JP2003241983A - 情報処理装置及び情報処理方法 - Google Patents

情報処理装置及び情報処理方法

Info

Publication number
JP2003241983A
JP2003241983A JP2002036850A JP2002036850A JP2003241983A JP 2003241983 A JP2003241983 A JP 2003241983A JP 2002036850 A JP2002036850 A JP 2002036850A JP 2002036850 A JP2002036850 A JP 2002036850A JP 2003241983 A JP2003241983 A JP 2003241983A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
register
setting data
processing
memory
processing circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002036850A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsuyuki Seki
敬幸 関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2002036850A priority Critical patent/JP2003241983A/ja
Publication of JP2003241983A publication Critical patent/JP2003241983A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成等を行う情報処理装置において、複
数の処理回路がCPUの介在なしに並列に且つ複数のジ
ョブ(JOB)を連続的に処理することができるように
する。 【解決手段】 制御回路4内の各処理回路8〜10を各
々のユニット5〜7のレジスタの設定データに基づいて
動作させる。その際、各処理回路8〜10に用いる各々
のレジスタの設定データの集まりをメモリ2に記憶させ
ておき、各処理回路8〜10は、動作終了時に次の処理
で用いるレジスタの設定データをメモリ2から読み出
し、その読み出した設定データを該処理回路の所定のレ
ジスタに設定し、その設定データに基づいて動作を続け
ることで、各処理回路8〜10の処理を並列に且つ連続
的に行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続して処理を行
う情報処理装置、特に連続して複数の処理を並列的に行
う情報処理装置及び情報処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータが広く普
及され、写真など階調数の多い高画質の画像を記録する
機会が増えている。このため、例えばインクの吐出によ
り画像を形成するプリンタにおいても、記録画像の高画
質化や印刷の高速化が求められてきている。
【0003】したがって、印刷を行うのに必要な複数の
複雑な処理、例えばインク色展開処理、2値化処理、ヘ
ッドデバイスの制御処理等の各処理を並列に且つ高速
に、連続して行う必要が求められている。
【0004】従来、このような複数の処理を並列に且つ
連続的に処理する場合、各々の処理回路が処理を実行す
るために必要な複数のレジスタ、例えば処理する情報が
格納されている場所、処理する内容を示すフラグ、処理
した情報の格納先などを示すレジスタに適切なデータを
CPUが設定している。そして、処理に必要なレジスタ
が設定された処理回路は、その設定内容に基づいて処理
動作を開始する。
【0005】また、CPUが複数の処理回路の実行に必
要な全てのレジスタの設定を終えた後には、複数の処理
回路が同時に並行して動作する。そして、1つの処理回
路の一連の動作が終了すると、終了を示す割り込みがC
PUに対して起こる。CPUはその終了割り込みによ
り、終了した処理回路から次の動作に必要な適切なデー
タ(レジスタ値)をレジスタに設定する。これにより、
その処理回路は継続して動作する。
【0006】これらの一連の処理を繰り返すことによっ
て、複数の処理回路を並列に且つ連続的に動作させるこ
とができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように複数の処理回路を並列的に且つ連続的に動作させ
るには、CPUに対する終了割り込み発生のたびに、C
PUが割り込み発生時に行っていた処理を中断し、その
中断した処理で用いていた情報を一時的に別のメモリに
退避させ、割り込み要因を検出するといった一連の割り
込み処理動作を行わなくてはならない。
【0008】そして、複数の処理回路から終了割り込み
が発生するために、その割り込み処理動作にかかる時間
がCPUの本来すべき処理の実行能力を著しく低下させ
ていた。
【0009】また、ある処理が終了してから次の処理を
開始するまでの時間、すなわちCPUが割り込み処理動
作にかかる時間プラス、レジスタ設定をしている時間
は、その処理にとっては待ち状態となり、その処理の実
際の動作時間が処理の再開始までの待ち時間を無視でき
ないほど短い場合には、大きな処理能力の低下に陥って
いた。
【0010】さらに、各処理で限られたデータ領域を共
有している場合(例えばAの処理の結果(出力)をBの
処理が入力として用いる場合)、CPUは新しいデータ
でまだ処理していないデータをオーバーライトしないよ
うに制御しながら各処理のレジスタを設定しなければな
らず、CPUの動作を複雑にしていた。
【0011】本発明は、上記のような問題点に鑑みてな
されたもので、複数の処理回路がCPUの介在なしに並
列に且つ複数のジョブ(JOB)を連続的に処理するこ
とが可能な情報処理装置及び情報処理方法を提供するこ
とを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る情報処理装
置及び情報処理方法は、次のように構成したものであ
る。
【0013】(1)レジスタの設定データに基づいて動
作する処理回路と、その処理回路に用いるレジスタの設
定データの集まりを記憶するメモリを備え、前記処理回
路は、動作終了時に次の処理で用いるレジスタの設定デ
ータを前記メモリから読み出し、その読み出した設定デ
ータを該処理回路の所定のレジスタに設定し、その設定
データに基づいて動作を続けることで、処理を連続的に
行うようにした。
【0014】(2)レジスタの設定データに基づいて動
作する複数の処理回路と、その複数の処理回路に用いる
各々のレジスタの設定データの集まりを記憶するメモリ
を備え、前記各処理回路は、動作終了時に次の処理で用
いるレジスタの設定データを前記メモリから読み出し、
その読み出した設定データを該処理回路の所定のレジス
タに設定し、その設定データに基づいて動作を続けるこ
とで、各処理回路の処理を並列に且つ連続的に行うよう
にした。
【0015】(3)上記(2)において、各処理回路の
各々のレジスタの設定データ内に同期ビットを持ち、あ
る処理回路内でその同期フラグがセットされている場
合、その処理を関連する他の全ての処理回路が待ち状態
かあるいは終了になるまで待ち状態とするようにした。
【0016】(4)上記(1)ないし(3)何れかにお
いて、メモリはレジスタのアドレスの順番にそれぞれの
設定データを記憶するようにした。
【0017】(5)上記(1)ないし(4)何れかにお
いて、複数回同一のレジスタにデータを設定することに
よって一連の処理が成り立つ場合は、メモリは前記複数
回同一のレジスタに設定するデータを連続して記憶し、
その後に区切りデータをおくようにした。
【0018】(6)上記(1)ないし(5)何れかにお
いて、処理と処理の間に所定の待ち時間を入れるように
した。
【0019】(7)上記(1)ないし(6)何れかにお
いて、メモリはレジスタのアドレスとレジスタの設定デ
ータをペアで記憶するようにした。
【0020】(8)上記(1)ないし(7)何れかにお
いて、あらかじめ決められたアドレスのレジスタの設定
データにそのレジスタの設定データのリンク先を示すア
ドレスもしくはそのレジスタの設定データの終了を意味
するデータを付加するようにした。
【0021】(9)レジスタの設定データに基づいて処
理回路を動作させる情報処理方法であって、前記処理回
路に用いるレジスタの設定データの集まりをメモリに記
憶させ、前記処理回路は、動作終了時に次の処理で用い
るレジスタの設定データを前記メモリから読み出し、そ
の読み出した設定データを該処理回路の所定のレジスタ
に設定し、その設定データに基づいて動作を続けること
で、処理を連続的に行うようにした。
【0022】(10)各々のレジスタの設定データに基
づいて複数の処理回路を動作させる情報処理方法であっ
て、前記複数の処理回路に用いる各々のレジスタの設定
データの集まりをメモリに記憶させ、前記各処理回路
は、動作終了時に次の処理で用いるレジスタの設定デー
タを前記メモリから読み出し、その読み出した設定デー
タを該処理回路の所定のレジスタに設定し、その設定デ
ータに基づいて動作を続けることで、各処理回路の処理
を並列に且つ連続的に行うようにした。
【0023】(11)上記(10)において、各処理回
路の各々のレジスタの設定データ内に同期ビットを持た
せ、ある処理回路内でその同期フラグがセットされてい
る場合、その処理を関連する他の全ての処理回路が待ち
状態かあるいは終了になるまで待ち状態とするようにし
た。
【0024】(12)上記(9)ないし(11)何れか
において、レジスタのアドレスの順番にそれぞれの設定
データをメモリに記憶させるようにした。
【0025】(13)上記(9)ないし(12)何れか
において、複数回同一のレジスタにデータを設定するこ
とによって一連の処理が成り立つ場合は、メモリに前記
複数回同一のレジスタに設定するデータを連続して記憶
させ、その後に区切りデータをおくようにした。
【0026】(14)上記(9)ないし(13)何れか
において、処理と処理の間に所定の待ち時間を入れるよ
うにした。
【0027】(15)上記(9)ないし(14)何れか
において、レジスタのアドレスとレジスタの設定データ
をペアでメモリに記憶させるようにした。
【0028】(16)上記(9)ないし(15)何れか
において、あらかじめ決められたアドレスのレジスタの
設定データにそのレジスタの設定データのリンク先を示
すアドレスもしくはそのレジスタの設定データの終了を
意味するデータを付加するようにした。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面につ
いて説明する。
【0030】[第1の実施例]図1は本発明の実施例に
よる情報処理装置としてのプリンタの電気回路構成を示
すブロック図である。
【0031】同図において、1は本プリンタのすべての
制御を行うCPU、2はROMなどの不揮発性メモリや
RAMなどの揮発性メモリで構成されたメモリ(記憶手
段)で、CPU1が動作するために必要なプログラムを
記憶し、また通信ユニット3を通して送られてくる画像
を1次的に蓄えておく画像ワークバッファ、図4に示す
レジスタの集まり(レジスタ群)を蓄えておくレジスタ
ワークバッファ、及びその他の目的のワーク領域として
使用される。
【0032】3はLAN、IEEE1284、USBな
どに代表されるデータ通信を制御する上述の通信ユニッ
トで、本プリンタと外部のホストコンピュータとを接続
し、その通信の制御を司る。4は本プリンタの画像処理
回路を含む制御回路で、ASIC等のICからなり、本
実施例の主要な動作を行うものである。
【0033】5は制御回路4の内部にあり、処理回路
(A)8にかかわるレジスタの集まりが1つとなってい
るレジスタAユニットである。図2の(a)に本実施例
で用いるレジスタAユニット5の内容を示す。6は同様
に処理回路(B)9にかかわるレジスタの集まりが1つ
となっているレジスタBユニットである。図2の(b)
に本実施例で用いるレジスタBユニット6の内容を示
す。7も同様に処理回路(C)10にかかわるレジスタ
の集まりが1つとなっているレジスタCユニットであ
る。図2の(c)に本実施例で用いるレジスタCユニッ
ト7の内容を示す。
【0034】8〜10は上述の複数の処理回路であり、
8はRGB形式の入力画像をCMYK形式のインク色に
分解するカラースペースコンバージョン(CSC)処理
を行う処理回路(A)で、本実施例ではあらかじめ作成
されているRGB色をCMYK色に変換するテーブルと
補間処理を用いて実施している。9は多値の画像を2値
化する処理回路(B)で、本実施例では疑似的に中間調
を表現する方法として代表的な誤差拡散法を用いてい
る。10はヘッド・紙搬送ユニット13との通信を司る
処理回路(C)で、ヘッド・紙搬送ユニット13へのコ
マンド、ステータスのやり取り、画像データの送信など
を行う。
【0035】11は処理回路(A)8でインク色に分解
された画像データを処理回路(B)9で2値化処理され
るまで一次的に蓄えるメモリバッファ(1)で、本実施
例では4(インク色分)x10行=40行分の画像デー
タを蓄える領域を持つ。12は処理回路(B)9で誤差
拡散処理された結果の2値画像を処理回路(C)10に
よってヘッド・紙搬送ユニット13に送出されるまで1
次的に蓄えるメモリと次の行へ拡散する誤差を蓄えるメ
モリとで構成されるメモリバッファ(2)で、4(イン
ク色分)x10行=40行分の2値画像及び4(インク
色分)分の誤差を蓄える領域を持つ。
【0036】13は上述のヘッド・紙搬送ユニットで、
ここではヘッドから実際に画像を出力するための処理、
すなわち紙の搬送及び画像データをヘッド方向、パス数
に合わせて並び替え、ヘッドの移動とともにタイミング
を合わせて画像データを送出することにより、ヘッドよ
りインクを送出し画像を形成するユニットである。14
は連続的に処理を行う制御に必要なレジスタ群を構成す
るレジスタユニットである。図2の(d)に本実施例で
用いるレジスタ群の内容を示す。
【0037】150は外部のホストコンピュータと本プ
リンタとを接続するLAN、IEEE1284、USB
などに代表される通信線である。151はCPU1、メ
モリ2、通信ユニット3、制御回路4を互いに接続する
アドレスライン、データライン、制御ラインからなるバ
スである。152は制御回路4の内部のデータバスで、
各レジスタのユニット5、6、7、レジスタユニット1
4及び処理回路(A)8と接続され、各種レジスタ値の
設定、画像データの入力に用いられる。
【0038】153は制御回路4からCPU1へ接続さ
れている割り込み線で、制御回路4の内部にある各処理
回路8〜10の全ての連続処理が終了したときにアサー
トされる。
【0039】154は処理回路(A)8とレジスタAユ
ニット5とを接続するデータ線である。155は同様に
処理回路(B)9とレジスタBユニット6とを接続する
データ線である。156も同様に処理回路(C)10と
レジスタCユニット7とを接続するデータ線である。
【0040】157は処理回路(A)8の出力部とメモ
リバッファ(1)11及び処理回路(B)9の入力部と
を接続するデータバスで、処理回路(A)8での処理が
終わったデータをメモリバッファ(1)へ書きこむ処理
とメモリバッファ(1)11からの処理回路(B)9で
処理するデータを読み込む処理を排他的に行っている。
【0041】158も同様に処理回路(B)9の出力部
とメモリバッファ(2)12及び処理回路(C)10の
入力部とを接続するデータバスで、処理回路(B)9で
の処理が終わったデータをメモリバッファ(2)12へ
書きこむ処理とメモリバッファ(2)からの処理回路
(C)10で処理するデータを読み込む処理を排他的に
行っている。
【0042】159は処理回路(C)10の出力部と外
部デバイスとを接続するデータバスでである。160は
ヘッド・紙搬送ユニット13と制御回路4の内のデータ
バス159とを接続するデータバスである。
【0043】図2は本実施例のレジスタの内容を示す図
であり、同図の(a)はレジスタAユニット5の内容、
(b)はレジスタBユニット6の内容、(c)はレジス
タCユニット7の内容、(d)はレジスタユニット14
の内容をそれぞれ示している。
【0044】図2の(a)の20は処理回路(A)8の
処理A(CSC処理)の制御を設定するレジスタで、詳
細は図3の(a)に示す。21はCSC処理の入力画像
の入力開始アドレスを設定するレジスタで、ここに設定
されたメモリ2上のアドレスから適当な長さのRGB入
力画像データを制御回路4がバス151のマスタとなっ
て適時獲得してくる。22は1回の処理で処理する入力
画像の長さを設定するレジスタで、本実施例では画像の
1行分の長さを設定する。ここに設定された値の長さ分
のCSC処理を行うと1つ分の処理を終えたこととな
り、次のレジスタの設定を待つことになる。
【0045】23はインク0の出力開始アドレスの設定
を行うレジスタで、CSC処理により、4色のインク色
に分解されたデータのインク色0はメモリバッファ
(1)11のここに設定されているアドレスから格納さ
れる。24、25、26はそれぞれインク1、インク
2、インク3の出力開始アドレスの設定を行うレジスタ
で、レジスタ23と同様CSC処理により、4色のイン
ク色に分解されたデータのインク色1〜3はメモリバッ
ファ(1)11のここに設定されているアドレスからそ
れぞれ格納される。
【0046】図2の(b)の27は処理B(誤差拡散処
理)の制御を設定するレジスタで、詳細は図3の(b)
に示す。28は誤差拡散処理の入力画像の入力開始アド
レスを設定するレジスタで、メモリバッファ(1)11
上のここに設定されたアドレスからインク分解された画
像を処理回路(B)9のユニットに入力する。28は1
回の処理で処理する入力画像の長さを設定するレジスタ
で、メモリバッファ(1)11に記憶している画像の1
行分の長さを設定する。ここに設定された値の長さ分の
画像の誤差拡散処理を実行すると1つ分の処理を終えた
こととなり、次のレジスタの設定を待つことになる。
【0047】30は誤差拡散処理を行うときに用いる誤
差バッファのアドレスを指定するレジスタで、ここに設
定されたメモリバッファ(2)12上のアドレスからレ
ジスタ29に設定された長さ分を誤差バッファとして用
い、前行で発生した誤差を読みこみ、本処理で発生した
誤差を次の行へ拡散するために書きこむために用いられ
る。31は処理回路(B)9の出力画像の出力アドレス
で、処理Bで誤差拡散された結果がメモリバッファ
(2)12上のここに設定されたアドレスから出力され
る。
【0048】図2の(c)の32はヘッド・紙搬送ユニ
ット13へのコマンドを設定するレジスタで、ここに書
かれたコマンドはデータバス159、160を通して、
ヘッド・紙搬送ユニット13へコマンドとして出力され
る。33は処理回路(C)10からヘッド・紙搬送ユニ
ット13への出力処理の制御を設定するレジスタで、詳
細は図3の(c)に示す。34は出力画像の入力開始ア
ドレスで、メモリバッファ(2)12上のここに設定さ
れたアドレスにある画像を転送する。35は出力画像の
長さを設定するレジスタである。
【0049】図2の(d)の36はスクリプト(ここで
は連続的に処理を実行するという意味で用いている)を
制御するレジスタ、で詳細は図3の(d)に示す。37
は処理Aのスクリプト開始アドレスを設定するレジスタ
で、処理Aで用いるレジスタ群の集まりがメモリ2上の
どこのアドレスから配置されているかを設定する。38
は処理Aのスクリプトの長さを設定するレジスタで、処
理Aで用いるレジスタの集まりがメモリ2上にいくつあ
るかを示すものである。
【0050】39はレジスタ37と同様、処理Bのスク
リプト開始アドレスを設定するレジスタで、処理Bで用
いるレジスタ群の集まりがメモリ2上のどこのアドレス
から配置されているかを設定する。40はレジスタ38
と同様、処理Bのスクリプトの長さを設定するレジスタ
で、処理Bで用いるレジスタの集まりがメモリ2上にい
くつあるかを示すものである。
【0051】41はレジスタ37と同様、処理Cのスク
リプト開始アドレスを設定するレジスタで、処理Cで用
いるレジスタ群の集まりがメモリ2上のどこのアドレス
から配置されているかを設定する。42はレジスタ38
と同様、処理Cのスクリプトの長さを設定するレジスタ
で、処理Cで用いるレジスタの集まりがメモリ2上にい
くつあるかを示すものである。
【0052】図3は上述のレジスタの詳細を示したもの
である。同図の(a)は図2のレジスタ20の詳細、
(b)はレジスタ27の詳細、(c)はレジスタ33の
詳細、(d)はレジスタ36の詳細をそれぞれ示してい
る。
【0053】図3の(a)の50は処理A(CSC処
理)の同期フラグで、このフラグ50をセットすると、
他の2つの処理、すなわち処理Bと処理Cとが待ち状態
か終了するまで待ち状態となる。51は処理Aの実行ビ
ットで、このビット51がセットされると、処理回路
(A)8は図2の(a)に示すレジスタに設定されてい
る値に沿ってCSC処理を実行する。
【0054】図3の(b)の52は処理B(誤差拡散処
理)の同期フラグで、このフラグ52をセットすると、
他の2つの処理、すなわち処理Aと処理Cとが待ち状態
か終了するまで待ち状態となる。53は処理Bの実行ビ
ットで、このビット53がセットされると、処理回路
(B)9は図2の(b)に示すレジスタに設定されてい
る値に沿って誤差拡散処理を実行する。
【0055】図3の(c)の54は処理C(ヘッド・紙
搬送ユニット13への出力処理)の同期フラグで、この
フラグ54をセットすると、他の2つの処理が待ち状態
か終了するまで待ち状態となる。55は処理Cの実行ビ
ットで、このビット55がセットされると、処理回路
(C)10は図2の(c)に示すレジスタに設定されて
いる値に沿ってヘッド・紙搬送ユニット13への出力処
理を実行する。
【0056】図3の(d)の56は処理Cの連続処理
(スクリプト処理)の実行ビットで、このビット56が
セットされると、処理Cが実行される。57は処理Bの
連続処理の実行ビットで、このビット57がセットされ
ると、処理Bの連続処理が実行される。58は処理Aの
連続処理の実行ビットで、このビット58がセットされ
ると、処理Aの連続処理が実行される。
【0057】図4は本実施例で用いるレジスタ群を示す
図であり、メモリ2上に置かれているレジスタ群を示し
ている。同図の(a)は処理Aで用いるレジスタ群、
(b)は処理Bで用いるレジスタ群、(c)は処理Cで
用いるレジスタ群をそれぞれ示している。
【0058】図4の(a)の60は1行目のレジスタ2
0に当たるレジスタ設定値が書かれているレジスタで、
このレジスタ設定値は、同期フラグ50はセットされて
いるものとする。61〜66はそれぞれ1行目のレジス
タ21〜26に当たるレジスタ設定値がそれぞれ書かれ
ているレジスタである。同様に、レジスタ67には2行
目のレジスタ20〜26のレジスタ設定値が書かれてお
り、レジスタ69にはn行目のレジスタ20〜26のレ
ジスタ設定値が書かれている。
【0059】図4の(b)の70は1行目のレジスタ2
7に当たるレジスタ設定値が書かれているレジスタで、
このレジスタ設定値は、同期フラグ52はセットされて
いないものとする。71〜74はそれぞれ1行目のレジ
スタ28〜31に当たるレジスタ設定値がそれぞれ書か
れているレジスタである。同様に、レジスタ75、76
にはそれぞれ2行目、3行目のレジスタ27〜31のレ
ジスタ設定値が書かれており、同期フラグ52はセット
されていないものとする。
【0060】また、レジスタ77には4行目のレジスタ
20に当たるレジスタ設定値が書かれており、同期フラ
グ52はセットされているものとする。レジスタ78に
は4行目の残りのレジスタ28〜31に当たるレジスタ
の設定値が書かれており、レジスタ79にはm行目のレ
ジスタ27〜31のレジスタ設定値が書かれている。
【0061】図4の(c)の80、81は1行目のレジ
スタ32に当たるレジスタ設定値が書かれているレジス
タである。レジスタ82には全てのビットに1が設定さ
れており、区切りデータとなっている。レジスタ83に
は1行目のレジスタ33に当たるレジスタ設定値が書か
れており、このレジスタ設定値は、同期フラグ54はセ
ットされていないものとする。レジスタ84、85には
それぞれ1行目のレジスタ34、35に当たるレジスタ
設定値がそれぞれ書かれている。同様に、レジスタ8
6、87にはそれぞれ2行目、3行目のレジスタ32〜
35のレジスタ設定値が書かれており、同期フラグ54
はセットされていないものとする。
【0062】また、88は4行目の区切りデータが書か
れたレジスタである。レジスタ89には4行目のレジス
タ33に当たるレジスタ設定値が書かれており、同期フ
ラグ54はセットされているものとする。レジスタ90
には4行目の残りのレジスタ34、35に当たるレジス
タ設定値が書かれており、レジスタ91にはp行目のレ
ジスタ32〜35のレジスタ設定値が書かれている。
【0063】図5は処理A、処理B、処理Cの各処理の
時間経過に伴う動作を示したものである。
【0064】図5の100は処理Aに関わるレジスタ値
として、制御回路4がバス151のマスタとなってメモ
リ2のレジスタ60〜66の内容を連続的にレジスタA
ユニット5に読みこんで設定している時間である。10
1は処理A(CSC処理)を行っている時間である。
【0065】すなわち、時間100でレジスタ設定値を
メモリ2から読みこみ、その読みこんだレジスタ設定値
に沿って時間101で処理Aを実行する。その後、レジ
スタ60に同期フラグが設定されているため、他の処理
が待ち状態に入るか終了するまで処理Aは待ち状態とな
る。そして、時間102で処理B、処理Cが待ち状態と
なり、新たにメモリ2上のレジスタ67からレジスタ設
定値を読みこみ、時間103でその内容に沿って処理A
を実行する。
【0066】104、106、108、110は処理B
に関わるレジスタ値として、メモリ2上のレジスタ70
〜74、75、76、77〜78のそれぞれのレジスタ
設定値をレジスタBユニット6に読みこんで設定してい
る時間である。105、107、109、111はそれ
ぞれ設定されたレジスタ値に沿って処理Bを実行してい
る時間である。
【0067】レジスタ77に同期フラグが設定されてい
るので、時間111の後一旦待ち状態となるが、処理
A、処理Cは既に待ち状態に入っているので、バス15
1が使用できる状態になったら、つまり処理Aのレジス
タ設定値の読みこみが終わったら時間112で次のレジ
スタ設定値を読みこみ、時間113でそのレジスタ設定
値に沿って処理Bを実行する。
【0068】114は処理Cに関わるレジスタ値をメモ
リ2上のレジスタ80から読みこんで設定する時間であ
る。このレジスタ値は、区切りデータである全てのビッ
トが1でないので、レジスタ32のレジスタ設定値、す
なわちヘッド・紙搬送ユニット13へのコマンド出力で
ある。そして、ヘッド・紙搬送ユニット13にコマンド
を送出し、受け入れられると、レジスタ81のレジスタ
値をメモリ2から読みこむ。このレジスタ値は、区切り
データである全てのビットが1でないので、ヘッド・紙
搬送ユニット13にコマンドを送出し、受け入れられる
と、レジスタ82のレジスタ値をメモリ2から読みこ
む。このレジスタ値は、全てのビットが1である区切り
データなので、レジスタ83〜85のレジスタ値をレジ
スタCユニット7にあるレジスタ33〜35に設定す
る。そして、時間115で実際にヘッド・紙搬送ユニッ
ト13にメモリバッファ(2)12にある2値化された
画像データをレジスタ33〜35の内容に沿って送出す
る。
【0069】116、118、120も同様に処理Cに
関わるレジスタ値をメモリ2上のレジスタ86、87、
88〜90のそれぞれのレジスタ設定値をレジスタCユ
ニット7に読みこんで設定する時間である。117、1
19、121はそれぞれ設定されたレジスタ値に沿って
処理Cを実行する時間である。レジスタ89に同期フラ
グが設定されているので、時間121の後待ち状態とな
り、他の処理が待ち状態になるのを待つ。
【0070】このとき、既に処理Aは待ち状態になって
いるので、処理Bが待ち状態に入るの待つ。すべての処
理が待ち状態に入ると、処理と処理の間に所定の待ち時
間があるので、処理Cはヘッド・紙搬送ユニット13か
らのステータスを読みこむことが可能となるようにある
一定時間待ち、時間122で次のレジスタ設定値を読み
こみ、時間123でそのレジスタ設定値に沿って処理B
を実行する。
【0071】図6は本実施例のCPU1の制御動作を示
すフローチャートである。また、後述する図7及び図9
に示すフローチャートの制御処理も、このCPU1によ
りあらかじめメモリ2に記憶されたプログラムに従って
実行されるものである。
【0072】S1で通信線150に接続されているホス
トコンピュータより印刷すべき画像データを通信ユニッ
ト3の制御を経て入力し、メモリ2に格納する。そし
て、S2で処理Bの誤差拡散処理で用いるメモリバッフ
ァ(2)12におかれている誤差バッファをクリアし、
S3でメモリ2上に連続処理に用いる図4に示すレジス
タ設定値の1群を各処理用に作成する。
【0073】次に、S4でレジスタユニット14内にあ
るレジスタ37〜42にレジスタ設定値の場所を設定
し、レジスタ56、57、58のそれぞれのビットをセ
ットし、連続処理を開始する。そして、S5で連続処理
の終了割り込みが割り込み線153の割り込み信号を用
いてCPUに伝えられるのを待つ。S6で次の連続処理
を行う場合には、S3へ移行する。
【0074】図7は本実施例の処理動作を示すフローチ
ャートであり、制御回路4内部の1つの処理に注目し、
その動作について示したものである。処理A、処理B、
処理Cは同様の動作をするので、説明は処理Aの場合に
ついてのみ行う。
【0075】S10でレジスタ58の処理Aの連続処理
開始ビットがセットされているかを判断する。セットさ
れている場合にはS11に進み、待ち状態でないことを
示すためにWaitフラグをクリアする。そしてS12
に進み、メモリ2上のレジスタ37に設定されているア
ドレスからレジスタ20〜26に当たるレジスタ設定値
を読みこんで設定する。
【0076】次に、S13でレジスタ37の処理Aのス
クリプトアドレスを示す値を上記S12で読みこんだア
ドレス分、すなわち7個x4Byte=28アドレス分
インクリメントする。同時に、レジスタ38のスクリプ
ト長を7個分ディクリメントする。そして、S14でス
クリプト長が0になった場合はS15に進み、レジスタ
58の連続動作開始ビットをクリアし、S16で実際の
処理すなわち、ここでは処理AのCSC処理を行う。
【0077】このとき、レジスタ51の処理実行ビット
がセットされていると、メモリ2上のレジスタ21に設
定されているアドレスから順次画像データを取りこみ、
テーブルを用いてRGB画像をCMYK画像に分解し、
インク色0はレジスタ23に設定されているメモリバッ
ファ(1)11のアドレスに、インク色1、インク色
2、インク色3はそれぞれレジスタ24、25、26に
設定されているアドレスに格納する。そして、画像デー
タを1画素毎に処理し、レジスタ21、23〜26の内
容をそれぞれインクリメントし、レジスタ22の内容を
ディクリメントする。
【0078】レジスタ22の画像の長さが0になると処
理が終了し、S17に進む。S17で連続動作開始ビッ
トがクリアされているかどうかを確認し、クリアされて
いる場合にはS21に進み、Waitフラグをセット
し、処理回路Aの動作を終了する。その後、関連する処
理、すなわち処理A、処理B、処理Cともに終了したと
ころで、CPU1に対して割り込み線153から終了割
り込み信号をアサートする。
【0079】S17で連続動作開始ビットがクリアされ
ていない場合にはS18に進み、レジスタ20内の同期
ビット50がセットされているかを判断する。同期フラ
グ50がセットされていない場合にはS11に戻り、同
期フラグ50がセットされている場合にはS19に進
み、待ち状態であることを示すWaitフラグをセット
する。そしてS20に進み、他の処理の全てが待ち状態
もしくは終態になるまで待ち、S11に戻る。
【0080】なお、上記の実施例では空の処理が含まれ
ていないが、レジスタ群の中に処理実行ビットがディセ
ーブルされたブロック、すなわち空の処理ブロックが同
期取りのために含まれることもある。
【0081】このように、本実施例では、メモリ上にレ
ジスタ設定値の一群を置き、処理が終了するたびに次の
処理に必要なレジスタ設定値を自動的に読みこんで処理
を続けることにより、CPU1の介在なしに連続して処
理を続けることができる。
【0082】また、同期フラグや区切りデータなどを用
いることにより、より限られたバッファで複数の処理回
路が同期を取りながら並列に処理することができる。
【0083】また、上記のように構成することによっ
て、各々の処理回路8〜10は処理終了時に次の処理を
動作させるのに必要なレジスタ設定値をメモリ2からC
PU1の介在なしに読みこみ、読みこんだレジスタ設定
値を所定の内部レジスタに設定することにより、各処理
が並列に連続して動作することができる。
【0084】また、各処理が限られたメモリを共有して
いる場合でも、各処理が同期を取ることによって、まだ
処理されていないデータの上に新たにデータをオーバー
ライトすることを防ぐことができる。
【0085】また、複数回同じレジスタにデータを設定
しつづける場合でも、区切りデータをおくことにより、
連続にレジスタ設定することができる。
【0086】また、処理と処理との間に中断する時間を
設けることにより、接続されているバスの利用時間を空
けることができ、相手デバイスのバスの使用が容易とな
る。
【0087】[第2の実施例]次に、本発明の他の実施
例について説明する。なお、前述の実施例で用いた図1
〜図3及び図6の構成は同一であるので説明は省略す
る。
【0088】図8は本実施例で用いるレジスタ群を示す
図であり、処理Cについてのメモリ2上に置かれている
レジスタ群を示している。
【0089】同図の(a)の130は32ビット長のレ
ジスタで、上位8ビットがレジスタアドレスを示してお
り、下位24ビットがレジスタ設定値を示している。故
に、このレジスタ130には、レジスタ0x40つまり
図2のレジスタ32のレジスタ設定値が入っている。同
様に、レジスタ131にはレジスタ0x40への設定
値、レジスタ132にはレジスタ0x48へのレジスタ
設定値が入っており、またレジスタ133、134には
0x4C、0x44のレジスタ設定値が入っている。
【0090】また、レジスタ135、136にはそれぞ
れ2行目、n行目のレジスタ設定の内容の1群が書かれ
ている。レジスタ137にはアドレス部に0xFFが入
っており、本実施例ではこのアドレスを次のレジスタ群
が書かれているアドレスもしくはレジスタ群の終了を示
す符号が書かれていることを表す。レジスタ137の下
位24ビットにはレジスタ138のアドレスが書かれて
おり、このレジスタ群はレジスタ138につながってい
ることを示している。
【0091】図8の(b)のレジスタ138、139、
140にはそれぞれn+1行目、n+2行目、m行目の
レジスタ設定の内容の1群が書かれている。レジスタ1
41は、レジスタアドレスが0xFFで下位24ビット
も0xFFFFFFなので、このレジスタ群の終端を表
している。
【0092】本実施例の図1のCPU1の動作は第1の
実施例と同様であり、図6のフローチャートに示す制御
動作を行う。
【0093】図9は本実施例の処理動作を示すフローチ
ャートであり、図1の処理回路(C)10の動作につい
て書かれたものである。このフローチャートに沿って本
実施例を説明する。
【0094】S30で待ち状態を表すWaitフラグを
1にセットした後、S31で図3のレジスタ56、すな
わち処理Cの連続処理開始ビットが1にセットされるの
を待つ。セットされるとS32に進み、S30でセット
した待ち状態を表すWaitフラグを0にクリアし、S
33に進む。ここでは、レジスタ41に書かれているレ
ジスタ読みこみ開始アドレスのアドレスがレジスタ13
0の置かれているアドレスにCPU1により設定されて
おり、レジスタ130の内容を制御回路4がメモリ2よ
り取りこむ。
【0095】次のS34でレジスタ41のスクリプトア
ドレスすなわちレジスタ読みこみアドレスの内容が32
ビット分(4バイト分)インクリメントされると、S3
5に進み、読みこんだレジスタ内容の上位8ビットが0
x40であるかどうかを判断する。0x40ならばS3
6に進み、S33で読みこんだレジスタ内容の下位24
ビットを13のヘッド・紙搬送ユニットにコマンドとし
て送出する。このコマンドが13のヘッド・紙搬送ユニ
ットに受け入れられると、S33に戻る。
【0096】S33で読みこんだレジスタのアドレスが
0x40でないときは、S37に進み、レジスタアドレ
スが処理Cの実行開始ビットが含まれているレジスタア
ドレス0x44であるかどうかを判断する。レジスタア
ドレスが0x44でない場合はS43に進み、レジスタ
アドレスが0xFFであるかどうかを判断する。0xF
Fでない場合にはS42に進み、S33で読みこんだレ
ジスタ内容の下位24ビットを上位8ビットに書かれて
いるレジスタアドレスに合致するようにレジスタ33〜
35のいずれかに設定する。
【0097】S43でS33で読みこんだレジスタ内容
の上位8ビットすなわちレジスタアドレスが0xFFの
場合は、S44に進み、下位24ビットの内容が0xF
FFFFFかどうかを判断する。0xFFFFFFの場
合は、レジスタ群の終端であることを示し、本連続処理
が終了であることを示す。そしてS46に進み、Wai
tフラグを1にセットし、処理を終了する。S44で下
位24ビットの内容が0xFFFFFFでない場合は、
その下位24ビットは次のレジスタ群が置かれているア
ドレスを示すので、その内容をレジスタ41のスクリプ
ト開始アドレスにセットする。
【0098】上記S37でレジスタアドレスが0x44
である場合は、このレジスタに処理Cの実行開始ビット
が含まれているため、S38に進み、実行開始ビットに
よりレジスタ33〜35に設定されている内容に従って
処理Cすなわちヘッド・紙搬送ユニット13への画像デ
ータの送出を行う。そしてS39に進み、レジスタ33
内にあるレジスタ54の同期ビットがセットされている
かどうかを判断する。
【0099】レジスタ54の同期ビットがクリアされて
いる場合にはS32に戻り、レジスタ54の同期ビット
がセットされている場合にはS40に進み、ここで待ち
状態であること示すWaitフラグを1にセットする。
そしてS41に進み、関連する他の処理、ここでは処理
A、処理BのWaitフラグが1にセットされているか
どうかを判断する。他の全ての処理のWaitフラグが
1となった場合は、S32に戻る。
【0100】このように、本実施例では、メモリ上にレ
ジスタ設定値の一群を置き、処理が終了するたびに次の
処理に必要なレジスタ設定値を自動的に読みこみ、処理
を続けることにより、CPU1の介在なしに連続して処
理を続けることができる。
【0101】したがって、前述の実施例と同様、複数の
処理回路8〜10がCPU1の介在なしに並列に且つ複
数のジョブ(JOB)を連続的に処理することが可能に
なる。
【0102】また、同期フラグや区切りデータなどを用
いることにより、より限られたバッファで各処理同期を
取りながら並列に処理することができる。このため、よ
り高速な処理を実行することができる。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
頻繁に発生する割り込み及びその割り込み処理によるC
PUの処理能力の低下を減らすことができ、複数の処理
回路がCPUの介在なしに並列に且つ複数のジョブ(J
OB)を連続的に処理することが可能になる。
【0104】また、限られたバッファで処理間のデータ
受け渡しを行っている場合には、処理間の調停、バッフ
ァ管理などの複雑な制御をCPUが行う必要がなくな
る。
【0105】また、処理をほとんど待ち状態なしで、連
続して動作することができる。
【0106】このため、複数の処理を連続して、並列
に、高速に動作させることできる。
【0107】上記の効果は少ないメモリを用いての処
理、あるいは誤差拡散処理等の誤差を下の行に拡散して
いるために複数の処理をマージすることのできない処理
に対して特に大きくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例によるプリンタの電気回路構
成を示すブロック図
【図2】 第1の実施例のレジスタの内容を示す図
【図3】 第1の実施例のレジスタの詳細を示す図
【図4】 第1の実施例で用いるレジスタ群を示す図
【図5】 各処理の時間経過に伴う動作を示す説明図
【図6】 第1の実施例のCPUの制御動作を示すフロ
ーチャート
【図7】 第1の実施例の処理動作を示すフローチャー
【図8】 第2の実施例で用いるレジスタ群を示す図
【図9】 第2の実施例の処理動作を示すフローチャー
【符号の説明】
1 CPU 2 メモリ 3 通信ユニット 4 制御回路 5 レジスタ(A)ユニット 6 レジスタ(B)ユニット 7 レジスタ(C)ユニット 8 処理回路 9 処理回路 10 処理回路 11 メモリバッファ 12 メモリバッファ 13 ヘッド・紙搬送ユニット 14 レジスタユニット

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レジスタの設定データに基づいて動作す
    る処理回路と、その処理回路に用いるレジスタの設定デ
    ータの集まりを記憶するメモリを備え、 前記処理回路は、動作終了時に次の処理で用いるレジス
    タの設定データを前記メモリから読み出し、その読み出
    した設定データを該処理回路の所定のレジスタに設定
    し、その設定データに基づいて動作を続けることで、処
    理を連続的に行うことを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 レジスタの設定データに基づいて動作す
    る複数の処理回路と、その複数の処理回路に用いる各々
    のレジスタの設定データの集まりを記憶するメモリを備
    え、 前記各処理回路は、動作終了時に次の処理で用いるレジ
    スタの設定データを前記メモリから読み出し、その読み
    出した設定データを該処理回路の所定のレジスタに設定
    し、その設定データに基づいて動作を続けることで、各
    処理回路の処理を並列に且つ連続的に行うことを特徴と
    する情報処理装置。
  3. 【請求項3】 各処理回路の各々のレジスタの設定デー
    タ内に同期ビットを持ち、ある処理回路内でその同期フ
    ラグがセットされている場合、その処理を関連する他の
    全ての処理回路が待ち状態かあるいは終了になるまで待
    ち状態とすることを特徴とする請求項2に記載の情報処
    理装置。
  4. 【請求項4】 メモリはレジスタのアドレスの順番にそ
    れぞれの設定データを記憶することを特徴とする請求項
    1ないし3何れかに記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 複数回同一のレジスタにデータを設定す
    ることによって一連の処理が成り立つ場合は、メモリは
    前記複数回同一のレジスタに設定するデータを連続して
    記憶し、その後に区切りデータをおくことを特徴とする
    請求項1ないし4何れかに記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】 処理と処理の間に所定の待ち時間を入れ
    ることを特徴とする請求項1ないし5何れかに記載の情
    報処理装置。
  7. 【請求項7】 メモリはレジスタのアドレスとレジスタ
    の設定データをペアで記憶することを特徴とする請求項
    1ないし6何れかに記載の情報処理装置。
  8. 【請求項8】 あらかじめ決められたアドレスのレジス
    タの設定データにそのレジスタの設定データのリンク先
    を示すアドレスもしくはそのレジスタの設定データの終
    了を意味するデータを付加することを特徴とする請求項
    1ないし7何れかに記載の情報処理装置。
  9. 【請求項9】 レジスタの設定データに基づいて処理回
    路を動作させる情報処理方法であって、 前記処理回路に用いるレジスタの設定データの集まりを
    メモリに記憶させ、前記処理回路は、動作終了時に次の
    処理で用いるレジスタの設定データを前記メモリから読
    み出し、その読み出した設定データを該処理回路の所定
    のレジスタに設定し、その設定データに基づいて動作を
    続けることで、処理を連続的に行うようにしたことを特
    徴とする情報処理方法。
  10. 【請求項10】 各々のレジスタの設定データに基づい
    て複数の処理回路を動作させる情報処理方法であって、 前記複数の処理回路に用いる各々のレジスタの設定デー
    タの集まりをメモリに記憶させ、前記各処理回路は、動
    作終了時に次の処理で用いるレジスタの設定データを前
    記メモリから読み出し、その読み出した設定データを該
    処理回路の所定のレジスタに設定し、その設定データに
    基づいて動作を続けることで、各処理回路の処理を並列
    に且つ連続的に行うようにしたことを特徴とする情報処
    理方法。
  11. 【請求項11】 各処理回路の各々のレジスタの設定デ
    ータ内に同期ビットを持たせ、ある処理回路内でその同
    期フラグがセットされている場合、その処理を関連する
    他の全ての処理回路が待ち状態かあるいは終了になるま
    で待ち状態とするようにしたことを特徴とする請求項1
    0に記載の情報処理方法。
  12. 【請求項12】 レジスタのアドレスの順番にそれぞれ
    の設定データをメモリに記憶させるようにしたことを特
    徴とする請求項9ないし11何れかに記載の情報処理方
    法。
  13. 【請求項13】 複数回同一のレジスタにデータを設定
    することによって一連の処理が成り立つ場合は、メモリ
    に前記複数回同一のレジスタに設定するデータを連続し
    て記憶させ、その後に区切りデータをおくようにしたこ
    とを特徴とする請求項9ないし12何れかに記載の情報
    処理方法。
  14. 【請求項14】 処理と処理の間に所定の待ち時間を入
    れるようにしたことを特徴とする請求項9ないし13何
    れかに記載の情報処理方法。
  15. 【請求項15】 レジスタのアドレスとレジスタの設定
    データをペアでメモリに記憶させるようにしたことを特
    徴とする請求項9ないし14何れかに記載の情報処理方
    法。
  16. 【請求項16】 あらかじめ決められたアドレスのレジ
    スタの設定データにそのレジスタの設定データのリンク
    先を示すアドレスもしくはそのレジスタの設定データの
    終了を意味するデータを付加するようにしたことを特徴
    とする請求項9ないし15何れかに記載の情報処理方
    法。
JP2002036850A 2002-02-14 2002-02-14 情報処理装置及び情報処理方法 Withdrawn JP2003241983A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002036850A JP2003241983A (ja) 2002-02-14 2002-02-14 情報処理装置及び情報処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002036850A JP2003241983A (ja) 2002-02-14 2002-02-14 情報処理装置及び情報処理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003241983A true JP2003241983A (ja) 2003-08-29

Family

ID=27778614

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002036850A Withdrawn JP2003241983A (ja) 2002-02-14 2002-02-14 情報処理装置及び情報処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003241983A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007058600A (ja) * 2005-08-24 2007-03-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像処理装置
JP2008287551A (ja) * 2007-05-18 2008-11-27 Oki Electric Ind Co Ltd 画像処理回路
JP2010282152A (ja) * 2009-06-08 2010-12-16 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2015091105A (ja) * 2013-11-07 2015-05-11 株式会社リコー 画像処理装置
JP2016002695A (ja) * 2014-06-17 2016-01-12 ナルテック株式会社 集積回路装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007058600A (ja) * 2005-08-24 2007-03-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像処理装置
US7724984B2 (en) 2005-08-24 2010-05-25 Panasonic Corporation Image processing apparatus
JP4723313B2 (ja) * 2005-08-24 2011-07-13 パナソニック株式会社 画像処理装置
JP2008287551A (ja) * 2007-05-18 2008-11-27 Oki Electric Ind Co Ltd 画像処理回路
JP2010282152A (ja) * 2009-06-08 2010-12-16 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
US8582153B2 (en) 2009-06-08 2013-11-12 Kyocera Document Solutions Inc. Image forming apparatus and method
JP2015091105A (ja) * 2013-11-07 2015-05-11 株式会社リコー 画像処理装置
JP2016002695A (ja) * 2014-06-17 2016-01-12 ナルテック株式会社 集積回路装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8891091B2 (en) Image processing apparatus, image processing control method and computer-readable storage medium
JP2003241983A (ja) 情報処理装置及び情報処理方法
JP2001213015A (ja) 画像記録装置
JP2007037017A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、画像処理プログラムを記録した記録媒体
JP2006285792A (ja) 画像処理装置、画像処理方法
JPS62173526A (ja) ペ−ジバツフア制御方式
JPH09265367A (ja) プリンタ制御装置およびプリンタ制御方法
JP5202265B2 (ja) 画像処理装置、プログラム及び画像処理装置の制御方法
JP2006246493A (ja) 画像入出力制御装置、画像処理装置、画像入出力制御装置における画像処理方法、及び画像処理装置における画像処理方法
JPS63107269A (ja) 画像処理システム
JP2004128913A (ja) 画像処理装置、画像処理装置の制御方法及び該方法を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP2002245447A (ja) 画像処理装置、プログラム及びプログラムを記録した記録媒体
JP2006163674A (ja) 画像処理装置、印刷装置および負荷分散方法
JPH11170675A (ja) プリンタシステム
JP2003348338A (ja) 情報処理装置
JPH11179975A (ja) カラープリンタ制御装置
JP3214617B2 (ja) 多値画像プリンタ
JP2006018406A (ja) 画像形成装置
JP2872144B2 (ja) 印刷装置
JP2006229505A (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP2003224716A (ja) 画像処理システム
JP2009265776A (ja) 画像処理装置
JP2004282279A (ja) 画像処理システム
JP2001253135A (ja) 画像形成装置
JP2001285632A (ja) プリンタ制御システム及びプリンタ制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050510