JPH09212410A - 画像データ記憶装置 - Google Patents

画像データ記憶装置

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JPH09212410A
JPH09212410A JP8021557A JP2155796A JPH09212410A JP H09212410 A JPH09212410 A JP H09212410A JP 8021557 A JP8021557 A JP 8021557A JP 2155796 A JP2155796 A JP 2155796A JP H09212410 A JPH09212410 A JP H09212410A
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智憲 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単かつ安価な構成で,メモリクリアおよび
境界線の挿入を行える画像データ記憶装置を提供する。 【解決手段】 フレームメモリをクリアするためのクリ
アデータを保持するクリアデータレジスタ703eと,
入力画像データと同一ビット幅のデータからなるデータ
をクリアデータとしてクリアデータレジスタ703eに
設定する設定手段,および,フレームメモリに書き込む
データとして入力画像データまたはクリアデータレジス
タ703eに保持されているクリアデータのどちらかを
選択する書き込みデータ選択手段としてのMPU703
cとを備え,MPU703cが,フレームメモリに一定
値のデータを書き込む場合に,クリアデータレジスタ7
03eに保持されているクリアデータを選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,デジタル複写機,
スキャン,プリンタ,ファクシミリ装置等の画像処理装
置等の画像情報のデジタル処理を行う機器に適用される
画像データ記憶装置に関し,より詳細には,複数ビット
で構成される多値画像データまたは単数ビットで構成さ
れる2値画像データを画像メモリに格納すると共に,該
画像メモリから読み出して出力する画像データ記憶装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年,複写機のデジタル化が進むと共
に,画像メモリを応用した加工・編集が盛んになってい
る。例えば,画像メモリの読み出し時のアドレス操作に
よって画像回転やイメージリピート等を行う機能を有し
たものや,画像メモリの書き込み時のアドレス操作によ
って複数枚の原稿を1枚の転写紙にコピーする集約(i
nto1)等を行う機能を有したものがある。このよう
な機能を実現するために,メモリ機能を有するデジタル
複写機では,少なくとも原稿1枚分に相当するフレーム
メモリを持っているのが一般的である。
【0003】ところで,デジタル複写機等においては,
画像データを画像メモリに記憶し,画像メモリの記憶領
域を指定することで,画像の切り出し・嵌め込み・集約
等の画像編集が一般的に行われている。
【0004】このとき,メモリ領域内の不要部分が白画
像となるように,メモリクリアという動作を実行してい
る。このメモリクリアは,画像メモリの内容をプリント
アウト等によって出力し,目に見える画像とした場合
に,不正画像が出力されないように,画像データを画像
メモリに取り込む前にメモリ全領域に対して行われる。
具体的には,このメモリクリアの動作は,画像メモリに
白画像に相当するデータ(クリアデータ)を書き込みこ
とで実行されている。
【0005】また,集約・イメージリピート等の機能の
ように,境界線(仕切り線)を作成することがある。境
界線は複数枚の原稿を1枚の転写紙にコピー出力した場
合に,複数枚の原稿の境界に実線を挿入するものであ
る。具体的には,画像出力時に画像データに画像の所定
領域に黒データをオーバーライトすることで行われてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記従
来の技術によれば,メモリクリアおよび境界線の挿入を
行うために,メモリ記憶時に画像データを白マクスする
白マスク回路と,画像の出力部に領域を判別して画像デ
ータを黒マスクする黒マスク回路との両方の回路がそれ
ぞれ必要であるため,回路構成が複雑となり,コスト高
になるという問題点があった。
【0007】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て,簡単かつ安価な構成で,メモリクリアおよび境界線
の挿入を行える画像データ記憶装置を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに,請求項1に係る画像データ記憶装置は,複数ビッ
トで構成される多値画像データまたは単数ビットで構成
される2値画像データを,画像メモリに格納すると共
に,前記画像メモリから読み出して出力する画像データ
記憶装置において,前記画像メモリをクリアするための
クリアデータを保持するクリアデータレジスタと,前記
多値画像データまたは2値画像データと同一ビット幅の
データからなるデータをクリアデータとして前記クリア
データレジスタに設定する設定手段と,前記画像メモリ
に書き込むデータとして,前記多値画像データまたは2
値画像データと前記クリアデータレジスタに保持されて
いるクリアデータのどちらかを選択する書き込みデータ
選択手段と,を備え,前記書き込みデータ選択手段が,
前記画像メモリに一定値のデータを書き込む場合に,前
記クリアデータレジスタに保持されているクリアデータ
を選択するものである。
【0009】すなわち,メモリクリアを行う場合,設定
手段がクリアデータレジスタに白画像に相当するデータ
をクリアデータとして設定し,書き込みデータ選択手段
が,クリアデータレジスタに保持されているクリアデー
タを選択して画像メモリに一定値のデータ(クリアデー
タ)を書き込み,また,境界線の挿入を行う場合,設定
手段がクリアデータレジスタに黒画像に相当するデータ
をクリアデータとして設定し,書き込みデータ選択手段
が,クリアデータレジスタに保持されているクリアデー
タを選択して画像メモリに一定値のデータ(クリアデー
タ)を書き込む。
【0010】また,請求項2に係る画像データ記憶装置
は,請求項1記載の画像データ記憶装置において,前記
書き込みデータ選択手段が,複数枚の原稿に相当する複
数の画像データを前記画像メモリに書き込む際に,前記
複数の画像データの境界部分に前記クリアデータを書き
込むものである。
【0011】すなわち,設定手段がクリアデータレジス
タに黒画像に相当するデータをクリアデータとして設定
し,書き込みデータ選択手段が,複数の画像データの境
界部分にクリアデータを書き込む。
【0012】また,請求項3に係る画像データ記憶装置
は,請求項1記載の画像データ記憶装置において,外部
より前記クリアデータを前記クリアデータレジスタに設
定する外部設定手段を備え,前記書き込みデータ選択手
段は,前記画像メモリのメモリクリア実行時に,前記外
部より設定されたクリアデータを用いてメモリクリアを
行うものである。
【0013】すなわち,外部設定手段で,外部よりクリ
アデータをクリアデータレジスタに設定し,書き込みデ
ータ選択手段が,外部より設定されたクリアデータを用
いてメモリクリアを行うことにより,外部から所望のク
リアデータを用いてメモリクリアを行うものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下,本発明の画像データ記憶装
置の一実施例について,図面を参照して詳細に説明す
る。
【0015】図1は,本発明の画像データ記憶装置をデ
ジタル複写機に適用した場合の概略構成図を示し,図2
は,原稿台を上方から見た図である。
【0016】先ず,図に基づいて,デジタル複写機の読
取部100の読み取りプロセスおよび像形成部200の
像形成プロセスについて簡単に説明する。
【0017】読取部100は,原稿101を原稿台10
2に沿って可能な露光ランプ103によってスキャン露
光を行い,その反射光をCCD(イメージセンサー)1
04によって光電変換し,光の強弱に応じた画像データ
(アナログ信号)として入力する。IPU(イメージプ
ロセッシングユニット)105は,CCD104から画
像データを入力し,シェーディング補正処理・A/D変
換(アナログ/デジタル変換)処理等を施して,8ビッ
トのデジタル信号とし,さらに変倍処理・ディザ処理等
の画像処理を行って,画像同期信号と共に画像データを
像形成部200へ出力する。
【0018】なお,スキャナ制御部106は,上記のプ
ロセスを実行するために,各種センサーの検知状態を入
力し,各駆動部等の駆動制御を行うと共に,IPU10
5に各種パラメータの設定を行う。
【0019】像形成部200では,帯電チャージャ20
1によって一様に帯電された一定回転する感光体202
を,書込部203からの画像データによって変調された
レーザー光204によって露光する。露光によって感光
体202上に静電潜像が形成され,該静電潜像を現像装
置205でトナー現像することにより,顕像化したトナ
ー像を得る。
【0020】次に,あらかじめ給紙コロ206によって
給紙トレイ207から給紙搬送され,レジストローラ2
08の一で待機していた転写紙を,感光体202の回転
タイミングと同期させて搬送し,転写チャージャ209
によって感光体202上のトナー像を転写紙に静電転写
し,分離チャージャ210によって転写紙を感光体20
2から分離する。
【0021】その後,転写紙上のトナー像を定着装置2
11により加熱定着し,排紙ローラ212により排紙ト
レイ213に排紙する。
【0022】一方,静電転写後の感光体202に残留し
たトナー像がクリーニング装置214によって除去さ
れ,さらに帯電チャージャ215によって感光体202
上の残留電荷が除電される。
【0023】なお,プロッタ制御部216は,上記のプ
ロセスを実行するために,各種センサーの検知状態を入
力し,各駆動部等の駆動制御を行う。
【0024】次に,図3のタイミングチャートを参照し
て,読取部100のIPU105から出力される画像デ
ータおよび画像同期信号について説明する。フレームゲ
ート信号(/FGATE)は副走査方向の画像エリアに
対しての画像有効範囲を表す信号であり,この信号がロ
ーレベル(ローアクティブ)の間の画像データが有効と
なる。また,このフレームゲート信号(/FGATE)
は,ライン同期信号(/LSYNC)の立ち下がりエッ
ジでアサート(あるいはネゲート)される。
【0025】ライン同期信号(/LSYNC)は,画素
同期信号(PCLK)の立ち上がりエッジで所定クロッ
ク数だけアサートされ,この信号の立ち上がり後,所定
クロック後に主走査方向の画像データが有効となる。
【0026】送られてくる画像データは,画素同期信号
(PCLK)の1周期に対して1つであり,図2の矢印
A部分より400dpi相当に分割されたものである。
また,画像データは,図2の矢印A部分を先頭にラスタ
形式のデータとして送出される。さらに,画像データの
副走査有効範囲は,通常,転写紙サイズによって決ま
る。
【0027】続いて,図1を参照して,操作部300,
システム制御部400,FAX部500,セレクタ部6
00および記憶部700について説明する。
【0028】操作部300は,デジタル複写機に対する
各種オペレーションを行うためのものであり,図示を省
略するが,複写モードの設定および各種パラメータの入
力を行うためのキー入力部と,装置の動作状態および各
種メッセージを表示するための表示部とを有している。
なお,本実施例では,この操作部300を本発明の外部
設定手段として用いる。
【0029】システム制御部400は,オペレータによ
る操作部300への入力状態を検知し,読取部100,
像形成部200,FAX部500および記憶部700へ
の各種パラメータの設定や,プロセス実行の指示等を通
信にて行う。またシステム全体の状態を操作部300を
介して表示する。なお,システム制御部400への指示
はオペレータの操作部300へのキー入力によって行わ
れる。
【0030】FAX部500は,システム制御部400
からの指示により,読取部100から送られてきた画像
データに対して,G3・G4FAXのデータ転送規定に
基づいて2値圧縮処理を行い,電話回線へ転送する。ま
た,電話回線を介してFAX部500に転送されてきた
画像データに対して,復元(伸長処理)を行って2値の
画像データとし,像形成部200の書込部203へ転送
する。
【0031】セレクタ部600は,システム制御部40
0からの指示により,セレクタの状態を変化させ,像形
成を行う画像データのソースとして読取部100,記憶
部700,FAX部500の何れかを選択する。
【0032】記憶部700は,本発明の画像データ記憶
装置に相当し,通常は,IPU105から入力した画像
データを記憶することで,リピートコピー,回転コピー
等の複写アプリケーションに使用される。また,FAX
部500からの2値の画像データを一時記憶するバッフ
ァメモリとしても使用される。これらデータ記憶の指示
は,システム制御部400によってなされる。
【0033】次に,図4および図5を参照して,本実施
例の画像データ記憶装置である記憶部700の構成につ
いて説明する。なお,図4は記憶部700のブロック構
成図を示し,図5は記憶部700のメモリ制御部703
のブロック構成図を示す。
【0034】記憶部700は,大別して,画像データの
入出力インターフェースとしての画像入出力部701
と,画像データと記憶するフレームメモリ702と,フ
レームメモリ702に対する画像データの書き込み/読
み出し制御を行うメモリ制御部703とから構成され
る。
【0035】画像入出力部701は,CPUおよびロジ
ック(何れも図示せず)で構成され,メモリ制御部70
3と通信を行ってコマンドを受信し,そのコマンドに応
じた動作設定を行って,画像データの入出力を行うと共
に,画像入出力部701の状態を知らせるためのステー
タス情報をメモリ制御部703へ送信する。例えば,画
像入力のコマンドを受けた場合,入力画像データを入力
画像同期信号に従って,8画素単位のメモリデータとし
てメモリ制御部703へメモリアクセス信号と共に随時
出力する。また,画像出力のコマンドを受けた場合,メ
モリ制御部703からの画像データを出力画像同期信号
に同期させて出力する。さらに,メモリクリア時には,
メモリ制御部703からの動作コマンドを受けて,入出
力メモリアクセス信号のみをメモリ制御部703に出力
する。
【0036】フレームメモリ702は,画像データを記
憶するメモリであり,DRAM等の半導体記憶素子で構
成され,メモリ制御部703によって読み出し,書き込
みの制御が行われる。なお,本実施例では,フレームメ
モリ702のメモリ量の合計を4Mバイトとする。
【0037】メモリ制御部703は,CPUおよびロジ
ックで構成され,システム制御部400と通信を行って
コマンドを受信し,そのコマンドに応じた動作設定を行
い,またシステム制御部400へ記憶部700の状態を
知らせるためのステータス情報を送信する。なお,メモ
リ制御部703がシステム制御部400から受信する動
作コマンドには,画像入力,画像出力,圧縮,伸長等が
ある。
【0038】ここで,図5を参照して,メモリ制御部7
03の構成について詳細に説明する。メモリ制御部70
3は,図示の如く,入出力メモリアクセス信号に応じて
フレームメモリ制御信号を出力するメモリアクセス制御
部703aと,入出力メモリアクセス信号に応じてカウ
ントアップするアドレスカウンタであり,入力画像デー
タを格納する格納場所を示す25ビット(32M空間)
のメモリアドレスを出力する入出力画像アドレスカウン
タ703bと,CPU・SCI(シリアル通信I/F)
・入出力ポート等の機能を持ったMPU(マイクロプロ
セッシングユニット)703cと,MPU703cによ
ってデータの方向が設定されるスリーステートの双方向
バッファ703d,703gと,MPU703cからフ
レームメモリへのクリアデータを入力して保持するクリ
アデータレジスタ703eと,フレームメモリ702へ
書き込むデータ(フレームメモリデータ)として,画像
入出力部701からのデータまたはクリアデータレジス
タ703eのデータの何れかを選択するためのライトデ
ータセレクタ703fとから構成される。
【0039】なお,MPU703cは,8ビットのCP
Uバスを介して,フレームメモリ702へのライト(書
き込み)あるいはリード(読み出し)先頭アドレスを示
すパラメータを入力画像アドレスカウンタ703bに設
定すると共に,クリアデータレジスタ703eにクリア
データを設定する。
【0040】以上の構成において,記憶部700の動作
を説明する。記憶部700は,システム制御部400か
らの指示により,通常動作時は入力された入力画像デー
タをフレームメモリ702に記憶する。すなわち,MP
U703cは,システム制御部400から通常の書き込
み動作の指示を受信すると,8ビットのCPUバスを介
して,フレームメモリ702へのライト(書き込み)先
頭アドレスを示すパラメータを入力画像アドレスカウン
タ703bに設定し,ライトデータセレクタ703fの
入力を双方向バッファ703dに切り替えて,画像入出
力部701から入力した入力画像データを双方向バッフ
ァ703d,ライトデータセレクタ703f,双方向バ
ッファ703gを介してフレームメモリ702へ書き込
む。
【0041】本発明のメモリクリア動作時は,MPU7
03cは,システム制御部400から通常の書き込み動
作の指示を受信すると,8ビットのCPUバスを介し
て,フレームメモリ702へのライト(書き込み)先頭
アドレスを示すパラメータを入力画像アドレスカウンタ
703bに設定し,入力画像データ(多値画像データま
たは2値画像データ)と同一ビット幅のデータからなる
データをクリアデータとしてクリアデータレジスタ70
3eに設定し,ライトデータセレクタ703fの入力を
クリアデータレジスタ703eに切り替えて,クリアデ
ータレジスタ703eに設定されているクリアデータを
ライトデータセレクタ703f,双方向バッファ703
gを介してフレームメモリ702へ書き込む。これによ
って,クリアデータレジスタ703eに設定されている
一定値のデータ(クリアデータ)がフレームメモリ70
2にライトされることによる。換言すれば,一定値の階
調でフレームメモリ702に書き込みが可能となる。
【0042】また,フレームメモリ702上の画像デー
タに境界線を挿入する場合,例えば,複数枚の原稿を1
枚の転写紙にコピー出力する際の複数枚の原稿に相当す
る画像データの境界に実線を挿入する場合,MPU70
3cの制御によって,CPUバスを介して実線を挿入す
る領域(ライト領域)を示すパラメータを入力画像アド
レスカウンタ703bに設定し,クリアデータとして黒
データをクリアデータレジスタ703eに設定し,ライ
トデータセレクタ703fの入力をクリアデータレジス
タ703eに切り替えて,クリアデータレジスタ703
eに設定されている黒データをライトデータセレクタ7
03f,双方向バッファ703gを介してフレームメモ
リ702上の実線を挿入する領域(ライト領域)へ書き
込む。これによって,フレームメモリ702上の画像デ
ータに境界線を挿入することができる。
【0043】図6は,4枚の原稿の集約時のコピー出力
の一例を示し,十字に境界線が出力されている。境界線
は縦横に2箇所の領域を設定して,その領域に黒データ
を書き込むことで容易に実現できる。
【0044】また,本実施例において,操作部200を
介して,オペレータが256階調中の任意の所望の値を
クリアデータとして設定することが可能であり,オペレ
ータがコピー使用前に,あらかじめ所望のクリアデータ
を設定した場合,操作部200からシステム制御部40
0にクリアデータの変更が通知され,続いて,システム
制御部400から記憶部700にクリアデータの変更が
通知される。
【0045】記憶部700に通知された新しいクリアデ
ータ(オペレータの設定値)は,メモリ制御部703の
MPU703cに入力され,MPU703cによってク
リアデータレジスタ703eにクリアデータとして設定
され,メモリクリア動作に使用される。なお,メモリク
リア動作は,コピー動作終了毎,またはクリアデータ値
が変更された直後に自動的に実行される。
【0046】このようにオペレータが所望のクリアデー
タを設定すると,該クリアデータによってフレームメモ
リ702がクリアされる。換言すれば,転写紙に出力し
た場合の背景(白画像に相当する部分)を所望の階調に
変更することができる。図7は,中間調となるデータ
(例えば,80hex)をクリアデータとして設定した
場合のコピー出力の一例を示したものである。
【0047】本実施例によれば,記憶部700におい
て,フレームメモリ702のメモリクリア動作を実行す
ると共に,フレームメモリ702に境界線の挿入(黒デ
ータの書き込み)動作を実行可能であるので,従来の白
マスク回路および黒マスク回路の両方を備えた装置と比
較して簡単な構成となる。
【0048】また,従来,メモリクリアを白画像に相当
するデータでのみ行っていたが,MPU703cが設定
した一定値(クリアデータ)を用いてメモリクリアを行
えるので,利便性が向上する。
【0049】また,外部よりクリアデータを設定できる
ので,オペレータが任意の所望の階調データを設定し,
自由に画像の背景を変更することができる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように,本発明の画像デー
タ記憶装置(請求項1)は,メモリクリアを行う場合,
設定手段がクリアデータレジスタに白画像に相当するデ
ータをクリアデータとして設定し,書き込みデータ選択
手段が,クリアデータレジスタに保持されているクリア
データを選択して画像メモリに一定値のデータ(クリア
データ)を書き込み,また,境界線の挿入を行う場合,
設定手段がクリアデータレジスタに黒画像に相当するデ
ータをクリアデータとして設定し,書き込みデータ選択
手段が,クリアデータレジスタに保持されているクリア
データを選択して画像メモリに一定値のデータ(クリア
データ)を書き込むため,簡単かつ安価な構成で,メモ
リクリアおよび境界線の挿入を行うことができる。
【0051】また,本発明の画像データ記憶装置(請求
項2)は,設定手段がクリアデータレジスタに黒画像に
相当するデータをクリアデータとして設定し,書き込み
データ選択手段が,複数の画像データの境界部分にクリ
アデータを書き込むため,簡単かつ安価な構成で,境界
線の挿入を行うことができ,また,境界線の挿入を容易
に行うことができる。
【0052】また,本発明の画像データ記憶装置(請求
項3)は,外部設定手段で,外部よりクリアデータをク
リアデータレジスタに設定し,書き込みデータ選択手段
が,外部より設定されたクリアデータを用いてメモリク
リアを行うことにより,外部から所望のクリアデータを
用いてメモリクリアを行うため,画像データの背景とな
る階調をオペレータが自由に設定することができる。ま
た,簡単な構成で高機能な画像データ記憶装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像データ記憶装置をデジタル複写機
に適用した場合の概略構成図である。
【図2】原稿台を上方から見た状態を示す説明図であ
る。
【図3】読取部のIPUから出力される画像データおよ
び画像同期信号を示すタイミングチャートである。
【図4】本実施例の記憶部(画像データ記憶装置)のブ
ロック構成図である。
【図5】本実施例の記憶部のメモリ制御部のブロック構
成図である。
【図6】境界線の挿入例(4枚の原稿の集約時のコピー
出力の一例)を示す説明図である。
【図7】中間調となるデータ(例えば,80hex)を
クリアデータとして設定した場合のコピー出力の一例を
示す説明図である。
【符号の説明】
100 読取部 200 像形成部 300 操作部 400 システム制御部 500 FAX部 600 セレクタ部 700 記憶部 701 画像入出力部 702 フレームメモリ 703 メモリ制御部 703a メモリアクセス制御部 703b 入出力画像アドレスカウンタ 703c MPU 703d,703g 双方向バッファ 703e クリアデータレジスタ 703f ライトデータセレクタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数ビットで構成される多値画像データ
    または単数ビットで構成される2値画像データを,画像
    メモリに格納すると共に,前記画像メモリから読み出し
    て出力する画像データ記憶装置において,前記画像メモ
    リをクリアするためのクリアデータを保持するクリアデ
    ータレジスタと,前記多値画像データまたは2値画像デ
    ータと同一ビット幅のデータからなるデータをクリアデ
    ータとして前記クリアデータレジスタに設定する設定手
    段と,前記画像メモリに書き込むデータとして,前記多
    値画像データまたは2値画像データと前記クリアデータ
    レジスタに保持されているクリアデータのどちらかを選
    択する書き込みデータ選択手段と,を備え,前記書き込
    みデータ選択手段は,前記画像メモリに一定値のデータ
    を書き込む場合に,前記クリアデータレジスタに保持さ
    れているクリアデータを選択することを特徴とする画像
    データ記憶装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像データ記憶装置にお
    いて,前記書き込みデータ選択手段は,複数枚の原稿に
    相当する複数の画像データを前記画像メモリに書き込む
    際に,前記複数の画像データの境界部分に前記クリアデ
    ータを書き込むことを特徴とする画像データ記憶装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の画像データ記憶装置にお
    いて,外部より前記クリアデータを前記クリアデータレ
    ジスタに設定する外部設定手段を備え,前記書き込みデ
    ータ選択手段は,前記画像メモリのメモリクリア実行時
    に,前記外部より設定されたクリアデータを用いてメモ
    リクリアを行うことを特徴とする画像データ記憶装置。
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JP2010165377A (ja) * 2010-04-13 2010-07-29 Ricoh Co Ltd 情報処理装置、画像処理装置、情報処理方法、コンピュータプログラム、及び記録媒体

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