JP4579786B2 - 画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、プログラム・データの変更によって画像処理機能が変えられる複数種の画像処理デバイスを有する画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラムに関し、特に、複数種の画像処理デバイスの機能を1つの制御装置で制御することにより、機能の拡張を容易にし、構成の複雑化を回避可能とする画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラムに関する。
近年、ディジタル複写機では、MFP(多機能)機に見られるように、機器の性能が向上し、高速かつ幅広い画像処理が実現可能になってきている。MFP機の場合、操作部からユーザにより様々な設定を行うことが可能で、この設定に従った画像処理を行うための制御装置も複雑化してきている。
ディジタル複写機における画像処理の制御において、従来からASICが用いられているが、DSP(ディジタルシグナルプロセッサ)を用いる例も増えている。DSPは、プログラムやデータを入れ替えることによって様々な画像処理が実現可能である、といった点から、ASICに比べ、MFP機に用いるのに有利な点が多い。
ただ、画像処理のバリエーションが増えるにつれ、DSPを制御する制御装置は煩雑になってしまう。さらに、仕様変更が容易に行なえるので画像処理制御は多々発生が予想される仕様変更に対し、早急にかつ確実に対応していかなければならなくなってきた。操作部からのさまざまな要求を満たす画像処理制御装置だけではなく、柔軟に仕様変更に対応できることも望まれている。また、実際には、DSPはASICに比べ高価であるので、変更があまり起こらないような画像処理に対してはASICで画像処理を実現している。このように、画像処理を実現するデバイスも用途によって選択、あるいは両立するので、このような仕組みに対応した制御装置が必要になる。
また、高機能化に伴いコピーの外に、ネットワークに接続されプリンタ、スキャナ、FAX等の様々な用途に応じた処理が加わってくる。すると、例えば、ある利用者が、本機側で大量コピーを実行しているとき、別の利用者が、ネットワーク越しにプリントを実行する、といった、複数同時利用という状況が起きる。このような場合には、画像処理制御装置によるリソースの管理が重要になってくる。複数同時利用の際に、画像処理制御装置は、現在制御しているリソースの状態を管理し、両方同時に実行できないと判断した場合、後の実行要求に対し画像処理制御の待ち状態を知らせ、再び実行要求を実行してもらうようにする、といった対応をとることも可能になる。
設定に従って処理条件を変更するために行われるASICやDSPの制御は、従来から、以下に示す方法により行われている。即ち、ASICを用いた画像処理を制御する場合には、図19−1に示すように、制御対象のASICは自由度がないので、操作部を通して入力された情報をASIC制御装置が理解できる情報に翻訳し、翻訳した情報をもとにダウンロード要求をする部分が一体化していた(プロセスP1a)。このために、仕様変更が発生する際には、全体にわたり変更しなければならないので、多くの手間がかかる。また、DSPを用いた画像処理を制御する場合には、図19−2に示すように、操作部からの入力情報をDSP制御装置が理解できる情報に翻訳する部分(プロセスP1b)と、翻訳した情報をDSPへのダウンロードに必要となる詳細な情報に変換し、変換した情報をもとにDSPへのダウンロード要求をする部分(プロセスP2b)に分離することによって、仕様変更が発生する際に、各ステップにおける最小限の変更で対応が可能となる。
ただし、いずれの従来の構造も、デバイスごとに制御ソフトを変更すること、及びリソース管理を前提にしていなかった。つまり、これらは上記したMFP機に求められるような複雑な要求に対する制御を必要とする装置に用いることを意図していないものである。さらに、DSP制御装置単体の"部品"として考えられていないので、同様の画像処理装
置に移植するには、多大な変更が必要になる。
また、図20に示したものは、従来のMFP機の構成として、コピー動作が主体で、新たな機能として蓄積文書情報(画像データ)を対象とする画像処理を制御する仕様が加わった場合の例である。ここでは、コピー動作用、すなわち画像を蓄積しない場合の画像処理制御装置101は、制御対象である画像処理デバイスA103、画像処理デバイスB103を制御する。それとは別に、蓄積文書用の画像処理制御装置102は、制御対象である蓄積文書用の画像処理デバイスC103を制御する。よって、画像処理制御装置101と蓄積文書用の画像処理制御装置102は、互いに独立して制御を行なっているため、MFPシステム全体の構成が複雑になってしまう。
また、MFP機(ディジタル複合機)におけるような組み込み系の画像処理制御装置では、装置を"部品化"し、さまざまな機種に使い回せ、かつ、移植の際に作業が容易に行なえるような構造を持つことが、望まれている。また、実装されているデバイスの状態を把握し制御を切り替えられる仕組みを画像処理制御装置に組み込み、画像処理の実現手段にあわせて制御方法を変えることによって、1つの画像処理制御装置で複数の種類のデバイス制御を移植し、機能の拡張を実現することや、さらにリソース管理を行うことによって複数同時利用を可能にし、高機能化を実現することが望まれている。
上記のような背景にあって、MFP機のような画像処理装置では、複数のディジタル化された画像データを蓄積できる機能が加わり、ネットワークに接続されたクライアントPC(端末)から画像情報を蓄積したり、複合機をスキャナとして用いて画像データを読み込み蓄積し、その後の利用に供する。ここに蓄積される画像(文書)データは、自機だけでなくネットワーク接続された外部のスキャナ、複写機から送られてくる等、様々な入力パスを通して取り込まれ、画像データも一様ではない。この結果、ここに蓄積された画像データを用いて最適な印刷出力を得るためには、最適な画像処理と画像処理パラメータを用いて行なう必要がある。
本発明の解決課題は、蓄積した画像情報に対して、最適な画像処理を行うことができる画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラムを提供することにある。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、指定されたプログラムおよびデータのうち少なくとも一方をダウンロードすることによって処理を変更する、画像処理制御を行う画像処理デバイスを備える画像処理装置において、蓄積される画像情報に付属する情報として設定された付属情報を記憶する蓄積文書情報記憶手段と、画像情報を出力する際に画像情報に対して設定された操作情報を取得する操作情報取得手段と、前記蓄積文書情報記憶手段に記憶された前記付属情報及び前記操作情報取得手段によって取得された前記操作情報を、当該画像処理装置において一意に定まる蓄積内部情報及び操作内部情報に変換するプロトコル変換手段と、前記プロトコル変換手段によって変換された前記蓄積内部情報及び前記操作内部情報を、プログラムおよびデータのうち少なくとも一方であって、前記画像処理デバイスダウンロードされる対象に対応付けられた詳細情報に変換する詳細情報変換手段と、前記詳細情報変換手段によって変換された前記詳細情報に対応付けられた前記ダウンロードされる対象を前記画像処理デバイスにダウンロードするダウンロード手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項にかかる発明は、請求項に記載の画像処理装置において、前記プロトコル変換手段は、前記付属情報が存在しない場合には、前記操作情報取得手段によって取得された前記操作情報のみを、当該画像処理装置において一意に定まる操作内部情報に変換すること、を特徴とする。
また、請求項にかかる発明は、請求項1または2に記載の画像処理装置において、前記付属情報は、色情報、原稿モード、解像度、階調数、像域分離処理ON/OFF、ディジタルAE処理ON/OFF、画像サイズ、アプリケーション情報および画像を読取った機種情報の少なくとも一つを含むこと、を特徴とする。
また、請求項4にかかる発明は、指定されたプログラムおよびデータのうち少なくとも一方をダウンロードすることによって処理を変更する画像処理デバイスを備える画像処理装置における画像処理方法において、蓄積される画像情報に付属する情報として設定された付属情報及び画像情報を出力する際に画像情報に対して設定された操作情報を、当該画像処理装置において一意に定まる蓄積内部情報及び操作内部情報に変換するプロトコル変換ステップと、前記プロトコル変換ステップによって変換された前記蓄積内部情報及び前記操作内部情報を、プログラムおよびデータのうち少なくとも一方であって、前記画像処理デバイスダウンロードされる対象に対応付けられた前記詳細情報に変換する詳細情報変換ステップと、前記詳細情報変換手段によって変換された前記詳細情報に対応付けられた前記ダウンロードされる対象を前記画像処理デバイスにダウンロードするダウンロードステップと、を有することを特徴とする。
また、請求項にかかる発明は、請求項に記載された画像処理方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
請求項1にかかる発明によれば、プロトコル変換手段によって、蓄積される画像情報に付属する情報として設定された付属情報及び画像情報を出力する際に画像情報に対して設定された操作情報を、当該画像処理装置において一意に定まる蓄積内部情報及び操作情報に変換し、詳細情報変換手段によって、プロトコル変換手段によって変換された蓄積内部情報及び操作内部情報を、プログラムおよびデータのうち少なくとも一方であって、画像処理デバイスダウンロードされる対象に対応付けられた詳細情報に変換し、ダウンロード手段によって、詳細情報変換手段によって変換された詳細情報に対応付けられたダウンロードされる対象を画像処理デバイスにダウンロードすることにより、以前に読取った画像情報やネットワークを介して送信された画像情報に対して、読取時に設定した情報を用いて最適な画像処理を行うことができるため、より高品質な画像出力を行うことができるという効果を奏する。また、画像情報を出力する際の利用者の要望に即した画像処理を実行することができるという効果を奏する。
また、請求項にかかる発明によれば、プロトコル変換手段は、付属情報が存在しない場合には、操作情報取得手段によって取得された操作情報のみを、当該画像処理装置において一意に定まる操作内部情報に変換することにより、処理要求が蓄積画像に対する処理ではない場合に、蓄積画像に対する制御動作を省略することができるため、処理を高速化し、リソースを有効利用することができるという効果を奏する。
また、請求項にかかる発明によれば、付属情報は、色情報、原稿モード、解像度、階調数、像域分離処理ON/OFF、ディジタルAE処理ON/OFF、画像サイズ、アプリケーション情報および画像を読取った機種情報の少なくとも一つを含むことにより、蓄積されている画像の情報をより正確に把握することができ、その画像に対し最適な画像処理と画像処理パラメータを設定することができるため、より高品質な画像出力を行うことができるという効果を奏する。
また、請求項4にかかる発明によれば、プロトコル変換ステップによって、蓄積される画像情報に付属する情報として設定された付属情報及び前記画像情報を出力する際に前記画像情報に対して設定された操作情報を取得する操作情報取得手段により取得された前記操作情報を、当該画像処理装置において一意に定まる蓄積内部情報に変換し、詳細情報変換ステップによって、プロトコル変換ステップによって変換された蓄積内部情報及び前記操作情報を、プログラムおよびデータのうち少なくとも一方であって、画像処理デバイスダウンロードされる対象に対応付けられた詳細情報に変換し、ダウンロードステップによって、詳細情報変換ステップによって変換された詳細情報に対応付けられたダウンロードされる対象を画像処理デバイスにダウンロードすることにより、以前に読取った画像情報やネットワークを介して送信された画像情報に対して、読取時に設定した情報を用いて最適な画像処理を行うことができるため、より高品質な画像出力を行うことができるという効果を奏する。
また、請求項にかかる発明によれば、請求項に記載された画像処理方法をコンピュータに実行させることにより、以前に読取った画像情報やネットワークを介して送信された画像情報に対して、読取時に設定した情報を用いて最適な画像処理を行うことができるため、より高品質な画像出力を行うことができるという効果を奏する。
まず、本発明についての基本的な考え方と画像処理装置の基本構成について、図1及び図2を参照して説明する。本発明は、プログラム・データの変更によって画像処理機能が変えられる複数種の画像処理デバイスを有する画像処理装置において、機能の拡張を容易にし、構成の複雑化を回避可能とすることを意図し、この意図を実現する手段として、画像処理制御装置における画像処理デバイスの機能を変更する構成を"部品化"し、複数種の画像処理デバイスの機能を制御するために、1つの画像処理制御装置を用いることを基本的な考え方としている。
図1は、本実施形態にかかる画像処理装置の基本構成の一例を示す説明図である。本発明は、図1に示すように、操作部からの入力情報をインタフェースプロトコル変換する(「内部変数情報」又は「内部情報」への変換)部分(プロセスP1c)と、操作部からの実行要求に対するリソース管理、実装されているデバイスに対するサービスを構築する部分(プロセスP2c)と、インタフェースプロトコル変換した情報をデバイスにダウンロードするための詳細な情報(プログラム・データ管理情報)に変換する部分(プロセスP3c)と、翻訳された詳細な情報をもとにデバイスにダウンロード要求をする部分(プロセスP4c)を備えている。
つまり、本発明の構成は、"部品化"を実現するために、図19−2に示した従来のDSPを制御する画像処理装置の構成に、操作部からの実行要求に対するリソース管理、実装されているデバイスに対するサービスを構築する概念(プロセスP2c)を追加する。リソースや実装した画像処理デバイスを意識することによって、複数同時利用(複数のプロセス要求の発生)への対応、或いは1つの制御装置で複数の種類のデバイス制御を可能にしている。さらに、図19−2での操作部からの入力情報を、DSPを制御する画像処理装置が理解できる情報に翻訳する部分(プロセスP1b)は、本発明の構成では、操作部からの入力情報をインタフェースプロトコル変換する部分(プロセスP1c)と、インタフェースプロトコル変換した情報をデバイスにダウンロードするための詳細な情報に変換する部分(プロセスP3c)とに分けた構成になっている。
図2は、本発明にかかる画像処理制御装置と制御対象である画像処理デバイスの関係の一例を示す説明図である。なお、以下の説明では、画像処理装置としてMFP機を例にする。
本発明では、画像処理制御装置201は図1のように機能ごとに"部品化"されているので、蓄積文書制御機能204という"部品"をこれまでの画像処理制御装置201に付け加えることができる(図2)。これによって、従来通りのコピー動作及び蓄積画像を対象とする画像処理を1つの制御装置で実現可能にする。実際にコピー動作、蓄積画像に対する画像処理を実現する画像処理デバイス203は、同一のASICまたはDSPである場合が多いため、1つの画像処理制御装置201で制御を実現するほうが、MFPシステム全体の構成の複雑化を防ぐことができる。また、蓄積画像制御機能を"部品化"することによって、蓄積機能を持つ機種と持たない機種において、その部品化された機能を追加したり、外したりするだけで複数の機種に柔軟に対応できる。このように、画像処理制御装置201に対する新たな機能の追加を、現在の構成に新たな機能を"部品化"して追加していくことによって、柔軟に対応することが可能になる。
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる画像処理装置の最良な実施の形態を詳細に説明する。なお、以下の説明では、画像処理装置として、MFP機のように、原稿からのスキャナ入力画像、蓄積画像それぞれに対する画像処理を操作部からの指示に従って行う複数の画像処理デバイスを備えた装置を適用対象とし得る画像処理装置を例にする。
「実施形態1」
図3は、実施形態1にかかる画像処理装置(MFP機)における画像処理制御システムの全体構成を概略的に示すブロック図である。図3に示す画像処理制御システムは、MFP機の利用者が処理を要求し、その処理条件の設定入力を行うための操作部301、蓄積画像とその付属情報を管理する蓄積文書情報管理部303、操作部301からの入力情報と蓄積文書情報管理部303からの蓄積画像の付属情報を管理する上位の制御ソフト302、画像処理デバイス203へのダウンロード情報やリソース状態を制御する画像処理制御装置201、画像処理制御装置201によってダウンロードされた情報をもとに、画像処理を実現する複数のASIC、DSP等の画像処理デバイス203(ここでは、A、B2つのデバイスを例示する)で構成する。
操作部301は、利用者の様々な要求に応じた処理条件の設定が可能である。その操作部301の情報をサービス層である上位の制御ソフト302が、設定内容や設定が起きた時間を考慮してタスクに分割し、プロセスとして画像処理制御装置201に伝える。また、操作部301の情報とともに、蓄積文書情報管理部303からの蓄積画像の付属情報も同時に画像処理制御装置201に伝える。
ユーザの要求に従って異なる入力となる操作部301からの入力情報と蓄積文書情報管理部303からの蓄積画像の付属情報をもとに、画像処理制御装置201で画像処理デバイスA、B 203に設定しなければいけないプログラム・データを管理する情報への変換を行う。操作部301からの情報が、蓄積文書情報管理部303からの蓄積画像の付属情報より上位の情報であり、操作部301でコピー動作(画像蓄積を行わない動作)、蓄積された画像の再印刷動作のいずれを動作させるかの、動作モードが指定される。
画像処理制御装置201は、まず、ユーザが操作部301で指定したアプリケーション情報(動作モード)を読み取り、処理要求が操作部301からの情報のみでいいのか、蓄積文書情報管理部303からの蓄積画像の付属情報も用いて処理しなくてはいけないのか判断する。不要だと判断した情報に関しては読み取りを行なわない。
但し、画像処理制御装置201は、システム情報だけは、逆に上位の制御ソフト302に対し問い合わせる。システム情報は、設計段階のときIPUボード(画像処理ユニットボード)に変更があり、このボードに実装される画像処理デバイスA、B 203の種類や個数が変更する場合にも、これをサポートすることを可能にし、現在どのようなIPUボードが実装されていて画像処理デバイス203は何個実装されているかを判断するための情報や、又リソースの使用状態を示す情報である。画像処理制御装置201は、このシステム情報から、制御対象の種類や個数、IPUボードの実装状態を把握し、どのような設計段階であっても、1つの画像処理制御装置でダウンロード制御を行なうことを可能にする。
操作部301からの入力情報には、ユーザが指定したアプリケーション情報、文字モードなどのモードレベルや、直接MTFフィルタのプログラムの番号を指定するファンクションレベルや、サービスマンコマンド等の様々な要求を表した情報が含まれる。また、蓄積文書情報管理部303からの蓄積画像の付属情報とは、その蓄積文書をユーザが保存したときに操作部301で選んだ文字モード、原稿が濃いか薄いかを表すなどの情報であり、システムが保存した情報である。
画像処理制御装置201は、これらの情報をもとに画像処理デバイス203にダウンロードするために必要な詳細レベルの情報に変換する。画像処理制御装置201は自身で変換したプログラム・データをもとに画像処理デバイス203の内部にあるメモリにダウンロードを実行する。ダウンロード後、画像処理デバイス203は、ダウンロードされたプログラム・データに従い画像処理を行う。
ここで、上記した画像処理制御装置201における制御動作を処理フローに沿って、より詳細に説明する。図4は、実施形態1にかかる画像処理制御装置201の処理フローを示す。また、図5は、蓄積画像に対し画像処理を行う場合の1プロセスに対する画像処理制御装置201のシーケンスを示す。
図4及び図5を参照して、画像処理制御装置201における制御動作を説明する。画像処理制御装置201は、外部情報の入力として上位の制御ソフト302から、システム利用者の要求として操作部301を通して入力された情報(ユーザ設定)を取得し(ステップS401)、蓄積文書情報管理部303からの蓄積画像の付属情報を取得する(ステップS402)。ユーザ操作による要求は、プロセス情報、文字モード、サイズ、原稿の濃い薄い、変倍率、MTFフィルタの番号等の様々な情報である。
画像処理制御装置201は、1プロセス要求管理部501で、受け取った情報に示された現在の処理要求に対し、1つの処理要求プロセスとしての管理をし(ステップS403)、外部情報の変換をインタフェースプロトコル管理部502に要求し、操作部301及び蓄積文書情報管理部303からの情報を内部変数に変換する(ステップS404)。この処理は、図5に示すシーケンス(1)の実行による。なお、外部情報を内部変数に変換することにより処理は増えるが、この後の画像処理制御装置201内の処理に外部情報の変動による画像処理制御装置201への影響を防ぐことができる。
インタフェースプロトコル管理部502で変換した内部変数情報のうち、操作部301からの情報を詳細情報変換管理部505に保存する(ステップS405)。操作部301からの情報に含まれているアプリケーション情報(コピー処理か蓄積文書の処理かを指定する)を内部変数に変換した後、蓄積文書(画像)のための処理であるか否かを、インタフェースプロトコル管理部502が判定する(ステップS406)。ここで、蓄積文書のための処理であると判定した場合(ステップS406:Yes)、蓄積文書情報(内部変数)管理部503に蓄積文書の付属情報の保存を行なう(ステップS407)。この処理は、図5に示すシーケンス(2)の実行による。
プロセス情報を含め内部情報に変換した後、リソース状態判断を1プロセス要求管理部501からリソース管理及びサービス管理部504に対して要求する(ステップS408)。この処理は、図5に示すシーケンス(3)の実行による。ここで、過去に取得したリソースの状態と現在のプロセス情報による取得しなくてはいけないリソースとの関係が、実行可能な条件を満たしているか、否かを判断する。実行可能であれば、現在のプロセス情報を保存し(ステップS409)、次のシーケンスの処理を進める。なお、実行が不可能な場合、上位の制御ソフト302にwait状態であることを知らせて、再度要求を送ってもらうようにする。
リソース管理及びサービス管理部504による実行の判断を受けて、1プロセス要求管理部501から詳細情報変換管理部505へダウンロードに必要なプログラム・データのダウンロード詳細情報の決定要求を送る。詳細情報変換管理部505は、操作部301からの内部情報と蓄積文書情報(内部変数)管理部503の保存内容を参照し、詳細情報に変換する(ステップS410)。この処理は、図5に示すシーケンス(4)の実行による。なお、この変換は、内部情報と蓄積文書の情報を直接画像処理デバイス203のダウンロードに用いずに、詳細情報という抽象概念を導入し、即ち、抽象レベルのプログラム・データ管理情報を用いることによって、再利用性向上を図っている。
最後に、ダウンロード実行をリソース管理及びサービス管理部504が、現在実装されている画像処理デバイス203のドライバ制御を管理するダウンロード要求管理部506へ詳細情報変換管理部505が変換した詳細情報(抽象レベルのプログラム・データ管理情報)を送り、ダウンロード要求管理部506は画像処理デバイス203へのダウンロードを実行する(ステップS411)。この処理は、図5に示すシーケンス(5)の実行による。
また、実装されている画像処理デバイス203の種類や個数等の情報を上位の制御ソフト302に問い合わせして、上位の制御ソフト302からシステム情報を得て、制御対象の情報を特定する。特定後、プログラム・データのダウンロードを実行して(ステップS411)、処理要求された1プロセスの画像処理を終了する。終了したら再び操作部301からの入力待ちの状態になる。
「実施形態2」
図6は、実施形態2にかかる画像処理装置(MFP機)における画像処理制御システムの全体構成を概略的に示すブロック図である。なお、図6は、システムの構成とともに、画像処理制御装置201内にある各管理部間の情報の流れを示している。また、画像処理制御装置201内の1プロセスの制御シーケンスを(1)〜(8)の番号順で示している。
図6に示すMFP機の画像処理制御システムは、システム利用者が処理を要求し、その処理条件の設定入力を行うための操作部301、蓄積画像とその付属情報を管理する蓄積文書情報管理部303、操作部301からの入力情報と蓄積文書情報管理部303からの蓄積画像の付属情報を管理する上位の制御ソフト302、画像処理デバイスへのダウンロード情報を制御する画像処理制御装置201、画像処理制御装置201によってダウンロードされた情報をもとに、画像処理を実現する複数のASIC、DSP等の画像処理デバイス203(ここでは、A、B2つのデバイスを例示する)で構成する。
上述した図3における画像処理制御装置201との違いは、画像処理制御装置201内の構成にある。本実施形態では、1プロセス要求管理部501が、1プロセスのシーケンスを管理するマネージャの役割を果たすという点を特徴とし、インタフェースプロトコル管理部502、リソース管理及びサービス管理部504、詳細情報変換管理部505の各管理部が処理を実行するために必要な情報を処理実行要求とともに送る。また、構成については、デバイス単位にダウンロード要求管理部506が存在する点が異なる。
図6に示した、1プロセスの制御シーケンス(1)〜(8)の順に従い、画像処理制御装置201の制御動作を説明する。
操作部301への入力によって指示される、スキャナもしくはプリンタプロセスによる画像処理制御要求が、上位の制御ソフト302から送られてくると、1プロセス要求管理部501は、シーケンス(1)として、インタフェースプロトコル管理部502に、操作部301からの入力情報及び蓄積文書情報管理部303からの蓄積画像の付属情報に対する変換要求を送り、操作部301からの入力情報は、詳細情報変換管理部505が管理する内部変数に変換する。
また、蓄積文書情報管理部303からの蓄積画像の付属情報に関しても、次のような手順で、変換、管理をする。即ち、シーケンス(2)として、インタフェースプロトコル管理部502は、操作部301からの情報の1つであるプロセス情報から蓄積文書に対する処理か、否かを判定する。蓄積文書に対する処理でないと判定した場合、上記の内部変数のみを変換対象にする。他方、蓄積文書に対する処理である場合、蓄積文書情報管理部303からの蓄積画像の付属情報も変換対象とし、変換後の内部変数を蓄積文書情報(内部変数)管理部503に保存する。外部情報を内部変数に変換することにより、処理は増えるがこの後の画像処理制御装置201内の処理に外部情報の変動による画像処理制御装置201への影響を防ぐことができる。
次に、1プロセス要求管理部501は、シーケンス(3)として、リソース状態判断をリソース管理及びサービス管理部504に対して要求する。ここで、過去に取得したリソースの状態と現在のプロセス情報による取得しなくてはいけないリソースとの関係が、実行可能な条件を満たしているか、否かを判断する。実行可能であれば次のシーケンスによる処理に進むが、不可能な場合、上位の制御ソフト302にwait状態であることを知らせて、再度要求を送ってもらうようにする。
また、リソース管理及びサービス管理部504による実行可能の判断を受けて、1プロセス要求管理部501は、シーケンス(4)として、詳細情報変換管理部505へダウンロードに必要なプログラム・データのダウンロード詳細情報の決定要求を送る。詳細情報変換管理部505は、自身が管理している操作部301の内部情報と、送られてきた変換後の蓄積文書情報(内部変数)管理部503の情報より、詳細情報に変換する。なお、この変換は、内部情報と変換後の蓄積文書情報(内部変数)管理部503の情報を直接画像処理デバイス203のダウンロードに用いずに、詳細情報という抽象概念を導入し、即ち、抽象レベルのプログラム・データ管理情報を用いることによって、再利用性向上を図っている。
次に、1プロセス要求管理部501は、シーケンス(5)として、リソース管理及びサービス管理部504に蓄積文書情報(内部変数)管理部503が管理する蓄積文書の情報と、詳細情報変換管理部505で変換したダウンロード詳細情報を送り、画像処理デバイス203へのダウンロード実行要求を行なう。
ダウンロード実行要求を受けたリソース管理及びサービス管理部504は、シーケンス(6)として、実装されている画像処理デバイスA、B 203を判断し、各デバイスのドライバ制御を管理するダウンロード要求管理部506にダウンロード詳細情報を送る。
ここで、DSPの個数情報等のシステム情報304がダウンロード制御に必要な場合、シーケンス(7)として、上位の制御ソフト302に問い合わせ、ダウンロード対象を特定する。各画像処理デバイスA 203をDSPとした場合、DSPは、画像処理プログラムを変えることにより、その内部での画像処理を容易に変更することができる。この利点は、設計変更を容易にすることを意味している。設計段階で画像処理アルゴリズムを変えることによって、IPUボードでのDSPの個数の入れ替えが起こり得る。DSPを対象としたデバイスAのダウンロード要求管理部506は、DSPの個数情報等のシステム情報304を上位の制御ソフト302に問い合わせることによって、ダウンロード対象を特定する。画像処理デバイスB 203がASICの場合、画像処理アルゴリズムが決定し、変更ができないデバイスなので、個数の入れ替え等あまり起こり得ない。この場合、特にシステム情報304を常に監視する必要がないので、参照する機能はなくダウンロード要求管理部506内の情報のみでダウンロード制御を実現する。このように、ダウンロード要求管理部506が問い合わせるのは、システム情報304は機種依存の情報でどの機種でも必要ではない情報である。実装の都合に大きく依存する情報なので、実装対象を管理する最も近いダウンロード要求管理部506が行なうことによって変動要素をこの管理部に集約している。
最後に、各ダウンロード要求管理部506は、シーケンス(8)として、担当する画像処理デバイス203へのダウンロードを実行する。送られてきたダウンロード詳細情報と蓄積文書情報(内部変数)管理部503が管理する蓄積文書の情報とダウンロード実行要求により、各ダウンロード要求管理部506は担当する画像処理デバイス203に対し、プログラム・データのダウンロードをして処理を終了する。ダウンロード要求管理部506をデバイス単位に分割することによってダウンロード要求管理部506も部品化され、MFP機の画像処理デバイス203の実装状況に応じて入れ替えを最小限に抑えることができる。画像処理制御装置201での処理が終了したら、再び操作部301からの入力待ちの状態になる。
次に、上述した実施形態1および実施形態2にかかる画像処理システムにおけるインタフェースプロトコル管理部502の実施レベルの構成を例示して、説明する。
図7は、インタフェースプロトコル管理部502の本実施形態の処理フローを示す。インタフェースプロトコル変換は、従来のアプリケーションごとに独立した制御システムでは、コピー動作と蓄積文書の出力動作の同時処理といったことを考慮することがなかったが、上述したように、画像を蓄積しないコピー動作以外に蓄積文書の動作も対象とすることにより、変換の対象が蓄積文書情報管理部303からの蓄積画像の付属情報も加わる。
図7を参照して、インタフェースプロトコル管理部502の処理を説明する。まず、操作部301からの入力情報のプロセス情報を翻訳する処理を実行する(ステップS701)。このプロセス情報は、コピー、蓄積文書出力のいずれの動作にも必要な情報であり、ユーザが指定したアプリケーションを特定するために使うので、まずこの情報を翻訳する。
次いで、翻訳したプロセス情報をもとに、蓄積文書の出力動作であるか、否かを判断する(ステップS702)。このステップは、コピー動作には不要な蓄積文書の付属情報(設定)に対する処理を省略するために行う。即ち、操作部301からの設定はコピー、蓄積文書出力のいずれの動作にも必要であるが、蓄積文書情報管理部303からの蓄積画像の付属情報は、蓄積文書に対する処理のみに必要な情報である。そこで、翻訳したプロセス情報より、蓄積文書情報管理部303からの蓄積画像の付属情報が今回指示された動作の制御に必要か、否かの判断を行ない、コピー動作等の特に必要ではないと判断された場合、保存しても使わない情報なので、蓄積画像の付属情報に対する翻訳、保存処理を省略する。
蓄積文書の出力動作であると判断された場合には(ステップS702:Yes)、蓄積画像の付属情報を翻訳し、内部変数としてその結果を得る(ステップS703)。次いで、翻訳結果として得た内部情報(翻訳した蓄積文書の情報708)を蓄積文書情報(内部変数)管理部503に保存する(ステップS704)。
他方、操作部301からの入力情報については、どの動作にとっても必要であるために、常に翻訳を行い、内部変数としてその結果を得(ステップS705)、得た内部情報(翻訳した操作部の情報707)を詳細情報変換管理部505に保存する(ステップS706)。この一連の処理をどのアプリケーションに対する処理要求のプロセスでも行なう。図7に示す例では、操作部301からの入力情報の翻訳、保存処理を、コピー動作では、蓄積文書に対する処理動作の判断後、直ぐに行い、又蓄積文書の出力動作では、蓄積画像の付属情報の翻訳、保存処理に加えて行う。
このように、蓄積文書の出力動作であるか、否かを判断する機能を追加したことにより、不要な情報を翻訳、保存することなく処理が高速化する。また、1つのインタフェースプロトコル管理部502によって、付加されたアプリケーションである蓄積文書の出力動作に必要な、蓄積文書の付属情報に対する翻訳と、翻訳結果としての内部情報の保存を可能にする。
上述した実施形態1および実施形態2にかかる画像処理システムにおける詳細情報変換管理部505の実施レベルの構成を例示して、説明する。
図8は、詳細情報変換管理部505の本実施形態の構成を示す。図8に示す詳細情報変換管理部505は、詳細情報変換管理マネージャ802と、画像処理A、B、C、D、…の詳細情報変換部801を構成要素とする。なお、詳細情報変換管理部505では、各画像処理の詳細情報変換部801によってA、B、C、D、…の画像処理単位で詳細な情報への変換を行うので、図8中に、この変換に必要な情報である、翻訳した操作部の情報707及び翻訳した蓄積文書の情報708の参照構造を示している。
図8を参照して、詳細情報変換管理部505の動作を説明すると、先ず、1プロセス要求管理部501(図5、図6参照)から詳細情報変換要求が送られてくる。詳細情報変換管理部505への外部からの要求は、常に詳細情報変換管理マネージャ802が受け付ける。
詳細情報変換管理マネージャ802は、要求に従い各画像処理の詳細情報変換部801に対し、それぞれの画像処理に対する変換要求(図8の実線)を送る。各画像処理の詳細情報変換部801は、詳細情報変換管理マネージャ802からの要求に従い、自身が担当する画像処理の詳細情報803への変換を行う。
変換に必要な情報としては、画像処理A、B、C、D、…の詳細情報変換部801のいずれも、インタフェースプロトコル管理部502(図7参照)によって変換された情報を用いる。この情報は、図8の点線で示すように、操作部301からの情報の場合、翻訳した操作部の情報707を参照し、蓄積文書の場合、翻訳した蓄積文書の情報708を参照して、必要な情報を得る。
画像処理A、B、C、D、…の詳細情報変換部801がそれぞれ行う変換に、どの情報が必要であるかは、各変換部801が判断し、詳細情報の変換に必要な情報のみをそれぞれの情報源から取得する。画像処理によっては、翻訳した操作部の情報707、翻訳した蓄積文書の情報708、またはこれらの両方を制御に必要とする処理があり、その判断は画像処理によって決まるので、画像処理の詳細情報変換部801の変動部として、制御要求に従って変更することが可能な構成を採用する。
画像処理A、B、C、D、…の詳細情報変換部801各々が、参照後、詳細な情報を決定し、決定した画像処理用の詳細情報803をそれぞれの格納場所に保存する。この各画像処理A、B、C、D用の詳細情報803も、詳細情報変換管理部505が詳細情報群として保存し管理する。
以下の説明は、上述した実施形態1および実施形態2にかかる画像処理システムにおける詳細情報変換管理部505における実施レベルの構成として、詳細情報変換をテーブル参照方式により行う例を提案するものである。
図9は、操作部の要求レベルを次元にした参照テーブルの一例を示す。画像処理デバイス203としては、DSPを用いた例に見ることができるように、もともとプログラムとデータを自在に書き換えることが可能であり、様々なバリエーションの画像処理を実現することを前提としているので、操作部301の要求レベルによってダウンロードが必要なプログラム・データの情報は、常に変わる可能性がある。このようにいつ変更するかもしれないコードをソースコードで管理していると、その作業頻度は増大してしまう。
そこで、詳細情報変換管理部505内の画像処理の詳細情報変換部801(図8参照)は、図9に示すような操作部の要求レベルを次元にしたテーブルで管理して、その翻訳された情報をもとに、ダウンロード要求管理部506(図5、図6参照)に対し、画像処理デバイス203にダウンロードするプログラム・データを要求する、画像処理群の詳細情報803(図8参照)を決定する。
図9に示すテーブルは、操作部301の[要求レベル1]、 [要求レベル2]、 [要求レベル3]をテーブルの次元にして、PX(プログラム種類)、DX(データ種類)を決定するためのものを例示する。制御する要因が[要求レベル1]、 [要求レベル2]、 [要求レベル3]で変わらず、操作部の要求レベルによってダウンロードしなくてはいけないプログラム・データを変えたい場合、作業者はソースコードを意識することなく、このテーブルをもとにプログラム番号PXとデータ番号DXを書き換える。この様にすることによって、実際にソースコードは、このテーブルを参照し、ダウンロードに必要なプログラム・データの情報を決定しているので、ダウンロード要求管理部506に送る要求を変えることが可能となり、この方式によって、目的とする画像処理デバイス203にダウンロードするプログラムとデータの内容が変更できる。
図9に例示したようなテーブル参照方式による制御構造は、上記のように、操作部の要求レベルによってプログラム・データの情報を決定できるが、本実施形態では、さらに、翻訳した蓄積文書の情報708も参照でき、さらにその内容を制御することを可能とする。
図10は、この参照テーブルの例を示すもので、操作部の要求レベル、蓄積文書情報を次元にしたテーブルを示している。図10に示す例は、テーブル参照方式による制御構造は同じである。しかし、この例の場合、テーブルの第2次元目は、[蓄積文書情報]として、翻訳した蓄積文書の情報708も参照できるような形式にしている。
また、上記したテーブル参照方式による制御構造を、コピー及び蓄積文書出力の動作を行うシステムに用いた場合の実施形態を以下に例示する。ここでは、コピー、蓄積文書出力のそれぞれの動作に応じて、参照テーブルの切り替え制御を行う手段を、画像処理A用の詳細情報変換部801に用意する。
図11は、本例の蓄積文書判断による参照テーブル切り替えの制御フローの一例を示す。この例では、コピー、蓄積文書出力の各動作に応じて、コピー、蓄積文書出力用の参照テーブルとしてそれぞれ管理されている、図9、図10のようなテーブルを切り替える制御動作を詳細情報変換管理部505内の画像処理A用の詳細情報変換部801(図8参照)で行うようにする。
図11の制御フローを参照すると、先ず、翻訳した操作部の情報707のプロセス情報より蓄積文書のための処理か、否かの判定を行なう(ステップS111)。ここで、蓄積文書のための処理であった場合(ステップS111:Yes)、図10の翻訳した蓄積文書の情報708も参照できるような形式のテーブルを参照する(ステップS113)。この場合、テーブル参照に必要な蓄積文書の情報708と、そのテーブルの次元は、画像処理Aの詳細情報変換部801が把握しているものとして、テーブル参照を行ない、画像処理A用の詳細情報803を得る(ステップS114)。
蓄積文書のための処理でなかった場合(ステップS111:No)、図9の翻訳した操作部の情報707のみを参照できる形式のテーブルを参照し(ステップS112)、画像処理A用の詳細情報803を得る(ステップS114)。
処理の制御要求によって、どのような外部情報を用いるか、どのようなテーブルを用意するかは、変わるものなので、変動部として画像処理の詳細情報変換部801を設計していく。図11に示した例では、画像処理Aの詳細情報変換部801のみを示しているが、全ての画像処理に対し、1つずつの画像処理の詳細情報変換部801によって、同様の処理をしていき、全ての画像処理に対し画像処理の詳細情報803への変換を行う。
上述した第1の実施の形態および第2の実施の形態にかかる画像処理システムにおけるダウンロード要求管理部506(図5、図6参照)を実施レベルの構成を例示し、説明する。
図12は、画像処理デバイス203にダウンロード要求管理部506が、プログラムをダウンロードする場合に参照するプログラムテーブルの例を示す。画像処理デバイス203としては、DSPを用いた例に見ることができるように、もともとプログラムとデータを自在に書き換えることが可能であり、様々なバリエーションの画像処理を実現することを前提としているので、操作部301の要求レベルによってダウンロードが必要なプログラム・データの情報は、常に変わる可能性がある。このように、いつ変更するかもしれないコードをソースコードで管理していると、その作業頻度は増大してしまう。
そこで、ダウンロード管理部506は、DSP制御装置が理解できる情報に翻訳する画像処理の詳細情報変換部801が決定したプログラムとデータ番号をもとに、その番号に属している図12に示したテーブルに示しているような複数のプログラムを決定し、その決定したプログラムを画像処理デバイス203に対してダウンロード要求を実行する。
例えば、図9のテーブルで、プログラム番号P8が選択された場合、画像処理デバイス203にダウンロード要求管理部506は、図12のテーブルから5つの5,0,0,0,0番目にあるプログラムを、画像処理デバイス203に対してダウンロード要求を出して、ダウンロードを行なう。
この画像処理プログラム・データの設定に関しては、従来方法で実現可能であるが、プロセス情報の設定ができない。そこで、この設定を可能とするダウンロード要求管理部506を次に示す。
図13は、プロセス情報の設定を可能とする本実施形態のダウンロード要求管理部506の構成を示す。図13に示すダウンロード要求管理部506は、画像処理のダウンロード管理部1301と、テーブル群1302と、プロセス情報ダウンロード管理部1303を構成要素とする。なお、この例では、画像処理A、B、2処理のダウンロード管理を行う例であり、画像処理A、Bそれぞれのダウンロード管理部1301を有する。
図13を参照して、ダウンロード要求管理部506の構成及びその動作を説明すると、設定項目は、大きく2つに分類され、1つは、画像処理のダウンロード管理部1301からの画像処理実行に必要なプログラム・データ情報と、もう1つは、画像処理を実現する対象の画像サイズ等の、プロセス情報ダウンロード管理部1303が管理するプロセス情報のデータがある。
画像処理用のプログラム・データは従来通り、各画像処理のダウンロード管理部1301がそれぞれの画像処理用の詳細情報803(図8参照)を入力として、ダウンロード要求管理部 506が管理している、図12に例示したようなテーブル群1302を参照し、ダウンロード設定値を特定し、ダウンロードを実行する。
他方、プロセス情報は、1プロセスに不変の情報で、蓄積文書に対する処理の指示があるか、否か、その判断を可能とするアプリケーション情報や、画像サイズ情報が含まれる。従来のコピー動作のみを対象とした画像処理制御装置201では、翻訳した蓄積文書の情報708がないため、操作部301からの情報として詳細情報変換管理部505(図5、図6参照)内の1つの情報として扱っていた。
しかし、本例では、画像サイズは、コピー動作、蓄積文書の出力動作によって変化し、また蓄積文書の出力動作の場合、その情報は、蓄積文書情報管理部303からの蓄積画像の付属情報になるため、蓄積文書情報管理部503(図5、図6参照)が管理する情報になる。画像サイズ情報は、画像処理デバイス203に何ラインの画像に対して画像処理を実行するか知らせるため画像処理制御装置201がダウンロード設定する項目の1つになる。
図14は、蓄積文書動作であるか否かの判断により、プロセス情報を特定する制御フローの一例を示す。この制御フローは、プロセス情報ダウンロード管理部1303の管理動作として行う。
図14の制御フローを参照して説明する。プロセス情報ダウンロード管理部1303は、翻訳した操作部の情報707を取得する(ステップS1401)。次に、画像サイズ情報等のプロセス情報ダウンロード値を特定するために、先ず、どの情報が有効であるか、プロセス情報ダウンロード管理部1303が判断する。即ち、翻訳した操作部の情報707のプロセス情報であるアプリケーション情報から蓄積文書動作であるか否かを判断する(ステップS1402)。蓄積文書動作であれば(ステップS1402:Yes)、蓄積文書情報708を有効情報としてプロセス情報を特定する(ステップS1404)。また蓄積文書動作でなければ(ステップS1402:No)、操作部情報707を有効情報として、プロセス情報を特定し(ステップS1403)、参照情報を切り替えて画像サイズ情報等のプロセス情報ダウンロード値を決定し(ステップS1405)、画像処理デバイス203にダウンロードを実行する(ステップS1406)。
上述した実施形態1および実施形態2にかかる画像処理システムにおけるダウンロード要求管理部506(図13参照)に適用可能な実施レベルの構成として、ダウンロードするプログラム・データを詳細情報からの演算により求める方式により行う例を提案するものである。
図15は、画像データの2値化変換に用いるγデータの一例を示す。これは、制御要求仕様でγデータを用いた2値化を行う際に、2値化の閾値が操作部301の情報として与えられる場合の一例である。ダウンロード要求管理部506は、2値化閾値情報をもとに、図15のテーブルを参照し、その閾値番目γデータテーブルを参照し、画像処理デバイス203にダウンロードを実行すれば、このダウンロード制御によって、制御要求仕様の実現が可能になる。しかし、ただでさえ大きいγデータ(unsigned charデータが256個)を256個のテーブル情報として、ROMメモリを大量に消費することになる。
そこで、このメモリ容量を節約するために、以下の方法を採用する。図16は、画像処理のダウンロード管理部1301が計算でγデータを求める本実施形態の演算方式による例を示す。
この例は、ダウンロードするデータは全てテーブル群1302を参照することによって得るのではなく、計算してRAM内に一時的にダウンロードするデータを作り、そのデータを用いてダウンロードを実行する例を示している。
図16の(A)に示す、一時保存用にGamTbl[256](unsigned char)をγテーブルとして用意し、図16の(B)に示す、2値化閾値情報Thrと比較するγ演算式を用いることによって、GamTbl[256]に設定値を保存している。この場合、図15に示した256個γデータを常時用いるテーブル制御方式に比べ一時保存で1個のγデータを保存するためのメモリを確保するだけで良いので、256倍メモリ容量を節約できる。しかも、1プロセスの制御を終了すればこの1つのγデータ保存メモリも開放され、他の処理に利用できる。
画像処理制御装置201自身が計算して、ダウンロード設定値を求める一例としてγデータ算出例を示したが、他にも色補正等のさまざまな制御要因に対し、演算によってダウンロード設定値を決定する方式が採用可能である。また、3次元コンボリューションを行なう際の変倍制御データの設定値もテーブル等あらかじめ画像処理制御装置201は保存しているのではなく、計算で求めてダウンロードを実行することにより、さらに演算方式を用いるメリットが大きくなる。
次に、上述した蓄積文書情報管理部303に蓄積する文書の付属情報について説明する。蓄積文書情報管理部303に蓄積する文書の付属情報とは、色情報(RGB、CMYK等)、原稿モード、解像度、階調数、画像種に対応する像域分離処理のON/OFF、ディジタルAE(地肌除去)処理ON/OFF、画像サイズ、アプリケーション情報及び蓄積した機種情報であり、蓄積文書の出力における画質の低下を起こさないようにするものである。
蓄積文書情報管理部303に蓄積する文書の付属情報は、蓄積文書の出力動作が指示された場合に、インタフェースプロトコル管理部502によって、内部変数に翻訳され、蓄積文書の動作時に使用することが可能になる。従って、蓄積画像に付属する、色情報(RGB、CMYK等)、原稿モード、解像度、階調数、画像種に対応する像域分離処理のON/OFF、ディジタルAE(地肌除去)処理ON/OFF、画像サイズ、アプリケーション情報及び蓄積した機種情報といった情報を、画像情報とともに蓄積文書の情報として、可能な限り、外部記憶装置等に設けた蓄積文書情報管理部303に保存しておくことは、蓄積文書の再利用時の画質を保つために必要となる。
図7を参照して説明したように、インタフェースプロトコル管理部502は、蓄積文書情報管理部303に蓄積する文書の付属情報として、これらの情報があれば、全て翻訳することができるので、画像処理制御装置201の制御要因になる。
インタフェースプロトコル管理部502が翻訳した蓄積文書の情報708として翻訳したら、その情報を用い図10に示した、操作部の要求レベル、蓄積文書情報を次元にしたテーブルを参照して、各画像処理の詳細情報変換部801は、画像処理用の詳細情報803に変換できる(図8参照)。
制御要因である翻訳した蓄積文書の情報708がさらに多くなっても、翻訳した蓄積文書の情報708の参照構造は変わらず、制御する図10のような制御テーブルの次元が増えメモリ容量を多く使用するが、画像処理制御装置201としては、テーブルを参照する制御構造の1行(もしくは数行)を変更するだけで、多次元となった制御テーブルを参照し、詳細な情報に変換できる。
また、テーブルを参照するための制御要因として翻訳した操作部の情報707、翻訳した蓄積文書の情報708を直接テーブルの参照に用いた例を示しているが、図16に示すように、この2つの情報から計算して別の新しい値を求めた後にその値を用いてテーブル参照する演算方式を採用することも可能である。
図17は、操作部の要求レベル、操作部の要求レベルと蓄積文書情報から計算した値を次元にしたテーブルの例を示す。図17の(B)に示すテーブルにおいて、2次元目の[A]の値は、図17の(A)に示す値で、翻訳した操作部の情報707、翻訳した蓄積文書の情報708における変倍率の情報(本例では、"操作部の変倍率情報/蓄積文書の変倍率情報")から決定した値で、この[A]を制御要因として、制御テーブルを参照している例を示している。
このように、様々な蓄積文書に対し、幅広いバリエーションで画像処理パラメータを選択することができ、高品質の画質を保証することが可能になる。
また、以前に読取った画像情報やネットワークを介して送信された画像情報について、付属情報を保持し、その付属情報を用いて画像処理デバイスにダウンロードするプログラムやデータを決定するもとにより、これらの画像情報に即した画像処理を行うことができ、高品質な画像を出力することができる。
図18は、かかる画像処理装置100のハードウェア構成を示すブロック図である。本図に示すように、この画像処理装置100は、コントローラ10とエンジン部(Engine)60とをPCI(Peripheral Component Interconnect)バスで接続した構成となる。コントローラ10は、画像処理装置100全体の制御と描画、通信、操作部20からの入力を制御するコントローラである。エンジン部60は、PCIバスに接続可能なプリンタエンジンなどであり、たとえば白黒プロッタ、1ドラムカラープロッタ、4ドラムカラープロッタ、またはスキャナなどである。なお、このエンジン部60には、プロッタなどのいわゆるエンジン部分に加えて、誤差拡散やガンマ変換などの画像処理部分が含まれる。
コントローラ10は、CPU11と、ノースブリッジ(NB)13と、システムメモリ(MEM−P)12と、サウスブリッジ(SB)14と、ローカルメモリ(MEM−C)17と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)/DSP203と、ハードディスクドライブ(HDD)18とを有し、ノースブリッジ(NB)13とASIC/DSP203 との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス15で接続した構成となる。また、MEM−P12は、ROM(Read Only Memory)12aと、RAM(Random Access Memory)12bと、をさらに有する。
CPU11は、画像処理装置100の全体制御をおこなうものであり、NB13、MEM−P12およびSB14からなるチップセットを有し、このチップセットを介して他の機器と接続される。
NB13は、CPU11とMEM−P12、SB14、AGP15とを接続するためのブリッジであり、MEM−P12に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCIマスタおよびAGPターゲットとを有する。
MEM−P12は、プログラムやデータの格納用メモリ、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリなどとして用いるシステムメモリであり、ROM12aとRAM12bとからなる。ROM12aは、プログラムやデータの格納用メモリとして用いる読み出し専用のメモリであり、RAM12bは、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリなどとして用いる書き込みおよび読み出し可能なメモリである。
SB14は、NB13とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。このSB14は、PCIバスを介してNB13と接続されており、このPCIバスには、ネットワークインターフェース(I/F)部なども接続される。
ASIC/DSP203は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGP15、PCIバス、HDD18およびMEM−C17をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。このASIC/DSP203は、PCIターゲットおよびAGPマスタと、ASIC/DSP203の中核をなすアービタ(ARB)と、MEM−C17を制御するメモリコントローラと、ハードウェアロジックなどにより画像データの回転などをおこなう複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)と、エンジン部60との間でPCIバスを介したデータ転送をおこなうPCIユニットとからなる。このASIC/DSP203には、PCIバスを介してFCU(Fax Control Unit)30、USB(Universal Serial Bus)40、IEEE1394(the Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)インターフェース50が接続される。
MEM−C17は、コピー用画像バッファ、符号バッファとして用いるローカルメモリであり、HDD(Hard Disk Drive)18は、画像データの蓄積、プログラムの蓄積、フォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。
AGP15は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレーターカード用のバスインターフェースであり、MEM−P12に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレーターカードを高速にするものである。
なお、本実施形態の画像処理装置で実行される画像処理プログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。
本実施形態の画像処理装置で実行される画像処理プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、本実施形態の画像処理装置で実行される画像処理プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、本実施形態の画像処理装置で実行される画像処理プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
本実施の形態の画像処理装置で実行される画像処理プログラムは、上述した各部(1プロセス要求管理部、インタフェースプロトコル管理部、蓄積文書情報(内部変数)管理部、リソース管理及びサービス管理部、詳細情報変換管理部、ダウンロード要求管理部など)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記ROMから画像処理プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、1プロセス要求管理部、インタフェースプロトコル管理部、蓄積文書情報(内部変数)管理部、リソース管理及びサービス管理部、詳細情報変換管理部、ダウンロード要求管理部などが主記憶装置上に生成されるようになっている。
本実施形態にかかる画像処理装置の基本構成の一例を示す説明図である。 本発明にかかる画像処理制御装置と制御対象である画像処理デバイスの関係の一例を示す説明図である。 実施形態1にかかる画像処理装置(MFP機)における画像処理制御システムの全体構成を概略的に示すブロック図である。 実施形態1にかかる画像処理制御装置の処理フローを示す図である。 蓄積画像に対し画像処理を行う場合の1プロセスに対する画像処理制御装置のシーケンスを示す図である。 実施形態2にかかる画像処理装置(MFP機)における画像処理制御システムの全体構成を概略的に示すブロック図である。 インタフェースプロトコル管理部(図5、図6)における処理フローの一例を示す図である。 詳細情報変換管理部(図5、図6)の内部構成の一例を示す図である。 操作部の要求レベルを次元にした参照テーブルの一例を示す図である。 操作部の要求レベル及び蓄積文書情報を次元にした参照テーブルの一例を示す図である。 蓄積文書判断による参照テーブル切り替えの制御フローの一例を示す図である。 プログラムのダウンロード時に参照するプログラムテーブルの一例を示す図である。 ダウンロード要求管理部(図5、図6)の内部構成の一例を示す図である。 プロセス情報ダウンロード管理部の制御フローの一例を示す図である。 画像データの2値化変換に用いるγデータの一例を示す図である。 画像処理のダウンロード要求管理部(図13)が計算でγデータを求める方式の一例の説明図である。 操作部の要求レベル、操作部の要求レベルと蓄積文書情報から計算した値、を次元にした参照テーブルの一例を示す図である。 かかる画像処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 従来の画像処理装置の構成の一例を示す説明図である。 従来の画像処理装置の構成の一例を示す説明図である。 従来例にかかる画像処理制御装置と制御対象である画像処理デバイスの関係の一例を示す説明図である。
符号の説明
201・・画像処理制御装置、 203・・画像処理デバイス、
301・・操作部、 302・・上位の制御ソフト、
303・・蓄積文書情報管理部、 304・・システム情報、
501・・1プロセス要求管理部、 502・・インタフェースプロトコル管理部、
503・・蓄積文書情報(内部変数)管理部、
504・・リソース管理及びサービス管理部、
505・・詳細情報変換管理部、 506・・ダウンロード要求管理部。

Claims (5)

  1. 指定されたプログラムおよびデータのうち少なくとも一方をダウンロードすることによって処理を変更する、画像処理制御を行う画像処理デバイスを備える画像処理装置において、
    蓄積される画像情報に付属する情報として設定された付属情報を記憶する蓄積文書情報記憶手段と、
    画像情報を出力する際に画像情報に対して設定された操作情報を取得する操作情報取得手段と、
    前記蓄積文書情報記憶手段に記憶された前記付属情報及び前記操作情報取得手段によって取得された前記操作情報を、当該画像処理装置において一意に定まる蓄積内部情報及び操作内部情報に変換するプロトコル変換手段と、
    前記プロトコル変換手段によって変換された前記蓄積内部情報及び前記操作内部情報を、プログラムおよびデータのうち少なくとも一方であって、前記画像処理デバイスダウンロードされる対象に対応付けられた詳細情報に変換する詳細情報変換手段と、
    前記詳細情報変換手段によって変換された前記詳細情報に対応付けられた前記ダウンロードされる対象を前記画像処理デバイスにダウンロードするダウンロード手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記プロトコル変換手段は、前記付属情報が存在しない場合には、前記操作情報取得手段によって取得された前記操作情報のみを、当該画像処理装置において一意に定まる操作内部情報に変換すること、を特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記付属情報は、色情報、原稿モード、解像度、階調数、像域分離処理ON/OFF、ディジタルAE処理ON/OFF、画像サイズ、アプリケーション情報および画像を読取った機種情報の少なくとも一つを含むこと、を特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 指定されたプログラムおよびデータのうち少なくとも一方をダウンロードすることによって処理を変更する画像処理デバイスを備える画像処理装置における画像処理方法において、
    前記画像情報を出力する条件として設定された操作情報及び前記画像情報を出力する際に前記画像情報に対して設定された操作情報を、当該画像処理装置において一意に定まる蓄積内部情報及び操作内部情報に変換するプロトコル変換ステップと、
    前記プロトコル変換ステップによって変換された前記蓄積内部情報及び前記操作内部情報を、プログラムおよびデータのうち少なくとも一方であって、前記画像処理デバイスダウンロードされる対象に対応付けられた詳細情報に変換する詳細情報変換ステップと、
    前記詳細情報変換手段によって変換された前記詳細情報に対応付けられた前記ダウンロードされる対象を前記画像処理デバイスにダウンロードするダウンロードステップと、
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  5. 請求項4に記載された画像処理方法をコンピュータに実行させることを特徴とする画像処理プログラム。
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