JP2012160858A - 画像形成装置 - Google Patents

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健 波潟
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Abstract

【課題】 判断などを極力用いない非常に簡易な構成であるにも関わらず、中間色のオブジェクトのエッジ部に発生するジャギーを改善するとともに、ジャギーを改善するために付与する輪郭画素の強度をユーザーの操作に応じて適切に制御することができる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】 第一のハーフトーンデータと第二のハーフトーンデータとを生成し、エッジ判定部が判定したエッジ部においては、第一と第二のハーフトーンデータとでビット毎の論理和をとって出力する処理において、エッジ判定部がユーザー設定に応じて、判定したエッジ部分を太らせることで、論理和が出力される太さを制御して、もって濃度を制御する。
【選択図】 図8

Description

本発明は、中間調処理を施した画像データにおける、エッジ部のジャギーを改善する画像形成装置に関する。
従来から画像形成装置において、ジャギーと呼ばれる文字等のエッジ部に発生するガタツキを改善する技術がいくつか提案されている。ジャギーの発生理由は様々あるが、その中でもスクリーン処理のような中間調処理によるガタツキが特に問題となる。
そのガタツキを改善する技術としては、例えば、エッジ部において、スクリーン処理後の画像データとスクリーン処理前の画像データを用いて、オブジェクトの輪郭線を強調するものがある(例えば、特許文献1参照)。
これは、オブジェクトのエッジ部か否かを判断し、前記エッジ部であった場合には、さらにスクリーン処理後の画像データにドットが出力されるか否かを判定し、ドットが出力されない場合にはスクリーン処理前の画像データから求めた値を出力する。一方で、スクリーン処理後の画像データにドットが出力される場合には、スクリーン処理後の画像データを出力するなどして、スクリーン処理によるジャギーを改善している。
また、ジャギー改善のために出力する画像データの出力値を、操作部からの設定に応じて変更する点についても開示している。
特開2008−199080号公報
しかしながら、前述の方法は、1画素あたり複数の階調を表現できる多値のプリンタである場合には有効な方法であるが、1画素あたり2階調しか表現できない二値のプリンタである場合には、問題となるケースがある。例えば、中間色のオブジェクトのエッジ部を輪郭強調する場合において、前記スクリーン処理後の画像データにドットが出力されないと、スクリーン処理前のデータから求めた値は二値であるから常に最大値が出力されることになる。そのため、オブジェクトの色の濃さに関わらず、エッジ部を輪郭強調する場合には、最大の濃さで一様に周囲を縁取ってしまうことになり、ユーザーは意図しない結果を得る可能性がある。
また、ユーザーが操作部からの設定によって、輪郭強調画素の強度を制御したい場合には、1画素あたり2階調しか表現できないプリンタでは、ドット毎に出力濃度値を変更する処理は実行できないため、ユーザーの意図する調整ができないという課題がある。
本発明に係る画像形成装置は、
第一の閾値マトリックスを用いて画像データにスクリーン処理を施す第一のスクリーン処理手段(304)と、
第二の閾値マトリックスを用いて画像データにスクリーン処理を施す第二のスクリーン処理手段(307)と、
オブジェクトのエッジ部を検出するエッジ検出手段(305)と、
前記第一のスクリーン処理部によって処理された画像データと、前記第二のスクリーン処理部によって処理された画像データとをビット毎の論理和をとることによって合成する合成手段(308)と
前記エッジ検出部においてエッジ部であると検出された場合には前記合成部によって論理和をとった画像データを、そうでない場合には前記第一のスクリーン処理部によって処理された画像データを出力する選択手段(309)を備え、
前記エッジ検出手段(305)は、操作部(103)でのユーザー入力にしたがって、検出したエッジ信号を太らせる処理を行う(S803)
ことを特徴とする。
本発明によれば、判断などを極力用いない非常に簡易な構成であるにも関わらず、中間色のオブジェクトのエッジ部に発生するジャギーを改善するとともに、ジャギーを改善するために付与する輪郭画素の強度をユーザーの操作に応じて適切に制御することができる画像形成装置を提供できる。
画像形成装置の構成を示すブロック図である。 画像形成装置の断面図である。 画像処理を示すブロック図である。 スクリーン処理方法の一例である。 本実施形態における処理結果の一例を示す図である。 本実施形態における処理結果の一例を示す図である。 従来の方法による処理結果の一例を示す図である。 エッジ判定部の処理フローの例を示す図である。 本実施形態における処理結果の一例を示す図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
図1は、画像形成装置100の概略ブロック図で、一般的なプリント機能を有する電子写真方式のカラープリンタのブロック図である。
本実施形態の画像形成装置100は、各種制御や画像処理を行うコントローラ101や、各種の設定を行う操作部103を有する。さらに、記録用紙に可視化された画像形成を行なうプリンタ部102等を有する。画像形成装置100は、ネットワーク104を介して、画像形成装置100に対してプリントの実行を指示するパソコン(PC)105等が接続されている。また、コントローラ101は、PC105からプリントの実行が指示されると送信される印刷データを画像データにラスタライズし、後述する画像処理を行って、プリンタ部102に送信する。
図2は、電子写真方式のカラー画像形成装置の一例である中間転写体208を採用したタンデム方式のカラー画像形成装置の断面図である。図2を用いて、電子写真方式のカラー画像形成装置におけるプリンタ部102の動作を説明する。プリンタ部102は、コントローラ101より出力される画像データに応じた露光時間で露光光を駆動し静電潜像を形成し、この静電潜像を現像して単色トナー像を形成する。そして、この単色トナー像を重ね合わせて多色トナー像を形成し、この多色トナー像を記録媒体201へ転写したのちにその記録媒体上の多色トナー像を定着させる。帯電ユニットは、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のステーション毎に感光体202Y、202M、202C、202K を帯電させるための4個の注入帯電器203Y、203M、203C、203Kを備える。各注入帯電器にはスリーブ203YS、203MS、203CS、203KSが設けられている。
感光体202Y、202M、202C、202Kは、アルミシリンダの外周に有機光導伝層を塗布して構成し、駆動モータ(不図示)の駆動力が伝達されて回転可能である。駆動モータは感光体202Y、202M、202C、202Kを画像形成動作に応じて反時計周り方向に回転させることが可能である。
露光ユニットは、感光体202Y、202M、202C、202Kへスキャナ部204Y、204M、204C、204Kより露光光を照射し、感光体の表面を選択的に露光することにより、静電潜像を形成するように構成されている。
現像ユニットは、静電潜像を可視化するために、ステーション毎にイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の現像を行う4個の現像器206Y、206M、206C、206Kを備える構成である。そして、各現像器には、スリーブ206YS、206MS、206CS、206KSが設けられている。尚、各々の現像器206Y、206M、206C、206Kは脱着が可能である。
転写ユニットは、感光体202から中間転写体208へ単色トナー像を転写するために、中間転写体208を時計周り方向に回転させる。そして、感光体202Y、202M、202C、202Kとその対向に位置する一次転写ローラ207Y、207M、207C、207Kの回転に伴って、単色トナー像を転写する。
一次転写ローラ207に適当なバイアス電圧を印加すると共に感光体202の回転速度と中間転写体208の回転速度に差をつけることにより、効率良く単色トナー像を中間転写体208上に転写する(これを一次転写という。)。
更に転写ユニットは、ステーション毎に単色トナー像を中間転写体208上に重ね合わせ、重ね合わせた多色トナー像を中間転写体208の回転に伴い、二次転写ローラ209まで搬送する。更に記録媒体201を給紙トレイ200から二次転写ローラ209へ狭持搬送し、記録媒体201に中間転写体208上の多色トナー像を転写する。この二次転写ローラ209に適当なバイアス電圧を印加して、静電的にトナー像を転写する(これを二次転写という。)。二次転写ローラ209は、記録媒体201上に多色トナー像を転写している間、209aの位置で記録媒体201に当接し、処理後は209bの位置に離間する。
定着ユニットは、記録媒体201に転写された多色トナー像を記録媒体201に溶融定着させるために、記録媒体201を加熱する定着ローラ212と記録媒体201を定着ローラ212に圧接させるための加圧ローラ213を備えている。定着ローラ212と加圧ローラ213は中空状に形成され、内部にそれぞれヒータ214、215が内蔵されている。定着装置211は、多色トナー像を保持した記録媒体201を定着ローラ212とか圧ローラ213により搬送するとともに、熱および圧力を加え、トナーを記録媒体201に定着させる。
トナー定着後の記録媒体201は、その後図示しない排出ローラによって図示しない排紙トレイに排出して画像形成動作を終了する。
クリーニングユニット210は、中間転写体208上に残ったトナーをクリーニングするものであり、中間転写体208上に形成された4色の多色トナー像を記録媒体201に転写した後に残った廃トナーは、クリーナ容器に蓄えられる。
次に、図3を用いて、前述の画像処理について詳細に説明する。
図3において、300は、コントローラ101内で画像処理を行う画像処理部である。まず、画像生成部301は、前述のPC105から送信される印刷データから、印刷処理が可能なビットマップの画像データを生成する。ここで印刷データは、PDL(Page Description Language)と呼ばれるページ画像データを作成するためのプリンタ記述言語が一般的であり、通常、文字やグラフィックス、イメージ等のデータの描画命令が含まれている。このような印刷データを解析しラスタライズ処理することでビットマップ画像データ生成する。画像生成部301で生成される画像データがRGB色空間であり、プリンタ部102への入力がCMYKの4色の色剤に対応する画像データである場合、色変換部302は、RGB色空間をCMYK色空間に変換する色変換処理を実行する。例えば、色変換部302は、ルックアップテーブルを参照し、ダイレクトマッピングの手法を用いて、画像データをRGB色空間からCMYK色空間に変換する変換処理を実行する。画像データをCMYK色空間に変換した後、色変換部302は、ガンマ補正部303とエッジ判定部305、エッジ用ガンマ補正部306に画像データを出力する。ガンマ補正部303は、後述するスクリーン処理部304でスクリーン処理された画像データが記録紙へと転写された際の濃度特性が所望となるよう、一次元のルックアップテーブルを用いて入力される画像データを補正する。前記濃度特性は、後述するスクリーン処理部304が持つスクリーンの線数や角度、形状などに応じて変化するため、補正に用いるルックアップテーブルは、前記スクリーンに対応付けて保持する必要がある。
次に、スクリーン処理部304は、プリンタ部102で印刷可能な1ビットの画像データに変換するスクリーン処理を行い、変換した画像データをOR演算部308とセレクタ309に出力する。また、エッジ用ガンマ補正部306は、ガンマ補正部303と同様に、後述するエッジ用スクリーン処理部307が持つスクリーンの濃度特性が所望となるよう、一次元のルックアップテーブルを用いて入力される画像データを補正する。
さらに、エッジ用ガンマ補正部306の一次元のルックアップテーブルを変形することで、ジャギーの改善効果に強弱をつけるなどのコントロールも可能な構成となっている。次に、エッジ用スクリーン処理部307は、スクリーン処理部304と同様に、1ビットの画像データに変換するスクリーン処理を行い、変換した画像データをOR演算部308に出力する。次に、OR演算部308は、スクリーン処理部304と、エッジ用スクリーン処理部307とから受け取る二つの画像データの各画素に対して、ビット毎の論理和をとり、その結果をセレクタ309に出力する。すなわち、OR演算部308は、スクリーン処理部304とエッジ用スクリーン処理部307とから受け取る二つの画像データの各画素において、どちらか一方でも1が出力されれば1を、どうちも0が出力されれば0を、画像データとして出力する。また、エッジ判定部305は、色変換部302から出力される画像データから、エッジ部を判定し、画像データの各画素に対して、エッジ部であるか否かの信号をセレクタ309に送る。前記エッジ部は、画像データの各画素につき周囲1画素を含む3×3画素の領域を取得し、その領域内で最大値と最小値を求め、それらの差の絶対値が所定の値よりも大きい場合にはエッジ部、そうでない場合にはエッジ部でないと判断し、上記信号を生成する。
次に、セレクタ309は、エッジ判定部305から出力されるエッジ部であるか否かの信号に基づいて、入力される二つの画像データの一方を選択し、プリンタ部102へ画像データを出力する。具体的には、セレクタ309は、画像データの各画素において、画素がエッジ部である場合には、OR演算部308から出力される画像データを、画素がエッジ部でない場合には、スクリーン処理部304から出力される画像データを選択して出力する。
また、310はCPUであり、画像処理部300全体の動作をROM311に保持された制御プログラムに基づいて制御する。312はRAMであり、CPU310が作業領域として使用するRAMである。さらに、RAM312は、前述のガンマ補正部303やエッジ用ガンマ補正部306で用いる一次元のルックアップテーブルや、スクリーン処理部304やエッジ用スクリーン処理部307で用いる後述の閾値マトリックスを記憶する。
次に、図4を用いて、本実施形態におけるスクリーン処理部304とエッジ用スクリーン処理部307で行われる前述のスクリーン処理について詳細に説明する。
図4は、スクリーン処理部304とエッジ用スクリーン処理部307で行われる二値のスクリーン処理を模式的に表した図である。
スクリーン処理は、入力される画像データを、閾値マトリックスを用いてプリンタ部102で印刷可能な1ビットの画像データに変換する処理である。閾値マトリックスは、幅M、高さNのM×N個の閾値をマトリックス状に配置したものである。スクリーン処理は、画像データの各画素に対応した閾値を閾値マトリックスから読み出し、画素の値と閾値との比較を行い、画素の値が閾値以上であれば1を、そうでなければ0を出力することによって画像データを1ビットに変換する。閾値マトリックスは、画像データの横方向にM画素、縦方向にN画素の周期でタイル状に繰り返し適用される。
なお、本実施形態において、スクリーン処理はこれに限るものではなく、一定の周期を持って画像データを二値化する方法であれば良いことは言うまでもない。
次に、図5、図6、図7を用いて、本実施形態における画像処理部300の画像処理結果を詳細に説明する。
図5、図6は、本実施形態における画像処理結果を模式的に表した図である。
図5(a)は、前記色変換処理後のCMYK色空間画像データの一例であり、画像データにはシアン40%の濃度を持つ中間色のオブジェクト501が存在している。また、図6(a)は、前記色変換処理後のCMYK色空間画像データの一例であり、画像データにはシアン50%の濃度を持つ中間色のオブジェクト601が存在している。図5(b)と図6(b)は、図5(a)と図6(a)の画像データに前記ガンマ補正処理とスクリーン処理が行われた1ビットの画像データの一例である。スクリーン処理部304において、図5(b)と6(b)の画像データには、スクリーン線数が134.16線、スクリーン角度が63.43度の閾値マトリックスを用いたスクリーン処理が施されている。これらの画像データは、スクリーン処理によって1ビットの網点に変換されているため、オブジェクト501や601の形状を正確に再現できなかったり、エッジ部にジャギーと言われる段差を発生させる。図5(c)と図6(c)は、エッジ判定部305において、図5(a)と図6(a)の画像データからエッジ部を検出した場合の一例である。
本実施形態のエッジ判定部305は、一例として前記3×3画素領域内の最大値と最小値との差の絶対値が濃度25%より大きい場合にエッジ部であると判定する。よって、エッジ判定部305は、図5(a)の画像データのオブジェクト501や図6(a)の画像データのオブジェクト601とから、前記オブジェクトの周囲1画素をエッジ部502や602であると判断する。図5(d)と図6(d)は、図5(a)と図6(a)の画像データに前記エッジ用ガンマ補正処理とエッジ用スクリーン処理が行われた1ビットの画像データの一例である。エッジ用スクリーン処理部307において、図5(d)と図6(d)の画像データには、スクリーン線数が424.26線、スクリーン角度が45度の閾値マトリックスを用いたスクリーン処理が施されている。
なお、エッジ用スクリーン処理部307で用いる閾値マトリックスは、エッジ部のジャギーを改善するために高い分解能が必要であるため、スクリーン処理部304で用いられる閾値マトリックスよりも、高いスクリーン線数を持つことが望ましい。図5(e)は、OR演算部308において、図5(b)の画像データと、図5(d)の画像データの画素毎に対して、ビット毎の論理和をとった画像データの一例である。また、図6(e)も同様に、OR演算部308において、図6(b)の画像データと、図6(d)の画像データの画素毎に対して、ビット毎の論理和をとった画像データの一例である。図5(f)は、セレクタ309において、エッジ部502に基づき、画素毎に図5(b)と図5(e)の画像データの一方を選択した画像データの一例である。セレクタ309は、エッジ部502に対応する画素の場合に図5(e)の画像データを、そうでない場合に図5(b)の画像データを選択して出力する。
また、図6(f)は、図5(f)と同様に、エッジ部602に基づいて、図5(b)と図5(e)の画像データの一方を選択した画像データの一例である。このようにして、非常に簡易な構成であるにも関わらず、オブジェクト501や601のような中間色のオブジェクトのエッジ部に発生するジャギーを改善するとともに、オブジェクトの再現性を向上させることができる。
ここで、図7は、二値のプリンタにおいて、エッジ部に一定の濃さで輪郭強調を施したものの一例である。図7(a)は、前記オブジェクト501に対して、本実施形態とは異なり、エッジ部に一定の濃さで輪郭線を強調したものであり、図7(b)は、前記オブジェクト601に対して、エッジ部に一定の濃さで輪郭線を強調したものである。これらは、オブジェクト501と601の濃度が異なるものの、1ビットのプリンタであることからエッジ部を段階的に輪郭強調できず、最大の濃さでオブジェクトの輪郭を縁取ってしまうため、ユーザーは意図しない結果を得る可能性が高い。それに比べ、図5(f)や図6(f)においては、オブジェクト501や601の濃度に応じてエッジ部の濃さを段階的に変化させることが出来ていることがわかる。
本実施形態のエッジ判定部305は、さらに、エッジ信号太らせ処理を含む。エッジ判定部305は、操作部103でユーザーから指示されたエッジ強度設定に応じて、太らせ処理を行う。ここで、エッジ強度設定は、「標準」「強」の2つの設定を持つものとする。
エッジ判定部305が操作部103のユーザーの設定に応じて、処理を切り替えるフローの例を図8に示す。
エッジ判定部305は、S800で処理を開始し、S801においてエッジ判別処理を行う。エッジ判別処理では、前述の通り、CMYKの各色成分ごとの画像の3×3画素の領域内における最大値と最小値との差の絶対値によって、注目画素がエッジ部であるか否かの判定を行う。次に、エッジ判別部は、S802において、操作部上でのエッジ強度設定を参照し、エッジ強度が「標準」であれば、そのままエッジ判別処理結果をエッジ信号として出力し、エッジ強度が「強」であれば、S803に処理を移す。エッジ判定部305は、S803において、エッジ信号の太らせ処理を行う。注目画素がエッジ画素と判別され、かつ、注目画素が色値を持つ場合には、注目画素を取り囲む周囲1画素をエッジ信号として出力する。このようにして、エッジ判定部305は処理を終える。
図9は本実施形態の画像形成装置が行う画像処理結果を模式的にあらわした図であり、図6における状況がエッジ太らせ処理を行った結果、どう変化するかを示している。ユーザーによりエッジ強度が「強」と指定された場合には、エッジ判定部305は、図9(c)に示すようなエッジ信号を生成する。すなわち、図6(c)では1画素幅だったエッジ信号602は、図9(c)では2画素幅のエッジ信号902として出力される。
これにより、セレクタ部309の処理結果である図9(f)では、エッジ太らせ処理を行うことにより、図6(f)では現れなかったエッジ画素903が現れる。こうして、エッジ部で付与されるドットが増え、エッジ部の濃度が濃くなる。
ここで、本実施形態におけるエッジ判定部305におけるエッジ判別処理は、3×3画素の領域内における最大値と最小値との差の絶対値によってエッジ部であるか否かの判定を行うとしたが、これに限るものではない。例えば、画像データの各画素において、周囲の画素との一次微分を求めるなどしてエッジ部であるか否かを判定しても良い。
以上説明したように、本実施形態の画像装置によれば、判断などを極力用いない非常に簡易な構成であるにも関わらず、中間色のオブジェクトのエッジ部に発生するジャギーを改善するとともに、二値出力のプリンタの場合であっても、ジャギーを改善するためにエッジ部に付与する輪郭画素の強度をユーザーの操作に応じて適切に制御することができる。
なお、本実施形態において、ガンマ補正処理部303とスクリーン処理部304、及びエッジ用ガンマ補正部306とエッジ用スクリーン処理部307は並列に動作し、常にOR演算部308が動作するように記載したが、これに限るものではない。例えば、エッジ判定部305の判定結果に応じ、画像データの各画素がエッジ部でない場合にはガンマ補正処理部303とスクリーン処理部304のみを動作させて画像データをプリンタ部102に出力させるなどしても良い。その際は、画像データの各画素がエッジ部である場合にだけ、エッジ用ガンマ補正部306とエッジ用スクリーン処理部307、OR演算部308も動作させ、OR演算部308で処理した結果をプリンタ部102へと出力する。
また、本実施形態において、プリンタ部102は1ビットの画像データを印刷可能としたがそれに限るものではなく、例えば4ビットのような多値の画像データを印刷可能なプリンタ部に用いても良いことは言うまでもない。その場合、画像処理部300のスクリーン処理部304やエッジ用スクリーン処理部307、OR演算部308は、プリンタ部に合わせたビット数で画像データを処理する。
上記の説明は、全て2値出力のプリンタに対する処理として説明してきたが、本発明は4ビットのような多値データを印刷可能なプリンタに対しても、実施することが可能である。多値プリンタの場合でも、エッジ部用のディザには周期性がある場合があり、ディザの処理前の画像信号をガンマ補正しても2値プリンタの場合と同様に、狙い通りにオブジェクトのエッジ部にディザ処理後のドットが付与されるとは限らないからである。
また、ディザ処理前のガンマ補正を利用して。エッジ部用ディザのガンマ補正とエッジ検出幅を制御する処理を適宜組み合わせて、エッジ部の強度を制御する処理を行うことも可能である。
(その他の実施形態)
本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インターフェース機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。また本発明の目的は、前述の実施形態の機能を実現するプログラムコードを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体およびプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、本発明には、プログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた場合についても、本発明は適用される。その場合、書き込まれたプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される。
100 画像形成装置
101 コントローラ
102 プリンタ部
103 操作部
105 PC
304 スクリーン処理部
305 エッジ判定部
307 エッジ用スクリーン処理部
308 OR演算部
309 セレクタ

Claims (4)

  1. 第一の閾値マトリックスを用いて画像データにスクリーン処理を施す第一のスクリーン処理手段(304)と、
    第二の閾値マトリックスを用いて画像データにスクリーン処理を施す第二のスクリーン処理手段(307)と、
    オブジェクトのエッジ部を検出するエッジ検出手段(305)と、
    前記第一のスクリーン処理部によって処理された画像データと、前記第二のスクリーン処理部によって処理された画像データとをビット毎の論理和をとることによって合成する合成手段(308)と、
    前記エッジ検出部においてエッジ部であると検出された場合には前記合成部によって論理和をとった画像データを、そうでない場合には前記第一のスクリーン処理部によって処理された画像データを出力する選択手段(309)を備え、
    前記エッジ検出手段(305)は、操作部(103)でのユーザー入力にしたがって、検出したエッジ信号を太らせる処理を行う(S803)
    ことを特徴とする画像形成装置(100)。
  2. 前記第二の閾値マトリックスは、前記第一の閾値マトリックスよりも高いスクリーン線数を持つことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置(100)。
  3. 前記第二の閾値マトリックスは、前記第一の閾値マトリックスよりも高い分解能を持つことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置(100)。
  4. 前記第一の閾値マトリックスは、網点が面積よりも階調を増やすように成長し、前記第二の閾値マトリックスは、網点が階調よりも面積を増やすように成長することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置(100)。
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