより、ビッグボーナスが発生する可能性を告知することができ、遊技者の期待感を高めて遊技の面白さを向上させることができる。
【0103】
また、実際の回転リール2a,2b,2cを用いた表示から液晶表示装置16の画面における表示へ移行する際、あるいは液晶表示装置16の画面における表示から実際の回転リール2a,2b,2cを用いた表示へ移行する際に、ラスタ、モーフィング、クロスフェード、拡大、縮小等の特殊な演出効果を持たせるようにすることもできる。
【0104】
また、上述した各演出は、当選役選択結果報知手段である当選役報知ランプと連動して行うことができる。これにより、遊技者は抽選結果を見逃すことなく認識することができるので、遊技の面白さをさらに向上させることができる。
【0105】
また、上述した各演出表示の開始時期及び終了時期は任意に設定することができる。例えば、上述した各演出表示は、AT(アシストタイム)等の特定の利益状態が発生している場合にのみ行うように構成してもよい。特にATにおいて上記演出表示を行うことにより、遊技に未熟な遊技者であってもいわゆる目押しを行うことが可能となり、遊技者間の利益の公平を図るとともに、遊技の面白さをさらに向上させることができる。
【0106】
また、上述した各演出表示が行われる期間は、遊技店の開店時におけるいわゆるモーニングサービス期間中、小役が入賞してから所定の遊技回数が終了するまでの期間、リプレイゲームが入賞してから所定の遊技回数が終了するまでの期間、フリーゲームが入賞してから所定の遊技回数が終了するまでの期間、リプレイ抽選高確率ゲームの期間、ビッグボーナスの期間、レギュラーボーナスの期間、シングルボーナスの期間、チャレンジタイムの期間等であってもよい。
【0107】
<他の実施形態>
また、本発明に係る遊技機は、遊技結果を表示するとともに演出表示を行う遊技結果表示手段と、
該遊技結果表示手段に特定の遊技結果が表示された場合に遊技者にとって有利な利益状態を発生させる利益状態発生手段と、
前記遊技結果表示手段における表示制御を行う表示制御手段と、
遊技開始を指令する遊技開始指令手段と、
該遊技開始指令手段からの遊技開始指令信号に応じて、複数の当選役の中から少なくとも1つの当選役を選択する当選役選択手段とを備えた遊技機において、前記遊技結果表示手段は、第1表示手段と、遊技機を正面から見た場合に該第1表示手段の手前側に配設された第2表示手段を含むとともに、前記第2表示手段は、前記第1表示手段の表示を透過して表示可能な透過表示部を有し、
前記表示制御手段は、前記第1表示手段における表示を制御する第1表示制御手段と、前記第2表示手段における表示を制御する第2表示制御手段とを含み、前記第2表示制御手段は、前記当選役選択手段から当選役の選択結果に関する当選役情報信号を受信可能である当選役情報受信手段を含み、該当選役情報受信手段により受信した当選役情報信号に基づいて、前記第2表示手段において前記第1表示手段の表示態様と同等の表示態様を連動して表示する制御を行うように構成することが可能である。
【0108】
このような構成とすることにより、当選役情報信号に基づいて、第2表示手段において第1表示手段の表示態様と関連した表示を行うことができるので、やみくもに第1表示手段の表示態様と関連した表示がなされるわけではなく、当選役選択手段が所定の当選役を当選した場合に、高い確率で当該当選役に関連した表示を行うことにより、遊技者はそのような表示が行われた場合に、そのような表示が行われない場合よりも高い確率で所定の又は特定の当選役が入賞するかもしれないという期待感を持つことができる。
【0109】
また、前記遊技機において、前記第1表示手段において特定図柄が表示された場合に、
前記第2表示制御手段は、前記第2表示手段に対して、前記第1表示手段において前記特定図柄が表示された位置に重ねて前記特定図柄と同等の図柄を表示する制御を行うように構成することが可能である。
【0110】
ところで、従来の遊技機では、特定図柄などの図柄は各遊技単位毎に表示されるとともに、またそのうちの特定図柄も表示される場合もあるので、遊技者は、それだけではある程度以上の喜びや期待感を抱くことがなかった。これに対して、上述した構成とすることにより、表示された特定図柄に重ねてさらに特定図柄が表示された場合には、従来以上の喜びや期待感を抱くことが可能となり、さらに面白みをもって遊技を行うことができる。
【0111】
また、前記遊技機において、前記当選役選択手段における選択結果を報知する当選役選択結果報知手段を備え、
前記第2表示制御手段は、前記当選役選択手段により選択された当選役に対応する図柄が前記第1表示手段に停止表示された場合に、前記第2表示手段に対して、前記第1表示手段おいて前記当選役に対応する図柄が停止表示された位置に重ねて前記当選役に対応する図柄を停止表示させるような制御を行うように構成することが可能である。
【0112】
先に説明したように、従来の遊技機では、特定図柄などの図柄は各遊技単位毎に表示されるとともに、またそのうちの特定図柄も表示される場合もあるので、遊技者は、それだけではある程度以上の喜びや期待感を抱くことがなかった。これに対して、上述した構成とすることにより、表示された特定図柄に重ねてさらに特定図柄が表示されるので、遊技者は、意外性を感じ取って従来以上の喜びや期待感を抱くことが可能となり、さらに面白みをもって遊技を行うことができる。
【0113】
また、前記遊技機において、前記第2表示制御手段は、前記遊技開始手段により開始された複数回の遊技単位にわたって、前記第2表示手段において前記第1表示手段の表示態様と同等の表示態様を連動して表示する制御を行うように構成することが可能である。
このような構成とすることにより、複数回の遊技単位にわたって連動した表示が行われるので、特定の利益状態発生への期待感が徐々に近づいてくるように遊技者に感じさせることができる。また、遊技者が特定の利益状態発生への期待感を持続させることができる。
【0114】
また、前記遊技機において、前記第2表示制御手段は、前記第1表示手段における図柄の変動表示に同期させて、前記第2表示手段において前記図柄を変動表示させる制御を行うように構成することが可能である。
このような構成とすることにより、第1表示手段の可変表示と、第2表示手段の可変表示とが連動表示することととなり、それら複数の表示部の表示が融合した可変表示を行うので、遊技者は、違和感の無い多彩な演出として、アニメーションなどの動作を楽しむことができる。
【0115】
また、前記各遊技機において、遊技者は視線を移動させることなく第1表示手段における表示と第2表示手段における表示を同時に視認することができるので、遊技に集中することが可能であるとともに、演出表示を楽しむことが可能となる。
【0116】
また、上述した実施形態では、複数の図柄を回転表示する回転リール毎に、透過表示部を設けていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、第2表示手段に対して、複数の図柄を回転表示する複数の回転リール(複数の可変表示部)の1つ、複数又は全てに対して1つの透過表示部を設けてもよい。また。第2表示手段全体が透過表示部であってもよい。さらに、透過表示部の大きさが変化してもよい。
【0117】
また、透過表示部は、第1表示手段の表示を透過して表示可能であればよく、その部分に液晶を設けずに、透過性を有する部材など(透明ガラス、透明樹脂など)だけで構成されていてもよい。
【0118】
また、第3表示手段として採用するものとしては、第1表示手段及び第2表示手段として採用し得る具体例として記載したものであってもよい。例えば、第3表示手段として、1又は複数の主に演出表示(例えば内部当選役の予告や、特別な利益状態発生の予告・報知等)を行う回転リールを採用してもよい。
【0119】
また、第2表示手段の裏又は裏側に、第1表示手段及び第3表示手段を設けるようにしてもよい。もちろん、この場合に、第2表示手段に対して、第3表示手段の表示を遊技者に視認しやすくする又は視認するための透過表示部を設けてもよい。また、第2表示手段の画像と第3表示手段の画像との重合画像を遊技者に視認させるように制御してもよく、その制御が発生した場合は、制御が発生しない場合に較べて高い確率で利益状態が発生するように構成してもよい。このような構成とすることにより、遊技者の期待感を増大させるような演出をさらに含めることが可能となる。
【0120】
また、第1表示手段、第2表示手段又は第3表示手段のいずれかを、キャラクタ、図形、人形、動物、昆虫、構造物、魚、乗物などの形状をした1又は複数の可動物としてもよい。例えば、特定の役に内部当選した場合、特定の入賞が発生した場合、未だ入賞してない特定の内部当選した同一役が所定個数以上の場合、特定の画像がその可動物とは異なる表示手段に表示された場合等に、その可動物が回転、揺動、往復、振動などの可動を行うようにしてもよい。また、可動物を複数の部材から構成し、可動物の一部が可動するようにしてもよい。この場合、画像表示装置以外の表示により、さらに一層多彩な演出効果を期待することができる。さらに、可動物による表示と、画像など可変表示との融合という新たな演出を追加することができる。
【0121】
また、第1表示制御手段と、第2表示制御手段とを別々の基板により構成してもよい。この場合、基板に異常がある場合、又は破損した場合、いずれか一方の基板のみを交換すればよいので、作業効率及び部品費用を低減することができる。なお、両基板を同一の基板として構成してもよく、その場合には一部の電子部品の共通利用などが可能となる。
【0122】
また、第1表示制御手段と当選役選択手段とを同じ基板上に構成し、その基板からコマンド信号を送信することにより、第2表示制御手段に指令を出すように構成してもよい。この場合、第1表示制御手段と当選役選択手段とを構成した基板は非常に多数の処理を行わなければならないが、第2表示制御手段は別基板構成となっているので、その分処理に余裕がでる事になり、制御手段に潜むバグを減らすことができる。
【0123】
また、表示関連情報信号は、例えば第1表示手段に遊技結果として表示された図柄の一部又は全てを識別可能であれば充分である。具体的には、第1表示手段を複数の回転リールとした場合には、1つの回転リールの下段に、ボーナス図柄が遊技結果として停止表示したという情報を含んでいればよい。また、回転リールに描かれた各図柄に識別番号をつけておき、その番号を含むようにしてもよい。回転リールとは異なる可変表示手段の場合にも、その表示部に表示されている図柄などの態様を識別できれば充分である。さらに、当該図柄などの表示位置を含めることにより、第1表示手段の表示と第2表示手段の表示をさらに融合させることができる。
【0124】
また、第3表示手段の表示制御を行う第3表示制御手段を備え、第3表示手段に可変表示又は停止表示している表示態様も同様に第2表示制御手段に知らせるように構成してもよい。
もちろん、第2表示制御手段、第3表示制御手段を同一の基板により構成してもよい。
【0125】
また、第1表示手段又は第3表示手段は、上下左右前後方向への移動、往復、誘導振動又は回転など可動してもよい。この場合、透過表示部がその可動に合わせて移動するように構成してもよい。これらの動作により、一層奥の深い演出効果を期待することができ、また、ゲーム性との関連にも応用することができる。
【0126】
また、第2表示手段において第1表示手段の表示態様と同等の表示態様を連動して表示する場合には、第2表示手段において表示する表示態様と、第1表示手段の表示態様とは、遊技者に似ていると観念させることができれば充分であり、全く同一である必要はない。例えば、第1表示手段に表示される図柄の色彩、色、形状、外形、大きさなどを模したものであれば充分に演出効果を達成することが可能である。
【0127】
また、第1表示手段において前記特定図柄が表示された位置に重ねて前記特定図柄と同等の図柄を表示する場合には、前記特定図柄と、前記特定図柄と同等の図柄とが一部又は全部重なって遊技者に視認されるようにすれば充分である。また、前記特定図柄と同等の図柄は、遊技者に対して、特定図柄と似ていると観念させることができれば充分であり、全く同一である必要はない。例えば、図柄の色彩、色、形状、外形、大きさなどを模したものであれば充分に演出効果を達成することが可能である。
【0128】
また、第1表示手段に表示されている複数の図柄と同等の図柄が、略同時期に第2表示手段に表示されるように構成してもよい。このような構成とすることにより、違和感無く、複数の図柄が第2表示手段に表示されるので、多彩な演出を行うことが可能となる。
【0129】
また、第2表示手段において第1表示手段の表示態様と同等の表示態様を連動して表示する場合と、同等ではない表示態様が連動表示されるように構成してもよい。この場合には、遊技者は少し違和感を感じるはずで、表示がワンパターンにならずに、多彩さをさらに持たせることができる。
【0130】
また、利益状態が発生する場合に、利益状態が発生しない場合よりも高い確率で、同等ではない表示態様が連動表示されるように構成してもよい。このような構成とすることにより、遊技者が感じた違和感を期待感と関連付けることができ、遊技の面白みを増すことが可能となる。
【0131】
また、前述したと同等の図柄又は当選役に対応する図柄などに関しても、同様の構成とすることにより、同様の効果を期待することができる。
【0132】
また、第2表示手段において前述したと同等の表示態様、同等の図柄又は当選役に対応する図柄などを連動して表示する場合に、遊技者に対して、一旦それらの表示が連動するように視認させれば充分であり、その後、その表示を可変表示させてもよい。
【0133】
また、可変表示は、例えば拡大、縮小、所定の図柄の追加、所定のキャラクタの追加、又は移動表示など任意の表示とすることができる。このような構成とすることにより、さらに多彩な演出を行うことができ、遊技性の向上につながる。
【0134】
また、一旦表示された、前述したと同等の表示態様、同等の図柄又は当選役に対応する図柄などを、その後複数の遊技単位の間、第2表示手段に表示したままにしてもよい。このような構成とすることにより、特定の利益状態発生への期待感が徐々に近づいてくるように遊技者に感じさせることができ、遊技者に対して、特定の利益状態発生への期待感を持続させることができる。
【0135】
また、第1表示手段に表示される複数の種類の異なる図柄と、同等の図柄を第2表示手段に連動表示するようにしてもよい。このような構成とすることにより、どの種類の図柄に対応する入賞が得られるかを遊技者が想像しながら遊技に取り組みことができるようになる。
【0136】
また、遊技結果が表示されてゆくことに関連して、入賞可能性がなくなった同等の図柄を消滅させていくようにしてもよいし、入賞可能性が高い同等の図柄を可変表示(この場合は、拡大などが好適である)してもよい。
【0137】
また、各表示部に表示される図柄の停止表示には、特にパチンコ機で行われるいわゆる「ゆれ変動」を含むようにしてもよい。
【0138】
【発明の効果】
本発明に係る遊技機は、遊技結果を表示するとともに演出表示を行う遊技結果表示手段と、
該遊技結果表示手段に特定の遊技結果が表示された場合に遊技者にとって有利な利益状態を発生させる利益状態発生手段と、
前記遊技結果表示手段における表示制御を行う表示制御手段と、
遊技開始を指令する遊技開始指令手段と、
該遊技開始指令手段からの遊技開始指令信号に応じて、複数の当選役の中から少なくとも1つの当選役を選択する当選役選択手段とを備えた遊技機において、前記遊技結果表示手段は、第1表示手段と、遊技機を正面から見た場合に該第1表示手段の手前側に配設された第2表示手段を含むとともに、前記第2表示手段は、前記第1表示手段の表示を透過して表示可能な透過表示部を有し、
前記表示制御手段は、前記第1表示手段における表示を制御する第1表示制御手段と、前記第2表示手段における表示を制御する第2表示制御手段とを含み、前記第2表示制御手段は、前記第1表示制御手段から前記第1表示手段の表示態様に関する表示関連情報信号を受信可能である表示関連情報受信手段を含み、該表示関連情報受信手段により受信した表示関連情報信号に基づいて、前記第2表示手段において前記第1表示手段の表示態様と同等の表示態様を連動して表示する制御を行うので、
第1表示手段の表示と第2表示手段の表示とが連動して融合した多彩な表示となり、遊技の面白さをより一層向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るパチスロ遊技機の外観を示す斜視図
【図2】回転リール及び液晶表示装置の縦断面を示す模式図
【図3】液晶表示装置を縦断面とした模式図
【図4】液晶表示装置を正面から見た状態の模式図
【図5】表示制御装置の構成を示すブロック図
【図6】表示制御装置における画像表示処理の手順を示すフローチャート
【図7】主割込処理の手順を示すフローチャート
【図8】VDP割込処理の手順を示すフローチャート
【図9】同期割込処理の手順を示すフローチャート
【図10】タイマ割込処理の手順を示すフローチャート
【図11】表示例のパターン1を示す説明図
【図12】表示例のパターン2を示す説明図
【図13】表示例のパターン3を示す説明図
【図14】表示例のパターン4を示す説明図
【符号の説明】
1 遊技機筐体
2a 左側の回転リール
2b 中央の回転リール
2c 右側の回転リール
3a 左側の表示窓
3b 中央の表示窓
3c 右側の表示窓
4 遊技メダル投入口
5 ベットスイッチ
6 貯留メダル精算スイッチ
7 スタートスイッチ
8a 左側のストップスイッチ
8b 中央のストップスイッチ
8c 右側のストップスイッチ
9a〜9e 有効ライン表示
10a〜10c 有効ラインランプ
11a〜11c 表示ランプ
12 遊技メダル払出口
13 遊技メダル貯留皿
14 装飾部
15a,15b スピーカ
16 液晶表示装置
17a〜17c バックライト
18a,18b 前方照明装置
19 液晶パネル
20 導光板
21 反射板
22a,22b 光源
23a〜23c 透過表示部
24 不透過領域
30a〜30d 演出表示
31 演出表示
32 演出表示
33a〜33c 演出表示
50 表示制御装置
51 サブCPU
52 ROM
53 RAM
54 VDP
55 VRAM
56 CROM
57 音源IC
58 SRAM
60 主制御基板
70 ランプ
80 モータ駆動回路
90 回転リール位置検出回路
100 回転リール停止信号回路
110a〜110c ステッピングモータ

Claims (6)

  1. 遊技結果を表示するとともに演出表示を行う遊技結果表示手段と、
    該遊技結果表示手段に特定の遊技結果が表示された場合に遊技者にとって有利な利益状態を発生させる利益状態発生手段と、
    前記遊技結果表示手段における表示制御を行う表示制御手段と、
    遊技開始を指令する遊技開始指令手段と、
    該遊技開始指令手段からの遊技開始指令信号に応じて、複数の当選役の中から少なくとも1つの当選役を選択する当選役選択手段とを備えた遊技機において、
    前記遊技結果表示手段は、第1表示手段と、遊技機を正面から見た場合に該第1表示手段の手前側に配設された第2表示手段を含むとともに、前記第2表示手段は、前記第1表示手段の表示を透過して表示可能な透過表示部を有し、
    前記表示制御手段は、前記第1表示手段における表示を制御する第1表示制御手段と、前記第2表示手段における表示を制御する第2表示制御手段とを含み、
    前記第2表示制御手段は、前記第1表示制御手段から前記第1表示手段の表示態様に関する表示関連情報信号を受信可能である表示関連情報受信手段を含み、該表示関連情報受信手段により受信した表示関連情報信号に基づいて、前記第2表示手段において前記第1表示手段の表示態様と同等の表示態様を連動して表示する制御を行うことを特徴とする遊技機。
  2. 遊技結果を表示するとともに演出表示を行う遊技結果表示手段と、
    該遊技結果表示手段に特定の遊技結果が表示された場合に遊技者にとって有利な利益状態を発生させる利益状態発生手段と、
    前記遊技結果表示手段における表示制御を行う表示制御手段と、
    遊技開始を指令する遊技開始指令手段と、
    該遊技開始指令手段からの遊技開始指令信号に応じて、複数の当選役の中から少なくとも1つの当選役を選択する当選役選択手段とを備えた遊技機において、
    前記遊技結果表示手段は、第1表示手段と、遊技機を正面から見た場合に該第1表示手段の手前側に配設された第2表示手段を含むとともに、前記第2表示手段は、前記第1表示手段の表示を透過して表示可能な透過表示部を有し、
    前記表示制御手段は、前記第1表示手段における表示を制御する第1表示制御手段と、前記第2表示手段における表示を制御する第2表示制御手段とを含み、
    前記第2表示制御手段は、前記当選役選択手段から当選役の選択結果に関する当選役情報信号を受信可能である当選役情報受信手段を含み、該当選役情報受信手段により受信した当選役情報信号に基づいて、前記第2表示手段において前記第1表示手段の表示態様と同等の表示態様を連動して表示する制御を行うことを特徴とする遊技機。
  3. 前記第1表示手段において特定図柄が表示された場合に、
    前記第2表示制御手段は、前記第2表示手段に対して、前記第1表示手段において前記特定図柄が表示された位置に重ねて前記特定図柄と同等の図柄を表示する制御を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載された遊技機。
  4. 前記当選役選択手段における選択結果を報知する当選役選択結果報知手段を備え、
    前記第2表示制御手段は、前記当選役選択手段により選択された当選役に対応する図柄が前記第1表示手段に停止表示された場合に、前記第2表示手段に対して、前記第1表示手段おいて前記当選役に対応する図柄が停止表示された位置に重ねて前記当選役に対応する図柄を停止表示させる制御を行うことを特徴とする請求項1〜3のうちいずれかに記載された遊技機。
  5. 前記第2表示制御手段は、前記遊技開始手段により開始された複数回の遊技単位にわたって、前記第2表示手段において前記第1表示手段の表示態様と同等の表示態様を連動して表示する制御を行うことを特徴とする請求項1〜4のうちいずれかに記載された遊技機。
  6. 前記第2表示制御手段は、前記第1表示手段における図柄の変動表示に同期させて、前記第2表示手段において前記図柄を変動表示させる制御を行うことを特徴とする請求項1〜5のうちいずれかに記載された遊技機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007167507A (ja) * 2005-12-26 2007-07-05 Aruze Corp 遊技機
JP2014176490A (ja) * 2013-03-14 2014-09-25 Newgin Co Ltd 遊技機
JP2016096861A (ja) * 2014-11-18 2016-05-30 株式会社ニューギン 遊技機
JP2017217301A (ja) * 2016-06-09 2017-12-14 株式会社三共 スロットマシン

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