JP2006210981A - 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、画像処理プログラムおよび画像処理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 文字の大きさの違いに関わらず、好適な濃度の画像を印刷することができる画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、画像処理プログラムおよび画像処理プログラムを記録した記録媒体を提供すること。
【解決手段】 本画像処理装置のコントローラ2は、画像データを取得する画像データ取得部20と、印刷エンジン3の特性に合わせて画像データに変換・補正する色変換・補正部21と、スクリーン処理を行うスクリーン処理部23と、複数の大きさの文字を含むパッチ画像を生成するパッチ生成部24と、パッチ画像から文字の大きさごとに補正を行うための補正値を求める制御を行う補正制御部22と、を備える。
【選択図】 図2
【解決手段】 本画像処理装置のコントローラ2は、画像データを取得する画像データ取得部20と、印刷エンジン3の特性に合わせて画像データに変換・補正する色変換・補正部21と、スクリーン処理を行うスクリーン処理部23と、複数の大きさの文字を含むパッチ画像を生成するパッチ生成部24と、パッチ画像から文字の大きさごとに補正を行うための補正値を求める制御を行う補正制御部22と、を備える。
【選択図】 図2
Description
画像の印刷に際して発生する濃度の誤差を補正する画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、画像処理プログラムおよび画像処理プログラムを記録した記録媒体に関する。
カラープリンタなどに設けられる電子写真技術を用いて画像を形成する画像形成装置では、画像データに応じて静電潜像を形成し、静電潜像に現像剤であるトナーを供給することによりトナー像を現像し、トナー像を印刷媒体に転写することにより印刷を行っている。ここで、静電潜像の大きさが小さくなるような場合には、現像および転写における特性がバラツくためにトナーの付着量が安定しないことが多い。また、プリンタにおいて施されるスクリーン処理などの画像処理の特性によっては、文字の大きさに依存して濃度が異なってしまうこともある。こうしたことから、細い線により表現されている文字を印刷する場合には、文字の濃度が薄くなり文字の視認性が低下することがあった。そこで、特許文献1には、文字を含む画像について、画像の文字部分と文字部分に対する背景部分とを分離し、文字部分の濃度を調整することにより、文字の視認性を高める技術が開示されている。
しかしながら、特許文献1に記載の技術によっても、文字の大きさに依存して濃度が異なってしまう場合には、小さな文字の濃度が薄くなり十分な視認性が得られないので、文字が読み取りにくくなるという課題があった。また、特許文献1に記載の技術では、補正に用いるための多数の補正値を、メモリなどの記憶手段に予め記憶して、保持しておく必要があった。
そこで、本発明は、文字の大きさの違いに関わらず、好適な濃度の画像を印刷することができる画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、画像処理プログラムおよびその画像処理プログラムを記録した記録媒体を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明では、画像データに基づく印刷結果である画像の濃度を補正するための画像処理装置であって、互いに大きさが異なる複数の文字を含むパッチ画像を表すパッチデータを生成するパッチデータ生成部と、パッチデータに基づいて、パッチ画像を印刷する印刷部と、印刷したパッチ画像から、パッチ画像の濃度を読み取る読取部と、読み取ったパッチ画像の濃度から文字ごとの濃度を取得することにより、画像の濃度を補正するための補正値を、文字の大きさごとに算出する補正値算出部と、補正値に基づいて濃度を文字の大きさごとに補正する補正部と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、パッチデータに基づいて、互いに大きさが異なる複数の文字を含むパッチ画像を印刷する。そして、印刷したパッチ画像を読取ることにより得られた画像の濃度から文字ごとの濃度を取得することにより、画像の濃度を補正するための補正値を文字の大きさごとに算出する。算出した補正値に基づいて濃度を文字の大きさごとに補正する。文字の大きさごとに補正を行っているので、文字サイズに関わらず適切な濃度の文字を印刷することにより、文字の視認性を高めることができる。
また、補正部は、大きさが異なる複数の文字のうちいずれかの1つの文字を基準として、基準とした文字と他の文字との濃度の差分に基づいて、他の文字についての補正値を算出することが好ましい。
このようにすれば、大きさが異なる複数の文字のうちいずれかの1つの文字を基準として、基準とした文字と他の文字との濃度の差分に基づいて補正することにより、他の大きさの文字についても基準とした文字の濃度に合わせた濃度を得ることができる。したがって、文字の大きさによる文字の濃度差を低減することができる。
また、印刷部は、パッチ画像を1枚の用紙に印刷することが好ましい。
このようにすれば、大きさが異なる複数の文字が1枚の用紙に印刷されるので、印刷または読取りを一度に行うことができる。例えば、用紙ごとの印刷および読取りのバラツキ、または用紙自体のバラツキなどに影響されることがなくなるので、同じ条件の下で補正値を求めることができる。したがって、文字の濃度をより適切に補正することができる。
また、パッチ画像は、複数の文字書体の文字を含み、補正部は、文字書体ごとの濃度から算出した補正値に基づいて、文字書体ごとに画像データを補正することが好ましい。このようにすれば、文字書体ごとに濃度を補正することができるので、文字書体ごとに適切な濃度の画像を印刷できるようになる。
また、印刷部が、カラー印刷を行うための複数の色材を用いて印刷する場合に、パッチ画像は、色材に対応する色ごとの文字を含み、補正部は、色材に対応する色ごとの濃度から算出した補正値に基づいて、色材に対応する色ごとに画像データを補正することが好ましい。このようにすれば、色材に対応する色ごとに濃度を補正することができるので、色ごとに適切な濃度の画像を印刷できるようになる。
また、パッチデータに対して、複数種類の画像処理を施すことができる場合に、印刷部は、互いに異なる種類の画像処理を施したパッチデータに基づいて印刷し、補正部は、画像処理ごとの濃度から算出した補正値に基づいて、画像処理ごとに画像データを補正することが好ましい。このようにすれば、パッチデータに対して行う画像処理ごとに濃度を補正することができるので、画像処理ごとに適切な濃度の画像を印刷できるようになる。
本発明の画像処理システムは、画像データに基づいて用紙に印刷を行う印刷装置と、印刷された画像の濃度を読み取る読取装置と、印刷装置および読取装置のホスト装置と、を備え、印刷装置が印刷する画像の濃度を補正するための画像処理システムであって、ホスト装置は、互いに大きさが異なる複数の文字を含むパッチ画像を表すパッチデータを生成するパッチデータ生成部と、パッチデータを印刷装置に送信することにより、印刷装置にパッチ画像を印刷させる印刷命令部と、印刷装置が印刷したパッチ画像を、読取装置に読み取らせる読取命令部と、読み取ったパッチ画像の濃度から文字ごとの濃度を取得することにより、画像の濃度を補正するための補正値を、文字の大きさごとに算出する補正値算出部と、を有することを特徴とする。
この構成によれば、ホスト装置が生成したパッチデータに基づいて、印刷装置が互いに大きさが異なる複数の文字を含むパッチ画像を印刷する。そして、読取り装置が印刷したパッチ画像を読取ることにより、ホスト装置は複数の文字サイズごとに取得した文字の濃度を取得し、画像データ補正するための補正量を文字の大きさごとに算出する。印刷装置は補正値に基づいて、文字の大きさごとに補正を行う。したがって、文字の大きさごとに画像の濃度を補正するので、文字サイズに関わらず適切な濃度の画像を印刷できるようになる。
また、本発明は方法の発明とすることもできる。すなわち、画像データに基づく印刷結果である画像の濃度を補正するための画像処理方法であって、互いに大きさが異なる複数の文字を含むパッチ画像を表すパッチデータを生成するパッチデータ生成工程と、パッチデータに基づいて、パッチ画像を印刷する印刷工程と、印刷したパッチ画像から、パッチ画像の濃度を読み取る読取工程と、読み取ったパッチ画像の濃度から文字ごとの濃度を取得することにより、画像の濃度を補正するための補正値を、文字の大きさごとに算出する補正値算出工程と、補正値に基づいて濃度を文字の大きさごとに補正する補正工程と、を備えることを特徴とする。
また、本発明のもうひとつの画像処理方法は、画像データに基づいて用紙に印刷を行う印刷装置と、印刷された画像の濃度を読み取る読取装置と、印刷装置および読取装置のホスト装置と、を備えた画像処理システムにおいて、印刷装置が印刷する画像の濃度を補正するための画像処理方法であって、互いに大きさが異なる複数の文字を含むパッチ画像を表すパッチデータを生成するパッチデータ生成工程と、パッチデータを印刷装置に送信することにより、印刷装置にパッチ画像を印刷させる印刷命令工程と、印刷装置が印刷したパッチ画像を、読取装置に読み取らせる読取命令工程と、読み取ったパッチ画像の濃度から文字ごとの濃度を取得することにより、画像の濃度を補正するための補正値を、文字の大きさごとに算出する補正値算出工程と、を有することを特徴とする。
さらに、本発明は、画像処理プログラムまたはそのプログラムを記憶した記録媒体とすることもできる。すなわち、本発明の画像処理プログラムは、画像データに基づいて用紙に印刷を行う印刷装置と、印刷された画像の濃度を読み取る読取装置と、印刷装置および読取装置のホスト装置と、を備えた画像処理システムにおいて、印刷装置が印刷する画像の濃度を補正するための画像処理プログラムであって、ホスト装置を、互いに大きさが異なる複数の文字を含むパッチ画像を表すパッチデータを生成するパッチデータ生成部、パッチデータを印刷装置に送信することにより、印刷装置にパッチ画像を印刷させる印刷命令部、印刷装置が印刷したパッチ画像を、読取装置に読み取らせる読取命令部、読み取ったパッチ画像の濃度から文字ごとの濃度を取得することにより、画像の濃度を補正するための補正値を、文字の大きさごとに算出する補正値算出部、として機能させることを特徴とする。また、このプログラムを記録した記録媒体としては、フレキシブルディスクやCD−ROM、ICカード、パンチカードなど、コンピュータが読み取り可能な種々の媒体を利用することができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明を具体化した第1の実施形態について図面を参照して説明する。
以下、本発明を具体化した第1の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、第1の実施形態における画像処理装置のハードウェア構成を示す図である。
図1に示すように、画像処理装置1には、画像処理装置1全体の動作を制御するコントローラ2と、印刷を行う印刷エンジン3と、画像を読み取る読取エンジン4と、を備えている。コントローラ2には、演算処理の中心的役割を果たすCPU10が備えられ、CPU10がシステムバスを介してコントローラ2の制御を行う。また、このシステムバスにはROM11、RAM12、インターフェイス(以下、I/Fと記す)13が接続されている。
図1に示すように、画像処理装置1には、画像処理装置1全体の動作を制御するコントローラ2と、印刷を行う印刷エンジン3と、画像を読み取る読取エンジン4と、を備えている。コントローラ2には、演算処理の中心的役割を果たすCPU10が備えられ、CPU10がシステムバスを介してコントローラ2の制御を行う。また、このシステムバスにはROM11、RAM12、インターフェイス(以下、I/Fと記す)13が接続されている。
印刷エンジン3は、帯電ユニット、露光ユニット、現像装置、転写ユニット、定着ユニット等(図示なし)を有している。そして、コントローラ2より受信したデータに基づいて、用紙などの記録媒体上に転写ユニットによる転写処理、定着ユニットによる定着処理を順次行うことにより画像を印刷する。また、読取エンジン4は、CCDなどの濃度を読み取ることができる読取ユニット(図示なし)を用紙全体に渡って走査させることにより、用紙に印刷された画像の濃度を読み取ることができる。読み取った濃度は、画素ごとの階調値を表すデータとして取得される。
ROM11は、本画像処理装置1を制御する制御プログラムおよびオペレーティングシステム(OS)などを記憶している不揮発性のメモリである。RAM12は、揮発性のメモリであり、CPU10が種々の演算を行う際に用いるワーキングメモリである。I/F13には印刷エンジン3および読取エンジン4が接続されている。コントローラ2から印刷エンジン3に画像データを送信することにより、画像を印刷することができる。また、印刷した画像を読取エンジン4が読み取ったデータをI/F13を介して取得することができる。
なお、画像処理装置1には、ユーザに操作を促すメッセージなどを表示する液晶パネル、および画像データが記録されたメモリカードなどの記録媒体を読み取るメモリリーダ(共に、図示なし)が備えられている。
次に、コントローラ2の機能的な構成について説明する。図2は、コントローラ2の機能的な構成の概略を示した図である。図2に示すように、コントローラ2は、画像データを取得する画像データ取得部20と、印刷エンジン3の特性に合わせて画像データに色変換処理および補正処理を行う色変換・補正部21と、画像データを補正するための各種処理を制御する補正制御部22と、スクリーン処理を行うスクリーン処理部23と、複数の大きさの文字を含むパッチ画像を生成するパッチ生成部24と、を備えている。
なお、本画像処理装置1は、印刷エンジン3が印刷したパッチ画像を、読取エンジン4が読取ることにより得られるパッチ読取データに基づいて、補正制御部22が補正値を文字の大きさごとに算出する。そして、算出された補正値に基づいて、印刷エンジン3に好適に対応した補正を行う。特に、パッチ画像には複数の大きさの文字が印刷され、文字の大きさごとに濃度を補正することを特徴としている。以下、図2に示した各構成について説明する。
画像データ取得部20は、印刷する画像データを取得する処理を行う。画像データ取得部20は、画像処理装置1に備えられたメモリリーダ(図示なし)に装着された記録媒体から、記憶されている画像データを読み出すことにより画像データを取得する。
また、画像処理装置1にハードディスクなどの記録装置が備えられていれば、画像データ取得部20は、ハードディスクから画像データを読み出すようにして画像データを取得するとしてもよい。更に、USB、IEEE1394、パラレル転送方式、Ethernet(登録商標)などによる汎用の通信手段を利用し、コントローラ外部のPCなどのデバイスからデータを取得してもよい。処理装置内にスキャナなどの画像読取りデバイスを内蔵している場合には、スキャナを利用して画像を取り込むことにより、画像データを取得するとしてもよい。
色変換・補正部21は、取得した画像データの色表現を印刷エンジン3が印刷することができる色表現(CMYK)に変換する処理、および印刷エンジン3のハードウェアの特性などに合わせて濃度を補正する処理を行う。色変換処理・補正処理は、色変換を行うための色変換テーブルおよび濃度補正テーブルに基づいて画像データに対して行われる。
色変換テーブルは、RGBなどの色表現による画像データを、印刷エンジン3に対応するCYMKの画像データに変換するためのLUT(Look Up table)である。変換前の画像データの色表現の種類に対応した複数の色変換テーブルがROM11に記憶されている。
濃度補正テーブルは、印刷エンジン3のハードウェア特性などに対応して、画像の濃度を補正するための補正値が記憶されたテーブルであり、RAM12に読み書き可能に記憶される。
なお、色変換・補正部は、色変換を行う際に、画像データの色空間を示すICCプロファイルと、印刷エンジン3の色再現特性を示すICCプロファイルとを用いて、印刷エンジン3の色再現特性に合わせたカラーマッチングを行うとしてもよい。
補正制御部(補正値算出部)22は、読取エンジン4が読み取ったパッチ読取データに基づいて補正値を算出する処理を行う。算出した補正値はRAM12に記憶されている補正テーブルに記録する。補正制御部22が、補正値を算出する方法については後に詳述する。
スクリーン処理部23は、色変換・補正を行ったCMYKの画像データに対して、印刷エンジン3のトナーのドットに対応するデータに変換するスクリーン処理を行う。スクリーン処理としては、誤差拡散法などにより2値の画像データに変換するハーフトーン処理を施している。本実施形態のスクリーン処理部23は、プリンタドライバ上でユーザが行う設定操作などに従って、スクリーン処理の最小単位の数を示すスクリーン線数の条件を変えることができる。以下、スクリーン線数が異なるスクリーン条件をスクリーン1、スクリーン2、…と記すことにする。
パッチ生成部24は、濃度補正の補正値を取得するためのパッチ画像を表すCMYKの画像データ(以下、パッチデータという)を生成する。生成したパッチデータは、スクリーン処理部23に受け渡してから、印刷エンジン3が印刷することにより、パッチ画像が印刷されているパッチシートを得ることができる。以下、パッチ画像について詳細に説明する。
パッチ画像は、スクリーン処理の種類・文字書体・トナーの色・濃度設定の条件を組み合わせてなる印刷条件ごとに、濃度を補正する補正値を取得するための画像である。パッチ画像は、1つの印刷条件に対応する画像(以下、「基本パッチ画像」という)を複数個配列することにより構成されている。図3は、基本パッチ画像の一例を示した図であり、“スクリーン1・明朝体・シアン・濃度設定1.0”の印刷条件における、基本パッチ画像を示している。図3に示すように、基本パッチ画像には、複数の文字がマトリクス上に配置されている。以下、各文字の画像を「文字パッチ」という。
基本パッチ画像の行方向(横方向)には、異なる大きさの文字パッチが配置される。図3の例では、文字サイズが3〜9ポイントの文字が左側から順番に配置されている。一方、基本パッチ画像の列方向(縦方向)には、濃度パッチ、濃度補正を行わない文字パッチ、“濃度補正+0.2”を施すための文字パッチ、“濃度補正+0.4”を施すための文字パッチが上側から順番に配置されている。濃度パッチとは、矩形の領域を一定の階調値により塗りつぶした画像である。例えば、画像データが256階調(8ビット)で表現される場合では、矩形領域内の全体に“255”の階調値をもつ画像が濃度パッチとなる。また、濃度パッチの矩形領域の大きさは、同じ列方向にある文字パッチの文字の大きさに対応している。
なお、文字パッチに対する濃度補正は、生成したパッチデータに対して補正制御部22が行うものであるので、パッチ生成部24が生成する文字パッチの画像としては濃度補正の条件については同じものである。
このように、1つの基本パッチ画像には、1つの印刷条件の下、文字サイズ・文字の濃度補正値を変化させた複数の文字パッチおよび文字パッチに対応する複数の濃度パッチが含まれている。なお、本実施形態では、スクリーン処理の種類・文字書体・トナーの色・濃度設定・文字サイズの各条件について補正を行うものとするが、補正する条件はこれに限られることはない。このときは、補正しようとする更なる条件についての文字を印刷するとよい。
図4は、パッチ画像を用紙に印刷して得られるパッチシートの一例を示した図である。図4に示すように、パッチシートには、複数の印刷条件の基本パッチ画像をマトリクス状に配列したパッチ画像が印刷されている。図4の例では、パッチシートの行方向には、濃度設定“1.0〜0.2”の基本パッチ画像が順番に配置されている。一方、パッチシートの列方向には、トナーの色が、シアン・マゼンタ・イエロー・ブラックの基本パッチ画像が順番に配置されている。以上により、スクリーン1・明朝体の印刷条件の補正に必要な構成が示されたことになる。
さらに、列方向には、スクリーン・文字書体について異なる印刷条件のパッチ画像が順番に配置される。例えば、図4の例では、スクリーン1・ゴシック体の印刷条件のパッチ画像、スクリーン2・明朝体の印刷条件のパッチ画像と、各種条件のパッチ画像が順番に配置されている。ここで、スクリーン処理は、生成したパッチデータに対してスクリーン処理部23が行う処理であり、濃度設定は印刷エンジン3が行う条件を変えて行う処理であるので、パッチ生成部24が生成する画像としてはスクリーン処理の条件については同じものである。
また、図4に示すように、パッチシートには、シートの4隅に当たる位置に位置補正用のマーク30が印刷される。
上述した補正制御部22は、取得したパッチ読取データについて、位置補正用のマーク30の位置を認識することにより、読み込んだパッチ画像の位置合わせ処理、位置合わせしたパッチ画像から文字パッチおよび濃度パッチの濃度を読取る処理、パッチ読取データから濃度補正テーブルを生成する処理も行う。
以上、本画像処理装置1の各構成について説明した。次に、画像処理装置1が行う処理について詳細に説明する。図5は、画像処理装置1が行う処理を示したフローチャートである。以下、図5のフローチャートに従って説明する。
処理を開始すると、まず、ステップS1において、パッチ生成部24が、パッチ画像を生成する処理を行う。ここでは、CPU10が濃度補正を行う文字についてのパッチ画像を生成し、パッチ画像の画像データであるパッチデータをRAM12に記憶する。
次に、ステップS2において、補正制御部22が、パッチデータに補正処理を行う。図3および図4に示すように、パッチ画像には、“濃度補正+0.2”、“濃度補正+0.4”の濃度補正を行うパッチが含まれているので、パッチデータの各補正を行うべき文字パッチに対して濃度の補正を行う。なお、ステップS2では、補正値としては予め設定されている値を用いて濃度の補正を行う。図6は、補正値の初期値を示している図である。図6に示すように、“濃度補正+0.2”および“濃度補正+0.4”について、文字サイズごとの補正値が規定されている。補正値は、文字サイズが小さいほど大きく、文字サイズが大きいほど小さくしている。これは、文字サイズが小さくなるほど、静電潜像にトナーを現像する際にトナーが付着しにくく、文字の濃度が薄くなってしまうため、大きい文字に対して小さい文字における濃度をより濃くするように補正値を設定したものである。補正値の初期値は、実際には実験的に求められた値であり、ROM11に格納されている値を読み出して用いられる。
次に、ステップS3において、スクリーン処理部23が、RAM12に記憶されたパッチデータにスクリーン処理を施す。ここでは、図4に示したパッチ画像の印刷条件に対応して、スクリーン1、スクリーン2、…などのスクリーン処理を対応する領域に施す。スクリーン処理を施したパッチデータは、I/F13を介して印刷エンジン3に受け渡す。
次に、ステップS4において、印刷エンジン3が、パッチデータに基づいてパッチ画像を印刷する処理を行う。ここでは、I/F13を介して受け取ったパッチデータに基づいて、印刷条件の濃度設定に対応した印刷を行うことにより、図4に示すパッチ画像を印刷したパッチシートが得られる。
次に、ステップS5において、読取エンジン4が、印刷したパッチシートを読み取ることによりパッチ読取データを取得する。ここでは、CPU10は、ステップS4において印刷されたパッチシートを読取エンジン4にセットする旨をユーザに促すメッセージを画像処理装置1に備わる液晶パネル(図示なし)に表示させる。メッセージに従ってパッチシートがセットされると、読取エンジン4がパッチ画像の濃度を読み取ることにより、読み取ったパッチ読取画像の濃度を画素ごとの階調値で表したパッチ読取データを取得して、RAM12に記憶する。なお、ステップS5の処理に先立ち、ホワイトバランスなど読取エンジン4の調整が適宜行われる。
次に、ステップS6において、補正制御部22は、パッチの位置を補正する処理を行う。ここでは、パッチ読取データに示されるパッチ読取画像から、図4に示した位置補正用のマーク30をパターンマッチングなど周知の手法により探索することによって、4つのマーク30を認識する。認識した4つのマーク30の位置関係から、パッチ読取画像の位置の変位量および傾き量を取得する。取得した変位量・傾き量に基づいて変位・傾きを打ち消すようにパッチ読取データを画素ごとに座標変換することにより、位置の補正を行う。
次に、ステップS7において、補正制御部22は、パッチ読取画像の濃度パッチの濃度を取得する。ここでは、位置補正を行ったパッチ読取画像に対して、濃度パッチの矩形領域を認識し、領域内の濃度パッチごとに、濃度パッチに含まれる全画素の濃度を平均することにより、各濃度パッチの濃度を取得する。取得した濃度パッチの濃度は、RAM12に記憶する。
次に、ステップS8において、補正制御部22は、ステップS7で取得した濃度パッチごとの濃度を比較して、パッチ読取画像に面内誤差があるか否かを判断する。実際には、CPU10が、濃度設定が同じく、大きさが異なる濃度パッチの濃度をRAM12から読み出して、濃度パッチ間の濃度差が所定の閾値より小さいか否かを判断する。濃度パッチ間の濃度差が閾値より小さく、濃度差がないと判断した場合(Yes)、ステップS9へ進む。濃度パッチ間の濃度差が閾値より大きく、濃度差があると判断した場合(No)、同一のページにおいての濃度に面内誤差があると判断することができるので、ステップS10において印刷エンジン3のキャリブレーションを行ってから、ステップS4へ戻り再びパッチ画像を印刷する。
なお、ステップS8においては、大きさが異なる濃度パッチの間の濃度差に基づく判断に加えて、異なる濃度設定の濃度パッチ間において、濃度の階調性が再現されているかについても判断している。すなわち、図4における、濃度設定“1〜0.2”の各濃度パッチの濃度を用いて、異なる濃度設定間の濃度パッチの濃度と比較して、濃度パッチの実際の濃度の濃淡が濃度設定に対応していない場合、濃度の面内誤差が大きいと判断して、ステップS10へ進み、印刷エンジン3のキャリブレーションを行う。
ステップS9では、補正制御部22は、濃度補正テーブルを生成する処理を行う。図7は、濃度補正テーブルを生成する処理を示すフローチャートである。以下、図7のフローチャートに従って説明する。
濃度補正テーブルを生成する処理を開始すると、ステップS90において、パッチ読取画像の文字パッチの濃度を取得する。ここでは、位置補正を行ったパッチ読取画像に対して、文字パッチの印刷領域を認識し、各文字ごとに濃度の平均値を算出する。具体的にはまず、文字についての濃度の平均値を算出するために、文字パッチを中心としてステップS7で認識した濃度パッチの領域に対応した矩形状の領域を設定する。設定した矩形状の領域に含まれる濃度をパッチ読取画像から取得してフィルタ処理などを施すことにより、背景成分の濃度を除去する。そして、所定の閾値を用いて背景部分の濃度を除去する処理を行うことにより文字成分の濃度だけを抽出する。抽出した文字成分の濃度の平均値を文字パッチの濃度としてRAM12に記憶する。以上の処理をパッチ読取画像の全文字パッチに対して施すことにより、全ての印刷条件による文字パッチの濃度を取得する。
次に、ステップS91において、各文字サイズ間で文字パッチの濃度が異なるか否かを判断する。ここでは、ステップS90において算出した文字パッチの濃度から、各文字サイズ間の濃度差を算出し、濃度差が所定の閾値より大きいか否かを比較することにより判断する。濃度差が所定の閾値より大きい場合(Yes)、各文字サイズ間で濃度が異なるとみなしてステップS92へ進む。濃度差が所定の閾値より小さい場合(No)、各文字サイズ間で濃度が同じとみなしてステップS94へ進む。
ステップS92では、補正値ごとの文字濃度が異なるか否かを判断する。ここでは、図3および4に示したパッチ画像において、“濃度補正なし”、“濃度補正+0.2”、“濃度補正+0.4”の文字パッチの濃度に差があるかを判断することによって、濃度補正を行うことにより濃度が変化する効果を得ることができるか否かを判断する。濃度差が所定の閾値より大きい場合(Yes)、濃度補正を行うことによる効果が得られると判断されるので、ステップS93へ進み、濃度補正を行うための処理を行う。濃度差が所定の閾値より小さい場合(No)、濃度補正を行うことによる効果が十分に得ることができないので、濃度補正を行うための処理を行うことなくステップS94へ進む。
ステップS93では、濃度補正値を算出し、濃度補正テーブルに記録する処理を行う。補正値の算出には、“濃度補正なし”の文字パッチの濃度を用いる。補正の基準となるのは、補正を行っていない文字パッチのうちの最も大きい文字パッチであり、大きさが異なる各文字パッチごとに基準となる文字パッチとの濃度差から、補正値を算出する。本実施形態では、文字サイズ3〜9の文字“あ”が印刷されているため、これに対応して文字サイズ“9”の濃度を基準とした各文字サイズの濃度差から補正値を算出する。
次に、各文字サイズについて算出した補正値から、最小自乗法などの手法を用いて、文字サイズごとの補正値を示す補正直線または補正曲線を作成する。図8は、補正直線または補正曲線を説明するための図である。図8に示すように、作成した補正直線または補正曲線は、最小文字サイズである3ポイントの文字サイズのときの濃度補正値および補正直線または補正曲線のいずれにより補正を行うかを示す補正特性を、パラメータとして濃度補正テーブルに記録する。補正特性としては、補正直線に対応する“1”および補正曲線に対応する“2”の数字のうちいずれかの数字が、濃度補正テーブルに記録される。なお、補正直線および補正曲線のうちいずれの補正特性を作成するかについては、例えば、実際の濃度と補正直線とについての最小自乗法により定まる残差を算出して、残差が所定の閾値より大きくなる時には補正曲線を選択するとしてもよいし、実際の濃度に対する補正直線および補正曲線の残差を算出して、より小さくなる特性を選択するとしてもよい。
以上のようにして求められた3ポイントの濃度補正値および補正特性の情報は、スクリーン処理・文字書体・トナー・文字サイズ・濃度設定の各条件を組み合わせてなる印刷条件に対応して、RAM12の記憶領域上の濃度補正テーブルに記憶される。図9は、補正値を記録した濃度補正テーブルの一例を示した図である。図9の濃度補正テーブルには、各印刷条件に対応する補正値が、3ポイントの補正値および補正特性のパラメータにより示されている。したがって、補正を行う際には、CPU10が、RAM12の濃度補正テーブルを読み出し、3ポイントの補正値および補正特性から補正直線または補正曲線を再生することにより、各文字サイズに対応する補正値を得ることができる。なお、本実施形態においては、濃度補正テーブルをRAM12に記憶することとしているが、ハードディスクや他の不揮発性の記録媒体に記録するとしてもよい。濃度補正値を算出し、濃度補正テーブルに記録する処理を終えると、ステップS94へ進む。
ステップS94では、パッチ画像の濃度設定の条件について、“1〜0.2”の全濃度設定について処理を行ったか否かを判断する。全濃度設定について処理を行っていた場合(Yes)、ステップS95へ進む。全濃度設定について処理を行っていない場合(No)、ステップS91へ戻り、他の濃度設定の条件についての処理を行う。
ステップS95では、パッチ画像の全文字書体の条件について、処理を行ったか否かを判断する。全文字書体について処理を行っていた場合(Yes)、ステップS96へ進む。全文字書体について処理を行っていない場合(No)、ステップS91へ戻り、他の文字書体の条件について処理を行う。
ステップS96では、パッチ画像の全色のトナ−(CMYK)について処理を行ったか否かを判断する。全色について処理を行っていた場合(Yes)、ステップS97へ進む。全色のトナーについて処理を行っていない場合(No)、ステップS91へ戻り、他の色の条件についての処理を行う。
ステップS97では、パッチ画像のスクリーン処理の条件について、全スクリーン処理について処理を行ったか否かを判断する。全スクリーン処理について処理を行っていた場合(Yes)、処理を終了する。全スクリーン処理について処理を行っていない場合(No)、ステップS91へ戻り、他のスクリーン処理の条件についての処理を行う。
以上のようにして、濃度補正テーブルを作成することにより、スクリーン処理・トナーの色・文字書体・濃度設定の各条件を組み合わせてなる全印刷条件について、文字の大きさごとの濃度を補正するための補正値を得ることができる。
次に、実際に、ユーザが所望の画像を印刷するときに、濃度補正テーブルを用いて行う印刷処理について説明する。図10は、印刷処理の処理を示したフローチャートである。以下、図10のフローチャートに従って説明する。
印刷処理を開始すると、ステップS100において、画像データ取得部20は、印刷する対象の画像データを取得する。具体的には、メモリリーダにセットされた記録媒体に記録されている画像データを読み出して、CPU10がRAM12に格納することにより行う。
次に、ステップS101において、色変換・補正部21が画像データに対して色変換を行う。ここでは、CPU10は、ROM11に記憶された色変換テーブルをRAM12に読み出して、色変換テーブルに従って画像データの各画素の階調値を変換することにより、CMYKデータである画像データを取得する。
次に、ステップS102において、補正制御部22は、画像データを解釈して、文字を表すオブジェクトごとに、色・文字書体・文字サイズなどの文字の属性を取得して、各画素に対応させることにより、画像データの各画素ごとの文字の属性を取得する。
次に、ステップS103において、補正制御部22は、取得した文字の属性に該当する補正値が、濃度補正テーブルに記憶されているか否かを判断する。ここでは、CPU10が、RAM12より濃度補正テーブルを読み出して、文字の属性およびスクリーン処理の設定に対応する補正値を探索することにより行われる。補正テーブルに該当する補正値がある場合(Yes)、ステップS104へ進む。該当する補正値がない場合(No)、ステップS106へ進む。
ステップS104では、補正制御部22が、濃度補正テーブルから補正値を読み出す。具体的には、CPU10が、RAM12に記憶された濃度補正テーブルから該当する3ポイントの補正値および補正特性を読み出して、図8に示した補正直線または補正曲線を求める。求めた補正直線または補正曲線の演算式に、該当する文字サイズを代入することにより補正値を取得している。
次に、ステップS105では、補正制御部22は、ステップS104において取得した補正値に基づいて、対象としている画素の画像データに補正を行う。次に、ステップS106に進む。
ステップS106では、画像データの全画素について処理を行ったか否かを判断する。処理を行っていた場合(Yes)、ステップS107へ進む。処理を行っていない場合(No)、ステップS103に戻り、他の画素を対象としてステップS103〜S105の処理を行う。
ステップS107では、スクリーン処理部23は、補正した画像データにスクリーン処理を行う。
次に、ステップS108では、印刷エンジン3が、スクリーン処理を行った画像データに基づいて、用紙に画像を印刷する。
以上に述べた処理を行うことにより、実際にパッチシートに印刷された文字の大きさごとの濃度に基づいて、文字の大きさごとに生じる濃度の差を補正することができる。
なお、図5のフローチャートにおいて、ステップS4が印刷工程、ステップS5が読取工程、ステップS9が補正値算出工程に相当する。図10のフローチャートにおけるステップS105が補正工程に相当する。
以下、第1の実施形態の効果を記載する。
(1)文字の大きさごとに画像の濃度を補正するので、文字のサイズに関わらず適切な濃度の画像を印刷することができるようになる。
(1)文字の大きさごとに画像の濃度を補正するので、文字のサイズに関わらず適切な濃度の画像を印刷することができるようになる。
(2)最も大きい文字パッチを基準として補正値を算出しているので、文字の大きさに関わらず、最も大きい文字に合わせた濃度で印刷することができる。すなわち、文字の大きさに関する濃度のバラツキが低減する。
(3)大きさが異なる複数の文字パッチが1枚の用紙に印刷されるので、印刷または読取りを一度に行うことができる。パッチを複数ページに分けて印刷する場合に比べると、印刷する用紙ごとに生じる印刷、読取りのバラツキ、および用紙自体のバラツキの影響が低減するので、より適切に補正することができる。
(4)文字書体ごとに濃度を補正しているので、文字書体ごとに適切な濃度の画像を印刷することができる。
(5)トナー(色材)に対応するCMYKの色ごとに濃度を補正しているので、色ごとに適切な濃度の画像を印刷することができるようになる。
(6)パッチデータに対して行うスクリーン処理の種類ごとに濃度を補正しているので、スクリーン処理ごとに適切な濃度の画像を印刷することができるようになる。
(7)濃度を補正する際に、画像の印刷に先立ち、パッチ画像を印刷して補正値を求めているので、印刷エンジン3は予め濃度補正テーブルを記憶している必要がない。
(8)面内誤差が発生している場合には、印刷エンジン3のキャリブレーションを行うことにより、パッチシートの面内誤差を低減している。したがって、より正確な補正値を求めることができる。
(第2の実施形態)
前記実施形態は、印刷する機能、画像を読み取る機能を有する画像処理装置1であったが、第2の実施形態では、プリンタ、スキャナおよびホストコンピュータからなるシステムが、同様の機能を発揮する。以下、第2の実施形態について説明する。
前記実施形態は、印刷する機能、画像を読み取る機能を有する画像処理装置1であったが、第2の実施形態では、プリンタ、スキャナおよびホストコンピュータからなるシステムが、同様の機能を発揮する。以下、第2の実施形態について説明する。
図11は第2の実施形態における画像処理システムのハードウェア構成を示した図である。図11に示すように、画像処理システム100は、ホストコンピュータ101と、プリンタ102と、スキャナ103とを備えている。ホストコンピュータ101は、プリンタ102およびスキャナ103に処理を行わせるホスト装置であり、CPU110、ROM111、RAM112、ハードディスク113、CD−ROM114を読み込み可能なCD−ROMドライブ115およびI/F116を備えている。ホストコンピュータ101と、プリンタ102およびスキャナ103は、I/F116を介して相互に接続されており、各種の実行命令およびデータなどを授受することができる。また、ハードディスク113には、画像処理プログラムの他に、第1の実施形態で述べた、図6に示す補正値の初期値、濃度補正テーブルなどのデータも記憶されている。
ホストコンピュータ101は、所定のオペレーションシステムの下で、ハードディスク113から画像処理プログラムを読み出し、ホストコンピュータ101内部に備わるRAM112に記憶させて、プログラムを実行する。プログラムを実行すると、ホストコンピュータ101がプリンタ102およびスキャナ103のホスト装置として動作することにより、画像処理システム100が機能する。なお、画像処理プログラムは、CD−ROM114に記録された状態でユーザーに供給され、CD−ROMドライブ115より読み出して、ホストコンピュータ101内部に備わるハードディスク113に記録するようにしている。もっとも、プログラムを供給する形態はCD−ROM114に限ることなく、DVD−ROMなどの光ディスク、フレキシブルディスク等の磁気ディスク、光磁気ディスク、不揮発性メモリを備えた記録媒体であってもよい。また、インターネットなどのネットワーク回線を通じて、画像処理プログラムをホストコンピュータ101に供給するようにしてもよい。
図12は、画像処理システム100の機能的構成を示した図である。図12に示すように、画像処理システム100は、画像データ取得部20と、パッチ生成部24と、補正制御部22と、プリンタ102に印刷を実行する旨の印刷命令および画像データを送信する印刷命令部120、スキャナ103に画像の読取りを実行する旨の読取命令を送信する読取命令部121と、を備えている。また、プリンタ102は、色変換・補正部21と、スクリーン処理部23と、印刷エンジン3とを備え、スキャナ103は、読取エンジン4を備えている。なお、第1の実施形態である画像処理装置1と同様の処理を行う構成には、同じ符号を付与している。
図13は、画像処理システム100が行う処理を示したフローチャートである。以下、フローチャートに従って、画像処理システム100が行う処理について説明する。
処理を開始すると、始めに、ステップS200において、パッチ生成部24がパッチデータを生成する。
次に、ステップS201において、CPU110が、ハードディスク113に記憶されたデータを読み出すことにより、補正制御部22は、図6に示した補正値の初期値を取得する。
次に、ステップS202において、印刷命令部120は、パッチデータ、図6に示した初期補正値、および印刷を行う旨の印刷命令をI/F116を介してプリンタ102に送信する。プリンタ102が印刷命令を受信すると、色変換・補正部21は、受信した補正値に基づいてパッチデータに色変換・補正を行い、スクリーン処理部23がスクリーン処理を施す。各種の処理が施されたパッチデータに基づいて、印刷エンジン3がパッチシートを印刷する。
次に、ステップS203において、読取命令部121は、スキャナ103にパッチシートを読み取る旨の読取命令を送信する。このとき、ホストコンピュータ101は、液晶パネルなどに、ユーザにパッチシートをスキャナ103にセットする旨のメッセージを表示させ、パッチシートがセットされると、スキャナ103はパッチシートを読み取り、パッチ読取データを取得する。スキャナ103はパッチ読取データをホストコンピュータ101に送信する。
次にステップS204〜S208の処理は、補正制御部22が、第1の実施形態にあるステップS6〜S10と同様の処理を行う。すなわち、ステップS204において、補正制御部22は、I/F116を介して受信したパッチ読取データに基づいて、パッチ読取画像の位置を補正する。ステップS205において、濃度パッチの濃度を取得し、ステップS206において、面内誤差を判定する。面内誤差がないと判断されると、ステップS207において、濃度補正テーブルを生成する処理を行い、補正値をハードディスク113の濃度補正テーブルに記憶する。面内誤差があると判断されると、ステップS208において、印刷エンジン3のキャリブレーションを行い、再度パッチシートの印刷を行う。
以上の処理を行うことによって、第1の実施形態と同様に濃度補正テーブルが生成される。次に、生成した濃度補正テーブルを用いて、印刷する処理について説明する。図14は、第2の実施形態における印刷処理のフローチャートである。以下、フローチャートに従って、説明する。
印刷処理を開始すると、始めに、ステップS300において、画像データ取得部20が画像データを取得する。ここでは、ハードディスク113に記憶された画像データ、またはCD−ROMドライブ115にセットされたCD−ROM114に記憶された画像データを、読み出すようにして取得する。
次に、ステップS301〜S304では、補正制御部22が第1の実施形態の画像処理装置1のステップS102〜S104およびS106と同様の処理を行う。
次に、ステップS305において、印刷命令部120は、画像データ、補正値、および印刷を行う旨の印刷命令をI/F116を介してプリンタ102に送信する。印刷命令を受信すると、プリンタ102の色変換・補正部21は、受信した補正値に基づいて色変換・濃度補正を行い、スクリーン処理部23がスクリーン処理を施した画像を、印刷エンジン3が印刷する。
以上に述べた第2の実施形態によれば、文字の大きさごとに適切に濃度を補正する画像処理システムを得ることができる。
以上、本発明の第1および第2の実施形態について説明したが、本発明はこうした実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において様々な形態で実施することもできる。以下、変形例を挙げて説明する。
(変形例1)
前記実施形態では、1つの文字を印刷したパッチ画像から、全文字に適用する補正値を算出した。第1の変形例では、例えば、“あ”、“い”、…といった、文字ごとにパッチ画像を印刷し、補正値を取得することにより、文字ごとに補正値を算出する。このようにすれば、文字ごとに適切な補正を行うことができるようになる。
前記実施形態では、1つの文字を印刷したパッチ画像から、全文字に適用する補正値を算出した。第1の変形例では、例えば、“あ”、“い”、…といった、文字ごとにパッチ画像を印刷し、補正値を取得することにより、文字ごとに補正値を算出する。このようにすれば、文字ごとに適切な補正を行うことができるようになる。
(変形例2)
前記実施形態では、画像データの印刷に先立ち、パッチ画像を印刷して、補正値を算出してから印刷を行っていた。第2の変形例では、画像データを印刷するために必要となる条件のみについて補正値を求めるようにする。すなわち、印刷する画像データを解釈して、画像データに含まれる条件を取得してから、パッチシートには、画像データに含まれる条件のパッチ画像のみを印刷する。そして、画像データを印刷するために必要となる補正値のみを算出する。このようにすれば、印刷しようとしている画像データに不要な補正値を算出する必要がなくなる。
前記実施形態では、画像データの印刷に先立ち、パッチ画像を印刷して、補正値を算出してから印刷を行っていた。第2の変形例では、画像データを印刷するために必要となる条件のみについて補正値を求めるようにする。すなわち、印刷する画像データを解釈して、画像データに含まれる条件を取得してから、パッチシートには、画像データに含まれる条件のパッチ画像のみを印刷する。そして、画像データを印刷するために必要となる補正値のみを算出する。このようにすれば、印刷しようとしている画像データに不要な補正値を算出する必要がなくなる。
(変形例3)
前記第2の実施形態では、読取り部としてパッチシートを読み取る機器が、スキャナ103であったが、これに限られることなく、複写機、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラなどの機器によりパッチシートを読み取るとしてもよい。
前記第2の実施形態では、読取り部としてパッチシートを読み取る機器が、スキャナ103であったが、これに限られることなく、複写機、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラなどの機器によりパッチシートを読み取るとしてもよい。
(変形例4)
前記第2の実施形態では、ホストコンピュータ101が補正制御部22を備えたシステムであった。第4の変形例としては、第2の実施形態にある画像処理システム100に対して、プリンタ102に補正制御部22が備わる画像処理システムとしてもよい。また、ホストコンピュータ101に色変換・補正部21が備わる画像処理システムとしてもよい。
前記第2の実施形態では、ホストコンピュータ101が補正制御部22を備えたシステムであった。第4の変形例としては、第2の実施形態にある画像処理システム100に対して、プリンタ102に補正制御部22が備わる画像処理システムとしてもよい。また、ホストコンピュータ101に色変換・補正部21が備わる画像処理システムとしてもよい。
(変形例5)
前記第2の実施形態では、画像処理システム100において、プリンタ102およびスキャナ103が、ホストコンピュータ101に接続されていたが、プリンタ102およびスキャナ103からなるシステムとすることもできる。すなわち、印刷エンジン3を備えたプリンタと、読取エンジン4を備えたスキャナとが、ホストコンピュータを介することなく相互に接続され、プリンタまたはスキャナのいずれかに備えた補正制御部が補正値を算出することにより、画像処理システム100としての機能を果たすことができる。
前記第2の実施形態では、画像処理システム100において、プリンタ102およびスキャナ103が、ホストコンピュータ101に接続されていたが、プリンタ102およびスキャナ103からなるシステムとすることもできる。すなわち、印刷エンジン3を備えたプリンタと、読取エンジン4を備えたスキャナとが、ホストコンピュータを介することなく相互に接続され、プリンタまたはスキャナのいずれかに備えた補正制御部が補正値を算出することにより、画像処理システム100としての機能を果たすことができる。
(変形例6)
前記実施形態では、補正値を算出する際に、最も大きい文字を基準として求めた補正値により、濃度の補正を行った。濃度の補正においては、各サイズの文字のうち、最も濃度の大きい文字を基準としてもよい。また、予め有している濃度設定ごとに濃度の基準値を設定しておき、基準値と読み取った文字の濃度との差から補正値を算出してもよい。
前記実施形態では、補正値を算出する際に、最も大きい文字を基準として求めた補正値により、濃度の補正を行った。濃度の補正においては、各サイズの文字のうち、最も濃度の大きい文字を基準としてもよい。また、予め有している濃度設定ごとに濃度の基準値を設定しておき、基準値と読み取った文字の濃度との差から補正値を算出してもよい。
(変形例7)
第7の変形例では、算出した補正値を、EEPROM(図示なし)などの書き込み可能な不揮発性のメモリに記憶して、補正値を保存する。このようにすれば、過去に算出した条件については補正値を算出するための処理が不要になる。
第7の変形例では、算出した補正値を、EEPROM(図示なし)などの書き込み可能な不揮発性のメモリに記憶して、補正値を保存する。このようにすれば、過去に算出した条件については補正値を算出するための処理が不要になる。
(変形例8)
前記実施形態では、補正を行う際には、補正特性および最小文字サイズである3ポイントの補正値から補正値を算出していたが、各文字サイズにおける補正値を全て濃度補正テーブルに記憶して、テーブルから補正値を直接取得するようにしてもよい。
前記実施形態では、補正を行う際には、補正特性および最小文字サイズである3ポイントの補正値から補正値を算出していたが、各文字サイズにおける補正値を全て濃度補正テーブルに記憶して、テーブルから補正値を直接取得するようにしてもよい。
(変形例9)
前記実施形態では、補正制御部22は、CPU10がROM11から読み出したプログラムを実行することにより機能していたが、補正制御部22がASIC(Application Specific Integrated Circuit)で構成されていてもよい。
前記実施形態では、補正制御部22は、CPU10がROM11から読み出したプログラムを実行することにより機能していたが、補正制御部22がASIC(Application Specific Integrated Circuit)で構成されていてもよい。
(変形例10)
濃度補正テーブルを記憶するROM11の記憶領域に容量制限があるような場合には、例えば、補正値が大きくなる印刷条件の補正値のみを記憶するようにして、補正を行うことによる効果が大きい印刷条件についてのみ補正を行うようにするとよい。
濃度補正テーブルを記憶するROM11の記憶領域に容量制限があるような場合には、例えば、補正値が大きくなる印刷条件の補正値のみを記憶するようにして、補正を行うことによる効果が大きい印刷条件についてのみ補正を行うようにするとよい。
(変形例11)
前記実施形態では、画像処理装置1は、露光・現像・転写による印刷を行う印刷エンジン3を備えた4サイクルのレーザプリンタであったが、いわゆるタンデム式のプリンタやモノクロのプリンタであってもよい。また、インクジェットプリンタなど、他の印刷方式のプリンタであってもよい。また、本発明は、プリンタに限らず複写機などにも適用することができる。
前記実施形態では、画像処理装置1は、露光・現像・転写による印刷を行う印刷エンジン3を備えた4サイクルのレーザプリンタであったが、いわゆるタンデム式のプリンタやモノクロのプリンタであってもよい。また、インクジェットプリンタなど、他の印刷方式のプリンタであってもよい。また、本発明は、プリンタに限らず複写機などにも適用することができる。
1…画像処理装置、2…コントローラ、3…印刷部としての印刷エンジン、4…読取部としての読取エンジン、10…CPU、11…ROM、12…RAM、20…画像データ取得部、21…補正部としての色変換・補正部、22…補正値算出部としての補正制御部、23…スクリーン処理部、24…パッチデータ生成部としてのパッチ生成部、30…マーク、100…画像処理システム、101…ホスト装置としてのホストコンピュータ、102…印刷装置としてのプリンタ、103…読取装置としてのスキャナ、113…ハードディスク、110…CPU、111…ROM、112…RAM、114…記録媒体としてのCD−ROM、115…CD−ROMドライブ、116…インターフェイス、120…印刷命令部、121…読取命令部。
Claims (11)
- 画像データに基づく印刷結果である画像の濃度を補正するための画像処理装置であって、
互いに大きさが異なる複数の文字を含むパッチ画像を表すパッチデータを生成するパッチデータ生成部と、
前記パッチデータに基づいて、パッチ画像を印刷する印刷部と、
前記印刷したパッチ画像から、パッチ画像の濃度を読み取る読取部と、
前記読み取ったパッチ画像の濃度から文字ごとの濃度を取得することにより、画像の濃度を補正するための補正値を、文字の大きさごとに算出する補正値算出部と、
前記補正値に基づいて濃度を文字の大きさごとに補正する補正部と、を備えることを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1に記載の画像処理装置において、
前記補正部は、前記大きさが異なる複数の文字のうちいずれかの1つの文字を基準として、前記基準とした文字と他の文字との濃度の差分に基づいて、他の文字についての補正値を算出することを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1または2に記載の画像処理装置において、
前記印刷部は、前記パッチ画像を1枚の用紙に印刷することを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1ないし3のいずれか一項に記載の画像処理装置において、
前記パッチ画像は、複数の文字書体の文字を含み、
前記補正部は、前記文字書体ごとの濃度から算出した補正値に基づいて、文字書体ごとに画像データを補正することを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1ないし4のいずれか一項に記載の画像処理装置において、
前記印刷部が、カラー印刷を行うための複数の色材を用いて印刷する場合に、
前記パッチ画像は、前記色材に対応する色ごとの文字を含み、
前記補正部は、前記色材に対応する色ごとの濃度から算出した補正値に基づいて、前記色材に対応する色ごとに画像データを補正することを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1ないし5のいずれか一項に記載の画像処理装置において、
前記パッチデータに対して、複数種類の画像処理を施すことができる場合に、
前記印刷部は、互いに異なる種類の画像処理を施したパッチデータに基づいて印刷し、
前記補正部は、前記画像処理ごとの濃度から算出した補正値に基づいて、前記画像処理ごとに前記画像データを補正することを特徴とする画像処理装置。 - 画像データに基づいて用紙に印刷を行う印刷装置と、印刷された画像の濃度を読み取る読取装置と、前記印刷装置および前記読取装置のホスト装置と、を備え、前記印刷装置が印刷する画像の濃度を補正するための画像処理システムであって、
前記ホスト装置は、
互いに大きさが異なる複数の文字を含むパッチ画像を表すパッチデータを生成するパッチデータ生成部と、
前記パッチデータを前記印刷装置に送信することにより、前記印刷装置にパッチ画像を印刷させる印刷命令部と、
前記印刷装置が印刷したパッチ画像を、前記読取装置に読み取らせる読取命令部と、
前記読み取ったパッチ画像の濃度から文字ごとの濃度を取得することにより、画像の濃度を補正するための補正値を、文字の大きさごとに算出する補正値算出部と、を有することを特徴とする画像処理システム。 - 画像データに基づく印刷結果である画像の濃度を補正するための画像処理方法であって、
互いに大きさが異なる複数の文字を含むパッチ画像を表すパッチデータを生成するパッチデータ生成工程と、
前記パッチデータに基づいて、パッチ画像を印刷する印刷工程と、
前記印刷したパッチ画像から、パッチ画像の濃度を読み取る読取工程と、
前記読み取ったパッチ画像の濃度から文字ごとの濃度を取得することにより、画像の濃度を補正するための補正値を、文字の大きさごとに算出する補正値算出工程と、
前記補正値に基づいて濃度を文字の大きさごとに補正する補正工程と、を備えることを特徴とする画像処理方法。 - 画像データに基づいて用紙に印刷を行う印刷装置と、印刷された画像の濃度を読み取る読取装置と、前記印刷装置および前記読取装置のホスト装置と、を備えた画像処理システムにおいて、前記印刷装置が印刷する画像の濃度を補正するための画像処理方法であって、
互いに大きさが異なる複数の文字を含むパッチ画像を表すパッチデータを生成するパッチデータ生成工程と、
前記パッチデータを前記印刷装置に送信することにより、前記印刷装置にパッチ画像を印刷させる印刷命令工程と、
前記印刷装置が印刷したパッチ画像を、前記読取装置に読み取らせる読取命令工程と、
前記読み取ったパッチ画像の濃度から文字ごとの濃度を取得することにより、画像の濃度を補正するための補正値を、文字の大きさごとに算出する補正値算出工程と、を有することを特徴とする画像処理方法。 - 画像データに基づいて用紙に印刷を行う印刷装置と、印刷された画像の濃度を読み取る読取装置と、前記印刷装置および前記読取装置のホスト装置と、を備えた画像処理システムにおいて、前記印刷装置が印刷する画像の濃度を補正するための画像処理プログラムであって、
前記ホスト装置を、
互いに大きさが異なる複数の文字を含むパッチ画像を表すパッチデータを生成するパッチデータ生成部、
前記パッチデータを前記印刷装置に送信することにより、前記印刷装置にパッチ画像を印刷させる印刷命令部、
前記印刷装置が印刷したパッチ画像を、前記読取装置に読み取らせる読取命令部、
前記読み取ったパッチ画像の濃度から文字ごとの濃度を取得することにより、画像の濃度を補正するための補正値を、文字の大きさごとに算出する補正値算出部、として機能させることを特徴とする画像処理プログラム。 - 請求項10に記載の画像処理プログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005016493A JP2006210981A (ja) | 2005-01-25 | 2005-01-25 | 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、画像処理プログラムおよび画像処理プログラムを記録した記録媒体 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005016493A JP2006210981A (ja) | 2005-01-25 | 2005-01-25 | 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、画像処理プログラムおよび画像処理プログラムを記録した記録媒体 |
Publications (1)
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ID=36967383
Family Applications (1)
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JP2005016493A Withdrawn JP2006210981A (ja) | 2005-01-25 | 2005-01-25 | 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、画像処理プログラムおよび画像処理プログラムを記録した記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006210981A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011114516A (ja) * | 2009-11-26 | 2011-06-09 | Ricoh Co Ltd | 画像処理装置,キャリブレーション方法,プログラム,および記録媒体 |
JP2012080226A (ja) * | 2010-09-30 | 2012-04-19 | Fujifilm Corp | 色値取得方法、画像処理方法、色値取得装置、画像処理装置及びプログラム |
JP2014082776A (ja) * | 2013-12-12 | 2014-05-08 | Ricoh Co Ltd | 画像処理装置,キャリブレーション方法,プログラム,および記録媒体 |
-
2005
- 2005-01-25 JP JP2005016493A patent/JP2006210981A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012080226A (ja) * | 2010-09-30 | 2012-04-19 | Fujifilm Corp | 色値取得方法、画像処理方法、色値取得装置、画像処理装置及びプログラム |
JP2014082776A (ja) * | 2013-12-12 | 2014-05-08 | Ricoh Co Ltd | 画像処理装置,キャリブレーション方法,プログラム,および記録媒体 |
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