JP4594811B2 - 磁気記録媒体用基板、磁気記録媒体および磁気記録装置 - Google Patents

磁気記録媒体用基板、磁気記録媒体および磁気記録装置 Download PDF

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Description

本発明は、凹凸が形成された磁気記録媒体用基板、基板加工型の磁気記録媒体、およびこのような磁気記録媒体を搭載した磁気記録装置に関する。
ハードディスクドライブ(HDD)のトラック密度を向上するにあたって、隣接トラックとの干渉という問題が顕在化している。特に記録ヘッド磁界のフリンジ効果による書きにじみの低減は重要な技術課題である。記録トラック間を物理的に分離するディスクリートトラック型パターン媒体(DTR媒体)は、記録時におけるサイドイレース現象、再生時におけるサイドリード現象などを低減できるため、トラック方向の密度を大幅に高めることが可能となり、高密度記録可能な磁気記録媒体を提供できると期待されている。
DTR媒体には、主に磁性膜エッチング型と基板加工型が挙げられる。このうち、磁性膜エッチング型のDTR媒体は製造工程数が多く、高コスト化が予想される。そこで、初めに凹凸基板を製造し、その上にスパッタ法で磁性膜を成膜する、基板加工型DTR媒体が量産には好適である。
しかし、基板加工型DTR媒体では、凹部にも磁性膜が存在するため、凹部からの磁気信号によってSN比が低下することが問題になる。そこで、凹部に存在する磁性膜の磁気特性を低下させることが有効であると考えられている。
従来、強磁性層の表面を選択的にマスクして、露出部をハロゲンを含む反応性ガスにさらして変質させることによってパターンドメディアを作製する方法が提案されている(特許文献1)。また、マスクした媒体表面を選択的に酸化することによってパターンドメディアを形成する方法が提案されている(特許文献2)。また、ディスクリートトラックメディアにおいてトラック間領域となる磁性層に、窒素イオンや酸素イオンをイオン注入し、非磁性化させることが提案されている(特許文献3)。しかし、これらの方法は簡便に実施できる方法ではない。
さらに、凹凸のあるSi基板にCo/Ptの多層磁性層を形成したパターンドメディアが報告されている(非特許文献1)。Co/Pt多層膜の磁気特性は多層構造に非常に敏感であり、凸部ではきれいな多層構造が得られ、凹部では多少多層構造が乱れるため、パターンが形成される。しかし、この方法はグラニュラー型の垂直磁性膜には適用できない。
特開2002−359138号公報 米国特許第6,168,845号明細書 特開平5−205257号公報 Phys. Rev. B 62, 12271-12281 (2000)
本発明の目的は、基板加工型DTR媒体の凹部からの磁気信号によってSN比が低下する問題を簡便に解決できる磁気記録媒体用基板、このような基板を用いる磁気記録媒体(DTR媒体)、およびこのような媒体を搭載した磁気記録装置を提供することにある。
本発明の一態様に係る磁気記録媒体用基板は、表面に記録トラックに対応する円周状の凸部と記録トラック間の溝に対応する円周状の凹部を有し、下記(a)、(b)、(d)、(e)、および(f)の条件:
(a)凹部表面は凸部表面よりも表面エネルギーが小さい、
(b)凹部表面は熱分解性もしくは熱変形性の物質で修飾されている、
(d)凹部表面は凸部表面よりも結晶配向が乱れている、
(e)凹部表面は磁性体と反応するかもしくは磁性体中に拡散する物質で修飾されている、および
(f)凹部表面は溶媒に対して可溶性もしくは変形性の物質で修飾されている、
のうち少なくとも1つの条件を満たすことを特徴とする。
本発明の他の態様に係る磁気記録媒体は、上記の磁気記録媒体用基板上にグラニュラー型の磁性層が形成され、凹部の磁性層の方が凸部の磁性層よりも磁性結晶格子の配向が乱れていることを特徴とする。本発明のさらに他の態様に係る磁気記録装置は、上記の磁気記録媒体を具備したことを特徴とする。
本発明によれば、基板の凹部を所定の物質で修飾するかまたは状態を変化させることにより、基板加工型DTR媒体の凹部からの磁気信号によってSN比が低下する問題を解決できる磁気記録媒体用基板、このような基板を用いる磁気記録媒体(DTR媒体)、およびこのような媒体を搭載した磁気記録装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る磁気記録媒体用基板は、表面に記録トラックに対応する円周状の凸部と記録トラック間の溝に対応する円周状の凹部を有し、その凹部表面が(a)〜(f)のいずれかの条件を満たしている。これらの条件を満たしている磁気記録媒体用基板上にグラニュラー型の磁性層を形成すると、凹部の磁性層の方が凸部の磁性層よりも磁気配向が小さくなり、凹部からの磁気信号によるSN比の低下を防止できる。以下、(a)〜(f)の条件についてより詳細に説明する。
(a)凹部表面は凸部表面よりも表面エネルギーが小さい。表面エネルギーが小さいと、磁性膜と基板との結合力が小さくなり、磁性膜の磁気配向を制御する結晶構造が乱れる。この条件を満たすためには、凹部表面を、たとえばフッ素原子を有する低表面エネルギーの表面処理剤で修飾する。このような表面処理剤としては、フルオロアルキルシラン(以下「FAS」という)、たとえばテトラヒドロデシルトリエトキシシラン、ヘプタデカフルオロ−1,1,2,2−テトラヒドロデシルトリメトキシシラン、ヘプタデカフルオロ−1,1,2,2−テトラヒドロデシルトリクロロシラン、トリデカフルオロ−1,1,2,2−テトラヒドロオクチルトリエトキシシラン、トリデカフルオロ−1,1,2,2−テトラヒドロオクチルトリメトキシシラン、トリデカフルオロ−1,1,2,2−テトラヒドロオクチルトリクロロシラン、トリフルオロプロピルトリメトキシシランなどが挙げられる。
(b)凹部表面は熱分解性もしくは熱変形性の物質で修飾されている。熱分解性の物質としては、ポリエチレングリコール、ポリ(テトラメチレングリコール)などが挙げられる。熱変形性の物質としては、ポリビニルアルコール、ポリイソブチルメタクリレートなどの熱可塑性ポリマーなどが挙げられる。
(c)凹部表面は凸部表面よりも表面粗さが小さい。この条件は、研磨とエッチングの組み合わせにより実現できる。
(d)凹部表面は凸部表面よりも結晶配向が乱れている。この条件は、たとえばシリコンなどの単結晶基板に対するイオン照射の有無により実現することができる。
(e)凹部表面は磁性体と反応するかもしくは磁性体中に拡散する物質で修飾されている。反応性物質としては塩素原子を有するポリ塩化ビニルなどが挙げられる。拡散性物質としてはCuなどが挙げられる。
(f)凹部表面は溶媒に対して可溶性もしくは変形性の物質で修飾されている。溶媒に対して可溶性もしくは変形性の物質としては上記の各種のポリマーが挙げられ、ポリマーの種類に応じて適切な溶媒を用いればよい。
なお、本発明の実施形態に係る磁気記録媒体用基板においては、凸部と凹部との高さの差は10nm以上100nm以下であることが好ましい。
本発明の実施形態に係る磁気記録媒体用基板の一般的な製造方法は、基板にレジストを塗布した後、インプリントまたは電子線リソグラフィーなどでレジストパターンを形成し、基板をエッチングして凹凸基板を形成する。このとき凸部はレジストを残しておく。次に、表面エネルギーの小さい物質や、熱分解性物質や、熱変形性物質や、反応性物質、溶媒可溶な物質などを堆積させる。凸部のレジストを剥離(リフトオフ)することにより凹部にのみこれらの物質を残すことができる。この場合、レジストを剥離したときに、これらの物質が残るようにする必要がある。すなわち、レジスト剥離に有機溶媒を用いる場合には有機溶媒によって剥離しないような物質、レジスト剥離に水を用いる場合には水によって剥離しないような物質、酸素アッシャなどでレジストを剥離する場合には酸素アッシャに耐えるような物質を用いる。このような簡便な方法により、所望の磁気記録媒体用基板、さらに凹部からの磁気信号によるSN比の低下を抑制できる磁気記録媒体(DTR媒体)および磁気記録装置を製造できる。
[実施例1]
低表面エネルギーの表面修飾層を用いた例について説明する。図1に本発明の一実施形態に係る磁気記録媒体用基板(以下、HDD基板という)の断面図を示す。ガラス基板11の表面には、記録トラックに対応する円周状の凸部と記録トラック間の溝に対応する円周状の凹部のパターンが形成されている。凹部の表面にはフッ素を含む表面修飾層13が形成されている。
図2に本発明の一実施形態に係る磁気記録媒体(DTR媒体)の断面図を示す。この図に示すように、ガラス基板11の凹部表面に表面修飾層13が形成され、全面に媒体膜14a、14bが成膜されている。媒体膜は軟磁性下地層、配向制御膜、磁気記録層などを含んでいる。14aは凸部(記録トラック)上に成膜された媒体膜であり、この領域には磁気配向が良好な磁気記録層が含まれる。14bは凹部(溝)上に成膜された媒体膜であり、この領域では磁性結晶格子の配向が乱れている。
図3(a)〜(f)を参照して、図1に示したHDD基板、および図2に示したDTR媒体の製造方法を説明する。まず、直径0.85インチのガラス基板11上にポリメチルメタクリレート(PMMA)膜12を70nmの厚さでスピンコートした(a)。一方、電子線リソグラフィー、メッキにより作製した、ピッチ100nm、頂上の幅35nm、高さ30nmの円周状凸部およびアドレス信号、サーボ信号に対応した凸部を持つNi金型31を用意した。Ni金型31をPMMA膜12に押しつけ、凹凸パターンを転写した(b)。Ni金型31を剥離した後、基板をArイオンミリングにより、PMMA膜12の凹部の下地ガラス面が出るまでエッチングした。さらに、フッ素系ガスのRIEにより凹凸パターンをガラス基板11に転写した。この段階で、凸部上のPMMA膜12を残しておく。次に、フッ素原子を含む表面処理剤であるヘプタデカフルオロ−1,1,2,2−テトラヒドロデシルトリメトキシシランで凹部表面を処理し、低表面エネルギーの表面修飾層13を形成した(d)。次に、溶剤リフトオフによって凸部上のPMMA膜12を除去することにより、図1に示したHDD基板を作製した。このHDD基板は、ピッチ100nm、頂上の幅60nm、高さ20nmの円周状凸部、およびアドレス信号、サーボ信号に対応した凹凸パターンを有していた(e)。
このHDD基板を多元スパッタ装置にロードし、軟磁性下地層、配向制御膜、CoCrPtとSiO2との混合物からなるグラニュラー構造の垂直磁気記録層、カーボン保護膜を、真空を破ることなく一貫成膜して図2に示したDTR媒体を作製した(f)。得られたDTR媒体を断面TEMにより観察した。その結果、凹部(溝)上の媒体膜14bは凸部(記録トラック)上の媒体膜14aに比べて、磁性結晶格子の配向が乱れていることがわかった。
なお、必要に応じて、DTR媒体に潤滑剤を塗布し、HDD組み立て前に保存しておいてもよい。この点は、以下の実施例および比較例についても同様である。
[比較例1]
フッ素原子を有する表面処理剤で処理しないことを除いては実施例1と同様にしてHDD基板を作製し、その上に実施例1と同様な方法によりDTR媒体を作製した。得られたDTR媒体を断面TEMにより観察したところ、凹部と凸部で磁性結晶格子の配向に変化は見られなかった。
[実施例2]
熱分解性物質であり、かつ溶媒に対して可溶な表面修飾層を用いた例について説明する。直径1インチのガラス基板上にポリメチルメタクリレート(PMMA)膜を80nmの厚さでスピンコートした。一方、電子線リソグラフィー、メッキにより作製したピッチ150nm、頂上の幅50nm、高さ50nmの円周状凸部およびアドレス信号、サーボ信号に対応した凸部を持つNi金型を用意した。Ni金型をPMMA膜に押しつけ、凹凸パターンを転写した。Ni金型を剥離した後、基板をArイオンミリングにより、PMMA膜の凹部の下地ガラス面が出るまでエッチングした。さらに、フッ素系ガスのRIEにより凹凸パターンをガラス基板に転写した。この段階で、凸部のPMMA膜は残しておく。次に、熱分解性のポリエチレングリコールの水溶液をスピンコートした。次に、有機溶剤リフトオフによりPMMA膜を除去することにより、目的とするHDD基板を作製した。この基板はピッチ150nm、頂上の幅90nm、高さ40nmの円周状凸部、およびアドレス信号、サーボ信号に対応した凹凸パターンを有していた。
このHDD基板を多元スパッタ装置にロードし、軟磁性下地層、配向制御膜、グラニュラー型の垂直磁気記録層、カーボン保護膜を、真空を破ることなく一貫成膜してDTR媒体を作製した。得られたDTR媒体を断面TEMにより観察したところ、凹部の方が凸部に比べて磁性結晶格子の配向が乱れていることがわかった。
[比較例2]
分解性物質を成膜しないことを除いては実施例2と同様にしてHDD基板を作製し、その上に実施例2と同様の方法によりDTR媒体を作製した。得られたDTR媒体を断面TEMにより観察したところ、凹部と凸部で磁性結晶格子の配向に変化は見られなかった。
[実施例3]
熱変形物質で、かつ溶媒に対して可溶な表面修飾層を用いた例について説明する。直径1.8インチのガラス基板上にポリメチルメタクリレート(PMMA)膜を50nmの厚さでスピンコートした。一方、電子線リソグラフィー、メッキにより作製したピッチ150nm、頂上の幅50nm、高さ20nmの円周状凸部およびアドレス信号、サーボ信号に対応した凸部を持つNi金型を用意した。Ni金型をPMMA膜に押しつけ、凹凸パターンを転写した。Ni金型を剥離した後、Arイオンミリングで凹部の下地ガラス面が出るまでエッチングした。さらに、フッ素系ガスのRIEにより凹凸パターンをガラス基板に転写した。この段階で、凸部のPMMA膜は残しておく。次に、熱変形性のポリビニルアルコールの水溶液をスピンコートした。次に、溶剤リフトオフによりPMMA膜を除去することにより、目的とするHDD基板を作製した。この基板は、ピッチ150nm、頂上の幅90nm、高さ10nmの円周状凸部、およびアドレス信号、サーボ信号に対応した凹凸パターンを有していた。
このHDD基板を多元スパッタ装置にロードし、軟磁性下地層、配向制御膜、グラニュラー型の垂直磁気記録層、カーボン保護膜を、真空を破ることなく一貫成膜してDTR媒体(実施例3A)を作製した。得られたDTR媒体を断面TEMにより観察したところ、凹部の方が凸部に比べて磁性結晶格子の配向が乱れていることがわかった。
上記のHDD基板を多元スパッタ装置にロードし、軟磁性下地層、配向制御膜、グラニュラー型の垂直磁気記録層を形成した。その後、水で洗浄し、乾燥した後、カーボン保護膜を形成して、DTR媒体(実施例3B)を作製した。得られたDTR媒体を断面TEMにより観察したところ、凹部の方が凸部に比べると磁性結晶格子の配向が乱れていることがわかった。
[実施例4]
熱変形性物質で、かつ溶媒に対して可溶な表面修飾層を用いた例について説明する。直径1.8インチのガラス基板上にポリビニルアルコール(PVA)膜を120nmの厚さでスピンコートした。一方、電子線リソグラフィー、メッキにより作製したピッチ150nm、頂上の幅40nm、高さ70nmの円周状凸部およびアドレス信号、サーボ信号に対応した凸部を持つNi金型を用意した。このNi金型をPVA膜に押しつけ、凹凸パターンを転写した。Ni金型を剥離した後、Arイオンミリングで凹部の下地ガラス面が出るまでエッチングした。さらに、フッ素系ガスのRIEにより凹凸パターンをガラス基板に転写した。この段階で、凸部のPVA膜は残しておく。次に、熱変形性のポリイソブチルメタクリレートのトルエン溶液をスピンコートした。次に水でのリフトオフによりPVA膜を除去することにより、目的とするHDD基板を作製した。この基板はピッチ150nm、頂上の幅95nm、高さ60nmの円周状凸部、およびアドレス信号、サーボ信号に対応した凹凸パターンを有していた。
このHDD基板を多元スパッタ装置にロードし、軟磁性下地層、配向制御膜、グラニュラー型の垂直磁気記録層、カーボン保護膜を、真空を破ることなく一貫成膜してDTR媒体を作製した(実施例4A)。得られたDTR媒体を断面TEMにより観察したところ、凹部の方が凸部に比べて磁性結晶格子の配向が乱れていることがわかった。
上記のHDD基板を多元スパッタ装置にロードし、軟磁性下地層、配向制御膜、グラニュラー型の垂直磁気記録層を形成した。その後、トルエンで洗浄し、乾燥した後、カーボン保護膜を形成して、DTR媒体を作製した(実施例4B)。得られたDTR媒体を断面TEMにより観察したところ、凹部の方が凸部に比べて磁性結晶格子の配向が乱れていることがわかった。
[実施例5]
熱分解性物質で、かつ溶媒に対して可溶な表面修飾層を用いた例について説明する。直径1.8インチのガラス基板上にポリビニルアルコール(PVA)膜を90nmの厚さでスピンコートした。一方、電子線リソグラフィー、メッキにより作製したピッチ100nm、頂上の幅35nm、高さ40nmの円周状凸部およびアドレス信号、サーボ信号に対応した凸部を持つNi金型を用意した。このNi金型をPVA膜に押しつけ、凹凸パターンを転写した。Ni金型を剥離した後、Arイオンミリングで凹部の下地ガラス面が出るまでエッチングした。さらに、フッ素系ガスのRIEにより凹凸パターンをガラス基板に転写した。この段階で、凸部のPVA膜は残しておく。次に、熱分解性のポリ(テトラメチレングリコール)の酢酸エチル溶液をスピンコートした。次に、水でのリフトオフによりPVA膜を除去することにより、目的とするHDD基板を作製した。この基板はピッチ100nm、頂上の幅55nm、高さ25nmの円周状凸部、およびアドレス信号、サーボ信号に対応した凹凸パターンを有していた。
このHDD基板を多元スパッタ装置にロードし、軟磁性下地層、配向制御膜、グラニュラー型の垂直磁気記録層、カーボン保護膜を、真空を破ることなく一貫成膜してDTR媒体を作製した(実施例5A)。得られたDTR媒体を断面TEMにより観察したところ、凹部の方が凸部に比べて磁性結晶格子の配向が乱れていることがわかった。
上記のHDD基板を多元スパッタ装置にロードし、軟磁性下地層、配向制御膜、グラニュラー型の垂直磁気記録層を形成した。その後、酢酸エチルで洗浄し、乾燥した後、カーボン保護膜を形成して、DTR媒体を作製した(実施例5B)。得られたDTR媒体を断面TEMにより観察したところ、凹部の方が凸部に比べて磁性結晶格子の配向が乱れていることがわかった。
[実施例6]
凹部表面の方が凸部表面よりも表面粗さを小さくした例について説明する。直径1.8インチのガラス基板を微粒子研磨してRa2nmの凹凸を形成した。次にポリスチレン(PSt)膜を100nmの厚さでスピンコートした。一方、電子線リソグラフィー、メッキにより作製したピッチ150nm、幅50nm、高さ60nmの円周状凸部およびアドレス信号、サーボ信号に対応した凸部を持つNi金型を用意した。このNi金型をPSt膜に押しつけ、凹凸パターンを転写した。Ni金型を剥離した後、ArイオンミリングでPSt膜と凹部の下地ガラス面をエッチングした。さらにフッ素系ガスのRIEにより凹凸パターンをガラス基板に転写した。これにより凹部の下地ガラス面の凹凸のRaは0.5nmになった。次に、酸素アッシャーでPSt層を除去することにより、目的とするHDD基板を作製した。この基板はピッチ150nm、頂上の幅90nm、高さ45nmの円周状凸部、およびアドレス信号、サーボ信号に対応した凹凸パターンを有していた。
このHDD基板を多元スパッタ装置にロードし、軟磁性下地層、配向制御膜、グラニュラー型の垂直磁気記録層、カーボン保護膜を、真空を破ることなく一貫成膜してDTR媒体を作製した。得られたDTR媒体を断面TEMにより観察したところ、凹部の方が凸部に比べて磁性結晶格子の配向が乱れていることがわかった。
[実施例7]
凹部表面の方が凸部表面よりも結晶配向が乱れている例について説明する。直径1インチのSiディスク基板上にポリメチルメタクリレート(PMMA)膜を80nmの厚さでスピンコートした。一方、電子線リソグラフィー、メッキにより作製したピッチ100nm、頂上の幅35nm、高さ30nmの円周状凸部およびアドレス信号、サーボ信号に対応した凸部を持つNi金型を用意した。このNi金型をPMMA膜に押しつけ、凹凸パターンを転写した。Ni金型を剥離した後、Arイオンミリングで凹部の下地Siディスク面をエッチングして、凹凸パターンをガラス基板に転写した。この段階で、凸部のPMMA膜は残しておく。次に、有機溶剤によりPMMA膜を除去することにより、目的とするHDD基板を作製した。凹部のSi結晶表面はArイオンの照射により結晶配向が凸部よりも乱れていることが断面TEMの観察によりわかった。この基板はピッチ100nm、頂上の幅60nm、高さ15nmの円周状凸部、およびアドレス信号、サーボ信号に対応した凹凸パターンを有していた。
このHDD基板を多元スパッタ装置にロードし、軟磁性下地層、配向制御膜、グラニュラー型の垂直磁気記録層、カーボン保護膜を、真空を破ることなく一貫成膜してDTR媒体を作製した。得られたDTR媒体を断面TEMにより観察したところ、凹部の方が凸部に比べて磁性結晶格子の配向が乱れていることがわかった。
[実施例8]
凹部表面に磁性体に対して反応性のある物質で、かつ溶媒に対して可溶な表面修飾層を用いた例について説明する。直径1.8インチのSi/SiO2基板上にポリビニルアルコール(PVA)膜を100nmの厚さでスピンコートした。一方、電子線リソグラフィー、メッキにより作製したピッチ150nm、頂上の幅50nm、高さ15nmの円周状凸部およびアドレス信号、サーボ信号に対応した凸部を持つNi金型を用意した。このNi金型をPVA膜に押しつけ、凹凸パターンを転写した。Ni金型を剥離した後、Arイオンミリングで凹部の下地ガラス面が出るまでエッチングした。さらに、フッ素系ガスのRIEにより凹凸パターンをガラス基板に転写した。この段階で、凸部のPVA膜は残しておく。次に、磁性体と反応する塩素原子を有するポリ塩化ビニルのトルエン溶液をスピンコートした。次に、水でのリフトオフによりPVA膜を除去することにより、目的とするHDD基板を作製した。この基板はピッチ150nm、頂上の幅95nm、高さ10nmの円周状凸部、およびアドレス信号、サーボ信号に対応した凹凸パターンを有していた。
このHDD基板を多元スパッタ装置にロードし、軟磁性下地層、配向制御膜、グラニュラー型の垂直磁気記録層、カーボン保護膜を、真空を破ることなく一貫成膜してDTR媒体を作製した。得られたDTR媒体を断面TEMにより観察したところ、凹部の方が凸部に比べて磁性結晶格子の配向が乱れていることがわかった。
[実施例9]
凹部表面に磁性体に対して拡散性のある物質からなる表面修飾層を用いた例について説明する。直径1.8インチのガラス基板上にポリビニルアルコール(PVA)膜を100nmの厚さでスピンコートした。一方、電子線リソグラフィー、メッキにより作製したピッチ150nm、頂上の幅50nm、高さ50nmの円周状凸部およびアドレス信号、サーボ信号に対応した凸部を持つNi金型を用意した。このNi金型をPVA膜に押しつけ、凹凸パターンを転写した。Ni金型を剥離した後、Arイオンミリングで凹部の下地ガラス面が出るまでエッチングした。さらに、フッ素系ガスのRIEにより凹凸パターンをガラス基板に転写した。この段階で、凸部のPVA膜は残しておく。次に、磁性体中に拡散するCuをスパッタで成膜した。次に、水でのリフトオフによりPVA膜を除去することにより、目的とするHDD基板を作製した。この基板はピッチ150nm、頂上の幅90nm、高さ40nmの円周状凸部、およびアドレス信号、サーボ信号に対応した凹凸パターンを有していた。
このHDD基板を多元スパッタ装置にロードし、軟磁性下地層、配向制御膜、磁気記録層、カーボン保護膜を、真空を破ることなく一貫成膜してDTR媒体を作製した。得られたDTR媒体を断面TEMにより観察したところ、凹部の方が凸部に比べて磁性結晶格子の配向が乱れていることがわかった。
[実施例10]
図4に本発明の他の実施形態に係るHDD基板の断面図を示す。ガラス基板21上には軟磁性下地層22が形成され、その上に形成されたPdからなる配向制御膜23によって記録トラックに対応する円周状の凸部が形成され、配向制御膜23のない部分が記録トラック間の溝に対応する円周状の凹部のパターンとなっている。
図5に本発明の一実施形態に係る磁気記録媒体(DTR媒体)の断面図を示す。この図に示すように、ガラス基板21上に軟磁性下地層22が形成され、その上にPdからなる配向制御膜23が凸部をなすように形成され、全面に垂直磁気記録層25a、25bが成膜されている。25aは凸部(記録トラック)の配向制御膜23上に成膜された垂直磁気記録層であり、この領域では磁気配向が良好である。25bは凹部(溝)上に成膜された垂直磁気記録層であり、この領域では磁気配向が乱れている。
図6(a)〜(f)を参照して、図4に示したHDD基板、および図5に示したDTR媒体の製造方法を説明する。まず、直径0.85インチのガラス基板21を多元スパッタ装置にロードし、軟磁性下地層22およびPdからなる配向制御膜23を成膜した(a)。次に、ポリメチルメタクリレート(PMMA)膜24を80nmの厚さでスピンコートした(b)。一方、電子線リソグラフィー、メッキにより作製したピッチ100nm、頂上の幅35nm、高さ30nmの円周状凸部およびアドレス信号、サーボ信号に対応した凸部を持つNi金型31を用意した。このNi金型31をPMMA膜24に押しつけ、凹凸パターンを転写した(c)。Ni金型31を剥離した後、Arイオンミリングで配向制御膜23に凹凸を作製した。この段階で、凸部のPMMA膜は残しておく。次に、有機溶剤によりPMMA膜を除去することにより、図4に示したHDD基板を作製した。このHDD基板はピッチ100nm、頂上の幅55nm、高さ15nmの円周状凸部、およびアドレス信号、サーボ信号に対応した凹凸パターンを有していた。
このHDD基板を多元スパッタ装置にロードし、グラニュラー構造の垂直磁気記録層、カーボン保護膜を、真空を破ることなく一貫成膜してDTR媒体を作製した(f)。得られたDTR媒体を断面TEMにより観察したところ、凹部の垂直磁気記録層25bの方が凸部の垂直磁気記録層25aに比べて垂直磁性結晶の配向が乱れていることがわかった。
図7に、本発明の実施形態に係る磁気記録装置の斜視図を示す。この磁気記録装置は、筐体50の内部に、磁気記録媒体(DTR媒体)10と、DTR媒体10を回転させるスピンドルモータ51と、ヘッドスライダー55と、ヘッドスライダー55を支持するヘッドサスペンションアッセンブリ(サスペンション54とアクチュエータアーム53)と、ボイスコイルモータ(VCM)56と、回路基板とを備える。DTR媒体10はスピンドルモータ51に取り付けられて回転され、各種のデジタルデータが記録される。ヘッドスライダー55に組み込まれている磁気ヘッドは単磁極ヘッドとGMR素子を備えたいわゆる複合型ヘッドである。アクチュエータアーム53の一端にサスペンション54が保持され、サスペンション54によってヘッドスライダー55をDTR媒体10の記録面に対向するように支持する。アクチュエータアーム53はピボット52に取り付けられる。アクチュエータアーム53の他端にはアクチュエータとしてボイスコイルモータ(VCM)56が設けられている。ボイスコイルモータ(VCM)56によってヘッドサスペンションアッセンブリを駆動して、磁気ヘッドをDTR媒体10の任意の半径位置に位置決めする。回路基板はヘッドICを備え、ボイスコイルモータ(VCM)の駆動信号、および磁気ヘッドによる読み書きを制御するための制御信号などを生成する。
上記の各実施例および比較例で作製したDTR媒体10にフッ素化アルキル基を有する潤滑剤を塗布し、図7に示すような磁気記録装置を作製した。ピッチ100nmのDTR媒体に対しては、読み出し磁気センサーの幅を55nm、単磁極ヘッドの幅を70nmとした。ピッチ150nmのDTR媒体に対しては、読み出し磁気センサーの幅を80nm、単磁極ヘッドの幅を100nmとした。そして、10nm浮上のヘッドスライダーを用いて5000rpmで回転させて、記録再生を行った。出力信号のSN比を表1に示す。
実施例1ではSN比が15dBであったのに対し、比較例1ではSN比が12dBしかなかった。同様に、実施例2ではSN比が18dBであったのに対し、比較例2ではSN比が14dBしかなかった。このように、比較例では凹部からの磁気信号によってSN比が低下するが、実施例ではこの問題を解消できていることがわかった。
Figure 0004594811
本発明の一実施形態に係る磁気記録媒体用基板(HDD基板)の断面図。 本発明の一実施形態に係る磁気記録媒体(DTR媒体)の断面図。 図1のHDD基板および図2のDTR媒体の製造方法を示す断面図。 本発明の一実施形態に係る磁気記録媒体用基板(HDD基板)の断面図。 本発明の一実施形態に係る磁気記録媒体(DTR媒体)の断面図。 図4のHDD基板および図5のDTR媒体の製造方法を示す断面図。 本発明の実施形態に係る磁気記録装置を示す斜視図。
符号の説明
10…DTR媒体、11…ガラス基板、12…PMMA膜、13…表面修飾層、14a、14b…媒体膜、21…ガラス基板、22…軟磁性下地層、23…配向制御膜、24…レジスト、25a、25b…垂直磁気記録層、31…Ni金型、50…筐体、51…スピンドルモータ、52…ピボット、53…アクチュエータアーム、54…サスペンション、55…ヘッドスライダー、56…ボイスコイルモータ(VCM)。

Claims (6)

  1. 表面に記録トラックに対応する円周状の凸部と記録トラック間の溝に対応する円周状の凹部を有し、下記(a)、(b)、(d)、(e)、および(f)の条件:
    (a)凹部表面は凸部表面よりも表面エネルギーが小さい、
    (b)凹部表面は熱分解性もしくは熱変形性の物質で修飾されている、
    (d)凹部表面は凸部表面よりも結晶配向が乱れている、
    (e)凹部表面は磁性体と反応するかもしくは磁性体中に拡散する物質で修飾されている、および
    (f)凹部表面は溶媒に対して可溶性もしくは変形性の物質で修飾されている、
    のうち少なくとも1つの条件を満たすことを特徴とする磁気記録媒体用基板。
  2. 凹部表面がフッ素を含有する物質で修飾されていることを特徴とする請求項1に記載の磁気記録媒体用基板。
  3. 凸部と凹部との高さの差が10nm以上100nm以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の磁気記録媒体用基板。
  4. ガラスまたはシリコンで形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の磁気記録媒体用基板。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の磁気記録媒体用基板上にグラニュラー型の磁性層が形成され、凹部の磁性層の方が凸部の磁性層よりも磁性結晶格子の配向が乱れていることを特徴とする磁気記録媒体。
  6. 請求項5に記載の磁気記録媒体を具備したことを特徴とする磁気記録装置。
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