JP2001053960A - ディジタル画像処理装置 - Google Patents

ディジタル画像処理装置

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JP2001053960A
JP2001053960A JP11222788A JP22278899A JP2001053960A JP 2001053960 A JP2001053960 A JP 2001053960A JP 11222788 A JP11222788 A JP 11222788A JP 22278899 A JP22278899 A JP 22278899A JP 2001053960 A JP2001053960 A JP 2001053960A
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JP11222788A
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Hiroyasu Kano
大慰 叶
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Ricoh Co Ltd
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T3/00Geometric image transformations in the plane of the image
    • G06T3/40Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting
    • G06T3/4007Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting based on interpolation, e.g. bilinear interpolation

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部操作部の指定によってある順番の原稿に
対して、複数倍率のコピーを取るときに、1回の設定
で、複数種類の変倍率の違うコピーを得ることができる
ディジタル画像処理装置を提供すること。 【解決手段】 メモリ制御305は、メモリ制御305
及び補間演算用の制御データを選択する機能を有するブ
ロックである。このメモリ制御305は、各メモリ30
6〜308に予め常用の変倍制御データを格納してお
く。そして、指定された倍率によって、各メモリ306
〜308に格納されている変倍制御データを利用して処
理を行う。ラインメモリ制御部302と補間演算ブロッ
ク303に必要なデータは、指定された倍率に基づいて
それぞれのメモリ306〜308から選んで提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変倍処理する機能
を持つディジタル画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、原稿画像を画像形成する際、縮
小、拡大などの変倍処理機能を有する複写機やファクシ
ミリ装置等のディジタル画像処理装置が広く普及してい
る。例えば、特開平4−367080号公報には、ライ
ンメモリから画像信号を読み出すときに拡大、縮小処理
ができるような変倍処理手段を使用する画像変倍処理装
置が記載されている。また、特開平8−125836号
公報には、倍率変換回路、斜体変換回路、画像回転回路
及び画像バスにより画像が任意の角度で回転されるよう
な画像回転装置が記載されている。
【0003】このようにディジタル画像処理装置で複数
種類の変倍率のコピーを得る場合の倍率変換処理は、ラ
インメモリを用いて行っている。そして、倍率変換処理
は、このラインメモリに対する画像データのリードある
いはライトをコントロールすることによって実現してい
る。等倍を含む縮小処理の場合は、画像データを縮小処
理して、ラインメモリに書き込んでから、拡大処理の場
合は、画像データをラインメモリから読み出してから、
画像データを拡大処理している。倍率変換後の画像デー
タのレベルは、倍率によって決まったリサンプリング位
置に対する3次関数コンボリューション法で補正したデ
ータを使用する。リサンプリング位置は、精度によっ
て、画素の間で複数に均等分割して、倍率に基づいて1
番近い位置にする。もともとの画素位置と重なっている
画素に対しては補正処理せず、そのままにする。各位置
に関する補正係数は固定である。
【0004】また、従来の変倍処理のディジタル画像処
理装置では、倍率変換制御データは、CPU(中央処理
装置)による倍率指定の設定に基づいて対応の倍率変換
制御データをメモリにロードしておいて、また、内部の
回路で生成したアドレスで順番に読み出される。実装し
ているメモリにロードするデータは通常1種類のデータ
となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技
術では、1回の設定に対して、複数の倍率のコピーが取
れるまたは各原稿に対して、それぞれのサイズのコピー
を取る等のことに対応することができなかった。また、
1回の設定に対して、原稿の主走査方向で左右異なる倍
率なコピー、あるいは、副走査方向で原稿を分割して、
複数の倍率のコピーが取れることに対応することができ
なかった。そこで、本発明の第1の目的は、外部操作部
の指定によってある順番の原稿に対して、複数倍率のコ
ピーを取るときに、1回の設定で、複数種類の変倍率の
違うコピーを得ることができるディジタル画像処理装置
を提供することである。本発明の第2の目的は、外部操
作部の指定によって1枚の原稿に対して複数倍率で原稿
のイメージを分割して処理することができるディジタル
画像処理装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、入力されたディジタル画像信号を受領する信号受領
手段と、この信号受領手段で受領したディジタル画像信
号格納するラインメモリと、このラインメモリからディ
ジタル画像信号を読み出すとき、変倍処理を行う変倍処
理手段と、ユーザーがこの変倍処理手段での変倍処理を
指示する操作部とからなるディジタル画像処理装置にお
いて、前記変倍処理手段が変倍処理を行う際に使用する
変倍制御データを格納する複数のメモリを備えことによ
り、前記第1の目的を達成する。
【0007】請求項2の記載の発明では、請求項1記載
の発明において、前記複数のメモリにそれぞれ独立に異
なる内容の変倍制御データを格納しておくことにより、
前記操作部からの1回の指示で、前記変倍処理手段が、
異なる内容の変倍制御データに応じた変倍処理を行うこ
とにより、前記第1の目的を達成する。
【0008】請求項3の記載の発明では、請求項1記載
の発明において、前記複数のメモリにそれぞれ独立に異
なる内容の変倍制御データを格納しておくことにより、
前記操作部からの指示に応じて、複数枚の各原稿に対し
て、前記変倍処理手段が、異なる内容の変倍制御データ
に応じた変倍処理を行うことにより、前記第1の目的を
達成する。
【0009】請求項4の記載の発明では、入力されたデ
ィジタル画像信号を受領する信号受領手段と、この信号
受領手段で受領したディジタル画像信号格納するライン
メモリと、このラインメモリからディジタル画像信号を
読み出すとき、変倍処理を行う変倍処理手段と、この変
倍処理手段が変倍処理を行う際用いる変倍データを格納
するメモリと、ユーザーがこの変倍処理手段での変倍処
理を指示する操作部とからなるディジタル画像処理装置
において、前記メモリを複数空間に分割する分割手段
と、を備え、この分割手段により分割されたメモリにそ
れぞれ異なる内容の変倍データを格納することにより、
前記第2の目的を達成する。
【0010】請求項5の記載の発明では、請求項4記載
の発明において、前記操作部から指示応じて、前記分割
されたメモリに主走査方向で異なる倍率の変倍データを
格納することにより、前記変倍手段が主走査方向の複数
部分で異なる倍率で画像を処理することにより、前記第
2の目的を達成する。
【0011】請求項6の記載の発明では、請求項4記載
の発明において、前記分割されたメモリに副走査方向で
異なる倍率の変倍データを格納することにより、前記変
倍手段が副走査方向の複数部分で異なる倍率で画像を処
理することにより、前記第2の目的を達成する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図1ないし図14を参照して詳細に説明する。図1
は、本実施の形態に係るディジタル画像処理装置の電気
的なシステム構成を示した図である。このディジタル画
像処理装置は、原稿読取装置1、IPU(イメージ・プ
ロセッシング・ユニット)2、画像形成装置3、操作部
9、画像メモリ部10、プリンタI/F(インターフェ
ース)処理部11及び外部ホスト12を備えている。原
稿読取装置1は、スキャナ制御部4及び各駆動部を備え
ている。IPU2は、ビデオ処理部7とシステム制御部
6より構成される。画像形成装置3は、プロッタ制御部
8と書込部13を備えている。
【0013】次に、各処理部又は各制御部の動作につい
て説明する。スキャナ制御部4は、CPU(中央処理装
置)及びロジックで構成され、システム制御部6と通信
を行い、原稿読取装置1の各センサから状態を検知し、
そのステータス情報を送信する。また、スキャナ制御部
4は、受信したコマンド情報に従い、原稿読取装置1の
各駆動部の動作制御を行ない、原稿スキャン動作を行う
とともにCCD(光電変換素子)5からの電気信号(ビ
デオデータ)をIPU2のビデオ処理部7へ転送する。
【0014】ビデオ処理部7は、ロジックで構成され、
システム制御部6によるパラメータ設定に基づき、CC
D5より転送されてくるビデオデータに対して、A/D
(アナログ/ディジタル)変換、シェーディング補正、
変倍処理、ディザ処理等の画像処理を行い、画像同期信
号とともに画像形成装置3の書込部13へ送信する。シ
ステム制御部6は、CPU及びロジックで構成され、ス
キャナ制御部4、プロッタ制御部8、操作部9、プリン
タI/F処理部11、画像メモリ部10、ビデオ処理部
7と通信し、各処理部のステータスの管理、パラメータ
の設定、プロセス実行等を行い、本ディジタル画像処理
装置全体を管理する制御部である。
【0015】プロッタ制御部8は、CPU及びロジック
で構成され、システム制御部6と通信を行い、画像形成
装置3の各センサからの状態を検知し、そのステータス
情報を送信する。また、プロッタ制御部8は、受信した
コマンド情報とビデオ処理部7からのビデオデータに基
づき、画像形成装置3の各作像プロセス部や、紙搬送部
の動作制御を行ない、転写紙への画像形成処理を行な
う。操作部9は、CPU、キースイッチ、LCD表示部
及びロジックで構成され、システム制御部6と通信を行
い、オペレータによるキー入力を検知し、そのステータ
ス情報を送信する。また、操作部9は、受信したコマン
ド情報に従い、機械の状態等の各種情報をLCD表示部
に表示する。画像メモリ部10は、CPU、ロジック及
び画像メモリで構成され、システム制御部6と通信を行
ない、画像メモリ部10の状態を知らせるためのステー
タス情報を送信するとともに、コマンドを受信しその情
報に従い、受信する画像データの蓄積や、画像合成等の
各種加工処理、処理したデータのビデオ処理部7への送
信処理を行う。プリンタI/F処理部11は、CPU及
ロジックで構成され、システム制御部6と外部ホスト1
2間のコマンドI/F処理を行なう。また、プリンタI
/F処理部11は、外部ホスト12とビデオデータの受
け渡し処理を行ない、外部ホスト12から送られてくる
ビデオデータをビデオ処理部7に転送する。これにより
本ディジタル画像処理装置は、プリンタとしても機能さ
せることができる。
【0016】図2は、本実施の形態に係るディジタル画
像処理装置のIPU2のビデオ処理部7のシステム構造
図である。IPU2のビデオ処理部7は、A/D変換器
32,シューディング補正回路33、フィルタ処理部3
5、変倍処理部36、パス制御回路A37、画像処理回
路38、印字制御回路40及びパス制御回路B39を備
えている。
【0017】以下に、ビデオ処理部7の動作について説
明する。原稿読取装置1は、スタート信号により原稿を
走査し、原稿の画像情報をフィルタ30を通して、電気
信号に変換し読み取るCCD5を備えている。このCC
D5の出力は、同期信号と共にIPU2のビデオ処理部
7に転送される。ビデオ処理部7は、各CCD5より送
られてくる電気信号(ビデオデータ)をA/D変換器3
2に入力する。このA/D変換器32の出力側は、シェ
ーディング補正回路33と接続している。そして、シェ
ーディング補正回路33は、CCD5で読み取られた画
像情報をA/D変換器32によりディジタルの画像デー
タに変換し、シェーディング補正を行なう。シェーディ
ング補正後の画像データは、次段のフィルタ処理部35
に送出する。
【0018】フィルタ処理部35では、前段のシェーデ
ィング補正回路33から送られた画像データに対して、
注目画素と周辺画素のレベルによって、注目画素のレベ
ルを補正する。補正した画像データは次段の変倍処理部
36に送る。変倍処理部36で変倍処理された画像デー
タは、次段のパス制御回路A37に出力される。パス制
御回路A37は、システム制御部6により設定されたパ
ラメータに従って、変倍処理部36より送られてくる画
像データを画像メモリ部や画像処理回路へ送信、及び、
画像メモリ部10から送られてくる画像データを画像処
理回路38へ送信等の画像データパスの切り替えの処理
を行う。
【0019】画像処理回路38は、前段より送られてく
る画像信号に対して、γ補正処理、ディザ処理、誤差拡
散処理等の画像処理を行い、同期信号と共に次段のパス
制御回路B39へ送信する。印字制御回路40は、RO
M(リード・オンリ・メモリ)を具備し、その中に「マ
ル秘印パターン」や「管理ナンバパターン」等の情報を
コード化して記憶しており、システム制御部6によるパ
ラメータ設定に従って、ROMの情報をパス制御回路B
39へ送信する。パス制御回路B39は、システム制御
部6により設定されたパラメータに従って、画像処理回
路38とプリンタI/F処理部11より送られてくる画
像データの合成した画像データを生成したり、画像処理
回路38とプリンタI/F処理部11より送られてくる
画像データ、及び該合成画像データの選択処理、及び、
該選択画像データに対し印字制御回路40より送られて
くる印字画像データを合成する等の処理を行う。そし
て、これらの処理された画像データは、次段の画像形成
装置3の書込部13へ同期信号と共に出力される。
【0020】図3は、第1の実施の形態に係る変倍処理
部36のブロック図である。変倍処理部36は、ライン
メモリ300、301、ラインメモリ制御部302、補
間演算ブロック303、画像パス制御ブロック304及
びメモリ制御305を備えている。メモリ制御305
は、データを有するメモリ306〜308と接続してい
る。
【0021】以下に、変倍処理部36の等倍、縮小及び
拡大処理時における動作について説明する。変倍処理部
36は、ディジタル画像処理装置の主走査(ラインごと
の走査)で画像データの倍率の変更を実現する処理ブロ
ックである。変倍処理部36は、補間演算処理とライン
メモリ300、301による速度変換処理の2つの部分
によって構成されている。画像データの流れは、等倍と
縮小時では補間演算処理して速度変換処理をし、拡大処
理時では速度変換処理して補間演算処理をするというよ
うになっている。なお、図中の実線は画像データの流れ
を、点線は制御データの流れを表している。
【0022】速度変換処理は、ラインメモリ300、3
01に対して、リードイネーブル信号ren又はライト
イネーブル信号wenを制御することによって実現して
いる。図3では、ラインメモリ制御部302がこの機能
を担っている。補間演算ブロック303は、3次関数コ
ンボリューション法を用いて主走査方向上前後の画像デ
ータによるリサンプリング位置にある画像データを補間
する。本実施例における主走査変倍の範囲は、25%〜
400%(0.5%)としてある。拡大縮小の選択はコ
マンドによって制御し、実際の画像データのリサンプリ
ング位置は、内部メモリに書き込まれた変倍制御データ
によって与える。この変倍処理部36では、ラインメモ
リ300、301が2本並列に付いており、リードイネ
ーブル信号ren及びライトイネーブル信号wenを変
倍制御データによって制御し、トグル動作させる。
【0023】次に、図4から図6のタイミングチャート
を参照して等倍、縮小、拡大処理を説明する。図4は、
変倍処理部36における等倍時のデータ制御を示した図
である。図4に示すようにリードイネーブル信号re
n、ライトイネーブル信号wenは、常にLに設定さ
れ、速度変換は実施せず等倍動作を行う。等倍処理の場
合に入力画像データは、画像パス制御ブロック304の
制御によって補間演算ブロック303を通り、ラインメ
モリ300、301に書き込まれる。ラインメモリ30
0、301に書き込まれた画像データは、1ライン遅延
された後読み出され、リードイネーブル信号ren1、
ren2のアクティブ状態の下に合成され、画像パス制
御ブロック304を通って出力画像として出力される。
【0024】図5は、変倍処理部36における縮小時の
データ制御を示した図である。縮小処理の場合に入力デ
ータは、画像パス制御ブロック304を通じて、補間演
算ブロック303へ送られ、補間演算を行う。補間のた
めのサンプリング位置はRAM(ランダム・アクセス・
メモリ)内の変倍制御データを読み出し決定する。補間
後の画像データは、画像パス制御ブロック304よりラ
インメモリ300、301に書き込まれる。この時は、
ラインメモリ300、301のライトイネーブル信号w
enの制御により間引かれたデータをラインメモリ30
0、301に出力する。ラインメモリ300、301に
書き込まれた画像データは、1ライン遅延された後読み
出され、リードイネーブル信号のアクティブ状態の下に
合成され、画像パス制御ブロック304を通って出力画
像として出力される。読み出し時、リードイネーブル信
号ren=Lの等速条件で、ラインメモリ300、30
1から画像データをそのまま取り込む。
【0025】図6は、変倍処理部36における拡大時の
データ制御を示した図である。拡大処理の場合に入力画
像データは、画像パス制御ブロック304を通じてライ
ンメモリ300、301に書き込まれる。書き込み時、
ライトイネーブル信号wen=Lの等速条件で、ライン
メモリ300、301への入力データをそのまま書き込
む。ラインメモリ300、301に書き込まれた画像デ
ータは、1ライン遅延された後読み出され、リードイネ
ーブル信号renのアクティブ状態の下に合成される。
この時にリードイネーブル信号より読み出しを制御し速
度変換を行う。読み込まれたデータは、画像パス制御ブ
ロック304を通じて補間演算ブロック303へ送ら
れ、補間演算を行う。補間のためのサンプリング位置
は、RAM内の変倍制御データを読み出し決定する。読
み出しを停止されたデータに対してサンプリング位置を
変化させて複数回補間を行うことで拡大処理を行う。補
間後の画像データは、画像パス制御ブロック304を通
じて出力画像データとして出力される。
【0026】図7は、メモリ制御305が制御する第1
の実施の形態のメモリ306〜308を示した図であ
る。メモリ制御305は、メモリ制御305及び補間演
算用の制御データを選択する機能を有するブロックであ
る。まず、メモリ制御305は、各メモリ306〜30
8に予め常用の変倍制御データを格納しておく。そし
て、指定された倍率によって、各メモリ306〜308
に格納された変倍制御データをそれぞれ利用して変倍処
理を行う。ラインメモリ制御部302と補間演算ブロッ
ク303に必要なデータは、指定された倍率に基づいて
それぞれのメモリ306〜308から選んで提供する。
この方式のメリットとしては、常用の変倍制御データが
予めロードされていることによって、該当する倍率のコ
ピーを行う場合に、制御が簡単になる。また、複数のメ
モリに、ここでは一例として、メモリ306〜308と
しているが、複数の倍率の制御データを同時に設定でき
るので、違う変倍制御データが選択され、画像データに
対して、1回の設定で異なる倍率の処理ができる。
【0027】図8は、本発明の第1の実施の形態に係る
複数種類の変倍率の違うコピーの結果を示した図であ
る。次に、補間演算ブロック303における補間演算の
係数について説明する。図9は、補間演算時に用いる3
次関数コンボリューション法を示した図である。また、
図10は、第1及び後述する第2の実施の形態に用いる
3次関数コンボリューション法の係数を示した図であ
る。
【0028】図10中のコード0の欄に通常、50%、
25%の3通りの係数がある。そのうち、50%、25
%は、50%、25%縮小時の白抜けを解消するための
補正係数である。本実施の形態では、変倍処理のリサン
プリング時の補正演算に対して、元々の画素位置と同1
位置のデータに対し、そのデータの補正後のデータレベ
ルは、3通りの補正方法を選択できる。一般の場合は、
このデータのレベルは、補正全データと同じこととな
る。特定の倍率の場合(50%、25%)の時、それぞ
れ表に示しているような係数を使用している。1ドット
ラインのような画像に対してこの係数で補正すれば、こ
の画像の位置によって完全に画像の情報を失ってしまう
ことを回避できる。
【0029】次に、第2の実施の形態を説明する。この
実施の形態は、図3におけるメモリが第1の実施の形態
と異なる。以下に、第1の実施の形態と異なる点につい
て説明をする。図11は、第2の実施の形態に係る変倍
処理部36のブロック図である。この図10では、メモ
リ310がメモリ制御305と接続している。図12
は、メモリ制御305が制御する第2の実施の形態のメ
モリ310を示した図である。メモリ制御305は、メ
モリ制御及び補間演算用の制御データを選択する機能を
有するブロックである。
【0030】まず、操作部9の指定によって、メモリの
領域を設定数に分離し、各メモリ領域に指定された倍率
に基づいて変倍制御データをそれぞれロードする。ライ
ンメモリ制御部302と補間演算ブロック303に必要
なデータは、指定された倍率に基づいてそれぞれの倍率
制御データ701〜705から選んで提供する。この方
式のメリットとしては、1回の設定で複数のメモリ領域
を割り当てて、ここでは、一例として、メモリ領域内に
倍率制御データ701〜705及び未使用領域706と
設定されているが、複数の倍率の制御データを同時に設
定できるので、違う変倍制御データが選択され、画像デ
ータに対して、1回の設定で異なる倍率の処理ができ
る。特に、集約したコピー原稿に対して、再び分割する
ことが可能となる。かつ、複数の倍率で分割した原稿画
像を処理することが可能になる。
【0031】図13は、本発明の第2の実施の形態に係
る複数倍率での原稿のコピーのイメージを示した図であ
る。この図は、原稿上の左右の画像に対して、左半分の
画像を倍率1で、右半分の画像を倍率2でそれぞれ主走
査方向の処理を行いコピーを出した結果を表している。
図14は、本発明の第2の実施の形態に係る複数倍率で
の原稿の独立コピーのイメージを示した図である。この
図は、原稿上の副走査方向で、等間隔に画像を分割し、
それぞれ倍率1、倍率2、倍率3の変倍で独立のコピー
を出した結果を表している。
【0032】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、前記変倍処理
手段が変倍処理を行う際に使用する変倍制御データを格
納する複数のメモリを備えいるので、複数種類の変倍率
の異なる画像処理を行うことができる。請求項2記載の
発明では、前記操作部からの1回の指示で、前記変倍処
理手段が、異なる内容の変倍制御データに応じた変倍処
理を行うことができる。請求項3記載の発明では、前記
操作部からの指示に応じて、複数枚の各原稿に対して、
前記変倍処理手段が異なる内容の変倍制御データに応じ
た変倍処理を行うことができる。
【0033】請求項4記載の発明では、分割手段がメモ
リを複数空間に分割し、分割されたメモリにそれぞれ異
なる内容の変倍データを格納することにより、1枚の原
稿に対して複数倍率で原稿のイメージを分割して処理す
ることができる。請求項5記載の発明では、主走査方向
で異なる倍率で画像を変倍処理することができる。請求
項6記載の発明では、同一原稿に対して、副走査方向
で、複数の部分に分割して、同一倍率又は異なる倍率で
画像を変倍処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るディジタル画像処理装置の
構成を示した図である。
【図2】本実施の形態に係るディジタル画像処理装置の
IPUのビデオ処理部のシステム構造図である。
【図3】第1の実施の形態に係る変倍処理部のブロック
図である。
【図4】変倍処理部における等倍時のデータ制御を示し
た図である。
【図5】変倍処理部における縮小時のデータ制御を示し
た図である。
【図6】変倍処理部における拡大時のデータ制御を示し
た図である。
【図7】第1の実施の形態の複数のメモリの状態を示し
た図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態に係る複数種類の変
倍率の違うコピーの結果を示した図である。
【図9】補間演算時に用いる3次関数コンボリューショ
ン法を示した図である。
【図10】第1及び第2の実施の形態に用いる3次関数
コンボリューション法の係数を示した図である。
【図11】第2の実施の形態に係る変倍処理部のブロッ
ク図である。
【図12】第2の実施の形態の分割されたメモリの状態
を示した図である。
【図13】第2の実施の形態に係る主走査方向に、複数
倍率で原稿をコピーしたイメージを示した図である。
【図14】本発明の第2の実施の形態に係る副走査方向
に、複数倍率で原稿の独立コピーをしたイメージを示し
た図である。
【符号の説明】
1 原稿読取装置 2 IPU 3 画像形成装置 4 スキャナ制御部 5 CCD 6 システム制御部 7 ビデオ処理部 8 プロッタ制御部 9 操作部 10 画像メモリ部 11 プリンタI/F処理部 12 外部ホスト 13 書込部 30 フィルタ 32 A/D変換器 33 シェーディング補正回路 35 フィルタ処理部 36 変倍処理部 37 パス制御回路A 38 画像処理回路 39 パス制御回路B 300、301 ラインメモリ 302 ラインメモリ制御部 303 補間演算ブロック 304 画像パス制御ブロック 305 メモリ制御 306〜308、701〜705 メモリ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されたディジタル画像信号を受領す
    る信号受領手段と、 この信号受領手段で受領したディジタル画像信号格納す
    るラインメモリと、 このラインメモリからディジタル画像信号を読み出すと
    き、変倍処理を行う変倍処理手段と、 ユーザーがこの変倍処理手段での変倍処理を指示する操
    作部とからなるディジタル画像処理装置において、 前記変倍処理手段が変倍処理を行う際に使用する変倍制
    御データを格納する複数のメモリを備えたことを特徴と
    するディジタル画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記複数のメモリにそれぞれ独立に異な
    る内容の変倍制御データを格納しておくことにより、 前記操作部からの1回の指示で、前記変倍処理手段が、
    異なる内容の変倍制御データに応じた変倍処理を行うこ
    とを特徴とする請求項1記載のディジタル画像処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記複数のメモリにそれぞれ独立に異な
    る内容の変倍制御データを格納しておくことにより、 前記操作部からの指示に応じて、複数枚の各原稿に対し
    て、前記変倍処理手段が、異なる内容の変倍制御データ
    に応じた変倍処理を行うことを特徴とする請求項1記載
    のディジタル画像処理装置。
  4. 【請求項4】 入力されたディジタル画像信号を受領す
    る信号受領手段と、 この信号受領手段で受領したディジタル画像信号格納す
    るラインメモリと、 このラインメモリからディジタル画像信号を読み出すと
    き、変倍処理を行う変倍処理手段と、 この変倍処理手段が変倍処理を行う際用いる変倍データ
    を格納するメモリと、ユーザーがこの変倍処理手段での
    変倍処理を指示する操作部とからなるディジタル画像処
    理装置において、 前記メモリを複数空間に分割する分割手段と、を備え、 この分割手段により分割されたメモリにそれぞれ異なる
    内容の変倍データを格納することを特徴とするディジタ
    ル画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記操作部から指示応じて、前記分割さ
    れたメモリに主走査方向で異なる倍率の変倍データを格
    納することにより、前記変倍手段が主走査方向の複数部
    分で異なる倍率で画像を処理することを特徴とする請求
    項4記載のディジタル画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記分割されたメモリに副走査方向で異
    なる倍率の変倍データを格納することにより、前記変倍
    手段が副走査方向の複数部分で異なる倍率で画像を処理
    することを特徴とする請求項4記載のディジタル画像処
    理装置。
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