JP2001048740A - 血行促進剤 - Google Patents

血行促進剤

Info

Publication number
JP2001048740A
JP2001048740A JP11222322A JP22232299A JP2001048740A JP 2001048740 A JP2001048740 A JP 2001048740A JP 11222322 A JP11222322 A JP 11222322A JP 22232299 A JP22232299 A JP 22232299A JP 2001048740 A JP2001048740 A JP 2001048740A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blood circulation
extract
rubus
skin
strawberry
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11222322A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3660833B2 (ja
Inventor
Nobuhiko Ochiai
信彦 落合
Yuji Masuda
勇二 舛田
Mototsugu Takahashi
元次 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shiseido Co Ltd filed Critical Shiseido Co Ltd
Priority to JP22232299A priority Critical patent/JP3660833B2/ja
Publication of JP2001048740A publication Critical patent/JP2001048740A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3660833B2 publication Critical patent/JP3660833B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】外用に適した血行促進成分を見い出し、これに
より、皮膚の血行を促進して、身体の健康と美容に貢献
し得る新たな手段を提供すること。 【解決手段】バラ科(Rosaceae)キイチゴ属(Rubus L.)
に属する植物の抽出物を有効成分とする血行促進剤を提
供し、これを、例えば、皮膚外用剤や浴用剤として用い
ることで、上記の課題を解決し得ることを見出した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、植物抽出物を有効
成分とする、皮膚の血行を促進する作用を有する血行促
進剤に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】皮膚の血行を促進することは、身体の健
康と美容にとって大変有益なことである。すなわち、皮
膚の血行を促進することにより、身体の新陳代謝が促進
され、身体全体にとって大変有益である。また、美容上
も、血色がよくなり、肌のくすみを防止することも可能
であるばかりか、皮膚における新陳代謝の向上により、
皮膚組織に栄養と水分が十分に供給されることで、うる
おいのある若々しい肌を維持することも可能になり、こ
れにより皮膚の老化を防止し得る等、その効用は計り知
れない。
【0003】よって、皮膚の血行を促進し得る成分を見
い出し、これを、皮膚外用剤や浴用剤として用い得る血
行促進剤の有効成分とする試みがなされている。現在ま
でに見いだされている、皮膚の血行を促進し得る成分と
しては、例えば、カプサイシン、ビタミンE類、ヨモギ
抽出物等を挙げることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決すべき課
題は、外用に適した血行促進成分をさらに見い出し、こ
れにより、皮膚の血行を促進して、身体の健康と美容に
貢献し得る新たな手段を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、鋭意検討の
結果、バラ科のキイチゴ属(Rubus L.)に属する植物の抽
出物に、優れた皮膚の血行を促進する作用が認められる
ことを見出し、これを血行促進剤の有効成分として用い
ることで、上記の課題を解決し得ることを見出した。
【0006】すなわち、本発明者は、本願において、バ
ラ科(Rosaceae)キイチゴ属(RubusL.)に属する植物の
抽出物(以下、この抽出物を、キイチゴ抽出物ともい
う)を有効成分とする血行促進剤(以下、本発明血行促
進剤ともいう)を提供する。この本発明血行促進剤は、
例えば、皮膚外用剤や浴用剤として用いることで、その
特徴を存分に発揮することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。 A.本発明血行促進剤の有効成分 本発明血行促進剤の有効成分であるキイチゴ抽出物の原
材料である、キイチゴ属(Rubus L.)に属する植物は、上
述のように、バラ科(Rosaceae)に属しており、一般的
には、ブラックベリー(Blackberry)やラズベリー(Raspb
erry) として知られており、その果実は食用として広く
用いられている。
【0008】本発明において、上記のキイチゴ属に属す
る植物は、特に限定されず、キイチゴ属の既存種や様々
な交配種から1種又は2種以上を自由に選択することが
できる。
【0009】キイチゴ属に属する植物の既存種として
は、Rubus(以下、R.とも記載する)allegheniensis Por
t.、チシマイチゴ(R.arcticus L. )、R.argutus Lin
k、フユイチゴ(R.buergeri Miq.) 、R.caesius L.、R.c
anadensis L. 、ホロムイイチゴ(R.chamaemorus L.)、
ゴショイチゴ(R.chingii Hu)、R.commersonii 、クマイ
チゴ(R.crataegifolious Bunge) 、オニイチゴ(R.ellip
ticus Sm.)、R.frondosusBigel.、セイヨウヤブイチゴ
(R.fruticosus L.) 、ヒメフユイチゴ(R.hayata-koidzu
mii Naruhashi)、クサイチゴ(R.hirsutus Thunb.) 、ヨ
ーロッパキイチゴ(エゾキイチゴ:R.idaeus L.)、バラ
イチゴ(R.illecebrosus Focke)、R.laciniatus Willd.
、R.×loganobaccus Bailey 、ニガイチゴ(R.microphy
llus L.f.) 、ナンヨウキイチゴ(R.moluccanus L.) 、
R.×neglectus Peck. 、R.niveus Thunb. 、クロミキイ
チゴ(R.occidentalis L.) 、モミジイチゴ(R.palmatus
Thunb.)、ナワシロイチゴ(R.parvifolius L.)、コガネ
イチゴ(R.pedatus J.E.Smith) 、エビガライチゴ(R.pho
enicolasius)、R.proceus P.J.Muell.、バラバキイチゴ
(R.rosaefolius Smith) 、トキンイバラ(Var.coronariu
s Smith)、ホウロクイチゴ(R.sieboldii Bl.) 、R.spec
tabilis Pursh.、カジイチゴ(R.trifidus Thunb.)、R.u
rsinus Cham.et Schlecht. 、ベニバナイチゴ(R.vernus
Focke)等を挙げることができるが、これらに限定され
るものではない。
【0010】これらのキイチゴ属に属する植物のうち、
ヨーロッパキイチゴ(エゾキイチゴ:R.idaeus L.) 、
その亜種(例えば、subsp.vulgatus、subsp.strigosus
、subsp.melanolasia Focke 、subsp.sachalinensis L
eveille、subsp.sibiricus 等) 及び近縁種(例えば、
ホロムイイチゴ、R.xanthocarpus、チシマイチゴ、ナワ
シロイチゴ、クロミキイチゴ、R.ursinus 、モミジイチ
ゴ等) は、本発明において好ましく用い得る。本発明に
おいて、「ヨーロッパキイチゴ」とは、上記の亜種と近
縁種も含むものとする。
【0011】キイチゴ抽出物の原材料となり得るキイチ
ゴ属に属する植物は、生のままでも乾燥したものでも使
用することが可能であり、使用部位は、植物体全体、す
なわち、花、葉、茎又は果実を広く用いることができる
が、特に果実を選択することが好ましい。
【0012】キイチゴ抽出物は、その果実等に由来する
果汁として用いることも、上記のキイチゴ属に属する植
物体から、抽出工程(例えば、抽出溶媒とともに浸漬ま
たは加熱還流した後、濾過し、濃縮する)を経る常法に
より得られる抽出物を用いることも可能である。。ま
た、一旦、抽出溶媒で抽出した得た抽出液をそのまま、
あるいは濃縮して得たエキスを、吸着法で処理したもの
〔例えば、イオン交換樹脂を用いて不純物を除去したも
のや、ポーラスポリマー(例えばアンバーライトXAD
−2)のカラムで吸着させた後、メタノールまたはエタ
ノールで溶出し、濃縮したもの等〕や、分配法、例え
ば、水/酢酸エチルで抽出した抽出物等も本発明におい
て用いることができる。上記の抽出溶媒としては、通常
抽出に用いられる溶媒であれば任意に用いることが可能
であり、例えば、水、アルコール類(メタノール、エタ
ノール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリ
コール、グリセリン等)、含水アルコール類、クロロホ
ルム、ジクロルエタン、四塩化炭素、アセトン、酢酸エ
チル、ヘキサン等を、それぞれ単独あるいは組み合わせ
て用いることができる。
【0013】また、キイチゴ抽出物の市販品を、本発明
において用いることも可能である〔例えば、キイチゴエ
キスとして「キイチゴ抽出液BG」(丸善社製)、「ダ
ーモフルーツラズベリー」(香栄興業社製)、さらにキ
イチゴ果汁として「ダーモフルーツラズベリーB」(香
栄興業社製)等〕。
【0014】なお、本発明におけるキイチゴ抽出物に
は、上述したような文字通りの抽出物の他に、キイチゴ
属に属する植物の、生の又は乾燥した植物体も含まれ
る。すなわち、例えば、本発明血行促進剤が浴用剤であ
る場合等は、キイチゴ属に属する植物を植物体としても
用い得る。
【0015】キイチゴ属に属する植物は、その薬効成分
として、リンゴ酸、クエン酸、フラボノイド、ビタミン
C、ビタミンPを主とする各種のビタミンや糖類等を含
むことから、皮膚炎(湿疹、アクネ)、消炎剤、下痢止
めなどへの利用が知られている。
【0016】また、キイチゴ抽出物には、発毛、育毛効
果(特開平3−188014号公報)、ニキビ改善効果
(特開平3−188015号公報)、メラニン生成抑制
効果(特開平7−25741号公報)、ヒアルロニダー
ゼ阻害効果(特開平9−124497号公報)、抗アレ
ルギー効果(特開平10−53532号公報)などが知
られている。
【0017】しかしながら、キイチゴ属に属する植物及
びキイチゴ抽出物が、皮膚の血行を促進するという報告
はなく、これらを血行促進剤の有効成分として用いて、
その皮膚の血行の促進作用により、若々しい肌を維持さ
せようとする等の試みは、未だなされていない。本発明
血行促進剤の有効成分として、上述したキイチゴ抽出物
を配合することにより、例えば、皮膚外用剤や浴用剤と
して用いることで、皮膚の血行を促進し、使用者の健康
と美容に貢献することが可能である。
【0018】B.本発明血行促進剤の態様 本発明血行促進剤は、皮膚の血行を促進することから、
基本的には外用剤、すなわち、皮膚外用剤や浴用剤とし
ての態様を採り得る。
【0019】本発明血行促進剤が、皮膚外用剤である場
合には、キイチゴ抽出物は、乾燥重量として(以下、特
に断らない限り同様である)、剤全量中0.0005〜
20.0重量%配合するのが好ましく、より好ましくは
同0.001〜10.0重量%である。この配合量が剤
全量中0.0005重量%未満では、所望の血行促進効
果が十分に発揮され難く、一方、同20.0重量%を超
えると製剤化が困難になる。また、剤全量中10.0重
量%を超えて配合しても、配合量の増加に見合った効果
の大幅な向上は認められなくなる。
【0020】また、本発明血行促進剤が、浴用剤である
場合には、その適切な配合量は、キイチゴ抽出物の態様
や他の配合成分との兼ね合いにより著しく異なり、特に
限定されるものでもない。
【0021】本発明血行促進剤には、その態様や用途に
応じて、必須配合成分であるキイチゴエキスの他に、必
要により、本発明の効果を損なわない範囲内で、通常化
粧品や医薬品等の皮膚外用剤や浴用剤に用いられる成
分、例えば保湿剤、酸化防止剤、油分、紫外線防御剤、
界面活性剤、増粘剤、アルコール類、粉末成分、色剤、
金属イオン封鎖剤、防腐剤、水性成分、水、各種皮膚栄
養剤等を必要に応じて適宜配合することができる。
【0022】さらに、カフェイン、タンニン、ベラパミ
ル、トラネキサム酸およびその誘導体、甘草抽出物、グ
ラブリジン、カリンの果実の熱水抽出物、各種生薬、酢
酸トコフェロール、グリチルリチン酸およびその誘導体
またはその塩等の薬剤;ビタミンC、アスコルビン酸リ
ン酸マグネシウム、アスコルビン酸グルコシド、アルブ
チン、コウジ酸等の美白剤;グルコース、フルクトー
ス、マンノース、ショ糖、トレハロース等の糖類なども
適宜配合することができる。
【0023】本発明血行促進剤の剤型は、例えば、本発
明血行促進剤が皮膚外用剤であれば、溶液系、可溶化
系、乳化系、粉末分散系、水−油二層系、水−油−粉末
三層系、ゲル、エアゾール等を選択することが可能であ
る。また、同じく浴用剤であれば、溶液系、粉末系、固
形剤系の他、生薬や有用植物(キイチゴ属に属する植物
を含む)の混合物等を選択することが可能である。
【0024】なお、本発明血行促進剤が皮膚外用剤であ
る場合の使用形態としては、例えば、化粧水、乳液、ク
リーム、パック等のフェーシャル化粧料やファンデーシ
ョン、口紅、アイシャドウ等のメーキャップ化粧料、芳
香化粧料、軟膏等に用いることができる。
【0025】なお、上述した用途、剤型、使用形態は、
それぞれ例示であって、これらの記述により、本発明血
行促進剤の範囲が制限されるものではない。
【0026】
【実施例】以下、実施例により、本発明を具体的に説明
するが、これにより本発明の技術的範囲がなんら限定さ
れるものでない。なお、配合量は、配合対象に対する重
量%として表示する。
【0027】実施例に先立ち、本発明のキイチゴ(Rubus
idaeus Linne)溶媒抽出物の血行促進作用の試験方法
について説明する。 〔参考例〕 試料の調製 ヨーロッパキイチゴ(R.idaeus L.) の果実1kgに、1,
3−ブチレングリコールを加えて浸漬し、この浸漬液を
ろ過後、これと同量の精製水を加えて混合した後、さら
にろ過し、ヨーロッパキイチゴの抽出液(以下、「本抽
出液」と記す)15kgを得た。
【0028】〔試験例〕 血行促進作用 本抽出液を、麻酔下のモルモットの皮膚に塗布し、塗布
前と塗布30分後に、血流量をレーザードップラー血流
計で測定した。対照として、50%の1,3−ブチレン
グリコールを塗布した。結果を第1表に示す。なお、血
流増加率(%)は以下の式を用いて求めた。
【0029】血流増加率(%)=(塗布30分後の血流
量/塗布前の血流量)×100
【0030】 第 1 表 ─────────────────────────────────── 乾燥残分濃度(%) 血流増加率(%) ─────────────────────────────────── 対照 0.0 106.4±20.7 本抽出液 0.5 119.2±22.0 本抽出液 1.7 137.3±48.4* ─────────────────────────────────── *:P<0.05(対照との比較)
【0031】第1表に示したように、ヨーロッパキイチ
ゴの乾燥残分濃度が1.7%の抽出液を用いることによ
り、対照に比べ有意に皮膚血流の増加が見られ、本抽出
液の血行促進作用が確認された。
【0032】以下に、種々の剤型の本発明血行促進剤の
配合例を挙げる。なお、各実施例で用いたキイチゴ抽出
物は常法により得たものを用い、その配合量は乾燥重量
%で示す。これらの配合例の本発明血行促進剤につい
て、それぞれの具体的な用途に応じた皮膚の血行の促進
効果の検証を行った結果、いずれの例においても、皮膚
の血行が促進していることが明らかになった。
【0033】 〔実施例1〕 クリーム 配合成分 配合量(重量%) (1)ステアリン酸 5.0 (2)ステアリルアルコール 4.0 (3)イソプロピルミリステート 18.0 (4)グリセリンモノステアリン酸エステル 3.0 (5)プロピレングリコール 10.0 (6)キイチゴ抽出物 0.01 (7)苛性カリ 0.2 (8)亜硫酸水素ナトリウム 0.01 (9)防腐剤 適 量 (10)香料 適 量 (11)精製水 残 余 <製法>(11)に(5)〜(7)を加え溶解し、加熱
して70℃に保った(水相)。一方、(1)〜(4)、
(8)〜(10)を混合して加熱溶融し、70℃に保っ
た(油相)。次いで、水相に油相を攪拌しながら徐々に
添加し、全部加え終わってからしばらくその温度に保ち
反応を起こさせた。その後、ホモミキサーで均一に乳化
し、よく攪拌しながら30℃まで冷却して、クリームを
得た。
【0034】 〔実施例2〕 クリーム 配合成分 配合量(重量%) (1)ステアリン酸 2.0 (2)ステアリルアルコール 7.0 (3)水添ラノリン 2.0 (4)スクワラン 5.0 (5)2−オクチルドデシルアルコール 6.0 (6)ポリオキシエチレン(25モル) セチルアルコールエーテル 3.0 (7)グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0 (8)プロピレングリコール 5.0 (9)キイチゴ抽出物 0.05 (10)亜硫酸水素ナトリウム 0.03 (11)エチルパラベン 0.3 (12)香料 適 量 (13)精製水 残 余 <製法>(13)に(8)を加え溶解し、加熱して70
℃に保った(水相)。一方、(1)〜(7)、(9)〜
(12)を混合して加熱溶融し、70℃に保った(油
相)。次いで、水相に油相を加え予備乳化を行い、ホモ
ミキサーで均一に乳化した後、よく攪拌しながら30℃
まで冷却して、クリームを得た。
【0035】 〔実施例3〕 乳液 配合成分 配合量(重量%) (1)ステアリン酸 2.5 (2)セチルアルコール 1.5 (3)ワセリン 5.0 (4)流動パラフィン 10.0 (5)ポリオキシエチレン(10モル) モノオレイン酸エステル 3.0 (6)ポリエチレングリコール1500 3.0 (7)トリエタノールアミン 1.0 (8)カルボキシビニルポリマー 0.05 (「カーボポール941」;B.F.Goodrich Chemical Company ) (9)キイチゴ抽出物 0.05 (10)亜硫酸水素ナトリウム 0.01 (11)エチルパラベン 0.01 (12)香料 適 量 (13)精製水 残 余 <製法>少量の(13)に(8)を溶解した(A相)。
残りの(13)に(6)〜(7)を加え、加熱溶解して
70℃に保った(水相)。一方、(1)〜(5)、
(9)〜(12)を混合し加熱溶融して70℃に保った
(油相)。水相に油相を加え予備乳化を行い、さらにA
相を加えホモミキサーで均一に乳化し、乳化後よく攪拌
しながら30℃まで冷却して、乳液を得た。
【0036】 〔実施例4〕 乳液 配合成分 配合量(重量%) (1)マイクロクリスタリンワックス 1.0 (2)ミツロウ 2.0 (3)ラノリン 20.0 (4)流動パラフィン 10.0 (5)スクワラン 5.0 (6)ソルビタンセスキオレイン酸エステル 4.0 (7)ポリオキシエチレン(20モル) ソルビタンモノオレイン酸エステル 1.0 (8)プロピレングリコール 7.0 (9)キイチゴ抽出物 10.0 (10)亜硫酸水素ナトリウム 0.01 (11)エチルパラベン 0.3 (12)香料 適 量 (13)精製水 残 余 <製法>(13)に(8)を加え、加熱して70℃に保
った(水相)。一方、(1)〜(7)、(9)〜(1
2)を混合し、加熱溶融して70℃に保った(油相)。
油相を攪拌しながら水相を徐々に加え、ホモミキサーで
均一に乳化し、乳化後よく攪拌しながら30℃まで冷却
して、乳液を得た。
【0037】 〔実施例5〕 ゼリー 配合成分 配合量(重量%) (1)95%エチルアルコール 10.0 (2)ジプロピレリングリコール 15.0 (3)ポリオキシエチレン(50モル) オレイルアルコールエーテル 2.0 (4)カルボキシビニルポリマー 1.0 (「カーボポール941」;B.F.Goodrich Chemical Company ) (5)苛性ソーダ 0.15 (6)L−アルギニン 0.1 (7)キイチゴ抽出物 7.0 (8)2−ヒドロキシ−4−メトキシ ベンゾフェノンスルホン酸ナトリウム 0.05 (9)エチレンジアミンテトラアセテート・ 3ナトリウム・2水和物 0.05 (10)メチルパラベン 0.2 (11)香料 適 量 (12)精製水 残 余 <製法>(12)に(4)を均一に溶解した(水相)。
一方、(1)に(7)と(3)を溶解し、これを水相に
添加した。次いでここに、(2)、(8)〜(11)を
加えた後、(5)、(6)で中和させ増粘して、ゼリー
を得た。
【0038】 〔実施例6〕 美容液 配合成分 配合量(重量%) (A相) 95%エチルアルコール 10.0 ポリオキシエチレン(20モル)オクチルドデカノール 1.0 パントテニルエチルエーテル 0.1 キイチゴ抽出物 1.5 メチルパラベン 0.15 (B相) 水酸化カリウム 0.1 (C相) グリセリン 5.0 ジプロピレリングリコール 10.0 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 カルボキシビニルポリマー 0.2 (「カーボポール941」;B.F.Goodrich Chemical Company ) 精製水 残 余 <製法>A相、C相をそれぞれ均一に溶解し、C相にA
相を加えて可溶化した。次いでB相を加え充填を行い、
美容液を得た。
【0039】 〔実施例7〕 パック 配合成分 配合量(重量%) (A相) ジプロピレングリコール 5.0 ポリオキシエチレン(60モル)硬化ヒマシ油 5.0 (B相) キイチゴ抽出物 0.01 オリーブ油 5.0 酢酸トコフェロール 0.2 エチルパラベン 0.2 香料 0.2 (C相) 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 ポリビニルアルコール(ケン化度90、重合度2000) 13.0 エタノール 7.0 精製水 残 余 <製法>A相、B相、C相をそれぞれ均一に溶解し、A
相にB相を加えて可溶化した。次いでC相を加え充填を
行い、パックを得た。
【0040】 〔実施例8〕 固形ファンデーション 配合成分 配合量(重量%) (1)タルク 42.8 (2)カオリン 15.0 (3)セリサイト 10.0 (4)亜鉛華 7.0 (5)二酸化チタン 3.8 (6)黄色酸化鉄 2.9 (7)黒色酸化鉄 0.2 (8)スクワラン 8.0 (9)イソステアリン酸 4.0 (10)モノオレイン酸POEソルビタン 3.0 (11)オクタン酸イソセチル 2.0 (12)キイチゴ抽出物 1.0 (13)防腐剤 適 量 (14)香料 適 量 <製法>(1)〜(7)の粉末成分をブレンダーで十分
混合し、これに(8)〜(11)の油性成分、(1
2)、(13)、(14)を加え、よく混練した後、容
器に充填、成型して、固形ファンデーションを得た。
【0041】 〔実施例9〕 乳化ファンデーション(クリームタイプ) 配合成分 配合量(重量%) (粉体部) 二酸化チタン 10.3 セリタイト 5.4 カオリン 3.0 黄色酸化鉄 0.8 ベンガラ 0.3 黒色酸化鉄 0.2 (油相) デカメチルシクロペンタシロキサン 11.5 流動パラフィン 4.5 ポリオキシエチレン変性ジメチルポリシロキサン 4.0 (水相) 精製水 50.0 1,3−ブチレングリコール 4.5 キイチゴ抽出物 1.5 防腐剤 適 量 香料 適 量 <製法>水相を加熱攪拌後、十分に混合粉砕した粉体部
を添加してホモミキサー処理した。さらに加熱混合した
油相を加えてホモミキサー処理した後、攪拌しながら香
料を添加して室温まで冷却して、乳化ファンデーション
を得た。
【0042】 〔実施例10〕 クリーム 配合成分 配合量(重量%) (1)ステアリン酸 2.0 (2)ステアリルアルコール 7.0 (3)水添ラノリン 2.0 (4)スクワラン 5.0 (5)2−オクチルドデシルアルコール 6.0 (6)ポリオキシエチレン(25モル) セチルアルコールエーテル 3.0 (7)グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0 (8)プロピレングリコール 5.0 (9)キイチゴ抽出物 0.05 (10)亜硫酸水素ナトリウム 0.03 (11)エチルパラベン 0.3 (12)香料 適 量 (13)精製水 残 余 <製法>(13)に(8)を加え溶解し、加熱して70
℃に保った(水相)。一方、(1)〜(7)、(9)〜
(12)を混合して加熱溶解し、70℃に保った(油
相)。次いで、水相に油相を加え予備乳化を行い、ホモ
ミキサーで均一に乳化した後、よく攪拌しながら30℃
まで冷却して、クリームを得た。
【0043】 〔実施例11〕 入浴剤(ミルクバスタイプ:カプセル型) 配合成分 配合量(重量%) (中味処方) (1)流動パラフィン 60.0 (2)スクワラン 10.0 (3)マカデミアナッツ油 11.0 (4)ソルビタンオレート 5.0 (5)POEオレイルエーテル 10.0 (6)キイチゴ抽出物 1.0 (7)精製水 3.0 (8)香料 適 量 (カプセル処方) (9)ゼラチン 41.0 (10)精製水 41.0 (11)グリセリン 18.0 <製法>(中味処方)成分を均一に溶解した。(カプセ
ル処方)成分を70℃で均一に溶解し、脱気して、温度
を下げて60℃に保ち、これをローラー上で約1mmのシ
ートにした。シートは、ロータリー式全自動ソフトカプ
セル成型機に供給し、双方向からの回転によりカプセル
を成型した。この成型工程と同時に、ポンプを用いて、
カプセル中に、上記の溶解させた(中味処方)成分を充
填した。カプセル中の(中味処方)成分が規定量に達す
ると同時に成型を完了し、この時、カプセルの接着に必
要な温度を、形状セグメントによりシートに与え、カプ
セルを圧着した。得られたカプセルは3〜7日間かけて
徐々に乾燥を行い、カプセルの水分が10%になった時
点で、これを入浴剤とした。
【0044】
【発明の効果】本発明により、皮膚の血行を促進するこ
とにより、使用者の健康と美容に貢献し得る血行促進剤
が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/00 617 A61K 31/00 617 35/78 35/78 H (72)発明者 高橋 元次 神奈川県横浜市金沢区福浦2丁目12番1号 株式会社資生堂第二リサーチセンター内 Fターム(参考) 4C083 AA082 AA111 AA112 AA122 AB032 AB212 AB232 AB242 AB352 AB432 AB442 AC012 AC022 AC072 AC092 AC102 AC122 AC182 AC242 AC262 AC352 AC402 AC422 AC432 AC442 AC482 AC532 AC542 AC582 AC642 AC792 AD042 AD092 AD112 AD162 AD172 AD432 AD512 AD662 BB51 CC02 CC04 CC05 CC07 CC12 CC25 DD14 DD21 DD23 DD31 DD41 EE12 FF05 4C088 AB51 AC03 AC04 AC05 BA08 CA03 MA63 NA14 ZA89

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バラ科キイチゴ属(Rubus L.)に属する植物
    の抽出物を有効成分とする血行促進剤。
  2. 【請求項2】バラ科キイチゴ属に属する植物が、ヨーロ
    ッパキイチゴである、請求項1記載の血行促進剤。
  3. 【請求項3】バラ科キイチゴ属(Rubus L.)に属する植物
    の抽出物が、その花、葉、茎及び果実からなる群から選
    ばれる部位の1種若しくは2種以上に由来する抽出物で
    ある、請求項1又は2記載の血行促進剤。
  4. 【請求項4】血行促進剤が、皮膚外用剤である、請求項
    1ないし3のいずれかの請求項記載の血行促進剤。
  5. 【請求項5】血行促進剤が、浴用剤である、請求項1な
    いし3のいずれかの請求項記載の血行促進剤。
JP22232299A 1999-08-05 1999-08-05 血行促進剤 Expired - Fee Related JP3660833B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22232299A JP3660833B2 (ja) 1999-08-05 1999-08-05 血行促進剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22232299A JP3660833B2 (ja) 1999-08-05 1999-08-05 血行促進剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001048740A true JP2001048740A (ja) 2001-02-20
JP3660833B2 JP3660833B2 (ja) 2005-06-15

Family

ID=16780548

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22232299A Expired - Fee Related JP3660833B2 (ja) 1999-08-05 1999-08-05 血行促進剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3660833B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002322077A (ja) * 2001-04-24 2002-11-08 Maruzen Pharmaceut Co Ltd 保湿剤、美白剤および皮膚化粧料
JP2004331543A (ja) * 2003-05-06 2004-11-25 Maruzen Pharmaceut Co Ltd 線維芽細胞増殖促進剤及び皮膚化粧料並びに美容用飲食物
JP2006290749A (ja) * 2005-04-06 2006-10-26 Ichimaru Pharcos Co Ltd メラニン生成抑制剤
JP2008081441A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Noevir Co Ltd プロテアーゼ活性促進剤
WO2011152006A1 (ja) * 2010-05-31 2011-12-08 株式会社資生堂 皮膚温度上昇剤、並びにそれを含有する化粧料、食品、及び雑貨
KR101191140B1 (ko) 2012-03-28 2012-10-15 태경환 장딸기 열매 추출물 및 마유를 함유하는 피부 보호용 화장료 조성물
JP2013071908A (ja) * 2011-09-27 2013-04-22 Whiteberry 毛髪用剤

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002322077A (ja) * 2001-04-24 2002-11-08 Maruzen Pharmaceut Co Ltd 保湿剤、美白剤および皮膚化粧料
JP2004331543A (ja) * 2003-05-06 2004-11-25 Maruzen Pharmaceut Co Ltd 線維芽細胞増殖促進剤及び皮膚化粧料並びに美容用飲食物
JP4587647B2 (ja) * 2003-05-06 2010-11-24 丸善製薬株式会社 線維芽細胞増殖促進剤及び皮膚化粧料並びに美容用飲食物
JP2006290749A (ja) * 2005-04-06 2006-10-26 Ichimaru Pharcos Co Ltd メラニン生成抑制剤
JP2008081441A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Noevir Co Ltd プロテアーゼ活性促進剤
WO2011152006A1 (ja) * 2010-05-31 2011-12-08 株式会社資生堂 皮膚温度上昇剤、並びにそれを含有する化粧料、食品、及び雑貨
JP2013071908A (ja) * 2011-09-27 2013-04-22 Whiteberry 毛髪用剤
KR101191140B1 (ko) 2012-03-28 2012-10-15 태경환 장딸기 열매 추출물 및 마유를 함유하는 피부 보호용 화장료 조성물

Also Published As

Publication number Publication date
JP3660833B2 (ja) 2005-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102142311B1 (ko) 텐저레틴을 함유하는 피부 외용제 조성물
JP2001163794A (ja) ヒアルロン酸産生促進剤および皮膚外用剤
JPH06199646A (ja) 美白化粧料
JP2006028148A (ja) 外用組成物
JP2001158728A (ja) ヒアルロン酸産生促進剤および皮膚外用剤
JP2009067718A (ja) カエデ科植物樹液のフェノール性化合物を含有する皮膚外用剤
JP3660833B2 (ja) 血行促進剤
JPH0812560A (ja) 皮膚外用剤
JPH11246337A (ja) 抗老化剤
JPH1017460A (ja) 抗老化剤
JPH0812561A (ja) 美白用皮膚外用剤
JPH11246338A (ja) 抗老化剤
JP2009209063A (ja) 皮膚外用剤または皮膚化粧料
JPH10182414A (ja) 抗老化剤
JP3987733B2 (ja) 線維芽細胞賦活剤及びこれを含む皮膚外用剤
JP2000226311A (ja) 抗老化剤
JPH11246387A (ja) 抗老化剤
JPH11246386A (ja) エラスターゼ阻害剤
JP2000159626A (ja) 皮膚外用剤
JPH0582365B2 (ja)
JPH11246388A (ja) 抗老化剤
JPH0812552A (ja) 皮膚外用剤
JPH0995436A (ja) 皮膚外用剤
JP4764079B2 (ja) 美白剤
JPH0789843A (ja) 皮膚外用剤

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041207

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050301

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050318

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3660833

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090325

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090325

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100325

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110325

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120325

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120325

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130325

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140325

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees