JPH1046647A - 便器用の衛生洗浄装置 - Google Patents

便器用の衛生洗浄装置

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Publication number
JPH1046647A
JPH1046647A JP20821596A JP20821596A JPH1046647A JP H1046647 A JPH1046647 A JP H1046647A JP 20821596 A JP20821596 A JP 20821596A JP 20821596 A JP20821596 A JP 20821596A JP H1046647 A JPH1046647 A JP H1046647A
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JP
Japan
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water
cylinder
sliding contact
nozzle
nozzle cylinder
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Withdrawn
Application number
JP20821596A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Oishi
晃 大石
Shingo Seki
伸悟 関
Masaki Ohashi
政紀 大橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Aichi Electric Co Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
Aichi Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1046647A publication Critical patent/JPH1046647A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノズル筒の前進時に、ノズル筒洗浄用の与圧
水が吹き出すことによる不都合を生ぜず、ノズル筒の前
進と流路切換とを1つのモータで行え、洗浄水の噴射量
調節も簡易に行える便器用の衛生洗浄装置を提供する。 【解決手段】 2つの噴射孔6,7を先端に設けたピス
トン状のノズル筒1を、圧縮ばねにより後退付勢状態で
シリンダ2内に収め、シリンダに流入させた与圧洗浄水
によりノズル筒を洗浄位置に前進させるように構成した
ノズル部101を備え、シリンダ2には、各噴射孔6,
7に夫々連通する、第1,第2給水口11,12とノズ
ル筒1の前進用の第3給水口16とを設ける。そして、
第1〜第3給水口には、1つのモータにより駆動される
ロータリー式の流路切換弁102を介して、与圧洗浄水
を選択的に供給するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2つの洗浄水噴射
孔を先端に設けたピストン状のノズル筒を、ばね力によ
り後退保持状態でシリンダ内に収め、シリンダ内に流入
させた与圧洗浄水によりノズル筒を前進させる型式の便
器用の衛生洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記の構成を備えた衛生洗浄装置の一例
が、「実公平3−12857」に開示されている。この
先願装置は、ノズル筒の前進時に、シリンダ内の与圧水
が、ノズル筒とシリンダの先端部との隙間から前方に吹
き出て、ノズル筒先端の汚れを洗い落とすようになって
いる。又、別の先行技術のものは、ノズル筒の前進用
と、洗浄水の流路切換弁の回動作動用の2つのモータを
備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、上記先願
装置は、ノズル筒の前進時に、ノズル筒を洗う水が思わ
ぬ方向に吹き出て不始末を招くことも起こり得る。又、
ノズル筒の前進途中で、与圧水の一部が噴射孔からも噴
き出す不都合が起こる可能性もある。そして、2つのモ
ータを設けることは、製作と保守の両面から不経済だっ
た。更に、噴射孔からの噴水量乃至は噴射圧の調節を簡
便に行えないのも、不便、且つ、不経済である。
【0004】そこで本発明の目的は、ノズル筒の後退時
にその先端の汚れ落としを行えて上記の問題が解消し、
又、噴射孔からの噴水量乃至は噴射圧を簡易に調節で
き、且つ、作動用モータが1つで足りるようにした、便
器用の衛生洗浄装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する為
の、本発明による便器用の衛生洗浄装置は、先端に第1
噴射孔6及び第2噴射孔7を設けたピストン状のノズル
筒1を、圧縮ばねにより後退付勢状態でシリンダ2内に
収め、該シリンダ2内に流入させた与圧洗浄水により、
前記ノズル筒1を前記付勢力に抗して洗浄位置に前進さ
せるようにしたノズル部101を備え、前記シリンダ2
には、前記第1及び第2噴射孔6及び7に夫々連通す
る、第1給水口11及び第2給水口12と、前記ノズル
筒1の前進用の第3給水口16とを設け、前記第1〜第
3給水口11,12,16には、1つのモータにより駆
動される流路切換弁102を介して、与圧洗浄水を選択
的に供給するように構成した。流路切換弁102は、ロ
ータリー式のものを用いるとよい。この流路切換弁10
2は、そのケーシング21の内壁面に設けた円筒状の摺
接面21aに、モータ25により回動される円柱状の弁
体22を当接させた構成を備え、前記摺接面21aに
は、前記第1〜第3給水口11,12,16に夫々に接
続される、第1〜第3出水口23A〜23Cを筒軸方向
に所定間隔を隔てて設けると共に、前記摺接面21aの
対向壁面には、与圧洗浄水を流入させる入水口24を設
け、前記弁体22の外周面には、前記入水口24を、前
記第1〜第3出水口23A〜23Cに選択的に導通させ
る為の通水溝が夫々の外周面に設けられて前記摺接面2
1aに摺接する、第1〜第3摺接ドラム22A〜22C
を形成させるとよい。又、前記第1,第2摺接ドラム2
2A,22Bに設けた前記通水溝eは、その通水断面積
が次第に増大又は減少するように形成するとよい。更
に、前記シリンダ2の先端には、前記ノズル筒1の後退
時に、前記第1,第2噴射孔6,7の上部に覆い被さる
カバー体15を設け、前記後退時に、前記第1,第2噴
射孔6,7から与圧洗浄水を噴出させて、その跳ね返り
水により、前記ノズル筒1の先端部が洗浄されるよう
に、前記流路切換弁102を構成するとよい。
【0006】
【実施例】以下に、図面を参照しながら本発明の一実施
例を説明する。図1は、本発明の衛生洗浄装置100
(以下、単に装置と言う)の本体部分を、便器200の
上面後部に取付けた状態を示している。105は、装置
100の制御部である。
【0007】装置100の全体構成を示した図2に於い
て、101はノズル部で、ピストン状のノズル筒1を、
シリンダ2内に出没自在に収めている。102は流路切
換弁で、ノズル筒1の先端からの洗浄水噴射モードを切
換えると共に、ノズル筒1を後退付勢ばねの力に抗して
前進させる役割を果す。103は温水タンクで、給水バ
ルブ104を介して供給される与圧水道水を所望温度に
加温する。この温水は、流路切換弁102を介して、ノ
ズル部101に供給される。図3に、ノズル部101及
び流路切換弁102の外観を、側面図として示した。
【0008】次に、ノズル部101の具体的な構造を、
図4,5を参照しながら説明する。斜め横向きに配設さ
れる、所定長さのノズル筒1の内空部は、その長手方向
に設けた仕切壁3によって、第1通水路4と、第2通水
路5とに分け隔てられている。ノズル筒1の先端部上面
には、第1通水路4に連なる第1噴射孔6と、第2通水
路5に連なる第2噴射孔7とを、幾分かの距離を隔てて
開口させている。
【0009】ノズル筒1の基端には、シリンダ2の内壁
面に摺接するピストン板8を固着している。このピスト
ン板8には、第1及び第2通水路4及び5に夫々連通す
る、通水孔8a及び8bを設けている。
【0010】シリンダ2の先端側端面には、ノズル筒1
を水密に挿通させる挿通孔2aを設け、基端側端面に
は、ピストン板8の2つの通水孔8a,8bと対向する
箇所に、通水孔2b及び2cを設けている。この向き合
った各1組の通水孔2b及び8aと、2c及び8bとの
夫々の間には、通水管9及び10を橋絡状に組付けてい
る。
【0011】その組付け方は、通水管9及び10の基端
側は、通水孔2b及び2cを貫通してシリンダ2の後方
に突出させ、この夫々の突出部分を第1給水口11及び
第2給水口12としている。そして、通水管9及び10
の先端側は、ピストン板8に設けた通水孔8a及び8b
の夫々に水密に遊嵌させている。更に、各通水管9,1
0の先端外周面に設けたフランジ部には、0リング13
を沿わせるようにして嵌着している。
【0012】ノズル筒1とシリンダ2との間には幾分か
の隙間aを設けてある。この隙間a部分には、シリンダ
2の先端面とピストン板8の間に圧縮ばね14を嵌め込
んでいる。この圧縮ばね14によって、ノズル筒1は、
常時は後退位置(図4参照)に保持される。
【0013】更に、シリンダ2の先端には、図4に示し
たように、後退しているノズル筒1の第1,第2噴射孔
6,7の上に覆い被さる状態で、カバー体15を取着し
ている。又、シリンダ2の基端側端面には、第3給水口
16を設けている。この第3給水口16は、ノズル筒1
を圧縮ばね14の付勢力に抗して前進させる為に、与圧
洗浄水を、シリンダ2の内空部bに供給する為のもので
ある。尚、図3中の17は、シリンダ2を固定させる支
持部材である。
【0014】次に、流路切換弁102の構造を、図6〜
図8を参照しながら説明する。ロータリー弁の形態を備
えた流路切換弁102は、そのケーシング21の内壁面
に形成した円筒状の摺接面21aに、モータ25により
回動される円筒状の弁体22を当接させた構成を備えて
いる。
【0015】図6,8に示したように、弁体22の外周
面には、軸方向の所定間隔を隔てた2箇所に、環状溝c
を設けている。これによって、弁体22の外周面には、
軸方向の所定間隔を隔てた3箇所に、摺接面21aに夫
々摺接させる、第1、第2及び第3の摺接ドラム22
A,22B及び22Cを形成させている。
【0016】そして、図7の(a)及び図6,8に示し
たように、第1摺接ドラム22Aの外周面の1箇所に
は、隣の環状溝cと導通する横溝(通水溝)dを軸方向
に設けている。又、横溝dと向き合う周面には、所定長
さのV形溝(通水溝)eを周方向に設けている。このV
形溝eの深さはその拡開方向に向けて次第に深くしてい
る。この拡開端には、隣の環状溝cと導通する横溝(通
水溝)fを連設している。
【0017】第2摺接ドラム22Bの外周面にも、図7
の(b)及び図6,8に示したように、第1摺接ドラム
22Aと同様な溝を設けている。但し、V形溝eは、そ
の拡開方向を、第1摺接ドラム22Aのそれとは逆向き
にしている。
【0018】第3摺接ドラム22Cの外周面には、図7
の(c)及び図6,8に示したように、その周方向の1
箇所を残して、C形環状溝(通水溝)gを周方向に設け
ている。このC形環状溝gには、隣の環状溝cと連通す
る横溝(通水溝)hを交叉状に連設している。
【0019】一方、ケーシング21には、摺接面21a
を設けた壁面に、図6に示したように、第1、第2及び
第3摺接ドラム22A、22B及び22Cの夫々の周方
向に設けた各溝と夫々連通可能な箇所に、第1、第2及
び第3出水口23A,23B及び23Cを設けている。
そして、摺接面21aと対向する側の壁面には、温水タ
ンク103から延びる温水管51(図2参照)を接続さ
せる入水口24を設けている。この入水口24は、ポー
ト26を介して、環状溝c及び各摺接ドラム22A〜2
2Cに設けた各溝に連通している。
【0020】次に、装置100の作用を、各作動モード
別に説明する。先ず、局部の洗浄を行う前に、ノズル筒
1の先端部を洗浄するクリーニングモードに就いて、図
9を参照しながら説明する。このモードでは、弁体22
はモータ25によって図示の位置に回動されている。
【0021】その為、図9の(c)のように、第3摺接
ドラム22Cが、第3出水口23Cと入水口24との導
通を阻止し、シリンダ2の内空部bには与圧洗浄水が供
給されない。従って、ノズル筒1は、図4に示したよう
に、圧縮ばね14によって後退位置に保持されたままで
ある。
【0022】そして、第1摺接ドラム22A及び第2摺
接ドラム22Bは、図9の(a)及び(b)に示したよ
うに、その外周面に設けた横溝dが、入水口24と第1
出水口23A及び第2出水口23Bとを夫々導通させて
いる。その為、通水管9,10、を経て第1,第2通水
路4,5に流入した与圧洗浄水は、第1,2噴射孔6,
7から夫々上向きに噴出する。この噴出水は、その上方
を覆うカバー体15(図4参照)に衝突して跳ね返され
るので、もし、ノズル筒1の先端部分が汚れていれば、
この跳ね返り水によって確実に洗浄される。
【0023】次に、ノズル筒1の進出モードの作用を、
図10を参照しながら説明する。このモードでは、弁体
22は、モータ25によって、図示の位置に右廻りに回
動されている。その為、図10の(a)及び(b)に示
したように、第1摺接ドラム22A及び第2摺接ドラム
22Bの外周面に夫々設けた各溝は、第1出水口23A
及び第2出水口23Bを、入水口24に導通させない位
置を占めている。
【0024】一方、第3摺接ドラム22Cは、図10の
(c)に示したように、その外周面に設けた一方の溝g
が、第3出水口23Cと入水口24とを導通させてい
る。その為、シリンダ2の内空部bに与圧洗浄水が供給
される状態になって、図5に示したように、ノズル筒1
は、この与圧水により圧縮ばね14の付勢力に抗して前
進する。通水管9,10の先端部は、ピストン板8の通
水孔8a,8bに遊嵌状態にあるので、ピストン板8は
前進を妨げられない。
【0025】次に、第1噴射孔6から、温水を穏やかに
噴射して肛門周りを洗浄するモード(以下、弱洗浄モー
ドと言う)の作用を、図11を参照しながら説明する。
このモードでは、弁体22は、モータ25によって図示
の位置に更に右廻りに回動されている。その為、図11
の(c)に示したように、第3摺接ドラム22Cは、第
3出水口23Cを入水口24に導通させるので、ノズル
筒1は前段階の作動モードに引き続いて進出状態に保た
れる。
【0026】そして、第1摺接ドラム22Aは、図11
の(a)に示したように、第1出水口23Aと入水口2
4とを連通させる回動位置を占めるので、第1噴射孔6
から温水が噴射される。この時、V形溝eは、その狭ま
った尖端側が第1出水口23Aに臨んでいるので、穏や
かな噴射が行われる。一方、第2摺接ドラム22Bは、
図11の(b)に示したように、第2出水口23と入水
口24との導通を断つ回動位置にあるので、ビデ洗浄用
の第2噴射孔7からは、温水は噴射されない。
【0027】次に、第1噴射孔6から強く温水を噴射さ
せたて肛門周りを洗浄する強洗浄モードの作用を、図1
2を参照しながら説明する。このモードでは、弁体22
は、モータ25によって図示の位置に更に右廻りに回動
されている。上記の弱洗浄モードとの相異点は、第1摺
接ドラム22AのV形溝eの拡開側部分が第1出水口2
3Aに臨んで位置する為に、第1噴射孔6から温水が強
く噴射されるところにある。尚、モータ25により駆動
される弁体22の回動角度の如何によって、噴射の強さ
を連続的に変えることが出来る。
【0028】次に、上述のクリーニングモードを経た後
に、ビデ洗浄の為にノズル筒1を前進させるモードの作
用を、図13を参照しながら説明する。このモードで
は、弁体22は、モータ25によって左廻りに図示の位
置に回動されている。
【0029】この状態では、第1,第2摺接ドラム22
A,22Bは、第1,第2出水口23A,23Bと入水
口24との導通を断つ位置に回動されているので、第
1,第2噴射孔6,7からは温水は噴射されない。一
方、第3摺接ドラム22Cが、第3出水口23Cと入水
口24とを導通させるので、ノズル筒1が前進する。
【0030】次に、弱く温水を噴射する弱ビデ洗浄モー
ドに就いて、図14を参照しながら説明する。このモー
ドでは、弁体22は、モータ25によって更に左廻りに
図示の位置に回動されている。その為、図14の(c)
に示したように、第3摺接ドラム22Cが、第3出水口
23Cを入水口24に導通させ、ノズル筒1は前モード
に引き続き進出状態に維持される。
【0031】そして、第1摺接ドラム22Aが、図14
の(a)に示したように、第1出水口23Aと入水口2
4との導通を断っているので、第1噴射孔6からは温水
は噴射されない。一方、第2摺接ドラム22Bは、図1
4の(b)に示したように、V形溝eの狭まった尖端部
が、第2出水口23Bに臨んだ状態で、この第2出水口
23Bを入水口24に導通させるので、第2噴射孔7か
らは温水が弱く噴射される。
【0032】次に、強ビデ洗浄モードの作用を、図15
を参照しながら説明する。このモードでは、弁体22
は、モータ25によって上記モードから更に左廻りに図
示の位置に回動されている。弱ビデ洗浄モードとの相異
点は、第2摺接ドラム22BのV形溝eの最も拡開した
部分が第2出水口23Bに臨んだ状態になるので、第2
噴射孔7からは温水が最も強く噴射される点である。
【0033】上記各洗浄モードを終了する時は、モータ
25によって弁体22を左又は右廻りに、図9の位置に
回動させる。これにより、第3摺接ドラム22Cが図9
の(c)に示したように、第3出水口23Cと入水口2
4との導通を断つので、ノズル筒1は圧縮ばね14の付
勢力により、図5に示した状態から、図4の状態に後退
する。
【0034】又、第1,第2摺接ドラム22A,22B
は、その外周面に設けた横溝dが、図9の(a),
(b)に示したように、入水口24と第1,第2出水口
23A,23Bとを夫々導通させているので、通水管
9,10を経て、第1,第2通水路4,5に流入した与
圧洗浄水は、第1,第2噴射孔6,7から上向きに噴出
し、カバー体15に衝突して跳ね返り、ノズル筒1の先
端部分を洗浄し、次回の洗浄モードに備える。
【0035】尚、上記構成に於いて、細部の構造は適宜
に変更しても本発明の目的は達成される。例えば、流路
切換弁102の弁体22に設ける各通水溝の形状や配置
は、上述の各作動モードが実行される限りに於いて、適
宜に設計変更しても差し支えない。
【0036】
【発明の効果】以上の説明によって明らかなように、本
発明による便器用の衛生洗浄装置は、以下に列挙した如
き実用上の優れた効果を奏する。 (a) ノズル筒の前進と、流路切換弁の回動との各作
動を、1つのモータに受け持たせられるので、製作費と
保守の両面から経費を節減できる。 (b) ノズル筒が後退している状態で、ノズル筒の先
端部分に設けた洗浄水噴射孔から与圧洗浄水を噴出さ
せ、カバーに衝突して跳ね返った洗浄水により、ノズル
筒の先端部分を洗浄するようにしたので、従来技術のよ
うに、ノズル筒の前進時に、ノズル筒の先端部分を洗浄
する温水が思わぬ方向に飛散して不始末を招くのを確実
に防げる。 (c) 又、ノズル筒の前進中に、噴射孔から洗浄水が
噴出する恐れも無くなる。 (d) 流路切換弁の弁体に、特定の形状の通水溝を形
成させるだけで、洗浄水の噴出強さを簡易に調節でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、衛生洗浄装置
を取付けた便器の斜視図である。
【図2】同上、衛生洗浄装置の全体構成を示す模式図で
ある。
【図3】同上、ノズル部及び流路切換弁の側面図であ
る。
【図4】同上、ノズル筒を後退させた状態で示すノズル
部の縦断面図である。
【図5】同上、ノズル筒を前進させた状態で示すノズル
部の縦断面図である。
【図6】同上、流路切換弁の縦断面図である。
【図7】同上、図6のV−V線、W−W線及びX−X線
に夫々対応した箇所で示す、弁体の各縦断面図である。
【図8】同上、弁体の斜視図である。
【図9】同上、ノズル筒のクリーニングモードでの、流
路切換弁の作動説明図である。
【図10】同上、ノズル筒の前進モードでの、流路切換
弁の作動説明図である。
【図11】同上、弱洗浄モードでの、流路切換弁の作動
説明図である。
【図12】同上、強洗浄モードでの、流路切換弁の作動
説明図である。
【図13】同上、ビデ洗浄に先立つノズル筒進出モード
での、流路切換弁の作動説明図である。
【図14】同上、ビデ弱洗浄モードでの、流路切換弁の
作動説明図である。
【図15】同上、ビデ強洗浄モードでの、流路切換弁の
作動説明図である。
【符号の説明】
100 装置(衛生洗浄装置) 101 ノズル部 102 流路切換弁 103 温水タンク 104 給水バルブ 105 制御部 200 便器 1 ノズル筒 2 シリンダ 2a 挿通孔 3 仕切壁 4 第1通水路 5 第2通水路 6 第1噴射孔 7 第2噴射孔 8 ピストン板 8a,8b 通水孔 9,10 通水管 11 第1給水口 12 第2給水口 13 0リング 14 圧縮ばね 15 カバー体 16 第3給水口 17 支持部材 21 ケーシング 21a 摺接面 22 弁体 22A 第1摺接ドラム 22B 第2摺接ドラム 22C 第3摺接ドラム 23A 第1出水口 23B 第2出水口 23C 第3出水口 24 入水口 25 モータ 26 ポート a 隙間 b 内空部 c 管状溝 d,f,h 横溝(通水溝) e V形溝(通水溝) g C形環状溝(通水溝)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関 伸悟 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 大橋 政紀 愛知県春日井市愛知町1番地 愛知電機株 式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端に第1噴射孔6及び第2噴射孔7を
    設けたピストン状のノズル筒1を、圧縮ばねにより後退
    付勢状態でシリンダ2内に収め、該シリンダ2内に流入
    させた与圧洗浄水により、前記ノズル筒1を前記付勢力
    に抗して洗浄位置に前進させるようにしたノズル部10
    1を備え、 前記シリンダ2には、前記第1及び第2噴射孔6及び7
    に夫々連通する、第1給水口11及び第2給水口12
    と、前記ノズル筒1の前進用の第3給水口16とを設
    け、 前記第1〜第3給水口11,12,16には、1つのモ
    ータにより駆動される流路切換弁102を介して、与圧
    洗浄水を選択的に供給するように構成したことを特徴と
    する便器用の衛生洗浄装置。
  2. 【請求項2】 前記第1〜第3給水口11,12,16
    に、1つのモータにより駆動されるロータリー式の流路
    切換弁102を介して洗浄水を選択的に供給する様に構
    成したことを特徴とする請求項1記載の便器用の衛生洗
    浄装置。
  3. 【請求項3】 前記流路切換弁102は、そのケーシン
    グ21の内壁面に設けた円筒状の摺接面21aに、モー
    タ25により回動される円柱状の弁体22を当接させた
    構成を備え、 前記摺接面21aには、前記第1〜第3給水口11,1
    2,16に夫々に接続される、第1〜第3出水口23A
    〜23Cを筒軸方向に所定間隔を隔てて設けると共に、
    前記摺接面21aの対向壁面には、与圧洗浄水を流入さ
    せる入水口24を設け、 前記弁体22の外周面には、前記入水口24を、前記第
    1〜第3出水口23A〜23Cに選択的に導通させる為
    の通水溝が夫々の外周面に設けられて前記摺接面21a
    に摺接する、第1〜第3摺接ドラム22A〜22Cを形
    成させたことを特徴とする請求項1又は2記載の便器用
    の衛生洗浄装置。
  4. 【請求項4】 前記第1,第2摺接ドラム22A,22
    Bに設けた前記通水溝eは、その通水断面積が次第に増
    大又は減少するように形成したことを特徴とする請求項
    1乃至3のいずれかに記載の便器用の衛生洗浄装置。
  5. 【請求項5】 前記シリンダ2の先端には、前記ノズル
    筒1の後退時に、前記第1,第2噴射孔6,7の上部に
    覆い被さるカバー体15を設け、 前記後退時に、前記第1,第2噴射孔6,7から与圧洗
    浄水を噴出させて、その跳ね返り水により、前記ノズル
    筒1の先端部が洗浄されるように、前記流路切換弁10
    2を構成したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれ
    かに記載の便器用の衛生洗浄装置。
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