JP2016215512A - 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】処理対象となる画像の中に蛍光色の色材特性が必要とされる場合であっても、蛍光色用の版を新たに設けることなく、発色の良い印刷物を簡単に得る。
【解決手段】処理対象の画像の色情報を取得する取得手段150と、処理対象の画像のうち、蛍光色で形成する領域と蛍光色以外の色で形成する領域とを判別する判別手段151と、蛍光色で形成する領域の画像に対して予め指定された属性情報を確認する確認手段152と、を含み、属性情報に基づいて、処理対象の画像のうち、蛍光色で形成する領域に対応する版を作成する。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法、及びプログラムに関する。
オフセット印刷において、蛍光ピンク(以下、「KP」という。)や蛍光イエロー(以下、「KY」という。)等の蛍光色のインキを使った印刷を行うとき、CMYK(C:シアン、M:マゼンタ、Y:イエロー、K:ブラック)に、KP又はKYを加えた5色で印刷する5色分解という方法がある。この方法の他に、マゼンタ(M)を蛍光ピンクに差し替えたり(CYK+KP)、イエロー(Y)を蛍光イエローに差し替えたり(CMK+KY)することにより、4色で印刷する蛍光差し替えという方法も既に知られている。
前者の5色分解という方法は、発色の良い肌色を実現することができるようになり、特定の分野の印刷物において大きな効果を発揮することが可能である。後者の蛍光差し替えという方法は、蛍光色専用の版を作成する必要がないほか、印刷時のコストを抑えることができる。一方、近年では、POD(Print On Demand)印刷においても蛍光色のトナーを使用した印刷が可能となってきており、比較的安いコストで5色分解という方法を利用することも可能である。
特許文献1には、小ロットの蛍光フルカラー画像を簡便に印刷できる電子写真式画像形成装置を提供することを目的として、CMYのトナーをそれぞれ蛍光レッド、蛍光グリーン、蛍光ブルーに置き換えて印刷する技術について開示されている。
しかしながら、今までの5色分解という方法において、デザイナーの意図した通りの印刷物に仕上げるためには、蛍光色の色材の特性を把握した上で、原稿データの作成時に蛍光色専用の版を用意しなければならないという問題があった。また、今までの蛍光差し替えという方法では、マゼンタ(M)やイエロー(Y)の色材を使用することができない。そのため、例えば、赤色がオレンジ色になる等といった、肌色以外の領域の色味が不自然に変化してしまうことで、結果として印刷品質が低下してしまうという問題があった。
また、特許文献1には、原稿データにない蛍光色の版を自動的に生成して印刷する電子写真式画像形成装置が開示されているが、蛍光レッド、蛍光グリーン、蛍光ブルーの信号を生成するため、原稿データのCMYの成分のみを使用している。したがって、一般的に利用されているCMYKのデータをそのまま使用する場合、色再現上好ましい処理方法ではなく、印刷品質が低下してしまうという問題は依然として解消されていない。
そこで、本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされたものであって、処理対象となる画像の中に蛍光色の色材特性が必要とされる場合であっても、蛍光色用の版を新たに設けることなく、発色の良い印刷物を簡単に得ることが可能な画像処理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明における画像処理装置は、処理対象の画像の色情報を取得する取得手段と、前記処理対象の画像のうち、蛍光色で形成する領域と前記蛍光色以外の色で形成する領域とを判別する判別手段と、前記蛍光色で形成する領域の画像に対して予め指定された属性情報を確認する確認手段と、を含み、前記属性情報に基づいて、前記処理対象の画像のうち、前記蛍光色で形成する領域に対応する版を作成することを特徴とする。
本発明によれば、処理対象となる画像の中に蛍光色の色材特性が必要とされる場合であっても、蛍光色用の版を新たに設けることなく、発色の良い印刷物を簡単に得ることが可能な画像処理装置を得ることができる。
本実施形態に係る画像処理装置の概略構成について説明する機能ブロック図である。 本実施形態に係る画像処理装置を構成するDFE(Digital Front End)のハードウェア構成について説明するブロック図である。 本実施形態に係る画像処理装置を構成するDFEの概略構成について説明する機能ブロック図である。 本実施形態に係る画像処理装置を構成するDFEのレンダリングエンジン部の概略構成について説明する機能ブロック図である。 本実施形態に係る画像処理装置に蛍光タイプを設定する際のDTP(Desk Top Publishing)アプリケーションソフトウェアのオブジェクト編集ツールについて説明する図である。 本実施形態に係る画像処理装置において蛍光色用プレーンを生成する際の動作について説明するフロー図である。 本実施形態に係る画像処理装置において蛍光色用プレーンを生成した場合の具体例について説明する図である。
次に、本発明を実施するための形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化乃至省略する。以下、本実施形態について説明するが、本実施形態は、以下に説明する実施形態に限定されるものではない。以下の実施形態では、画像処理装置の一例として、PDL(Page Description Language)等の言語で記述された画像情報を、プリンタが印刷可能な形式で描画された画像データに変換するDFEで制御することをについて説明している。しかしながら、画像形成を行う他のデバイス装置を制御する装置から構成される画像処理装置についても本発明を適用することが可能である。
本実施形態においては、DFEにおける蛍光色用の版を生成する処理に関し、電子的に作成される原稿を作成するアプリケーションソフトウェアにおいて、色情報に対して、蛍光色を使用する領域の属性情報を予め指定しておく。そして、DFEを用いてレンダリングを実行する際には、その属性情報に基づいて蛍光色用の版を自動的に生成することが特徴になっている。上記記載の本発明の特徴について、以下の図面を用いて詳細に説明する。
まず、本実施形態に係る画像処理装置の概略構成について説明する。図1は、本実施形態に係る画像処理装置の概略構成について説明する機能ブロック図である。
図1に示すように、画像処理装置100は、制御装置(DFE)10と、インタフェースコントローラ(MIC:Mechanism Interface Controller)20と、プリンタ30とから構成されている。
DFE10は、MIC20を介してプリンタ30と通信を行い、プリンタ30における画像の形成を制御する機能を有する。また、DFE10には、DFE10を制御するためのPC(Personal Computer)40が接続されている。なお、PC40とDFE10とは、ネットワークを経由して接続されるものであっても良い。PC40は、予めインストールされたアプリケーションソフトウェアにより、PDL等の言語で記述された画像情報を作成し、その作成した画像情報を、DFE10に送信する。
DFE10は、PDL等の言語で記述された画像情報を、プリンタ30が印刷可能な形式で描画された画像データに変換し、その画像データを、MIC20を介してプリンタ30へ送信する。ここで、本実施形態に係る画像処理装置を構成するDFEのハードウェア構成について説明する。図2は、本実施形態に係る画像処理装置を構成するDFEのハードウェア構成について説明するブロック図である。DFE10は、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。
図2において、DFE10は、ハードウェア構成として、装置全体を制御するCPU(Central Processing Unit)110を備えている。また、各種データや各種プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)111やRAM(Random Access Memory)112等の主記憶部を備えている。さらに、各種データや各種プログラムを記憶するHDD(Hard Disk Drive)113等の補助記憶部を備えている。
また、図1に示したようにPC40やMIC20と接続するためのインタフェース114を備えている。そして、CPU110、ROM111、RAM112、及びインタフェース114は、バス115によって接続されている。そして、DFE10における各種処理は、CPU110が、ROM111、RAM112、及びHDD113に記憶されている各種プログラムを実行することにより実現されるものである。なお、これに限らず、これらの機能を個別のハードウェア等の回路を用いて実現することも可能である。
図1に戻り、プリンタ30には、CMYKの各トナーの他に蛍光色のトナーが少なくとも一色搭載されており、各トナーに対して図示しない感光体、帯電器、現像器、及び感光体クリーナーを含む作像ユニット、露光器、及び定着装置が各々搭載されている。プリンタ30は、MIC20を介してDFE10から送信された画像データに応じて、図示しない露光器から光ビームを照射して各色のトナー像を図示しない感光体上に形成する。
そして、プリンタ30は、感光体上に形成された各色のトナー像を重ね合わせながら転写紙に転写する。転写紙に転写されたトナー像は、図示しない定着装置により熱と圧力で定着される。これにより、転写紙に画像が形成されて所望の印刷物50が得られる。
次に、本実施形態に係る画像処理装置を構成するDFEの概略構成について説明する。図3は、本実施形態に係る画像処理装置を構成するDFEの概略構成について説明する機能ブロック図である。
図1で説明したように、PC40において電子的に作成された原稿は、レンダリングエンジン部101において、言語解釈、ベクター/ラスター変換、及びCMYKへの色変換等が行われる。ここで、ベクター/ラスター変換とは、ベクトルデータ(線)をイメージデータ(点)に変換する機能である。そして、ベクター/ラスター変換におけるレンダリングの解像度は、例えば、1200dpi(Dot Per Inch)である。ここで、レンダリングとは、画面又は画像等のイメージの内容が記述された文字、数値、数式等のデータを、コンピュータ上で処理を行い、データに書かれている記述通りに、実際の画面や画像のイメージを表示させることをいう。
レンダリングエンジン部101において上記した各処理が実行され、CMYK各8bitのプレーン102が出力される。また、蛍光色(Fluorescence)の印刷を行う場合には、蛍光色用のプレーン103(8bit)の生成も行われる。これにより、レンダリングエンジン部101の出力の画素値は、例えば、(CMYK)1200dpi*8bit*4planeと、(Fluorescence)1200dpi*8bit*1planeとを合わせたものになる。なお、プレーンとは、画像イメージを貼り付けるための透明な板といえる色成分の概念を指す。
蛍光色用のプレーン103の画素値は、電子的に作成される原稿内に埋め込まれた属性情報の蛍光タイプに基づいて、レンダリングエンジン部101において自動的に決定される。属性情報の蛍光タイプ及び画素値を設定する方法については、後述する。
次に、画像処理部104において、キャリブレーションのためのガンマ補正、及びCMYKFのトナー総量を制限するための総量規制等が行われる。ここで、ガンマ補正とは、画像等の色データと、それが実際に出力される際の信号の相対関係を調節し、より自然に近い表示を得るための補正操作をいう。
その後、中間調処理部105では、画像データ・フォーマットが、例えば、CMYKFの各2bitであるプリンタ30の画像データ・フォーマットへと変換される。そして、最終的に、DFE10からは1200dpi*2bit*5plane(CMYKF)の画像データ106がMIC20へ送り出される。
次に、本実施形態に係る画像処理装置を構成するDFEのレンダリングエンジン部の概略構成について説明する。図4は、本実施形態に係る画像処理装置を構成するDFEのレンダリングエンジン部の概略構成について説明する機能ブロック図である。
レンダリングエンジン部101は、取得部150と、判別部151と、確認部152と、版作成部153とを含んで構成されている。取得部150は、処理対象となる画素の色情報を取得する機能を有するものである。判別部151は、処理対象となる画像のうち、後述するように蛍光色で形成する領域と、蛍光色以外のCMYKの色で形成する領域とを判別する機能を有するものである。
確認部152は、後述するように蛍光色で形成する領域の画像に対して予め指定された属性情報を確認する機能を有するものである。版作成部153は、後述するように、確認部152で確認された属性情報に基づいて、処理対象の画像のうち、蛍光色で形成する領域に対応する版を作成する機能を有するものである。
次に、本実施形態に係る画像処理装置に蛍光タイプを設定する際のDTPアプリケーションソフトウェアのオブジェクト編集ツールについて説明する。図5は、本実施形態に係る画像処理装置に蛍光タイプを設定する際のDTPアプリケーションソフトウェアのオブジェクト編集ツールについて説明する図である。
ここで、DTPとは、印刷物の原稿作成や編集、デザイン、レイアウト等の作業、及び版の作成を電子的にコンピュータで行い、印刷物を作成することをいう。一般的なDTPアプリケーションソフトは、電子的に作成される原稿の作成時に、文字、図形等のオブジェクト単位で、色情報やその他の属性情報を編集する機能を有している。ここで、本実施形態においては、属性情報の一つとして、蛍光タイプを設定できるような機能拡張を行っている。この属性情報は、蛍光色の色材を印字する領域を指定すると共に、蛍光色の用途についても設定するようにする。なお、この属性情報の指定は、PC40に予めインストールされたアプリケーションソフトウェアの設定画面等を用いて行う。
図5に示すDTPアプリケーションソフトウェアのオブジェクト編集ツールの画面において、属性タブには、本実施形態において指定可能な属性情報が選択可能に表示されている。そして、拡張された機能として、図5の下部に示すように蛍光タイプを設定することができるようになっている。そして、この蛍光タイプを設定するための拡張機能は、プラグインを導入すること等により対応可能である。ここで、プラグイン(ソフトウェア)とは、アプリケーションソフトウェアの外部から、当該アプリケーションプログラムの機能を拡張するために追加するソフトウェアのことを指す。
図5の場合、例えば、属性情報として指定可能な蛍光タイプの種類として、蛍光ピンク(KP)の主な用途である人肌や、塗りつぶしの文字や図形向けのベタ塗り、上述した蛍光差し替え印刷と同様な処理を行うための差し替えを有している。また、ユーザが蛍光色を使用しない場合は、なしを選択する。この属性情報は電子的に作成される原稿内に埋め込まれ、PC40からDFE10に入力された後、レンダリングエンジン部101内で、蛍光色用のプレーン103を生成する際に使用される。要するに、蛍光色で形成する領域の画像の用途に応じて、属性情報が予め設定されているのである。
次に、本実施形態に係る画像処理装置において蛍光色用プレーンを生成する際の動作について説明する。図6は、本実施形態に係る画像処理装置において蛍光色用プレーンを生成する際の動作について説明するフロー図である。
本実施形態に係る画像処理装置において蛍光色プレーンの生成動作が開始されると、まず、ステップS1071の処理において、電子的に作成された原稿内における処理対象画素の属性情報として指定された蛍光タイプの設定を確認する。ステップS1072の処理では、蛍光タイプが“なし”であるか否かを確認する。ステップS1072の処理における確認結果として、蛍光タイプが“なし"でない場合(S1072:No)、ステップS1073の処理へ進み、蛍光タイプが“なし”の場合(S1072:Yes)、蛍光色用のプレーンを生成する必要がないため処理を終了する。
次に、ステップS1073の処理において、蛍光タイプの設定が、“差し替え”であるか否かを確認する。蛍光タイプの設定が“差し替え”である場合(S1073:Yes)、ステップS1074の処理へ進み、蛍光色用プレーンの処理対象画素の値を、マゼンタプレーンの処理対象画素の値mに設定する。これと同時に、マゼンタプレーンの処理対象画素の値を0に変更する。これにより、上述した蛍光差し替え印刷と同様の出力を得ることができる。
蛍光タイプの設定が“差し替え”でない場合(S1073:No)、ステップS1075の処理へ移行し、蛍光タイプ"の設定が“ベタ塗り”であるか否かを確認する。蛍光タイプの設定が“ベタ塗り”である場合(S1075:Yes)、ステップS1076の処理へ移行し、蛍光色用プレーンの処理対象画素の値を100%に設定する。このとき、マゼンタプレーンの処理対象画素の値については特に変更しない。これにより、蛍光色とマゼンタとの色材が混合され、色鮮やかで彩度の高い出力を得ることができる。この出力は、塗りつぶしの文字・図形の画像領域に適している。
蛍光タイプの設定が“ベタ塗り”でない場合(S1075:No)、ステップS1077の処理へ移行し、蛍光タイプの設定は“人肌”であるとみなし、ステップS1077の処理へ移行する。ステップS1077の処理では、蛍光色用プレーンの処理対象画素の値をマゼンタプレーンの処理対象画素の値mの半分(m/2)に設定する。これと同時に、マゼンタプレーンの処理対象画素の値もm/2に変更する。これにより、上述した一般的な蛍光ピンク(KP)用5色分解印刷に近い出力を得ることができる。なお、この場合の画素値は、色材や原稿次第では微調整しても良い。
ステップS1074、ステップS1076、又はステップS1077の処理で、蛍光色用プレーンの画素値を決定する作業はすべての画素に対して一度ずつ行われ、それらの結果を基にステップS1078の処理において蛍光色用のプレーンを生成し、処理を終了する。このように、本実施形態では、処理対象の画像を形成する蛍光色の画素値を変更している。
なお、図6では、画素値を0、m/2、100といった固定値に変更することを前提に説明を行っている。しかしながら、画素値はこれら固定値に限定されない。ユーザが満足する画像品質を得ることができるよう、PC40の図示しないユーザインタフェース手段を用いて、画素値を任意の値に設定できるようにしても良い。
次に、本実施形態に係る画像処理装置において蛍光色用プレーンを生成した場合の具体例について説明する。図7は、本実施形態に係る画像処理装置において蛍光色用プレーンを生成した場合の具体例について説明する図である。
図7(a)に示すように、DFE10に入力された、電子的に作成された原稿には人物画と文字とが含まれていると仮定する。このとき、ユーザは、図7(a)に示すCMYKプレーンのうち、蛍光色の色材を利用することにより目立たせたい領域について、事前に属性情報として指定可能な蛍光タイプを設定しておく。例えば、人物画のうち、肌の部分の属性情報を人肌に設定する(図6のステップS1077に対応)。また、明るい服の部分の属性情報を差し替えに設定する(図6のステップS1074に対応)。そして、文字の部分の属性情報をベタ塗りに設定する(図6のステップS1076に対応)。
そうすると、図7(b)に示すように、蛍光色用のプレーン(Fプレーン)がレンダリングエンジン部101内で自動的に生成される。そして、最終的には、図7(c)に示すように、CMYKプレーンと蛍光色用のプレーン(Fプレーン)とが重ね合わされることで5色印刷による発色の良い画像出力を得ることができる。このように、本実施形態によれば、電子的に作成された原稿内に蛍光色用のプレーンを有していない場合であっても、原稿内の各処理対象画像毎に適切な属性情報を指定することにより、蛍光色印刷用の画像データを生成することが可能となる。
なお、図6に示した本実施形態に係る画像処理装置を構成する各機能ブロックの各動作は、コンピュータ上のプログラムに実行させることもできる。すなわち、DFE10のCPU110が、ROM111、RAM112、及びHDD113にそれぞれ格納されたプログラムをロードする。そして、プログラムの各処理ステップが順次実行されることによって実現される。
上記説明したように、本実施形態によれば、電子的に作成される原稿を作成するアプリケーションソフトウェアにおいて、色情報だけでなく、蛍光色を使用する領域の属性情報をも予め指定しておく。そして、DFEにおけるレンダリングの際に、その属性情報の画素値に応じて、蛍光色用の版を自動的に生成することとしている。これにより、蛍光色用の版を含まない原稿データを用いる場合であっても、例えば、5色印刷による発色性が高い印刷物を簡単に得ることができるのである。
このように本発明によれば、処理対象となる画像の中に蛍光色の色材特性が必要とされる場合であっても、蛍光色用の版を新たに設けることなく、発色の良い印刷物を簡単に得ることが可能な画像処理装置、画像処理方法、及びプログラムが得られる。
以上、これまで本発明の実施形態について説明してきたが、本発明の実施形態は上述した実施形態に限定されるものではない。すなわち、他の実施形態、追加、変更、削除等、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、何れの態様においても本発明の作用効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
10 DFE
20 MIC
30 プリンタ
40 PC
50 印刷物
100 画像処理装置
101 レンダリングエンジン部
102 プレーン
103 蛍光色用のプレーン
104 画像処理部
105 中間調処理部
106 画像データ
110 CPU
111 ROM
112 RAM
113 HDD
114 インタフェース
115 バス
150 取得部
151 判別部
152 確認部
153 版作成部
特開2007−017719号公報

Claims (7)

  1. 処理対象の画像の色情報を取得する取得手段と、
    前記処理対象の画像のうち、蛍光色で形成する領域と前記蛍光色以外の色で形成する領域とを判別する判別手段と、
    前記蛍光色で形成する領域の画像に対して予め指定された属性情報を確認する確認手段と、を含み、
    前記属性情報に基づいて、前記処理対象の画像のうち、前記蛍光色で形成する領域に対応する版を作成することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記処理対象の画像を電子的に作成する手段をさらに含み、前記蛍光色で形成する領域の画像の種類に応じて予め指定された前記属性情報が、前記電子的に作成される原稿内に埋め込まれていることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記版は、前記処理対象の画像を形成する蛍光色の画素値を変更することにより作成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記画素値は、前記処理対象の画像を電子的に作成する手段によって変更されることを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記画素値は、前記属性情報において設定される前記蛍光色の用途に応じて予め定められていることを特徴とする請求項3又は4に記載の画像処理装置。
  6. 処理対象の画像の色情報を取得する工程と、
    前記処理対象の画像のうち、蛍光色で形成する領域と前記蛍光色以外の色で形成する領域とを判別する工程と、
    前記蛍光色で形成する領域の画像に対して予め指定された属性情報を確認する工程と、
    前記属性情報に基づいて、前記処理対象の画像のうち、前記蛍光色で形成する領域に対応する版を作成する工程と、
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  7. 画像処理装置のコンピュータに、
    処理対象の画像の色情報を取得する処理と、
    前記処理対象の画像のうち、蛍光色で形成する領域と前記蛍光色以外の色で形成する領域とを判別する処理と、
    前記蛍光色で形成する領域の画像に対して予め指定された属性情報を確認する処理と、
    前記属性情報に基づいて、前記処理対象の画像のうち、前記蛍光色で形成する領域に対応する版を作成する処理と、
    を実行させるためのプログラム。
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