JP2004003302A - 洗浄便座 - Google Patents
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Abstract
【課題】取り付けの手間が少なく、露出することのない尿瓶洗浄機能を提供する。
【解決手段】尿瓶洗浄スイッチ3cがオン操作されている場合は洗浄便座のノズル装置4のモータ4cによりシリンダ4bからノズル本体4aを進出させ、ノズル本体4aの先端の噴出口4dから便器本体1の溜水面の方向に水または温水が噴出され、尿瓶またはパウチ洗浄を開始し、同時に手元を照らすためにライトを点灯する(ステップS7)。次に1分経過したかどうかを確認し(ステップS8)、1分経過すると噴出口4d(または噴出口4f)からの噴出を停止し尿瓶洗浄を停止し、同時にライトも消灯する(ステップS9)。
【選択図】 図6
【解決手段】尿瓶洗浄スイッチ3cがオン操作されている場合は洗浄便座のノズル装置4のモータ4cによりシリンダ4bからノズル本体4aを進出させ、ノズル本体4aの先端の噴出口4dから便器本体1の溜水面の方向に水または温水が噴出され、尿瓶またはパウチ洗浄を開始し、同時に手元を照らすためにライトを点灯する(ステップS7)。次に1分経過したかどうかを確認し(ステップS8)、1分経過すると噴出口4d(または噴出口4f)からの噴出を停止し尿瓶洗浄を停止し、同時にライトも消灯する(ステップS9)。
【選択図】 図6
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、局部を洗浄する機能を備えた洗浄便座に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、被介護者のいるような住宅、病院、診療所等において、患者等の尿を入れた尿瓶を洗浄したり、オストメイト(人工肛門保有者)のパウチを洗浄するための尿瓶洗浄水栓は、特許文献1に示すようなものがある。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−232321号公報
【0004】
図14はこの従来の尿瓶洗浄水栓を示した斜視図である。
図14において、尿瓶洗浄水栓16は、水洗便器17の近傍に装備されたものであり、レバ−18が一体的に取り付けられた回動可能なハンドル19と、レバ−18を操作することによりハンドル19が所定角度回動されたとき開弁し、外部から供給された水道水を通過させる弁部が内蔵された本体21と、本体21に接続されたホ−ス22と、ホ−ス22の先端部に取り付けられてハンドル16が所定角度回動されたとき、水道水を吐出させる吐出口24が開口された吐出管25とを基本的な構成部材とするものである。上記ホ−ス22の中間部を支持するためにホ−ス支持部材26が、水洗便器17のフラッシュバルブ10の下部に設けられている。また、フラッシュバルブ10の上部には、吐出管25を取り外し可能に掛止する掛止フック11が設けられている。そして、尿瓶の洗浄時等に、この掛止フック11に吐出管25が掛止されていると、便座12の開口12Aから延出された吐出管25の吐出口24は、便器本体1の鉢部14の中央部に水道水が落下する位置にあるため、吐出口24から吐出された水道水は鉢部14の中央部に落ちる。一方、尿瓶の洗浄をしないような場合には、吐出管25が掛止フック11から外され、水洗便器17の側に置かれた収納ボックス15に収納されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の尿瓶洗浄水栓は専用に設置する必要があり、取り付け施工の手間がかかるという問題点や、常に露出しているために邪魔になるという問題点があった。
【0006】
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、取り付けの手間が少なく、露出することのない尿瓶洗浄機能を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段及びその作用・効果】
上記目的を達成するために請求項1では、便器に固定して局部洗浄を行なう洗浄便座において、便座に座った人の局部に向けて洗浄水を噴射する第一の洗浄水噴射手段と、便器での尿瓶やパウチの洗浄を行なうために洗浄水を吐出する第二の洗浄水噴射手段とを有する洗浄ノズルと、前記洗浄ノズルからの洗浄水の供給を制御する制御部を備えた構成とした。
【0008】
よって、洗浄便座のノズル装置に設けられた洗浄ノズルから水または温水が噴出されて尿瓶やパウチの洗浄を行うことが可能になり、わざわざ尿瓶洗浄水栓を設置する必要がなくなる。
【0009】
請求項2では、請求項1に記載の洗浄便座において、前記第二の洗浄水噴射手段による洗浄水の噴出は、前記洗浄ノズルの先端部から洗浄ノズルの軸方向に洗浄水を噴出する構成とした。
【0010】
よって、洗浄便座のノズル装置に設けられた第二の噴出部から水または温水が大便器内に噴出されて尿瓶やパウチの洗浄を行うことが可能になり、洗浄水が大便器の外に飛散することを抑えることができる。
【0011】
請求項3では、請求項1に記載の洗浄便座において、前記第二の洗浄水噴射手段による洗浄水の噴出は、前記洗浄ノズルの先端部から大便器の溜水面に向け洗浄水を噴出する構成とした。
【0012】
よって、洗浄便座のノズル装置に設けられた第二の噴出部から水または温水が大便器内に噴出されて尿瓶やパウチの洗浄を行うことが可能になり、洗浄水が大便器の外に飛散することを抑えることができる。
【0013】
請求項4では、請求項1乃至3のいずれかに記載の洗浄便座において、使用者の便座への着座を検出するための着座センサーを備え、前記制御部は、前記着座センサーの着座検出時のみ前記第一の洗浄水噴射手段による洗浄水の噴出を許可し、前記第二の洗浄水噴射手段による洗浄水の噴出は前記着座センサーの検出信号によらず許可することとした。
【0014】
よって、使用者が洗浄便座に着座しなくても洗浄便座のノズル装置に設けられた第二の噴出部から水または温水が噴出されて尿瓶やパウチの洗浄を行うことが可能になる。
【0015】
請求項5では、請求項1乃至4のいずれかに記載の洗浄便座において、前記制御部は、前記第二の洗浄水噴射手段による洗浄水の噴出を、噴出開始から所定時間後に自動で停止することとした。
【0016】
よって、予め設定された、尿瓶やパウチの洗浄が終了するに十分な時間が来ると第二の噴出部からの洗浄水の噴出が自動的に停止され、洗浄により汚れた手で操作部を触らずに済み清潔である。
【0017】
請求項6では、請求項1乃至5のいずれかに記載の洗浄便座において、前記洗浄ノズル近傍を照らす照明手段を備え、前記制御部は、前記第二の洗浄水噴射手段による洗浄水噴出中は前記照明手段を点灯させることとした。
【0018】
尿瓶やパウチの洗浄時には人体により天井等の上部からの照明がさえぎられ、手元が暗くなってしまうが、洗浄便座の照明手段が点灯されるため手元が明るくなり、尿瓶やパウチを洗浄しやすくできる。
【0019】
請求項7では、請求項1乃至6のいずれかに記載の洗浄便座において、前記第二の洗浄水噴射手段による洗浄水の噴出流量は、前記第一の洗浄水噴射手段による洗浄水の噴出流量よりも大きく設定されるようにした。
【0020】
よって、第二の洗浄水噴射手段により、第一の洗浄水噴射手段による洗浄水の噴出流量よりも多めに噴出されるため、尿瓶やパウチを洗浄する場合に尿瓶やパウチ内に水を早く溜めて洗浄を行うことができる。
【0021】
請求項8では、請求項1乃至7のいずれかに記載の洗浄便座において、前記第一の洗浄水噴射手段による洗浄水の噴出と前記第二の洗浄水噴射手段による洗浄水の噴出を切り替えるための流路切替え弁を前記洗浄ノズルに内蔵する構成とした。
【0022】
よって、流路切替え弁がノズル本体と共に所定の軌跡に沿って進退するため、流路切替え弁と洗浄水の噴出孔とを接続する流路を短くすることができ、流路に使用する材料の使用量を少なくすることができる。
【0023】
請求項9では、請求項1乃至8のいずれかに記載の洗浄便座において、前記第二の洗浄水噴射手段による洗浄水の温度は、前記第一の洗浄水噴射手段による洗浄水の噴出温度よりも低く設定されるようにした。
【0024】
そもそも尿瓶やパウチを洗浄する場合は、洗浄水が直接手などの肌に触れることがないため、温水を吐水する必要性が低く、第二の洗浄噴射手段からの噴出温度を低く設定することで省エネルギーを図ることができる。
【0025】
請求項10では、請求項1乃至8のいずれかに記載の洗浄便座において、前記第二の洗浄水噴射手段による洗浄水の噴出流路は、洗浄水を温水に加熱するための熱交換器を迂回して成る構成とした。
【0026】
よって、尿瓶洗浄時に熱交換器を迂回させることにより、流路の圧力損失を抑えることができ、パウチや尿瓶洗浄時の第二の洗浄水噴射手段からの吐水流量を増大させることができる。また、熱交換器が貯湯式の場合、パウチや尿瓶洗浄により熱交換器内の温水が全て吐水され、次の使用者がおしり、ビデ洗浄を行う際に湯切れしてしまっている事を防止することもできる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面によりに説明する。
先ずは図1〜図6を用いて概要を説明し、図7〜図13を用いての詳細説明については後述する。
【0028】
図1は本発明に係わる洗浄便座を備えた便器装置である。
便器本体1に洗浄便座機能のケーシング2を固定し、ケーシング2には便座2a及び便蓋2bを取り付けると共に各機能部を操作するための操作盤2cをケーシング2の表面に備えたものである。便座2aには使用者の着座を検出するための着座センサー9が備えられている。そして、ケーシング2から便座2aの下を潜って進退動作するノズル装置4を組み込み、このノズル装置4のストローク方向の位置を変更することによって洗浄ポイントを任意に設定できるようになっている。
なお、着座センサー9は、便座2aに内蔵せずに、ケーシング2に投受光方式のセンサーを設ける形式であってもよい。
【0029】
図2は本発明に係わる洗浄便座のノズル装置4への洗浄水の供給系を示すもので、人体局部への洗浄水噴射を示す概略図である。
ノズル装置4への洗浄水の流路には、ケーシング2の外部の給水配管に接続され流路の開閉及び調圧のための開閉弁と調圧弁を内蔵したバルブユニット5、給水を加熱する温水タンク6、温水タンク6からの洗浄水の流量を設定する流量制御弁7をそれぞれ組み込む。ノズル装置4はノズル本体4aとこれを進退自在に支持するシリンダ4bを備え、モータ4cの出力軸をこのノズル本体4aに機械的に連接することによってノズル本体4aの軸線方向に往復動作させる。ノズル本体4aの先端にはおしり洗浄やビデ洗浄などの局部洗浄のための噴出口4dが設けられており、矢印Aの方向に水または温水が噴出されるようになっている。また、ノズル装置4の制御を含めて洗浄水の供給を制御するための制御部8を備え、これによってバルブユニット5の開閉,温水タンク6の温度センサ6bからの信号に基づくヒータ6aの発熱量,流量制御弁7を制御する。なお、ケーシング2の中には洗浄機能部だけでなく、乾燥用の温風ファン,消臭用のファン及びカセット等を組み込むことは任意であり、これらの機能部の操作も同様に操作盤2cによって行うものとする。
なお、図1の例では、便器本体1を正面から見て右側すなわち便座2aに座っている人にとっては左手の壁に、リモートコントローラ3がそのハンガー3aによって保持されている。このリモートコントローラ3は従来例と同様に赤外線の投光部を持ち、これからの赤外線信号をケーシング2の受光窓2dに送って制御部8に入力可能としたものである。
【0030】
図3は本発明の洗浄便座のノズル装置4への洗浄水の供給系を示す第一の概略図である。
ノズル本体4aの先端には局部洗浄のための噴出口4dに加えてさらに尿瓶洗浄のための第二の噴出口4eが設けられており、便器本体の溜水面に向かう矢印Bの方向に水または温水が噴出されるようになっている。この第二の噴出口4eの前方に尿瓶やパウチを配置し洗浄を行うことができるようになっている。
【0031】
図4は本発明の洗浄便座のノズル装置4への洗浄水の供給系を示す第二の概略図である。
ノズル本体4aの先端には局部洗浄のための噴出口4dに加えてさらに尿瓶洗浄のための第二の噴出口4fが設けられており、便器本体の溜水面に向かう矢印Cの方向に水または温水が噴出されるようになっている。この第二の噴出口4fの前方に尿瓶やパウチを配置し洗浄を行うことができるようになっている。
【0032】
図5は本発明の洗浄便座のリモートコントローラ3の正面図である。
リモートコントローラ3にはビデ洗浄の際にオン操作するビデ洗浄スイッチ3aと、おしり洗浄の際にオン操作するおしり洗浄スイッチ3bと、尿瓶やパウチを洗浄する際にオン操作する尿瓶スイッチ3cが設けられている。また、言うまでもないが、このリモートコントローラ3には、各洗浄を停止する止スイッチが設けられている。
【0033】
図6は本発明の洗浄便座の局部洗浄と尿瓶洗浄の制御フローである。
まず、リモートコントローラ3のおしり洗浄スイッチ3bがオン操作されたかどうかを確認する(ステップS1)。おしり洗浄スイッチ3bがオン操作されている場合は使用者が着座しているかどうかを着座センサー9の検出信号により確認する(ステップS2)。着座が検出されている場合はノズル装置4のモータ4cによりシリンダ4bからノズル本体4aを進出させ、ノズル本体4aの先端の噴出口4dから矢印Aの方向に水または温水が噴出され局部洗浄を開始する(ステップS3)。おしり洗浄スイッチ3bがオフ操作されると噴出口4dからの噴出を停止し局部洗浄を終了する(ステップS5)。ステップS1でおしり洗浄スイッチ3bがオン操作されていない場合は尿瓶洗浄スイッチ3cがオン操作されているかどうかを確認する(ステップS6)。尿瓶洗浄スイッチ3cがオン操作されている場合はノズル装置4のモータ4cによりシリンダ4bからノズル本体4aを進出させ、ノズル本体4aの先端の噴出口4dから矢印Bの方向(または噴出口4fから矢印C方向)に水または温水が噴出され尿瓶またはパウチ洗浄を開始し、同時に手元を照らすためにノズル本体4aの先端に設けられたライト304(図8参照)を点灯する(ステップS7)。次に1分経過したかどうかを確認し(ステップS8)、1分経過すると噴出口4d(または噴出口4f)からの噴出を停止し尿瓶洗浄を停止し、同時にライト304も消灯する(ステップS9)。以上のように、使用者が洗浄便座に着座しなくても洗浄便座のノズル装置に設けられた第二の噴出部から水または温水が噴出されて尿瓶やパウチの洗浄を行うことが可能になる。また、予め設定された、尿瓶やパウチの洗浄が終了するに十分な時間が来ると第二の噴出部からの洗浄水の噴出が自動的に停止され、洗浄により汚れた手で操作部を触らずに済み清潔である。
なお、この制御フローでは、噴出口4d(すなわち第二の噴出部)からの噴射時に手元照明手段となるライト304を点灯させているが、ライト304を備えない構成とすることも可能である。
【0034】
次に、図7〜図13を用いて詳細の構成を説明する。
【0035】
図7は、本発明の実施の形態に係るノズル装置4の詳細斜視図である。
図7に示すように、ノズル装置4は、洗浄水を噴射するノズルヘッド43を有するノズル本体44と、流調切替弁(図9参照)の一部を構成する流調モータ62と、ノズル伸縮駆動モータ46と、このノズル伸縮駆動モータ46の正逆回転を前後に変換してノズル本体44に伝達する伝達機構90、100、110、130と、ノズル本体44を図示しない便器ボール部側で摺動自在に保持するノズル保持部80と、ノズル本体44をノズル進退軌道に沿って案内する案内レール部70と、洗浄水を給水する給水チューブ(給水流路)140等を有する。
伝達機構は、ノズル伸縮駆動モータ46の回転軸に固定された駆動プーリ110と、ノズル駆動軌跡45に沿った前後の従動プーリ130と、これらプーリ130に掛け渡されたタイミングベルト90と、このタイミングベルト90にテンションを与えるテンショナー100とを有する。タイミングベルト90は、ノズル本体44のベルト把持体50を介して、当該ノズル本体44と係合・固定されている。よって、このノズル本体44は、タイミングベルト90の正逆回転に応じて前後に進退駆動する。
なお、給水チューブ140は、熱交換器36と洗浄ノズル44とを接続しており、また、可撓性を有するので、洗浄ノズル本体44の進退に伴って変形自在である。
【0036】
図8は、ノズルヘッド43の拡大概略斜視図である。
ノズルヘッド43には、おしり洗浄のための洗浄水を吐水するおしり洗浄孔301、ビデ洗浄のための洗浄水を吐水するビデ洗浄孔302、尿瓶洗浄のための洗浄水を吐水する尿瓶洗浄孔303がそれぞれ形成されている。さらに尿瓶洗浄孔303の横には尿瓶洗浄時に手元を照らすためのライト304が備えられている。尿瓶やパウチの洗浄時には人体により天井等の上部からの照明がさえぎられ、手元が暗くなってしまうが、洗浄便座の照明手段が点灯されるため手元が明るくなり、尿瓶やパウチを洗浄しやすくできる。なお、図8中の点線で描かれた流路はおしり洗浄孔301、ビデ洗浄孔302、尿瓶洗浄孔303に連通する吐水流路を現しており、ノズル本体44の軸方向に沿って形成されている。本実施例では尿瓶洗浄孔303をノズルヘッド43の先端面に設けたが、尿瓶洗浄孔303をノズルヘッド43の裏面に設け、大便器の溜水面に向け洗浄水が吐水されるように構成してもよい。
【0037】
図9は、人体局部に対して噴射する洗浄水の流量と流路を切り替える流調切替弁の分解斜視図である。
図9に示すように、流調切替弁は、コイル巻線部分が樹脂モールドされており、駆動軸62aを有する流調モータ62と、十字穴付のナベタッピンネジ150と、押板160と、Oリング170と、収納ボディ180と、Yパッキン190と、一端を駆動軸62a他端をロータ230に結合される支持部200と、シールフランジ210と、スプリング220と、ロータ230と、ステータ240と、ステータシール250と、から構成されている。なお、ロータ230とステータ240は、ノズル本体44におしり、ビデ、尿瓶吐水流路(図8の点線で示す)を跨ぐように内蔵される。
【0038】
図10(a)〜(b)は、流調切替弁の構成部品のうち、弁機能を果たすロータ230とステータ240の上面図である。
図10(a)に示すように、ロータ230には、大穴231と、小穴232が貫通するように形成されている。また、図4(b)に示すように、ステータ240には、ビデ洗浄孔302に通じるビデ穴241、おしり洗浄孔301に通じるおしり穴242、尿瓶洗浄孔303に通じる尿瓶洗浄穴243が貫通するように形成されている。なお、図10に示すα、βは、それぞれロータ230とステータ240の回転軸であり、この回転軸を中心としてロータ230とステータ240は回転するのである。
【0039】
図11(a)〜(d)は、駆動軸62a・支持部200を介して駆動モータ62の駆動トルクが伝達され回転するロータ230が、おしり、ビデ、尿瓶洗浄吐水流路(図8の点線で示す)へそれぞれ貫通する穴が形成されたステータ240上を回転した様子を示したものであり、具体的には、それぞれ図(a)は待機状態、図(b)はビデ穴開状態、図(c)はおしり穴開状態、図(d)は尿瓶洗浄穴開状態を示している。
【0040】
以上説明したように流調切替え弁がノズル本体44と共に所定の軌跡に沿って進退するため、流調切替え弁と洗浄水の噴出孔とを接続する流路を短くすることができ、流路に使用する材料の使用量を少なくすることができる。
【0041】
図12は、本発明の洗浄便座のノズル装置4への洗浄水の供給系を示す詳細図である。
水道源側(上流側)から、320は給水接続部、322は逆流防止のための逆止弁、324は給水された洗浄水中の異物を除去するストレーナ、326は給水圧の変動によらず下流を一定の圧力に保つ調圧弁、30は主流路電磁弁、34は下流の圧力が上昇した場合にその圧力上昇を抑えるためのリリーフ弁、36は給水された洗浄水を加熱するヒーターを備えた熱交換器、38は真空破壊弁、40は流調弁、42は切替弁、44は先端に図8に示すノズルヘッド43を有する伸縮自在なノズル本体、46はノズル伸縮駆動モータである。主流路電磁弁30が開弁されるとノズル本体44から洗浄水が吐水される。切替弁42によりおしり洗浄孔301、ビデ洗浄孔302、尿瓶洗浄孔303への吐水経路が切り替えられる。尿瓶やパウチを洗浄する場合は、尿瓶やパウチ内に一旦水を溜めてから洗浄を行うため、おしり洗浄、ビデ洗浄より吐水流量を多くする必要がある。そこで、尿瓶洗浄孔303から洗浄水が吐水される場合は、流調弁40によりおしり洗浄、ビデ洗浄より吐水流量が多くなるように調整される。
【0042】
図13は、本発明の洗浄便座のノズル装置4への洗浄水の供給系を示す別の詳細図である。
図12との違いは、調圧弁326の下流で熱交換器36を通過する主流路141と熱交換器36を迂回し流調弁40の手前で主流路と合流する副流路142を形成している点である。副流路には副流路電磁弁32が備えられている。おしり洗浄とビデ洗浄の場合は、主流路電磁弁30が開弁されノズル本体44から洗浄水が吐水される。尿瓶洗浄の場合は副流路電磁弁32が開弁され、熱交換器36を迂回してノズル本体44から吐水される。この際、副流路電磁弁32と主流路電磁弁30の両方を開弁し混合水をノズル本体44から吐水するようにしてもよいし、副流路電磁弁32のみを開弁し水のみを吐水するようにしてもよい。そもそも尿瓶やパウチを洗浄する場合は、洗浄水が直接手などの肌に触れることがないため、温水を吐水する必要性が低い。よって、尿瓶洗浄時に熱交換器36を迂回させることにより、流路の圧力損失を抑えることができ、尿瓶洗浄時のノズルヘッド43からの吐水流量を増大させることができる。また、熱交換器36が貯湯式の場合、尿瓶洗浄により熱交換器内の温水が全て吐水され、次の使用者がおしり、ビデ洗浄を行う際に湯切れしてしまっている事を防止することもできる。また、温水を不必要に使用しないため省エネルギーを図ることもできる。
【0043】
なお、ここで、流調弁40、切替弁42を便宜上別々のブロックとしているが、図9〜図11で説明したように、実質上はロータ230とステータ240を有する流調切替弁である。この場合、図9〜図11で説明したように、流調切替弁40、42は、流入路と流出路の連通面積をロータ230の回転角度により、選択的に可変かつ止水可能な構成としている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる洗浄便座を備えた便器装置
【図2】本発明に係わる洗浄便座のノズル装置4への洗浄水の供給系を示すもので、人体局部への洗浄水噴射を示す概略図
【図3】本発明の洗浄便座のノズル装置4への洗浄水の供給系を示す第一の概略図
【図4】本発明の洗浄便座のノズル装置4への洗浄水の供給系を示す第二の概略図
【図5】本発明の洗浄便座のリモートコントローラ3の正面図
【図6】本発明の洗浄便座の局部洗浄と尿瓶洗浄の制御フロー
【図7】従来の尿瓶洗浄水栓を示した斜視図
【図8】ノズルヘッド43の拡大概略斜視図
【図9】流調切替弁の分解斜視図
【図10】流調切替弁のロータ230とステータ240の上面図
【図11】ロータ230が、おしり、ビデ、尿瓶洗浄吐水流路へそれぞれ貫通する穴が形成されたステータ240上を回転した様子を示した図
【図12】本発明の洗浄便座のノズル装置4への洗浄水の供給系を示す詳細図
【図13】本発明の洗浄便座のノズル装置4への洗浄水の供給系を示す別の詳細図
【図14】従来の尿瓶洗浄水栓を示した斜視図
【符号の説明】
1…便器本体
2…ケーシング
2a…便座
2b…便蓋
2c…操作盤
3…リモートコントローラ
3b…おしり洗浄スイッチ
3c…尿瓶スイッチ
3a…ハンガー
4…ノズル装置
4a…ノズル本体
4b…シリンダ
4c…モータ
4d…噴出口(おしり洗浄孔、ビデ洗浄孔等)
4e…第二の噴出口(尿瓶洗浄孔)
4f…第二の噴出口(尿瓶洗浄孔)
5…バルブユニット
6…温水タンク
6a…ヒータ
6b…温度センサ
7…流量制御弁
8…制御部
9…着座センサー
10…フラッシュバルブ
11…掛止フック
12…便座
12A…開口
14…鉢部
15…収納ボックス
16…尿瓶洗浄水栓
17…水洗便器
18…レバ−
19…ハンドル
21…本体
22…ホ−ス
24…吐出口
25…吐出管
26…ホース支持部材
30…主流路電磁弁
32…胴体洗浄電磁弁
34…リリーフ弁
36…熱交換器
38…真空破壊弁
40…流調弁
42…切替弁
43…ノズルヘッド
44…ノズル本体
45…ノズル進退軌道
46…ノズル伸縮駆動モータ
47…進出収納口
48…洗浄水圧力変動部
50…ベルト把持体
62…流調モータ
62a…駆動軸
70…案内レール部
80…ノズル保持部
90…タイミングベルト
100…テンショナー
110…駆動プーリ
130…従動プーリ
140…給水チューブ(給水流路)
150…ナベタッピンネジ
160…押板
170…Oリング
180…収納ボディ
190…Yパッキン
200…支持部
210…シールフランジ
220…スプリング
230…ロータ
240…ステータ
250…ステータシール
301…おしり洗浄孔
302…ビデ洗浄孔
303…尿瓶洗浄孔
320…ストレーナ
322…逆止弁
326…調圧弁
【発明の属する技術分野】
本発明は、局部を洗浄する機能を備えた洗浄便座に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、被介護者のいるような住宅、病院、診療所等において、患者等の尿を入れた尿瓶を洗浄したり、オストメイト(人工肛門保有者)のパウチを洗浄するための尿瓶洗浄水栓は、特許文献1に示すようなものがある。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−232321号公報
【0004】
図14はこの従来の尿瓶洗浄水栓を示した斜視図である。
図14において、尿瓶洗浄水栓16は、水洗便器17の近傍に装備されたものであり、レバ−18が一体的に取り付けられた回動可能なハンドル19と、レバ−18を操作することによりハンドル19が所定角度回動されたとき開弁し、外部から供給された水道水を通過させる弁部が内蔵された本体21と、本体21に接続されたホ−ス22と、ホ−ス22の先端部に取り付けられてハンドル16が所定角度回動されたとき、水道水を吐出させる吐出口24が開口された吐出管25とを基本的な構成部材とするものである。上記ホ−ス22の中間部を支持するためにホ−ス支持部材26が、水洗便器17のフラッシュバルブ10の下部に設けられている。また、フラッシュバルブ10の上部には、吐出管25を取り外し可能に掛止する掛止フック11が設けられている。そして、尿瓶の洗浄時等に、この掛止フック11に吐出管25が掛止されていると、便座12の開口12Aから延出された吐出管25の吐出口24は、便器本体1の鉢部14の中央部に水道水が落下する位置にあるため、吐出口24から吐出された水道水は鉢部14の中央部に落ちる。一方、尿瓶の洗浄をしないような場合には、吐出管25が掛止フック11から外され、水洗便器17の側に置かれた収納ボックス15に収納されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の尿瓶洗浄水栓は専用に設置する必要があり、取り付け施工の手間がかかるという問題点や、常に露出しているために邪魔になるという問題点があった。
【0006】
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、取り付けの手間が少なく、露出することのない尿瓶洗浄機能を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段及びその作用・効果】
上記目的を達成するために請求項1では、便器に固定して局部洗浄を行なう洗浄便座において、便座に座った人の局部に向けて洗浄水を噴射する第一の洗浄水噴射手段と、便器での尿瓶やパウチの洗浄を行なうために洗浄水を吐出する第二の洗浄水噴射手段とを有する洗浄ノズルと、前記洗浄ノズルからの洗浄水の供給を制御する制御部を備えた構成とした。
【0008】
よって、洗浄便座のノズル装置に設けられた洗浄ノズルから水または温水が噴出されて尿瓶やパウチの洗浄を行うことが可能になり、わざわざ尿瓶洗浄水栓を設置する必要がなくなる。
【0009】
請求項2では、請求項1に記載の洗浄便座において、前記第二の洗浄水噴射手段による洗浄水の噴出は、前記洗浄ノズルの先端部から洗浄ノズルの軸方向に洗浄水を噴出する構成とした。
【0010】
よって、洗浄便座のノズル装置に設けられた第二の噴出部から水または温水が大便器内に噴出されて尿瓶やパウチの洗浄を行うことが可能になり、洗浄水が大便器の外に飛散することを抑えることができる。
【0011】
請求項3では、請求項1に記載の洗浄便座において、前記第二の洗浄水噴射手段による洗浄水の噴出は、前記洗浄ノズルの先端部から大便器の溜水面に向け洗浄水を噴出する構成とした。
【0012】
よって、洗浄便座のノズル装置に設けられた第二の噴出部から水または温水が大便器内に噴出されて尿瓶やパウチの洗浄を行うことが可能になり、洗浄水が大便器の外に飛散することを抑えることができる。
【0013】
請求項4では、請求項1乃至3のいずれかに記載の洗浄便座において、使用者の便座への着座を検出するための着座センサーを備え、前記制御部は、前記着座センサーの着座検出時のみ前記第一の洗浄水噴射手段による洗浄水の噴出を許可し、前記第二の洗浄水噴射手段による洗浄水の噴出は前記着座センサーの検出信号によらず許可することとした。
【0014】
よって、使用者が洗浄便座に着座しなくても洗浄便座のノズル装置に設けられた第二の噴出部から水または温水が噴出されて尿瓶やパウチの洗浄を行うことが可能になる。
【0015】
請求項5では、請求項1乃至4のいずれかに記載の洗浄便座において、前記制御部は、前記第二の洗浄水噴射手段による洗浄水の噴出を、噴出開始から所定時間後に自動で停止することとした。
【0016】
よって、予め設定された、尿瓶やパウチの洗浄が終了するに十分な時間が来ると第二の噴出部からの洗浄水の噴出が自動的に停止され、洗浄により汚れた手で操作部を触らずに済み清潔である。
【0017】
請求項6では、請求項1乃至5のいずれかに記載の洗浄便座において、前記洗浄ノズル近傍を照らす照明手段を備え、前記制御部は、前記第二の洗浄水噴射手段による洗浄水噴出中は前記照明手段を点灯させることとした。
【0018】
尿瓶やパウチの洗浄時には人体により天井等の上部からの照明がさえぎられ、手元が暗くなってしまうが、洗浄便座の照明手段が点灯されるため手元が明るくなり、尿瓶やパウチを洗浄しやすくできる。
【0019】
請求項7では、請求項1乃至6のいずれかに記載の洗浄便座において、前記第二の洗浄水噴射手段による洗浄水の噴出流量は、前記第一の洗浄水噴射手段による洗浄水の噴出流量よりも大きく設定されるようにした。
【0020】
よって、第二の洗浄水噴射手段により、第一の洗浄水噴射手段による洗浄水の噴出流量よりも多めに噴出されるため、尿瓶やパウチを洗浄する場合に尿瓶やパウチ内に水を早く溜めて洗浄を行うことができる。
【0021】
請求項8では、請求項1乃至7のいずれかに記載の洗浄便座において、前記第一の洗浄水噴射手段による洗浄水の噴出と前記第二の洗浄水噴射手段による洗浄水の噴出を切り替えるための流路切替え弁を前記洗浄ノズルに内蔵する構成とした。
【0022】
よって、流路切替え弁がノズル本体と共に所定の軌跡に沿って進退するため、流路切替え弁と洗浄水の噴出孔とを接続する流路を短くすることができ、流路に使用する材料の使用量を少なくすることができる。
【0023】
請求項9では、請求項1乃至8のいずれかに記載の洗浄便座において、前記第二の洗浄水噴射手段による洗浄水の温度は、前記第一の洗浄水噴射手段による洗浄水の噴出温度よりも低く設定されるようにした。
【0024】
そもそも尿瓶やパウチを洗浄する場合は、洗浄水が直接手などの肌に触れることがないため、温水を吐水する必要性が低く、第二の洗浄噴射手段からの噴出温度を低く設定することで省エネルギーを図ることができる。
【0025】
請求項10では、請求項1乃至8のいずれかに記載の洗浄便座において、前記第二の洗浄水噴射手段による洗浄水の噴出流路は、洗浄水を温水に加熱するための熱交換器を迂回して成る構成とした。
【0026】
よって、尿瓶洗浄時に熱交換器を迂回させることにより、流路の圧力損失を抑えることができ、パウチや尿瓶洗浄時の第二の洗浄水噴射手段からの吐水流量を増大させることができる。また、熱交換器が貯湯式の場合、パウチや尿瓶洗浄により熱交換器内の温水が全て吐水され、次の使用者がおしり、ビデ洗浄を行う際に湯切れしてしまっている事を防止することもできる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面によりに説明する。
先ずは図1〜図6を用いて概要を説明し、図7〜図13を用いての詳細説明については後述する。
【0028】
図1は本発明に係わる洗浄便座を備えた便器装置である。
便器本体1に洗浄便座機能のケーシング2を固定し、ケーシング2には便座2a及び便蓋2bを取り付けると共に各機能部を操作するための操作盤2cをケーシング2の表面に備えたものである。便座2aには使用者の着座を検出するための着座センサー9が備えられている。そして、ケーシング2から便座2aの下を潜って進退動作するノズル装置4を組み込み、このノズル装置4のストローク方向の位置を変更することによって洗浄ポイントを任意に設定できるようになっている。
なお、着座センサー9は、便座2aに内蔵せずに、ケーシング2に投受光方式のセンサーを設ける形式であってもよい。
【0029】
図2は本発明に係わる洗浄便座のノズル装置4への洗浄水の供給系を示すもので、人体局部への洗浄水噴射を示す概略図である。
ノズル装置4への洗浄水の流路には、ケーシング2の外部の給水配管に接続され流路の開閉及び調圧のための開閉弁と調圧弁を内蔵したバルブユニット5、給水を加熱する温水タンク6、温水タンク6からの洗浄水の流量を設定する流量制御弁7をそれぞれ組み込む。ノズル装置4はノズル本体4aとこれを進退自在に支持するシリンダ4bを備え、モータ4cの出力軸をこのノズル本体4aに機械的に連接することによってノズル本体4aの軸線方向に往復動作させる。ノズル本体4aの先端にはおしり洗浄やビデ洗浄などの局部洗浄のための噴出口4dが設けられており、矢印Aの方向に水または温水が噴出されるようになっている。また、ノズル装置4の制御を含めて洗浄水の供給を制御するための制御部8を備え、これによってバルブユニット5の開閉,温水タンク6の温度センサ6bからの信号に基づくヒータ6aの発熱量,流量制御弁7を制御する。なお、ケーシング2の中には洗浄機能部だけでなく、乾燥用の温風ファン,消臭用のファン及びカセット等を組み込むことは任意であり、これらの機能部の操作も同様に操作盤2cによって行うものとする。
なお、図1の例では、便器本体1を正面から見て右側すなわち便座2aに座っている人にとっては左手の壁に、リモートコントローラ3がそのハンガー3aによって保持されている。このリモートコントローラ3は従来例と同様に赤外線の投光部を持ち、これからの赤外線信号をケーシング2の受光窓2dに送って制御部8に入力可能としたものである。
【0030】
図3は本発明の洗浄便座のノズル装置4への洗浄水の供給系を示す第一の概略図である。
ノズル本体4aの先端には局部洗浄のための噴出口4dに加えてさらに尿瓶洗浄のための第二の噴出口4eが設けられており、便器本体の溜水面に向かう矢印Bの方向に水または温水が噴出されるようになっている。この第二の噴出口4eの前方に尿瓶やパウチを配置し洗浄を行うことができるようになっている。
【0031】
図4は本発明の洗浄便座のノズル装置4への洗浄水の供給系を示す第二の概略図である。
ノズル本体4aの先端には局部洗浄のための噴出口4dに加えてさらに尿瓶洗浄のための第二の噴出口4fが設けられており、便器本体の溜水面に向かう矢印Cの方向に水または温水が噴出されるようになっている。この第二の噴出口4fの前方に尿瓶やパウチを配置し洗浄を行うことができるようになっている。
【0032】
図5は本発明の洗浄便座のリモートコントローラ3の正面図である。
リモートコントローラ3にはビデ洗浄の際にオン操作するビデ洗浄スイッチ3aと、おしり洗浄の際にオン操作するおしり洗浄スイッチ3bと、尿瓶やパウチを洗浄する際にオン操作する尿瓶スイッチ3cが設けられている。また、言うまでもないが、このリモートコントローラ3には、各洗浄を停止する止スイッチが設けられている。
【0033】
図6は本発明の洗浄便座の局部洗浄と尿瓶洗浄の制御フローである。
まず、リモートコントローラ3のおしり洗浄スイッチ3bがオン操作されたかどうかを確認する(ステップS1)。おしり洗浄スイッチ3bがオン操作されている場合は使用者が着座しているかどうかを着座センサー9の検出信号により確認する(ステップS2)。着座が検出されている場合はノズル装置4のモータ4cによりシリンダ4bからノズル本体4aを進出させ、ノズル本体4aの先端の噴出口4dから矢印Aの方向に水または温水が噴出され局部洗浄を開始する(ステップS3)。おしり洗浄スイッチ3bがオフ操作されると噴出口4dからの噴出を停止し局部洗浄を終了する(ステップS5)。ステップS1でおしり洗浄スイッチ3bがオン操作されていない場合は尿瓶洗浄スイッチ3cがオン操作されているかどうかを確認する(ステップS6)。尿瓶洗浄スイッチ3cがオン操作されている場合はノズル装置4のモータ4cによりシリンダ4bからノズル本体4aを進出させ、ノズル本体4aの先端の噴出口4dから矢印Bの方向(または噴出口4fから矢印C方向)に水または温水が噴出され尿瓶またはパウチ洗浄を開始し、同時に手元を照らすためにノズル本体4aの先端に設けられたライト304(図8参照)を点灯する(ステップS7)。次に1分経過したかどうかを確認し(ステップS8)、1分経過すると噴出口4d(または噴出口4f)からの噴出を停止し尿瓶洗浄を停止し、同時にライト304も消灯する(ステップS9)。以上のように、使用者が洗浄便座に着座しなくても洗浄便座のノズル装置に設けられた第二の噴出部から水または温水が噴出されて尿瓶やパウチの洗浄を行うことが可能になる。また、予め設定された、尿瓶やパウチの洗浄が終了するに十分な時間が来ると第二の噴出部からの洗浄水の噴出が自動的に停止され、洗浄により汚れた手で操作部を触らずに済み清潔である。
なお、この制御フローでは、噴出口4d(すなわち第二の噴出部)からの噴射時に手元照明手段となるライト304を点灯させているが、ライト304を備えない構成とすることも可能である。
【0034】
次に、図7〜図13を用いて詳細の構成を説明する。
【0035】
図7は、本発明の実施の形態に係るノズル装置4の詳細斜視図である。
図7に示すように、ノズル装置4は、洗浄水を噴射するノズルヘッド43を有するノズル本体44と、流調切替弁(図9参照)の一部を構成する流調モータ62と、ノズル伸縮駆動モータ46と、このノズル伸縮駆動モータ46の正逆回転を前後に変換してノズル本体44に伝達する伝達機構90、100、110、130と、ノズル本体44を図示しない便器ボール部側で摺動自在に保持するノズル保持部80と、ノズル本体44をノズル進退軌道に沿って案内する案内レール部70と、洗浄水を給水する給水チューブ(給水流路)140等を有する。
伝達機構は、ノズル伸縮駆動モータ46の回転軸に固定された駆動プーリ110と、ノズル駆動軌跡45に沿った前後の従動プーリ130と、これらプーリ130に掛け渡されたタイミングベルト90と、このタイミングベルト90にテンションを与えるテンショナー100とを有する。タイミングベルト90は、ノズル本体44のベルト把持体50を介して、当該ノズル本体44と係合・固定されている。よって、このノズル本体44は、タイミングベルト90の正逆回転に応じて前後に進退駆動する。
なお、給水チューブ140は、熱交換器36と洗浄ノズル44とを接続しており、また、可撓性を有するので、洗浄ノズル本体44の進退に伴って変形自在である。
【0036】
図8は、ノズルヘッド43の拡大概略斜視図である。
ノズルヘッド43には、おしり洗浄のための洗浄水を吐水するおしり洗浄孔301、ビデ洗浄のための洗浄水を吐水するビデ洗浄孔302、尿瓶洗浄のための洗浄水を吐水する尿瓶洗浄孔303がそれぞれ形成されている。さらに尿瓶洗浄孔303の横には尿瓶洗浄時に手元を照らすためのライト304が備えられている。尿瓶やパウチの洗浄時には人体により天井等の上部からの照明がさえぎられ、手元が暗くなってしまうが、洗浄便座の照明手段が点灯されるため手元が明るくなり、尿瓶やパウチを洗浄しやすくできる。なお、図8中の点線で描かれた流路はおしり洗浄孔301、ビデ洗浄孔302、尿瓶洗浄孔303に連通する吐水流路を現しており、ノズル本体44の軸方向に沿って形成されている。本実施例では尿瓶洗浄孔303をノズルヘッド43の先端面に設けたが、尿瓶洗浄孔303をノズルヘッド43の裏面に設け、大便器の溜水面に向け洗浄水が吐水されるように構成してもよい。
【0037】
図9は、人体局部に対して噴射する洗浄水の流量と流路を切り替える流調切替弁の分解斜視図である。
図9に示すように、流調切替弁は、コイル巻線部分が樹脂モールドされており、駆動軸62aを有する流調モータ62と、十字穴付のナベタッピンネジ150と、押板160と、Oリング170と、収納ボディ180と、Yパッキン190と、一端を駆動軸62a他端をロータ230に結合される支持部200と、シールフランジ210と、スプリング220と、ロータ230と、ステータ240と、ステータシール250と、から構成されている。なお、ロータ230とステータ240は、ノズル本体44におしり、ビデ、尿瓶吐水流路(図8の点線で示す)を跨ぐように内蔵される。
【0038】
図10(a)〜(b)は、流調切替弁の構成部品のうち、弁機能を果たすロータ230とステータ240の上面図である。
図10(a)に示すように、ロータ230には、大穴231と、小穴232が貫通するように形成されている。また、図4(b)に示すように、ステータ240には、ビデ洗浄孔302に通じるビデ穴241、おしり洗浄孔301に通じるおしり穴242、尿瓶洗浄孔303に通じる尿瓶洗浄穴243が貫通するように形成されている。なお、図10に示すα、βは、それぞれロータ230とステータ240の回転軸であり、この回転軸を中心としてロータ230とステータ240は回転するのである。
【0039】
図11(a)〜(d)は、駆動軸62a・支持部200を介して駆動モータ62の駆動トルクが伝達され回転するロータ230が、おしり、ビデ、尿瓶洗浄吐水流路(図8の点線で示す)へそれぞれ貫通する穴が形成されたステータ240上を回転した様子を示したものであり、具体的には、それぞれ図(a)は待機状態、図(b)はビデ穴開状態、図(c)はおしり穴開状態、図(d)は尿瓶洗浄穴開状態を示している。
【0040】
以上説明したように流調切替え弁がノズル本体44と共に所定の軌跡に沿って進退するため、流調切替え弁と洗浄水の噴出孔とを接続する流路を短くすることができ、流路に使用する材料の使用量を少なくすることができる。
【0041】
図12は、本発明の洗浄便座のノズル装置4への洗浄水の供給系を示す詳細図である。
水道源側(上流側)から、320は給水接続部、322は逆流防止のための逆止弁、324は給水された洗浄水中の異物を除去するストレーナ、326は給水圧の変動によらず下流を一定の圧力に保つ調圧弁、30は主流路電磁弁、34は下流の圧力が上昇した場合にその圧力上昇を抑えるためのリリーフ弁、36は給水された洗浄水を加熱するヒーターを備えた熱交換器、38は真空破壊弁、40は流調弁、42は切替弁、44は先端に図8に示すノズルヘッド43を有する伸縮自在なノズル本体、46はノズル伸縮駆動モータである。主流路電磁弁30が開弁されるとノズル本体44から洗浄水が吐水される。切替弁42によりおしり洗浄孔301、ビデ洗浄孔302、尿瓶洗浄孔303への吐水経路が切り替えられる。尿瓶やパウチを洗浄する場合は、尿瓶やパウチ内に一旦水を溜めてから洗浄を行うため、おしり洗浄、ビデ洗浄より吐水流量を多くする必要がある。そこで、尿瓶洗浄孔303から洗浄水が吐水される場合は、流調弁40によりおしり洗浄、ビデ洗浄より吐水流量が多くなるように調整される。
【0042】
図13は、本発明の洗浄便座のノズル装置4への洗浄水の供給系を示す別の詳細図である。
図12との違いは、調圧弁326の下流で熱交換器36を通過する主流路141と熱交換器36を迂回し流調弁40の手前で主流路と合流する副流路142を形成している点である。副流路には副流路電磁弁32が備えられている。おしり洗浄とビデ洗浄の場合は、主流路電磁弁30が開弁されノズル本体44から洗浄水が吐水される。尿瓶洗浄の場合は副流路電磁弁32が開弁され、熱交換器36を迂回してノズル本体44から吐水される。この際、副流路電磁弁32と主流路電磁弁30の両方を開弁し混合水をノズル本体44から吐水するようにしてもよいし、副流路電磁弁32のみを開弁し水のみを吐水するようにしてもよい。そもそも尿瓶やパウチを洗浄する場合は、洗浄水が直接手などの肌に触れることがないため、温水を吐水する必要性が低い。よって、尿瓶洗浄時に熱交換器36を迂回させることにより、流路の圧力損失を抑えることができ、尿瓶洗浄時のノズルヘッド43からの吐水流量を増大させることができる。また、熱交換器36が貯湯式の場合、尿瓶洗浄により熱交換器内の温水が全て吐水され、次の使用者がおしり、ビデ洗浄を行う際に湯切れしてしまっている事を防止することもできる。また、温水を不必要に使用しないため省エネルギーを図ることもできる。
【0043】
なお、ここで、流調弁40、切替弁42を便宜上別々のブロックとしているが、図9〜図11で説明したように、実質上はロータ230とステータ240を有する流調切替弁である。この場合、図9〜図11で説明したように、流調切替弁40、42は、流入路と流出路の連通面積をロータ230の回転角度により、選択的に可変かつ止水可能な構成としている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる洗浄便座を備えた便器装置
【図2】本発明に係わる洗浄便座のノズル装置4への洗浄水の供給系を示すもので、人体局部への洗浄水噴射を示す概略図
【図3】本発明の洗浄便座のノズル装置4への洗浄水の供給系を示す第一の概略図
【図4】本発明の洗浄便座のノズル装置4への洗浄水の供給系を示す第二の概略図
【図5】本発明の洗浄便座のリモートコントローラ3の正面図
【図6】本発明の洗浄便座の局部洗浄と尿瓶洗浄の制御フロー
【図7】従来の尿瓶洗浄水栓を示した斜視図
【図8】ノズルヘッド43の拡大概略斜視図
【図9】流調切替弁の分解斜視図
【図10】流調切替弁のロータ230とステータ240の上面図
【図11】ロータ230が、おしり、ビデ、尿瓶洗浄吐水流路へそれぞれ貫通する穴が形成されたステータ240上を回転した様子を示した図
【図12】本発明の洗浄便座のノズル装置4への洗浄水の供給系を示す詳細図
【図13】本発明の洗浄便座のノズル装置4への洗浄水の供給系を示す別の詳細図
【図14】従来の尿瓶洗浄水栓を示した斜視図
【符号の説明】
1…便器本体
2…ケーシング
2a…便座
2b…便蓋
2c…操作盤
3…リモートコントローラ
3b…おしり洗浄スイッチ
3c…尿瓶スイッチ
3a…ハンガー
4…ノズル装置
4a…ノズル本体
4b…シリンダ
4c…モータ
4d…噴出口(おしり洗浄孔、ビデ洗浄孔等)
4e…第二の噴出口(尿瓶洗浄孔)
4f…第二の噴出口(尿瓶洗浄孔)
5…バルブユニット
6…温水タンク
6a…ヒータ
6b…温度センサ
7…流量制御弁
8…制御部
9…着座センサー
10…フラッシュバルブ
11…掛止フック
12…便座
12A…開口
14…鉢部
15…収納ボックス
16…尿瓶洗浄水栓
17…水洗便器
18…レバ−
19…ハンドル
21…本体
22…ホ−ス
24…吐出口
25…吐出管
26…ホース支持部材
30…主流路電磁弁
32…胴体洗浄電磁弁
34…リリーフ弁
36…熱交換器
38…真空破壊弁
40…流調弁
42…切替弁
43…ノズルヘッド
44…ノズル本体
45…ノズル進退軌道
46…ノズル伸縮駆動モータ
47…進出収納口
48…洗浄水圧力変動部
50…ベルト把持体
62…流調モータ
62a…駆動軸
70…案内レール部
80…ノズル保持部
90…タイミングベルト
100…テンショナー
110…駆動プーリ
130…従動プーリ
140…給水チューブ(給水流路)
150…ナベタッピンネジ
160…押板
170…Oリング
180…収納ボディ
190…Yパッキン
200…支持部
210…シールフランジ
220…スプリング
230…ロータ
240…ステータ
250…ステータシール
301…おしり洗浄孔
302…ビデ洗浄孔
303…尿瓶洗浄孔
320…ストレーナ
322…逆止弁
326…調圧弁
Claims (10)
- 便器に固定して局部洗浄を行なう洗浄便座において、便座に座った人の局部に向けて洗浄水を噴射する第一の洗浄水噴射手段と、便器での尿瓶やパウチの洗浄を行なうために洗浄水を吐出する第二の洗浄水噴射手段とを有する洗浄ノズルと、前記洗浄ノズルからの洗浄水の供給を制御する制御部を備えたことを特徴とする洗浄便座。
- 前記第二の洗浄水噴射手段による洗浄水の噴出は、前記洗浄ノズルの先端部から洗浄ノズルの軸方向に洗浄水を噴出する構成としたことを特徴とする請求項1に記載の洗浄便座。
- 前記第二の洗浄水噴射手段による洗浄水の噴出は、前記洗浄ノズルの先端部から大便器の溜水面に向け洗浄水を噴出する構成としたことを特徴とする請求項1に記載の洗浄便座。
- 使用者の便座への着座を検出するための着座センサーを備え、前記制御部は、前記着座センサーの着座検出時のみ前記第一の洗浄水噴射手段による洗浄水の噴出を許可し、前記第二の洗浄水噴射手段による洗浄水の噴出は前記着座センサーの検出信号によらず許可することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の洗浄便座。
- 前記制御部は、前記第二の洗浄水噴射手段による洗浄水の噴出を、噴出開始から所定時間後に自動で停止することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の洗浄便座。
- 前記洗浄ノズル近傍を照らす照明手段を備え、前記制御部は、前記第二の洗浄水噴射手段による洗浄水噴出中は前記照明手段を点灯させることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の洗浄便座。
- 前記第二の洗浄水噴射手段による洗浄水の噴出流量は、前記第一の洗浄水噴射手段による洗浄水の噴出流量よりも大きく設定されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の洗浄便座。
- 前記第一の洗浄水噴射手段による洗浄水の噴出と前記第二の洗浄水噴射手段による洗浄水の噴出を切り替えるための流路切替え弁を前記洗浄ノズルに内蔵したことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の洗浄便座。
- 前記第二の洗浄水噴射手段による洗浄水の温度は、前記第一の洗浄水噴射手段による洗浄水の噴出温度よりも低く設定されていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の洗浄便座。
- 前記第二の洗浄水噴射手段による洗浄水の噴出流路は、洗浄水を温水に加熱するための熱交換器を迂回して成ることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の洗浄便座。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017051300A (ja) * | 2015-09-08 | 2017-03-16 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 排泄物容器の洗浄方法、その排泄物容器を備えたポータブルトイレおよび洋風便器装置 |
JP2020156959A (ja) * | 2019-03-28 | 2020-10-01 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 洗浄装置 |
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- 2003-03-24 JP JP2003080867A patent/JP2004003302A/ja active Pending
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