JP2003084508A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003084508A
JP2003084508A JP2001276851A JP2001276851A JP2003084508A JP 2003084508 A JP2003084508 A JP 2003084508A JP 2001276851 A JP2001276851 A JP 2001276851A JP 2001276851 A JP2001276851 A JP 2001276851A JP 2003084508 A JP2003084508 A JP 2003084508A
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image
light
toner patch
toner
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JP2001276851A
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English (en)
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Nobuyoshi Komatsu
伸嘉 小松
Yasuyuki Kobayashi
康之 小林
Yoko Miyamoto
陽子 宮本
Nobukazu Takahashi
延和 高橋
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 黒色のトナーパッチだけでなく、従来の反射
型の濃度計では測定が困難な白色等の薄い色のトナーパ
ッチも測定可能で、高精度にトナー量の制御が可能な画
像形成装置を提供する。また、透過濃度に感度を有しな
い色のトナーに対してもトナー量を調整することができ
る画像形成装置を提供する。 【解決手段】 少なくとも、トナーパッチまたは画像お
よびトナーパッチを記録媒体表面に形成する画像形成手
段と、前記画像形成手段により形成されたトナーパッチ
を検知して検知結果を出力する画像検知手段と、出力さ
れた前記検知結果に応じて前記画像形成手段の画像形成
条件を制御する制御手段と、を備える画像形成装置であ
って、前記画像検知手段が、前記トナーパッチに光を照
射する光照射手段と、該光照射手段により前記記録媒体
を透過する透過光を受光する受光手段と、を備えること
を特徴とする画像形成装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式等に
よる画像形成装置であって、特に、記録媒体上のトナー
パッチを透過濃度で測定し、画像形成条件を制御する画
像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近のコンピュータを中心としたネット
ワーク技術の進展によって、画像出力装置としてのプリ
ンタをネットワークに接続するネットワークプリンタが
急速に普及している。特に、出力する画像のカラー化に
伴い、近年、カラープリンタの開発が盛んになってお
り、カラー画質の維持安定性の向上、複数のカラープリ
ンタ間におけるカラー画質の均一化等の要求が高まって
きている。とりわけ、色再現性に関しては、設置環境や
経時変化、および機差によらない高い安定性が求められ
ている。
【0003】一般に、人間の色差に対する感度は極めて
高いことが知られている。時間的・距離的に隣接してい
ない画像であっても、比較すべき画像の色差がL*a*
b*表色系においてΔE=5程度あれば、観測者や状況
によらず識別可能であり、色差が認識できなくなるため
には、ΔE=3程度でなければならない。
【0004】このような事実から、画像再現性の目標レ
ベルを人間の色差認識限界以下に設定しようとすると、
画像形成装置に対する要求値は色差ΔE=3以下という
ような非常に高いものになる。しかし、周知のように、
従来の電子写真方式の画像形成装置は、各プロセスが不
安定であり、このような高い要求値を満たすことは不可
能である。これは、電子写真方式が静電現象を利用して
いるためであり、温度や湿度等の装置の置かれた環境条
件や、感光体や現像剤等の経時的な劣化等によって、装
置自体の画像出力状態が変わり、画像再現性が変動して
しまうためである。
【0005】そのため、電子写真方式の画像形成装置で
は、画像濃度を最適に保つためのフィードバック制御
が、ごく一般に用いられている。具体的には、濃度パッ
チ(トナーパッチ)によって濃度再現状況をモニタして
目標濃度との誤差分を求め、これにフィードバックゲイ
ンを乗じて制御用アクチュエータの設定値補正量を算出
する方法が、最も一般的である。例えば、特開平1−1
69467号公報には、濃度パッチを測定して露光条件
や現像バイアス条件を制御することによって所望の画像
濃度を得ることが示されている。
【0006】そのトナーパッチとしては、現像工程直後
の未定着トナー像、または用紙等の画像記録媒体上に形
成された定着画像が用いられる。未定着トナー像のトナ
ーパッチが用いられる理由は、用紙上に形成された転写
像や定着像と比較して、形成および消去が簡単であるこ
と等が考えられる。しかし、未定着トナー像のトナーパ
ッチは、定着画像との相関が高いとはいえ、後の転写工
程や定着工程における変動の影響を検知することができ
ない。
【0007】定着画像のトナーパッチが用いられる理由
は、画像形態として最終的にユーザーが手にする画像で
あり、転写工程や定着工程における変動の影響を含めて
画質を評価できることである。定着画像濃度をモニタす
る例としては、特開昭62−296669号公報、特開
昭63−185279号公報、特開平5−199407
号公報等に示されているように、装置に組み込まれた画
像読み取り部を利用するものが多い。しかし、この方法
では、画像濃度をモニタするには、一旦出力された画像
を画像読み取り部に再度読み取らせるという作業をユー
ザー自身が行わなければならず、日常の画質管理として
は非常に煩わしいものである。また、プリンタ等のよう
に画像読み取り部を備えていない画像形成装置の場合に
は、原理的に画像濃度をモニタすることができない。
【0008】そこで、出願人は、特開平9−17127
9号公報によって、定着工程後にオンラインで画像をモ
ニタできる方法を開示した。この方法は、画像モニタ用
センサとして、シアン、マゼンタ、イエローの各色のト
ナーに対応させた、レッド、グリーン、ブルーの各色の
LED(発光ダイオード)からの光を、シアン、マゼン
タ、イエローの各色のトナーパッチに照射し、その反射
光を各色用のフォトダイオード等の受光素子によって受
光する特殊なカラーモニタを用いるものである。
【0009】一般に、LEDの発光スペクトルはRGB
フィルタ等による分光に比べて帯域が狭く、LEDでは
全色域を高精度に分光することは困難であると言われて
いる。しかし、上記の画像モニタ用センサは、CMY各
色単独のパッチとして形成された濃度パッチの、CMY
各色単独のトナー付着量、すなわちトナー濃度を、RG
B各色のLEDからの光によって検知するので、全色域
を分光してフルカラー画像の各色を識別する従来のカラ
ーセンサに比べて、はるかに小型かつ低コストにするこ
とができるとともに、性能的にも、画像モニタに必要か
つ十分なものである。
【0010】しかし、画像形成装置のオンライン上で出
力画像をモニタする場合、用紙等の画像記録媒体の上下
変動、すなわち画像記録媒体の進行方向に垂直な方向の
変動が問題となる。ローラ等によって用紙を押さえ付け
るのは、トナーの剥離やずれ等を生じ、画像を損傷させ
るとともに、余分なスペースを必要とするので、好まし
くなく、画像モニタ用センサは、用紙に対して非接触に
することが、望ましい。そのため、用紙の進行に伴って
用紙の上下変動を生じ、出力画像を正確にモニタするこ
とができない。
【0011】光源、レンズおよび受光素子を組み合わせ
た従来のセンサによって、上下変動する紙面上の濃度パ
ッチを測定する場合、例えば、紙面が上下に1mm程度
変動すると、受光素子の出力は15%程度も変化するこ
とが知られており、このような出力変化があると、用紙
上の濃度パッチの微少な濃度差を検知することは困難で
ある。
【0012】また、反射光によってトナーパッチを測定
する場合、白色のトナーパッチを使用すると、上記のよ
うな反射を利用する濃度計では測定できないため、トナ
ー量の制御ができなかった。さらに、メータパネルを電
子写真で作るには、透明フィルムに作像する必要があ
り、メータパネル上に白色の文字等を作像する必要があ
る。普通紙と異なり、透明フィルムを使用すると、白色
の文字は白色トナーにより作像する方法しかない。従っ
て、白色トナーを使用する場合に、反射光によってトナ
ーパッチを測定する方法では、濃度制御ができず、単な
る透過光によってトナーパッチを測定する方法では良好
な感度が得られない、という問題があった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】以上から本発明は、黒
色のトナーパッチだけでなく、従来の反射型の濃度計で
は測定が困難な白色等の薄い色のトナーパッチも測定可
能で、高精度にトナー量の制御が可能な画像形成装置を
提供することを目的とする。また、透過濃度に感度を有
しない色のトナーに対してもトナー量を調整することが
できる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的は、以下に示す
本発明により達成することができる。すなわち、本発明
は、 <1> 少なくとも、トナーパッチまたは画像およびト
ナーパッチを記録媒体表面に形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段により形成されたトナーパッチを検知
して検知結果を出力する画像検知手段と、出力された前
記検知結果に応じて前記画像形成手段の画像形成条件を
制御する制御手段と、を備える画像形成装置であって、
前記画像検知手段が、前記トナーパッチに光を照射する
光照射手段と、該光照射手段により前記記録媒体を透過
する透過光を受光する受光手段と、を備えることを特徴
とする画像形成装置である。
【0015】<2> 少なくとも、トナーパッチまたは
画像およびトナーパッチを記録媒体表面に形成する画像
形成手段と、前記画像形成手段により形成されたトナー
パッチを検知して検知結果を出力する画像検知手段と、
出力された前記検知結果に応じて前記画像形成手段の画
像形成条件を制御する制御手段と、を備える画像形成装
置であって、前記画像検知手段が、前記トナーパッチに
光を照射する光照射手段(A)と、該光照射手段(A)
により前記記録媒体を透過する透過光を受光する受光手
段(a)と、前記トナーパッチに光を照射する光照射手
段(B)と、該光照射手段(B)により前記記録媒体を
反射する反射光を受光する受光手段(b)と、を備える
ことを特徴とする画像形成装置である。
【0016】<3> 前記トナーパッチと前記記録媒体
との間に下地層が形成されており、前記トナーパッチの
色が前記下地層の色と異なることを特徴とする<1>ま
たは<2>に記載の画像形成装置である。 <4> 前記下地層が黒色であることを特徴とする<3
>に記載の画像形成装置である。 <5> 前記記録媒体が透明または半透明であることを
特徴とする<1>〜<4>のいずれかに記載の画像形成
装置である。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の画像形成装置は、少なく
とも、トナーパッチまたは画像およびトナーパッチを記
録媒体表面に形成する画像形成手段と、前記画像形成手
段により形成されたトナーパッチを検知して検知結果を
出力する画像検知手段と、出力された前記検知結果に応
じて前記画像形成手段の画像形成条件を制御する制御手
段と、を備える。前記画像形成手段としては、公知の画
像形成手段を使用することができる。画像検知手段は、
トナーパッチに光を照射して照射した光のうちトナーパ
ッチを透過した光を検知するもの(下記、第一の例)
と、さらに照射した光のうち透過した光と反射した光と
を検知するもの(下記、第二の例)がある。以下、画像
検知手段および制御手段を中心に、本発明の画像形成装
置について説明する。
【0018】<画像検知手段> (第一の例)画像検知手段の第一の例は、トナーパッチ
に光を照射する光照射手段と、該光照射手段により前記
記録媒体を透過する透過光を受光する受光手段と、を備
えることを必須とし、その他の種々の手段を有する。図
1に画像検知手段の具体的な構成例を示す。
【0019】図1に示すように、画像形成検知手段とし
ては、記録媒体上のトナーパッチに光を照射する光照射
手段としてのLED41、LED41からの光ビームを
整形するビーム整形手段49、ビーム整形手段49によ
って整形されてトナーパッチ39に照射された光の、ト
ナーパッチ39からの透過光を集光するレンズ43、お
よびこのレンズ43を透過した透過光を受光する、フォ
トダイオードやフォトトランジスタ等からなる受光手段
44によって構成される。
【0020】トナーパッチ39は、各色のトナー単独の
パッチによって形成する。例えば、画像形成装置がイエ
ロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)およびブラ
ック(K)のトナーによって画像を形成する場合には、
これら各々単独によって形成する。
【0021】ブラック、イエロー、マゼンタおよびシア
ンの4つの各トナーパッチが転写により形成された記録
媒体37は、好ましくは定着された後に、画像検知手段
によりトナーパッチの濃度が測定される。具体的には、
LED41から照射された光が、トナーパッチ39を透
過してレンズ43を通して受光手段44に達し、この受
光手段44によって各トナーパッチ39の濃度が検出さ
れる。かかる画像検知手段では、受光手段43に達する
光量が多いほどトナーパッチの濃度が低く、光量が少な
いほど濃度が高いと検出され、その結果が出力される。
【0022】透過光を利用してトナーパッチの濃度を検
知する画像検知手段では、前記記録媒体は、透明または
半透明であることが好ましい。透明または半透明とする
ことで、後述する光照射手段からの透過光を後述する受
光手段に受光することができる。そして、かかる記録媒
体に直接トナーパッチを形成すれば、さらに測定精度を
挙げることができる。なお、上記半透明とは、透過率が
0.1%以上の状態をいい、透明または半透明な記録媒
体の具体例としては、PETフィルムに受像層を設け
た、一般にOHPフィルムと呼ばれるもの、等を挙げる
ことができる。
【0023】透過濃度に感度をもたない色でもトナー量
を効率よく検知できるように、前記記録媒体と前記トナ
ーパッチとの間に下地層を形成し、前記トナーパッチの
色が前記下地層の色と異なる構成とすることが好まし
い。
【0024】一般に、白単色ではトナー濃度の感度が低
い。しかし、図2に示すように、黒色の下地層をトナー
パッチが形成される部分に形成し、白色のトナーパッチ
を前記下地層上に形成することで、感度を向上させるこ
とができる。かかる現象は、白色のトナーパッチの場合
だけでなく、黒色以外のその他の色のトナーパッチの場
合にも見られる。従って、下地層を黒色とし、トナーパ
ッチを黒色以外とすることがより好ましい。かかる構成
とすることで、LED等赤外光の波長を持つ素子を使用
しても、透過濃度に感度を持たない色でもトナー量を精
度良く検知することができる。なお、図2中の「Ci
n」とは、最大濃度を100%とし、最小濃度を0%と
したときの濃度割合を意味する。
【0025】このときの下地層の黒色のCinは、50
〜100%とすることが好ましい。50%未満だと、白
の濃度の感度が落ちていきコントロールしにくくなるこ
とがある。
【0026】(第二の例)画像検知手段の第二の例は、
トナーパッチに光を照射する光照射手段(A)と、該光
照射手段(A)により前記記録媒体を透過する透過光を
受光する受光手段(a)と、前記トナーパッチに光を照
射する光照射手段(B)と、該光照射手段(B)により
前記記録媒体を反射する反射光を受光する受光手段
(b)と、を備えることを必須とし、その他、第一の例
と同様、種々の手段を有する。
【0027】トナーパッチに光を照射する光照射手段
(A)と、該光照射手段(A)により前記記録媒体を透
過する透過光を受光する受光手段(a)については、第
一の例を同様である。第二の例では、上記第一の例に、
さらに反射検知手段(トナーパッチに光を照射する光照
射手段(B)と、該光照射手段(B)により前記記録媒
体を反射する反射光を受光する受光手段(b))を備え
たものである。前記反射光検知手段としては、公知のも
のを使用することができる。例えば、特開2000−4
6753号公報に開示された画像検知手段を採用するこ
とができる。
【0028】第一の例による検知結果および反射検知手
段による検知結果を組合せて後述する制御手段により出
力画像の画質を制御することにより、測定精度をより向
上させることができる。
【0029】<制御手段>装置の電源投入時やセットア
ップ時等には、基準パターン発生器等からの基準パター
ン信号によって、後述するように記録媒体上にトナーパ
ッチが形成され、このトナーパッチが、前記画像検知手
段によって測定される。
【0030】制御手段は、この画像検知手段の測定値
を、あらかじめメモリに格納されている目標値と比較
し、その比較結果に基づいて、画像出力部の操作量を補
正する。例えば、スコロトロン帯電器のグリッド電圧、
およびレーザ出力部のレーザ出力パワーを制御するとと
もに、ディスペンスモータを駆動して現像器へのトナー
補給量を制御して、出力画像の画質を制御する。
【0031】ただし、補正制御する操作量は、例えば、
スコロトロン帯電器による感光体の帯電量、レーザ出力
部による感光体の露光量、現像器における現像バイアス
電圧、現像ロール回転数、トナー供給係数のうちの、少
なくとも一つであればよい。
【0032】かかる制御手段により、各トナーパッチの
濃度(トナー量)が所定の濃度に等しくなるように、各
画像形成部の現像器に供給するトナーの量を制御するよ
うに構成されている。
【0033】<画像形成装置>本発明の画像形成装置の
例を図3に示す。図3に示す画像形成装置10における
画像形成手段は、画像情報が入力されて後述する各部を
駆動制御する画像処理部12と、画像処理部12からの
駆動信号によってそれぞれの色のトナー像を形成するト
ナー像形成部14と、記録媒体にトナー像を転写する転
写部16と、からなる。その他、記録媒体を搬送路に供
給する供給部18と、トナー像を特殊フィルムに定着さ
せる定着部20と、画像形成された特殊フィルムを排出
されるトレイ22とが設けられている。また、画像検知
手段100は、少なくとも、前記画像形成手段により形
成されたトナーパッチに光を照射する光照射手段と、該
光照射手段により前記記録媒体を透過する透過光を受光
する受光手段と、からなり、さらに、トナーパッチに光
を照射する光照射手段と、該光照射手段により前記記録
媒体を反射する反射光を受光する受光手段が設けられる
こともある。当該画像検知手段100は、定着部20と
トレイ22との間に設けられている。そして、図示しな
い制御手段によって、画像検知手段により出力された出
力結果を、図示しない制御手段によって処理し、前記画
像形成手段の画像形成条件が制御される。
【0034】トナー像形成部14は、それぞれ白
(W)、黒(K1)、赤(R)、黒(K2)のトナー像
を形成する各トナー像形成部14W、14K1、14
R、14K2(以下、14W〜14K2という。他の参
照番号も同様である)を備える。各トナー像形成部14
W〜14K2は、感光体ドラム24W〜24K2の周囲
にそれぞれ帯電器26、光走査装置28、現像器30、
一次転写器32、トナー除去用のブレード34が配設さ
れている。すなわち、感光体ドラム24W〜24K2
は、図3上、時計回りに回動されることによって帯電器
26により帯電され、光走査装置28のレーザービーム
36W〜36K2の走査によって静電潜像が形成され、
静電潜像が形成された部分に現像器30によってそれぞ
れの画像信号に対応する色のトナー像が形成される構成
である。
【0035】転写部16は、3個のローラ38に巻きか
けられ図3上反時計回りに回転可能に配設された中間転
写ベルト40と、中間転写ベルト40を感光体ドラム2
4W〜24K2に押圧して感光体ドラム24W〜24K
2上に形成されたトナー像を中間転写ベルト40に転写
させる一次転写器32と、中間転写ベルト40上に積層
して転写されたトナー像を記録媒体に転写させる二次転
写部44とから構成される。
【0036】記録媒体の搬送系は、記録媒体を供給部1
8から二次転写部44、定着部20を介してトレイ22
に排出可能に構成されている。定着部20は、ヒートド
ラム48とヒートドラム48に記録媒体を圧着させる圧
着ベルト50とから構成されており、転写されたトナー
像を記録媒体に定着させるものである。
【0037】また、二次転写部44と定着部20の間に
は、両者の処理速度差を調整するために特殊フィルムの
搬送速度を2段階に減速するための減速搬送ベルト46
A、46Bが配設されている。
【0038】画像形成装置10を使用して、画像を形成
する場合は、まず、画像処理部12からトナー像形成部
14の各帯電器26へそれぞれ所定の出力の出力信号が
出力される。
【0039】このように、出力信号が入力されることに
よって、感光体ドラム24の表面電位が最大となり、そ
れぞれの色のトナー層(トナー像)がそれぞれの感光体
ドラム24上に形成される。さらに、それぞれの感光体
ドラムの各トナー像は、一次転写器32によって中間転
写ベルト40上に積層して転写され、さらに二次転写器
44によって供給部18から搬送された記録媒体に中間
転写ベルト40から転写され、定着部20において記録
媒体に定着される。このように画像形成された記録媒体
がトレイ22上に積層される。
【0040】かかる画像形成装置では、画像情報に応じ
た所定濃度の各色のトナー像を精度良く形成する必要が
ある。そこで、少なくとも、画像形成装置の始動時もし
くは、スタンバイ状態(M/C電源をONにした後、ま
たは、長時間待機状態になっていた後、または、画質調
製モード時等)の後に、通常の画像形成と同様にして記
録媒体にトナーパッチを形成し、既述の画像検知手段
(第一の例または第二の例)により、トナーパッチの濃
度を検知し、その検知結果から前記画像形成手段の画像
形成条件を前記制御手段により制御する。当該検知手段
としては、記録媒体に画像が形成された後であれば特に
制限されず、いかなる場所にも設けることができるが、
図3に示すように、画像が定着される定着部20の後に
設けることが好ましい。定着部20の後に設けること
で、転写工程や定着工程における変動の影響を含めて画
質を評価できる。
【0041】以上、本発明を図面を用いて詳細に説明し
たが、本発明はかかる構成に限定されるものではなく、
本発明の構成要素を具備する限り、当業者は、公知の知
見から、本発明の各要素に適宜変更を加えたり、他の要
素を加えたりすることができる。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、黒色のトナーパッチだ
けでなく、従来の反射型の濃度計では測定が困難な白色
等の薄い色のトナーパッチも測定可能で、高精度にトナ
ー量の制御が可能な画像形成装置を提供することができ
る。また、透過濃度に感度を有しない色のトナーに対し
てもTMA量を調整することができる画像形成装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像形成装置に適用される画像検知
手段の一例を示す概略図である。
【図2】 黒色の下地層を設けた場合のCinと透過濃
度との関係を示す図である。
【図3】 本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概
略図である。
【符号の説明】
37・・・記録媒体 39・・・トナーパッチ 41・・・LED 43・・・レンズ 44・・・受光手段 49・・・ビーム整形手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮本 陽子 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 高橋 延和 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 Fターム(参考) 2G020 AA08 DA04 DA43 DA65 2G059 AA01 BB10 CC20 EE01 EE02 GG02 JJ11 JJ30 KK03 MM04 MM12 NN01 2H027 DA09 DA32 DE02 DE07 DE09 EA02 EA05 EB04 EC04 EC06 ED06 ED09 EE01 EF01 EF06 ZA07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、トナーパッチまたは画像お
    よびトナーパッチを記録媒体表面に形成する画像形成手
    段と、前記画像形成手段により形成されたトナーパッチ
    を検知して検知結果を出力する画像検知手段と、出力さ
    れた前記検知結果に応じて前記画像形成手段の画像形成
    条件を制御する制御手段と、を備える画像形成装置であ
    って、 前記画像検知手段が、前記トナーパッチに光を照射する
    光照射手段と、該光照射手段により前記記録媒体を透過
    する透過光を受光する受光手段と、を備えることを特徴
    とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも、トナーパッチまたは画像お
    よびトナーパッチを記録媒体表面に形成する画像形成手
    段と、前記画像形成手段により形成されたトナーパッチ
    を検知して検知結果を出力する画像検知手段と、出力さ
    れた前記検知結果に応じて前記画像形成手段の画像形成
    条件を制御する制御手段と、を備える画像形成装置であ
    って、 前記画像検知手段が、前記トナーパッチに光を照射する
    光照射手段(A)と、該光照射手段(A)により前記記
    録媒体を透過する透過光を受光する受光手段(a)と、
    前記トナーパッチに光を照射する光照射手段(B)と、
    該光照射手段(B)により前記記録媒体を反射する反射
    光を受光する受光手段(b)と、を備えることを特徴と
    する画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記トナーパッチと前記記録媒体との間
    に下地層が形成されており、前記トナーパッチの色が前
    記下地層の色と異なることを特徴とする請求項1または
    2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記下地層が黒色であることを特徴とす
    る請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記記録媒体が透明または半透明である
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の画像
    形成装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2005103836A1 (en) * 2004-03-25 2005-11-03 Eastman Kodak Company Densitometer for use in a printer
JP2012032714A (ja) * 2010-08-02 2012-02-16 Canon Inc 電子写真方式画像形成装置
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