JPH1165215A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JPH1165215A JPH1165215A JP9217748A JP21774897A JPH1165215A JP H1165215 A JPH1165215 A JP H1165215A JP 9217748 A JP9217748 A JP 9217748A JP 21774897 A JP21774897 A JP 21774897A JP H1165215 A JPH1165215 A JP H1165215A
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- JP
- Japan
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- spectral reflectance
- toner
- image
- amount
- image forming
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 感光体に対するカラートナーの付着量を高濃
度まで精度よく検出可能とすること。 【解決手段】 感光体の分光反射率特性Caをカラート
ナーの分光反射率特性Cとの差が大きくなる波長域W1
が存在するように設定し、この波長域W1の光を用いて
カラートナー付着量を検出するようにした。
度まで精度よく検出可能とすること。 【解決手段】 感光体の分光反射率特性Caをカラート
ナーの分光反射率特性Cとの差が大きくなる波長域W1
が存在するように設定し、この波長域W1の光を用いて
カラートナー付着量を検出するようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置、詳
しくは、感光体等の像担持体上に形成された静電潜像を
カラートナーで現像するようにした画像形成装置に関す
る。
しくは、感光体等の像担持体上に形成された静電潜像を
カラートナーで現像するようにした画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子写真複写機やレーザープリ
ンタにあっては、トナー補給制御や画像安定化制御のた
めに、感光体上の画像形成領域外にテストパターンを形
成し、このテストパターンへのトナー付着量を光学的に
検出している。
ンタにあっては、トナー補給制御や画像安定化制御のた
めに、感光体上の画像形成領域外にテストパターンを形
成し、このテストパターンへのトナー付着量を光学的に
検出している。
【0003】トナー付着量を検出するためのセンサとし
ては、従来、図9に示すように、発光素子31と受光素
子32とからなるものが使用されていた。図9(A)は
正反射検出タイプを示し、感光体35上にトナーTが付
着していないときは感光体35からの正反射光を受光素
子32が受光し、トナーTの付着量に反比例して受光量
が減少することで付着量を検出する。この正反射検出タ
イプは黒トナーのみならず、カラートナーにも幅広く使
用されている。図9(B)は乱反射検出タイプを示し、
感光体35にトナーTが付着していないときは受光素子
32はほとんど受光することはなく、トナーTの付着量
に比例してトナーTからの乱反射光の受光が増大するこ
とで付着量を検出する。この乱反射タイプは専らカラー
トナーの検出に使用されている。
ては、従来、図9に示すように、発光素子31と受光素
子32とからなるものが使用されていた。図9(A)は
正反射検出タイプを示し、感光体35上にトナーTが付
着していないときは感光体35からの正反射光を受光素
子32が受光し、トナーTの付着量に反比例して受光量
が減少することで付着量を検出する。この正反射検出タ
イプは黒トナーのみならず、カラートナーにも幅広く使
用されている。図9(B)は乱反射検出タイプを示し、
感光体35にトナーTが付着していないときは受光素子
32はほとんど受光することはなく、トナーTの付着量
に比例してトナーTからの乱反射光の受光が増大するこ
とで付着量を検出する。この乱反射タイプは専らカラー
トナーの検出に使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のセン
サでは、黒トナーに対しては0.9mg/cm2まで検
出することができ、問題を生じてはいない。しかし、カ
ラートナーに対しては0.6mg/cm2付近でセンサ
出力が飽和してしまい、それ以上の付着量を検出できな
いという問題点を有している。
サでは、黒トナーに対しては0.9mg/cm2まで検
出することができ、問題を生じてはいない。しかし、カ
ラートナーに対しては0.6mg/cm2付近でセンサ
出力が飽和してしまい、それ以上の付着量を検出できな
いという問題点を有している。
【0005】そこで、本発明の目的は、カラートナー付
着量を高濃度まで精度よく検出できる画像形成装置を提
供することにある。本発明の他の目的は、高価格の可視
光波長の発光素子を使用しなくてもカラートナー付着量
を高濃度まで精度よく検出できる画像形成装置を提供す
ることにある。
着量を高濃度まで精度よく検出できる画像形成装置を提
供することにある。本発明の他の目的は、高価格の可視
光波長の発光素子を使用しなくてもカラートナー付着量
を高濃度まで精度よく検出できる画像形成装置を提供す
ることにある。
【0006】
【発明の要旨及び効果】以上の目的を達成するため、本
発明に係る画像形成装置は、像担持体の分光反射率特性
を、現像に供されるカラートナーの分光反射率との差が
大きくなる波長域が存在するように設定し、この波長域
においてカラートナーの付着量の検出を行うようにし
た。像担持体の分光反射率特性は、例えば、導体性基体
と電荷発生層との間の中間層、又は電荷発生層を着色す
ることにより所望の特性を得ることができる。
発明に係る画像形成装置は、像担持体の分光反射率特性
を、現像に供されるカラートナーの分光反射率との差が
大きくなる波長域が存在するように設定し、この波長域
においてカラートナーの付着量の検出を行うようにし
た。像担持体の分光反射率特性は、例えば、導体性基体
と電荷発生層との間の中間層、又は電荷発生層を着色す
ることにより所望の特性を得ることができる。
【0007】本発明においては、現像に供されるカラー
トナー(フルカラー作像機であれば、マゼンタ、シア
ン、イエロー)に合わせて像担持体の分光反射率特性を
決定することで、従来よりも感度よく、かつ、高濃度ま
でカラートナーの付着量を検出することができる。
トナー(フルカラー作像機であれば、マゼンタ、シア
ン、イエロー)に合わせて像担持体の分光反射率特性を
決定することで、従来よりも感度よく、かつ、高濃度ま
でカラートナーの付着量を検出することができる。
【0008】一方、像担持体の分光反射率特性を赤外波
長域1000nm以下で30%以下に設定すれば、トナ
ー付着量の検出波長を赤外波長域に設定すればよい。マ
ゼンタ、シアン、イエローのカラートナーの赤外波長域
での分光反射率は全て90%以上であるため、安価な赤
外発光素子(LED)を各カラートナーに共通に使用し
て、従来よりも感度よく、かつ、高濃度でカラートナー
の付着量を検出することができる。
長域1000nm以下で30%以下に設定すれば、トナ
ー付着量の検出波長を赤外波長域に設定すればよい。マ
ゼンタ、シアン、イエローのカラートナーの赤外波長域
での分光反射率は全て90%以上であるため、安価な赤
外発光素子(LED)を各カラートナーに共通に使用し
て、従来よりも感度よく、かつ、高濃度でカラートナー
の付着量を検出することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像形成装置
の実施形態について、添付画面を参照して説明する。
の実施形態について、添付画面を参照して説明する。
【0010】(第1実施形態)図1は第1実施形態であ
るタンデム型のフルカラー複写機を示す。この複写機
は、概略、原稿画像を読み取るイメージリーダ部IR
と、読み取った画像を記録紙S上に印字して再現するプ
リント部PRとから構成されている。
るタンデム型のフルカラー複写機を示す。この複写機
は、概略、原稿画像を読み取るイメージリーダ部IR
と、読み取った画像を記録紙S上に印字して再現するプ
リント部PRとから構成されている。
【0011】イメージリーダ部IRはCCD等のイメー
ジセンサによって原稿画像をR,G,Bの3原色に分解
して読み取る。その構成、作用は周知であり、説明は省
略する。プリント部PRは、搬送ベルト27の表面に沿
って構成される記録紙搬送路20を含む搬送部2と、記
録紙S上に4色の画像を重ねて形成するための作像部3
C(シアン)、3M(マゼンタ)、3Y(イエロー)、
3K(ブラック)を備えている。作像部3C,3M,3
Y,3Kは、搬送路20に沿って配設されたプロセス部
4C,4M,4Y,4Kと、レーザ走査光学系5C,5
M,5Y,5Kとから構成されている。
ジセンサによって原稿画像をR,G,Bの3原色に分解
して読み取る。その構成、作用は周知であり、説明は省
略する。プリント部PRは、搬送ベルト27の表面に沿
って構成される記録紙搬送路20を含む搬送部2と、記
録紙S上に4色の画像を重ねて形成するための作像部3
C(シアン)、3M(マゼンタ)、3Y(イエロー)、
3K(ブラック)を備えている。作像部3C,3M,3
Y,3Kは、搬送路20に沿って配設されたプロセス部
4C,4M,4Y,4Kと、レーザ走査光学系5C,5
M,5Y,5Kとから構成されている。
【0012】搬送部2は、駆動ローラ24、従動ローラ
25及びテンションローラ26を介して張られた無端状
の搬送ベルト27を中心にして構成されており、搬送ベ
ルト27上で記録紙Sを一定速度で搬送するようになっ
ている。搬送ベルト27の上流側(同1中右側)には、
所定サイズの記録紙Sを積載収容する給紙カセット21
と、給紙カセット21から記録紙Sを1枚ずつ繰り出す
給紙ローラ22と、繰り出された記録紙Sを搬送ベルト
27上に所定のタイミングで送り出すタイミングローラ
23とが配設されている。一方、搬送ベルト27の下流
側には、記録紙Sに転写されたトナーを定着させるため
の定着器28と、印字完了後の記録紙Sを積載収納する
排紙トレイ29とが配設されている。また、搬送ベルト
27の上流側と下流側にそれぞれセンサSE1,SE2
が配置され、紙送りのタイミングや紙詰まり等を検出す
るようになっている。
25及びテンションローラ26を介して張られた無端状
の搬送ベルト27を中心にして構成されており、搬送ベ
ルト27上で記録紙Sを一定速度で搬送するようになっ
ている。搬送ベルト27の上流側(同1中右側)には、
所定サイズの記録紙Sを積載収容する給紙カセット21
と、給紙カセット21から記録紙Sを1枚ずつ繰り出す
給紙ローラ22と、繰り出された記録紙Sを搬送ベルト
27上に所定のタイミングで送り出すタイミングローラ
23とが配設されている。一方、搬送ベルト27の下流
側には、記録紙Sに転写されたトナーを定着させるため
の定着器28と、印字完了後の記録紙Sを積載収納する
排紙トレイ29とが配設されている。また、搬送ベルト
27の上流側と下流側にそれぞれセンサSE1,SE2
が配置され、紙送りのタイミングや紙詰まり等を検出す
るようになっている。
【0013】プロセス部4C,4M,4Y,4Kは、静
電複写方式で画像を形成するものであり、搬送ベルト2
7の上方に並設された感光体ドラム41C,41M,4
1Y,41Kを中心にして構成されている。感光体ドラ
ム41C,41M,41Y,41Kの周囲には、クリー
ナ42C,42M,42Y,42K、帯電チャージャ4
4C,44M,44Y,44K、現像器45C,45
M,45Y,45K等が配置されている。また、各感光
体ドラム41C,41M,41Y,41Kの直下に搬送
ベルト27を介して転写チャージャ46C,46M,4
6Y,46Kが配置されている。
電複写方式で画像を形成するものであり、搬送ベルト2
7の上方に並設された感光体ドラム41C,41M,4
1Y,41Kを中心にして構成されている。感光体ドラ
ム41C,41M,41Y,41Kの周囲には、クリー
ナ42C,42M,42Y,42K、帯電チャージャ4
4C,44M,44Y,44K、現像器45C,45
M,45Y,45K等が配置されている。また、各感光
体ドラム41C,41M,41Y,41Kの直下に搬送
ベルト27を介して転写チャージャ46C,46M,4
6Y,46Kが配置されている。
【0014】さらに、各感光体ドラム41C,41M,
41Y,41Kへのトナー付着量を検出するためのセン
サ10C,10M,10Y,10Kが現像器45C,4
5M,45Y,45Kの直下に設置されている。これら
のセンサ10C,10M,10Y,10KはAIDCセ
ンサと称されているもので、発光素子と受光素子とから
なり、感光体ドラム41C,41M,41Y,41Kの
画像形成領域外に所定の作像条件(帯電電圧、露光量、
現像バイアス電圧)で形成されたテストパターンへのト
ナー付着量を光学的に検出する。検出値はトナー補給制
御や画像安定化制御にフィードバックされる。センサ1
0C,10M,10Yの検出用波長については後に詳述
する。また、AIDC(自動画像濃度制御)そのものは
周知である。
41Y,41Kへのトナー付着量を検出するためのセン
サ10C,10M,10Y,10Kが現像器45C,4
5M,45Y,45Kの直下に設置されている。これら
のセンサ10C,10M,10Y,10KはAIDCセ
ンサと称されているもので、発光素子と受光素子とから
なり、感光体ドラム41C,41M,41Y,41Kの
画像形成領域外に所定の作像条件(帯電電圧、露光量、
現像バイアス電圧)で形成されたテストパターンへのト
ナー付着量を光学的に検出する。検出値はトナー補給制
御や画像安定化制御にフィードバックされる。センサ1
0C,10M,10Yの検出用波長については後に詳述
する。また、AIDC(自動画像濃度制御)そのものは
周知である。
【0015】次に、複写機の動作について説明する。ま
ず、イメージリーダ部IRで得られたR,G,Bの各色
成分ごとの画像データに対して、制御部100におい
て、シェーディング補正や濃度変換、エッジ強調等の必
要なデータ処理を行う。さらに、C(シアン)、M(マ
ゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の各再現色
の画像データに変換し、これらの画像データを制御部1
00の画像メモリに一旦格納する。
ず、イメージリーダ部IRで得られたR,G,Bの各色
成分ごとの画像データに対して、制御部100におい
て、シェーディング補正や濃度変換、エッジ強調等の必
要なデータ処理を行う。さらに、C(シアン)、M(マ
ゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の各再現色
の画像データに変換し、これらの画像データを制御部1
00の画像メモリに一旦格納する。
【0016】その後、前記画像メモリに格納された画像
データに基づいて、レーザ走査光学系5C,5M,5
Y,5Kにおいて、それぞれの再現色に対応するレーザ
光が変調発光される。感光体ドラム41C,41M,4
1Y,41Kは、図1中時計回り方向に回転しており、
帯電チャージャ44C,44M,44Y,44Kにより
表面を一様に帯電された後、前記レーザ光により露光走
査される。
データに基づいて、レーザ走査光学系5C,5M,5
Y,5Kにおいて、それぞれの再現色に対応するレーザ
光が変調発光される。感光体ドラム41C,41M,4
1Y,41Kは、図1中時計回り方向に回転しており、
帯電チャージャ44C,44M,44Y,44Kにより
表面を一様に帯電された後、前記レーザ光により露光走
査される。
【0017】かかる露光により、各感光体ドラム41
C,41M,41Y,41K上に形成された各再現色に
対応する静電潜像は、現像器45C,45M,45Y,
45Kによりそれぞれ現像され、各色トナー像とされ
る。これらのトナー像は、感光体ドラム41C,41
M,41Y,41Kと搬送ベルト27との各対向部にお
いて、転写チャージャ46C,46M,46Y,46K
により、給紙カセット21から給紙された記録紙S上に
順次重ね転写される。その後、4色のトナー像が重ね転
写された記録紙Sは、定着器28において加熱され、こ
れにより各トナー像が溶融して記録紙S上に定着され
る。画像定着後、記録紙Sは排紙トレイ29に排出され
る。
C,41M,41Y,41K上に形成された各再現色に
対応する静電潜像は、現像器45C,45M,45Y,
45Kによりそれぞれ現像され、各色トナー像とされ
る。これらのトナー像は、感光体ドラム41C,41
M,41Y,41Kと搬送ベルト27との各対向部にお
いて、転写チャージャ46C,46M,46Y,46K
により、給紙カセット21から給紙された記録紙S上に
順次重ね転写される。その後、4色のトナー像が重ね転
写された記録紙Sは、定着器28において加熱され、こ
れにより各トナー像が溶融して記録紙S上に定着され
る。画像定着後、記録紙Sは排紙トレイ29に排出され
る。
【0018】ここで、AIDC用のセンサ10C,10
M,10Yで使用される波長と感光体ドラム41C,4
1M,41Yの分光反射率特性について説明する。シア
ンを印字するための感光体ドラム41Cを考慮すると、
シアントナーの分光反射率特性は図2中曲線Cで示すと
おりであり、可視光波長域での特徴は、 (a)470nm付近をピークとする反射がある。 (b)580〜720nm付近では10%以下の反射率
である。
M,10Yで使用される波長と感光体ドラム41C,4
1M,41Yの分光反射率特性について説明する。シア
ンを印字するための感光体ドラム41Cを考慮すると、
シアントナーの分光反射率特性は図2中曲線Cで示すと
おりであり、可視光波長域での特徴は、 (a)470nm付近をピークとする反射がある。 (b)580〜720nm付近では10%以下の反射率
である。
【0019】以上の特徴に鑑みると、感光体ドラム41
Cの分光反射率は、 (a’)前記(a)の特徴を利用して470nm付近で
の反射率を小さく設定する(図3中曲線Ca参照)。 (b’)前記(b)の特徴を利用して580〜720n
m付近において反射率を大きく設定する(図4中曲線C
b参照)。
Cの分光反射率は、 (a’)前記(a)の特徴を利用して470nm付近で
の反射率を小さく設定する(図3中曲線Ca参照)。 (b’)前記(b)の特徴を利用して580〜720n
m付近において反射率を大きく設定する(図4中曲線C
b参照)。
【0020】前記(a’)の方法を採用する場合には、
センサ10Cの発光素子として470nm付近の発光波
長域W1を持つものを使用する(図3参照)。感光体ド
ラム41C上にシアントナーが存在しない場合は、感光
体が470nm付近の光を吸収するために反射光が少な
い。そして、シアントナーの付着量の増加に伴って反射
光が増加する。受光素子の出力は反射光量に対応し、ト
ナー付着量の検出が可能である。
センサ10Cの発光素子として470nm付近の発光波
長域W1を持つものを使用する(図3参照)。感光体ド
ラム41C上にシアントナーが存在しない場合は、感光
体が470nm付近の光を吸収するために反射光が少な
い。そして、シアントナーの付着量の増加に伴って反射
光が増加する。受光素子の出力は反射光量に対応し、ト
ナー付着量の検出が可能である。
【0021】前記(b’)の方法を採用する場合には、
センサ10Cの発光素子として580〜720nm付近
の発光波長域W2を持つものを使用する(図4参照)。
感光体ドラム41C上にシアントナーが存在しない場合
は、感光体からの反射光が多い。そして、シアントナー
の付着量の増加に伴って光がトナーに吸収されて反射光
が減少する。受光素子の出力は反射光量に対応し、トナ
ー付着量の検出が可能である。
センサ10Cの発光素子として580〜720nm付近
の発光波長域W2を持つものを使用する(図4参照)。
感光体ドラム41C上にシアントナーが存在しない場合
は、感光体からの反射光が多い。そして、シアントナー
の付着量の増加に伴って光がトナーに吸収されて反射光
が減少する。受光素子の出力は反射光量に対応し、トナ
ー付着量の検出が可能である。
【0022】同様に、マゼンタを印字するための感光体
ドラム41Mを考慮すると、マゼンタトナーの分光反射
率特性は図2中曲線Mで示すとおりであり、可視波長域
での特徴は、 (c)600nm付近以下で反射率が小さい。 (d)600nm付近以上で反射率が大きい。
ドラム41Mを考慮すると、マゼンタトナーの分光反射
率特性は図2中曲線Mで示すとおりであり、可視波長域
での特徴は、 (c)600nm付近以下で反射率が小さい。 (d)600nm付近以上で反射率が大きい。
【0023】以上の特徴に鑑みると、感光体ドラム41
Mの分光反射率特性は、 (c’)前記(c)の特徴を利用して600nm付近以
下において反射率を大きく設定する(図5中曲線Mc参
照)。 (d’)前記(d)の特徴を利用して600nm付近以
上において反射率を小さく設定する(図6中曲線Md参
照)。
Mの分光反射率特性は、 (c’)前記(c)の特徴を利用して600nm付近以
下において反射率を大きく設定する(図5中曲線Mc参
照)。 (d’)前記(d)の特徴を利用して600nm付近以
上において反射率を小さく設定する(図6中曲線Md参
照)。
【0024】前記(c’)の方法を採用する場合には、
センサ10Mの発光素子として600nm付近以下の発
光波長域W3を持つものを使用する(図5参照)。感光
体ドラム41M上にマゼンタトナーが存在しない場合
は、感光体からの反射光が多い。そして、マゼンタトナ
ーの付着量の増加に伴って光がトナーに吸収されて反射
光が減少する。受光素子の出力は反射光量に対応し、ト
ナー付着量の検出が可能である。
センサ10Mの発光素子として600nm付近以下の発
光波長域W3を持つものを使用する(図5参照)。感光
体ドラム41M上にマゼンタトナーが存在しない場合
は、感光体からの反射光が多い。そして、マゼンタトナ
ーの付着量の増加に伴って光がトナーに吸収されて反射
光が減少する。受光素子の出力は反射光量に対応し、ト
ナー付着量の検出が可能である。
【0025】前記(d’)の方法を採用する場合には、
センサ10Mの発光素子として600nm付近以上の発
光波長域W4を持つものを使用する(図6参照)。感光
体ドラム41M上にマゼンタトナーが存在しない場合
は、感光体が600nm付近以上の光を吸収するために
反射光が少ない。そして、マゼンタトナーの付着量の増
加に伴って反射光が増加する。受光素子の出力は反射光
量に対応し、トナー付着量の検出が可能である。
センサ10Mの発光素子として600nm付近以上の発
光波長域W4を持つものを使用する(図6参照)。感光
体ドラム41M上にマゼンタトナーが存在しない場合
は、感光体が600nm付近以上の光を吸収するために
反射光が少ない。そして、マゼンタトナーの付着量の増
加に伴って反射光が増加する。受光素子の出力は反射光
量に対応し、トナー付着量の検出が可能である。
【0026】同様に、イエローを印字するための感光体
ドラム41Yを考慮すると、イエロートナーの分光反射
率特性は図2中曲線Yで示すとおりであり、可視光波長
域での特徴は、 (e)500nm付近以下で反射率が小さい。 (f)500nm付近以上で反射率が大きい。
ドラム41Yを考慮すると、イエロートナーの分光反射
率特性は図2中曲線Yで示すとおりであり、可視光波長
域での特徴は、 (e)500nm付近以下で反射率が小さい。 (f)500nm付近以上で反射率が大きい。
【0027】以上の特徴に鑑みると、感光体ドラム41
Yの分光反射率特性は、 (e’)前記(e)の特徴を利用して500nm付近以
下において反射率を大きく設定する(図7中曲線Ye参
照)。 (f’)前記(f)の特徴を利用して500nm付近以
上において反射率を小さく設定する(図8中曲線Yf参
照)。
Yの分光反射率特性は、 (e’)前記(e)の特徴を利用して500nm付近以
下において反射率を大きく設定する(図7中曲線Ye参
照)。 (f’)前記(f)の特徴を利用して500nm付近以
上において反射率を小さく設定する(図8中曲線Yf参
照)。
【0028】前記(e’)の方法を採用する場合には、
センサ10Yの発光素子として500nm付近以下の発
光波長域W5を持つものを使用する(図7参照)。感光
体ドラム41Y上にイエロートナーが存在しない場合
は、感光体からの反射光が多い。そして、イエロートナ
ーの付着量の増加に伴って光がトナーに吸収されて反射
光が減少する。受光素子の出力は反射光量に対応し、ト
ナー付着量の検出が可能である。
センサ10Yの発光素子として500nm付近以下の発
光波長域W5を持つものを使用する(図7参照)。感光
体ドラム41Y上にイエロートナーが存在しない場合
は、感光体からの反射光が多い。そして、イエロートナ
ーの付着量の増加に伴って光がトナーに吸収されて反射
光が減少する。受光素子の出力は反射光量に対応し、ト
ナー付着量の検出が可能である。
【0029】前記(f’)の方法を採用する場合には、
センサ10Yの発光素子として500nm付近以上の発
光波長域W6を持つものを使用する(図8参照)。感光
体ドラム41Y上にイエロートナーが存在しない場合
は、感光体が500nm付近以上の光を吸収するために
反射光が少ない。そして、イエロートナーの付着量の増
加に伴って反射光が増加する。受光素子の出力は反射光
量に対応し、トナー付着量の検出が可能である。
センサ10Yの発光素子として500nm付近以上の発
光波長域W6を持つものを使用する(図8参照)。感光
体ドラム41Y上にイエロートナーが存在しない場合
は、感光体が500nm付近以上の光を吸収するために
反射光が少ない。そして、イエロートナーの付着量の増
加に伴って反射光が増加する。受光素子の出力は反射光
量に対応し、トナー付着量の検出が可能である。
【0030】センサ10C,10M,10Yに関して
は、正反射検出タイプ又は乱反射検出タイプののいずれ
でも使用でき、検出効率の好ましいタイプを使用すれば
よい。感光体ドラム41C,41M,41Yの分光反射
率特性の調整に関しては、ドラム基体上の酸化アルミニ
ウム皮膜あるいは電荷発生層を所望の分光反射率特性を
有する着色剤で着色すればよい。なお、ブラックトナー
の付着量の検出に関しては従来と同様の方式を採用して
いる。
は、正反射検出タイプ又は乱反射検出タイプののいずれ
でも使用でき、検出効率の好ましいタイプを使用すれば
よい。感光体ドラム41C,41M,41Yの分光反射
率特性の調整に関しては、ドラム基体上の酸化アルミニ
ウム皮膜あるいは電荷発生層を所望の分光反射率特性を
有する着色剤で着色すればよい。なお、ブラックトナー
の付着量の検出に関しては従来と同様の方式を採用して
いる。
【0031】以上説明した第1実施形態では、タンデム
型フルカラー複写機を例として、シアン、マゼンタ、イ
エローの各カラートナーに対する付着検出に関して説明
した。それ以外のカラートナーでモノカラー現像する複
写機においても、そのカラートナーの分光反射率特性に
基づいて、反射率の差が大きくなる波長域が存在するよ
うに、感光体ドラムの分光反射率特性を設定し、付着量
検出センサの発光波長を両者の差の大きい波長域を選択
するようにすれば、高付着量まで精度よく検出すること
ができる。
型フルカラー複写機を例として、シアン、マゼンタ、イ
エローの各カラートナーに対する付着検出に関して説明
した。それ以外のカラートナーでモノカラー現像する複
写機においても、そのカラートナーの分光反射率特性に
基づいて、反射率の差が大きくなる波長域が存在するよ
うに、感光体ドラムの分光反射率特性を設定し、付着量
検出センサの発光波長を両者の差の大きい波長域を選択
するようにすれば、高付着量まで精度よく検出すること
ができる。
【0032】(第2実施形態)複写機としては図1に示
したタンデム型を例に挙げて説明する。カラー印字用の
感光体ドラム41C,41M,41Yに関して、導電性
基体と電荷発生層との間に、アルミ酸化皮膜を陽極酸化
して染色処理、封孔処理を施し、厚さ6μm程度の中間
層を設けた。これにて、感光体ドラム41C,41M,
41Yの分光反射率が赤外波長域1000nm以下で3
0%以下に設定される(図2中曲線R参照)。一方、セ
ンサ10C,10M,10Yの発光波長を赤外波長域W
7に設定する。
したタンデム型を例に挙げて説明する。カラー印字用の
感光体ドラム41C,41M,41Yに関して、導電性
基体と電荷発生層との間に、アルミ酸化皮膜を陽極酸化
して染色処理、封孔処理を施し、厚さ6μm程度の中間
層を設けた。これにて、感光体ドラム41C,41M,
41Yの分光反射率が赤外波長域1000nm以下で3
0%以下に設定される(図2中曲線R参照)。一方、セ
ンサ10C,10M,10Yの発光波長を赤外波長域W
7に設定する。
【0033】以上の構成において、感光体ドラム41
C,41M,41Y上にカラートナーが存在しない場合
は、感光体が赤外波長光を吸収するために反射光が少な
い。そして、各カラートナーの付着量の増加に伴って、
カラートナーは赤外波長光をほとんど反射するため(図
2参照)、反射光が増加する。受光素子の出力は反射光
量に対応し、各カラートナーの付着量を検出可能であ
る。
C,41M,41Y上にカラートナーが存在しない場合
は、感光体が赤外波長光を吸収するために反射光が少な
い。そして、各カラートナーの付着量の増加に伴って、
カラートナーは赤外波長光をほとんど反射するため(図
2参照)、反射光が増加する。受光素子の出力は反射光
量に対応し、各カラートナーの付着量を検出可能であ
る。
【0034】本第2実施形態によれば、各カラートナー
に対して安価な赤外発光素子(LED)を使用して高付
着量まで精度よく検出することができる。
に対して安価な赤外発光素子(LED)を使用して高付
着量まで精度よく検出することができる。
【0035】(他の実施形態)なお、本発明に係る画像
形成装置は前記実施形態に限定するものではなく、その
要旨の範囲内において種々に変更することができる。
形成装置は前記実施形態に限定するものではなく、その
要旨の範囲内において種々に変更することができる。
【0036】特に、タンデム型以外のフルカラー複写機
やレーザープリンタに本発明を適用でき、モノカラー複
写機やアナログ複写機にも適用可能である。
やレーザープリンタに本発明を適用でき、モノカラー複
写機やアナログ複写機にも適用可能である。
【図1】本発明の一実施形態であるフルカラー複写機を
示す概略構成図。
示す概略構成図。
【図2】カラートナーの分光反射率特性を示すグラフ。
【図3】シアントナーと感光体の分光反射率特性及びセ
ンサ発光波長の一設定例を示すグラフ。
ンサ発光波長の一設定例を示すグラフ。
【図4】シアントナーと感光体の分光反射率特性及びセ
ンサ発光波長の他の設定例を示すグラフ。
ンサ発光波長の他の設定例を示すグラフ。
【図5】マゼンタトナーと感光体の分光反射率特性及び
センサ発光波長の一設定例を示すグラフ。
センサ発光波長の一設定例を示すグラフ。
【図6】マゼンタトナーと感光体の分光反射率特性及び
センサ発光波長の他の設定例を示すグラフ。
センサ発光波長の他の設定例を示すグラフ。
【図7】イエロートナーと感光体の分光反射率特性及び
センサ発光波長の一設定例を示すグラフ。
センサ発光波長の一設定例を示すグラフ。
【図8】イエロートナーと感光体の分光反射率特性及び
センサ発光波長の他の設定例を示すグラフ。
センサ発光波長の他の設定例を示すグラフ。
【図9】トナー付着量検出センサの配置説明図、(A)
は正反射検出タイプ、(B)は乱反射検出タイプを示
す。
は正反射検出タイプ、(B)は乱反射検出タイプを示
す。
10C,10M,10Y…トナー付着量検出センサ 41C,41M,41Y…感光体ドラム W1〜W7…検出波長域 C,M,Y…カラートナーの分光反射率特性 Ca,Cb,Mc,Md,Ye,Yf,R…感光体の分
光反射率特性
光反射率特性
Claims (3)
- 【請求項1】 像担持体上に形成された静電潜像をカラ
ートナーで現像する画像形成装置において、 現像に供されるカラートナーの分光反射率と像担持体の
分光反射率の差が大きい波長域が存在するように像担持
体の分光反射率特性を設定し、 前記像担持体上のトナー付着量を光学的に検出する検出
手段の波長を前記分光反射率の差が大きい波長域に設定
した、 ことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 像担持体上に形成された静電潜像をカラ
ートナーで現像する画像形成装置において、 像担持体の赤外波長域1000nm以下の分光反射率を
30%以下とし、 前記像担持体上のトナー付着量を光学的に検出する検出
手段の波長を赤外波長域に設定した、 ことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項3】 前記像担持体は、導電性基体と電荷発生
層との間の中間層、又は電荷発生層が着色されているこ
とを特徴とする請求項1又は請求項2記載の画像形成装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9217748A JPH1165215A (ja) | 1997-08-12 | 1997-08-12 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9217748A JPH1165215A (ja) | 1997-08-12 | 1997-08-12 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1165215A true JPH1165215A (ja) | 1999-03-05 |
Family
ID=16709139
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9217748A Pending JPH1165215A (ja) | 1997-08-12 | 1997-08-12 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1165215A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021512354A (ja) * | 2018-01-19 | 2021-05-13 | イーストマン コダック カンパニー | トナーカバレッジの改良型のプロセス制御感知 |
-
1997
- 1997-08-12 JP JP9217748A patent/JPH1165215A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021512354A (ja) * | 2018-01-19 | 2021-05-13 | イーストマン コダック カンパニー | トナーカバレッジの改良型のプロセス制御感知 |
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