JP2002271615A - 画像処理装置及び画像形成装置 - Google Patents

画像処理装置及び画像形成装置

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JP2002271615A
JP2002271615A JP2001068561A JP2001068561A JP2002271615A JP 2002271615 A JP2002271615 A JP 2002271615A JP 2001068561 A JP2001068561 A JP 2001068561A JP 2001068561 A JP2001068561 A JP 2001068561A JP 2002271615 A JP2002271615 A JP 2002271615A
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JP2001068561A
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Hiroyasu Kano
大慰 叶
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理すべき入力画像に対し一回の操作により
異なる倍率の画像データを生成する処理条件を設定可能
とし、設定された処理条件に従い入力画像を処理する。 【解決手段】 入力されたデジタル画像信号をラインメ
モリ41,42で速度変換し、操作部で指示された倍率
等の設定に従いメモリ43にロードしている倍率変換制
御データをリードし、リサンプリングするデータを3次
関数コンボリューション法で補間演算362することに
より、倍率の変換を行う。操作部の一回の設定により、
複数種類の原稿サイズとその原稿のページ数と複数種の
コピー枚数及び主走査と副走査の複数の倍率の組み合わ
せと印刷用紙の複数のサイズを同時に設定できる操作モ
ードを持ち、メモリ制御364は、設定に従って一連の
処理を行うために倍率変換制御データとしてのパラメー
タを選択・設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ装置等に適用しうるデジタル画像処理装置及び画像
形成装置に関し、より詳細には、入力画像に倍率変換を
施して出力する手段を備えた画像処理装置及び画像形成
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル複写機器では、デジタル画像の
倍率変換処理を従来から行っており、ラインメモリを用
いて、ラインメモリに対する画像データのリードあるい
はライトをコントロールすることによって実現してい
る。等倍を含む縮小処理の場合は、画像データを縮小処
理をして、ラインメモリに書き込む、また、拡大処理の
場合は、画像データをラインメモリから読み出してか
ら、画像データを拡大処理をする。倍率変換後の画像デ
ータのレベルは倍率によって決まったリサンプリング位
置に対する3次関数コンボリューション法で補正したデ
ータを使用する。リサンプリング位置は、精度によっ
て、画素の間で複数に均等分割して、倍率に基づいて一
番近い位置にする。もともとの画素位置と重なっている
画素に対しては補正処理せず、そのままにする。しか
も、各位置に関する補正係数は固定である。上記した倍
率変換処理に関する提案は、特開平4-367080および特開
平8-125836に示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
上記した変倍処理においては、倍率変換制御データはC
PU によって、操作部で指定された倍率に基づいて設
定された倍率に対応する制御データを、メモリにロード
しておき、内部の回路で生成したアドレスにより順番に
読み出されるようにしている。また、実装しているメモ
リにロードする制御データは、通常1種類のデータとな
っており、一回の設定操作により、複数の原稿に複数種
のコピー及び複数の倍率で取れるような対応をすること
ができない。本発明は、上記した従来技術の問題点に鑑
みてなされたものであり、処理すべき入力画像に対して
一回の操作により異なる倍率の画像データを生成する処
理条件を設定可能とし、設定された処理条件に従い入力
画像を処理する画像処理装置を提供することを、その目
的とする。具体的には、操作モードとして、操作部の設
定によって、複数種類の原稿サイズとその原稿のページ
数と複数種のコピー枚数及び主走査と副走査の複数の倍
率の組み合わせと印刷用紙の複数のサイズを同時に設定
できるモードを持ち、設定されたデータを同時に画像処
理装置の制御データとしてメモリ上にロードする手段を
備えた画像処理装置を提案する。また、一回の設定操作
で、複数の原稿サイズ、原稿のページ数、複数種の印刷
枚数、主走査と副走査の複数の倍率の組み合わせ、及び
印刷用紙の複数のサイズを、処理条件として処理すべき
入力画像に対して設定可能とし、設定された処理条件に
従い入力画像を処理し、印刷出力する画像形成装置(例
えば、複写機、プリンタ、ファクシミリ等)を提供する
ことを、さらなる目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、処理
条件を設定する操作部と、入力された画像信号を操作部
で設定された処理条件に従い処理し、出力画像データを
生成する画像処理部とを有する画像処理装置であって、
前記操作部は、一回の操作により異なる倍率の画像デー
タを生成する処理条件を処理すべき入力画像に対して設
定可能とし、前記画像処理部は、前記設定に従い異なる
倍率の出力画像データを一連の処理により生成すること
を特徴とする画像処理装置である。
【0005】請求項2の発明は、請求項1に記載された
画像処理装置において、前記画像処理部は、倍率の設定
データに従い、入力画像をラインメモリで速度変換する
処理とリサンプリングする画像データを3次関数コンボ
リューション法で補間演算する処理を行う変倍処理手段
を備えたことを特徴とするものである。
【0006】請求項3の発明は、原稿読み取り装置と、
原稿読み取り画像を入力画像とする請求項1又は2に記
載された画像処理装置と、該画像処理装置によって生成
された画像データに基づいて画像を形成する手段を有す
る画像形成装置であって、前記操作部は、画像データを
生成するための処理条件として、複数の原稿サイズ、原
稿のページ数、複数種の印刷枚数、主走査と副走査の複
数の倍率の組み合わせ、及び印刷用紙の複数のサイズ
を、処理すべき入力画像に対して一度の操作により設定
可能とし、前記画像処理部は、前記設定に従い一連の処
理により画像形成に用いる画像データを生成することを
特徴とする画像形成装置である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明を添付する図面とともに示
す以下の実施例に基づき説明する。なお、以下に示す実
施例は、画像処理装置としてのデジタル複写機に適用し
た例を示すものである。図1は、本発明の実施例に係わ
るデジタル複写機の全体構成を概略図として示すもので
ある。本実施例のデジタル複写機の構成を図1を参照し
て説明する。このデジタル複写機は、大きく分けると、
原稿読み取り装置1と、IPU(イメージプロセッシン
グユニット)3と、画像形成装置5とからなる。原稿読
み取り装置1は、スキャナ部に原稿台11、露光ランプ
12、ミラー系13、イメージセンサとしてのCCD1
4と、スキャナ制御部15を備える。IPU3は、ビデ
オ処理部3V、システム制御部3Sを備える。画像形成
装置5は、書込部50、感光体51、帯電チャージャ5
2、現像装置53、転写チャージャ54、クリーニング
装置55、給紙トレイ56、給紙コロ57、レジストロ
ーラ58、定着装置59、排紙コロ60、排紙トレイ6
1、プロッタ制御部5Pを備える。また、上記の外、外
部のホスト9と接続されたプリンタI/F処理部と、画
像メモリ部4と、操作部6を備える。
【0008】本実施例装置の動作について述べる。スキ
ャナ制御部15はCPU及びロジックで構成され、シス
テム制御部3Sと通信を行い、原稿読取装置1の各セン
サーから状態を検知し、そのステータス情報をシステム
制御部3Sに送信する。また、システム制御部3Sから
受信したコマンド情報に従い、原稿読取装置1の各駆動
部の動作制御を行ない、原稿台11に載置した原稿のス
キャン動作を行うとともに、CCD14からの原稿読み
取り信号(ビデオデータ)をIPU3のビデオ処理部3
Vへ転送する。プロッタ制御部5Pは、CPU及びロジ
ックで構成され、システム制御部3Sと通信を行い、画
像形成装置5の各センサーからの状態を検知しそのステ
ータス情報をシステム制御部3Sに送信する。また、シ
ステム制御部3Sから受信したコマンド情報とビデオ処
理部3Vからのビデオデータに基づき、画像形成装置5
の各作像プロセス部や、紙搬送部の動作制御を行ない、
転写紙への画像形成処理を行なう。
【0009】操作部6はCPU,キースイッチ,LCD
表示部及びロジックで構成され、システム制御部3Sと
通信を行い、オペレータによるキー入力を検知し、その
ステータス情報をコマンド情報として送信する。また、
操作部6から受信したコマンド情報に従い、機械の状態
等の各種情報をLCD表示部に表示する。プリンタI/
F処理部2は、CPU及ロジックで構成され、システム
制御部3Sと外部ホスト9との間のコマンドI/F処理
を行なう。また、外部ホスト9とビデオデータの受け渡
し処理を行ない、外部ホスト9から送られてくるビデオ
データをビデオ処理部3Vに転送する。このような動作
により、本デジタル複写機は、プリンタとしても機能す
る。画像メモリ部4はCPU,ロジック及び画像メモリ
で構成され、システム制御部3Sと通信を行ない、画像
メモリ部4の状態を知らせるためのステータス情報を送
信するとともに、システム制御部3Sからのコマンドを
受信し、コマンド情報に従い、受信する画像データの蓄
積や、画像合成等の各種加工処理や処理したデータのビ
デオ処理部3Vへの送信処理を行う。
【0010】IPU(イメージプロセッシングユニッ
ト)3は、ビデオ処理部3Vとシステム制御部3Sより
構成される。ビデオ処理部3Vはロジックで構成され、
システム制御部3Sによるパラメータ設定に基づき、原
稿読み取り装置1のCCD14より転送されてくるビデ
オデータに対して、A/D変換,シェーディング補正,
変倍処理、 ディザ処理等の画像処理を行い、画像同期
信号と共に画像形成装置5の書込部へ送信する。システ
ム制御部3SはCPU及びロジックで構成され、スキャ
ナ制御部15,プロッタ制御部5P,操作部6,プリン
タI/F処理部2,画像メモリ部4,ビデオ処理部3V
と通信し、各処理部のステータスの管理、パラメータの
設定及びプロセス実行等を行い、本デジタル複写機全体
を管理・制御する。
【0011】図2は、本実施例のデジタル複写機におけ
るIPU3のビデオ処理部3Vに係わるシステム構成を
より詳細に示す。ビデオ処理部3Vに係わるシステムの
構成とその動作について以下に述べる。原稿読取装置1
は、スタート信号により原稿を走査し、原稿の画像情報
をフィルタ16を通して、電気信号に変換し読み取るC
CDイメージセンサ14を備えている。CCDイメージ
センサ14の原稿画像を読み取った電気信号出力は同期
信号と共にIPU3のビデオ処理部3Vに転送される。
ビデオ処理部3Vは、各CCD(カラーイメージセンサ
等の場合、複数のCCDを備える)31より送られてく
る電気信号(ビデオデータ)をA/D変換器32に入力
し、デジタルの画像データに変換し、変換後のデジタル
出力をシェーディング補正回路33に入力し、シェーデ
ィング補正を施す。シェーディング補正後の画像データ
を次段のフィルタ処理回路35に送出し、そこで、画像
データに対して、注目画素と周辺画素のレベルによっ
て、注目画素のレベルを補正する処理を行い、補正した
画像データを次段の変倍処理回路36に送る。
【0012】変倍処理回路36については、本発明に深
く関わる部分であるから、後記で詳細に述べる。変倍処
理回路36において処理された画像データは、次段のパ
ス制御回路(1)37に出力される。パス制御回路(1)
37は、システム制御部3Sにより設定されたパラメー
タに従って、 ・変倍処理回路36より送られてくる画像データを画像
メモリ部4や画像処理回路38へ送信する。 ・画像メモリ部4に蓄積された画像データを読み出し、
転送されてくる画像データを画像処理回路38へ送信す
る。など、画像データパスの切り替え制御動作を行う。
画像処理回路38は、画像メモリ部4を経由するか、或
いは変倍処理回路36から直接に送られてくる画像信号
に対して、γ補正処理,ディザ処理,誤差拡散処理等の
画像処理を行い、同期信号と共に次段のパス制御回路
(2)39へ送信する。
【0013】印字制御回路40は、ROMを具備し、そ
の中に“マル秘印パターン”や“管理ナンバパターン”
等の情報をコード化し記憶しており、システム制御部3
Sによるパラメータ設定に従って、ROMの情報をパス
制御回路(2)39へ 送信する。パス制御回路(2)3
9は、システム制御部3Sにより設定されたパラメータ
に従って、 ・画像処理回路38とプリンタI/F処理部2より送ら
れてくる画像データを合成した画像データを生成する。 ・画像処理回路38とプリンタI/F処理部2より送ら
れてくる画像データ、および上記合成画像データの選択
処理を行う。 ・上記で選択された画像データに対し印字制御回路40
より送られてくる印字画像データを合成する。等の処理
を行い、処理された画像データを次段の画像形成装置5
の書き込み部50に同期信号と共に出力する。
【0014】IPU3の上記ビデオ処理部3V(図2参
照)に設けた変倍処理回路36の詳細を説明する。図3
は、かかる変倍処理回路36のブロック図を示す。図3
を参照して、変倍処理回路36に係わる回路構成とその
動作について、述べる。変倍処理回路36は、複写機の
主走査(CCD14のラインごとの走査)で画像データの
倍率の変更を実現する処理ブロックである。この回路
は、入力画像の変倍処理系として、画像パス制御部36
3、補間演算部362、ラインメモリ制御部361を備
え、ラインメモリ制御部361は、画像パス制御部36
3に2本並列に接続されたラインメモリ(1)41とラ
インメモリ(2)42を制御する。また、上記変倍処理
系への制御用データの転送制御を行うメモリ制御部36
4を備え、メモリ制御部364は、制御用データを保存
するメモリ43を制御する。変倍処理は、補間演算処理
と、ラインメモリによる速度変換処理の2部分の組み合
わせを変えることによって、“等倍と縮小”と、“拡
大”の処理部を構成する。
【0015】画像データの流れとしては、“等倍と縮
小”処理時に、補間演算処理をしてから速度変換処理を
し、“拡大”処理時に、速度変換処理をしてから補間演
算処理を行うようにする。速度変換は、ラインメモリ
(1)41とラインメモリ(2)42に対して、リードイ
ネーブル(ren)あるいはライトイネーブル(wen)信号
を制御することによって実現する。図3の実施例では、
ラインメモリ制御部361でこの機能を実現している。
補間演算は、補間演算部362により3次関数コンボリ
ューション法を用いて主走査方向に対し、上前後の画像
データによって、リサンプリング位置にある画像データ
を補間する。本実施例においては、主走査変倍の範囲を
25%〜400%(0.5%刻み)とする。拡大/縮小の選択は
ラインメモリ制御部361への制御コマンドによって制
御し、実際の画像データのリサンプリング位置は、内部
メモリに書き込まれた変倍制御データによって与える。
ラインメモリ制御部361は、2本並列に付けたライン
メモリ(1)41とラインメモリ(2)42に対して、リ
ードイネーブル(ren)信号およびライトイネーブル(w
en)信号を変倍制御データによって制御し、トグル動作
させる。
【0016】等倍処理、縮小処理、拡大処理、それぞれ
の動作について以下に説明する。 (1) 等倍処理 等倍処理の場合は、入力画像データが、画像パス制御部
363のパス制御によって補間演算部362を通り、ラ
インメモリ(1)41とラインメモリ(2)42に書き込
まれる。両ラインメモリ41,42に書き込まれた画像
データは、1ライン遅延された後読み出され、リードイ
ネーブルren1,ren2のアクティブ状態の下に合成され、
画像パス制御部363を通って出力画像として出力され
る。この時、図4に示すように、ren,wenは常にLowに
設定され、速度変換は実施せず等倍動作を行う。 (2) 縮小処理 縮小処理の場合に、入力画像データが、画像パス制御部
363を通じて、補間演算部362へ送られ、補間演算
を行う。補間のためのサンプリング位置は、操作部6の
設定データが保存されたメモリ(RAM)43内の変倍
制御データをメモリ制御部364により読み出し、その
値に基づいて決定する。補間後の画像データは、画像パ
ス制御部363の制御によりラインメモリに書き込まれ
る。この時、図5に示すように、ラインメモリ41,4
2のライトイネーブルの制御により間引かれたデータを
ラインメモリ41,42に出力する。ラインメモリ4
1,42に書き込まれた画像データは1ライン遅延され
た後、読み出されリードイネーブルのアクティブ状態の
下に合成され、画像パス制御部363を通って出力画像
として出力される。読み出し時、図5に示すように、 r
en = Lowの等速条件で、ラインメモリ41,42から画
像データをそのまま取り込む。 (3) 拡大処理 拡大処理の場合に、入力画像データは、画像パス制御部
363を通じてラインメモリ41,42に書き込まれ
る。書き込み時、wen=Lowの等速条件で、ラインメモリ
41,42への入力データをそのまま書き込む。ライン
メモリ41,42に書き込まれた画像データは1ライン
遅延された後読み出され、リードイネーブルのアクティ
ブ状態の下に合成される。この時に、図6に示すよう
に、リードイネーブルより読み出しを制御し、速度変換
を行う。読み込まれたデータは画像パス制御部363を
通じて補間演算部362へ送られ、補間演算を行う。補
間のためのサンプリング位置は、操作部6の設定データ
が保存されたメモリ(RAM)43内の変倍制御データ
をメモリ制御部364により読み出し、その値に基づい
て決定する。読み出しを停止されたデータに対してサン
プリング位置を変化させて複数回補間を行うことで拡大
処理を行う。補間後の画像データは補間演算部362か
ら画像パス制御部363を通じて出力画像データとして
出力される。
【0017】上記の変倍処理におけるメモリ制御部36
4の動作について説明する。メモリ制御部364は、メ
モリ制御および補間演算用の制御情報を選択する機能を
有するブロックである。選択する制御情報は、操作部6
でユーザの入力によって指定された複写条件に従うもの
である。ここでは、異なるサイズの複数枚の原稿を複写
の対象として、それに複数の異なる複写条件を設定する
場合に対応できるように、設定された複数の設定情報の
管理をする。その管理は、複数の原稿サイズと原稿の枚
数に関する情報、主走査、副走査の倍率の組み合せ
(主、副走査の倍率比)の情報、複数種のコピーの枚数
に関する情報、印刷用紙のサイズの指定情報からなる複
写条件の設定情報を、設定毎にメモリの領域を分離して
記憶するようにし、管理された複数の設定情報から選択
した情報により制御条件を選択する。図7は、メモリ4
3のメモリ領域に記憶された倍率制御用データの一例を
示すもので、一度の操作により設定された複数の設定情
報として、複数の倍率制御データ1,2,3を分離した
メモリ領域に記憶させている。記憶する制御データは、
複数の原稿サイズ、原稿の枚数に関する情報、主走査、
副走査の倍率の組み合せの情報、複数種のコピーの枚数
に関する情報、印刷用紙のサイズの情報である。メモリ
制御部364は、複数の設定情報に対応してメモリ43
の各メモリ領域に記憶された複数の設定データからそれ
ぞれの倍率制御データを選択して、ラインメモリ制御部
361或いは補間演算部362にロードする。ラインメ
モリ制御部361及び補間演算部362では、処理に必
要なデータは、指定された倍率に基づいて、それぞれの
内部メモリに保持しているデータから選択して提供さ
れ、変倍処理に使用する。
【0018】この方式のメリットは、一回の操作で、異
なるサイズの複数枚の原稿を複写の対象として、そこ
に、複数の原稿サイズと原稿の枚数に関する情報、主走
査、副走査の倍率の組み合せ(主、副走査の倍率比)の
情報、複数種のコピーの枚数に関する情報、印刷用紙の
サイズの指定情報からなる複数の複写条件の設定を行
い、設定した複数の設定情報を管理するために、各設定
情報をメモリ領域を割り当てて記憶させることにより、
複数の倍率の制御データを同時に設定できる。従って、
違う変倍制御データが選択され、一つの画像データに対
して、一回の設定で異なる倍率の処理ができ、自動で連
続の作業ができるようになり、また、操作しやすく、省
力化を図ることができる。また、本実施例を適用した具
体例を、次に示す。図8は、原稿に本実施例を適用する
ことにより作成したコピーの関係を説明するための図で
ある。図8に示すように、この例では、原稿サイズがそ
れぞれサイズ1,2の2種類の原稿1,原稿2につい
て、コピー1,2として、それぞれの原稿に対してコピ
ー条件を複数種指定できるようにしている。コピー1で
は、原稿1及び原稿2に対して同じ条件の、倍率1,主
副組み合わせ1,用紙サイズ1を指定し、原稿2に枚数
設定1を指定している。また、コピー2では、原稿1及
び原稿2に対して異なる条件を指定しており、原稿1に
は、倍率2,主副組み合わせ2,用紙サイズ2を指定
し、原稿2には、倍率3,主副組み合わせ2,用紙サイ
ズ2を指定し、枚数設定2を指定している。このよう
に、操作部6の指定によって複数種の原稿サイズと複数
の原稿に対して複数種のコピー枚数、複数のコピー倍
率、複数の主副組み合わせ、複数の印刷用紙のサイズを
指定することができる。これによって複数の原稿に対し
て、複数の変倍率のコピーを複数のサイズの印刷用紙で
とることが可能となる。
【0019】ここで、上記変倍処理回路36の補間演算
部362において補間演算に用いる3次関数コンボリュ
ーション法について説明する。図9は、本実施例の補間
演算に用いる3次関数コンボリューション法の一例を示
す。図9中の(A)は、仮想サンプリング点の階調計算
法を示し、変倍処理後の仮想サンプリング点の階調:σ
を求める計算式と、計算式中の変数の意味を解釈する図
を示す。また、図9中の(B)は、画素間距離と補正係
数の関係を示す線図である。本実施例に用いる3次関数
コンボリューション法の係数は次の表に示している。
【0020】
【表1】
【0021】上記表1中のコード0の欄に通常、50%、2
5%の3通りの係数がある。そのうち、50%、25%は50%と2
5%縮小時の白抜けを解消するための補正係数である。本
実施例では、変倍処理のリサンプリング時の補正演算に
対して、元々の画素位置と同一位置のデータに対して、
そのデータの補正後のデータレベルは3通りの補正方法
を選択できる。一般の場合は、このデータのレベルは、
補正全データと同じこととなる。特定の倍率の場合(50%
と25%)の時、それぞれ前表に示しているような係数を使
用している。1ドットラインの様な画像に対して、この
係数で補正すれば、この画像の位置によって完全に画像
の情報を失ってしまうことを回避できる。
【0022】
【発明の効果】(1) 請求項1の発明に対応する効果 一回の操作により異なる倍率の画像データを生成する処
理条件を設定可能とし、設定に従い異なる倍率の出力画
像データを一連の処理により生成するようにしたことに
より、処理条件の入力操作の手間や処理の対象画像が原
稿読み取り画像である場合に、原稿セットの手間が掛か
らず、処理時間の短縮化が可能になる。 (2) 請求項2,6の発明に対応する効果 上記(1)の効果に加え、入力画像をラインメモリで速
度変換する処理とリサンプリングする画像データを3次
関数コンボリューション法で補間演算する処理を行う変
倍処理手段を備えたことにより、請求項1の発明を容易
に実施することが可能になる。 (3) 請求項3の発明に対応する効果 複数種の原稿サイズに対して、複数のサイズの用紙に複
数の枚数及び主走査と副走査の複数の倍率の組み合わせ
に対応して、複数の倍率で印刷出力を行うことを可能に
し、画像形成装置(例えば、複写機、プリンタ、ファク
シミリ等)の性能を向上させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係わる画像形成装置の全体
構成を概略図として示す。
【図2】 本実施例のデジタル複写機におけるIPUの
ビデオ処理部に係わるシステム構成をを示す。
【図3】 図2のビデオ処理部における変倍処理回路の
ブロック図を示す。
【図4】 図3の変倍処理回路における等倍時のデータ
制御を示す。
【図5】 図3の変倍処理回路における縮小時のデータ
制御を示す。
【図6】 図3の変倍処理回路における拡大時のデータ
制御を示す。
【図7】 倍率制御データ用メモリのメモリ領域と制御
データを示す。
【図8】 本発明の実施例に係わる画像形成装置により
処理される原稿およびコピーのイメージを示す。
【図9】 本実施例の補間演算に用いる3次関数コンボ
リューション法の一例を示す。
【符号の説明】
1…画像読み取り装置、3…IPU(イメージプロセッ
シングユニット)、3V…ビデオ処理部、
4…画像メモリ部、5…画像形成装置、
6…操作部、36…変倍処理回路、
362…補間演算部、14…CCD(イメ
ージセンサ)、 41,42…ラインメモリ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 EA02 EB01 EC01 ED04 ED06 EE01 EE08 EF09 FA01 FA02 FA04 FA05 FA06 FA35 GA14 GA23 GA35 ZA07 5C062 AA05 AB20 AB22 AB23 AC08 AC24 AF07 AF10 AF11 5C076 AA21 AA22 BA06 BA08 BB22 BB25 CB01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理条件を設定する操作部と、入力され
    た画像信号を操作部で設定された処理条件に従い処理
    し、出力画像データを生成する画像処理部とを有する画
    像処理装置であって、前記操作部は、一回の操作により
    異なる倍率の画像データを生成する処理条件を処理すべ
    き入力画像に対して設定可能とし、前記画像処理部は、
    前記設定に従い異なる倍率の出力画像データを一連の処
    理により生成することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された画像処理装置にお
    いて、前記画像処理部は、倍率の設定データに従い、入
    力画像をラインメモリで速度変換する処理とリサンプリ
    ングする画像データを3次関数コンボリューション法で
    補間演算する処理を行う変倍処理手段を備えたことを特
    徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 原稿読み取り装置と、原稿読み取り画像
    を入力画像とする請求項1又は2に記載された画像処理
    装置と、該画像処理装置によって生成された画像データ
    に基づいて画像を形成する手段を有する画像形成装置で
    あって、前記操作部は、画像データを生成するための処
    理条件として、複数の原稿サイズ、原稿のページ数、複
    数種の印刷枚数、主走査と副走査の複数の倍率の組み合
    わせ、及び印刷用紙の複数のサイズを、処理すべき入力
    画像に対して一度の操作により設定可能とし、前記画像
    処理部は、前記設定に従い一連の処理により画像形成に
    用いる画像データを生成することを特徴とする画像形成
    装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100463551B1 (ko) * 2003-01-16 2004-12-29 엘지전자 주식회사 디지털 영상 스케일링 장치
JP2007074516A (ja) * 2005-09-08 2007-03-22 Ricoh Co Ltd 解像度変換装置及び方法

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