JP2010141608A - 画像処理方法、画像処理装置、画像処理プログラム及び記録媒体 - Google Patents

画像処理方法、画像処理装置、画像処理プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】キャリブレーション実施前後の出力可能な階調数を維持する。
【解決手段】ガンマ補正テーブルを記憶するガンマ補正テーブル記憶部と、ガンマ補正テーブルを参照してガンマ補正を実施するガンマ補正部と、ディザパターンを記憶するディザパターン記憶部と、ディザパターンを参照して階調変換を実施する階調処理部と、画像データが取り得る階調数以上の数の論理階調ディザパターンを記憶する論理階調ディザパターン記憶部と、記録媒体上に形成された修正用パターンを読み取ることによって取得された修正用画像データに基づいてガンマ補正テーブルを修正するガンマ補正テーブル修正処理部と、修正される前のガンマ補正テーブルと論理階調ディザパターンとの対応表及び修正された後のガンマ補正テーブルに基づいて、ディザパターンを修正するディザパターン修正処理部と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像データに対して濃度補正及び階調変換を実施する画像処理方法、画像処理装置、画像処理プログラム及び記録媒体に関するものである。
従来から、カラープリンタ等のカラー画像処理装置は、その経時変化や、温度、湿度等の環境変化等により、各色の最高濃度や記録出力特性が変動することが知られている。これを解決する技術として、本出願人は、下記の特許文献1掲載のカラー画像処理装置等を提案した。
特許文献1掲載の技術では、最高濃度を考慮して補正テーブルを修正する。しかしながら、特許文献1掲載の技術では、ディザパターンを修正することまではしていない。そのため、キャリブレーション実施後の出力可能な階調数が、キャリブレーション実施前の設計時点で目標としていた階調数より減ってしまう可能性がある。
特許第3789662号公報
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、キャリブレーション実施後の出力可能な階調数をキャリブレーション実施前と同等に維持することが可能な画像処理方法、画像処理装置、画像処理プログラム及び記録媒体を提供することを目的としている。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる画像処理方法は、画像データの濃度を所望の濃度に補正するための濃度補正テーブルを参照して、入力される画像データに対して濃度補正を実施し、画像データの階調を所望の階調に変換するための第1群の階調パターンを参照して、濃度補正が実施された画像データに対して階調変換を実施する画像処理装置において実行される方法であって、記録媒体上に形成された修正用パターンを読み取ることによって取得された修正用画像データに基づいて前記濃度補正テーブルを修正する濃度補正テーブル修正ステップと、前記濃度補正テーブル修正ステップによって修正される前の前記濃度補正テーブルと画像データが取り得る階調数以上の数の第2群の階調パターンとの対応関係に関する情報及び前記濃度補正テーブル修正ステップによって修正された後の前記濃度補正テーブルに基づいて、前記第1群の階調パターンを修正する階調パターン修正ステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明にかかる画像処理プログラムは、請求項1乃至6のいずれか一つに記載された画像処理方法をコンピュータに実行させる。
また、本発明にかかる記録媒体は、請求項7に記載された画像処理プログラムを格納したコンピュータの読み取り可能な記録媒体であることを特徴とする。
また、本発明にかかる画像処理装置は、画像データの濃度を所望の濃度に補正するための濃度補正テーブルを記憶する濃度補正テーブル記憶手段と、前記濃度補正テーブルを参照して、入力される画像データに対して濃度補正を実施する濃度補正手段と、画像データの階調を所望の階調に変換するための第1群の階調パターンを記憶する第1の階調パターン記憶手段と、前記第1群の階調パターンを参照して、前記濃度補正手段から出力される画像データに対して階調変換を実施する階調処理手段と、画像データが取り得る階調数以上の数の第2群の階調パターンを記憶する第2の階調パターン記憶手段と、記録媒体上に形成された修正用パターンを読み取ることによって取得された修正用画像データに基づいて前記濃度補正テーブルを修正する濃度補正テーブル修正処理手段と、前記濃度補正テーブル修正処理手段によって修正される前の前記濃度補正テーブルと前記第2群の階調パターンとの対応関係に関する情報及び前記濃度補正テーブル修正処理手段によって修正された後の前記濃度補正テーブルに基づいて、前記第1群の階調パターンを修正する階調パターン修正処理手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、記録媒体上に形成された修正用パターンを読み取ることによって取得された修正用画像データに基づいて濃度補正テーブルを修正し、修正される前の濃度補正テーブルと画像データが取り得る階調数以上の数の第2群の階調パターンとの対応関係に関する情報及び修正された後の濃度補正テーブルに基づいて、第1群の階調パターンを修正する。これにより、キャリブレーション実施後の出力可能な階調数をキャリブレーション実施前と同等に維持することが可能となるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像処理方法、画像処理装置、画像処理プログラム及び記録媒体の最良な実施の形態を詳細に説明する。
(本発明の実施の形態)
図1は、本発明の一実施の形態にかかる画像処理装置の構成を示すブロック図である。
図1の画像処理装置1は、本発明の濃度補正テーブル記憶手段としてのガンマ補正テーブル記憶部2と、本発明の濃度補正手段としてのガンマ補正部3と、本発明の第1の階調パターン記憶手段としてのディザパターン記憶部4と、本発明の階調処理手段としての階調処理部5と、本発明の第2の階調パターン記憶手段としての論理階調ディザパターン記憶部6と、キャリブレーション処理部7と、を含んでいる。キャリブレーション処理部7は、本発明の濃度補正テーブル修正処理手段としてのガンマ補正テーブル修正処理部7aと、本発明の階調パターン修正処理手段としてのディザパターン修正処理部7bと、を含んでいる。
図2は、本実施形態にかかる画像処理装置を適用したMFP(Multi Function Peripherals)のモジュール構成の一例を示す図である。このMFP20は、プリンタモジュール21と、FAXモジュール22と、画像蓄積モジュール23と、コピーモジュール24と、SDKモジュール25と、画像配信モジュール26と、スキャナモジュール27と、認証モジュール28と、キャリブレーションモジュール29と、その他モジュール30と、を含んでいる。図1の画像処理装置1は、図2のキャリブレーションモジュール29に対応する。
本実施形態において、出力階調数とは、プリンタエンジンが表現できる階調数、画像データが取り得る階調数のことを言う。例えば、画像データがCMYK各8ビットであれば、出力階調数はCMYK各256階調となる。
再び図1を参照すると、ガンマ補正テーブル記憶部2は、C(シアン)用ガンマ補正テーブル記憶領域2a、M(マゼンタ)用ガンマ補正テーブル記憶領域2b、Y(イエロー)用ガンマ補正テーブル記憶領域2c及びK(ブラック)用ガンマ補正テーブル記憶領域2dを有している。C(シアン)用ガンマ補正テーブル記憶領域2a、M(マゼンタ)用ガンマ補正テーブル記憶領域2b、Y(イエロー)用ガンマ補正テーブル記憶領域2c及びK(ブラック)用ガンマ補正テーブル記憶領域2dには、C(シアン)用ガンマ補正テーブル、M(マゼンタ)用ガンマ補正テーブル、Y(イエロー)用ガンマ補正テーブル及びK(ブラック)用ガンマ補正テーブル(濃度補正テーブル)がそれぞれ記憶されている。なお、C(シアン)用ガンマ補正テーブル、M(マゼンタ)用ガンマ補正テーブル、Y(イエロー)用ガンマ補正テーブル及びK(ブラック)用ガンマ補正テーブルは、初期時には所定の初期値にそれぞれ設定されており、後述するキャリブレーション処理実施後にはガンマ補正テーブル修正処理部7aによってそれぞれ修正される。
ガンマ補正部3は、入力画像データ(本実施形態ではCMYK各8ビット)に対して、C(シアン)用ガンマ補正テーブル記憶領域2a、M(マゼンタ)用ガンマ補正テーブル記憶領域2b、Y(イエロー)用ガンマ補正テーブル記憶領域2c及びK(ブラック)用ガンマ補正テーブル記憶領域2dにそれぞれ記憶されているC(シアン)用ガンマ補正テーブル、M(マゼンタ)用ガンマ補正テーブル、Y(イエロー)用ガンマ補正テーブル及びK(ブラック)用ガンマ補正テーブルを参照し、入力画像データの明るさ(濃度)を予め定めた特性に統一して階調処理部5に出力する。本実施形態では、例えば、ガンマ補正部3は、入力画像データを明度リニアな特性に補正する。
ディザパターン記憶部4は、C(シアン)用ディザパターン記憶領域4a、M(マゼンタ)用ディザパターン記憶領域4b、Y(イエロー)用ディザパターン記憶領域4c及びK(ブラック)用ディザパターン記憶領域4dを有している。C(シアン)用ディザパターン記憶領域4a、M(マゼンタ)用ディザパターン記憶領域4b、Y(イエロー)用ディザパターン記憶領域4c及びK(ブラック)用ディザパターン記憶領域4dには、C(シアン)用ディザパターンPC〜PC255、M(マゼンタ)用ディザパターンPM〜PM255、Y(イエロー)用ディザパターンPY〜PY255及びK(ブラック)用ディザパターンPK〜PK255(第1群の階調テーブル)がそれぞれ記憶されている。本実施形態では、画像データがCMYK各8ビット(256階調)であるので、C(シアン)用ディザパターン記憶領域4a、M(マゼンタ)用ディザパターン記憶領域4b、Y(イエロー)用ディザパターン記憶領域4c及びK(ブラック)用ディザパターン記憶領域4dには、255個のディザパターンがそれぞれ記憶されている。
なお、C(シアン)用ディザパターンPC〜PC255、M(マゼンタ)用ディザパターンPM〜PM255、Y(イエロー)用ディザパターンPY〜PY255及びK(ブラック)用のディザパターンPK〜PK255は、初期時には所定の初期値にそれぞれ設定されており、後述するキャリブレーション処理実施後にはディザパターン修正処理部7bによってそれぞれ修正される。
階調処理部5は、ガンマ補正部3から出力される画像データに対して、C(シアン)用ディザパターン記憶領域4a、M(マゼンタ)用ディザパターン記憶領域4b、Y(イエロー)用ディザパターン記憶領域4c及びK(ブラック)用ディザパターン記憶領域4dにそれぞれ記憶されているC(シアン)用ディザパターンPC〜PC255、M(マゼンタ)用ディザパターンPM〜PM255、Y(イエロー)用ディザパターンPY〜PY255及びK(ブラック)用ディザパターンPK〜PK255を参照し、画像データの階調を所定の階調に変換する処理を実施する。
論理階調ディザパターン記憶部6は、C(シアン)用論理階調ディザパターン記憶領域6a、M(マゼンタ)用論理階調ディザパターン記憶領域6b、Y(イエロー)用論理階調ディザパターン記憶領域6c及びK(ブラック)用論理階調ディザパターン記憶領域6dを有している。C(シアン)用論理階調ディザパターン記憶領域6a、M(マゼンタ)用論理階調ディザパターン記憶領域6b、Y(イエロー)用論理階調ディザパターン記憶領域6c及びK(ブラック)用論理階調ディザパターン記憶領域6dには、出力階調数(本実施形態においては256階調)以上の数(本実施形態においては1000個とする)のC(シアン)用の論理階調ディザパターンLPC〜LPC1000、M(マゼンタ)用の論理階調ディザパターンLPM〜LPM1000、Y(イエロー)用の論理階調ディザパターンLPY〜LPY1000及びK(ブラック)用の論理階調ディザパターンLPK〜LPK1000(第2群の階調テーブル)がそれぞれ記憶されている。
先に説明したC(シアン)用のディザパターンPC〜PC255の初期値は、C(シアン)用のガンマ補正テーブルとC(シアン)用の論理階調ディザパターンLPC〜LPC1000とを対応づけて設定されており、C(シアン)用のガンマ補正テーブルとC(シアン)用の論理階調ディザパターンLPC〜LPC1000との対応表(対応関係に関する情報)は、キャリブレーション処理部7に記憶されている。
同様に、M(マゼンタ)用ディザパターンPM〜PM255、Y(イエロー)用ディザパターンPY〜PY255及びK(ブラック)用のディザパターンPK〜PK255の初期値は、M(マゼンタ)用ガンマ補正テーブル、Y(イエロー)用ガンマ補正テーブル及びK(ブラック)用ガンマ補正テーブルとM(マゼンタ)用論理階調ディザパターンLPM〜LPM1000、Y(イエロー)用論理階調ディザパターンLPY〜LPY1000及びK(ブラック)用の論理階調ディザパターンLPK〜LPK1000とを対応づけてそれぞれ設定されている。そして、M(マゼンタ)用ガンマ補正テーブルとM(マゼンタ)用論理階調ディザパターンLPM〜LPM1000との対応表、Y(イエロー)用ガンマ補正テーブルとY(イエロー)用論理階調ディザパターンLPY〜LPY1000との対応表及びK(ブラック)用ガンマ補正テーブルとK(ブラック)用論理階調ディザパターンLPK〜LPK1000との対応表は、キャリブレーション処理部7にそれぞれ記憶されている。
(通常印刷処理)
上記構成の画像処理装置1の通常印刷処理の概略を説明する。通常印刷処理時において、ガンマ補正部3には、文書、写真等の画像データ(CMYK)が入力される。ガンマ補正部3は、入力された画像データ(文書データ、写真データ等)に対して、C(シアン)用ガンマ補正テーブル、M(マゼンタ)用ガンマ補正テーブル、Y(イエロー)用ガンマ補正テーブル及びK(ブラック)用ガンマ補正テーブルを参照し、画像データの明るさ(濃度)を予め定めた特性に統一して階調処理部5に出力する。
階調処理部5は、ガンマ補正部3から出力される画像データ(文書データ、写真データ等)に対して、C(シアン)用ディザパターンPC〜PC255、M(マゼンタ)用ディザパターンPM〜PM255、Y(イエロー)用ディザパターンPY〜PY255及びK(ブラック)用ディザパターンPK〜PK255を参照し、画像データの階調を所定の階調に変換する処理を実施する。階調処理部5から出力される画像データは、後段のプリンタエンジン(図示せず)に送られ、プリンタエンジンによって画像(文書、写真等)が記録媒体(例えば、紙等)上に形成される。
(キャリブレーション処理)
上記構成の画像処理装置1のキャリブレーション処理の概略を説明する。なお、キャリブレーション処理をリアルタイムで実施するようにしても良い。
キャリブレーション処理時において、ガンマ補正部3には、色材毎のパッチデータ等を含むキャリブレーション用カラーチャートの画像データ(CMYK)が入力される。ガンマ補正部3は、入力された画像データ(キャリブレーション用カラーチャート)に対して、C(シアン)用ガンマ補正テーブル、M(マゼンタ)用ガンマ補正テーブル、Y(イエロー)用ガンマ補正テーブル及びK(ブラック)用ガンマ補正テーブルを参照し、画像データの明るさ(濃度)を予め定めた特性に統一して階調処理部5に出力する。
階調処理部5は、ガンマ補正部3から出力される画像データ(キャリブレーション用カラーチャート)に対して、C(シアン)用ディザパターンPC〜PC255、M(マゼンタ)用ディザパターンPM〜PM255、Y(イエロー)用ディザパターンPY〜PY255及びK(ブラック)用ディザパターンPK〜PK255を参照し、画像データの階調を所定の階調に変換する処理を実施する。
階調処理部5から出力される画像データは、後段のプリンタエンジン(図示せず)に送られ、プリンタエンジンによって画像(修正用パターン)が記録媒体(例えば、紙等)上に形成される。記録媒体上に形成された画像は、スキャナ、読取装置等の濃度センサ(図示せず)によって読み取られ、修正用画像データ(RGB)が取得される。読取装置によって取得された修正用画像データ(RGB)は、CMYK各8ビットの画像データに変換されキャリブレーション処理部7に入力される。
図3は、キャリブレーション処理部7の処理の手順を示すフローチャートである。
キャリブレーション処理部7のガンマ補正テーブル修正処理部7aは、修正用画像データ(CMYK)に基づいて、C(シアン)用ガンマ補正テーブル、M(マゼンタ)用ガンマ補正テーブル、Y(イエロー)用ガンマ補正テーブル及びK(ブラック)用ガンマ補正テーブルを生成(修正)する(ステップS1)。なお、ガンマ補正テーブルの生成(修正)には、種々の技術を利用することができる。そのような技術の一例として、先に説明した本出願人による特許文献1記載の技術を利用することもできる。
次に、キャリブレーション処理部7のディザパターン修正処理部7bは、キャリブレーション前(ステップS1で修正される前)のC(シアン)用ガンマ補正テーブルとC(シアン)用論理階調ディザパターンLPC〜LPC1000との対応表及びキャリブレーション後(ステップS1で修正された後)のC(シアン)用ガンマ補正テーブルに基づいて、レベルセレクト処理を実施する(ステップS2)。本実施形態において、レベルセレクト処理とは、論理階調ディザパターンとキャリブレーション実施後のガンマ補正テーブルを利用してキャリブレーション前の階調数を維持したディザパターンを生成する処理をいう。
図4は、レベルセレクト処理を実施する本実施形態のキャリブレーション前後のガンマ補正テーブルの一例を示す図である。論理階調ディザパターンから256階調に間引く際に平均的にディザパターンを選択するのではなく、キャリブレーション(ステップS1)で生成されたガンマ補正テーブルの制御ポイント(例えば、16点等)を抽出し、キャリブレーション前(ステップS1で修正される前)のガンマ補正テーブルと論理階調ディザパターンとの対応表及びキャリブレーション後(ステップS1で修正された後)のガンマ補正テーブルの2つを参照して、制御ポイントからの補間を実施することで、256階調に近い階調数を確保し、なおかつキャリブレーション後のプリンタエンジン特性を反映したディザパターン(中間調表現パターン)を生成することができる。
図5は、レベルセレクト処理を実施しない従来技術のキャリブレーション前後のガンマ補正テーブルの一例を示す図である。図5に示すように、キャリブレーション後(ステップS1で修正された後)のガンマ補正テーブルの階調数が256階調より少なければ、生成されるディザパターンは256階調以下となり、キャリブレーションを実施することで階調数が低下することとなる。
次に、レベルセレクト処理について詳細に説明する。キャリブレーション処理部7のガンマ補正テーブル修正処理部7aは、キャリブレーションを実施して(ステップS1を実施して)CMYK毎に結果を反映したCMYK各色のガンマ補正テーブルの16点の制御ポイントの値を保持する。
図6は、C(シアン)のガンマ補正テーブルの16点の制御ポイントの一例を示す図である。キャリブレーション処理部7のガンマ補正テーブル修正処理部7aは、M(マゼンタ)、Y(イエロー)及びK(ブラック)に関しても、C(シアン)と同様に、ガンマ補正テーブルの16点の制御ポイントの値を保持する。
ところで、先に説明したように、キャリブレーション処理部7は、C(シアン)用ガンマ補正テーブルとC(シアン)用論理階調ディザパターンLPC〜LPC1000との対応表、M(マゼンタ)用ガンマ補正テーブルとM(マゼンタ)用論理階調ディザパターンLPM〜LPM1000との対応表、Y(イエロー)用ガンマ補正テーブルとY(イエロー)用論理階調ディザパターンLPY〜LPY1000との対応表、K(ブラック)用ガンマ補正テーブルとK(ブラック)用論理階調ディザパターンLPK〜LPK1000との対応表を記憶している。
図7は、キャリブレーション前(ステップS1を実施する前)のC(シアン)用ガンマ補正テーブルとC(シアン)用論理階調ディザパターンとの対応表の一例を示す図である。キャリブレーション処理部7は、M(マゼンタ)、Y(イエロー)及びK(ブラック)に関しても、C(シアン)と同様に、キャリブレーション前(ステップS1を実施する前)のガンマ補正テーブルと論理階調ディザパターンとの対応表を記憶している。
次に、キャリブレーション処理部7のディザパターン修正処理部7bは、CMYK各色のガンマ補正テーブルの16点の制御ポイントの値と、CMYK各色の論理階調ディザパターンとキャリブレーション前(ステップS1を実施する前)のCMYK各色のガンマ補正テーブルとの対応表と、からスプライン補間を実施して、CMYK各色の論理階調ディザパターンとキャリブレーション後(ステップS1を実施した後)のCMYK各色のガンマ補正テーブルとの対応表を生成する。
図8は、キャリブレーション後(ステップS1を実施した後)のC(シアン)用ガンマ補正テーブルとC(シアン)用論理階調ディザパターンとの対応表の一例を示す図である。キャリブレーション処理部7のディザパターン修正処理部7bは、M(マゼンタ)、Y(イエロー)及びK(ブラック)に関しても、C(シアン)と同様に、ガンマ補正テーブルと論理階調ディザパターンとの対応表を生成する。
図9は、CMYK各色のガンマ補正テーブルの16点の制御ポイントの値と、CMYK各色の論理階調ディザパターンとキャリブレーション前(ステップS1を実施する前)のCMYK各色のガンマ補正テーブルとの対応表と、から、キャリブレーション後(ステップS1を実施した後)のCMYK各色のガンマ補正テーブルとCMYK各色の論理階調ディザパターンとの対応表を生成する際のデータの関連を示す図である。
次に、キャリブレーション処理部7のディザパターン修正処理部7bは、キャリブレーション後(ステップS1を実施した後)のCMYK各色のガンマ補正テーブルと論理階調ディザパターンとの対応表と、CMYK各色の論理階調ディザパターンと、から、ほぼ256階調となるようなCMYK各色のディザパターンを生成する。
図10は、キャリブレーション後(ステップS1を実施した後)のCMYK各色のガンマ補正テーブルと論理階調ディザパターンとの対応表と、CMYK各色の論理階調ディザパターンと、から、ほぼ256階調となるようなCMYK各色のディザパターンを生成する際のデータの関連を示す図である。
再び図3を参照すると、キャリブレーション処理部7のディザパターン修正処理部7bは、レベルセレクト処理により生成されたCMYK各色のディザパターンをディザパターン記憶領域4a、4b、4c、4dに反映する(ステップS3)。以降、階調処理部5は、ディザパターン記憶領域4a、4b、4c、4dに反映されたディザパターンを用いて、画像データに階調処理を実施する。
以上説明したように、本実施形態によれば、記録媒体上に形成された修正用パターンを読み取ることによって取得された修正用画像データに基づいてガンマ補正テーブルを修正し、修正される前のガンマ補正テーブルと画像データが取り得る階調数以上の数の論理階調ディザパターンとの対応表及び修正された後のガンマ補正テーブルに基づいて、ディザパターンを修正する。これにより、キャリブレーション実施後の出力可能な階調数をキャリブレーション実施前と同等に維持することが可能となる。
(MFPでの実施例)
スキャナを備えたMFPでの実施例は、次の通りである。
(1)操作パネルにてキャリブレーション開始の指示を受け付ける。
(2)CMYK各色17段階の濃度のキャリブレーション用カラーチャートを出力する。
(3)出力されたキャリブレーション用カラーチャートを、スキャナを使用して読み取り、RGB画像データを取得する。
(4)取得したRGB画像データをCMYK画像データに変換して、CMYK各色毎に上述したレベルセレクト処理を実施し、CMYK各色のディザパターンを生成する。
(プリンタ単体での実施例)
プリンタ単体での実施例は、次の通りである。
(1)プロコン時にキャリブレーション開始の指示を受け付ける。
(2)プリンタ内部の感光体上にパッチを形成する。
(3)形成されたパッチの濃度を、センサを使用して読み取り、CMYK画像データを取得する。
(4)取得したCMYK画像データに対して、CMYK各色毎に上述したレベルセレクト処理を実施し、CMYK各色のディザパターンを生成する。
なお、階調処理の手法として、ディザ法、誤差拡散法等が利用されている。
ディザ法は、ドットパターンが固定であり、閾値を超えるとドットONとなるような階調表現であり、ドットの周期特性から滑らかな階調が表現できない場合がある。
誤差拡散法は、データに依存して閾値と周囲の誤差を反映してドットONとなる階調表現であり、ディザ法と比較して、データに依存した滑らかな階調を表現できる。
図11は、階調処理の手法としてディザパターンを使用したディザ法を利用する場合に本発明を適用する処理を示すフローチャートである。図11に示す処理は、電源投入時に実施される。
まず、キャリブレーション処理部7は、階調処理の手法としてディザパターンを使用したディザ法を利用するか否かを判定する(ステップS11)。
次に、キャリブレーション処理部7は、階調処理の手法としてディザパターンを使用したディザ法を利用すると判定した場合には(ステップS11:Yes)、先に説明した図3のステップS1〜S3を実行する(ステップS12)。
一方、キャリブレーション処理部7は、階調処理の手法としてディザパターンを使用したディザ法を利用しないと判定した場合には(ステップS11:No)、先に説明した図3のステップS1〜S3を実行しない(ステップS13)。
このように、階調処理の手法としてディザパターンを使用したディザ法を利用する場合に本発明を適用することで、階調数低減防止の効果が現れやすいキャリブレーションを実施でき、効果が大きい。
また、入力画像データの属性が、イメージオブジェクトの場合もあれば、イメージオブジェクト以外の場合もある。
イメージオブジェクトとは、写真のような自然画像の低周波特性をもつ画像が多く、滑らかな階調表現が必要となるオブジェクトである。
イメージオブジェクト以外とは、グラフィックや文字などオフィス向けの画像が多く、単一色の使用や鮮やかさが要求されるオブジェクトである。
図12は、入力画像データの属性がイメージオブジェクトの場合に本発明を適用する処理を示すフローチャートである。図12に示す処理は、電源投入時に実施される。
まず、キャリブレーション処理部7は、入力画像データの属性がイメージオブジェクトであるか否かを判定する(ステップS21)。
次に、キャリブレーション処理部7は、入力画像データの属性がイメージオブジェクトであると判定した場合には(ステップS21:Yes)、先に説明した図3のステップS1〜S3を実行する(ステップS22)。
一方、キャリブレーション処理部7は、入力画像データの属性がイメージオブジェクトではないと判定した場合には(ステップS21:No)、先に説明した図3のステップS1〜S3を実行しない(ステップS23)。
このように、入力画像データの属性がイメージオブジェクトの場合に本発明を適用することで、階調数低減防止の効果が現れやすいキャリブレーションを実施でき、効果が大きい。
また、電源投入時と後段のプリンタエンジンによって印刷された枚数のカウント値とによってキャリブレーションを切り替えるようにしても良い。
図13は、電源投入時であるか否か及び後段のプリンタエンジンによって印刷された枚数のカウント値によってキャリブレーションを切り替える処理を示すフローチャートである。
まず、キャリブレーション処理部7は、電源投入時であるか否かを判定する(ステップS31)。
次に、キャリブレーション処理部7は、電源投入時であると判定した場合には(ステップS31:Yes)、簡易なキャリブレーションを実行する(ステップS32)。簡易なキャリブレーションとしては、例えば、ガンマ補正テーブルだけを修正し、ディザパターンを修正しないキャリブレーションが挙げられる。
一方、キャリブレーション処理部7は、電源投入時ではないと判定した場合には(ステップS31:No)、後段のプリンタエンジンによって印刷された枚数のカウント値が所定の閾値より大きいか否かを判定する(ステップS33)。
キャリブレーション処理部7は、後段のプリンタエンジンによって印刷された枚数のカウント値が所定の閾値より大きいと判定した場合には(ステップS33:Yes)、精度が高いキャリブレーションを実行する(ステップS34)。精度が高いキャリブレーションとしては、例えば、ガンマ補正テーブルとディザパターンの両方を修正するキャリブレーションが挙げられる。
また、キャリブレーション処理部7は、後段のプリンタエンジンによって印刷された枚数のカウント値が所定の閾値より大きくないと判定した場合には(ステップS33:No)、キャリブレーションを実行しない(ステップS35)。
また、濃度補正の手法としてガンマ補正テーブルを使用することで、キャリブレーションの効率を上げることができる。キャリブレーションの結果(経時変化を修正する結果)はCMYK別に得られるため、CMYK別のガンマテーブルに反映するのは容易となる。
また、記録媒体上に形成された修正用パターンを読み取るために、CMYK別の濃度センサを使用することで、キャリブレーション結果を反映しやすくなり、キャリブレーションの効率を上げることができる。CMYK別の濃度センサを利用することで、記録媒体上に形成された修正用パターンの測定がCMYK別(単色パッチ)となり、キャリブレーションの効率を上げることができる。
図14は、本実施形態に係る画像処理装置を複合機に適用した場合のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。本図に示すように、この複合機は、コントローラ110とエンジン部(Engine)160とをPCI(Peripheral Component Interconnect)バスで接続した構成となる。コントローラ110は、複合機全体の制御と描画、通信、図示しない操作部からの入力を制御するコントローラである。エンジン部160は、PCIバスに接続可能なプリンタエンジンなどであり、たとえば白黒プロッタ、1ドラムカラープロッタ、4ドラムカラープロッタ、スキャナまたはファックスユニットなどである。なお、このエンジン部160には、プロッタなどのいわゆるエンジン部分に加えて、誤差拡散やガンマ変換などの画像処理部分が含まれる。
コントローラ110は、CPU111と、ノースブリッジ(NB)113と、システムメモリ(MEM−P)112と、サウスブリッジ(SB)114と、ローカルメモリ(MEM−C)117と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)116と、ハードディスクドライブ(HDD)118とを有し、ノースブリッジ(NB)113とASIC116との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス115で接続した構成となる。また、MEM−P112は、ROM(Read Only Memory)112aと、RAM(Random Access Memory)112bとをさらに有する。
CPU111は、複合機の全体制御をおこなうものであり、NB113、MEM−P112およびSB114からなるチップセットを有し、このチップセットを介して他の機器と接続される。
NB113は、CPU111とMEM−P112、SB114、AGP115とを接続するためのブリッジであり、MEM−P112に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCIマスタおよびAGPターゲットとを有する。
MEM−P112は、プログラムやデータの格納用メモリ、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリなどとして用いるシステムメモリであり、ROM112aとRAM112bとからなる。ROM112aは、プログラムやデータの格納用メモリとして用いる読み出し専用のメモリであり、RAM112bは、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリなどとして用いる書き込みおよび読み出し可能なメモリである。
SB114は、NB113とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。このSB114は、PCIバスを介してNB113と接続されており、このPCIバスには、ネットワークインターフェース(I/F)部なども接続される。
ASIC116は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGP115、PCIバス、HDD118およびMEM−C117をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。このASIC116は、PCIターゲットおよびAGPマスタと、ASIC116の中核をなすアービタ(ARB)と、MEM−C117を制御するメモリコントローラと、ハードウェアロジックなどにより画像データの回転などをおこなう複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)と、エンジン部160との間でPCIバスを介したデータ転送をおこなうPCIユニットとからなる。このASIC116には、PCIバスを介してFCU(Fax Control Unit)130、USB(Universal Serial Bus)140、IEEE1394(the Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)インターフェース150が接続される。操作表示部120はASIC116に直接接続されている。
MEM−C117は、コピー用画像バッファ、符号バッファとして用いるローカルメモリであり、HDD(Hard Disk Drive)118は、画像データの蓄積、プログラムの蓄積、フォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。
AGP115は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレーターカード用のバスインターフェースであり、MEM−P112に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレーターカードを高速にするものである。
なお、本実施形態の画像処理装置で実行される画像処理プログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。
本実施形態の画像処理装置で実行される画像処理プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、本実施形態の画像処理装置で実行される画像処理プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態の画像処理装置で実行される画像処理プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
本実施の形態の画像処理装置で実行される画像処理プログラムは、上述した各部(ガンマ補正部、階調処理部、キャリブレーション処理部)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記ROMから画像処理プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、ガンマ補正部、階調処理部、キャリブレーション処理部が主記憶装置上に生成されるようになっている。
なお、上記実施の形態では、本発明の画像処理装置を、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能のうち少なくとも2つの機能を有する複合機に適用した例を挙げて説明するが、複写機、プリンタ、スキャナ装置、ファクシミリ装置等の画像処理装置であればいずれにも適用することができる。
以上のように、本発明にかかる画像処理方法、画像処理装置、画像処理プログラム及び記録媒体は、画像データに対して濃度補正及び階調変換を実施する技術に有用である。
本実施の形態に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係る画像処理装置を適用したMFPのモジュール構成を示す図である。 本実施の形態に係る画像処理装置のキャリブレーション処理の手順を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る画像処理装置におけるキャリブレーション前後のガンマ補正テーブルを示す図である。 従来技術におけるキャリブレーション前後のガンマ補正テーブルを示す図である。 本実施の形態に係る画像処理装置におけるC(シアン)のガンマ補正テーブルの16点の制御ポイントを示す図である。 本実施の形態に係る画像処理装置におけるキャリブレーション前のC(シアン)のガンマ補正テーブルとC(シアン)の論理階調ディザパターンとの対応表を示す図である。 本実施の形態に係る画像処理装置におけるキャリブレーション後のC(シアン)のガンマ補正テーブルとC(シアン)の論理階調ディザパターンとの対応表を示す図である。 本実施の形態に係る画像処理装置において、キャリブレーション後のCMYK各色のガンマ補正テーブルとCMYK各色の論理階調ディザパターンとの対応表を生成する際のデータの関連を示す図である。 本実施の形態に係る画像処理装置において、CMYK各色のディザパターンを生成する際のデータの関連を示す図である。 階調処理の手法としてディザ法を利用する場合に本発明を適用する処理を示すフローチャートである。 入力画像データの属性がイメージオブジェクトの場合に本発明を適用する処理を示すフローチャートである。 電源投入時であるか否か及び後段のプリンタエンジンによって印刷された枚数のカウント値によってキャリブレーションを切り替える処理を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る画像処理装置を複合機に適用した場合のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
符号の説明
1 画像処理装置
2 ガンマ補正テーブル記憶部
2a C(シアン)用ガンマ補正テーブル記憶領域
2b M(マゼンタ)用ガンマ補正テーブル記憶領域
2c Y(イエロー)用ガンマ補正テーブル記憶領域
2d K(ブラック)用ガンマ補正テーブル記憶領域
3 ガンマ補正部
4 ディザパターン記憶部
4a C(シアン)用ガンマ補正テーブル
4b M(マゼンタ)用ガンマ補正テーブル
4c Y(イエロー)用ガンマ補正テーブル
4d K(ブラック)用ガンマ補正テーブル
5 階調処理部
6 論理階調ディザパターン記憶部
6a C(シアン)用論理階調ディザパターン記憶領域
6b M(マゼンタ)用論理階調ディザパターン記憶領域
6c Y(イエロー)用論理階調ディザパターン記憶領域
6d K(ブラック)用論理階調ディザパターン記憶領域
7 キャリブレーション処理部
7a ガンマ補正テーブル修正処理部
7b ディザパターン修正処理部
20 MFP
21 プリンタモジュール
22 FAXモジュール
23 画像蓄積モジュール
24 コピーモジュール
25 SDKモジュール
26 画像配信モジュール
27 スキャナモジュール
28 認証モジュール
29 キャリブレーションモジュール
30 その他モジュール
110 コントローラ
111 中央演算ユニット
112 メモリユニット
113 ノースブリッジ
114 サウスブリッジ
115 AGP
116 ASIC
117 ローカルメモリ
118 HDD
120 操作表示部
130 FCU
140 USB
150 IEEE1394
160 エンジン部

Claims (14)

  1. 画像データの濃度を所望の濃度に補正するための濃度補正テーブルを参照して、入力される画像データに対して濃度補正を実施し、画像データの階調を所望の階調に変換するための第1群の階調パターンを参照して、濃度補正が実施された画像データに対して階調変換を実施する画像処理装置において実行される方法であって、
    記録媒体上に形成された修正用パターンを読み取ることによって取得された修正用画像データに基づいて前記濃度補正テーブルを修正する濃度補正テーブル修正ステップと、
    前記濃度補正テーブル修正ステップによって修正される前の前記濃度補正テーブルと画像データが取り得る階調数以上の数の第2群の階調パターンとの対応関係に関する情報及び前記濃度補正テーブル修正ステップによって修正された後の前記濃度補正テーブルに基づいて、前記第1群の階調パターンを修正する階調パターン修正ステップと、
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  2. 前記階調パターン修正ステップは、前記第1群の階調パターン及び前記第2群の階調パターンがディザパターンである場合に、前記対応関係に関する情報及び前記濃度補正テーブル修正ステップによって修正された後の前記濃度補正テーブルに基づいて、前記第1群の階調パターンを修正すること
    を特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  3. 前記階調パターン修正ステップは、画像データの属性が所定の属性である場合に、前記対応関係に関する情報及び前記濃度補正テーブル修正ステップによって修正された後の前記濃度補正テーブルに基づいて、前記第1群の階調パターンを修正すること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理方法。
  4. 前記階調パターン修正ステップは、電源投入時ではなく且つ前記画像処理装置の後段のプリンタエンジンによって印刷された枚数のカウント値が所定の閾値を超えた場合に、前記対応関係に関する情報及び前記濃度補正テーブル修正ステップによって修正された後の前記濃度補正テーブルに基づいて、前記第1群の階調パターンを修正すること
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載の画像処理方法。
  5. 前記階調パターン修正ステップは、前記濃度補正テーブルがガンマ補正テーブルである場合に、前記対応関係に関する情報及び前記濃度補正テーブル修正ステップによって修正された後の前記濃度補正テーブルに基づいて、前記第1群の階調パターンを修正すること
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれか一つに記載の画像処理方法。
  6. 前記記録媒体上に形成された前記修正用パターンが色材別の濃度センサによって読み取られること
    を特徴とする請求項1乃至5のいずれか一つに記載の画像処理方法。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一つに記載された画像処理方法をコンピュータに実行させるための画像処理プログラム。
  8. 請求項7に記載された画像処理プログラムを格納したコンピュータの読み取り可能な記録媒体。
  9. 画像データの濃度を所望の濃度に補正するための濃度補正テーブルを記憶する濃度補正テーブル記憶手段と、
    前記濃度補正テーブルを参照して、入力される画像データに対して濃度補正を実施する濃度補正手段と、
    画像データの階調を所望の階調に変換するための第1群の階調パターンを記憶する第1の階調パターン記憶手段と、
    前記第1群の階調パターンを参照して、前記濃度補正手段から出力される画像データに対して階調変換を実施する階調処理手段と、
    画像データが取り得る階調数以上の数の第2群の階調パターンを記憶する第2の階調パターン記憶手段と、
    記録媒体上に形成された修正用パターンを読み取ることによって取得された修正用画像データに基づいて前記濃度補正テーブルを修正する濃度補正テーブル修正処理手段と、
    前記濃度補正テーブル修正処理手段によって修正される前の前記濃度補正テーブルと前記第2群の階調パターンとの対応関係に関する情報及び前記濃度補正テーブル修正処理手段によって修正された後の前記濃度補正テーブルに基づいて、前記第1群の階調パターンを修正する階調パターン修正処理手段と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  10. 前記階調パターン修正処理手段は、前記第1群の階調パターン及び前記第2群の階調パターンがディザパターンである場合に、前記対応関係に関する情報及び前記濃度補正テーブル修正処理手段によって修正された後の前記濃度補正テーブルに基づいて、前記第1群の階調パターンを修正すること
    を特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
  11. 前記階調パターン修正処理手段は、画像データの属性が所定の属性である場合に、前記対応関係に関する情報及び前記濃度補正テーブル修正処理手段によって修正された後の前記濃度補正テーブルに基づいて、前記第1群の階調パターンを修正すること
    を特徴とする請求項9又は10に記載の画像処理装置。
  12. 前記階調パターン修正処理手段は、電源投入時ではなく且つ後段のプリンタエンジンによって印刷された枚数のカウント値が所定の閾値を超えた場合に、前記対応関係に関する情報及び前記濃度補正テーブル修正処理手段によって修正された後の前記濃度補正テーブルに基づいて、前記第1群の階調パターンを修正すること
    を特徴とする請求項9乃至11のいずれか一つに記載の画像処理装置。
  13. 前記階調パターン修正処理手段は、前記濃度補正テーブルがガンマ補正テーブルである場合に、前記対応関係に関する情報及び前記濃度補正テーブル修正手段によって修正された後の前記濃度補正テーブルに基づいて、前記第1群の階調パターンを修正すること
    を特徴とする請求項9乃至12のいずれか一つに記載の画像処理装置。
  14. 前記記録媒体上に形成された前記修正用パターンが色材別の濃度センサによって読み取られること
    を特徴とする請求項9乃至13のいずれか一つに記載の画像処理装置。
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