JP6210223B2 - 画像形成装置、画像形成方法、及びプログラム - Google Patents

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本発明は、画像形成装置、画像形成方法、及びプログラムに関する。
例えば、特許文献1には、次のような画像形成装置が開示されている。すなわち、当該画像形成装置は、画像形成に用いられる複数の異なる色のトナーのうちの或る色のトナーが無くなった場合に、他の色のトナーを用いて画像形成を行う。
また、特許文献2には、次のような画像形成装置が開示されている。すなわち、当該画像形成装置は、複数の異なる色のトナーのうち或る色のトナーの残量が所定量以下になった場合に、その所定量以下となったトナーの削減率をユーザーに設定させる。当該画像形成装置は、設定された削減率でトナーの使用量を削減した場合の画像データを生成し、生成した画像データに基づいて画像形成を行う。また、当該画像形成装置は、設定された削減率でトナーの使用量を削減した場合の画像(トナー削減後のイメージ画像)を表示し、トナーの使用量を削減した画像形成を行うか否かをユーザーに選択させる。
特開2008−191504号公報 特開2011−39209号公報
特許文献1に記載の画像形成装置は、複数の色のトナーのうちのいずれかの色のトナーが無くなった場合でも、他の色のトナーを用いて継続して画像形成を行うことができる。しかし、当該画像形成装置は、無くなった色のトナーが本来必要な場合でもそのトナーを用いずに他の色のトナーを用いて画像形成を行う。そのため、画像形成の対象となる画像(以下「対象画像」という)の内容によっては、当該画像形成装置は、本来の色味或いはそれに近い色味で対象画像の画像形成を行えない可能性がある。
一方、特許文献2に記載の画像形成装置は、トナーが無くなる前に、無くなりそうなトナーの使用量を、ユーザーによって設定された削減率で削減して画像形成を行う。すなわち、当該画像形成装置は、トナーを節約しつつ対象画像の画像形成に必要な色のトナーを用いて画像形成を行うことができる。しかし、設定されたトナーの削減率が大きすぎる場合、本来必要な色のトナーを用いない場合と同様に、当該画像形成装置は、本来の色味或いはそれに近い色味で対象画像の画像形成を行えない可能性がある。
特許文献1及び特許文献2に記載の画像形成装置は、上述したような画像形成を行うことで、トナーの節約を図ることができる。しかし、これらの画像形成装置で起こり得る色味の変化は、ユーザーによっては許容される場合もあるが許容されない場合もある。従って、ユーザーの満足度を考慮し、色味の変化がユーザーに許容される範囲内で、トナーの節約を図ることが求められる。
なお、特許文献2に記載の画像形成装置は、画像形成を行う前に、トナー削減後のイメージ画像を表示する。従って、ユーザーは、トナー削減後のイメージ画像を見て、色味の変化が許容できる範囲内となるように、削減率を設定することができる。しかし、ユーザーが、画像形成を行う都度、削減率を設定し、トナー削減後のイメージ画像を見てその画像を許容できるか否かを判断することは、ユーザーにとって手間となる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ユーザーに許容される色味の変化の範囲内でトナーを節約した画像形成が可能な画像形成装置、画像形成方法、及びプログラムを提供することにある。
本発明の一観点に係る画像形成装置は、記録剤を用いて画像形成を行う。前記画像形成装置は、第1の取得部と、決定部と、画像形成部とを備える。前記第1の取得部は、前記記録剤の残量を示す第1の指標値を取得する。前記決定部は、前記第1の指標値が、前記第1の指標値に関する複数の段階のうちのどの段階に属するかに基づいて、前記記録剤の削減量を示す第2の指標値を決定する。前記画像形成部は、前記第2の指標値によって示される削減量で前記記録剤を削減して画像形成を行う。
本発明の別の観点に係る画像形成方法は、記録剤を用いて画像形成を行う画像形成方法である。前記画像形成方法は、第1のステップと、第2のステップと、第3のステップとを包含する。前記第1のステップは、前記記録剤の残量を示す第1の指標値を取得するステップである。前記第2のステップは、前記第1の指標値が、前記第1の指標値に関する複数の段階のうちのどの段階に属するかに基づいて、前記記録剤の削減量を示す第2の指標値を決定するステップである。前記第3のステップは、前記第2の指標値によって示される削減量で前記記録剤を削減して画像形成を行うステップである。
本発明の別の観点に係るプログラムは、記録剤を用いて画像形成を行う画像形成装置を構成するコンピューターに、第1のステップと、第2のステップと、第3のステップとを実行させるためのプログラムである。前記第1のステップは、前記記録剤の残量を示す第1の指標値を取得するステップである。前記第2のステップは、前記第1の指標値が、前記第1の指標値に関する複数の段階のうちのどの段階に属するかに基づいて、前記記録剤の削減量を示す第2の指標値を決定するステップである。前記第3のステップは、前記第2の指標値によって示される削減量で前記記録剤を削減して画像形成を行うステップである。
本発明によると、ユーザーに許容される色味の変化の範囲内でトナーを節約した画像形成が可能となる。
図1は、実施形態に係る画像形成装置の一例の構成図である。 図2は、実施形態に係る残量レベル管理情報の一例の構成図である。 図3は、実施形態に係る色差レベル管理情報の一例の構成図である。 図4は、実施形態に係る対応管理情報の一例の構成図である。 図5は、実施形態に係る画像形成処理のフローチャートである。
本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている諸要素及びその組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。これらの図面において、複数の図を通じて同一の符号は同一の構成要素を示している。
図1は、実施形態に係る画像形成装置の一例の構成図である。
画像形成装置1は、記録剤、例えばトナーやインクを用いて画像形成を行う装置である。本実施形態において、画像形成装置1は、複合機(MFP:Multi Function Peripheral)であり、スキャナー、複写機、プリンター、及びファクシミリ(FAX)の各機能を有する。画像形成装置1は、複数の異なる色のトナー、本実施形態ではシアン、マゼンタ、イエロー、及びブラックの4色のトナーを用いて画像形成を行う。
本実施形態に係る画像形成装置1は、トナーの使用量を削減して対象画像(画像形成の対象となる画像)の画像形成を行う。すなわち、画像形成装置1は、対象画像の画像形成を行うために本来必要なトナーの量(以下「削減前トナー量」という)よりも少ないトナーの量(以下「削減後トナー量」という)のトナーを用いて画像形成を行う。本実施形態に係る画像形成装置1は、トナーの残量の状態が、トナーの残量に関して予め定められた複数の段階のうちのどの段階に属するかに基づいて、トナーの削減量、すなわち削減前トナー量と削減後トナー量との差を示す指標値を決定する。
本実施形態において、使用量の削減の対象となるトナー(以下「削減対象トナー」という)は、シアン色のトナー、マゼンタ色のトナー、及びイエロー色のトナーのうちの残量が最も少ないトナーである。以下、シアン色のトナーを「トナーC」と表記し、マゼンタ色のトナーを「トナーM」と表記し、イエロー色のトナーを「トナーY」と表記し、ブラック色のトナーを「トナーK」と表記する。なお、削減対象トナーは、残量が最も少ないトナーに限られない。例えば、トナーC、トナーM、及びトナーYのうちの全部又は一部のトナーが、削減対象トナーであってもよい。また、トナーKが、削減対象トナーであってもよい。
画像形成装置1は、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、記憶部14と、画像形成部15と、画像読取部16と、入出力部17とを備える。ROM12、RAM13、記憶部14、画像形成部15、画像読取部16、及び入出力部17は、それぞれCPU11に接続される。
CPU11は、画像形成装置1全体の動作を制御する。CPU11は、画像形成部15を制御して、対象画像の画像形成を行う画像形成処理を行う。画像形成処理の詳細については、図5を参照して後述する。CPU11は、ユーザー情報取得部111と、残量指標値取得部112と、削減指標値決定部113とを備える。
ユーザー情報取得部111は、画像形成装置1に対して画像形成の指示を行うユーザーを特定する情報(以下「ユーザー情報」という)を取得する。残量指標値取得部112は、トナーの残量を示す指標値(以下「残量指標値」という)(第1の指標値)を取得する。例えば、画像形成装置1は、複数の異なる色のトナーのそれぞれの残量を検出するためのセンサー(以下「残量検出センサー」という)を備える。そして、残量指標値取得部112は、残量検出センサーから、複数の異なる色のトナーのそれぞれの残量指標値を取得する。
本実施形態において、残量指標値は、トナーが満杯である場合のトナーの量(以下「最大トナー量」という)に対する、残量を検出する時点におけるトナーの量(以下「検出時トナー量」という)の割合である。すなわち、本実施形態における残量指標値は、0%以上100%以下の範囲内の値である。トナーが満杯である場合、残量指標値は、100%となる。トナーが無くなった場合、残量指標値は、0%となる。トナーの残量が少なくなるにつれて、残量指標値は0%に近づく。なお、残量指標値は、最大トナー量に対する検出時トナー量の割合に限られない。例えば、検出時トナー量それ自体が、残量指標値として採用されてもよい。
削減指標値決定部113は、残量指標値取得部112によって取得された残量指標値が、残量指標値に関して予め定められた複数の段階のうちのどの段階に属するかに基づいて、トナーの削減量を示す指標値(以下「削減指標値」という)(第2の指標値)を決定する。以下、残量指標値に関して予め定められた複数の段階のそれぞれを「トナー残量レベル」という。
本実施形態において、削減指標値は、予め定められた複数の色差レベル(候補値)の中から選択される一の色差レベルである。ここで、色差レベルとは、トナーの使用量を削減しない場合の元の色とトナーの使用量を削減した場合の削減後の色との間の色差に関して定められた複数の段階のそれぞれのことをいう。例えば、複数の色差レベルのそれぞれには、元の色と削減後の色との間の色差の値(色差値)が対応付けられる。画像形成装置1は、削減指標値決定部113によって決定された削減指標値に対応する色差値に基づいて、トナーの使用量を削減して対象画像の画像形成を行う。なお、表色系として例えばL*a*b*が採用される場合、色差は、ΔE*abの数値で表される。
CPU11の機能、並びにユーザー情報取得部111、残量指標値取得部112、及び削減指標値決定部113の各機能は、CPU11が、ROM12からRAM13にロードした各種のコンピュータープログラムを実行することにより実現される。なお、ユーザー情報取得部111、残量指標値取得部112、及び削減指標値決定部113の各機能をソフトウェアで実現することに代えて、これらの各機能を実現するハードウェアが、画像形成装置1に搭載されてもよい。
ROM12は、例えば、フラッシュメモリー等のPROM(Programmable ROM)である。RAM13は、例えば、DRAM(Dynamic RAM)である。ROM12には、例えば、CPU11により実行される各種のコンピュータープログラム、例えばファームウェアが記憶される。CPU11は、実行対象のコンピュータープログラムをROM12からRAM13にロードし、ロードしたプログラムを実行する。
記憶部14は、二次記憶装置であり、例えば、ハードディスク等の不揮発性メモリーである。記憶部14には、残量レベル管理情報2と、色差レベル管理情報3と、対応管理情報4と、複数のカラーテーブル5とが記憶される。残量レベル管理情報2、色差レベル管理情報3、及び対応管理情報4の詳細については、図2〜図4を参照して後述する。
カラーテーブル5は、画像形成装置1が対象画像の色変換を行うために利用するテーブルである。画像形成装置1は、カラーテーブル5に基づいて、外部のコンピューターから受信した或いは画像読取部16が画像を読み取ることにより生成した画像データ(以下「入力画像データ」という)を、画像形成用の画像データ(以下「出力画像データ」という)へ変換する。入力画像データは、例えばRGB形式の画像データである。出力画像データは、例えばCMYK形式の画像データである。本実施形態に係る画像形成装置1は、カラーテーブル5に基づいて色変換を行うことにより、対象画像の入力画像データを、トナーの使用量を削減するための出力画像データへ変換する。
画像形成部15は、画像形成機能を実現する装置である。画像形成部15は、CPU11の制御の下、削減指標値決定部113によって決定された削減指標値によって示される削減量でトナーを削減して画像形成を行う。画像読取部16は、スキャナー機能を実現する装置である。画像読取部16は、CPU11の制御の下、画像を読み取り、読み取った画像を示す画像データを生成する。入出力部17は、入出力機能を実現する装置である。入出力部17は、ユーザーからの入力を受け付け、またユーザーへ提示する情報を表示する。例えば、入出力部17は、タッチパネル、操作キー、ディスプレー等である。
本実施形態に係る入出力部17は、ユーザー情報の入力を受け付ける機能を有する。例えば、入出力部17は、ICカードリーダーを備える。入出力部17のICカードリーダーが、ユーザー情報が格納されているICカードと通信することにより、入出力部17は、ICカードからユーザー情報を取得する。
図2は、実施形態に係る残量レベル管理情報の一例の構成図である。
残量レベル管理情報2は、予め定められた複数のトナー残量レベルを管理するための情報である。本実施形態に係る残量レベル管理情報2は、複数のトナー残量レベルのそれぞれについて、当該トナー残量レベルに付与された識別子(以下「残量レベルID」という)と、当該トナー残量レベルに対応する残量指標値の範囲(小区間)を示すデータとを対応付けて管理する。残量レベル管理情報2は、例えば図2に示すように、テーブル形式で表現される。
残量レベル管理情報2は、トナー残量レベル21のデータフィールドと、トナー残量22のデータフィールドとを含む。トナー残量レベル21には、残量レベルIDが格納される。トナー残量22には、残量指標値の範囲を示すデータが格納される。
例えば、図2に示す残量レベル管理情報2は、5つのトナー残量レベルを管理する。具体的には、図2に示す残量レベル管理情報2は、残量レベルIDが「TLv.1」であるトナー残量レベル(トナー残量レベル1)と、残量レベルIDが「TLv.2」であるトナー残量レベル(トナー残量レベル2)と、残量レベルIDが「TLv.3」であるトナー残量レベル(トナー残量レベル3)と、残量レベルIDが「TLv.4」であるトナー残量レベル(トナー残量レベル4)と、残量レベルIDが「TLv.5」であるトナー残量レベル(トナー残量レベル5)とを管理する。図2の例において、トナー残量レベル4に対応する残量指標値の範囲は、40%より大きく50%以下の範囲である。従って、例えば、残量指標値が40%より大きく50%以下の範囲内にある場合、残量指標値がトナー残量レベル4に属する、すなわちトナーの残量の状態がトナー残量レベル4にあると判断される。
図3は、実施形態に係る色差レベル管理情報の一例の構成図である。
色差レベル管理情報3は、予め定められた複数の色差レベルを管理するための情報である。本実施形態に係る色差レベル管理情報3は、複数の色差レベルのそれぞれについて、当該色差レベルに付与された識別子(以下「色差レベルID」という)と、当該色差レベルに対応する色差値と、当該色差レベルに対応するカラーテーブル5のカラーテーブルIDとを対応付けて管理する。ここで、カラーテーブルIDとは、カラーテーブル5に付与された識別子のことである。色差レベル管理情報3は、例えば図3に示すように、テーブル形式で表現される。
色差レベル管理情報3は、色差レベル31のデータフィールドと、設計色差32のデータフィールドと、カラーテーブルID33のデータフィールドとを含む。色差レベル31には、色差レベルIDが格納される。設計色差32には、元の色と削減後の色との間の色差値が格納される。本実施形態において、色差値は、ΔE*abの値である。色差値が大きいほど、トナーの削減量は大きくなる。色差値「0」は、元の色と削減後の色とが同じであることを示している。従って、色差値が「0」の場合、トナーの使用量の削減は行われない。
カラーテーブルID33には、色差レベルごとに、当該色差レベルに対応するカラーテーブル5、すなわち、削減指標値が当該色差レベルであると決定された場合に利用されるカラーテーブル5のカラーテーブルIDが格納される。本実施形態では、カラーテーブルID33には、色差レベルごとに、複数のカラーテーブルIDが格納される。具体的には、カラーテーブルID33は、シアン減331のデータフィールドと、マゼンタ減332のデータフィールドと、イエロー減333のデータフィールドとを含む。そして、シアン減331には、削減対象トナーがトナーCである場合に利用されるカラーテーブル5のカラーテーブルIDが格納される。また、マゼンタ減332には、削減対象トナーがトナーMである場合に利用されるカラーテーブル5のカラーテーブルIDが格納される。また、イエロー減333には、削減対象トナーがトナーYである場合に利用されるカラーテーブル5のカラーテーブルIDが格納される。
或る色差レベル(この説明において「色差レベルA」という)に対応するカラーテーブル5は、入力画像データが示す画像の色(すなわち元の色であり、以下「入力画像色」という)と、出力画像データが示す画像の色(すなわち削減後の色であり、以下「出力画像色」という)との間の削減対象トナーの色についての色差値が、色差レベルAに対応する色差値(この説明において「色差値A」という)となるように定義されたカラーテーブル5である。従って、色差レベルAに対応するカラーテーブル5に基づいて色変換が行われることにより、対象画像の入力画像データが、色差値Aに基づく削減量で削減対象トナーの使用量を削減するための出力画像データへ変換される。ここで、色差値Aに基づく削減量とは、入力画像色と出力画像色との間の削減対象トナーの色についての色差値が色差値Aとなる削減量のことをいう。
例えば、図3に示す色差レベル管理情報3は、5つの色差レベルを管理する。具体的には、図3に示す色差レベル管理情報3は、色差レベルIDが「CLv.1」である色差レベル(色差レベル1)と、色差レベルIDが「CLv.2」である色差レベル(色差レベル2)と、色差レベルIDが「CLv.3」である色差レベル(色差レベル3)と、色差レベルIDが「CLv.4」である色差レベル(色差レベル4)と、色差レベルIDが「CLv.5」である色差レベル(色差レベル5)とを管理する。
図3の例において、色差レベル4に対応する色差値は、「7」である。また、色差レベル4に対応するカラーテーブルID33のシアン減331には、「C4」が格納されている。従って、例えば、削減対象トナーがトナーCである場合において、削減指標値が色差レベル4であると決定された場合、画像形成装置1は、カラーテーブルIDが「C4」であるカラーテーブル5(カラーテーブルC4)に基づいて、入力画像データを出力画像データへ変換する。ここで、カラーテーブルC4は、入力画像色と出力画像色との間のシアン色についての色差値が、色差レベル4に対応する色差値、すなわち「7」となるように定義されたカラーテーブル5である。従って、カラーテーブルC4に基づいて色変換が行われることにより、対象画像の入力画像データが、色差値「7」に基づく削減量でトナーCの使用量を削減するための出力画像データへ変換される。
なお、本実施形態において、設計色差32には、色差レベルに対応する色差値が格納されるが、これに代えて、色差レベルに対応する色差値の許容範囲を示すデータが格納されてもよい。例えば、色差レベル1に対応する色差値の許容範囲が0から2までの範囲とされ、色差レベル2に対応する色差値の許容範囲が2から4までの範囲とされ、色差レベル3に対応する色差値の許容範囲が4から6までの範囲とされ、色差レベル4に対応する色差値の許容範囲が6から8までの範囲とされ、色差レベル5に対応する色差値の許容範囲が8から10までの範囲とされてもよい。この場合、例えば、色差レベル4に対応するカラーテーブル5は、入力画像色と出力画像色との間の削減対象トナーの色についての色差値が6から8までの範囲内に収まるように定義される。
図4は、実施形態に係る対応管理情報の一例の構成図である。
対応管理情報4は、トナー残量レベルと色差レベルとの対応関係を管理するための情報である。本実施形態に係る対応管理情報3は、画像形成装置1に対して画像形成の指示を行うユーザーごとに、トナー残量レベルと色差レベルとの対応関係を管理する。具体的には、本実施形態に係る対応管理情報3は、ユーザーごとに、複数のトナー残量レベルのそれぞれについて、残量指標値が当該トナー残量レベルに属する場合に削減指標値として決定される色差レベルを管理する。対応管理情報4は、例えば図4に示すように、テーブル形式で表現される。
対応管理情報4は、番号41のデータフィールドと、ユーザー名42のデータフィールドと、色差レベル43のデータフィールドとを含む。番号41には、ユーザーに付与された番号(以下「ユーザーID」という)が格納される。ユーザー名42には、ユーザーの名称(以下「ユーザー名」という)を示すデータが格納される。本実施形態において、ユーザー情報は、ユーザーID又はユーザー名である。色差レベル43には、残量レベル管理情報2で管理されている複数のトナー残量レベルのそれぞれについて、残量指標値が当該トナー残量レベルに属する場合に削減指標値として決定される色差レベルの色差レベルIDが格納される。
例えば、図4に示す対応管理情報4において、データエントリー44は、ユーザー名が「A」であるユーザー(ユーザーA)についてのトナー残量レベルと色差レベルとの対応関係を示している。図4に示すように、ユーザーAについて、トナー残量レベル1及びトナー残量レベル2には、色差レベル2が対応付けられている。また、ユーザーAについて、トナー残量レベル3、トナー残量レベル4、及びトナー残量レベル5には、色差レベル1が対応付けられている。さらに、図3に示すように、色差レベル2に対応する色差値は「3」であり、色差レベル1に対応する色差値は「0」である。
従って、ユーザーAが画像形成を指示した場合において、残量指標値がトナー残量レベル1又はトナー残量レベル2に属する場合、画像形成装置1は、削減指標値を色差レベル2と決定する。そして、画像形成装置1は、色差レベル2に対応するカラーテーブル5に基づいて色変換を行い、対象画像の入力画像データを、色差レベル2に対応する色差値「3」に基づく出力画像データ(色差値「3」に基づく削減量で削減対象トナーの使用量を削減するための出力画像データ)へ変換する。また、ユーザーAが画像形成を指示した場合において、残量指標値がトナー残量レベル3、トナー残量レベル4、又はトナー残量レベル5に属する場合、画像形成装置1は、削減指標値を色差レベル1と決定する。そして、画像形成装置1は、色差レベル1に対応するカラーテーブル5に基づいて色変換を行い、対象画像の入力画像データを、色差レベル1に対応する色差値「0」に基づく出力画像データへ変換する。なお、この場合、色差値が「0」であるため、トナーの使用量の削減は行われない。すなわち、ユーザーAについては、トナーの残量の状態がトナー残量レベル3からトナー残量レベル5までの間にある場合は、トナーの使用量の削減は行われない。トナーが少なくなり、トナーの残量の状態がトナー残量レベル1からトナー残量レベル2までの間となった場合に、色差値「3」に基づく削減量で削減対象トナーの使用量の削減が行われる。すなわち、ユーザーAについては、トナーが残り少なくなってからトナーの使用量の削減が行われる。また、ユーザーAについてのトナーの削減量は小さい。
一方、データエントリー45は、ユーザー名が「B」であるユーザー(ユーザーB)についてのトナー残量レベルと色差レベルとの対応関係を示している。図4に示すように、ユーザーBについて、トナー残量レベル1、トナー残量レベル2、トナー残量レベル3、及びトナー残量レベル4には、色差レベル5が対応付けられている。また、ユーザーBについて、トナー残量レベル5には、色差レベル4が対応付けられている。さらに、図3に示すように、色差レベル5に対応する色差値は「9」であり、色差レベル4に対応する色差値は「7」である。
従って、ユーザーBが画像形成を指示した場合において、残量指標値がトナー残量レベル1、トナー残量レベル2、トナー残量レベル3、又はトナー残量レベル4に属する場合、画像形成装置1は、削減指標値を色差レベル5と決定する。そして、画像形成装置1は、色差レベル5に対応するカラーテーブル5に基づいて色変換を行い、対象画像の入力画像データを、色差レベル5に対応する色差値「9」に基づく出力画像データへ変換する。また、ユーザーBが画像形成を指示した場合において、残量指標値がトナー残量レベル5に属する場合、画像形成装置1は、削減指標値を色差レベル4と決定する。そして、画像形成装置1は、色差レベル4に対応するカラーテーブル5に基づいて色変換を行い、対象画像の入力画像データを、色差レベル4に対応する色差値「7」に基づく出力画像データへ変換する。すなわち、ユーザーBについては、トナーの残量の状態がトナー残量レベル5にある場合、色差値「7」に基づく削減量で削減対象トナーの使用量の削減が行われる。また、トナーの残量の状態がトナー残量レベル1からトナー残量レベル4までの間にある場合、色差値「9」に基づく削減量で削減対象トナーの使用量の削減が行われる。すなわち、ユーザーBについては、トナーが未だ十分に残っている段階から、比較的大きな削減量でトナーの使用量の削減が行われる。
このように、トナー残量レベルと色差レベルとの対応関係をユーザーごとに管理する対応管理情報4に基づいて削減指標値を決定することで、画像形成装置1は、各トナー残量レベルに対応するトナーの削減量をユーザーごとに変えることができる。これにより、画像形成装置1は、ユーザーに適したトナーの削減量でトナーの使用量の削減が可能となる。例えば、或る程度の色味の変化を許容できるユーザーについては、ユーザーBのように、比較的大きな削減量でトナーの使用量が削減されるように、トナー残量レベルと色差レベルとの対応関係が定義されてもよい。また、例えば、色味の変化をほとんど許容できないユーザーについては、ユーザーAのように、小さな削減量でトナーの使用量が削減されるように、トナー残量レベルと色差レベルとの対応関係が定義されてもよい。これにより、画像形成装置1は、ユーザーに許容される色味の変化の範囲内でトナーを節約した画像形成が可能となる。
なお、トナー残量レベルと色差レベルとの対応関係は、ユーザーが色味の変化に対してどの程度許容できるかという点だけでなく、その他の事項、例えばユーザーの役職やユーザーが所属する部署に基づいて定義されてもよい。
以下、本実施形態に係る画像形成装置1が行う処理の詳細を説明する。
図5は、実施形態に係る画像形成処理のフローチャートである。
画像形成装置1がユーザーから画像形成の指示を受け付けると(ステップS101)、CPU11は、画像形成処理の実行を開始する。
まず、CPU11のユーザー情報取得部111は、入出力部17を介してユーザー情報を取得する(ステップS102)。例えば、入出力部17に備えられるICカードリーダーが、ユーザー情報が格納されているICカードと通信し、当該ICカードからユーザー情報を受信する。そして、ユーザー情報取得部111は、ICカードリーダーが受信したユーザー情報を取得する。
次に、CPU11は、対象画像の入力画像データを取得する(ステップS103)。例えば、ユーザーによって指示された画像形成が複写である場合、CPU11は、画像読取部16を制御して対象画像を読み取り、対象画像の入力画像データを生成する。また、例えば、ユーザーによって指示された画像形成が印刷である場合、CPU11は、例えば外部のコンピューターから対象画像の入力画像データを受信する。
次に、CPU11の残量指標値取得部112は、例えば残量検出センサーから、複数の異なる色のトナー、すなわちトナーC、トナーM、及びトナーYのそれぞれの残量指標値を取得する(ステップS104)。
次に、CPU11の削減指標値決定部113は、ステップS104で取得された複数の残量指標値を参照し、トナーC、トナーM、及びトナーYの中から、残量が最も少ないトナーを特定する(ステップS105)。ここで特定されたトナー、すなわち残量が最も少ないトナーが、削減対象トナーとなる。本実施形態において、残量指標値は、最大トナー量に対する検出時トナー量の割合である。従って、例えば、トナーC、トナーM、及びトナーYのそれぞれの最大トナー量が同じである場合は、削減指標値決定部113は、ステップS104で取得された複数の残量指標値のうちの最も値の小さい残量指標値に対応するトナーを、残量が最も少ないトナーと特定する。
その後、削減指標値決定部113は、残量レベル管理情報2及び対応管理情報4を参照し、ステップS105で特定したトナー、すなわち削減対象トナーの残量指標値と、ステップS102で取得されたユーザー情報とに基づいて、削減対象トナーについての削減指標値を決定する(ステップS106)。
具体的には、削減指標値決定部113は、次のようにして削減指標値を決定する。すなわち、削減指標値決定部113は、まず、削減対象トナーの残量指標値が、残量レベル管理情報2で管理されている複数のトナー残量レベルのうちのどのトナー残量レベルに属するかを判定する。そして、削減指標値決定部113は、対応管理情報4において、ユーザー情報によって特定されるユーザーについて、削減対象トナーの残量指標値が属するトナー残量レベルに対応付けられている色差レベルを特定する。そして、削減指標値決定部113は、削減指標値を、特定した色差レベルと決定する。
例えば、残量レベル管理情報2及び対応管理情報4がそれぞれ図2で示される残量レベル管理情報2及び図4で示される対応管理情報4であり、ユーザー情報によって特定されるユーザーがユーザーBであり、削減対象トナーの残量指標値が45%である場合、削減指標値決定部113は、次のように削減指標値を決定する。すなわち、削減対象トナーの残量指標値は、40%より大きく50%以下の範囲内にあるため、トナー残量レベル4に属する。そして、対応管理情報4において、ユーザーBについて、トナー残量レベル4に対応付けられている色差レベルは、色差レベル5である。従って、削減指標値決定部113は、削減指標値を色差レベル5と決定する。
その後、CPU11は、対象画像の入力画像データを出力画像データへ変換するために用いるカラーテーブル5を、記憶部14から取得する(ステップS107)。具体的には、CPU11は、次のようにしてカラーテーブル5を取得する。すなわち、CPU11は、色差レベル管理情報3のカラーテーブルID33から、ステップS106で削減指標値と決定された色差レベルに対応するカラーテーブルIDのうちの、削減対象トナーの使用量を削減する場合に利用されるカラーテーブル5のカラーテーブルIDを取得する。そして、CPU11は、取得したカラーテーブルIDが付与されているカラーテーブル5を、記憶部14から取得する。
例えば、色差レベル管理情報3が図3で示される色差レベル管理情報3であり、削減指標値と決定された色差レベルが色差レベル5であり、削減対象トナーがトナーCである場合、CPU11は、次のようにカラーテーブル5を取得する。すなわち、CPU11は、色差レベル管理情報3のカラーテーブルID33から、色差レベル5に対応するカラーテーブルIDのうちの、トナーCの使用量を削減する場合に利用されるカラーテーブル5のカラーテーブルID、すなわち「C5」を取得する。そして、CPU11は、カラーテーブルIDが「C5」であるカラーテーブル5を、記憶部14から取得する。
その後、CPU11は、ステップS107で取得したカラーテーブル5に基づいて、対象画像の入力画像データを出力画像データへ変換する(ステップS108)。この変換により、ステップS106で削減指標値と決定された色差レベルに対応する色差値(以下「対応色差値」という)に基づく出力画像データが生成される。
その後、CPU11は、画像形成部15を制御して、ステップS108で生成した出力画像データに基づいて、対象画像の画像形成を行う(ステップS109)。すなわち、CPU11は、対応色差値に基づく削減量で削減対象トナーの使用量を削減して対象画像の画像形成を行う。その後、CPU11は、画像形成処理を終了する。
このように、本実施形態に係る画像形成装置1は、削減対象トナーの残量指標値が、複数のトナー残量レベルのうちのどのトナー残量レベルに属するかに基づいて、削減指標値を決定する。そして、画像形成装置1は、決定した削減指標値によって示される削減量、すなわち削減指標値と決定された色差レベルに対応する色差値に基づく削減量で削減対象トナーの使用量を削減して画像形成を行う。従って、本実施形態によれば、画像形成装置1は、トナーの使用量を削減した画像形成を行う上で、トナーの残量の状態の変化に応じて、トナーの削減量を段階的に変化させることができる。例えば、画像形成装置1は、トナーの残量が少なくなるにつれて、トナーの削減量を段階的に大きくすることができる。
また、画像形成装置1は、トナー残量レベルと色差レベルとの対応関係を管理する対応管理情報4に基づいて、削減指標値を決定する。従って、画像形成装置1は、ユーザーにトナーの削減量を設定させる等、ユーザーに手間をかけさせることなく、トナーの残量の状態に応じたトナーの削減量でトナーの使用量の削減が可能となる。
さらに、画像形成装置1は、トナー残量レベルと色差レベルとの対応関係をユーザーごとに管理する対応管理情報4に基づいて、削減指標値を決定する。従って、画像形成装置1は、各トナー残量レベルに対応するトナーの削減量をユーザーごとに変化させることができる。これにより、画像形成装置1は、ユーザーに適したトナーの削減量でトナーの使用量の削減が可能となる。例えば、或る程度の色味の変化を許容できるユーザーについては、比較的大きな削減量でトナーの使用量が削減されるように、トナー残量レベルと色差レベルとの対応関係が定義されてもよい。また、例えば、色味の変化をほとんど許容できないユーザーについては、小さな削減量でトナーの使用量が削減されるように、トナー残量レベルと色差レベルとの対応関係が定義されてもよい。これにより、画像形成装置1は、ユーザーに許容される色味の変化の範囲内でトナーを節約した画像形成が可能となる。
以上、本発明の一つの実施形態を説明したが、本発明は、この実施形態に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
例えば、画像形成装置1は、次のように構成されてもよい。すなわち、画像形成装置1は、対象画像の種類を特定する特定部をさらに備える。また、対応管理情報4は、複数の画像の種類ごとに、トナー残量レベルと色差レベルとの対応関係を管理する。ここで、画像の種類としては、例えば、テキストを多く含む画像、図表を含む画像、写真を含む画像がある。そして、画像形成装置1は、特定部によって特定された対象画像の種類について、残量指標値が属するトナー残量レベルに対応付けて管理されている色差レベルを、削減指標値と決定してもよい。
このように構成することで、画像形成装置1は、各トナー残量レベルに対応するトナーの削減量を、対象画像の種類ごとに変化させることができる。これにより、画像形成装置1は、対象画像の種類に適したトナーの削減量でトナーの使用量の削減が可能となる。例えば、或る程度の色味の変化が許容される画像、例えばテキストを多く含む画像については、比較的大きな削減量でトナーの使用量が削減されるように、トナー残量レベルと色差レベルとの対応関係が定義されてもよい。また、例えば、色味の変化が許容されない画像、例えば写真を含む画像については、小さな削減量でトナーの使用量が削減されるように、トナー残量レベルと色差レベルとの対応関係が定義されてもよい。
なお、本実施形態では、画像形成装置1として複合機を例示して説明したが、画像形成装置1は、複合機に限られず、画像形成機能を有するその他の装置であってもよい。
1 画像形成装置
2 残量レベル管理情報
3 色差レベル管理情報
4 対応管理情報
5 カラーテーブル

Claims (6)

  1. 記録剤を用いて画像形成を行う画像形成装置であって、
    前記記録剤の残量を示す第1の指標値を取得する第1の取得部と、
    前記第1の指標値が、前記第1の指標値の最小値から前記第1の指標値の最大値までの区間が区分された複数の小区間のうちのどの小区間に属するかに基づいて、前記記録剤の削減量を示す第2の指標値を決定する決定部と、
    前記第2の指標値によって示される削減量で前記記録剤を削減して画像形成を行う画像形成部と、
    前記複数の小区間のそれぞれと、前記第1の指標値が当該小区間に属する場合に前記第2の指標値として決定される候補値とを対応付けて管理する管理情報を記憶する記憶部と、
    画像形成を指示するユーザーを特定するユーザー情報を取得する第2の取得部と
    を備え、
    前記管理情報は、ユーザーごとに、前記複数の小区間のそれぞれと前記候補値とを対応付けて管理し、かつ、前記複数の小区間のそれぞれと前記候補値との対応関係が、色味の変化に対する各ユーザーの許容レベルに応じて異なり、
    前記決定部は、前記ユーザー情報によって特定されるユーザーについて、前記複数の小区間のうちの前記第1の指標値が属する第1の小区間に対応付けて管理されている前記候補値を前記第2の指標値と決定し、
    前記第2の指標値は、画像形成の対象となる画像の元の色と、画像形成の対象となる画像の前記記録剤の削減後の色との差を示す色差値である、画像形成装置。
  2. 前記記憶部は、前記管理情報によって管理されている複数の前記候補値に対応する複数のカラーテーブルをさらに記憶し、
    前記画像形成部は、前記第2の指標値として決定された前記候補値に対応するカラーテーブルに基づいて画像形成を行う、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成装置は、複数の異なる色の記録剤を用いて画像形成を行い、
    前記第1の取得部は、前記複数の記録剤のそれぞれの残量を示す複数の前記第1の指標値を取得し、
    前記決定部は、前記複数の記録剤のうちの残量が最も少ない対象記録剤について前記第2の指標値を決定し、
    前記画像形成部は、前記第2の指標値に基づいて前記対象記録剤を削減して画像形成を行う、請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 画像形成の対象となる対象画像の入力画像データを出力画像データへ変換するCPUをさらに備え、
    前記記憶部は、複数の前記候補値のそれぞれについて、当該候補値に対応するカラーテーブルのカラーテーブルIDを対応付けて管理する色差レベル管理情報と、複数の前記候補値に対応する複数のカラーテーブルとを記憶し、
    前記CPUは、前記色差レベル管理情報のカラーテーブルIDから、前記第2の指標値として決定された前記候補値に対応するカラーテーブルIDのうちの、前記対象記録剤の使用量を削減する場合に利用されるカラーテーブルのカラーテーブルIDを取得して、取得したカラーテーブルIDが付与されているカラーテーブルを前記記憶部から取得し、取得した前記カラーテーブルに基づいて、前記対象画像の入力画像データを前記出力画像データへ変換した後、前記画像形成部を制御して、前記出力画像データに基づいて、前記対象画像の画像形成を行う、請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 記録剤を用いて画像形成を行う画像形成方法であって、
    画像形成を指示するユーザーを特定するユーザー情報を取得する第1のステップと、
    前記記録剤の残量を示す第1の指標値を取得する第2のステップと、
    前記第1の指標値が、前記第1の指標値の最小値から前記第1の指標値の最大値までの区間が区分された複数の小区間のうちのどの小区間に属するかに基づいて、前記記録剤の削減量を示す第2の指標値を決定する第3のステップと、
    前記第2の指標値によって示される削減量で前記記録剤を削減して画像形成を行う第4のステップと
    を包含し、
    前記複数の小区間のそれぞれと、前記第1の指標値が当該小区間に属する場合に前記第2の指標値として決定される候補値とが、対応付けて管理され、
    ユーザーごとに、前記複数の小区間のそれぞれと前記候補値とが、対応付けて管理され、かつ、前記複数の小区間のそれぞれと前記候補値との対応関係が、色味の変化に対する各ユーザーの許容レベルに応じて異なり、
    前記第3のステップにおいては、前記ユーザー情報によって特定されるユーザーについて、前記複数の小区間のうちの前記第1の指標値が属する第1の小区間に対応付けて管理されている前記候補値を前記第2の指標値と決定し、
    前記第2の指標値は、画像形成の対象となる画像の元の色と、画像形成の対象となる画像の前記記録剤の削減後の色との差を示す色差値である、画像形成方法。
  6. 記録剤を用いて画像形成を行う画像形成装置を構成するコンピューターに、
    画像形成を指示するユーザーを特定するユーザー情報を取得する第1のステップと、
    前記記録剤の残量を示す第1の指標値を取得する第2のステップと、
    前記第1の指標値が、前記第1の指標値の最小値から前記第1の指標値の最大値までの区間が区分された複数の小区間のうちのどの小区間に属するかに基づいて、前記記録剤の削減量を示す第2の指標値を決定する第3のステップと
    前記第2の指標値によって示される削減量で前記記録剤を削減して画像形成を行う第4のステップと
    を実行させるためのプログラムであって、
    前記複数の小区間のそれぞれと、前記第1の指標値が当該小区間に属する場合に前記第2の指標値として決定される候補値とが、対応付けて管理され、
    ユーザーごとに、前記複数の小区間のそれぞれと前記候補値とが、対応付けて管理され、かつ、前記複数の小区間のそれぞれと前記候補値との対応関係が、色味の変化に対する各ユーザーの許容レベルに応じて異なり、
    前記第3のステップにおいては、前記ユーザー情報によって特定されるユーザーについて、前記複数の小区間のうちの前記第1の指標値が属する第1の小区間に対応付けて管理されている前記候補値を前記第2の指標値と決定し、
    前記第2の指標値は、画像形成の対象となる画像の元の色と、画像形成の対象となる画像の前記記録剤の削減後の色との差を示す色差値である、プログラム。
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