JP2000247001A - 画像処理方法および画像処理装置 - Google Patents
画像処理方法および画像処理装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 キャリブレーションを行う場合に、ユーザが
画像記録装置において選択されている記録媒体のサイズ
もしくは形状を意識することなく、容易にキャリブレー
ション用のチャート出力を行うことを可能とする。 【解決手段】 画像記録装置に設定されている用紙のサ
イズを判別し(S201)、この判別に応じてそれぞれ
異なるチャートを出力する(S202,S205,S2
08)。すなわち、チャートの形状や記録されるパッチ
の配置が異なるチャートを、上記判別に応じて出力し、
また、そのチャートに応じた濃度データの取得などを行
う(S203,S204,S206,S207,S20
9,S210)。
画像記録装置において選択されている記録媒体のサイズ
もしくは形状を意識することなく、容易にキャリブレー
ション用のチャート出力を行うことを可能とする。 【解決手段】 画像記録装置に設定されている用紙のサ
イズを判別し(S201)、この判別に応じてそれぞれ
異なるチャートを出力する(S202,S205,S2
08)。すなわち、チャートの形状や記録されるパッチ
の配置が異なるチャートを、上記判別に応じて出力し、
また、そのチャートに応じた濃度データの取得などを行
う(S203,S204,S206,S207,S20
9,S210)。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理方法およ
び画像処理装置に関し、詳しくは、画像処理における変
換、補正などに用いられるデータのキャリブレーション
を行うためのチャート出力に関するものである。
び画像処理装置に関し、詳しくは、画像処理における変
換、補正などに用いられるデータのキャリブレーション
を行うためのチャート出力に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、プリンタ等の画像記録装置におい
ては、写真調画質など高品位なプリント出力が求められ
ている。一方、プリンタ等における画像品位は、プリン
タの経年変化や使用環境の変化などに応じて劣化する場
合がある。このような場合に、初期のプリント品位を維
持するべくキャリブレーションが行われることが知られ
ている。
ては、写真調画質など高品位なプリント出力が求められ
ている。一方、プリンタ等における画像品位は、プリン
タの経年変化や使用環境の変化などに応じて劣化する場
合がある。このような場合に、初期のプリント品位を維
持するべくキャリブレーションが行われることが知られ
ている。
【0003】このキャリブレーションでは、まず所定の
キャリブレーションチャートを紙などの記録媒体上に記
録出力する。そして、このチャートをスキャナ等の画像
入力装置で読み込み、この読み取り結果に基づき、記録
データを生成する画像処理で参照するルックアップテー
ブル等、画像データの変換や補正に用いられるデータを
更新する処理を行う。
キャリブレーションチャートを紙などの記録媒体上に記
録出力する。そして、このチャートをスキャナ等の画像
入力装置で読み込み、この読み取り結果に基づき、記録
データを生成する画像処理で参照するルックアップテー
ブル等、画像データの変換や補正に用いられるデータを
更新する処理を行う。
【0004】通常、このようなキャリブレーション処理
の際に記録出力されるチャートのパターンは一種類のみ
である。また、このキャリブレーション用チャートのパ
ターンを構成する各階調ごとのパッチの数や配置等は、
読み込みを行う画像入力装置の画像読み取り精度、読み
取り範囲等の条件による制約を受けることから、チャ−
トのパターンは、予めある特定のサイズ、形状の記録媒
体を前提として作成されるのが一般的である。
の際に記録出力されるチャートのパターンは一種類のみ
である。また、このキャリブレーション用チャートのパ
ターンを構成する各階調ごとのパッチの数や配置等は、
読み込みを行う画像入力装置の画像読み取り精度、読み
取り範囲等の条件による制約を受けることから、チャ−
トのパターンは、予めある特定のサイズ、形状の記録媒
体を前提として作成されるのが一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来
は、キャリブレーションにおいて出力できるチャートは
一種類のみであり、また、そのチャートが前提としてい
る記録媒体のサイズなどが存在している。このため、プ
リンタ等の画像記録装置において装填または選択されて
いる記録媒体が、そのプリンタが出力するチャートが前
提としているサイズと異なる場合、チャート出力の度
に、チャートが前提としている記録媒体を自動的に選択
し直すかあるいはユーザにそのチャート用の記録媒体を
正しく選択することを促すメッセージを表示する等の必
要があった。また、特に、大型の口一ル紙を記録媒体と
して用い、同時に装着できるロール紙が一種類のみであ
る装置では、前提としている記録媒体が異なる場合、こ
のロール紙用カセットの入れ換えを行わねばならない場
合があり、ユーザーにとって時間と労力の両面で大きな
負担となっていた。
は、キャリブレーションにおいて出力できるチャートは
一種類のみであり、また、そのチャートが前提としてい
る記録媒体のサイズなどが存在している。このため、プ
リンタ等の画像記録装置において装填または選択されて
いる記録媒体が、そのプリンタが出力するチャートが前
提としているサイズと異なる場合、チャート出力の度
に、チャートが前提としている記録媒体を自動的に選択
し直すかあるいはユーザにそのチャート用の記録媒体を
正しく選択することを促すメッセージを表示する等の必
要があった。また、特に、大型の口一ル紙を記録媒体と
して用い、同時に装着できるロール紙が一種類のみであ
る装置では、前提としている記録媒体が異なる場合、こ
のロール紙用カセットの入れ換えを行わねばならない場
合があり、ユーザーにとって時間と労力の両面で大きな
負担となっていた。
【0006】このように、従来のキャリブレーション用
チャートの出力では、ユーザに比較的大きな労力を課し
ており、特に最近のようにパーソナルコンピュータやそ
の情報出力装置としてのプリンタが普及し手軽に用いら
れる環境では、上述したチャート出力の負担は顕著に大
きなものとなる。
チャートの出力では、ユーザに比較的大きな労力を課し
ており、特に最近のようにパーソナルコンピュータやそ
の情報出力装置としてのプリンタが普及し手軽に用いら
れる環境では、上述したチャート出力の負担は顕著に大
きなものとなる。
【0007】また、スキャナ等の読取装置によって、記
録できるチャートもしくは記録媒体のサイズ等が予め固
定的に定められていることは、例えばネットワークを構
築する際にスキャナやプリンタの選択に制約を受け、ネ
ットワーク設計の自由度が低下することにもなる。
録できるチャートもしくは記録媒体のサイズ等が予め固
定的に定められていることは、例えばネットワークを構
築する際にスキャナやプリンタの選択に制約を受け、ネ
ットワーク設計の自由度が低下することにもなる。
【0008】本発明は、上述した問題を解消するために
なされたものであり、その目的とするところは、ユーザ
が画像記録装置において選択されている記録媒体のサイ
ズもしくは形状を意識することなく、キャリブレーショ
ンの特にチャート出力を容易に行うことができる画像処
理方法および画像処理装置を提供することにある。
なされたものであり、その目的とするところは、ユーザ
が画像記録装置において選択されている記録媒体のサイ
ズもしくは形状を意識することなく、キャリブレーショ
ンの特にチャート出力を容易に行うことができる画像処
理方法および画像処理装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明で
は、記録媒体に記録を行う画像記録装置に関する画像処
理についてキャリブレーションを行う画像処理方法であ
って、画像記録装置において設定されている記録媒体の
サイズを判別し、該判別した記録媒体のサイズに応じ
て、異なる種類のキャリブレーション用のチャートを前
記画像記録装置に出力させるステップを有したことを特
徴とする。
は、記録媒体に記録を行う画像記録装置に関する画像処
理についてキャリブレーションを行う画像処理方法であ
って、画像記録装置において設定されている記録媒体の
サイズを判別し、該判別した記録媒体のサイズに応じ
て、異なる種類のキャリブレーション用のチャートを前
記画像記録装置に出力させるステップを有したことを特
徴とする。
【0010】また、記録媒体に記録を行う画像記録装置
に関する画像処理についてキャリブレーションを行う画
像処理装置であって、画像記録装置において設定されて
いる記録媒体のサイズを判別する判別手段と、該判別し
た記録媒体のサイズに応じて、異なる種類のキャリブレ
ーション用のチャートを前記画像記録装置に出力させる
出力手段とを有したことを特徴とする。
に関する画像処理についてキャリブレーションを行う画
像処理装置であって、画像記録装置において設定されて
いる記録媒体のサイズを判別する判別手段と、該判別し
た記録媒体のサイズに応じて、異なる種類のキャリブレ
ーション用のチャートを前記画像記録装置に出力させる
出力手段とを有したことを特徴とする。
【0011】以上の構成によれば、画像記録装置に設定
されている記録媒体のサイズに応じてキャリブレーショ
ン用のチャートが出力されるので、画像記録装置に想定
されているチャートが一種類の場合のように、出力する
チャートに合わせて記録媒体を交換する等の操作を行わ
なくて済む。
されている記録媒体のサイズに応じてキャリブレーショ
ン用のチャートが出力されるので、画像記録装置に想定
されているチャートが一種類の場合のように、出力する
チャートに合わせて記録媒体を交換する等の操作を行わ
なくて済む。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態を詳細に説明する。
実施形態を詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明の一実施形態に係わる画像
処理システムの構成を示すブロック図である。同図に示
すシステムは、ホスト装置としてのパーソナルコンピュ
ータ(PC)201と画像記録装置としてのプリンタ2
03とを有して構成される。
処理システムの構成を示すブロック図である。同図に示
すシステムは、ホスト装置としてのパーソナルコンピュ
ータ(PC)201と画像記録装置としてのプリンタ2
03とを有して構成される。
【0014】プリンタ203は、インクジェット方式の
ヘッドを用い、このヘッドを走査させて記録を行う、い
わゆるシリアルタイプのものである。本実施形態の記録
ヘッドは、熱エネルギーを利用してインクに気泡を生じ
させてインクを吐出する方式であり、シアン(C)、マ
ゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)のイン
クに加え、シアンおよびマゼンタについてより濃度の低
い淡シアン(C’)及び淡マゼンタ(M’)それぞれの
インクについて記録ヘッドを備える。本実施形態では、
後述のチャート出力において記録用紙の幅に応じてチャ
ート記録の範囲を変える場合、ヘッドの走査範囲を変え
ることによってこれに対応することができる。
ヘッドを用い、このヘッドを走査させて記録を行う、い
わゆるシリアルタイプのものである。本実施形態の記録
ヘッドは、熱エネルギーを利用してインクに気泡を生じ
させてインクを吐出する方式であり、シアン(C)、マ
ゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)のイン
クに加え、シアンおよびマゼンタについてより濃度の低
い淡シアン(C’)及び淡マゼンタ(M’)それぞれの
インクについて記録ヘッドを備える。本実施形態では、
後述のチャート出力において記録用紙の幅に応じてチャ
ート記録の範囲を変える場合、ヘッドの走査範囲を変え
ることによってこれに対応することができる。
【0015】なお、本発明の適用は上述したシリアルタ
イプのものに限られないことは明らかである。例えば、
記録媒体の幅に対応してインク吐出口を配列したいわゆ
るフルラインタイプのヘッドを用いた場合にも本発明を
適用できる。この場合、上記記録範囲の変更は、記録に
用いる吐出口の範囲を変えることによって可能となる。
また、記録方式についても、上記熱エネルギーを利用す
るタイプのほか、ピエゾ方式によるものなども用いるこ
とができ、本発明の適用が記録方式によっては限定され
ない。さらには、インクジェット方式に限られず、熱転
写方式、感熱方式など他の種々の方式を用いた場合にも
本発明を適用できることは勿論である。
イプのものに限られないことは明らかである。例えば、
記録媒体の幅に対応してインク吐出口を配列したいわゆ
るフルラインタイプのヘッドを用いた場合にも本発明を
適用できる。この場合、上記記録範囲の変更は、記録に
用いる吐出口の範囲を変えることによって可能となる。
また、記録方式についても、上記熱エネルギーを利用す
るタイプのほか、ピエゾ方式によるものなども用いるこ
とができ、本発明の適用が記録方式によっては限定され
ない。さらには、インクジェット方式に限られず、熱転
写方式、感熱方式など他の種々の方式を用いた場合にも
本発明を適用できることは勿論である。
【0016】図1に示すように、ホスト装置201には
画像読取装置としてのスキャナ206が接続しており、
これにより、後述のチャート読み取りを初めとして、ス
キャナ206が読み取った画像の処理を行うことができ
る。
画像読取装置としてのスキャナ206が接続しており、
これにより、後述のチャート読み取りを初めとして、ス
キャナ206が読み取った画像の処理を行うことができ
る。
【0017】以上示した画像処理システムでは、プリン
タ及びスキャナがそれぞれ一台づつ示されるが、ネット
ワーク化されたシステムでは、これらが複数接続してい
ても良い。このようなシステムにおいて、キャリブレー
ションを行う場合は、キャリブレーションの対象として
選択されたプリンタで設定されている記録媒体のサイズ
に応じてチャート出力が行われることになる。なお、本
明細書では、キャリブレーションのチャート出力に関し
て後述の処理を行う、ホスト装置とプリンタとを有した
システムを画像処理装置とも称し、これには、上述のネ
ットワーク化されたシステムや複写機、さらには単体で
後述のようなチャート出力を行うようにされたプリンタ
が含まれる。
タ及びスキャナがそれぞれ一台づつ示されるが、ネット
ワーク化されたシステムでは、これらが複数接続してい
ても良い。このようなシステムにおいて、キャリブレー
ションを行う場合は、キャリブレーションの対象として
選択されたプリンタで設定されている記録媒体のサイズ
に応じてチャート出力が行われることになる。なお、本
明細書では、キャリブレーションのチャート出力に関し
て後述の処理を行う、ホスト装置とプリンタとを有した
システムを画像処理装置とも称し、これには、上述のネ
ットワーク化されたシステムや複写機、さらには単体で
後述のようなチャート出力を行うようにされたプリンタ
が含まれる。
【0018】図1に示すように、プリンタ203は、記
録媒体としてロール紙タイプの記録紙を採用し、そのた
めにロール紙カセット205を備える。ロールタイプ記
録紙は、写真を大きく引き伸ばして記録したり、大判の
ポスターなどの記録を行うのに適している。一方、用紙
カセットは比較的大きなものであり、このような理由か
ら、本実施形態のプリンタは、用紙カセットを一種類の
み装填し、記録に用いる用紙のサイズなどの種類に応じ
てカセットを交換して適した種類の用紙を用いることが
できる。
録媒体としてロール紙タイプの記録紙を採用し、そのた
めにロール紙カセット205を備える。ロールタイプ記
録紙は、写真を大きく引き伸ばして記録したり、大判の
ポスターなどの記録を行うのに適している。一方、用紙
カセットは比較的大きなものであり、このような理由か
ら、本実施形態のプリンタは、用紙カセットを一種類の
み装填し、記録に用いる用紙のサイズなどの種類に応じ
てカセットを交換して適した種類の用紙を用いることが
できる。
【0019】本実施形態では、プリンタの用紙サイズと
して、A4サイズ系の出カが可能なA4ロール紙、用紙
幅がはがきの短辺の長さであるハガキサイズの出カが可
能なハガキサイズロール紙1、および用紙幅がはがきの
長辺の長さであるハガキサイズの出力が可能なハガキサ
イズロール紙2が選択可能であり、これに応じてそれぞ
れのカセットが用意される。上述のように、用紙カセッ
トは一種類のみが装着可能であり、プリンタ203には
この装着されたカセットの種類、すなわち用紙サイズを
検知できる用紙サイズ検知部204が設けられる。これ
により、A4ロール紙、ハガキサイズロール紙1または
ハガキサイズロール紙2のうちいずれかが装着されてい
るかについて検知することができる。
して、A4サイズ系の出カが可能なA4ロール紙、用紙
幅がはがきの短辺の長さであるハガキサイズの出カが可
能なハガキサイズロール紙1、および用紙幅がはがきの
長辺の長さであるハガキサイズの出力が可能なハガキサ
イズロール紙2が選択可能であり、これに応じてそれぞ
れのカセットが用意される。上述のように、用紙カセッ
トは一種類のみが装着可能であり、プリンタ203には
この装着されたカセットの種類、すなわち用紙サイズを
検知できる用紙サイズ検知部204が設けられる。これ
により、A4ロール紙、ハガキサイズロール紙1または
ハガキサイズロール紙2のうちいずれかが装着されてい
るかについて検知することができる。
【0020】本実施形態では、以下に示すキャリブレー
ションのための処理や、画像データを最終的にヘッドの
インク吐出データとする画像処理は、ホスト装置201
の例えばプリンタドライバによって実行される。画像処
理は、例えば、レッド(R)、グリーン(G)及びブル
ー(B)の輝度信号をC,M,Yの濃度信号に変換する
輝度濃度変換、そして、これによって得られたC,M,
Yの各信号に基づくマスキング補正、UCR及び黒生
成、さらには出力γ補正、二値化等の各処理を行うもの
である。
ションのための処理や、画像データを最終的にヘッドの
インク吐出データとする画像処理は、ホスト装置201
の例えばプリンタドライバによって実行される。画像処
理は、例えば、レッド(R)、グリーン(G)及びブル
ー(B)の輝度信号をC,M,Yの濃度信号に変換する
輝度濃度変換、そして、これによって得られたC,M,
Yの各信号に基づくマスキング補正、UCR及び黒生
成、さらには出力γ補正、二値化等の各処理を行うもの
である。
【0021】以下に説明するキャリブレーションは、上
述した処理のうち、C,M,Y,K,C’およびM’の
それぞれについて設けられる出力γ補正のルックアップ
テーブル(以下、LUTとも言う)に対して行われるも
のである。すなわち、上記の各処理はテーブル化されて
行われることが多く、キャリブレーションはこのような
テーブルの内容を新たに作成するためもしくはその内容
を更新するために行われるものである。本実施形態のキ
ャリブレーションでは、まず、上記γ補正のLUTによ
って補正がなされていない所定のC,M,Y,K,C’
およびM’の各データを直接プリンタ203に与えるこ
とにより6段階(後述の図3などでは一部パッチが3段
階に省略されて示される)の濃度のパッチからなるチャ
ートを記録する。そして、このチャートを読み取って得
られるR,G,Bのデータを所定の関係式、例えば、濃
度信号値(C,M,Y,K,C’,M’の値)=γ・
(1−R,G,B値/255)の式によって、C,M,
Y,K,C’,M’の各データを得、この6色のデータ
と上述のプリンタに直接入力した所定の6色のデータに
基づいてγ補正のLUTの内容を作成もしくは更新す
る。すなわち、上記所定のデータに対して、実際に得ら
れるデータは線形の関係が保持されておらず、このた
め、これら各6色のデータに基づき、プリンタにおける
入出力関係が線形となるようにそのテーブル内容を補正
するキャリブレーションを行う。
述した処理のうち、C,M,Y,K,C’およびM’の
それぞれについて設けられる出力γ補正のルックアップ
テーブル(以下、LUTとも言う)に対して行われるも
のである。すなわち、上記の各処理はテーブル化されて
行われることが多く、キャリブレーションはこのような
テーブルの内容を新たに作成するためもしくはその内容
を更新するために行われるものである。本実施形態のキ
ャリブレーションでは、まず、上記γ補正のLUTによ
って補正がなされていない所定のC,M,Y,K,C’
およびM’の各データを直接プリンタ203に与えるこ
とにより6段階(後述の図3などでは一部パッチが3段
階に省略されて示される)の濃度のパッチからなるチャ
ートを記録する。そして、このチャートを読み取って得
られるR,G,Bのデータを所定の関係式、例えば、濃
度信号値(C,M,Y,K,C’,M’の値)=γ・
(1−R,G,B値/255)の式によって、C,M,
Y,K,C’,M’の各データを得、この6色のデータ
と上述のプリンタに直接入力した所定の6色のデータに
基づいてγ補正のLUTの内容を作成もしくは更新す
る。すなわち、上記所定のデータに対して、実際に得ら
れるデータは線形の関係が保持されておらず、このた
め、これら各6色のデータに基づき、プリンタにおける
入出力関係が線形となるようにそのテーブル内容を補正
するキャリブレーションを行う。
【0022】なお、本実施形態では、上記関係式は、R
とC,C’、BとY、GとM,M’、およびR,G,B
の組み合わせとKそれぞれの対応関係について設けら
れ、これにより、それぞれの輝度信号から対応する濃度
信号を得ることができる。また、本実施形態のキャリブ
レーションは、上述のようにγ補正のLUTに対して行
われるものであるが、本発明はキャリブレーションの対
象によってその適用が限定されないことは勿論である。
とC,C’、BとY、GとM,M’、およびR,G,B
の組み合わせとKそれぞれの対応関係について設けら
れ、これにより、それぞれの輝度信号から対応する濃度
信号を得ることができる。また、本実施形態のキャリブ
レーションは、上述のようにγ補正のLUTに対して行
われるものであるが、本発明はキャリブレーションの対
象によってその適用が限定されないことは勿論である。
【0023】以上説明した本実施形態の画像処理装置に
基づくキャリブレーション処理について次に説明する。
基づくキャリブレーション処理について次に説明する。
【0024】図2は、本発明の位置実施形態にかかわる
キャリブレーション処理の手順を示すフローチャートで
ある。
キャリブレーション処理の手順を示すフローチャートで
ある。
【0025】ユーザーの指示などによりキャリブレーシ
ョンが指示されると、本処理手順が起動され、ステップ
S201で、まずプリンタに装着されている用紙カセッ
トの種類、すなわち用紙のサイズが判別される。本実施
形態では、上述したように、3種類の用紙サイズが想定
されており、この判別に応じてそれぞれのチャートが出
力される。
ョンが指示されると、本処理手順が起動され、ステップ
S201で、まずプリンタに装着されている用紙カセッ
トの種類、すなわち用紙のサイズが判別される。本実施
形態では、上述したように、3種類の用紙サイズが想定
されており、この判別に応じてそれぞれのチャートが出
力される。
【0026】図3、図4および図5は、それぞれA4サ
イズロール紙、ハガキサイズロール紙1およびハガキサ
イズロール紙2に対応するA4チャート、ハガキ1チャ
ートおよびハガキ2チャートをそれぞれ示す。
イズロール紙、ハガキサイズロール紙1およびハガキサ
イズロール紙2に対応するA4チャート、ハガキ1チャ
ートおよびハガキ2チャートをそれぞれ示す。
【0027】これらの図に示すように、各チャートは、
各インク色について、インク吐出デューティーで100
%から0%の範囲となる濃度範囲で、インク色に応じた
6段階の等濃度差で出力したパッチからなるものであ
る。また、各チャートは、それぞれの図に示すように、
矢印PFの方向に各ロール紙が搬送されてチャートの記
録が行われる。一方、スキャナによるそれぞれのチャー
トの読み取りは、読み取り範囲がすべてのチャートに同
一の105mmとなるよう図中矢印Sの方向に読み取り
のための走査が行われる。換言すれば、上記の各条件を
満たすように各チャートの形状などが定められる。この
結果、A4チャートは、縦105mm横297mmであ
り、ハガキ1チャートは、横が105mm、縦が297
mmとなっており、A4チャートを90度回転したサイ
ズになっている。また、ハガキ2チャートは、縦105
mm横148ミリのものを2枚用いる(図5におけるそ
れぞれ(a)、(b)に示すチャート)。なお、このハ
ガキ2チャートを出力するためのハガキロール紙2は、
その用紙幅がハガキと長辺(148mm)と同じ長さで
あり、同じ巻き数でもはがきロール紙1よりも多くの枚
数を採ることができるものである。
各インク色について、インク吐出デューティーで100
%から0%の範囲となる濃度範囲で、インク色に応じた
6段階の等濃度差で出力したパッチからなるものであ
る。また、各チャートは、それぞれの図に示すように、
矢印PFの方向に各ロール紙が搬送されてチャートの記
録が行われる。一方、スキャナによるそれぞれのチャー
トの読み取りは、読み取り範囲がすべてのチャートに同
一の105mmとなるよう図中矢印Sの方向に読み取り
のための走査が行われる。換言すれば、上記の各条件を
満たすように各チャートの形状などが定められる。この
結果、A4チャートは、縦105mm横297mmであ
り、ハガキ1チャートは、横が105mm、縦が297
mmとなっており、A4チャートを90度回転したサイ
ズになっている。また、ハガキ2チャートは、縦105
mm横148ミリのものを2枚用いる(図5におけるそ
れぞれ(a)、(b)に示すチャート)。なお、このハ
ガキ2チャートを出力するためのハガキロール紙2は、
その用紙幅がハガキと長辺(148mm)と同じ長さで
あり、同じ巻き数でもはがきロール紙1よりも多くの枚
数を採ることができるものである。
【0028】さらに、各チャートの端部には、読み取り
のための走査(スキャニング)が斜めに行われたことを
検知するために用いられるラインlsが上述の各パッチ
と同時に記録される。
のための走査(スキャニング)が斜めに行われたことを
検知するために用いられるラインlsが上述の各パッチ
と同時に記録される。
【0029】再び図2を参照すると、ステップS201
で、用紙サイズがA4サイズであると判別したときは、
ステップS202へ移行し、A4チャートの出力を行
う。これとともにユーザーに対し、表示等により、チャ
ートをスキャナにセットする旨の指示を行う。これに対
しユーザーがチャートのセットを行うと、ステップS2
03でチャートの読み取りを行う。そして、このスキャ
ニングを完了すると、A4チャート用の画像認裁ステッ
プ1(ステップS204)により、各バッチの濃度値な
どを取得する。
で、用紙サイズがA4サイズであると判別したときは、
ステップS202へ移行し、A4チャートの出力を行
う。これとともにユーザーに対し、表示等により、チャ
ートをスキャナにセットする旨の指示を行う。これに対
しユーザーがチャートのセットを行うと、ステップS2
03でチャートの読み取りを行う。そして、このスキャ
ニングを完了すると、A4チャート用の画像認裁ステッ
プ1(ステップS204)により、各バッチの濃度値な
どを取得する。
【0030】この画像認識処理は、図におけるチャート
の左半分および右半分に分けて個々に行う。後述するよ
うに両者は基本的に同一のアルゴリズムで行うことが可
能であるので、ここでは簡単のため、チャートの左半分
に対する処理のみを説明することとする。
の左半分および右半分に分けて個々に行う。後述するよ
うに両者は基本的に同一のアルゴリズムで行うことが可
能であるので、ここでは簡単のため、チャートの左半分
に対する処理のみを説明することとする。
【0031】まず、始めに斜め検知ラインlsの位置お
よび傾きの程度を、このラインの画素濃度とチャート用
の用紙pの濃度との差に基づいて求める。ここで、傾き
が所定のしきい値以上であった場合、ユーザーに対し、
斜めにスキャンした旨を知らせ、チャートの再スキャン
を要求する。
よび傾きの程度を、このラインの画素濃度とチャート用
の用紙pの濃度との差に基づいて求める。ここで、傾き
が所定のしきい値以上であった場合、ユーザーに対し、
斜めにスキャンした旨を知らせ、チャートの再スキャン
を要求する。
【0032】上述の斜め検知で所定のしきい値内にある
ことを判別すると、同処理で取得したライン位置を基準
としてまずブラックインクKのパッチ位置を検知し、図
6に示すような、所定の幅、高さのパッチ1列分に関す
る読み取りデータを切り出す。次に、このデータの中か
ら、斜め検知ラインの検知の場合と同様に画素濃度の差
異によって、最左端のパッチ位置を検出し、この位置を
基準として、図7に示すように所定幅分だけ切り出し、
さらにパッチ上端位置を同様の手法にて検知する。この
ようにして1つのパッチの読み取りデータを決定しその
読み取り濃度を取得することができる。最左端のパッチ
以外は最左端パッチ位置より規定量右方向へ進んだ位置
をパッチ位置として同様の処理を行うことができる。
ことを判別すると、同処理で取得したライン位置を基準
としてまずブラックインクKのパッチ位置を検知し、図
6に示すような、所定の幅、高さのパッチ1列分に関す
る読み取りデータを切り出す。次に、このデータの中か
ら、斜め検知ラインの検知の場合と同様に画素濃度の差
異によって、最左端のパッチ位置を検出し、この位置を
基準として、図7に示すように所定幅分だけ切り出し、
さらにパッチ上端位置を同様の手法にて検知する。この
ようにして1つのパッチの読み取りデータを決定しその
読み取り濃度を取得することができる。最左端のパッチ
以外は最左端パッチ位置より規定量右方向へ進んだ位置
をパッチ位置として同様の処理を行うことができる。
【0033】次のインク色であるC’については、図
中、下方向へ規定量移動し、上記と同様の処理により、
各パッチの読み取りデータを決定することができ、さら
に同様の処理を繰り返すことにより、左半分のデータ取
得を行うことができる。
中、下方向へ規定量移動し、上記と同様の処理により、
各パッチの読み取りデータを決定することができ、さら
に同様の処理を繰り返すことにより、左半分のデータ取
得を行うことができる。
【0034】チャートの左半分の処理終了後、チャート
の右半分についても、同様の処理により、各パッチの読
み取りデータの決定を行うことができる。
の右半分についても、同様の処理により、各パッチの読
み取りデータの決定を行うことができる。
【0035】以上のようにして得た読み取りデータに基
づき、ステップS211では、γ補正用テーブルの作成
もしくは補正を行う。この処理の概略は、前述したもの
であるが、例えば特開平5−220977号公報に記載
されている方法を用いることができる。
づき、ステップS211では、γ補正用テーブルの作成
もしくは補正を行う。この処理の概略は、前述したもの
であるが、例えば特開平5−220977号公報に記載
されている方法を用いることができる。
【0036】ステップS201で、プリンタに装着され
ている用紙のサイズがハガキサイズ1であると判別した
場合は、ステップS205からステップS207の処理
を行う。チャートの出力及び読み取りについては、上述
のA4チャートの場合とほぼ同様である。
ている用紙のサイズがハガキサイズ1であると判別した
場合は、ステップS205からステップS207の処理
を行う。チャートの出力及び読み取りについては、上述
のA4チャートの場合とほぼ同様である。
【0037】ステップS207における画像認識ステッ
プ2では、画像認識ステップ1と同様、初めに斜め検知
ラインの位置および傾きの程度を取得する。斜め度判定
の後、検出したライン位置を基準として、図8に示すよ
うに、所定の幅、高さでインク色Kの1列分のパッチに
関する部分を切り出す。次に、最左端のパッチの位置
(データ)を決定した後、各パッチの位置を決定する。
この処理の終了後、図中、下方向へ所定量移動し、次の
1列分を切り出す処理等を行い、同様にチャートの全て
のパッチについて位置(読み取りデータ)の決定を行
う。γ補正用ルックアップテーブルの生成についてもA
4サイズロール紙の場合と同様である。
プ2では、画像認識ステップ1と同様、初めに斜め検知
ラインの位置および傾きの程度を取得する。斜め度判定
の後、検出したライン位置を基準として、図8に示すよ
うに、所定の幅、高さでインク色Kの1列分のパッチに
関する部分を切り出す。次に、最左端のパッチの位置
(データ)を決定した後、各パッチの位置を決定する。
この処理の終了後、図中、下方向へ所定量移動し、次の
1列分を切り出す処理等を行い、同様にチャートの全て
のパッチについて位置(読み取りデータ)の決定を行
う。γ補正用ルックアップテーブルの生成についてもA
4サイズロール紙の場合と同様である。
【0038】さらに、ステップS201でハガキサイズ
2であると判別されたときは、ステップS208からス
テップS210の処理を行う。
2であると判別されたときは、ステップS208からス
テップS210の処理を行う。
【0039】ステップS208のチャート出力処理で
は、図5(a),(b)に示したように、2枚のチャー
トを出力する。スキャナでは、これらのチャートを連続
的に読み取る。本実施形態における2枚のチャートはそ
れぞれ上述したA4チャートのそれぞれ左半分、右半分
と同一のパッチ配置であり、ステップ210で行われる
画像認識処理は、それぞれ上記左半分および右半分に対
するものをそのまま用いることができる。
は、図5(a),(b)に示したように、2枚のチャー
トを出力する。スキャナでは、これらのチャートを連続
的に読み取る。本実施形態における2枚のチャートはそ
れぞれ上述したA4チャートのそれぞれ左半分、右半分
と同一のパッチ配置であり、ステップ210で行われる
画像認識処理は、それぞれ上記左半分および右半分に対
するものをそのまま用いることができる。
【0040】本実施形態のようにチャートの基本部分を
共通とすることで、画像認識処理のプログラミングに係
る工数を著しく減少させることが可能となり、開発期間
も大幅に短縮できることになる。
共通とすることで、画像認識処理のプログラミングに係
る工数を著しく減少させることが可能となり、開発期間
も大幅に短縮できることになる。
【0041】<他の実施形態>本発明は上述のように、
複数の機器(たとえばホストコンピュータ、インタフェ
ース機器、リーダ、プリンタ等)から構成されるシステ
ムに適用しても一つの機器(たとえば複写機、ファクシ
ミリ装置)からなる装置に適用してもよい。
複数の機器(たとえばホストコンピュータ、インタフェ
ース機器、リーダ、プリンタ等)から構成されるシステ
ムに適用しても一つの機器(たとえば複写機、ファクシ
ミリ装置)からなる装置に適用してもよい。
【0042】また、前述した実施形態の機能を実現する
ように各種のデバイスを動作させるように該各種デバイ
スと接続された装置あるいはシステム内のコンピュータ
に、前記実施形態機能を実現するための、図2に示され
る処理を初めとしたソフトウェアのプログラムコードを
供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(C
PUあるいはMPU)を格納されたプログラムに従って
前記各種デバイスを動作させることによって実施したも
のも本発明の範疇に含まれる。
ように各種のデバイスを動作させるように該各種デバイ
スと接続された装置あるいはシステム内のコンピュータ
に、前記実施形態機能を実現するための、図2に示され
る処理を初めとしたソフトウェアのプログラムコードを
供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(C
PUあるいはMPU)を格納されたプログラムに従って
前記各種デバイスを動作させることによって実施したも
のも本発明の範疇に含まれる。
【0043】またこの場合、前記ソフトウェアのプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコード自体、およびそのプロ
グラムコードをコンピュータに供給するための手段、例
えばかかるプログラムコードを格納した記憶媒体は本発
明を構成する。
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコード自体、およびそのプロ
グラムコードをコンピュータに供給するための手段、例
えばかかるプログラムコードを格納した記憶媒体は本発
明を構成する。
【0044】かかるプログラムコードを格納する記憶媒
体としては例えばフロッピーディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気
テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いるこ
とができる。
体としては例えばフロッピーディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気
テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いるこ
とができる。
【0045】またコンピュータが供給されたプログラム
コードを実行することにより、前述の実施形態の機能が
実現されるだけではなく、そのプログラムコードがコン
ピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティング
システム)、あるいは他のアプリケーションソフト等と
共同して前述の実施形態の機能が実現される場合にもか
かるプログラムコードは本発明の実施形態に含まれるこ
とは言うまでもない。
コードを実行することにより、前述の実施形態の機能が
実現されるだけではなく、そのプログラムコードがコン
ピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティング
システム)、あるいは他のアプリケーションソフト等と
共同して前述の実施形態の機能が実現される場合にもか
かるプログラムコードは本発明の実施形態に含まれるこ
とは言うまでもない。
【0046】さらに供給されたプログラムコードが、コ
ンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続され
た機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後その
プログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボード
や機能格納ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一
部または全部を行い、その処理によって前述した実施形
態の機能が実現される場合も本発明に含まれることは言
うまでもない。
ンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続され
た機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後その
プログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボード
や機能格納ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一
部または全部を行い、その処理によって前述した実施形
態の機能が実現される場合も本発明に含まれることは言
うまでもない。
【0047】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、画像記録装置に設定されている記録媒体のサ
イズに応じてキャリブレーション用のチャートが出力さ
れるので、画像記録装置に想定されているチャートが一
種類の場合のように、出力するチャートに合わせて記録
媒体を交換する等の操作を行はなくて済む。
によれば、画像記録装置に設定されている記録媒体のサ
イズに応じてキャリブレーション用のチャートが出力さ
れるので、画像記録装置に想定されているチャートが一
種類の場合のように、出力するチャートに合わせて記録
媒体を交換する等の操作を行はなくて済む。
【0048】この結果、ユーザが画像記録装置において
選択されている記録媒体のサイズもしくは形状を意識す
ることなく、キャリブレーションの特にチャート出力を
容易に行うことができる。
選択されている記録媒体のサイズもしくは形状を意識す
ることなく、キャリブレーションの特にチャート出力を
容易に行うことができる。
【図1】本発明の一実施形態に係わる画像処理システム
の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態に係わるキャリブレーショ
ン処理を示すフローチャートである。
ン処理を示すフローチャートである。
【図3】上記キャリブレーション処理で、A4サイズの
用紙に応じて出力されるチャートを示す図である。
用紙に応じて出力されるチャートを示す図である。
【図4】上記キャリブレーション処理で、第1のハガキ
サイズの用紙に応じて出力されるチャートを示す図であ
る。
サイズの用紙に応じて出力されるチャートを示す図であ
る。
【図5】(a)および(b)は、上記キャリブレーショ
ン処理で、第2のハガキサイズの用紙に応じて出力され
るチャートを示す図である。
ン処理で、第2のハガキサイズの用紙に応じて出力され
るチャートを示す図である。
【図6】図3に示すチャートの読み取りデータの取得を
説明する図である。
説明する図である。
【図7】同様に図3に示すチャートの読み取りデータの
取得を説明する図である。
取得を説明する図である。
【図8】図4に示すチャートの読み取りデータの取得を
説明する図である。
説明する図である。
201 ホスト(PC)装置 203 プリンタ 204 用紙サイズ検知部 205 ロール紙カセット 206 スキャナ ls 斜め検知ライン P 用紙
Claims (14)
- 【請求項1】 記録媒体に記録を行う画像記録装置に関
する画像処理についてキャリブレーションを行う画像処
理方法であって、 画像記録装置において設定されている記録媒体のサイズ
を判別し、 該判別した記録媒体のサイズに応じて、異なる種類のキ
ャリブレーション用のチャートを前記画像記録装置に出
力させるステップを有したことを特徴とする画像処理方
法。 - 【請求項2】 前記出力したチャートの種類に応じて、
異なる種類の画像認識を行うステップをさらに有したこ
とを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。 - 【請求項3】 前記画像認識は、当該チャートにおける
パッチの読み取りデータを決定する処理であることを特
徴とする請求項2に記載の画像処理方法。 - 【請求項4】 チャートにおける、読み取りが斜めに行
われたことを検知するための斜め検知ラインを検知する
ステップをさらに有したことを特徴とする請求項1ない
し3のいずれかに記載の画像処理方法。 - 【請求項5】 前記異なる種類のチャートは、相互にパ
ッチの配置が同じ共通部分を有したことを特徴とする請
求項1ないし4のいずれかに記載の画像処理方法。 - 【請求項6】 記録媒体に記録を行う画像記録装置に関
する画像処理についてキャリブレーションを行う画像処
理方法であって、 異なる種類のキャリブレーション用のチャートを前記画
像記録装置に出力させるステップを有し、 前記異なる種類のチャートは、相互にパッチの配置が同
じ共通部分を有したことを特徴とする画像処理方法。 - 【請求項7】 記録媒体に記録を行う画像記録装置に関
する画像処理についてキャリブレーションを行う画像処
理装置であって、 画像記録装置において設定されている記録媒体のサイズ
を判別する判別手段と、 該判別した記録媒体のサイズに応じて、異なる種類のキ
ャリブレーション用のチャートを前記画像記録装置に出
力させる出力手段とを有したことを特徴とする画像処理
装置。 - 【請求項8】 前記画像記録装置は、サイズの異なる複
数の記録媒体を設定でき、かつ同時に一つのサイズの記
録媒体を装着可能なことを特徴とする請求項7に記載の
画像処理装置。 - 【請求項9】 前記出力したチャートの種類に応じて、
異なる種類の画像認識を行う画像認識手段をさらに有し
たことを特徴とする請求項7または8に記載の画像処理
装置。 - 【請求項10】 前記画像認識は、当該チャートにおけ
るパッチの読み取りデータを決定する処理であることを
特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。 - 【請求項11】 チャートにおける、読み取りが斜めに
行われたことを検知するための斜め検知ラインを検知す
る手段をさらに有したことを特徴とする請求項7ないし
10のいずれかに記載の画像処理装置。 - 【請求項12】 前記異なる種類のチャートは、相互に
パッチの配置が同じ共通部分を有したことを特徴とする
請求項7ないし11のいずれかに記載の画像処理装置。 - 【請求項13】 記録媒体に記録を行う画像記録装置に
関する画像処理についてキャリブレーションを行う画像
処理装置であって、 異なる種類のキャリブレーション用のチャートを前記画
像記録装置に出力させる手段を有し、 前記異なる種類のチャートは、相互にパッチの配置が同
じ共通部分を有したことを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項14】 情報処理装置によって読み取り可能に
プログラムを記憶した記憶媒体であって、 該プログラムは、記録媒体に記録を行う画像記録装置に
関する画像処理についてキャリブレーションを行う画像
処理であって、 画像記録装置において設定されている記録媒体のサイズ
を判別し、 該判別した記録媒体のサイズに応じて、異なる種類のキ
ャリブレーション用のチャートを前記画像記録装置に出
力させるステップを有した処理のプログラムであること
を特徴とする記憶媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11055900A JP2000247001A (ja) | 1999-03-03 | 1999-03-03 | 画像処理方法および画像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11055900A JP2000247001A (ja) | 1999-03-03 | 1999-03-03 | 画像処理方法および画像処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000247001A true JP2000247001A (ja) | 2000-09-12 |
Family
ID=13012001
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11055900A Pending JP2000247001A (ja) | 1999-03-03 | 1999-03-03 | 画像処理方法および画像処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000247001A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006305953A (ja) * | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Seiko Epson Corp | 印刷装置、コンピュータプログラム、及び、画像端の検出方法 |
JP2008209436A (ja) * | 2007-02-23 | 2008-09-11 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成システム |
US8305641B2 (en) | 2008-03-24 | 2012-11-06 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image-processing system |
JP2017074754A (ja) * | 2015-10-16 | 2017-04-20 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置および画像形成方法 |
JP2018001704A (ja) * | 2016-07-07 | 2018-01-11 | キヤノン株式会社 | 印刷システム、印刷装置及びその制御方法とプログラム |
-
1999
- 1999-03-03 JP JP11055900A patent/JP2000247001A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006305953A (ja) * | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Seiko Epson Corp | 印刷装置、コンピュータプログラム、及び、画像端の検出方法 |
JP4650087B2 (ja) * | 2005-04-28 | 2011-03-16 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷装置、コンピュータプログラム、及び、画像端の検出方法 |
JP2008209436A (ja) * | 2007-02-23 | 2008-09-11 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成システム |
US8305641B2 (en) | 2008-03-24 | 2012-11-06 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image-processing system |
JP2017074754A (ja) * | 2015-10-16 | 2017-04-20 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置および画像形成方法 |
JP2018001704A (ja) * | 2016-07-07 | 2018-01-11 | キヤノン株式会社 | 印刷システム、印刷装置及びその制御方法とプログラム |
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