JP4262243B2 - 画像処理装置及び画像処理方法及びプログラム及び記憶媒体 - Google Patents

画像処理装置及び画像処理方法及びプログラム及び記憶媒体 Download PDF

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本発明は、原稿画像と所定の画像を合成して合成画像を生成する画像処理装置及び画像処理装置の制御方法及びプログラム及び記憶媒体に関する。
偽造防止用紙と呼ばれる特殊な用紙が存在する。この偽造防止用紙には、人間が一見しても見えないように「COPY」などの文字列が埋め込まれている。なお、偽造防止用紙を複写することで得られる複写物上では、この埋め込まれた文字列は浮び上がる。そのため、こうした偽造防止用紙を用いて作成された文書は、その複写物とは容易に区別することができる。また、文書の複写物の使用を躊躇させることができる。
偽造防止用紙はこうした効果があるため、住民票や帳票などを作成する際に利用されてきた。しかし、偽造防止用紙は普通紙と比較して値段が高いという問題があった。また、用紙の製作時に埋め込まれた文字列しか複写物上で浮び上がらないという問題があった。
こうした状況の中、近年では、偽造防止用紙と同様の効果を得ることができる新しい技術が注目されている(特許文献1参照)。これは、コンピュータを用いて作成した原稿データ及び地紋(複写牽制地紋と呼ばれることもある)画像データをプリンタ内部で合成し、この合成により得られた地紋付き画像データを普通紙に出力するという技術である。なお、この地紋画像には文字列などが埋め込まれている。そのため、地紋付き画像を複写することで得られる複写物上では、偽造防止用紙を用いた場合と同様に埋め込まれていた文字列が浮び上がる。なお、この技術は普通紙を利用するため、偽造防止用紙を利用する場合に比べて安価に原本を作成することが可能であるという利点がある。またこの技術では、原本を作成する度に新たな地紋画像データを生成することが可能である。そのため、この技術には、地紋画像の色や埋め込み文字列などを自由に設定することが可能であるという利点がある。
ところで、この地紋画像は複写物上で「残る」領域及び「消える」(あるいは「前記の残る領域に比べて薄くなる」)領域から構成される。なお、これら2つの領域における反射濃度は原本上ではほぼ同じとなっている。そのため、人間の目には「COPY」などの文字列が埋め込まれていることが分らない。ここで「残る」とは、原本における画像が複写物上で正確に再現されることである。また「消える」とは、原本における画像が複写物上では再現されないことである。なお、反射濃度は反射濃度計により測定される。
以降、複写物上で「残る」領域を「潜像部」と称し、複写物上で「消える」(あるいは「前記の残る領域に比べて薄くなる」)領域を「背景部」と称する。
図24は、地紋画像におけるドットの状態を示す図である。同図でドットが集中して配置されている領域が潜像部であり、ドットが分散して配置されている領域が背景部である。この2つの領域におけるドットは、それぞれ異なる網点処理や異なるディザ処理により生成されている。例えば、潜像部のドットは低い線数の網点処理により、また背景部のドットは高い線数の網点処理により生成されている。あるいは、潜像部のドットはドット集中型ディザマトリクスを用いて、また背景部のドットはドット分散型ディザマトリクスを用いて生成されている。
ところで、複写機の再現能力は、複写機が有する入力解像度や出力解像度に依存する。そのため、複写機の再現能力には限界が存在する。これにより、地紋画像の潜像部におけるドットが複写機で再現可能なドットより大きく形成され、かつ背景部におけるドットが再現可能なドットより小さく形成されている場合には、一般的に複写物上では潜像部におけるドットは再現されるが、背景部におけるドットは再現されにくい。結果として、複写物上では、潜像部が背景部に比べてより濃く再現される。以後、複写物上で潜像部が背景部より濃く再現されることで、埋め込まれていた文字列などが浮び上がったように見えることを顕像化と称する。
図25(a)および(b)は、この顕像化を示す図である。集中したドット(大きなドット)は複写物上で再現され、分散したドット(小さなドット)は複写物上で正確に再現されないことを同図は概念的に示している。
なお、地紋画像は上記構成に限定されるものではなく、複写物上で人間が認識可能に「COPY」などの文字列や記号あるいは模様などが現れる(顕像化する)ように構成されていればよい。また、複写物上で「COPY」などの文字列が白抜き状態で示されても、その地紋画像は目的を達成しているといえる。この場合「COPY」の領域を背景部と呼ぶことは言うまでもない。
特許文献1は、原稿画像と地紋画像との合成方法を決定する技術を開示している。この文献1では、塗り潰し領域が原稿画像に存在しない場合には、原稿画像を地紋画像に上書き合成する。これにより、地紋画像により原稿画像の画質が劣化させられることがない。一方、塗り潰し領域が原稿画像に存在する場合には、地紋画像を原稿画像に上書き合成する。これにより、原稿画像の塗り潰し領域により地紋画像が消されてしまうことがない。
さらに、この特許文献1では、塗り潰し領域が原稿画像に存在するか否かだけでなく、どの程度の割合で存在しているかを基準にどちらを上書き合成すべきかを決定する技術も記載されている。
しかしながら、この特許文献1開示の技術を用いると、原稿画像全面に同じ合成方法が適用されることになる。
本発明は、原稿画像における各画素の属性に適した方法で、合成すべき所定の画像を当該原稿画像の各領域に合成することを目的とする。なお、この所定の画像には、例えば、地紋画像が含まれる。
上記課題を解決するための本発明は、原稿画像と第1の画像とを合成して合成画像を生成するために、前記原稿画像内の各画素の属性情報の種類を、予め定められた複数種類のうちのどの種類にあたるかを判定する属性判定手段と、ユーザの指示に基づいて、前記予め定められた複数種類のうちの少なくとも1つの種類を選択する選択手段と、前記属性判定手段で判定された属性情報の種類が前記選択手段で選択された種類である画素については、前記第1の画像内の当該画素の画素値と前記原稿画像内の当該画素の画素値とのうち、大きい方の値をもって合成画像内の当該画素の画素値とし、前記属性判定手段で判定された属性情報の種類が前記選択手段で選択された種類でない画素については、前記原稿画像内の当該画素の画素値を持って合成画像内の当該画素の画素値とすることで前記合成画像を生成する生成手段とを有する。
本発明における合成方法により、原稿画像における各画素の属性に適した方法で、合成すべき画像を当該原稿画像の各領域に合成することを目的とする。
以下では、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
なお、以下の実施形態においては、潜像文字列や潜像記号を地紋画像の潜像部に設定し、任意のコンテンツ画像と合成して原本(オリジナルの印刷物)を出力するものとする。また、複写物において背景部が潜像部に対して薄くなることで潜像文字列や潜像記号が浮び上がって見えるものとして説明を行う。
しかしながら、本発明における地紋画像はこれに限られるものではない。例えば、上述したように潜像文字列や潜像記号を背景部として設定し、かつ、背景部の周囲の領域を潜像部として設定することで、複写物上で潜像文字列や潜像記号が白抜き表現される形態であってもよい。
なお、本発明は地紋画像の種類やその生成処理、色、形状、サイズなどによって規定されるものではない。
また、原本の潜像部と背景部にそれぞれ異なるドットパターンを配置することで、複写物上での潜像部と背景部に異なるモアレを生じさせ反射濃度差を生じさせることも可能である。
また、地紋画像をドットでなく万線を用いて形成するなどの考慮されうる様々な手法が代用可能である。
<印刷システム(図1)>
続いて、実施例1について図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の実施形態に係る印刷システムの構成を示すブロック図である。このシステムではホストコンピュータ40及び3台の画像形成装置(10,20,30)がLAN50に接続されているが、本発明における印刷システムにおいては、これらの接続数に限られることはない。また、本実施例では接続方法としてLANを適用しているが、これに限られることはない。例えば、WAN(公衆回線)などの任意のネットワーク、USBなどのシリアル伝送方式、セントロニクスやSCSIなどのパラレル伝送方式なども適用可能である。
ホストコンピュータ(以下、PCと称する)40はパーソナルコンピュータの機能を有している。このPC40はLAN50やWANを介してFTPやSMBプロトコルを用いファイルを送受信したり電子メールを送受信したりすることができる。またPC40から画像形成装置10、20、30に対して、プリンタドライバを介した印字命令を行うことが可能となっている。
画像形成装置10と20は同じ構成を有する装置である。画像形成装置30はプリント機能のみの画像形成装置であり、画像形成装置10や20が有するスキャナ部を有していない。以下では、説明の簡単のために、画像形成装置10、20のうちの画像形成装置10に注目して、その構成を詳細に説明する。
画像形成装置10は、画像入力デバイスであるスキャナ部13、画像出力デバイスであるプリンタ部14、画像形成装置10全体の動作制御を司るコントローラ(Controller Unit)11、ユーザインターフェース(UI)である操作部12から構成される。
<画像形成装置10(図2)>
画像形成装置10の外観を図2に示す。スキャナ部13は、原稿上の画像を露光走査して得られた反射光をCCDに入力することで画像の情報を電気信号に変換する。スキャナ部はさらに電気信号をR,G,B各色からなる輝度信号に変換し、当該輝度信号を画像データとしてコントローラ11に対して出力する。
なお、原稿は原稿フィーダ201のトレイ202にセットされる。ユーザが操作部12から読み取り開始を指示すると、コントローラ11からスキャナ部13に原稿読み取り指示が与えられる。スキャナ部13は、この指示を受けると原稿フィーダ201のトレイ202から原稿を1枚ずつフィードして、原稿の読み取り動作を行う。なお、原稿の読み取り方法は原稿フィーダ201による自動送り方式ではなく、原稿を不図示のガラス面上に載置し露光部を移動させることで原稿の走査を行う方法であってもよい。
プリンタ部14は、コントローラ11から受け取った画像データを用紙上に形成する画像形成デバイスである。なお、本実施例において画像形成方式は感光体ドラムや感光体ベルトを用いた電子写真方式となっているが、本発明はこれに限られることはない。例えば、微少ノズルアレイからインクを吐出して用紙上に印字するインクジェット方式などでも適用可能である。また、プリンタ部14には、異なる用紙サイズ又は異なる用紙向きを選択可能とする複数の用紙カセット203、204、205が設けられている。排紙トレイ206には印字後の用紙が排出される。
<コントローラ11の詳細説明(図3)>
図3は、画像形成装置10のコントローラ11の構成をより詳細に説明するためのブロック図である。
コントローラ11はスキャナ部13やプリンタ部14と電気的に接続されており、一方ではLAN50やWAN331を介してPC40や外部の装置などと接続されている。これにより画像データやデバイス情報の入出力が可能となっている。
CPU301は、ROM303に記憶された制御プログラム等に基づいて接続中の各種デバイスとのアクセスを統括的に制御すると共に、コントローラ内部で行われる各種処理についても統括的に制御する。RAM302は、CPU301が動作するためのシステムワークメモリであり、かつ画像データを一時記憶するためのメモリでもある。このRAM302は、記憶した内容を電源off後も保持しておくSRAM及び電源off後には記憶した内容が消去されてしまうDRAMにより構成されている。ROM303には装置のブートプログラムなどが格納されている。HDD304はハードディスクドライブであり、システムソフトウェアや画像データを格納することが可能となっている。
操作部I/F305は、システムバス310と操作部12とを接続するためのインターフェース部である。この操作部I/F305は、操作部12に表示するための画像データをシステムバス310から受け取り操作部12に出力すると共に、操作部12から入力された情報をシステムバス310へと出力する。
NetworkI/F306はLAN50及びシステムバス310に接続し、情報の入出力を行う。Modem307はWAN331及びシステムバス310に接続しており、情報の入出力を行う。2値画像回転部308は送信前の画像データの方向を変換する。2値画像圧縮・伸張部309は、送信前の画像データの解像度を所定の解像度や相手能力に合わせた解像度に変換する。なお圧縮及び伸張にあたってはJBIG、MMR、MR、MHなどの方式が用いられる。画像バス330は画像データをやり取りするための伝送路であり、PCIバス又はIEEE1394で構成されている。
スキャナ画像処理部312は、スキャナ部13からスキャナI/F311を介して受け取った画像データに対して、補正、加工、及び編集を行う。なお、スキャナ画像処理部312は、受け取った画像データがカラー原稿か白黒原稿かや、文字原稿か写真原稿かなどを判定する。そして、その判定結果を画像データに付随させる。こうした付随情報を属性データと称する。このスキャナ画像処理部312で行われる処理の詳細については後述する。
圧縮部313は画像データを受け取り、この画像データを32画素x32画素のブロック単位に分割する。なお、この32×32画素の画像データをタイルデータと称する。図4は、このタイルデータを概念的に表している。原稿(読み取り前の紙媒体)において、このタイルデータに対応する領域をタイル画像と称する。なおタイルデータには、その32×32画素のブロックにおける平均輝度情報やタイル画像の原稿上の座標位置がヘッダ情報として付加されている。さらに圧縮部313は、複数のタイルデータからなる画像データを圧縮する。伸張部316は、複数のタイルデータからなる画像データを伸張した後にラスタ展開してプリンタ画像処理部315に送る。
プリンタ画像処理部315は、伸張部316から送られた画像データを受け取り、この画像データに付随させられている属性データを参照しながら画像データに画像処理を施す。画像処理後の画像データは、プリンタI/F314を介してプリンタ部14に出力される。このプリンタ画像処理部315で行われる処理の詳細については後述する。
画像変換部317は、画像データに対して所定の変換処理を施す。この処理部は以下に示すような処理部により構成される。
伸張部318は受け取った画像データを伸張する。圧縮部319は受け取った画像データを圧縮する。回転部320は受け取った画像データを回転する。変倍部321は受け取った画像データに対し解像度変換処理(例えば600dpiから200dpi)を行う。色空間変換部322は受け取った画像データの色空間を変換する。この色空間変換部322は、マトリクス又はテーブルを用いて公知の下地飛ばし処理を行ったり、公知のLOG変換処理(RGB→CMY)を行ったり、公知の出力色補正処理(CMY→CMYK)を行ったりすることができる。2値多値変換部323は受け取った2階調の画像データを256階調の画像データに変換する。逆に多値2値変換部324は受け取った256階調の画像データを誤差拡散処理などの手法により2階調の画像データに変換する。
合成部327は受け取った2つの画像データを合成し1枚の画像データを生成する。なお、2つの画像データを合成する際には、合成対象の画素同士が持つ輝度値の平均値を合成輝度値とする方法や、輝度レベルで明るい方の画素の輝度値を合成後の画素の輝度値とする方法が適用される。また、暗い方を合成後の画素とする方法の利用も可能である。さらに合成対象の画素同士の論理和演算、論理積演算、排他的論理和演算などで合成後の輝度値を決定する方法なども適用可能である。これらの合成方法はいずれも周知の手法である。間引き部326は受け取った画像データの画素を間引くことで解像度変換を行い、1/2,1/4,1/8などの画像データを生成する。移動部325は受け取った画像データに余白部分をつけたり余白部分を削除したりする。
RIP328は、PC40などから送信されたPDLコードデータを元に生成された中間データを受け取り、ビットマップデータ(多値)を生成する。
<スキャナ画像処理部312の詳細説明(図5)>
図5にスキャナ画像処理部312の内部構成を示す。
スキャナ画像処理部312はRGB各8bitの輝度信号からなる画像データを受け取る。この輝度信号は、マスキング処理部501によりCCDのフィルタ色に依存しない標準的な輝度信号に変換される。
フィルタ処理部502は、受け取った画像データの空間周波数を任意に補正する。この処理部は、受け取った画像データに対して、例えば7×7のマトリクスを用いた演算処理を行う。ところで、複写機や複合機では、図7における704タブの押し下げによりコピーモードとして文字モードや写真モードや文字/写真モードを選択することができる。ここでユーザにより文字モードが選択された場合には、フィルタ処理部502は文字用のフィルタを画像データ全体にかける。また、写真モードが選択された場合には、写真用のフィルタを画像データ全体にかける。また、文字/写真モードが選択された場合には、後述の文字写真判定信号(属性データの一部)に応じて画素ごとに適応的にフィルタを切り替える。つまり、画素ごとに写真用のフィルタをかけるか文字用のフィルタをかけるかが決定される。なお、写真用のフィルタには高周波成分のみ平滑化が行われるような係数が設定されている。これは、画像のざらつきを目立たせないためである。また、文字用のフィルタには強めのエッジ強調を行うような係数が設定されている。これは、文字のシャープさを出すためである。
ヒストグラム生成部503は、受け取った画像データを構成する各画素の輝度データをサンプリングする。より詳細に説明すると、主走査方向、副走査方向にそれぞれ指定した開始点から終了点で囲まれた矩形領域内の輝度データを、主走査方向、副走査方向に一定のピッチでサンプリングする。そして、サンプリング結果を元にヒストグラムデータを生成する。生成されたヒストグラムデータは、下地飛ばし処理を行う際に下地レベルを推測するために用いられる。入力側ガンマ補正部504は、テーブル等を利用して非線形特性を持つ輝度データに変換する。
カラーモノクロ判定部505は、受け取った画像データを構成する各画素が有彩色であるか無彩色であるかを判定し、その判定結果をカラーモノクロ判定信号(属性データの一部)として画像データに付随させる。
文字写真判定部506は、画像データを構成する各画素が文字を構成する画素なのか、網点を構成する画素なのか、網点中の文字を構成する画素なのか、ベタ画像を構成する画素なのかを各画素の画素値と各画素の周辺画素の画素値とに基づいて判定する。なお、どれにもあてはまらない画素は、白領域を構成している画素である。そして、その判定結果を文字写真判定信号(属性データの一部)として画像データに付随させる。
本発明においては、網点を構成する画素、網点中の文字を構成する画素、ベタ画像を構成する画素を写真・図形属性を有する画素と称する。あるいは、属性の種類が写真・図形である画素と称する。
<プリンタ画像処理部315の詳細説明(図6)>
図6にプリンタ画像処理315においてなされる処理の流れを示す。
下地飛ばし処理部601は、スキャナ画像処理部312で生成されたヒストグラムを用いて画像データの下地色を飛ばす(除去する)。モノクロ生成部602はカラーデータをモノクロデータに変換する。Log変換部603は輝度濃度変換を行う。このLog変換部603は、例えば、RGB入力された画像データを、CMYの画像データに変換する。出力色補正部604は出力色補正を行う。例えばCMY入力された画像データを、テーブルやマトリックスを用いてCMYKの画像データに変換する。出力側ガンマ補正部605は、この出力側ガンマ補正部605に入力される信号値と、複写出力後の反射濃度値とが比例するように補正を行う。中間調補正部606は、出力するプリンタ部の階調数に合わせて任意の中間調処理を行う。この中間調補正部606は、例えば、受け取った高階調の画像データに対し2値化や32値化などを行う。
なお、スキャナ画像処理部312やプリンタ画像処理部315における各処理部では、受け取った画像データに各処理を施さずに出力させることも可能となっている。このような、ある処理部において処理を施さずにデータを通過させることを、以下では「処理部をスルーさせる」と表現することにする。コントローラ11の説明は以上である。
<コピー動作及びPDLプリント動作の説明>
続いてコピー動作とPDLプリント動作について、図2、図5、図6を用いて説明する。
まずコピー動作について説明する。スキャナ部13で読み取られた原稿は、画像データとしてスキャナI/F311を介してスキャナ画像処理部312に送られる。スキャナ画像処理部312は、この画像データに対して図5に示す処理を行い、新たな画像データと共に属性データを生成する。また、この属性データを画像データに付随させる。続いて圧縮部313は、この画像データを32画素x32画素のブロック単位に分割しタイルデータを生成する。さらに圧縮部313は、この複数のタイルデータからなる画像データを圧縮する。圧縮部313で圧縮された画像データはRAM302に送られ格納される。なお、この画像データは必要に応じて画像変換部317に送られ画像処理が施された上で再びRAM302に送られ格納される。その後、RAM302に格納されている画像データは伸張部316に送られる。伸張部316は、この画像データを伸張する。さらに伸張部316は、伸張後の複数のタイルデータからなる画像データをラスタ展開する。ラスタ展開後の画像データはプリンタ画像処理部315に送られる。プリンタ画像処理部315は、画像データに付随されている属性データに応じた画像データ編集を行う。この処理は図6で示した処理である。プリンタ画像処理部315において編集が終了した画像データはプリンタI/F314を介してプリンタ部14に送られる。最後に、プリンタ部14は出力用紙上に画像形成を行う。
なお、スキャナ画像処理部312やプリンタ画像処理部315内の各処理部、つまり図5や図6で示した各処理部における編集方法は、レジスタの切り替えにより切り替えられる。このレジスタの切り替えは、属性データや操作部12からの(ユーザによる)設定情報などに応じて行われる。また、上述の説明では省略したが、必要に応じて、ROM303やHDD304に格納される処理やROM303やHDD304に格納されている画像データの取出し処理が行われてもよいことは言うまでもない。
続いて、PDL動作について説明を行う。LAN50経由でPC40より送られたPDLデータは、NetworkI/F306を介してRAM302に送られ格納される。このRAM302に格納されているPDLデータを解釈することにより生成された中間データは、RIP328に送られる。RIP328は、この中間データをレンダリングしラスタ形式の画像データを生成する。
なお、解釈前のPDLデータが特定のアプリケーションで作成されている場合には、このPDLデータ内にオブジェクトデータが存在する。オブジェクトデータとは、原稿画像を構成する文字コードデータやビットマップデータや図形データや塗り潰しデータなどの総称である。このようなオブジェクトデータを含むPDLデータは、上述したように、中間データにされた後レンダリングされる。その際、原稿画像内の画素毎の画素値が生成されるわけだが、実際には原稿画像内の画素毎の属性情報が生成される。この属性情報は、各画素領域のオブジェクトデータの種類を判定することによって決定される。即ち、ある画素に対応するオブジェクトデータが文字コードである際には、その画素の属性情報は「文字」となる。また、ある画素に対応するオブジェクトデータがビットマップデータである際には、その画素の属性情報は「イメージ」となる。また、ある画素に対応するオブジェクトデータが図形データであって、縦横とも一定以上の幅がある際には、その画素の属性情報は「グラフィック」となる。また、ある画素に対応するオブジェクトデータが図形データであって、縦横いずれかの幅が一定以下である際には、その画素の属性情報は「線」となる。
以上のように生成されたラスタ形式の画像データは、属性情報と共に圧縮部329に送られる。圧縮部329は画像データをブロック単位で分割した後に圧縮する。圧縮後の画像データはRAM302に送られる。なお、この画像データには、属性情報が付随されているのは言うまでもない。ところで、PDLプリントが指示されている場合には、この画像データはプリンタ部14に送られ出力用紙上に画像形成される。この動作はコピー動作と同様なため説明を省略する。
続いて、地紋を設定する方法について説明を行う。
<操作画面の説明>
初期画面及び地紋設定時に表示される操作画面を図7、図8、図9、図10に示す。
図7は画像形成装置10における初期画面である。領域701は、画像形成装置10がコピーできる状態にあるか否かを示し、かつ設定したコピー部数を示す。原稿選択タブ704は原稿のタイプを選択するためのタブであり、このタブが押し下げられると文字、写真、文字/写真モードの3種類の選択メニューをポップアップ表示される。フィニッシングタブ706は各種フィニッシングに関わる設定を行うためのタブである。両面設定タブ707は両面読込み及び両面印刷に関する設定を行うためのタブである。読み取りモードタブ702は原稿の読み取りモードを選択するためのタブである。このタブが押し下げられるとカラー/ブラック/自動(ACS)の3種類の選択メニューがポップアップ表示される。なお、カラーが選択された場合にはカラーコピーが、ブラックが選択された場合にはモノクロコピーが行われる。また、ACSが選択された場合には、上述したモノクロカラー判定信号によりコピーモードが決定される。
図8は、図7における応用モードタブ705が押し下げられた際に表示される画面である。ユーザは、この画面上で縮小レイアウト、カラーバランス、地紋等に関する設定を行うことができる。
図9は、図8における地紋タブ801が押し下げられた際に表示される画面である。ユーザは、この画面上で文字列情報(極秘、コピー禁止、無効、CONFIDENTIAL、社外秘、コピー)や記号情報(★)などを潜像として設定することができる。例えば、潜像として記号情報(★)を設定した場合には、記号情報タブ901を押し下げた後、Nextタブ902を押し下げればよい。
図10は、図9におけるNextタブ902が押し下げられた際に表示される画面である。ユーザは、この画面上で潜像のフォントサイズ及び色を設定することができる。フォントサイズの候補には大、中、小(1001)が、色の候補にはブラック、マゼンタ、シアン(1002)が存在する。フォント及び色の設定終了後、OKタブ1003が押し下げられると地紋設定が完了する。
<地紋付き画像データの画像形成処理>
以下では、原稿の読み取りにより得られた原稿画像データを地紋画像データと合成し、合成画像を生成した上で、出力用紙上に画像形成するまでの処理について図16を用いて説明する。なお、各処理の実行にあたっては、CPU301が統括的に制御を行う。また、RAM302は、CPU1の主メモリやワークエリア等として機能する。
操作画面(図8〜図10等)を通して、原稿に地紋を付加する指示が行われると、スキャナ部13は原稿の読み取り処理を開始する(S1601)。この読み取り処理により生成された原稿画像データは、スキャナ画像処理部312に送られ所定の画像処理が施される(S1602)。また、この所定の画像処理が行われる際に各画素ごとに属性情報が生成されるのは上述した通りである(図5の文字写真判定部506参照)。所定の画像処理が施された原稿画像データは圧縮部313に送られ圧縮される(S1603)。圧縮された原稿画像データは、その原稿画像データに付随された属性データと共にRAM302に送られ格納される(S1604)。なお、RAM302に格納された原稿画像データは複数のタイルデータから構成されている。なお、以上の処理は<コピー動作>で説明した処理と同一である。
その後、RAM302に格納されている原稿画像データは、伸張部318に送られる。伸張部318は、この原稿画像データを伸張する(S1605)。伸張された原稿画像データは色空間変換部322に送られる。色空間変換部322は、この原稿画像データに下地飛ばし処理、モノクロ生成処理、Log変換処理、出力色補正処理を施す(S1606)。なお、これらの処理は、図6における下地飛ばし処理部601、モノクロ生成部602、Log変換部603、出力色補正部604で行われる処理に相当する。以上の処理が施された原稿画像データは圧縮部319に送られる。圧縮部319は、色空間変換部322で画像処理が施された原稿画像データを圧縮する(S1607)。圧縮された原稿画像データはRAM302に送られ格納される(S1608)。一方、後述する処理で生成される地紋画像データは、圧縮されていない画像データとしてRAM302に格納される(S1609)。なお、RAM302に格納された地紋画像データは、原稿画像データ同様に複数のタイルデータから構成されている。
続いて、原稿画像データと地紋画像データとの合成方法が決定される(S1610)。
続いてRAM302に格納されている原稿画像データは、伸張部318に送られる。伸張部318は、この原稿画像データを伸張する(S1611)。伸張された原稿画像データは合成部327に送られる。同様にして地紋画像データは、伸張部318を経由して合成部327に送られる。なお伸張部318は、地紋画像データを伸張しない。これは、地紋画像データがもともと圧縮されていないためである。
以上のようにして、原稿画像データと地紋画像データは合成部327に送られるわけだが、この時同時にS1610で決定された合成方法も送られる。合成部327は、これら二つの画像データを、S1610で決定された合成方法で合成する(S1612)。なお、二つの画像データは共に複数のタイルデータから構成されているため、合成後の画像データも複数のタイルデータから構成される。なお、このS1612における合成処理の詳細については後述する。合成画像データは圧縮部319に送られる。圧縮部319は合成画像データを圧縮する(S1613)。圧縮された合成画像データはRAM302に送られ格納される(S1614)。さらにRAM302に格納されている合成画像データは伸張部316に送られる。伸張部316は、この合成画像データを伸張する。さらに、伸張後の合成画像データをラスタ展開する(S1615)。ラスタ展開された合成画像データは、プリンタ画像処理部315に出力される。
続いて、プリンタ画像処理部315は、この合成画像データに対して出力側ガンマ補正処理、中間調補正処理を施す(S1616)。なお、これらの処理は図6における出力側ガンマ補正部605、中間調補正部606で行われる処理に相当する。一方、下地飛ばし処理、モノクロ生成処理、Log変換処理、出力色補正処理は施さない。なお、これらの処理は図6における下地飛ばし処理部601、モノクロ生成部602、Log変換部603、出力色補正部604で行われる処理に相当する。なお下地飛ばし処理、Log変換処理、出力色補正処理を合成画像データに対して施さない理由は、これらの処理を施すことで地紋画像が崩れるのを避けるためである。なお、上述したように原稿画像データに対しては、これらの処理が事前に色空間変換部322で施されている。
プリンタ画像処理部315で以上の処理が施された合成画像データは、プリンタI/F314を介してプリンタ部14に出力される。プリンタ部14は、この合成画像データを出力用紙上に出力する(S1617)。即ち、合成画像データを出力用紙上に画像形成する。以上が、地紋付き画像(合成画像)の画像形成処理の手順である。
また、上述の説明では省略したが、必要に応じて、ROM303やHDD304に格納される処理やROM303やHDD304に格納されている画像データの取出しが行われてもよいことは言うまでもない。
<地紋画像データの生成処理の流れ(図11)>
続いて、図11を用いて地紋画像データが生成される際の処理の流れを説明する。
まずユーザにより指定された潜像の情報(極秘、コピー禁止、記号情報など)を元にビットマップデータを生成する。記号パターン1101は、記号情報をもとに生成されたビットマップデータの概念図である。
続いて、潜像パターン1102及び背景パターン1103(共にビットマップデータ)をディザ処理により生成する。
なお、ディザ処理は公知の技術であるが、ドット集中型ディザマトリックス及びドット分散型マトリックスが共に4×4である場合(図12及び図13)を例に、図12〜図15を用いて簡単な説明を行う。図14は、図12に示したドット集中型ディザマトリックスに濃度信号値3、6、9を適用することで生成したドットパターンである。ここで図12と図14とを比較すると、ドット集中型ディザマトリックス(図12)内の数値が濃度信号値以下となっている画素位置には、ドットが打たれる(onの)状態になっていることがわかる。同様に図15は、図13に示したドット分散型ディザマトリックスに濃度信号値2、4、5を適用することで生成したドットパターンである。ここで図14と図15とを比較すると、図14におけるドットパターンは集中型のドットパターンとなっているのに対し、図15におけるドットパターンは分散型のドットパターンとなっていることがわかる。
以上でディザ処理の説明を終了し、潜像パターン1102及び背景パターン1103の生成処理の説明に戻る。
HDD304には、予め潜像部生成用ディザマトリックス(以下、潜像マトリックスと称する)及び、そのディザマトリックスに適用するための潜像部生成用濃度信号値が格納されている。また、背景部生成用ディザマトリックス(以下、背景マトリックスと称する)及び、そのディザマトリックスに適用するための背景部生成用濃度信号値が格納されている。
潜像パターン1102を生成するにあたっては、この潜像マトリックス及び潜像部生成用濃度信号値をHDD304から読み出す。そして、読み出した潜像部生成用濃度信号値を潜像マトリックスに適用する。そして潜像パターン1102を生成する。また同様にして、背景パターン1103を生成する。
続いて、潜像パターン1102及び背景パターン1103を所定の回数だけ繰り返したパターン(潜像繰り返しパターン1104及び背景繰り返しパターン1105と称する)を生成する。その後、この潜像繰り返しパターン1104と記号パターン1101から潜像画像データ1106を生成する。同様にして背景画像データ1107を生成する。そして、生成された潜像画像データ1106と背景画像データ1107を合成し地紋画像データ1108を生成する。以上により生成された地紋画像データ1108は2値のビットマップデータである。なお、このビットマップデータにはCMKいずれかの色情報が付随されている。この色情報はユーザ設定により決定されるものであっても、原稿画像データの色情報を元に決定されるものであってもよい。
以上のように、本実施例ではディザ処理を利用して地紋画像データの生成を行うが、本発明はこれに限られることはない。例えば、背景パターンを作るために誤差拡散法や平均濃度法を利用してもよい。
<合成方法決定処理1(S1610)の詳細>
続いて、原稿画像データと地紋画像データと合成方法を決定する処理S1610について図17を用いて説明する。なお、各処理の実行にあたっては、CPU301が統括的に制御を行う。また、RAM302は、CPU301の主メモリやワークエリア等として機能する。
S1701では、現在対象とする対象画素に地紋画像を合成すべきか否かを判定する。ここで、地紋画像を合成すべき画素は、写真・図形属性を有さない画素としている。また、地紋画像を合成すべきでない画素は、写真・図形属性を有する画素としている。そのため、対象画素の属性が写真・図形である場合には、S1703に移行する。属性が写真・図形でない場合には、S1702に移行する。このように、写真・図形属性を有する領域に地紋画像を合成しないことで写真・図形属性を有する領域の画質の劣化を防止し、それ以外の領域に地紋画像を合成することで複写抑止効果を有する原稿画像を出力する。
S1703では、対象画素は地紋画像を合成しない画素であるという情報をRAM302に記憶する。
S1702では、対象画素は地紋画像を合成する画素であるという情報をRAM302に記憶する。
S1704では、全ての画素に対して上記S1702、S1703における処理を行ったか否かを判定する。即ち、原稿画像内の全ての画素を対象画素としたか否かを判定する。全ての画素に対する処理が終了したと判定された場合には、図17における処理を終了する。また、全ての画素に対する処理が終了していないと判定された場合には、S1701に戻り、新たな画素を対象画素として上述した処理を行う。
<合成処理1(S1612)の詳細>
以上説明したS1610において、地紋画像を合成すべき領域と合成すべきでない領域とが決定されると、その決定を反映した地紋画像がS1612で生成される。
まず、S1610で地紋画像を合成すべきであると決定された画素がどの画素であるかを読み出す。
そして、合成すべきであると決定された画素に関しては、原稿画像における対象画素の画素値と地紋画像における対象画素の画素値とのうち小さくない方の値(薄くない方の値)を、合成画像の画素値として決定する(論理和合成と決定する)。しかしながら、本発明における合成方法は、論理和合成に限られることはなく地紋画像の上書き合成であってもよい。
なお、地紋画像の(原稿画像に対する)上書き合成の場合、地紋画像において対象画素が白である際には、合成画像における対象画素の画素値を、原稿画像における対象画素の画素値と等しい値にする。また、地紋画像において対象画素が白以外である時には、合成画像の対象画素の画素値を、地紋画像における対象画素の画素値と等しい値にする。
以上をふまえて、上書き合成と論理和合成を比べると、上書き合成の方が地紋画像の画素値が合成画像に反映されることになる。このため、上書き合成の方が、原稿画像に対して劣化の無い地紋画像が合成されるという長所があるといえる。しかしながら、劣化の無い地紋画像が合成されるが故に原稿画像の画質は低下してしまうという欠点がある。
また、合成すべきでないと決定された画素に関しては、原稿画像における画素値を変更しない。このようにして、合成すべきである画素と合成すべきでない画素の両方に対する処理を行う。以上の処理が各画素に対して行われる。全画素に対して行われると、S1612における処理が終了する。即ち、合成画像が生成されることになる。
上記合成決定処理で決定された合成方法で、地紋画像を原稿画像に合成した際の効果を図21、図22、図23を用いて説明する。図21は、原稿画像である。図22は、単純に地紋画像を原稿画像に合成した場合の画像である。図23は、上記合成決定処理で決定された合成方法で、地紋画像を原稿画像に合成した際に得られる合成画像である。図22と図23とを比較すると、図22では全ての領域に地紋画像が合成されているのに対し図23ではグラフィック属性を有する領域とイメージ属性を有する領域にのみ地紋画像が合成されていない。そのため、図23に示す合成画像は、グラフィック属性を有する領域とイメージ属性を有する領域における画質が低下していない。
<合成方法決定処理2(S1610)の詳細>
図18は、本発明における合成方法決定処理(S1610)の他の例を示したフローチャートである。本例では、地紋画像が原稿画像のどの領域に合成されるべきかを<合成処理1の詳細>同様に判定した後、その判定結果をプレビュー表示する。即ち、原稿画像のどの領域に地紋画像が合成され、どの領域に地紋画像が合成されないかがわかるように表示画面上に表示する。同時に、この表示画面上では、地紋画像が合成される領域(又は、地紋画像が合成されない領域)の変更をユーザの指示により可能とする。このように変更可能とすることで、複写抑止効果向上と原稿画像の画質劣化防止の二つのバランスをユーザ自ら考慮した出力物を作成することができる。
S1801〜S1804における処理は、S1701〜S1704における処理と同一のため、説明を省略する。
S1805では、原稿画像のどの領域が地紋画像の合成されるべき領域で、どの領域が地紋画像の合成されないべき領域であるかを、ユーザがわかるような第1の画像を操作部12の操作画面上に表示するように制御する。そして、同時に、この表示画面上で地紋合成領域の変更指示を受け付ける。この表示画面の例としては例えば図19(図19の詳細については後述する)が挙げられる。なお本実施例における第1の画像は、原稿画像のうち地紋画像が合成されるべき領域にだけ所定の色をつけ他の領域には色をつけずに作成した画像である。しかしながら、本発明における第1の画像はこれに限られることはない。例えば、原稿画像のうち地紋画像が合成されるべき領域にだけ枠をつけて作成した画像を、第1の画像としもよい。また、S1802やS1803で決定された合成方法で二つの画像を合成した合成画像を第1の画像としてもよい。
S1806では、ユーザからの領域選択指示(この指示については後述する)があったか否かを判定する。領域選択指示があった場合にはS1807に移行する。領域選択指示が無かった場合には図18における処理を終了する。
S1807では、選択された領域がどの領域であるかを示す情報を、当該選択された領域が地紋を合成すべき領域なのか地紋を合成すべきでない領域なのかという情報と共にRAM302に格納する。
続いて、S1805及びS1806における処理の一例を具体的に説明する。図19のうち、1901は、「特定の領域に地紋付加する」か「特定の領域には地紋付加しない」かをユーザに選択させるための地紋付加設定領域である。1902は、現在プレビューされているページの1つ前のページの第1の画像を領域1907に表示するようにユーザが指定する際に用いるタブである。1903は、現在プレビューされているページの1つ後のページの第1の画像を領域1907に表示するようにユーザが指定する際に用いるタブである。1904は、プレビュー領域1907に第1の画像として表示したいページを指定するためのタブである。1905は、現在対象となっているページを表示する領域である。1906は、全ページの第1の画像(又は、操作画面内に表示可能な限界数の第1の画像)を表示するためのタブである。1907は、指定されているページの第1の画像を表示するための領域である。なお、このプレビュー領域1907は、操作部12からのユーザによる位置入力を受け付けるように構成されている。例えば、ユーザがプレビュー領域1907における第1の位置と第2の位置を指定すると、第1の位置と第2の位置を結ぶ線を対角線とする長方形の領域が選択されることになる。
なお、地紋付加設定領域1901で「特定の領域に地紋付加する」が選択された後に、プレビュー領域1907上で領域選択がされると、この領域選択された領域が地紋画像の合成すべき領域として設定されることになる。すると、プレビュー領域1907上に表示されている第1の画像(第2の合成画像とも称する)に、この領域指定が反映される。具体的には、例えば、プレビュー領域1907上で領域選択された領域が色付けされたり(枠づけされたり、地紋画像と合成されたり)することになる。もちろん、プレビュー領域1907上で位置指定されなかった領域の表示については変更がない。
一方、1901で「特定の領域には地紋付加しない」が選択された後に、プレビュー領域1907上で領域選択がされると、この領域選択された領域が地紋画像の合成すべきでない領域として設定されることになる。すると、プレビュー領域1907上で表示されている第1の画像に、この領域選択が反映されることになる。具体的には、例えば、1907上で領域選択された領域のうち枠で囲まれていた領域の枠を消したり、色付けされていた部分の色を消したり、地紋画像が合成されていた部分から地紋画像を取り除いたりする。これにより、領域選択が第1の画像に反映されることになる。もちろん、プレビュー領域1907上で領域選択されなかった領域の表示については変更がない。
1908は、地紋画像を合成すべき領域と合成すべきでない領域と確定するためのOKタブである。このOKタブ1908が押されると、S1806における処理が開始される。即ち、OKタブが押される前に、地紋画像を合成すべき(又は合成すべきでない)領域の設定がユーザの指示に基づいて行われたか否かが判定される。
上述したS1805では、図19に示す画面を表示するものとして説明を行った。しかしながら、本発明のS1805で表示するべき画面はこれに限られることはない。地紋画像の合成されるべき領域と合成されない領域とを識別可能に表示し、かつ、識別可能に表示された領域を変更することが可能な画面であれば何でもよい。一例として、図20のような画面が挙げられる。
図20のうち、図19と異なるのは、地紋付加設定領域2001、表示設定領域2008、反映設定領域2009である。
2001は、「特定の領域に地紋付加する」か「特定の領域には地紋付加しない」か「特定の属性を有する領域に地紋付加する」か「特定の属性を有する領域には地紋付加しない」かをユーザに選択させるための地紋付加設定領域である。
2008は、表示設定領域であり、デフォルトでは「合成画像表示」を表示している。ただし、この表示設定領域2008が押されると「属性ごと表示」に表示が変わる。「合成画像表示」になっている際には、プレビュー領域に第1の画像が表示されることになる。一方、「属性ごと表示」になっている際には、プレビュー領域に第2の画像が表示されることになる。この第2の画像は、原稿画像の各領域に属性に応じた色づけが行われた画像である。例えば、文字を構成する画素と、網点を構成する画素と、網点中の文字を構成する画素と、ベタ画像を構成する画素と、それ以外の画素に夫々異なる色を付加して第2の画像を生成する。しかしながら、本発明における第2の画像はこれに限られることはない。例えば、原稿画像の各領域を属性に応じた色の枠で囲ったりしてもよい。
2009は、反映設定領域であり、デフォルトでは「ページごと反映」を表示している。ただし、この反映設定領域2009が押されると「全ページ反映」に表示が変わる。「ページごと反映」になっている際には、地紋付加設定領域2001で指定された指示が現在のページにだけ反映される。また、「全ページ反映」になっている際には、地紋付加設定領域2001で指定された指示が全てのページに反映される。
例えば、地紋付加設定領域2001で「特定の属性を有する領域に地紋付加する」が選択された後に、プレビュー領域1907上のベタ画像を構成する画素が不図示のポインティングディバイス等で位置指定されたとする。すると、ベタ画像を構成する画素全てに対して地紋付加されるように設定される。そして、この設定が第1の画像に反映された結果、ベタ画像を構成する画素部分が色付けされたり枠で囲まれたりすることになる。
なお、この時、反映設定領域2009において「ページごと反映」となっている場合は、現在のページ内のベタ画像を構成する画素に対して地紋付加されるように設定される。一方、反映設定領域2009において「全ページ反映」となっている場合は、全ページのベタ画像を構成する画素に対して地紋付加されるように設定される。
このように、地紋付加設定領域2001上で「特定の属性を有する領域に地紋付加する」を選択し、プレビュー領域1907上で画素位置を位置指定することにより、特定の種類の属性をユーザは選択することができる。その結果、この特定の種類の属性を有する画素全てに地紋画像を付加するように指示することができることになる。「特定の属性を有する領域に地紋付加しない」が選択された場合には、全く逆のことが指示されることになる。
なお、この図20に示すUIを用いると図19に示すUIを用いる場合と異なり、より細かな属性ごとに地紋付加するか否かを選択することができる。つまり、文字を構成する画素と、網点を構成する画素と、網点中の文字を構成する画素と、ベタ画像を構成する画素と、それ以外の画素という、より細かな属性(写真・図形属性か否かの属性より細かな属性)ごとの地紋付加設定を行うことができる。このように細かな属性ごとに表示を異ならせたプレビュー表示もできるため、ユーザは、どの領域が上記より細かな属性のうちのどの属性となっているかを確認しながら地紋付加設定を行うことができる。さらに、全ページ反映を選択することができるため、地紋付加設定操作を行う回数を削減できる。
<合成処理2(S1612)の詳細>
以上説明したS1610において、地紋画像を合成すべき領域と合成すべきでない領域が決定され、ユーザの選択が確定すると、これらの決定を反映した地紋画像がS1612で生成される。図26は、S161における処理の流れを説明したフローチャートである。
まず、S2601で、対象画素はユーザから地紋付加の指定があった画素であるか否かを判定する。地紋付加の指定があった画素である場合には、S2605に移行する。一方、地紋付加の指定がなかった画素である場合には、S2602に移行する。
次に、S2602で、対象画素はユーザから地紋非付加の指定があった画素であるか否かを判定する。地紋非付加の指定があった画素である場合には、S2604に移行する。一方、地紋付加の指定がなかった画素である場合には、S2603に移行する。
次に、S2603で、対象画素は写真・図形属性を有する画素であるか否かを判定する。写真・図形属性を有する画素である場合には、S2605に移行する。また、写真・図形属性を有しない画素である場合には、S2604に移行する。
次に、S2604では、原稿画像内の対象画素の画素値をもって合成画像内の対象画素の画素値とする。
次に、S2605では、地紋画像内の対象画素の画素値と原稿画像内の対象画素の画素値とのうち、大きい方の値をもって合成画像内の対象画素の画素値とする(論理和合成する)。
以上で、図26における処理の説明を終了する。なお、S2605では、論理和合成するものとして説明を行ったが、本発明におけるS2605での合成画像内の対象画素の画素値の定め方はこの方法に限られない。例えば、上述したような上書き合成であってもよい。
以上のように、合成方法決定処理2及び合成処理2では、図18及び図26に示す処理の流れにより、合成画像内の対象画素の画素値を決定している。しかしながら、本発明はこの処理の流れに限られることはない。
例えば、S1806でユーザから地紋付加の指示があったか地紋非付加の指示があったかまでを判定する。そして、S1807においてユーザから地紋付加の指示があったと判定した場合に、その領域の属性情報を所定の属性情報に設定し、一方でユーザから地紋非付加の指示があったと判定した場合に、その領域の属性情報を前記所定の属性情報以外の情報に設定してもよい。このようにすれば、S2601及びS2602における判定処理を行う必要がない。
上述した実施例では、スキャンされた原稿に地紋画像を合成することを前提として本発明の説明を行った。しかしながら、本発明はこれに限られることはない。例えば、ホストコンピュータ40等から送信されてきたPDLデータ形式の原稿画像に地紋画像を合成するシステムであっても本発明を適用することが可能である。この際には、PDLデータ形式の原稿画像をレンダリングする際に得られた画素ごとの属性情報に従って、地紋画像を合成するか否かを決定することになる。
ところで、上述したようにPDLデータ形式の原稿画像をレンダリングする際に得られる画素ごとの属性情報には、「イメージ」・「グラフィック」・「線」・「文字等」の種類が存在する。そのため、属性情報が「イメージ」・「グラフィック」である画素は写真・図形属性を有するものとして地紋画像を合成しないように決定する(S1703,S1803)。一方、属性情報が「線」・「文字」である画素は写真・図形属性を有しないものとし地紋画像を合成するように決定する(S1702,S1802)。なお、属性情報が「その他」である画素、換言すれば、オブジェクト自体が元々存在しなかった領域内の画素には、地紋画像を合成するように決定する(S1702,S1802)。
なお、PDLデータ形式の原稿画像をレンダリングする際に得られる画素ごとの属性情報は、レンダリング前に当該画素が属していたオブジェクトデータの種類によって判定される。
(その他の実施例)
なお、実施例1では、合成画像を生成するにあたって、地紋画像と原稿画像の画素値を利用した。しかしながら、本発明は、画素値の利用に限られるものではなく、画像の濃淡や明るさを表す情報であればよい。こうした、画像の濃淡や明るさを表す情報のことを総称して画素値と称することにする。この画素値には、例えば、画素値や濃度値や輝度値などが含まれる。
なお、実施例1では、地紋画像と原稿画像から合成画像を生成した。しかしながら、本発明は、原稿画像に合成されるべき画像は地紋画像に限られず、如何なる画像であってもよい。例えば、電子透かし画像やフォーム画像であってもよい。
さらに本発明は、複数の機器(例えばコンピュータ、インターフェース機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用することも、一つの機器からなる装置(複合機、プリンタ、ファクシミリ装置など)に適用することも可能である。
また本発明の目的は、上述した実施例で示したフローチャートの手順を実現するプログラムコードを記憶した記憶媒体から、システムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が、そのプログラムコードを読出し実行することによっても達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになる。そのため、このプログラムコード及びプログラムコードを記憶した記憶媒体も本発明の一つを構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
またコンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づきコンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される。
画像形成システムの全体構成を示す図 画像形成装置の入出力デバイス外観図 画像形成装置の全体構成を示す図 タイルデータを概念的に示す図 スキャナ画像処理部のブロック図 プリンタ画像処理部のブロック図 操作部のコピー画面の説明図 操作部の地紋の設定画面の説明図その1 操作部の地紋の設定画面の説明図その2 操作部の地紋の設定画面の説明図その3 地紋画像データの生成方法を示す図 ドット集中型ディザマトリックスを示す図 ドット分散型ディザマトリックスを示す図 集中型ディザパターンを示す図 分散型ディザパターンを示す図 原稿の読み取りにより得られた原稿画像データを地紋画像データと合成し、合成画像を生成した上で、出力用紙上に画像形成するまでの処理を示すフローチャート S1610における処理の流れを説明したフローチャート1 S1610における処理の流れを説明したフローチャート2 操作部の設定画面の説明図1 操作部の設定画面の説明図2 原稿画像の例 原稿画像の全領域に地紋画像の合成を行ったときの合成画像の例 原稿画像の一部の領域に地紋画像の合成を行ったときの合成画像の例 地紋画像の例 (a)は顕像化前の地紋画像の例、(b)は顕像化後の地紋画像の例 S1610における処理の流れを説明したフローチャート3

Claims (8)

  1. 原稿画像と第1の画像とを合成して合成画像を生成する画像処理装置であって、
    前記原稿画像内の各画素の属性情報の種類を、予め定められた複数種類のうちのどの種類にあたるかを判定する属性判定手段と、
    ユーザの指示に基づいて、前記予め定められた複数種類のうちの少なくとも1つの種類を選択する選択手段と、
    前記属性判定手段で判定された属性情報の種類前記選択手段で選択された種類である画素については、前記第1の画像内の当該画素の画素値と前記原稿画像内の当該画素の画素値とのうち、大きい方の値をもって合成画像内の当該画素の画素値とし、前記属性判定手段で判定された属性情報の種類が前記選択手段で選択された種類でない画素については、前記原稿画像内の当該画素の画素値を持って合成画像内の当該画素の画素値とすることで前記合成画像を生成する生成手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記選択手段は、
    ユーザの指示に基づいて、前記原稿画像内の位置を指定する位置指定手段と、
    前記位置指定手段で指定された位置に対応する画素の属性情報の種類を選択する属性情報種類選択手段とを有することを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  3. 前記位置指定手段は、
    前記属性判定手段で判定された属性情報の種類が第1の種類である画素と、前記属性判定手段で判定された属性情報が前記第1の種類とは異なる第2の種類である画素とが、識別可能な状態で前記原稿画像を表示画面に表示するように制御する制御手段と、
    ユーザの指示に基づいて、前記制御手段で制御されることで表示画面に表示された原稿画像内の位置を指定する第2の位置指定手段とを有することを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  4. 原稿画像と第1の画像とを合成して合成画像を生成する画像処理装置の制御方法であって、
    前記原稿画像内の各画素の属性情報の種類を、予め定められた複数種類のうちのどの種類にあたるかを判定する属性判定工程と、
    ユーザの指示に基づいて、前記予め定められた複数種類のうちの少なくとも1つの種類を選択する選択工程と、
    前記属性判定工程で判定された属性情報の種類前記選択工程で選択された種類である画素については、前記第1の画像内の当該画素の画素値と前記原稿画像内の当該画素の画素値とのうち、大きい方の値をもって合成画像内の当該画素の画素値とし、前記属性判定手段で判定された属性情報の種類が前記選択手段で選択された種類でない画素については、前記原稿画像内の当該画素の画素値を持って合成画像内の当該画素の画素値とすることで前記合成画像を生成する生成工程とを有することを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  5. 前記選択工程は、
    ユーザの指示に基づいて、前記原稿画像内の位置を指定する位置指定工程と、
    前記位置指定工程で指定された位置に対応する画素の属性情報の種類を選択する属性情報種類選択工程とを有することを特徴とする請求項に記載の画像処理装置の制御方法。
  6. 前記位置指定工程は、
    前記属性判定工程で判定された属性情報の種類が第1の種類である画素と、前記属性判定工程で判定された属性情報が前記第1の種類とは異なる第2の種類である画素とが、識別可能な状態で前記原稿画像を表示画面に表示するように制御する制御工程と、
    ユーザの指示に基づいて、前記制御手段で制御されることで表示画面に表示された原稿画像内の位置を指定する第2の位置指定工程とを有することを特徴とする請求項に記載の画像処理装置の制御方法。
  7. 請求項4乃至6の何れか1項に記載の方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  8. 請求項7に記載のプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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