JP2008291491A - ノズル装置とそれを使用した衛生洗浄装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】温水洗浄便座の水通路内を異物が流れ、ノズル噴出口に詰り人体局部洗浄に支障をきたしたり、ノズル噴出口閉塞により水回路の水圧上昇によるホ−ス等の水回路の破損したりすることを未然に防止する。
【解決手段】人体局部に向けて洗浄水を噴出する噴出口29を有するお尻ノズル7、ビデノズル8と、お尻ノズル7、ビデノズル8に洗浄水を送る流路切替弁39と、お尻ノズル7、ビデノズル8をノズルマウント1に収容した待機位置と一部を突出する洗浄位置との間を進退させる駆動手段40とを備え、流路切替弁39とお尻ノズル7、ビデノズル8はホ−ス24により接続され、流路切替弁39と噴出口29の水通路間に異物除去手段6を設け、温水洗浄便座本体内の異物を噴出口29手前で除去することが可能となる。
【選択図】図2
【解決手段】人体局部に向けて洗浄水を噴出する噴出口29を有するお尻ノズル7、ビデノズル8と、お尻ノズル7、ビデノズル8に洗浄水を送る流路切替弁39と、お尻ノズル7、ビデノズル8をノズルマウント1に収容した待機位置と一部を突出する洗浄位置との間を進退させる駆動手段40とを備え、流路切替弁39とお尻ノズル7、ビデノズル8はホ−ス24により接続され、流路切替弁39と噴出口29の水通路間に異物除去手段6を設け、温水洗浄便座本体内の異物を噴出口29手前で除去することが可能となる。
【選択図】図2
Description
本発明は人体の局部を洗浄する衛生洗浄装置に使用するノズル装置に関するものである。
従来、この種の衛生洗浄装置は先端部に洗浄水噴出用の噴出口を備える可動ノズルと、前記可動ノズルが摺動可能に配設されるとともに可動ノズル先端部を含め収容するシリンダを備え、前記可動ノズルの先端部に配設された噴出口は、その直径を水通路よりも細くすることにより噴出口から出る洗浄水に、ある一定のシャワ−水勢の確保を図り、人体局部の正確な位置にシャワ−を当てるような構成となっている。
前記構成の従来のノズル装置は、可動ノズルはシリンダより突出した位置で噴出口より洗浄水を噴出し使用者の局部を洗浄するとともに、可動ノズル先端部がシリンダ内に収容されている状態で噴出口近傍から洗浄水を供給して洗浄水噴出口をセルフクリーニングする。
上記構成におけるセルフクリーニングにより、可動ノズルが突出して人体局部を洗浄した場合の汚水が可動ノズル先端の洗浄水の噴出口に付着し、汚物が詰まったり、洗浄水は通常カルシウム分等を含んでおり、それらの水垢が乾燥して蓄積することにより、噴出口の閉塞を防ぐようにしている(例えば、特許文献1参照)。
図10は、従来のノズル装置を使用した特許文献1に記載の衛生洗浄装置で、図11は、特許文献1の衛生洗浄装置の構造断面図である。図10において、水の入水から洗浄ノズル7およびビデノズル8により人体局部へ快適な洗浄水供給が可能となるような構成を示すものであり、温水ヒ−タ37で温められたお湯は水駆動ポンプ38を介して流路切替弁39に送られ、流路切替弁39によりお尻ノズル7またはビデノズル8や掃除用洗浄水通路9等を制御手段34の信号により切替、人体局部を洗浄する洗浄水25を噴出する構成となっている。
図11は可動ノズル先端の噴出口に洗浄水を供給することにより、洗浄水噴出口に付着した汚物や水垢による噴出口の詰まりを防止する構成となっている。また、特許文献2では、可動ノズル先端の噴出口の詰まり防止の目的で、超音波を利用した構造としている。
特開平1−90331号公報
実開平5−71280号公報
しかしながら、前記従来の構成では、可動ノズル先端に外部より付着した汚物や洗浄水の水垢の除去には効果的であるが、温水で局部を洗浄する衛生洗浄装置内部から洗浄水とともに流れてくる異物による洗浄水の噴出口の閉塞に対しては効果が期待できない。
上記異物としては次のような物が考えられる。衛生洗浄装置の水回路を構成する各部品は一般的に樹脂で構成され、それらの樹脂屑などが製造工程で水回路内に滞留した状態で組み立てられたり、各部品の接続部にはOリングを用いるのが一般的であり、そのOリングに塗布する潤滑剤が水回路中に流れ込んだり、更にはギアの噛み合わせによる往復運動で水の吸入排出を繰り返すポンプ効果により水勢を増すために設けられた水駆動ポンプ内にはギア等の潤滑のため、多量の潤滑剤を必要とし、それら潤滑剤が水回路中に流れ出て
しまうことがある。
しまうことがある。
さらに、お尻ノズルやビデノズルへの洗浄を切り替える流路切替弁内にも潤滑剤が使用され、これらも水回路中に流れ出る可能性があった。水回路中に流れ出た潤滑剤や樹脂屑は、水回路内に滞留し続けるものもあれば、徐々に押し流されて最終的にはお尻ノズルやビデノズルといった洗浄ノズルの近傍に到達する。
そして、洗浄、停止、噴出口から出る洗浄水の水勢大小等の水回路内の流動により、それら潤滑剤等の異物は洗浄ノズルの噴出口に到達する。洗浄ノズルの噴出口は、局部である狙いの洗浄ポイントへの洗浄水へ噴出する目的や使用者の局部を十分に洗い流せるようにある一定の水勢を必要とするため噴出口は細く複雑な形状をしており、そこに前記の異物が堆積し、洗浄水勢が弱くなったり、完全に詰まってしまい洗浄水供給不能となったりして水回路の破損にいたる不安全な事態にいたる場合もある。
その結果、衛生洗浄装置の搭載した温水洗浄便座としての機能を果たせなくなり、また洗浄水を介して人体に有害なグリス等の異物が少量ではあるが肛門内に入る恐れが考えられるという課題を有していた。
前記従来の課題に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、ノズル噴出口への洗浄水中の異物詰りを未然に防ぎ、長期間、安全で快適に使用可能なノズル装置とそれを使用した衛生洗浄装置を提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明のノズル装置は、人体の局部に向けて洗浄水を噴出する噴出口を有するノズル本体と、前記ノズル本体に洗浄水通路を介して連通し洗浄水を送る流路切替弁と、前記ノズル本体を駆動し、待機位置と前記局部の洗浄位置との間を進退させる駆動手段を備え、前記流路切替弁内から前記ノズル本体の噴出口までに至る洗浄水通路に洗浄水中の異物を捕捉する異物除去手段を設けたものである。
これによって、洗浄水とともに流れてくるグリス、樹脂屑等の異物は、洗浄水通路に設けてある異物除去手段により捕捉されてノズル本体の噴出口には洗浄水のみが流れることになり、異物が噴出口に詰り人体局部のシャワ−洗浄が不可能となったり、噴出口の閉塞により洗浄水通路の水圧上昇による洗浄水通路を成すホ−ス等の水通路の破損等を未然に防止することが可能となり、長期にわたる品質の確保と信頼性の向上が図れるノズル装置とそれを使用した衛生洗浄装置となる。
本発明のノズル装置は、ノズル本体の噴出口への異物詰りを未然に防ぐことができ長期間、安全に快適に使用することができる。
第1の発明は、人体の局部に向けて洗浄水を噴出する噴出口を有するノズル本体と、前記ノズル本体に洗浄水通路を介して連通し洗浄水を送る流路切替弁と、前記ノズル本体を駆動し、待機位置と前記局部の洗浄位置との間を進退させる駆動手段を備え、前記流路切替弁内から前記ノズル本体の噴出口までに至る洗浄水通路に洗浄水中の異物を捕捉する異物除去手段を設けたノズル装置である。
これにより、洗浄水とともに流れる異物をノズル本体の噴出口手前である洗浄水通路の異物除去手段により捕捉することが可能となり、ノズル装置を搭載した温水洗浄便座といわれる衛生洗浄装置内の樹脂屑、Oリング接続部のグリスの流れ込み、水駆動ポンプの駆
動部の潤滑剤、流路切替弁内の潤滑剤等が洗浄水通路を流れていき、直径1mm程度の噴出口に詰り人体局部のシャワ−洗浄が不可能となったり、噴出口が閉塞により洗浄水通路の水圧上昇によるホ−ス等の洗浄水通路の破損等を未然に防止することが可能となるので、長期にわたる品質の確保と信頼性の向上を図ることができる快適で安全なノズル装置となる。
動部の潤滑剤、流路切替弁内の潤滑剤等が洗浄水通路を流れていき、直径1mm程度の噴出口に詰り人体局部のシャワ−洗浄が不可能となったり、噴出口が閉塞により洗浄水通路の水圧上昇によるホ−ス等の洗浄水通路の破損等を未然に防止することが可能となるので、長期にわたる品質の確保と信頼性の向上を図ることができる快適で安全なノズル装置となる。
第2の発明は、特に、第1の発明の異物除去手段をフィルターで構成し、前記フィルターは着脱自在な構成としたもので、これにより、フィルターに捕捉された異物を溜めておいてメンテナンス時にフィルターを取替えることにより、ノズル本体の性能を安定して維持することが可能になる。
第3の発明は、特に、第1の発明の異物除去手段を、洗浄水通路を流れる洗浄水に遠心力作用が生じる形状にした前記洗浄水通路で構成し、前記洗浄水通路内に洗浄水中の異物を係止させる係止部を設けたもので、これによって、洗浄水に遠心力作用が生じる形状にした前記洗浄水通路の係止部に異物がひっかかり、そこから先の噴出口までは異物が流れないので、ノズル詰まりが生じなくなりノズル本体の性能を安定して維持することが可能になる。
第4の発明は、第1から第3の発明のいずれか1つの発明に記載のノズル装置と、前記ノズル装置に洗浄水を供給する洗浄水供給手段と、前記ノズル装置と前記洗浄水供給手段を制御する制御手段と、便器の上面に載置する便座を備えることにより、ノズル本体の噴出口への異物詰りを未然に防ぐことができ長期間、安全に快適に使用可能なノズル本体を提供することができることとなり、快適な衛生洗浄装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、本実施の形態の説明において、同一構成並びに作用効果を奏するところには同一符号を付して重複した説明を行わないものとする。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるノズル装置を搭載した衛生洗浄装置を示すものである。図2において、人体局部の洗浄装置としての温水洗浄便座本体14は、便器12上に設置され、温水洗浄便座本体14、便蓋13、使用者が座るための便座15等から構成されており、また水道から洗浄水の供給を受けるための給水配管や壁面のコンセントから電源供給を受けるための電源ケーブルが備えてある。
図1は、本発明の実施の形態1におけるノズル装置を搭載した衛生洗浄装置を示すものである。図2において、人体局部の洗浄装置としての温水洗浄便座本体14は、便器12上に設置され、温水洗浄便座本体14、便蓋13、使用者が座るための便座15等から構成されており、また水道から洗浄水の供給を受けるための給水配管や壁面のコンセントから電源供給を受けるための電源ケーブルが備えてある。
また、温水洗浄便座本体14のケ−シング10内部には使用者が肛門の洗浄を行うためのお尻洗浄機能、女性局部を洗浄するビデ洗浄機能、洗浄後の人体局部を乾燥するための乾燥機能等が備えてあり、各々の操作は壁面に設置された遠隔操作部41によってなされる。また、温水洗浄便座本体14には使用者の存在を検知する検知手段としての着座スイッチ(図示せず)が備えてある。
なお、前記着座スイッチは、本実施の形態では温水洗浄便座本体14に赤外線センサを設け、使用者が便座15に座って装置を使用としている状態もしくは便座15から立ち上がり、装置の使用を終了したことを検知可能な構成とした。そして、方式としては便座の下向きの変位を検知する機械的なスイッチを便座のヒンジ部に設けるものや、便座の静電容量を検知する方式や、さらには超音波等を用いて使用者の便座への着座を検知する、もしくはトイレルームに入室、退室したことを検知する方式、さらには、例えば、トイレの照明やトイレルームの扉ノブに連動して使用者の存在を検知する方式等でも検知手段としての応用が可能である。
次に遠隔操作部41であるが、使用者が洗浄の開始を入力可能な開始手段としてのお尻スイッチ(図示せず)、女性が小用後や生理時に主に用いるビデスイッチ(図示せず)、洗浄の停止を入力する停止手段としての停止スイッチ(図示せず)、さらには、乾燥機能の開始手段としての乾燥スイッチ等を備え、洗浄水の水勢をダイヤル式により調節を行う水勢切替スイッチ(図示せず)を備える。お尻洗浄機能は洗浄水を肛門付近に集中させ強力に洗浄するモードが標準であるが、使用者の好みにより洗浄水を肛門周辺の広い範囲に分散させ柔らかな洗浄感を得られるやわらか機能を兼ね備え、標準の洗浄とやわらか洗浄を切り替えるスイッチ(図示せず)も備える。
また、前記便座15は、その面に使用者が座る際に冷たくないように暖房機能を備え、前記遠隔操作部41には便座15の面の暖房温度を設定するスイッチ(図示せず)、洗浄水の温度調節を行う湯温スイッチ(図示せず)、洗浄ノズルを定期的に揺動させより、広い範囲を洗浄するワイドスイッチ(図示せず)、使用者の好みにより洗浄位置を前後に変更する前後スイッチ(図示せず)などを備える。
遠隔操作部41は、赤外線信号を発信することができ、前記温水洗浄便座本体14には前記赤外線信号を受信する受信装置(図示せず)が設けられており、遠隔操作部41からの信号を温水洗浄便座本体内の制御装置に伝達できる。遠隔操作部41との信号の通信は、赤外線送受信を例示したが、そのほかに電波を使用した無線方式や温水洗浄便座本体と有線で接続する遠隔操作部も考えられる。ここでは、温水洗浄便座本体14の操作は遠隔操作部41により行うものとしたが、温水洗浄便座に袖部を設け、前記袖部に操作部を配置するものも考えられている。
図2は本実施の形態1におけるノズル装置を搭載した衛生洗浄装置の水回路を示すものである。図において、まず、水源である給水管30からの分岐水栓31で供給水を取水口32から温水洗浄便座本体14内へと接続する。供給水は、取水口32内に設けられたストレーナによりごみや埃などを除去された後、止水電磁弁33、水量検知機36を経て、温水ヒ−タ37に供給される。この水回路上には止水手段としての止水電磁弁33が設けてあり、その後開放弁35を経由し加熱手段としての温水ヒ−タ37へと接続される。
開放弁35は内部にゴムの弁を持ち給水経路が負圧になった場合、ノズル先端から便器内の汚水を吸い上げることを防止するため、負圧を弁の動作により解除し空気を吸い込む構成となっている。また、開放弁35より温水ヒ−タ37への出水口には出水口の口径を制限し温水ヒ−タ37への過剰な給水や圧力がかかることを防ぐ捨て水回路が設けられ、制限ざれた口径により余った供給水は捨て水回路を経由し便器12内へ排水される。
温水ヒ−タ37は、内部にセラミックヒータを配設し洗浄が必要になった場合は、前記セラミックヒータに通電を行い供給水を瞬間的に人体洗浄に適した温度まで昇温することができる。この温水ヒ−タ37は、従来から温水洗浄便座に採用されてきた温水タンクに貯水し、お湯を沸かす貯湯式と異なる。
貯湯式は使用時に備えて温水を保温貯湯して、常に所定の設定温度に昇温された洗浄水を用いることができるが、貯湯量に制限があり湯切れを起こす場合があった。一方、瞬間式の温水ヒ−タ37方式の場合は連続して水を昇温することが可能なため湯切れを起こす心配がなく、またお湯を保温する際に発生する放熱ロスがないため省エネ効果が大きい。
なお、本実施の形態においては、セラミックヒータを用いたが、シーズヒータやマイカヒータ、前述した貯湯式給湯方式、さらには燃焼の熱を利用するなど様々な応用が考えられ、熱源や給湯方式により本発明の効果が制限されるわけではない。
さらに、温水ヒ−タ37の下流側には水駆動ポンプ38を介して流路切替弁39が接続されており、この流路切替弁39は洗浄水をノズル本体であるお尻ノズル7の方面やビデノズル8の方面への切替、またお尻ノズル7とビデノズル8の掃除用洗浄水通路9への切替をモータによって選択的に連通される構成となっている。なお、本実施の形態で用いた流路切替弁39は、水駆動ポンプ38で流量が調整され、お尻ノズル7、ビデノズル8より成る洗浄ノズルにより吐出される。そして、水駆動ポンプ38を用いない水道供給水圧のみで洗浄を行うものや、前記貯湯式温水ヒータを用いたものは水駆動ポンプを用いないものも多い。
本実施の形態で説明するセラミックヒータを用いた瞬間式の温水ヒータ37は、一般家庭で供給される交流100V電源ではその電源容量により一般的に貯湯式温水ヒータ型に比べ供給可能な温水の量が少ない場合が多い。このため、前記水駆動ポンプ38は流量を調整する目的のほかに、少ない洗浄水量でも洗浄水に脈動を加えることにより使用者に心地よい洗浄感を与える目的もある。
また、お尻ノズル7の先端部、つまり水回路の終点位置には噴出口としてお尻噴出口29(図5に示す)が、ビデノズル8の先端部には同じく噴出口としてビデ噴出口が備えてある。なお、お尻噴出口およびビデ噴出口は、使用時に人体の被洗浄部、つまり肛門もしくは女性の局部に向けて洗浄水を噴出する構成となっている。
また、制御手段34は、止水電磁弁33、温水ヒータ37、水駆動ポンプ38、流路切替弁39等を電気的な信号によって制御する。制御手段34は、遠隔操作部41と信号のやり取りを行っており、使用者からの指示は遠隔操作部41に設けた複数の入力スイッチによってなされる。上記記載した各部品は、そのほとんどがABSやPP等の樹脂で生産されるが、樹脂部品には金型のつなぎ目部分のバリ等により樹脂屑が付着したり、生産過程でのゴミ、ホコリが付着することがある。
また前述の各部品で構成される水回路は、一体成形は不可能であるためOリングの嵌合により部品を接続し、容易な組立と水漏れシ−ル性を実現しているが、Oリング嵌合部分には組立時圧力が加わるためシリコン系の潤滑剤23(図6に示す)を用いる。この潤滑剤23は、水回路に接しているため洗浄水の流動により水回路に流れ出てしまう。また、前記樹脂屑も製造工程でエアブロ−等により水回路中に入らないように注意はしているが、完全に防ぐことは困難である。
更に流量を調節したり、噴出口から出る洗浄水が狙いの水勢を確保するために使用している水駆動ポンプ38内には、ギアの噛み合わせによる往復運動により水の吸入排出を繰り返しポンプ効果を発揮するためギア等の潤滑のため 多量の潤滑剤23を必要とし、それら潤滑剤が水回路中に流れ出てしまうことがある。このように温水洗浄便座本体14内には、水道から取水した水をストレ−ナにより異物を除去しているにもかかわらず、水回路内に異物が発生する要因を除去することが困難である。
図3は、本発明の実施の形態1におけるノズル装置の斜視図で、図4は同ノズル装置の異物除去手段の概略断面図で、図5は、同ノズル装置のお尻ノズル7が所定の洗浄位置に突出した状態を示す図で、図6は、同ノズル装置の流路切替弁の構造斜視で、図9はお尻洗浄動作の一例を示す各部動作のタイミングチャートを示すものである。そして、図9に示す各部動作のタイミングチャートを実行するプログラムが制御手段34を構成するマイクロコンピュータに格納されているもので、各部動作のタイミングチャートの詳細な説明は省略し、本発明のノズル装置の構造と人体の局部を洗浄する動作を中心に説明する。
お尻ノズル7は、マウント本体1内に収納されており、突出して局部を洗浄する、いわゆる所定の洗浄位置と後退した待機位置を直線的に移動(進退)するように規制されている。マウント本体1の先端に着脱可能に取り付けられたシャッターホルダー3上部には、シャッター2に設けられた軸と嵌合する軸受け部(図示せず)が設けられ、前記軸受け部にシャッター2の軸を嵌合することにより回動自在に係止される。
シャッター2は、その自重によりシャッターホルダー3の開口部を閉塞する位置に垂下しており、お尻ノズル7が洗浄時に突出する際、ノズル先端部によりシャッター2の内壁を押し上方に開けながら移動する。お尻ノズル7の収納時は、その逆の動作を行い、お尻ノズル7本体上に当接したシャッター2下端は、お尻洗浄ノズル7の上面の形状に沿って上下に開閉し、収納時には元の状態に閉じる。
洗浄水の噴出口29は、狙いの洗浄ポイントへ正確に洗浄水を噴出するため、直径約1mm程度で深さ2〜3mm程度の穴で構成され、前述した通常のお尻洗浄に加えて拡散洗浄が可能なマイルド洗浄機能を実現するため、2つの洗浄水通路を連通切替により、これを実現している。通常の洗浄水通路は4〜5mm程度の直径で構成されるが、噴出口29の穴径を小さくすることにより使用者の満足する水勢を得られる。なお、一般的にはお尻ノズル7は肛門の局部を集中的に洗浄するため噴出口の数は1つであることが多い。
一方、ビデ洗浄ノズル8に関しては、女性のデリケ−トな部分を広範囲に柔らかに洗浄するため複数個の噴出穴数を用いる。本実施例では5つの穴数を用いたが、穴数により本発明の効果が限定されることはない。
お尻ノズル7は、常にはマウント本体1内に収納されており、お尻洗浄していない時は洗浄待機位置に位置する様になっている。また、ビデノズル8についてもお尻ノズル7と同様の構成である。これら各ノズルとしての洗浄ノズルが待機位置にあるとき、流路切替弁39は、ノズルクリーニング位置に回転し、洗浄水は掃除用洗浄水通路9に流れる。遠隔操作部41のお尻洗浄スイッチが押圧されると制御手段34は、止水電磁弁33を開栓する信号を送る。
止水電磁弁33が開栓されると、洗浄水は水量検知器36を通過し温水ヒータ37に達する。水量検知器36は、その内部に回転可能なプロペラを設けた測定室を持ち洗浄水が通過するとプロペラが回転する構成になっている。プロペラの回転部分を透過するように赤外線センサが配設され、プロペラの回転数を電気信号に変換し制御手段34に伝達する。水量検知器36により一定の流水量が検出されると制御手段34は、温水ヒータ37に通電し洗浄水の昇温を開始する。
これは水量検知器36に洗浄水の通水が検出される前に温水ヒータ37に通水すると温水ヒータ内部が洗浄水で満水状態にない場合に空焚きを行うことにより、洗浄水の異常昇温やセラミックヒータの局所的な加熱によりヒータ割れを防止するためである。温水ヒータ37の出口には、出湯サーミスタが設けられており温水ヒータにより昇温される洗浄水の温度を検出している。
温水ヒータ37の給電制御は、出湯サーミスタの検出温度によるフィードバック制御が行われる。温水ヒータに通電開始後、予め定められた温度に洗浄水が昇温されたことを検出するまでお尻ノズル7は待機位置に収納されたままである。この状態をプレヒートといい、これは十分に昇温されない洗浄水を人体に噴出し予想外の低温水により洗浄することで使用者に極端な冷感を伴う不快感を与えることを防止するとともに、人体洗浄前にノズル先端を洗浄する前洗浄の目的もある。
洗浄水が昇温されたことを検出すると制御手段34は、ノズル装置に配設されたノズル駆動モータ40に駆動信号を送る。信号により駆動されたノズル駆動モータ40の回転は複数個の減速ギヤを介しお尻ノズル7の裏側に設けられたラックを駆動し、そしてお尻ノズル7を駆動し所定の洗浄位置まで突出する(図5)。
ノズル装置の内部にはノズルの位置検出装置(図示せず)が設けられノズルが所定位置に到達したことを検出する。お尻ノズル7が所定位置に到達すると、制御手段34により流路切換弁39を回転させ水回路はお尻水路口17に切替えられる。洗浄水は、お尻ノズル7に供給され、水駆動ポンプ38で洗浄水量が調整される。この洗浄水は、お尻ノズル7内を通じ局部洗浄水として噴出され、お尻洗浄が行なわれる。
洗浄が終わり前記遠隔操作部41の停止スイッチが押された際は、止水電磁弁33が閉じられ、制御手段34は水駆動ポンプ38を停止し、ノズル駆動モータ40をお尻ノズル7の突出時と逆回転させてお尻ノズル7を所定の待機位置まで収納する。お尻ノズル7が収納された後、セルフクリーニングが行われる。
流路切替弁39は、ノズル洗浄水路口20に回転し、洗浄水は掃除用洗浄水通路9およびお尻ノズル7に分岐されて流れる。再度、止水電磁弁33を開栓し、温水ヒータ37により洗浄水を昇温し、この洗浄水を掃除用洗浄水通路9とお尻ノズル7の噴出口29から噴出する。掃除用洗浄水通路9は、シャッターホルダー3の内部に噴出口29周辺に相対する位置にノズル洗浄口が設けられ、洗浄水はノズル洗浄口からお尻ノズル7の上面に全体に行き渡るようにシャッターホルダー3内で噴出され人体洗浄により付着した汚物の洗浄を行う。
図6において、流路切替弁39は水駆動ポンプ38より送られてきた洗浄水を入水路22から入れ、それぞれお尻水路口17、ビデ水路口18、お尻マイルド水路口19、ノズル洗浄水路口20に連通していて、この流路切替弁39内は空洞になっており、この空洞部分に回転軸16を挿入する。回転軸16は、円筒状に形成され一方側は閉塞され他方側は開放されており、内部は水が流れる構造になっており、この図の下方側が開放となっており、入水路22からの洗浄水は回転軸16内を通過して切替溝21から出て行く構造となる。
この切替溝21は、本実施の形態では3箇所設け、流路切替弁39内に回転軸16を挿入し、回転軸16にはステッピングモ−タ等の作動手段を併設させる。制御手段34からの信号により、この回転軸16の回動動作を行うことにより切替溝21をお尻水路口17方向やビデ水路口18方向等自在に切替することが可能となる。
この回転軸16の上下端にはゴムシ−ルを行い、水漏れを防止するとともに、この回転軸16の外形寸法と流路切替弁39の内側面は水漏れシ−ル性を確保するため、できるだけ隙間があかないような寸法としているが、ステッピングモ−タにより頻繁にお尻やビデの切替を行うために回転する必要がある。
このため回転軸16の周囲には、水や大気に放置しても劣化の少ないシリコン系グリス等の潤滑剤23が必須である。この潤滑剤23により円滑な流路の切替や、水漏れシ−ル性の確保が可能となるのであるが、この潤滑剤23は水通路の一部に塗布されており流路の切替により回転軸16が回転することにより切替溝21内に潤滑剤が入ってしまい、潤滑剤23はお尻水路口17やビデ水路口18等から水回路中に流れ出てしまう構成となる。
流路切替弁39から出た洗浄水は、流路切替弁39とノズル本体としてのお尻ノズル7
とビデノズル8にそれぞれ接続した洗浄水通路としてのホ−ス24の途中にそれぞれ設けた異物除去手段6に流入する。この異物除去手段6から出た洗浄水は、お尻ノズル7やビデノズル8へと流れ、洗浄水の噴出口29を介して人体局部へ噴出される構成となる。
とビデノズル8にそれぞれ接続した洗浄水通路としてのホ−ス24の途中にそれぞれ設けた異物除去手段6に流入する。この異物除去手段6から出た洗浄水は、お尻ノズル7やビデノズル8へと流れ、洗浄水の噴出口29を介して人体局部へ噴出される構成となる。
流路切替弁39から送られてきた洗浄水は、図4に示すようにホ−ス24から通水されABS等の樹脂で形成されたケ−シング6aに入る。このケ−シング6aの中央付近には複数個のフィルタ−25が二段に設置されており、洗浄水はこのフィルタ−25に設けた水路穴26を通過する。そして、お尻ノズル7側へ洗浄水は流れて行く。
なお、この異物除去手段6を洗浄水が通過する際に水路穴を通過時に異物が引っかかることにより前述した、水通路内の潤滑剤23や樹脂屑等の異物27がここで除去することが可能となる。この異物27により水路穴26が塞がれたとしても複数個の水路穴26を設けていることにより、別の水路穴26から通水が可能であり、直ちに洗浄水が通過できないほどに詰まってしまうことはない。また、複数個のフィルタ−25を設けることで1つ目のフィルタ−で取り損ねた異物27を改めて捕捉することが可能であり、異物27の除去が簡単に行うことができる。
このように異物除去手段6により温水洗浄便座内の樹脂屑、Oリング接続部のグリスの流れ込み、水駆動ポンプ38の駆動部の潤滑剤、流路切替弁39内の潤滑剤等が温水洗浄便座内水通路を流れていき、直径1mm程度の噴出口29に詰り人体局部のシャワ−洗浄が不可能となったり、噴出口の閉塞により水回路の水圧上昇によるホ−ス等の破損を未然に防止することができるので、長期にわたる品質の確保と信頼性の向上を図ることができる。
また、お尻やビデといった人体のデリケ−トな部分を洗浄する時に洗浄水の一部は水勢によるが、一部肛門などから直腸など人体内に入る場合があり、温水洗浄便座本体内14の樹脂屑や人体に影響のあるシリコン系のグリスなどが人体内に入ることを防ぎ快適で安全なノズル装置と局部洗浄装置を提供することができる。
なお、本実施の形態では流路切替弁39と洗浄ノズルの間に異物除去手段6を設けたが、例えば流路切替弁39と一体構成としたり、お尻ノズル7、ビデノズル8内に同じような構成を設けても、本実施の形態と同等の作用効果が得られる。つまり、本発明でいう異物除去手段6は、流路切替弁39内の洗浄水通路から洗浄ノズルであるお尻ノズル7、ビデノズル8の噴出口に至るまでの洗浄水通路に設けることが最も好ましいものである。
また、本実施の形態ではお尻ノズル7、ビデノズル8への洗浄水通路のそれぞれに異物除去手段6を設け、2部品としたが、一部品で同効果が期待できる構成にすることも可能である。すなわち、流路切替弁39から出たお尻ノズル7、ビデノズル8への各洗浄水通路を異物除去手段の所で、一つにして共通で使用する1個の異物除去手段に接続し、この異物除去手段から出た所で再び分離してお尻ノズル7、ビデノズル8への各洗浄水通路を形成する一体構成にする。
さらに、異物除去手段6の異物27をメンテナンス時に取り除けるるようにフィルタ−25を別部品としてケーシング6aに着脱自在に設けるか、または、ケーシング6aをホース24に着脱自在に設けて、取り付け取り外しのできる構成にすることで、フィルター25、異物除去手段6の機能を常に安定して発揮させることが可能になる。
さらに、本実施の形態における異物除去手段6は流路切替弁39内からお尻ノズル7、ビデノズル8でいう洗浄ノズル内の噴出口に至るまでの洗浄水通路に設けることが本来の目的からして最も効果的であるが、製品本体のスペ−スの関係でそれ以外の場所、例えば
温水ヒータ37の出口側、水駆動ポンプ38の出口側に設けても一定の作用効果が得られるものである。
温水ヒータ37の出口側、水駆動ポンプ38の出口側に設けても一定の作用効果が得られるものである。
(実施の形態2)
図8は、本発明の実施の形態2におけるノズル装置の異物除去手段の断面構成図である。本実施の形態は、図3、図4に示す実施の形態1のノズル装置とは異物除去手段6の構造が異なるだけで、それ以外の構成と作用効果は同じなので図1、図2を利用して異なる部分を中心に説明する。
図8は、本発明の実施の形態2におけるノズル装置の異物除去手段の断面構成図である。本実施の形態は、図3、図4に示す実施の形態1のノズル装置とは異物除去手段6の構造が異なるだけで、それ以外の構成と作用効果は同じなので図1、図2を利用して異なる部分を中心に説明する。
図8において、流路切替弁39から送られてきた洗浄水はホ−ス24から通水されABS等の樹脂で形成されたケ−シング6aに入る。このケ−シング6a内の洗浄水通路24aはこの中を流れる洗浄水に遠心力が作用するように断面円形で大きく湾曲させた構成とし、洗浄水通過時には遠心力により洗浄水中の異物27は外側に向かって流れるように構成する。
そして、湾曲した洗浄水通路24aの一部に係止部である複数の引っ掛け部28を設けることにより、遠心力により外側を流れている異物27を捕捉することが可能となる異物溜り部が形成され、水通路内の潤滑剤23や樹脂屑等の異物27がここで除去することが可能となる。
引っ掛け部28は、洗浄水通路の上流側へ向かって傾斜させることにより、より効果が得られる。この引っ掛け部28は洗浄水通路を流れる洗浄水に作用して流れを妨害するのを和らげ円滑に水が流れることができるとともに、フィルタ−25等と異なり異物が除去できるためメンテナンスフリ−が実現できる。
また、複数個の引っ掛け部28を設けることにより、前方で取り損ねた異物27を後方側の引っ掛け部28で捕捉可能であり、より確実に異物除去が可能となる。なお、本実施の形態では洗浄水通路を円形としたが、四角や台形、旋回形状等の水流の遠心力効果が期待できる形状であれば同様な効果が得られる。
(実施の形態3)
図9は、本発明の実施の形態3におけるノズル装置の異物除去手段の断面構成図である。本実施の形態は、図3、図4に示す実施の形態1のノズル装置とは異物除去手段6の構造が異なるだけで、それ以外の構成と作用効果は同じなので図1、図2を利用して異なる部分を中心に説明する。
図9は、本発明の実施の形態3におけるノズル装置の異物除去手段の断面構成図である。本実施の形態は、図3、図4に示す実施の形態1のノズル装置とは異物除去手段6の構造が異なるだけで、それ以外の構成と作用効果は同じなので図1、図2を利用して異なる部分を中心に説明する。
図9において、流路切替弁39から送られてきた洗浄水はホ−ス24から通水されABS等の樹脂で形成されたケ−シング6aに入る。このケ−シング6a内に別部品として活性炭や吸着材、コ−ラルサンド、麦飯石、真珠玉、便長炭等で形成した多数の粒子のフィルター25を埋設させることにより、フィルタ−効果により洗浄水とともに流れる異物27を粒子間に捕捉でき、かつ洗浄水通路は他の多数の粒子間で確保されておるため詰まることはない構成が可能となる。
フィルタ−25は前述のような水を浄化する効果のある材質を使用することにより、異物27を除去する効果と同時に洗浄水の浄化が可能となる。お尻やビデといった人体のデリケ−トな部分を洗浄する時に洗浄水の一部は水勢によるが、一部肛門などから直腸など人体内に入る場合があり、本実施の形態で示した浄化水については飲用にも耐えうる水質が確保可能となるため人体への洗浄水による影響を最小限に抑えることが可能となる。また、クリ−ンな洗浄水が実現できるため商品の特徴のひとつとして使用者にアピ−ルすることが可能となる。
なお、上記実施の形態におけるノズル装置は、図3に示すようにお尻ノズル7、ビデノズル8、掃除用洗浄水通路9を収容しているマウント本体1に、マウント本体1の傾斜による下側のスペースを利用して水駆動ポンプ38、流路切替弁39、ノズル駆動モータ40を一体に組み込んで構成しているものである。
以上のように、本発明にかかるノズル装置とそれを使用した衛生洗浄装置は、ノズル噴出口への異物詰りを未然に防ぐことができ長期間、安全に快適に使用可能なノズル本体を提供維持することができることとなり、快適で安全な衛生洗浄装置に利用できる。
6 異物除去手段
6a ケーシング
7 お尻ノズル(洗浄ノズル、ノズル本体)
8 ビデノズル(洗浄ノズル、ノズル本体)
24 ホ−ス(洗浄水通路)
24a 洗浄水通路
25 フィルタ−
27 異物
28 引っ掛け部(係止部)
29 噴出口
33 止水電磁弁(洗浄水供給手段)
34 制御手段
37 温水ヒータ(洗浄水供給手段)
38 水駆動ポンプ(洗浄水供給手段)
39 流路切替弁(洗浄水供給手段)
6a ケーシング
7 お尻ノズル(洗浄ノズル、ノズル本体)
8 ビデノズル(洗浄ノズル、ノズル本体)
24 ホ−ス(洗浄水通路)
24a 洗浄水通路
25 フィルタ−
27 異物
28 引っ掛け部(係止部)
29 噴出口
33 止水電磁弁(洗浄水供給手段)
34 制御手段
37 温水ヒータ(洗浄水供給手段)
38 水駆動ポンプ(洗浄水供給手段)
39 流路切替弁(洗浄水供給手段)
Claims (4)
- 人体の局部に向けて洗浄水を噴出する噴出口を有するノズル本体と、前記ノズル本体に洗浄水通路を介して連通し洗浄水を送る流路切替弁と、前記ノズル本体を駆動し、待機位置と前記局部の洗浄位置との間を進退させる駆動手段を備え、前記流路切替弁内から前記ノズル本体の噴出口までに至る洗浄水通路に洗浄水中の異物を捕捉する異物除去手段を設けたことを特徴とするノズル装置。
- 異物除去手段は、フィルターで構成し、前記フィルターを着脱自在に設けた請求項1記載のノズル装置。
- 異物除去手段は、洗浄水通路を流れる洗浄水に遠心力作用が生じる形状にした前記洗浄水通路で構成し、前記洗浄水通路内に洗浄水中の異物を係止させる係止部を設けた請求項1記載のノズル装置。
- 請求項1から3のいずれか1項に記載のノズル装置と、前記ノズル装置に洗浄水を供給する洗浄水供給手段と、前記ノズル装置と前記洗浄水供給手段を制御する制御手段と、便器の上面に載置する便座を備えた衛生洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007137428A JP2008291491A (ja) | 2007-05-24 | 2007-05-24 | ノズル装置とそれを使用した衛生洗浄装置 |
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Publications (1)
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ID=40166505
Family Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101233122B1 (ko) * | 2011-01-19 | 2013-02-14 | 대림비앤코주식회사 | 비데 노즐팁 세척장치 및 비데 노즐 어셈블리 |
JP2015190180A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-02 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 局部洗浄装置 |
JP2018204297A (ja) * | 2017-06-02 | 2018-12-27 | Toto株式会社 | 衛生洗浄装置 |
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-
2007
- 2007-05-24 JP JP2007137428A patent/JP2008291491A/ja not_active Withdrawn
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