JP2016208151A - 画像処理装置、画像処理方法、画像処理装置を有する画像形成装置、及びプログラム。 - Google Patents
画像処理装置、画像処理方法、画像処理装置を有する画像形成装置、及びプログラム。 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】濃度ムラ補正を精度良く実施するためには、多数の補正LUTを要し、それを格納するための大容量のメモリが必要となる結果、コスト増大に繋がる。【解決手段】画像形成装置において一定方向に生じる濃度ムラの入力画像に対する影響を打ち消す濃度補正のための予備処理を行なう画像処理装置であって、前記画像形成装置によって形成した濃度の異なる複数のパッチを含むチャートを読み取って得られたパッチ画像データから検出された濃度ムラに応じて、一定方向における複数の位置座標に関連付けられた、前記濃度補正での基準となるテーブルを生成する補正基準生成手段と、を備えたことを特徴とする。【選択図】図5
Description
本発明は、電子写真方式やインクジェット方式等を利用して画像形成を行うデジタル方式の複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。特に、画像形成がなされた記録媒体上の画像濃度を検出等して濃度ムラ補正を行う画像形成装置に関するものである。
電子写真方式を利用した画像形成装置にあっては、レーザー光による感光体の走査によって画像形成を行う。電子写真方式のプリントエンジンでは、まず、レーザー光による露光手段で画像信号が感光ドラムに照射される。そして、感光ドラム上に形成された静電潜像に対してトナーが現像され、トナー像は紙に代表される記録媒体に転写され、定着手段によって溶融熱定着することで、記録媒体上に画像が形成される。
このような画像形成装置においては、気温、湿度などの使用環境の変動や経時変化、耐久による部材の性能劣化などによって印刷出力画像の色味変動が生じることがある。さらに、感光体の主走査方向の感度ムラや、感光ドラムに照射されるレーザー光量の端部出力落ち、レンズ収差などにより、感光体に均一のエネルギーで露光しても、転写紙上の画像に濃度ムラや色ムラが位置によって生じてしまうことがある。そして、一般的に、副走査方向よりも主走査方向の方が、これらムラの影響がより大きくなるケースが多い。
このような濃度ムラや色ムラを軽減するために、濃度補正が実施されている。例えば、濃度が等しいパターンの画像を記録媒体上に形成し、主走査方向の位置座標に関連付けてこの形成されたパターンの濃度を読み取り、当該位置座標に応じて、濃度ムラがなくなるようにレーザー光量を調整したり、画像処理によって濃度調整したりといった方法である(例えば、特許文献1)。
しかし、上記特許文献1のような方法で濃度ムラ補正を行うと、多くの位置座標毎にレーザー光量の補正値や、濃度調整のルックアップテーブル(LUT)を記憶しておく必要があり、多量のメモリが必要となる。
この点、読取対象のパターンのうち、所定間隔で設けた基準位置座標でのみ濃度検出を行ってLUTを作成し、基準位置座標以外の位置座標の濃度は、付近にある基準位置座標の濃度を参照し、補間演算や近似式によって推定する方法もある(例えば、特許文献2)。
例えば電子写真方式の画像形成装置では、距離的に互いに近い座標間で急峻な濃度変化が起こる場合があり、このような場合、基準位置座標を多数用意しなければ、濃度ムラ補正において急峻な変化に対応できないことになる。また、近似式による推定では、濃度ムラが複雑な形状を描いている場合、それに追随できないことになる。
いずれの場合も、比較的近傍の領域での急峻な濃度ムラを補正しきれない結果、記録媒体上で生じる画像形成のムラが、それを見るユーザにとって目立ちやすいという問題が起こる。
一方で、上述のような問題に対処しようと基準位置座標を潤沢に用意すると、それに対応するLUTを格納するためのメモリ容量が大きくなり、コストが増大してしまうという問題がある。
本発明に係る画像処理装置は、画像形成装置において一定方向に生じる濃度ムラの入力画像に対する影響を打ち消す濃度補正のための予備処理を行なう画像処理装置であって、前記画像形成装置によって形成した濃度の異なる複数のパッチを含むチャートを読み取って得られたパッチ画像データから検出された濃度ムラに応じて、一定方向における複数の位置座標に関連付けられた、前記濃度補正での基準となるテーブルを生成する補正基準生成手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、高品質な濃度ムラ補正を低コストで実施することができる。
以下、添付の図面を参照して、本発明を実施する形態について説明する。なお、以下の実施例において示す構成は一例に過ぎず、本発明は図示された構成に限定されるものではない。
[実施例1]
本実施例では、主走査方向の濃度ムラを補正する機能を持つ、電子写真方式のモノクロMFP(Multi Function Peripheral)を例に説明する。ここで、主走査方向とは、電子写真方式を利用した画像形成装置にあっては、レーザー光によって感光体を走査する方向を指し、記録媒体の搬送方向(副走査方向)と直行する方向を指す。
本実施例では、主走査方向の濃度ムラを補正する機能を持つ、電子写真方式のモノクロMFP(Multi Function Peripheral)を例に説明する。ここで、主走査方向とは、電子写真方式を利用した画像形成装置にあっては、レーザー光によって感光体を走査する方向を指し、記録媒体の搬送方向(副走査方向)と直行する方向を指す。
図1は、本実施例に係る、モノクロMFPの構成を示すブロック図である。モノクロ MFP100は、プリント、コピー、FAX、BOX保存といった複数の機能を有するK単色のプリンタエンジンを備えた画像形成装置であり、画像入力部101、濃度ムラ検出部102、補正基準生成部103、濃度補正部104、画像形成部105、主制御部111、記憶部112、操作部113で構成される。
主制御部111は、CPUやRAMを備えたモノクロMFP100全体の制御を行う制御部である。記憶部112は、例えばHDDであり、画像入力部101から入力された画像データやそれに付随する情報等を記憶する。操作部113は、ユーザが各種入力操作を行なうためのユーザインタフェースである。
画像入力部101は、不図示のPC等から印刷対象となる画像データを取得する。さらに、不図示の原稿台やADF(Auto Document Feeder)にセットされた原稿を読み取って画像データを取得するスキャナ機能も備える。濃度ムラ検出部102は、紙等の記録媒体上に形成されたパッチ画像の濃度ムラを検出する。補正基準生成部103は、濃度ムラを補正する際の基準となる、入力値と出力値とを対応付けたルックアップテーブル(以下、基準補正LUT)を生成する。濃度補正部104は、基準補正LUTを用いて画像データの濃度補正を行う。画像形成部105は、電子写真方式によって記録媒体上に画像を形成する。
図2は、本実施例に係る、モノクロMFP100における、基準補正LUTの生成と濃度補正を伴う印刷処理の流れを示すフローチャートである。この一連の処理は、主制御部111内のCPUが、記憶部112に格納されているプログラムをRAMにロードし、実行することで実現される。
なお、以下に示すステップのうち、ステップ201〜204は、濃度ムラ補正で用いる基準補正LUT生成等の予備処理(予備動作)210であり、経時変化や環境変動等の影響による濃度ムラの変化が起きた場合にのみ実行すればよい。一方、ステップ205〜207は、入力画像データに対して濃度補正を行なって記録媒体上に画像を形成する本処理(本動作)211であり、入力される画像データの出力枚数分だけ実行する必要がある。まず、予備動作210について詳しく説明する。
ステップ201において、主制御部111は、予め用意された濃度パッチデータを記憶部112から読み出し、その出力を画像形成部105に対し指示する。画像形成部105は主制御部111からの指示を受け、記録媒体上に複数のパッチを形成した濃度ムラ評価のためのチャート(以下、評価チャート)を出力する。図3に評価チャートの一例を示す。この評価チャートは、後述のステップ203の処理で主走査方向の濃度ムラを検出するのに使用される。このため、図3に示す評価チャート300では、右向きの矢印が示す主走査方向に長く延びた、画像データ上で均一な濃度レベルの矩形のパッチを配置しており、これが本実施例で用いる評価チャートの特徴となっている。そして、段階的に濃度レベルを異ならせたこのような横長の矩形パッチ301〜306が、副走査方向に並べられる。異なる濃度レベルのパッチを複数個並べるのは、濃度レベルの高低によって濃度ムラの傾向が異なる可能性があり、それをチェックするためである。
ステップ202において、主制御部111は、操作部113を介したユーザ指示に基づき、原稿台等にセットされた評価チャートの読み取りを画像入力部101に指示する。画像入力部101は主制御部111からの指示を受け、評価チャートを読み取って電子画像信号化し、パッチ画像データを取得する。取得されたパッチ画像データは記憶部112に格納される。
ステップ203において、主制御部111は、ステップ202で取得したパッチ画像データにおける濃度ムラの検出を濃度ムラ検出部102に対し指示する。濃度ムラ検出部102は主制御部111からの指示を受け、パッチ画像における濃度のムラを検出する。図4は、パッチ画像から濃度ムラを検出する様子を示す図である。図4において、パッチ画像400における各パッチ401〜406は、図3に示した評価チャートにおける各パッチ301〜306にそれぞれ対応している。そして、各パッチ401〜406は一定数のブロックに区切られ、各ブロックの中心点(白の丸で表現)の濃度が検出される。図4の例では各パッチをそれぞれa〜pの計16個のブロックに区切っており、各パッチ401〜406において、16箇所の濃度が検出されることになる。図4に示すパッチ画像の例では、(パッチの個数:6)×(ブロック分割数:16)=96個の濃度が得られることになる。図5(a)は、パッチ401における各ブロックから得られた濃度値をプロットしたグラフの一例であり、横軸が主走査方向の座標、縦軸が濃度を表している。図5(a)のグラフにおいて、プロットされた各点511〜526は、パッチ401における16個のブロックから得られた濃度にそれぞれ対応し、6つの黒丸で示す点が後述の「基準位置座標」として選択される点を表している。16個の点の中からどのようにこれら6つの点が選択されるかについては、次のステップ204で説明する。他のパッチ402〜406についても同様にブロック毎の濃度が検出され、得られた濃度データは、評価チャート300における各パッチ301〜306の濃度レベル及び主走査方向の座標と関連付けて、記憶部112に格納される。
ステップ204において、主制御部111は、補正基準生成部103に対し基準補正LUTの生成を指示する。主制御部111からの指示を受けて補正基準生成部103は、まず、基準補正LUTにおける基準位置座標の選択を行う。この基準位置座標の選択は、検出された濃度ムラの単位距離当たりの変化量に基づいて決定され、例えば評価チャート内で最も高い濃度レベルのパッチ301(401)を用いる。本実施例では、最も高濃度のパッチにおける隣り合うブロック同士の中心点の濃度差分が一定の閾値以上である場合は、当該隣り合うブロックの双方の中心点を基準位置座標として全て選択する。一方、濃度差分が一定の閾値未満となるようなブロックの領域については、不連続で(所定の間隔を空けて)任意の位置のブロックの中心点を基準位置座標として選択する。図5(b)は、図5(a)に示した検出濃度の具体例において、基準位置座標を選択する際の基礎となる濃度差分の分布を示すグラフであり、横軸は主走査方向の位置座標、縦軸は点511〜526内で隣り合う点同士の濃度差分を表している。図5(b)において、破線530は上述の閾値を表し、例えば点511と点512との濃度差分を示すバー531はこの閾値を越えているのが分かる。図5(b)では、バー531〜533で示す3箇所の濃度差分が閾値以上となっており、それ以外の濃度差分を示すバーは閾値未満となっている。この結果、バー531〜533の濃度差分に関係する点511、点512、点524、点525、点526に対応する位置座標(ブロック401a、ブロック401b、ブロック401n、ブロック401o、ブロック401pの中心点の位置座標)はすべて基準位置座標として選択される(図5(a)参照)。また、これら以外の点からも、一定の間隔(本実施例では5個に1個の割合)で、基準位置座標(ここでは、点518=ブロック401hの中心点の位置座標)が選択される(図5(a)参照)。なお、本実施例では濃度ムラが最も顕著に現れやすいパッチである、最も濃度レベルの高いパッチ401のみを用いて基準位置座標の選択を行う場合を説明したが、これに限られない。他の濃度レベルのパッチでもよいし、複数種類のパッチの組み合わせを参照した上で基準位置座標を選択してもよい。
次に、補正基準生成部103は、上述のようにして選択された基準位置座標毎に、濃度ムラを補正するための基準となるLUT(基準補正LUT)を生成する。図6(a)は、基準補正LUTの生成過程を説明する図(グラフ)であり、主走査方向の座標が同じブロック(ここでは各パッチにおける左端のブロック)の中心点について、横軸に入力の濃度レベルを、縦軸に検出された濃度をマッピングしている。すなわち、評価チャートにおける各パッチ301〜306の濃度レベルを横軸、各左端ブロック401a〜406aの中心点において検出された濃度を縦軸としてマッピングしたものが、点611〜616に相当する。そして、曲線610はこれらの点611〜616を近似曲線化したものである。曲線620は、入力の濃度レベルと出力濃度値との理想的な関係を表した、画像形成の結果において狙いとするターゲット濃度特性を表している。ここで、入力の濃度レベルをx、実測濃度値を示す曲線610をf(x)、ターゲット濃度特性を示す曲線620をt(x)、求める基準補正LUTの特性(ゲイン)を示す曲線をC(x)とすると、以下の式(1)の関係が成り立つ。
図6(b)に示すグラフは、図6(a)のケースで生成される基準補正LUTのゲインを示す曲線630で、横軸が入力の濃度レベルを、縦軸が補正係数を表している。補正係数=1.0のとき入力濃度値がそのまま出力濃度値となる。このように、曲線630で示すゲインを持つ基準補正LUTが、左端のブロック群の中心点を基準位置座標として、その主走査位置と関連付けられて生成される。そして、全ての基準位置座標についての基準補正LUTが生成されると、選択された各基準位置座標と対応する基準補正LUTとが関連付けられて、記憶部112に格納される。
続いて、本動作211について詳しく説明する。
ステップ205では、画像入力部101によって、印刷処理の対象となる入力画像データが取得される。取得された入力画像データは記憶部112に格納される。
ステップ205では、画像入力部101によって、印刷処理の対象となる入力画像データが取得される。取得された入力画像データは記憶部112に格納される。
ステップ206において、主制御部111は、濃度補正部104に対し、ステップ205で取得された入力画像データについての濃度補正を指示する。主制御部111からの指示を受けて濃度補正部104は、記憶部112から入力画像データ及び基準補正LUTを読み出し、濃度補正処理を実行する。ここで、図7及び図8を参照して、基準補正LUTを用いた濃度補正処理について説明する。図7は、入力画像700内の注目画素701に適用される基準補正LUTの基準位置座標を示す図である。図7において、破線711は注目画素701の主走査方向左側にある最も近い基準位置座標(左最近傍基準位置座標)を示し、破線712は主走査方向右側にある最も近い基準位置座標(右最近傍基準位置座標)を示している。そして、両矢印712は注目画素701から左最近傍基準位置座標711までの距離を表し、両矢印722は注目画素701から右最近傍基準位置座標712までの距離を表している。左最近傍基準位置座標711及び右最近傍基準位置座標712における2つの基準補正LUTと、それぞれの基準位置座標までの距離721及び距離722を用いて、注目画素701における補正係数を求めることができる。具体的には、左最近傍基準位置座標711の基準補正LUTをC1(x)、右最近傍基準位置座標712の基準補正LUTをC2(x)、距離721をd1、距離722をd2とし、注目画素701における補正係数Cv(x)として、以下の式(2)よって求められる。
さらに、注目画素701の入力画素値をiとすると、注目画素701の濃度補正処理後の画素値Icは、以下の式(3)で表される。
図8は、横軸に入力の濃度レベル、縦軸に補正係数をとったグラフであり、グラフ上の点800が注目画素701の補正係数Cv(x)を示し、曲線801が左最近傍基準位置座標711における基準補正LUTのゲイン、曲線802が右最近傍基準位置座標712における基準補正LUTのゲインを示している。また、点800からそれぞれの曲線801/802までの距離を示す両矢印811と両矢印812との比は、前述の注目画素からの各基準位置座標までの距離を示す両矢印721と両矢印722との比と等しい。すなわち、注目画素701を挟んだ両側最近傍の基準位置座標に対応する2つの基準補正LUTからの距離に応じて線形演算することによって、基準位置座標以外の中間的な位置座標における補正係数を導出することができる。以上のような処理を入力画像内の全ての画素について完了すると、濃度値が補正された画像データ(補正画像データ)が記憶部112に格納される。
ステップ207において、主制御部111、画像形成部105に対し、補正画像データを用いた画像形成を指示する。主制御部111からの指示を受けて画像形成部105は、記憶部112から補正画像データを読み出し、当該補正画像データに従った画像を記録媒体上に形成し出力する。すなわち、電子写真方式の画像形成装置であれば、補正後の画像データに従ってレーザー光量を調整した画像の形成がなされ、インクジェット方式の画像形成装置であれば、補正後の画像データに従って吐出されるインク量を調整した画像の形成がなされる。
以上が、本実施例に係る、濃度補正に用いる基準補正LUTの生成とそれを用いた濃度補正処理を伴う印刷処理全体の動作フローである。
以下に、図9及び図10を参照して、本実施例を適用した場合の効果について説明する。
図9(a)〜(c)に示す各グラフは、基準位置座標を図5(a)において黒丸で示される6個の点(511、512、518、524、525、526)に対応する位置座標とした場合の基準補正LUTの特性を示すグラフである。図9(a)には、基準位置座標に対応する上述の6個の点を直線で結んだ折れ線900が示されている。また、図9(b)は、上記折れ線900と各プロット点511〜526との差分をグラフ化したものである。すなわち、図9(b)に示すグラフは、予備動作210で生成した基準補正LUTによって得られる補正後の濃度値と実際の濃度値(プロットされた各点で示される濃度ムラ)との差分(乖離具合)を示しており、この乖離具合を示す値が0に近いほど精度の高い濃度ムラ補正を実現できることを意味している。さらに、図9(c)は、図9(b)で示した各差分の隣接する領域での差(微分値)の絶対値をグラフ化したものである。ユーザが濃度にムラのある記録媒体を観察する場合、濃度の変化量をムラと感じる。図9(c)は、この濃度ムラの主観的な感じ方を模擬的に数値化したものと言い換えることができ、図9(b)と同様、この値が小さいほど、ユーザは濃度ムラが少ないと感じることを意味している。
図10は、従来手法による場合の比較例であり、図10(a)〜(c)は図9(a)〜(c)にそれぞれ対応している。図10(a)のグラフは、本実施例で生成される基準補正LUTにおける基準位置座標と同数(ここでは6個)の位置座標を、主走査方向に均等に割り振った位置として生成した、従来の補正LUTの特性を示している。図10(a)でも、主走査方向における6個の点を直線で結んだ折れ線1000が示されている。そして、図10(b)は、上記折れ線1000と各点511〜526との差分をグラフ化したものである。さらに図10(c)は、図10(b)で示した各差分の隣接する領域での差(微分値)の絶対値をグラフ化したものである。図10の(b)及び(c)のグラフから明らかなように、従来手法の場合では点524及び点525の濃度値において、折れ線1000との乖離具合が大きいことが分かる(図10(b)における符号1010及び図10(c)における符号1020及び1030を参照)。
このように本実施例の手法では、従来手法と同じ数の主走査方向の位置を基準に濃度補正用のLUTを生成した場合においても、高精度に濃度ムラ補正を実施することが可能となる。これは、主走査方向の比較的狭い領域内において大きな濃度ムラがある場合に、当該領域において集中的に基準補正LUTが生成され、結果的に実際の濃度ムラとの乖離を小さくすることができるためである。
なお、本実施例では、生成する基準補正LUTを、入力濃度値に対する出力濃度値を規定したゲインのLUTとしたが、これに限られない。生成するLUTは上述した効果を得られるものであればよく、例えばLUT合成のためのLUTを生成してもよい。図11は、LUT合成のためのLUTの概念を説明する図であり、前述の図6(a)に対応している。図6(a)において、曲線1100はLUT合成のためのLUTの特性を示す曲線であり、入力の濃度レベルをx、実測濃度値を示す曲線610をf(x)、ターゲット濃度特性を示す曲線620をt(x)、LUT合成のためのLUTの特性を表す曲線をC’(x)とすると、以下の式(4)の関係が成り立つ。
なお、本実施例では、後半の本動作のステップ群211における出力処理の対象が、MFPにおける印刷処理(プリント動作)の場合を例に説明したが、他の出力処理であってもよい。例えば、コピー処理であれば、ステップ205において原稿から画像を読み取るスキャンを実施すればよいし、BOX保存処理であれば、ステップ205において補正後の画像データが所定の格納領域に格納されることになる。
また、本実施例では、モノクロのMFPを前提として説明を行なったが、カラーのMFPにも同様に適用可能である。すなわち、モノクロMFPにおいてはK単色について動作させたステップについて、例えばCMYK4色についてそれぞれ独立に動作させることによって、カラーMFPにおいても同様の濃度ムラ補正の効果を得ることができる。
さらに、本実施例では、主走査方向において生じる濃度ムラの補正を前提に説明を行なったが、副走査方向において生じる濃度ムラの補正にも適用できることは言うまでもない。この場合は、副走査方向に長く延びた、画像データ上で均一な濃度レベルの矩形のパッチを配置した評価チャートを用いて濃度のムラを検出し、検出された濃度のムラに応じて副走査方向の位置座標に関連付けられた濃度補正用LUTを生成するようにすればよい。
また、本実施例では、予備動作と本動作を行なうための処理部が1台の画像形成装置にすべて実装された態様について説明を行なったが、前半の予備動作のみをスキャナや濃度測定器が接続されたPC等の画像処理装置で行なった上で、後半の本動作のみをプリンタ等の画像形成装置で行なうように構成してもよい。
以上のとおり本実施例によれば、画像形成装置における一定方向の濃度ムラの傾向に応じた基準補正LUTが、濃度勾配の大きい領域には密に、濃度勾配の小さい領域には疎に生成される。これにより、一定方向の濃度ムラを適切に補正するために必要な補正LUTを確保しつつ、補正LUTを格納するためのメモリ容量を抑制することができる。
[実施例2]
実施例1は、基準補正LUT生成のための基準位置座標について、主走査方向において隣り合うブロックの中心点間において一定以上の濃度差(一定以上の濃度勾配)がある場合に、濃度差がない部分に比べて密に配置する態様であった。この場合、濃度勾配が主走査方向の全域に亘って大きいと、基準位置座標の絶対数が増え、結果的に基準補正LUTの数を抑制することができない。そこで、濃度勾配が全域に亘って大きいようなケースでも、生成する基準補正LUTの数が一定数以下となるように抑制する態様について、実施例2として説明する。なお、実施例1と共通する部分については説明を省略ないしは簡略化し、以下では差異点を中心に説明するものとする。
実施例1は、基準補正LUT生成のための基準位置座標について、主走査方向において隣り合うブロックの中心点間において一定以上の濃度差(一定以上の濃度勾配)がある場合に、濃度差がない部分に比べて密に配置する態様であった。この場合、濃度勾配が主走査方向の全域に亘って大きいと、基準位置座標の絶対数が増え、結果的に基準補正LUTの数を抑制することができない。そこで、濃度勾配が全域に亘って大きいようなケースでも、生成する基準補正LUTの数が一定数以下となるように抑制する態様について、実施例2として説明する。なお、実施例1と共通する部分については説明を省略ないしは簡略化し、以下では差異点を中心に説明するものとする。
本実施例が先の実施例1と異なるのは、前述の図2のフローにおける基準位置座標の選択(ステップ204)において、ブロックの中心点間の濃度差分が大きい順に、その左右のブロックの中心点の主走査位置座標を基準位置座標として選択する点である。ここでは選択する基準位置座標の上限を8箇所とした場合を例に説明する。
図12は、本実施例における基準位置座標の選択手法を説明する図であり、実施例1における図5に対応している。図9(a)は、図5(a)に相当するステップ203において得られた濃度ムラを表すグラフであり、プロットされた各点1211〜点1226が任意のパッチにおける16個のブロックの中心点から得られた濃度を示している。図9(b)は、図5(b)に相当するグラフであって、点1211〜1226内で隣り合う点同士の濃度差分をグラフにしたものである。上述のとおり本実施例では、濃度差分が大きいものから順に基準位置座標として選択していく。図12(b)において、最も大きい濃度差分はバー1234であり、当該濃度差分に対応する点1224と点1225の2つの点が、まず基準位置座標として選択される。その次に大きい濃度差分はバー1235であり、これに対応する点1226(点1225は選択済み)が基準位置座標として追加で選択される。このような選択を上限(ここでは8箇所)まで繰り返すことによって、最終的にバー1231〜1235で示す濃度差分に対応する点1211〜点1215、及び、点1224〜点1226の計8点が基準位置座標として選択されることになる。
このように、本実施例によれば、濃度勾配の大きい順に基準位置座標を選択することによって、濃度勾配が主走査方向の全域に亘って大きい場合でも、一定の適正な濃度補正のための基準位置座標を選択し、生成する基準補正LUTの数を抑制することができる。
[実施例3]
実施例1及び実施例2では、基準補正LUTの生成を濃度ムラに変化が生じた任意のタイミングで実行するものとして説明した。しかし、例えば電子写真方式の画像形成装置において、主走査方向の相対的なムラは、全体的な濃度変動や副走査方向のムラに比べると、経時的な変動が起きにくい。すなわち、濃度の変動自体は起きるものの、主走査方向における濃度ムラを断面図として見た場合に、山・谷の形状の変化が生じにくい。そこで、基準位置座標の情報を、画像形成装置の機種若しくは個体に依存する既定の情報として予め記憶部に格納・保持しておき、この情報を利用して補正基準LUTを生成する態様について、実施例3として説明する。なお、実施例1及び2と共通する部分については説明を省略ないしは簡略化し、以下では差異点を中心に説明するものとする。
本実施例が、先の実施例1及び2と異なるのは、前述の図2のフローにおける基準補正LUTの生成処理(ステップ204)において、基準位置座標の選択を行なう代わりに、予め用意された基準位置座標情報を記憶部112から読み出す点である。図13は、本実施例に係る、予め用意される基準位置座標情報の一例を示す図である。図13の例では、前述の図4に示したような、各パッチを16個のブロックに区切った計6個の矩形パッチが副走査方向に並ぶパッチ画像を前提として、破線の枠1301〜1308で示される位置が固有の基準位置座標として決められている。本実施例では、このように固定の基準位置座標を指定する基準位置座標情報を利用して、基準補正LUTを必要に応じて生成する。
実施例1及び実施例2では、基準補正LUTの生成を濃度ムラに変化が生じた任意のタイミングで実行するものとして説明した。しかし、例えば電子写真方式の画像形成装置において、主走査方向の相対的なムラは、全体的な濃度変動や副走査方向のムラに比べると、経時的な変動が起きにくい。すなわち、濃度の変動自体は起きるものの、主走査方向における濃度ムラを断面図として見た場合に、山・谷の形状の変化が生じにくい。そこで、基準位置座標の情報を、画像形成装置の機種若しくは個体に依存する既定の情報として予め記憶部に格納・保持しておき、この情報を利用して補正基準LUTを生成する態様について、実施例3として説明する。なお、実施例1及び2と共通する部分については説明を省略ないしは簡略化し、以下では差異点を中心に説明するものとする。
本実施例が、先の実施例1及び2と異なるのは、前述の図2のフローにおける基準補正LUTの生成処理(ステップ204)において、基準位置座標の選択を行なう代わりに、予め用意された基準位置座標情報を記憶部112から読み出す点である。図13は、本実施例に係る、予め用意される基準位置座標情報の一例を示す図である。図13の例では、前述の図4に示したような、各パッチを16個のブロックに区切った計6個の矩形パッチが副走査方向に並ぶパッチ画像を前提として、破線の枠1301〜1308で示される位置が固有の基準位置座標として決められている。本実施例では、このように固定の基準位置座標を指定する基準位置座標情報を利用して、基準補正LUTを必要に応じて生成する。
本実施例の場合は、ステップ201で出力する評価チャートを、基準位置座標に対応するブロックのみとすることが可能で、基準位置座標以外の部分を空白にしてトナー消費量を削減したり、濃度ムラ補正用とは別目的のパッチを出力して他のキャリブレーションに活用したりといった構成にすることも可能である。
このように、本実施例では、予め用意された基準位置座標情報を読み出し利用することによって、画像形成装置に応じた濃度ムラ補正を安定的に行うことが可能になる。これと共に、基準位置座標の選択処理が不要となるので、画像形成装置の処理負荷が軽減される。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
Claims (12)
- 画像形成装置において一定方向に生じる濃度ムラの入力画像に対する影響を打ち消す濃度補正のための予備処理を行なう画像処理装置であって、
前記画像形成装置によって形成した濃度の異なる複数のパッチを含むチャートを読み取って得られたパッチ画像データから検出された濃度ムラに応じて、一定方向における複数の位置座標に関連付けられた、前記濃度補正での基準となるテーブルを生成する補正基準生成手段と、
を備えたことを特徴とする画像処理装置。 - 前記チャートを読み取って、パッチ画像データを取得する手段と、
前記パッチ画像データにおける濃度ムラを検出する検出手段と、
をさらに備え、
前記補正基準生成手段は、前記検出手段で検出された濃度ムラに応じて、前記一定方向における前記複数の位置座標を決定し、当該決定された複数の位置座標に関連付けられた前記テーブルを生成する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記一定方向における複数の位置座標は、前記濃度ムラの単位距離当たりの変化量に基づいて決定されることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
- 前記補正基準生成手段は、前記濃度ムラの単位距離当たりの変化量が所定の閾値を超えている部分について、当該閾値を超えていない部分に比べて、前記一定方向における複数の位置座標が密になるように決定することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
- 前記補正基準生成手段は、前記濃度ムラの単位距離当たりの変化量が所定の閾値を超えている部分について、当該変化量が大きい部分から順に、前記一定方向における複数の位置座標として決定することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
- 前記補正基準生成手段は、前記濃度の異なる複数のパッチのうち、最も濃度レベルが高いパッチのパッチ画像データから検出された濃度ムラに基づいて、前記一定方向における前記複数の位置座標を決定することを特徴とする、請求項2乃至5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記画像形成装置によって形成したチャートを読み取って得られたパッチ画像データから検出された濃度ムラに応じた、前記一定方向における前記複数の位置座標の情報を記憶する記憶手段を備え、
前記補正基準生成手段は、前記記憶手段に格納された前記複数の位置座標の情報に基づいて、前記テーブルを生成する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記一定方向とは前記画像形成装置における主走査方向又は副走査方向であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像処理装置を有する前記画像形成装置であって、
前記テーブルを参照して前記入力画像の濃度値を補正した画像データを生成し、当該生成された補正後の画像データに従ってレーザー光量を調整して、記録媒体上に画像を形成することを特徴とする、電子写真方式の画像形成装置。 - 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像処理装置を有する前記画像形成装置であって、
前記テーブルを参照して前記入力画像の濃度値を補正した画像データを生成し、当該生成された補正後の画像データに従って吐出されるインク量を調整して、記録媒体上に画像を形成することを特徴とする、インクジェット方式の画像形成装置。 - 画像形成装置において一定方向に生じる濃度ムラの入力画像に対する影響を打ち消す濃度補正のための予備処理を行なう画像処理装置における方法であって、
前記画像形成装置によって形成した濃度の異なる複数のパッチを含むチャートを読み取ってパッチ画像データを取得するステップと、
取得したパッチ画像データから濃度ムラを検出するステップと、
検出された濃度ムラに応じて、一定方向における複数の位置座標に関連付けられた、前記濃度補正での基準となるテーブルを生成するステップと、
を含むことを特徴とする方法。 - コンピュータを、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像処理装置として機能させるためのプログラム。
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- 2015-04-17 JP JP2015085033A patent/JP2016208151A/ja active Pending
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