JP6273934B2 - 制御装置、画像形成システム、プログラムおよびキャリブレーションシート - Google Patents

制御装置、画像形成システム、プログラムおよびキャリブレーションシート Download PDF

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Description

本発明は、画像形成装置を制御する制御装置、画像形成システム、プログラムおよびキャリブレーションシートに関する。
従来、CMYK4色のプロセスカラーに相当するトナーの他に、白色顔料とバインダ樹脂成分を主成分とし、白色単色以外の有色色材成分を含まない白色トナーを搭載した画像形成装置が存在する。
白色トナーは、プロセスカラーによる忠実な色再現の他に、透明記録媒体、布地、色紙への印刷など、様々な付加価値をもたらす色材として近年用いられている。例えば、白色トナーを記録媒体の最下層に配置し、記録媒体の発色を白色トナーで遮断することで所望の白色を得る画像形成装置が存在する。また、透明記録媒体の裏面から白色トナーを印刷し、透明記録媒体およびプロセスカラートナーのみでは表現できない高付加価値化された画像を提供する画像形成装置が存在する。
また、中間転写体上に形成されたトナー画像の光学濃度を、光学式センサにより検出する画像形成装置において、キャリブレーション用白色基準板の代わりに白色トナーのベタ画像を用いる技術が知られている。
しかし、従来の白色トナーを搭載した画像形成装置においては、白色トナーのキャリブレーションが実施できず、安定した白色度を得られないという問題があった。
例えば、特許文献1には、白色トナーで印刷した画像パターンを、光学センサのキャリブレーション用の基準パターンとする画像形成装置が開示されている。しかし、特許文献1に開示された画像形成装置では、白色トナーのキャリブレーションを実施できないので、安定した白色度を得ることができない。
また、例えば、特許文献2には、経時的変化によるCMYKプロセスカラーの濃度変動を抑制するための階調補正を実施する際に、複数種類のスクリーンに対して補正用のパッチを出力する画像処理プログラムが開示されている。この画像処理プログラムでは、階調性が重要な領域に用いられるスクリーンに多くの補正用のパッチを割り当てるので、画像品質と、コストおよびスピードとをバランス良く向上させることができる。しかし、特許文献2に開示された画像処理プログラムでは、白色トナーのキャリブレーションを実施できず、安定した白色度を得ることができない。
また、例えば、特許文献3には、転写紙の不透明度が所定の値以下の場合(つまり、用紙が薄い場合)、白色トナーを全面または特定領域の最下層に形成する画像形成装置が開示されている。この画像形成装置では、薄い用紙に両面印刷を行う場合に生じる裏映りを防ぐことができる。しかし、特許文献3には、キャリブレーションについては触れられていない。このため、特許文献3に記載された画像形成装置でも、安定的な白色度を得ることができない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、白色トナーのキャリブレーションを行い、安定した白色度を得ることができる制御装置、画像形成システム、プログラムおよびキャリブレーションシートを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る制御装置は、白色トナーにより画像形成が可能な画像形成装置を制御する制御装置であって、白色以外のトナーにより形成された第1層と、前記第1層と重複した領域に形成され、濃度の検出領域である白色トナーにより形成された複数のパッチ領域を含む第2層とを有するキャリブレーションシートを、前記画像形成装置から出力させる出力制御部を備え、前記第1層は、均一の面積率で形成され、前記複数のパッチ領域は、それぞれの白色トナーの面積率が異なり、前記第1層は、記録媒体上に形成され、前記第2層の領域より大きく、前記第2層は、前記第1層上に形成される。
本発明によれば、白色トナーのキャリブレーションを行い、安定した白色度を得ることができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る画像形成システムの概略構成を示す図である。 図2は、黒色トナーの面積率と濃度との関係を示す図である。 図3は、白色トナーの面積率と濃度との関係を示す図である。 図4は、本実施形態に係るキャリブレーションシートの一例を示す図である。 図5は、図4のキャリブレーションシートからスキャナにより、それぞれのパッチ領域の濃度を読み取った結果を示す図である。 図6は、画像形成システムをMFPとして実装した場合のハードウェア構成を示す図である。 図7は、制御装置の機能構成を、プリンタおよびスキャナとともに示す図である。 図8は、キャリブレーションの手順を示す図である。 図9は、パッチ領域の階調値の一例を示す図である。 図10は、キャリブレーションシートをスキャナにより読み取った場合の、濃度とスキャナ読取値の関係を示す図である。 図11は、白色トナー面積率と濃度の期待値との関係、および、白色トナー面積率とスキャナで読み取った濃度(測定値)との関係を示す図である。 図12は、白色トナー面積率と濃度の期待値との関係、および、白色トナー面積率と補正測定値との関係を示す図である。 図13は、白色トナーの面積率、期待値、測定値および補正測定値の数値が記述された表を示す図である。 図14は、階調補正パラメータの生成方法を説明するための図である。 図15は、第1変形例に係る画像形成システムの構成を示す図である。 図16は、第1変形例に係るキャリブレーションシートの一例を示す図である。 図17は、第1変形例における、階調補正パラメータを生成する手順を示す図である。 図18は、第2変形例に係るキャリブレーションシートを模式的に示した図である。 図19は、第3変形例に係るキャリブレーションシートの第1例を模式的に示した図である。 図20は、第3変形例に係るキャリブレーションシートの第2例を模式的に示した図である。
以下に添付図面を参照して、本発明の実施形態である画像形成システム10を詳細に説明する。
<画像形成システム10の概略構成および階調補正パラメータの生成の概略>
図1は、実施形態に係る画像形成システム10の概略構成を示す図である。画像形成システム10は、プリンタ22(画像形成装置)と、スキャナ24と、制御装置30とを備える。
プリンタ22は、C,M,Y,Kの4色のプロセスカラートナーの現像ユニットに加えてW(白色)トナーの現像ユニットを有する。従って、プリンタ22は、C,M,M,Kのそれぞれのトナーにより、記録媒体(用紙等)に対して画像形成が可能であり、さらに、記録媒体に対して白色トナーにより画像形成が可能である。
さらに、プリンタ22は、循環搬送経路を有しており、1巡目の定着後に記録媒体を循環搬送経路を通して再供給し、記録媒体上に2巡目のトナー像を転写、定着することができる。これにより、プリンタ22は、白以外のトナー(例えば、黒色トナー(Kトナー))により画像形成をし、その後、重複した領域に、白色トナーにより画像形成をすることができる。または、プリンタ22は、白色トナーにより画像形成をし、その後、重複した領域に、白以外のトナーにより画像形成することもできる。なお、このような循環搬送経路は、例えば、特開2002−268318号公報の図1、図2等に記載されている。
さらに、プリンタ22は、反転搬送経路を有しており、記録媒体の片面に対してトナー像の転写、定着後に、記録媒体の反対面にトナー像を転写、定着をすることができる。これにより、プリンタ22は、記録媒体の一方の面に白色トナーにより画像形成し、他方の面に白以外のトナーにより画像形成をすることができる。
スキャナ24は、光学的に、記録媒体の表面の濃度を画素単位で読み取る。スキャナ24は、カラーCCDまたはカラーCMOSの光電変換素子からなるカラーラインセンサと、A/Dコンバータとを有する。スキャナ24は、コンタクトガラスに載置された記録媒体を光学的に走査して、その反射光をA/D変換してガンマ変換などの画像処理を施す。そして、スキャナ24は、所定の解像度の、例えば、RGBのそれぞれが8〜10ビットで表されたRGBの画像データを生成する。
制御装置30は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサおよびメモリ等を有するデータ処理装置であって、プログラムを実行することにより、プリンタ22およびスキャナ24を制御する。また、制御装置30は、各種の演算処理を実行する。
なお、画像形成システム10は、プリンタ22、スキャナ24および制御装置30が一体となった複合機(MFP:Multi Function Printer)であってもよい。
ここで、プリンタ22は、部品および組み付け部等の経時的変化によって、同じ画素値の画像データが与えられた場合であっても、記録媒体上に実際に形成される画素の濃度が異なってくる場合がある。このため、画像形成システム10では、例えばユーザによる操作開始指示に応じて、それぞれの画素値毎に、記録媒体上の濃度が一定となるように、キャリブレーションを行う。
本実施形態においては、ユーザが、画像形成システム10のモードを、例えばワードプロセッサープログラム等で生成したデータを印刷する印刷モードから、キャリブレーションモードに切り替える。キャリブレーションモードに切り替えられると、制御装置30は、予め記憶しているパッチデータおよび印刷命令をプリンタ22に与えて、パッチデータに応じた画像が形成された記録媒体を出力させる。パッチデータに応じた画像が形成された記録媒体を、キャリブレーションシートと呼ぶ。
続いて、制御装置30は、スキャナ24にキャリブレーションシートを光学的に読み取らせて、読み取りデータ(画像データ)を取得する。続いて、制御装置30は、読み取りデータから、パッチデータに応じた画像が形成された領域の濃度を取得し、取得した濃度から、画像データの画素値毎の補正データである階調補正データを生成する。続いて、制御装置30は、生成した階調補正データを、例えばプリンタ22に登録する。そして、プリンタ22は、以後、印刷対象となる画像データが与えられた場合、登録された階調補正データにより画像データの画素値を補正して、印刷を行う。これにより、画像形成システム10によれば、プリンタ22の経時的変化による濃度の変化を抑制して、安定した濃度の画像を形成することができる。
図2は、黒色トナーの面積率と濃度との関係を示す図である。ここで、パッチデータは、キャリブレーションの対象となるプリンタ22から、複数のパッチ領域を有するキャリブレーションシートを印刷させるための画像データである。パッチ領域は、濃度の検出の対象となる領域である。
通常のプロセスカラーのキャリブレーションを行う場合、複数のパッチ領域のそれぞれは、C,M,Y,Kの何れかの単一色で形成され、予め定められた互いに異なるトナー濃度指示値(すなわち、階調値)となっている。
例えば、キャリブレーションシートには、C,M,Y,Kの色毎に、0、16、32、48、64、80、96、112、128、143、159、175、191、207、223、239、255の17個の異なる階調値の複数のパッチ領域が形成される。
画像形成システム10は、このようなキャリブレーションシートのそれぞれのパッチ領域の濃度を読み取ることにより、図2に示されるような、トナー面積率に対する濃度のグラフを得ることができる。なお、階調値に対して、100/255を乗算した値が、トナー面積率となる。そして、画像形成システム10は、トナー面積率に対する濃度のグラフに基づき、色毎の階調補正データを生成することができる。
図3は、白色トナーの面積率と濃度との関係を示す図である。一方、白色トナーのキャリブレーションを行う場合に、通常のプロセスカラーと同様のパッチデータにより、一般的な、白色の用紙を記録媒体(転写紙)として使用して、キャリブレーションシートを出力させたとする。
転写紙は白色であり、白色トナーとの濃度は殆ど変わらない。従って、濃度を測定したとしても、図3に示すように、トナー面積率に対する濃度に殆ど変化が生じない。また、白色トナーの方が転写紙より白色度が高い場合は、面積率を上げていくほど濃度が僅かに低下していくこともある。このため、このようなデータからは、他の色と同様に、白色トナーを補正するための階調補正データを生成することができない。
図4は、本実施形態に係るキャリブレーションシートの一例を示す図である。そこで、本実施形態では、制御装置30は、白色トナーのキャリブレーションを行う場合、通常のプロセスカラーのキャリブレーションシートとは異なる、図4に示されるようなキャリブレーションシートをプリンタ22から出力させる。
図4の例では、キャリブレーションシートは、W00〜W16の17個のパッチ領域と、黒色トナーで形成された周辺領域とを含む。このキャリブレーションシートは、次のように生成される。まず、1回目の定着プロセスにおいて、記録媒体(転写紙)上における17個のパッチ領域の全体よりも一回り大きな領域に対して、黒色トナー(Kトナー)による第1層を形成する。続いて、2回目の定着プロセスにおいて、第1層の上から重複した領域に、W00〜W16の17個のパッチ領域を含む第2層を白色トナーで印刷する。17個のパッチ領域は、第1層の黒色トナーで形成される領域より小さい。従って、17個のパッチ領域の周囲には、黒色トナーによる周辺領域が形成される。
ここで、黒色トナーによる第1層を形成するためのデータは、100%の均一領域(ベタ領域)な画像データ(階調値255)である。白色トナーによるW00〜W16の17個のパッチ領域を含む第2層を形成するためのデータは、プロセスカラー用のデータと同じく、0、16、32、48、64、80、96、112、128、143、159、175、191、207、223、239、255の17個の異なる階調値のデータである。ただし、第1層を形成するためのデータは、黒色トナーによる100%のベタ領域を形成するための画像データに限らず、100%以外の均一な階調値の画像データであってもよい。また、第1層を形成するためのデータは、白色トナー以外の他のトナーを用いてもよい。また、白色トナーによる第2層を形成するためのデータも、上述した階調値に限るものではない。
ここで、W00〜W16の17個のパッチ領域よりも一回り大きな領域に、黒色トナーによる第1層を形成するのは、以下の理由による。すなわち、キャリブレーションシートをスキャナ24で読み取る際に、周辺領域の反射率が高いとその散乱光が回り込み、真のブラックバックで測定を行った場合よりも反射率が高くなってしまうからである。
例えば、W00〜W16の17個のパッチ領域が、W00から順番に上下方向に並んで配置されているとする。この場合、周辺の黒色トナーの領域は、一例として、パッチ領域W00の横幅と同じ長さ以上の幅で、それぞれのパッチ領域の右側および左側に形成される。また、周辺の黒色トナーの領域は、パッチ領域W00の上下方向の長さ以上の長さで、パッチ領域W00の上側に形成される。また、周辺の黒色トナーの領域は、パッチ領域W16の上下方向の長さ以上の長さで、パッチ領域W16の下側に形成される。
また、キャリブレーションシートには、基準位置を示すマーク(例えば、図4中の矢印)を含んでもよい。これにより、スキャナ24は、キャリブレーションシートを読み取る際に、このマークを基準に読み取り位置を設定することができる。
図5は、図4のキャリブレーションシートからスキャナ24により、それぞれのパッチ領域の濃度を読み取った結果を示す図である。白色トナーによる段階的な階調値のパッチ領域が、黒色トナーの100%のベタ領域に重畳されているので、白色トナー面積率0%の部分(パッチ領域W00)の測定結果は、黒色トナーの100%の濃度を表す。また、白色トナーの面積率が上がっていくに従って、濃度は下がっていく。画像形成システム10は、このような白色トナーの面積率に対する濃度のグラフに基づき、白色トナーに対する階調補正データを生成する。以下、具体的に、白色トナーに対する階調補正データの生成方法について説明する。
<MFPのハードウェア構成>
図6は、画像形成システム10をMFPとして実装した場合のハードウェア構成を示す図である。MFPとして実施される場合、画像形成システム10は、コントローラ101と、操作パネル102と、FAX制御ユニット103と、プリンタ22と、スキャナ24とを有する。
コントローラ101は、CPU111と、システムメモリ112と、NB113(ノースブリッジ)と、SB114(サウスブリッジ)と、ASIC115(Application Specific Integrated Circuit)と、ローカルメモリ116と、HDD117(ハードディスク装置)と、NIC118(ネットワークインターフェースカード)と、USBデバイス119とを有する。
コントローラ101には、図示しない外付メモリ装置をUSBデバイス119に脱着可能である。この外付メモリ装置に記憶されたプログラムは、外付メモリ装置を通じてHDD117にインストールされる。また、プログラムは、図示しないサーバからNIC118を経由してHDD117にインストールされてもよい。
CPU111は、MFPである画像形成システム10の全体を制御する。例えば、CPU111は、OS(Operating System)上にプロセスを起動して実行させる。
NB113は、ブリッジである。SB114は、PCIバスとROM(Read Only Memory)および周辺デバイス等とを接続するためのブリッジである。システムメモリ112は、描画用メモリ等として用いるメモリである。ローカルメモリ116は、コピー用画像バッファ、符号バッファとして用いるメモリである。
ASIC115は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのICである。HDD117は、画像データ、文書データ、プログラム、フォントデータ等の蓄積を行うストレージ(補助記憶装置)である。NIC118は、MFPをネットワークに接続するインターフェイス機器である。USBデバイス119は、それぞれの規格に準じたインターフェイスである。
操作パネル102は、タッチパネルを介し、オペレータからの入力操作を受け付けるとともに、オペレータに向けた表示を行う操作部である。操作パネル102の周辺には物理的なキーボードが配置されている。
プリンタ22は、例えば、1ドラムカラープロッタを有し、パッチデータを含む印刷ジョブデータまたはスキャナ24が読み取った画像データに基づき、1ページ毎の画像を形成し、記録媒体(用紙等)に転写する。例えば、プリンタ22は、レーザービームを用いた電子写真プロセスを使って、感光体ドラムに形成したトナー画像を記録媒体(用紙等)に転写し、定着装置により熱と圧力により定着して出力する。
本実施形態においては、プリンタ22は、図1に示したプリンタ22に相当する。本実施形態において、プリンタ22は、記録媒体(用紙等)にパッチデータに応じた画像を印刷して、キャリブレーションシートを出力する。
スキャナ24は、一例として、コンタクトガラスに載置された記録媒体(用紙等)を所定の解像度のデジタルデータに変換し画像データを生成する。本実施形態においては、スキャナ24は、図1に示したスキャナ24に相当する。スキャナ24は、キャリブレーションシートを読み取り、読み取りデータを生成する。
FAX制御ユニット103は、NCU(Network Control Unit)を介して公衆通信網に接続し、例えばG3、G4規格のファクシミリに対応した通信手順(通信プロトコル)等に従いファクシミリの送受信を行う。なお、FAX制御ユニット103はメモリを有しており、例えば本体の電源がOFFのときに受信したファクシミリデータを一時的に格納するためにこのメモリに記憶する。
<制御装置30の機能構成>
図7は、制御装置30の機能構成を、プリンタ22およびスキャナ24とともに示す図である。制御装置30は、パッチデータ記憶部41と、出力制御部42と、取得部43と、演算部44と、設定部45と、階調補正パラメータ記憶部46とを有する。
パッチデータ記憶部41は、例えば、RAM、ROMまたはHDD等の記憶装置により実現される。パッチデータ記憶部41は、キャリブレーションシートを出力させるための画像データであるパッチデータを記憶する。
出力制御部42は、CPU等がプログラムを実行することにより実現される。出力制御部42は、パッチデータ記憶部41に記憶されたパッチデータをプリンタ22に与えることにより、プリンタ22からキャリブレーションシートを出力させる。すなわち、出力制御部42は、白色以外のトナーにより形成された第1層と、第1層と重複した領域に形成され、濃度の検出領域である白色トナーにより形成されたパッチ領域を含む第2層とを有するキャリブレーションシートを、プリンタ22から出力させる。
この場合において、第1層は、一例として、黒色トナーにより均一な濃度で形成される。第2層は、それぞれの白色トナーの濃度が異なる複数のパッチ領域を含む。より具体的には、第1層は、記録媒体(用紙)上に直接形成され、第2層は、第1層の領域より小さく、第1層上に形成される。
取得部43は、CPU等がプログラムを実行することにより実現される。取得部43は、スキャナ24にキャリブレーションシートを光学的に読み取らせ、読み取った画像データを受け取る。そして、取得部43は、キャリブレーションシートに形成された複数のパッチ領域のそれぞれの濃度を取得する。
演算部44は、CPU等がプログラムを実行することにより実現される。演算部44は、取得部43により取得された複数のパッチ領域のそれぞれの濃度に基づき、階調補正パラメータを演算する。
設定部45は、CPU等がプログラムを実行することにより実現される。設定部45は、演算部44により演算された階調補正パラメータを階調補正パラメータ記憶部46内に登録する。
階調補正パラメータ記憶部46は、例えば、RAM、ROMまたはHDD等の記憶装置により実現される。階調補正パラメータ記憶部46は、設定部45により登録された階調補正パラメータを記憶する。そして、階調補正パラメータ記憶部46に記憶された階調補正パラメータは、プリンタ22が印刷をする場合において、プリンタ22に与えられた画像データの階調を補正するために用いられる。
なお、階調補正パラメータは、プリンタ22が保持していてもよい。この場合、階調補正パラメータ記憶部46は、プリンタ22の記憶装置により実現される。また、階調補正パラメータは、階調補正パラメータをプリンタドライバが保持していてもよい。この場合、階調補正パラメータ記憶部46は、パーソナルコンピュータなどの情報処理装置が有する。
また、出力制御部42、取得部43、演算部44および設定部45は、一部または全部がASIC等の回路により実現されていてもよい。
<階調補正パラメータの生成方法>
図8は、キャリブレーションの手順を示す図である。画像形成システム10は、キャリブレーションにおいて、図8に示す手順で処理を実行する。
まず、ステップS10において、画像形成システム10は、スクリーン処理をする。続いて、ステップS20において、画像形成システム10は、キャリブレーションシートを出力する。続いて、ステップS30において、画像形成システム10は、キャリブレーションシートを光学的に読み取る。続いて、ステップS40において、画像形成システム10は、階調補正パラメータを生成する。続いて、ステップS50において、画像形成システム10は、階調補正パラメータを登録する。以下、パッチデータ、および、それぞれのステップの処理の詳細を説明する。
(パッチデータ)
パッチデータは、予め定められたサイズの記録媒体(例えばA4サイズの用紙)に印刷される画像データである。パッチデータは、図4で示したように、階調値が変化する一連のパッチ領域の列(パッチ列とも呼ぶ)を形成するための画像データである。パッチ領域間の階調値の増加の幅は、必ずしも均等でなくてよい。例えば、増加の幅は、キャリブレーションシートとして印刷された状態で明度差が均等になるように設定してもよいし、濃度差が均等になるように設定してもよいし、また、それ以外の単調増加するように設定してもよい。なお、図4の例では、キャリブレーションシートには、白色トナー用の階調パッチのみが描かれているが、同一の用紙上に、その他の色のパッチ領域も一緒に描かれてよい。
図9は、パッチ領域の階調値の一例を示す図である。前述したように、一連のパッチ列を構成する領域であるW00からW16の階調値は、均等に増加している必要はない。なお、W00〜W16の周辺部は、W版(白色トナーによる階調値)の値を0とした階調値となっている。
なお、階調値(すなわち画像データの画素値)は、0以上255以下の整数値で表され、値が大きいほど濃度が大きいことを示す。ただし、スキャナ24が読み取った読み取りデータは、反射率が大きいほど濃度は薄くなるので、値が小さいほど濃度が大きいことを示す。
また、キャリブレーションシートは、パッチデータにより指定される階調値をそのまま印刷したものでなく、パッチデータを、画像形成システム10が前回生成した階調補正パラメータを用いて階調補正処理を行って出力したものであってもよい。すなわち、キャリブレーションシートの印刷に用いられた階調値が既知であれば、補正して出力しても補正せずに出力してもよい。
(ステップS10 スクリーン処理)
ステップS10のスクリーン処理では、次のような処理が行われる。ユーザが例えば操作パネルを操作して、モードを階調補正モードに切り替えると、出力制御部42は、パッチデータ記憶部41からパッチデータを読み出す。続いて、出力制御部42は、読み出したパッチデータをC,M,Y,K,Wの色成分に分解する。続いて、出力制御部42は、色1画素毎に、逐次階調値と閾値の関係から出力階調値を決定する中間調処理(スクリーン処理)を行う。
中間調処理(スクリーン処理)とは、多値の画像データを、大域的な濃度を保ちながら、網点など所定のスクリーン形状を用いて、少値の画像データに変換する処理をいう。中間調処理として、例えば、ディザ法による処理または誤差拡散法による処理が知られている。本実施形態では、出力制御部42は、パッチデータをディザ法により中間調処理をして出力する。本例においては、中間調処理後の画像データの出力階調値は、「0、85、170,255」の4値となる。
(ステップS20 キャリブレーションシートの出力)
ステップS20のキャリブレーションシートの出力処理では、次のような処理が行われる。出力制御部42は、プリンタ22に対して、中間調処理を施したパッチデータの印刷を要求する。プリンタ22は、S10でそれぞれの画素について、「0、85、170,255」の何れに相当する値のドットを出すかを決定し、決定した値で画像が描かれたキャリブレーションシートを出力する。
(ステップS30 キャリブレーションシートの光学的な読み取り)
ステップS30のキャリブレーションシートの光学的な読み取り処理では、次のような処理が行われる。ユーザがスキャナ24のコンタクトガラスにキャリブレーションシートを載置し所定の操作を実施すると、スキャナ24は、キャリブレーションシートを光学的に走査する。キャリブレーションモードにおいて、読み取られた原稿は、キャリブレーションシートであり、コンタクトガラス上におけるキャリブレーションシートの向きは、基準位置に対して正しく置かれていることを前提とする。
スキャナ24は、上述のようにキャリブレーションシートを走査して、キャリブレーションシートの濃淡情報を取得する。濃淡情報は、例えば、600dpiの8ビットのRGBデータで表される。取得部43は、スキャナ24から濃淡情報を取得して、シェーディング補正等を施す。取得部43は、スキャナ24から取得した濃淡情報から、一連のパッチ領域W00〜W16のそれぞれについて、中央付近の所定領域内の複数の画素(例えば、600dpiで128×128画素)の濃淡情報を抽出する。ここで、パッチ領域の中央付近の画素の濃淡情報を抽出するのは、隣接する他のパッチ領域の影響を受けなくするためである。また、コンタクトガラスに対してキャリブレーションシートがずれて置かれた場合における、読み取り精度の低下を抑制するためでもある。
取得部43は、1つのパッチ領域に対して、所定領域内の複数の濃淡情報の平均値を算出し、算出した平均値をそのパッチ領域の濃淡情報の測定値とする。なお、白色トナー用のキャリブレーションシートは、無彩色で構成されている。従って、本実施形態においては、取得部43は、スキャナ24のグリーンチャネルGのデータの、パッチ領域の中央付近に位置する128×128画素の平均値をパッチ領域の濃淡情報の測定値として取得する。
(ステップS40 階調補正パラメータの生成)
ステップS40の階調補正パラメータの生成処理では、次のような処理が行われる。
図10は、スキャナ24でキャリブレーションシートを読み取った場合の、濃度とスキャナ読取値の関係を示す図である。まず、演算部44は、濃度とスキャナ読取値(濃淡情報)との対応関係を表すテーブル等を記憶している。このテーブルは、事前の実験等により算出されている。演算部44は、パッチ領域W00〜W16のそれぞれについて、濃度とスキャナ読取値(濃淡情報)との対応関係を表すテーブルを参照して、取得部43により取得されたスキャナ読取値(濃淡情報)を、濃度に変換する。以下、スキャナ24により読み取られた濃度の測定値といった場合には、図10の関係から換算された濃度を表すものとする。
図11は、白色トナー面積率と濃度の期待値との関係、および、白色トナー面積率とスキャナ24で読み取った濃度(測定値)との関係を示す図である。より詳しくは、図11の白丸は、それぞれのパッチ領域W00〜W16における、スキャナ24によって読み取られた濃度の測定値を示す。図12の黒丸は、それぞれのパッチ領域W00〜W16における、濃度の期待値を示す。
まず、白色トナー面積率0%のパッチ領域W00に着目する。白色トナー面積率0%のパッチ領域W00は、白色トナーの特性とは関係なく、黒色トナー100%の濃度となる。すなわち、白色トナー面積率0%のパッチ領域W00における、スキャナ24により読み取られた測定値と、期待値との差は、黒色トナーの濃度変動量となる。そこで、演算部44は、他の白色トナー面積率のパッチ領域W01〜W16の測定値を、一律にこの濃度変動量により補正する。
すなわち、まず、演算部44は、下記の式(1)のように、白色トナー面積率0%のパッチ領域W00における、スキャナ24により読み取られた測定値と、期待値との差を補正量として算出する。
(補正量)=(W00の測定値)−(W00の期待値) …(1)
続いて、演算部44は、下記の式(2)のように、他のパッチ領域W01〜W16のそれぞれについて、スキャナ24により読み取られた測定値から補正量を減算して、補正測定値を算出する。
(補正測定値)=(Wiの測定値)−(補正量) …(2)
図12は、白色トナー面積率と濃度の期待値との関係、および、白色トナー面積率と補正後の濃度(補正測定値)との関係を示す図である。図13は、白色トナーの面積率、期待値、測定値および補正測定値の数値が記述された表を示す図である。
式(1)および式(2)の演算をした結果は、図12に示すようになる。また、白色トナーの面積率と、期待値、測定値および補正測定値の関係は、図13の表に示すようになる。
図14は、階調補正パラメータの生成方法を説明するための図である。図14の白丸を結んだ点線は、白色トナーの面積率に対する補正測定値の関係を示すグラフである。また、図14の黒丸を結んだ実線は、白色トナーの面積率に対する濃度の期待値の関係を示すグラフである。
ここで、補正測定値が期待値と一致している場合、階調補正パラメータにより補正しなくてよい理想的な状態である。しかし、図14の例では、白色トナー面積率が94%の位置において、濃度の期待値は0.31であるが、補正測定値は0.181となっており、補正測定値が期待値と一致していない。これは、プリンタ22の部品および組み付け部等の経時的変化による濃度変動による影響であり、期待される濃度を実現するのに必要な白色トナーが少ない状態であることを示している。
演算部44は、それぞれの濃度を実現するのに必要な白色トナーの面積率を線形補間により算出して、それぞれの濃度に対する階調補正パラメータを算出する。すなわち、演算部44は、隣接する補正測定値のうち、一方は濃度の期待値よりも高く、他方は濃度の期待値よりも低い値を検出する。この例では、白色トナー面積率87%および94%の2点が該当する。この2点間を線形補間し、濃度の期待値に対応する白色トナー面積率を算出する。実際に計算を行うと、89.1%という解が得られる。つまり、白色トナーとして94%の面積率データが求められる画像に対しては89.1%の白色トナーを割り当てることで、経時的変化による濃度変動を補正して期待通りの階調特性を得ることができる。なお、面積率については、255/100を乗算することで、8ビットの階調値データに変換することができる。89.1%および94%に対応する階調値は「227」および「240」である。
演算部44は、以上の演算を行って、期待値の濃度に対応する離散的な16点の階調値に対応する変換テーブルを生成する。そして、演算部44は、変換テーブルの16点の点間を、スプライン補間処理などを用いてなだらかに補間し、階調値「0」から「255」まで1階調刻みで階調補正パラメータを生成する。
(ステップS50 階調補正パラメータの登録)
ステップS50の階調補正パラメータの登録処理では、次のような処理が行われる。
演算部44により階調補正パラメータが生成されると、設定部45は、生成された階調補正パラメータを、階調補正パラメータ記憶部46に記憶させる。階調補正処理をプリンタ22が行う場合には、階調補正パラメータ記憶部46は、プリンタ22内に設けられる。階調補正処理をドライバプログラムが実行する場合には、階調補正パラメータ記憶部46は、ドライバプログラムがインストールされるコンピュータの記憶領域内に設けられる。
そして、プリンタ22またはドライバプログラムがインストールされたコンピュータは、印刷を行う場合、画像データに含まれるそれぞれの画素の画素値を、階調補正パラメータにより変換し、変換後の画像データに対して中間調処理をして印刷する。例えば、プリンタ22またはドライバプログラムがインストールされたコンピュータは、白色トナー版の階調値「240」の画素が与えられた場合、階調値「240」から対応する階調補正パラメータを減算して、階調値「227」に階調補正処理する。
<階調補正パラメータを用いた印刷処理>
画像形成システム10では、キャリブレーションにより階調補正パラメータが階調補正パラメータ記憶部46に記憶されると、通常の画像データの印刷時において、画像データに対して次のような手順で階調補正パラメータを用いた階調補正処理を行う。
画像形成システム10が、図6のMFPとして実装される場合、例えば、スキャナ24またはFAX制御ユニット103等が画像データを入力する画像入力部として機能する。また、CPU111がプログラムを実行することで階調補正処理をする階調補正部として機能する。例えばエンジン部を有するASIC115と接続されたインターフェイスまたはプリンタ22が、階調補正をした画像データを出力する画像出力部として機能する。
画像入力部は、画像データを、1画素に相当するデータずつ入力する。ここで、画像データの1画素に相当するデータは、例えば、0以上255以下の整数値で表される。
階調補正部は、階調補正パラメータを参照して、画像入力部から入力された画像データの階調値を1画素ずつγ変換する。画像出力部は、階調補正部が変換した階調値を1画素ずつ出力する。これにより、変換後の画像データによりレーザ光が変調され、経時の濃度変動を補正してカラー画像を印刷することができる。
以上説明したように、本実施例の画像形成システム10は、経時的変化による濃度変動を補正する階調補正パラメータを生成することができる。これにより、画像形成システム10によれば、経時による白色トナーの濃度変動を補正することができ、安定した白色度で画像形成をすることができる。
<第1変形例>
図15は、第1変形例に係る画像形成システム10の構成を示す図である。図16は、第1変形例に係るキャリブレーションシートの一例を示す図である。第1変形例を説明するにあたり、図1から図14を参照して説明した画像形成システム10と略同一の機能および構成については説明を省略する。他の変形例についても同様である。
第1変形例に係る画像形成システム10は、スキャナ24とともに、濃度計50をさらに備える。なお、画像形成システム10は、スキャナ24を備えずに、濃度計50のみを備えてもよい。
濃度計50は、濃度を読み取る測定器であって、小さなアパーチャを通じて濃度の読み取りを行う。このため、濃度計50は、周囲からの錯乱光の影響を受けることなく、特定の位置の濃度を正確に測定することができる。
また、第1変形例において、制御装置30は、指定部51をさらに有する。指定部51は、スキャナ24または濃度計50の何れによりパッチ領域の濃度を検出させるかを指定する。
出力制御部42は、キャリブレーションにおいて、濃度の検出にスキャナ24を用いる場合(指定部51がスキャナ24を指定した場合)、図4に示したキャリブレーションシートをプリンタ22から出力させる。これに対して、出力制御部42は、濃度の検出に濃度計50を用いる場合(指定部51が濃度計50を指定した場合)、図16に示すキャリブレーションシートをプリンタ22から出力させる。
図16に示すキャリブレーションシートは、一連のパッチ領域W00〜W16の周囲の黒色トナー(Kトナー)で形成された領域が存在しない。ただし、一連のパッチ領域W00〜W16の下層には、黒色トナーのベタ領域が形成されている点においては同一である。
すなわち、第1変形例において、出力制御部42は、濃度計50を用いる場合、白色以外のトナー(例えば、黒色トナー)により形成された第1層と、第1層と重複した領域に形成され、第1層と略同一の大きさの白色トナーにより形成されたパッチ領域を含む第2層とを有するキャリブレーションシートを、プリンタ22から出力させる。
図17は、第1変形例における、階調補正パラメータを生成する手順を示す図である。第1変形例における階調補正パラメータを生成する手順は、図8に示した手順と比較して、ステップS30の処理に代えて、ステップS60の処理が実行される点で異なる。
ステップS60においては、濃度計50がキャリブレーションシートのパッチ領域の濃度を直接測定する。そして、取得部43は、濃度計50により取得された濃度の測定値を取得する。この場合において、取得部43は、平均値等の演算を実行しなくてよい。また、ステップS40において、演算部44は、スキャナ24による測定値と濃度との変換テーブルを用いた変換等を実行しなくてよい。
以上のような第1変形例に係る画像形成システム10は、濃度計50が濃度を測定するので、周辺の白領域からの錯乱光の影響を受けることがない。従って、キャリブレーションシートにおけるパッチ領域の周囲の黒色トナーの領域を無くすことができる。これにより、第1変形例に係る画像形成システム10によれば、キャリブレーションシートを印刷する際の黒色トナーの使用量を少なくすることができる。
<第2変形例>
図18は、第2変形例に係るキャリブレーションシートを模式的に示した図である。第2変形例に係る画像形成システム10は、OHP(Overhead Projector)用のシートまたはクリアファイル等の透明な記録媒体を用いてキャリブレーションシートを生成する。
透明記録媒体にプロセスカラートナーで所望の図柄を描画した後に、裏面から白色トナーのベタ画像を描画する場合がある。これにより、表面から透明記録媒体を見ると、透明部分に白地が描かれコントラストが増すなどの効果がある。また、単にオフィス用紙ではできないデザインとして、白色トナーで白文字や模様を描くといったことも行われる。この場合、白色トナーは透明記録媒体を挟んで表側から観察される。
従って、このように透明記録媒体を用いる場合、キャリブレーションでも、透明記録媒体を挟んだ側から濃度を測定することが望ましい。第2変形例に係る出力制御部42は、白色トナーにより形成される第2層を透明記録媒体上に形成し、第2層上に黒色トナーによる第1層を形成したキャリブレーションシートを出力させる。
そして、濃度計50は、第1層および第2層が形成されていない側の面から、透明記録媒体の濃度を検出する。なお、スキャナ24で濃度を読み取ってもよい。この場合、出力制御部42は、図4に示したように、黒色トナーによる第1層の領域を、白色トナーによるパッチ領域よりも大きくしたレイアウトのキャリブレーションシートを出力させればよい。
このような第2変形例に係る画像形成システム10によれば、透明記録媒体を介してパッチ領域の濃度を測定するので、実使用時と同様な状態でキャリブレーションをすることができる。
<第3変形例>
図19は、第3変形例に係るキャリブレーションシートの第1例を模式的に示した図である。図20は、第3変形例に係るキャリブレーションシートの第2例を模式的に示した図である。第3変形例に係る画像形成システム10は、OHP用のシートまたはクリアファイル等の透明な記録媒体を用いてキャリブレーションシートを生成する。
透明記録媒体の表面側に、白色トナーでウォーターマーク等を印刷する場合がある。この場合、ウォーターマークは、透明記録媒体を介さずに観察される。従って、キャリブレーションにおいても、白色トナーにより形成されたパッチ領域の濃度を、透明記録媒体を介さずに測定した方がよい。
従って、図19に示されるように、第3変形例に係る出力制御部42は、透明記録媒体上に黒色トナーによる第1層を形成し、第1層の上に白色トナーによる第2層を形成したキャリブレーションシートを出力させる。そして、濃度計50は、白色トナーによる第2層の濃度を直接測定する。
また、これに代えて、図20に示されるように、第3変形例に係る出力制御部42は、透明記録媒体の一方の面に白色トナーによる第2層を形成し、透明記録媒体の他方の面に黒色トナーによる第1層を形成したキャリブレーションシートを出力させてもよい。そして、この場合、濃度計50は、白色トナーによる第2層の濃度を直接測定する。図20の例では、黒色トナーと白色トナーとが完全に離間しているので、混色することがなく、より純粋に白色トナーの特性を得ることができる。
なお、スキャナ24で濃度を読み取る場合には、出力制御部42は、図4に示したように、黒色トナーによる第1層の領域を、白色トナーによるパッチ領域よりも大きくしたレイアウトのキャリブレーションシートを出力させればよい。
このような第3変形例に係る画像形成システム10によれば、透明記録媒体にウォーターマーク等を印刷する場合には、パッチ領域の濃度を透明記録媒体を介さずに測定するので、実使用時と同様な状態でキャリブレーションをすることができる。
なお、使用用途により、第2変形例のキャリブレーションシートを出力させるか、第3変形例のキャリブレーションシートを出力させるかが異なる。従って、画像形成システム10は、ユーザの設定操作に応じて、何れのキャリブレーションシートを出力させるかを決定して、決定した種類のキャリブレーションシートを出力すればよい。
10 画像形成システム
22 プリンタ
24 スキャナ
30 制御装置
41 パッチデータ記憶部
42 出力制御部
43 取得部
44 演算部
45 設定部
46 階調補正データ記憶部
50 濃度計
51 指定部
101 コントローラ
102 操作パネル
103 FAX制御ユニット
111 CPU
112 システムメモリ
113 NB
114 SB
115 ASIC
116 ローカルメモリ
117 HDD
118 NIC
119 USBデバイス
特開2008−298854号公報 特開2010−118927号公報 特開2002−268318号公報

Claims (12)

  1. 白色トナーにより画像形成が可能な画像形成装置を制御する制御装置であって、
    白色以外のトナーにより形成された第1層と、前記第1層と重複した領域に形成され、濃度の検出領域である白色トナーにより形成された複数のパッチ領域を含む第2層とを有するキャリブレーションシートを、前記画像形成装置から出力させる出力制御部を
    備え
    前記第1層は、均一の面積率で形成され、
    前記複数のパッチ領域は、それぞれの白色トナーの面積率が異なり、
    前記第1層は、記録媒体上に形成され、前記第2層の領域より大きく、
    前記第2層は、前記第1層上に形成される
    制御装置。
  2. 白色トナーにより画像形成が可能な画像形成装置を制御する制御装置であって、
    白色以外のトナーにより形成された第1層と、前記第1層と重複した領域に形成され、濃度の検出領域である白色トナーにより形成された複数のパッチ領域を含む第2層とを有するキャリブレーションシートを、前記画像形成装置から出力させる出力制御部を
    備え、
    前記第1層は、均一の面積率で形成され、
    前記複数のパッチ領域は、それぞれの白色トナーの面積率が異なり、
    前記第2層は、透明な記録媒体上に形成され、
    前記第1層は、前記第2層上に形成される
    制御装置。
  3. 白色トナーにより画像形成が可能な画像形成装置を制御する制御装置であって、
    白色以外のトナーにより形成された第1層と、前記第1層と重複した領域に形成され、濃度の検出領域である白色トナーにより形成された複数のパッチ領域を含む第2層とを有するキャリブレーションシートを、前記画像形成装置から出力させる出力制御部を
    備え、
    前記第1層は、均一の面積率で形成され、
    前記複数のパッチ領域は、それぞれの白色トナーの面積率が異なり、
    前記第1層は、透明な記録媒体の一方の面に形成され、
    前記第2層は、前記記録媒体の他方の面に形成される
    制御装置。
  4. 前記第1層は、黒色トナーにより形成される
    請求項1から3の何れか1項に記載の制御装置。
  5. 白色トナーにより画像形成が可能な画像形成装置と、
    白色以外のトナーにより形成された第1層と、前記第1層と重複した領域に形成され、濃度の検出領域である白色トナーにより形成された複数のパッチ領域を含む第2層とを有するキャリブレーションシートを、前記画像形成装置から出力させる出力制御部と、
    前記複数のパッチ領域のそれぞれの濃度を取得する取得部と、
    前記複数のパッチ領域のそれぞれの濃度に基づき、前記画像形成装置に与えられる画像データの階調値を補正する階調補正パラメータを演算する演算部と、
    を備え
    前記第2層は、白色トナーが存在しないパッチ領域を含み、
    前記取得部は、白色トナーが存在しないパッチ領域の濃度に基づき、白色トナーにより形成された他のパッチ領域の濃度を補正する
    画像形成システム。
  6. 白色トナーにより画像形成が可能な画像形成装置と、
    白色以外のトナーにより形成された第1層と、前記第1層と重複した領域に形成され、濃度の検出領域である白色トナーにより形成された複数のパッチ領域を含む第2層とを有するキャリブレーションシートを、前記画像形成装置から出力させる出力制御部と、
    前記複数のパッチ領域のそれぞれの濃度を取得する取得部と、
    前記複数のパッチ領域のそれぞれの濃度に基づき、前記画像形成装置に与えられる画像データの階調値を補正する階調補正パラメータを演算する演算部と、
    前記キャリブレーションシートを光学的に読み取るスキャナと、
    前記キャリブレーションシートのパッチ領域の濃度を検出する濃度計と、
    前記スキャナまたは前記濃度計の何れにより前記複数のパッチ領域の濃度を検出させるかを指定する指定部と
    を備え、
    前記出力制御部は、
    前記スキャナを用いる場合には、前記第1層が記録媒体上に形成され、前記第2層が前記第1層より小さく前記第1層上に形成された前記キャリブレーションシートを出力させ、
    前記濃度計を用いる場合には、前記第1層が記録媒体上に形成され、前記第2層が前記第1層と略同一の大きさであり前記第1層上に形成された前記キャリブレーションシートを出力させる
    画像形成システム。
  7. コンピュータを、白色トナーにより画像形成が可能な画像形成装置を制御する制御装置として機能させるためのプログラムであって、
    白色以外のトナーにより形成された第1層と、前記第1層と重複した領域に形成され、濃度の検出領域である白色トナーにより形成された複数のパッチ領域を含む第2層とを有するキャリブレーションシートを、前記画像形成装置から出力させる出力制御ステップをコンピュータに実行させ、
    前記第1層は、均一の面積率で形成され、
    前記複数のパッチ領域は、それぞれの白色トナーの面積率が異なり、
    前記第1層は、記録媒体上に形成され、前記第2層の領域より大きく、
    前記第2層は、前記第1層上に形成される
    プログラム。
  8. コンピュータを、白色トナーにより画像形成が可能な画像形成装置を制御する制御装置として機能させるためのプログラムであって、
    白色以外のトナーにより形成された第1層と、前記第1層と重複した領域に形成され、濃度の検出領域である白色トナーにより形成された複数のパッチ領域を含む第2層とを有するキャリブレーションシートを、前記画像形成装置から出力させる出力制御ステップをコンピュータに実行させ、
    前記第1層は、均一の面積率で形成され、
    前記複数のパッチ領域は、それぞれの白色トナーの面積率が異なり、
    前記第2層は、透明な記録媒体上に形成され、
    前記第1層は、前記第2層上に形成される
    プログラム。
  9. コンピュータを、白色トナーにより画像形成が可能な画像形成装置を制御する制御装置として機能させるためのプログラムであって、
    白色以外のトナーにより形成された第1層と、前記第1層と重複した領域に形成され、濃度の検出領域である白色トナーにより形成された複数のパッチ領域を含む第2層とを有するキャリブレーションシートを、前記画像形成装置から出力させる出力制御ステップをコンピュータに実行させ、
    前記第1層は、均一の面積率で形成され、
    前記複数のパッチ領域は、それぞれの白色トナーの面積率が異なり、
    前記第1層は、透明な記録媒体の一方の面に形成され、
    前記第2層は、前記記録媒体の他方の面に形成される
    プログラム。
  10. 白色トナーにより画像形成が可能な画像形成装置から出力されるキャリブレーションシートであって、
    白色以外のトナーにより形成された第1層と、
    前記第1層と重複した領域に形成され、濃度の検出領域である白色トナーにより形成された複数のパッチ領域を含む第2層とを有し、
    前記第1層は、均一の面積率で形成され、
    前記複数のパッチ領域は、それぞれの白色トナーの面積率が異なり、
    前記第1層は、記録媒体上に形成され、前記第2層の領域より大きく、
    前記第2層は、前記第1層上に形成される
    キャリブレーションシート。
  11. 白色トナーにより画像形成が可能な画像形成装置から出力されるキャリブレーションシートであって、
    白色以外のトナーにより形成された第1層と、
    前記第1層と重複した領域に形成され、濃度の検出領域である白色トナーにより形成された複数のパッチ領域を含む第2層とを有し、
    前記第1層は、均一の面積率で形成され、
    前記複数のパッチ領域は、それぞれの白色トナーの面積率が異なり、
    前記第2層は、透明な記録媒体上に形成され、
    前記第1層は、前記第2層上に形成される
    キャリブレーションシート。
  12. 白色トナーにより画像形成が可能な画像形成装置から出力されるキャリブレーションシートであって、
    白色以外のトナーにより形成された第1層と、
    前記第1層と重複した領域に形成され、濃度の検出領域である白色トナーにより形成された複数のパッチ領域を含む第2層とを有し、
    前記第1層は、均一の面積率で形成され、
    前記複数のパッチ領域は、それぞれの白色トナーの面積率が異なり、
    前記第1層は、透明な記録媒体の一方の面に形成され、
    前記第2層は、前記記録媒体の他方の面に形成される
    キャリブレーションシート。
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