JP2006115466A - 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】プリント動作のようにスキャナ補正用処理がない場合でもコピー動作時と同様の不正コピー防止処理を行なうことの可能な画像処理装置および画像処理方法および画像処理プログラムを提供する。
【解決手段】蓄積文書情報取得部は、画像情報と、画像情報が不正コピーであるか否かを示す不正検知情報を含む付帯情報とを取得し、蓄積文書情報管理部303は、蓄積文書情報取得部によって取得された画像情報と、付帯情報とを関連付けて記憶し、画像情報出力部は、蓄積文書情報管理部303によって記憶された付帯情報に含まれる不正検知情報に不正コピーである旨が記憶されている場合には、画像情報を判別不可能な状態に出力する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ディジタル画像データに対する画像処理、特に、複写機、ファクシミリ、プリンタ、スキャナ等の機能を複合したディジタル複合機における画像データに対する画像処理をおこなう画像処理装置および画像処理方法および画像処理プログラムに関する。
近年、複写機(MFP:マルチファンクションペリフェラル)の性能が向上し、高速かつ幅広い画像処理が実現可能になった。それに対し、製品も多機能化してきて、多くの要求を操作部で設定可能になり、その多くの要求を制御する画像処理制御装置が必要になってきた。また、従来のASICに比べて、DSP(ディジタルシグナルプロセッサ)は、プログラムやデータを入れ替えることによってさまざまな画像処理を実現可能にする。しかし、画像処理のバリエーションが増えた一方、そのDSPを制御する制御装置は煩雑になってしまう。さらに、仕様変更が容易に行なえるので、画像処理制御は多々発生が予想される仕様変更に対し、早急にかつ確実に対応していかなければならなくなってきた。操作部からのさまざまな要求を満たす画像処理制御装置だけではなく、柔軟に仕様変更に対応できることが望まれている。
しかし、DSPはASICに比べ高価であるので、変更があまり起こらないような画像処理に対してはASICで画像処理を実現している。このように画像処理を実現する画像処理デバイスも、用途によって選択あるいは両立するので(例えば、画像処理デバイスがASICだけの場合、画像処理デバイスがDSPの場合、画像処理デバイスがASICとDSPとが混在する場合などがあるので)、それぞれの場合に応じた制御装置が必要になる。
また、高機能化に伴い、コピー、プリンタ、スキャナ、FAX等のさまざまな使用用途が増えてきた。また、利用者をネットワークに接続したことにより複数同時利用が考えられ、画像処理制御装置のリソースの管理が重要になってきた。このリソースの管理とは、ある利用者が大量コピーを実行しているとき、別の利用者がネットワーク越しにプリントを実行する場合に、画像処理制御装置は現在制御しているリソースの状態を管理し、両方同時に実行できないと判断した場合、後の実行要求に対し画像処理制御の待ち状態を知らせ、再び実行要求を実行してもらうようにするなどの処理のことである。
また、一方、製品も多機能化してきて、多くの要求を操作部で設定可能になり、その多くの要求を制御するDSP制御装置が必要になってきた。また、従来のASICに比べ、DSPは、プログラムやデータを入れ替えることによって、さまざまな画像処理を実現可能にする。画像処理をDSPで行ない、高機能を実現した反面、画像情報がディジタル化したため、容易に加工・編集できるようになり、情報の悪用を防ぐセキュリティーに対応することが必要になってきた。特にディジタル複写機に用いられている場合、複製が容易に行なえるので、ディジタル画像情報に対して対応していかないといけない。DSPによるセキュリティー対応として利用者があらかじめ複製を禁止する画像に対してあるパターンを埋め込み、DSPは画像処理によってパターンを認識する方式が考えられている。
なお、従来、DSP制御装置に関する技術、特に画像処理をするDSP装置として、特許文献1(ビデオバス制御装置)、特許文献2(画像処理装置)、特許文献3(画像処理装置)がある。しかし、これらは複写機のような複雑な要求に対する制御は必要としない。さらに、DSP制御装置単体での部品として考えられていないので、似たような画像処理装置の移植には多大な変更が必要だった。近年ディジタル複写機の画像処理の実現にDSPが用いられてきており、また機能の増大に伴うDSP制御装置は複雑化してきている。図16−1、図16−2は、従来の画像処理制御装置の機能部分を示す図である。図16−1、図16−2は、画像処理デバイスがそれぞれASIC、DSPの場合を示している。図16−1の構造では、制御対象のASICは自由度がないので、操作部の入力された情報を制御装置が理解できる情報に翻訳する部分と、その翻訳された情報をもとにダウンロード要求をする部分が一体化していた。しかし、仕様変更が発生する際には全体にわたり変更しなければならないので手間が生じた。
これに対し、図16−2の構造のように、操作部の入力情報をDSP制御装置が理解できる情報に翻訳する部分と、その翻訳した情報をもとにDSPにダウンロードするために詳細な情報に変換する部分と、その変換した情報をもとにDSPにダウンロード要求をする部分とに分離することによって、仕様変更が発生する際にも、最小限の変更で対応が可能である。
特開2001−203836号公報 特開2001−223865号公報 特開2002−207606号公報
しかしながら、図16−1、図16−2に示す従来の構造は、画像処理デバイスごとに制御ソフトを変更することと、リソース管理を前提にしていなかった。上述のような従来の構造では、制御ソフトを容易に変更することができないため、ディジタル複写機のような組み込み系の画像処理制御装置は部品化し、さまざまな機種に使うことができ、かつ、移植の際に移植作業が容易に行なえるような構造であることが望まれている。また、実装されているデバイスの状態を把握し制御を切り替えられる仕組みを画像処理制御装置に組み込み、画像処理の実現手段にあわせて制御方法を変えることによって、1つの画像処理制御装置で複数の種類のデバイス制御を移植することや、さらにリソース管理を行なうことによって複数同時利用を可能にし、高機能を実現することが望まれている。
また、近年複写機には複数のディジタル化された文書データを蓄積できる機能が加わっている。このような場合、ネットワークに接続されたクライアントPC(端末)から受信した画像情報を蓄積したり、複写機をスキャナとして使用した後、読込んだ画像情報を蓄積したりすることが考えられる。この蓄積された文書データは、他社のスキャナによって読込まれたり、複写機から送信されたりする場合があり、複写機への取り込まれ方がいろいろと異なる。その結果、それらの蓄積された画像データに対して、最適に印刷するためには最適な画像処理と画像処理パラメータを用いて行なう必要があり、不正コピー防止を行う必要がある。
本発明では、コピー動作時の不正コピー防止処理(スキャナ補正用のみで不正コピー防止の情報を取り入れる処理)に対し、プリント動作のようにスキャナ補正用処理がない場合でもコピー動作時と同様の不正コピー防止処理を行なうことの可能な画像処理装置および画像処理方法および画像処理プログラムを提供することを目的としている。
また、本発明は、変換した情報をデバイスにダウンロードするための詳細な情報に変換する部分の制御のバリエーションがコピー動作の操作部の情報のみでなく、蓄積文書の情報も取り扱い、それぞれの情報に従いテーブル参照して詳細な情報に変換することによって、コピー動作のみの制御構造を変更することなく、参照に必要な情報を制御することで、在来の制御機構を変更することなく、両方の制御に対し1つの画像処理制御装置で実現することができる画像処理装置および画像処理方法および画像処理プログラムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、画像情報と、前記画像情報が不正コピーであるか否かを示す不正検知情報を含む付帯情報とを取得する蓄積文書情報取得手段と、前記蓄積文書情報取得手段によって取得された前記画像情報と、前記付帯情報とを関連付けて記憶する蓄積文書情報記憶手段と、前記蓄積文書情報記憶手段によって記憶された前記付帯情報に含まれる前記不正検知情報に不正コピーである旨が記憶されている場合には、前記画像情報を判別不可能な状態に出力する画像情報出力手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の画像処理装置において、前記蓄積文書情報取得手段は、前記画像情報に対して不正コピーであるか否かを検知する不正コピー検知手段と、前記不正コピー検知手段によって検知された結果である不正検知情報を含めた前記付帯情報を作成する付帯情報作成手段と、さらに備え、前記蓄積文書情報記憶手段は、前記画像情報と、前記付帯情報作成手段によって作成された前記付帯情報を関連付けて記憶すること、を特徴とする。
また、請求項3にかかる発明は、請求項1に記載の画像処理装置において、前記蓄積文書情報取得手段は、ネットワークを介して送信された前記画像情報および前記付帯情報を受信する文書情報受信手段、をさらに備え、前記蓄積文書情報記憶手段は、前記文書情報受信手段によって受信された前記画像情報および前記付帯情報を関連付けて記憶すること、を特徴とする。
また、請求項4にかかる発明は、請求項1〜3のいずれか一つに記載の画像処理装置において、前記蓄積文書情報記憶手段に記憶された前記付帯情報を、当該画像処理装置において一意に定まる蓄積内部情報に変換するプロトコル変換手段と、前記プロトコル変換手段によって変換された前記蓄積内部情報に基づいて、画像処理を制御する画像処理デバイスにダウンロードするプログラムおよびデータのうち少なくとも一方に対応付けられた詳細情報に変換する詳細情報変換手段と、前記詳細情報変換手段によって変換された前記詳細情報および当該画像処理装置における不正コピー検知処理の有無を示すシステム情報に基づいて、プログラムおよびデータのうち少なくとも一方を前記画像処理デバイスにダウンロードするダウンロード手段と、をさらに備え、前記不正コピー検知手段は、前記システム情報が当該画像処理装置における不正コピー検知処理を有する旨を示す場合に、前記ダウンロード手段によって不正コピー検知処理に対応するプログラムおよびデータのうち少なくとも一方をダウンロードされた前記画像処理デバイスを用いて、前記画像情報に基づいて不正コピーであるか否かを検知すること、を特徴とする。
また、請求項5にかかる発明は、請求項1〜4のいずれか一つに記載の画像処理装置において、前記画像情報出力手段は、前記システム情報が当該画像処理装置における不正コピー検知処理を有する旨を示す場合に、前記ダウンロード手段によって不正コピー用画像処理に対応するプログラムおよびデータのうち少なくとも一方をダウンロードされた前記画像処理デバイスを用いて、前記画像情報を出力すること、を特徴とする。
また、請求項6にかかる発明は、請求項1〜5のいずれか一つに記載の画像処理装置において、前記画像情報を出力する際に前記画像情報に対して設定された操作情報を取得する操作情報取得手段、をさらに備え、前記プロトコル変換手段は、さらに前記操作情報取得手段によって取得された前記操作情報を、当該画像処理装置において一意に定まる操作内部情報に変換し、前記詳細情報変換手段は、前記プロトコル変換手段によって変換された前記蓄積内部情報および前記操作内部情報に基づいて、前記詳細情報に変換すること、を特徴とする。
また、請求項7にかかる発明は、画像情報と、前記画像情報が不正コピーであるか否かを示す不正検知情報を含む付帯情報とを取得する蓄積文書情報取得ステップと、前記蓄積文書情報取得ステップによって取得された前記画像情報と、前記付帯情報とを関連付けて記憶する蓄積文書情報記憶ステップと、前記蓄積文書情報記憶ステップによって記憶された前記付帯情報に含まれる前記不正検知情報に不正コピーである旨が記憶されている場合には、前記画像情報を判別不可能な状態に出力する画像情報出力ステップと、を有することを特徴とする。
また、請求項8にかかる発明は、請求項7に記載された画像処理方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
請求項1にかかる発明によれば、蓄積文書情報取得手段によって、画像情報と、画像情報が不正コピーであるか否かを示す不正検知情報を含む付帯情報とを取得し、蓄積文書情報記憶手段によって、蓄積文書情報取得手段によって取得された画像情報と、付帯情報とを関連付けて記憶し、画像情報出力手段によって、蓄積文書情報記憶手段によって記憶された付帯情報に含まれる不正検知情報に不正コピーである旨が記憶されている場合には、画像情報を判別不可能な状態に出力することにより、記憶部に格納された画像情報について画像情報が不正コピーであるか否かを示す情報を有しているため、不正コピーを禁止されている画像情報の出力を有効に防止することができるという効果を奏する。また、不正コピーであるか否かの情報を画像情報とともに格納しているため、再度画像情報に対して不正コピー検出処理を行なうことなく、不正コピーであるか否かの情報を用いることができるという効果を奏する。
また、請求項2にかかる発明によれば、蓄積文書情報取得手段は、不正コピー検知手段によって、画像情報に対して不正コピーであるか否かを検知し、付帯情報作成手段によって、不正コピー検知手段によって検知された結果である不正検知情報を含めた付帯情報を作成し、蓄積文書情報記憶手段は、画像情報と、付帯情報作成手段によって作成された付帯情報を関連付けて記憶することにより、一度読込まれ、記憶部に格納された画像情報について画像情報が不正コピーであるか否かを示す情報を有しているため、不正コピーを禁止されている画像情報の出力を有効に防止することができるという効果を奏する。
また、請求項3にかかる発明によれば、蓄積文書情報取得手段は、文書情報受信手段によって、ネットワークを介して送信された画像情報および付帯情報を受信し、蓄積文書情報記憶手段は、文書情報受信手段によって受信された画像情報および付帯情報を関連付けて記憶することにより、ネットワークを介して送信され、記憶部に格納された画像情報についても、画像情報が不正コピーであるか否かを示す情報を有しているため、送信された画像処置装置に不正コピー検出処理を行うことができない場合であっても、不正コピーを禁止されている画像情報の出力を有効に防止することができるという効果を奏する。
また、請求項4にかかる発明によれば、プロトコル変換手段によって、蓄積文書情報記憶手段に記憶された付帯情報を、当該画像処理装置において一意に定まる蓄積内部情報に変換し、詳細情報変換手段によって、プロトコル変換手段によって変換された蓄積内部情報に基づいて、画像処理を制御する画像処理デバイスにダウンロードするプログラムおよびデータのうち少なくとも一方に対応付けられた詳細情報に変換し、ダウンロード手段によって、詳細情報変換手段によって変換された詳細情報および当該画像処理装置における不正コピー検知処理の有無を示すシステム情報に基づいて、プログラムおよびデータのうち少なくとも一方を画像処理デバイスにダウンロードし、不正コピー検知手段は、システム情報が当該画像処理装置における不正コピー検知処理を有する旨を示す場合に、ダウンロード手段によって不正コピー検知処理に対応するプログラムおよびデータのうち少なくとも一方をダウンロードされた画像処理デバイスを用いて、画像情報に基づいて不正コピーであるか否かを検知することにより、画像情報の付帯情報およびシステム情報に基づいてプログラムやデータを画像処理デバイスにダウンロードするため、画像情報に対して不正コピー検出処理を含んだ最適な画像処理を行うことができるという効果を奏する。また、変換した情報を画像情報デバイスにダウンロードするための詳細な情報に変換する部分についてのアーキテクチャは、蓄積文書の情報を取り扱う場合でも変更はなく、蓄積文書、不正コピー検知機能を取り扱う機種に依存した変動部のみを変更すれば対応できるので、他機種に展開する場合に容易に移植できるという効果を奏する。
また、請求項5にかかる発明によれば、画像情報出力手段は、システム情報が当該画像処理装置における不正コピー検知処理を有する旨を示す場合に、ダウンロード手段によって不正コピー用画像処理に対応するプログラムおよびデータのうち少なくとも一方をダウンロードされた画像処理デバイスを用いて、画像情報を出力することにより、画像処理装置の有する機能に対応してプログラムやデータを画像処理デバイスにダウンロードし、画像処理を変更することができるため、画像情報に対して画像処理装置が有する最適な画像処理を行うことができるという効果を奏する。
また、請求項6にかかる発明によれば、操作情報取得手段によって、画像情報を出力する際に画像情報に対して設定された操作情報を取得し、プロトコル変換手段は、さらに操作情報取得手段によって取得された操作情報を、当該画像処理装置において一意に定まる操作内部情報に変換し、詳細情報変換手段は、プロトコル変換手段によって変換された蓄積内部情報および操作内部情報に基づいて、詳細情報に変換することにより、画像情報の付帯情報に加えて操作部から入力された情報を用いてダウンロードするプログラムやデータを決定することができるため、画像情報を出力する際の利用者の要望に即した画像処理を実行することができるという効果を奏する。
また、請求項7にかかる発明によれば、蓄積文書情報取得ステップによって、画像情報と、画像情報が不正コピーであるか否かを示す不正検知情報を含む付帯情報とを取得し、蓄積文書情報記憶ステップによって、蓄積文書情報取得ステップによって取得された画像情報と、付帯情報とを関連付けて記憶し、画像情報出力ステップによって、蓄積文書情報記憶ステップによって記憶された前記付帯情報に含まれる不正検知情報に不正コピーである旨が記憶されている場合には、画像情報を判別不可能な状態に出力することにより、記憶部に格納された画像情報について画像情報が不正コピーであるか否かを示す情報を有しているため、不正コピーを禁止されている画像情報の出力を有効に防止することができるという効果を奏する。また、不正コピーであるか否かの情報を画像情報とともに格納しているため、再度画像情報に対して不正コピー検出処理を行なうことなく、不正コピーであるか否かの情報を用いることができるという効果を奏する。
また、請求項8にかかる発明によれば、請求項7に記載された画像処理方法をコンピュータに実行させることにより、記憶部に格納された画像情報について画像情報が不正コピーであるか否かを示す情報を有しているため、不正コピーを禁止されている画像情報の出力を有効に防止することができるという効果を奏する。また、不正コピーであるか否かの情報を画像情報とともに格納しているため、再度画像情報に対して不正コピー検出処理を行なうことなく、不正コピーであるか否かの情報を用いることができるという効果を奏する。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。なお、本発明の画像処理装置は、ディジタル画像データに対する画像処理、特に、複写機、ファクシミリ、プリンタ、スキャナ等の機能を複合したディジタル複合機における画像データに対する画像処理をおこなうものである。
まず、本発明が適用される画像処理装置にかかる複合機の構成例について説明する。図1は、本実施の形態にかかる複合機の構成を示すブロック図である。本実施の形態にかかる複写機100は、操作情報取得部101と、原稿読取部102と、自動検知部103と、スキャナ画像処理部104と、不正コピー検知部105と、付帯情報作成部106と、蓄積文書情報管理部303と、プリンタ画像処理部107と、プリンタ部108と、文書情報受信部109と、を備え、ネットワーク1を介して他の複合機やスキャナなどに接続している。
操作情報取得部101は、後述する操作部301によって入力された種々の操作情報の入力を受付けるものである。原稿読取部102は、スキャナから読込まれた原稿のイメージをディジタル画像データに変換するものである。自動検知部103は、原稿読取部102によって変換されたディジタル画像データから自動的に検知できる情報、例えば原稿サイズや、原稿の濃度などを検知するものである。
スキャナ画像処理部104は、原稿読取部102によって変換されたディジタル画像データに対して一般的なスキャナ画像処理を行うものである。スキャナ画像処理部104は、DSPにスキャナ画像処理に対応したプログラムやデータをダウンロードすることによって実現する。詳細は後述する。
不正コピー検知部105は、スキャナ画像処理部104によって処理された画像データを用いて、読込まれた原稿はコピーが許可された原稿であるか否かを判定するものである。不正コピー検知部105は、DSPに不正コピー検知処理に対応したプログラムやデータをダウンロードすることによって実現するものである。詳細は後述する。
付帯情報作成部106は、操作情報取得部101によって取得された操作情報、自動検知部103によって検知された情報、および不正コピー検知部105によって検知された不正検知情報に基づいて、原稿読取部102によって読込まれた画像情報に対応する付帯情報を作成するものである。
蓄積文書情報管理部303は、原稿読取部102によって読込まれた画像情報と、付帯情報作成部106によって作成された付帯情報を関連付けて記憶するものである。上述した通り、付帯情報には不正検知情報が含まれ、読取られた画像情報が不正コピーであるか否かの情報が格納されている。本発明にかかる蓄積文書情報記憶手段を構成する。
プリンタ画像処理部107は、蓄積文書情報管理部303に記憶されている画像情報と付帯情報を読込んで、一般的なプリンタ画像処理を行うものである。付帯情報に含まれる不正検知情報に不正コピーである旨が記憶されている場合には、画像情報を判別不可能な状態にして出力するものである。ここで、判別不可能な状態とは、黒色などの所定の色を用いたベタ塗りによる塗りつぶし加工をした状態をいう。プリンタ画像処理部107は、DSPにプリンタ画像処理に対応したプログラムやデータをダウンロードすることによって実現するものである。詳細は後述する。なお、プリンタ画像処理部107は、蓄積文書情報管理部303に記憶されている画像情報と付帯情報ではなく、スキャナ画像処理部104から画像情報と操作情報取得部101から操作情報とを取り込んで、プリンタ画像処理を行うことも、無論可能である。
プリンタ部108は、プリンタ画像処理部107によって画像処理を行われた画像情報を出力するものである。
文書情報受信部109は、ネットワーク1に接続されている複合機やスキャナから送信された、画像情報と付帯情報とを含む文書情報を受信し、蓄積文書情報管理部303に格納するものである。
次に、上述したスキャナ画像処理部104、不正コピー検知部105、およびプリンタ画像処理部107の各処理をDSPで実現するための処理について説明する。まず、本発明についての基本的な考え方と画像処理装置の基本構成について、図2を参照して説明する。上述した従来の画像処理装置に対し、本願の発明者は、図2に示すような新しい構造の画像処理制御装置を案出した。図2の構造は、図16−2の構造に操作部からの実行要求に対するリソース管理、実装されているデバイスに対するサービス構築する概念を追加し、リソースや実装デバイスを意識することによって複数同時利用の対応、1つの制御装置で複数の種類のデバイス制御を可能にしている。さらに、変換した情報をデバイスにダウンロードするための詳細な情報に変換する部分に内部情報変換部を分けた構造になっている。
本発明は画像処理制御装置が図2の構造になっていることを前提としている。
さらに、具体的に上述したスキャナ画像処理部104、不正コピー検知部105、およびプリンタ画像処理部107の各処理をDSPで実現するための処理について説明する。本実施の形態にかかる複合機は、操作部と、蓄積文書の情報を管理する蓄積文書情報管理部と、画像処理制御装置と、入力画像に対しての所定の画像処理を行なう画像処理デバイスと、前記画像処理デバイスで処理された画像に対して不正コピーが行なわれたか否かを検知する不正コピー検知用デバイスとを有している画像処理システムであって、前記画像処理制御装置は、1つの実行要求に対する要求を管理する要求管理手段と、操作部の入力情報と蓄積文書情報管理部に管理されている蓄積文書の情報をインタフェースプロトコル変換管理する部分(変換管理手段)と、インタフェースプロトコル変換された操作部の入力情報と蓄積文書の情報を蓄積する部分(蓄積手段)と、実行要求に対するリソース管理と実装されているデバイスに対するサービスを構築する機能(手段)と、インタフェースプロトコル変換された情報を画像処理デバイスにダウンロードするための詳細な情報に変換する部分(詳細情報変換手段)と、画像処理デバイスにプログラムおよび/またはデータをダウンロード設定する部分(ダウンロード手段)とが、互いに分離されて設けられており、操作部の入力情報と蓄積文書の情報をインタフェースプロトコル変換管理する部分(変換管理手段)は、操作部の入力情報と蓄積文書の情報について不正コピーが行なわれたか否かの検知情報をインタフェースプロトコル変換する機能を有していることを特徴としている。
図3は、本実施の形態にかかる複合機におけるDSPへのプログラムおよびデータのダウンロード処理を行う部分を含む構成例(画像処理制御装置201と全体構成の例)を示す図である。この複合機(例えばMFP)は、システム利用者の要求を入力する操作部301と、蓄積文書、蓄積文書の情報を取り扱う蓄積文書情報管理部303と、操作部301からの情報と蓄積文書情報管理部303からの情報を管理する全体の制御装置(上位の制御ソフト)302と、画像処理デバイス203と、不正コピー検知用デバイス204と、画像処理デバイス203へダウンロード情報やリソース状態を制御する画像処理制御装置201とを有している。
ここで、画像処理デバイス203は、画像処理制御装置201によってダウンロードされた情報をもとに画像処理を実現する1つ以上のASIC、DSP等の画像処理デバイス203で構成されている。
また、操作部301は、利用者のさまざまな要求に対し設定が可能である。その操作部301の情報をサービス層である上位の制御ソフト302が、設定内容や設定が起きた時間を考慮してタスクに分割し、プロセスとして画像処理制御装置201に伝える。また、上位の制御ソフト302は、操作部301の情報とともに蓄積文書情報管理部303からの情報も同時に画像処理制御装置201に伝える。その操作部301の要求レベルが異なる情報と蓄積文書情報管理部303からの情報をもとに画像処理制御装置201で画像処理デバイス203に設定しなければいけないプログラムとデータの情報に変換する。操作部301からの情報が蓄積文書情報管理部303からの情報より上位の情報で、操作部301でコピー動作(蓄積しない動作)、蓄積された文書の再印刷動作を指定できる。
画像処理制御装置201はまず、そのユーザが選択したアプリケーション情報を読み取り要求が操作部301からの情報のみでいいのか、蓄積文書情報管理部303からの情報も用いて処理しなくてはいけないのか判断する。不要だと判断した情報に関しては読み取りを行なわない。システム情報だけは逆に画像処理制御装置201は上位の制御ソフト302に対し問い合わせる。この情報は、設計段階のときIPUボード(画像処理ユニットボード)が変わりそのボードに実装してある画像処理デバイス203、不正コピー検知用デバイス204の種類や個数が変更する場合に変更されるものである。システム情報とはこのような現在どのようなIPUボードが実装されていて画像処理デバイス203、不正コピー検知用デバイス204は何個実装されているかということを判断するための情報である。画像処理制御装置201は、この情報から制御対象の種類や個数を把握し、IPUボードの実装状態を把握し、どのような設計段階であっても1つの画像処理制御装置でダウンロード制御を行なう。
操作部301の情報は、ユーザが指定したアプリケーション情報、文字モードなどのモードレベルや直接MTFフィルタのプログラムの番号を指定するファンクションレベルやサービスマンコマンド等のさまざまな要求をしてくる。また、蓄積文書情報管理部303からの情報とは、その蓄積文書をユーザが保存したときに操作部301で選んだ文字モード、原稿の濃い薄い情報や不正コピー判断情報等システムが保存した情報である。ここで、本実施の形態にかかる蓄積文書情報管理部303からの情報は、特許請求の範囲に記載の付帯情報に対応する。画像処理制御装置201は、これらの情報をもとに画像処理デバイス203、不正コピー検知用デバイス204にダウンロードするために必要な詳細レベルの情報に変換する。画像処理制御装置201は、自身で変換したプログラム、データをもとに、画像処理デバイス203、不正コピー検知用デバイス204の内部にあるメモリにダウンロードを実行する。ダウンロード後、画像処理デバイス203、不正コピー検知用デバイス204は、そのダウンロードされたプログラムとデータの情報をもとに、画像処理や不正コピー検知処理を実現する。
次に、各処理に対応するプログラムとデータがダウンロードされたDSPが行う処理しついて説明する。プロセスは、図4に示すように、コピー動作であるスキャンtoメモリ(StoM)とメモリtoプリント(MtoP)、蓄積動作であるスキャンtoメモリ(StoM)、プリント動作であるメモリtoプリント(MtoP)に分類される。画像処理制御装置201は、StoM動作時に、不正コピーかどうかを検知するDSPに問い合わせて判断する。その判断情報を上位の制御ソフト302に伝える。上位の制御ソフト302は、蓄積文書情報管理部303に対し、この不正コピー検知結果305をそのスキャンした画像のヘッダー情報として書き込む。これにより、1対1対応でスキャンした画像に対し、StoM動作時にDSPが判断した不正コピー判断情報305を記憶し、MtoP動作時にその情報を元に判読可、不可の画像としてプリントアウトする。
図5は画像処理制御装置201の処理の流れを示すフローチャートである。また、図6は蓄積文書時の1プロセスに対する画像処理制御装置201のシーケンスを示す図である。画像処理制御装置201は、入力として上位の制御ソフト302によって操作部301からシステム利用者からの要求と蓄積文書情報管理部303からの情報を受け取る(ステップS501、S502)。その要求は、プロセス情報、文字モード、サイズ、原稿の濃い薄い、変倍率、MTFフィルタの番号等のさまざまな情報である。その受け取った情報から画像処理制御装置201は、1プロセス要求管理部501(1つの実行要求に対する要求管理を行なう部分)で、現在の要求に対し、1プロセス要求管理し(ステップS503)、外部情報(操作部情報)の変換をインタフェースプロトコル管理部502(操作部の入力情報と蓄積文書の情報をインタフェースプロトコル変換管理する部分)に要求し、インタフェースプロトコル管理部502において操作部301の情報を内部変数に変換させ、その内部変数情報を詳細情報変換管理部505(変換した情報をデバイスにダウンロードするための詳細な情報に変換する部分)に保存する(ステップS504)。この処理は、図6の(1)の処理である。外部情報を内部変数に変換することにより、処理は増えるが、この後の画像処理制御装置201内の処理に外部情報の影響による画像処理制御装置201への変更を防ぐことができる。また、操作部301からの情報の1つであるアプリケーション情報を内部変数に変換した後、蓄積文書のための処理なのかをインタフェースプロトコル管理部502が判定する(ステップS505)。蓄積文書のための処理であると判定した場合(ステップS505:Yes)、蓄積文書情報(内部変数)管理部503(インタフェースプロトコル変換された蓄積文書の情報を蓄積する部分)に蓄積文書情報の保存を行なう(ステップS506)。この処理は、図6の(2)の処理に相当する。
プロセス情報を含め内部情報に変換した後、図6の(3)の処理である、リソース状態判断を1プロセス要求管理部501からリソース管理及びサービス管理部504(実行要求に対するリソース管理、実装されているデバイスに対するサービス構築する部分)に対して要求し(ステップS507)、プロセス情報を保存する(ステップS508)。ここで、過去に取得したリソースの状態と現在のプロセス情報による取得しなくてはいけないリソースを判断し、実行可能かどうか判断する。実行可能であれば、図6の(4)のように処理は進むが、不可能な場合には、上位の制御ソフト302にwait状態であることを知らせて、再度要求を送ってもらうようにする。
1プロセス要求管理部501から詳細情報変換管理部505へダウンロードに必要なプログラムとデータのダウンロード詳細情報の決定を行ない(ステップS509)、プログラムとデータのダウンロード要求を送る。詳細情報変換管理部505は、内部情報と蓄積文書情報の保存の内容を参照し、詳細情報に変換する。内部情報と蓄積文書の情報を直接画像処理デバイス203のダウンロードに用いずに詳細情報という抽象概念を導入することによって、再利用性向上を図っている。
最後に図6の(5)として、ダウンロード実行をリソース管理及びサービス管理部504が現在実装されている画像処理デバイス203のドライバ制御を管理するダウンロード要求管理部506(デバイスにダウンロード設定する部分)へ詳細情報変換管理部505が変換した変換情報と蓄積文書の情報を送り、ダウンロード要求管理部506は画像処理デバイス203へのダウンロードを実行する(ステップS510)。また、実装されている画像処理デバイス203の種類や個数等の情報を上位の制御ソフト302に問い合わせして、システム情報304を得て、制御対象の情報を特定する。特定後、プログラムとデータのダウンロード要求を行なって、処理を終了する。この場合、システム情報を参照することによって不正コピー検知処理の有無を確認し、不正コピー検知処理を有すると判断した場合には、不正コピー用のプログラムおよびデータもダウンロードする。詳細は後述する。画像情報をスキャンし、DSPによる画像処理後メモリに蓄積する。このStoM動作時に画像処理制御装置201は、画像処理デバイス制御のためにリソースを確保しているので開放する。それと同時に、不正コピー検知結果305を不正コピー用DSPから読み取る。その情報を上位の制御ソフト302に伝える。上位の制御ソフト302は、不正コピー検知結果を、蓄積文書情報管理部303に格納されている文書情報のヘッダーに書き込む。この一連の動作が終了したら、再び操作部301からの情報の入力待ちの状態になる。
このように、操作部と、蓄積文書の情報を管理する蓄積文書情報管理部と、画像処理制御装置と、入力画像に対しての所定の画像処理を行なう画像処理デバイスと、前記画像処理デバイスで処理された画像に対して不正コピーが行なわれたか否かを検知する不正コピー検知用デバイスとを有している画像処理システムであって、前記画像処理制御装置は、1つの実行要求に対する要求を管理する要求管理手段と、操作部の入力情報と蓄積文書情報管理部に管理されている蓄積文書の情報をインタフェースプロトコル変換管理する部分(変換管理手段)と、インタフェースプロトコル変換された操作部の入力情報と蓄積文書の情報を蓄積する部分(蓄積手段)と、実行要求に対するリソース管理と、実装されているデバイスに対するサービスを構築する機能(手段)と、インタフェースプロトコル変換された情報を画像処理デバイスにダウンロードするための詳細な情報に変換する部分(詳細情報変換手段)と、画像処理デバイスにプログラムおよび/またはデータをダウンロード設定する部分(ダウンロード手段)とが、互いに分離されて設けられており、操作部の入力情報と蓄積文書の情報をインタフェースプロトコル変換管理する部分(変換管理手段)は、操作部の入力情報と蓄積文書の情報について不正コピーが行なわれたか否かの検知情報をインタフェースプロトコル変換する機能を有しているので、蓄積文書、不正コピー検知機能に対する画像処理機能を、画像処理制御装置に新たな機能として追加することによって今実現しているアーキテクチャを変えることなく、機種情報に依存する変動部を変更することができる。また、蓄積機能がない機種に関しては、この蓄積文書に対する画像処理機能をはずすだけで従来どおりの動作をするので、再利用性も向上する。
図7を参照して、インタフェースプロトコル管理部502の処理を説明する。かかるインタフェースプロトコル管理部502では、インタフェースプロトコル変換された蓄積文書の情報を蓄積する部分(蓄積手段)は、蓄積された文書において不正コピーが行なわれたか否かの検知情報を保存する機能を有していることを特徴としている。
図7はインタフェースプロトコル管理部502の処理の流れを示すフローチャートである。従来のインタフェースプロトコル管理部502は、コピー動作のみを対象とした変換を行なっていた。すなわち、操作部301からの情報のみを変換対象として変換を行なっていた。しかし、本発明においては、画像を蓄積しないコピー動作制御の他に、蓄積文書動作も対象とすることにより、翻訳する対象に蓄積文書情報管理部303からの情報も加わる。
インタフェースプロトコル管理部502は、細かく分けて6個の処理によって構成されている。すなわち、図7のように処理を進めて翻訳を実行していく。図7を参照すると、まず、操作部301からの情報のプロセス情報を翻訳する(ステップS701)。この情報は、コピー動作の場合、蓄積文書動作の場合のいずれにも必要な情報であり、またユーザが指定したアプリケーションの特定に使うので、まずプロセス情報として翻訳する。次いで、ステップS701で翻訳したプロセス情報をもとに蓄積文書動作かの判断を行なう(ステップS702)。操作部301からの設定は、コピー動作、蓄積文書動作のいずれの場合も必要であるが、蓄積文書情報管理部303からの情報は蓄積文書動作のための処理のみに必要な情報である。ここで、翻訳したプロセス情報より蓄積文書情報管理部303からの情報が今回の制御で必要かどうかの判断を行ない、コピー動作等特に必要でないと判断された場合、保存しても使わない情報なので、蓄積文書に対しての翻訳、保存は行なわない。蓄積文書のための動作であると判断された場合のみ、蓄積文書に対しての翻訳(ステップS703)、保存(ステップS704)を行ない、その情報を蓄積文書情報(内部変数)管理部503に保存する。操作部301からの情報については常に必要であるために、翻訳(ステップS705)、保存(ステップS706)を行ない、詳細情報変換管理部505に保存する。この一連の処理を1プロセスに対して常に行なう。プロセス情報により蓄積文書情報管理部303からの情報の翻訳を判断する機能を追加したことにより、不要な情報を翻訳、保存することなく処理が高速化する。また、1つのインタフェースプロトコル管理部502で蓄積文書情報管理部303からの情報の翻訳、保存を可能にする。
このように、インタフェースプロトコル変換された蓄積文書の情報を蓄積する部分(蓄積手段)は、蓄積された文書において不正コピーが行なわれたか否かの検知情報を保存する機能を有しており、画像処理制御装置201に入力される情報を内部情報に翻訳することによって、外部の影響を最小限に抑えることができる。翻訳の対象の入力情報として操作部からの情報、蓄積文書の情報、その他システム情報の全てを取り扱うことによって、どの入力情報が変化してもこの翻訳する部分を変更するだけで内部構造に影響を与えない。すなわち、画像処理制御装置201に入力される情報を内部情報として、操作部の情報、蓄積文書の情報、その他システム情報の全てを外部情報として扱い、翻訳することによって、外部の影響を最小限に抑えることができる。
図8を参照して、詳細情報変換管理部505の処理を説明する。かかる詳細情報変換管理部505では、インタフェースプロトコル変換された情報を画像処理デバイスにダウンロードするための詳細な情報に変換する部分(詳細情報変換手段)は、インタフェースプロトコル変換された操作部の入力情報および/または蓄積文書の情報から、不正コピーが行なわれたという検知情報を検出した場合、プログラムおよび/またはデータの設定値を変更する制御手段を有していることを特徴としている。
図8は詳細情報変換管理部505の情報参照構造を示す図である。詳細情報変換管理部505は画像処理単位に詳細な情報に変換する。図8の例では、各画像処理の詳細情報変換部801における変換するために必要な情報の参照構造が示されている。
図8を参照すると、詳細情報変換管理部505は、詳細情報変換管理マネージャ802と、画像処理A,B,C,…の詳細情報変換部801と、不正コピー検知処理の詳細情報変換部804とで構成されている。1プロセス要求管理部501から詳細情報変換要求が送られてくるとき、詳細情報変換管理部505へのこの外部からの要求を常に詳細情報変換管理マネージャ802が受け付ける。詳細情報変換管理マネージャ802は、要求に従い各画像処理の詳細情報変換部801と不正コピー検知処理の詳細情報変換部804に対しそれぞれの画像処理に対する変換要求(図8の実線)を送る。各画像処理の詳細情報変換部801は、マネージャからの要求に従い、自身が担当する画像処理用の詳細情報803と不正コピー検知処理用の詳細情報805に変換する。変換に必要な情報としては全画像処理共通で、インタフェースプロトコル管理部502によって変換された情報を用いる。その情報は、操作部301からの情報の場合には、翻訳した操作部の情報707を参照して、また、蓄積文書の場合には、翻訳した蓄積文書の情報708を参照(図8の点線)して、必要な情報を得る。どの画像処理がどの情報を必要であるかは各画像処理の詳細情報変換部801が判断し、詳細な情報に変換するのに必要な情報のみをそれぞれの情報源から取得する。画像処理によっては翻訳した操作部の情報707、翻訳した蓄積文書の情報708、または両方制御に必要なものがあり、その判断は画像処理によって決まるので、画像処理の詳細情報変換部801の変動部として制御要求に従って変更する。
各画像処理の詳細情報変換部801と不正コピー検知処理の詳細情報変換部804とが処理を行った後、詳細情報を決定し、それぞれの画像処理用の詳細情報803と不正コピー検知処理用の詳細情報805として保存する。このそれぞれの画像処理用の詳細情報803と不正コピー検知処理用の詳細情報805も、詳細情報変換管理部505が詳細情報群として保存し管理する。
このように、インタフェースプロトコル変換された情報を画像処理デバイスにダウンロードするための詳細な情報に変換する部分(詳細情報変換手段)は、インタフェースプロトコル変換された操作部の入力情報および/または蓄積文書の情報から、不正コピーが行なわれたという検知情報を検出した場合、プログラムおよび/またはデータの設定値を変更する制御手段を有しており、変換した情報をデバイスにダウンロードするための詳細な情報に変換する部分の制御のバリエーションがコピー動作の操作部の情報のみでなく、蓄積文書の情報も取り扱うことによって、両方の制御に対し1つの画像処理制御装置で実現できる。また、変換した情報をデバイスにダウンロードするための詳細な情報に変換する部分のアーキテクチャは蓄積文書の情報を取り扱う場合でも変更はなく、蓄積文書、不正コピー検知機能を取り扱うという機種依存部の変動部のみを変更すれば対応できるので、他機種展開する場合でも容易に移植可能である。
図9〜図12を参照して、ダウンロード要求管理部506の処理を説明する。かかるダウンロード要求管理部506では、画像処理デバイスにプログラムおよび/またはデータをダウンロード設定する部分(ダウンロード手段)は、インタフェースプロトコル変換された情報を画像処理デバイスにダウンロードするための詳細な情報に変換する部分(詳細情報変換手段)が不正コピーが行なわれたという検知情報を検出してプログラムおよび/またはデータの設定値を変更したときに、変更した設定値をダウンロードする機能を有していることを特徴としている。
図9、図10はStoM時の画像処理デバイスにプログラムやデータをダウンロードする処理の制御フローを示す図である。なお、図9は画像スキャン前の設定の処理、図10は画像スキャン後の設定の処理である。また、図11、図12はMtoP時の画像処理デバイスにプログラムやデータをダウンロードする処理の制御フローを示す図である。なお、図11は画像プリント前の設定の処理、図12は画像プリント後の設定の処理である。
StoM動作では、コピー動作、文書蓄積動作等の、スキャナからメモリへ取り込む動作になる。図9を参照すると、ダウンロード要求管理部506は、システム情報304により、不正コピー防止を検知するDSPがシステムに組み込まれているかどうか判断する(ステップS901)。不正コピー防止を検知するDSPがシステムに組み込まれている場合(ステップS901:Yes)、不正コピーを検知するためのプログラム、データ(不正コピー用のプログラム、データ)をダウンロードする(ステップS902)。スキャナ補正用のプログラム、データ(画像処理プログラム、データ)は、システム情報304にかかわらず常にダウンロードする(ステップS903)。
また、図10を参照すると、画像情報をDSPに流しスキャナ補正処理後の画像処理制御のために確保したリソース開放処理では、図9と同様に、システム情報304から不正コピー防止を検知するDSPがシステムに組み込まれているかどうか判断する(ステップS1001)。もし組み込まれている場合(ステップS1001:Yes)、不正コピー用の結果取得という処理が加わる(ステップS1002)。この処理では、不正コピー用DSPの特定のメモリを読み取り、不正コピー用DSPが判断した結果を読み取り、上位の制御ソフト302に通知する。そして、上位の制御ソフト302はこの不正コピーの結果を取り込んで電子化した画像データのヘッダーに書き込んで、蓄積文書情報管理部303に保存する。画像処理制御のために確保したリソースの開放処理を行う(ステップS1003)。これによって、不正コピーの判断結果が画像情報の付帯情報の一部として保存される。
また、図11、図12のMtoP動作は、コピー動作、プリント動作等のプリントを行なう動作になる。MtoP動作は、StoM動作と同様に、まず画像処理する前に画像処理デバイスへダウンロード要求を行なう。不正コピー検知処理の有無の確認でシステム内にあり(ステップS1101:Yes)、不正コピー検知処理の結果の確認で不正コピーと判断された場合のみ(ステップS1102:NG)、MtoP用プリント動作用補正処理DSPに対し、テストパターン等の判読不可能な設定を行なう(ステップS1103)。不正コピー機能があっても不正コピーと判断されない場合は(ステップS1102:OK)、通常動作と同じになる。通常動作とは、プリント用補正処理のための画像処理プログラム、データのダウンロードのみを行なうことである(ステップS1104)。画像処理後、リソース開放時に、不正コピーと判断されて図12においてテストパターン等の判読不可能な設定した場合のみ(ステップS1201:Yes、ステップS1202:NG)、そのままの状態にすると次のプリント時も判読不可能な画像になるので初期化する(ステップS1203)。通常動作同様に画像処理制御のために確保したリソースを開放して処理が終了する(ステップS1204)。
このように、画像処理デバイスにプログラムおよび/またはデータをダウンロード設定する部分(ダウンロード手段)は、インタフェースプロトコル変換された情報を画像処理デバイスにダウンロードするための詳細な情報に変換する部分(詳細情報変換手段)が不正コピーが行なわれたという検知情報を検出してプログラムおよび/またはデータの設定値を変更したときに、変更した設定値をダウンロードする機能を有しており、画像処理制御装置に入力される情報を内部情報として、操作部の情報、蓄積文書の情報、不正コピー検知機能の情報、その他システム情報の全てを外部情報として扱い、翻訳することによって、外部の影響を最小限に抑えることができる。
図13、図14を参照して、MtoP時におけるダウンロード要求管理部506の処理を説明する。かかるダウンロード要求管理部506では、画像処理デバイスにプログラムおよび/またはデータをダウンロード設定する部分(ダウンロード手段)は、通常のコピー動作モード時には、蓄積文書の情報がないのでスキャナ補正画像処理時に不正コピーが行なわれたか否かの検知情報の設定を行ない、プリント出力するときに、不正コピーが行なわれたか否かの検知情報に基づいて不正コピーが行なわれたか否かを判断し、不正コピーが行なわれたと判断した時にはプログラムおよび/またはデータの設定値を変更し、一方、蓄積文書をプリント出力する動作モード時には、スキャナ補正用画像処理を行なわないので、蓄積文書の情報から詳細情報変換手段(インタフェースプロトコル変換された情報を画像処理デバイスにダウンロードするための詳細な情報に変換する部分)によって変換された詳細な情報に基づいて不正コピーが行なわれたか否かを判断し、不正コピーが行なわれたと判断した時にはプログラムおよび/またはデータの設定値を変更することを特徴としている。
図13、図14は、MtoP時における画像処理デバイスにプログラムやデータをダウンロードする処理の制御フローを示す図である。なお、図13は画像プリント前の設定、図14は画像プリント後の設定の処理である。図13、図14を参照すると、コピー動作、蓄積文書動作により不正コピー判断結果の参照場所を切り替えて処理を行なう。コピー動作の場合(ステップS1301:コピー動作)、アプリ識別でコピーアプリが選択され、図11と同じフローになるため、ステップS1302〜ステップS1304、ステップS1306の説明は図11の説明を参照し、ここでの説明を省略する。これに対し、アプリ選択で蓄積文書が選択された場合には(ステップS1301:蓄積文書動作)、不正コピー結果の参照がコピー動作時とは異なる。すなわち、この場合、蓄積文書のヘッダ情報として上位の制御ソフト302から通知されるので、不正コピー検知処理の詳細情報変換部804の変換情報である、不正コピー検知処理用の詳細情報805を参照して不正コピーかどうかを判断する(ステップS1305)。それ以降のフローはコピー動作と同様である。また、図14に示す不正コピー防止設定の初期化処理に関しては、システム情報304のみで判断できないので、不正コピー判断結果にかかわらず毎回行なう(ステップS1401、ステップS1402)。初期化に時間がかかる場合は、画像処理デバイスの状態を読んで、不正コピー防止処理になっている場合のみ修正処理を行なう。その後、通常動作同様リソースの開放処理を行ない、処理を終了する。
このように、画像処理デバイスにプログラムおよび/またはデータをダウンロード設定する際に、通常のコピー動作モード時には、蓄積文書の情報がないのでスキャナ補正画像処理時に不正コピーが行なわれたか否かの検知情報の設定を行ない、プリント出力するときに、不正コピーが行なわれたか否かの検知情報に基づいて不正コピーが行なわれたか否かを判断し、不正コピーが行なわれたと判断した時にはプログラムおよび/またはデータの設定値を変更し、一方、蓄積文書をプリント出力する動作モード時には、スキャナ補正用画像処理を行なわないので、蓄積文書の情報から詳細情報変換手段によって変換された詳細な情報に基づいて不正コピーが行なわれたか否かを判断し、不正コピーが行なわれたと判断した時にはプログラムおよび/またはデータの設定値を変更するので、デバイスにダウンロード設定する部分の制御のバリエーションがコピー動作の操作部の情報のみでなく、蓄積文書の情報も取り扱うことによって両方の制御に対し1つの画像処理制御装置で実現できる。また、デバイスにダウンロード設定する部分のアーキテクチャは蓄積文書の情報を取り扱う場合でも変更はなく、蓄積文書を取り扱うという機種依存部の変動部のみを変更すれば対応できるので、他機種展開する場合でも容易に移植可能である。
また、コピー動作時の不正コピー防止処理(スキャナ補正用画像処理のみで不正コピー防止の情報を取り入れる処理)に対し、プリント動作のようにスキャナ補正用処理がない場合でも、コピー動作時と同様の不正コピー防止処理を行なうことができる。
次に、上述した、各処理に対応するプログラムおよびデータをダウンロードしたDSPが行う画像処理について説明する。かかるDSPによる画像処理は、画像処理デバイスにプログラムおよび/またはデータをダウンロード設定する部分(ダウンロード手段)は、蓄積文書をプリント出力する動作モード時には、スキャナ補正用画像処理を行なわないので、蓄積文書の情報から詳細情報変換手段(インタフェースプロトコル変換された情報を画像処理デバイスにダウンロードするための詳細な情報に変換する部分)によって変換された詳細な情報に基づいて不正コピーが行なわれたか否かを判断し、不正コピーが行なわれたと判断した時にはプログラムおよび/またはデータの設定値を変更することを特徴としている。
このように、画像処理デバイスにプログラムおよび/またはデータをダウンロードする際に、蓄積文書をプリント出力する動作モード時には、スキャナ補正用画像処理を行なわないので、蓄積文書の情報から詳細情報変換手段によって変換された詳細情報に基づいて不正コピーが行なわれたか否かを判断し、不正コピーが行なわれたと判断した時にはプログラムおよび/またはデータの設定値を変更するので、コピー動作時の不正コピー防止処理(スキャナ補正用画像処理のみで不正コピー防止の情報を取り入れる処理)に対し、プリント動作のようにスキャナ補正用画像処理がない場合でもコピー動作時と同様の不正コピー防止処理を行なうことができる。
以上のように、本発明では、画像処理制御装置201は機能ごとに部品化されているので、蓄積文書制御機能という部品を従来の画像処理制御装置に付け加えるだけで、従来どおりのコピー動作及び蓄積文書、不正コピー検知機能を対象とした画像処理制御装置が1つの装置で実現可能となる。実際に、コピー動作、蓄積文書に対する画像処理を実現する画像処理デバイス203、不正コピー検知用デバイス204は同一のASICまたはDSPである場合が多く、1つの画像処理制御装置201で制御を実現する方がMFPシステム全体の構成の複雑化を防ぎかつ蓄積文書制御機能も部品化することによって、蓄積機能がある機種とない機種でその機能を追加したりはずしたりするだけで複数の機種に柔軟に対応できる。このように画像処理制御装置201に対するこれから増えていくであろう追加仕様を今ある構成に対して部品化して追加していくことによって柔軟に対応できる。
図15は、かかる複合機100のハードウェア構成を示すブロック図である。本図に示すように、この複写機100は、コントローラ10とエンジン部(Engine)60とをPCI(Peripheral Component Interconnect)バスで接続した構成となる。コントローラ10は、複写機100全体の制御と描画、通信、操作部20からの入力を制御するコントローラである。エンジン部60は、PCIバスに接続可能なプリンタエンジンなどであり、たとえば白黒プロッタ、1ドラムカラープロッタ、4ドラムカラープロッタ、スキャナなどである。なお、このエンジン部60には、プロッタなどのいわゆるエンジン部分に加えて、誤差拡散やガンマ変換などの画像処理部分が含まれる。
コントローラ10は、CPU11と、ノースブリッジ(NB)13と、システムメモリ(MEM−P)12と、サウスブリッジ(SB)14と、ローカルメモリ(MEM−C)17と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)/DSP203、204と、ハードディスクドライブ(HDD)18とを有し、ノースブリッジ(NB)13とASIC/DSP203、204との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス15で接続した構成となる。また、MEM−P12は、ROM(Read Only Memory)12aと、RAM(Random Access Memory)12bと、をさらに有する。
CPU11は、複写機100の全体制御をおこなうものであり、NB13、MEM−P12およびSB14からなるチップセットを有し、このチップセットを介して他の機器と接続される。
NB13は、CPU11とMEM−P12、SB14、AGP15とを接続するためのブリッジであり、MEM−P12に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCIマスタおよびAGPターゲットとを有する。
MEM−P12は、プログラムやデータの格納用メモリ、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリなどとして用いるシステムメモリであり、ROM12aとRAM12bとからなる。ROM12aは、プログラムやデータの格納用メモリとして用いる読み出し専用のメモリであり、RAM12bは、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリなどとして用いる書き込みおよび読み出し可能なメモリである。
SB14は、NB13とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。このSB14は、PCIバスを介してNB13と接続されており、このPCIバスには、ネットワークインターフェース(I/F)部なども接続される。
ASIC/DSP203、204は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGP15、PCIバス、HDD18およびMEM−C17をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。このASIC/DSP203、204は、PCIターゲットおよびAGPマスタと、ASIC/DSP203、204の中核をなすアービタ(ARB)と、MEM−C17を制御するメモリコントローラと、ハードウェアロジックなどにより画像データの回転などをおこなう複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)と、エンジン部60との間でPCIバスを介したデータ転送をおこなうPCIユニットとからなる。このASIC/DSP203、204には、PCIバスを介してFCU(Fax Control Unit)30、USB(Universal Serial Bus)40、IEEE1394(the Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)インターフェース50が接続される。
MEM−C17は、コピー用画像バッファ、符号バッファとして用いるローカルメモリであり、HDD(Hard Disk Drive)18は、画像データの蓄積、プログラムの蓄積、フォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。
AGP15は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレーターカード用のバスインターフェースであり、MEM−P12に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレーターカードを高速にするものである。
なお、本実施の形態の複写機100で実行される画像処理プログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。
本実施の形態の複写機100で実行される画像処理プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、本実施の形態の複写機100で実行される画像処理プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、本実施の形態の複写機100で実行される画像処理プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
本実施の形態の複写機100で実行される画像処理プログラムは、上述した各部(操作情報取得部、原稿読取部、自動検出部、スキャナ画像処理部、不正コピー検知部、付帯情報作成部、プリンタ画像処理部など)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記ROMから画像処理プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、操作情報取得部、原稿読取部、自動検出部、スキャナ画像処理部、不正コピー検知部、付帯情報作成部、プリンタ画像処理部などが主記憶装置上に生成されるようになっている。
本実施の形態にかかる複合機の構成を示すブロック図である。 本願の発明者によって案出された新しい構造の画像処理制御装置の機能部分を示す図である。 本実施の形態にかかる複合機におけるDSPへのプログラムおよびデータのダウンロード処理を行う部分を含む構成例(画像処理制御装置201と全体構成の例)を示す図である。 各アプリケーションとStoM、MtoPの関係を示す図である。 画像処理制御装置の処理の流れを示すフローチャートである。 蓄積文書時の1プロセスに対する画像処理制御装置のシーケンスを示す図である。 インタフェースプロトコル管理部の処理の流れを示すフローチャートである。 詳細情報変換管理部の情報参照構造を示す図である。 StoM時の画像処理デバイスにダウンロード設定する部分の制御フローを示す図である。 StoM時の画像処理デバイスにダウンロード設定する部分の制御フローを示す図である。 MtoP時の画像処理デバイスにダウンロード設定する部分の制御フローを示す図である。 MtoP時の画像処理デバイスにダウンロード設定する部分の制御フローを示す図である。 MtoP時における画像処理デバイスにダウンロード設定する部分の制御フローを示す図である。 MtoP時における画像処理デバイスにダウンロード設定する部分の制御フローを示す図である。 かかる複合機100のハードウェア構成を示すブロック図である。 従来の画像処理装置の構成の一例を示す説明図である。 従来の画像処理装置の構成の一例を示す説明図である。
符号の説明
100 複合機
101 操作情報取得部
102 原稿読取部
103 自動検知部
104 スキャナ画像処理部
105 不正コピー検知部
106 付帯情報作成部
107 プリンタ画像処理部
108 プリンタ部
109 文書情報受信部
201 画像処理制御装置
203 画像処理デバイス
204 不正コピー検知用デバイス
301 操作部
302 上位の制御ソフト
303 蓄積文書情報管理部
501 1プロセス要求管理部
502 インタフェースプロトコル管理部
503 蓄積文書情報(内部変数)管理部
504 リソース管理及びサービス管理部
505 詳細情報変換管理部
506 ダウンロード要求管理部
1 ネットワーク

Claims (8)

  1. 画像情報と、前記画像情報が不正コピーであるか否かを示す不正検知情報を含む付帯情報とを取得する蓄積文書情報取得手段と、
    前記蓄積文書情報取得手段によって取得された前記画像情報と、前記付帯情報とを関連付けて記憶する蓄積文書情報記憶手段と、
    前記蓄積文書情報記憶手段によって記憶された前記付帯情報に含まれる前記不正検知情報に不正コピーである旨が記憶されている場合には、前記画像情報を判別不可能な状態に出力する画像情報出力手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記蓄積文書情報取得手段は、
    前記画像情報に対して不正コピーであるか否かを検知する不正コピー検知手段と、
    前記不正コピー検知手段によって検知された結果である不正検知情報を含めた前記付帯情報を作成する付帯情報作成手段と、さらに備え、
    前記蓄積文書情報記憶手段は、前記画像情報と、前記付帯情報作成手段によって作成された前記付帯情報を関連付けて記憶すること、を特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記蓄積文書情報取得手段は、
    ネットワークを介して送信された前記画像情報および前記付帯情報を受信する文書情報受信手段、をさらに備え、
    前記蓄積文書情報記憶手段は、前記文書情報受信手段によって受信された前記画像情報および前記付帯情報を関連付けて記憶すること、を特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記蓄積文書情報記憶手段に記憶された前記付帯情報を、当該画像処理装置において一意に定まる蓄積内部情報に変換するプロトコル変換手段と、
    前記プロトコル変換手段によって変換された前記蓄積内部情報に基づいて、画像処理を制御する画像処理デバイスにダウンロードするプログラムおよびデータのうち少なくとも一方に対応付けられた詳細情報に変換する詳細情報変換手段と、
    前記詳細情報変換手段によって変換された前記詳細情報および当該画像処理装置における不正コピー検知処理の有無を示すシステム情報に基づいて、プログラムおよびデータのうち少なくとも一方を前記画像処理デバイスにダウンロードするダウンロード手段と、をさらに備え、
    前記不正コピー検知手段は、前記システム情報が当該画像処理装置における不正コピー検知処理を有する旨を示す場合に、前記ダウンロード手段によって不正コピー検知処理に対応するプログラムおよびデータのうち少なくとも一方をダウンロードされた前記画像処理デバイスを用いて、前記画像情報に基づいて不正コピーであるか否かを検知すること、を特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の画像処理装置。
  5. 前記画像情報出力手段は、前記システム情報が当該画像処理装置における不正コピー検知処理を有する旨を示す場合に、前記ダウンロード手段によって不正コピー用画像処理に対応するプログラムおよびデータのうち少なくとも一方をダウンロードされた前記画像処理デバイスを用いて、前記画像情報を出力すること、を特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の画像処理装置。
  6. 前記画像情報を出力する際に前記画像情報に対して設定された操作情報を取得する操作情報取得手段、をさらに備え、
    前記プロトコル変換手段は、さらに前記操作情報取得手段によって取得された前記操作情報を、当該画像処理装置において一意に定まる操作内部情報に変換し、
    前記詳細情報変換手段は、前記プロトコル変換手段によって変換された前記蓄積内部情報および前記操作内部情報に基づいて、前記詳細情報に変換すること、を特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の画像処理装置。
  7. 画像情報と、前記画像情報が不正コピーであるか否かを示す不正検知情報を含む付帯情報とを取得する蓄積文書情報取得ステップと、
    前記蓄積文書情報取得ステップによって取得された前記画像情報と、前記付帯情報とを関連付けて記憶する蓄積文書情報記憶ステップと、
    前記蓄積文書情報記憶ステップによって記憶された前記付帯情報に含まれる前記不正検知情報に不正コピーである旨が記憶されている場合には、前記画像情報を判別不可能な状態に出力する画像情報出力ステップと、
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  8. 請求項7に記載された画像処理方法をコンピュータに実行させることを特徴とする画像処理プログラム。

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