JP2002245447A - 画像処理装置、プログラム及びプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

画像処理装置、プログラム及びプログラムを記録した記録媒体

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JP2002245447A
JP2002245447A JP2001043774A JP2001043774A JP2002245447A JP 2002245447 A JP2002245447 A JP 2002245447A JP 2001043774 A JP2001043774 A JP 2001043774A JP 2001043774 A JP2001043774 A JP 2001043774A JP 2002245447 A JP2002245447 A JP 2002245447A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 種々の画像データの処理に対して適切な画像
処理が行うことができる画像処理装置を提供する。 【解決手段】 画像処理部30が、画像データAsの画
像領域βの種類の判別結果をもとに、複数の画像処理か
ら画像領域βに応じた処理プログラムを特定する。デジ
タル・シグナル・プロセッサ(DSP)32の処理プロ
グラムがこの特定された処理プログラムと異なる場合
は、ネットワーク・インタフェース18を介して、外部
記憶装置21からこの特定された処理プログラムをDS
P32に転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル・シグナ
ル・プロセッサ(Digital Signal Processor、以下、D
SPと称する)により、読み取り画像の画像データの輪
郭強調、モアレ除去等の画像処理を行い、記録材上に記
録する等のための画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、デジタル複写機やデジタルファク
シミリやこれらの複合機等においては、スキャナで読み
取った画像の画像処理を、ASIC(Application Spec
ificIntegrated Circuit)を用いて実現していた。しか
し、近年のDSPの進歩に伴い、デジタル信号の高速処
理を要する部分にもDSPを用いたものが現れている。
【0003】特開平9−282305号公報には、実行
すべき処理に応じて1つの命令で複数のデータストリー
ムを処理する方式のSIMD(Single Instruction str
eamMultiple Data stream)型のDSPと、印字コア及
び誤差拡散演算処理コアを構成するASICとを使い分
けて、データ処理を行う装置が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
技術の装置構成では、SIMD型に配置されたDSPを
切り替えることで特定の画像処理を行っていたが、その
処理内容は予め設定されており動作中の処理内容の変更
ができず、種々の画像処理(画像データの信号処理)に
対して、適切なDSPを用いて画像処理を行うことが困
難であった。
【0005】また、画像データの種類に応じて最適な画
質を記録材上で再現するには、画像データに含まれる文
字や絵、網点等といった画像領域の種類に応じて、複数
の画像処理を使い分ける必要がある。複数の画像処理を
使い分けるために、それぞれ異なる画像処理を行う複数
のDSPを設け、これらを使い分ける装置構成が考えら
れる。
【0006】しかし、この装置構成にしても、例えば読
み取り画像において文字の領域がほとんどを占めている
等といった、特定種類の画像領域に偏りを生じている入
力画像を読み取る場合は、全く又はほとんど画像処理を
行わないDSPが発生する一方で、一部のDSPに画像
処理が集中して画像処理時間が増えてしまい、記録材に
記録するまでの全体の所要時間も増えてしまう。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑み、種々の画像
データの処理に対して適切な画像処理が行うことができ
る画像処理装置を提供することを目的とする。また、本
発明は、上記問題点に鑑み、複数のDSPを用い、効率
的な画像処理を行うことができる画像処理装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の画像処理装置は、外部から転送される処理プ
ログラムに基づいて、読み取り画像の画像データの信号
処理を行うデジタル・シグナル・プロセッサと、該デジ
タル・シグナル・プロセッサに供給される画像データの
画像領域の種類を判別し、当該画像データの信号処理で
該デジタル・シグナル・プロセッサが使用する処理プロ
グラムを特定する処理プログラム特定手段と、該処理プ
ログラム特定手段によって特定された処理プログラム
と、前記デジタル・シグナル・プロセッサに転送されて
いる処理プログラムとを比較し、両者が異なる場合に
は、当該特定された処理プログラムを前記デジタル・シ
グナル・プロセッサに転送する処理プログラム供給制御
手段とを備えることを特徴とする。これにより、複数の
画像処理を使い分けるために、それぞれ異なる画像処理
を行う複数のDSPを設け、これらを使い分ける必要が
なくなり、効率的な画像処理が行える。
【0009】また、上記課題を解決するために本発明の
画像処理装置は、外部から転送される処理プログラムに
基づいて読み取り画像の画像データの信号処理をそれぞ
れ行う複数のデジタル・シグナル・プロセッサと、該複
数のデジタル・シグナル・プロセッサの中から、現在処
理を行っていない待機中のデジタル・シグナル・プロセ
ッサを調査する待機中プロセッサ調査手段と、画像デー
タが供給される毎に、該待機中プロセッサ調査手段の調
査結果に基づき、現在待機中のデジタル・シグナル・プ
ロセッサに当該画像データを転送する画像データ供給制
御手段とを備えることを特徴とする。これにより、複数
のデジタル・シグナル・プロセッサを動的に変更し、該
複数のデジタル・シグナル・プロセッサを並列使用する
ことができ、画像処理時間の短縮をはかることができ
る。
【0010】また、上記課題を解決するために本発明の
画像処理装置は、外部から転送される処理プログラムに
基づいて読み取り画像の画像データの信号処理をそれぞ
れ行う複数のデジタル・シグナル・プロセッサと、該デ
ジタル・シグナル・プロセッサに供給される画像データ
の画像領域の種類を判別し、当該画像データの信号処理
で該デジタル・シグナル・プロセッサが使用する処理プ
ログラムを特定する処理プログラム特定手段と、前記複
数のデジタル・シグナル・プロセッサの中から、現在処
理を行っていない待機中のデジタル・シグナル・プロセ
ッサを調査する待機中プロセッサ調査手段と、該処理プ
ログラム特定手段及び待機中プロセッサ調査手段の結果
に基づき、特定された処理プログラムと転送されている
処理プログラムとの異同に応じて、現在待機中のデジタ
ル・シグナル・プロセッサに、当該画像データ、又は当
該画像データ及び特定されたプログラムを選択的に供給
する供給制御手段とを備えることを特徴とする。
【0011】これにより、既にこの処理プログラムが転
送されている待機中のデジタル・シグナル・プロセッサ
を優先的に使用して、新たに読み取った画像データの画
像領域の信号処理が行えるので、デジタル・シグナル・
プロセッサへの処理プログラムの転送を必要最低限に抑
えることができ、画像処理の効率化及び高速化がさらに
はかれる。
【0012】また、本発明の画像処理装置では、その供
給制御手段は、前記デジタル・シグナル・プロセッサに
転送する処理プログラムを、通信ネットワークを介して
外部記憶装置から提供を受けることを特徴とする。これ
により、処理プログラムの更新、修正、機能追加、又は
変更があっても、容易に対応をはかることができ、ま
た、処理プログラムを内部記憶装置に保持しておく必要
がないので、装置の軽量化や内部記憶装置のメモリ量の
削減がはかれる。
【0013】さらにまた、本発明は、コンピュータを、
外部から転送される処理プログラムに基づいて、読み取
り画像の画像データの信号処理を行うデジタル・シグナ
ル・プロセッサと、該デジタル・シグナル・プロセッサ
に供給される画像データの画像領域の種類を判別し、当
該画像データの信号処理で該デジタル・シグナル・プロ
セッサが使用する処理プログラムを特定する処理プログ
ラム特定手段と、該処理プログラム特定手段によって特
定された処理プログラムと、前記デジタル・シグナル・
プロセッサに転送されている処理プログラムとを比較
し、両者が異なる場合には、当該特定された処理プログ
ラムを前記デジタル・シグナル・プロセッサに転送する
処理プログラム供給制御手段とを備える画像処理装置と
して機能させるためのプログラム、又はこのプログラム
を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である
ことを特徴とする。これらにより、入力画像データに最
適な画像処理を効率的に行える、又は高速に行える画像
処理装置を、コンピュータを使って容易に構成すること
ができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。図1
は、本発明の一実施の形態に係る画像処理装置1の概略
図である。画像処理装置1は、本実施の形態の場合、C
PU11と、コントロールバス及びデータバス等からな
るシステムバス12を介して互いに接続されたスキャナ
部13,操作部14,画像バッファ15,画像処理部3
0,プリントエンジン16,及び内部メモリ17を備え
て構成されている。
【0015】そして、これら各部13,14,15,3
0,16,17は、CPU11によって、例えば、次の
ように駆動制御されるようになっている。スキャナ部1
3は、操作部14の所定操作に基づき、文字や写真等が
印刷された原稿の印刷面を、ライン順次に走査してその
画像をCCDカメラ等によって光学的に読み取り、デジ
タル電気信号に変換して出力する。
【0016】このデジタル電気信号に変換された読み取
り出力は、画像バッファ15に一旦記憶された後、後述
するDSPを備える画像処理部30に画像データとして
順次送られ、画像処理部30は、このDSPによって、
この順次送られてくる画像データについて輪郭強調、モ
アレ除去等の画像処理を施した上、ネットワーク・イン
タフェース(ネットワークI/F)18、又はシステム
バス12に接続されて設けられたオプション出力19を
介して、出力する構成になっている。
【0017】本実施の形態においては、画像処理部30
には、ネットワーク・インタフェース18を介して、外
部記憶装置21,公衆回線22,及び別の画像処理装置
2がそれぞれ接続されている。これにより、画像処理部
30によって画像処理が施された読み取り画像は、ネッ
トワークI/F18を介して、外部記憶装置21に記憶
したり、公衆回線22を介して図示せぬ端末機器に伝送
したり、別の画像処理装置2に伝送したりすること等が
できる構成になっている。
【0018】また、画像処理部30は、このネットワー
クI/F18を介して、別の画像処理装置2や、公衆回
線22に接続されている図示せぬネットワーク端末機器
から伝送されてくる画像信号をネットワークI/F18
を介して取り込み、プリントエンジン16から印字出力
したり、内部メモリ17や外部記憶装置21に記憶した
り、システムバス12に設けられているオプション出力
19を介して、ディスプレィ等のオプション機器に出力
できる構成にもなっている。そして、内部メモリ17に
は、これら上述した画像処理部30による処理に関連し
て、各部13,14,15,30,16,17を制御す
るCPU11の制御プログラム等が記憶されている。
【0019】図2は、図1に示した画像処理装置1にお
ける画像処理部30の概略図である。図2に示すよう
に、画像処理部30は、画像バッファ15からシリアル
入力される特定領域の画像データAsをパラレル化する
ためのラインメモリ31−1〜4と、ラインメモリ31
−1〜4でパラレル化された画像データ信号Apの画像
処理を行う複数のDSP32−1〜3と、このパラレル
化された画像データ信号Apに基づいて後述する繁雑度
bと比較差分値cとをそれぞれ抽出する繁雑度抽出回路
33及び比較差分回路34と、この得られた繁雑度b及
び比較差分値cとに基づいて、この画像データ信号Ap
にパラレル化された特定領域の画像データAsが属する
画像領域の種類を判別し、この判別結果に基づいて、こ
のパラレル化された画像データAsを処理するプログラ
ムを特定する判別回路35と、この判別回路35からの
プログラム特定結果dに基づいて、DSP32−1〜3
の中にこの特定された処理プログラムを有するDSP3
2−n(本実施の形態の場合は、n=1,2,3のいず
れか)がある場合は、そのDSP32−nにパラレル化
された画像データ信号Apを転送する一方、DSP32
−1〜3の中にこの特定された処理プログラムを有する
DSP32−nが存在しなければ、前述のネットワーク
I/F18を介して上記特定された処理プログラムをD
SP32−1〜3の中の所望のDSP32−nに転送を
行う命令をCPU11に要求するとともに、当該所望の
DSP32−nに画像データ信号Apを転送する行先指
示回路36とを備えている。
【0020】そして、ラインメモリ31,繁雑度抽出回
路33,比較差分回路34,及び判別回路35は、入力
された特定領域の画像データAsについての画像領域の
種類を判別し、当該判別結果に基づいて、DSP32−
nがその画像データAsのパラレル化された当該画像デ
ータ信号Apの信号処理で使用する処理プログラムを特
定する処理プログラム特定手段37を構成する。
【0021】また、行先指示回路36は、上記処理プロ
グラム特定手段37によって判別された処理プログラム
が特定結果dに基づき、この特定された処理プログラム
とDSP32−nに既に転送されている処理プログラム
とが異なる場合には、この特定された処理プログラムを
DSP32−nに転送した上で、上記処理プログラム特
定手段37で画像領域の種類を判別した画像データAs
のパラレル化された画像データ信号Apを、このDSP
32−nに転送する。
【0022】図3は、スキャナ部13による読み取り画
像の読み取り領域αと、この読み取り画像の読み取り領
域αから抽出された特定領域βと、特定領域βに含まれ
る注目画素γとの関係を示す図である。次に、この図3
に基づいて、処理プログラム特定手段37及び行先指示
回路36が、読取領域αから抽出された特定領域βの画
像領域の種類を判別する構成につき説明する。
【0023】なお、この説明に当たっては、注目画素γ
は画像処理におけるフィルタ処理を行うためのものであ
り、特定領域βは当該注目画素γの近傍の24画素から
なる5×5の領域である場合を例として説明する。ま
た、処理プログラム特定手段37に入力される画像デー
タAsは、例えば、CCDセンサ等から得られる1画素
当たりの濃度レベルが8ビットで表されたシリアルデー
タである場合とする。
【0024】ここで、処理プログラム特定手段37に備
えられている繁雑度抽出回路33は、図3に示すよう
に、まず特定領域βにおける5ラインのパラレル化され
た画素データ信号Apを入力信号として、主走査方向に
隣接する画素間の濃度レベル差の絶対値を加算し、同様
に副走査方向に隣接する画素間の濃度レベル差の絶対値
も加算していく。
【0025】その上で、繁雑度抽出回路33は、その主
走査方向の演算結果と副走査方向の演算結果とを比較す
る。ラインメモリ31から入力される画像データ信号A
pは、最終的に加算結果の何れか小さい方が14ビット
の繁雑度bとして出力される。
【0026】また、比較差分回路34には、図3に示す
ように、特定領域βにおける入力された画像データ信号
Apを入力信号として、各画素の濃度レベルを互いに比
較し、特定領域βにおける25画素の濃度レベルの最大
値と最小値とを算出する。そして最大値と最小値との差
が8ビットの比較差分値cとして出力される。
【0027】ところで、注目画素γが属する特定領域β
において近傍画素の間には、注目画素γが属する領域に
応じて異なる関係があり、これを、注目画素γが属する
領域を判定するための特徴を示すという意味で特徴量X
と称し、本実施の形態では、特徴量Xとして繁雑度bと
比較差分値cとを定義している。
【0028】数値的に言えば、繁雑度bは、特定領域β
内において主走査方向に隣接する画素間の濃度レベルに
おける差分の絶対値の総和と、副走査方向に隣接する画
素間の濃度レベルの差分の絶対値の総和とをそれぞれ求
めて、何れか小さくなる方の値である。また、比較差分
値cは、特定領域β内における全画素の濃度レベルの最
大値と最小値との差分である。
【0029】そして、この特徴量Xを、領域の種類判別
に適用するとした場合、例えば、文字領域であれば、文
字の外線部と背景との境界において、通常、濃度レベル
の差が大きいので,特定領域β内における濃度レベルの
最大値と最小値との差分、すなわち比較差分値cは大き
くなると同時に、文字の色は同じ濃度レベルの連続であ
ることが多いため、隣接する画素間の濃度レベルの差分
の絶対値の総和は小さくなる傾向で、繁雑度bは小さく
なる傾向にある。
【0030】一方、写真領域であれば、5×5画素とい
う特定領域βにおいて、隣接する画素間の濃度レベルは
連続的に変化することが多いため、隣接する画素間の濃
度レベルの差分が小さくなりその差分の絶対値の総和も
小さくなって繁雑度bは小さくなる傾向にあると同時
に、特定領域内に存在する各画素の濃度レベルの最大値
と最小値との差分も小さくなる傾向で比較差分値cは小
さくなる傾向にある。もちろん、ここで言う写真領域は
自然画的なものを意味しており、写真であっても、例え
ば文字等が表示されて、文字領域と判定される領域も存
在する。
【0031】また、網点領域は、少ない色数で中間調を
表現する手法であり写真領域の一種とも言えるが、写真
領域との形式的な違いは、個々の網点の大きさが、特定
領域βの各画素に対して十分に小さくない場合と考える
ことができ、網点のピッチと、画素のピッチとの関係に
よって、隣接する画素間の濃度レベルが規則的に変化す
ることもあるため、比較差分値cが大きくなると同時
に、上記の網点の領域が全体的に分布するため、繁雑度
bも大きくなる傾向にある。逆に、網点領域であって
も,個々の網点の大きさが、特定領域βの各画素に対し
て十分に小さい場合には、写真領域とみなしても構わな
いと考えることができる。
【0032】以上のように、特定領域βにおける画像の
特徴を示す領域の種類は、繁雑度bと比較差分値cとの
大小相互関係によって表わすことができる。そこで、本
実施の形態の画像処理部30においては、判別回路35
は、高速SRAMによって構成されている。
【0033】図4は、比較差分値cと繁雑度bとの大小
相互関係によって決まる領域判定マップの例を示す図で
ある。本実施の形態においては、図4に示すように、判
別する特定領域βの種類として、写真領域と、網点領域
及び文字領域にそれぞれ3モードと、複数の領域が混合
しており判定不能な混合領域との8種類に分類するよう
になっている。
【0034】そのため、判別回路35は、高速SRAM
により構成され、図4に示すように、繁雑度抽出回路3
3から出力される14ビットの繁雑度bと、比較差分回
路34から出力される8ビットの比較差分値cとを併せ
た22ビット分の入力側アドレス端子A0〜A21と、判
別結果dを出力するため、8種類の領域に対応した8ビ
ット分の出力側アドレス端子D0〜D7とを有している。
【0035】そして、判別回路35では、注目画素γの
特徴量Xが、図4に示す繁雑度bと比較差分値cとに基
づいて作成される領域判定マップのどの領域部分に位置
するかによって、注目画素γの属する特定領域βの種類
が判別され、予め各領域の種類毎に対応して設定されて
いるDSP32−nが使用する処理プログラムが、8ビ
ットの判別結果dで特定されるようになっている。した
がって、判別回路35からは、注目画素γの属する特定
領域βの種類、すなわちDSP32−nが使用する処理
プログラムの種別が判別結果dとして出力される。
【0036】これに対し、行先指示回路36は、判別回
路35からこの判別結果dを受け取り、行先指示回路3
6内部の高速SRAMに記録されているDSP32−1
〜3それぞれに転送されている処理プログラムの種別記
録、及びDSP32−1〜3それぞれの使用状況記録を
確認する。
【0037】この確認により、判別回路35から判別結
果dに対応する処理プログラムが既にDSP32−1〜
3のいずれかに転送されており、かつその転送されてい
るDSP32が現在処理を行っていない待機中であれ
ば、行先指示回路36は該当DSPの一のDSP32−
nへ画像データAp信号を転送して画像処理を行わせる
とともに、前述した内部の高速SRAMに記録されてい
る当該DSP32−nについての使用状況記録を処理中
に変更する。
【0038】これに対し、所望の処理プログラムがDS
P32−1〜3に存在せず、現在処理を行っていないD
SP32に既に転送されている処理プログラムが所望の
処理プログラムと異なる場合は、ネットワークI/F1
8を介して外部記憶装置21から判別結果dで特定され
る処理プログラムを該当DSPの一のDSP32−nに
転送することを、行先指示回路36はCPU11に要求
し、併せて、前述した内部の高速SRAMに記録されて
いる当該DSP32−nが所持する処理プログラムの種
別記録を更新する。
【0039】そして、行先指示回路36は、DSP32
−nへの処理プログラムの転送終了後にCPU11から
送られてくる転送完了信号を受信すると、画像データA
pを該当DSP32−nに転送するとともに、前述した
内部の高速SRAMに記録されている該当DSP32−
nについての使用状況記録を処理中に変更する。
【0040】その後、行先指示回路36は、CPU11
から送られてくる当該画像データApに対するDSP3
2−nによる画像処理完了信号を受信すると、前述した
内部の高速SRAMに記録されている該当DSP32−
nについての使用状況記録を空き状態、すなわち待機中
状態に戻す。上記のように構成された本実施の形態の画
像処理部30について、注目画素γに適用するDSP3
2−nの処理プログラムを求めるまでの画像データA
s,画像データ信号Apの処理過程について、以下に説
明する。
【0041】まず、画像処理部30において、ラインメ
モリ31に入力されるシリアルの画像データAsは、直
列に4個配置されたラインメモリ31−1〜4の各出力
側から取り出される信号とによって、前記5×5画素の
特定領域βにおける5ライン分をシステムクロックに同
期させたパラレルの画像データ信号Apに変換される。
この変換された画像データ信号Apは、繁雑度抽出回路
33,比較差分回路34,及び行先指示回路36に入力
され、この繁雑度抽出回路33と比較差分回路34とで
は、前記特定領域βにおける繁雑度bと比較差分値cと
が抽出される。
【0042】判別回路35には、繁雑度bと比較差分値
cとが特徴量Xとして入力される。判別回路35は、こ
の入力された特徴量Xに基づいて、特定領域β内の注目
画素γが領域判別マップ上の文字領域、網点領域、写真
領域の内、どの領域に属するかを判別することにより、
当該注目画素γにするDSP32の処理プログラムを特
定可能にし、この判別結果dを行先指示回路36に出力
する。
【0043】行先指示回路36においては、判別結果
d、すなわち求められた注目画素γの属する領域βの種
類(使用する処理プログラムの種類)に応じて、行先指
示回路36内部に存在する高速SRAMから現在DSP
32−1〜3にそれぞれ転送されている処理プログラム
の状況(所持する処理プログラムの種別記録)が参照さ
れる。
【0044】すなわち、行先指示回路36は、DSP3
2−1〜3にそれぞれ転送されている処理プログラムが
判別結果dに対応するDSP32の処理プログラムと異
なる場合には、使用状況記録から処理を行っていないD
SP32を調べ、該当DSP32の一のDSP32−n
に判別結果dに対応する別の処理プログラムを、ネット
ワークI/F18を介して画像処理装置1に接続されて
いる外部記憶装置21から転送させ、行先指示回路36
に存在する高速SRAMの当該DSP32−nに転送さ
れている処理プログラム状況を更新する。そして、処理
プログラムの転送完了後、この領域βの画像処理を行わ
せる当該DSP32−nに、パラレルの前記画像データ
信号Apを転送し、当該DSP32−nの使用状況記録
を更新する。
【0045】また、注目画素γの属する領域βの種類に
応じた処理プログラムを有したDSP32は存在する
が、そのDSP32が画像処理を行っているときは、行
先指示回路36は、その処理を行っていないDSP32
を調べ、その該当DSP32の一のDSP32−nの処
理プログラムを更新して、行先指示回路36に存在する
高速SRAMに記録された処理プログラムの種別記録の
当該DSP32−nに転送されている処理プログラムの
状況を更新し、パラレルの画像データ信号ApをDSP
32−nに転送し、当該DSP32−nの使用状況記録
を更新する。
【0046】一方、注目画素γの属する領域βの種類に
応じた処理プログラムを有したDSP32−nが存在
し、しかもそのDSP32が画像処理を行っていないと
きには、行先指示回路36は、その該当DSP32の一
のDSP32−nへパラレルの画像データ信号Apを転
送し、当該DSP32−nの使用状況記録を更新する。
【0047】この結果、DSP32に転送されたパラレ
ルの画像データ信号Apは、画像領域βに最適な画像処
理プログラムにより画像処理され、プリントエンジン1
6、内部メモリ17、オプション出力19等に送られ、
任意の記録材上に印刷あるいは保存される。
【0048】なお、以上の説明においては、判別回路3
5の判別結果d、すなわち特定領域βの種類に対応した
DSP32の処理プログラムは、内部メモリ17のメモ
リ量の削減等の効果を考慮して、ネットワークI/F1
8を介して画像処理装置1に接続されている外部記憶装
置21に格納されている構成として説明したが、DSP
32の処理プログラムの格納場所は、画像処理装置1の
内部メモリ17に設けたプログラム格納メモリ部や、公
衆回線22を含む通信ネッワークで接続された他の装置
であっても、上記画像処理部30の作用自体は変わるこ
とはない。
【0049】図5は、DSP32がm個(m>1)ある
場合を例に、画像処理部30の動作を説明するフローチ
ャートである。シリアルのデジタル信号からなる画像デ
ータAsが画像処理部30に入力されると(ステップS
10)、処理プログラム特定手段37は、画像データA
sを受け取り(ステップS20)、領域の種類dとパラ
レル化された5ライン分の画像データApを出力する
(ステップS21,S22)。
【0050】ここで、領域の種類dはDSPの処理プロ
グラムの種別に対応し、図2の行先指示回路36におい
て、DSP32−1〜mのそれぞれについての使用状況
を順に検索していく(ステップS23〜25)。具体的
には、ステップS23において、DSP32−1が画像
処理中の場合は、ステップS24の処理へ移る。これに
対し、DSP32−1が待機中であれば、先に受け取っ
た当該画像データAsの画像処理を行うDSP32−i
をDSP32−1に決定し、後述のステップS26の処
理へ移る。
【0051】ステップS24において、DSP32−2
が画像処理中の場合は、次のDSP32−3についての
処理へ移る。これに対し、DSP32−2が待機中であ
れば、先に受け取った当該画像データAsの画像処理を
行うDSP32−iをDSP32−2に決定し、後述の
ステップS26の処理へ移る。
【0052】同様にして、DSP32−1〜(m−1)が
画像処理中で、ステップS25において、DSP32−
mが画像処理中の場合は、ステップS23以降の処理を
再び行う。DSP32−mが待機中であれば、当該画像
データAsの画像処理を行うDSP32−iをDSP3
2−mに決定し、後述のステップS26の処理へ移る。
【0053】ステップS26の処理では、ステップS2
3〜S25の処理で画像処理に使用することが決定した
DSP32−iへ既に転送されている処理プログラムを
調べ、当該処理プログラムが、ステップS22で判別さ
れた領域の種類dに対応するDSP32の処理プログラ
ムと同じで、ステップS21で生成されたパラレルの画
像データApの画像処理に最適な処理プログラムであれ
ば、ステップS40の処理へ移る。これに対し、最適な
処理プログラムでなければ、ステップS27の処理へ移
る。
【0054】ステップS27の処理では、パラレルの画
像データApに最適な処理プログラムを、画像処理部3
0外部の記憶手段(例えば、外部記憶装置21)からス
テップS23〜S25の処理で決定したDSP32−i
に転送するようCPU11に要求を送り、ステップS2
8の処理へ移る。ステップS28の処理では、処理プロ
グラムの転送完了の合図をCPU11から受け取ったか
否かを確認し、転送完了の合図を確認した場合は、ステ
ップS29に移る。
【0055】ステップS29の処理では、ステップS2
7で転送したDSP32−iの処理プログラムが、ステ
ップS26の処理で、次の領域の種類dに適合する処理
プログラムであるかどうかを判別する際の参照データを
作成するため、各DSP32−1〜mの処理プログラム
所持状況を保持した高速SRAMの記憶内容(種別記
録)を更新し、ステップS40の処理へ移る。ステップ
S40では、ステップS23〜S25の処理で決定した
画像処理に使用するDSP32−iへのルーティングを
行い、ステップS50−iで画像処理を行うことに決定
したDSP32−iにパラレルの画像データApを転送
する。
【0056】DSP32−1〜mのいずれか1つ、すな
わちステップS50−1〜50−mのいずれか1つのD
SP32−iで画像処理が行われた画像処理データは、
ステップS60で出力処理部としてのネットワークI/
F18又はオプション出力19に送られ、紙面上、磁気
ディスク等の記録材上に印刷、あるいは保存される(ス
テップS70)。
【0057】以上のように、本実施の形態の画像処理装
置1によれば、複数のDSP32−1〜mを備える画像
処理部30において、処理プログラム特定手段37の判
別回路35で判別した画像領域βの種類dから画像処理
に適した処理プログラムを決定して、画像処理部30外
部の記憶装置21から画像処理部30に配置されたDS
P32−iへ転送することで、画像データApに応じて
複数のDSP32−1〜mの処理プログラムを動的に変
更し、複数のDSP32−1〜mを余すことなく使用し
て最適な画像処理を行うことができる。
【0058】そして、本実施の形態の画像処理装置1に
よれば、画像処理部30が、画像データAsの画像領域
βの種類の判別結果をもとに、複数の画像処理から画像
領域βに応じた処理プログラムを特定し、複数のDSP
32−1〜mから現状で最適なDSP32−iを選択し
て処理を行うので、画像領域βに適した画像処理を高速
に行うことができる。
【0059】さらに、この最適なDSP32−iの選択
にあたっては、画像処理部30は、選択したDSP32
の処理プログラムが各DSP32−1〜mに存在しなけ
れば、システムバス12やネットワークI/F18を介
して、画像処理部30外部の記憶装置21からその処理
プログラムを転送するようになっているので、画像デー
タAsに最適な画像処理を行うことができる。
【0060】さらに、処理プログラムは、画像処理装置
1外部とも通信ネットワークを介して接続された画像処
理部30外部の記憶装置21に保存してあるので、処理
プログラムの更新、修正、機能追加、変更は、画像処理
部30外部の記憶装置21に保存されている処理プログ
ラムの変更のみを行えばよく、各DSP32−1〜mの
内部プログラムを変更する必要もないので、処理プログ
ラムの追加、変更作業が容易となる。
【0061】すなわち、処理プログラムの変更、追加の
際は全ての画像処理装置1内部の処理プログラムを書き
換えるのではなく、通信ネットワーク上のハードディス
クのみ書き換えればよいので、従来技術よりも簡単に変
えることができ、複数の画像処理装置1や、遠隔地に配
置された画像処理装置1に対しても容易に機能向上をは
かることができる。
【0062】また、処理プログラムを外部の記憶装置2
1から適宜DSPに転送し画像処理を行うことで、画像
処理部30内部のROM(Read Only Memory)やFLASH
MEMORY等の内部記憶装置に保持する必要がないため、
画像処理装置1の軽量化やメモリ量の削減ができる。本
発明の画像処理装置は、本画像処理装置を機能させるた
めのプログラムでも実現される。このプログラムは、コ
ンピュータで読み取り可能な記録媒体に格納されていて
もよい。
【0063】本発明では、この記録媒体として、図1に
示される画像処理装置1の内部メモリ17そのものがプ
ログラムメディアであってもよいし、またオプション出
力19に図示せぬCD−ROMドライブ等のプログラム
読み取り装置を設け、そこに記録媒体を挿入することで
読み取り可能なCD−ROM(図示せず)等のプログラ
ムメディアであってもよい。いずれの場合においても、
格納されているプログラムは、CPU11がアクセスし
て実行させる構成であってもよいし、プログラムを読み
出し、読み出されたプログラムは、内部メモリ17のプ
ログラム記憶エリアにダウンロードされて、そのプログ
ラムが実行される方式であってもよい。このダウンロー
ド用のプログラムは予め本体装置に格納されているもの
とする。
【0064】ここで、上記プログラムメディアは、本体
と分離可能に構成される記録媒体であり、磁気テープや
カセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)
ディスクやハードディスク等の磁気ディスクやCD−R
OM/MO/MD/DVD等の光ディスクのディスク
系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等の
カード系、あるいはマスクROM、EPROM、EEP
ROM、フラッシュROM等による半導体メモリを含め
た固定的にプログラムを担持する媒体であってもよい。
【0065】さらに、ネットワークI/F18を介して
通信ネットワークからプログラムをダウンロードするよ
うに、流動的にプログラムを担持する媒体であってもよ
い。なお、このように通信ネットワークからプログラム
をダウンロードする場合には、そのダウンロード用プロ
グラムは予め装置本体に格納しておくか、あるいは別な
記録媒体からインストールされるものであってもよい。
なお、記録媒体に格納されている内容としてはプログラ
ムに限定されず、データであってもよい。
【0066】
【発明の効果】以上のように、本発明の画像処理装置、
プログラム及び記録媒体によれば、入力画像データに対
して画像領域の種類の判別を行い、その結果をもとに領
域毎に最適な処理プログラムをDSPに転送し、DSP
がこの最適な処理プログラムを用いて、画像領域を分類
した入力画像データに対して画像処理を行うので、従来
の画像処理装置よりも最適な効果を得る画像処理を行う
ことができる。
【0067】また、本発明の画像処理装置、プログラム
及び記録媒体によれば、画像処理装置のDSPに転送す
る処理プログラムを、画像処理装置外の外部記憶装置に
記憶しておくようにしたので、処理プログラムの更新、
修正、機能追加、又は変更があっても、容易に対応をは
かることができ、処理プログラムを画像処理装置内の内
部記憶装置に保持しておく必要がないので、装置の軽量
化や内部記憶装置のメモリ量の削減がはかれる。
【0068】また、本発明の画像処理装置、プログラム
及び記録媒体によれば、複数のデジタル・シグナル・プ
ロセッサの中から、現在処理を行っていないデジタル・
シグナル・プロセッサに新たに読み取った画像データを
転送して画像処理を行うので、複数のデジタル・シグナ
ル・プロセッサを動的に変更し、複数のデジタル・シグ
ナル・プロセッサを並列使用することができ、画像処理
時間の短縮をはかることができる。
【0069】また、本発明の画像処理装置、プログラム
及び記録媒体によれば、読み取った画像データ毎に、当
該読み取った画像データの画像領域の種類の判別を行
い、その結果をもとに最適な処理プログラムを特定した
上で、複数のデジタル・シグナル・プロセッサの中か
ら、現在処理を行っておらず、この特定した最適な処理
プログラムと同じ処理プログラムが転送済のデジタル・
シグナル・プロセッサを優先的に使用して画像処理を行
うので、入力画像データに最適な画像処理を、効率的に
かつ高速で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る画像処理装置1の
概略図である。
【図2】図1に示した画像処理装置1における画像処理
部30の概略図である。
【図3】読み取り画像と、特定領域と、注目画素との関
係を示す図である。
【図4】繁雑度bと比較差分値cとによって決まる領域
判定マップを示す図である。
【図5】本発明の実施一形態における画像処理部30の
動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 画像処理装置 11 CPU 18 ネットワーク・インタフェース 30 画像処理部 37 処理プログラム特定手段 31 ラインメモリ 32 DSP 33 繁雑度抽出回路 34 比較差分回路 35 判別回路 36 行先指示回路(処理プログラム供給制御手段、待
機中プロセッサ調査手段、供給制御手段) X 特徴量 As 画像データ信号 b 繁雑度 c 比較差分値 d 領域の種類の判別情報 β 特定領域 γ 注目画素

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から転送される処理プログラムに基
    づいて、読み取り画像の画像データの信号処理を行うデ
    ジタル・シグナル・プロセッサと、 該デジタル・シグナル・プロセッサに供給される画像デ
    ータの画像領域の種類を判別し、当該画像データの信号
    処理で該デジタル・シグナル・プロセッサが使用する処
    理プログラムを特定する処理プログラム特定手段と、 該処理プログラム特定手段によって特定された処理プロ
    グラムと、前記デジタル・シグナル・プロセッサに転送
    されている処理プログラムとを比較し、両者が異なる場
    合には、当該特定された処理プログラムを前記デジタル
    ・シグナル・プロセッサに転送する処理プログラム供給
    制御手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 外部から転送される処理プログラムに基
    づいて読み取り画像の画像データの信号処理をそれぞれ
    行う複数のデジタル・シグナル・プロセッサと、 該複数のデジタル・シグナル・プロセッサの中から、現
    在処理を行っていない待機中のデジタル・シグナル・プ
    ロセッサを調査する待機中プロセッサ調査手段と、 画像データが供給される毎に、該待機中プロセッサ調査
    手段の調査結果に基づき、現在待機中のデジタル・シグ
    ナル・プロセッサに当該画像データを転送する画像デー
    タ供給制御手段とを備えることを特徴とする画像処理装
    置。
  3. 【請求項3】 外部から転送される処理プログラムに基
    づいて読み取り画像の画像データの信号処理をそれぞれ
    行う複数のデジタル・シグナル・プロセッサと、 該デジタル・シグナル・プロセッサに供給される画像デ
    ータの画像領域の種類を判別し、当該画像データの信号
    処理で該デジタル・シグナル・プロセッサが使用する処
    理プログラムを特定する処理プログラム特定手段と、 前記複数のデジタル・シグナル・プロセッサの中から、
    現在処理を行っていない待機中のデジタル・シグナル・
    プロセッサを調査する待機中プロセッサ調査手段と、 該処理プログラム特定手段及び待機中プロセッサ調査手
    段の結果に基づき、特定された処理プログラムと転送さ
    れている処理プログラムとの異同に応じて、現在待機中
    のデジタル・シグナル・プロセッサに、当該画像デー
    タ、又は当該画像データ及び特定されたプログラムを選
    択的に供給する供給制御手段とを備えることを特徴とす
    る画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記供給制御手段は、前記デジタル・シ
    グナル・プロセッサへの処理プログラムの供給にあたっ
    て、今回転送した処理プログラムの種類を記憶する転送
    記録手段を備えることを特徴とする請求項1又は3記載
    の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記供給制御手段は、前記デジタル・シ
    グナル・プロセッサに転送する処理プログラムを、通信
    ネットワークを介して外部記憶装置から提供を受けるこ
    とを特徴とする請求項1、3又は4記載の画像処理装
    置。
  6. 【請求項6】 コンピュータを、外部から転送される処
    理プログラムに基づいて、読み取り画像の画像データの
    信号処理を行うデジタル・シグナル・プロセッサと、 該デジタル・シグナル・プロセッサに供給される画像デ
    ータの画像領域の種類を判別し、当該画像データの信号
    処理で該デジタル・シグナル・プロセッサが使用する処
    理プログラムを特定する処理プログラム特定手段と、 該処理プログラム特定手段によって特定された処理プロ
    グラムと、前記デジタル・シグナル・プロセッサに転送
    されている処理プログラムとを比較し、両者が異なる場
    合には、当該特定された処理プログラムを前記デジタル
    ・シグナル・プロセッサに転送する処理プログラム供給
    制御手段とを備える画像処理装置として機能させるため
    のプログラム。
  7. 【請求項7】 コンピュータを、 外部から転送される処理プログラムに基づいて、読み取
    り画像の画像データの信号処理を行うデジタル・シグナ
    ル・プロセッサと、 該デジタル・シグナル・プロセッサに供給される画像デ
    ータの画像領域の種類を判別し、当該画像データの信号
    処理で該デジタル・シグナル・プロセッサが使用する処
    理プログラムを特定する処理プログラム特定手段と、 該処理プログラム特定手段によって特定された処理プロ
    グラムと、前記デジタル・シグナル・プロセッサに転送
    されている処理プログラムとを比較し、両者が異なる場
    合には、当該特定された処理プログラムを前記デジタル
    ・シグナル・プロセッサに転送する処理プログラム供給
    制御手段とを備える画像処理装置として機能させるため
    のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記
    録媒体。
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