JP2000154132A - 抗老化剤 - Google Patents
抗老化剤Info
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- JP2000154132A JP2000154132A JP10329233A JP32923398A JP2000154132A JP 2000154132 A JP2000154132 A JP 2000154132A JP 10329233 A JP10329233 A JP 10329233A JP 32923398 A JP32923398 A JP 32923398A JP 2000154132 A JP2000154132 A JP 2000154132A
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- cedar
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- plant
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 皮膚の老化に大きな影響を与えるコラゲナー
ゼ、即ちマトリックスメタロプロテアーゼ(MMP1)
の活性阻害効果を有し、コラーゲンの変性と退縮を防
ぎ、線維を保護し、皮膚老化を防止することのできる抗
老化剤を提供する。 【解決手段】 ヒマラヤスギ(学名:Cedrus deodara)
の幹および/または樹皮からの抽出物のようなマツ科ヒ
マラヤスギ属植物の抽出物よりなるものとする。
ゼ、即ちマトリックスメタロプロテアーゼ(MMP1)
の活性阻害効果を有し、コラーゲンの変性と退縮を防
ぎ、線維を保護し、皮膚老化を防止することのできる抗
老化剤を提供する。 【解決手段】 ヒマラヤスギ(学名:Cedrus deodara)
の幹および/または樹皮からの抽出物のようなマツ科ヒ
マラヤスギ属植物の抽出物よりなるものとする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は特定の植物の抽出物
を配合することにより、皮膚の老化に大きな影響を与え
るコラゲナーゼ、即ちマトリックスメタロプロテアーゼ
(MMP1)の活性阻害効果を有し、コラーゲンの変性
と退縮を防ぎ、線維を保護し、皮膚老化を防止すること
のできる抗老化剤に関する。本発明の抗老化剤は、基礎
化粧品をはじめ、メーキャップ化粧料、頭髪用化粧品、
浴剤などに好適に使用しうるものである。
を配合することにより、皮膚の老化に大きな影響を与え
るコラゲナーゼ、即ちマトリックスメタロプロテアーゼ
(MMP1)の活性阻害効果を有し、コラーゲンの変性
と退縮を防ぎ、線維を保護し、皮膚老化を防止すること
のできる抗老化剤に関する。本発明の抗老化剤は、基礎
化粧品をはじめ、メーキャップ化粧料、頭髪用化粧品、
浴剤などに好適に使用しうるものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
より、皮膚の老化に伴う変化、しわ、くすみ、きめの消
失、弾力性の低下等に、コラーゲン、エラスチン等の真
皮マトリックスの線維減少、変性が起こっていることが
知られている。近年研究が進み、この変化を誘導する因
子として、特にマトリックス金属プロテアーゼの関与が
指摘されてきている。マトリックス金属プロテアーゼの
中でも、コラゲナーゼ、即ちMMP1(マトリックスメ
タロプロテアーゼ)は、皮膚の真皮マトリックスの主な
構成成分であるタイプI、IIIコラーゲンを分解する酵
素として知られているが、その発現は紫外線の照射によ
り大きく増加し、紫外線によるコラーゲンの減少変性の
原因の一つとなり、皮膚のシワの形成等の大きな要因の
一つであると考えられている。コラゲナーゼ活性を阻害
することは、コラーゲンを保護し、線維を形成するマト
リックスを保護することとなり、皮膚の老化を防ぐうえ
で重要である。ところが、従来の抗老化薬剤には、線維
芽細胞を活性化し、コラーゲンの産生量を増加させる機
序を持ったものは多く認められるが、コラゲナーゼ活性
の阻害に着目したものは存在していない。そこで、我々
はより効果的な抗老化薬剤の開発をめざして、コラゲナ
ーゼ阻害作用を有する抗老化剤の開発を行った。したが
って、本発明の目的は、皮膚の老化の予防や改善作用に
優れ、かつ安全性の高い抗老化剤を提供することにあ
る。
より、皮膚の老化に伴う変化、しわ、くすみ、きめの消
失、弾力性の低下等に、コラーゲン、エラスチン等の真
皮マトリックスの線維減少、変性が起こっていることが
知られている。近年研究が進み、この変化を誘導する因
子として、特にマトリックス金属プロテアーゼの関与が
指摘されてきている。マトリックス金属プロテアーゼの
中でも、コラゲナーゼ、即ちMMP1(マトリックスメ
タロプロテアーゼ)は、皮膚の真皮マトリックスの主な
構成成分であるタイプI、IIIコラーゲンを分解する酵
素として知られているが、その発現は紫外線の照射によ
り大きく増加し、紫外線によるコラーゲンの減少変性の
原因の一つとなり、皮膚のシワの形成等の大きな要因の
一つであると考えられている。コラゲナーゼ活性を阻害
することは、コラーゲンを保護し、線維を形成するマト
リックスを保護することとなり、皮膚の老化を防ぐうえ
で重要である。ところが、従来の抗老化薬剤には、線維
芽細胞を活性化し、コラーゲンの産生量を増加させる機
序を持ったものは多く認められるが、コラゲナーゼ活性
の阻害に着目したものは存在していない。そこで、我々
はより効果的な抗老化薬剤の開発をめざして、コラゲナ
ーゼ阻害作用を有する抗老化剤の開発を行った。したが
って、本発明の目的は、皮膚の老化の予防や改善作用に
優れ、かつ安全性の高い抗老化剤を提供することにあ
る。
【0003】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは以上
のような現況に鑑み、広く種々の物質についてコラゲナ
ーゼ阻害作用に基づく抗老化作用を検討した結果、マツ
科ヒマラヤスギ属植物の抽出物が優れたコラゲナーゼ阻
害作用を有していることを見い出し、本発明を完成する
に至った。
のような現況に鑑み、広く種々の物質についてコラゲナ
ーゼ阻害作用に基づく抗老化作用を検討した結果、マツ
科ヒマラヤスギ属植物の抽出物が優れたコラゲナーゼ阻
害作用を有していることを見い出し、本発明を完成する
に至った。
【0004】すなわち本発明は、マツ科ヒマラヤスギ属
植物の抽出物よりなることを特徴とする抗老化剤であ
る。本発明の抗老化剤は、コラゲナーゼ阻害剤であるこ
とを好適とする。
植物の抽出物よりなることを特徴とする抗老化剤であ
る。本発明の抗老化剤は、コラゲナーゼ阻害剤であるこ
とを好適とする。
【0005】以下、本発明の構成について詳述する。本
発明のマツ科ヒマラヤスギ属植物としては、ヒマラヤス
ギ(学名:Cedrus deodara)が特に好ましい。マツ科ヒ
マラヤスギ属植物は、鎮静作用を有していることや(特
開平5−255688号公報)、乾癬、湿疹、ふけ等に
適用するための外用剤として用いられること(英国特許
出願公開第2245830号、同第2280112号)
は知られているが、該植物の抽出物がコラゲナーゼ活性
阻害に基づく抗老化作用を有していることは今まで知ら
れておらず、今回本発明者らがはじめて見い出したもの
である。
発明のマツ科ヒマラヤスギ属植物としては、ヒマラヤス
ギ(学名:Cedrus deodara)が特に好ましい。マツ科ヒ
マラヤスギ属植物は、鎮静作用を有していることや(特
開平5−255688号公報)、乾癬、湿疹、ふけ等に
適用するための外用剤として用いられること(英国特許
出願公開第2245830号、同第2280112号)
は知られているが、該植物の抽出物がコラゲナーゼ活性
阻害に基づく抗老化作用を有していることは今まで知ら
れておらず、今回本発明者らがはじめて見い出したもの
である。
【0006】本発明に用いられるマツ科ヒマラヤスギ属
植物の抽出物は、該植物の好ましくは幹および/または
樹皮を抽出溶媒と共に浸漬または加熱還流した後、濾過
し、濃縮して得られる。本発明に用いられる抽出溶媒
は、通常抽出に用いられる溶媒であれば何でもよく、特
にメタノール、エタノール等のアルコール類、含水アル
コール類、アセトン、酢酸エチルエステル、1,3−ブ
チレングリコール等の有機溶媒を単独あるいは組み合わ
せて用いることができる。
植物の抽出物は、該植物の好ましくは幹および/または
樹皮を抽出溶媒と共に浸漬または加熱還流した後、濾過
し、濃縮して得られる。本発明に用いられる抽出溶媒
は、通常抽出に用いられる溶媒であれば何でもよく、特
にメタノール、エタノール等のアルコール類、含水アル
コール類、アセトン、酢酸エチルエステル、1,3−ブ
チレングリコール等の有機溶媒を単独あるいは組み合わ
せて用いることができる。
【0007】本発明の抗老化剤は老化防止用化粧料とし
て用いることを好適とし、その場合のマツ科ヒマラヤス
ギ属植物の抽出物の配合量は、外用剤全量中、乾燥物と
して0.0001〜20.0重量%、好ましくは0.0
01〜10.0重量%である。0.0001重量%未満
であると、本発明でいう効果が十分に発揮されず、2
0.0重量%を超えると製剤化が難しいので好ましくな
い。また、10.0重量%以上配合してもさほど大きな
効果の向上はみられない。
て用いることを好適とし、その場合のマツ科ヒマラヤス
ギ属植物の抽出物の配合量は、外用剤全量中、乾燥物と
して0.0001〜20.0重量%、好ましくは0.0
01〜10.0重量%である。0.0001重量%未満
であると、本発明でいう効果が十分に発揮されず、2
0.0重量%を超えると製剤化が難しいので好ましくな
い。また、10.0重量%以上配合してもさほど大きな
効果の向上はみられない。
【0008】また、本発明の老化防止用化粧料には、上
記必須成分以外に、通常化粧品や医薬品等の皮膚外用剤
に用いられる成分、例えば、美白剤、保湿剤、酸化防止
剤、油性成分、紫外線吸収剤、界面活性剤、増粘剤、ア
ルコール類、粉末成分、色剤、水性成分、水、各種皮膚
栄養剤等を必要に応じて適宜配合することができる。
記必須成分以外に、通常化粧品や医薬品等の皮膚外用剤
に用いられる成分、例えば、美白剤、保湿剤、酸化防止
剤、油性成分、紫外線吸収剤、界面活性剤、増粘剤、ア
ルコール類、粉末成分、色剤、水性成分、水、各種皮膚
栄養剤等を必要に応じて適宜配合することができる。
【0009】その他、エデト酸二ナトリウム、エデト酸
三ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリ
ウム、メタリン酸ナトリウム、グルコン酸等の金属封鎖
剤、カフェイン、タンニン、ベラパミル、トラネキサム
酸およびその誘導体、甘草抽出物、グラブリジン、カリ
ンの果実の熱水抽出物、各種生薬、酢酸トコフェロー
ル、グリチルリチン酸およびその誘導体またはその塩等
の薬剤、ビタミンC、アスコルビン酸リン酸マグネシウ
ム、アスコルビン酸グルコシド、アルブチン、コウジ酸
等の美白剤、グルコース、フルクトース、マンノース、
ショ糖、トレハロース等の糖類なども適宜配合すること
ができる。
三ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリ
ウム、メタリン酸ナトリウム、グルコン酸等の金属封鎖
剤、カフェイン、タンニン、ベラパミル、トラネキサム
酸およびその誘導体、甘草抽出物、グラブリジン、カリ
ンの果実の熱水抽出物、各種生薬、酢酸トコフェロー
ル、グリチルリチン酸およびその誘導体またはその塩等
の薬剤、ビタミンC、アスコルビン酸リン酸マグネシウ
ム、アスコルビン酸グルコシド、アルブチン、コウジ酸
等の美白剤、グルコース、フルクトース、マンノース、
ショ糖、トレハロース等の糖類なども適宜配合すること
ができる。
【0010】本発明の老化防止用化粧料は、例えば軟
膏、クリーム、乳液、ローション、パック、浴用剤等、
従来皮膚外用剤に用いるものであればいずれでもよく、
剤型は特に問わない。
膏、クリーム、乳液、ローション、パック、浴用剤等、
従来皮膚外用剤に用いるものであればいずれでもよく、
剤型は特に問わない。
【0011】
【実施例】次に実施例によって本発明をさらに詳細に説
明する。なお、本発明はこれにより限定されるものでは
ない。配合量は重量%である。実施例に先立ち、本発明
の植物抽出物のコラゲナーゼ活性阻害効果に関する試験
方法とその結果について説明する。
明する。なお、本発明はこれにより限定されるものでは
ない。配合量は重量%である。実施例に先立ち、本発明
の植物抽出物のコラゲナーゼ活性阻害効果に関する試験
方法とその結果について説明する。
【0012】1.試料の調製 (1) ヒマラヤスギ抽出液 ヒマラヤスギの樹皮50gを、室温で1週間エタノール
に浸漬し、抽出液を濃縮し、エタノール抽出物1.5g
を得た。この抽出物をDMSOに2%溶かし、この溶液
を希釈して濃度を調整し、これを用いて以下の実験を行
った。
に浸漬し、抽出液を濃縮し、エタノール抽出物1.5g
を得た。この抽出物をDMSOに2%溶かし、この溶液
を希釈して濃度を調整し、これを用いて以下の実験を行
った。
【0013】2.試験方法およびその結果 (1) コラゲナーゼ活性阻害効果の測定 被験物質をジメチルスルホキシドに溶解し、2重量%溶
液とし、測定用緩衝液(0.4M NaCl,10mM
CaCl2を含むpH7.4の0.1Mトリス)で50
倍又は500倍に希釈した。コラゲナーゼ(酵素)とし
てはヒト由来細胞より抽出したもの(ヤガイ製)を用
い、基質としてはフルオレッセンイソチアネートで標識
されたI型コラーゲン(ヤガイ製)を用いた。被験物質
を含む希釈液50μlと一定量の酵素(0.3unit
〜0.5unit/ml)を含んだ酵素溶液100μ
l、そして基質溶液(1mg/ml)50μlを合わ
せ、一定時間(2〜4時間)37℃でインキュベートし
た後、エタノール溶液を加えることにより、未反応のコ
ラーゲンを沈殿させ、上清に残った分解したコラーゲン
の蛍光強度を測定し、I型コラーゲンの分解率を求め
た。被験物質を含んでいない反応系でのコラーゲン分解
率に対する、被験物質を含んだ系での分解率の割合よ
り、被験物質の活性阻害率を測定した(酵素1unit
は1分間に1μgのコラーゲンを分解する酵素量)。そ
の結果を表1に示す。また参考例として、コラゲナーゼ
阻害作用がよく知られている物質であるエチレンジアミ
ン四酢酸(EDTA)についても、上記と同様の試験を
行った。その結果を併せて表1に記す。
液とし、測定用緩衝液(0.4M NaCl,10mM
CaCl2を含むpH7.4の0.1Mトリス)で50
倍又は500倍に希釈した。コラゲナーゼ(酵素)とし
てはヒト由来細胞より抽出したもの(ヤガイ製)を用
い、基質としてはフルオレッセンイソチアネートで標識
されたI型コラーゲン(ヤガイ製)を用いた。被験物質
を含む希釈液50μlと一定量の酵素(0.3unit
〜0.5unit/ml)を含んだ酵素溶液100μ
l、そして基質溶液(1mg/ml)50μlを合わ
せ、一定時間(2〜4時間)37℃でインキュベートし
た後、エタノール溶液を加えることにより、未反応のコ
ラーゲンを沈殿させ、上清に残った分解したコラーゲン
の蛍光強度を測定し、I型コラーゲンの分解率を求め
た。被験物質を含んでいない反応系でのコラーゲン分解
率に対する、被験物質を含んだ系での分解率の割合よ
り、被験物質の活性阻害率を測定した(酵素1unit
は1分間に1μgのコラーゲンを分解する酵素量)。そ
の結果を表1に示す。また参考例として、コラゲナーゼ
阻害作用がよく知られている物質であるエチレンジアミ
ン四酢酸(EDTA)についても、上記と同様の試験を
行った。その結果を併せて表1に記す。
【0014】
【表1】 ―――――――――――――――――――――――――――――― 試料 濃度(%) コラゲナーゼ阻害率(%) ―――――――――――――――――――――――――――――― ヒマラヤスギ樹皮抽出物 0.001 45 ヒマラヤスギ樹皮抽出物 0.01 100 ―――――――――――――――――――――――――――――― EDTA 0.005 0 EDTA 0.05 89 ――――――――――――――――――――――――――――――
【0015】表1より明らかなように、ヒマラヤスギ樹
皮抽出物のコラゲナーゼ阻害効果は、EDTAのコラゲ
ナーゼ阻害効果より強いものであった。以下に、種々の
剤型の本発明による抗老化剤の処方例を実施例として説
明する。
皮抽出物のコラゲナーゼ阻害効果は、EDTAのコラゲ
ナーゼ阻害効果より強いものであった。以下に、種々の
剤型の本発明による抗老化剤の処方例を実施例として説
明する。
【0016】 実施例1 クリーム (処方) ステアリン酸 5.0 重量% ステアリルアルコール 4.0 イソプロピルミリステート 18.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 3.0 プロピレングリコール 10.0 ヒマラヤスギ50%1,3− ブチレングリコール水溶液抽出物 0.01 苛性カリ 0.2 亜硫酸水素ナトリウム 0.01 防腐剤 適量 香料 適量 イオン交換水 残余 (製法)イオン交換水にプロピレングリコールとヒマラ
ヤスギ50%1,3−ブチレングリコール水溶液抽出物
と苛性カリを加え溶解し、加熱して70℃に保つ(水
相)。他の成分を混合し加熱融解して70℃に保つ(油
相)。水相に油相を徐々に加え、全部加え終わってから
しばらくその温度に保ち反応を起こさせる。その後、ホ
モミキサーで均一に乳化し、よくかきまぜながら30℃
まで冷却する。
ヤスギ50%1,3−ブチレングリコール水溶液抽出物
と苛性カリを加え溶解し、加熱して70℃に保つ(水
相)。他の成分を混合し加熱融解して70℃に保つ(油
相)。水相に油相を徐々に加え、全部加え終わってから
しばらくその温度に保ち反応を起こさせる。その後、ホ
モミキサーで均一に乳化し、よくかきまぜながら30℃
まで冷却する。
【0017】 実施例2 クリーム (処方) ステアリン酸 2.0 重量% ステアリルアルコール 7.0 水添ラノリン 2.0 スクワラン 5.0 2−オクチルドデシルアルコール 6.0 ポリオキシエチレン(25モル) セチルアルコールエーテル 3.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0 プロピレングリコール 5.0 ヒマラヤスギエタノール抽出物 0.05 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 エチルパラベン 0.3 香料 適量 イオン交換水 残余 (製法)イオン交換水にプロピレングリコールを加え、
加熱して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し加熱
融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相を加え予備
乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化した後、よくか
きまぜながら30℃まで冷却する。
加熱して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し加熱
融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相を加え予備
乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化した後、よくか
きまぜながら30℃まで冷却する。
【0018】 実施例3 クリーム (処方) 固形パラフィン 5.0 重量% ミツロウ 10.0 ワセリン 15.0 流動パラフィン 41.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0 ポリオキシエチレン(20モル) ソルビタンモノラウリン酸エステル 2.0 石けん粉末 0.1 硼砂 0.2 ヒマラヤスギアセトン抽出物 0.05 ヒマラヤスギエタノール抽出物 0.05 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 エチルパラベン 0.3 香料 適量 イオン交換水 残余 (製法)イオン交換水に石けん粉末と硼砂を加え、加熱
溶解して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し加熱
融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相をかきまぜ
ながら徐々に加え反応を行う。反応終了後、ホモミキサ
ーで均一に乳化し、乳化後よくかきまぜながら30℃ま
で冷却する。
溶解して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し加熱
融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相をかきまぜ
ながら徐々に加え反応を行う。反応終了後、ホモミキサ
ーで均一に乳化し、乳化後よくかきまぜながら30℃ま
で冷却する。
【0019】 実施例4 乳液 (処方) ステアリン酸 2.5 重量% セチルアルコール 1.5 ワセリン 5.0 流動パラフィン 10.0 ポリオキシエチレン(10モル) モノオレイン酸エステル 2.0 ポリエチレングリコール1500 3.0 トリエタノールアミン 1.0 カルボキシビニルポリマー 0.05 (商品名:カーボポール941,B.F.Goodrich Chemical company) ヒマラヤスギ酢酸エチルエステル抽出物 0.01 亜硫酸水素ナトリウム 0.01 エチルパラベン 0.3 香料 適量 イオン交換水 残余 (製法)少量のイオン交換水にカルボキシビニルポリマ
ーを溶解する(A相)。残りのイオン交換水にポリエチ
レングリコール1500とトリエタノールアミンを加
え、加熱溶解して70℃に保つ(水相)。他の成分を混
合し加熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相を
加え予備乳化を行い、A相を加えホモミキサーで均一乳
化し、乳化後よくかきまぜながら30℃まで冷却する。
ーを溶解する(A相)。残りのイオン交換水にポリエチ
レングリコール1500とトリエタノールアミンを加
え、加熱溶解して70℃に保つ(水相)。他の成分を混
合し加熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相を
加え予備乳化を行い、A相を加えホモミキサーで均一乳
化し、乳化後よくかきまぜながら30℃まで冷却する。
【0020】 実施例5 乳液 (処方) マイクロクリスタリンワックス 1.0 重量% 密ロウ 2.0 ラノリン 20.0 流動パラフィン 10.0 スクワラン 5.0 ソルビタンセスキオレイン酸エステル 4.0 ポリオキシエチレン(20モル) ソルビタンモノオレイン酸エステル 1.0 プロピレングリコール 7.0 ヒマラヤスギアセトン抽出物 10.0 亜硫酸水素ナトリウム 0.01 エチルパラベン 0.3 香料 適量 イオン交換水 残余 (製法)イオン交換水にプロピレングリコールを加え、
加熱して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し、加
熱融解して70℃に保つ(油相)。油相をかきまぜなが
らこれに水相を徐々に加え、ホモミキサーで均一に乳化
する。乳化後よくかきまぜながら30℃まで冷却する。
加熱して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し、加
熱融解して70℃に保つ(油相)。油相をかきまぜなが
らこれに水相を徐々に加え、ホモミキサーで均一に乳化
する。乳化後よくかきまぜながら30℃まで冷却する。
【0021】 実施例6 ゼリー (処方) 95%エチルアルコール 10.0 重量% ジプロピレングリコール 15.0 ポリオキシエチレン(50モル) オレイルアルコールエーテル 2.0 カルボキシビニルポリマー 1.0 (商品名:カーボポール940,B.F.Goodrich Chemical company) 苛性ソーダ 0.15 L−アルギニン 0.1 ヒマラヤスギ50%エタノール水溶液抽出物 7.0 2−ヒドロキシ−4−メトキシ ベンゾフェノンスルホン酸ナトリウム 0.05 エチレンジアミンテトラアセテート・ 3ナトリウム・2水 0.05 メチルパラベン 0.2 香料 適量 イオン交換水 残余 (製法)イオン交換水にカーボポール940を均一に溶
解し、一方、95%エタノールにヒマラヤスギ50%エ
タノール水溶液抽出物、ポリオキシエチレン(50モ
ル)オレイルアルコールエーテルを溶解し、水相に添加
する。次いで、その他の成分を加えたのち苛性ソーダ、
L−アルギニンで中和させ増粘する。
解し、一方、95%エタノールにヒマラヤスギ50%エ
タノール水溶液抽出物、ポリオキシエチレン(50モ
ル)オレイルアルコールエーテルを溶解し、水相に添加
する。次いで、その他の成分を加えたのち苛性ソーダ、
L−アルギニンで中和させ増粘する。
【0022】 実施例7 美容液 (処方) (A相) エチルアルコール(95%) 10.0 重量% ポリオキシエチレン(20モル) オクチルドデカノール 1.0 パントテニールエチルエーテル 0.1 ヒマラヤスギメタノール抽出物 1.5 メチルパラベン 0.15 (B相) 水酸化カリウム 0.1 (C相) グリセリン 5.0 ジプロピレングリコール 10.0 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 カルボキシビニルポリマー 0.2 (商品名:カーボポール940,B.F.Goodrich Chemical company) 精製水 残余 (製法)A相、C相をそれぞれ均一に溶解し、C相にA
相を加えて可溶化する。次いでB相を加えたのち充填を
行う。
相を加えて可溶化する。次いでB相を加えたのち充填を
行う。
【0023】 実施例8 パック (処方) (A相) ジプロピレングリコール 5.0 重量% ポリオキシエチレン(60モル)硬化ヒマシ油 5.0 (B相) ヒマラヤスギメタノール抽出物 0.01 オリーブ油 5.0 酢酸トコフェロール 0.2 エチルパラベン 0.2 香料 0.2 (C相) 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 ポリビニルアルコール 13.0 (ケン化度90、重合度2,000) エタノール 7.0 精製水 残余 (製法)A相、B相、C相をそれぞれ均一に溶解し、A
相にB相を加えて可溶化する。次いでこれをC相に加え
たのち充填を行う。
相にB相を加えて可溶化する。次いでこれをC相に加え
たのち充填を行う。
【0024】実施例9 固形ファンデーション (処方) タルク 43.1 重量% カオリン 15.0 セリサイト 10.0 亜鉛華 7.0 二酸化チタン 3.8 黄色酸化鉄 2.9 黒色酸化鉄 0.2 スクワラン 8.0 イソステアリン酸 4.0 モノオレイン酸POEソルビタン 3.0 オクタン酸イソセチル 2.0 ヒマラヤスギエタノール抽出物 1.0 防腐剤 適量 香料 適量 (製法)タルク〜黒色酸化鉄の粉末成分をブレンダーで
十分混合し、これにスクワラン〜オクタン酸イソセチル
の油性成分、ヒマラヤスギエタノール抽出物、防腐剤、
香料を加え良く混練した後、容器に充填、成型する。
十分混合し、これにスクワラン〜オクタン酸イソセチル
の油性成分、ヒマラヤスギエタノール抽出物、防腐剤、
香料を加え良く混練した後、容器に充填、成型する。
【0025】 実施例10 乳化型ファンデーション(クリームタイプ) (処方) (粉体部) 二酸化チタン 10.3 重量% セリサイト 5.4 カオリン 3.0 黄色酸化鉄 0.8 ベンガラ 0.3 黒色酸化鉄 0.2 (油相) デカメチルシクロペンタシロキサン 11.5 流動パラフィン 4.5 ポリオキシエチレン変性ジメチルポリシロキサン 4.0 (水相) 精製水 50.0 1,3−ブチレングルコール 4.5 ヒマラヤスギエタノール抽出物 1.5 ソルビタンセスキオレイン酸エステル 3.0 防腐剤 適量 香料 適量 (製法)水相を加熱撹拌後、十分に混合粉砕した粉体部
を添加してホモミキサー処理する。更に加熱混合した油
相を加えてホモミキサー処理した後、撹拌しながら香料
を添加して室温まで冷却する。
を添加してホモミキサー処理する。更に加熱混合した油
相を加えてホモミキサー処理した後、撹拌しながら香料
を添加して室温まで冷却する。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の抗老化剤
は、優れたコラゲナーゼ活性阻害効果を有しており、コ
ラゲナーゼによるコラーゲンの分解を防止して、弾力の
ある、シワやたるみのない皮膚を維持することができ、
皮膚の老化を防止し、若々しい肌の状態を維持すること
のできるものである。
は、優れたコラゲナーゼ活性阻害効果を有しており、コ
ラゲナーゼによるコラーゲンの分解を防止して、弾力の
ある、シワやたるみのない皮膚を維持することができ、
皮膚の老化を防止し、若々しい肌の状態を維持すること
のできるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 43/00 A61K 31/00 643C A61K 35/78 35/78 C Fターム(参考) 4C083 AA082 AA111 AA112 AA122 AB032 AB152 AB212 AB232 AB242 AB352 AB432 AB442 AC012 AC022 AC072 AC092 AC102 AC122 AC182 AC242 AC262 AC352 AC392 AC402 AC432 AC442 AC482 AC522 AC542 AC582 AC642 AC792 AD042 AD092 AD112 AD162 AD172 AD512 AD662 CC05 CC07 CC12 DD23 DD31 DD41 EE12 EE13 4C088 AB03 AC06 BA08 BA37 CA06 CA07 CA08 MA63 NA14 ZA89 ZC20
Claims (5)
- 【請求項1】 マツ科ヒマラヤスギ属植物の抽出物より
なることを特徴とする抗老化剤。 - 【請求項2】 マツ科ヒマラヤスギ属植物がヒマラヤス
ギ(学名:Cedrus deodara)である請求項1記載の抗老
化剤。 - 【請求項3】 マツ科ヒマラヤスギ属植物の抽出物が、
マツ科ヒマラヤスギ属植物の幹および/または樹皮から
の抽出物である請求項1記載の抗老化剤。 - 【請求項4】 コラゲナーゼ阻害剤である請求項1記載
の抗老化剤。 - 【請求項5】 請求項1または2記載の植物抽出物を有
効成分として配合することを特徴とする老化防止用化粧
料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10329233A JP2000154132A (ja) | 1998-11-19 | 1998-11-19 | 抗老化剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10329233A JP2000154132A (ja) | 1998-11-19 | 1998-11-19 | 抗老化剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000154132A true JP2000154132A (ja) | 2000-06-06 |
Family
ID=18219147
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10329233A Withdrawn JP2000154132A (ja) | 1998-11-19 | 1998-11-19 | 抗老化剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000154132A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002045260A1 (en) * | 2000-12-01 | 2002-06-06 | Transmode Systems Ab | Amplifier circuit |
JP2003192565A (ja) * | 2001-12-27 | 2003-07-09 | Nonogawa Shoji Kk | 化粧料 |
JPWO2004085429A1 (ja) * | 2003-03-25 | 2006-06-29 | 株式会社ファンケル | I型コラーゲン及び/又はエラスチン産生促進用組成物 |
WO2012073892A1 (ja) * | 2010-11-29 | 2012-06-07 | 株式会社資生堂 | オキシタラン線維を指標とした肌理評価法 |
JP2015086183A (ja) * | 2013-10-31 | 2015-05-07 | ポーラ化成工業株式会社 | 皮膚光老化防止用組成物 |
CN110652473A (zh) * | 2018-06-29 | 2020-01-07 | 伽蓝(集团)股份有限公司 | 雪松提取物的应用 |
-
1998
- 1998-11-19 JP JP10329233A patent/JP2000154132A/ja not_active Withdrawn
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