JP2000226311A - 抗老化剤 - Google Patents

抗老化剤

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JP2000226311A
JP2000226311A JP11026775A JP2677599A JP2000226311A JP 2000226311 A JP2000226311 A JP 2000226311A JP 11026775 A JP11026775 A JP 11026775A JP 2677599 A JP2677599 A JP 2677599A JP 2000226311 A JP2000226311 A JP 2000226311A
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aging
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tormentilla
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collagenase
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JP11026775A
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Yumiko Suzuki
裕美子 鈴木
Kenichi Umishio
健一 海塩
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Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 皮膚の老化に大きな影響を与えるコラゲナー
ゼの活性阻害効果を有し、コラーゲンの変性と退縮を防
ぎ、線維を保護し、皮膚老化を予防・防止・改善するこ
とのできる抗老化剤、コラゲナーゼ活性阻害剤を提供す
る。 【解決手段】 バラ科(Rosaceae)キジムシロ属(Pote
ntilla)に属する植物、特にはトルメンチラ(P. torme
ntilla)を有効成分として含有する抗老化剤、および上
記植物抽出物を含有するコラゲナーゼ活性阻害剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は特定の植物抽出物を
含有する抗老化剤、コラゲナーゼ活性阻害剤に関する。
本発明の抗老化剤は優れた皮膚老化予防・防止・改善作
用を有し、また本発明のコラゲナーゼ阻害剤はコラゲナ
ーゼ活性に対して優れた拮抗作用を有し、いずれも安全
性に優れる。本発明は、基礎化粧品をはじめ、メイクア
ップ化粧料、頭髪用化粧品、浴剤などに好適に使用し得
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、皮膚の老化に伴う変化、し
わ、くすみ、きめの消失、弾力性の低下等に、コラーゲ
ン、エラスチン等の真皮マトリックスの線維減少、変性
が起こっていることが知られている。近年研究が進み、
この変化を誘導する因子として、特にマトリックス金属
プロテアーゼの関与が指摘されてきている。マトリック
ス金属プロテアーゼの中でも、コラゲナーゼ、またの名
をMMP1(マトリックスメタロプロテアーゼ)は、皮
膚の真皮マトリックスの主な構成成分であるタイプI、
IIIコラーゲンを分解する酵素として知られるが、そ
の発現は紫外線の照射により大きく増加し、紫外線によ
るコラーゲンの減少変性の原因の一つとなり、皮膚のシ
ワの形成等の大きな要因の一つであると考えられる。コ
ラゲナーゼ活性を阻害することは、コラーゲンを保護
し、線維を形成するマトリックスを保護することとな
り、皮膚の老化を防ぐ上で重要である。
【0003】しかしながら、従来の抗老化製剤には、線
維芽細胞を活性化し、コラーゲンの生産量を増加させる
機序を持ったものが多く認められ、コラゲナーゼ活性の
阻害に着目したものは存在していない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、上記事
情に鑑み鋭意研究を重ねた結果、特定の植物の抽出物
に、優れた抗老化作用、優れたコラゲナーゼ活性阻害作
用があることを見出し、本発明を完成するに至った。本
発明は、皮膚の老化に大きな影響を与えるコラゲナーゼ
の活性阻害効果を有し、コラーゲンの変性と退縮を防
ぎ、線維を保護し、皮膚老化を有効に予防・防止・改善
し得る。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、バラ
科(Rosaceae)キジムシロ属(Potentilla)に属する植
物を有効成分として含有する抗老化剤に関する。
【0006】また本発明は、上記抗老化剤を用いた皮膚
老化防止用化粧料に関する。
【0007】さらに本発明は、上記植物を有効成分とし
て含有するコラゲナーゼ活性阻害剤に関する。
【0008】上記において、バラ科(Rosaceae)キジム
シロ属(Potentilla)に属する植物として特にはトルメ
ンチラ(Potentilla tormentilla)が好適である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳述する。
【0010】本発明に用いられるバラ科(Rosaceae)キ
ジムシロ属(Potentilla)に属する植物としては、同属
に属する植物であれば特に限定されることなく用いられ
得るが、本発明では特にトルメンチラ(Potentilla tor
mentilla)が好ましく用いられる。トルメンチラは北半
球温帯に広く分布し、湿地に生育する多年草である。塊
根を薬用とし、収斂、止血、止瀉薬としての作用が知ら
れている。しかしながら、トルメンチラの抽出物がコラ
ゲナーゼ活性阻害作用、抗皮膚老化作用を有しているこ
とは今まで知られておらず、今回、本発明者らが初めて
見出したものである。
【0011】バラ科キジムシロ属に属する植物は、生の
ままでも乾燥したものでも使用することができるが、使
用性、製剤化等の点から乾燥粉末あるいは溶媒抽出物と
して用いることが好ましい。
【0012】上記植物の使用部位としては、トルメンチ
ラでは特に根を用いるのが好ましいが、他の部位を用い
ることもできる。
【0013】上記植物の抽出物は常法により得ることが
でき、例えば、上記植物を抽出溶媒とともに浸漬または
加熱還流した後、濾過し濃縮して得ることができる。抽
出溶媒としては、通常抽出に用いられる溶媒であれば任
意に用いることができ、例えば、水、メタノール、エタ
ノール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリ
コール、グリセリン等のアルコール類、含水アルコール
類、クロロホルム、ジクロルエタン、四塩化炭素、アセ
トン、酢酸エチル、ヘキサン等の有機溶媒等を、それぞ
れ単独あるいは組み合わせて用いることができる。上記
溶媒で抽出して得た抽出液をそのまま、あるいは濃縮し
たエキスを吸着法、例えばイオン交換樹脂を用いて不純
物を除去したものや、ポーラスポリマー(例えばアンバ
ーライトXAD−2)のカラムにて吸着させた後、メタ
ノールまたはエタノールで溶出し、濃縮したものも使用
することができる。また分配法、例えば水/酢酸エチル
で抽出した抽出物等も用いられる。
【0014】このようにして得た上記植物抽出物は、安
全性が高く、優れた抗老化作用、特に抗皮膚老化作用を
有し、また優れたコラゲナーゼ活性阻害作用を有する。
【0015】本発明の抗老化剤は皮膚老化防止用化粧料
として用いることを好適とし、その場合、トルメンチラ
の抽出物の配合量は、化粧料全量中、乾燥重量として
0.0001〜20重量%、好ましくは0.001〜1
0重量%である。0.0001重量%未満では本願発明
効果が十分に発揮され難く、一方、20重量%を超えて
配合してもさほど大きな効果の向上は認められず、また
製剤化が難しくなるので好ましくない。なお本発明でい
う「抗老化剤」とは、老化、特に皮膚の老化を予防、防
止、改善する作用を有する製剤を広く意味する。また
「皮膚老化防止用化粧料」とは、皮膚の老化を予防、防
止、改善するための化粧料を広く意味する。
【0016】本発明の抗老化剤を、例えば皮膚老化防止
用化粧料に用いる場合、上記植物抽出物に加えて、本発
明の効果を損なわない範囲内で、通常化粧品や医薬品等
の外用剤に用いられる他の成分、例えば美白剤、保湿
剤、酸化防止剤、油性成分、紫外線吸収剤、界面活性
剤、増粘剤、アルコール類、粉末成分、色剤、水性成
分、水、各種皮膚栄養剤等を必要に応じて適宜配合する
ことができる。
【0017】さらに、エデト酸二ナトリウム、エデト酸
三ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリ
ウム、メタリン酸ナトリウム、グルコン酸等の金属封鎖
剤、カフェイン、タンニン、ベラパミル、トラネキサム
酸およびその誘導体、甘草抽出物、グラブリジン、カリ
ンの果実の熱水抽出物、各種生薬、酢酸トコフェロー
ル、グリチルリチン酸およびその誘導体またはその塩等
の薬剤、ビタミンC、アスコルビン酸リン酸マグネシウ
ム、アスコルビン酸グルコシド、アルブチン、コウジ酸
等の美白剤、グルコース、フルクトース、マンノース、
ショ糖、トレハロース等の糖類なども適宜配合すること
ができる。
【0018】なお、本発明のコラゲナーゼ阻害剤は、コ
ラゲナーゼ、またの名をMMP1(マトリックスメタロ
プロテアーゼ)活性に対し拮抗作用を有する製剤を広く
意味する。
【0019】本発明は、その剤型が特に限定されるもの
でなく、溶液系、可溶化系、乳化系、粉末分散系、水−
油二層系、水−油−粉末三層系、軟膏、ゲル、エアゾー
ル等、任意の剤型が適用される。
【0020】また、その使用形態も任意であり、例えば
化粧水、乳液、クリーム、パック等のフェーシャル化粧
料やファンデーションの他、メーキャップ化粧料、芳香
化粧料、浴用剤等に用いることができるが、これら例示
に限定されるものでないことはもちろんである。
【0021】
【実施例】次に、実施例によって本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明の技術的範囲はこれら実施例によっ
てなんら限定されるものではない。なお、配合量は特記
しない限り、すべて重量%である。
【0022】実施例に先立ち、本発明に用いられる植物
抽出物のコラゲナーゼ活性阻害効果および皮膚の抗老化
効果について、試験方法と評価方法について説明する。
【0023】[試験方法および評価方法]
【0024】1. 試料の調製 トルメンチラ(Potentilla tormentilla)の根50gを
室温で1週間エタノール浸漬し、抽出液を得た。この抽
出液を濃縮し、トルメンチラ抽出物(エタノール抽出)
1.5gを得た。
【0025】このトルメンチラ抽出物をジメチルスルホ
キシド(DMSO)に濃度2%となるよう溶解して、ト
ルメンチラ抽出物含有溶液とした。
【0026】このトルメンチラ抽出物含有溶液を、測定
用緩衛液(0.4M NaCl,10mM CaCl2
を含むpH7.4の0.1Mトリス)で希釈して濃度を
調整し、これを試料溶液として用い、以下の実験を行っ
た。
【0027】2. コラゲナーゼ活性阻害効果 コラゲナーゼ(酵素)としてはヒト由来細胞より抽出し
たもの(ヤガイ製)を用い、基質としてはフルオレッセ
ンイソチアネートで標識されたI型コラーゲン(ヤガイ
製)を用いた。
【0028】上記試料溶液50μlと一定量の酵素
(0.4単位/ml)を含んだ酵素溶液100μl、そ
して基質溶液(1mg/ml)50μlを合わせ、一定
時間(2〜4時間)、37℃でインキュベートした後、
エタノール溶液を添加して未反応のコラーゲンを沈殿さ
せ、上清に残った分解したコラーゲンの蛍光強度を測定
し、I型コラーゲンの分解率を求めた。
【0029】そして、トルメンチラ抽出物を含まない反
応系(コントロール。DMSO)でのコラーゲン分解率
に対する、トルメンチラ抽出物を含んだ系(上記試料溶
液)での分解率の割合より、トルメンチラ抽出物のコラ
ゲナーゼ活性阻害率を求めた(酵素1単位は、1分間に
1μgのコラーゲンを分解する酵素量)。結果を表1に
示す。
【0030】また参考例として、コラゲナーゼ阻害作用
がよく知られている物質であるエチレンジアミン四酢酸
(EDTA)についても、上記と同様の試験を行った。
結果を併せて表1に示す。
【0031】
【表1】
【0032】表1より明らかなように、トルメンチラ抽
出物のコラゲナーゼ活性阻害効果は、EDTAのコラゲ
ナーゼ活性阻害効果に比べ極めて優れたものであった。
【0033】3. 皮膚の抗老化効果試験 下記実施例1、比較例1に示す組成の化粧料を用いて、
以下の方法により皮膚の抗老化効果試験を行った。
【0034】(試験方法)無作為に抽出した年齢25〜
60歳の健常な女性100名を被験者とし、各化粧料を
顔面の皮膚に連日1ヵ月間使用した後、シワに対する改
善効果と、はり、たるみに対する改善効果について調べ
た。
【0035】 (実施例1) クリーム (配 合 成 分) (重量%) (1)ステアリン酸 5.0 (2)ステアリルアルコール 4.0 (3)イソプロピルミリステート 18.0 (4)グリセリンモノステアリン酸エステル 3.0 (5)プロピレングリコール 10.0 (6)トルメンチラ抽出物 (50%1,3−ブチレングリコール抽出) 0.01 (7)苛性カリ 0.2 (8)亜硫酸水素ナトリウム 0.01 (9)防腐剤 適 量 (10)香料 適 量 (11)イオン交換水 残 余 (製法)(11)に(5)〜(7)を加え溶解し、加熱
して70℃に保った(水相)。一方、(1)〜(4)、
(8)〜(10)を混合し加熱融解して70℃に保った
(油相)。水相に油相を徐々に加え、全部加え終わって
からしばらくその温度に保ち、反応を起こさせた。その
後、ホモミキサーで均一に乳化し、よくかき混ぜながら
30℃まで冷却し、クリームを得た。
【0036】(比較例1) クリーム 実施例1において、トルメンチラ抽出物0.01重量%
を、水0.01重量%に代えた以外は、実施例1と同様
にしてクリームを得た。
【0037】[しわに対する改善効果]目尻の状態を目
視にて観察し、以下の評価基準に基づいて評価した。 (評価基準) A: 非常に改善された B: 改善された C: やや改善された D: 改善効果がない E: 悪化した
【0038】[はり、たるみに対する改善効果]顔全体
の皮膚の状態を目視にて観察し、以下の評価基準に基づ
いて評価した。 (評価基準) A: 非常に改善された B: 改善された C: やや改善された D: 改善効果がない E: 悪化した
【0039】
【表2】
【0040】表2から明らかなように、実施例1で得ら
れた化粧料を用いた場合には、比較例1で得られた化粧
料を用いた場合よりも、目尻のしわ、およびはり、たる
みの点で改善されていることが認められる。このこと
は、トルメンチラ抽出物を有効成分として含有すること
が極めて有用な処方であることを示すものである。
【0041】以下に、さらに、種々の剤型の本発明によ
る製剤の配合例を示す。
【0042】 (実施例2) クリーム (配 合 成 分) (重量%) (1)ステアリン酸 2.0 (2)ステアリルアルコール 7.0 (3)水添ラノリン 2.0 (4)スクワラン 5.0 (5)2−オクチルドデシルアルコール 6.0 (6)ポリオキシエチレン(25モル) セチルアルコールエーテル 3.0 (7)グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0 (8)プロピレングリコール 5.0 (9)トルメンチラ抽出物(エタノール抽出) 0.05 (10)亜硫酸水素ナトリウム 0.03 (11)エチルパラベン 0.3 (12)香料 適 量 (13)イオン交換水 残 余 (製法)(13)に(8)を加え、加熱して70℃に保
った(水相)。一方、(1)〜(7)、(9)〜(1
2)を混合し、加熱融解して70℃に保った(油相)。
水相に油相を加え予備乳化を行い、ホモミキサーで均一
に乳化した後、よくかき混ぜながら30℃まで冷却し、
クリームを得た。
【0043】 (実施例3) クリーム (配 合 成 分) (重量%) (1)固形パラフィン 5.0 (2)ミツロウ 10.0 (3)ワセリン 15.0 (4)流動パラフィン 41.0 (5)グリセリンモノステアリン酸エステル ポリオキシエチレン(20モル) 2.0 (6)ソルビタンモノラウリル酸エステル 2.0 (7)石鹸粉末 0.1 (8)硼砂 0.2 (9)トルメンチラ抽出物(アセトン抽出) 0.05 (10)トルメンチラ抽出物(エタノール抽出) 0.05 (11)亜硫酸水素ナトリウム 0.03 (12)エチルパラベン 0.3 (13)香料 適 量 (14)イオン交換水 残 余 (製法)(14)に(7)、(8)を加え、加熱して7
0℃に保った(水相)。一方、(1)〜(6)、(9)
〜(13)を混合し加熱融解して70℃に保った(油
相)。水相に油相をかき混ぜながら徐々に加え反応を行
った。反応終了後、ホモミキサーで均一に乳化し、乳化
後よくかき混ぜながら30℃まで冷却し、クリームを得
た。
【0044】 (実施例4) 乳液 (配 合 成 分) (重量%) (1)ステアリン酸 2.5 (2)セチルアルコール 1.5 (3)ワセリン 5.0 (4)流動パラフィン 10.0 (5)ポリオキシエチレン(10モル) モノオレイン酸エステル 2.0 (6)ポリエチレングリコール1500 3.0 (7)トリエタノールアミン 1.0 (8)カルボキシビニルポリマー 0.05 (「カーボポール941」、B.F.Goodrich社) (9)トルメンチラ抽出物(酢酸エチルエステル抽出) 0.01 (10)亜硫酸水素ナトリウム 0.01 (11)エチルパラベン 0.3 (12)香料 適 量 (13)イオン交換水 残 余 (製法)少量の(13)に(8)を溶解した(A相)。
一方、残りの(13)に(6)、(7)を加え、加熱溶
解して70℃に保った(水相)。(1)〜(5)、
(9)〜(12)を混合し、加熱融解して70℃に保っ
た(油相)。水相に油相を加え、予備乳化を行い、A相
を加えホモミキサーで均一に乳化し、乳化後よくかき混
ぜながら30℃まで冷却し、乳液を得た。
【0045】 (実施例5) 乳液 (配 合 成 分) (重量%) (1)マイクロクリスタリンワックス 1.0 (2)ミツロウ 2.0 (3)ラノリン 20.0 (4)流動パラフィン 10.0 (5)スクワラン 5.0 (6)ソルビタンセスキオレイン酸エステル 4.0 (7)ポリオキシエチレン(20モル) ソルビタンモノオレイン酸エステル 1.0 (8)プロピレングリコール 7.0 (9)トルメンチラ抽出物(アセトン抽出) 10.0 (10)亜硫酸水素ナトリウム 0.01 (11)エチルパラベン 0.3 (12)香料 適 量 (13)イオン交換水 残 余 (製法)(13)に(8)を加え、加熱して70℃に保
った(水相)。一方、(1)〜(7)、(9)〜(1
2)を混合し、加熱融解して70℃に保った(油相)。
油相をかき混ぜながらこれに水相を徐々に加え、ホモミ
キサーで均一に乳化した。乳化後、よくかき混ぜながら
30℃まで冷却し、乳液を得た。
【0046】 (実施例6) ゼリー (配 合 成 分) (重量%) (1)95%エチルアルコール 10.0 (2)ジプロピレングリコール 15.0 (3)ポリオキシエチレン(50モル) オレイルアルコールエーテル 2.0 (4)カルボキシビニルポリマー 1.0 (「カーボポール940」、B.F.Goodrich社) (5)苛性ソーダ 0.15 (6)L−アルギニン 0.1 (7)トルメンチラ抽出物(50%エタノール水溶液抽出) 7.0 (8)2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン スルホン酸ナトリウム 0.05 (9)エチレンジアミンテトラアセテート・3Na・2水 0.05 (10)メチルパラベン 0.2 (11)香料 適 量 (12)イオン交換水 残 余 (製法)(12)に(4)を均一に溶解した(水相)。
一方、(1)に(7)、(3)を溶解し、これを水相に
添加した。次いでここに(2)、(8)〜(11)を加
えた後、(5)、(6)で中和させ増粘してゼリーを得
た。
【0047】 (実施例7) 美容液 (配 合 成 分) (重量%) (A相) エチルアルコール(95%) 10.0 ポリオキシエチレン(20モル)オクチルドデカノール 1.0 パントテニールエチルエーテル 0.1 トルメンチラ抽出物(メタノール抽出) 1.5 メチルパラベン 0.15 (B相) 水酸化カリウム 0.1 (C相) グリセリン 5.0 ジプロピレングリコール 10.0 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 カルボキシビニルポリマー 0.2 (「カーボポール940」、B.F.Goodrich社) 精製水 残 余 (製法)A相、C相をそれぞれ均一に溶解し、C相にA
相を加えて可溶化した。次いでB相を加えた後、容器に
充填し、美容液を得た。
【0048】 (実施例8) パック (配 合 成 分) (重量%) (A相) ジプロピレングリコール 5.0 ポリオキシエチレン(60モル)硬化ヒマシ油 5.0 (B相) トルメンチラ抽出物(メタノール抽出) 0.01 オリーブ油 5.0 酢酸トコフェロール 0.2 エチルパラベン 0.2 香料 0.2 (C相) 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 ポリビニルアルコール(ケン化度90、重合度2,000) 13.0 エタノール 7.0 精製水 残 余 (製法)A相、B相、C相をそれぞれ均一に溶解し、A
相にB相を加えて可溶化した。次いでこれをC相に加え
た後、容器に充填し、パックを得た。
【0049】 (実施例9) 固形ファンデーション (配 合 成 分) (重量%) (1)タルク 43.1 (2)カオリン 15.0 (3)セリサイト 10.0 (4)亜鉛華 7.0 (5)二酸化チタン 3.8 (6)黄色酸化鉄 2.9 (7)黒色酸化鉄 0.2 (8)スクワラン 8.0 (9)イソステアリン酸 4.0 (10)モノオレイン酸POEソルビタン 3.0 (11)オクタン酸イソセチル 2.0 (12)トルメンチラ抽出物(エタノール抽出) 1.0 (13)防腐剤 適 量 (14)香料 適 量 (製法)(1)〜(7)の粉末成分をブレンダーで十分
混合し、これに(8)〜(11)の油性成分、(1
2)、(13)、(14)を加えよく混練した後、容器
に充填、成型し、固形ファンデーションを得た。
【0050】 (実施例10) 乳化型ファンデーション(クリームタイプ) (配 合 成 分) (重量%) (粉体部) 二酸化チタン 10.3 セリサイト 5.4 カオリン 3.0 黄色酸化鉄 0.8 ベンガラ 0.3 黒色酸化鉄 0.2 (油相) デカメチルシクロペンタシロキサン 11.5 流動パラフィン 4.5 ポリオキシエチレン変性ジメチルポリシロキサン 4.0 (水相) 精製水 50.0 1,3−ブチレングリコール 4.5 トルメンチラ抽出物(エタノール抽出) 1.5 ソルビタンセスキオレイン酸エステル 3.0 防腐剤 適 量 香料 適 量 (製法)水相を加熱攪拌後、十分に混合粉砕した粉体部
を添加してホモミキサー処理した。さらに加熱混合した
油相を加えてホモミキサー処理した後、攪拌しながら香
料を添加し、室温まで冷却して乳化型ファンデーション
を得た。
【0051】上記実施例2〜10の化粧料はいずれも皮
膚の抗老化効果に優れる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の製剤は、
優れたコラゲナーゼ活性阻害効果を有し、コラゲナーゼ
によるコラーゲンの分解を防止して、線維を保持し、弾
力のある、シワやたるみのない皮膚を維持することがで
き、また、皮膚の老化を予防・防止・改善し、若々しい
肌の状態を維持することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 35/78 A61K 35/78 H Fターム(参考) 4C083 AA082 AA111 AA112 AA122 AB032 AB052 AB152 AB212 AB232 AB242 AB352 AB432 AC012 AC022 AC072 AC092 AC102 AC122 AC182 AC242 AC262 AC352 AC392 AC402 AC432 AC442 AC482 AC522 AC542 AC582 AC642 AC792 AD042 AD092 AD112 AD162 AD172 AD512 AD662 BB51 CC04 CC05 CC07 CC12 DD23 DD33 DD41 EE12 EE13 4C088 AB51 AC11 CA06 MA17 MA28 MA63 NA14 ZA89 ZC20

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バラ科(Rosaceae)キジムシロ属(Pote
    ntilla)に属する植物を有効成分として含有する、抗老
    化剤。
  2. 【請求項2】 バラ科(Rosaceae)キジムシロ属(Pote
    ntilla)に属する植植がトルメンチラ(P. tormentill
    a)である、請求項1記載の抗老化剤。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の抗老化剤を用いた、皮
    膚老化防止用化粧料。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の抗老化剤を用いた、皮
    膚老化防止用化粧料。
  5. 【請求項5】 バラ科(Rosaceae)キジムシロ属(Pote
    ntilla)に属する植物を有効成分として含有する、コラ
    ゲナーゼ活性阻害剤。
  6. 【請求項6】 バラ科(Rosaceae)キジムシロ属(Pote
    ntilla)に属する植物がトルメンチラ(P. tormentill
    a)である、請求項5記載のコラゲナーゼ活性阻害剤。
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