JP4581166B2 - パチンコ機の玉受皿 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ遊技によって獲得されたパチンコ玉を受け止め貯留するパチンコ機の玉受皿に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、パチンコ機の前面下部には、図11乃至図13に示すように、玉貸機の玉案内体131から貸し出されたパチンコ玉や、パチンコ遊技によって獲得された景品玉であるパチンコ玉を受け止め貯留する、玉受皿としての上皿109と称されるものが設けられている。
【0003】
前記上皿109の底面は、発射装置のある右側に向かって下り傾斜するよう形成されると共に、下流側へ向かうにつれ徐々に流路幅が狭められ、さらに傾斜壁114kの作用により、最終的にパチンコ玉を整流部115上に一列に整列させるようになっている。なお傾斜壁114kは、上皿109底面とカバー部114との間に設けられた部材で、所定の傾斜角度(カバー部114から上皿109底面に向かって下り傾斜)で形成されパチンコ玉を整流部115へ流下させるようになっている。また、上皿109の下流底面を流下するパチンコ玉になるほど、上流側のパチンコ玉から受ける玉圧が大きくなるため、玉圧によってパチンコ玉がブリッジを起こし、玉流れが悪くなったり玉詰まりを起こすことがあった。そのため、上皿109の底面は、上記したように右側に向かって傾斜されているが、玉圧を少しでも減らす為、図11のJ−J断面図を示す図12を参照しても分かるように、その断面方向では略水平に造られ水平底面111を形成していた。
【0004】
また、玉貸機から貸し出されたパチンコ玉P1、P2、P3は、玉貸機の玉出口132から上皿109の水平底面111へ落下するように排出されていた。そのため、パチンコ玉が水平底面111上で跳ねて上皿109の外側に跳び出してしまわないよう、上皿109の上部へ折り返し部112を設けていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、玉貸機の玉出口132高さと、パチンコ機の水平底面111高さは、種類やメーカにより、若干異なっているため、玉貸機の玉出口132とパチンコ機の水平底面111との間隔が空いてしまうことがあった。この場合、玉貸機の玉出口132から排出されたパチンコ玉がパチンコ機の水平底面111で跳ね上がる量が増え、例え上記したように上皿上部へ折り返し部112を設けていても、パチンコ玉が上皿109の外側に跳び出してしまうことがあり、遊技客に不利益を与えていた。
【0006】
つまり、図13に示すように、玉貸機の玉出口132から貸し出されたパチンコ玉は、パチンコ機の水平底面111上で跳ね上がるとき、パチンコ玉P2のように垂直方向に跳ね上がるパチンコ玉だけではなく、左側や右側に向かって跳ね上がるパチンコ玉P1、P3があるので、このとき、右側に向かって跳ねたパチンコ玉P3が上皿109の外側へ跳び出してしまうのである。
【0007】
また、従来の上皿109では、上述した理由と略同様な理由により、パチンコ遊技において入賞したことにより、図示しない景品玉払出装置から払い出される景品玉が、景品玉排出口3より勢いよく排出されたときにおいても、上皿109の外側へパチンコ玉が跳び出すことがあった。
【0008】
本発明は、この様な事情を鑑みなされたものであり、その目的は、玉受皿底面の形状を変更することで、従来の整流機能を維持しつつ、玉貸機からパチンコ玉が貸し出された時等、玉受皿に対しパチンコ玉が排出された時にパチンコ玉が玉受皿から外側へ跳び出してしまうことを防止するようにしたパチンコ機の玉受皿を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
上記の目的を達成するためになされた本発明のパチンコ機の玉受皿は、請求項1に記載されているように、玉貸機の玉案内体を介して排出されるパチンコ玉及び景品玉払出装置から排出されるパチンコ玉を受け止め貯留するパチンコ機の玉受皿において、前記玉受皿の底面は、前記玉案内体の玉出口及び前記景品玉払出装置の景品玉排出口に臨み、該玉出口から真下に向かって落下するように排出されるパチンコ玉及び景品玉排出口から当該玉受皿の前端部に向かって流下するように排出されるパチンコ玉を受け止めるために前記景品玉排出口の左右長手方向の長さよりも大きく形成される所定部分を、当該玉受皿のパチンコ機本体に接する後端部側から前縁部側に向かう途中の位置までの断面側方視が水平となる水平底面として形成すると共に該水平底面に連続して当該玉受皿の前縁部までを登り傾斜となる傾斜底面として形成し、前記玉出口から排出されるパチンコ玉の一部を前記傾斜底面で受け止めることを特徴とする。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
請求項1に記載のパチンコ機の玉受皿では、玉貸機の玉案内体の玉出口から真下に向かって落下するように排出されたパチンコ玉及び景品玉払出装置の景品玉排出口から当該玉受皿の前端部に向かって流下するように排出されたパチンコ玉を受け止めるために景品玉排出口の左右長手方向の長さよりも大きく形成される玉受皿底面の所定部分を、当該玉受皿のパチンコ機本体に接する後端部側から前縁部側に向かう途中の位置までの断面側方視が水平となる水平底面として形成すると共に該水平底面に連続して当該玉受皿の前縁部までを登り傾斜となる傾斜底面として形成し、前記玉出口から排出されるパチンコ玉の一部を前記傾斜底面で受け止めることにより、当該玉案内体の玉出口から排出されたパチンコ玉は、玉受皿底面部分のパチンコ機本体から遠い側で跳ね上がるときには、傾斜底面の作用により、パチンコ機本体側へ跳ねるようになる。そして、パチンコ機本体側はガラス枠等の壁面で覆われているので、例え、パチンコ玉が大きく跳ね上がったとしても、壁面に当たって再び玉受皿へ戻ってくるため、パチンコ玉が玉受皿外側へ跳び出すことはない。
【0017】
一方、玉受皿底面部分のパチンコ機本体側で跳ね上がったパチンコ玉は、例え、遊技領域外側へ向かったとしても、玉受皿の外側まで距離があるため玉受皿の外側に跳び出すことはない。その結果、遊技者は玉受皿からのパチンコ玉の跳び出しを気にすることなく、遊技を行うことができる。
【0018】
また、傾斜底面が少なくなると共にパチンコ機本体から遠い側に設けられるので、玉受皿の下流側を流下するパチンコ玉、特にパチンコ機本体側にある整流部上にあるパチンコ玉に対する玉圧を最小限におさえることができ、玉流れが悪くなったり、いわゆるブリッジ等の玉詰まり現象を起こすことはなく、玉受皿の設計が容易に行うことができる。
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【発明の実施の形態】
パチンコ機1の玉受皿における第1実施例を図面に基づいて説明する。なお、この第1実施例は、本願発明を具体化した実施例(後に詳述する第2実施例)に類似する実施例である。
【0032】
図1はパチンコ機1及び玉貸機30を正面から見た全体斜視図を示したものであり、パチンコ機1の前面中央の上方には遊技領域2が設けられ、遊技領域2の下方に景品玉排出口3が設けられている。また、前記景品玉排出口3の前方には、パチンコ機1本体の前面から突出するように玉受皿としての上皿9が設置されている。
【0033】
玉貸機30は、パチンコ機1の左側に設置されるもので、玉貸機30の前面に玉案内体31が付設されており、玉案内体31の先端部が右横方向を向く位置から、前方向を向く位置(略90度の範囲)まで回動可能になっている。また、玉案内体31の玉出口32は、該玉案内体31の先端部が右横方向を向く位置へ回動したとき、パチンコ機1の上皿9上方から臨んだ状態になる。この状態において、玉貸機30本体の図示しない硬貨投入口へ硬貨を投入(もしくはカード投入口へカードを投入)すると、玉案内体31を介して玉貸機30本体から貸し出されるパチンコ玉が、玉貸機30の玉出口32からパチンコ機1の上皿9へ排出されるようになっている。
【0034】
図2は本実施例の上皿9平面図を示したもので、パチンコ玉を貯留する上皿底面(傾斜底面10及び水平底面11)とカバー部14と傾斜壁14kとが設けられている。また、上皿底面(傾斜底面10及び水平底面11)は右側に向けて傾斜されており、その先にはステンレス製の整流部15が設けられ、前述したようにパチンコ玉を玉1個分の幅に整列させながら、打球位置に導くようになっている。また、後に詳述する傾斜底面10は、前記玉案内体31の玉出口32に少なくとも対応する上皿9の所定部位(図2におけるハッチング部分)に形成されていると共に、後述する景品玉排出口3の長手方向の長さ(図2における左右方向の長さ)よりも大きく形成されている。
【0035】
図3は、図2におけるA−A断面図であり、上皿9の左側は、遊技者が遊技を行う遊技領域2があると共に、遊技によって獲得された景品玉の出口である景品玉排出口3が設けられ、対向する前記カバー部14には、パチンコ玉の跳び出しを防止する折り返し部12が設けられている。そして、本実施例の主旨である上皿9の傾斜底面10は、前記遊技領域2側(図面左側)から前記折り返し部12側(図面右側)に向かって、緩やかな登り傾斜が設けられている。補足説明をすると、水平なラインであるLに対し、本実施例の傾斜底面10のラインはHであり、およそ5分程度の傾斜が設けられている。
【0036】
また、傾斜底面10と水平底面11の境目である境界部13(図2参照)について、図2のAX−AX断面図を示す図4を参照して説明すると、図のように、遊技領域2側から折り返し部12側に向かうにつれ、徐々に傾斜底面10と水平底面11との段差Xaが大きくなっている。
【0037】
以上説明した第1実施例の上皿9によれば、既存の上皿にもあった折り返し部12に加え、パチンコ機1の遊技領域2側が低くなるよう傾斜底面10を設けたため、図3に示すように、玉貸機30の玉出口32から排出されたパチンコ玉P1、P2、P3は、上皿9の底面で跳ね上がった時には、遊技領域2側に向かって跳ねることとなる。遊技領域2側には、図示しないガラス枠やガラス等の壁面があるため、当該跳ね上がったパチンコ玉P1、P2、P3は、例え、折り返し部12以上の高さで跳ねたとしても、それら壁面に衝突して再び上皿9内に落下するので、上皿9の外側に跳び出すことがない。その結果、遊技者は、上皿9からのパチンコ玉の跳び出しを気にすることなく、遊技を行うことができる。
【0038】
また、傾斜底面10の傾斜角度を5分としたため、後述するように景品玉排出口3から払い出されるパチンコ玉の流れを阻害することなく上皿9においてスムースな玉の流れを実現することができる。
【0039】
また、傾斜底面10を上皿底面の所定部位(図2に示すハッチング部分)にのみ設けたので、上皿底面の下流側を流下するパチンコ玉に対する玉圧を最小限におさえることができ、上皿9において玉流れが悪くなったり、いわゆるブリッジ等の玉詰まり現象を起こすことはない。
【0040】
さらに、傾斜底面10と水平底面11との境目に段差Xaが生じることで(図4参照)、パチンコ玉が傾斜底面10から水平底面11に流下する際、玉流れに勢いが付き、その勢いによって整流部15までの玉流れが良くなる。また、段差Xaは、遊技領域2側から折り返し部12側に向かうにつれ、徐々に大きくなっているので、上皿底面の下流側を流下するパチンコ玉、特に遊技領域2側にある整流部15上にあるパチンコ玉に対する玉圧を最小限におさえることができ、上皿9において玉流れが悪くなったり、いわゆるブリッジ等の玉詰まり現象を起こすことはない。
【0041】
なお、第1実施例では、傾斜底面10の傾斜角度を5分としたが、これは限定することなく、おおよそ3分〜5分程度であればよい。それは次の理由による。
【0042】
すなわち、傾斜底面10上にあるパチンコ玉は、傾斜底面10の傾斜のため、遊技領域2側(図3における左側)に転がる。そして、景品玉排出口3からパチンコ玉の払い出しがあると、遊技領域2側に寄ったパチンコ玉と景品玉排出口3から払い出されてくるパチンコ玉とが衝突することになる。このとき、傾斜底面10による傾斜角度が大きすぎると、景品玉排出口3から払い出されるパチンコ玉の流れを阻害し、玉流れが悪くなり玉詰まりの原因となるからである。
【0043】
また、傾斜底面10は、本実施例では平面で形成したが、アール状(曲面)であっても良い。このようにしても、所定の傾斜角度が設けてあれば、平面と同様な効果が得られる。
【0044】
また、傾斜底面10は、上皿9の所定部位(図2におけるハッチング部分)に形成したが、これは、玉貸機30の玉出口32から排出されるパチンコ玉を受けることができる大きさを有していれば、どの程度であってもかまわない。好ましくは、傾斜による玉圧を考え、整流部15近傍へは傾斜底面10を設けない方が良いが、傾斜角度が3〜5分であれば特に問題はない。
【0045】
また、傾斜底面10と水平底面11の境目である境界部13に段差Xaを設けたが、この段差Xaのかわりに、傾斜底面10と水平底面11の境目をアール状面や斜面にて形成しても良い。このようにしても、段差Xaと同様な効果が得られる。
【0046】
図5は、本発明を具体化した実施例である第2実施例の上皿9a平面図であり、図6は、図5におけるB−B断面図である。なお、第2実施例において、第1実施例と同様な構成については、その説明を省略する。図6において、本実施例の主旨である上皿9aの底面は、前記遊技領域2側(図面左側)から前記折り返し部12a側(図面右側)の略中央(つまり、上皿底面の幅の略中央)である中点Mまで水平に形成された水平底面11aと、前記中点Mから前記折り返し部12a側(図面右側)に向かって緩やかな登り傾斜が設けられた傾斜底面10a(図5に示すハッチング部分)とが形成されている。補足説明をすると、水平なラインであるLaに対し、本実施例の傾斜底面10aのラインはHaであり、およそ5分程度の傾斜が設けられている。
【0047】
また、境界部13a(図5参照)において、前記中点Mから折り返し部12a側に向かうにつれ、徐々に大きくなる段差が形成されているが、第1実施例の境界部13とほぼ同様な構成のため、詳しい説明は省略する。
【0048】
以上説明した第2実施例の上皿9aによれば、図6に示すように、既存の上皿にもあった折り返し部12aに加えて、上皿底面の中点Mから折り返し部12a側(図面右側)まで登り傾斜を設けることにより、玉貸機30の玉出口32aから排出されたパチンコ玉P3は、上皿9aの傾斜底面10aで跳ね上がるときに、前述したように、遊技領域2側に向かって跳ねるため、上皿9aの外側に跳び出すことはない。また、パチンコ玉P1、P2は、例え、折り返し部12a側に向かって跳ねたとしても、上皿9aの外側(図面右側)まで距離があるため跳び出すことはない。その結果、遊技者は、上皿9aからのパチンコ玉の跳び出しを気にすることなく、遊技を行うことができる。
【0049】
また、上皿底面は、景品玉の出口である景品玉排出口3aから中点Mまで水平な水平底面11aとしたので、景品玉排出口3a近傍においては、傾斜による玉圧がほとんどかからず、前述した玉流れに影響を及ぼすことはなく、更に、水平底面11aにより、前述した段差を無くすことで整流部15a上にあるパチンコ玉に対する玉圧を皆無にする一方、傾斜底面10aにより、前述した段差の作用にて玉流れをスムースにすることができ、第1実施例よりも上皿を設計するのが容易である。特に、遊技領域2側にあるパチンコ玉は、折り返し部12a側にあるパチンコ玉より整流部15a上にあるパチンコ玉に対する玉圧は大きいので、水平底面11aが遊技領域2側にあることで効果は大となり、同様な理由により折り返し部12a側に傾斜底面10aがあることで効果は大となる。その他、第1実施例と同様な構成については、第1実施例と同様な効果を奏するので、説明を省略する。
【0050】
以上説明した第2実施例では、図6に示すように上皿底面幅の略中央から傾斜を設けているが、これに限定することなく、例えば、遊技領域2側寄りの上皿底面幅の3分の1付近から傾斜を設けたり、遊技領域2と反対側寄りの上皿底面幅の3分の2付近から傾斜を設けてもかまわない。また、水平底面11aから傾斜底面10aに至るまでを一連に若しくは部分的にアール状に形成しても良く、また、傾斜底面10aをアール状に形成しても良い。
【0051】
なお、第2実施例では、傾斜底面10aの傾斜角度を5分としたが、これは限定することなく、およそ3分〜7分程度であればよい。それは、前述したように、第1実施例に比べ玉流れに影響を及ぼすことが少ないので、その分傾斜角度の許容範囲が広くなるからである。
【0052】
図7は、前記第1実施例に類似する第3実施例の上皿9b平面図であり、図8は、図7におけるC−C断面図である。なお、第3実施例において、第1、第2実施例と同様な構成については、その説明を省略する。図7における上皿底面のうち、ハッチング部分を可動傾斜ユニット16により構成している。この可動傾斜ユニット16を図8で説明する。
【0053】
景品玉排出口底面20と既存の上皿底面である水平底面11bとの間には、景品玉排出口底面20と水平底面11bとの段差Kが設けられている。この段差Kは、景品玉排出口3bから排出されるパチンコ玉を支障無く水平底面11bに導出するためにどの上皿にも設けられているものであり、本発明の第3実施例はこの段差Kを利用し、予め傾斜を設けて構成された可動傾斜ユニット16を図8に示すように、上皿9bに設置することで、既存の上皿底面上においても傾斜を設けることを可能としたものである。以下、詳細な説明をする。
【0054】
図8に示した可動傾斜ユニット16は、可動底面21の下流側(図面左側)の端部を軸19を介して土台22に支持させると共に、可動底面21の上流側(図面右側)端部の下側には、弾性部材としてのバネ17がバネ受板18と可動底面21との間に装着されて構成されており、可動底面21は土台22に対し軸19を支点にして上下方向に揺動可能になっている。また、図7に示すように、可動傾斜ユニット16は、平面視した場合、遊技領域2側(図7における上側)が折り返し部12b側(図7における下側)より幅広に形成された略台形状に構成されており、境界部13bは、平面視した場合、斜線13sを形成している。
【0055】
このように構成された可動傾斜ユニット16は、可動底面21にパチンコ玉による負荷がかかっていないときには、バネ17の付勢力により軸19を支点に可動底面21は押し上げられ、遊技領域2側に向けて下り傾斜(5分程度)を形成する。従って、可動底面21と水平底面11bとの境目である境界部13bは、図8に示すように、遊技領域2側から折り返し部12b側に向かうにつれ、徐々に可動底面21と水平底面11bとの段差(DH)が大きくなっている。一方、可動底面21にパチンコ玉による負荷がかかっているときには、可動底面21の重量(パチンコ玉の重量を含む)がバネ17の付勢力より大きくなるため、可動底面21は、図9に示すように、軸19を支点として揺動し、水平位置に押し下げられる。つまり、可動底面21と水平底面11bとは、その段差(DL)が略水平になっている。即ち、可動傾斜ユニット16は、パチンコ玉による負荷状況により可動底面21が揺動し、上皿9bに対し傾斜底面と水平底面とを形成することができるようになっている。
【0056】
以上のように、第3実施例の可動傾斜ユニット16によれば、通常玉貸機30からパチンコ玉を借り入れるときには、上皿9b(可動底面21)にパチンコ玉は殆ど残っていない状態であるため、可動底面21はバネ17の付勢力により、軸19を支点に押し上げられた図8のような状態になっている。この状態で玉貸機30の玉案内体31bから貸し出されたパチンコ玉(図示省略)は、可動底面ユニット16で跳ねるとき、バネ17によりパチンコ玉の可動底面21に対する衝撃をやわらげると共に、全て遊技領域2側に向かって跳ね、前述したように、上皿9bの外側に跳び出すことはない。また、可動底面21上にパチンコ玉が増えてくると、可動底面21の重量がバネ17の付勢力より大きくなり、可動底面21は図9に示すように、軸19を支点とする水平位置に押し下げられる。このとき、可動底面21に左右方向の傾斜が無くなるため、傾斜によるパチンコ玉の玉圧が少なくなる。
【0057】
つまり、実施例1、実施例2においては、上皿底面に傾斜が設けられているため、傾斜によるパチンコ玉の玉圧、即ち整流部15b上にあるパチンコ玉に対する玉圧が少なからずかかっていたが、実施例3のように、既存上皿底面の所定部分を可動底面21である可動傾斜ユニット16とすることにより、上皿9bにパチンコ玉が増えてくると、自動的に可動底面21に傾斜が無くなるため、当該傾斜による玉圧が皆無となり、上皿9bにおいて玉流れが悪くなったり、いわゆるブリッジ等の玉詰まりが起こることがない。
【0058】
また、可動底面21にパチンコ玉が多くあるときには、遊技者は玉貸機30からパチンコ玉を借り入れる必要はないので、可動底面21が水平になっていても問題はない。仮に、玉貸機30から貸し出されたとしても、貸し出されたパチンコ玉は可動底面21上ではなく、貯留されているパチンコ玉の上に払い出されるので、払い出されたパチンコ玉は殆ど跳ねることがなく、上皿9bの外側に跳び出してしまうことはない。
【0059】
また、可動底面21と水平底面11bとの境目に、可動底面21と水平底面11bとの段差(DH、DL)が生じることで(図8、図9参照)、パチンコ玉が可動底面21から水平底面11bに流下する際、玉流れに勢いが付き、その勢いによって整流部15bまでの玉流れが良くなる。一方、可動底面21は、前述した略台形形状により境界部13bの箇所が斜線13sとなっており、段差が大きくなる折り返し部12b側ほど整流部15bから遠くなるように形成されているので、可動底面21自身を大きく形成しつつ、段差による玉圧で整流部15上にあるパチンコ玉に対する玉圧を最小限におさえることができ、玉詰まり等を減少させることができる。その他、第1、第2実施例と同様な構成については、第1、第2実施例と同様な効果を奏するので、説明を省略する。
【0060】
また、図10に示した傾斜ユニット23は、第3実施例の変形例であり、該傾斜ユニット23は、遊技領域2側に向けて下り傾斜を設けて一体成形したものであり、予め上皿9bの形状に合わせた傾斜ユニット23を、景品玉排出口底面20と水平底面11bとの段差Kを利用して上皿9bに設置することにより、傾斜ユニット23の斜面が上皿底面となり、第1、第2実施例と略同様な効果が得られる。
【0061】
また、傾斜ユニット23を、上皿9bに装着するのに、両面テープやのり等により接着しても良いが、図10に示したように、傾斜ユニット23底部分に予めゴム24を設け、該ゴム24にて装着するようにすれば、容易且つ強固に傾斜ユニット23を上皿9bに装着することができる。なお、本実施例では、ゴムを使用して説明したが、上皿との装着が容易且つ強固になるものならば良く、例えば、粘着性スポンジや係止爪を利用してもかまわない。
【0062】
以上説明した第3実施例では、上皿の傾斜部分をユニット化することにより、現在使用されている上皿にも利用可能であるのはもちろんのこと、上皿に合わせて設計変更できるメリットがある。
【0063】
また、上述した第1,第2、第3実施例の上皿9、9a、9bでは、パチンコ遊技において入賞したことにより、図示しない景品玉払出装置から払い出される景品玉が、景品玉排出口3、3a、3bより勢いよく排出されたときにおいても、上述した理由と略同様な理由により、上皿9、9a、9bから外側へパチンコ玉が跳び出すことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機全体斜視図。
【図2】本発明における実施例1の上皿を示す平面図。
【図3】図2のA−A断面図。
【図4】図2のAX−AX断面図。
【図5】本発明における実施例2の上皿を示す平面図。
【図6】図5のB−B断面図。
【図7】本発明における実施例3の上皿を示す平面図。
【図8】可動底面を使用した可動底面ユニットを示す図7のC−C断面図の玉無し状態図。
【図9】可動底面ユニットを示す図7のC−C断面図の玉有り状態図。
【図10】傾斜ユニットを示す図7のC−C断面図の玉無し状態図。
【図11】従来の上皿を示す平面図。
【図12】図11のJ−J断面図。
【図13】従来の上皿底面におけるパチンコ玉の跳ね返り例を示す説明図。
【符号の説明】
1…パチンコ機
2…遊技領域
3・3a・3b…景品玉排出口
9・9a・9b・109…上皿
10・10a…傾斜底面
11・11a・11b・111…水平底面
12・12a・12b・112…折り返し部
13・13a・13b…境界部
13s…斜線
14・14a・14b・114…カバー部
14k・114k…傾斜壁
15・15a・15b・115…整流部
16…可動傾斜ユニット
17…バネ
18…バネ受板
19…軸
20…景品玉排出口底面
21…可動底面
22…土台
23…傾斜ユニット
24…ゴム
30…玉貸機
31・31a・31b・131…玉案内体
32・32a・32b・132…玉出口
P1,P2,P3…パチンコ玉
Xa、DL、DH、K…段差
La、Ha、L、H…ライン
M…中点

Claims (1)

  1. 玉貸機の玉案内体を介して排出されるパチンコ玉及び景品玉払出装置から排出されるパチンコ玉を受け止め貯留するパチンコ機の玉受皿において、
    前記玉受皿の底面は、前記玉案内体の玉出口及び前記景品玉払出装置の景品玉排出口に臨み、該玉出口から真下に向かって落下するように排出されるパチンコ玉及び景品玉排出口から当該玉受皿の前端部に向かって流下するように排出されるパチンコ玉を受け止めるために前記景品玉排出口の左右長手方向の長さよりも大きく形成される所定部分を、当該玉受皿のパチンコ機本体に接する後端部側から前縁部側に向かう途中の位置までの断面側方視が水平となる水平底面として形成すると共に該水平底面に連続して当該玉受皿の前縁部までを登り傾斜となる傾斜底面として形成し、
    前記玉出口から排出されるパチンコ玉の一部を前記傾斜底面で受け止めることを特徴とするパチンコ機の玉受皿。
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