JP4580477B2 - 温水洗浄装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は温水洗浄装置に関し、特に瞬間式加熱手段を備えた温水洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の一般的な温水洗浄装置においては、所定水量の温水を貯えるとともに内蔵した加熱ヒータにて所定の水温に制御可能に構成された温水タンクを備え、洗浄時には給水手段にて温水タンク内に給水することによって温水タンク内の温水を押し出してノズル手段に向けて圧送するように構成されている。また、その温水タンク内に、水温を検知して加熱ヒータを制御するためのサーミスタが設けられており、さらに異常水温発生時に速やかに検知して給水手段を緊急停止させる感温センサを設けたものも知られている。
【0003】
これに対して、近年温水洗浄装置のコンパクト化と、熱効率の向上による省エネルギーを達成するために瞬間式加熱手段を備えた温水洗浄装置が提案されている。この種の温水洗浄装置は、水道端末から逆止弁、定流量弁を介して止水電磁弁に給水され、洗浄時に止水電磁弁から真空破壊弁、水ポンプ、流量センサを介して瞬間式加熱手段に給水し、所定温度に加温した洗浄水をノズルユニットにて局部に向けて噴射するように構成されている。瞬間式加熱手段では、その出口での湯温をサーミスタで検出してヒータ制御を行い、さらにサーモスイッチを設けて湯温が一定温度以上になるとヒータと水ポンプを停止させるようにして異常時にも高温の洗浄水が局部に噴射されないようにされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の構成の温水洗浄装置では、使用開始時に瞬間的とは言え、洗浄ノズルから十分に温度調整されていない洗浄水が局部に噴射されることがあり、不快感を与える場合があるという問題があった。
【0005】
本発明は、上記従来の問題点に鑑み、使用開始の瞬間にも適切に温度調整された洗浄水が洗浄ノズルから局部に噴射され、不快感を与える恐及びその水温制御方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の温水洗浄装置は、洗浄水を瞬間式加熱手段を通して洗浄ノズルに向けて給水しながら瞬間式加熱手段を制御して洗浄水の水温を所定温度に温度調整するようにした温水洗浄装置において、瞬間式加熱手段と洗浄ノズルとの間に、洗浄水を洗浄ノズルに対する給水と便器への排出とに切り換える給水切換手段を設け、便座と、使用者が前記便座に座ったらオンする便座スイッチとを備え、前記洗浄ノズルに洗浄水を給水するのに先立つ、前記便座スイッチがオンしたとき、前記給水切換手段を便器への排出に切り換え、洗浄水を便器に排出しながら、前記瞬間加熱手段を制御し、洗浄水を所定温度に温度調節することを特徴とする。本発明によれば、洗浄ノズルに向けて洗浄水を給水する前、つまり、前記洗浄ノズルに洗浄水を給水するのに先立つ、前記便座スイッチがオンしたときに洗浄水を瞬間式加熱手段を通して便器に排出しながら瞬間式加熱手段を制御して洗浄水の水温を所定温度に温度調整し、その後洗浄水を瞬間式加熱手段を通して洗浄ノズルに向けて給水することにより、使用開始の瞬間にも適切に温度調整された洗浄水が洗浄ノズルから局部に噴射され、不快感を与える恐れを無くすことができる。
【0007】
また、便器に排出される洗浄水を洗浄ノズルに向けて噴出させる手段を設けると、温度調整時の便器に排出する洗浄水を利用して洗浄ノズルの清掃・洗浄を行うことができる。
【0008】
また、給水切換手段を、洗浄水をおしり用洗浄ノズルとビデ用洗浄ノズルに切換供給する洗浄切換弁に一体構成すると、別に切換弁等の手段を設ける必要がなく、軽量・コンパクトで安価な構成にて上記効果を得ることができる。
【0009】
また、その洗浄切換弁を、軸芯方向の第1の位置で周方向に異なった位置におしり洗浄用ポートとビデ用ポートが、軸芯方向の第2の位置でかつ周方向に異なった位置に洗浄水を便器に排出する温調用ポートが、さらに一端に流入ポートが設けられた筒弁箱と、軸芯部に流入ポートに連通する軸穴が、軸芯方向の第1の位置に対応して軸穴に連通させてノズル切換弁口が、軸芯方向の第2の位置に対応して軸穴に連通させて温調用弁口が形成され、かつ筒弁箱内に回転可能に嵌合された弁体と、弁体の回転手段とを備えた構成とすると、簡単な構成でかつ弁体の回転位置を回転手段で選択することによって、洗浄水を温調用ポートと洗浄用ポートとビデ用ポートの何れかに選択的に給水することができる。
【0010】
また、弁体の回転方向の原点位置で温調用弁口が温調用ポートと一致し、弁体を原点位置から何れかの方向に回転することによってノズル切換弁口がおしり洗浄用ポートとビデ用ポートの何れかと選択的に一致するように構成すると、原点位置の状態で洗浄水の温調を行った後、何れかの方向に弁体を回転させることによりおしり洗浄又はビデ使用を選択することができ、合理的な選択動作状態が得られる。
【0011】
また、ノズル切換弁口を、中央に形成された軸芯方向に長い貫通穴と、その軸芯方向中央部から両側に向かって狭まるように湾曲形成された調整溝とを有した構成とすると、ノズル切換弁口が洗浄用ポートと一致する位置に向けて弁体を回転させたときに、ノズル切換弁口と洗浄用ポートが重なり始めると最初少しづつ流量が増加した後急速に流量が増加し、その後完全に一致するまで徐々に流量が増加するという流量調整特性を得ることができ、洗浄時の洗浄水流量を弁体の回転位置によって精度良く調整することができる。
【0012】
また、弁体外周面のノズル切換弁口及び温調用弁口の形成部を僅かに突出させると、その部分で筒弁箱内周面と確実に密着し、洗浄水が洩れるのを簡単な構成で確実に防止することができる。
【0013】
【0014】
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の温水洗浄装置の一実施形態について、図1〜図8を参照して説明する。
【0016】
図1において、1は水道端末に接続された逆止弁で、その入口部にはストレーナ(図示せず)が内蔵され、また水抜き栓2が設けられている。逆止弁1の出口部は定流量弁3を介して止水電磁弁4に接続されている。止水電磁弁4の出口は真空破壊弁5を介してポンプモータ7にて駆動される水ポンプ6の入口に接続されている。真空破壊弁5は水ポンプ6の入口側が負圧になったときエアを導入するように構成され、またオーバーフロー水を水タンクに分岐排出するように構成されている。水ポンプ6の出口は流量センサ8を介して瞬間式加熱手段10の入口10aに接続され、流量センサ8による検出流量によってポンプモータ7を駆動制御することにより、精度良く一定流量の洗浄水を瞬間式加熱手段10に送給するように構成されている。上記逆止弁1〜流量センサ8にて給水手段9が構成されている。
【0017】
瞬間式加熱手段10は、加熱ケース11内に洗浄水が流通する蛇行水路12が設けられるとともにこの蛇行水路12に臨ませて平板状のセラミックヒータ13が配設され、出口10bに温水の温度を検出するサーミスタ14と安全用のサーモスイッチ15とが配設されている。そして、サーミスタ14の検出信号に応じてセラミックヒータ13に対する通電制御を行うことにより所定温度の温水を得るように構成されている。
【0018】
瞬間式加熱手段10の出口10bから送出された温水は湯温緩衝手段17を通ってノズルユニット18に送給され、このノズルユニット18にて局部に噴射される。
【0019】
次に、ノズルユニット18の詳細構成を図2〜図4を参照して説明する。ノズルユニット18の側面視略三角形状のケース19の傾斜上面にノズルガイド20が配設され、このノズルガイド20にておしり用洗浄ノズル21とビデ用洗浄ノズル22が、局部に向けて洗浄水を噴射する洗浄位置とケース19内に退入した位置との間で出退可能に支持されている。23a〜23dは各ノズル21、22を選択的に出退動作させるギヤ列である。24はノズルガイド20の先端部に配設されたノズルカバーであり、図3に示すように、その上面に一側で開口する給水通路25が設けられ、かつ各ノズル21、22の洗浄水噴射穴に向けて洗浄水を噴射して清掃するための清掃噴射穴26a、26bがこの給水通路25に連通させて形成されている。
【0020】
ケース19内の後部には、瞬間式加熱手段10から給水された洗浄水を何れかのノズル21又は22に選択的に供給するための洗浄切換弁27が配設されている。この洗浄切換弁27は、筒弁箱28と、その中に回転自在に嵌合された弁体29と、弁体29を任意の回転位置に回転させるモータ30にて構成されている。筒弁箱28には、図5を参照して後述するように、各ノズル21、22に洗浄水を供給するおしり洗浄用ポート31及びビデ用ポート32と、洗浄水を各ノズル21、22を通さずに排出する温調用ポート33と、瞬間式加熱手段10からの洗浄水が供給される流入ポート34とが設けられており、おしり洗浄用ポート31及びビデ用ポート32は給水ホース35、36にて各ノズル21、22の後端に接続され、温調用ポート33は給水ホース37及びカップリング38を介して給水通路25に接続され、この温調用ポート33から流出した洗浄水を清掃噴射穴26a、26bから各ノズル21、22の洗浄水噴射穴に向けて噴射させて清掃し、便器に排出するように構成されている。
【0021】
図5において、筒弁箱28の上端部にはモータ30を搭載するためのブラケット部39が設けられ、その上面に4本の位置決めピン39aと一対の取付穴39bが形成され、側面の適所にこの筒弁箱28をケース19に固定する固定片39cが突設されている。このブラケット部39の下面中央部における一側に偏芯した位置から弁筒部40が垂設されるとともに、その両側位置の上部に弁筒部40に回転自在に嵌合させた弁体29の回転範囲を規制するストッパ部41が設けられている。
【0022】
おしり洗浄用ポート31とビデ用ポート32は、弁筒部40の上部の第1の位置に周方向に互いに180°の間隔をあけて配設され、温調用ポート33は弁筒部40の下部の第2の位置に周方向におしり洗浄用ポート31とビデ用ポート32の中間の原点位置に配設されている。弁筒部40の下端には流入部42が突設され、その外周適所に流入ポート34が配設されている。
【0023】
図6、図7において、弁体29は軸体から成り、上部の操作軸部43と中間上部の切換軸部44と中間下部の温調軸部45と下端部の流入仕切鍔部46とが設けられ、各部の間にシール材装着溝47が設けられている。操作軸部43には上端面からモータ30の出力軸が嵌入係合する操作軸穴48が形成され、かつその内周面に回転力を伝達するための異径平坦面48aが形成されている。また、上端部外周には原点位置から90°づつ回転した時にストッパ部41に係合する位置決め片49が突設されている。
【0024】
弁体29にはその下端から切換軸部44にわたって軸穴50が形成されている。そして、切換軸部44には弁筒部40の第1の位置に対応して軸穴50から外周に貫通するノズル切換弁口51が形成され、温調軸部45には弁筒部40の第2の位置に対応して軸穴50から外周に貫通する温調用弁口52が形成されている。これらノズル切換弁口51と温調用弁口52は周方向に同一位置に形成されている。これによって、弁体29の回転方向の原点位置で温調用弁口52が温調用ポート33と一致し、弁体29を原点位置から何れかの方向に90°回転することによってノズル切換弁口51がおしり洗浄用ポート31とビデ用ポート32の何れかと選択的に一致するように構成されている。
【0025】
また、ノズル切換弁口51は中央に形成された軸芯方向に長い貫通穴53と、その軸芯方向中央部から両側に外広がりに湾曲形成された調整溝54とを有している。また、弁体外周面のノズル切換弁口51及び温調用弁口52の形成部分には僅かに突出する円形突出部55、56が形成されている。
【0026】
次に、以上の構成による動作を説明すると、洗浄ノズル21又は22に向けて洗浄水を給水するのに先立つ、使用者が便座に座って便座スイッチがオンした時に、予め数秒間程度止水電磁弁4及び水ポンプ6を作動させ、瞬間式加熱手段10、原点位置にセットされている洗浄切換弁27の温調用ポート33、給水通路25を通して洗浄水を清掃噴射穴26a、26bから便器に排出しながら、瞬間式加熱手段10を制御することによって洗浄水の水温を所定温度に温度調整する。また、その際に上記のように便器に排出される洗浄水が洗浄ノズル21、22の噴射穴に向けて噴出されることによって、温度調整時の洗浄水を利用して洗浄ノズルの清掃・洗浄が行われる。
【0027】
その後、使用者がおしり洗浄スイッチ又はビデスイッチをオンすることにより、止水電磁弁4及び水ポンプ6が作動し、洗浄水が瞬間式加熱手段10に送給され、瞬間式加熱手段10でサーミスタ14による検出温度に応じて通電制御されるセラミックヒータ13にて洗浄水が所定温度に加温され、さらに湯温緩衝手段17を介してノズルユニット18に給水され、その洗浄ノズル21又は22から局部に向けて洗浄水が噴射されて洗浄される。その際、上記のように洗浄水の水温が予め調整されているので、使用開始の瞬間にも適切に温度調整された洗浄水が洗浄ノズル21又は22から局部に噴射され、不快感を与える恐れが無く、常に快適な使用感が得られる。
【0028】
本実施形態においては、使用に先立つ洗浄水の温度調整時に洗浄水が便器に排出されるように切り換える手段を、洗浄切換弁27に温調用ポート33を設けてこれと一体構成したことにより、別に切換弁等の手段を設ける必要がなく、軽量・コンパクトで安価な構成で上記効果を得ることができる。また、洗浄切換弁27において、弁体29の回転方向の原点位置で温調用弁口52が温調用ポート33と一致し、弁体29を原点位置から何れかの方向に回転することによってノズル切換弁口51がおしり洗浄用ポート31とビデ用ポート32の何れかと選択的に一致するように構成しているので、原点位置の状態で洗浄水の温調を行った後、モータ30にて弁体29を何れかの方向に回転させることによりおしり洗浄又はビデ使用を選択することができ、合理的な選択動作状態が得られる。
【0029】
また、ノズル切換弁口51を、中央に形成された軸芯方向に長い貫通穴53と、その軸芯方向中央部から両側に向かって狭まるように湾曲形成された調整溝54とを有した構成としているので、図8に示すように、ノズル切換弁口51がおしり洗浄用ポート31又はビデ用ポート32と一致する位置に向けて弁体29を回転させたときに、ノズル切換弁口51と各ポート31、32が重なり始めると最初少しづつ流量が増加した後急速に流量が増加し、その後完全に一致するまで徐々に流量が増加するという流量調整特性を得ることができ、従って洗浄時の洗浄水流量を弁体29の回転位置によって精度良く調整することができる。なお、図8において、破線は弁体29が原点位置近傍にあるときの温調用ポート33に流れる洗浄水の流量を示している。
【0030】
また、本実施形態では、弁体29の外周面のノズル切換弁口51及び温調用弁口52の形成部に僅かに突出する円形突出部55、56を設けているので、その部分で筒弁箱28の弁筒部40内周面と確実に密着し、洗浄水が洩れるのを簡単な構成で確実に防止することができる。
【0031】
【発明の効果】
本発明の温水洗浄装置によれば、前記洗浄ノズルに洗浄水を給水するのに先立つ、前記便座スイッチがオンしたときの、便器への洗浄水の排出を伴う温度調節によって、使用開始の瞬間にも適切に温度調整された洗浄水が洗浄ノズルから局部に噴射され、不快感を与える恐れを無くすことができる。
【0032】
また、便器に排出される洗浄水を洗浄ノズルに向けて噴出させる手段を設けると、温度調整時の便器に排出する洗浄水を利用して洗浄ノズルの清掃・洗浄を行うことができる。
【0033】
また、給水切換手段を、洗浄水をおしり用洗浄ノズルとビデ用洗浄ノズルに切換供給する洗浄切換弁に一体構成すると、別に切換弁等の手段を設ける必要がなく、軽量・コンパクトで安価に上記効果を得ることができる。
【0034】
また、その洗浄切換弁を、軸芯方向の第1の位置で周方向に異なった位置におしり洗浄用ポートとビデ用ポートが、軸芯方向の第2の位置でかつ周方向に異なった位置に洗浄水を便器に排出する温調用ポートが、さらに一端に流入ポートが設けられた筒弁箱と、軸芯部に流入ポートに連通する軸穴が、軸芯方向の第1の位置に対応して軸穴に連通させてノズル切換弁口が、軸芯方向の第2の位置に対応して軸穴に連通させて温調用弁口が形成され、かつ筒弁箱内に回転可能に嵌合された弁体と、弁体の回転手段とを備えた構成とすると、簡単な構成でかつ弁体の回転位置を回転手段で選択することによって、洗浄水を温調用ポートと洗浄用ポートとビデ用ポートの何れかに選択的に給水することができる。
【0035】
また、弁体の回転方向の原点位置で温調用弁口が温調用ポートと一致し、弁体を原点位置から何れかの方向に回転することによってノズル切換弁口がおしり洗浄用ポートとビデ用ポートの何れかと選択的に一致するように構成すると、原点位置の状態で洗浄水の温調を行った後、何れかの方向に弁体を回転させることによりおしり洗浄又はビデ使用を選択することができ、合理的な選択動作状態が得られる。
【0036】
また、ノズル切換弁口を、中央に形成された軸芯方向に長い貫通穴と、その軸芯方向中央部から両側に向かって狭まるように湾曲形成された調整溝とを有した構成とすると、ノズル切換弁口が洗浄用ポートと一致する位置に向けて弁体を回転させたときに、ノズル切換弁口と洗浄用ポートが重なり始めると最初少しづつ流量が増加した後急速に流量が増加し、その後完全に一致するまで徐々に流量が増加するという流量調整特性を得ることができ、洗浄時の洗浄水流量を弁体の回転位置によって精度良く調整することができる。
【0037】
また、弁体外周面のノズル切換弁口及び温調用弁口の形成部を僅かに突出させると、その部分で筒弁箱内周面と確実に密着し、洗浄水が洩れるのを簡単な構成で確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の温水洗浄装置の一実施形態の全体概略構成図である。
【図2】 同実施形態のノズルユニットの部分断面正面図である。
【図3】 図2のA−A矢視断面図である。
【図4】 同実施形態のノズルユニットの背面図である。
【図5】 同実施形態の洗浄切換弁における筒弁箱を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は(b)のB−B矢視断面図である。
【図6】 同実施形態の洗浄切換弁における弁体を示し、(a)は側面図、(b)は正面図、(c)は(a)の下面図である。
【図7】 同実施形態の洗浄切換弁における弁体の詳細を示し、(a)は縦断側面図、(b)は(a)のC−C矢視図、(c)は(a)のD−D矢視断面図である。
【図8】 同実施形態の洗浄切換弁における弁体回転位置と流量の特性図である。
【符号の説明】
10 瞬間式加熱手段
18 ノズルユニット
21 おしり用洗浄ノズル
22 ビデ用洗浄ノズル
26a、26b 清掃噴射穴
27 洗浄切換弁
28 筒弁箱
29 弁体
30 モータ(回転手段)
31 おしり洗浄用ポート
32 ビデ用ポート
33 温調用ポート
34 流入ポート
50 軸穴
51 ノズル切換弁口
52 温調用弁口
53 貫通穴
54 調整溝
55 円形突出部
56 円形突出部

Claims (8)

  1. 洗浄水を瞬間式加熱手段を通して洗浄ノズルに向けて給水しながら瞬間式加熱手段を制御して洗浄水の水温を所定温度に温度調整するようにした温水洗浄装置において、瞬間式加熱手段と洗浄ノズルとの間に、洗浄水を洗浄ノズルに対する給水と便器への排出とに切り換える給水切換手段を設け、便座と、使用者が前記便座に座ったらオンする便座スイッチとを備え、前記洗浄ノズルに洗浄水を給水するのに先立つ、前記便座スイッチがオンしたとき、前記給水切換手段を便器への排出に切り換え、洗浄水を便器に排出しながら、前記瞬間加熱手段を制御し、洗浄水を所定温度に温度調節することを特徴とする温水洗浄装置。
  2. 便器に排出される洗浄水を洗浄ノズルに向けて噴出させる手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の温水洗浄装置。
  3. 給水切換手段は、洗浄水をおしり用洗浄ノズルとビデ用洗浄ノズルに切換供給する洗浄切換弁に一体構成したことを特徴とする請求項1又は2記載の温水洗浄装置。
  4. 洗浄切換弁は、軸芯方向の第1の位置で周方向に異なった位置におしり洗浄用ポートとビデ用ポートが、軸芯方向の第2の位置でかつ周方向に異なった位置に洗浄水を便器に排出する温調用ポートが、さらに一端に流入ポートが設けられた筒弁箱と、軸芯部に流入ポートに連通する軸穴が、軸芯方向の第1の位置に対応して軸穴に連通させてノズル切換弁口が、軸芯方向の第2の位置に対応して軸穴に連通させて温調用弁口が形成され、かつ筒弁箱内に回転可能に嵌合された弁体と、弁体の回転手段とを備えたことを特徴とする請求項3記載の温水洗浄装置。
  5. 弁体の回転方向の原点位置で温調用弁口が温調用ポートと一致し、弁体を原点位置から何れかの方向に回転することによってノズル切換弁口がおしり洗浄用ポートとビデ用ポートの何れかと選択的に一致するように構成したことを特徴とする請求項4記載の温水洗浄装置。
  6. ノズル切換弁口は、中央に形成された軸芯方向に長い貫通穴と、その軸芯方向中央部から両側に向かって狭まるように湾曲形成された調整溝とを有することを特徴とする請求項5記載の温水洗浄装置。
  7. 弁体外周面のノズル切換弁口及び温調用弁口の形成部を僅かに突出させたことを特徴とする請求項4〜6の何れかに記載の温水洗浄装置。
  8. 給水切換手段はノズルに対する給水量を調整する流量調整手段を一体に備えたものである請求項1〜7の何れかに記載の温水洗浄装置。
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