JP6702685B2 - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、およびプログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像形成装置、画像形成装置の制御方法、およびプログラムに関する。
記録媒体にトナー画像を形成し、形成したトナー画像を記録媒体に熱定着させる、電子写真方式の画像形成装置が知られている。一般的に、このような画像形成装置は、色分解処理後の画像データ(ラスタイメージデータ)に基づいて、画像データの画素ごとに、記録媒体上に載せるトナー量(以下「トナー載り量」と称する)を決定する。例えば、ある画素における色の成分値(以下「色成分値」と称する)の最小値と最大値とが、8bitの0と255とに対応する場合、色成分値「0」はトナー載り量「0%」を示し、色成分値「255」はトナー載り量100%を示す。
マルチカラー対応の画像形成装置は、CMYK(シアン、マゼンダ、イエロー、ブラック)など、各色の色成分値に基づいて、トナー載り量を決定する。そのため、例えばある画素における色成分値が(C,M,Y,K)=(255,255,0,0)となる場合、当該画素におけるトナー載り量は、100%+100%+0%+0%=200%となる。このように、マルチカラー対応の画像形成装置は、モノカラー方式の画像形成装置よりも、記録媒体上に載せるトナー量が多くなりやすい。
トナー載り量が過多になると、熱定着時に余分なトナーが溶けて記録媒体から剥がれたり、記録媒体が定着ローラに巻き付くなどの、定着不良が発生する場合がある。定着不良の発生を防止するため、トナー載り量制御を行う画像形成装置が広く知られている。このような画像形成装置は、画像形成に使用するトナー載り量の制限値まで、トナー量を削減する制御を行う。さらには、電力を多く消費する定着装置の温度設定に応じて制限値を決定し、トナー量を、決定した制限値以下となるように制御する技術も提案されている(特許文献1)。
特開2014−092679号公報
しかしながら、従来のトナー載り量制御によれば、プリンタエンジンの性能や定着装置の温度設定に応じて、制限値が一律に設定されていた。そのため、CMYK各色の色成分値の組み合わせによっては、定着不良を発生させるおそれのないトナーまでもが削減されてしまう場合があった。
本発明が解決しようとする課題について、図1を参照して具体的に説明する。
一般的に、CMYK各色のトナー載り量が大きければ大きいほど、記録媒体上にトナーが載る領域が大きくなり、かつCMYK各色のドットが重なりやすくなる。これは、中間調処理として組織的ディザ法などが用いられるためである。組織的ディザ法は、所定の間隔でドットを並べることにより中間色を再現するが、CMYK各色のトナー載り量が大きければ大きいほど、ドットが密集するためである。
画像Aは、トナー載り量が(C,M,Y,K)=(90%,90%,20%,10%)である画像データが、プリンタエンジンによって記録媒体に出力された出力例である。画像Aは、トナーが載る領域およびCMYK各色のドットが重なる領域が大きいため、定着不良が発生しやすくなる。このような定着不良を防止するため、トナー載り量は、例えば初期設定値の制限値(例えば200%)以下となるように制御される。
画像Bは、トナー載り量が(C,M,Y,K)=(70%,70%,40%,30%)である画像データが、プリンタエンジンによって記録媒体に出力された出力例である。画像Bは、画像Aと比較して、トナーが載る領域およびCMYK各色のドットが重なる領域が小さいため、定着不良が発生しにくい。この場合、トナー載り量(210%)を、初期設定の制限値(200%)以下に削減した場合、本来ならば削減される必要がないトナーまでもが削減されることになってしまう。
画像処理の分野では、トナー単体で表現する色彩(例えばK色トナー単体で表現する黒)よりも、CMKY4色のトナーを用いて表現する色彩の方が、より深みのある色彩を表現することができることが知られている。また、使用するトナー量が多ければ多いほど、より深みのある色彩を表現できることも知られている。
そのため、従来のトナー載り量制御によれば、定着不良を発生させるおそれのないトナーまでもが削減される結果、表現することができる色彩の幅が狭まり、より豊かな色彩で画像を形成することができなかった。
本発明に係る画像形成装置は、画像データにおける画素複数の色のうち、トナーの定着不良を考慮して決定された閾値よりも大きな成分値を有する色の数に基づいて、当該画素の画像形成に使用するトナー載り量の制限値を設定する設定手段と、前記設定手段により設定された前記制限値以下のトナー載りになるように前記画素における成分値を調整する手段と、前記調整された後の成分値に基づいて記録媒体上に画像を形成する画像形成手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置によれば、定着不良が発生しない範囲内で、より多くのトナーを使用して、より豊かな色彩の画像を形成することができる。
画像形成装置によって出力される画像の一例を示す図である。 実施形態1における画像形成装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 実施形態1における画像形成装置の機能構成を示すブロック図である。 実施形態1における閾値と制限値との関係を示す参照テーブルの一例である。 実施形態1におけるトナー載り量制御の手順を示すフローチャートを示す図である。 実施形態1におけるトナー載り量調整の手順を示すフローチャートを示す図である。 実施形態1における制限値設定の手順を示すフローチャートを示す図である。 実施形態1におけるトナー載り量制御の効果を示す図である。 実施形態1におけるトナー載り量制御の効果を示す図である。 実施形態2におけるトナー載り量制御の効果を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。この実施形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、本発明の範囲をそれらに限定する趣旨のものではない。
[実施形態1]
まず、図2乃至図9を参照して、本発明の実施形態1について説明する。本発明は、モノカラー方式およびマルチカラー方式を問わず、複写機、複合機(Multi Function Peripheral、以下「MFP」と称する)、レーザプリンタ、ファクシミリ装置等の、電子写真方式の画像形成装置に対して適用可能である。なお、以下で説明する実施形態では、本発明を適用した画像形成装置として、スキャン機能、プリント機能、コピー機能、送信機能等を備えたMFPを例に説明する。また、複数色(CMYKの4色)の現像剤(トナー)を用いてマルチカラー画像を記録媒体上に形成可能なMFPを例に説明する。
<画像形成装置のハードウェア構成>
図2は、本実施形態に係る画像形成装置100のハードウェア構成を示すブロック図である。画像形成装置100は、CPU101、ROM102、RAM103、外部記憶装置104、表示部105、操作部106、エンジンI/F107、ネットワークインタフェース(以下「I/F」と称する)108、およびスキャナI/F109を備える。これらの各デバイスはシステムバス110を介して相互に通信可能に接続されている。また、画像形成装置100は、プリンタエンジン111およびスキャナユニット113をさらに備える。プリンタエンジン111およびスキャナユニット113は、それぞれエンジンI/F107およびスキャナI/F109を介してシステムバス110に接続されている。
CPU101は、画像形成装置100全体の動作を制御する。CPU101は、ROM102に格納されたプログラムをRAM103に読み出して実行することによって、後述する各種の処理を実行する。ROM102は、読み出し専用メモリであり、システム起動プログラムやプリンタエンジンの制御を行うためのプログラム、および文字データや文字コード情報等が格納されている。RAM103は、揮発性のランダムアクセスメモリであり、CPU101のワークエリア、および各種のデータの一時的な記憶領域として使用される。例えば、RAM103には、ダウンロードによって追加的に登録されたフォントデータ、外部装置から受信した画像ファイル等を格納するための記憶領域として使用される。外部記憶装置104は、例えばハードディスクによって構成され、各種のデータがスプールされ、プログラム、ファイル、および画像データ等の格納、または、作業領域として使用される。
表示部105は、例えば液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display、以下「LCD」と称する)によって構成され、画像形成装置100の設定状態、実行中の処理の状態、エラー状態等の表示に使用される。操作部106は、ハードウェアキーおよび表示部105上に設けられたタッチパネル等の入力デバイスを備え、ユーザの操作によって入力(指示)を受け付ける。操作部106は、画像形成装置100の設定の変更や、設定のリセット等を行うために使用され、また、画像形成(印刷)を実行する際の画像形成装置100の動作モード(印刷モード)を設定するためにも使用される。
エンジンI/F107は、印刷を実行する際に、CPU101からの指示に応じてプリンタエンジン111を制御するためのインタフェースとして機能する。エンジンI/F107を介して、CPU101とプリンタエンジン111との間でコマンド等が送受信される。ネットワークI/F108は、画像形成装置100をネットワーク114に接続するためのインタフェースとして機能する。ネットワーク114は、例えば、LAN(Local Area Network)であってもよいし、電話回線網(PSTN)であってもよい。プリンタエンジン111は、CPU101の制御によって、システムバス110から受信した画像データに基づいて、記録媒体に画像を形成(印刷)する。プリンタエンジン111は、記録媒体上に転写したトナー像を、熱で記録媒体に定着させる定着装置112(定着部)を備える。定着装置112は、記録媒体を加熱するための加熱部(ヒータ)を備え、画像を記録媒体に定着させる際のヒータの温度(定着温度)がCPU101によって制御される。
スキャナI/F109は、スキャナユニット113による原稿の読み取りを行う際に、CPU101からの指示に応じてスキャナユニット113を制御するためのインタフェースとして機能する。スキャナI/F109を介して、CPU101とスキャナユニット113との間でコマンド等が送受信される。スキャナユニット113は、CPU101の制御によって、原稿の画像を読み取って画像データを生成し、スキャナI/F109を介してRAM103または外部記憶装置104に画像データを送信する。
<画像形成装置の機能構成>
図3(a)は、画像形成装置100の機能構成を示すブロック図である。画像形成装置100は、機能構成として、画像データ入力部201、画像処理部202、および画像データ出力部203を備える。これらの各機能部は、CPU101がROM102に格納されたプログラムをRAM103に読み出して実行することによって、それぞれ画像形成装置100上で実現される。
画像データ入力部201は、画像形成装置100に対する画像データの入力を受け付ける。画像データは、PC等の外部装置からネットワーク114、およびネットワークI/F108を介して入力されてもよいし、スキャナユニット113によって生成された画像データがスキャナI/F109を介して入力されてもよい。入力される画像データは、例えばビットマップ画像である。画像データ入力部201は、入力として受け付けた画像データをRAM103で保持する。
画像処理部202は、入力された画像データに対して、色変換処理、濃度補正処理、中間調処理等の画像処理を実行する。これにより、画像処理部202は、入力された画像データを、画像データ出力部203で出力(記録媒体に印刷)可能な画像に対応した画像データ(印刷データ)に変換する。すなわち、画像処理部202は、入力された画像データから印刷データを生成する。なお、本実施形態において、画像処理部202は画像形成装置100の内部に構成される例を説明したが、実施形態は本構成に限定されない。例えば、画像処理部202は、画像形成装置100とは別個に構成される情報処理装置(PCなど)であってもよい。この場合、情報処理装置(PC)に入力された画像データが、プリンタドライバによって印刷データに変換され、当該印刷データがネットワーク114を介して画像形成装置100に供給される。
画像データ出力部203は、画像処理部202で生成された画像データ(印刷データ)を、エンジンI/F107を介してビデオ信号としてプリンタエンジン111に送信する。これにより、画像データ出力部203は、画像処理部202によって生成された印刷データに基づいて記録媒体に画像を形成するように、プリンタエンジン111を制御する。プリンタエンジン111は、露光、現像、転写、および定着の各プロセスを実行することによって、画像を記録媒体に印刷する。本実施形態において、画像データ出力部203と、プリンタエンジン111とは、記録媒体上に画像形成する画像形成部を構成する。
<制限値参照テーブル>
図4(a)は、本実施形態における、色別閾値と、色数閾値と、制限値との関係が対応付けられた参照テーブルの一例を示す。参照テーブルは、ROM102または外部記憶装置104に記憶されており、後述の制限値N設定処理(図7)において、必要に応じてRAM103に読み出され、トナー載り量制御部212によって参照される。
色別閾値は、CMYK各色の色成分値と比較判定される値であり、CMYK各色それぞれについて0%〜100%の間で設定される。また、色別閾値は、トナーの定着不良を考慮して決定される値である。例えば、総トナー載り量が同じ210%であっても、(C,M,Y)=(100%,100%,10%)の組み合わせでは定着不良が発生するが、(C,M,Y)=(70%,70%,70%)の組み合わせでは定着不良が発生しない場合が多い。この場合、色別閾値をトナー載り量の組み合わせ(C,M,Y)=(70%,70%,70%)に決定することができる。通常、色別閾値は複数の色ごとに同じ値であるが、複数の色のうち少なくとも一部が異なる値であってもよい。同じトナー載り量であっても比較的濃く出力されるK色トナーの色別閾値のみを小さな値に、CMY各色トナーに対応する色別閾値(CMY)を大きな値に設定することもできる。また、色別閾値に用いられる単位は「%」だけに限定されず、8bitの0〜255の数値単位であってもよい。
色数閾値は、CMYK各色の色成分値のうち、色別閾値よりも大きな色成分値を有する色の数と比較判定される閾値である。色数閾値は、トナーの色数のうち任意の所定数を設定することができ、色の数が所定数以上か、または所定数よりも小さいかなどの比較判定に用いられる。本実施形態において、「1」または「4」は、色数閾値としてはあまり意味をなさないので、「2」または「3」に設定されることが好適である。また、本実施形態において、色数閾値は、色別閾値の大きさを考慮して設定される。例えば、色別閾値をCMYK各色70%に設定した場合、色数閾値は「2」に設定され、色別閾値をCMYK各色60%に設定した場合、色数閾値は「3」に設定され得る。
制限値は、画像形成に使用する総トナー載り量を示し、本実施形態では、制限値1(200%)および制限値2(210%)の2つの制限値が参照テーブル(図4(a))に格納されている。後述の制限値N設定処理(図7)において、制限値設定部221は、本テーブルを参照し、CMYK各色の色成分値に基づいて制限値Nを設定する。
例えば、CMYK各色の色成分値のうち、70%よりも大きな色成分値を有する色が2色以上含まれていた場合、出力画像はトナーが載る領域およびCMYK各色のドットが重なる領域が大きくなり、定着不良が発生しやすくなる。このとき、制限値1(200%)が設定され、制限値1以下のトナー量で画像が形成される。一方、CMYK各色の色成分値のうち、70%よりも大きな色成分値を有する色が2よりも少ない場合、トナーが載る領域およびCMYK各色のドットが重なる領域が小さくなり、定着不良が発生しにくくなる。このとき、制限値1(200%)よりも大きな制限値2(210%)が参照され、制限値2以下のトナー量で画像が形成される。
図4(b)は、別実施形態における、色別閾値と、色数閾値と、制限値との関係が対応付けられた参照テーブルである。図4(b)の参照テーブルにおいて、色別閾値は、トナーの定着不良を考慮して設定された複数の閾値(70%,60%)を含み、これら複数の色別閾値はそれぞれ色別範囲を区分する。本実施形態では、CMYK各色の色成分値のうち、それぞれの色別範囲にある色成分値を有する色の数と、色数閾値とが比較判定される。
例えば、CMYK各色の色成分値のうち、70%以下かつ60%よりも大きな色成分値を有する色が2色以上含まれていた場合、制限値1よりも大きな制限値2(210%)に制限値が設定される。上述の通り、図4(b)の参照テーブルでは、色別閾値よりも大きな色成分値を有する色の数が少ないほど、より大きな値を示す制限値が参照可能なように対応付けられている。
<画像処理部における画像処理>
図3(a)に示されるように、画像処理部202は、色変換処理部211、トナー載り量制御部212、濃度補正処理部213、および中間調処理部214を備える。
色変換処理部211は、入力された画像データを、画像形成装置100に適したデータに変換する。例えば、入力される画像データがRGBデータであり、画像形成装置100が一般的なCMYKのトナーを用いるマルチカラープリンタである場合、色変換処理部211は、入力されるRGBデータから、CMYKデータへ変換する。なお、入力される画像データがCMYKデータである場合には、色変換処理部211は、入力される画像データに対する色変換処理を実行しなくてもよい。
トナー載り量制御部212は、色変換処理部211によって変換処理された画像データ(CMYKデータ)から、画像データの画素ごとにトナー載り量を調整し、調整されたトナー載り量に対応する画像データ(C’M’Y’K’データ)を生成する。
図3(b)は、トナー載り量制御部212の機能構成を示すブロック図である。トナー載り量制御部212は、機能構成として、制限値設定部221、およびトナー載り量調整部222を備える。これらの各機能部は、CPU101がROM102に格納されたプログラムをRAM103に読み出して実行することによって、それぞれ画像形成装置100上で実現される。制限値設定部221、およびトナー載り量調整部222が実現する機能については、それぞれ図6、および図7のフローチャートを参照して詳細に説明する。
図5乃至図7は、本実施形態におけるトナー載り量制御の手順を示すフローチャートである。図5乃至図7のフローチャートにおける各ステップの処理は、CPU101が、ROM102に格納されたプログラムをRAM103に読み出して実行することによって、画像形成装置100上で実現される。
S501において、トナー載り量制御部212は、色変換処理部211によって変換処理された画像データ(CMYKデータ)を受信する。
S502において、トナー載り量制御部212は、注目画素の位置を、S501で受信した画像データにおける先頭の画素に設定する。
S503において、トナー載り量制御部212は、注目画素の画素値を取得する。
S504において、トナー載り量調整部222は、注目画素の画素値に基づいて、注目画素におけるトナー載り量を調整する。ここで、図6のフローチャートを参照して、トナー載り量を調整する手順(S504)の詳細について説明する。
S601において、制限値設定部221は、制限値N設定処理を行う。ここで、図7のフローチャートを参照して、制限値Nを変更する手順(S601)の詳細について説明する。なお、S601のフローチャート開始時には、制限値Nは制限値1(200%)に初期設定されているものとする。
S701において、制限値設定部221は、カウンタiを初期化する(i=0)。
S702において、制限値設定部221は、図4(a)のテーブルを参照し、注目画素におけるCの色成分値が色別閾値(C)よりも大きいか判定する。本実施形態の色別閾値(C)は70%が例示される。制限値設定部221は、8bitのCの色成分値と、255の70%に相当する178と、を比較することにより、S702の判定を実行することができる。注目画素におけるCの色成分値が色別閾値(C)よりも大きい場合(S702:YES)、S703において、制限値設定部221は、カウンタiを1つカウントアップする(i=i+1)。一方、注目画素におけるCの色成分値が色別閾値(C)以下の場合(S702:NO)、S703をスキップしてS704に移行する。
S704において、制限値設定部221は、図4(a)のテーブルを参照し、注目画素におけるMの色成分値が色別閾値(M)よりも大きいか判定する。本実施形態の色別閾値(M)は70%が例示される。制限値設定部221は、8bitのMの色成分値と、255の70%に相当する178と、を比較することにより、S704の判定を実行することができる。注目画素におけるMの色成分値が色別閾値(M)よりも大きい場合(S704:YES)、S705において、制限値設定部221は、カウンタiを1つカウントアップする(i=i+1)。一方、注目画素におけるMの色成分値が色別閾値(M)以下の場合(S704:NO)、S705をスキップしてS706に移行する。
S706において、制限値設定部221は、図4(a)のテーブルを参照し、注目画素におけるYの色成分値が色別閾値(Y)よりも大きいか判定する。本実施形態の色別閾値(Y)は70%が例示される。制限値設定部221は、8bitのYの色成分値と、255の70%に相当する178と、を比較することにより、S706の判定を実行することができる。注目画素におけるYの色成分値が色別閾値(Y)よりも大きい場合(S706:YES)、S707において、制限値設定部221は、カウンタiを1つカウントアップする(i=i+1)。一方、注目画素におけるYの色成分値が色別閾値(Y)以下の場合(S706:NO)、S707をスキップしてS708に移行する。
S708において、制限値設定部221は、図4(a)のテーブルを参照し、注目画素におけるKの色成分値が色別閾値(K)よりも大きいか判定する。本実施形態の色別閾値(K)は70%が例示される。制限値設定部221は、8bitのKの色成分値と、255の70%に相当する178と、を比較することにより、S708の判定を実行することができる。注目画素におけるKの色成分値が色別閾値(K)よりも大きい場合(S708:YES)、S709において、制限値設定部221は、カウンタiを1つカウントアップする(i=i+1)。一方、注目画素におけるKの色成分値が色別閾値(K)以下の場合(S708:NO)、S709をスキップしてS710に移行する。
S710において、制限値設定部221は、カウンタiの値が色数閾値以上か判定する。カウンタiの値が色数閾値以上である場合(S710:YES)、S711において、制限値設定部221は、制限値Nを制限値1に設定する。本実施形態の色数閾値および制限値1は、それぞれ「2」および「200%」が例示される。そのため、本実施形態の制限値設定部221は、CMYK各色の色成分値のうち少なくとも2つの色成分値が色別閾値よりも大きい場合、制限値Nを200%とする。
一方、カウンタiの値が色数閾値よりも少ない場合(S710:NO)、S712において、制限値設定部221は、制限値Nを制限値2に設定する。本実施形態の色数閾値および制限値2は、それぞれ「2」および「210%」が例示される。そのため、本実施形態の制限値設定部221は、色別閾値よりも大きな値のCMYK各色の色成分値が2よりも少ない場合、制限値Nを制限値1よりも大きな制限値2(210%)に設定する。このように、制限値設定部221は、CMYK各色の色成分値の組み合わせに応じて、定着不良が発生しない範囲内で、トナー載り量の制限値を設定することができる。
また、別実施形態では、制限値設定部221は、図4(b)のテーブルを参照し、制限値N設定処理を行う態様であってもよい。この場合、実施形態1におけるS702〜S709の処理に替えて、第1の閾値以下(例えば70%)かつ第2の閾値(例えば60%)よりも大きな色別範囲にある色成分値を有する色の数をカウントすることにより、別実施形態の制限値設定を実現できる。
さらに、別実施形態では、制限値設定部221は、カウンタiの値が色数閾値よりも少ない場合(S710:NO)のみ、制限値Nを、予め定められた初期設定値の制限値1(200%)から制限値2(210%)に変更する態様であってもよい。かかる構成により、トナー載り量制御における処理のオーバーヘッドが低減するという効果を奏する。
再び図6に戻り、S602において、トナー載り量調整部222は、注目画素の画素値に基づいて、CMYK各色の色成分値の総和を求め、その値をSUMとする(SUM=C+M+Y+K)。
S603において、トナー載り量調整部222は、S601で求めた値SUMが、S602で設定された制限値Nよりも大きいか判定する(SUM>N?)。値SUMが制限値Nよりも大きい場合(S603:YES)、S604に移行し、値SUMが制限値N以下である場合(S603:NO)、S612に移行する。
S604〜S606の処理は、一般的なUCR(下色除去)処理である。S604において、トナー載り量調整部222は、値SUMから制限値Nを差し引いた差分値を2で割った値((SUM−N)/2)と、CMY各色の色成分値と、のうち最小値を値UCRとする。なお、2で割った値を求める演算は1ビットの右シフトによって実現できる。
S605において、トナー載り量調整部222は、CMY各色の色成分値から、S604で求めた値UCRを差し引いた値を、それぞれUCR処理後のCMY各色の色成分値とする(C=C−UCR,M=M−UCR,Y=Y−UCR)。
S606において、トナー載り量調整部222は、Kの色成分値の取り得る上限値(本実施形態では255が相当する)と、Kの色成分値にS604で求めた値UCRを加えた値と、のうち最小値を、UCR処理後のKの色成分値とする。なお、S503で取得したCMYK各色の色成分値は、S605〜S606で算出したCMYK各色の色成分値によって上書きされる。
S607において、制限値設定部221は、制限値Nの再設定処理を行う。このとき、制限値設定部221は、S604〜S606の処理で求めたUCR処理後のCMYK各色の色成分値に基づいて、制限値N設定処理を行う。S607における制限値Nを変更する手順は、S601における手順と同じため、説明を省略する。なお、S601で設定された制限値Nは、S607の制限値Nによって上書きされる。
S608において、制限値設定部221は、S605〜S606で算出したCMYK各色の色成分値に基づいて、当該CMYK各色の色成分値の総和を求め、その値をSUMとする(SUM=C+M+Y+K)。なお、S602で求めた値SUMは、S608で求めた値SUMによって上書きされる。
S609において、制限値設定部221は、S608で求めた値SUMが、S607で設定された制限値Nよりも大きいか判定する(SUM>N?)。値SUMが制限値Nよりも大きい場合(S609:YES)、S610に移行し、値SUMが制限値N以下である場合(S609:NO)、S611に移行する。
S610の処理は、CMY各色の色成分値を同率で下げる、CMY同率削減処理である。S610において、制限値設定部221は、制限値NからKの色成分値を差し引いた値(N−K)を、CMY各色の色成分値の割合に応じて按分する。按分されたCMY各色の色成分値は、CMY各色の出力色成分値となる(C’=C,M’=M,Y’=Y)。Kの色成分値については、UCR処理(S604〜S606)で算出したKの色成分値が、そのままKの出力色成分値となる(K’=K)。
一方、S611において、制限値設定部221は、UCR処理(S604〜S606)で算出したCMYK各色の色成分値を、そのままCMYKの出力色成分値とする(C’=C,M’=M,Y’=Y,K’=K)。また、S612では、制限値設定部221は、S503で取得したCMYK各色の色成分値を、そのままCMYKの出力色成分値とする(C’=C,M’=M,Y’=Y,K’=K)。
再び図5に戻り、S505において、トナー載り量制御部212は、S501で受信した画像データの全画素について、S503〜S504の処理が終了したかを判定する。
全画素について処理が終了したと判定された場合(S505:YES)、トナー載り量制御部212は、CMYKの出力色成分値を含む画像データ(C’M’Y’K’データ)を、濃度補正処理部213へ出力し(S506)、本フローチャートを終了する。
全画素について処理が終了していないと判定された場合(S505:NO)、トナー載り量制御部212は、注目画素の位置をプリンタエンジン111の主走査方向に1つ進め(S507)、S503に移行する。
再び図3(a)を参照し、画像処理部202の説明に戻る。濃度補正処理部213は、トナー載り量制御部212によって出力される画像データ(C’M’Y’K’データ)を、プリンタエンジン111固有の濃度特性に合わせて補正する補正処理を行う。具体的な処理方法として、CMYK各色の出力色成分値について、入力濃度レベルと出力濃度レベルとが対応付けられた濃度補正テーブルを使用する方法や、関数を用いて演算する方法が例示される。
中間調処理部214は、濃度補正処理部213によって濃度補正された画像データに対して、中間調処理を施す。プリンタエンジン111は、通常、2、4、16階調などの低階調数の出力のみに対応している場合が多い。このため、中間調処理部214は、少ない階調数での出力でも安定した中間調表現を可能とする、中間調処理を行う。具体的な処理方法として、濃度パターン法、組織的ディザ法、誤差拡散法などの公知の中間調処理方法が例示される。その後、上述の通り画像データ出力部203は、画像処理部202によって生成された印刷データに基づいて記録媒体に画像を形成するように、プリンタエンジン111を制御する。プリンタエンジン111は、露光、現像、転写、および定着の各プロセスを実行することによって、画像を記録媒体に印刷する。
また、上述の通り、トナー載り量を調整する制御は、UCR処理(S604〜S606)およびCMY同率削減処理(S610)によって実現される実施形態を説明した。しかし、別実施形態では、UCR処理やCMY同率削減処理に限られず、CMYK各色の色成分値を一律に少なくする処理によっても実現される。
以下、図8を参照して、本実施形態の手法によるトナー載り量制御の効果について説明する。図8は、画像B(図1)に対して、従来手法でトナー載り量を制御した場合のCMYK各色のトナー載り量と、本実施形態の手法でトナー載り量を制御した場合のCMYK各色のトナー載り量と、の差異を示している。また、上述の通り、画像BにおけるCMYK各色のトナー載り量は(C,M,Y,K)=(70%,70%,40%,30%)であり、総トナー載り量は210%である。
従来手法では、CMYK各色の入力色成分値に対して、UCR処理や、CMY同率削減処理などのトナー載り量削減処理が施される。この結果、例えば、CMYK各色のトナー載り量が(C,M,Y,K)=(65%,65%,35%,35%)に決定され、総トナー載り量は、210%から制限値以下である200%に調整される。
一方、本実施形態の手法では、CMYK各色の入力色成分値に対して、UCR処理や、CMY同率削減処理などのトナー載り量削減処理が施される前に、CMYK各色の色成分値に基づいて制限値を設定する(S601)。本実施形態では、CMYK各色の色別閾値(70%)よりも大きな色成分値を有する色数は0となり、当該色数は色数閾値(2)よりも少ない。この結果、制限値(210%)が設定され、UCR処理や、CMY同率削減処理などのトナー載り量削減処理が施されることなく、CMYK各色のトナー載り量が(C,M,Y,K)=(70%,70%,40%,30%)に調整される。
図9は、従来手法のトナー載り量制御が適用された出力画像例と、本実施形態のトナー載り量制御が適用された画像出力例とを示している。また、枠内はそれぞれの出力画像の一部を拡大表示したものである。
画像901は、図8において、CMYK各色のトナー載り量が(C,M,Y,K)=(65%,65%,35%,35%)に、総トナー載り量が200%に調整された画像データに対応する。一方、画像902は、図8において、CMYK各色のトナー載り量が(C,M,Y,K)=(70%,70%,40%,30%)に、総トナー載り量が210%に調整された画像データに対応する。
図9に示される通り、画像901は、本来ならば削減される必要がないトナー載り量までもが削減されてしまったため、画像902と比較して、トナーが載る領域およびCMYK各色のドットが重なる領域が小さい。これに対し、画像902は、画像901と比較して、トナーが載る領域およびCMYK各色のドットが重なる領域が大きい。この結果、画像902は画像901よりも、CMYK各色のトナー載り量が多く、より深みのある色彩を表現している。
以上説明した通り、本実施形態によれば、定着不良が発生しない範囲内で、より多くのトナーを使用して、より豊かな色彩の画像を形成することができる。
[実施形態2]
続いて、図10を参照して、本発明の実施形態2について説明する。なお、実施形態1と共通する部分については説明を簡略化ないし省略し、以下では本実施形態に特有な点を中心に説明する。
図10は、図8と同様に、従来手法でトナー載り量を制御した場合のCMYK各色のトナー載り量と、本実施形態の手法でトナー載り量を制御した場合のCMYK各色のトナー載り量と、の差異を示している。本実施形態において、CMYK各色のトナー載り量は(C,M,Y,K)=(72%,72%,2%,60%)であり、総トナー載り量は206%である。
従来手法では、CMYK各色の入力色成分値に対して、UCR処理や、CMY同率削減処理などのトナー載り量削減処理が施される。この結果、例えば、CMYK各色のトナー載り量が(C,M,Y,K)=(69%,69%,0%,62%)に、総トナー載り量は200%に調整される。
本実施形態において、CMYK各色の色別閾値(70%)よりも大きな色成分値を有する色数は2となり、当該色数は色数閾値(2)以上である。したがって、制限値は200%に設定される。次いで、CMYK各色の入力色成分値に対して、UCR処理(S604〜S606)が施される。この結果、例えば、CMYK各色のトナー載り量が(C,M,Y,K)=(70%,70%,0%,62%)に、総トナー載り量は202%に調整される。
次いで、CMYK各色の色成分値に基づいて、制限値の再設定が行われる(S607)。今回は、CMYK各色の色別閾値(70%)よりも大きな色成分値を有する色数は0となり、当該色数は色数閾値(2)よりも少ない。したがって、制限値(200%)よりも大きな制限値(210%)に設定される。UCR処理後の総トナー載り量は202%であり、再設定された制限値(210%)以下であるため、CMY同率削減処理は施されない。
以上説明した通り、本実施形態によれば、実施形態1による効果に加え、より精度の高いトナー載り量制御を行うことができる。
[その他の実施例]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。

Claims (11)

  1. 画像データにおける画素複数の色のうち、トナーの定着不良を考慮して決定された閾値よりも大きな成分値を有する色の数に基づいて、当該画素の画像形成に使用するトナー載り量の制限値を設定する設定手段と、
    前記設定手段により設定された前記制限値以下のトナー載りになるように前記画素における成分値を調整する手段と、
    前記調整された後の成分値に基づいて記録媒体上に画像を形成する画像形成手段とを備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記設定手段は、
    前記閾値よりも大きな前記成分値を有する色の数が少ないほど、より大きな値を示す前記制限値を設定する
    ことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  3. 前記設定手段は、
    前記閾値よりも大きな前記成分値を有する色の数が所定数以上の場合、第1の制限値を設定し、
    前記閾値よりも大きな前記成分値を有する色の数が所定数よりも少ない場合、前記第1の制限値よりも大きな第2の制限値を設定する
    ことを特徴とする請求項またはに記載の画像形成装置。
  4. 前記設定手段は、
    前記画像データの画素ごとに取得した複数の色の成分値に基づいて、当該画素における前記画像形成に使用するトナー載り量の制限値を、予め定められた前記第1の制限値から、前記第1の制限値よりも大きな前記第2の制限値に変更する
    ことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  5. 前記閾値は、トナーの定着不良を考慮して決定された第1の閾値と、前記第1の閾値よりも小さな第2の閾値とを含み、
    前記設定手段は、
    前記第1の閾値よりも大きな前記成分値を有する色の数が所定数以上の場合、前記第1の制限値を設定し、
    前記第1の閾値以下かつ前記第2の閾値よりも大きな前記成分値を有する色の数が所定数以上の場合、前記第1の制限値よりも大きな前記第2の制限値を設定し、
    前記第2の閾値以下の前記成分値を有する色の数が所定数以上の場合、前記第2の制限値よりも大きな第3の制限値を設定する
    ことを特徴とする請求項またはに記載の画像形成装置。
  6. 前記閾値は、前記複数の色ごとに同じ値である
    ことを特徴とする請求項からのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記閾値は、前記複数の色のうち少なくとも一部が異なる値である
    ことを特徴とする請求項からのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 画像形成に使用するトナー載り量が前記制限値よりも大きい場合、前記画像形成に使用するトナー載り量を調整する調整手段をさらに備え、
    前記設定手段は、
    前記調整手段により調整されたトナー載り量に対応する複数の色の成分値に基づいて、前記画素における前記画像形成に使用するトナー載り量の制限値を再設定する
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 画像データにおける画素複数の色のうち、トナーの定着不良を考慮して決定された閾値よりも大きな成分値を有する色の数に基づいて、当該画素の画像形成に使用するトナー載り量の制限値を設定する設定手段と、
    前記設定手段により設定された前記制限値以下のトナー載りになるように、前記画素における成分値を調整する手段と、
    前記調整された後の成分値に基づいて印刷データを出力する出力手段とを備える
    ことを特徴とする画像処理装置。
  10. 画像形成装置を制御する制御方法であって、
    画像データにおける画素複数の色のうち、トナーの定着不良を考慮して決定された閾値よりも大きな成分値を有する色の数に基づいて、当該画素の画像形成に使用するトナー載り量の制限値を設定する設定ステップと、
    前記設定ステップにより設定された前記制限値以下のトナー載りになるように前記画素における成分値を調整するステップと、
    前記調整された後の成分値に基づいて記録媒体上に画像を形成する画像形成ステップとを備える
    ことを特徴とする制御方法。
  11. 画像形成装置に含まれるコンピュータに、
    画像データにおける画素複数の色のうち、トナーの定着不良を考慮して決定された閾値よりも大きな成分値を有する色の数に基づいて、当該画素の画像形成に使用するトナー載り量の制限値を設定する設定手順と、
    前記設定手順において設定された前記制限値以下のトナー載りになるように、前記画素における成分値を調整する手順と、
    前記調整された後の成分値に基づいて印刷データを出力する出力手順とを実行させるためのプログラム。
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