JP2002051178A - 画像読み取り制御装置及び画像出力制御装置及び画像読み取り制御方法及び画像読み取りシステム及び記憶媒体 - Google Patents

画像読み取り制御装置及び画像出力制御装置及び画像読み取り制御方法及び画像読み取りシステム及び記憶媒体

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JP2002051178A
JP2002051178A JP2000234391A JP2000234391A JP2002051178A JP 2002051178 A JP2002051178 A JP 2002051178A JP 2000234391 A JP2000234391 A JP 2000234391A JP 2000234391 A JP2000234391 A JP 2000234391A JP 2002051178 A JP2002051178 A JP 2002051178A
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Yoshinobu Umeda
嘉伸 梅田
Eiji Ohara
栄治 大原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大幅なコストアップを伴わずに様々なデータ
量での画像読み取り制御を可能とした画像読み取り制御
装置及び画像読み取り制御機能を有する画像出力制御装
置及び画像読み取り制御方法及び画像読み取りシステム
及び記憶媒体を提供することを目的とする。 【解決手段】 カラー複写機102からの第1の画像デ
ータをデータ圧縮回路213で圧縮して第2の画像デー
タを生成し、ホストメモリ206の未使用容量及びカラ
ー複写機102で読み取られる原稿のサイズから算定さ
れたデータ量に基づいて、前記第1の画像データ、また
は前記第2の画像データのいずれかをホストメモリ20
6に記憶させることより、グラフィックコントローラ2
00に内蔵するビットマップメモリの記憶容量が削減で
き、カラー複写機102の高性能化に伴い要求される記
憶容量の増加も抑制できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像読み取り装置
の動作を制御する画像読み取り制御装置及び画像出力制
御装置及び画像読み取り制御方法及び画像読み取りシス
テム及び記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル複写機と、PCやサーバ等情報
処理装置とをネットワークに接続し、デジタル複写機が
有するスキャナ機能、プリンタ機能等を情報処理装置側
から操作、利用することを可能とした画像処理システム
が提案されている。この様な画像処理システムを用いる
ことにより、画像の編集、加工、蓄積等が容易に行える
ようになり、デジタル複写機を用いた画像入出力処理の
生産性も向上させることができる。画像処理システムに
おける画像入力動作のための構成例を図21に示す。図
21において画像処理システムは、画像データを入力す
るデジタル複写機2103、複写機2103での画像読
み取りを管理し、読み取った画像をネットワークに接続
されている他の情報処理端末(図示せず)へ表示、転送
等を行うホストコンピュータ2101、ホストコンピュ
ータ2101からの動作指示に応じて、複写機2103
の動作を制御し、複写機2103から入力した画像デー
タをホストコンピュータ2101に送信するスキャナ制
御装置2102で構成されている。
【0003】従来、スキャナ制御装置2102で画像デ
ータの送受信を行うための内部構成としては、図21に
示す様に、複写機2103から送られる画像データを受
信するデータ受信部、受信したデータを格納するビット
マップメモリ、ビットマップメモリのデータをホストコ
ンピュータ2101に送信するデータ送信部から構成さ
れており、スキャナ制御装置2102は、複写機210
3で原稿を読み取ることにより得られた全画像データ
を、一旦ビットマップメモリに格納し、その後、ホスト
コンピュータ2101に転送していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、複写機から送られてくる全ての画像データを
格納するためのビットマップメモリをスキャナ制御装置
に内蔵しておかなければならなかった。また、近年にお
いてはより精細に原稿を読み込むことが求められてお
り、スキャナ等の読み取り間隔を短くし読み取り手段で
あるCCDなどを高密度化することによりこれに対応で
きるが、例えば読み取り解像度を400dpiから60
0dpiにした場合、スキャナ制御装置には、それまで
の2倍以上の容量をもつビットマップメモリを内蔵して
おかなければならず、コストが大幅に上がってしまうと
いう問題があった。
【0005】本発明は、上述した従来技術の問題点を解
決するためのものであり、画像読み取り装置で原稿を読
み取ることにより得られた第1の画像データを画像読み
取り制御装置に入力し、第1の画像データを圧縮部で圧
縮して第2の画像データを生成し、ホストコンピュータ
が有する記憶装置情報及び前記画像読み取り装置で読み
取られる原稿情報に基づいて、前記第1の画像データ、
または前記第2の画像データのいずれかをホストコンピ
ュータに出力することにより、画像読み取り制御装置に
内蔵するビットマップメモリの記憶容量が削減でき、画
像読み取り機能の高性能化に伴い要求される記憶容量の
増加も抑制できるので、大幅なコストアップを伴わずに
様々なデータ量での画像読み取り制御を可能とした画像
読み取り制御装置及び画像読み取り制御機能を有する画
像出力制御装置及び画像読み取り制御方法及び画像読み
取りシステム及び記憶媒体を提供することを目的とす
る。
【0006】また、本発明を実施可能なハードウェア構
成を含む画像出力制御装置に、ソフトウェアにより動作
指示を行うコマンドを追加し、画像読み取り装置で原稿
を読み取ることにより得られた第1の画像データを画像
出力制御装置に入力し、第1の画像データを圧縮部で圧
縮して第2の画像データを生成し、ホストコンピュータ
が有する記憶装置情報及び前記画像読み取り装置で読み
取られる原稿情報に基づいて、前記第1の画像データ、
または前記第2の画像データのいずれかをホストコンピ
ュータに出力するといった画像読み取り制御装置として
の動作を実行させることにより、ハードウェアの追加や
変更を行うことなく画像読み取り制御機能を実現できる
ので、画像読み取り制御機能の追加に大幅なコストアッ
プを引き起こすことをなくした画像読み取り制御機能を
有する画像出力制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の画像読み取り制御装置では、画像読み取り
装置と、前記画像読み取り装置による画像読み取りを管
理するホストコンピュータと通信可能であり、前記ホス
トコンピュータの指示に応じて前記画像読み取り装置の
動作を制御する画像読み取り制御装置であって、前記画
像読み取り装置で原稿を読み取ることにより得られた第
1の画像データを入力する入力手段と、前記第1の画像
データを圧縮し、第2の画像データを生成する圧縮手段
と、前記第1の画像データ、または前記第2の画像デー
タを前記ホストコンピュータに出力する出力手段とを有
し、前記出力手段は、前記ホストコンピュータが有する
記憶装置情報及び前記画像読み取り装置で読み取られる
原稿情報に基づいて、前記第1の画像データ、または前
記第2の画像データのいずれかを前記ホストコンピュー
タに出力することを特徴とする。
【0008】また、本発明の画像出力制御装置では、画
像読み取り装置と、画像出力装置と、前記画像読み取り
装置による画像読み取り及び前記画像出力装置による画
像出力を管理するホストコンピュータと通信可能であ
り、前記ホストコンピュータの指示に応じて前記画像出
力装置の動作を制御する画像出力制御装置であって、前
記ホストコンピュータに対して画像データを入力または
出力する第1の入出力手段と、前記画像読み取り装置ま
たは前記画像出力装置に対して画像データを入力または
出力する第2の入出力手段と、前記第1の入出力手段に
より入力した画像データから前記画像出力装置により出
力可能な画像データを生成する生成手段と、画像データ
を圧縮し、データ量が削減された画像データを生成する
圧縮手段と、前記圧縮手段で圧縮された画像データを伸
張する伸張手段とを有し、前記ホストコンピュータの指
示に応じて前記画像出力装置による画像出力を行う際
は、前記第1の入出力手段は前記ホストコンピュータか
ら第1の画像データを入力し、前記生成手段は前記第1
の画像データから前記画像出力装置で出力可能な第2の
画像データを生成し、前記圧縮手段は前記第2の画像デ
ータを圧縮して第3の画像データを生成し、前記第1の
入出力手段は前記ホストコンピュータが有する記憶装置
情報及び前記第2の画像データに関する情報に基づい
て、前記第2の画像データ、または前記第3の画像デー
タのいずれかを前記ホストコンピュータに出力し、前記
伸張手段は前記第1の入出力手段から入力した第3の画
像データを伸張し第4の画像データを生成し、前記第2
の入出力手段は前記第2の画像データまたは前記第4の
画像データを前記画像出力装置に出力し、前記ホストコ
ンピュータの指示に応じて前記画像読み取り装置による
画像読み取りを行う際は、前記第2の入出力手段は前記
画像読み取り装置で原稿を読み取ることにより得られた
第5の画像データを入力し、前記圧縮手段は前記前記第
5の画像データを圧縮して第6の画像データを生成し、
前記第1の入出力手段は前記ホストコンピュータが有す
る記憶装置情報及び前記画像読み取り装置で読み取られ
る原稿情報に基づいて、前記第5の画像データ、または
前記第6の画像データのいずれかを前記ホストコンピュ
ータに出力することを特徴とする。
【0009】また、本発明の画像読み取り制御方法で
は、画像読み取り装置と、前記画像読み取り装置による
画像読み取りを管理するホストコンピュータと通信可能
であり、前記ホストコンピュータの指示に応じて前記画
像読み取り装置の動作を制御する画像読み取り制御装置
における画像読み取り制御方法であって、前記画像読み
取り装置で原稿を読み取ることにより得られた第1の画
像データを画像読み取り制御装置に入力する入力工程
と、前記第1の画像データを圧縮部で圧縮し、第2の画
像データを生成する圧縮工程と、前記第1の画像デー
タ、または前記第2の画像データを前記ホストコンピュ
ータに出力する出力工程とを有し、前記出力工程は、前
記ホストコンピュータが有する記憶装置情報及び前記画
像読み取り装置で読み取られる原稿情報に基づいて、前
記第1の画像データ、または前記第2の画像データのい
ずれかを前記ホストコンピュータに出力することを特徴
とする。
【0010】また、本発明の画像読み取りシステムで
は、画像読み取り装置と、画像読み取りを管理するホス
トコンピュータと、前記画像読み取り装置及び前記ホス
トコンピュータと通信可能であり前記ホストコンピュー
タの指示に応じて前記画像読み取り装置の動作を制御す
る画像読み取り制御装置を含む画像読み取りシステムで
あって、前記ホストコンピュータは、画像データを記憶
する記憶手段と、前記画像読み取り装置で読み取られる
原稿情報を取得する情報取得手段と、前記記憶手段に関
する情報と前記原稿情報に基づいて前記画像読み取り制
御装置に動作指示を与える指示手段とを有し、前記画像
読み取り制御装置は、前記画像読み取り装置で原稿を読
み取ることにより得られた第1の画像データを入力する
入力手段と、前記第1の画像データを圧縮し、第2の画
像データを生成する圧縮手段と、前記第1の画像デー
タ、または前記第2の画像データを前記ホストコンピュ
ータに出力する出力手段とを有し、前記指示手段による
指示に応じて、前記第1の画像データ、または前記第2
の画像データのいずれかを前記ホストコンピュータに出
力することを特徴とする。
【0011】また、本発明の記憶媒体では、画像読み取
り装置と、前記画像読み取り装置による画像読み取りを
管理するホストコンピュータと通信可能であり、前記ホ
ストコンピュータの指示に応じて前記画像読み取り装置
の動作を制御する画像読み取り制御装置における画像読
み取り制御方法のプログラムコードが格納されたコンピ
ュータ可読記憶媒体であって、前記画像読み取り装置で
原稿を読み取ることにより得られた第1の画像データを
画像読み取り制御装置に入力する入力コードと、前記第
1の画像データを圧縮部で圧縮し、第2の画像データを
生成する圧縮コードと、前記第1の画像データ、または
前記第2の画像データを前記ホストコンピュータに出力
する出力コードとを有し、前記出力コードは、前記ホス
トコンピュータが有する記憶装置情報及び前記画像読み
取り装置で読み取られる原稿情報に基づいて、前記第1
の画像データ、または前記第2の画像データのいずれか
を前記ホストコンピュータに出力することを特徴とす
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0013】(第1の実施の形態)図1は第1の実施の
形態における画像処理システムの構成を示すブロック図
である。
【0014】101はホストコンピュータであり、複写
装置102と専用のインターフェイスで接続され、複数
のコンピュータ103とLANを介して接続されてい
る。また、ホストコンピュータ101はカラー複写機1
02の動作を制御するグラフィックコントローラを格納
している。
【0015】102は画像読み取り機能および画像形成
機能を有するカラー複写機である。カラー複写機102
は原稿台に置かれた原稿を赤(R)、緑(G)、青
(B)3色のデータを用いて読み取る読み取り機能と、
シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラ
ック(K)4色のトナーにより印字するプリント機能と
を有する。
【0016】103は複数のコンピュータであり、コン
ピュータ103のそれぞれは、LANによりホストコン
ピュータ101に接続されており、画像処理システムに
おける読み取り動作及びプリント動作に関する設定を行
うことが可能である。
【0017】本実施の形態の画像処理システムは、従来
例で示したようなホストコンピュータとスキャナ制御装
置がそれぞれ単体の装置として構成されているものでは
なく、上述したように、ホストコンピュータ101内
に、スキャナ制御装置及びプリンタ制御装置の機能を有
するグラフィックコントローラを設ける構成であるもの
とする。しかし、後述するように、ホストコンピュータ
101自体は、コンピュータ103からのジョブの管理
やコンピュータ103とのデータの送受信の制御を中心
に行うためのものであり、これとは別に、ホストコンピ
ュータ101内のPCIバスに接続されたグラフィック
コントローラは、カラー複写機102の動作の制御を中
心に行うためのものである。
【0018】図2は図1におけるホストコンピュータ1
01の内部構成を示すブロック図である。
【0019】200は本実施の形態におけるグラフィッ
クコントローラである。グラフィックコントローラ20
0は、カラー複写機102による画像読み取り動作を制
御するスキャナ制御機能、及び、プリント動作を行う
際、ページ記述言語からドットデータを生成する等プリ
ント制御機能の両方の機能を有している。ここで、グラ
フィックコントローラ200を、スキャナ制御部とプリ
ンタ制御部とで、それぞれ個別のハードウェアで構成す
ることも可能であることは言うまでもない。グラフィッ
クコントローラ200の動作及び内部ブロックは後で詳
細に説明する。
【0020】201はLANで接続されたコンピュータ
間のデータの送受信を所定のプロトコルで行うためのネ
ットワークカードである。LANで接続されたコンピュ
ータ103にも各々同様のネットワークカードが接続さ
れている。ネットワークカードにはデータを送受信する
ための信号線の他に送信する相手のコンピュータを指示
する信号やデータ送信を要求する信号、LANを使用中
であることを表す信号、コンピュータがビジー状態でデ
ータを受信することができないことを表す信号といった
様々な信号が入出力されており、ネットワークカード間
で上記信号を送受信することによりデータの送受信が行
われるように制御している。また、コンピュータ内部に
おいてネットワークカード201が接続されているPC
Iバスは各コンピュータ間を接続しているLANと転送
速度や信号線の構成が異なるため、ネットワークカード
201はLAN−PCIバス間のフォーマット変換も行
っている。
【0021】202はディスクコントローラであり、ハ
ードディスク203と各デバイスとのデータ送受信の制
御を行っている。具体的には、あるデバイスがPCIバ
スを介してハードディスク203をアクセスする際に、
他のデバイスがすでにハードディスク203とデータの
送受信を行っている場合や、ハードディスク203がデ
ータの送受信ができない状態である場合等に、ハードデ
ィスク203がアクセス可能になるまでデバイスに対し
てウェイト信号を出力する等の制御を行う。
【0022】203はハードディスクであり、コンピュ
ータ上で動作させるアプリケーションやアプリケーショ
ンで作成した書類、グラフィックコントローラ200か
ら入力された画像データ、コンピュータを動作させるた
めのシステムファイルや各種設定ファイル等が格納され
る。これらのファイルはホストメモリ206に送信、展
開されることによりコンピュータ上での動作が可能とな
る。
【0023】204はバスブリッジであり、ホストCP
U205及びホストメモリ206等コンピュータの基本
機能が接続されているホストバスと、必要な機能を順次
追加するためのPCIバスとを接続するバスブリッジで
ある。従来コンピュータの各デバイスは同一のバスによ
り接続されていたが、動作速度の速いデバイス同士を別
バスを用いて接続させるなどデバイスを効率よく混在さ
せるために複数のバスを持たせ、各バス間にまたがるデ
ータの送受信をバスブリッジ204を用いて行ってい
る。
【0024】205はホストCPUであり、ホストメモ
リ206に格納されたプログラムの処理及び実行、各デ
バイスの管理や割り込みの制御などを行う。
【0025】206はホストCPU205で実行される
プログラムやデータを格納するホストメモリである。通
常、CPUからハードディスクへのアクセスは時間を要
するため、CPUにより処理を行うアプリケーションや
書類、画像データなどは一旦アクセス速度の速いメモリ
に格納され、CPUがメモリをアクセスすることによっ
て処理が行われる。ホストコンピュータ101において
も、ハードディスク203に格納されているアプリケー
ションや書類、画像データなどはホストメモリ206に
展開されることでホストCPU205による命令の実
行、データの編集などが行われる。だたし、ホストメモ
リ206は通常揮発性のRAMが使用されており、コン
ピュータの電源をオフにするとホストメモリ上のデータ
は消えてしまうためにホストCPU205による処理や
データ編集が終了するとデータはハードディスク203
やフロッピーディスクなどに格納される。また、ホスト
メモリ206は同じメモリ容量で比較した場合ハードデ
ィスクに比べて高価であるため、ハードディスク205
はホストメモリ206が有するメモリ容量の数十倍以上
の容量を持つものとする。また、ホストメモリ206は
メモリ容量の追加が可能な構成となっており、搭載され
ているメモリ容量や未使用部分の容量などの情報はホス
トCPU205により管理されている。
【0026】207はPCIインターフェイスであり、
ホストCPU205及びコマンドメモリ209から出力
される命令に従って、データコントローラ208とPC
Iインターフェイス207とのデータ送受信制御を行っ
ている。
【0027】次にグラフィックコントローラ200の内
部ブロック及びそれぞれの動作について説明する。
【0028】208はホストコンピュータに接続された
カラー複写機102によりプリント動作やスキャン動作
を行う際の、グラフィックコントローラ200内におけ
る各デバイス間のデータの送受信を管理するデータコン
トローラである。データコントローラ208はホストC
PU205の命令及びコマンドメモリ209から出力さ
れる命令を解析、実行することでデータ送受信を管理す
る。
【0029】209はグラフィックコントローラ200
内の各デバイスを制御するための命令を格納するための
コマンドメモリである。本実施の形態ではカラー複写機
102によるスキャン動作を行う場合、あらかじめ一連
の命令をコマンドメモリ209に格納しておき、各デバ
イスはコマンドメモリ209に格納された命令を実行す
ることによりスキャン動作を行う。
【0030】210はスキャン/プリント動作時に各処
理を行うためのデータを一時格納するためのローカルメ
モリであり、メモリ内部は2バッファ構成となってい
る。
【0031】211はPDL回路である。コンピュータ
上またはコンピュータ間において、各種アプリケーショ
ンで作成した文書(文章のみではなく、図形やイメージ
等も含む)は、コンピュータ上で動作しているプリンタ
ドライバというデバイスドライバプログラムにより、ペ
ージ記述言語に翻訳されてデータの送受信が行われてい
る。PDL回路211では、このようなページ記述言語
を解析、展開して赤(R)緑(G)青(B)の3色のド
ットデータを生成する。
【0032】212は色変換回路であり、スキャン時に
カラー複写機から入力されたRGBデータ、及びプリン
ト時にPDL回路211で生成されたRGBのドットデ
ータに対して所定の演算を行ったり、または変換テーブ
ルを用いてカラー複写機が画像を形成するために使用す
るトナー色であるシアン(C)、マゼンタ(M)、イエ
ロー(Y)及び黒(K)への色変換を行う。また、色変
換回路212ではプリント時の色の濁り成分を除去する
出力マスキングやカラー複写機102が表現可能な色空
間に変換する色空間圧縮などの画像処理も行われる。
【0033】213は色変換回路で生成したデータに対
してJPEG圧縮を行うデータ圧縮回路である。圧縮を
行うための圧縮率及びサブサンプリング比といったデー
タ圧縮のためのパラメータは、ホストメモリ206のメ
モリ容量または未使用の容量等の情報を参考にしてスキ
ャン/プリント動作前にコマンドメモリ209に設定さ
れている。データ圧縮回路213はコマンドメモリ20
9からそれらの情報を受け取ることで所定のパラメータ
によりJPEG圧縮を行う。
【0034】214はデータ圧縮回路213で圧縮した
データを伸張するためのデータ伸張回路である。データ
圧縮回路213と同様に、データ伸張回路214もコマ
ンドメモリ209にあらかじめ設定されたパラメータを
参照してデータ伸張を行う。
【0035】215はカラー複写機102とのインター
フェイス部である。インターフェイス部215では、プ
リントデータ/スキャンデータ、イネーブル信号やトリ
ガ信号、シリアル通信を行う制御信号等がカラー複写機
102と送受信される。
【0036】図3は本実施の形態においてグラフィック
コントローラ200に接続されているカラー複写機10
2の概略図である。
【0037】本実施の形態におけるカラー複写機102
は、上部にディジタルカラー画像リーダ部301、下部
にディジタルカラー画像プリンタ部300を有する。画
像リーダ部301において、原稿304をガラス303
上に載せ、操作部311の指示によりコピースタートす
る。露光ランプ305により原稿を露光走査した原稿3
04からの反射光像は反射鏡306により反射された後
レンズ307を通過することによりフルカラーセンサ
(本実施の形態では3ラインCCD)310−1〜3に
集光してカラー色分解画像信号を得る。カラー分解画像
信号は増幅回路309を経て、画像処理ユニット312
にてデジタル電気信号に変換された後に編集を含む画像
処理を施された後、所定のインターフェイス部(不図
示)からホストコンピュータ101へ出力されるか、ま
たはプリンタ部300に送出されて画像形成が行われ
る。
【0038】プリンタ部300においては、ホストコン
ピュータ101から入力された画像信号又は、リーダ部
301から入力された画像信号がレーザ出力部313に
てレーザ光信号に変換され、ポリゴンミラー314で反
射されて、感光ドラム317の面に投影される。画像形
成時には、感光ドラム317を矢印方向に回転させ、帯
電器318により一様に帯電させて、各分解色ごとに光
像を照射し、潜像を形成する。
【0039】次に、現像器319〜322のうち、所定
の現像器を動作させて潜像を現像し、感光ドラム317
上にトナー画像を形成する。さらにトナー画像を、記録
材カセット324または325より搬送系323及び転
写ドラム327を介して感光ドラム317と対向した位
置に供給された記録材に転写する。転写ドラム327を
回転させるに従って感光ドラム上のトナー画像は記録材
上に転写される。このように記録材には所望数の色画像
が転写され、フルカラー画像を形成する。
【0040】フルカラー画像形成の場合、このようにし
て4色のトナー像の転写を終了すると記録材を転写ドラ
ム327から分離し、定着器326を介してトレイ32
8に排紙する。
【0041】図4は、図3における画像処理ユニット3
12のブロック図及びその周辺の被制御部を示してい
る。
【0042】図4において、フルカラーセンサ(CC
D)310は310−1,310−2,310−3の
R、G、Bの3ラインのCCDで構成されており原稿か
らの1ラインの光情報を色分解して400dpiの解像
度でR、G、Bの電気信号を出力する。本実施の形態で
は1ラインとして最大297mm(A4縦)の読み取り
を行うため、CCDからはR、G、B各々1ライン46
77画素画像が出力される。
【0043】401は同期信号生成回路であり、主走査
アドレスカウンタや副走査アドレスカウンタ等より構成
される。主走査アドレスカウンタは、感光ドラム317
へのライン毎のレーザ記録の同期信号であるBD信号に
よってライン毎にクリアされて、画素クロック発生器4
02から出力される画素クロックVCLKをカウント
し、CCD310から読み出される1ラインの画情報の
各画素に対応したカウント出力H−ADRを発生する。
このH−ADRは0から5000までアップカウントす
ることができ、CCD310からの1ライン分の画像信
号を十分読み出せる。また、同期信号発生回路401か
らは、ライン同期信号LSYNCや画像信号の主走査有
効区間信号VEや副走査有効区間信号PE等の各種のタ
イミング信号を出力する。
【0044】403はCCD駆動信号生成部であり、H
−ADRをデコードしてCCDのシフトパルスよリセッ
トパルスや転送クロックであるCCD−DRIVE信号
を発生する。これによりCCDからVCLKに同期して
R,G,Bの色分解画像信号が順次出力される。309
はCCDの出力信号を増幅する増幅回路、404はA/
DコンバータでありR、G、Bの各画像信号を8ビット
のデジタル信号に変換する。
【0045】405はシェーディング補正回路であり、
CCDの画素ごとの信号出力のばらつきを補正するため
の回路である。シェーディング補正回路には、R、G、
Bの各信号のそれぞれ1ライン分のメモリを持ち、光学
系により予め決められた濃度を持つ白色板の画像を読み
取って基準信号として用いる。
【0046】406は副走査つなぎ回路であり、各CC
Dにより読み取られた画像信号が副走査方向にずれてい
るのを吸収するための回路である。
【0047】407は入力マスキング回路であり、入力
信号R、G、Bの色にごりを取り除くための回路であ
る。
【0048】408、409,410はバッファであ
り、画像編集機能をカットするためバッファであり、Z
O−ED信号がLレベルのときは画像信号を通し、ZO
−ED信号がHレベルのときは画像信号を通さなくす
る。編集機能を用いるときはHレベルとする。
【0049】411は画像信号を平滑化するフィルタで
あり、5x5のマトリクス演算を行う。
【0050】412は色変換回路であり、RGBの画像
信号をHSL色空間座標に変換して、予め指定された色
を他の指定された色に変換して、再びRGBの色空間に
戻す機能を有する。また、多値の信号を一定の閾値で2
値に変換し、後述するエリア処理用のMARKER信号
及びSC−BI信号として出力を行っている。
【0051】413はインターフェイス(I/F)回路
であり、ホストコンピュータ101との画像データ及び
制御信号の送受信を行う。なお、不図示の制御信号はI
/F回路413からCPU440に送られ、各画像処理
のパラメータ設定ならびにホストコンピュータ101と
の画像転送レートの設定等に利用される。図2における
インターフェイス215から出力されたデータはインタ
ーフェイス回路413に入力される。
【0052】414はエリア生成回路であり、エディタ
等により指定された領域を生成し記憶する回路である。
また、色変換回路412により原稿に描かれたマーカペ
ン等の画像を抽出したMARKER信号もエリア領域と
してメモリに記憶される。さらに2値信号SC−BI信
号は、2値画像信号としてZ−BI出力信号に用いられ
る。
【0053】415はインターフェイス回路413から
入力された外部画像信号に対する入力マスキング回路で
あり、307と同様外部機器からR、G、B信号が入力
された際に色にごりを取り除くための回路である。
【0054】416はセレクタであり、制御信号ZO−
RGB信号がLで色変換回路412の出力(RGB信
号)を出力し、ZO−RGB信号がHでセレクタ426
の出力(CMYK信号)を出力する。これにより、I/
F回路413からRGBデータとCMYKデータのどち
らが入力されても、417の画像合成回路により画像の
合成が可能となる。
【0055】417は画像合成回路であり、インターフ
ェイス回路313からRGB信号が入力されるとセレク
タ416の制御信号Z0−RGB=Lとし、色変換回路
412の出力であるRGB信号を入力することでCCD
により読み取られたRGB画像信号とインターフェイス
回路413から入力されたRGB画像信号の合成を行
う。
【0056】また、インターフェイス回路413からC
MYK信号が入力される場合は、CCDからの画像信号
に応じて現在使用する現像剤に対応した色信号が1ペー
ジ分ずつ入力されており、セレクタ416の制御信号Z
0−RGB=Hとすることで、セレクタ426の出力で
あるCMYK信号を入力しCMYK合成を行う。また、
画像合成回路417ではインターフェイス回路413か
ら2値画像が入力された場合もCCDで読み取った画像
信号との合成が可能である。
【0057】また、合成する領域はエリア生成回路41
4からのAREA信号により指定されるか、もしくはイ
ンターフェイス回路413から入力される2値信号によ
り指定することもできる。また合成には、CCDからの
画像信号と外部の画像信号を領域ごとに独立して合成す
る置き換え合成や2つの画像を同時に重ねて透かし合わ
せたように合成する透かし合成が可能である。この透か
し合成では、合成する両画像をどれだけ透かして合成す
るかといった透かし率の指定も可能である。
【0058】418はセレクタであり、画像合成回路4
17をRGB合成として用いる場合( ZO−RGB=
L)は画像合成回路417の出力を、CMYK合成とし
て用いる場合( ZO−RGB=H)は色変換回路41
2を選択する。
【0059】419は文字/影/輪郭生成回路であり、
CCDで読み取られた画像信号を2値化したSC−BI
信号やインターフェイス回路413から入力される2値
信号またはエリア生成回路414からの2値データであ
るZ−BI信号を文字信号として、文字信号の輪郭に対
して輪郭信号の、文字信号の一定方向に対して影信号の
生成を行う。
【0060】420は黒文字判定回路であり、入力され
た画像信号の特徴を判定し、文字の太さ信号(太文字
度)FTMJ、エッジ信号EDGE、色信号IROを出
力する。
【0061】421は色空間圧縮回路で以下のマトリク
ス演算を行う。
【0062】
【外1】 なお、XはR,G,Bの最小値を表す。また、色空間圧
縮回路421では予め領域ごとに色空間圧縮を行うか、
行わないかの設定をしておくことにより領域信号ARE
Aで色空間圧縮のON/OFFの切り換えが可能とな
る。
【0063】322は光量−濃度変換部(LOG変換
部)でありR,G,Bの8ビットの光量信号を対数変換
によりシアン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y)
の各8ビットの濃度信号に変換する。323は出力マス
キング処理部であり既知のUCR処理(下色除去処理)
によりC,M,Y3色の濃度信号からブラック(K)の
濃度信号を抽出するとともに、各濃度信号に対応した現
像剤の色濁りを除去する既知のマスキング演算を施す。
このようにして生成されたM’,C’,Y’,K’の各
濃度信号の内から、セレクタ424によって現在使用す
る現像剤に対応した色の信号が選択される。ZO−TO
NER信号はこの色選択のためにCPUから発生される
2ビットの信号であり、ZO−TONERが0の場合に
はM’信号が、ZO−TONERが1の場合にはC’信
号が、ZO−TONERが2の場合にはY’信号が、Z
O−TONERが3の場合にはK’信号が出力される。
【0064】425は、サンプリング回路であり、入力
された画像信号R,G,BおよびR,G,B信号から生
成された濃度信号NDを4画素毎にサンプリングしてシ
リアルにR,G,B,ND信号として出力する。なお、
濃度信号NDは例えば(R+G+B)/3で表される。
【0065】426はセレクタであり、SMP−SL信
号がCPUによりLレベルを設定されたとき出力マスキ
ング回路323の出力(M'C'Y'K'信号)を選択し、
SMP−SL信号がHレベルを設定されたときサンプリ
ング回路425の出力を選択する。
【0066】427はセレクタであり、画像合成回路4
17をCMYK合成として用いる場合( ZO−RGB
=H)は画像合成回路417の出力を、RGB合成とし
て用いる場合( ZO−RGB=L)はセレクタ426
の出力を選択して後段に送る。
【0067】428は色付け回路であり、例えば白黒画
像に予め設定した色を付ける等の処理を行う。また、イ
ンターフェイス回路413から入力された2値信号に対
する色付け、文字/影/輪郭生成回路419によって生
成された文字/影/輪郭信号に対する色付けを行う。こ
こでは、色付けとして徐々に階調が変化するようなグラ
デーションのパターンを作ることも可能である。
【0068】429はF値補正回路であり、プリンタの
現像特性に応じたガンマ処理を行うとともにモードごと
の濃度の設定も可能である。
【0069】430は変倍回路であり、画像信号1ライ
ン分のメモリを持ち、主走査方向の画像信号の拡大、縮
小や画像を斜めにして出力する斜体を行う。また、サン
プリング時には、メモリにサンプリングデータを蓄積し
ヒストグラムの作成に用いる。
【0070】431はテクスチャ回路であり、CCDで
読み取られたカラー画像信号と、前もって準備した画像
信号の乗算を行って画像に対してパターンの付加を行っ
て出力する。
【0071】432、433はそれぞれスムージング回
路及びエッジ強調回路であり各々5x5のフィルタから
構成される。
【0072】434はアドオン回路であり画像信号を特
定のコード化されたパターンで出力する。
【0073】435はレーザ及びレーザコントローラで
あり、VIDEO信号に応じてレーザの発光量を制御す
る。このレーザ光はポリゴンミラー314で感光ドラム
317の軸方向に走査され、感光ドラムに1ラインの静
電潜像を形成する。436は感光ドラム317に近接し
て設けられたフォトディテクタであり、感光ドラム31
7を走査する直前のレーザ光の通過を検出して1ライン
の同期信号BDを発生する。
【0074】437はエリアLUT(ルックアップテー
ブル)回路であり、エリア生成回路414からのARE
A信号に応じて各モードの設定を行う。エリアLUT4
37の出力であるLOGCD信号は、LOG変換422
のLOGテーブルをスルー設定等に切り換えたり、UC
RCD信号は出力マスキング423でトリミングやマス
キングを行ったり、FCD信号はF値補正429のF値
の大きさを変えたりする。
【0075】438は黒文字LUTであり、黒文字判定
回路420の出力により様々な処理を行う。例えばUC
R−SL信号は、出力マスキング回路423のUCR量
を変化させてより黒い文字と判定した領域には黒の量を
より多くしてC,M,Yの量をより少なくして現像する
等の処理を行う。またEDGE−SL信号は、スムージ
ング回路432及びエッジ強調回路433において黒い
文字の領域ほどエッジの部分が強調されるようなフィル
タに切り換える設定を行う。更にSNS−SL信号は、
黒文字LUT438の出力でレーザコントローラ435
においてPWM制御の400線/200線の線数切り換
えを行う。つまり、黒い文字と判定した領域では解像度
を上げるために400線で現像を行い、他の画像領域で
は階調を上げるために200線で現像を行う。
【0076】439はフォトセンサであり転写ドラム2
17が所定位置に来たことを検出してページ同期信号I
TOPを発生し、同期信号生成回路401の副走査アド
レスカウンタを初期化するとともにCPU440に入力
される。
【0077】440はCPUであり、画像読み取り,画
像記録の動作の制御を行う。
【0078】441はROMであり、CPU440で用
いるプログラムや予め決められた設定値が格納されてい
る。442はRAMであり、データの一時的な保存や新
たに設定された設定値等が格納されている。
【0079】本実施の形態における画像処理システムの
動作として、まずプリント動作について説明する。プリ
ント動作を行う際は、グラフィックコントローラ200
は、プリンタ制御装置として動作する。
【0080】図5は本実施の形態において、コンピュー
タ103に格納されているカラー画像をカラー複写機1
02からプリントする間のホストコンピュータ101及
びグラフィックコントローラ200の動作を示すフロー
チャートである。なお、図5では説明を簡単にするため
に原稿1ページ分のプリント動作について説明を行って
いる。
【0081】まず始めに、コンピュータ103からペー
ジ記述言語で書かれたPDLデータがLANを介してホ
ストコンピュータ101に送信され、ホストコンピュー
タ101はPDLデータをハードディスク203に格納
する(S501)。PDLデータがハードディスク20
3に格納されると、ホストCPU205はPDL回路2
11によりレンダリング処理を行うための設定をコマン
ドメモリ209に格納(S502)した後、同様に色変
換回路212により色変換を行うための設定をコマンド
メモリ209に格納する(S503)。
【0082】その後ホストCPU205はPDL回路2
11及び色変換回路212により作成されるドットデー
タの容量を計算し(S504)、ホストメモリ206の
未使用部分の容量を取得して(S505)、両者の容量
を比較する(S506)。
【0083】ホストメモリ206の未使用部分がステッ
プS504で計算したドットデータ容量より多い場合
(Yes)、ホストメモリ206内部にカラー複写機1
02に出力するフォーマットであるドットデータをすべ
て格納することが可能であるためデータを圧縮する必要
はない。そのためコマンドメモリ209にはデータ圧縮
回路213によるデータ圧縮を行わないように「圧縮=
OFF」の設定が格納される(S509)。
【0084】また、ステップS506においてホストメ
モリ206の未使用部分がステップ504で計算した容
量より少ない場合(No)は、ホストメモリ206はカ
ラー複写機102に出力するためのデータをすべて格納
することができないため、データ圧縮回路213により
ドットデータを圧縮して格納する必要がある。そのた
め、コマンドメモリ209に「圧縮=ON」の設定を格
納し(S507)、さらにホストメモリ206の未使用
容量とステップS504で算出したデータ容量に基づい
て所定の圧縮率を決定し、その他のパラメータとともに
コマンドメモリ209に格納する(S508)。
【0085】上記のようにしてコマンドメモリ209に
カラー複写機102にデータを出力するためのすべての
設定及びパラメータが設定されると、コマンドメモリ2
09は格納された命令及び設定を参照してグラフィック
コントローラ200の各デバイスの制御を開始し、始め
にPDL回路211によるレンダリング処理を行う(S
510)。
【0086】図6はグラフィックコントローラ200に
おいてPDL回路211によりレンダリングが行われる
様子を示したブロック図である。図6において、データ
コントローラ208はコマンドメモリ209から出力さ
れる命令により、それぞれPCIインターフェイス20
7とPDL回路211、コマンドメモリ209とPDL
回路211及びローカルメモリ210とPDL回路21
1とを接続している。PDL回路211はコマンドメモ
リ209の命令及び設定に従いハードディスク203に
格納されたページ記述言語を入力してRGBドットデー
タへとデータ変換を行う。なお、ローカルメモリ210
はデータ変換の際にデータを一時格納するためのバッフ
ァメモリとして使用される。
【0087】PDL回路211によりRGBドットデー
タへの変換が終了すると、コマンドメモリ209は色変
換回路212による色変換処理を行う(S511)。
【0088】図7は色変換回路によりRGBで表された
ドットデータをCMYKドットデータに変換する処理が
行われる様子を示したブロック図である。図7におい
て、データコントローラ208はコマンドメモリ209
から出力される命令により、それぞれPDL回路211
と色変換回路212、コマンドメモリ209と色変換回
路212及びローカルメモリ210と色変換回路212
とを接続している。色変換回路212はコマンドメモリ
209の命令及び設定にしたがってPDL回路211に
格納されたRGBドットデータを取得してCMYKドッ
トデータへと色変換処理を行う。なお、ローカルメモリ
210は色変換処理の際にデータを一時格納するための
バッファメモリとして使用される。
【0089】色変換回路212によるCMYKラスター
イメージデータへの変換が終了すると、コマンドメモリ
209はコマンドメモリ内部の設定を参照して圧縮処理
を行うかどうかの判定を行う(S512)。メモリコマ
ンド内の設定が圧縮を行う設定(「圧縮=ON」)であ
れば(Yes)、コマンドメモリ209はデータ圧縮回
路113によりステップ508で設定したパラメータに
より圧縮処理を行う(S513)。
【0090】図8はデータ圧縮回路213によりCMY
Kドットデータに対して色毎にJPEG圧縮を行う様子
を示したブロック図である。図8において、データコン
トローラ208はコマンドメモリ209から出力される
命令によりそれぞれ色変換回路212とデータ圧縮回路
213、コマンドメモリ209とデータ圧縮回路213
及びローカルメモリ210とデータ圧縮回路213とを
接続している。データ圧縮回路213はコマンドメモリ
209の命令及び設定にしたがって色変換回路212に
格納されたCMYKドットデータを取得して色毎にJP
EG圧縮を行う。ローカルメモリ210はJPEG圧縮
用のバッファとして使用される。
【0091】データ圧縮回路213によるCMYKドッ
トデータのJPEG圧縮処理が終了すると、コマンドメ
モリ209からの命令により、データ圧縮回路213内
のデータを色別にホストメモリ206へ転送する(S5
14)。図9はその様子を示したブロック図である。
【0092】図9において、データコントローラ208
はコマンドメモリ209から出力される命令によりデー
タ圧縮回路213とPCIインターフェイス207を接
続しており、データ圧縮回路213から出力されたデー
タは順次ホストメモリ206に格納される。
【0093】なお、ステップS512において、メモリ
コマンド内の設定が圧縮を行う設定でない(「圧縮=O
FF」)ならば(No)、コマンドメモリ209からの
命令により、色変換回路212内のデータを色別にホス
トメモリ206へ転送する(S515)。図10はその
様子を示したブロック図である。
【0094】図10において、データコントローラ20
8はコマンドメモリ209から出力される命令により色
変換回路212とPCIインターフェイス207を接続
しており、色変換回路212から色毎に出力されたデー
タは順次ホストメモリ206に格納される。
【0095】ホストメモリ206にデータが格納される
と、カラー複写機102に出力されるデータの色がCM
YKの中から選択される(S516)。その後、再びコ
マンドメモリ209内部の設定を参照して「圧縮=O
N」の設定がされているか判定を行う(S517)。
【0096】「圧縮=ON」の設定がされていれば(Y
es)、ホストメモリ206に格納されているデータは
圧縮されたデータであるので、データ伸張回路214に
よりデータの伸張を行った後にインターフェイス215
からデータを出力する必要がある(S518)。図11
はデータ伸張回路214によりステップ516で選択し
た色のデータを伸張し、カラー複写機102に出力する
様子を示したブロック図である。
【0097】図11において、データコントローラ20
8はコマンドメモリ209から出力される命令によりそ
れぞれPCIインターフェイス207とデータ伸張回路
214、コマンドメモリ209とデータ伸張回路214
及びローカルメモリ210、データ伸張回路214とイ
ンターフェイス215とを接続している。データ伸張回
路214はコマンドメモリ209の命令及び設定に従
い、ホストメモリ206からステップS516において
選択した色の圧縮データを取得してドットデータを生成
し、ローカルメモリ210に格納する。なお、データ伸
張回路214によるデータ伸張処理は複数回に分割して
行われており、一度に生成されるドットデータの容量は
ローカルメモリ210のメモリ容量の半分以下に制限さ
れる。
【0098】ローカルメモリ210はメモリ容量を2分
割されたダブルバッファ構成を取り、一方のメモリに対
してデータ伸張回路214からドットデータが入力され
ると同時に、他方のメモリからローカルメモリ内に格納
されているドットデータは、インターフェイス215を
介してカラー複写機102に出力される。
【0099】一方ステップS517において「圧縮=O
FF」の設定がされている場合は(No)、ホストメモ
リ206にはドットデータが格納されているので、コマ
ンドメモリ209は図12に示すようにPCIインター
フェイス207とインターフェイス215を接続し、ス
テップS516で選択した色のラスターイメージデータ
をホストメモリ206からインターフェイス215を介
してカラー複写機102に出力する(S519)。
【0100】ステップS518またはS519により一
色分のデータが1ページ分カラー複写機102に出力さ
れると、コマンドメモリ209はCMYKすべてのデー
タが選択されたかどうかを判断し(S520)、出力さ
れていない色がある場合(No)はステップS516に
戻り再度出力する色の選択を行う。すべての色が選択さ
れている場合(Yes)はプリント動作を終了する。
【0101】本実施の形態における上述したプリント動
作では、ホストコンピュータ101のホストメモリ20
6をPDL回路211で生成したドットデータを格納す
るためのビットマップメモリとして利用している。従来
はプリンタ制御装置内にビットマップメモリを設け、ド
ットデータを格納していたが、本実施の形態のように、
プリンタ制御機能を有するグラフィックコントローラ2
00にビットマップメモリを内蔵せず、ホストメモリ2
06を利用することで、メモリ容量の増加を抑制するこ
とができる。さらに、ドットデータに対して圧縮処理を
行ってホストメモリ206に格納し、所定の拡張処理を
行った後にカラー複写機102に送信することで、必要
となるメモリ容量をさらに削減している。
【0102】次に、本実施の形態における画像処理シス
テムの特徴でもある、スキャナ動作について説明する。
スキャナ動作を行う際は、グラフィックコントローラ2
00は、スキャナ制御装置として動作する。
【0103】図13は本実施の形態において、コンピュ
ータ103からコマンドを発し、カラー複写機102の
原稿台に置かれた原稿の画像データを読み取る間のホス
トコンピュータ101及びグラフィックコントローラ2
00の動作を示すフローチャートである。なお、図13
では説明を簡単にするために原稿1ページ分の読み取り
動作について説明を行っている。
【0104】まず始めに、コンピュータ103は複写機
102により原稿を読み取らせるためのコマンドをホス
トコンピュータ101に対してLANを用いて送信する
(S1301)。スキャン要求がされるとホストコンピ
ュータ101は色変換回路212による色変換のための
設定をコマンドメモリ209に対して行う(S130
2)。これは複写機によりスキャンした画像データをコ
ンピュータのディスプレイ上で表示するためのγ補正を
行ったり、またはコンピュータ103からCMYKによ
る画像データの要求がされた場合に、複写機102によ
りスキャンされたRGBデータをCMYKデータに輝度
−濃度変換するための設定である。
【0105】色変換回路212へ設定が終了すると、ホ
ストコンピュータ101はホストメモリ206の未使用
部分の容量を取得(S1303)し、次いで原稿サイズ
情報の取得を行う(S1304)。
【0106】なお、ステップS1304において原稿サ
イズを取得する手段としては、ホストコンピュータ10
1から複写機102に対してインターフェイスを介して
原稿検知のためのプリスキャン動作を行うためのコマン
ドを送信し、プリスキャン結果を再度インターフェイス
を用いて取得したり、または複写機102の原稿台に設
置されている原稿検知センサを用いて原稿検知を行いそ
の結果を取得するといった方法が考えられる。また、コ
ンピュータ103が予め原稿サイズやスキャンを行う位
置を指定している場合においては、それらの情報をコン
ピュータ103からLANを介して取得することで原稿
サイズの取得を行うといった方法が考えられる。
【0107】ステップS1304においてスキャンを行
う原稿サイズ情報が取得されると、ホストコンピュータ
101はステップS1304で取得した原稿サイズの画
像データ容量の計算を行う(S1305)。なお、本実
施の形態のカラー複写機102では400dpiの解像
度で原稿のスキャンを行い、各画素R、G、B8ビット
の電気信号から構成されているため、例えばA4原稿を
読み取った時のデータ容量は約45Mバイトとなる。
【0108】ステップS1306ではステップS130
3で取得したホストメモリ206の未使用容量とステッ
プS1305で計算したデータ容量の比較を行う。ホス
トメモリ206の未使用部分がステップS1305で計
算したデータ容量より大きい場合(No)、複写機10
2によりスキャンした画像データをすべて格納すること
が可能であるためデータを圧縮する必要はない。そのた
めコマンドメモリ209にはデータ圧縮回路213によ
るデータ圧縮を行わないように「圧縮=OFF」の設定
が格納される(S1309)。
【0109】また、ステップS1306においてホスト
メモリ206の未使用部分がステップS1305で計算
した容量より少ない場合は(Yes)、ホストメモリ2
06はスキャンした画像データを格納することができな
いためデータ圧縮回路213によりデータを圧縮して格
納する必要が生じる。そのため、コマンドメモリ209
に「圧縮=ON」の設定を行い(S1307)、さらに
ホストメモリ206の未使用容量とステップS1305
で算出したデータ容量に基づいて所定の圧縮率を決定
し、その他のパラメータとともにコマンドメモリ209
に格納する(S1308)。
【0110】上記のようにしてコマンドメモリ209に
画像データを取得するためのすべての設定及びパラメー
タが設定されると、コマンドメモリ209は格納された
命令及び設定を参照してグラフィックコントローラ20
0の各デバイスの制御を開始し、複写機102へスキャ
ンを行うための開始信号をインターフェイスから出力す
る(S1310)。
【0111】図14はインターフェイス215から入力
されたスキャン画像を色変換回路212を用いてγ補正
または輝度−濃度変換する処理が行われる様子を示した
ブロック図である。図14において、データコントロー
ラ208はコマンドメモリ209から出力される命令に
より、それぞれインターフェイス215と色変換回路2
12、コマンドメモリ209と色変換回路212及びロ
ーカルメモリ210と色変換回路212とを接続してい
る。色変換回路212はコマンドメモリ209の命令及
び設定にしたがってインターフェイス215から入力さ
れたRGBデータを取得してγ補正又は輝度−濃度変換
処理を行う(S1311)。なお、ローカルメモリ21
0は色変換処理の際にデータを一時格納するためのバッ
ファメモリとして使用される。
【0112】色変換回路212による処理が終了する
と、コマンドメモリ209はコマンドメモリ内部の設定
を参照して圧縮処理を行うかどうかの判定を行う(S1
312)。メモリコマンド内の設定が圧縮を行う設定
(「圧縮=ON」)であれば(Yes)、コマンドメモ
リ209はデータ圧縮回路213によりステップS13
08で設定したパラメータにより圧縮処理を行う(S1
313)。
【0113】図15はデータ圧縮回路213により画像
データに対してJPEG圧縮を行う様子を示したブロッ
ク図である。図15において、データコントローラ20
8はコマンドメモリ209から出力される命令によりそ
れぞれ色変換回路212とデータ圧縮回路213、コマ
ンドメモリ209とデータ圧縮回路213及びローカル
メモリ210とデータ圧縮回路213とを接続してい
る。データ圧縮回路213はコマンドメモリ209の命
令及び設定にしたがって色変換回路212に格納された
画像データを取得してJPEG圧縮を行う。ローカルメ
モリ210はJPEG圧縮用のバッファとして使用され
る。
【0114】データ圧縮回路213によるJPEG圧縮
処理が終了すると、コマンドメモリ209からの命令に
より、データ圧縮回路213内のデータをホストメモリ
206へ転送する(S1314)。図16はその様子を
示したブロック図である。
【0115】図16において、データコントローラ20
8はコマンドメモリ209から出力される命令によりデ
ータ圧縮回路213とPCIインターフェイス207を
接続しており、データ圧縮回路213から出力されたデ
ータは順次ホストメモリ206に格納される。
【0116】なお、ステップS1312において、メモ
リコマンド内の設定が圧縮を行う設定でなければ(「圧
縮=OFF」)、コマンドメモリ209からの命令によ
り、色変換回路内のデータを色別にホストメモリへ転送
する(S1315)。図17はその様子を示したブロッ
ク図である。
【0117】図17において、データコントローラ20
8はコマンドメモリ209から出力される命令により色
変換回路212とPCIインターフェイス207を接続
しており、色変換回路212から色毎に出力されたデー
タは順次ホストメモリ206に格納される。
【0118】ステップS1314又はS1315により
ホストメモリ206にすべて画像データが格納される
と、ホストコンピュータ102はホストメモリ206内
の画像データをLANを介してコンピュータ103へ転
送してスキャン動作を終了する。
【0119】以上説明してきたように、本実施の形態に
よれば、カラー複写機によるスキャン動作を行う際に、
ホストコンピュータで使用されるホストメモリをビット
マップメモリとして利用することにより、グラフィック
コントローラ内にビットマップメモリを設ける必要がな
くなり、メモリ容量の増加を抑制することができる。
【0120】また、カラー複写機からグラフィックコン
トローラに入力したドットデータに対して、ホストメモ
リの容量に応じて圧縮処理を行った画像データをホスト
メモリに格納することにより、必要となるホストメモリ
容量の削減が可能となる。
【0121】(第2の実施の形態)第1の実施の形態で
はホストコンピュータのメモリ未使用容量とカラー複写
機から入力される画像データの比較を行って圧縮率を決
めていたが、コンピュータ103によりユーザーが圧縮
率または画像データを格納するために使用するホストメ
モリの容量などを指定することが可能である。第2の実
施の形態として、ユーザーが使用するホストメモリの容
量を指定した場合について説明する。なお、本実施の形
態は、第1の実施の形態で説明した図1に示す画像処理
システムで実施されるものであり、これを用いて説明す
る。
【0122】本実施の形態において、原稿台上の原稿を
読み取りコンピュータ103に転送するための動作を図
18に示すフローチャートを用いて説明する。
【0123】図18では、まず始めに、コンピュータ1
03がカラー複写機102により原稿を読み取らせるた
めのコマンドをホストコンピュータ101に対してLA
Nを用いて送信し(S1801)、引き続きコンピュー
タ103からホストコンピュータ101に対してスキャ
ンを行うためのパラメータをLANを用いて送信する
(S1802)。
【0124】図19及び図20にコンピュータ103で
設定するパラメータ及びパラメータの設定画面の一例を
示す。図19では、データ形式、原稿を読み込むための
倍率及び画像データの圧縮率を設定することができる。
図19において、1901は画像データをホストコンピ
ュータ101及びコンピュータ103に読み込んだ時の
画像形式を選択する部分であり、図19では4種類のデ
ータ形式から選択することができる。なお、データ形式
の選択は1901に表示されたデータ形式またはその左
側のボタンを、マウスなどのポインティングデバイスに
より選択することにより行うことができる。
【0125】また、図19の1902ではスキャンを行
うための倍率の設定を行う。1902では等倍または変
倍の指定が可能で、さらに変倍を選択した場合は190
4内に所望の倍率を入力することにより変倍率の設定を
行う。
【0126】1903は圧縮率の設定を行う部分であ
り、スキャンした画像データの圧縮/非圧縮、また圧縮
する場合は圧縮率を3段階から選択することができる。
【0127】図20では圧縮率の設定の変わりに、スキ
ャンデータをホストメモリ206に格納した時に使用す
るメモリ容量の設定を2001において行う。2001
ではメモリ使用量の指定をする/しないの選択を行い、
例えば「指定しない」を選択した場合については第1の
実施の形態における図13と同様にホストメモリの空き
容量と画像データ容量から圧縮率を設定してスキャン動
作を行う。また、2001で「指定」を選択し、メモリ
使用量を指定する場合は、2002内に所望のメモリ容
量を入力することにより、入力したメモリ容量を超えな
いように圧縮率の設定を行い、スキャン動作を行う。
【0128】本実施の形態では、図20のパラメータ設
定画面を用いてパラメータを設定し、2001にてメモ
リ使用量を指定した場合について図18のフローチャー
トの説明を行う。
【0129】図20により設定されたパラメータがステ
ップS1802においてホストコンピュータ101に送
信されると、ホストコンピュータ101は2001にお
いて設定されたデータ形式のパラメータを参照してグラ
フィックコントローラ200内の色変換回路212によ
る色変換のための設定をコマンドメモリ209に対して
行う(S1803)。
【0130】色変換回路212へ設定が終了すると、次
にホストコンピュータ101はメモリ使用容量のパラメ
ータを参照してホストメモリ206の使用容量を取得
(S1804)し、次いで原稿サイズ情報の取得を行う
(S1805)。
【0131】原稿サイズ情報の取得が終わると、ホスト
コンピュータ101はステップS1805で取得した原
稿サイズの画像データ容量の計算を行う(S180
6)。
【0132】ステップS1807ではステップS180
6で取得したホストメモリ206の未使用容量とステッ
プS1806で計算したデータ容量の比較を行い、ホス
トメモリ206の使用容量がデータ容量より多い場合
(No)、複写機102によりスキャンした画像データ
をすべて格納することが可能であるためデータ圧縮は行
わない。そのためコマンドメモリ209にはデータ圧縮
回路213でデータ圧縮を行わないように「圧縮=OF
F」の設定が格納される(S1810)。
【0133】また、ホストメモリ206の使用領域がデ
ータ容量より少ない場合(Yes)は、データ圧縮回路
213によりデータを圧縮して格納するため、コマンド
メモリ209に「圧縮=ON」の設定を行い(S180
8)、さらに、図20の2001でユーザーが指定した
メモリ使用量とデータ容量を基にして所定の圧縮率を決
定し、その他のパラメータとともにコマンドメモリ20
9に格納する(S1809)。
【0134】以降の動作については図13と同様に色変
換回路202及び圧縮回路213はコマンドメモリ20
9に設定された動作を行い、画像データをホストメモリ
206に出力され、その後コンピュータ203に転送さ
れることによりスキャン動作を終了する。
【0135】以上説明してきたように、本実施の形態に
よれば、ネットワークに接続されたコンピュータ上か
ら、圧縮率やメモリ使用量等スキャン動作に関する様々
な設定を行い画像処理システムを動作させることによ
り、必要以上な圧縮処理による画像の劣化が防止でき、
ユーザーが所望とする画質の画像データが得ることがで
きるという効果がある。
【0136】(第3の実施の形態)図1の画像処理シス
テムにおいて、ホストコンピュータ101、及び内蔵さ
れたグラフィックコントローラ200が、第1の実施の
形態で説明したプリンタ制御機能のみを有しており、ス
キャナ制御機能は有していないものとする。本実施の形
態では、この様な画像処理システムにスキャナ制御機能
を追加する場合について説明する。
【0137】上述した画像処理システムのホストコンピ
ュータ101のPCIバスには、プリンタ制御動作のみ
が可能な図2の構成のグラフィックコントローラが接続
されている状態である。したがって、例えば、スキャナ
制御機能を有するグラフィックコントローラを、新たに
PCIバスに接続して動作させることにより、スキャナ
制御も可能な画像処理システムを容易に実施することが
できる。
【0138】しかしながら、第1の実施の形態での説明
から明らかなように、プリンタ制御機能とスキャナ制御
機能のためのハードウェア構成は非常に似ているにもか
かわらず、プリンタ制御とスキャナ制御それぞれの機能
のために独立したハードウェアを設けると、大幅なコス
トアップを引き起こすことになる。
【0139】そこで、本実施の形態では、上述したプリ
ンタ制御を行うためのホストコンピュータ及びグラフィ
ックコントローラのハードウェア構成で、本発明のスキ
ャナ制御が実施可能であることに着目し、プリンタ制御
を実施可能なホストコンピュータに、ドライバなどのソ
フトウェアにより動作指示を行うコマンドを追加し、グ
ラフィックコントローラをスキャナ制御装置として動作
させるようにする。
【0140】このとき、ソフトウェアは、ハードディス
ク203に記憶させておき、カラー複写機102を用い
た画像読み取り動作を行う際にホストメモリ206にそ
の動作プログラムは展開される。ソフトウェアとしてス
キャナ制御機能を追加した本実施の形態における画像処
理システムの動作は、第1、または第2の実施の形態と
同一となるので、説明は省略する。
【0141】以上説明してきたように、本実施の形態に
よれば、プリンタ制御機能を有する画像処理システムに
スキャナ制御機能を追加する場合に、プリンタ制御機能
のみを有するホストコンピュータ101に対し、ドライ
バなどのソフトウェアにより動作指示を行うコマンドを
追加してスキャナ制御の機能持たせることにより、スキ
ャナ制御機能を実現するためのハードウェアの追加や変
更を必要としないので、大幅なコストアップを引き起こ
すことなく、スキャナ制御機能を画像処理システムに追
加することができるという効果がある。
【0142】また、第1〜第3の実施の形態において、
圧縮処理を行う際に、ホストメモリの未使用容量とビッ
トマップデータのデータ量の大小関係に基づいて圧縮す
るか否かを判断したが、本発明はこれに限るものではな
く、ホストメモリのメモリ容量とビットマップデータの
データ量の大小関係に基づいて圧縮するか否かを判断し
てもよい。
【0143】第1、第2の実施の形態では、画像処理シ
ステムのホストコンピュータ内部に、スキャナ制御装置
及びプリンタ制御装置両方の機能を兼備えるグラフィッ
クコントローラを内蔵し、カラー複写機に対してスキャ
ナ動作制御及びプリンタ動作制御の両方を行えるように
ハードウェアを構成した例について説明してきた。ま
た、第3の実施の形態では、プリンタ制御装置のハード
ウェアを用いたスキャナ制御方法を説明した。しかし、
本発明は、これらに限るものではなく、グラフィックコ
ントローラをスキャナ制御のみの機能を有する装置単体
として、実施することも可能であることは言うまでもな
い。
【0144】また、本発明は、前述した実施の形態の機
能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶し
た記憶媒体をシステムあるいは装置に供給し、そのシス
テムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出
し実行することによっても、完成されることは言うまで
もない。
【0145】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
は本発明を構成することになる。プログラムコードを供
給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー
(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、
光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テー
プ、不揮発性のメモリカード、ROMを用いることがで
きる。また、コンピュータが読み出したプログラムコー
ドを実行することにより、前述した実施形態の機能が実
現されるだけではなく、そのプログラムコードの指示に
基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際
の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述
した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは
言うまでもない。
【0146】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書きもまれた後、次のプログラムコードの指
示に基づき、その拡張機能を拡張ボードや拡張ユニット
に備わるCPUなどが処理を行って実際の処理の一部ま
たは全部を行い、その処理によって前述した実施形態の
機能が実現される場合も含まれることは言うまでもな
い。
【0147】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、画像読み取り装置で原稿を読み取ることにより得ら
れた第1の画像データを画像読み取り制御装置に入力
し、第1の画像データを圧縮部で圧縮して第2の画像デ
ータを生成し、ホストコンピュータが有する記憶装置情
報及び前記画像読み取り装置で読み取られる原稿情報に
基づいて、前記第1の画像データ、または前記第2の画
像データのいずれかをホストコンピュータに出力するこ
とにより、画像読み取り制御装置に内蔵するビットマッ
プメモリの記憶容量が削減でき、画像読み取り機能の高
性能化に伴い要求される記憶容量の増加も抑制できるの
で、大幅なコストアップを伴わずに様々なデータ量での
画像読み取り制御ができるという効果がある。
【0148】また、本発明を実施可能なハードウェア構
成を含む画像出力制御装置に、ソフトウェアにより動作
指示を行うコマンドを追加し、画像読み取り装置で原稿
を読み取ることにより得られた第1の画像データを画像
出力制御装置に入力し、第1の画像データを圧縮部で圧
縮して第2の画像データを生成し、ホストコンピュータ
が有する記憶装置情報及び前記画像読み取り装置で読み
取られる原稿情報に基づいて、前記第1の画像データ、
または前記第2の画像データのいずれかをホストコンピ
ュータに出力するといった画像読み取り制御装置として
の動作を実行させることにより、ハードウェアの追加や
変更を行うことなく画像読み取り制御機能を実現できる
ので、大幅なコストアップを引き起こすことなく、画像
読み取り制御機能を画像出力制御装置に追加することが
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態におけるスキャナ制御装置を
含む画像処理システムの構成を示すブロック図である。
【図2】ホストコンピュータ101の内部構成を示すブ
ロック図である。
【図3】第1の実施の形態においてグラフィックコント
ローラ200に接続されているカラー複写機102の概
略図である。
【図4】図3における画像処理ユニット312のブロッ
ク図及びその周辺の被制御部である。
【図5】第1の実施の形態における画像処理システムの
プリント動作の流れを説明するフローチャートである。
【図6】グラフィックコントローラ200においてPD
L回路211によりレンダリングが行われる様子を示し
たブロック図である。
【図7】色変換回路によりRGBで表されたドットデー
タをCMYKドットデータに変換する処理が行われる様
子を示したブロック図である。
【図8】データ圧縮回路213によりCMYKドットデ
ータに対して色毎にJPEG圧縮を行う様子を示したブ
ロック図である。
【図9】コマンドメモリ209からの命令により、デー
タ圧縮回路213内のデータを色別にホストメモリ20
6へ転送する様子を示したブロック図である。
【図10】コマンドメモリ209からの命令により、色
変換回路212内のデータを色別にホストメモリ206
へ転送する様子を示したブロック図である。
【図11】データ伸張回路214により選択された色の
データを伸張し、カラー複写機202に出力する様子を
示したブロック図である。
【図12】選択された色のラスターイメージデータをホ
ストメモリ206からカラー複写機102に出力する様
子を示したブロック図である。
【図13】第1の実施の形態における画像処理システム
の画像読み取り動作の流れを説明するフローチャートで
ある。
【図14】インターフェイス215から入力されたスキ
ャン画像に対して色変換回路212で処理が行われる様
子を示したブロック図である。
【図15】データ圧縮回路により画像データに対してJ
PEG圧縮を行う様子を示したブロック図である。
【図16】コマンドメモリ209からの命令により、デ
ータ圧縮回路213内のデータをホストメモリ206へ
転送する様子を示したブロック図である。
【図17】コマンドメモリ209からの命令により、色
変換回路内のデータを色別にホストメモリへ転送する様
子を示したブロック図である。
【図18】第2の実施の形態における画像処理システム
の画像読み取り動作の流れを説明するフローチャートで
ある。
【図19】第2の実施の形態におけるコンピュータ10
3で設定するパラメータ及びパラメータの設定画面例1
である。
【図20】第2の実施の形態におけるコンピュータ10
3で設定するパラメータ及びパラメータの設定画面例2
である。
【図21】従来のスキャナ制御装置を含む画像処理シス
テムを示すブロック図である。
【符号の説明】
101 ホストコンピュータ 102 カラー複写機 103 コンピュータ 200 グラフィックコントローラ 201 ネットワークカード 202 ディスクコントローラ 203 ハードディスク 204 バスブリッジ 205 ホストCPU 206 ホストメモリ 207 PCIインターフェイス 208 データコントローラ 209 コマンドメモリ 210 ローカルメモリ 211 PDL回路 212 色変換回路 213 データ圧縮回路 214 データ伸張回路 215 インターフェイス

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像読み取り装置と、前記画像読み取り
    装置による画像読み取りを管理するホストコンピュータ
    と通信可能であり、前記ホストコンピュータの指示に応
    じて前記画像読み取り装置の動作を制御する画像読み取
    り制御装置であって、 前記画像読み取り装置で原稿を読み取ることにより得ら
    れた第1の画像データを入力する入力手段と、 前記第1の画像データを圧縮し、第2の画像データを生
    成する圧縮手段と、 前記第1の画像データ、または前記第2の画像データを
    前記ホストコンピュータに出力する出力手段とを有し、 前記出力手段は、前記ホストコンピュータが有する記憶
    装置情報及び前記画像読み取り装置で読み取られる原稿
    情報に基づいて、前記第1の画像データ、または前記第
    2の画像データのいずれかを前記ホストコンピュータに
    出力することを特徴とする画像読み取り制御装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶装置情報は、前記ホストコンピ
    ュータが有する記憶装置の未使用容量であることを特徴
    とする請求項1記載の画像読み取り制御装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶装置情報は、前記ホストコンピ
    ュータが有する記憶装置の記憶容量であることを特徴と
    する請求項1記載の画像読み取り制御装置。
  4. 【請求項4】 前記原稿情報は、前記画像読み取り装置
    にセットされた原稿の原稿サイズから算定された画像デ
    ータのデータ量であることを特徴とする請求項1記載の
    画像読み取り制御装置。
  5. 【請求項5】 前記圧縮手段は、前記ホストコンピュー
    タが有する記憶装置の未使用容量と、前記画像読み取り
    装置の原稿サイズから算定された画像データのデータ量
    との比較結果に基づいて決められた圧縮率で、前記第1
    の画像データを圧縮することを特徴とする請求項1記載
    の画像読み取り制御装置。
  6. 【請求項6】 前記圧縮手段は、ユーザーにより設定さ
    れた圧縮率、または、ユーザーが指定した前記記憶装置
    の使用容量設定に基づいた圧縮率で、前記第1の画像デ
    ータを圧縮することを特徴とする請求項1記載の画像読
    み取り制御装置。
  7. 【請求項7】 前記圧縮手段は、前記画像読み取り装置
    から入力したビットマップデータをJPEG圧縮するこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像読み取り制御装置。
  8. 【請求項8】 画像読み取り装置と、画像出力装置と、
    前記画像読み取り装置による画像読み取り及び前記画像
    出力装置による画像出力を管理するホストコンピュータ
    と通信可能であり、前記ホストコンピュータの指示に応
    じて前記画像出力装置の動作を制御する画像出力制御装
    置であって、 前記ホストコンピュータに対して画像データを入力また
    は出力する第1の入出力手段と、 前記画像読み取り装置または前記画像出力装置に対して
    画像データを入力または出力する第2の入出力手段と、 前記第1の入出力手段により入力した画像データから前
    記画像出力装置により出力可能な画像データを生成する
    生成手段と、 画像データを圧縮し、データ量が削減された画像データ
    を生成する圧縮手段と、 前記圧縮手段で圧縮された画像データを伸張する伸張手
    段とを有し、 前記ホストコンピュータの指示に応じて前記画像出力装
    置による画像出力を行う際は、前記第1の入出力手段は
    前記ホストコンピュータから第1の画像データを入力
    し、前記生成手段は前記第1の画像データから前記画像
    出力装置で出力可能な第2の画像データを生成し、前記
    圧縮手段は前記第2の画像データを圧縮して第3の画像
    データを生成し、前記第1の入出力手段は前記ホストコ
    ンピュータが有する記憶装置情報及び前記第2の画像デ
    ータに関する情報に基づいて、前記第2の画像データ、
    または前記第3の画像データのいずれかを前記ホストコ
    ンピュータに出力し、前記伸張手段は前記第1の入出力
    手段から入力した第3の画像データを伸張し第4の画像
    データを生成し、前記第2の入出力手段は前記第2の画
    像データまたは前記第4の画像データを前記画像出力装
    置に出力し、 前記ホストコンピュータの指示に応じて前記画像読み取
    り装置による画像読み取りを行う際は、前記第2の入出
    力手段は前記画像読み取り装置で原稿を読み取ることに
    より得られた第5の画像データを入力し、前記圧縮手段
    は前記前記第5の画像データを圧縮して第6の画像デー
    タを生成し、前記第1の入出力手段は前記ホストコンピ
    ュータが有する記憶装置情報及び前記画像読み取り装置
    で読み取られる原稿情報に基づいて、前記第5の画像デ
    ータ、または前記第6の画像データのいずれかを前記ホ
    ストコンピュータに出力することを特徴とする画像出力
    制御装置。
  9. 【請求項9】 前記第2の画像データに関する情報は、
    ページ記述言語データをドットデータに展開したときの
    データ量であることを特徴とする請求項8記載の画像出
    力制御装置。
  10. 【請求項10】 前記記憶装置情報は、前記ホストコン
    ピュータが有する記憶装置の未使用容量であることを特
    徴とする請求項8記載の画像出力制御装置。
  11. 【請求項11】 前記記憶装置情報は、前記ホストコン
    ピュータが有する記憶装置の記憶容量であることを特徴
    とする請求項8記載の画像出力制御装置。
  12. 【請求項12】 前記圧縮手段は、前記画像出力装置に
    よる画像出力を行う際は、前記ホストコンピュータが有
    する記憶装置の未使用容量と、ページ記述言語データを
    ドットデータに展開したときのデータ量との比較結果に
    基づいて決められた圧縮率で、前記第2の画像データを
    圧縮することを特徴とする請求項8記載の画像出力制御
    装置。
  13. 【請求項13】 前記圧縮手段は、前記画像読み取り装
    置による画像読み取りを行う際は、前記ホストコンピュ
    ータが有する記憶装置の未使用容量と、前記画像読み取
    り装置の原稿サイズから算定された画像データのデータ
    量との比較結果に基づいて決められた圧縮率で、前記第
    5の画像データを圧縮することを特徴とする請求項8記
    載の画像出力制御装置。
  14. 【請求項14】 前記原稿情報は、前記画像読み取り装
    置にセットされた原稿の原稿サイズから算定された画像
    データのデータ量であることを特徴とする請求項8記載
    の画像出力制御装置。
  15. 【請求項15】 前記圧縮手段は、画像データをJPE
    G圧縮することを特徴とする請求項8記載の画像出力制
    御装置。
  16. 【請求項16】 画像読み取り装置と、前記画像読み取
    り装置による画像読み取りを管理するホストコンピュー
    タと通信可能であり、前記ホストコンピュータの指示に
    応じて前記画像読み取り装置の動作を制御する画像読み
    取り制御装置における画像読み取り制御方法であって、 前記画像読み取り装置で原稿を読み取ることにより得ら
    れた第1の画像データを画像読み取り制御装置に入力す
    る入力工程と、 前記第1の画像データを圧縮部で圧縮し、第2の画像デ
    ータを生成する圧縮工程と、 前記第1の画像データ、または前記第2の画像データを
    前記ホストコンピュータに出力する出力工程とを有し、 前記出力工程は、前記ホストコンピュータが有する記憶
    装置情報及び前記画像読み取り装置で読み取られる原稿
    情報に基づいて、前記第1の画像データ、または前記第
    2の画像データのいずれかを前記ホストコンピュータに
    出力することを特徴とする画像読み取り制御方法。
  17. 【請求項17】 前記記憶装置情報は、前記ホストコン
    ピュータが有する記憶装置の未使用容量であることを特
    徴とする請求項16記載の画像読み取り制御方法。
  18. 【請求項18】 前記記憶装置情報は、前記ホストコン
    ピュータが有する記憶装置の記憶容量であることを特徴
    とする請求項16記載の画像読み取り制御方法。
  19. 【請求項19】 前記原稿情報は、前記画像読み取り装
    置にセットされた原稿の原稿サイズから算定された画像
    データのデータ量であることを特徴とする請求項16記
    載の画像読み取り制御装置。
  20. 【請求項20】 前記圧縮工程は、前記ホストコンピュ
    ータが有する記憶装置の未使用容量と、前記画像読み取
    り装置の原稿サイズから算定された画像データのデータ
    量との比較結果に基づいて決められた圧縮率で、前記第
    1の画像データを圧縮することを特徴とする請求項16
    記載の画像読み取り制御方法。
  21. 【請求項21】 前記圧縮工程は、ユーザーにより設定
    された圧縮率、または、ユーザーが指定した前記記憶装
    置の使用容量設定に基づいた圧縮率で、前記第1の画像
    データを圧縮することを特徴とする請求項16記載の画
    像読み取り制御方法。
  22. 【請求項22】 前記圧縮工程は、前記画像読み取り装
    置から入力したビットマップデータをJPEG圧縮する
    ことを特徴とする請求項16記載の画像読み取り制御方
    法。
  23. 【請求項23】 画像読み取り装置と、画像読み取りを
    管理するホストコンピュータと、前記画像読み取り装置
    及び前記ホストコンピュータと通信可能であり前記ホス
    トコンピュータの指示に応じて前記画像読み取り装置の
    動作を制御する画像読み取り制御装置を含む画像読み取
    りシステムであって、 前記ホストコンピュータは、画像データを記憶する記憶
    手段と、前記画像読み取り装置で読み取られる原稿情報
    を取得する情報取得手段と、前記記憶手段に関する情報
    と前記原稿情報に基づいて前記画像読み取り制御装置に
    動作指示を与える指示手段とを有し、 前記画像読み取り制御装置は、前記画像読み取り装置で
    原稿を読み取ることにより得られた第1の画像データを
    入力する入力手段と、前記第1の画像データを圧縮し、
    第2の画像データを生成する圧縮手段と、前記第1の画
    像データ、または前記第2の画像データを前記ホストコ
    ンピュータに出力する出力手段とを有し、前記指示手段
    による指示に応じて、前記第1の画像データ、または前
    記第2の画像データのいずれかを前記ホストコンピュー
    タに出力することを特徴とする画像読み取りシステム。
  24. 【請求項24】 前記記憶手段に関する情報は、前記ホ
    ストコンピュータが有する記憶手段の未使用容量である
    ことを特徴とする請求項23記載の画像読み取りシステ
    ム。
  25. 【請求項25】 前記記憶手段に関する情報は、前記ホ
    ストコンピュータが有する記憶手段の記憶容量であるこ
    とを特徴とする請求項23記載の画像読み取りシステ
    ム。
  26. 【請求項26】 前記原稿情報は、前記画像読み取り装
    置にセットされた原稿の原稿サイズから算定された画像
    データのデータ量であることを特徴とする請求項23記
    載の画像読み取りシステム。
  27. 【請求項27】 前記圧縮手段は、前記記憶手段の未使
    用容量と、前記画像読み取り装置の原稿サイズから算定
    された画像データのデータ量との比較結果に基づいて決
    められた圧縮率で、前記第1の画像データを圧縮するこ
    とを特徴とする請求項23記載の画像読み取りシステ
    ム。
  28. 【請求項28】 前記圧縮手段は、ユーザーにより設定
    された圧縮率、または、ユーザーが指定した前記記憶手
    段の使用容量設定に基づいた圧縮率で、前記第1の画像
    データを圧縮することを特徴とする請求項23記載の画
    像読み取りシステム。
  29. 【請求項29】 前記圧縮手段は、前記画像読み取り装
    置から入力したビットマップデータをJPEG圧縮する
    ことを特徴とする請求項23記載の画像読み取りシステ
    ム。
  30. 【請求項30】 前記ホストコンピュータは、通信媒体
    を介して送られてくる他のコンピュータからの画像読み
    取り要求に応じて、前記画像読み取り制御装置に対して
    画像読み取り指示を与え、読み取った画像データを前記
    記憶手段に記憶し、前記記憶手段に記憶した画像は前記
    他のコンピュータが有する表示装置に表示可能であるこ
    とを特徴とする請求項23記載の画像読み取りシステ
    ム。
  31. 【請求項31】 画像読み取り装置と、前記画像読み取
    り装置による画像読み取りを管理するホストコンピュー
    タと通信可能であり、前記ホストコンピュータの指示に
    応じて前記画像読み取り装置の動作を制御する画像読み
    取り制御装置における画像読み取り制御方法のプログラ
    ムコードが格納されたコンピュータ可読記憶媒体であっ
    て、 前記画像読み取り装置で原稿を読み取ることにより得ら
    れた第1の画像データを画像読み取り制御装置に入力す
    る入力コードと、 前記第1の画像データを圧縮部で圧縮し、第2の画像デ
    ータを生成する圧縮コードと、 前記第1の画像データ、または前記第2の画像データを
    前記ホストコンピュータに出力する出力コードとを有
    し、 前記出力コードは、前記ホストコンピュータが有する記
    憶装置情報及び前記画像読み取り装置で読み取られる原
    稿情報に基づいて、前記第1の画像データ、または前記
    第2の画像データのいずれかを前記ホストコンピュータ
    に出力することを特徴とする記憶媒体。
JP2000234391A 2000-08-02 2000-08-02 画像読み取り制御装置及び画像出力制御装置及び画像読み取り制御方法及び画像読み取りシステム及び記憶媒体 Withdrawn JP2002051178A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003308269A (ja) * 2002-04-12 2003-10-31 Ricoh Co Ltd データ転送システム、プログラムおよび記録媒体
US7920756B2 (en) 2006-07-04 2011-04-05 Seiko Epson Corporation Image blur detection using cumulative blur widths

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