JP3638168B2 - 画像データ記憶装置 - Google Patents

画像データ記憶装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3638168B2
JP3638168B2 JP02155796A JP2155796A JP3638168B2 JP 3638168 B2 JP3638168 B2 JP 3638168B2 JP 02155796 A JP02155796 A JP 02155796A JP 2155796 A JP2155796 A JP 2155796A JP 3638168 B2 JP3638168 B2 JP 3638168B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
image
clear
memory
image data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP02155796A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09212410A (ja
Inventor
智憲 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP02155796A priority Critical patent/JP3638168B2/ja
Publication of JPH09212410A publication Critical patent/JPH09212410A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3638168B2 publication Critical patent/JP3638168B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Storing Facsimile Image Data (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Image Input (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,デジタル複写機,スキャン,プリンタ,ファクシミリ装置等の画像処理装置等の画像情報のデジタル処理を行う機器に適用される画像データ記憶装置に関し,より詳細には,複数ビットで構成される多値画像データまたは単数ビットで構成される2値画像データを画像メモリに格納すると共に,該画像メモリから読み出して出力する画像データ記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年,複写機のデジタル化が進むと共に,画像メモリを応用した加工・編集が盛んになっている。例えば,画像メモリの読み出し時のアドレス操作によって画像回転やイメージリピート等を行う機能を有したものや,画像メモリの書き込み時のアドレス操作によって複数枚の原稿を1枚の転写紙にコピーする集約(into1)等を行う機能を有したものがある。このような機能を実現するために,メモリ機能を有するデジタル複写機では,少なくとも原稿1枚分に相当するフレームメモリを持っているのが一般的である。
【0003】
ところで,デジタル複写機等においては,画像データを画像メモリに記憶し,画像メモリの記憶領域を指定することで,画像の切り出し・嵌め込み・集約等の画像編集が一般的に行われている。
【0004】
このとき,メモリ領域内の不要部分が白画像となるように,メモリクリアという動作を実行している。このメモリクリアは,画像メモリの内容をプリントアウト等によって出力し,目に見える画像とした場合に,不正画像が出力されないように,画像データを画像メモリに取り込む前にメモリ全領域に対して行われる。具体的には,このメモリクリアの動作は,画像メモリに白画像に相当するデータ(クリアデータ)を書き込みことで実行されている。
【0005】
また,集約・イメージリピート等の機能のように,境界線(仕切り線)を作成することがある。境界線は複数枚の原稿を1枚の転写紙にコピー出力した場合に,複数枚の原稿の境界に実線を挿入するものである。具体的には,画像出力時に画像データに画像の所定領域に黒データをオーバーライトすることで行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら,上記従来の技術によれば,メモリクリアおよび境界線の挿入を行うために,メモリ記憶時に画像データを白マクスする白マスク回路と,画像の出力部に領域を判別して画像データを黒マスクする黒マスク回路との両方の回路がそれぞれ必要であるため,回路構成が複雑となり,コスト高になるという問題点があった。
【0007】
本発明は上記に鑑みてなされたものであって,簡単かつ安価な構成で,メモリクリアおよび境界線の挿入を行える画像データ記憶装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために,請求項1に係る画像データ記憶装置は,複数ビットで構成される多値画像データまたは単数ビットで構成される2値画像データを,画像メモリに格納すると共に,前記画像メモリから読み出して出力する画像データ記憶装置において,前記画像メモリに一定値のデータを書き込むためのクリアデータを保持するクリアデータレジスタと,前記多値画像データまたは2値画像データと同一ビット幅のデータからなるデータをクリアデータとして前記クリアデータレジスタに設定する設定手段と,前記画像メモリに書き込むデータとして,前記多値画像データまたは2値画像データと前記クリアデータレジスタに保持されているクリアデータのどちらかを選択する書き込みデータ選択手段と,複数枚の原稿に相当する複数の画像データを1枚に出力すべく前記画像メモリに書き込む際に,前記複数枚の原稿の出力画像間の境界線を挿入する領域を認識する認識手段と,を備え,前記設定手段は前記境界線を挿入する際に前記クリアデータレジスタに非白画像に相当するデータをクリアデータとして設定し,前記書き込みデータ選択手段は,前記クリアデータレジスタに設定されたクリアデータを書き込みデータとして選択し,前記認識手段が認識した領域に境界線を挿入するものである。
【0009】
すなわち,メモリクリアを行う場合,クリアデータレジスタが画像メモリに一定値のデータを書き込むためのクリアデータを保持し,設定手段が多値画像データまたは2値画像データと同一ビット幅のデータからなるデータをクリアデータとしてクリアデータレジスタに設定し,書き込みデータ選択手段が画像メモリに書き込むデータとして,多値画像データまたは2値画像データとクリアデータレジスタに保持されているクリアデータのどちらかを選択し,認識手段が複数枚の原稿に相当する複数の画像データを1枚に出力すべく画像メモリに書き込む際に,複数枚の原稿の出力画像間の境界線を挿入する領域を認識する。そして,設定手段は複数原稿の1枚での出力における境界線を挿入する際に,クリアデータレジスタに非白画像に相当するデータをクリアデータとして設定し,書き込みデータ選択手段は,クリアデータレジスタに設定されたクリアデータを書き込みデータとして選択して認識手段が認識した領域に,境界線を挿入する。この構成によって,画像出力する際に,書き込みデータ選択手段が画像データを選択して画像メモリに格納し,メモリクリアの際には設定手段によってクリアデータレジスタに設定された白画像相当の一定値で行い,それとともに,複数枚の原稿を1枚で画像出力する際には,認識手段が複数枚の原稿の出力画像間の境界線を挿入すべき領域を認識して設定手段が境界線となる非白画像相当のデータをクリアデータとして設定し,書き込みデータ選択手段が該非白画像相当のデータを選択して上記認識された画像メモリ上の領域に挿入することによって,画像メモリのメモリクリア動作を白相当の画像データで実行すると共に,画像メモリ上に複数原稿間の非白に相当する画像値の境界線を挿入することができるので,従来の白マスク回路および黒マスク回路の両方を備えた装置と比較して簡易な構成によって,メモリクリアおよび境界線の挿入を行うことができる。
【0012】
また,請求項に係る画像データ記憶装置は,請求項1記載の画像データ記憶装置において,外部より前記クリアデータを前記クリアデータレジスタに設定する外部設定手段を備え,前記書き込みデータ選択手段は,前記画像メモリのメモリクリア実行時に,前記外部より設定されたクリアデータを用いてメモリクリアを行うものである。
【0013】
すなわち,外部設定手段で,外部よりクリアデータをクリアデータレジスタに設定し,書き込みデータ選択手段が,外部より設定されたクリアデータを用いてメモリクリアを行うことにより,外部から所望のクリアデータを用いてメモリクリアを行うものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下,本発明の画像データ記憶装置の一実施例について,図面を参照して詳細に説明する。
【0015】
図1は,本発明の画像データ記憶装置をデジタル複写機に適用した場合の概略構成図を示し,図2は,原稿台を上方から見た図である。
【0016】
先ず,図に基づいて,デジタル複写機の読取部100の読み取りプロセスおよび像形成部200の像形成プロセスについて簡単に説明する。
【0017】
読取部100は,原稿101を原稿台102に沿って可能な露光ランプ103によってスキャン露光を行い,その反射光をCCD(イメージセンサー)104によって光電変換し,光の強弱に応じた画像データ(アナログ信号)として入力する。IPU(イメージプロセッシングユニット)105は,CCD104から画像データを入力し,シェーディング補正処理・A/D変換(アナログ/デジタル変換)処理等を施して,8ビットのデジタル信号とし,さらに変倍処理・ディザ処理等の画像処理を行って,画像同期信号と共に画像データを像形成部200へ出力する。
【0018】
なお,スキャナ制御部106は,上記のプロセスを実行するために,各種センサーの検知状態を入力し,各駆動部等の駆動制御を行うと共に,IPU105に各種パラメータの設定を行う。
【0019】
像形成部200では,帯電チャージャ201によって一様に帯電された一定回転する感光体202を,書込部203からの画像データによって変調されたレーザー光204によって露光する。露光によって感光体202上に静電潜像が形成され,該静電潜像を現像装置205でトナー現像することにより,顕像化したトナー像を得る。
【0020】
次に,あらかじめ給紙コロ206によって給紙トレイ207から給紙搬送され,レジストローラ208の一で待機していた転写紙を,感光体202の回転タイミングと同期させて搬送し,転写チャージャ209によって感光体202上のトナー像を転写紙に静電転写し,分離チャージャ210によって転写紙を感光体202から分離する。
【0021】
その後,転写紙上のトナー像を定着装置211により加熱定着し,排紙ローラ212により排紙トレイ213に排紙する。
【0022】
一方,静電転写後の感光体202に残留したトナー像がクリーニング装置214によって除去され,さらに帯電チャージャ215によって感光体202上の残留電荷が除電される。
【0023】
なお,プロッタ制御部216は,上記のプロセスを実行するために,各種センサーの検知状態を入力し,各駆動部等の駆動制御を行う。
【0024】
次に,図3のタイミングチャートを参照して,読取部100のIPU105から出力される画像データおよび画像同期信号について説明する。フレームゲート信号(/FGATE)は副走査方向の画像エリアに対しての画像有効範囲を表す信号であり,この信号がローレベル(ローアクティブ)の間の画像データが有効となる。また,このフレームゲート信号(/FGATE)は,ライン同期信号(/LSYNC)の立ち下がりエッジでアサート(あるいはネゲート)される。
【0025】
ライン同期信号(/LSYNC)は,画素同期信号(PCLK)の立ち上がりエッジで所定クロック数だけアサートされ,この信号の立ち上がり後,所定クロック後に主走査方向の画像データが有効となる。
【0026】
送られてくる画像データは,画素同期信号(PCLK)の1周期に対して1つであり,図2の矢印A部分より400dpi相当に分割されたものである。また,画像データは,図2の矢印A部分を先頭にラスタ形式のデータとして送出される。さらに,画像データの副走査有効範囲は,通常,転写紙サイズによって決まる。
【0027】
続いて,図1を参照して,操作部300,システム制御部400,FAX部500,セレクタ部600および記憶部700について説明する。
【0028】
操作部300は,デジタル複写機に対する各種オペレーションを行うためのものであり,図示を省略するが,複写モードの設定および各種パラメータの入力を行うためのキー入力部と,装置の動作状態および各種メッセージを表示するための表示部とを有している。なお,本実施例では,この操作部300を本発明の外部設定手段として用いる。
【0029】
システム制御部400は,オペレータによる操作部300への入力状態を検知し,読取部100,像形成部200,FAX部500および記憶部700への各種パラメータの設定や,プロセス実行の指示等を通信にて行う。またシステム全体の状態を操作部300を介して表示する。なお,システム制御部400への指示はオペレータの操作部300へのキー入力によって行われる。
【0030】
FAX部500は,システム制御部400からの指示により,読取部100から送られてきた画像データに対して,G3・G4FAXのデータ転送規定に基づいて2値圧縮処理を行い,電話回線へ転送する。また,電話回線を介してFAX部500に転送されてきた画像データに対して,復元(伸長処理)を行って2値の画像データとし,像形成部200の書込部203へ転送する。
【0031】
セレクタ部600は,システム制御部400からの指示により,セレクタの状態を変化させ,像形成を行う画像データのソースとして読取部100,記憶部700,FAX部500の何れかを選択する。
【0032】
記憶部700は,本発明の画像データ記憶装置に相当し,通常は,IPU105から入力した画像データを記憶することで,リピートコピー,回転コピー等の複写アプリケーションに使用される。また,FAX部500からの2値の画像データを一時記憶するバッファメモリとしても使用される。これらデータ記憶の指示は,システム制御部400によってなされる。
【0033】
次に,図4および図5を参照して,本実施例の画像データ記憶装置である記憶部700の構成について説明する。なお,図4は記憶部700のブロック構成図を示し,図5は記憶部700のメモリ制御部703のブロック構成図を示す。
【0034】
記憶部700は,大別して,画像データの入出力インターフェースとしての画像入出力部701と,画像データと記憶するフレームメモリ702と,フレームメモリ702に対する画像データの書き込み/読み出し制御を行うメモリ制御部703とから構成される。
【0035】
画像入出力部701は,CPUおよびロジック(何れも図示せず)で構成され,メモリ制御部703と通信を行ってコマンドを受信し,そのコマンドに応じた動作設定を行って,画像データの入出力を行うと共に,画像入出力部701の状態を知らせるためのステータス情報をメモリ制御部703へ送信する。例えば,画像入力のコマンドを受けた場合,入力画像データを入力画像同期信号に従って,8画素単位のメモリデータとしてメモリ制御部703へメモリアクセス信号と共に随時出力する。また,画像出力のコマンドを受けた場合,メモリ制御部703からの画像データを出力画像同期信号に同期させて出力する。さらに,メモリクリア時には,メモリ制御部703からの動作コマンドを受けて,入出力メモリアクセス信号のみをメモリ制御部703に出力する。
【0036】
フレームメモリ702は,画像データを記憶するメモリであり,DRAM等の半導体記憶素子で構成され,メモリ制御部703によって読み出し,書き込みの制御が行われる。なお,本実施例では,フレームメモリ702のメモリ量の合計を32Mバイトとする。
【0037】
メモリ制御部703は,CPUおよびロジックで構成され,システム制御部400と通信を行ってコマンドを受信し,そのコマンドに応じた動作設定を行い,またシステム制御部400へ記憶部700の状態を知らせるためのステータス情報を送信する。なお,メモリ制御部703がシステム制御部400から受信する動作コマンドには,画像入力,画像出力,圧縮,伸長等がある。
【0038】
ここで,図5を参照して,メモリ制御部703の構成について詳細に説明する。メモリ制御部703は,図示の如く,入出力メモリアクセス信号に応じてフレームメモリ制御信号を出力するメモリアクセス制御部703aと,入出力メモリアクセス信号に応じてカウントアップするアドレスカウンタであり,入力画像データを格納する格納場所を示す25ビット(32M空間)のメモリアドレスを出力する入出力画像アドレスカウンタ703bと,CPU・SCI(シリアル通信I/F)・入出力ポート等の機能を持ったMPU(マイクロプロセッシングユニット)703cと,MPU703cによってデータの方向が設定されるスリーステートの双方向バッファ703d,703gと,MPU703cからフレームメモリへのクリアデータを入力して保持するクリアデータレジスタ703eと,フレームメモリ702へ書き込むデータ(フレームメモリデータ)として,画像入出力部701からのデータまたはクリアデータレジスタ703eのデータの何れかを選択するためのライトデータセレクタ703fとから構成される。
【0039】
なお,MPU703cは,8ビットのCPUバスを介して,フレームメモリ702へのライト(書き込み)あるいはリード(読み出し)先頭アドレスを示すパラメータを入力画像アドレスカウンタ703bに設定すると共に,クリアデータレジスタ703eにクリアデータを設定する。
【0040】
以上の構成において,記憶部700の動作を説明する。記憶部700は,システム制御部400からの指示により,通常動作時は入力された入力画像データをフレームメモリ702に記憶する。すなわち,MPU703cは,システム制御部400から通常の書き込み動作の指示を受信すると,8ビットのCPUバスを介して,フレームメモリ702へのライト(書き込み)先頭アドレスを示すパラメータを入力画像アドレスカウンタ703bに設定し,ライトデータセレクタ703fの入力を双方向バッファ703dに切り替えて,画像入出力部701から入力した入力画像データを双方向バッファ703d,ライトデータセレクタ703f,双方向バッファ703gを介してフレームメモリ702へ書き込む。
【0041】
本発明のメモリクリア動作時は,MPU703cは,システム制御部400から通常の書き込み動作の指示を受信すると,8ビットのCPUバスを介して,フレームメモリ702へのライト(書き込み)先頭アドレスを示すパラメータを入力画像アドレスカウンタ703bに設定し,入力画像データ(多値画像データまたは2値画像データ)と同一ビット幅のデータからなるデータをクリアデータとしてクリアデータレジスタ703eに設定し,ライトデータセレクタ703fの入力をクリアデータレジスタ703eに切り替えて,クリアデータレジスタ703eに設定されているクリアデータをライトデータセレクタ703f,双方向バッファ703gを介してフレームメモリ702へ書き込む。これによって,クリアデータレジスタ703eに設定されている一定値のデータ(クリアデータ)がフレームメモリ702にライトされることによる。換言すれば,一定値の階調でフレームメモリ702に書き込みが可能となる。
【0042】
また,フレームメモリ702上の画像データに境界線を挿入する場合,例えば,複数枚の原稿を1枚の転写紙にコピー出力する際の複数枚の原稿に相当する画像データの境界に実線を挿入する場合,MPU703cの制御によって,CPUバスを介して実線を挿入する領域(ライト領域)を示すパラメータを入力画像アドレスカウンタ703bに設定し,クリアデータとして黒データをクリアデータレジスタ703eに設定し,ライトデータセレクタ703fの入力をクリアデータレジスタ703eに切り替えて,クリアデータレジスタ703eに設定されている黒データをライトデータセレクタ703f,双方向バッファ703gを介してフレームメモリ702上の実線を挿入する領域(ライト領域)へ書き込む。これによって,フレームメモリ702上の画像データに境界線を挿入することができる。
【0043】
図6は,4枚の原稿の集約時のコピー出力の一例を示し,十字に境界線が出力されている。境界線は縦横に2箇所の領域を設定して,その領域に黒データを書き込むことで容易に実現できる。
【0044】
また,本実施例において,操作部200を介して,オペレータが256階調中の任意の所望の値をクリアデータとして設定することが可能であり,オペレータがコピー使用前に,あらかじめ所望のクリアデータを設定した場合,操作部200からシステム制御部400にクリアデータの変更が通知され,続いて,システム制御部400から記憶部700にクリアデータの変更が通知される。
【0045】
記憶部700に通知された新しいクリアデータ(オペレータの設定値)は,メモリ制御部703のMPU703cに入力され,MPU703cによってクリアデータレジスタ703eにクリアデータとして設定され,メモリクリア動作に使用される。なお,メモリクリア動作は,コピー動作終了毎,またはクリアデータ値が変更された直後に自動的に実行される。
【0046】
このようにオペレータが所望のクリアデータを設定すると,該クリアデータによってフレームメモリ702がクリアされる。換言すれば,転写紙に出力した場合の背景(白画像に相当する部分)を所望の階調に変更することができる。図7は,中間調となるデータ(例えば,80hex)をクリアデータとして設定した場合のコピー出力の一例を示したものである。
【0047】
本実施例によれば,記憶部700において,フレームメモリ702のメモリクリア動作を実行すると共に,フレームメモリ702に境界線の挿入(黒データの書き込み)動作を実行可能であるので,従来の白マスク回路および黒マスク回路の両方を備えた装置と比較して簡単な構成となる。
【0048】
また,従来,メモリクリアを白画像に相当するデータでのみ行っていたが,MPU703cが設定した一定値(クリアデータ)を用いてメモリクリアを行えるので,利便性が向上する。
【0049】
また,外部よりクリアデータを設定できるので,オペレータが任意の所望の階調データを設定し,自由に画像の背景を変更することができる。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように,本発明の画像データ記憶装置(請求項1)は,メモリクリアを行う場合,設定手段がクリアデータレジスタに白画像に相当するデータをクリアデータとして設定し,書き込みデータ選択手段が,クリアデータレジスタに保持されているクリアデータを選択して画像メモリに白画像相当の一定値のデータ(クリアデータ)を書き込み,また,境界線の挿入を行う場合,設定手段がクリアデータレジスタに一般に非白画像に相当するデータをクリアデータとして設定し,書き込みデータ選択手段が,クリアデータレジスタに保持されているクリアデータを選択して画像メモリに白画像相当の一定値のデータ(クリアデータ)を書き込み,複数枚の原稿に相当する複数の画像データを1枚に出力する場合,認識手段が複数枚の原稿の出力画像間の境界線を挿入する領域を認識する。そして,設定手段は複数原稿を1枚で出力するための境界線を挿入する際に,クリアデータレジスタに非白画像に相当するデータを設定し,書き込みデータ選択手段は,クリアデータレジスタに設定された非白画像相当のクリアデータを書き込みデータとして選択するので,認識手段が認識した領域に,一般に黒である非白相当の境界線を挿入する。この構成によって,画像出力する際に,書き込みデータ選択手段が画像データを選択して画像メモリに格納し,メモリクリアの際には設定手段によってクリアデータレジスタに設定された白画像相当の一定値で行い,それとともに,複数枚の原稿を1枚で画像出力する際には,認識手段が複数枚の原稿の出力画像間の境界線を挿入すべき領域を認識して設定手段が境界線となる非白画像相当のデータをクリアデータとして設定し,書き込みデータ選択手段が該非白画像相当のデータを選択して上記認識された画像メモリ上の領域に挿入することによって,画像メモリのメモリクリア動作を白相当の画像データで実行すると共に,画像メモリ上に複数原稿間の非白に相当する画像値の境界線を挿入することができるので,従来の白マスク回路および黒マスク回路の両方を備えた装置と比較して簡易な構成によって,メモリクリアおよび境界線の挿入を行うことができる画像データ記憶装置を提供できるという効果を奏する。
【0052】
また,本発明の画像データ記憶装置(請求項)は,外部設定手段で,外部よりクリアデータをクリアデータレジスタに設定し,書き込みデータ選択手段が,外部より設定されたクリアデータを用いてメモリクリアを行うことにより,外部から所望のクリアデータを用いてメモリクリアを行うため,画像データの背景となる階調をオペレータが自由に設定することができる。また,簡単な構成で高機能な画像データ記憶装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像データ記憶装置をデジタル複写機に適用した場合の概略構成図である。
【図2】原稿台を上方から見た状態を示す説明図である。
【図3】読取部のIPUから出力される画像データおよび画像同期信号を示すタイミングチャートである。
【図4】本実施例の記憶部(画像データ記憶装置)のブロック構成図である。
【図5】本実施例の記憶部のメモリ制御部のブロック構成図である。
【図6】境界線の挿入例(4枚の原稿の集約時のコピー出力の一例)を示す説明図である。
【図7】中間調となるデータ(例えば,80hex)をクリアデータとして設定した場合のコピー出力の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
100 読取部
200 像形成部
300 操作部
400 システム制御部
500 FAX部
600 セレクタ部
700 記憶部
701 画像入出力部
702 フレームメモリ
703 メモリ制御部
703a メモリアクセス制御部
703b 入出力画像アドレスカウンタ
703c MPU
703d,703g 双方向バッファ
703e クリアデータレジスタ
703f ライトデータセレクタ

Claims (2)

  1. 複数ビットで構成される多値画像データまたは単数ビットで構成される2値画像データを,画像メモリに格納すると共に,前記画像メモリから読み出して出力する画像データ記憶装置において,
    前記画像メモリに一定値のデータを書き込むためのクリアデータを保持するクリアデータレジスタと,
    前記多値画像データまたは2値画像データと同一ビット幅のデータからなるデータをクリアデータとして前記クリアデータレジスタに設定する設定手段と,
    前記画像メモリに書き込むデータとして,前記多値画像データまたは2値画像データと前記クリアデータレジスタに保持されているクリアデータのどちらかを選択する書き込みデータ選択手段と,
    複数枚の原稿に相当する複数の画像データを1枚に出力すべく前記画像メモリに書き込む際に,前記複数枚の原稿の出力画像間の境界線を挿入する領域を認識する認識手段と,を備え,
    前記設定手段は前記境界線を挿入する際に前記クリアデータレジスタに非白画像に相当するデータをクリアデータとして設定し,
    前記書き込みデータ選択手段は,前記クリアデータレジスタに設定されたクリアデータを書き込みデータとして選択し,前記認識手段が認識した領域に境界線を挿入することを特徴とする画像データ記憶装置。
  2. 請求項1記載の画像データ記憶装置において,外部より前記クリアデータを前記クリアデータレジスタに設定する外部設定手段を備え,前記書き込みデータ選択手段は,前記画像メモリのメモリクリア実行時に,前記外部より設定されたクリアデータを用いてメモリクリアを行うことを特徴とする画像データ記憶装置。
JP02155796A 1996-02-07 1996-02-07 画像データ記憶装置 Expired - Lifetime JP3638168B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02155796A JP3638168B2 (ja) 1996-02-07 1996-02-07 画像データ記憶装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02155796A JP3638168B2 (ja) 1996-02-07 1996-02-07 画像データ記憶装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09212410A JPH09212410A (ja) 1997-08-15
JP3638168B2 true JP3638168B2 (ja) 2005-04-13

Family

ID=12058317

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02155796A Expired - Lifetime JP3638168B2 (ja) 1996-02-07 1996-02-07 画像データ記憶装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3638168B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4234664B2 (ja) 2004-11-04 2009-03-04 富士通マイクロエレクトロニクス株式会社 画像描画装置
JP4945655B2 (ja) * 2010-04-13 2012-06-06 株式会社リコー 情報処理装置、画像処理装置、情報処理方法、コンピュータプログラム、及び記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09212410A (ja) 1997-08-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7218412B2 (en) Apparatus, method and computer readable recording medium for processing image information
JP3354227B2 (ja) デジタル複写機の動作制御方法
JP4027133B2 (ja) 画像処理装置
JP3638168B2 (ja) 画像データ記憶装置
JP2002140286A (ja) 情報処理装置及びdma転送方法
JP2003244365A (ja) 画像複写装置及びその制御方法
JP3967074B2 (ja) 画像処理装置および画像形成装置
JP2000125117A (ja) 画像処理方法及び装置
JP2002108801A (ja) 情報処理装置、画像読取装置、画像形成装置、画像データ記憶方法及びdma転送方法
JP2002140288A (ja) 情報処理装置及びdma転送方法
JPH09275479A (ja) デジタル複写機
JP2005031759A (ja) 空間フィルタを適用する画像処理装置及び画像処理方法
JP4261383B2 (ja) 画像形成装置
JP2005027037A (ja) フォーマット変換方法及び画像処理装置
JP3797833B2 (ja) 画像処理装置
JP3652097B2 (ja) 画像処理装置
JP2002135544A (ja) 画像処理装置
JP3354681B2 (ja) 画像形成装置
JP2721347B2 (ja) 画像処理装置
JP2000069257A (ja) 画像処理装置
JP3697085B2 (ja) 画像処理装置及びその制御方法
JP2005236578A5 (ja)
JP2000216966A (ja) 画像処理装置
JP2002244994A (ja) 画像形成装置
JPS62209975A (ja) 情報受信記録方式

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040722

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040810

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041012

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050105

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050107

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080121

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090121

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100121

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110121

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120121

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130121

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140121

Year of fee payment: 9

EXPY Cancellation because of completion of term