JP4061200B2 - 画像形成システム及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像入力手段と、画像入力手段から入力された画像信号を記憶するための記憶手段と、画像入力手段より入力された画像信号もしくは記憶手段に保存された画像信号を他の画像形成装置に転送する転送手段とを備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術には、画像メモリのデータ入出力を行うDMAを用いたメモリ制御技術の応用であり、汎用性の高いメモリ制御技術と、制御アルゴリズムを提供するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、従来より様々な目的のために、画像信号を出力するイメージスキャナやワードプロセッサ、パーソナルコンピュータ等の複数の画像信号出力手段とそれらの各画像信号によってそれそれ画像形成を行う複数のプリンタ等の画像形成手段とを組み合わせたシステムが提案されている。また、デジタル複写機をつなぎ、複写動作スピードを高めるシステムがある(例えば、特許文献2参照)。
近年、複写機のデジタル化が進むと共に画像メモリを応用した、加工、編集が盛んとなってきている。その中で、原稿複数枚分の画像データをメモリに記憶することで、指定部数をまとめてコピー出力し仕分けの作業をなくす電子ソートという機能がある。複数枚の画像データを保持するため、そのままの画像データを画像メモリに蓄積するには蓄積枚数分のデータ量に相当するメモリが必要になりメモリコストが膨大になるという理由から、下記の構成・方法が一般的に用いられる。
1.画像メモリ+蓄積用メモリの構成とし、蓄積メモリとして画像メモリより安価なハードディスク等の2次記憶装置を使用する。
2.蓄積メモリとして画像メモリを使用し、圧縮処理を用いて画像データを圧縮し、1枚あたりのデータ量を減らすことでトータルのメモリ量を減らす。
3.複数の画像入出力手段(イメージスキャナ、プリンタコントローラ、ファイルサーバー、FAXコントローラ等)が同一の画像メモリを共有する。
【0003】
画像メモリに対し、画像データの入出力を実行するためにはDMA(Direct Memory Access)データ転送方式を用いたメモリ制御コントローラ(以下DMAコントローラ)が使用されることが多い。DMAコントローラはディスクリプタと呼ばれるメモリ領域管理情報を元に画像メモリの特定の領域に対してデータの転送を行う。1画像が格納されるメモリ領域を複数のディスクリプタに分割してデータ転送を行うことも可能であり、例えば画像メモリをリングバッファの形態で利用することにより、画像データの容量よりも少ないメモリ容量で画像データの入出力を実行する場合もある。
DMAコントローラを用いたメモリ制御では、各ディスクリプタで指定されたデータ転送の進行状況(開始、終了)や、データ転送の実行タイミング制御(画像メモリ領域の途中でデータ転送を中断したり、再開する等)も可能であるため、DMAコントローラに接続された画像メモリや、大容量の2次記憶装置のデータ転送のタイミング制御の自由度が高く、応用範囲が広い。
上述のように蓄積メモリとして画像メモリより安価なハードディスク等の2次記憶装置を使用する場合、通常単一の記憶装置に対して複数のデータ転送(データ書込み、読み出し動作)を行うことはできないため、DMAコントローラのディスクリプタを用いて2次記憶装置へのデータ転送単位を分割し、これを時分割に実行することで、複数のデータ転送動作をあたかも並行して実行しているようにすることが一般的である。
しかしながら、このような時分割処理を用いる場合、データ転送に要する時間が短くなることはないため、画像形成装置のように画像データの入出力に要する時間を最短にすることが装置の生産性に影響を及ぼす場合には、時分割処理を行うことが逆に生産性の低下を招くとこもある。よって、画像データを圧縮し、データ転送量を小さくしたり、データ転送速度の速い2次記憶装置を搭載して、2次記憶装置へのデータ転送に要する時間を短くするような構成をとっていた。また従来は、メモリ制御の簡素化を図る理由からも積極的に時分割転送を行わずに、画像入出力手段を用いた画像データ入出力動作と略同期して2次記憶装置のリソースとして占有してデータ転送を行う手段が用いられていた。
【0004】
従来用いられていた2次記憶装置では、画像入出力手段と画像メモリへの画像データ転送速度に比較して、画像メモリの画像データを2次記憶装置へ転送する速度が遅く、画像データの圧縮を行って2次記憶装置のデータ処理容量を小さくしても、画像入出力手段−画像メモリ間のデータ処理速度との差がなかったために、画像メモリと、2次記憶装置のデータ転送処理(データ圧縮等のデータ変換処理も含む)の転送タイミングの制御を独立にかつ最適に制御することによる画像形成装置の生産性の向上度はあまり高くなかった。
しかし、近年の技術の進歩に伴い、ハードディスク等大容量の記憶装置のデータ転送速度の向上やデータ圧縮手段のデータ圧縮率及び処理速度の向上が著しい。このような大容量の記憶装置を2次記憶装置として接続可能な記憶装置においては、接続される画像入出力手段のデータ入力、及び出力速度と比較して、2次記憶装置に対するデータ転送速度が速い場合が考えられる。
このため複数の画像信号の入出力を同時に並行して実行可能な構成を有する場合には、2次記憶装置に対する画像信号データの入力(保存)、出力(読み出し)の処理をいかに効率良く行うかが画像形成装置の生産性向上の課題となっている。画像形成装置に接続する画像入出力手段も多様性を極めている状況では、従来のようなメモリ制御では記憶装置やデータ圧縮手段の能力を最大限に利用して生産性を確保することが難しくなっている。
【0005】
そこでこのような状況に鑑み、DMAを用いたメモリ制御方式を応用し、記憶装置の処理能力に応じて最大の利用効率を得るためのリソースの取得、開放の管理と、データ転送動作の処理を効率良く制御する手段を利用している。
このような記憶装置を用いて画像信号の入出力制御を行う画像形成装置において、複数の画像形成装置を接続し、それぞれの画像形成装置に接続された画像入出力手段を使用可能な構成をとることで、生産性を向上させることも行われている。例えば、2台の画像形成装置を接続し、一方の画像入力手段(スキャナ等)から画像を入力しながら画像出力を行う(プリント出力)と共に他方の画像形成装置へ入力画像信号を転送し、他方の画像出力手段(プリンタ)へ出力を行うことが可能な構成を有する装置も開発されている。複数の画像形成装置を接続して画像入出力動作を実行することを「連結」動作と呼ばれている。
【特許文献1】
特開平6−103225号公報
【特許文献2】
特開平5−304575号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
連結動作を行うための画像信号の転送において、従来では画像信号の転送時間を短縮するために画像信号専用のインターフェースを設けて画像信号のみを高速に転送することが可能な構成を採用することが多かった。連結動作を実現するためには、画像信号の他に一方の画像形成装置より他方へ動作を指示するための情報を伝達する必要があり、画像信号専用のインターフェースの他に、制御情報伝達のためのインターフェースが必要になる。よって、機器同士の接続のためには連結動作の性能(生産性)を確保するための専用のインターフェースを構築せざるを得ず、接続台数の制限や、同一機種同士の接続のみが可能といった制約が生じることが多い。
ところで最近は、前述の記憶装置の技術的な進歩による記憶手段の処理性能の向上と共にデータ転送のための(汎用的な)インターフェース技術も進歩し、画像信号のみの専用インターフェースを設けなくとも十分なデータ転送性能を確保することが可能となっている。
本発明は、従来行われていた画像形成装置の機器間の情報転送(画像信号及び機器間の制御に必要な情報を含む)をより効率良く行うことができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、画像入力手段と、該画像入力手段から入力された画像信号を記憶するための記憶手段と、前記画像入力手段より入力された画像信号もしくは前記記憶手段に保存された画像信号を他の画像形成装置に転送する転送手段と、を備えた画像形成装置の一方をマスター機、他方をスレーブ機として接続されている画像形成システムにおいて、前記マスター機の前記記憶手段は、前記画像信号と、該画像信号を特定する画像データ情報と、動作を指示するための印刷モード情報と、前記画像データ情報と前記印刷モード情報のサイズを合計した画像情報サイズと、を記憶し、前記情報を転送する際に、前記転送手段は、前記記憶手段に記憶された各情報を1回の転送処理で共通のインターフェースを介して前記スレーブ機に送信することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像形成システムにおいて、前記印刷モード情報として、転写紙サイズ、方向、印刷回転角を含み、前記スレーブ機側で転写紙の方向が合わない場合には、前記印刷回転角を変更して印刷することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面により本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明の実施の形態に係るデジタル複写機の全体構成図である。以下、その構成を動作と合わせて説明する。
読取部1の読み取りプロセス、像形成部2の像形成プロセスを説明する。原稿を原稿台11に沿って可動な露光ランプによってスキャン露光し、その反射光をCCD(イメージセンサ)12によって光電変換して光の強弱に応じた電気信号とする。
IPU(イメージプロセッシングユニット)13により、その電気信号に対してシェーディング補正等の処理を行いA/D変換して8ビットのデジタル信号とし、さらに変倍処理、ディザ処理等の画像処理を行い、画像同期信号と共に画像信号を像形成部2に送る。
【0009】
図2は原稿台を上方から見た図である。スキャナー制御部14は以上のプロセスを実行するために、各種センサの検知、駆動モータ等の制御を行い、また、IPU13に各種パラメータの設定を行う。以上が読み取りプロセスである。
像形成部2では、帯電チャージャ21によって一ように帯電された一定回転する感光体22を、書込部23からの画像データによって変調されたレーザー光により露光する。感光体22には静電潜像ができ、それを現像装置24においてトナーで現像することにより顕像化したトナー像が形成される。
あらかじめ給紙コロ25によって給紙トレイ26より給紙搬送されレジストローラ27で待機していた転写紙を、感光体22とタイミングを図って搬送し、転写チャージャ28によって感光体22上のトナーを転写紙に静電転写し、分離チャージャ29によって転写紙を感光体22より分離する。その後、転写紙上のトナー像を定着装置30により加熱定着し、その後転写紙を排紙コロ31により排紙トレイ33に排紙する。
一方、静電転写後の感光体22に残留したトナー像は、クリーニング装置33が感光体22に圧接することで除去し、感光体22は除電チャージャ34により除電される。プロッタ制御部35は以上のプロセスを実行するために、各種センサの検知、駆動モータ等の制御を行う。以上が像形成プロセスである。
【0010】
図3は読取部のIPUより出力される画像同期信号を示す図である。フレームゲート信号(/FGATE)は副走査方向の画像エリアに対しての画像有効範囲を表す信号で、この信号がローレベル(ローアクティブ)の間の画像データが有効とされる。また、この/FGATEはライン同期信号(/LSYNC)の立ち下がりエッジでアサート、あるいはネゲートされる。/LSYNCは画素同期信号(PCLK)の立ち上がりエッジで所定クロック数だけアサートされ、この信号の立ち上がり後、所定クロック後に主走査方向の画像データが有効とされる。送られてくる画像データは、PCLKの1周期に対して1つであり、図2の矢印部分より400DPI相当に分割されたものである。画像データは矢印部分を先頭にラスタ形式のデータとして送出される。また、画像データの副走査有効範囲は、通常、転写紙サイズによって決まる。
【0011】
図1のシステム制御部3は、オペレータによる操作部4への入力状態を検知し、読取部1、記憶部5、像形成部2、FAX部6、I/F部7への各種パラメータの設定、プロセス実行指示等を通信にて行う。また、システム全体の状態を操作部にて表示する。システム制御部3への指示はオペレータの操作部4へのキー入力にてなされる。
記憶部5は、通常はIPU13から入力される原稿の画像データを記憶することで、リピートコピー、回転コピー等の複写アプリケーションに使用される。また、FAX部6からの2値画像データを一時記憶させるバッファメモリとしても使用する。さらに、入出力装置手段の固有情報を記憶する手段としても使用される。これらデータ記憶の指示はシステム制御部3によってなされる。
FAX部6は、システム制御部3からの指示により、送られてきた画像データをG3、G4FAXのデータ転送規定に基づき2値圧縮して電話回線へ転送する。また、電話回線よりFAX部6に転送されたデータは復元されて2値の画像データとされ、像形成部2の書込部23へ送られ顕像化される。
I/F部7は、IEEE1394規格の高速シリアルI/Fで、システム制御部3からの指示により、記憶部5のデータを外部へ送信し、または外部から受信し記憶部5へ格納する。
セレクタ部8は、システム制御部3からの指示により、セレクタの状態を変化させ、像形成を行う画像データのソースを読取部1、記憶部5、FAX部6、I/F部7の何れかより選択する。
【0012】
図4は図1に示す記憶部の構成図である。以下、各ブロック毎に機能説明を行う。画像入出力DMAC41は、CPU及びロジックで構成され、後述するメモリ制御部43と通信を行ってコマンドを受信し、そのコマンドに応じた動作設定を行い、また、自身の状態を知らせるためステータス情報を送信する。画像入力のコマンドを受けた場合、入力画像データを入力画像同期信号に従って8画素単位のメモリデータとしてパッキングして、メモリ制御部43にメモリアクセス信号と共に随時出力する。画像出力のコマンドを受けた場合、メモリ制御部43からの画像データを出力画像同期信号に同期させて出力する。
画像メモリ42は、画像データを記憶するところでDRAM等の半導体記憶素子で構成され、メモリ量の合計は400DPI、2値画像データのA3サイズ分の4Mバイトと、電子ソート蓄積用のメモリ4Mバイト、データ転送用ワーク領域6Mバイトの合計14Mバイトとしている。メモリ制御部43から読み出し、書き込みの制御をされる。
メモリ制御部43は、CPU及びロジックで構成され図1システム制御部3と通信を行ってコマンドを受信し、そのコマンドに応じた動作設定を行い、また、図1の記憶部5の状態を知らせるためステータス情報を送信する。
システム制御部3からの動作コマンドには、画像入力、画像出力、圧縮、伸長等があり、画像入力、画像出力のコマンドは画像入出力DMAC41に、圧縮関連のコマンドは後述する画像転送DMAC44、符号転送DMAC45、圧縮伸長器46に送信される。
【0013】
図5は図4に示すメモリ制御部のアドレス発生部及び比較部の構成図である。各ブロック毎に機能説明を行う。入出力画像アドレスカウンタ51は、入出力メモリアクセス要求信号に応じてカウントアップするアドレスカウンタで、入出力画像データが格納される格納場所を示す22ビットのメモリアドレスを出力する。メモリアクセス開始時にアドレスは一旦初期化される。
転送画像アドレスカウンタ52は、転送メモリアクセス許可信号に応じてカウントアップするアドレスカウンタで、転送画像データが格納される格納場所を示す22ビットのメモリアドレスを出力する。メモリアクセス開始時に一旦アドレスは初期化される。
ライン設定部53では、画像入力時のバッファとして画像メモリを使用する場合の、後述する差分比較部55で差分算出部54から出力された入力処理ラインと転送ラインの差分結果と比較する値をシステム制御部3から設定する。任意の値を設定することが可能である。
差分算出部54では、画像入力時に図4に示す圧縮伸長器46が出力する転送処理ライン数から画像入出力DMAC41が出力する入出力処理ライン数を減算し、結果を差分比較部55に出力する。
差分比較部55では、画像入力時に差分算出部54が出力する差分ライン数とライン設定部53が出力する設定値とを大小比較し、差分ライン数=設定値となったならばエラー信号を出力し、また、差分ライン数が0となったならば後述するアービタ57に出力する比較結果の転送要求マスク信号をアクティブとする。それ以外、または入出力画像が動作中でない状態ではアクティブを出力しない。
【0014】
アドレスセレクタ56は、アービタ57により選択されるセレクタで、入力画像または転送画像のアドレスのどちらが選択される。アービタ57は、圧縮伸長器46のアクセスのためのメモリアクセス許可信号を出力する。アドレス比較信号がアクティブで入出力メモリアクセス信号が非アクティブの条件で、メモリアクセス許可信号を出力する。
要求マスク58は、差分比較部55からの比較結果にて圧縮伸長器46のアクセスのための転送メモリアクセス要求信号をマスク(ディスイネーブル状態とすること)し、転送処理を停止させる。
アクセス制御回路59は、入力される物理アドレスを画像メモリであるDRAMに対応したロウアドレス、カラムアドレスに分割し11ビットのアドレスバスに出力する。また、アービタ57からのアクセス開始信号に従い、DRAM制御信号(RAS、CAS、WE)を出力する。
システム制御部3からの画像入力指示により、メモリ制御部43は初期化され画像データの待ち状態となり、図1に示す読取部1が動作することにより記憶部5に画像データが入力される。入力された画像データは一旦画像メモリ42に書き込まれる。また、書き込まれた画像データの処理ライン数は画像入出力DMAC41で計数され、メモリ制御部43に入力される。圧縮伸長器46は、画像転送のコマンドを受けて転送メモリアクセス要求信号を出力しているが、メモリ制御部43の要求マスク部により要求信号がマスクされ、実際のメモリアクセスは行われていない。
画像入出力DMAC41からの入力データが1ライン終了することで、転送メモリアクセス要求信号のマスクが解除され、画像メモリ42の読み出しが行われ画像データの圧縮伸長器46への転送動作が開始される。また、動作中も差分算出部54で2つの処理ライン数の差を算出し、0となればアドレスの追い越しがないように、転送メモリアクセス要求信号にマスクをかけている。以上がメモリ制御43部の構成の説明である。
【0015】
再び図4に戻り、画像転送DMAC44は、CPU及びロジックで構成され、メモリ制御部43と通信を行ってコマンドを受信し、そのコマンドに応じた動作設定を行い、また、状態を知らせるためステータス情報を送信する。圧縮のコマンドを受けた場合、メモリ制御部43にメモリアクセス要求信号を出力し、メモリアクセス許可信号がアクティブの場合に画像データを受け取って圧縮伸長器46に転送する。また、メモリアクセス要求信号に応じてカウントアップするアドレスカウンタを内蔵し、画像データが格納される格納場所を示す22ビットのメモリアドレスを出力する。
符号転送DMAC45は、CPU及びロジックで構成され、メモリ制御部43と通信を行ってコマンドを受信し、そのコマンドに応じた動作設定を行い、また、状態を知らせるためステータス情報を送信する。伸長のコマンドを受けた場合、メモリ制御部43にメモリアクセス要求信号を出力し、メモリアクセス許可信号がアクティブの場合に画像データを受け取って圧縮伸長器46に転送する。また、メモリアクセス要求信号に応じてカウントアップするアドレスカウンタを内蔵し、画像データが格納される格納場所を示す22ビットのメモリアドレスを出力する。DMACのディスクリプタアクセス動作については後述する。
圧縮伸長器46は、CPU及びロジックで構成され、メモリ制御部43と通信を行ってコマンドを受信し、そのコマンドに応じた動作設定を行い、また、状態を知らせるためステータス情報を送信する。2値データをMH符号化方法にて処理する。
HDCコントローラ47は、CPU及びロジックで構成され、メモリ制御部43と通信を行ってコマンドを受信し、そのコマンドに応じた動作設定を行い、また、状態を知らせるためステータス情報として送信する。HDのステータスのリード、データ転送を行なう。HD(ハードディスク)48は2次記憶装置である。以上が記憶部5の構成の説明である。
記憶部5の全体の動作としては、画像入力、及びデータ蓄積に際してはシステム制御部3からの指示により、画像データを画像メモリ42の所定の画像領域に画像転送DMAC44により書き込む、または読み出す。このとき画像転送DMAC44では画像ライン数をカウントしている。
【0016】
図6はビデオ入力DMACのディスクリプタアクセス動作、及びデータ転送動作の説明図である。図中の画像データは4つのバンドに分割されており、各バンドで設定されているライン数の画像データを転送する。ビデオ入力DMAC61が転送コマンドを受けるとDMAが起動し、あらかじめ内部のディスクリプタ格納レジスタ62において、CPUによって設定されたチェーン先aアドレスにディスクリプタ1をリードアクセスし、メモリ中のディスクリプタ1の内容をディスクリプタ格納レジスタ62にロードする。
そのロードされた内容は、4ワードで構成されており、次のディスクリプタの格納アドレスを示すチェーン先アドレス、転送するデータの先頭アドレスを示すデータ転送先アドレス、転送するデータのデータ量をライン数で示すデータ転送ライン数、及び設定されたライン数転送が終了した場合、CPU割り込みを発生するか否かのフォーマット情報がある。フォーマット情報の最下位ビットには、設定されたライン数転送終了の場合にCPU割り込みを発生させるか否かを表わすビットが配置されている。
同様にして画像メモリ42から、圧縮伸長器46を通してHD48にデータを転送(1次記憶装置→2次記憶装置)する場合、1バンドで転送するため、画像転送DMAC44のディスクリプタのライン数は、画像ライン数として設定し転送を行う。そのときに符号転送DMAC45の転送先をHDDコントローラ47に設定する。HDDコントローラ47には格納アドレスを設定し、画像メモリ42→画像転送DMAC44→圧縮伸長器46→符号転送DMAC45→HDDコントローラ47→HD48というパスを通して画像データの転送を行うことが可能となる。
データ転送終了後に、HDDコントローラ47よりHD48へ蓄積した際の使用データ量が通知され、このHD48へ格納したアドレスと使用データ量を1次記憶装置に確保しているHDD管理領域に記憶しておく。また、メモリ制御部43は画像データの圧縮伸長器46への転送が、画像入出力DMAC41からの転送を追い越さないように、転送メモリアクセス要求にマスクをかけている(2次記憶装置へのデータ転送が画像入力のデータ転送を追い越さないように制御している)。
逆にHD48から圧縮伸長器46を通して画像メモリ42にデータを転送(2次記憶装置→1次記憶装置)する場合、1次記憶装置に確保しているHDD管理領域に記憶しているHD48へ蓄積した際の格納アドレスと使用データ量を取得し、HDDコントローラ47に格納アドレスを設定し、符号転送DMAC45には使用データ量を、画像転送DMAC44には伸長後のライン数を設定して、HD48→HDDコントローラ47→符号転送DMAC45→圧縮伸長器46→画像転送DMAC44→画像メモリ42というパスを通して画像データの転送を行うことが可能となる。
記憶部5に蓄積された画像の画像ID、サイズ、画像フォーマットは画像データ管理領域に、HDDへの格納アドレス、格納データ量はHDD管理領域に格納されており、その領域はデータが更新される毎にHD48にも格納される。
【0017】
図7は2台のデジタル複写機が接続された状態を示す図である。デジタル複写機をI/F部を介して2台接続し、1台のデジタル複写機に蓄積された画像データを2台で分担して印刷を行うことについて説明する。
1ページA4サイズの原稿の読み取りを行う。読取部1から送られてくる画像データをビデオ入力DMAC61→画像メモリ42→画像転送DMAC44→圧縮伸長器46→符号転送DMAC45→HDDコントローラ47→HD48と転送してHD48に蓄積する。そのときの画像データの画像ID、サイズ、画像フォーマットを画像データ管理管理領域に、格納アドレス、格納データ量をHDD管理領域に格納しておく。
HD48に格納されたデータを2台接続されたデジタル複写機で分担して印刷を行う場合について説明する。データを転送する側のデジタル複写機をマスター機A、受信して印刷する側のデジタル複写機をスレーブ機Bとする。まず、マスター機Aで画像転送データワーク領域に転送する画像データ情報と印刷の情報分のデータエリアを確保し、画像の画像ID、サイズ、画像フォーマット、必要な印刷モードを入れる。
【0018】
次に、マスター機AでHD48から画像メモリ42に画像データを転送する。HD48から圧縮伸長器46を通して画像メモリ42にデータを転送(2次記憶装置→1次記憶装置)する場合、1次記憶装置に確保しているHDD管理領域に記憶しているHD48へ蓄積した際の格納アドレスと使用データ量を取得し、HDDコントローラ47に格納アドレスを設定し、符号転送DMAC45には使用データ量を、画像転送DMAC44には伸長後のライン数を設定して、HD48→HDDコントローラ47→符号転送DMAC45→圧縮伸長器46→画像転送DMAC44→画像メモリ42というパスを通して画像データを画像データ領域に転送することができる。
情報データの後に画像データの順で1回の転送でスレーブ機Bに転送する。スレーブ機Bで受信したデータにおいて、画像データの情報、印刷モード情報部分の先頭には情報部分のデータサイズが格納されており、それにより画像データとの切り分けが可能である。画像データ毎に画像ID、サイズ、画像フォーマットを画像データ管理管理領域に格納して管理する。
印刷モード情報も1時記憶装置に確保した印刷モード情報管理領域に格納して管理する。また、スレーブ機のHD48に蓄積保存する必要がある場合にHD48に蓄積を行い、その格納アドレス、格納データ量をHDD管理領域に格納し管理することができる。図8は管理領域のデータを示す図である。
また、印刷モードには、転写紙サイズ、印刷回転角度、スレーブ機で分担する部数が設定されており、マスター機Aからの印刷モードの設定が、転写紙サイズA4横、印刷回転角度0度で、スレーブ機Bの転写紙がA4縦の場合には印刷回転角度を90度にして印刷することができる。図9S1〜S4はその処理内容を示すフローチャートである。上記のように、スレーブ機Bでは受信した画像データ情報と印刷モード情報により印刷がマスター機Aより独立して可能となる。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1によれば、マスター機の記憶手段は、画像信号と、画像信号を特定する画像データ情報と、動作を指示するための印刷モード情報と、画像データ情報と印刷モード情報のサイズを合計した画像情報サイズと、を記憶し、情報を転送する際に、転送手段は、記憶手段に記憶された各情報を1回の転送処理で共通のインターフェースを介してスレーブ機に送信するので、連結動作の実行に必要な情報の転送を効率的に行うことが可能になり、結果的に画像形成装置の処理効率を大幅に向上させることが可能になる。
請求項2によれば、請求項1記載の効果に加えて、印刷モード情報として、転写紙サイズ、方向、印刷回転角を含み、スレーブ機側で転写紙の方向が合わない場合には、印刷回転角を変更して印刷するので、マスター機から指示された印刷回転角と合わない場合でも、スレーブ機で印刷を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るデジタル複写機の全体構成図である。
【図2】原稿台を上方から見た図である。
【図3】読取部のIPUより出力される画像同期信号を示す図である。
【図4】図1に示す記憶部の構成図である。
【図5】図4に示すメモリ制御部のアドレス発生部及び比較部の構成図である。
【図6】ビデオ入力DMACのディスクリプタアクセス動作、及びデータ転送動作の説明図である。
【図7】2台のデジタル複写機が接続された状態を示す図である。
【図8】管理領域のデータを示す図である。
【図9】本発明の制御動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 読取部(画像入力手段)
5 記憶部(記憶手段)
7 I/F部(転送手段)

Claims (2)

  1. 画像入力手段と、該画像入力手段から入力された画像信号を記憶するための記憶手段と、前記画像入力手段より入力された画像信号もしくは前記記憶手段に保存された画像信号を他の画像形成装置に転送する転送手段と、を備えた画像形成装置の一方をマスター機、他方をスレーブ機として接続されている画像形成システムにおいて、
    前記マスター機の前記記憶手段は、前記画像信号と、該画像信号を特定する画像データ情報と、動作を指示するための印刷モード情報と、前記画像データ情報と前記印刷モード情報のサイズを合計した画像情報サイズと、を記憶し、前記情報を転送する際に、前記転送手段は、前記記憶手段に記憶された各情報を1回の転送処理で共通のインターフェースを介して前記スレーブ機に送信することを特徴とする画像形成システム。
  2. 請求項1記載の画像形成システムにおいて、前記印刷モード情報として、転写紙サイズ、方向、印刷回転角を含み、前記スレーブ機側で転写紙の方向が合わない場合には、前記印刷回転角を変更して印刷することを特徴とする画像形成装置。
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