JP2002244994A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002244994A
JP2002244994A JP2001042341A JP2001042341A JP2002244994A JP 2002244994 A JP2002244994 A JP 2002244994A JP 2001042341 A JP2001042341 A JP 2001042341A JP 2001042341 A JP2001042341 A JP 2001042341A JP 2002244994 A JP2002244994 A JP 2002244994A
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JP2001042341A
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Yasuhiro Hattori
康広 服部
Yasumitsu Shimizu
泰光 清水
Takao Okamura
隆生 岡村
Michio Doke
教夫 道家
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、汎用性がなく、画像入出力手段の
接続状態に応じて最大の処理能力を実現することができ
ないという課題を解決しようとするものである。 【解決手段】この発明は、画像メモリ45に記憶された
データをディスクリプタ情報に基づいてDMAデータ転
送するDMAコントローラ47と、ディスクリプタ情報
の中に、転送するデータが終了した際の動作振る舞いを
指示、設定することが可能な情報と、前記動作振る舞い
の終了時にCPUに割込み信号を発信するか否かを指示
する情報を含み、前記割込み信号による割込みの有無に
応じて、割込みを発生させた前記ディスクリプタ情報中
のデータ転送ライン数を参照してデータ転送ライン数を
加算し1画面中の総データ転送ライン数を算出する手段
と、DMAコントローラ27のデータ入力速度とデータ
出力速度との差を画像データのライン数に換算する手段
と、前記総データ転送ライン数と、任意に設定された画
像データライン数との比較を行う比較手段と、この比較
手段の比較結果を通知する手段とを有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディスクリプタ領域
に格納されているディスクリプタ情報に基づいてDMA
データ転送を行うデジタル複写機、ファクシミリ、プリ
ンタ、スキャナ、ネットワークファイルサーバ等の画像
入出力機器や、これらの画像入出力機器の機能のうちの
複数の機能を備えたデジタル複合機などの画像形成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複写機のデジタル化が進むと共に
画像メモリを応用した、画像データの加工、編集が盛ん
になってきている。その画像データの加工、編集を行う
機能の中で、原稿複数枚分の画像データをメモリに記憶
することで、指定部数まとめて複写して仕分け作業をな
くす電子ソートという機能がある。複数枚分の画像デー
タを保持するために画増データをそのまま半導体メモリ
に蓄積するにはその蓄積枚数分の画像データ量に相当す
るメモリが必要になり、メモリコストが膨大になるとい
う理由から、以下の方法〜が一般的に用いられてい
る。 .メモリを半導体メモリと蓄積用メモリにより構成
し、蓄積用メモリとして半導体メモリより安価なハード
ディスク等の2次記憶装置を使用する方法。 .蓄積用メモリとして半導体メモリを使用し、画像デ
ータを圧縮処理により圧縮して蓄積用メモリに記憶する
ことで、1枚当りのデータ量を減らしてトータルのメモ
リ量を減らす方法。 .複数の画像入出力手段(イメージスキャナ、プリン
タコントローラ、ファイルサーバ、ファクシミリコント
ローラ等)で同一の画像メモリを共有する方法。
【0003】画像メモリに対して画像データの入出力を
実行するには、DMA(Direct Memory Acess)が使
用されることが多い。DMAコントローラはディスクリ
プタ情報と呼ばれるメモリ領域管理情報を元に画像メモ
リの特定の領域に対してデータの転送を行う。1画面分
の画像データが格納されるメモリ領域を複数の領域に分
割してこれらの領域にデータ転送を行うことも可能であ
り、例えば画像メモリをリングバッファの形態で利用す
ることにより、画像データの容量よりも少ないメモリ領
域で画像データの入出力を実行する場合もある。
【0004】ディスクリプタ情報と呼ばれるメモリ領域
管理情報を元に画像メモリの特定の領域に対してデータ
の転送・制御を行う構造を有するDMAコントローラの
利点を最大に活用するためには、画像メモリ(正確には
DMAコントローラ)に接続可能な複数の画像入出力手
段の個々の属性を知ることが望ましい。
【0005】転送対象となる画像データの容量よりも少
ないメモリ容量で画像データの入出力を実行する場合に
は、データ転送を行う画像入出力手段のデータ転送能力
(データ転送速度)に応じて、必要な画像メモリの容量
が決定される。例えば、画像入力手段のデータ転送速度
が画像出力手段のデータ転送速度よりも高速で、かつ同
一の画像データをほぼ同時に入出力する場合には、画像
入力手段のデータ転送が画像出力手段のデータ転送を追
い越さない(画像データの出力が完了しなていない画像
メモリ領域に対して画像データ入力(上書き)を行わな
い)ことを考慮して、確保する画像メモリの容量を決め
る必要がある。すなわち、画像入力手段と画像出力手段
の処理能力の差が著しい場合には、確保する画像メモリ
の容量は結果的に入力画像データの容量と同等になって
しまうこともある。
【0006】従来は、画像形成装置本体に接続される画
像入出力手段の処理能力の仕様を制限することで、画像
メモリの制御を簡素化し、生産性を維持するなどの方式
を採用していた。特開平6−103225号公報には、
チェーン式DMA方式及びDMAコントローラが記載さ
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記画像形成装置で
は、画像形成装置本体に接続される画像入出力手段の処
理能力の仕様を制限するので、画像メモリの制御を簡素
化し、生産性を維持することができるが、画像形成装置
本体を中核として任意の画像入出力手段を接続できる汎
用性がなく、画像入出力手段の接続状態に応じて最大の
処理能力(パフォーマンス)を実現することができなか
った。
【0008】本発明は、生産性を維持できるだけでな
く、任意の画像入出力手段を接続できる汎用性と、画像
入出力手段の接続状態に応じた最大の処理能力(パフォ
ーマンス)を実現することができる画像形成装置を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、ディスクリプタ領域に格納
されているディスクリプタ情報に基づいてDMAデータ
転送を行う画像形成装置において、データを記憶する画
像メモリと、この画像メモリに記憶されたデータを前記
ディスクリプタ情報に基づいてDMAデータ転送するD
MAコントローラと、前記ディスクリプタ領域に格納さ
れているディスクリプタ情報の中に、転送するデータが
終了した際の動作振る舞いを指示、設定することが可能
な情報と、前記動作振る舞いの終了時にCPUに割込み
信号を発信するか否かを指示する情報を含み、前記割込
み信号による割込みの有無に応じて、割込みを発生させ
た前記ディスクリプタ情報中のデータ転送ライン数を参
照してデータ転送ライン数を加算し1画面中の総データ
転送ライン数を算出する手段と、前記DMAコントロー
ラのデータ入力速度とデータ出力速度との差を画像デー
タのライン数に換算する手段と、前記総データ転送ライ
ン数と、任意に設定された画像データライン数との比較
を行う比較手段と、この比較手段の比較結果を通知する
手段とを有するものである。
【0010】請求項2に係る発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、前記DMAコントローラを複数有
し、各DMAコントローラが他のDMAコントローラに
対して、総データ転送ライン数と、任意に設定された画
像データライン数との比較結果の通知を要求する手段
と、通知された前記比較結果に基づいてDMAデータ転
送の開始動作を制御する手段とを有するものである。
【0011】請求項3に係る発明は、請求項1または2
記載の画像形成装置において、少なくとも1つ以上の画
像入力手段と、少なくとも1つ以上の画像出力手段とを
接続可能に構成され、前記画像入力手段から入力される
データの転送速度を認識もしくは設定する手段と、前記
画像出力手段へ前記画像メモリからデータを出力するデ
ータ転送速度を認識もしくは設定する手段と、前記画像
入力手段から入力されるデータの転送速度と、前記画像
出力手段へ前記画像メモリからデータを出力するデータ
転送速度に基づいて前記画像メモリのデータ入力DMA
転送とデータ出力DMAの速度差を算出する手段と、こ
の手段で算出した速度差を画像データライン数に換算す
る手段と、データ転送時に算出された前記総データ転送
ライン数と、任意に設定された画像データライン数との
比較を行う比較手段に対して比較対象のデータを前記速
度差から換算した画像データライン数に設定する手段と
を有するものである。
【0012】請求項4に係る発明は、請求項2または3
記載の画像形成装置において、前記DMAコントローラ
は、総データ転送ライン数と、任意に設定された画像デ
ータライン数との比較結果の通知要求に対してデータ受
信後即時に前記比較結果を通知する手段と、前記比較結
果の通知要求を保持し、データ転送中の算出した総デー
タ転送ライン数が任意に設定された画像データライン数
に到達したタイミングで前記比較結果を通知する手段
と、この手段の比較結果通知タイミングを前記比較結果
の通知要求時に選択可能である手段とを有するものであ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】図2は本発明の一実施形態を示
す。この実施形態は、画像データ出力装置を有する画像
形成装置としてのデジタル複写機の一形態である。スキ
ャナとしての読取部11においては、原稿台12上に載
された原稿13は露光ランプ14によって光が照射さ
れ、その反射光がミラー15〜17を経てイメージセン
サとしてのCCD18に結像されて光の強弱に応じた電
気信号(画像信号)に変換されると共に露光ランプ14
及びミラー15〜17の移動により原稿13が走査され
て原稿13の画像情報が読み取られる。画像処理装置
(IPU:イメージ プロセッシング ユニット)19
は、CCD18からの画像信号のシェーディング補正等
の処理を行い、その処理後の画像信号(画像データ)を
画像同期信号と共にセレクタ部20、ファクシミリ部
(FAX部)21へ送る。図3は原稿台12を上方から
見た図である。スキャナ制御部22は、以上の読取プロ
セスを実行するために、読取部11内の各種センサから
の検知信号の取り込み、読取部11内の駆動モータ等の
制御を行い、また、IPU19に各種パラメータの設定
を行う。
【0014】画像形成手段としての像形成部23におい
ては、像担持体としての感光体は例えばドラム状感光体
24が用いられ、この感光体24が図示しない駆動部に
より一定の速度で回転駆動される。この感光体24は、
帯電手段としての帯電チャージャ25により一様に帯電
され、露光手段としての書込部26にて画像データで変
調されたレーザ光により露光されて静電潜像が形成され
る。この感光体24上に静電潜像は現像装置27により
現像されてトナー像となる。
【0015】一方、給紙トレイ28から用紙(転写紙)
があらかじめ給紙コロ29によりレジストローラ30へ
給紙搬送され、レジストローラ30は転写紙を感光体2
4上のトナー像とタイミングをとって搬送する。このレ
ジストローラ30から搬送された転写紙は、転写手段と
しての転写チャージャ31により感光体24上のトナー
像が静電的に転写され、分離手段として分離チャージャ
32により除電されて感光体24から分離される。
【0016】感光体24から分離された転写紙は、定着
装置33によりトナー像が加熱定着され、排紙ローラ3
4により排紙トレイ35へ排出される。また、トナー像
転写後の感光体24は、残留トナーがクリーニング装置
36により除去され、除電手段としての除電チャージャ
37により除電される。プロッタ制御部38は、以上の
画像形成プロセスを実行するために、像形成部23内の
各種センサからの検知信号の取り込み、像形成部23内
の駆動モータ等の制御を行う。
【0017】ここで、読取部11内のIPU19より出
力される画像同期信号の様子を図4に示して説明する。
フレームゲート信号/FGATEは副走査方向の画像エ
リアに対しての画像有効範囲を表わす信号であり、この
信号/FGATEがローレベル(ローアクティブ)の間
の画像データが有効とされる。また、この信号/FGA
TEは、ライン同期信号/LSYNCの立ち上がりエッ
ジで所定のクロック数だけアサートあるいはネゲートさ
れる。
【0018】ライン同期信号/LSYNCは画素同期信
号PCLKの立ち上がりエッジで所定クロック数だけア
サートされ、この信号/LSYNCの立ち上がり後には
所定クロック後に主走査方向の画像データが有効とされ
る。IPU19から送られてくる画像データは、画素同
期信号PCLKの1周期に対して1つであり、原稿13
が図3の矢印部分38で示す基準点より400DPI相
当に分割されたもののデータである。この画像データ
は、矢印部分38で示す基準点を先頭にしてラスタ形式
のデータとしてIPU19から送出される。また、画像
データの副走査方向有効範囲は、通常、転写紙サイズに
よって決まる。
【0019】図2に示すように、システム制御部40
は、オペレータによる操作部41への入力状態を検知
し、読取部11、記憶部42、像形成部23及びFAX
部21への各種パラメータの設定、プロセス実行指示等
を通信にて行う。また、システム制御部40はシステム
全体の状態を操作部41に表示させ、システム制御部4
0への指示はオペレータの操作部41へのキー入力にて
なされる。
【0020】FAX部21は、システム制御部40から
の指示により、IPU19から送られてきた画像データ
をG3、G4ファクシミリのデータ転送規定に基づき2
値データに圧縮して電話回線を介して相手へ転送する。
また、FAX部21は、相手から電話回線を介して転送
されてきたデータを元の画像データに復元し、セレクタ
部20を介して像形成部23の書込部26へ送って転写
紙上に出力させる。
【0021】セレクタ部20は、システム制御部40か
らの指示により、セレクタ20a、20bの状態を変化
させ、IPU19からの画像データ及びFAX部21か
らの画像データを選択的に記憶部40へ入力したり、I
PU19からの画像データ、FAX部21からの画像デ
ータ、記憶部40からの画像データを選択的に像形成部
23の書込部26に入力したりする。
【0022】記憶部40は、通常はIPU19から入力
される画像データを記憶することで、リピートコピー、
回転コピー等の複写アプリケーションに利用する。ま
た、記憶部40は、FAX部21からの2値画像データ
を一時的に記憶させるバッファメモリとしても使用す
る。記憶部40は、これらのデータ記憶の指示がシステ
ム制御部38によってなされる。
【0023】図1は上記記憶部40の構成を示す。記憶
部40においては、画像入出力DMAコントローラ(以
下画像入出力DMACという)43は、CPU及びロジ
ック回路で構成され、メモリ制御手段としてのメモリ制
御部44と通信を行ってコマンドを受信し、そのコマン
ドに応じた動作設定を行って動作する。また、画像入出
力DMAC43は、自己の状態を知らせるためにステー
タス情報をメモリ制御部44へ出力する。
【0024】画像入出力DMAC43は、画像入力のコ
マンドを受けた場合には、入力画像データを入力画像同
期信号に従って8画素単位のメモリデータとしてパッキ
ングしてメモリ制御部44にメモリアクセス信号と共に
随時出力する。また、画像入出力DMAC43は、画像
出力のコマンドを受けた場合には、メモリ制御部44か
らの画像データを出力画像同期信号に同期させて出力す
る。
【0025】画像メモリ45は画像データを記憶すると
ころであってDRAM等の半導体記憶素子で構成され、
その記憶容量の合計は400DPIの2値画像データの
A3サイズ分の4Mバイトと、電子ソウト蓄積用の4M
バイトの合計8Mバイトとしている。
【0026】メモリ制御部44は、CPU及びロジック
回路で構成され、システム制御部40と通信を行ってコ
マンドを受信し、そのコマンドに応じた動作設定を行っ
て動作し、記憶部42の状態を知らせるためにステータ
ス情報をシステム制御部40へ送信する。システム制御
部40からメモリ制御部44への動作コマンドは画像入
力、画像出力、圧縮、伸張等のコマンドがある。メモリ
制御部44は、システム制御部40からの画像入力、画
像出力の各コマンドを画像入出力DMAC43へ送信
し、システム制御部40からの圧縮関連のコマンドを画
像転送DMAコントローラ(以下画像転送DMACとい
う)46、符号転送DMAコントローラ(以下符号転送
DMACという)47、圧縮伸張器48へ送信する。
【0027】図5はメモリ制御部44内のアクセス制御
部の構成を示す。メモリ制御部44においては、アービ
タ49は、画像入出力DMAC43、画像転送DMAC
46、符号転送DMAC47からのメモリアクセス要求
信号(画像メモリ45のアクセスを要求する信号)を調
停し、アクセス許可信号(画像メモリ45のアクセスを
許可する信号)を画像入出力DMAC43、画像転送D
MAC46、符号転送DMAC47へ出力する。
【0028】アービタ49は、画像メモリ45内のデー
タをリフレッシュするリフレッシュ回路を内蔵し、優先
順位がリフレッシュ、画像入出力DMAC43、画像転
送DMAC46、符号転送DMAC47の順であり、メ
モリアクセス要求信号に対して画像メモリ45のアクセ
スが非アクティブである条件で画像メモリ45のアクセ
スを許可するアクセス許可先へメモリアクセス許可信号
をアクティブ出力する。また、アービタ49は、アクセ
ス許可先にメモリアクセス許可信号を出力すると共にア
クセス許可先への画像メモリ45のアドレスをセレクト
し、アクセス制御回路50に画像メモリ45のアクセス
のスタートを示すトリガ信号を出力する。
【0029】アクセス制御回路50は、アービタ49か
ら入力される物理アドレスを半導体メモリであるDRA
Mからなる画像メモリ45に対応したロウアドレス、カ
ラムアドレスに分割して11ビットのアドレスバスに出
力する。また、アクセス制御回路50は、アービタ49
からのアクセス開始信号に従い、DRAM制御信号(画
像メモリ45のRAS、CAS、WE)を出力する。
【0030】画像転送DMAC46は、CPU及びロジ
ック回路で構成され、メモリ制御部44と通信を行って
コマンドを受信し、そのコマンドに応じた動作設定を行
って動作し、また、状態を知らせるためにステータス情
報をメモリ制御部44へ送信する。画像転送DMAC4
6は、メモリ制御部44から圧縮のコマンドを受けた場
合には、画像メモリ45のアクセスを要求するメモリア
クセス要求信号をメモリ制御部44へ出力し、メモリ制
御部44からのメモリアクセス許可信号がアクティブの
時にメモリ制御部44から画像データを受け取って圧縮
伸張器48へ転送する。また、画像転送DMAC46
は、メモリアクセス要求信号に応じてカウントアップす
るアドレスカウンタを内蔵し、このアドレスカウンタか
ら画像メモリ45の画像データが格納される格納場所を
示す22ビットのメモリアドレス信号を出力する。
【0031】符号転送DMAC47は、CPU及びロジ
ック回路で構成され、メモリ制御部44と通信を行って
コマンドを受信し、そのコマンドに応じた動作設定を行
って動作し、また、状態を知らせるためにステータス情
報をメモリ制御部44に出力する。符号転送DMAC4
7は、メモリ制御部44から伸長のコマンドを受けた場
合には、メモリ制御部44にメモリアクセス要求信号を
出力し、メモリ制御部44からのメモリアクセス許可信
号がアクティブの時にメモリ制御部44から画像データ
を受け取って圧縮伸張器48へ転送する。また、符号転
送DMAC47は、メモリアクセス要求信号に応じてカ
ウントアップするアドレスカウンタを内蔵し、このアド
レスカウンタから画像メモリ45の画像データが格納さ
れる格納場所を示す22ビットのメモリアドレス信号を
出力する。符号転送DMAC47のディスクリプタアク
セス動作については後述する。ここに、画像入出力DM
AC43、画像転送DMAC46、符号転送DMAC4
7は、それぞれメモリ制御部44及び他のDMAコント
ローラに対して、総データ転送ライン数と、任意に設定
された画像データライン数との比較結果の通知を要求す
る機能(手段)と、通知された上記比較結果に基づいて
DMAデータ転送の開始動作を制御する機能(手段)と
を有する。
【0032】圧縮伸張器48は、CPU及びロジック回
路で構成され、メモリ制御部44と通信を行ってコマン
ドを受信し、そのコマンドに応じた動作設定を行って動
作し、また、状態を知らせるためにステータス情報をメ
モリ制御部44に送信する。圧縮伸張器48は、メモリ
制御部44からの圧縮のコマンド又は伸長のコマンドに
より、MH符号化方法にて2値画像データの圧縮又は伸
長の処理を行う。
【0033】記憶部42の全体の動作としては、画像入
力、データ蓄積に際しては、メモリ制御部44は、シス
テム制御部40からの指示により、画像入出力DMAC
43により画像データを入力してその入力画像データを
画像メモリ45の所定の画像領域に記憶し、1画面の画
像データを複数のバンドに分割して画像転送DMAC4
6により画像メモリ45から読み出し、その読み出した
画像データを圧縮伸長器48により圧縮して符号転送D
MAC47により画像メモリ45の所定の蓄積領域に書
き込む。
【0034】このとき、符号転送DMAC47は、画像
メモリ45へ書き込む符号データの量をカウントし、動
作途中で符号データ量が元の画像データ量(圧縮伸長器
48で圧縮する前の画像データの量)を越えた場合には
動作を中断し、そのバンドの画像データ(圧縮伸長器4
8で圧縮する前の画像データ)を先頭から圧縮伸長器4
5を経由させないパスにて符号転送DMAC47に送り
直して画像メモリ45の所定の蓄積領域に書き込む。
【0035】図6は符号転送DMAC47のディスクリ
プタ情報アクセス動作及びデータ転送動作を説明するた
めの図である。本実施形態では、メモリ制御部44は、
画像メモリ45の画像領域から読み出した画像データを
4つのバンド1〜4に分割して圧縮伸長器45で圧縮
し、又は圧縮伸長器45による圧縮を行わないで画像メ
モリ45の蓄積領域に書き込む。
【0036】バンド1のデータは画像データを圧縮率1
以下に圧縮した符号データであり、バンド2のデータは
圧縮伸長器48で圧縮した場合に圧縮率が1を越えて膨
張してしまう画像データである。バンド3のデータは、
画像データが存在しない場合の白データであり、画像メ
モリ45を確保せずに画像データ転送部のみで転送が行
われるデータである。バンド4のデータは、圧縮時に画
像メモリ45上の2つのディスクリプタ情報で指定され
る2つのメモリ領域に分割して蓄積するデータ(バンド
4−1、4−2のデータ)である。このようにデータを
2つのディスクリプタ情報で指定されるメモリ領域に分
割して蓄積するケースは画像メモリ45の空きスペース
を有効に使うためには必須となる。
【0037】以下、これらの符号データと画像データと
が混在した画像メモリ45上の蓄積領域から符号転送D
MAC47によりディスクリプタ情報(以下ディスクリ
プタという)を使って一連のデータ転送を行う手順を説
明する。まず、符号転送DMAC47は、メモリ制御部
44から伸長のコマンドを受け取ると、起動してあらか
じめ内部のディスクリプタ格納レジスタ51〜54にC
PUによって設定されたチェーン先アドレスaのディス
クリプタ領域にリードアクセスし、このディスクリプタ
領域の記憶内容(ディスクリプタ)をディスクリプタ格
納レジスタ51〜54にロードする。
【0038】このディスクリプタ格納レジスタ51〜5
4にロードされたディスクリプタは、4ワードで構成さ
れており、次のディスクリプタの格納アドレスを示すチ
ェーン先アドレス、転送するデータの先頭アドレスを示
すデータ転送先アドレス、転送するデータのデータ量を
ワード数で示すデータ転送ワード数、及び転送するデー
タのフォーマットを示すフォーマット情報がある。
【0039】フォーマット情報の最下位ビットは、転送
するデータが符号データであるか圧縮処理のなされてい
ない画像データであるかを表わすビットが配置されてお
り、1で画像データ、0で符号データとしている。ま
た、フォーマット情報には、図7に示すように下位2ビ
ットにも、画像メモリ45をアクセスするかアクセスし
ないかを表わすビットと、画像メモリ45をアクセスし
ない場合に白データを生成するか黒データを生成するか
を表わすビットとが配置されている。前者の画像メモリ
45のアクセスの有無を表わすビットは0で画像メモリ
45のアクセス有りとし、そのときはフォーマット情報
の最下位ビットが1の場合には後者のビットが反映され
て後者のビットが0であれば白データを生成して転送
し、後者のビットが1であれば黒データを生成して転送
することになる。
【0040】また、フォーマット情報には、図7に示す
ようにデータ出力を終了した際にCPUに割り込み信号
を発信するか否を指示するビットと、画像メモリ45に
データを出力するかデータを出力せずに読み捨てるかを
指示するビットが配置され、符号転送DMAC47はデ
ィスクリプタを見てそのビット(CPUに割り込み信号
を発信するか否を指示するビット)がセットされていれ
ば、データ出力後にCPUに割り込み信号を発信して割
込みを発生させる。バンド1、2、3、4−1、4−2
に対応するディスクリプタは図6の例では画像メモリ4
5にデータを出力するかデータを出力せずに読み捨てる
かを指示するビットが順に0、1、0、0、0となって
いる。
【0041】符号転送DMAC47の動作としては、デ
ィスクリプタ格納レジスタ51〜54の上記ビット(C
PUに割り込み信号を発信するか否を指示するビット)
に相当する信号がデータ転送制御部60に入力され、バ
ンド2では圧縮伸長器45によりデータを圧縮して転送
するのではなく符号転送DMAC47を使ってデータ転
送を行う。このようにしたことにより、データが圧縮伸
長器48をパスすることができ、圧縮率が1を越えるバ
ンド2の画像データは生画像データのままの状態で画像
メモリ45に保持でき、かつDMACが停止することな
く元の画像データを生成することができる。符号転送D
MAC47は、CPUに割込みを発生させたディスクリ
プタ中のデータ転送ライン数を参照してデータ転送ライ
ン数を加算し1画面中の総データ転送ライン数を算出す
る。
【0042】図8は本実施形態のデータフローを示す。
メモリ制御部44からの画像データ又は圧縮伸張器48
からの符号データを画像メモリ45へ転送する場合には
メモリ制御部44が符号転送DMAC47にデータ入力
要求を行い(ステップ01)、符号転送DMAC47は
メモリ制御部44からの画像データ又は圧縮伸張器48
からの符号データを出力することを考慮してデータの出
力可能なタイミングをディスクリプタにて生成する。
【0043】ディスクリプタは、データ出力タイミング
を取得する1番目のディスクリプタと、それ以降に生成
する2番目以降のディスクリプタとの複数ディスクリプ
タからなる。符号転送DMAC47は、読取部11、F
AX部21から入力されるデータの転送速度と、書込部
26、FAX部21へ画像メモリ45からデータを出力
するデータ転送速度とを認識して(もしくはメモリ制御
部44で設定して)これらのデータ転送速度に基づいて
画像メモリ45のデータ入力DMA転送速度とデータ出
力DMA転送速度を比較し、その差を画像データの転送
ライン数(データ転送ライン数)に換算して1番目ディ
スクリプタに設定する。
【0044】符号転送DMAC47は、2番目以降のデ
ィスクリプタは後述するように算出した1画面中の総デ
ータ転送ライン数から1番目ディスクリプタで設定した
データ転送ライン数を引いた値を上記バンド数の4で等
間隔に分割してこれらを各バンドのデータに対応するデ
ィスクリプタに設定する。本実施形態では、総データ転
送ライン数から1番目ディスクリプタで設定したデータ
転送ライン数を引いた値を4つのバンド1〜4で4分割
し、図10に示すようにディスクリプタがトータルで5
つのディスクリプタとなる。さらに、符号転送DMAC
47は、1〜4番目のディスクリプタにはディスクリプ
タが終了したことを検出するためにフォーマット情報の
CPU割込み信号をセットする。
【0045】以上でディスクリプタの生成(ステップ0
2)を終了し、符号転送DMAC47は、入力データの
データ転送ライン数をカウントするデータ入力済みライ
ンカウンタの初期化を行い(ステップ03)、データ入
力(メモリ制御部44からの画像データの画像メモリ4
5への転送又は圧縮伸張器48からの符号データの画像
メモリ45への転送)を開始する(ステップ04)。画
像メモリ45は符号転送DMAC47から転送された画
像データ又は符号データが所定の蓄積領域に蓄積され
る。符号転送DMAC47は、データ入力開始後には、
ディスクリプタが終了したか否かを判断してディスクリ
プタが終了するまで待ち(ステップ05)、ディスクリ
プタが終了すれば全ディスクリプタ(5つのディスクリ
プタ)が終了したか否かを判定する(ステップ06)。
【0046】符号転送DMAC47は、全ディスクリプ
タが終了しなければデータ出力待ちしている処理が有る
かどうかを判定し(ステップ07)、データ出力待ちし
ている処理が有ればデータ出力待ちしている処理へ通知
する(ステップ08)。次に、符号転送DMAC47
は、ステップ09で、データ入力済みラインカウンタ
(データ転送ライン済みカウンタ)に、終了したディス
クリプタに設定されたライン数を加算し(ステップ0
9)、全ディスクリプタの終了を待つためにステップ0
4へ戻る。符号転送DMAC47は、ステップ05で全
ディスクリプタが終了した場合にはデータ入力処理が終
了する。従って、画像メモリ45は5つのディスクリプ
タが順次に生成されることで、4つのバンド1〜4のデ
ータが所定の蓄積領域に格納される。
【0047】図9は本実施形態の他のデータフローを示
す。符号転送DMAC47は、図8のステップ09で更
新されたライン数を参照し、図9のデータフローを行
う。画像メモリ45からメモリ制御部44又は圧縮伸張
器48へデータ転送を行う場合にはメモリ制御部44が
符号転送DMAC47にデータ出力要求を行う(ステッ
プ01)。符号転送DMAC47は、出力要求がなされ
たデータの画像メモリ45への入力が完了しているか否
かを判定し(ステップ02、03)、出力要求がなされ
たデータの画像メモリ45への入力が完了している場合
にはデータ出力用のディスクリプタ(上記5つのディス
クリプタ)を生成し(ステップ08)、画像メモリ45
からメモリ制御部44又は圧縮伸張器48へのデータ転
送(データ出力)を開始する(ステップ09)。
【0048】また、符号転送DMAC47は、出力要求
がなされたデータの画像メモリ45への入力が完了して
いない場合には、現状のデータ入力済みライン数で画像
メモリ45からメモリ制御部44又は圧縮伸張器48へ
のデータ転送(データ出力)を開始した場合に出力デー
タのライン数をカウントするデータ出力済みラインカウ
ンタのカウントカウント値(データ出力ライン数)と、
入力データのライン数をカウントするデータ入力済みラ
インカウンタのカウント値(データ入力ライン数)とを
比較してデータ出力ライン数がデータ入力ライン数を追
い越さないかどうかを判定する(ステップ04、0
5)。
【0049】符号転送DMAC47は、データ出力ライ
ン数がデータ入力ライン数を追い越さない場合にはデー
タ出力用のディスクリプタを生成し(ステップ08)、
画像メモリ45からメモリ制御部44又は圧縮伸張器4
8へのデータ転送(データ出力)を開始する(ステップ
09)。
【0050】また、符号転送DMAC47は、データ出
力ライン数がデータ入力ライン数を追い越してしまう場
合にはデータ入力済みライン数変化待ちに登録してデー
タ入力済みライン数変化を待ち(ステップ06)、デー
タ入力済みライン数の変化が有れば(ステップ07)、
ステップ02に戻る。
【0051】ここで、符号転送DMAC47は、1番目
のディスクリプタに設定するライン数として最適なライ
ン数をデータ入力速度とデータ出力速度との速度差から
求める際には以下の算出式にて求める。
【0052】すなわち、符号転送DMAC47は、デー
タ入力速度>データ出力速度である場合には、データ出
力速度の方がデータ入力速度より遅いので、データ出力
がデータ入力を追い越す(データ出力ライン数がデータ
入力ライン数を追い越す)ことは無く、データが1ライ
ン分入力(画像メモリ45へ転送)されればデータ出力
開始可能と判定できるため、1番目ディスクリプタに設
定するデータ転送ライン数を1ラインとし、2番目以降
のディスクリプタに設定するデータ転送ライン数を、
(総データ送ライン数−1)をバンド数の4で等間隔に
分割した値とする。
【0053】符号転送DMAC47は、データ入力速度
=データ出力速度である場合には、データ入力速度>デ
ータ出力速度の場合と同様に各ディスクリプタに設定す
るデータ転送ライン数を設定する。
【0054】符号転送DMAC47は、データ入力速度
<データ出力速度である場合には、データ出力速度の方
がデータ入力速度より遅いので、その速度差を考慮して
各ディスクリプタに設定するデータ転送ライン数を設定
する必要があり、読取速度*(総データ転送ライン数/
読取速度−総データ転送ライン数/書込速度)なる算出
式で、1番目のディスクリプタに設定するデータ転送ラ
イン数を求め、2番目以降のディスクリプタに設定する
データ転送ライン数を、(総データ送ライン数−1)を
バンド数の4で等間隔に分割した値とするこにより、デ
ータ出力がデータ入力を追い越すことはなくなる。ここ
に、読取速度(読取部11の読取速度)、書込速度(書
込部26の書込速度)の単位は1秒間に転送可能な画像
データのライン数である。
【0055】この実施形態によれば、データを記憶する
画像メモリ45と、この画像メモリ45に記憶されたデ
ータをディスクリプタに基づいてDMAデータ転送する
DMAコントローラ(符号転送DMAコントローラ4
7)と、ディスクリプタ領域に格納されているディスク
リプタの中に、転送するデータが終了した際の動作振る
舞いを指示、設定することが可能な情報と、前記動作振
る舞いの終了時にCPUに割込み信号を発信するか否か
を指示する情報を含み、前記割込み信号による割込みの
有無に応じて、割込みを発生させたディスクリプタ中の
データ転送ライン数を参照してデータ転送ライン数を加
算し1画面中の総データ転送ライン数を算出する手段
(符号転送DMAコントローラ47)と、前記DMAコ
ントローラのデータ入力速度とデータ出力速度との差を
画像データのライン数に換算する手段(符号転送DMA
コントローラ47)と、前記総データ転送ライン数と、
任意に設定された画像データライン数(ここでは上記換
算した画像データのライン数)との比較結果を通知する
手段(符号転送DMAコントローラ47)とを有するの
で、データ入力手段からのデータ入力速度とデータ出力
手段へのデータ出力速度とに差がある場合にデータ転送
(データ入出力)を開始可能なタイミングを正確に検出
することが可能となる。
【0056】また、この実施形態によれば、互いに独立
して動作可能なDMAコントローラ43、46、47を
複数有し、各DMAコントローラ43、46、47が他
のDMAコントローラに対して、総データ転送ライン数
と、任意に設定された画像データライン数との比較結果
の通知を要求する手段と、通知された前記比較結果に基
づいてDMAデータ転送の開始動作を制御する手段とを
有するので、特にディスクリプタを元にDMAデータ転
送を行う場合にDMACでは、データ入出力速度を元に
各ディスクリプタの処理容量(ライン数)を設定するこ
とにより、例えば画像データの入力終了を待たずにデー
タ出力のためのDMAデータ転送を開始することで、画
像形成装置の生産性を向上させることができ、また、画
像データの出力中に同一の画像メモリ領域に出力中のデ
ータとは異なる画像データを入力するためのDMAデー
タ転送(出力DMAデータ転送がデータ入力を追い越さ
ないようにタイミングを制御して)を開始するといった
画像メモリの有効利用の向上も可能となる。
【0057】また、この実施形態によれば、少なくとも
1つ以上の画像入力手段としての読取部11及びFAX
部21と、少なくとも1つ以上の画像出力手段としての
書込部26及びFAX部21とを接続可能に構成され、
画像入力手段11、21から入力されるデータの転送速
度を認識もしくは設定する手段(符号転送DMAコント
ローラ47もしくはメモリ制御部44)と、画像出力手
段26、21へ画像メモリ45からデータを出力するデ
ータ転送速度を認識もしくは設定する手段(符号転送D
MAコントローラ47もしくはメモリ制御部44)と、
画像入力手段11、21から入力されるデータの転送速
度と、画像出力手段26、21へ画像メモリ45からデ
ータを出力するデータ転送速度に基づいて画像メモリ4
5のデータ入力DMA転送とデータ出力DMAの速度差
を算出する手段(符号転送DMAC47)と、この手段
で算出した速度差を画像データライン数に換算する手段
(符号転送DMAC47)と、データ転送時に算出され
た前記総データ転送ライン数と、任意に設定された画像
データライン数との比較を行う比較手段に対して比較対
象のデータを前記速度差から換算した画像データライン
数に設定する手段(符号転送DMAC47)とを有する
ので、互いにデータ処理能力(速度)の異なる画像入出
力手段が接続された場合でも、汎用的に、かつ、最適な
画像メモリのデータ転送の制御を実現することが可能と
なり、画像形成装置の構成による任意の画像入出力手段
の組み合わせに対して最大の生産性(パフォーマンス)
を提供することが可能となる。
【0058】上記実施形態において、図9のステップ0
4を応用して綴じ代などのデータ加工を行う場合には、
2番目以降のディスクリプタに設定するデータ転送ライ
ン数を比較対象としてこれとデータ入力済みラインカウ
ンタのカウント値とを比較することでデータ出力開始を
判定することが可能になる。上記実施形態は、データ加
工を行わない場合であり、データ入力の1番目ディスク
リプタが終了すればデータ出力が可能となるが、副走査
方向の先端に綴じ代を付加する場合には2番目以降のデ
ィスクリプタに設定するデータ転送ライン数よりもさら
にデータ入力ライン数を進ませてデータ入力済みライン
カウンタのカウント値を監視する必要がある。
【0059】本発明の他の実施形態では、上記実施形態
において、符号転送DMAC47は、上述のようにメモ
リ制御部44及び他のDMAコントローラに対して、総
データ転送ライン数と、任意に設定された画像データラ
イン数との比較結果の通知を要求する機能を有するが、
さらにメモリ制御部44及び他のDMAコントローラか
らの上記比較結果の通知要求に対してデータ受信後即時
に上記比較結果を通知する機能と、上記比較結果の通知
要求を保持し、データ転送中の算出した総データ転送ラ
イン数が任意に設定された画像データライン数に到達し
たタイミングで上記比較結果をメモリ制御部44及び他
のDMAコントローラに通知する機能と、上記比較結果
通知タイミングを上記比較結果の通知要求時に選択可能
である機能とを有する。
【0060】そして、符号転送DMAC47は、図9の
データフローにおいて、副走査方向の先端に綴じ代を付
加する場合に2番目以降のディスクリプタに設定するデ
ータ転送ライン数よりもさらにデータ入力ライン数を綴
じ代に相当するライン数だけ進ませてデータ入力済みラ
インカウンタのカウント値が所定の値に達した時にステ
ップ8で次のディスクリプタを生成させてステップ09
でデータ出力を開始させる。
【0061】この実施形態によれば、符号転送DMAC
47は、総データ転送ライン数と、任意に設定された画
像データライン数との比較結果の通知要求に対してデー
タ受信後即時に前記比較結果を通知する手段と、前記比
較結果の通知要求を保持し、データ転送中の算出した総
データ転送ライン数が任意に設定された画像データライ
ン数に到達したタイミングで前記比較結果を通知する手
段と、この手段の比較結果通知タイミングを前記比較結
果の通知要求時に選択可能である手段とを有するので、
DMACを用いたデータ転送処理の組み合わせに適した
情報取得が可能になり、CPUの負担を増大させること
なく、画像入力手段の追加接続や、画像データの加工処
理、複数の画像データの順次制御などの機能追加に対応
することが可能になる。なお、本発明は、上記実施形態
に限定されるものではなく、上記デジタル複写機以外の
画像形成装置に適用することができる。
【0062】
【発明の効果】以上のように請求項1に係る発明によれ
ば、データ入力手段からのデータ入力速度とデータ出力
手段へのデータ出力速度とに差がある場合にデータ転送
(データ入出力)を開始可能なタイミングを正確に検出
することが可能となる。請求項2に係る発明によれば、
生産性を向上させることができ、画像メモリの有効利用
の向上も可能となる。
【0063】請求項3に係る発明によれば、互いにデー
タ処理能力(速度)の異なる画像入出力手段が接続され
た場合でも、汎用的に、かつ、最適な画像メモリのデー
タ転送の制御を実現することが可能となり、画像形成装
置の構成による任意の画像入出力手段の組み合わせに対
して最大の生産性(パフォーマンス)を提供することが
可能となる。
【0064】請求項4に係る発明によれば、DMACを
用いたデータ転送処理の組み合わせに適した情報取得が
可能になり、CPUの負担を増大させることなく、画像
入力手段の追加接続や、画像データの加工処理、複数の
画像データの順次制御などの機能追加に対応することが
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における記憶部の構成を示
すブロック図である。
【図2】同実施形態を示す概略図である。
【図3】同実施例の原稿台を上方から見た平面図であ
る。
【図4】同実施形態における読取部内のIPUより出力
される画像同期信号の様子を示す図である。
【図5】同実施形態におけるメモリ制御部内のアクセス
制御部の構成を示すブロック図である。
【図6】同実施形態における符号転送DMACのディス
クリプタアクセス動作及びデータ転送動作を説明するた
めの図である。
【図7】同実施形態におけるディスクリプタのフォーマ
ットを示す図である。
【図8】同実施形態のデータフローを示すフローチャー
トである。
【図9】同実施形態の他のデータフローを示すフローチ
ャートである。
【図10】同実施形態を説明するための図である。
【符号の説明】
11 読取部 21 FAX部 23 像形成部 42 記憶部 43 画像入出力DMAC 44 メモリ制御部 45 画像メモリ 46 画像転送DMAC 47 符号転送DMAC 48 圧縮伸張器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡村 隆生 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 道家 教夫 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 Fターム(参考) 5B061 DD02 DD08 DD11 RR01 SS02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスクリプタ領域に格納されているディ
    スクリプタ情報に基づいてDMAデータ転送を行う画像
    形成装置において、データを記憶する画像メモリと、こ
    の画像メモリに記憶されたデータを前記ディスクリプタ
    情報に基づいてDMAデータ転送するDMAコントロー
    ラと、前記ディスクリプタ領域に格納されているディス
    クリプタ情報の中に、転送するデータが終了した際の動
    作振る舞いを指示、設定することが可能な情報と、前記
    動作振る舞いの終了時にCPUに割込み信号を発信する
    か否かを指示する情報を含み、前記割込み信号による割
    込みの有無に応じて、割込みを発生させた前記ディスク
    リプタ情報中のデータ転送ライン数を参照してデータ転
    送ライン数を加算し1画面中の総データ転送ライン数を
    算出する手段と、前記DMAコントローラのデータ入力
    速度とデータ出力速度との差を画像データのライン数に
    換算する手段と、前記総データ転送ライン数と、任意に
    設定された画像データライン数との比較を行う比較手段
    と、この比較手段の比較結果を通知する手段とを有する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像形成装置において、前
    記DMAコントローラを複数有し、各DMAコントロー
    ラが他のDMAコントローラに対して、総データ転送ラ
    イン数と、任意に設定された画像データライン数との比
    較結果の通知を要求する手段と、通知された前記比較結
    果に基づいてDMAデータ転送の開始動作を制御する手
    段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の画像形成装置にお
    いて、少なくとも1つ以上の画像入力手段と、少なくと
    も1つ以上の画像出力手段とを接続可能に構成され、前
    記画像入力手段から入力されるデータの転送速度を認識
    もしくは設定する手段と、前記画像出力手段へ前記画像
    メモリからデータを出力するデータ転送速度を認識もし
    くは設定する手段と、前記画像入力手段から入力される
    データの転送速度と、前記画像出力手段へ前記画像メモ
    リからデータを出力するデータ転送速度に基づいて前記
    画像メモリのデータ入力DMA転送とデータ出力DMA
    の速度差を算出する手段と、この手段で算出した速度差
    を画像データライン数に換算する手段と、データ転送時
    に算出された前記総データ転送ライン数と、任意に設定
    された画像データライン数との比較を行う比較手段に対
    して比較対象のデータを前記速度差から換算した画像デ
    ータライン数に設定する手段とを有することを特徴とす
    る画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項2または3記載の画像形成装置にお
    いて、前記DMAコントローラは、総データ転送ライン
    数と、任意に設定された画像データライン数との比較結
    果の通知要求に対してデータ受信後即時に前記比較結果
    を通知する手段と、前記比較結果の通知要求を保持し、
    データ転送中の算出した総データ転送ライン数が任意に
    設定された画像データライン数に到達したタイミングで
    前記比較結果を通知する手段と、この手段の比較結果通
    知タイミングを前記比較結果の通知要求時に選択可能で
    ある手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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