JP4674392B2 - パチンコ島台 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のパチンコ機が列設されると共に、獲得した景品玉を計数する計数装置が前記パチンコ機毎に対応して設置され且つ前記計数装置で計数され計数排出口から排出されたパチンコ玉及び前記パチンコ機で使用されたパチンコ玉をまとめて回収するアウト玉回収樋が内蔵されたパチンコ島台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、遊技者が獲得したパチンコ玉を景品交換所に運ぶことなく、パチンコ機毎に対応して設置された計数装置を介して直接パチンコ島台に返却するキャリーレスシステム(個別JCともいう)を導入するパチンコホールが年々増加する傾向にある。このキャリーレスのパチンコ島台においては、パチンコ機から返却されるパチンコ玉は、計数装置の計数排出口からアウト玉を回収するためのアウト玉回収樋に向けて排出されるものであり、このパチンコ玉が排出される計数排出口は、背向するパチンコ機に対応して、互いに対面して形成されるものであった。
【0003】
一方、キャリーレスシステムのパチンコ島台に限らず、パチンコ島台の島幅寸法は、極力小さく設計されることが望ましい。これは、島幅寸法を小さくすることにより、パチンコホール内に設置されるパチンコ島台数を増やすことができるためであり、また、パチンコ島台数を増やさない場合であっても、パチンコ島台間の通路を広くすることができ、遊技者に快適なパチンコホールを提供することができるためである。このため、パチンコ島台の幅寸法は、極力小さく設計される傾向にある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、キャリーレスシステムのパチンコ島台において、計数装置からの玉捌けをよくしようとすると、計数排出口からのパチンコ玉の勢いが強くなるため、上記のように、島幅寸法を小さくした場合には、対面し合う計数排出口同士の間隔が狭くなり、一方の計数排出口から排出されるパチンコ玉が対面関係にある他方の計数排出口からのパチンコ玉の排出を妨げてしまう等、アウト玉回収樋へパチンコ玉が効率よく排出されなくなり、逆に、アウト玉回収樋へのパチンコ玉の排出効率を重視すると、計数排出口からのパチンコ玉の勢いを弱くしなければならないため、計数装置からの玉捌けが悪くなり、遊技者のイライラや不満の原因になるという問題があった。このパチンコ玉の排出効率及び計数装置からの玉捌けの両方の問題を解決するために、例えば、特開平10−179917号に開示されるように、計数装置からのパチンコ玉の勢いをパチンコ島台内で弱めてからパチンコ玉をアウト玉回収樋へ排出したり、あるいは、特開平11−9892号に開示されるように、計数装置からのパチンコ玉をパチンコ島台内で一旦貯留した後、アウト玉回収樋へ排出したりする方法が考えられる。しかし、上記のようなパチンコ玉の勢いを弱める構造やパチンコ玉を貯留する空間を構成するには、パチンコ島台内(計数装置とアウト玉回収樋の間)に比較的広いスペースを必要とするため、パチンコ島台の島幅寸法を小さくすることができなくなってしまう。仮に、パチンコ島台の島幅寸法を小さくするために、パチンコ玉の勢いを弱める構造やパチンコ玉を貯留する空間を小さく形成した場合には、計数排出口からのパチンコ玉の勢いを弱めることができなかったり、又は、パチンコ玉の貯留量の減少により、即ち、パチンコ玉を貯留する空間がすぐに一杯になり、計数装置からの玉捌けが悪くなったりしてしまい、上記した本来の問題点を解消することができなくなる。
【0005】
また、背向するパチンコ機においては、対応する計数排出口が互いに対面し合っているので、一度に大量のパチンコ玉がパチンコ島台に返却され(パチンコホールの閉店間際等)、対面し合う計数排出口から同時にパチンコ玉が排出された場合に、パチンコ玉同士が衝突して騒音が発生したり、衝突することによりパチンコ玉が一箇所に集中してアウト玉回収樋上へ落下するためアウト玉回収樋が損傷,破損するという問題もあった。本発明は、上記した事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、計数装置から排出されるパチンコ玉を効率よくパチンコ島台内へ排出することができ、且つパチンコ島台の島台寸法を小さく設計することができるパチンコ島台を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、請求項1に記載の発明においては、複数のパチンコ機が背向列設されると共に、獲得した景品玉を計数する計数装置が前記パチンコ機毎に対応して設置され且つ前記計数装置で計数され計数排出口から排出されたパチンコ玉及び前記パチンコ機で使用されたパチンコ玉をまとめて回収するアウト玉回収樋が内蔵されたパチンコ島台において、背向する前記パチンコ機に対応する前記計数排出口同士が、互いに対面し合わない位置に配置されて前記アウト玉回収樋に臨むことを特徴とするものである。このように構成することにより、計数排出口からパチンコ玉を勢いよく排出しても、対面する計数排出口からのパチンコ玉の排出を妨げることがないため、パチンコ玉をアウト玉回収樋上へ効率よく排出することができる。また、計数排出口から排出されるパチンコ玉同士の衝突が起こらないため、衝突による騒音の発生や、パチンコ玉の一箇所集中落下によるアウト玉回収樋の損傷,破損を防止することができる。更に、パチンコ玉の排出の勢いを弱める構造等が不要になるため、パチンコ島台の島幅寸法を小さく形成することができる。
【0007】
また、請求項2に記載の発明においては、前記計数排出口と対面する位置に、その計数排出口から排出されたパチンコ玉を受けるための受け部が形成されていることを特徴とするものである。このように構成することにより、計数排出口から排出されるパチンコ玉の勢いを受け部で一旦弱めるため、アウト玉回収樋上のパチンコ玉の流下を妨げることなく、計数排出口から排出されたパチンコ玉をアウト玉回収樋上へ排出することができる。また、計数排出口からのパチンコ玉が直接アウト玉回収樋上へ排出されることがないため、アウト玉回収樋の損傷,破損を防止することができる。更に、パチンコ玉の排出の勢いを弱める構造としての受け部が、計数排出口と対面する位置に形成されているため、アウト玉回収樋上方のスペース、つまり、パチンコ玉がアウト玉回収樋を超える空間を利用することにより、前記受け部をできるだけ小さく形成することが可能になる。即ち、パチンコ島台内のスペースの有効利用は、パチンコ島台の島幅寸法を小さく形成することを可能にするものである。
【0008】
【0009】
また、請求項に記載の発明においては、前記受け部には、対面する前記計数排出口から排出されて受け部に受け止められて前記アウト玉回収樋上へ排出されるパチンコ玉の流下方向を、前記アウト玉回収樋上を流下するパチンコ玉の流下方向とほぼ同一方向に変換する変流機構を備えたことを特徴とするものである。このように構成することにより、受け部に受け入れられたパチンコ玉が、アウト玉回収樋上のパチンコ玉の流下方向とほぼ同一方向でアウト玉回収樋上へ排出されるため、アウト玉回収樋上のパチンコ玉の流下を妨げることなく、計数排出口から排出されたパチンコ玉をアウト玉回収樋上へ排出することができる。
【0010】
また、請求項に記載の発明においては、前記受け部には、対面する前記計数排出口から排出されたパチンコ玉からの衝撃を吸収するための衝撃吸収材が貼着されていることを特徴とするものである。このように構成することにより、受け部に落下してくるパチンコ玉の衝撃を衝撃吸収材により吸収するため、受け部自体の損傷,破損や騒音の発生を防止することができる。
【0011】
更に、請求項に記載の発明においては、前記計数排出口は、該計数排出口から排出されるパチンコ玉の排出角度を調整するための排出角度調整機構を備えたことを特徴とするものである。このように構成することにより、計数排出口から排出されるパチンコ玉の排出角度を調整することでパチンコ玉の落下位置を変えることができるため、パチンコ玉を最適の位置に落下させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。まず、図1及び図2を参照して本実施形態に係るパチンコ島台1の概略構成について説明する。図1は、本実施形態に係るパチンコ島台1の内部を示す側面図であり、図2は、パチンコ機2が設置される部分のパチンコ島台1の拡大図である。なお、図1において、パチンコ機2,台間玉貸機3,分配シュート9,補給装置10及びアウト玉回収ボックス16の符号は、右側のパチンコ機ユニットA11にのみ記載してあるが、右側の他のパチンコ機ユニットA1〜A10及び左側のパチンコ機ユニットA1〜A11についても、同様に上記符号に対応する部品が備えられるものである。
【0013】
図において、パチンコ島台1は、周知のように、直方体状に枠組み構成され、その長手方向両面に複数のパチンコ機2を背向列設するようになっている。また、パチンコ島台1には、各パチンコ機2に挟持されるように台間玉貸機3が設けられており、この台間玉貸機3はパチンコ機2と1対1対応するように設けられていると共に、硬貨または紙幣、あるいはプリペイドカードまたは貯玉カードによりパチンコ玉を貸し出すようになっている。この1対1対応して設けられたパチンコ機2と台間玉貸機3から構成されるパチンコ機ユニットAが、本実施形態においては、パチンコ島台1の端部からA1〜A11の順に、後述する玉揚送装置4を挟んで左右11台ずつ(図の左側は、一部省略)で、パチンコ島台1の両側面に計44台設置されているが、遊技場によってはそれ以上又は以下の台数のパチンコ機ユニットが設置される場合もある。
【0014】
更にA1〜A11の各パチンコ機2は、遊技により獲得した景品玉を計数するための後述する計数手段としての計数装置83及び景品玉をレシートまたはカード等に記憶する景品玉記憶装置(図示しない)等が設けられているため、遊技者は、遊技によって獲得した景品玉をレシートまたはカード等に記憶させて景品と交換することができ、パチンコ玉を景品交換所に運ぶ必要がなくなる。なお、前記カード等にはカードを識別するために必要なID番号が記憶されていると共に、各パチンコ機2毎にカード盗難防止装置も設けられているので、カード等が悪用されたり、盗難される心配はない。
【0015】
また、パチンコ島台1のほぼ中央には、玉揚送装置4が収納される玉揚送装置収納部5が立設されている。本実施形態に係る玉揚送装置4は、帯状の搬送ベルトによってパチンコ玉を揚送するものであり、その帯状の搬送ベルトがパチンコ島台1の長手方向と直交するように配置されて下部の導入樋4aから導入したパチンコ玉を上部に研磨しながら揚送して上部の排出口4bから次に説明する上部タンク6に排出するものである。
【0016】
玉揚送装置4の上部には、揚送されたパチンコ玉を一時的に貯留する上部タンク6,7が設けられ、該上部タンク6,7からは、各パチンコ機2にパチンコ玉を供給するための補給樋8が、パチンコ島台1の長手方向端部に向かって傾斜状に設けられている。玉揚送装置4により揚送されたパチンコ玉は、まず上部タンク6(以下、上部主タンク6という)につながる補給樋8に最優先で送られ、上部主タンク6でオーバーフローしたパチンコ玉は次に上部タンク7(以下、上部従タンク7という)につながる補給樋8に送られ、更に上部従タンク7でオーバーフローしたパチンコ玉は、玉揚送装置4の側面に沿って形成されるオーバーフローダクト及び中継樋14を介してパチンコ島台1の下部にある貯留タンク13の溢れ玉誘導樋45に誘導されるようになっている。溢れ玉誘導樋45に誘導されたパチンコ玉は、貯留タンク13の底板49(図3参照)へ落下し、貯留タンク13に貯留されることとなるが、この貯留タンク13に貯留されたパチンコ玉は、玉揚送装置4により研磨されているため、常にきれいにされた状態のパチンコ玉である。なお、オーバーフローダクトは、玉揚送装置収納部5に一体的に形成されている。
【0017】
また、補給樋8には、各パチンコ機2にパチンコ玉を誘導する分配シュート9が各パチンコ機2に対応して設けられている。分配シュート9によって取り込まれたパチンコ玉は、分配シュート9の下方に位置する計数装置(図示しない)により玉数が計数された後、補給装置10を介してパチンコ機2の背面上部に設けられた賞球タンクに供給され、景品玉や遊技玉として使用される。また、補給樋8の下流端には、玉抜き用分離器11が設けられており、補給樋8の下流端まで流下してきたパチンコ玉は、玉抜き用分離器11から蛇腹12を介して後述するアウト玉回収樋17へ導出されることにより、パチンコ玉がパチンコ島台1内を循環している。
【0018】
一方、パチンコ機2から排出される使用済みのパチンコ玉(アウト玉)は、計数機能を有する受入手段としてのアウト玉回収ボックス16で回収された後、下方に排出される。アウト玉回収ボックス16から排出されたパチンコ玉は、パチンコ島台1の両端部からそのほぼ中央に立設される玉揚送装置4の下部に向けて下り傾斜状に設けられる前記アウト玉回収樋17上に落下せしめられる。
【0019】
また、パチンコ機2の下部には、パチンコ島台1に対してほぼ直交するように外側に向かってカウンター台86が突設されている。該カウンター台86には、玉箱87が載置されると共に、遊技者が遊技で獲得し、玉箱87に貯留した景品玉を返却する機能が付設されており、景品玉落下口88(図4参照)を介して玉箱87から返却された景品玉は、計数装置83で計数した後、アウト玉回収樋17に落下せしめられる。
【0020】
なお、アウト玉回収樋17は、計数装置83で計数されたパチンコ玉(景品玉)及びパチンコ機2から排出される使用済みのパチンコ玉(アウト玉)をまとめて回収するものであり、図4に示すように、簀の子状の誘導レールがパチンコ島台1の幅方向中央の位置に長手方向に沿って敷設されている。また、図1に示すように、玉揚送装置4を挟んで右側のアウト玉回収樋17の下流端は、後述する中継タンク15に接続されており、玉揚送装置4を挟んで左側のアウト玉回収樋17は、中継タンク15と同様の機能を持つ中継タンク18に接続され、中継タンク18は、連結樋19を介して貯留タンク13に接続されている。なお、アウト玉回収樋17は、簀の子状の誘導レールに限らず、ベルトコンベア等により構成されるものであってもよい。
【0021】
また、図示の実施形態においては、玉揚送装置4の一側側方に貯留タンク13が設けられているが、貯留タンク13は、パチンコ機2の横幅寸法の約3〜4台分に相当する長さに形成されており、パチンコ島台1に設置される複数の玉箱87の総容量を許容できる程度の大きさに設計されている。
【0022】
そこで、貯留タンク13及び貯留タンク13に隣接して設けられる中継タンク15の構造について図3を参照して説明する。図3は、貯留タンク13及び中継タンク15の内部を透写した状態の斜視図である。
【0023】
まず、貯留タンク13は、パチンコ島台1のパチンコ機ユニットA8〜A11に対応するパチンコ機2のカウンター台86より下方の下部空間に設置される上方が開放した直方体状のタンク基台によって構成されている。なお、貯留タンク13は、パチンコ島台1の玉揚送装置4を挟んで右側にのみ設置されているため、玉揚送装置4を挟んで左側のパチンコ機ユニットA8〜A11には対応するものではない。
【0024】
前記タンク基台は、第1側板40aと第2側板40bと前板41と後板42と底板49とから構成されている。第1側板40a及び第2側板40bの上端部には、パチンコ機ユニットA8〜A11のパチンコ機2からのパチンコ玉を貯留タンク内に排出するための玉排出口43がそれぞれ4箇所ずつ形成され、この玉排出口43の下方には、下流部誘導樋48が設けられている。下流部誘導樋48は、パチンコ機ユニットA7に対応する玉排出口43(図中左から4番目)の下方から前板41及び貯留タンク13の中央部に向けて下り傾斜して設けられている。なお、この下流部誘導樋48は、第1側板40aと第2側板40bのいずれにも設けられている。
【0025】
前板41の上端部中央には、前記中継樋14が接続される導入口44が形成され、この導入口44から後板42に向けて下り傾斜して溢れ玉誘導樋45が設けられている。この溢れ玉誘導樋45は、導入口44の開口幅とほぼ同じ幅寸法で形成されており、その下流端は、後板42と間隔を持って設けられている。また、その両側方にはガイド板46が立設され、このガイド板46には、それぞれ3箇所ずつ溢れ玉落下口47が開設されている。この溢れ玉落下口47は、貯留タンク13の長手方向で、前記玉排出口43と玉排出口43との間の位置に開設されるものである。なお、溢れ玉誘導樋45と前記下流部誘導樋48との間には、幅方向で隙間が形成されるように設置され、玉排出口43から排出されるパチンコ玉や溢れ玉落下口47から落下するパチンコ玉は、この隙間から貯留タンク内へ落下することとなる。
【0026】
底板49は、後板42から前板41に向かって下り傾斜していると共に、第1側板40aから第2側板40bに向かっても僅かに下り傾斜しており、その傾斜に沿って底板49と第2側板40bとにより形成される隅角部に、下層部誘導バイパス50及びアウト玉優先バイパス51が上下に積層して設けられている。また、底板49の下流端は、前板41に当接すると共に、底板49の下流部の第2側板40b側には、合流部54が形成されている。この合流部54の上方には、第1側板40aから合流部54に向けて下り傾斜する合流傾斜板55の下流端が臨んでおり、この合流傾斜板55の上流端側の前板41には、前記連結樋19が接続される連結口(図示しない)が開設されている。前板41の底板49が当接する部分には、前記玉揚送装置4の導入樋4aが接続される貯留タンク排出口56が穿設され、合流部54内のパチンコ玉は、この貯留タンク排出口56から排出されることとなる。
【0027】
また、合流部54及び合流傾斜板55の上方には、第1側板40aから第2側板40bに亘って第1圧抜板52が設けられている。この第1圧抜板52は、前板41から後板42の方向へ下り傾斜して設けられ、合流部54及び合流傾斜板55をほぼ覆う程度の寸法で形成されている。第1圧抜板52の下流端の下方には、第1側板40aから第2側板40bに亘って第1圧抜板52と同じ傾斜方向で、第1圧抜板52より小さい幅寸法で第2圧抜板53が形成されている。
【0028】
前記下層部誘導バイパス50及びアウト玉優先バイパス51は、下層部誘導バイパス50の上段にアウト玉優先バイパス51が積層して設けられるものであるが、下段の下層部誘導バイパス50は、貯留タンク13の長手方向より若干短い長さであってその下流端が合流部54からやや離れた上流側に臨むようになっている。一方、上段のアウト玉優先バイパス51の下流端は、合流部54の直前位置に臨むように位置している。即ち、アウト玉優先バイパス51の下流端が下層部誘導バイパス50の下流端よりも上方であってより下流側に臨むようになっている。また、下層部誘導バイパス50の第1側板40a側の側面には、その上流端とほぼ中央部にパチンコ玉を下層部誘導バイパス50内に導入するための導入穴(図示しない)が開設されている。
【0029】
次に、中継タンク15は、パチンコ島台1のパチンコ機ユニットA7に対応するパチンコ機2のカウンター台86より下方の下部空間に設置される上方が開放した直方体状のタンク基台によって構成されている。なお、パチンコ島台1の玉揚送装置4を挟んで左側のパチンコ機ユニットA6には、中継タンク15は設置されておらず、中継タンク15と同様の機能を有する中継タンク18がパチンコ機ユニットA11に設置されている。
【0030】
前記タンク基台は、後板42と第1側板60aと第2側板60bと上流側板61と底板67と前記アウト玉優先バイパス51の底面部から構成されている。第1側板60a及び第2側板60bの上端部には、パチンコ機ユニットA7のパチンコ機2からのパチンコ玉を中継タンク内に排出するための玉排出口43が形成され、この玉排出口43の下方には、誘導板63が設けられている。誘導板63は、パチンコ機ユニットA7に対応する玉排出口43の下方から中継タンク15の中央部に向けて下り傾斜して設けられるものであり、第1側板60a及び第2側板60bのいずれにも設けられている。誘導板63の下流端の下方には、第1合流部64を形成する合流底板68が第1側板60a側に向かって下り傾斜して設けられており、この合流底板68の下流端と第1側板60a側の誘導板63の下流端との間には隙間が形成されている。
【0031】
底板67は、上流側板61から後板42に向かって下り傾斜していると共に、第1側板60aから第2側板60bに向かっても僅かに下り傾斜している。この底板67の第2側板60b側の下流端は、中継タンク15側に突出した前記アウト玉優先バイパス51の底面部に当接している。また、底板67の上面には、上流側板61から第2側板60bに亘って切り欠きが形成された合流板65が貼着されている。また、上流側板61の底板67が当接した部分には、アウト玉回収樋17が接続されるアウト玉導入口62が開設されている。
【0032】
以上、貯留タンク13及び中継タンク15の構造について説明してきたが、次に、貯留タンク13及び中継タンク15の作用をパチンコ玉の流れに沿って説明する。
【0033】
まず、前述したように、玉揚送装置4によって揚送され、上部従タンク7でオーバーフローしたパチンコ玉が中継樋14を介して貯留タンク13内の溢れ玉誘導樋45に導入され、溢れ玉誘導樋45上を流下する。パチンコ玉は、溢れ玉誘導樋45を流下する途中で溢れ玉落下口47から溢れ玉誘導樋45と下流部誘導樋48との間を通って貯留タンク13の底板49に向けて落下し、貯留タンク13内に貯留されていく。このとき、パチンコ玉が落下するのは、溢れ玉落下口47が穿設された位置からと溢れ玉誘導樋45の下流端からであるため、この位置の下方に優先的にパチンコ玉が貯留されることとなる。したがって、貯留されるパチンコ玉の上面は、溢れ玉落下口47及び溢れ玉誘導樋45に対応する位置を頂点として波形のような形状となる。即ち、溢れ玉落下口47及び溢れ玉誘導樋45に対応する位置が凸部に形成され、それ以外の位置は、凹部に形成される。また、溢れ玉落下口47が形成される位置は、前述のように、玉排出口43と玉排出口43との間であるため、前記凹部が形成される位置は、玉排出口43に対応する位置になる。
【0034】
そして、パチンコ機ユニットA8〜A11のパチンコ機2から排出されるパチンコ玉が玉排出口43を介して前記貯留タンク13内に貯留されたパチンコ玉の前記凹部に排出され、凹部にパチンコ玉が貯留されていく。パチンコ機2から排出されるパチンコ玉で凹部が満たされると、次にパチンコ玉は、下流部誘導樋48を転動して前板41側へ流下し、前板41側から次第に貯留されていくこととなる。
【0035】
こうして貯留タンク13内に貯留されたパチンコ玉は、下層部誘導バイパス50に形成された前記導入口(図示しない)から下層部誘導バイパス50に導入された後、下層部誘導バイパス50の下流端から、あるいは、合流傾斜板55の後板42側の側方に形成される導出路(図示しない)を通って合流部54に導入される。このとき、貯留タンク13の前板41側には、前述のように、第1圧抜板52及び第2圧抜板53が設けられているため、合流部54に導入されるパチンコ玉は、貯留されたパチンコ玉の圧力を受けることがない。
【0036】
一方、前記中継タンク15には、この中継タンク15の上方に位置するパチンコ機ユニットA7のパチンコ機2からのパチンコ玉が、玉排出口43から誘導板63上に排出される。中継タンク15の両誘導板63上に排出されたパチンコ玉は、合流底板68上に落下して第1合流部64で合流した後、合流板65上に落下する。合流板65上に落下したパチンコ玉は、アウト玉導入口62を介してアウト玉回収樋17から導入されるパチンコ玉とアウト玉合流部66で合流する。そして、アウト玉合流部66で合流したパチンコ玉は、アウト玉優先バイパス51内を流下した後、アウト玉優先バイパス51の流下端から合流部54に排出されることとなる。こうして玉揚送装置4を挟んでパチンコ島台1の右側に位置するパチンコ機ユニットA1〜A7のパチンコ機2から排出されるパチンコ玉が、合流部54に排出されることとなる。
【0037】
また、前板41に開設された前記連結口(図示しない)からは、中継タンク18内のパチンコ玉が連結樋19を介して合流傾斜板55上に排出された後、合流傾斜板55上を流下して合流部54に排出される。中継タンク18は、玉揚送装置4を挟んでパチンコ島台1の左側に位置するパチンコ機ユニットA1〜A10のパチンコ機2から排出されるパチンコ玉と、パチンコ機ユニットA11のパチンコ機2から排出されるパチンコ玉とを中継タンク15と同様の方法により合流するものである。こうして玉揚送装置4を挟んでパチンコ島台1の左側に位置するパチンコ機ユニットA1〜A11のパチンコ機2から排出されるパチンコ玉が、合流部54に排出されることとなる。
【0038】
ここで、合流部54の下流端で前板41に当接する部分には、前述のように、玉揚送装置4へ連通する貯留タンク排出口56が開設されており、この貯留タンク排出口56の上方には、合流傾斜板55の下流端が臨んでいる。また、上記のように、アウト玉優先バイパス51の下流端は、合流部54の直前位置に臨むように位置し、下層部誘導バイパス50の下流端は、合流部54からやや離れた上流側に臨むようになっている。また、合流傾斜板55の後板42側の側方に形成される前記導出路(図示しない)の下流端は、アウト玉優先バイパス51の下流端の下方に位置している。このため、合流傾斜板55からのパチンコ玉及びアウト玉優先バイパス51からのパチンコ玉は、下層部誘導バイパスからのパチンコ玉及び導出路からのパチンコ玉に覆い被さるようにして合流部54に導出されるので、より貯留タンク排出口56に導出されやすくなる。即ち、玉揚送装置4を挟んでパチンコ島台1の右側に位置するパチンコ機ユニットA1〜A7のパチンコ機2から排出されるパチンコ玉、及び玉揚送装置4を挟んでパチンコ島台1の左側に位置するパチンコ機ユニットA1〜A11のパチンコ機2から排出されるパチンコ玉が、貯留タンク13内に貯留されたパチンコ玉に優先して玉揚送装置4に導出されることとなる。
【0039】
次に、本実施形態の要部を構成するパチンコ島台1の玉排出空間80について、図4及び図5を参照して説明する。図4は、実施形態に係るパチンコ機ユニットA1〜A6(玉揚送装置4の左側に関しては、A1〜A10)の内部を示す斜視図であり、図5は、実施形態に係るパチンコ島台1の内部を示す断面図である。なお、パチンコ機ユニットAは、玉揚送装置4を挟んでパチンコ島台1の左右に対称に設置されるものであるため、ここでは、図1における玉揚送装置4の右側のパチンコ機ユニットAについて説明する。また、玉排出空間80が設けられるのは、玉揚送装置4を挟んで右側のパチンコ機ユニットAについてはA1〜A6であり、左側のパチンコ機ユニットAについては、A1〜A10である。この玉揚送装置4の左右に設置されるパチンコ機ユニットAに設けられる玉排出空間80の構造は、A1〜A6については、左右のパチンコ機ユニットA同士でそのまま対応している。また、右側のパチンコ機ユニットA1〜A6のそれぞれは、玉排出空間80の高さ寸法が玉揚送装置4側にいくにつれて大きくなること以外は同じ構造である。つまり、パチンコ機ユニットA1と同様の構造が6台分並設していることになる。同様に、左側のパチンコ機ユニットA1〜A10も、それぞれ同様の構成になっている。つまり、左側のパチンコ機ユニットA1と同様の構成が10台分並設していることになる。更に、左右のパチンコ機ユニットA1は、対応しているので、結局、右側のパチンコ機ユニットA1と同様の構成が片面において右側で6台、左側で10台、計16台存在する。本実施形態では、左右のパチンコ機ユニットAが各11台となっているが、11台以上のパチンコ機ユニットAで構成されるときは、パチンコ機ユニットA1と同様の構成のものを増やし、並設する。
【0040】
まず、図4及び図5において、パチンコ島台1の内部であって、互いに背向するパチンコ機2(図2参照)の間に形成される空間の下方には、アウト玉回収樋17及び傾斜側板82により、計数排出口85からのパチンコ玉及びパチンコ機で使用されたパチンコ玉が排出される玉排出空間80が形成されている。この玉排出空間80は、図1に示すように、パチンコ島台1の端部からパチンコ島台1の玉揚送装置4側に向かって徐々にその高さ寸法が大きくなっている。これは、前述のように、アウト玉回収樋17が、パチンコ島台1の両端部からそのほぼ中央に立設される玉揚送装置4の下部に向けて下り傾斜状に設けられているためである。
【0041】
玉排出空間80の両側方に位置する傾斜側板82は、上方から下方に亘って傾斜して形成されているため、玉排出空間80は、上方から下方に亘ってその幅寸法が小さく形成されている。傾斜側板82の右側上部には、後述する計数排出口85が形成されており、左側には、上方から下方にかけて受け部89が形成されている。この計数排出口85及び受け部89は、それぞれ背向するパチンコ機1の受け部89及び計数排出口85と互いに対面する位置に配置されている。即ち、計数排出口85同士及び受け部89同士は、対面しておらず、計数排出口85と受け部89が対面する位置に配置されている。更に、各々の計数排出口85は、同時にパチンコ玉をアウト玉回収樋へ排出しても互いに干渉し合わない間隔の位置関係にある(互いに等間隔であることが望ましい)。
【0042】
計数排出口85の玉排出空間80側には、計数排出口85から排出されるパチンコ玉の排出角度を調節するための排出角度調整機構100が設けられている。排出角度調整機構100は、計数排出口85の両側方に取り付けられる側板101と、側板101に軸支されて先端が上下に回動する底板102と、底板102の回動をガイドする摺動溝103と、底板102の先端を側板101に固定するための止めネジ104と、から構成されている。底板102は、一方の端部が計数排出口85の下端部近傍の位置で側板101に軸支されると共に、他方の端部が摺動溝103に沿って上下方向に回動して所定の位置で止めネジ104により固定されるものである。このように、排出角度調整機構100は、底板102の角度を、摺動溝103の長さの範囲で任意に変えることができるものである。また、図4には、排出角度調整機構100は、1ヶ所のみに示されているが、図示の位置のみに設置されるものに限らず、他の計数排出口85に対して、あるいはすべての計数排出口85に対して設置されるものであってもよく、必要に応じて、その都度、各々の計数排出口85に対して設置されるものである。
【0043】
受け部89は、傾斜側板82よりも一段奥の位置にほぼ垂直方向に設けられる受け部側板90と、受け部側板90側からアウト玉回収樋17に向かって下り傾斜する受け部底板91と、受け部底板91表面に貼着される衝撃吸収材92と、受け部底板91上のパチンコ玉の流下方向をアウト玉回収樋17上のパチンコ玉の流下方向とほぼ同一方向にするための変流機構93と、受け部底板91上のパチンコ玉をアウト玉回収樋17上へ排出する排出開口部94と、から構成されている。
【0044】
パチンコ島台1の内部であって、パチンコ機2の下方には、上面が開口した箱状の部材で形成されたアウト玉回収ボックス16が設置されている。アウト玉回収ボックス16の底面は、底面の中心に向かってロート状に形成されると共に、その中心にはパチンコ玉の排出口(図示しない)が開口されるものであり、パチンコ機2から排出されたアウト玉を回収し、アウト玉回収樋17に排出するものである。
【0045】
以上、玉排出空間80の構造について説明したが、次に、玉排出空間80の作用をパチンコ玉の流れに沿って説明する。
【0046】
まず、図4において、遊技者がパチンコ遊技によって獲得し、玉箱87に貯留したパチンコ玉は、所定の操作を行うことにより、玉箱87の底面及びカウンター台86の表面に形成された景品玉落下口88を介してカウンター台86の裏面に設置された計数装置83により計数され、パチンコ島台1内部に形成された計数排出通路84(図5参照)を通り、傾斜側板82に開設された計数排出口85から玉排出空間80に排出される。
【0047】
パチンコ玉が玉箱87から計数排出口85に至るまでの経路については、本実施形態においては、図4に示すように、景品玉落下口88から計数装置83内に落下したパチンコ玉は、計数装置83内を左方向に流下した後、計数装置83内で計数排出口85に向かって流下方向を変え、計数排出通路84を通って計数排出口85から排出されるものである。このため、本実施形態に係る計数装置83は、図2に示すように、カウンター台86の裏側の中央からやや左側に渡って設置されている。このような排出経路に限らず、最終的にパチンコ機2の中心から外れた位置にある計数排出口85からパチンコ玉が排出されればどのように流下方向を変えてもよく、例えば、計数排出通路84内で流下方向を変えるようなものであってもよい。
【0048】
玉排出空間80に排出されたパチンコ玉は、アウト玉回収樋17の上方を渡り、計数排出口85と対面する位置に形成された受け部89によって受け止められる。このとき、計数排出口85から排出されるパチンコ玉が、受け部89によって受け止められるようにパチンコ玉の落下位置を排出角度調整機構100によって調節することができる。即ち、計数排出口85から排出されるパチンコ玉の勢いの強弱によって、排出角度調整機構100の底板102の角度を変えてパチンコ玉の排出角度を調節し、パチンコ玉が受け部89によって受け止められるようにすることができる。パチンコ玉の落下位置を調整するには、底板102を側板101に固定している両側方の止めネジ104を緩め、計数排出口85から側板101上を通って排出されるパチンコ玉が所定の位置(例えば、受け部底板91のほぼ中心)に落下するように底板102の角度を調整し、角度が決定した後に両側方の止めネジ104を締め付けて底板102を側板101に固定する。なお、本実施形態において、衝撃吸収材92は、受け部底板91にのみ貼着されているが、受け部側板90に貼着してもよく、この場合には、パチンコ玉の落下衝撃による受け部側板90の損傷,破損も防止することができる。
【0049】
受け部89によって受け入れられたパチンコ玉は、受け部89の受け部底板91上を流下して排出開口部94からアウト玉回収樋17上へ排出される。このとき、受け部底板91上のパチンコ玉は、変流機構93によって受け部底板91の下流側に誘導されるため、排出開口部94から排出されるパチンコ玉の流下方向は、アウト玉回収樋17上のパチンコ玉の流下方向とほぼ同一方向となる。このため、アウト玉回収樋17上のパチンコ玉の流下を妨げることなく、排出開口部94からアウト玉回収樋17上へパチンコ玉を排出することができる。
【0050】
以上、パチンコ島台1の詳細な構成について説明してきたが、本実施形態においては、複数のパチンコ機2が背向列設されると共に、獲得した景品玉を計数する計数装置83が前記パチンコ機2毎に対応して設置され且つ前記計数装置83で計数され計数排出口85から排出されたパチンコ玉及び前記パチンコ機2で使用されたパチンコ玉をまとめて回収するアウト玉回収樋17が内蔵されたパチンコ島台1において、背向する前記パチンコ機2に対応する前記計数排出口85同士が、互いに対面し合わない位置に配置されて前記アウト玉回収樋17に臨むことを特徴とするものである。このように構成することにより、計数排出口85からパチンコ玉を勢いよく排出しても、対面する計数排出口85からのパチンコ玉の排出を妨げることがないため、パチンコ玉をアウト玉回収樋17上へ効率よく排出することができる。また、計数排出口85から排出されるパチンコ玉同士の衝突が起こらないため、衝突による騒音の発生や、パチンコ玉の一箇所集中落下によるアウト玉回収樋17の損傷,破損を防止することができる。更に、パチンコ玉の排出の勢いを弱める構造等が不要になるため、パチンコ島台1の島幅寸法を小さく形成することができる。
【0051】
また、本実施形態においては、前記計数排出口85と対面する位置に、その計数排出口85から排出されたパチンコ玉を受けるための受け部89が形成されていることを特徴とするものである。このように構成することにより、計数排出口85から排出されるパチンコ玉の勢いを受け部89で一旦弱めるため、アウト玉回収樋17上のパチンコ玉の流下を妨げることなく、計数排出口85から排出されたパチンコ玉をアウト玉回収樋17上へ排出することができる。また、計数排出口85からのパチンコ玉が直接アウト玉回収樋17上へ排出されることがないため、アウト玉回収樋17の損傷,破損を防止することができる。更に、パチンコ玉の排出の勢いを弱める構造としての受け部89が、計数排出口85と対面する位置に形成されているため、アウト玉回収樋17上方のスペース、つまり、パチンコ玉がアウト玉回収樋17を超える空間を利用することにより、前記受け部89をできるだけ小さく形成することが可能になる。即ち、パチンコ島台1内のスペースの有効利用は、パチンコ島台1の島幅寸法を小さく形成することを可能にするものである。
【0052】
また、本実施形態においては、複数のパチンコ機2が列設されると共に、獲得した景品玉を計数する計数装置83が前記パチンコ機2毎に対応して設置され且つ前記計数装置83で計数され計数排出口85から排出されたパチンコ玉及び前記パチンコ機2で使用されたパチンコ玉をまとめて回収するアウト玉回収樋17が内蔵されたパチンコ島台1において、前記計数排出口85と対面する位置に、その計数排出口85から排出されたパチンコ玉を受けるための受け部89が形成されていることを特徴とするものである。このように構成することにより、計数排出口85から排出されるパチンコ玉の勢いを受け部89で一旦弱めるため、アウト玉回収樋17上のパチンコ玉の流下を妨げることなく、計数排出口85から排出されたパチンコ玉をアウト玉回収樋17上へ排出することができる。また、計数排出口85からのパチンコ玉が直接アウト玉回収樋17上へ排出されることがないため、アウト玉回収樋17の損傷,破損を防止することができる。更に、パチンコ玉の排出の勢いを弱める構造としての受け部89が、計数排出口85と対面する位置に形成されているため、アウト玉回収樋17上方のスペース、つまり、パチンコ玉がアウト玉回収樋17を超える空間を利用することにより、前記受け部89をできるだけ小さく形成することが可能になる。即ち、パチンコ島台1内のスペースの有効利用は、パチンコ島台1の島幅寸法を小さく形成することを可能にするものである。
【0053】
また、本実施形態においては、前記受け部89には、対面する前記計数排出口85から排出されて受け部89に受け止められて前記アウト玉回収樋17上へ排出されるパチンコ玉の流下方向を、前記アウト玉回収樋17上を流下するパチンコ玉の流下方向とほぼ同一方向に変換する変流機構93を備えたことを特徴とするものである。このように構成することにより、受け部89に受け入れられたパチンコ玉が、アウト玉回収樋17上のパチンコ玉の流下方向とほぼ同一方向でアウト玉回収樋17上へ排出されるため、アウト玉回収樋17上のパチンコ玉の流下を妨げることなく、計数排出口85から排出されたパチンコ玉をアウト玉回収樋17上へ排出することができる。
【0054】
また、本実施形態においては、前記受け部89には、対面する前記計数排出口85から排出されたパチンコ玉からの衝撃を吸収するための衝撃吸収材92が貼着されていることを特徴とするものである。このように構成することにより、受け部89に落下してくるパチンコ玉の衝撃を衝撃吸収材92により吸収するため、受け部89自体の損傷,破損や騒音の発生を防止することができる。
【0055】
更に、本実施形態においては、前記計数排出口85は、該計数排出口85から排出されるパチンコ玉の排出角度を調節するための排出角度調整機構100を備えたことを特徴とするものである。このように構成することにより、計数排出口85から排出されるパチンコ玉の排出角度を調整することでパチンコ玉の落下位置を変えることができるため、パチンコ玉を最適の位置に落下させることができる。
【0056】
なお、本実施形態においては、計数排出口85からアウト玉回収樋17上へパチンコ玉を排出するものを示したが、アウト玉回収樋17上ではなく、貯留タンク13にパチンコ玉を排出するものであっても、本発明の技術思想から逸脱するものでなければよい。
【0057】
また、本実施形態においては、複数のパチンコ機2が背向列設されるパチンコ島台1について示したが、片側に複数のパチンコ機1が列設されるパチンコ島台(いわゆる壁島または片面島)についても、本発明の技術思想を利用すればパチンコ島台の島幅寸法を小さくすることができる。
【0058】
また、本発明の技術思想を利用すれば、アウト玉回収樋17の幅寸法も小さく設計することができるものである。
【0059】
更に、本実施形態においては、計数排出口85と対面する位置に受け部89が形成されたものを示したが、受け部89が形成されず、計数排出口85から排出されるパチンコ玉を傾斜側板82で受け止めた後、アウト玉回収樋17上に排出するものであってもよい。こうすることにより、受け部89を形成する必要がなく、パチンコ島台1の製造コストを低減することができる。このとき、傾斜側板82の表面に衝撃吸収材92を貼着することにより、傾斜側板82の損傷,破損を防止することができる。
【0060】
【発明の効果】
以上、説明したところから明らかなように、請求項1に記載の発明においては、複数のパチンコ機が背向列設されると共に、獲得した景品玉を計数する計数装置が前記パチンコ機毎に対応して設置され且つ前記計数装置で計数され計数排出口から排出されたパチンコ玉及び前記パチンコ機で使用されたパチンコ玉をまとめて回収するアウト玉回収樋が内蔵されたパチンコ島台において、背向する前記パチンコ機に対応する前記計数排出口同士が、互いに対面し合わない位置に配置されて前記アウト玉回収樋に臨むことを特徴とするものである。このように構成することにより、計数排出口からパチンコ玉を勢いよく排出しても、対面する計数排出口からのパチンコ玉の排出を妨げることがないため、パチンコ玉をアウト玉回収樋上へ効率よく排出することができる。また、計数排出口から排出されるパチンコ玉同士の衝突が起こらないため、衝突による騒音の発生や、パチンコ玉の一箇所集中落下によるアウト玉回収樋の損傷,破損を防止することができる。更に、パチンコ玉の排出の勢いを弱める構造等が不要になるため、パチンコ島台の島幅寸法を小さく形成することができる。
【0061】
また、請求項2に記載の発明においては、前記計数排出口と対面する位置に、その計数排出口から排出されたパチンコ玉を受けるための受け部が形成されていることを特徴とするものである。このように構成することにより、計数排出口から排出されるパチンコ玉の勢いを受け部で一旦弱めるため、アウト玉回収樋上のパチンコ玉の流下を妨げることなく、計数排出口から排出されたパチンコ玉をアウト玉回収樋上へ排出することができる。また、計数排出口からのパチンコ玉が直接アウト玉回収樋上へ排出されることがないため、アウト玉回収樋の損傷,破損を防止することができる。更に、パチンコ玉の排出の勢いを弱める構造としての受け部が、計数排出口と対面する位置に形成されているため、アウト玉回収樋上方のスペース、つまり、パチンコ玉がアウト玉回収樋を超える空間を利用することにより、前記受け部をできるだけ小さく形成することが可能になる。即ち、パチンコ島台内のスペースの有効利用は、パチンコ島台の島幅寸法を小さく形成することを可能にするものである。
【0062】
【0063】
また、請求項に記載の発明においては、前記受け部には、対面する前記計数排出口から排出されて受け部に受け止められて前記アウト玉回収樋上へ排出されるパチンコ玉の流下方向を、前記アウト玉回収樋上を流下するパチンコ玉の流下方向とほぼ同一方向に変換する変流機構を備えたことを特徴とするものである。このように構成することにより、受け部に受け入れられたパチンコ玉が、アウト玉回収樋上のパチンコ玉の流下方向とほぼ同一方向でアウト玉回収樋上へ排出されるため、アウト玉回収樋上のパチンコ玉の流下を妨げることなく、計数排出口から排出されたパチンコ玉をアウト玉回収樋上へ排出することができる。
【0064】
また、請求項に記載の発明においては、前記受け部には、対面する前記計数排出口から排出されたパチンコ玉からの衝撃を吸収するための衝撃吸収材が貼着されていることを特徴とするものである。このように構成することにより、受け部に落下してくるパチンコ玉の衝撃を衝撃吸収材により吸収するため、受け部自体の損傷,破損や騒音の発生を防止することができる。
【0065】
更に、請求項に記載の発明においては、前記計数排出口は、該計数排出口から排出されるパチンコ玉の排出角度を調整するための排出角度調整機構を備えたことを特徴とするものである。このように構成することにより、計数排出口から排出されるパチンコ玉の排出角度を調整することでパチンコ玉の落下位置を変えることができるため、パチンコ玉を最適の位置に落下させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態に係るパチンコ島台の内部を示す側面図である。
【図2】 パチンコ機が設置される部分のパチンコ島台の拡大図である。
【図3】 貯留タンク及び中継タンクの内部を透写した状態の斜視図である。
【図4】 実施形態に係るパチンコ機ユニットの内部を示す斜視図である。
【図5】 実施形態に係るパチンコ島台の内部を示す断面図である。
【符号の説明】
A1〜A11 パチンコ機ユニット
1 パチンコ島台
2 パチンコ機
3 台間玉貸機
4 玉揚送装置
8 補給樋
13 貯留タンク
15 中継タンク
17 アウト玉回収樋
80 玉排出空間
82 傾斜側板
83 計数装置
84 計数排出通路
85 計数排出口
86 カウンター台
87 玉箱
88 景品玉落下口
89 受け部
90 受け部側板
91 受け部底板
92 衝撃吸収材
93 変流機構
94 排出開口部
100 排出角度調整機構
101 側板
102 底板
103 摺動溝
104 止めネジ

Claims (5)

  1. 複数のパチンコ機が背向列設されると共に、獲得した景品玉を計数する計数装置が前記パチンコ機毎に対応して設置され且つ前記計数装置で計数され計数排出口から排出されたパチンコ玉及び前記パチンコ機で使用されたパチンコ玉をまとめて回収するアウト玉回収樋が内蔵されたパチンコ島台において、
    背向する前記パチンコ機に対応する前記計数排出口同士が、互いに対面し合わない位置に配置されて前記アウト玉回収樋に臨むことを特徴とするパチンコ島台。
  2. 前記計数排出口と対面する位置に、その計数排出口から排出されたパチンコ玉を受けるための受け部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のパチンコ島台。
  3. 前記受け部には、対面する前記計数排出口から排出されて受け部に受け止められて前記アウト玉回収樋上へ排出されるパチンコ玉の流下方向を、前記アウト玉回収樋上を流下するパチンコ玉の流下方向とほぼ同一方向に変換する変流機構を備えたことを特徴とする請求項2に記載のパチンコ島台。
  4. 前記受け部には、対面する前記計数排出口から排出されたパチンコ玉からの衝撃を吸収するための衝撃吸収材が貼着されていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のパチンコ島台。
  5. 前記計数排出口は、該計数排出口から排出されるパチンコ玉の排出角度を調整するための排出角度調整機構を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載のパチンコ島台。
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