JP3432153B2 - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置及び画像処理方法

Info

Publication number
JP3432153B2
JP3432153B2 JP28868098A JP28868098A JP3432153B2 JP 3432153 B2 JP3432153 B2 JP 3432153B2 JP 28868098 A JP28868098 A JP 28868098A JP 28868098 A JP28868098 A JP 28868098A JP 3432153 B2 JP3432153 B2 JP 3432153B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
image data
image processing
data
added
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP28868098A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11215272A (ja
Inventor
公司 梶田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP28868098A priority Critical patent/JP3432153B2/ja
Publication of JPH11215272A publication Critical patent/JPH11215272A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3432153B2 publication Critical patent/JP3432153B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Storing Facsimile Image Data (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル画像デー
タを取り扱う画像処理装置及び画像処理方法に関し、特
に複写機能、FAX機能、及びプリント機能等の複数の
機能を持たせた画像処理装置及び画像処理方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル複写機等の画像処理装置
において、単なる複写機能だけではなくプリント機能、
FAX機能を付加したいわゆるデジタル複合機が開発さ
れている。このようなデジタル複合機は、デジタル画像
処理を行う装置であるため、上記の複数の機能を付加し
やすく、1台で複数の機能を果たすことにより省スペー
ス及び作業の効率化等の利点を有している。
【0003】また、デジタル複合機の場合、一般的に画
像処理を行うのは画像処理専用デジタル演算処理装置で
あり、出力画像が毎分数十枚というような高速な処理を
実行することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
画像処理専用デジタル演算処理装置は、高速演算を実現
するために連続した画像信号の処理を前提に設計されて
おり、異なる複数の画像処理を並列的に実行するといっ
た面では汎用性が低かった。
【0005】具体的には、画像処理専用デジタル演算処
理装置の画像信号の形式を示す図5において、図5
(A)は個々の画素を表すデータの列を示し、同図にお
いて個々の画素はそれぞれ8ビットの情報量を持ち画像
クロックに同期した信号として表現されている。図5
(B)は個々の画素がつながって、ある長さを持ったラ
インデータを示している。図5(C)は個々のラインデ
ータが全く同じ長さ及び同じタイミングで繰り返される
画像信号の形式を示している。
【0006】このような画像信号は中央演算ユニット
(以下「CPU」という)の制御信号とは独立した信号
系統であって、CPUの制御プログラムとは直接は同期
しないものであった。また複数の機能を並列的に実行す
るためには、各画素や各ラインデータごとにCPUが介
入して画像処理に関わる各種パラメータの設定を変える
必要があるが、画像クロックは10MHz前後、画像信
号の各ラインデータは例えば400マイクロ秒程度とい
ったかなり早い周期で繰り返されるため、1ページの画
像処理が開始されるのに先立ち、予め必要な設定を終え
ておき、実際にデータが画像処理されている間は、CP
Uが処理そのものに関与しないのが普通であった。
【0007】このため上述のような複合機を構成した場
合、同時に複数の機能を並列的に処理させることは難し
く、制御可能な画像処理の設定の頻度及び細かさには限
界があり、その結果として1ページといった大きなジョ
ブ単位でしか処理の切り替えができなかった。
【0008】またこれを回避して同時に複数の機能を円
滑に並列的に処理させようとすると、同じような回路を
複数用意する必要があり、装置構成が複雑で高価なもの
になった。
【0009】そこで、本発明は、上記点に鑑みてなされ
たものであり、並行して入力される互いに異なる画像デ
ータを効率的に処理でき、かつ装置構成を簡単にするこ
とができる画像処理装置及び画像処理方法を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の画像処理装置は、第1画像データが入力
される第1入力手段と、前記第1画像データの入力に並
行して、第2画像データが入力される第2入力手段と、
前記入力された第1画像データ及び第2画像データの夫
々に対して、少なくとも画像の種類を識別するための識
別情報を付加する付加手段と、前記識別情報が夫々付加
された第1画像データ及び第2画像データをマルチプレ
クスするマルチプレクス手段と、前記マルチプレクスさ
れた前記第1画像データ及び前記第2画像データの夫々
に付加された前記識別情報に基づいて、前記第1画像デ
ータ及び前記第2画像データの画像の種類の判定を行う
解析手段と、前記解析手段で判定された画像の種類に応
じた画像処理を前記マルチプレクスされた前記第1画像
データ及び前記第2画像データの夫々に対して実行する
画像処理手段とを備えることを特徴とする。
【0011】請求項2の画像処理装置は、請求項1記載
の画像処理装置において、前記付加手段は、前記入力さ
れた第1画像データ及び第2画像データを夫々任意のデ
ータ量ごとに複数のブロックに分割し、各ブロックに
記識別情報を付加することを特徴とする。
【0012】請求項3の画像処理装置は、請求項1又は
2記載の画像処理装置において、前記マルチプレクス手
段は、前記識別情報が夫々付加された第1画像データ及
び第2画像データを時分割にマルチプレクスすることを
特徴とする。
【0013】
【0014】請求項の画像処理装置は、請求項1乃至
のいずれか1項記載の画像処理装置において、前記画
像処理手段は、画像処理が実行された第1画像データ及
び第2画像データを夫々定められた領域に記憶する記憶
手段を備えることを特徴とする。
【0015】請求項の画像処理装置は、請求項記載
の画像処理装置において、前記画像処理手段は、前記解
析手段で判定された画像の書類に応じて前記画像処理が
実行された第1画像データ及び第2画像データを前記記
憶手段の夫々定められた領域に記憶するように制御する
制御手段を備えることを特徴とする。
【0016】請求項の画像処理方法は、第1画像デー
タを入力する第1入力工程と、前記第1画像データの入
力に並行して、第2画像データを入力する第2入力工程
と、前記入力された第1画像データ及び第2画像データ
の夫々に対して、少なくとも画像の種類を識別するため
の識別情報を付加する付加工程と、前記識別情報が夫々
付加された第1画像データ及び第2画像データをマルチ
プレクスするマルチプレクス工程と、前記マルチプレク
スされた前記第1画像データ及び前記第2画像データの
夫々に付加された前記識別情報に基づいて、前記第1画
像データ及び前記第2画像データの画像の種類の判定を
行う解析工程と、前記解析工程で判定された画像の種類
に応じた画像処理を前記マルチプレクスされた前記第1
画像データ及び前記第2画像データの夫々に対して実行
する画像処理工程とを含むことを特徴とする。
【0017】請求項の画像処理方法は、請求項記載
の画像処理方法において、前記付加工程は、前記入力さ
れた第1画像データ及び第2画像データを夫々任意のデ
ータ量ごとに複数のブロックに分割し、各ブロックに
記識別情報を付加することを特徴とする。
【0018】請求項の画像処理方法は、請求項又は
記載の画像処理方法において、前記マルチプレクス工
程は、前記識別情報が夫々付加された第1画像データ及
び第2画像データを時分割にマルチプレクスすることを
特徴とする。
【0019】
【0020】請求項の画像処理方法は、請求項乃至
のいずれか1項記載の画像処理方法において、前記画
像処理工程は、画像処理が実行された第1画像データ及
び第2画像データを夫々定められた領域に記憶する記憶
工程を含むことを特徴とする。
【0021】請求項10の画像処理方法は、請求項
載の画像処理方法において、前記画像処理工程は、前記
解析された属性に応じて、前記画像処理が実行された第
1画像データ及び第2画像データを夫々定められた領域
に記憶するように制御する制御工程を含むことを特徴と
する。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態に係る
画像処理装置の回路構成を示す。本発明の実施の形態に
係る画像処理装置はデジタル複合機で構成されている。
【0023】このデジタル複合機は、後述するデジタル
複合機の各構成部分を制御するCPU101と、制御プ
ログラムの動作に必要なワーク領域等を有し、各種デー
タを格納するRAM102と、制御プログラム及びフォ
ントデータ等を格納するROM103とを有する。
【0024】また、デジタル複合機は、画像データを格
納するプリント画像メモリ104と、プリント画像メモ
リ104から読み出された画像データの先頭にヘッダを
付加するヘッダ付加回路105(付加手段)と、ホスト
コンピュータ150とデータを送受信するためのホスト
コンピュータインターフェイス106(第1入力手段、
第2入力手段)と、公衆回線160を介してネットワー
クへのデータの送受信を制御するネットワーク制御ユニ
ット(以下「NCU」という)107(第1入力手段、
第2入力手段)と、データに符号化及び復号化を施す符
号化及び復号化回路(以下「CODEC回路」という)
108と、CODEC回路108から出力されたFAX
画像データの先頭にヘッダを付加するヘッダ付加回路1
09(付加手段)とを有する。
【0025】さらに、デジタル複合機は、入力された画
像データを時分割で重ならないように出力するマルチプ
レクサ110(マルチプレクス手段)と、マルチプレク
サ110から出力される画像データに対して、その画像
データに応じた画像処理を行う画像処理回路111(画
像処理手段)と、画像処理された画像データを格納する
画像メモリ112(画像処理手段、記憶手段)と、画像
メモリ112から読み出された画像データに基づいて画
像形成を行うプリンタユニット113とを有する。
【0026】また、デジタル複合機は、原稿を光学的に
読み取るイメージセンサであるCCD114(第1入力
手段、第2入力手段)と、CCD114により読み取ら
れた画像信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバー
タ115と、画像データに対してシェーディング補正を
行うシェーディング回路116と、シェーディング回路
116から出力された複写画像データの先頭にヘッダを
付加するヘッダ付加回路117(付加手段)と、マルチ
プレクサ110から出力される画像データの属性(発生
源)を識別するための識別データとしてのヘッダ情報を
解析するヘッダ解析回路118(解析手段)と、画像メ
モリ112へ画像処理された画像データを格納させるメ
モリ制御回路119(画像処理手段、制御手段)とを有
する。
【0027】また、図1中の実線は主として画像信号及
び画像信号に付随する制御信号が流れる経路を示し、図
1中の破線は主としてCPU101が行うレジスタやメ
モリアクセスの経路を示す。
【0028】デジタル複合機は、大きく分けて3つの基
本機能を持っており、それぞれプリント機能、FAX機
能、複写機能である。以下、それぞれの機能を果たす場
合のデジタル複合機の処理について説明する。
【0029】まずプリント機能であるが、この機能はホ
ストコンピュータ150から送られた印字用のコードデ
ータを解析してプリント画像を生成し画像形成処理を行
うものである。
【0030】デジタル複合機は、ホストコンピュータ1
50からホストコンピュータインターフェイス106を
介してコードデータを受信する。受信されたコードデー
タは一度RAM102に貯えられ、CPU101が所定
のプログラムに従って解析し、印字状態のビットマップ
イメージからなるプリント画像データを生成する。生成
されたプリント画像データはプリント画像メモリ104
へ格納される。
【0031】CPU101は所定の量のプリント画像デ
ータがプリント画像メモリ104に格納された時に、ヘ
ッダ付加回路105に対してプリント画像用のヘッダ設
定を行い、画像転送開始を指示する。
【0032】ヘッダ付加回路105はCPU101によ
り設定された後述する図2のヘッダ情報をプリント画像
データの一続きのブロックの先頭に付加しつつ、プリン
ト画像メモリ104の内容をマルチプレクサ110へ転
送する。マルチプレクサ110では、画像処理回路11
1及びヘッダ解析回路118へヘッダ付きのプリント画
像データを受け渡す。
【0033】ヘッダ解析回路118はヘッダ情報を解析
し、この場合はプリント画像であると判定し、判定信号
を画像処理回路111及びメモリ制御回路119へ渡
す。画像処理回路111はヘッダ解析回路118の判定
結果を受けて、あらかじめ指定されていた複数の設定の
うちからプリント画像用の設定をもとにヘッダ部分を除
くプリント画像データに対してプリント出力に適したス
ムージング等の画像処理を行い、画像メモリ112へヘ
ッダを除いたプリント画像データを送る。
【0034】メモリ制御回路119はヘッダ解析回路1
18の判定結果を受けて、画像処理回路111により処
理されたプリント画像データを画像メモリ112上に予
め設定されていた格納領域のうちのプリント画像データ
用の領域へ格納する動作を行う。その後、メモリ制御回
路119は画像メモリ112よりプリント画像データを
プリンタユニット113へ転送し、画像形成を行うこと
によって本処理を完了する。
【0035】次に、FAX機能のうち、特にFAX受信
時のデジタル複合機の処理について説明する。
【0036】まず、NCU107を介してFAXの呼び
出し着信を受けた後に、CPU101は制御プログラム
に従って所定の手順によりFAXデータを受信する。次
にCODEC回路108が受信したFAXデータに復号
化を施し、ビットマップイメージからなる元のFAX画
像データに戻す。このFAX画像データは予めCPU1
01により設定されていたFAX画像データ用のヘッダ
情報をヘッダ付加回路109により付加され、マルチプ
レクサ110に転送される。マルチプレクサ110は画
像処理回路111及びヘッダ解析回路118へヘッダ付
きのFAX画像データを受け渡す。
【0037】ヘッダ解析回路118はヘッダ情報を解析
し、この場合はFAX画像であると判定し、判定信号を
画像処理回路111及びメモリ制御回路119へ渡す。
画像処理回路111はヘッダ解析回路118の判定結果
を受けて、FAX画像用の設定によりFAX画像データ
に対してFAX出力に適したスムージング等の画像処理
を行い、画像メモリ112へヘッダを除いたFAX画像
データを送る。
【0038】メモリ制御回路119はヘッダ解析回路1
18の判定結果を受けて、画像処理回路111により処
理されたFAX画像データを画像メモリ112上に予め
設定されていた格納領域のうちのFAX画像データ用の
領域へ格納する動作を行う。その後、メモリ制御回路1
19は画像メモリ112よりFAX画像データをプリン
タユニット113へ転送し、画像形成を行うことによっ
て本処理を完了する。
【0039】次に、複写機能の時のデジタル複合機の処
理について説明する。
【0040】まず、CCD114が光学的に原稿を走査
して、画像信号を表す電気信号を取得し、A/Dコンバ
ータ115がこの電気信号をデジタル信号に変換する。
次に、このデジタル信号にはシェーディング回路116
によりシェーディング補正が施され複写画像データとな
る。この複写画像データに、予めCPU101により設
定されていた後述する図2のヘッダ情報をヘッダ付加回
路117により付加し、該ヘッダ情報が付加されたデジ
タル信号としての複写画像データをマルチプレクサ11
0に転送する。
【0041】マルチプレクサ110は画像処理回路11
1及びヘッダ解析回路118へヘッダ付きの複写画像デ
ータを受け渡す。ヘッダ解析回路118はヘッダ情報を
解析し、この場合は複写画像であると判定し、判定信号
を画像処理回路111及びメモリ制御回路119へ渡
す。
【0042】画像処理回路111はヘッダ解析回路11
8の判定結果を受けて、複写画像用の設定により複写画
像データに対して複写出力に適したスムージング等の画
像処理を行い、画像メモリ112へヘッダを除いた複写
画像データを送る。
【0043】メモリ制御回路119はヘッダ解析回路1
18の判定結果を受けて、画像処理回路111により処
理された複写画像データを画像メモリ112上に予め設
定されていた格納領域のうちの複写画像データ用の領域
へ格納する動作を行う。その後、メモリ制御回路119
は画像メモリ112より複写画像データをプリンタユニ
ット113へ転送し、画像形成を行うことによって本処
理を完了する。
【0044】以上3つの機能におけるデジタル複合機の
処理について説明したが、それぞれの処理のうち画像メ
モリ112からプリンタユニット113へ画像データを
送って実際に画像形成を行うところについては、プリン
タユニット113が同時に異なる3種類の画像形成を行
うことができないので、1ページ単位でしか処理を切り
替えられないが、それぞれの機能によって画像データに
ヘッダ情報を付加するところまでは3つの機能の処理を
同時に並列的に行うことができ、画像データにヘッダ情
報を付加するところから画像メモリ112の各機能別の
領域へ格納するところまでは3つの機能の処理を切り替
えながら円滑に行うことが可能である。
【0045】図2は画像データの各種属性を表すヘッダ
情報の構成を示す。ヘッダ情報は複数のバイト列からな
り、まずヘッダの大きさを示すヘッダ長バイト、次に画
像データの大きさを示す画像長が2バイト、さらにプリ
ント画像、FAX画像、及び複写画像のいずれであるか
を識別する画像種類情報バイト、画像データのフォーマ
ットを示す画像形式バイト、日付情報を示す日付情報バ
イト、及びその他のコメントを付加するバイト列を含ん
だ構造であり、これにより画像の情報を得ることができ
る。特に、画像データに画像種類情報バイトを付加する
ことにより、後述するように各画像データにヘッダ情報
を付加するところまでは3つの機能の処理を同時に並列
的に行うことができ、各画像データにヘッダ情報を付加
するところから各画像データを画像メモリ112へ格納
するところまでは3つの機能を切り替えながら円滑に処
理を実行できる。
【0046】図3はプリント画像データ、FAX画像デ
ータ及び複写画像データの夫々にヘッダを付加し、更
に、マルチプレクサ110によりこれら3つの画像デー
タをマルチプレクスして得られた信号を模式的に示した
図である。
【0047】図3(A)は個々の画像データの同期信号
である画像クロックであり、同図(B)は個々の画素を
表すデータの列を示し、個々の画素は1画素毎に8ビッ
ト情報量を持ち画像クロックに同期した信号として表現
されている。図3(C)は個々の画素がつながってある
長さを持ったラインデータを構成していることを示して
おり、ヘッダ付加回路によりヘッダ情報を付加する前の
状態を示しており、ライン同期信号の周期に合わせてラ
インデータが繰り返される。
【0048】図3(D)はヘッダ付加回路105により
プリント画像データに対してヘッダ(図中の斜線情報)
を付加された後の画像データの様子を模式的に表してい
る図である。ライン同期信号で区切られた1ライン内
で、1ライン分の画像データを複数に分割し、夫々ヘッ
ダを付加されたデータの固まりが複数存在する。図3
(C)から図3(D)への変換に関しては、画像データ
の入力速度を落とすことなく、また、1ライン中で扱え
るデータ量を増やすために画像クロックの周波数を上げ
て、1ライン中の非画像区間を多くしている。また、ヘ
ッダが付加される画像データの固まりのデータ量は、一
定としてもよいし図のごとく可変量としてもよい。
【0049】図3(E),(F)はそれぞれヘッダ付加
回路109,117を通ったFAX画像データ及び複写
画像データを示しており、図3(G)はヘッダ情報を付
けられた3つの画像データがマルチプレクサ110にて
1つの信号にまとめられた信号の様子を表している。
【0050】尚、ここでは、3つの画像データ全てがラ
イン同期で動作するものとして説明したが、処理された
画像データは、一旦画像メモリ112に格納され、画像
メモリ112でプリンタ113との間でライン同期の信
号として出力することが可能であるため、画像メモリ1
12へ入るまでの信号については必ずしもライン同期信
号を基準とした動作をさせる構成としなくてもよい。
【0051】図4は画像処理回路111の構成を示す図
である。この画像処理回路111は、マルチプレクサ1
10から出力されたヘッダ付き画像データに対してCC
D114による画像読取り特性及びプリンタユニット1
13による画像記録特性のマッチングのためのガンマ変
換を行うルックアップテーブル(以下「LUT」と示
す)501と、値画像データを二値化する二値化回路
502と、二値データのうちFAX画像データ、プリン
ト画像データとして8画素単位でパラレルデータで送っ
てきたものを、個々の画素単位の1ビットデータに戻す
パラレル/シリアル変換回路503と、二値化回路50
2により二値化された複写画像データ又はパラレル/シ
リアル変換回路503によりパラレル/シリアル変換さ
れた二値化データのいずれかを選択するセレクタ504
と、画素データのドットの並びを検出することにより、
斜め線などのジャギーを軽減するよう画像データのスム
ージングを行うスムージング回路505とを有する。
【0052】セレクタ回路504及びスムージング回路
505の動作は、ヘッダ解析回路118により各画像デ
ータに付加されているヘッダを解析して得られた信号で
ある複写画像、プリンタ画像、FAX画像の3種類の信
号により制御が行われる。
【0053】画像データが複写画像である場合は、セレ
クタ504により二値化回路502の出力を選択し、複
写画像でない場合は、セレクタ504によりパラレル/
シリアル変換回路503の出力を選択する。
【0054】また、画像データがプリント画像又はFA
X画像である場合、セレクタ504により選択された画
像データをスムージング回路505によりスムージング
処理する。
【0055】スムージング回路505は、プリント画像
用のスムージング処理及びFAX画像用のスムージング
処理の2通りの処理を実行可能であって、画像データが
プリント画像であるかFAX画像であるかによりそれら
処理を切り換える。
【0056】また、画像データが複写画像である場合
は、スムージング路505は何ら処理を行わずに入力
された画像データをそのまま出力する。
【0057】スムージング回路505の出力画像データ
は、メモリ制御回路119の制御の下、画像メモリ11
2の所定領域に格納される。
【0058】以上のごとく、プリント画像データ、FA
X画像データ及び複写画像データの3種画像データに対
して、夫々に応じた画像処理をジョブ単位ではなく、小
単位のデータ毎に切り換えつつ処理可能となる。従っ
て、複写機能を並列的に実行可能となる。尚、3種画像
データ全てではなく、1種又は2種の画像データに対し
ても同様に処理が実行される。
【0059】本実施の形態では、図3(G)のようにヘ
ッダ情報を持った画像データを用いることにより、個々
のデータごとに個別の処理を行うことができるととも
に、1ラインの長さも必ずしもライン全長ではなく、ラ
インの一部ずつを細切れにして処理をする、即ち個々の
画素ごとに処理をすることも可能である。これにより、
1ページ単位でなく個々の画素ごとに種々の処理を行う
ことができる。
【0060】また本実施の形態において、FAX機能の
うちの送信機能とプリント機能とを同時に動作させる場
合には、プリント画像は上述の通りヘッダ付加回路10
5にてヘッダ情報を付加し、画像メモリ112へプリン
ト画像データを格納する。一方、CCD114でスキャ
ンした原稿画像の信号はヘッダ付加回路117にてヘッ
ダ情報を付加し、スキャン画像データとして画像処理回
路111にてFAX送信用の二値化画像データを生成
し、画像メモリ112のFAX送信画像データ用のエリ
アヘ格納する。その後プリント画像データはプリンタユ
ニット113へ送られるとともに、FAX送信画像デー
タはCPU101で読み出してCODEC回路108に
より符号化され、NCU107を介して公衆回線160
へ送信され、それぞれ処理が行われる。このようにデジ
タル複合機が複数の出力先を有する場合でも画像データ
にヘッダ情報を付加することで並列的に処理を進めるこ
とができる。
【0061】上述したように、本実施の形態では、デジ
タル複合機がホストコンピュータインターフェイス10
6、NCU107、及びCCD114から画像信号を取
得し、これらの画像信号はそれぞれシェーディング補正
等の処理が施され、画像データとしてヘッダ付加回路1
05,109,117のいずれかによりヘッダ情報を付
加され、ヘッダ解析回路118がこのヘッダ情報を解析
し、この解析結果に従って画像処理回路111がそれぞ
れの画像データ、即ち、プリント画像データ、FAX画
像データ、又は複写画像データに適切な画像処理を施
す。そして、画像処理された各画像データを画像メモリ
112上の各画像データ用の領域へ格納し、プリンタユ
ニット113へ転送し、画像形成を行う。このように、
各画像データにヘッダ情報を付加するところまでは3つ
の機能の処理を同時に並列的に行うことができ、各画像
データにヘッダ情報を付加するところから各画像データ
を画像メモリ112へ格納するところまでは3つの機能
を切り替えながら円滑に処理を実行できる。また、画像
処理回路111、画像メモリ112等を複数必要とせ
ず、装置構成を簡単にすることができる。
【0062】尚、本実施例では、画像処理の例として、
γ変換、二値化、パラレル/シリアル変換及びスムージ
ング処理を示したが、これら処理に限るものではなく、
画像の変倍や回転等他の処理でもよく、また、出力すべ
き記録用紙のサイズの情報をヘッダ情報に含めることに
より、画像処理回路111における画像処理範囲を画像
データ別に変えることができる。
【0063】また、本実施の形態では、プリンタユニッ
ト113は一つだけであったが、プリンタユニット11
3を複数用意するとともに画像データの出力先をヘッダ
情報に含めることによって、画像データの出力先を決定
することも可能となる。
【0064】さらに、本実施の形態では、画像データに
ヘッダ情報を付加したが、画像データにフッタ情報を付
加するようにしてもよい。
【0065】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1の
画像処理装置及び請求項の画像処理方法によれば、入
力された第1画像データ及び第2画像データの夫々に対
して、少なくとも画像の種類を識別するための識別情報
付加され、識別情報が夫々付加された第1画像データ
及び第2画像データがマルチプレクスされ、マルチプレ
クスされた第1画像データ及び第2画像データの夫々に
付加された識別情報に基づいて、第1画像データ及び前
記第2画像データの画像の種類の判定が行われ該判定
された画像の種類に応じた画像処理がマルチプレクスさ
れた第1画像データ及び第2画像データの夫々に対して
実行されるので、並行して入力される互いに異なる画像
データを効率的に処理でき、かつ装置構成を簡単にする
ことができる。
【0066】請求項2の画像処理装置及び請求項の画
像処理方法によれば、入力された第1画像データ及び第
2画像データを夫々所定のデータ量ごとに複数のブロッ
クに分割し、各ブロックに識別情報が付加されるので、
従来のようなページ単位の画像処理ではなく、画像デー
タの大きさによらずに効率的に処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像処理装置の回路
構成図である。
【図2】ヘッダ情報の構成図である。
【図3】プリント画像データ、FAX画像データ及び複
写画像データの夫々にヘッダを付加し、更に、マルチプ
レクサ110によりこれら3つの画像データをマルチプ
レクスして得られた信号を模式的に示した図であり、
(A)は画像クロックを示し、(B)〜(G)は画像デ
ータを示す。
【図4】画像処理回路111の構成を示す図である。
【図5】画像処理専用デジタル演算処理装置の画像信号
の形式を示す図であり、(A)〜(C)は画像データを
示す。
【符号の説明】
101 CPU 102 RAM 103 ROM 104 プリント画像メモリ 105,109,117 ヘッダ付加回路 106 ホストコンピュータインターフェイス 107 ネットワーク制御ユニット(NCU) 108 符号化及び復号化回路(CODEC回路) 150 ホストコンピュータ 160 公衆回線

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1画像データが入力される第1入力手
    段と、前記第1画像データの入力に並行して、第2画像
    データが入力される第2入力手段と、 前記入力された第1画像データ及び第2画像データの夫
    々に対して、少なくとも画像の種類を識別するための識
    別情報を付加する付加手段と、前記識別情報が 夫々付加された第1画像データ及び第2
    画像データをマルチプレクスするマルチプレクス手段
    と、 前記マルチプレクスされた前記第1画像データ及び前記
    第2画像データの夫々に付加された前記識別情報に基づ
    いて、前記第1画像データ及び前記第2画像データの
    像の種類の判定を行う解析手段と、前記解析手段で判定された画像の種類に応じた画像処理
    を前記マルチプレクスされた前記第1画像データ及び前
    記第2画像データの夫々に対して実行する 画像処理手段
    とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記付加手段は、前記入力された第1画
    像データ及び第2画像データを夫々所定のデータ量ごと
    に複数のブロックに分割し、各ブロックに前記識別情報
    を付加することを特徴とする請求項1記載の画像処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記マルチプレクス手段は、前記識別情
    が夫々付加された第1画像データ及び第2画像データ
    を時分割にマルチプレクスすることを特徴とする請求項
    1又は2記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記画像処理手段は、画像処理が実行さ
    れた第1画像データ及び第2画像データを夫々定められ
    た領域に記憶する記憶手段を備えることを特徴とする請
    求項1乃至のいずれか1項記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記画像処理手段は、前記解析手段で判
    定された画像の書類に応じて前記画像処理が実行された
    第1画像データ及び第2画像データを前記記憶手段の夫
    々定められた領域に記憶するように制御する制御手段を
    備えることを特徴とする請求項記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 第1画像データを入力する第1入力工程
    と、前記第1画像データの入力に並行して、第2画像デ
    ータを入力する第2入力工程と、 前記入力された第1画像データ及び第2画像データの夫
    々に対して、少なくと も画像の種類を識別するための識
    別情報を付加する付加工程と、前記識別情報が 夫々付加された第1画像データ及び第2
    画像データをマルチプレクスするマルチプレクス工程
    と、 前記マルチプレクスされた前記第1画像データ及び前記
    第2画像データの夫々に付加された前記識別情報に基づ
    いて、前記第1画像データ及び前記第2画像データの
    像の種類の判定を行う解析工程と、前記解析工程で判定された画像の種類に応じた画像処理
    を前記マルチプレクスされた前記第1画像データ及び前
    記第2画像データの夫々に対して実行する 画像処理工程
    とを含むことを特徴とする画像処理方法。
  7. 【請求項7】 前記付加工程は、前記入力された第1画
    像データ及び第2画像データを夫々所定のデータ量ごと
    に複数のブロックに分割し、各ブロックに前記識別情報
    を付加することを特徴とする請求項記載の画像処理方
    法。
  8. 【請求項8】 前記マルチプレクス工程は、前記識別情
    が夫々付加された第1画像データ及び第2画像データ
    を時分割にマルチプレクスすることを特徴とする請求項
    又は記載の画像処理方法。
  9. 【請求項9】 前記画像処理工程は、画像処理が実行さ
    れた第1画像データ及び第2画像データを夫々定められ
    た領域に記憶する記憶工程を含むことを特徴とする請求
    乃至のいずれか1項記載の画像処理方法。
  10. 【請求項10】 前記画像処理工程は、前記解析された
    属性に応じて、前記画像処理が実行された第1画像デー
    タ及び第2画像データを夫々定められた領域に記憶する
    ように制御する制御工程を含むことを特徴とする請求項
    記載の画像処理方法。
JP28868098A 1997-09-30 1998-09-28 画像処理装置及び画像処理方法 Expired - Fee Related JP3432153B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28868098A JP3432153B2 (ja) 1997-09-30 1998-09-28 画像処理装置及び画像処理方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28114297 1997-09-30
JP9-281142 1997-09-30
JP28868098A JP3432153B2 (ja) 1997-09-30 1998-09-28 画像処理装置及び画像処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11215272A JPH11215272A (ja) 1999-08-06
JP3432153B2 true JP3432153B2 (ja) 2003-08-04

Family

ID=26554070

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28868098A Expired - Fee Related JP3432153B2 (ja) 1997-09-30 1998-09-28 画像処理装置及び画像処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3432153B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7038818B2 (en) 1999-12-27 2006-05-02 Ricoh Company, Ltd Method and apparatus for image processing method, and a computer product
US7515285B2 (en) 2005-09-26 2009-04-07 Kabushiki Kaisha Toshiba Method and apparatus for image processing

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11215272A (ja) 1999-08-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20080267517A1 (en) Image processing apparatus and control method thereof
JP2008035502A (ja) 多機能プリンタ装置、及び画像処理方法
JP2013115657A (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
US6301010B1 (en) Image processing method and apparatus
JP3432153B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP3907471B2 (ja) 画像入出力制御装置
JP4065550B2 (ja) 画像入出力制御装置、画像処理装置、画像入出力制御装置における画像処理方法、及び画像処理装置における画像処理方法
CN101272433B (zh) 图像处理设备和图像处理方法
JP2011139162A (ja) 画像符号化装置、制御方法、及びプログラム
JP4697933B2 (ja) 画像処理装置および画像入出力装置およびそれらの方法
JP3703431B2 (ja) データ通信装置、画像処理装置、データ通信方法、及び画像処理装置におけるデータ通信方法
JP2002118756A (ja) データ転送方法とデータ転送装置と画像処理装置及び画像形成装置
JP5599033B2 (ja) 画像処理装置及び方法、並びにプログラム
JP2008022082A (ja) 画像形成装置及びその制御方法
JP2001268366A (ja) 画像送信装置
JP5062633B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP4146541B2 (ja) 画像読取装置
JP2003348338A (ja) 情報処理装置
JP2003037739A (ja) データ転送制御装置、その制御方法、及び制御プログラム
JP3639835B2 (ja) 印刷制御装置及びその制御方法
JP3221152B2 (ja) ファクシミリ装置
JP2013038580A (ja) 画像処理装置およびプログラム
JP2006081123A (ja) 画像情報装置及び画像転送方法
JP2002051178A (ja) 画像読み取り制御装置及び画像出力制御装置及び画像読み取り制御方法及び画像読み取りシステム及び記憶媒体
JP2000295387A (ja) 通信端末装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090523

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100523

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100523

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110523

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120523

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120523

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130523

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140523

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees