JP2020056837A - 画像形成装置 - Google Patents

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拓真 高見澤
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Abstract

【課題】追加色材の最低保証量を画像に応じて変更することを可能にする。【解決手段】一実施の形態は、有色色材および追加色材を備えた画像形成装置であって、追加色材の最低保証量を条件に応じて決定する決定部と、決定部により決定された追加色材の最低保証量に応じて、有色色材および追加色材の総量を閾値以下に規制する総量規制部と、総量規制部により各総量が規制された有色色材および追加色材で記録媒体に画像を形成する画像形成部と、を備えることを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置において、CMYKの4色の有色色材にさらにクリアやホワイトなどの追加色材を加えた5色以上の色材で画像を形成する場合、使用する色材の総量が多すぎると滲みなどにより画質が劣化することが知られている。このような画質の劣化を防ぐために、総量規制技術により色材の総量を規制して画像を形成する。色材の総量は、追加色材について最低限保証する最低保証量を設定した上で規制している。
例えば有色画像の画質劣化を抑制し、且つ白色色材の消費量の抑制を図る画像形成装置について開示した文献がある(特許文献1参照)。
しかし、従来の総量規制技術では、どのような画像を形成する場合においても追加色材の最低保証量は一定のまま色材の総量規制が行われるため、画像によっては画質の低下が抑えられないという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、追加色材の最低保証量を画像に応じて変更することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一実施の形態は、有色色材および追加色材を備えた画像形成装置であって、前記追加色材の前記最低保証量を条件に応じて決定する決定部と、前記決定部により決定された前記追加色材の前記最低保証量に応じて、前記有色色材および前記追加色材の総量を閾値以下に規制する総量規制部と、前記総量規制部により各総量が規制された前記有色色材および前記追加色材で記録媒体に画像を形成する画像形成部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、追加色材の最低保証量を画像に応じて変更することが可能になるという効果を奏する。
図1は、本実施の形態に係る画像形成装置を含む画像形成システムの概略構成の一例を示すブロック図である。 図2は、本実施の形態の画像形成装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 図3は、画像形成装置の機能構成の一例を示す図である。 図4は、あるケースにおいて第1の決定処理を実行しない場合の説明図である。 図5は、あるケースにおいて第1の決定処理を実行した場合の説明図である。 図6は、記録媒体の特性と追加色材の最低保証量との対応関係の一例を示す図である。 図7は、第1の決定処理の一例を示すフロー図である。 図8は、あるケースにおいて第2の決定処理を実行しない場合の説明図である。 図9は、あるケースにおいて第2の決定処理を実行した場合の説明図である。 図10は、あるケースにおいて第3の決定処理を実行しない場合の説明図である。 図11は、あるケースにおいて第3の決定処理を実行した場合の説明図である。 図12は、第3の決定処理の一例を示すフロー図である。 図13は、第3の決定処理のその他の一例を示すフロー図である。 図14は、あるケースにおいて第1の決定処理を実行した場合の説明図である。 図15は、あるケースにおいて第4の決定処理を実行した場合の説明図である。 図16は、総量規制量の推定値と印刷モードとの対応関係の一例を示す図である。 図17は、第4の決定処理の一例を示すフロー図である。
(実施の形態)
以下に添付図面を参照して、画像形成装置の実施の形態を詳細に説明する。実施の形態として電子写真方式の画像形成装置への適用例を示すが、これに限らず、インクジェットの画像形成装置へ適用してもよい。従って、電子写真プリンタとトナーを用いた構成に限らず、インクジェットプリンタとインクを用いた構成などでもよい。
(全体構成)
図1は、本実施の形態に係る画像形成装置を有する画像形成システムの概略構成の一例を示すブロック図である。図1に示す画像形成装置100は、DFE(Digital Front End)10とプリンタ20とを有する。DFE10は、PC(Personal Computer)30と接続されている。DFE10とPC30とは、USB(Universal Serial Bus)やIEEE等の通信ケーブルを介して直接接続されてもよいし、ネットワークを介して接続されてもよい。
PC30は、予めインストールされたアプリケーションにより、PDL(Page Description Language)などの言語で記述された印刷データを作成し、その作成した印刷データをDFE10に送信する。DFE10は、その印刷データを、プリンタ20により印刷可能な形式に描画した画像データに変換するなどしてプリンタ20へ送信する。
プリンタ20は「画像形成部」の一例である。プリンタ20は、露光機や作像ユニットや定着機などを備え、電子写真方式で有色色材(CMYKの各トナー)やクリアやホワイトなどの追加色材により画像を形成する。例えば作造ユニットは、各トナーに対応する感光体、帯電器、現像器、転写器、及び感光体クリーナーなどを有する。プリンタ20は、DFE10から送信された画像データに応じて露光器から光ビームを照射し、各感光体上に各色のトナー像を形成する。そして、プリンタ20は、各感光体上に形成されたトナー像を各々転写器で用紙などの記録媒体上に重ね合わせるようにして転写する。記録媒体に転写されたトナー像は、定着装置により熱と圧力で定着され、記録媒体に画像が形成された印刷物40が得られる。
(ハードウェアブロック)
DFE10のハードウェアには、画像形成装置100全体を制御するCPU(Central Processing Unit)と、各種データや各種プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などの主記憶部と、各種データや各種プログラムを記憶するHDDなどの補助記憶部とを備える一般のコンピュータ構成を採用することができる。
図2は、本実施の形態の画像形成装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。図2に示すように、画像形成装置100は、コントローラ10とエンジン部(Engine)20とをPCI(Peripheral Component Interface)バスで接続した構成となる。コントローラ10は、画像形成装置100全体の制御と描画、通信、図示しない操作部からの入力を制御するコントローラである。エンジン部20は、PCIバスに接続可能なプリンタエンジンであり、本実施の形態では電子写真方式のプリンタ20に相当する。
コントローラ10は、CPU11と、ノースブリッジ(NB)13と、システムメモリ(MEM−P)12と、サウスブリッジ(SB)14と、ローカルメモリ(MEM−C)17と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)16と、ハードディスクドライブ(HDD)18とを有し、ノースブリッジ(NB)13とASIC16との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス15で接続した構成となる。また、MEM−P12は、ROM12aと、RAM12bと、をさらに有する。
CPU11は、画像形成装置100の全体制御をおこなうものであり、NB13、MEM−P12およびSB14からなるチップセットを有し、このチップセットを介して他の機器と接続される。
NB13は、CPU11とMEM−P12、SB14、AGP15とを接続するためのブリッジであり、MEM−P12に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCIマスタおよびAGPターゲットとを有する。
MEM−P12は、プログラムやデータの格納用メモリ、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリなどとして用いるシステムメモリであり、ROM12aとRAM12bとからなる。ROM12aは、プログラムやデータの格納用メモリとして用いる読み出し専用のメモリであり、RAM12bは、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリなどとして用いる書き込みおよび読み出し可能なメモリである。
SB14は、NB13とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。このSB14は、PCIバスを介してNB13と接続されており、このPCIバスには、ネットワークインターフェース(I/F)部なども接続される。
ASIC16は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGP15、PCIバス、HDD18およびMEM−C17をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。このASIC16は、PCIターゲットおよびAGPマスタと、ASIC16の中核をなすアービタ(ARB)と、MEM−C17を制御するメモリコントローラと、ハードウェアロジックなどにより画像データの回転などをおこなう複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)と、エンジン部20との間でPCIバスを介したデータ転送をおこなうPCIユニットとからなる。このASIC16には、PCIバスを介してFCU(Facsimile Control Unit)60、USB70、IEEE1394(the Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)インターフェース80が接続される。操作表示部50はASIC16に直接接続されている。
MEM−C17は、コピー用画像バッファ、符号バッファとして用いるローカルメモリであり、HDD18は、画像データの蓄積、プログラムの蓄積、フォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。
AGP15は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレーターカード用のバスインターフェースであり、MEM−P12に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレーターカードを高速にする。
(機能ブロック)
図2に示すハードウェア構成において、CPU11が主記憶部(例えばROM12aやRAM12bなど)に保存されている制御プログラムを実行することにより、DFE10が次に示す各種の機能を発揮する。なお、これらの機能の一部または全てをASICなどの専用回路(ハードウェア)により実現してもよい。また、本実施の形態においてDFE10で実現する形態を示すが、それらの機能の一部または全てをプリンタ20で実現してもよい。
図3は、DFE10の機能構成の一例を示す図である。図3に示すようにDFE10は、画像処理部101と、画質調整部102と、ハーフトーンエンジン103と、追加色材最低保証量決定処理部104と、記録媒体特性記憶部105と、印刷モードデータベース106とを有する。
画像処理部101は、PC30で作成された印刷データを受け取り、言語解釈や、ベクター/ラスター変換(レンダリングの解像度は例えば1200dpiなどとする)や、CMYKへの色変換や、追加色材版の生成などを行う。画像処理部101は、CMYKへの色変換においてCMYKの有色色版を生成し、印刷データ中の特定の色を追加色材版として生成する。この他、CMYKの有色色版の色値がある領域や、特定のオブジェクト(テキスト、画像、グラフィックスなど)がある領域や、全面領域などの版を生成してもよい。
画質調整部102は、キャリブレーションのための階調補正を行う。また、画質調整部102は、「総量規制部」として機能し、CMYKの色材である有色色材およびホワイトやクリアなどの追加色材について色材の総量を閾値(総量規制値)以下に規制する総量規制などの処理を行う。画質調整部102は、総量規制の処理を行う際に、追加色材最低保証量決定処理部104が決定した追加色材の最低保証量を使用して総量規制を行う。ここで、追加色材の最低保証量(追加色材最低保証量)とは、追加色材について最低限保証される色材の使用量(本例では単位を「%」にして示す)である。なお、記録媒体に積載できる1色あたりの最大量を100%とする。
ハーフトーンエンジン103は、CMYK各8bitデータおよびクリアやホワイトなどの追加色材の8bitデータをプリンタ20の画像データフォーマット(例えば、CMYK各2bit、追加色材2bit)へと変換して、変換した画像データをプリンタ20へ出力する。
記録媒体特性記憶部105は、印刷に使われる記録媒体(用紙等)の色などの特性を示す情報を記憶する「記憶部」である。
印刷モードデータベース106は、プリンタ20の複数の印刷モードの設定を記憶する。
追加色材最低保証量決定処理部104は、「決定部」として機能し、画像処理部101が出力する有色色材版および追加色材版の追加色材最低保証量を条件に応じて決定する処理を行う。追加色材最低保証量決定処理部104は、追加色材最低保証量決定部104Aと、有色色材版記憶部104Bと、追加色材版記憶部104Cと、重なり判定部104Dと、印刷データ記憶部104Eと、印刷データ解析部104Fと、総量規制量推定部104Gと、印刷モード設定部104Hとを有する。
追加色材最低保証量決定部104Aは、総量規制による印刷物40の画質低下を抑えるように後述する各種ケースの条件に応じて追加色材最低保証量を決定し、決定した追加色材最低保証量(追加色材最低保証量を示す情報)を画質調整部102に出力する。追加色材最低保証量決定部104Aによる追加色材最低保証量の決定は、追加色材最低保証量決定処理部104に含まれる各部の制御で得た情報に基づいて行う。図3の追加色材最低保証量決定処理部104には、4パターンの決定処理(第1の決定処理、第2の決定処理、第3の決定処理、第4の決定処理)を条件に応じて行うことができる構成を含んでいる。なお、追加色材最低保証量決定処理部104の構成をこれらの全てに限定するものではない。少なくとも1つの決定処理を行うことができる構成を備えていればよいので、1つ、2つ、または3つの決定処理を行うことができる構成のみに限定してもよい。
有色色材版記憶部104Bおよび追加色材版記憶部104Cは、画像処理部101が出力した有色色材版データおよび追加色材版データを記憶する。
重なり判定部104Dは「判定部」に相当する。重なり判定部104Dは、有色色材版記憶部104Bおよび追加色材版記憶部104Cで記憶された有色色材版データおよび追加色材版データから有色色材領域と追加色材領域との重なりの有無や重なっている領域などを判定し、判定結果を追加色材最低保証量決定部104Aへ出力する。具体的に、重なり判定部104Dは、有色色材版データと追加色材版データが重なった画素の有無をもとに有色色材領域と追加色材領域の重なりの有無を判定する。
印刷データ記憶部104Eは、画像処理部101で処理される前の印刷データ(例えばPDFやPostScript)を記憶する。
印刷データ解析部104Fは、印刷データ記憶部104Eが記憶する印刷データを解析して有色色材で出力されるオブジェクト、追加色材で出力されるオブジェクト、これらオブジェクトが重なって出力されるオブジェクトを算出し、算出して得たオブジェクト領域の情報を重なり判定部104Dへ出力する。
総量規制量推定部104Gは「推定部」に相当する。総量規制量推定部104Gは、有色色材版記憶部104Bおよび追加色材版記憶部104Cに記憶されている有色色材版データおよび追加色材版データから総量規制処理で有色色材総量がどの程度規制(削減)されてしまうかの見込みを算出し、算出した推定規制量の情報を追加色材最低保証量決定部104Aへ出力する。
印刷モード設定部104Hは、追加色材最低保証量決定部104Aにより指定された印刷モードに適した設定を印刷モードデータベース106から取得し、総量規制値を画質調整部102に出力し、指定された印刷モードになるようにプリンタ20を設定する。
(追加色材最低保証量の決定処理のパターン別の詳細)
以下に、追加色材最低保証量決定処理部104における追加色材最低保証量の決定処理について詳細をパターン別(第1〜第4の決定処理別)に説明する。なお、各決定処理の説明において、はじめに、その決定処理を実行することにより印刷物40の画質の低下の抑制効果が得られるケースを一例として挙げ、続いて、その決定処理を行う処理フローや、設定データの構成などの実施例を説明する。
(第1の決定処理)
プリンタ20が追加色材としてホワイト色材をサポートする場合、有色色材の発色を良くするために有色色材の下にホワイト色材を一面に敷くという使われ方が一般的である。第1の決定処理は、このような使われ方をするものに適用することで画質低下の抑制効果が得られる。
図4および図5は、第1の決定処理により印刷物40の画質低下を抑制する効果が得られるケースについて説明する図である。図4および図5には共に、印刷データの一例と、その印刷データを異なる色の記録媒体にそれぞれ印刷した場合における各色の記録媒体上に形成される画像の画質とを、示している。なお、画質低下の抑制効果を比較することができるように、図4に第1の決定処理を実行しない場合のものを示し、図5に第1の決定処理を実行した場合のものを示している。
印刷データ1000については、PC30が意図する印刷イメージ1001を示している。印刷イメージ1001は、有色色材の画像1010と、ホワイト色材の画像1011とをPC30が意図する比率で重ねて印刷した場合の印刷イメージである。一例では、ホワイト色材の使用量は100%で、有色色材全体の使用量(有色色材総量)は200%になっているものを示している。なお、各画像の外側の領域は印刷対象外の余白領域である。
記録媒体については、クリーム色の記録媒体2000Aと黒色の記録媒体2000Bとを例に、対照的な色の記録媒体に画像を形成した場合に得られるそれぞれの印刷結果の一例を示している。
図4に示す例では、第1の決定処理を実行しないので、ホワイト色材の最低保証量は、記録媒体の色に依らずデフォルトの値(この例では50%)が適用される。このため、総量規制値が250%であるとすると、印刷結果は、ホワイト色材のみで有色色材を含まない部分については印刷イメージ1001が示す通りにホワイト100%で形成される。一方、有色色材の画像1010がある領域については、総量規制により、ホワイト色材に割り当てられるのは最低保証量の50%のみとなる。総量規制値250%のうちの50%が最低保証量としてホワイト色材に割り当てられ、残りの200%が有色色材へ割り当てられる。このケースにおいてホワイト色材は有色色材の下地として50%を超えて塗布することができない。
このようなケースにおいて、記録媒体としてクリーム色の記録媒体2000Aを使用する場合は、ホワイト色材の量がそれほど多くなくても有色色材は良好な発色が得られる。しかし、黒色の記録媒体2000Bを使用する場合には、ホワイト色材が最低保証量の50%まで規制されてしまうと、記録媒体2000Bの黒色の影響を抑える働きをするホワイト色材が不足し有色色材が記録媒体2000Bの黒色の影響を受けてしまう。これにより有色色材の発色が悪くなり、画質の低下を引き起こす。
図5には第1の決定処理を実行した場合の印刷結果の一例を示している。図5に示すように、クリーム色の記録媒体2000Aについてはホワイト色材の量がそれほど多くなくても有色色材の発色を良好に保てるため、図4と同じ最低保証量でホワイト色材を形成することができる。一方、黒色の記録媒体2000Bについては、記録媒体2000Bの黒色の影響を抑えるために有色色材の画像1010の下地になるホワイト色材の最低保証量を動的に増加させている。この例では、有色色材の画像1010の下地のホワイト色材の量を100%に変更している。この変更により、他方の有色色材総量については総量規制値250%のうちの残りの150%に減らされる。
なお、記録媒体の色(クリーム色と黒色)は、記録媒体の特性の違いによる画質の違いを示すために一例として対照的な色のものを示したものであり、その他の色の記録媒体に画像を形成した場合にも記録媒体の色の明度や彩度などの特性に応じてクリーム色か黒色のうちの一方に近い印刷結果が得られるようになる。第1の決定処理は、クリーム色と黒色に限らず、任意の色に適用可能である。
このように、第1の決定処理では、記録媒体の特性(一例として色)に応じて追加色材の最低保証量を動的に変更する。これにより、総量規制により生じる画質の低下を抑えることが可能になる。
第1の決定処理は、図3に示す構成において、追加色材最低保証量決定部104Aが記録媒体特性記憶部105から印刷に使われる記録媒体の特性を参照して追加色材の最低保証量を決定することにより行う。
図6は、記録媒体特性記憶部105に記憶する、記録媒体の特性と追加色材の最低保証量との対応関係の一例を示す図である。図6には、記録媒体の特性の一例である明度と、追加色材の一例であるホワイト色材との関係を示している。図6(a)には記録媒体の明度と追加色材の最低保証量との対応関係を示す対応情報D1を示している。図6(b)には図6(a)の対応情報をグラフ表示させたものを示している。
図4および図5に記録媒体の一例を挙げて説明したように、明度の高い記録媒体は白に近い色のため、ホワイト色材はそれほど多く塗布しなくても有色色材の良好な発色が得られる。明度の低い記録媒体は黒に近い色のため、ホワイト色材を多く塗布しないと有色色材の良好な発色が得られない。これに基づき、図6に示す追加色材の最低保証量は、明度が低いほど高い値をとっている。
なお、記録媒体の特性として用いる情報は明度に限らず、他の情報であってもよい。例えば、L*a*b*色空間という物体の色を数値で表すのに使用する表色系の色情報を用いてもよい。この場合、例えばL=100、a=0、b=0の白色との色差を算出して、その色差を、明度に替わる特性情報として対応情報D1に設定することが考えられる。この場合、L=100、a=0、b=0の白色と色の違いが大きい記録媒体ほど、追加色材の最低保証量を多くする。このように色差情報を用いた場合には、同一明度であっても彩度が高い記録媒体ほどL=100、a=0、b=0の白色との色差が大きくなるため、追加色材の最低保証量を変えることが可能になる。
対応情報D1は、予め記録媒体特性記憶部105に記憶されている所定のものであってもよいし、ユーザーが用紙ごとに明度やLの色情報などの各特性を設定して登録したものであってもよい。また、キャリブレーション実施時に必要な記録媒体および記録媒体上の有色色材の測定データから記録媒体の明度やLの色情報を抜き出して設定したり、画像処理部101での色変換に使用するプロファイル中の記録媒体の明度やLの色情報を参照して設定したりしたものであってもよい。
図7は、追加色材最低保証量決定処理部104における第1の決定処理の一例を示すフロー図である。はじめに、追加色材最低保証量決定部104Aは、記録媒体特性記憶部105に記憶されている記録媒体の特性値を参照し(ステップS1)、記録媒体の特性値が存在するかを判定する(ステップS2)。
続いて、記録媒体の特性値が存在する場合(ステップS2:Yes判定)、追加色材最低保証量決定部104Aは、使用する記録媒体の特性値に対応する追加色材の最低保証量を決定する(ステップS3)。
一方、記録媒体の特性値が存在しない場合には(ステップS2:No判定)、追加色材最低保証量決定部104Aは、デフォルト値を追加色材の最低保証量として決定する(ステップS4)。なお、デフォルト値は内部的に固定値をもたせておいてもよいし、ユーザーが予め指定しておけるようにしてもよい。
ステップS3、ステップS4の決定後、追加色材最低保証量決定部104Aは、決定した追加色材最低保証量を示す情報を画質調整部102に出力する(ステップS5)。これにより、画質調整部102は追加色材の最低保証量に基づいて有色色材版および追加色材版の総量規制を行う(ステップS6)。
以上のように、第1の決定処理では、記録媒体特性記憶部105に対応情報D1を保持しておき、印刷の際、追加色材最低保証量10Aが対応情報D1を参照して、記録媒体の明度に応じた追加色材の最低保証量を動的に決定する。このようにすることで、印刷する記録媒体の特性に応じて追加色材と有色色材との総量規制を適切に行い、画質の低下を抑えることができる。
(第2、第3の決定処理)
プリンタ20が追加色材としてクリア色材をサポートする場合について説明する。クリア色材は、例えば有色色材の上に塗布することで部分的に光沢を出した印刷物や、クリア色材を用いた文字やグラフィックスが光の反射によって見えるような印刷物を作成する目的などで使用される。第2、第3の決定処理は、このような使われ方をしたものに適用することが画質低下の抑制効果が得られる。
図8と図9は、第2の決定処理により画質の低下の抑制効果が得られるケースについて説明するための図である。図8と図9には、印刷データの一例と、その印刷データを記録媒体に形成した場合の記録媒体上における画像の画質とを示している。なお、図8に第2の決定処理を実行しない場合の結果を示し、図9に第2の決定処理を実行した場合の結果を示している。
図8と図9において、印刷データ3000には、PC30が意図する印刷イメージ3001を示している。印刷イメージ3001は、有色色材の画像と、クリア色材(追加色材の一例)の画像とをPC30が意図する比率で重ねて印刷した場合の印刷イメージである。記録媒体については、白色の記録媒体4000を例に画像を形成した場合に得られる印刷結果の一例を示している。
有色色材の画像とクリア色材の画像は、互いに一部が重なっている。各画像は、一例では有色色材総量が230%で、クリア色材が100%のものを示している。各画像は、有色色材のオブジェクト(第1のオブジェクト)3010と、クリア色材のオブジェクト(第2のオブジェクト)3011と、有色色材とクリア色材とが重なる部分のオブジェクト(第3のオブジェクト)3012とに区別することができる。
このような場合に、追加色材の最低保証量が一定とすると(例えば50%とする)、総量規制により記録媒体4000においてクリア色材が重なる第3のオブジェクト3012の有色色材総量が、クリア色材が重ならない第1のオブジェクト3010の有色色材総量よりも減らされるケースある。この例では、記録媒体4000において第3のオブジェクト3012のクリア色材は最低保証量だけは確保されるので50%で形成される。第3のオブジェクト3012の有色色材は、総量規制値250%とすると、有色色材総量を残りの200%に減らして形成される。一方、クリア色材が重ならない第1のオブジェクト3010の有色色材については、有色色材総量が印刷イメージ3001の通りに230%のまま形成される。つまり、このケースでは、クリア色材が重なる部分と重ならない部分とで有色色材総量に違いが生じ、同じ有色色材の画像内で領域により色が違って見えてしまうことになる。
図9には、第2の決定処理の実行により、クリア色材が重なる第3のオブジェクト3012と重ならない第1のオブジェクト3010とで総量規制後の有色色材総量を一致させた場合の印刷結果の一例を示している。第2の決定処理では、記録媒体4000に形成する画像全体において、クリア色材が重なっているかいないかに関係なく総量規制値からクリア色材の最低保証量を減らした有色色材総量を割り当てて形成する。例えばクリア色材の最低保証量分を予め有色色材総量から差し引いておくという処理を用いることが有効である。
一例では、記録媒体4000において、第3のオブジェクト3012のクリア色材については最低保証量が確保され50%で形成される。第3のオブジェクト3012の有色色材は、残りの200%で形成される。その他の、クリア色材が重ならない第1のオブジェクト3010についても、第3のオブジェクト3012と同様に、総量規制値250%からクリア色材の最低保証量50%が差し引かれるようになるので、有色色材は、残りの200%で形成されることになる。つまり、クリア色材が重なる部分と重ならない部分との有色色材総量が一致し、同じ有色色材の画像内で領域による色の違いがなくなり、画質低下を抑えることができる。
図8と図9では、第2の決定処理の実行によりクリア色材が重なる部分と重ならない部分に依らず同じ有色色材の画像内で領域による色の違いがなくなる印刷結果が得られることが示された。図10と図11には、第2の決定処理の実行により、クリア色材が一切重ならないオブジェクトの印刷結果が印刷イメージと異なる場合のケースについて示すものである。例えば、印刷データが複数ページを含む場合に、1ページ目にクリア色材と有色色材が重なった領域が存在し、残りのページにクリア色材と有色色材が重なった領域が存在しない場合のケースなどである。例えばそのような印刷データにおいて、追加色材の最低保証量分を予め有色色材の総量規制値から差し引いておく処理が全ページに適用されてしまうと、1ページ目以外は有色色材の量を減らす必要なないにも関わらず、有色色材の量がむやみに減らされてしまう結果になる。
図10と図11は、第3の決定処理により画質の低下の抑制効果が得られるケースについて説明するための図である。図10と図11には、図8と図9において、さらに、クリアに一切重なっていないオブジェクトを一つ追加したものを示している。なお、クリアに一切重なっていないオブジェクトは、同じページ内にあってもよいし、同じページ内には存在せず別のページにのみあってもよい。別のページにある場合、図10と図11は、クリアに重なっているオブジェクトと、別のページの、クリアに一切重なっていないオブジェクトとを、一つの図で表したものと理解されたい。図10に第3の決定処理を実行しない場合の結果を示し、図11に第3の決定処理を実行した場合の結果を示している。
印刷データ5000の印刷イメージ5001において、さらに、クリアに一切重なっていない有色色材のオブジェクト(第4のオブジェクト)4010を区別する。一例では、印刷イメージ5001における第4のオブジェクト4010の有色色材総量は、クリアが重なっている他の有色色材のオブジェクトの有色色材総量230%とは異なる250%である。
このようなオブジェクトの構成の場合、第2の決定処理では、画像全体について総量規制値からクリア色材の最低保証量を減らした有色色材総量を割り当てて記録媒体6000に画像を形成するため、第4のオブジェクト4010についても、それが当て嵌まる。つまり、図10に示すように、記録媒体6000において、クリアが一切重ならない第4のオブジェクト4010も、総量規制値250%から最低保証量50%を差し引いた残りの200%で形成される。
このように、クリア色材が一切重なっていないオブジェクトも同様に有色色材総量が減らされ、クリア色材が一切重なっていないオブジェクトの形成後の色の見え方が変わってしまう。
従って、このようなケースにおいて第3の決定処理を実行する。第3の決定処理を実行した場合、図11に示すように、第4のオブジェクト4010の有色色材総量がむやみに減らされずに維持される。このため、記録媒体6000において他のオブジェクトと第4のオブジェクト4010との色の見え方が維持され、所望のものとなる。
例えば、図11の例のようにクリア色材と有色色材の重なったオブジェクト全体の追加色材の最低保証量を50%とし、その最低保証量分を有色色材総量から差し引いておく。一方で、クリア色材と重なっていない有色色材の第4のオブジェクト4010の追加色材の最低保証量を0%とする。追加色材の最低保証量は、追加色材と有色色材の重なりの有無に応じて0%〜100%で切り替える。
具体的には、追加色材オブジェクトと有色色材オブジェクトの重なりの有無を判断し、重なっているオブジェクト領域を算出する。レンダリングされた後の画像データでは元々のオブジェクト領域の情報は失われてしまうため、レンダリングされる前の印刷データのオブジェクト情報(形状、位置、色値など)を解析し、追加色材オブジェクトと有色色材オブジェクトの重なりの有無および重なっているオブジェクトの領域を算出する。こうすることで、オブジェクト単位で追加色材の最低保証量を制御することができる。このように第3の決定処理では、追加色材と重なった有色色材オブジェクト中での色の違いの発生を防ぎつつ、総量規制処理によって有色色材の量がむやみに減らされてしまうことも最大限防ぐことができる。
なお、第3の決定処理ではオブジェクトひとつひとつを解析する必要があり、解析処理に時間がかかることが懸念として考えられる。また、同じページ内に有色色材総量の同じオブジェクトが複数配置されている印刷データにおいて、追加色材オブジェクトと重なったオブジェクトと重なっていないオブジェクトで印刷時の有色色材総量に違いが生じ、見た目の色が異なってしまうケースがある。そこで、ページ単位でレンダリング処理後の有色色材版データおよび追加色材版データを解析し、有色色材と追加色材が重なっている画素があった場合には、そのページ全体に対して1つの追加色材最低保証量を決定してもよい。なお、必ずしもページ単位である必要は無く、シート単位や見開きページ単位など、同時に視認される領域単位で追加色材最低保証量を決定してもよい。ここで、シートとは、用紙の表面または裏面の面単位を意味する。例えば用紙の表面に複数ページが含まれるように面付け処理を行う場合を想定すると、表面に面付け処理を行う複数ページすべてに同じ追加色材最低保証量を決定して使用する。また、見開きページ単位とは、例えば製本した場合に見開きページとなるケースにおいて、見開きページとして組み合わされるページに同じ追加色材最低保証量を決定して使用する。
第3の決定処理において、追加色材最低保証量決定処理部104は、先ず画像処理部101の処理後の有色色材版データおよび追加色材版データを有色色材版記憶部104Bおよび追加色材版記憶部104Cで記憶する。続いて追加色材最低保証量決定処理部104は、有色色材版記憶部104Bおよび追加色材版記憶部104Cで記憶された有色色材版データおよび追加色材版データから、重なり判定部104Dにより有色色材領域と追加色材領域が重なっている領域の有無を判定し、判定結果を追加色材最低保証量決定部104Aへ出力する。そして、追加色材最低保証量決定処理部104は、重なり判定部104Dが出力した判定結果の有色色材領域と追加色材領域が重なっている領域の有無の情報に基づき、追加色材最低保証量決定部104Aにより追加色材の最低保証量を決定する。
このような決定処理においては印刷データのページ単位に最低保証量を動的に変更することができる。従って、追加色材オブジェクトに重なるオブジェクトと、追加色材オブジェクトに重ならないオブジェクトとが、ページ単位に分かれているような場合に、このような決定処理を行うことにより、ページごとに最適な最低保証量が使用され各ページの画質低下が抑止される。
この他、第3の決定処理では、追加色材最低保証量決定処理部104は画像処理部101で処理される前の印刷データを印刷データ記憶部104Eで記憶する。その印刷データを印刷データ解析部104Fで解析して有色色材で出力されるオブジェクトと、追加色材で出力されるオブジェクトと、それらが重なって出力されるオブジェクトとを算出し、算出されたオブジェクト領域の情報を重なり判定部104Dへ出力する。そのオブジェクト領域の情報に基づいて重なり判定部104Dが追加色材の最低保証量を決定する。そうすることで、オブジェクト単位で追加色材の最低保証量を決定することができる。
このような決定処理においては、1ページ内に追加色材オブジェクトに重なるオブジェクトと、追加色材オブジェクトに重ならないオブジェクトとが含まれる場合であっても、それぞれのオブジェクトごとに最低保証量を動的に変更することができる。従って、追加色材オブジェクトに重なるオブジェクトと、追加色材オブジェクトに重ならないオブジェクトとが、1ページ内に含まれるような場合でも、オブジェクトごとに最適な最低保証量が使用されるので、画質低下が抑止される。各第3の決定処理の処理フローについては次に説明する。
(第3の決定処理のフロー)
図12は、追加色材最低保証量決定処理部104における第3の決定処理の一例を示すフロー図である。ここでは一例として印刷データをページ単位で処理する場合の処理フローについて説明する。
はじめに、画像処理部101において印刷データから各ページの有色色材版データと追加色材版データとが生成され、画像処理部101から、生成された有色色材版データが有色色材版記憶部104Bに記憶され、生成された追加色材版データが追加色材版記憶部104Cに記憶される(ステップS11)。
続いて、重なり判定部104Dが有色色材版記憶部104Bに記憶された有色色材版データおよび追加色材版記憶部104Cに記憶された追加色材版データをページ単位で解析し、有色色材と追加色材の重なった画素の有無を判定する。そして、重なり判定部104Dは、ページ単位の判定結果を追加色材最低保証量決定部104Aへ出力する(ステップS12)。
追加色材最低保証量決定部104Aは、重なり判定部104Dが出力した判定結果の1ページ目から順に、ページ中に有色色材と追加色材とが重なった画素があるかを判定する(ステップS13)。
追加色材最低保証量決定部104Aは、判定したページに有色色材と追加色材が重なった画素がある場合(ステップS13:Yes判定)、適切な追加色材最低保証量を決定し、当該ページについて、決定した追加色材最低保証量の使用を画質調整部102へ指示する(ステップS14)。なお、適切な追加色材最低保証量の決定は、記録媒体の特性を用いて行ってもよいし、単に色材の種類ごとに事前に定義された追加色材最低保証量を用いるなどして行ってもよい。
また、追加色材最低保証量決定部104Aは、判定したページに有色色材と追加色材が重なった画素が無い場合には(ステップS13:No判定)、追加色材最低保証量を0%に決定し、当該ページについて追加色材最低保証量0%の使用を画質調整部102へ指示する(ステップS15)。
画質調整部102は、画像処理部101から出力されたページについて、追加色材最低保証量決定部104Aから指示された追加色材最低保証量を使用して総量規制を行う(ステップS16)。つまりページごとに動的に決定された追加色材最低保証量により総量規制を行う。
続いて、追加色材最低保証量決定部104Aは、印刷データの全ページについて処理が完了したかを判定し(ステップS17)、全ページについて処理が完了していない場合は(ステップS17:No判定)、残りのページに対してもステップS13から同様に処理を繰り返す。全ページについて処理が完了した場合は(ステップS17:Yes判定)、本処理を終了する。
なお、ここでは一例として追加色材最低保証量の決定をページ単位としたが、必ずしもページ単位である必要は無い。同時に視認される領域単位であれば、例えばシートや見開きページなどの単位で追加色材最低保証量を決定してもよい。
図13は、追加色材最低保証量決定処理部104における第3の決定処理のその他の一例を示すフロー図である。ここでは一例として印刷データをさらにオブジェクト単位で処理する場合の処理フローについて説明する。つまり、ページ内において追加色材が重なるオブジェクトと重ならないオブジェクトとで追加色材最低保証量を適切な値に変えるための処理フローである。なお、説明を分かり易くするため、印刷データが1ページの場合を例に説明する。
はじめに、画像処理部101の処理前の印刷データが印刷データ記憶部104Eに記憶される(ステップS21)。
続いて、印刷データ解析部104Fが印刷データ記憶部104Eに記憶されている印刷データについてオブジェクト情報(形状、位置、色値など)を解析し、その解析結果を重なり判定部104Dへ出力する(ステップS22)。
重なり判定部104Dは、印刷データ解析部104Fから出力された解析結果から、各有色色材のオブジェクトについて重なっている追加色材のオブジェクトがあるか、さらに、有色色材のオブジェクトにおいて追加色材のオブジェクトが重なっている領域を算出し、算出結果を追加色材最低保証量決定部104Aに出力する(ステップS23)。
追加色材最低保証量決定部104Aは、重なり判定部104Dが出力した算出結果を基に、印刷データ(1ページ)の有色色材の各オブジェクトについて、重なっている追加色材のオブジェクトが存在するかを判定する(ステップS24)。
重なっている追加色材のオブジェクトが存在する場合(ステップS24:Yes判定)、追加色材最低保証量決定部104Aは、その対象の有色色材オブジェクトについて適切な追加色材最低保証量を決定し、対象の有色色材オブジェクトの領域について、決定した追加色材最低保証量の使用を画質調整部102へ指示する(ステップS25)。適切な追加色材最低保証量の決定は、記録媒体の特性を使用して行ってもよいし、単に色材の種類ごとに事前に定義された追加色材最低保証量を用いるなどして行ってもよい。
有色色材オブジェクトにおいて重なっている追加色材オブジェクトが存在しない場合(ステップS24:No判定)、追加色材最低保証量決定部104Aは、その有色色材オブジェクトに対する追加色材最低保証量を0%と決定し、当該有色色材オブジェクトについては追加色材最低保証量0%の使用を画質調整部102へ指示する(ステップS26)。
続いて、追加色材最低保証量決定部104Aは、印刷データ(1ページ)内の全ての有色色材オブジェクトついて処理が完了したかを判定する(ステップS27)。追加色材最低保証量決定部104Aは、全ての有色色材オブジェクトついて処理が完了していない場合(ステップS27:No判定)には、残りの有色色材オブジェクトについてステップS23から同様に処理を繰り返す。
そして、全ての有色色材オブジェクトついて処理が完了した場合(ステップS27:Yes判定)、追加色材最低保証量決定部104Aは画質調整部102に完了を通知し、画質調整部102が、画像情報(印刷データの1ページ分)の各オブジェクト領域について総量規制を行う(ステップS28)。つまり、画質調整部102は、追加色材最低保証量決定部104Aから指示された各オブジェクトに対応する追加色材最低保証量で有色色材版および追加色材版の各オブジェクトの総量規制を行う。
(第4の決定処理)
図4および図5では、第1の決定処理の実行により有色色材の下地のホワイト色材の量を増加させて有色色材の発色が良好な印刷結果を得ることができるケースを示した。しかし、第1の決定処理では、有色色材の下地のホワイト色材の量を増加させた分、有色色材の量は減らされることになる。総量規制処理によって大幅に有色色材の量が規制されるような場合があれば、第1の決定処理により追加色材の最低保証量を制御するのみでは画質の低下を十分に抑えられない。
図14および図15は、このような総量規制処理によって大幅に有色色材の量が規制されるような場合において第4の決定処理により画質の低下を抑制されるケースについて説明する図である。図14に本ケースのようなことが生じる場合に第1の決定処理を実行した場合の印刷結果を示し、図15に本ケースのようなことが生じる場合に第4の決定処理を実行した場合の印刷結果を示している。
図14に一例を示すように、印刷データ7000を黒い記録媒体8000に印刷を行うケースで、有色色材の発色をよくするためには、第1の決定処理により追加色材の最低保証量を100%、つまりホワイト色材100%として印刷することが望ましい。しかし、その場合、最低保証量を増加し、一方の有色色材総量を規制するしかないため、有色色材総量の規制量があまり多くなると、有色色材で本来表現したい色が表現できなくなる。逆に有色色材総量があまり規制されないようにするために、追加色材の最低保証量が増加できる限度を設けてしまうと、記録媒体の色の影響を受けて有色色材の発色を十分に改善することができなくなる。
第4の決定処理は、電子写真方式において印刷速度(「画像形成速度」の一例)を低速にすることにより色材の定着率を上げ、これにより塗布できる色材総量を大きくする、つまり総量規制の閾値を大きくするという技術を利用するものである。なお、インクジェット方式においても印刷速度を遅くすることでインクの乾燥時間を確保し、塗布できる色材総量を大きくする技術があるため、インクジェット方式でも、第4の決定処理が実施可能である。
そこで第4の決定処理では、色材の総量が総量規制値を大幅に超える場合に、高画質モード(印刷速度が遅く、総量が多い設定)に切り替えて印刷を行わせる。これにより、総量規制による画質の低下を抑える。
第4の決定処理について具体的に説明する。図15に示す一例の印刷データからは、総量規制値250%で、追加色材の最低保証量100%とすると、有色色材総量は最大で追加色材の最低保証量100%分が総量規制で規制されてしまうことが推定できる。第4の決定処理では、先ずこの規制される値を推定し、この推定に基づき印刷モード(印刷速度と総量、追加色材最低保証量)を切り替える。これにより、総量規制による画質の低下を抑える。図15に示す一例では、印刷速度が遅く、総量350%、追加色材最低保証量100%のモードで印刷する設定に切り替える場合の例を示している。このような切り替えを行うことにより、図15に一例を示すような発色の良好な印刷結果を得る。
具体的に、第4の決定処理では、総量規制量推定部104Gで有色色材版記憶部104Bおよび追加色材版記憶部104Cで記憶された有色色材版データおよび追加色材版データから総量規制処理でどの程度の色材量が規制(削減)されてしまうかの見込みを算出し、算出した推定規制量の情報を追加色材最低保証量決定部104Aへ出力する。追加色材最低保証量決定部104Aは推定規制量が許容値を超える場合に、印刷モードデータベース106から適切な印刷モードを決定し、印刷モード設定部104Hに印刷速度を遅くして色材総量を多くできる印刷モードの適用を指示し、その印刷モードに適した追加色材最低保証量を決定して画質調整部102に出力し、印刷モード設定部104Hが画質調整部102に総量規制値を出力する。従って、第4の決定処理では、画質調整部102は指定された追加色材最低保証量と総量規制値とに応じた総量規制処理を行う。また、印刷モード設定部104Hがプリンタ20へ印刷速度を指示することにより、プリンタ20が指定された印刷速度で印刷を行う。
図16は、総量規制量の推定値と印刷モード(印刷速度と総量、追加色材最低保証量)の対応関係の一例を示す図である。総量規制量推定値は、印刷設定における総量規制値と、印刷データを画像処理部101の処理後の有色色材版データおよび追加色材版データから算出することができる。総量規制量推定値とそれに対応する印刷モード(印刷速度、総量、追加色材最低保証量)は予めテーブルとして保持しておく。最も大きな総量規制量推定値を求めて、それに対応する印刷モードをテーブルから求めて、その印刷モードで印刷を行うことで画質の低下を抑える。
最も大きな総量規制量推定値はページ単位、複数ページ単位、ジョブ単位、複数ジョブ単位などで求めることが考えられる。画質のみに着目するのであればページ単位で最も大きな総量規制量推定値を求め、それに対応する印刷モードに切り替えるのがよい。しかし、この場合、印刷モードの切り替えが頻発する可能性があり、印刷モードの切り替え準備時間などが必要な場合には生産性が低下してしまうことが考えられる。そこで、ある程度まとまった単位(例えばジョブ単位)で総量規制量推定値を決める。そうすることで、印刷モード切り替えによる生産性の低下を抑えることができる。
図17は、追加色材最低保証量決定処理部104における第4の決定処理の一例を示すフロー図である。
はじめに、画像処理部101から有色色材版記憶部104Bに有色色材版が記憶され、画像処理部101から追加色材版記憶部104Cに追加色材版が記憶される(ステップS31)。
総量規制量推定部104Gは有色色材版記憶部104Bに記憶された有色色材版データおよび追加色材版記憶部104Cに記憶された追加色材版データから対象ページで最も多い総量規制量推定値を求め、求めた結果を追加色材最低保証量決定部104Aに出力する(ステップS32)。
追加色材最低保証量決定部104Aは総量規制量推定部104Gから出力された総量規制量推定値を基に印刷モードを求めて印刷モード設定部104Hへ対象ページで使用する印刷モードを指示する(ステップS33)。具体的に、追加色材最低保証量決定部104Aは総量規制量推定値を基に印刷モードデータベース106を参照し、対象ページに適切な印刷モードを求める。また、対象ページに使用する追加色材最低保証量を画質調整部102に指示し、印刷モード設定部104Hへ対象ページで使用する印刷モードを指示する。
印刷モード設定部104Hは対象ページで使用する印刷モードで使用すべき総量規制値を画質調整部102へ指示し、使用すべき印刷速度をプリンタ20へ指示する(ステップS34)。
画質調整部102は指示された総量規制値および追加色材最低保証量を基に総量規制処理を行い、処理後の画像データをハーフトーンエンジン103へ出力する(ステップS35)。
ハーフトーンエンジン103はハーフトーン処理を行い、処理後の画像データをプリンタ20へ出力する(ステップS36)。
プリンタ20は、指示された印刷速度で画像データを印刷する(ステップS37)。
そして、追加色材最低保証量決定部104Aは、全ページに対する処理が完了したかを判定し(ステップS38)、未処理のページがある場合(ステップS38:No判定)、ステップS33から同様に処理を行う。
全ページに対する処理が完了した場合は(ステップS38:Yes判定)、本処理を終了する。
なお、ここではページ単位で最も多い総量規制量推定値を求める例を示したが、最も大きな総量規制量推定値はページ単位の他、複数ページ単位、ジョブ単位、複数ジョブ単位などで求めてもよい。
10 DFE
101 画像処理部
102 画質調整部
103 ハーフトーンエンジン
104 追加色材最低保証量決定処理部
104A 追加色材最低保証量決定部
104B 有色色材版記憶部
104C 追加色材版記憶部
104D 重なり判定部
104E 印刷データ記憶部
104F 印刷データ解析部
104G 総量規制量推定部
104H 印刷モード設定部
105 記録媒体特性記憶部
106 印刷モードデータベース
特開2013−003411号公報

Claims (10)

  1. 有色色材および追加色材を備えた画像形成装置であって、
    前記追加色材の最低保証量を条件に応じて決定する決定部と、
    前記決定部により決定された前記追加色材の前記最低保証量に応じて、前記有色色材および前記追加色材の総量を閾値以下に規制する総量規制部と、
    前記総量規制部により各総量が規制された前記有色色材および前記追加色材で記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置であって、
    前記記録媒体の特性を記憶する記憶部を備え、
    前記決定部は前記記憶部の前記記録媒体の特性に応じて前記追加色材の前記最低保証量を決定すること
    を特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1に記載の画像形成装置であって、
    有色色材領域と追加色材領域の重なりの有無を判定する判定部を備え、
    前記決定部は、前記判定部が判定した前記有色色材領域と前記追加色材領域の重なりの有無を示す判定結果に基づき前記追加色材の前記最低保証量を決定すること
    を特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1乃至3のうちの何れか一項に記載の画像形成装置であって、
    画像形成速度を低速にすることで総量規制の閾値が大きくなるモード設定部と、
    前記有色色材の総量の規制量を推定する推定部と、
    前記画像形成速度と、前記総量と、前記追加色材の前記最低保証量との関係を示すモードを記憶するデータベースと、
    を備え、
    前記決定部は、前記推定部により推定された前記規制量の推定値から前記データベースに記憶されている何れかのモードを決定し、
    前記モード設定部は、前記決定部が決定したモードに対応する前記画像形成速度、前記総量、および前記追加色材の前記最低保証量に切り替えて前記画像形成部で画像を形成させる
    ことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項2に記載の画像形成装置であって、
    前記記録媒体の特性は前記記録媒体の色または明度である
    ことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項2に記載の画像形成装置であって、
    前記記録媒体の特性は、前記記録媒体のL情報とL=100、a=0、b=0の白色との色差である
    ことを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項3に記載の画像形成装置であって、
    前記判定部は、有色色材版と追加色材版が重なった画素の有無をもとに前記有色色材領域と前記追加色材領域の重なりの有無を判定する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項3に記載の画像形成装置であって、
    前記判定部は、印刷データの解析結果からオブジェクトごとに前記有色色材領域と前記追加色材領域の重なりの有無を判定する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項7に記載の画像形成装置であって、
    前記判定部は、印刷データのページ単位もしくはシート単位もしくは見開きページ単位で判定を行う、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項4に記載の画像形成装置であって、
    前記総量の前記規制量の推定および前記モードの決定を、印刷データのページ単位もしくは複数ページ単位もしくはジョブ単位もしくは複数ジョブ単位で行う
    ことを特徴とする画像形成装置。
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