JP2012042509A - 画像形成装置、画像濃度補正システム、画像形成方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

画像形成装置、画像濃度補正システム、画像形成方法、プログラムおよび記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP2012042509A
JP2012042509A JP2010180975A JP2010180975A JP2012042509A JP 2012042509 A JP2012042509 A JP 2012042509A JP 2010180975 A JP2010180975 A JP 2010180975A JP 2010180975 A JP2010180975 A JP 2010180975A JP 2012042509 A JP2012042509 A JP 2012042509A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
density
patches
image
correction
density correction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010180975A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunari Tonami
一成 戸波
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2010180975A priority Critical patent/JP2012042509A/ja
Publication of JP2012042509A publication Critical patent/JP2012042509A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】濃度補正用パッチのパッチ数を最適に制御する。
【解決手段】画像検査装置104は、出力用紙に印刷された濃度補正パッチを装置105により読み取った検査画像と、DFE102の印刷画像(正解画像)とを比較し、色差(濃度変動の大きさ)を検査する。濃度制御装置113は、CMYK版毎の色差に応じてCMYK版毎に補正パッチ数を決定し、決定された数の補正パッチを印刷出力して、その濃度を検出することによりγ補正テーブルを調整する。
【選択図】図1

Description

本発明は、濃度補正用のパッチ数を最適に制御する画像形成装置、画像濃度補正システム、画像形成方法、プログラムおよび記録媒体に関する。
デジタル複写機やプリンタなどの画像形成装置には、濃度変動が発生した場合に本来の狙いの再現濃度に合わせるための濃度補正処理(キャリブレーション処理)を実行する機能が搭載されている。この濃度補正処理は、補正用パッチを印刷し、各パッチの濃度を測定することで、狙いの再現濃度からの変動を補正するようなγ補正テーブルを生成するものである。
この濃度補正処理では、補正用パッチのパッチ数を多くすれば精度の高い補正が可能となるものの、補正用パッチを印刷する際にトナーを多く消費してしまう。そこで、印刷するパッチ数を最適にするために、出力枚数や環境条件(温度や湿度)に応じて補正用パッチのパッチ数を制御する技術がある(例えば、特許文献1を参照)。
しかし、出力枚数や環境条件に応じて補正用パッチのパッチ数を制御する従来の技術では、単純に出力枚数や環境条件に対応付けられたパッチ数に決定するため、実際の出力画像の濃度変動に対して最適なパッチ数とはならず、パッチ数の決定精度が悪いという問題があった。つまり、大きな濃度変動が発生しているにもかかわらず、補正用パッチのパッチ数が少なくて十分な補正精度が得られない場合がある、あるいは、濃度変動が発生していないにもかかわらず、多くの補正用パッチを印刷してしまい、無駄にトナーを消費してしまう場合がある。
本発明は、上記した課題に鑑みてなされたもので、
本発明の目的は、濃度補正用パッチのパッチ数を最適に制御する画像形成装置、画像濃度補正システム、画像形成方法、プログラムおよび記録媒体を提供することにある。
本発明は、濃度変動が発生した場合に所望の再現濃度にあわせる濃度補正処理機能を搭載した画像形成装置であって、出力用紙上に印刷された出力画像の濃度変動の検査結果を外部から入力し、入力された該検査結果に応じて濃度補正用のパッチ数を決定する決定手段と、前記決定された数の濃度補正用のパッチを形成する形成手段と、前記形成されたパッチを用いて前記出力画像の濃度を補正する濃度補正手段とを有することを最も主要な特徴とする。
本発明によれば、画像検査装置を用いて出力画像の濃度変動の大きさ(色差)を検知し、実際の色差に応じて最適なパッチ数を形成できるので、濃度補正用パッチのパッチ数を最適に制御することができる。
本発明の画像形成装置の全体構成を示す。 画像処理装置の構成を示す。 画像検査装置の構成を示す。 実施例1の色差算出の処理フローチャートを示す。 濃度制御装置の構成を示す。 実施例1の濃度補正用のパッチ例を示す。 実施例1、2の補正パッチ数と階調値の対応を示す。 実施例2の濃度補正用のパッチ例を示す。 実施例3の色差算出の処理フローチャートを示す。 実施例3の補正パッチ数と階調値の対応を示す。 実施例3の濃度補正用のパッチ例を示す。
以下、発明の実施の形態について図面により詳細に説明する。本発明は、画像検査装置を用いて出力画像の濃度変動を検知し、その実際の濃度変動に応じて最適なパッチ数の補正パッチを形成して濃度補正処理を行う。
図1は、本発明の画像形成装置の全体構成を示す。画像形成装置は、クライアントPC101と、デジタルフロントエンド(DFE)と呼ばれるプリントサーバー102と、画像出力装置103と、画像検査装置104からなる。
クライアントPC101がプリントを指示すると、プリントサーバーDFE102は、プリンタ言語の解析、画像の描画を行ない、最終的には、接続されている画像出力装置103が受け取れる出力ビット数にあったビットマップ画像を生成する。この実施例では、600dpiCMYKの8ビットのRIP画像データを生成し、この画像データが画像出力装置103に送られて印刷出力される。
画像出力装置103は、一般的な電子写真方式の画像形成装置であり、画像出力装置103の画像形成部は、画像処理装置106、レーザー書き込み装置107、現像ドラム108、帯電装置109、現像装置110、中間転写ベルト111、定着装置112からなる。
図2は、画像処理装置の構成を示す。画像処理装置106は、プリントサーバーDFE102から送られてきた画像データに対して、補正テーブルに従った補正を行うγ補正処理部201、中間調処理を行う中間調処理部202からなる。
帯電装置109は、現像ドラム108の表面に所望の電荷を与える機能を持ち、その帯電量は帯電電位制御信号を制御することによって変えることができる。現像装置110は現像ドラム上にトナーを現像する機能を持ち、現像バイアスVbを現像バイアス制御信号によって変えることができる。レーザー書き込み装置107は画像信号に合わせて現像ドラム上に潜像を形成する機能を持ち、レーザー発光時の露光光量をLDパワー制御信号によって変えることができる。
印刷出力された出力紙は、画像検査装置104に接続されている画像読み取り装置105によって画像情報が読み取られる。上記RIP画像データは正解画像として画像検査装置104にも転送されている。画像検査装置104では、このRIP画像データと画像読み取り装置105で読み取られた画像データを比較することで画像の検査を行なう。
図3は、画像検査装置104の構成を示す。画像読み取り装置105で読み取られた画像は、RGBデータとして出力され、このデータは色変換装置301でL*a*b*値に変換される。同時にDEF102から送られている正解画像データ(CMYK各8bit)は、色変換装置302でL*a*b*値に変換される。画像比較装置303は、この2つのデータを比較して、印刷された出力画像の色差ΔEを検出する(濃度変動を色差で検出する)。
ΔE=((L*−L*)+(a*−a*)+(b*−b*)1/2
図4は、画像検査装置により実行される色差算出の処理フローチャートである。本実施例では、印刷された出力画像の色差ΔEをCMYK版毎に検出する。C版のデータ値(正解画像のCMYKデータのCのデータ値)が0の画素では(ステップ402でNo)、その画素の印刷にC版が使用されていないので、C版の色差算出にその画素を含ない。逆にデータ値が0以外であれば(ステップ402でYes)、C版が使用されているので、C版の色差算出にその画素を含める(ステップ403)。ステップ404では、前述したように、注目画素の原画像(正解画像)データと検査画像データの色差dEを算出し、ステップ405では、色差dEを色差合計値に加算し、ステップ406で出力画像の全画素について処理が終了したら、ステップ407では、C版の色差合計値を画素数cntで除算した色差を算出する。M、Y、K版の色差も同様に算出する。
画像検査装置104は、出力画像の濃度変動をCMYK版毎に検査し、濃度制御装置113は、検査結果に応じて濃度補正処理の補正用パッチ数を版毎に決定する。図5は、濃度制御装置113の構成を示し、パッチ数決定部501と、濃度補正処理部502からなる。
濃度補正処理部502が実行する第1の濃度補正処理は、出力用紙上の補正パッチによるγ補正処理の補正テーブルを調整する処理である。
ユーザー画像の出力間に、濃度補正用のパッチ画像を印刷用紙に出力し、紙面上の濃度検出センサーS3により、そのパッチ画像の濃度を取得する。その検出結果に基づいて、画像処理装置106におけるγ補正処理部201の補正テーブルを調整する。
なお、紙面上の濃度検出センサーS3の代わりに、画像読み取り装置105でパッチ画像の濃度を取得する構成や、画像出力装置103上に設置された画像読み取り装置(スキャナ)でパッチ画像の濃度を取得する構成でも良い。
第1の濃度補正処理では、濃度補正シートとして補正パッチを1枚(あるいは複数枚)の用紙に印刷するため、形成できる補正パッチ数は多い。ここでは、図6(a)に示すように、A3用紙に2cm四方程度の大きさの補正パッチを印刷し、最大で16パッチ×4列とする。
濃度制御装置113のパッチ数決定部501は、検出されたCMYK版毎の色差ΔEi(i=C,M,Y,K)に応じて、CMYK版毎に補正パッチ数を以下のように決定する。
・色差ΔEi=0以上3未満のとき 補正パッチ数=0
・色差ΔEi=3以上6未満のとき 補正パッチ数=8
・色差ΔEi=6以上12未満のとき 補正パッチ数=12
・色差ΔEi=12以上のとき 補正パッチ数=16
一例として、画像検査装置104における検査結果が、ΔEC=5、ΔEM=2、ΔEY=4、ΔEK=15であった場合は、補正パッチは、Cが8パッチ、Mが0パッチ、Yが8パッチ、Kが16パッチとなる。図6(b)は、実施例1の補正パッチ数の一例を示す。前述したように、濃度補正処理部502は、決定した図6(b)の補正パッチを印刷出力し、紙面上の濃度検出センサーS3により、そのパッチ画像の濃度を取得し、その検出結果に基づいて、画像処理装置106におけるγ補正処理部201の補正テーブルを調整する。このように、補正パッチを印刷出力して濃度補正処理を行う場合に、濃度変動の大きさに応じたパッチ数で濃度補正処理を行うことができる。
一般的なMFPでは、用紙に出力する補正パッチが16パッチ程度あれば精度的に十分な濃度補正が可能であるため、一番多いパッチ数を16パッチとする。また、濃度変動が小さい場合には、その半分の8パッチ程度あれば濃度補正の精度を確保できるため、一番少ないパッチ数を16パッチとする。
なお、形成する補正パッチの階調値は、出力された補正パッチの明度が等間隔になるように決める。階調値に対して明度リニアで出力される画像形成装置の場合には、補正パッチの階調値を等間隔にすれば良い。図7(a)に示すように、階調値を各パッチ数毎に予め決めておき、濃度補正処理部502に保持しておく。出力された補正パッチの階調がある程度等間隔になるようにすることで、濃度補正処理の精度を向上させることができる。
このように、版毎の色差を検出し、その色差が大きいほど補正パッチ数を多く形成するように版毎に制御し、CMYK版毎に濃度変動の大きさに応じたパッチ数とすることができる。一般的には、色差ΔEが3未満の場合はその差が人間の目にはほとんど認識されないため、補正パッチ数を0として、補正を実施しない。これにより、濃度補正が必要ない色版に対しては補正パッチを形成しないので、補正パッチを出力する際のトナー消費を節約することができる。CMYK全版が色差3未満の場合には濃度補正は行われないので、ユーザー画像の出力を停止することがなく、従って生産性の低下を防ぐことができる。
また、色差3以上の色版(実際に濃度変動が確認される程度に大きい色版)に対しては、色差が大きいほど補正パッチ数を多くする。これにより、濃度変動が小さい色版に対しては必要最低限の補正パッチ数とすることで、補正パッチを出力する際のトナーを節約することができ、濃度変動が大きい色版に対しては高精度な濃度補正を行うことができる。
画像検査装置104は、出力画像の濃度変動をCMYK版毎に検査し、濃度制御装置113は、検査結果に応じて濃度補正処理の補正用パッチ数を版毎に決定する。
実施例2の濃度補正処理部502が実行する第2の濃度補正処理は、画像形成過程の補正パッチによるγ補正処理の補正テーブルを調整する処理である。
ユーザー画像(クライアントPC101よりプリント指示が行なわれた画像)の紙間、あるいは、ユーザー画像の画像形成領域外(主走査方向の端部)の現像ドラム上に、濃度補正用のトナー像(未定着の補正用パッチ画像)を形成し、そのトナー付着量をトナー付着量検出センサーS1で検出する(中間転写ベルト上のトナー付着量検出センサーS2で測定したトナー付着量に基づいた制御でも良い)。その検出結果に基づいて、画像処理装置106におけるγ補正処理部201の補正テーブルを調整する。
第2の濃度補正処理では、出力画像領域外(紙間や端部余白など)に補正パッチを形成するため、形成できる補正パッチ数は少ない。ここでは、図8(a)に示すように、紙間に1cm四方程度の大きさの補正パッチを形成し、最大で4パッチ×4列の16パッチとする。
実施例2のパッチ数決定部501は、検出されたCMYK版毎の色差ΔEi(i=C,M,Y,K)に応じて、CMYK版毎に補正パッチ数を以下のように決定する。
・色差ΔEi=0以上3未満のとき 補正パッチ数=0
・色差ΔEi=3以上6未満のとき 補正パッチ数=4
・色差ΔEi=6以上のとき 補正パッチ数=8
実施例2では、図8(a)に示すように、1列には4パッチしか形成できないので、パッチ数が8パッチとなる色版は2列に形成されることになる。
一例として、画像検査装置104における検査結果が、ΔEC=5、ΔEM=2、ΔEY=4、ΔEK=15であった場合は、補正パッチは、Cが4パッチ、Mが0パッチ、Yが4パッチ、Kが8パッチとなる(図8(b))。濃度補正処理部502は、図8(b)の補正パッチを現像ドラム上に形成し、そのトナー付着量をトナー付着量検出センサーS1で検出し、その検出結果に基づいて、画像処理装置106におけるγ補正処理部201の補正テーブルを調整する。このように、画像形成装置内部で濃度補正処理を行う場合に、濃度変動の大きさに応じたパッチ数で濃度補正処理を行うことができる。
なお、形成する補正パッチの階調値は各パッチ数毎に予め決めておき、図7(b)に示すように、濃度補正処理部502に保持しておく。
また、以下のように、CMYKパッチ数の合計が16パッチを超える場合には、補正パッチの形成を2回に分ける。
・8パッチが3版または4版の場合
・8パッチが2版で、4パッチが1版または2版の場合
・8パッチが1版で、4パッチが3版の場合
最初に紙間にC版とM版の補正パッチを形成して補正を実施し、次の紙間にY版とK版の補正パッチを形成して補正を実施する。Y版とK版の補正を反映するタイミングが出力1枚分遅れるが、精度を確保することができる。
このように、濃度変動の小さい色版の補正パッチ数を減らし、大きい色版の補正パッチを増やすことで、濃度変動の大きい色版に対しては8パッチを形成することができ、形成できる総パッチ数が少ない場合でも高精度な補正を行うことができる。
実施例3は、出力画像の濃度変動を階調範囲(低濃度/中濃度/高濃度)毎に検査し、検査結果に応じて濃度補正処理の補正用パッチ数を版毎に決定する。実施例3の濃度補正処理部502では、実施例1と同様に、出力用紙に補正用パッチを印刷する第1の濃度補正処理を実行する。
実施例3の濃度変動の検査では、印刷された出力画像の色差ΔEを階調範囲(低濃度/中濃度/高濃度)毎に検出する。図9は、実施例3の色差算出の処理フローチャートである。
C版のデータ値(正解画像のCMYKデータのCのデータ値)が0/255〜85/255の場合は低濃度と判定し(ステップ602でYes)、86/255〜170/255の場合は中濃度と判定し(ステップ608でYes)、171/255〜255/255の場合は高濃度と判定し(ステップ608でNo)、その判定された階調範囲の色差算出にその画素を含める(ステップ603、609、612)。ステップ604、610、613では、各階調範囲の色差を算出し、ステップ605、611、614では、各階調範囲の色差を色差合計値に加算し、ステップ607では、色差合計値を画素数cntで除算することにより各階調範囲の色差を算出する。M、Y、K版の色差も同様に算出する。
実施例3のパッチ数決定部501は、検出されたCMYK版毎の色差ΔEi(i=C,M,Y,K)に応じて、CMYK版毎に補正パッチ数を以下のように決定する。
各階調範囲毎に、
・色差ΔEi=0以上3未満のとき 補正パッチ数=0または2
・色差ΔEi=3以上6未満のとき 補正パッチ数=4
・色差ΔEi=6以上のとき 補正パッチ数=6
ここで、色差ΔEi=0以上3未満のときは、他の階調範囲で補正パッチを形成する場合(ΔEi=3以上のとき)には補正パッチ数を2とする。これは、特定の階調範囲のみ補正パッチが形成されず、他の階調範囲で補正パッチが形成されると、補正パッチの階調値の飛びが大きくなり、補正の精度が悪くなるからである。なお、形成する補正パッチの階調値は各パッチ数毎に予め決めておき、図10に示すように、濃度補正処理部502に保持しておく。
一例として、画像検査装置における検査結果が、
低濃度で ΔEC=2、ΔEM=1、ΔEY=4、ΔEK=5
中濃度で ΔEC=5、ΔEM=2、ΔEY=5、ΔEK=15
高濃度で ΔEC=5、ΔEM=2、ΔEY=8、ΔEK=8
であった場合は、補正パッチは、図11に示すように、
C:低濃度2パッチ、中濃度4パッチ、高濃度4パッチ⇒計10パッチ
M:低濃度0パッチ、中濃度0パッチ、高濃度0パッチ⇒計0パッチ
Y:低濃度4パッチ、中濃度4パッチ、高濃度6パッチ⇒計14パッチ
K:低濃度4パッチ、中濃度6パッチ、高濃度6パッチ⇒計16パッチ
となる。
図11において、C1_1とC1_2は低濃度のパッチ、C2_1〜C2_4は中濃度のパッチ、C3_1〜C3_4は高濃度のパッチを示す。同様に、Y1_1〜Y1_4は低濃度のパッチ、Y2_1〜Y2_4は中濃度のパッチ、Y3_1〜Y3_6は高濃度のパッチである。Kも同様である。
M版は全ての階調範囲でΔEが3未満なので、補正パッチ数は0となる。これに対してC版の低濃度はΔEが3未満であるが、中濃度と高濃度でΔEが3以上となり補正パッチを形成するため、低濃度でも2パッチを形成する。
実施例1と同様に、濃度補正処理部502は、決定した図11の補正パッチを印刷出力し、紙面上の濃度検出センサーS3により、そのパッチ画像の濃度を取得し、その検出結果に基づいて、画像処理装置106におけるγ補正処理部201の補正テーブルを調整する。
このように、階調範囲毎の色差を検出し、その色差が大きいほど補正パッチ数を多く形成するように階調範囲毎に制御し、低濃度/中濃度/高濃度といった階調範囲毎の濃度変動の大きさに応じたパッチ数とすることができる。濃度変動が小さい階調範囲に対しては、必要最低限の補正パッチ数とすることで、補正パッチを出力する際のトナーを節約することができ、濃度変動が大きい階調範囲に対しては、多くの補正パッチを形成することにより、高精度な濃度補正を行うことができる。
本発明は、前述した実施例の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても達成される。この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施例の機能を実現することになる。プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施例の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施例の機能が実現される場合も含まれる。さらに、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施例の機能が実現される場合も含まれる。また、本発明の実施例の機能等を実現するためのプログラムは、ネットワークを介した通信によってサーバから提供されるものでも良い。
101 クライアントPC
102 デジタルフロントエンド(DFE)
103 画像出力装置
104 画像検査装置
105 画像読み取り装置
106 画像処理装置
107 レーザー書き込み装置
108 現像ドラム
109 帯電装置
110 現像装置
111 中間転写ベルト
112 定着装置
113 濃度制御装置
特開2008−058415号公報

Claims (13)

  1. 濃度変動が発生した場合に所望の再現濃度にあわせる濃度補正処理機能を搭載した画像形成装置であって、出力用紙上に印刷された出力画像の濃度変動の検査結果を外部から入力し、入力された該検査結果に応じて濃度補正用のパッチ数を決定する決定手段と、前記決定された数の濃度補正用のパッチを形成する形成手段と、前記形成されたパッチを用いて前記出力画像の濃度を補正する濃度補正手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 出力用紙上に印刷された出力画像の濃度変動を検査する検査手段を備えた画像検査装置と、出力用紙上に印刷された出力画像の濃度変動の検査結果を外部から入力し、入力された該検査結果に応じて濃度補正用のパッチ数を決定する決定手段と、前記決定された数の濃度補正用のパッチを形成する形成手段と、前記形成されたパッチを用いて前記出力画像の濃度を補正する濃度補正手段とを備えた画像形成装置とからなる画像濃度補正システム。
  3. 前記決定手段は、前記色毎の濃度変動に応じて、色版毎の濃度補正用のパッチ数を決定することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記決定手段は、前記階調範囲毎の濃度変動に応じて、階調範囲毎の濃度補正用のパッチ数を決定することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記決定手段は、前記出力画像の濃度変動が大きいほど濃度補正用のパッチ数を多くすることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  6. 前記濃度補正手段は、前記濃度補正用のパッチ数毎に形成するパッチの階調値を予め設定して保持することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  7. 前記濃度補正手段は、出力用紙上に形成された前記濃度補正用のパッチを用いて濃度を補正することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  8. 前記濃度補正手段は、画像形成過程において形成された前記濃度補正用のパッチを用いて濃度を補正することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  9. 請求項2記載の画像濃度補正システムにおいて、前記検査手段は、前記出力画像の濃度変動を色毎に検出した検査結果を出力することを特徴とする画像濃度補正システム。
  10. 請求項2記載の画像濃度補正システムにおいて、前記検査手段は、前記出力画像の濃度変動を階調範囲毎に検出した検査結果を出力することを特徴とする画像濃度補正システム。
  11. 出力用紙上に印刷された出力画像の濃度変動を検出する検出工程と、前記検出された濃度変動に応じて、濃度補正用のパッチ数を決定する決定工程と、前記決定された数の濃度補正用のパッチを形成して前記出力画像の濃度を補正する濃度補正工程を有することを特徴とする画像形成方法。
  12. 請求項11記載の画像形成方法をコンピュータに実現させるためのプログラム。
  13. 請求項11記載の画像形成方法をコンピュータに実現させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP2010180975A 2010-08-12 2010-08-12 画像形成装置、画像濃度補正システム、画像形成方法、プログラムおよび記録媒体 Pending JP2012042509A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010180975A JP2012042509A (ja) 2010-08-12 2010-08-12 画像形成装置、画像濃度補正システム、画像形成方法、プログラムおよび記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010180975A JP2012042509A (ja) 2010-08-12 2010-08-12 画像形成装置、画像濃度補正システム、画像形成方法、プログラムおよび記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012042509A true JP2012042509A (ja) 2012-03-01

Family

ID=45898957

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010180975A Pending JP2012042509A (ja) 2010-08-12 2010-08-12 画像形成装置、画像濃度補正システム、画像形成方法、プログラムおよび記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012042509A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015036709A (ja) * 2013-08-12 2015-02-23 株式会社リコー 印刷装置及び印刷処理方法
CN104516231A (zh) * 2013-10-07 2015-04-15 佳能株式会社 图像形成装置
JP2017054077A (ja) * 2015-09-11 2017-03-16 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置、画像形成方法および画像形成プログラム
JP2018028592A (ja) * 2016-08-17 2018-02-22 コニカミノルタ株式会社 画像形成システム、画像形成装置、階調補正方法および階調補正プログラム
JP2019215392A (ja) * 2018-06-11 2019-12-19 株式会社リコー 診断システム、画像形成装置、診断方法およびプログラム

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0832807A (ja) * 1994-07-14 1996-02-02 Ricoh Co Ltd 画像処理装置
JP2001292330A (ja) * 2000-04-07 2001-10-19 Canon Inc 画像処理方法、パッチパターン設定方法および画像処理装置
JP2002258573A (ja) * 2001-03-01 2002-09-11 Canon Inc 画像形成装置
JP2004198805A (ja) * 2002-12-19 2004-07-15 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2006030794A (ja) * 2004-07-20 2006-02-02 Canon Inc 画像形成装置および画像形成方法、並びにコンピュータプログラム及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP2008058415A (ja) * 2006-08-29 2008-03-13 Seiko Epson Corp 画像形成装置及びその制御方法
JP2008083252A (ja) * 2006-09-26 2008-04-10 Canon Inc 画像形成装置及びその制御方法
JP2008224845A (ja) * 2007-03-09 2008-09-25 Brother Ind Ltd 画像形成システム、画像形成装置及び濃度補正方法
JP2010107733A (ja) * 2008-10-30 2010-05-13 Kyocera Mita Corp 画像形成装置

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0832807A (ja) * 1994-07-14 1996-02-02 Ricoh Co Ltd 画像処理装置
JP2001292330A (ja) * 2000-04-07 2001-10-19 Canon Inc 画像処理方法、パッチパターン設定方法および画像処理装置
JP2002258573A (ja) * 2001-03-01 2002-09-11 Canon Inc 画像形成装置
JP2004198805A (ja) * 2002-12-19 2004-07-15 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2006030794A (ja) * 2004-07-20 2006-02-02 Canon Inc 画像形成装置および画像形成方法、並びにコンピュータプログラム及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP2008058415A (ja) * 2006-08-29 2008-03-13 Seiko Epson Corp 画像形成装置及びその制御方法
JP2008083252A (ja) * 2006-09-26 2008-04-10 Canon Inc 画像形成装置及びその制御方法
JP2008224845A (ja) * 2007-03-09 2008-09-25 Brother Ind Ltd 画像形成システム、画像形成装置及び濃度補正方法
JP2010107733A (ja) * 2008-10-30 2010-05-13 Kyocera Mita Corp 画像形成装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015036709A (ja) * 2013-08-12 2015-02-23 株式会社リコー 印刷装置及び印刷処理方法
CN104516231A (zh) * 2013-10-07 2015-04-15 佳能株式会社 图像形成装置
US9516196B2 (en) 2013-10-07 2016-12-06 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus that performs calibration for maintaining image quality
JP2017054077A (ja) * 2015-09-11 2017-03-16 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置、画像形成方法および画像形成プログラム
JP2018028592A (ja) * 2016-08-17 2018-02-22 コニカミノルタ株式会社 画像形成システム、画像形成装置、階調補正方法および階調補正プログラム
JP2019215392A (ja) * 2018-06-11 2019-12-19 株式会社リコー 診断システム、画像形成装置、診断方法およびプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10194053B2 (en) Image forming apparatus and density correction method in image forming apparatus based on correction characteristics
US8797615B2 (en) Image forming apparatus
US8988728B2 (en) Calibration method executed in image forming apparatus
JP5803268B2 (ja) 画像形成装置、画像形成方法、およびプログラム
JP5300418B2 (ja) 画像形成装置
JP2012042509A (ja) 画像形成装置、画像濃度補正システム、画像形成方法、プログラムおよび記録媒体
JP2016208151A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像処理装置を有する画像形成装置、及びプログラム。
JP2010066504A (ja) 画像形成装置及びその階調補正特性制御方法
JP4764458B2 (ja) 印刷システムおよび印刷方法
JP2012195715A (ja) 画像形成装置および階調再現特性の補正方法
JP4912342B2 (ja) 画像形成装置
US10126694B2 (en) Image forming apparatus capable of performing calibration
JP4793246B2 (ja) 画像形成装置
JP2008022304A (ja) 画像形成装置とプリンタキャリブレーション装置
JP2013114091A (ja) 画像形成装置
JP2017134275A (ja) 印刷濃度補正装置、画像形成装置、画像形成システムおよびプログラム
US10073397B2 (en) Image forming apparatus and control method for updating conversion condition converting measurement result of measurement unit
JP2012106456A (ja) 画像形成装置、画像形成方法、プログラムおよび記録媒体
JP2015219407A (ja) 画像形成装置、画像形成方法、及び画像形成プログラム
JP2007062207A (ja) パッチ画像の生成方法、画像形成装置、その制御方法
JP6372337B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP2013254150A (ja) 画像形成装置、画像形成方法、プログラムおよび記録媒体
JP5966295B2 (ja) 画像処理装置及び画像形成装置
JP2010147609A (ja) 画像形成装置、画像形成方法、およびコンピュータが実行可能なプログラム
JP2008131618A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130527

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20130802

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20130821

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20130822

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140311

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140701