JP4587647B2 - 線維芽細胞増殖促進剤及び皮膚化粧料並びに美容用飲食物 - Google Patents

線維芽細胞増殖促進剤及び皮膚化粧料並びに美容用飲食物 Download PDF

Info

Publication number
JP4587647B2
JP4587647B2 JP2003128195A JP2003128195A JP4587647B2 JP 4587647 B2 JP4587647 B2 JP 4587647B2 JP 2003128195 A JP2003128195 A JP 2003128195A JP 2003128195 A JP2003128195 A JP 2003128195A JP 4587647 B2 JP4587647 B2 JP 4587647B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
extract
acid
skin
strawberry
kaji
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003128195A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004331543A (ja
Inventor
圭子 土肥
大介 新穂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maruzen Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Maruzen Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Maruzen Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Maruzen Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP2003128195A priority Critical patent/JP4587647B2/ja
Publication of JP2004331543A publication Critical patent/JP2004331543A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4587647B2 publication Critical patent/JP4587647B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)
  • Steroid Compounds (AREA)
  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、極めて高い線維芽細胞の増殖を促進させる作用を有する線維芽細胞増殖促進剤、該線維芽細胞増殖促進剤を含有する皮膚の老化防止作用及び皮膚の老化改善作用の少なくともいずれかを有する皮膚化粧料、並びに美容用飲食物に関する。
【0002】
【従来の技術】
皮膚の表皮及び真皮は、表皮細胞、線維芽細胞及びこれらの細胞の外にあって皮膚構造を支持するコラーゲンなどの細胞外マトリックスにより構成されている。中でも、若い皮膚においては、線維芽細胞の増殖が活発で、これら皮膚組織の相互作用が恒常性を保つことにより水分保持、柔軟性、弾力性等が確保され、肌は外見的にも張りや艶があってみずみずしい状態に維持される。
【0003】
ところが、紫外線の照射、空気の著しい乾燥、過度の皮膚洗浄等、ある種の外的因子の影響があったり、加齢が進んだりすると、線維芽細胞の増殖能が低下する。その結果、皮膚の保湿機能や弾力性が低下し、角質は異常剥離を始め、肌は張りや艶を失い、荒れ、シワ等の老化症状を呈するようになってしまうという問題がある。
【0004】
このように、皮膚の老化に伴う変化、即ち、シワ、くすみ、きめの消失、弾力性の低下などには、線維芽細胞の増殖能低下が深く関与していることが知られている。
このため、線維芽細胞の増殖を促進し、皮膚の老化防止や皮膚の老化改善作用を有し、安全性の高い天然物系の線維芽細胞増殖促進剤について種々の提案がなされている。例えば、五斂子(Averrhoa carambola L.)の葉部からの抽出物(例えば、特許文献1参照)、ハス胚芽の抽出物(例えば、特許文献2参照)、有色素米又は有色素米の糠の抽出物(例えば、特許文献3参照)、カエデ属イロハモミジの抽出物(例えば、特許文献4参照)、アロエベラ、アーモンド、エノキタケ等の抽出物(例えば、特許文献5参照)、キヨウニン、パッションフラワー、甘草、メリロート、エキナセア等の植物の抽出物(例えば、特許文献6参照)、などが提案されている。
【0005】
しかしながら、前記抽出物において線維芽細胞の増殖を促進する具体的な化合物は未だ特定されておらず、更なる高い線維芽細胞の増殖促進効果を有する天然系の線維芽細胞増殖促進剤の提供が強く望まれているのが現状である。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−226323号公報
【特許文献2】
特開2002−29980号公報
【特許文献3】
特開2002−3393号公報
【特許文献4】
特開2003−113068号公報
【特許文献5】
特開2003−104835号公報
【特許文献6】
特開2003−34631号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、従来における問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明の第一の目的は、極めて高い線維芽細胞増殖作用を有する線維芽細胞増殖促進剤を提供するところにある。
本発明の第二の目的は、皮膚に使用した場合に高い線維芽細胞増殖作用を有し、優れた皮膚の老化防止作用及び皮膚の老化改善作用の少なくともいずれかを有すると共に、高い安全性を有し、使用感が良好な皮膚化粧料を提供するところにある。
本発明の第三の目的は、経口摂取した場合に高い線維芽細胞増殖作用を有し、優れた皮膚の老化防止作用及び皮膚の老化改善作用の少なくともいずれかを有する美容用飲食物を提供するところにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明者らが鋭意検討を行った結果、カジイチゴサイドF1が、極めて高い線維芽細胞の増殖を促進する作用を有し、線維芽細胞増殖促進剤として有効であることを知見した。また、該カジイチゴサイドF1を含有する皮膚化粧料が、優れた皮膚の老化防止作用及び皮膚の老化改善作用の少なくともいずれかを有すること知見した。また、該カジイチゴサイドF1を含有する美容用飲食物が、経口摂取によっても優れた皮膚の老化防止作用及び皮膚の老化改善作用の少なくともいずれかを有すること知見した。
【0009】
即ち、本発明は、本発明者らによる前記知見に基づくものであり、前記課題を解決するための手段としては、以下の通りである。
<1> 下記構造式(1)で表されるカジイチゴサイドF1を含有することを特徴とする線維芽細胞増殖促進剤である。
【化2】
Figure 0004587647
<2> カジイチゴサイドF1が、バラ科キイチゴ(Rubus)属植物、バラ科Sanguisorba属植物、バラ科Potentilla属植物、バラ科バラ(Rosa)属植物及びバラ科Euscaphis属植物から選択される少なくとも1種の植物由来である前記<1>に記載の線維芽細胞増殖促進剤である。
<3> カジイチゴサイドF1が、オニイチゴ(Rubus ellipticus)、カジイチゴ(Rubus trifidus Thunb.)、サンギソルバ アルピナ(Sanguisorba alpina)、ポテンティラエレクタ(Potentilla erecta L.)、ノイバラ(Rosa multiflora Thunb.)、コウジユ(Potentillagriffithii Hook. f.)及びヤアチン(Euscaphis japonica Thunb.)から選択される少なくとも1種の植物由来である前記<1>から<2>のいずれかに記載の線維芽細胞増殖促進剤である。
<4> カジイチゴサイドF1が、バラ科キイチゴ属のオニイチゴの抽出物から単離された前記<1>から<3>のいずれかに記載の線維芽細胞増殖促進剤である。
<5> 前記<1>から<4>のいずれかに記載の線維芽細胞増殖促進剤を含有することを特徴とする皮膚化粧料である。
<6> 前記<1>から<4>のいずれかに記載の線維芽細胞増殖促進剤を含有することを特徴とする美容用飲食物である。
【0010】
【発明の実施の形態】
(線維芽細胞増殖促進剤)
本発明の線維芽細胞増殖促進剤は、下記構造式(1)で表されるカジイチゴサイドF1を含有し、更に必要に応じてその他の成分を含有してなる。
【0011】
【化3】
Figure 0004587647
【0012】
ここで、前記構造式(1)で表されるカジイチゴサイドF1は、その物質及び化学構造については既に報告されているが(Phytochemistry、vol:23、No,12、2829−2834、1984年)、該カジイチゴサイドF1が、極めて高い線維芽細胞の増殖促進作用を有することは全く知られておらず、このことは、本発明者らの新知見である。
【0013】
前記カジイチゴサイドF1は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、バラ科キイチゴ(Rubus)属植物、バラ科Sanguisorba属植物、バラ科Potentilla属植物、バラ科バラ(Rosa)属植物及びバラ科Euscaphis属植物から選択される少なくとも1種の植物由来であることが好ましい。これらの中でも、オニイチゴ(Rubusellipticus)、カジイチゴ(Rubus trifidus Thunb.)、サンギソルバ アルピナ(Sanguisorba alpina)、ポテンティラ エレクタ(Potentilla erecta L.)、ノイバラ(Rosa multiflora Thunb.)、コウジユ(Potentilla griffithii Hook. f.)及びヤアチン(Euscaphis japonica Thunb.)から選択される少なくとも1種の植物由来であることが特に好ましい。
【0014】
前記バラ科キイチゴ(Rubus)属植物としては、例えば、オニイチゴ(Rubus ellipticus)、カジイチゴ(Rubus trifidus Thunb.)、などが挙げられる。前記オニイチゴ(Rubus ellipticus)は、新鮮な果実は香りがあり食用にされており、ヒマラヤから東南アジア、中国東南部で自生又は栽培され、これらの地域から容易に入手することができる。また、前記カジイチゴ(Rubus trifidus Thunb.)は、食用にされており、日本の中国地方以北の太平洋側海岸地などで自生又は栽培され、これらの地域から容易に入手することができる。
前記バラ科Sanguisorba属の植物としては、例えば、アルピナ(Sanguisorba alpina)、などが挙げられる。
前記バラ科Potentilla属の植物としては、例えば、ポテンティラ エレクタ(Potentilla erecta L.)、コウジユ(Potentilla griffithii Hook. f.)、などが挙げられる。
前記バラ科バラ(Rosa)属植物としては、例えば、ノイバラ(Rosa multiflora Thunb.)、などが好適に挙げられる。前記ノイバラ(Rosa multiflora Thunb.)は、花材などに使用されており、北海道西南部から九州、朝鮮半島などに自生又は栽培されており、これらの地域から容易に入手することができる。
前記バラ科Euscaphis属の植物としては、例えば、ヤアチン(Euscaphis japonica Thunb.)、などが好適に挙げられる。
これらの中でも、バラ科キイチゴ(Rubus)属のオニイチゴが、カジイチゴサイドF1の含有量が高い点で好適である。
これらバラ科植物は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
【0015】
前記カジイチゴサイドF1は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選定することができるが、前記バラ科植物を抽出原料とした抽出処理による抽出物から精製して単離することができるが、場合によっては適宜合成したものであっても構わない。
【0016】
前記抽出原料としてのバラ科植物の構成部位としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選定することができるが、例えば、葉部、茎部、花部、樹皮、根部、種皮、果実、果核又はこれらの混合部位が好適である。これらの中でも、例えば、前記オニイチゴ(Rubus ellipticus)を抽出原料として用いた場合には、前記根部が好ましい。
前記抽出原料は、採取後ただちに乾燥し粉砕したものが好適である。乾燥は天日で行ってもよいし、通常使用される乾燥機を用いて行ってもよい。また、前記抽出原料は、ヘキサン、ベンゼン等の非極性溶媒によって脱脂などの前処理を施してもよく、脱脂などの前処理を行うことにより、抽出処理を効率よく行うことができる点で有利である。
【0017】
前記抽出処理は、特に制限はなく、常法に従って行うことができる。前記抽出処理の際には、特殊な抽出方法や抽出装置を採用する必要はなく、室温乃至還流加熱下において公知の抽出装置を用いて行うことができる。
例えば、前記抽出溶媒を満たした処理槽に前記抽出原料を投入し、ときどき攪拌しながら抽出する。この際、抽出条件としては、特に制限はなく、抽出原料などに応じて適宜調整することができ、例えば、前記抽出溶媒の量は、前記抽出原料の5〜15倍量(質量比)であり、抽出時間は1〜3時間であり、抽出温度は常温〜95℃程度である。
【0018】
前記抽出溶媒としては、特に制限はなく、目的に応じた公知の溶媒の中から適宜選択することができ、例えば、極性溶媒が好適に挙げられる。
前記極性溶媒としては、極性を有する限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選定することができるが、例えば、水、低級脂肪族アルコール、含水の低級脂肪族アルコール、などが挙げられる。これらの極性溶媒は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記水としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選定することができるが、例えば、純水、水道水、井戸水、鉱泉水、鉱水、温泉水、湧水、淡水等の他、これらに各種処理を施したものなどが挙げられる。水に施す処理としては、特に制限はなく、例えば、精製、加熱、殺菌、滅菌、ろ過、イオン交換、浸透圧の調整、緩衝化、などが含まれる。従って、本発明において抽出溶媒として使用し得る水には、精製水、熱水、イオン交換水、生理食塩水、リン酸緩衝液、リン酸緩衝生理食塩水、なども含まれる。
前記低級脂肪族アルコールとしては、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、プロピレングリコール、などが好適に挙げられる。
前記2種以上の親水性有機溶媒の混合溶媒を抽出溶媒として使用する場合、その混合比は、特に制限はなく、目的に応じて適宜調整することができ、例えば、水と低級脂肪族アルコールとの混合液を使用する場合には、水と低級脂肪族アルコールとの混合比(水:低級脂肪族アルコール)を7:3〜2:8(質量比)とすることができる。
【0019】
前記抽出処理した後、ろ過して抽出残渣を除くことによって、前記カジイチゴサイドF1含有の抽出液を得ることができる。該抽出物から常法によりカジイチゴサイドF1を精製して単離することができる。
【0020】
前記精製の方法としては、特に制限はなく、適宜選択した公知の精製方法により精製することができるが、例えば、前記抽出処理により抽出した前記抽出液を濃縮し、液−液分配抽出、イオン交換樹脂、多孔性樹脂などを用いたカラムクロマトグラフィーにかけることにより粗精製し、更に、逆相シリカゲルカラムクロマトグラフィー、順相シリカゲルカラムクロマトグラフィーにかけ、必要に応じて結晶化することにより、前記カジイチゴサイドF1を単離精製することができる。
【0021】
なお、抽出原料として前記オニイチゴ(Rubus ellipticus)を用いた場合には、該オニイチゴの抽出物からは、前記カジイチゴサイドF1の他にも、ニガイチゴサイドF1、オイスカフィック酸、ニガイチゴサイドF2を得ることができるが、これらの中で、線維芽細胞増殖促進作用を有しているのはカジイチゴサイドF1のみである。
【0022】
前記カジイチゴサイドF1は、極めて高い線維芽細胞増殖作用を有しており、そのまま、或いは他の活性物質や成形助剤と共に、常法に従って製剤化して粉末状、顆粒状、錠剤状等、任意の剤形として提供することもできる。製剤化する場合、保存や取扱いを容易にするため、デキストリン、シクロデキストリン等の薬学的に許容され得るキャリアー、その他任意の助剤を添加することができる。
【0023】
本発明の線維芽細胞増殖促進剤は、極めて高い線維芽細胞増殖作用を有しており、皮膚の老化防止及び改善の少なくともいずれかの作用を極めて効果的に達成することができると共に高い安全性をも有し、以下の本発明の皮膚化粧料又は美容用飲食物に好適に使用することができる。
【0024】
(皮膚化粧料)
本発明の皮膚化粧料は、本発明の前記線維芽細胞増殖促進剤を含有し、更に必要に応じて適宜選択したその他の成分を含有する。
【0025】
前記皮膚化粧料としては、前記線維芽細胞増殖促進剤を含有する限り、特に制限はなく、皮膚に適用される各種薬剤などが挙げられ、化粧料以外にも、例えば、医薬部外品、医薬品、などが含まれる。
前記皮膚化粧料の用途としては、特に制限はなく、各種用途から適宜選択することができ、例えば、軟膏、クリーム、乳液、ローション、パック、ゼリー、リップクリーム、口紅、入浴剤、などが挙げられる。
【0026】
前記線維芽細胞増殖促進剤の前記皮膚化粧料全体に対する配合量は、特に制限はなく、皮膚化粧料に種類に応じて適宜選択できるが、前記カジイチゴサイドF1に換算して0.0001〜10質量%が好ましい。
【0027】
−その他の成分−
前記その他の成分としては、線維芽細胞増殖作用の妨げにならない限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択した成分が挙げられ、例えば、美白剤、収斂剤、殺菌・抗菌剤、紫外線吸収剤、保湿剤、細胞賦活剤、消炎・抗アレルギー剤、抗酸化・活性酸素除去剤、油脂類、ロウ類、炭化水素類、脂肪酸類、アルコール類、エステル類、界面活性剤、香料、などが挙げられる。これらの成分は、前記カジイチゴサイドF1と共に併用した場合、相乗的に作用して、通常期待される以上の優れた使用効果をもたらすことがある。
【0028】
前記美白剤としては、例えば、アスコルビン酸又はその誘導体、イオウ、胎盤加水分解物、エラグ酸又はその誘導体、コウジ酸又はその誘導体、グルコサミン又はその誘導体、アルブチン又はその誘導体、ヒドロキシケイヒ酸又はその誘導体、グルタチオン、アルニカエキス、オウゴンエキス、ソウハクヒエキス、サイコエキス、ボウフウエキス、マンネンタケ菌糸体培養物又はその抽出物、シナノキエキス、モモ葉エキス、エイジツエキス、クジンエキス、ジユエキス、トウキエキス、ヨクイニンエキス、カキ葉エキス、ダイオウエキス、ボタンピエキス、ハマメリスエキス、マロニエエキス、オトギリソウエキス、油溶性カンゾウエキス(カンゾウ疎水性フラボン、グラブリジン、グラブレン、リコカルコンA)、などが挙げられ、これらは1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、本発明の皮膚化粧料においては、美白効果を向上させる観点から、アスコルビン酸又はその誘導体、プラセンタエキス、カミツレエキス、アルブチン、エラグ酸、ルシノール及びコウジ酸から選ばれる少なくとも1種以上を用いることが好ましい。
【0029】
前記収斂剤としては、例えば、クエン酸又はその塩類、酒石酸又はその塩類、乳酸又はその塩類、塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム・カリウム、アラントインクロルヒドロキシアルミニウム、アラントインジヒドロキシアルミニウム、パラフェノールスルホン酸亜鉛、硫酸亜鉛、ジユエキス、エイジツエキス、ハマメリスエキス、ゲンノショウコエキス、チャカテキン類、オドリコソウエキス、オトギリソウエキス、ダイオウエキス、ヤグルマソウエキス、キズタエキス、キューカンバーエキス、マロニエエキス、サルビアエキス、メリッサエキス、などが挙げられ、これらは1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
【0030】
前記殺菌・抗菌剤としては、例えば、安息香酸、安息香酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸エステル、塩化ジステアリルメチルアンモニウム、塩化ベンゼトニウム、塩酸クロルヘキシジン、感光素101号、感光素201号、サリチル酸、サリチル酸ナトリウム、ソルビン酸、ハロカルバン、レゾルシン、パラクロロフェノール、フェノキシエタノール、ビサボロール、ヒノキチオール、メントール、キトサン、キトサン分解物、ジユエキス、クジンエキス、エンメイソウエキス、ビワエキス、ユッカエキス、アロエエキス、ケイヒエキス、ガジュツエキス、などが挙げられ、これらは1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
【0031】
前記紫外線吸収剤としては、例えば、β−イソプロピルフラノン誘導体、ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル、オキシベンゾン、オキシベンゾンスルホン酸、テトラヒドロキシベンゾフェノン、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノン、ジヒドロキシベンゾフェノン、シノキサート、ジイソプロピルケイヒ酸メチル、メトキシケイヒ酸オクチル、パラアミノ安息香酸グリセリル、パラジメチルアミノ安息香酸アミル、パラジメチル安息香酸オクチル、パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸エチル、酸化チタン、β−カロチン、γ−オリザノール、コメヌカエキス、アロエエキス、カバノキエキス、シラカンバエキス、カミツレエキス、ヘンナエキス、チョウチグルミエキス、イチョウ葉エキス、カミツレエキス、セイヨウサンザシエキス、油溶性カンゾウエキス、などが挙げられ、これらは1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
【0032】
前記保湿剤としては、例えば、セリン、グリシン、スレオニン、アラニン、コラーゲン、加水分解コラーゲン、ヒドロネクチン、フィブロネクチン、ケラチン、エラスチン、ローヤルゼリー、コンドロイチン硫酸ヘパリン、グリセロリン脂質、グリセロ糖脂質、スフィンゴリン脂質、スフィンゴ糖脂質、リノール酸又はそのエステル類、エイコサペンタエン酸又はそのエステル類、ペクチン、ビフィズス菌発酵物、乳酸発酵物、酵母抽出物、レイシ菌糸体培養物又はその抽出物、小麦胚芽油、アボガド油、米胚芽油、ホホバ油、ダイズリン脂質、γ-オリザノール、ビロウドアオイエキス、ヨクイニンエキス、ジオウエキス、タイソウエキス、カイソウエキス、キダチアロエエキス、ゴボウエキス、マンネンロウエキス、アルニカエキス、小麦フスマ、などが挙げられ、これらは1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
【0033】
前記細胞賦活剤としては、例えば、リボフラビン又はその誘導体、ピリドキシン又はその誘導体、ニコチン酸又はその誘導体、パントテン酸又はその誘導体、α−トコフェロール又はその誘導体、アルニカエキス、ニンジンエキス、ナタネニンジンエキス、ヘチマエキス(サポニン)、シコンエキス、オウバクエキス、ボタンピエキス、シャクヤクエキス、ムクロジエキス、ベニバナエキス、アシタバエキス、ビワ葉エキス、ヒキオコシエキス、ユキノシタエキス、黄杞エキス、サルビアエキス、ニンニクエキス、マンネンロウエキス、などが挙げられ、これらは1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
【0034】
前記消炎・抗アレルギー剤としては、例えば、アズレン、アラントイン、アミノカプロン酸、インドメタシン、塩化リゾチーム、イプシロンアミノカプロン酸、オキシベンゾン、グリチルリチン酸又はその誘導体、グリチルレチン酸又はその誘導体、感光素301号、感光素401号、塩酸ジフェンヒドラミン、トラネキサム酸又はその誘導体、アデノシンリン酸、エストラジオール、エスロン、エチニルエストラジオール、コルチゾン、ヒドロコルチゾン、プレドニゾン、プロゲステロン、コルチコステロン、アルニカエキス、インチンコウエキス、サンシシエキス、ジュウヤクエキス、カンゾウエキス、トウキエキス、ヨモギエキス、ワレモコウエキス、リンドウエキス、サイコエキス、センキュウエキス、セイヨウノコギリソウエキス、オウレンエキス、シソエキス、などが挙げられ、これらは1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
【0035】
前記抗酸化・活性酸素消去剤としては、例えば、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、没子食酸プロピル、バイカリン、バイカレイン、スーパーオキサイドディスムターゼ、カタラーゼ、ローズマリーエキス、メリッサエキス、オウゴンエキス、エイジツエキス、ビワ葉エキス、ホップエキス、ハマメリスエキス、シャクヤクエキス、セージエキス、キナエキス、カミツレエキス、ユーカリエキス、シソエキス、イチョウ葉エキス、タイムエキス、カルダモンエキス、キャラウェイエキス、ナツメグエキス、メースエキス、ローレルエキス、クローブエキス、ターメリックエキス、ヤナギタデエキス、などが挙げられ、これらは1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
【0036】
前記油脂類としては、例えば、大豆油、アマニ油、ゴマ油、ヌカ油、綿実油、ナタネ油、サフラワー油、トウモロコシ油、オリーブ油、ツバキ油、アーモンド油、ヒマシ油、落花生油、カカオ油、パーム核油、牛脂、ミンク油、ホホバ油、月見草油、馬油、などが挙げられ、これらは1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
【0037】
前記ロウ類としては、例えば、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、蜜ロウ、サラシ蜜ロウ、鯨ロウ、セラックス、ラノリン類、などが挙げられ、これらは1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
【0038】
前記炭化水素類としては、例えば、流動パラフィン、ワセリン、マイクロスリスタリンワックス、セレシン、スクワラン、ポリエチレン末、などが挙げられ、これらは1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
【0039】
前記脂肪酸類としては、例えば、ステアリン酸、リノール酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ヘベニン酸、ラノリン酸、オレイン酸、ウンデシレン酸、イソステアリン酸、などが挙げられ、これらは1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
【0040】
前記アルコール類としては、例えば、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ラノリンアルコール、水添ラノリンアルコール、オレイルアルコール、ヘキサデシルアルコール、2−オクチルドデカノール、グリセリン、ソルビトール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、エチレングリコール又はその重合体、ブドウ糖、白糖、コレステロール、フィトステロール、セトステアリルアルコール、などが挙げられ、これらは1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
【0041】
前記エステル類としては、例えば、オレイン酸デシル、ステアリン酸ブチル、ミリスチン酸ミリスチル、ラウリン酸ヘキシル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、ジオレイン酸プロピレングリコール、フタル酸ジエチル、モノステアリン酸グリセリン、トリミリスチン酸グリセリン、乳酸セチル、などが挙げられ、これらは1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
【0042】
前記界面活性剤としては、例えば、ノニオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤などを使用することができるが、これらの中でも皮膚疾患の発生のない、又は軽微な化粧品原料基準に収載された界面活性剤が好ましく、例えば、大豆レシチン、卵黄レシチン、サポニン、オリゴ配糖体、リン脂質系バイオサーファクタント、アシルペプチド系バイオサーファクタント、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブチルエーテル、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸トリエタノールアミン、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸、ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラノリン、ポリオキシエチレンラノリンアルコール、ポリオキシプロピレンブチルエーテル、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリリン酸ナトリウム、モノオレイン酸ソルビタン、モノオレイン酸ポリエチレングリコール、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノステアリン酸エチレングリコール、モノステアリン酸ソルビタン、モノステアリン酸プロピレングリコール、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、モノステアリン酸ポリオキシエチレングリセリン、モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノパルミチン酸ソルビタン、モノパルミチン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノラウリン酸ソルビタン、モノラウリン酸ポリエチレングリコール、モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビット、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、などの界面活性剤が挙げられ、これらは1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
【0043】
前記香料としては、例えば、メントール、カルボン、オイゲノール、アネトール、ハッカ油、スペアミント油、ペパーミント油、ユーカリ油、アニス油、などが挙げられ、これらは1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
【0044】
本発明の皮膚化粧料は、皮膚に使用した場合に高い安全性を有し、極めて高い線維芽細胞増殖作用を有するので、皮膚の老化防止及び皮膚の老化改善の少なくともいずれかの作用を極めて効果的に達成することができる。
【0045】
(美容用飲食物)
本発明の美容用飲食物は、本発明の前記線維芽細胞増殖促進剤を含有し、更に必要に応じて適宜選択したその他の成分を含有する。
【0046】
前記飲食物とは、人の健康に危害を加える恐れが少なく、通常の社会生活において、経口又は消化管投与により摂取されるものをいい、行政区分上の食品、医薬品、医薬部外品、などの区分に制限されるものではなく、例えば、経口的に摂取される一般食品、健康食品、保健機能食品、医薬部外品、医薬品などを幅広く含むものを意味する。
【0047】
前記飲食物としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選定することができるが、例えば、清涼飲料、炭酸飲料、栄養飲料、果実飲料、乳酸飲料等の飲料;アイスクリーム、アイスシャーベット、かき氷等の冷菓;そば、うどん、はるさめ、ぎょうざの皮、しゅうまいの皮、中華麺、即席麺等の麺類;飴、キャンディー、ガム、チョコレート、錠菓、スナック菓子、ビスケット、ゼリー、ジャム、クリーム、焼き菓子、パン等の菓子類;カニ、サケ、アサリ、マグロ、イワシ、エビ、カツオ、サバ、クジラ、カキ、サンマ、イカ、アカガイ、ホタテ、アワビ、ウニ、イクラ、トコブシ等の水産物;かまぼこ、ハム、ソーセージ等の水産・畜産加工食品;加工乳、発酵乳等の乳製品;サラダ油、てんぷら油、マーガリン、マヨネーズ、ショートニング、ホイップクリーム、ドレッシング等の油脂及び油脂加工食品;ソース、たれ等の調味料;カレー、シチュー、親子丼、お粥、雑炊、中華丼、かつ丼、天丼、うな丼、ハヤシライス、おでん、マーボドーフ、牛丼、ミートソース、玉子スープ、オムライス、餃子、シューマイ、ハンバーグ、ミートボール等のレトルトパウチ食品;種々の形態の健康・栄養補助食品;錠剤、カプセル剤、ドリンク剤、トローチ等の医薬品、医薬部外品などが挙げられる。なお、前記飲食物は上記例示に限定されるものではない。
【0048】
前記その他の成分としては、前記飲食物を製造するに当り通常用いられる補助的原料又は添加物、などが挙げられる。
前記原料又は添加物としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選定することができるが、例えば、ブドウ糖、果糖、ショ糖、マルトース、ソルビトール、ステビオサイド、ルブソサイド、コーンシロップ、乳糖、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、コハク酸、乳酸、L−アスコルビン酸、dl−α−トコフェロール、エリソルビン酸ナトリウム、グリセリン、プロピレングリコール、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、アラビアガム、カラギーナン、カゼイン、ゼラチン、ペクチン、寒天、ビタミンB類、ニコチン酸アミド、パントテン酸カルシウム、アミノ酸類、カルシウム塩類、色素、香料、保存剤、などが挙げられる。
【0049】
前記美容用飲食物における本発明の前記線維芽細胞増殖促進剤の添加量は、対象となる飲食物の種類に応じて異なり一概には規定することができないが、飲食物本来の味を損なわない範囲で添加すれば良く、各種対象飲食物に対し、通常0.01〜50質量%が好ましく、0.1〜20質量%がより好ましい。また、顆粒、錠剤又はカプセル形態の飲食物の場合には、通常0.1〜100質量%が好ましく、5〜100質量%がより好ましい。
【0050】
本発明の美容用飲食物は、日常的に経口摂取することが可能であり、有効成分である前記カジイチゴサイドF1の働きによって、皮膚の老化防止及び皮膚の老化改善の少なくともいずれかの作用を極めて効果的に達成することができる。
【0051】
なお、本発明の線維芽細胞増殖促進剤、皮膚化粧料、及び美容用飲食物は、ヒトに対して好適に適用されるものであるが、それぞれの作用効果が奏される限り、ヒト以外の動物に対して適用することもできる。
【0052】
【実施例】
以下、実施例及び比較例により本発明を詳細に説明するが、本発明は、下記実施例に何ら制限されるものではない。
【0053】
(製造例1)
−オニイチゴ抽出物の製造−
バラ科キイチゴ属のオニイチゴ(Rubus ellipticus)の根を粉砕した粗砕物400gに50質量%含水エタノールを4000mL加え、80℃にて2時間ゆるく攪拌しながら抽出処理した後、濾紙を用いて濾過し、抽出液を得た。また、抽出残渣に再び50質量%含水エタノールを4000mL加え、同様の操作を行い、抽出液を得た。
前記両抽出液を合わせて40℃で減圧濃縮した後、減圧乾燥機で乾燥させてオニイチゴ根の抽出乾燥物67.6gを得た。
【0054】
(製造例2)
−カジイチゴサイドF1の製造−
前記製造例1で得られたオニイチゴ抽出物60gをダイヤイオンHP−20(三菱化学社製)カラムクロマトグラフィーで精製した。溶出は(1)水、(2)40質量%含水メタノール、(3)80質量%含水メタノール、及び(4)メタノールの順にそれぞれ行い、4つの画分を得た。
得られた(3)80質量%含水メタノール画分8.24g中の4.3gを、逆相カラムクロマトグラフィー及び高速液体クロマトグラフィーにより分画及び精製を行って精製物211mgを単離した。この精製物について13C−NMRにより分析した結果を以下に示す。
【0055】
13 C−NMRケミカルシフトδ(帰属炭素)
43.0(1−C),66.2(2−C),79.3(3−C),38.9(4−C),48.7(5−C),18.8(6−C),33.6(7−C),40.9(8−C),47.7(9−C),38.8(10−C),24.3(11−C),128.4(12−C),139.2(13−C),42.3(14−C),29.3(15−C),26.2(16−C),48.8(17−C),54.5(18−C),72.7(19−C),42.2(20−C),26.8(21−C),37.8(22−C),29.6(23−C),22.4(24−C),16.9(25−C),17.6(26−C),24.6(27−C),176.9(28−C),27.1(29−C),16.8(30−C),95.8(Glc−1−C),74.1(Glc−2−C),79.0(Glc−3−C),71.3(Glc−4−C),79.3(Glc−5−C),62.4(Glc−6−C)
【0056】
上記結果より、下記構造式(1)で表されるカジイチゴサイドF1に関する13C−NMR分析の文献値(Phytochemistry、vol:23、No,12、2829−2834、1984年)と略同じ結果であることが確認できた。これにより、前記精製物が下記構造式(1)で表されるカジイチゴサイドF1であることが確認できた。
【0057】
【化4】
Figure 0004587647
【0058】
(実施例1)
−線維芽細胞増殖促進作用の試験−
製造例1及び製造例2で得られた試料について、線維芽細胞増殖作用をMTT法(J.Immunol.Method 93,157、1986)に準拠して試験を行った。具体的には、以下のようにして試験を行った。
【0059】
まず、25cmの培養フラスコに入れた10質量%FBS含有培地(α-MEM培地:GIBCO BLR社製品、pH7.2)にヒト正常新生児皮膚線維芽細胞(NBIRGB)1×10個を播種し、37℃、5%CO−95%airの下で4日間培養した。次いでトリプシン処理し、遠心分離して細胞を集めた。沈殿として得られた細胞を5%FBS含有培地(α−MEM培地:GIBCO BLR社製品、pH7.2)に懸濁し、96ウェルプレートの1穴につき7×10個ずつ分注した。24時間培養後、前記製造例1及び製造例2の各試料を溶解した5質量%FBS含有培地を1穴につき100μLずつ加え、37℃、5%CO−95%airの下で3日間培養した。
培養した後、培地を1穴につき100μLずつ除去し、MTT試薬(3−(4、5−dimethy1−2−thiazolyl)−2、5−diphenyl−2H tetrazolium bromide、 5mg/mL PBS(−)溶液)20μLを添加し、4.5時間インキュベーションした(増殖した細胞中のミトコンドリア由来の活性酸素がMTT試薬と反応し、黄色であった試薬の色が570nmに吸収のピークを有する青黄色に変わる。)。
その後、各穴に10質量%ドデシル硫酸ナトリウム−0.02mol/L硫酸溶液を100μLずつ分注し、18時間インキュベーションした。インキュベーション終了後、マイクロプレートリーダーを用いて570nmの吸光度を測定した。これとは別に、製造例1及び製造例2の各試料だけでもブランクをとり、同様の操作を行い吸光度の測定を行った。
なお、各吸光度測定値は、同時に測定した650nmの吸光度を差し引いて、増殖した細胞による濁度の影響を補正した。補正後の各吸光度の測定結果より、下記数式に従って線維芽細胞の増殖促進率を求めた。
【0060】
<数式1>
細胞増殖促進率(%)=[(A−C)−(B−D)]/(B−D)×100
但し、前記数式1において、Aは、「試料添加時の吸光度」を意味する。Bは、「試料無添加時の吸光度」を意味する。Cは「試料添加、細胞無添加時の吸光度」を意味する。Dは、「試料無添加、細胞無添加時の吸光度」を意味する。
【0061】
次に、製造例1及び製造例2の各試料の濃度を400ppm、200ppm及び100ppmと段階的に減少させて上記細胞増殖促進率の測定を行い、線維芽細胞増殖作用の試験を行った。結果を1に示す。
【0062】
【表1】
−細胞増殖促進作用−
Figure 0004587647
表1の結果から、カジイチゴサイドF1は、オニイチゴ抽出物に比べて極めて高い線維芽細胞増殖作用を有することが確認できた。
【0063】
(実施例2)
−シワ改善作用(皮膚の老化防止・改善作用)の試験−
製造例2で得られたカジイチゴサイドF1を配合した乳液(以下「本発明乳液」という。)を常法に従って調製した。本発明乳液の組成を以下に示す。
カジイチゴサイドF1 0.01g
セチルアルコール 0.5g
ミツロウ 2.0g
オレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(10E.0) 1.0g
モノステアリン酸グリセリル 1.0g
ヒアルロン酸 0.1g
プロピレングリコール 5.0g
エタノール 3.0g
パラオキシ安息香酸メチル 0.3g
香料 0.03g
精製水 残部
合計 100g
【0064】
前記本発明乳液と、カジイチゴサイドF1を含まない以外は前記本発明乳液と同じ組成からなる比較乳液とを用いて以下の評価試験を行った。
【0065】
<評価試験>
22〜51歳の女性多数の中から、皮溝・皮丘が消え、広範囲の角質がめくれている、又は皮溝・皮丘が不鮮明で、角質が部分的にめくれているなど肌荒れと判定された20名を選抜して被験者とした。
各被験者に、顔の右半分には本発明乳液を、左半分には比較乳液を、朝夕各1回、30日間塗布し、下記判定1及び判定2を行った。
【0066】
[判定1:シワ改善効果]
前記塗布試験終了後、シルフロ(FLEXICL DEVELOPMENTSLTD製)によるレプリカ法を用いて顔のレプリカをとり、各レプリカの写真を撮影し、スキャナにより画像と取り込み、画像処理ソフト(Adobe Photoshop(R) 5.0)を用いて処理し、各レプリカのヒストグラムを作成した。皮膚のシワの状態を観察し、表2に示す評価基準で判定した。判定結果を表3に示す。
【0067】
【表2】
Figure 0004587647
【0068】
【表3】
Figure 0004587647
表3に示されるように、本発明乳液を塗布した領域は、比較乳液を塗布した領域に比べて顕著にシワが効果的に改善された。
【0069】
[判定2・官能評価]
使用感と肌への効果について、本発明乳液と比較乳液とを比較した場合の優劣を被験者全員に質問した。回答の集計結果を表4に示す。
【0070】
【表4】
Figure 0004587647
表4に示される結果より、官能評価によっても、上記判定1と同様の効果と、優れた使用感とが確認された。
【0071】
従って、判定1及び2の結果より、カジイチゴサイドF1を配合した皮膚化粧料が極めて高い線維芽細胞増殖作用を有し、皮膚の老化防止及び改善の少なくともいずれかの作用を極めて効果的に達成することができると共に高い安全性をも有し、しかも使用感が良いことが確認された。
【0072】
(実施例3) 洗浄用化粧水
下記の組成の洗浄用化粧水を常法により製造した。
1,3−ブチレングリコール 4.0g
グリセリン 4.0g
ジプロピレングリコール 2.0g
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン
デシルテトラデシルエーテル 0.7g
エタノール 3.0g
黄杞エキス 0.1g
イチョウ葉エキス 0.1g
コンキオリン 0.1g
オウバクエキス 0.1g
カミツレエキス 0.1g
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1g
香料 適量
防腐剤(パラオキシ安息香酸メチル) 0.15g
カジイチゴサイドF1(製造例2) 0.002g
精製水 残部
合計 100g
【0073】
(実施例4) 美容液
下記の組成の美容液を常法により製造した。
キサンタンガム 0.3g
ヒドロキシエチルセルロース 0.1g
カルボキシビニルポリマー 0.1g
1,3−ブチレングリコール 4.0g
グリセリン 2.0g
水酸化カリウム 0.25g
香料 適量
防腐剤(パラオキシ安息香酸メチル) 0.15g
エタノール 2.0g
カジイチゴサイドF1(製造例2) 0.001g
精製水 残部
合計 100g
【0074】
(実施例5) W/O型クリーム
下記の組成のW/O型クリームを常法により製造した。
縮合リシノレイン酸ポリグリセリル 3.0g
スクワラン 8.0g
マカダミアナッツ油 3.0g
トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 5.0g
メチルフェニルポリシロキサン 4.0g
塩化ナトリウム 0.5g
パラオキシ安息香酸プロピル 0.1g
油溶性甘草エキス 0.1g
海藻エキス 0.1g
キシロビオースミクスチャー 0.5g
クジンエキス 0.1g
香料 適量
1,3−ブチレングリコール 5.0g
グリセリン 3.0g
カジイチゴサイドF1(製造例2) 0.01g
精製水 残部
合計 100g
【0075】
(実施例6) 乳液
下記の組成の乳液を常法により製造した。
モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン 1.0g
テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット 1.5g
親油型モノステアリン酸グリセリン 1.0g
ステアリン酸 0.5g
ベヘニルアルコール 1.5g
パルミチン酸セチル 0.5g
スクワラン 10.0g
メチルポリシロキサン 0.5g
酵母抽出液 0.1g
シソ抽出液 0.1g
甘草葉抽出液 0.1g
ジユ抽出液 0.1g
香料 適量
パラオキシ安息香酸メチル 0.15g
1,3−ブチレングリコール 7.0g
キサンタンガム 0.1g
カジイチゴサイドF1(製造例2) 0.1g
精製水 残部
合計 100g
【0076】
(実施例7) 錠剤状栄養補助食品
下記の混合物を打錠して、錠剤状の栄養補助食品とした。
カジイチゴサイドF1(製造例2) 50質量部
粉糖(ショ糖) 188質量部
グリセリン脂肪酸エステル 12質量部
【0077】
(実施例8) 顆粒状栄養補助食品
下記の混合物を顆粒状に形成して、顆粒状栄養補助食品とした。
カジイチゴサイドF1(製造例2) 34質量部
ビートオリゴ糖 1000質量部
ビタミンC 167質量部
ステビア抽出物 10質量部
【0078】
(実施例9) カプセル剤
常法により、以下の組成を有するカプセル剤を製造した。なお、カプセルとしては1号ハードゼラチンカプセルを使用した。
<1カプセル(1錠200mg)中の組成>
カジイチゴサイドF1(製造例2) 5mg
コーンスターチ 60.0mg
乳糖 100.0mg
乳酸カルシウム 10.0mg
ヒドロキシプロピルセルロース(HPC−L) 10.0mg
【0079】
実施例3〜6の皮膚化粧料及び実施例7〜9の美容用飲食物は、いずれも優れた線維芽細胞増殖作用、シワ改善作用を発揮し得、皮膚の老化防止及び改善の少なくともいずれかの作用に有用なものであった。
【0080】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によると、カジイチゴサイドF1を含有する、極めて高い線維芽細胞の増殖促進作用を有する線維芽細胞増殖促進剤が提供される。
また、本発明の皮膚化粧料は、皮膚に使用した場合に、使用感がよく、極めて高い線維芽細胞の増殖促進作用を有し、皮膚の老化防止及び改善の少なくともいずれかの作用を極めて効果的に達成することができると共に高い安全性をも有する。
また、本発明の美容用飲食物は、経口摂取した場合に高い線維芽細胞の増殖促進作用を有し、優れた皮膚の老化防止作用及び皮膚の老化改善作用の少なくともいずれかを有する。

Claims (4)

  1. 有効成分として、下記構造式(1)で表されるカジイチゴサイドF1を配合することを特徴とする線維芽細胞増殖促進剤。
    Figure 0004587647
  2. カジイチゴサイドF1が、バラ科キイチゴ(Rubus)属のオニイチゴ(Rubus ellipticus)の抽出物から単離された請求項1に記載の線維芽細胞増殖促進剤。
  3. バラ科キイチゴ(Rubus)属のオニイチゴ(Rubus ellipticus)を抽出原料として、抽出物を得る抽出工程と、該抽出物を精製し、カジイチゴサイドF1を得る精製工程とを含むことを特徴とするカジイチゴサイドF1の製造方法。
  4. 抽出原料が、根部である請求項3に記載のカジイチゴサイドF1の製造方法。
JP2003128195A 2003-05-06 2003-05-06 線維芽細胞増殖促進剤及び皮膚化粧料並びに美容用飲食物 Expired - Lifetime JP4587647B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003128195A JP4587647B2 (ja) 2003-05-06 2003-05-06 線維芽細胞増殖促進剤及び皮膚化粧料並びに美容用飲食物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003128195A JP4587647B2 (ja) 2003-05-06 2003-05-06 線維芽細胞増殖促進剤及び皮膚化粧料並びに美容用飲食物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004331543A JP2004331543A (ja) 2004-11-25
JP4587647B2 true JP4587647B2 (ja) 2010-11-24

Family

ID=33504440

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003128195A Expired - Lifetime JP4587647B2 (ja) 2003-05-06 2003-05-06 線維芽細胞増殖促進剤及び皮膚化粧料並びに美容用飲食物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4587647B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006199661A (ja) * 2005-01-24 2006-08-03 Sunstar Inc 共凝集阻害剤
JP5072300B2 (ja) * 2006-09-21 2012-11-14 丸善製薬株式会社 サイクリックampホスホジエステラーゼ阻害剤
JP2009040757A (ja) * 2007-08-10 2009-02-26 Maruzen Pharmaceut Co Ltd ラミニン5産生促進剤、皮膚基底膜正常化剤及び皮膚損傷回復促進剤
US8354099B2 (en) * 2008-10-07 2013-01-15 Ahava-Dead Sea Laboratories Ltd. Skin-care compositions and uses thereof
KR101210492B1 (ko) 2009-10-16 2012-12-10 주식회사 이지함화장품 항산화 능을 갖는 영실 분획물을 유효성분으로 함유하는 미백용 또는 주름개선용 화장료 조성물
JP5690150B2 (ja) * 2011-01-18 2015-03-25 日本メナード化粧品株式会社 外用剤又は内用剤
JP5690149B2 (ja) * 2011-01-18 2015-03-25 日本メナード化粧品株式会社 外用剤又は内用剤

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000119155A (ja) * 1998-10-14 2000-04-25 Kose Corp 皮膚外用剤
JP2001048740A (ja) * 1999-08-05 2001-02-20 Shiseido Co Ltd 血行促進剤
JP2001163794A (ja) * 1999-12-03 2001-06-19 Shiseido Co Ltd ヒアルロン酸産生促進剤および皮膚外用剤
JP2001213750A (ja) * 2000-01-28 2001-08-07 Ichimaru Pharcos Co Ltd バラ科植物水蒸気蒸留水含有化粧料組成物
JP2002104952A (ja) * 2000-09-28 2002-04-10 Noevir Co Ltd 皮膚外用剤
JP2002226323A (ja) * 2001-02-02 2002-08-14 Maruzen Pharmaceut Co Ltd コラーゲン産生促進剤、コラゲナーゼ阻害剤、線維芽細胞増殖作用剤、エラスターゼ阻害剤、エストロゲン様作用剤、皮膚化粧料並びに美容用飲食品
JP2002241299A (ja) * 2001-02-13 2002-08-28 Ichimaru Pharcos Co Ltd メイラード反応修復剤
JP2003034631A (ja) * 2001-07-17 2003-02-07 Koei Kogyo Kk 線維芽細胞増殖促進剤及び抗老化用化粧料

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5529769A (en) * 1994-12-20 1996-06-25 Chesebrough-Pond's Usa Co., Division Of Conopco, Inc. Cosmetic compositions containing betulinic acid
JPH09278667A (ja) * 1996-04-13 1997-10-28 Arusoa Oushiyou:Kk 活性酸素消去能を有する組成物
JPH1069A (ja) * 1996-06-13 1998-01-06 Arusoa Oushiyou:Kk 加工食品用バインダーおよびこれを用いる加工食品
JPH1070A (ja) * 1996-06-13 1998-01-06 Arusoa Oushiyou:Kk 美容・健康に有用な加工食品
JPH1036279A (ja) * 1996-07-18 1998-02-10 Ichimaru Pharcos Co Ltd 植物抽出物含有線維芽細胞増殖促進剤
JP3966924B2 (ja) * 1996-07-31 2007-08-29 一丸ファルコス株式会社 植物抽出物含有線維芽細胞増殖促進剤
JPH1053532A (ja) * 1996-08-08 1998-02-24 Ichimaru Pharcos Co Ltd 植物抽出物含有抗アレルギー剤
JPH1149655A (ja) * 1997-08-08 1999-02-23 Shiseido Co Ltd 皮膚外用剤

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000119155A (ja) * 1998-10-14 2000-04-25 Kose Corp 皮膚外用剤
JP2001048740A (ja) * 1999-08-05 2001-02-20 Shiseido Co Ltd 血行促進剤
JP2001163794A (ja) * 1999-12-03 2001-06-19 Shiseido Co Ltd ヒアルロン酸産生促進剤および皮膚外用剤
JP2001213750A (ja) * 2000-01-28 2001-08-07 Ichimaru Pharcos Co Ltd バラ科植物水蒸気蒸留水含有化粧料組成物
JP2002104952A (ja) * 2000-09-28 2002-04-10 Noevir Co Ltd 皮膚外用剤
JP2002226323A (ja) * 2001-02-02 2002-08-14 Maruzen Pharmaceut Co Ltd コラーゲン産生促進剤、コラゲナーゼ阻害剤、線維芽細胞増殖作用剤、エラスターゼ阻害剤、エストロゲン様作用剤、皮膚化粧料並びに美容用飲食品
JP2002241299A (ja) * 2001-02-13 2002-08-28 Ichimaru Pharcos Co Ltd メイラード反応修復剤
JP2003034631A (ja) * 2001-07-17 2003-02-07 Koei Kogyo Kk 線維芽細胞増殖促進剤及び抗老化用化粧料

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004331543A (ja) 2004-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4658348B2 (ja) コラーゲン産生促進剤、コラゲナーゼ阻害剤、線維芽細胞増殖作用剤、エラスターゼ阻害剤、エストロゲン様作用剤、並びに皮膚化粧料
JP3709369B2 (ja) 皮膚化粧料及び美容用飲食品
JP5024978B2 (ja) 抗酸化剤
JP2004131431A (ja) 紫外線傷害予防又は改善用組成物
JP4675033B2 (ja) 血小板凝集抑制剤及びヒスタミン遊離抑制剤
JP2001316240A (ja) コラーゲン産生促進剤、エストロゲン様作用剤、皮膚化粧料および美容食品
JP4587647B2 (ja) 線維芽細胞増殖促進剤及び皮膚化粧料並びに美容用飲食物
JP3933511B2 (ja) 皮膚化粧料及び美容用飲食品
JP4350331B2 (ja) コラーゲン産生促進剤、コラゲナーゼ阻害剤、線維芽細胞増殖作用剤及び皮膚化粧料並びに美容用飲食品
JP2011055837A (ja) 美容用飲食品
JP2007210962A (ja) 抗酸化剤及び抗老化剤、並びに皮膚化粧料及び美容用飲食品
JP2006321730A (ja) 抗酸化剤及び抗老化剤、並びに皮膚化粧料及び飲食物
JP3827581B2 (ja) 皮膚化粧料及び美容用飲食品
JP4722595B2 (ja) 抗炎症剤、抗酸化剤及び美白剤、並びに皮膚化粧料
JP5095893B2 (ja) 活性酸素消去剤
JP4084726B2 (ja) コラーゲン合成促進剤、線維芽細胞増殖促進剤、サイクリックampホスホジエステラーゼ阻害剤、チロシナーゼ阻害剤、及び血小板凝集抑制剤、並びに化粧料及び飲食品。
JP4202638B2 (ja) コラーゲン産生促進剤、エラスターゼ阻害剤、コラゲナーゼ阻害剤及び老化防止用皮膚化粧料
JP2005029483A (ja) 活性酸素消去剤、並びに化粧料及び飲食物
JP3824304B2 (ja) 皮膚化粧料及び美容用飲食品
JP3806015B2 (ja) 皮膚外用剤および飲食品
JP3806014B2 (ja) 皮膚外用剤および飲食品
JP3830813B2 (ja) 皮膚外用剤及び美容用飲食品
JP2005082531A (ja) 抗炎症剤、並びに化粧料及び飲食物
JP3869461B2 (ja) 皮膚老化防止剤
JP2003176232A (ja) 皮膚外用剤及び飲食品

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060310

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091006

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091204

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100323

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100428

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100831

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100907

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4587647

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130917

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term