JP2004289229A - 画像形成装置 - Google Patents

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Takao Okamura
隆生 岡村
Seiki Mogi
清貴 茂木
Michio Doke
教夫 道家
Yasumitsu Shimizu
泰光 清水
Yuriko Obata
百合子 小幡
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Abstract

【課題】共通の構成を有する記憶装置に対して、画像形成装置の構成に関係無く共通の制御を行うための手段を提供し、従来行われていた画像形成装置の機器間の情報転送(画像信号および機器間の制御に必要な情報を含む)をより効率良く行う画像形成装置を提供することにある。
【解決手段】複数の画像形成装置42、43を接続し、一方の画像形成装置42に入力された画像信号を他方の画像形成装置43に転送し、かつ画像信号を転送した画像形成装置43に対して画像信号の出力等の動作を指示し、連結動作制御を行う手段Cを有する画像形成装置において、画像信号の転送速度を認識する機能を有する制御手段21を設けた。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の画像形成装置を接続し、一方の画像形成装置に入力された画像信号を他方の画像形成装置に転送する画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
画像形成装置において半導体メモリのデータ入出力を行うDMAを用いたメモリ制御技術を使用することは知られており(例えば、特許文献1参照)、また、複数の画画像信号出力手段とそれらの各画像信号によってそれぞれ画像形成を行う複数のプリンタ等の画像形成手段とを組み合わせたシステムも知られている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献1はチェーン式DMA方式およびそのためのDMAコントローラに関し、半導体メモリのデータ入出力を行うDMAを用いたメモリ制御技術の応用であり、汎用性の高いメモリ制御技術と、制御アルゴリズムを提供するように意図されている。
また、従来から様々な目的のために、画像信号を出力するイメージスキャナやワードプロセッサ、パーソナルコンピュータ等の複数の画像信号出力手段とそれらの各画像信号によってそれぞれ画像形成を行う複数のプリンタ等の画像形成手段とを組み合わせたシステムが提案されている。特許文献2ではデジタル複写機をつなぎ、複写動作スピードを高めるように構成されている。
近年、複写機のデジタル化が進むとともに画像メモリを応用した、加工、編集が盛んとなってきている。その中で、原稿複数枚分の画像データをメモリに記憶することで、指定部数まとめてコピー出力し仕分けの作業をなくす電子ソートという機能がある。
【0003】
複数枚の画像データを保持するため、そのままの画像データを半導体メモリに蓄積するには蓄積枚数分のデータ量に相当するメモリが必要になりメモリコストが膨大になるという理由から、下記の構成・方法が一般的に用いられる。
(1)半導体メモリ+蓄積用メモリの構成とし、蓄積メモリとして半導体メモリより安価なハードディスク等の2次記憶装置を使用する。
(2)蓄積メモリとして半導体メモリを使用し、圧縮処理を用いて画像データを圧縮し、1枚あたりのデータ量を減らすことでトータルのメモリ量を減らす。
(3)複数の画像入出力手段(イメージスキャナ、プリンタコントローラ、ファイルサーバー、FAXコントローラ等)が同一の画像メモリを共有する。
画像メモリに対し、画像データの入出力を実行するためにはDMA(ダイナミックメモリアクセス)データ転送方式を用いたメモリ制御コントローラ(以下DMAコントローラ)が使用されることが多い。DMAコントローラはディスクリプタと呼ばれるメモリ領域管理情報を元に画像メモリの特定の領域に対してデータの転送を行う。
1画像が格納されるメモリ領域を複数のディスクリプタに分割してデータ転送を行うことも可能であり、例えば画像メモリをリングバッファの形態で利用することにより、画像データの容量よりも少ないメモリ容量で画像データの入出力を実行する場合もある。
DMAコントローラを用いたメモリ制御では、各ディスクリプタで指定されたデータ転送の進行状況(開始、終了)、またはデータ転送の実行タイミング制御(画画像メモリ領域の途中でデータ転送を中断したり、再開する等)も可能であるため、DMAコントローラに接続された半導体メモリや、大容量の2次記憶装置のデータ転送のタイミング制御の自由度が高く、応用範囲が広い。
【0004】
上述のように蓄積メモリとして半導体メモリより安価なハードディスク等の2次記憶装置を使用する場合に、通常単一の記憶装置に対して複数のデータ転送(データ書込みみ、読み出し動作)を行うことはできない。
そのため、DMAコントローラのディスクリプタを用いて2次記憶装置へのデータ転送単位を分割し、これを時分割に実行することで、複数のデータ転送動作をあたかも並行して実行しているようにすることが一般的である。
しかしながら、このような時分割処理を用いる場合、データ転送に要する時間が短くなることはないため、画像形成装置のように画像データの入出力に要する時間を最短にすることが装置の生産性に影響を及ぼす場合には、時分割処理を行うことが逆に生産性の低下を招くとこもある。
よって、画像データを圧縮し、データ転送量を小さくしたり、データ転送速度の速い2次記憶装置を搭載して、2次記憶装置へのデータ転送に要する時間を短くするような構成を採用していた。
また従来では、メモリ制御の簡素化を計る理由からも積極的に時分割転送を行わずに、画像入出力手段を用いた画像データ入出力動作と略同期して2次記憶装置のリソースとして占有してデータ転送を行う手段が用いられていた。
従来用いられていた2次記憶装置では、画像入出力手段と半導体メモリへの画像データ転送速度に比較して、半導体メモリの画像データを2次記憶装置へ転送する速度が遅く、画像データの圧縮を行って2次記憶装置のデータ処理容量を小さくしても、画像入出力手段−半導体メモリ間のデータ処理速度との差がなかった。
そのために、半導体メモリと、2次記憶装置のデータ転送処理(データ圧縮等のデータ変換処理も含む)の転送タイミングの制御を独立にかつ最適に制御することによる画像形成装置の生産性の向上度はあまり高くなかった。
しかし、近年の技術の進歩に伴い、ハードディスク等大容量の記憶装置のデータ転送速度の向上やデータ圧縮手段のデータ圧縮率および処理速度の向上が著しい。このような大容量の記憶装置を2次記憶装置として接続可能な記憶装置においては、接続される画像入出力手段のデータ入力、および出力速度と比較して、2次記憶装置に対するデータ転送速度が速い場合が考えられる。
このため複数の画像信号の入出力を同時に並行して実行可能な構成を有する場合には、2次記憶装置に対する画像信号データの入力(保存)、出力(読み出し)の処理をいかに効率良く行うかが画像形成装置の生産性向上の課題となっている。
【0005】
画像形成装置に接続する画像入出力手段も多様を極めている状況では、従来のようなメモリ制御では記憶装置やデータ圧縮手段の能力を最大限に利用して生産性を確保することが難しくなっている。
そこでこのような状況を鑑み、DMAを用いたメモリ制御方式を応用し、記憶装置の処理能力に応じて最大の利用効率を得るためのリソースの取得、開放の管理とデータ転送動作の処理を効率良く制御する手段を利用している。
このような記憶装置を用いて画像信号の入出力制御を行う画像形成装置において、複数の画像形成装置を接続し、それぞれの画像形成装置に接続された画像入出力手段を使用可能な構成をとることで、生産性を向上させることも行われている。
たとえば、2台の画像形成装置を接続し、一方の画像入力手段(スキャナ等)から画像を入力しながら画像出力を行う(プリント出力)とともに他方の画像形成装置へ入力画像信号を転送し、他方の画像出力手段(プリンタ)へ出力を行うことが可能な構成を有する装置も開発されている。複数の画像形成装置を接続して画像入出力動作を実行することは「連結」動作と呼ばれている。
連結動作を行うための画像信号の転送において、従来では画像信号の転送時間を短縮するために画像信号専用のインターフェースを設けて画像信号のみを高速に転送することが可能な構成を採用することが多かった。
連結動作を実現するためには、画像信号の他に一方の画像形成装置より他方へ動作を指示するための情報を伝達する必要があり、画像信号専用のインターフェースの他に、制御情報伝達のためのインターフェースが必要になる。
それゆえ、機器同士の接続のためには連結動作の性能(生産性)を確保するための専用のインターフェースを構築せざるを得ず、接続台数の制限や、同一機種同士の接続のみが可能といった制約が生じることが多い。
【特許文献1】特開平6−103225号公報
【特許文献2】特開平5−304575号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術において、また、接続(連結)される画像形成装置の種類画像形成装置の種類が異なる場合、その種類(生産性のレベルや機能(接続される画像入出力手段の数や性能、価格等)に応じて記憶手段の容量や処理速度の異なる装置を選択する場合がある。
この場合、画像形成装置間で画像信号等の情報を転送する場合の転送速度が要求される性能よりも低くなってしまう場合が考えられる。例えば、一般的に連結動作を実行する目的は複数の画像形成装置を使用して、画像入出力動作に必要な時間を短縮することである。
しかし、この場合、機器間の転送速度が低くなってしまう。画像情報の転送時間を考慮すると、連結動作をすれば画像入出力動作に要する時間が長くなってしまうこともあり得る。これは転送先(接続先)の画像形成装置が他の画像入出力動作を実行している場合で、連結動作に必要な情報の転送処理を実行できないときも同様である。
このとき、選択された記憶装置の構成毎に固有な制御(ソフトウエア)を実施する必要が生じると、基本的な構成が共通の記憶装置を搭載しているにも関わらず、画像形成装置の種類に応じて個々に制御手段の設計が必要となってしまうため、画像形成装置の開発効率の向上を妨げる要因となる。
また、連結動作を行うための画画像信号の転送において、従来では画像信号の転送時間を短縮するために画像信号専用のインターフェースを設けて画像信号のみを高速に転送することが可能な構成を採用することが多かった。
連結動作を実現するためには、画像信号の他に一方の画像形成装置より他方へ動作を指示するための情報を伝達する必要があり、画像信号専用のインターフェースの他に、制御情報伝達のためのインターフェースが必要になる。
それゆえ、機器同士の接続のためには連結動作の性能(生産性)を確保するための専用のインターフェースを構築せざるを得ず、接続台数の制限や、同一機種同士の接続のみが可能といった制約が生じることが多い。
上述の記憶装置の技術的な進歩による記憶手段の処理性能の向上とともにデータ転送のための(汎用的な)インターフェース技術も進歩し、画像信号のみの専用インターフェースを設けなくとも十分なデータ転送性能を確保することが可能となっている。
そこで本発明の目的は、共通の構成を有する記憶装置に対して、画像形成装置の構成に関係無く共通の制御を行うための手段を提供し、従来行われていた画像形成装置の機器間の情報転送(画像信号および機器間の制御に必要な情報を含む)をより効率良く行う画像形成装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するために、請求項1記載の発明では、複数の画像形成装置を接続し、一方の画像形成装置に入力された画像信号を他方の画像形成装置に転送し、かつ画像信号を転送した画像形成装置に対して画像信号の出力動作を指示し、連結動作制御を行う手段を有する画像形成装置において、前記画像信号の転送速度を認識する転送速度認識手段を設けたことを特徴とする。
請求項2記載の発明では、複数の画像形成装置を接続し、一方の画像形成装置に入力された画像信号を他方の画像形成装置に転送し、かつ画像信号を転送した画像形成装置に対して画像信号の出力動作を指示し、連結動作制御を行う手段を有する画像形成装置において、転送した画像信号を転送先の画像形成装置の画像出力手段に出力する動作を制御する画像出力制御手段と、情報転送手段による情報信号の転送速度を計測、および計測結果を保存する転送速度計測手段を設けたことを特徴とする。
請求項3記載の発明では、画像信号の転送と同時に画像信号の制御を行うための属性データの一部、もしくは全ての転送が可能な属性データ転送手段を設けたことを特徴とする。
請求項4記載の発明では、複数の画像信号を同時、もしくは1回の情報転送の動作で転送を行うことが可能な画像信号転送手段と、画像信号の転送と同時に画像信号の制御を行うための属性データの一部、もしくは全ての転送が可能な属性データ転送手段を設けたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面により本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明の画像データ出力装置を画像形成装置であるデジタル複写機に用いた実施の形態を示す概略ブロック図である。図1に基づき、読み取り部Aの読み取りプロセス、画像形成部Bの画像形成プロセスを簡単に説明する。
原稿1を原稿台2に沿って可動な露光ランプ3によってスキャン露光を行い、その反射光をCCD(イメージセンサ)4によって光電変換を行い、光の強弱に応じた電気信号とする。
IPU(イメージプロセッシングユニット)5により、その電気信号をシェーディング補正等の処理を行いA/D変換し、8ビットのデジタル信号とし、さらに変倍処理、ディザ処理等の画像処理を行い、画像同期信号とともに画像信号を画像形成部Bに送る。
図2は原稿台を上方から見た平面図である。スキャナ制御部6は以上のプロセスを実行するために、各種センサの検知、駆動モータ等の制御を行い、また、IPU5に各種パラメータの設定を行う。以上が読み取りプロセスである。
画像形成部Bでは、帯電チャージャ7によって一様に帯電された一定回転する感光体8を、書き込み部9からの画像データによって変調されたレーザ光により露光する。感光体8には静電潜画像ができ、それを現像装置10によりトナーで現像することにより顕像化したトナー像となる。
予め給紙コロ11によって給紙トレイ12から給紙搬送されレジストローラ13で待機していた転写紙(図示せず)を、感光体8とタイミングを図って搬送し、転写チャージャ14によって感光体8上のトナーを転写紙に静電転写し、分離チャージャ15によって転写紙を感光体8から分離する。
その後、転写紙上のトナー像を定着装置16によって加熱定着し、排紙ローラ17により排紙トレイ18に排紙する。一方、静電転写後の感光体8に残留したトナー像は、クリーニング装置19が感光体8に圧接して除去し、感光体8は除電チャージャ20により除電される。
プロッタ制御部23は以上のプロセスを実行するために、各種センサの検知、駆動モータ等の制御を行っている。以上が図1における構成の画像形成プロセスである。
【0009】
図3は読み取り部のIPUから出力される画像同期信号の様子を説明する波形図である。図3では、読み取り部AのIPU5から出力される画像同期信号の様子を説明している。
図3において、フレームゲート信号(/FGATE)は副走査方向の画像エリアに対しての画像有効範囲を表す信号でこの信号がローレベル(ローアクティブ)の間の画像データが有効とされる。
また、この/FGATEはライン同期信号(/LSYNC)の立ち下がりエッジでアサート、あるいはネゲートされる。/LSYNCは画素同期信号(PCLK)の立ち上がりエッジで所定クロック数だけアサートされ、この信号の立ち上がり後、所定クロック後に主走査方向の画像データが有効とされる。
送られてくる画像データは、PCLKの1周期に対して1つであり、図2の矢印部分より400DPI相当に分割されたものである画像データは矢印部分を先頭にラスタ形式のデータとして送出される。また、画像データの副走査有効範囲は、通常、転写紙サイズによって決まる。
システム制御部21は、オペレータによる操作部22への入力状態を検知し、読み取り部A、記憶部C、画像形成部B、FAX部D、I/F部Eへの各種パラメータの設定、プロセス実行指示等を、通信にて行う。また、システム全体の状態を操作部22にて表示する。システム制御部21への指示はオペレータの操作部22へのキー入力によってなされる。
FAX部Dは、システム制御部21からの指示により、送られてきた画像データをG3、G4FAXのデータ転送規定に基づき2値圧縮を行い、電話回線へ転送する。また、電話回線よりFAX部Dに転送されたデータは復元されて2値の画画像データとされ、画像形成部の書き込み部9へ送られ顕像化される。
I/F部Eは、システム制御部21からの支持により、記憶部Bのデータを外部へ送信、または外部から受信し記憶部Bへ格納する。また、システム制御部21の制御部からの指示により、コマンドセレクタ部Fは、システム制御部21からの指示によって、セレクタの状態を変化させ、画像形成を行う画像データのソースを読み取り部A、記憶部C、FAX部D、I/F部Eの何れかより選択する。
記憶部Cは、通常はIPU5から入力される原稿の画像データを記憶することで、リピートコピー、回転コピー等の複写アプリケーションに使用される。また、FAX部かDらの2値画像データを一時記憶させるバッファメモリとしても使用する。さらに、入出力装置手段の固有情報を記憶する手段としても使用される。これらデータ記憶の指示はシステム制御部21によってなされる。
【0010】
図4は図1に示した記憶部の構成図である。以下、ブロック毎に機能説明を行う。記憶部Cにおいて、画像入出力DMAコントローラ24はCPUおよびロジックで構成され、メモリ制御部25と通信を行ってコマンドを受信し、そのコマンドに応じた動作設定を行い、また、画像入出力DMAコントローラ24の状態を知らせるためステータス情報として送信する。
画像入力のコマンドを受けた場合、入力画像データを入力画像同期信号にしたがって8画素単位のメモリデータとしてパッキングして、メモリ制御部25にメモリアクセス信号とともに随時出力する。画像出力のコマンドを受けた場合、メモリ制御部25からの画像データを出力画像同期信号に同期させて出力する。
画像メモリ31は画像データを記憶するところで、DRAM等の半導体記憶素子で構成され、メモリ量の合計は400DPI、2値画像データのA3サイズ分の4Mバイトと、電子ソート蓄積用のメモリ4Mバイト、データ転送用ワーク領域6MBの合計14MBとしている。メモリ制御部25から読み出し、書き込みの制御をされる。
メモリ制御部25はCPUおよびロジックによって構成され、システム制御部21(図1)と通信を行ってコマンドを受信し、そのコマンドに応じた動作設定を行い、また、記憶部Cの状態を知らせるためステータス情報として送信する。システム制御部21からの動作コマンドには、画像入力、画像出力、圧縮、伸長等があり、画像入力、画像出力のコマンドは画像入出力DMAコントローラ24に、圧縮関連のコマンドは画像転送DMAコントローラ26、符号転送DMAコントローラ27、圧縮伸長器28に送信される。
画像メモリ31は画像データ領域31aおよびデータ転送ワーク領域31bを有している。図4において、29はHDDコントローラ、30はHDである。
【0011】
図5は図4のメモリ制御部の内部構造を示すブロック回路図である。図5にはメモリ制御部のアドレス発生部および比較部の構成を示しており、以下でブロック毎に機能説明を行う。
入出力画像アドレスカウンタ32は入出力メモリアクセス要求信号に応じてカウントアップするアドレスカウンタで、入出力画像データが格納される格納場所を示す22ビットのメモリアドレスを出力する。メモリアクセス開始時にアドレスはいったん初期化される。
転送画像アドレスカウンタ33は転送メモリアクセス許可信号に応じてカウントアップするアドレスカウンタで、転送画像データが格納される格納場所を示す22ビットのメモリアドレスを出力する。メモリアクセス開始時にいったんアドレスは初期化される。
ライン設定部34は画像入力時のバッファとして半導体メモリを使用する場合の、差分比較部35で差分算出部36から出力された入力処理ラインと転送ラインの差分結果と比較する値をシステム制御部21(図1)から設定する。任意の値を設定することが可能である。
差分算出部36は画像入力時には、圧縮伸長部28(図4)が出力する転送処理ライン数から画像入出力DMAコントローラ24が出力する入出力処理ライン数を減算し、結果を差分比較部35に出力する。
差分比較部35は画像入力時には、差分算出部36が出力する差分ライン数と、ライン設定部34が出力する設定値とを大小比較し、差分ライン数=設定値となったならばエラー信号を出力する。
また、差分ライン数が0となったならばアービタ37に出力する比較結果の転送要求マスク信号をアクティブとする。それ以外、または入出力画像が動作中でない状態では、アクティブを出力しない。
アドレスセレクタ39はアービタ37により選択されるセレクタで、入力画像または転送画像のアドレスのどちらが選択される。
アービタ37は圧縮伸張部28のアクセスのためのメモリアクセス許可信号を出力する。アドレス比較信号がアクティブで入出力メモリアクセス信号が非アクティブの条件でメモリアクセス許可信号を出力する。
要求マスク38は処理ライン数比較器からの比較結果にて圧縮伸張部28のアクセスのための転送メモリアクセス要求信号をマスク(ディスイネーブル状態とすること)し、転送処理を停止させる。
【0012】
アクセス制御回路40は入力される物理アドレスをアクセス制御回路40からの信号により半導体メモリであるDRAMに対応したロウアドレス、カラムアドレスに分割し11ビットのアドレスバスに出力する。また、アービタ37からのアクセス開始信号にしたがい、DRAM制御信号(RAS、CAS、WE)を出力する。
システム制御部21からの画像入力指示により、メモリ制御部25は初期化され画像データの待ち状態となり、スキャナが動作することにより記憶部Cに画画像データが入力される。入力された画像データはいったん半導体メモリに書き込まれる。
また、書き込まれた画像データの処理ライン数は画像入出力DMAコントローラ24で計数され、メモリ制御部25へと入力される。圧縮伸長器28は、画像転送のコマンドを受けて転送メモリアクセス要求信号を出力しているが、メモリ制御部25の要求マスク37により要求信号がマスクされ、実際のメモリアクセスは行われていない。
画像入出力DMAコントローラ24からの入力データが1ライン終了することで、転送メモリアクセス要求信号のマスクが解除され、半導体メモリの読み出しが行われ画像データの圧縮伸長部28への転送動作が開始される。
また、動作中も差分算出部35で2つの処理ライン数の差を算出し、0となればアドレスの追い越しがないように転送メモリアクセス要求信号にマスクを掛けている。
【0013】
画像転送DMAコントローラ26はCPUおよびロジックで構成され、メモリ制御部25と通信を行ってコマンドを受信し、そのコマンドに応じた動作設定を行い、また、状態を知らせるためステータス情報として送信する。
圧縮のコマンドを受けた場合、メモリ制御部25にメモリアクセス要求信号を出力し、メモリアクセス許可信号がアクティブの場合に画像データを受け取って圧縮伸長器28に転送する。
また、メモリアクセス要求信号に応じてカウントアップするアドレスカウンタを内蔵し、画像データが格納される格納場所を示す22ビットのメモリアドレスを出力する。
符号転送DMAコントローラ27はCPUおよびロジックで構成され、メモリ制御部25と通信を行ってコマンドを受信し、そのコマンドに応じた動作設定を行い、また、状態を知らせるためステータス情報として送信する。
伸長のコマンドを受けた場合、メモリ制御部にメモリアクセス要求信号を出力し、メモリアクセス許可信号がアクティブの場合に画像データを受け取って圧縮伸長器28に転送する。
また、メモリアクセス要求信号に応じてカウントアップするアドレスカウンタを内蔵し、画像データが格納される格納場所を示す22ビットのメモリアドレスを出力する。DMAコントローラのディスクリプタアクセス動作については後述する。
圧縮伸長器28はCPUおよびロジックで構成され、メモリ制御部25と通信を行ってコマンドを受信し、そのコマンドに応じた動作設定を行い、また、状態を知らせるためステータス情報として送信する。2値データをMH符号化方法にて処理する。
HDCコントローラ29はCPUおよびロジックで構成され、メモリ制御部25と通信を行ってコマンドを受信し、そのコマンドに応じた動作設定を行い、また、状態を知らせるためステータス情報として送信する。HDのステータスのリード、データ転送を行なう。HD30は2次記憶装置でハードディスクである。記憶部Cの全体の動作としては、画像入力、およびデータ蓄積にさいしてはシステム制御部21からの指示により、画像データを画像メモリ31(図4)の所定の画像領域に画像転送DMAコントローラ26により書き込むか、または、読み出す。このとき画像転送DMAコントローラ26では画像ライン数をカウントしている。
【0014】
図6はビデオ入力DMAコントローラのディスクリプタアクセス動作、およびデータ転送動作を説明するための図である。図中の画像データは4つのバンドに分割されており、各バンドで設定されているライン数の画像データを転送する。
ビデオ入力DMAコントローラ41が転送コマンドを受けるとDMAが起動し、あらかじめ内部のディスクリプタ格納レジスタにCPUによって設定されたチェーン先アドレス(a)にディスクリプタ1をリードアクセスし、メモリ中のディスクリプタ1の内容をディスクリプタ格納レジスタにロードする。
そのロードされた内容には、4ワードで構成されており、次のディスクリプタの格納アドレスを示すチェーン先アドレス、転送するデータの先頭アドレスを示すデータ転送先アドレス、転送するデータのデータ量をライン数で示すデータ転送ライン数、および設定されたライン数転送が終了した場合、CPU割り込みを発生するか否かのフォーマット情報がある。
フォーマット情報の最下位ビットには、設定されたライン数転送終了の場合にCPU割り込みを発生させるか否かを表わすビットが配置されている。同様にして画像メモリ31(図4)から圧縮伸長器28を通してHD30にデータを転送(1次記憶装置→2次記憶装置)する場合、画像転送DMAコントローラ26のディスクリプタの設定は1バンドで転送するため、ディスクリプタのライン数の設定は画像ライン数として設定し転送を行う。
そのときに符号転送DMAコントローラ27の転送先をHDDコントローラ29に設定する。HDDコントローラ29には格納アドレスを設定し、画像メモリ31→画像転送DMAコントロー26ラ→圧縮伸長器28→符号転送DMAコントローラ27→HDDコントローラ29→HD30というパスを通して画像データの転送を行うことが可能となる。
データ転送終了後に、HDDコントローラ29よりHD30へ蓄積したさいの使用データ量が通知され、このHD30へ格納したアドレスと使用データ量を1次記憶装置に確保しているHDD管理領域に記憶しておく。
また、メモリ制御部25は画像データの圧縮伸長器28への転送が、画像入力DMAコントローラ24からの転送を追い越さないように転送メモリアクセス要求にマスクをかけている(2次記憶部へのデータ転送が画像入力のデータ転送を追い越さないように制御している)。
逆にHD30から圧縮伸長器28を通して画像メモリ31にデータを転送(2次記憶装置→1次記憶装置)する場合、1次記憶装置に確保しているHDD管理領域に記憶しているHD30へ蓄積したさいの格納アドレスと使用データ量を取得し、HDDコントローラ29に格納アドレスを設定する。
【0015】
符号転送DMAコントローラ27には使用データ量を、画像転送DMAコントローラ26には伸長後のライン数を設定して、HD30→HDDコントローラ29→符号転送DMAコントローラ27→圧縮伸長器28→画像転送DMAコントローラ26→画像メモリ31というパスを通して画像データの転送を行うことが可能となる。
記憶装置に蓄積された画像の画像ID、サイズ、画像フォーマット、格納アドレスは画像管理データ領域に格納されており、その領域はデータが更新される毎にHD30にも格納される。
図1のデジタル複写機をI/F部E(図1)を介して2台接続し、1台のデジタル複写機に蓄積された画像データを2台で分担して印刷を行うことに関して説明する。
読み取り部Aから送られてくる画像データをビデオ入力DMAコントローラ41→画像メモリ31→画像転送DMAコントローラ26→圧縮伸長器28→符号転送DMAコントローラ27→HDDコントローラ29→HD30と転送してHD30に蓄積する。
そのときの画像の画像ID、サイズ、画像フォーマットを画像管理データ管理領域に、格納アドレス、格納データ量をHDD管理領域に格納しておく。
【0016】
HD30に格納されたデータを2台接続されたデジタル複写機で分担して印刷を行う場合、データを転送する側のデジタル複写機をマスター機、受信して印刷する側のデジタル複写機をスレーブ機とし、まずマスター機ではHD30から画像メモリ31にデータを転送する。
HD30から圧縮伸長器28を通して画画像メモリ31にデータを転送(2次記憶装置→1次記憶装置)する場合、1次記憶装置に確保しているHDD管理領域に記憶しているHD30へ蓄積したさいの格納アドレスと使用データ量を取得し、HDDコントローラ29に格納アドレスを設定する。
符号転送DMAコントローラ27には使用データ量を、画像転送DMAコントローラ26には伸長後のライン数を設定して、HD30→HDDコントローラ29→符号転送DMAコントローラ27→圧縮伸長器28→画像転送DMAコントローラ26→画画像メモリ31というパスを通して画像データを画像メモリ31に転送する。
また、画像転送データワーク領域31bに転送する画像データ情報と印刷の情報分のデータエリアを確保し、画像の画画像ID、サイズ、画像フォーマット、必要な印刷モードを転送する画像データの属性データとする。スレーブ機への転送は、画像データ、属性データ、スレーブ機への制御信号の順番に転送する。
【0017】
図7は2台のデジタル複写機をマスター機およびスレーブ機としてそれらとともに転送されるデータを説明する概略図である。データはマスター機42からスレーブ機43に転送される。
画像データの情報、印刷モード情報部分の先頭には情報部分のデータサイズが格納されており、それにより画像データとの切り分けが可能である。画像データ情報は画像管理データ領域に格納し管理する。スレーブ機43でもマスター機42同様に受信した画像データ44をビデオ出力DMAコントローラにより書き込み部9(図1)へ画像転送し、印刷制御信号を受信することで印刷を行う。
本発明による画像形成装置、すなわち、実施の形態ではデジタル複写機少なくとも1つ以上の画像入力手段と、画像入力手段から入力された少なくとも1つ以上の画像信号を記憶するための記憶装置と、画像入力手段から入力された画像信号、もしくは記憶装置に保存された画像信号を読み出して出力する画像出力手段とを有している。
このデジタル複写機は、また、他の画像形成装置と接続し、画像信号およびデジタル複写機の動作制御に必要な情報の転送(送受信)が可能な情報転送手段と、画像入力手段より入力された画像信号、もしくは記憶装置に保存された画像信号を、情報転送手段を有する他の画像出力手段を有するデジタル複写機に転送する手段とを有している。
さらに、デジタル複写機は転送した画像信号を転送先のデジタル複写機の画像出力手段に出力する動作を制御するための手段と、情報転送手段による情報信号の転送速度を認識する手段を備えている。その1手段としてデジタル複写機との間の情報転送の処理をデータ転送能力という共通の特性値によって管理する手段を設けている。図7、図8および図10より上記の実施の形態を説明する。
【0018】
図8は本発明の画像形成装置の第1の実施の形態を示す概略図である。図9は図8の実施の形態の動作を説明するフローチャートである。図7、図8および図9を参照して上記の実施の形態を説明する。
画像信号Rは、画像形成装置、すなわち、デジタル複写機42に入力し、画像形成装置、すなわち、デジタル複写機43で出力させる画像信号である。これは図7における画像データ44である。
属性データγは、図7で示されている印刷モード情報と画像データ情報と画像情報サイズのことを指している。入力した画像信号を出力するための管理データである。画像出力制御信号Zは、接続先の画像形成装置(この場合43)に出力動作をさせる制御信号である。
転送速度vは接続されている画像形成装置42、43間の速度である。したがって、図8は画像形成装置42で入力し保存してある画像信号Rを、画画像形成装置43に画像信号R、属性データγ、画画像出力制御信号Zを転送し、画像形成装置43に画像信号Rを出力させる概略図である。
【0019】
図9のフローチャートを参照して、画像形成装置42はS1から動作を行う。画像形成装置43はS8から動作を行う。接続された画像形成装置42、43間の転送速度v(MB/s)を接続された機種から認識し、画像形成装置42、43間の転送速度vを設定する(S1)。
画像形成装置42にて画像信号Rを入力(S2)し画画像形成装置42で画画像信号Rを保存する(S3)。入力した画像信号Rを画画像形成装置43に転送する(S4)。画像形成装置43は、画像形成装置42から転送されてきた画像信号Rを受信する(S8)。
このときに画像形成装置42は、画像形成装置43に転送終了するまでの時間を認識された転送速度vと図7の属性データγの画画像データ転送サイズから計算して転送時間sを表示する(S5)。ここで、画像データ転送サイズ/転送速度v(MB/s)=転送時間sである。
画像形成装置42は属性データγを画像形成装置43に転送する(S6)。
画像形成装置43は、画像形成装置42から転送されてきた属性データγを受信する(S9)。
画像形成装置42は出力制御信号Zを画像形成装置43に転送する(S7)。画像形成装置43は、画像形成装置42から転送されてきた出力制御信号Zを受信する(S10)。
画像形成装置43は、画像形成装置42から転送された画像信号Rを、転送された属性データγにしたがって、画像出力制御信号Zで、画像信号Rの出力を行う(S11)。
これにより画像形成装置42から画像形成装置43に画像信号Rを出力させ転送速度vを認識することができるので、特別な装置を追加することなく転送速度を認識させることができる。
【0020】
図10は本発明の画像形成装置の第2の実施の形態の動作を説明するフローチャートである。図8および図10を参照して、情報転送手段による情報信号の転送速度を計測、および計測結果を保存する手段について説明する。
転送速度vMB/sを計測して求める。画像形成装置42で保存してある画像信号を、画像形成装置43に画像信号Rを転送し、続いて画像出力制御信号Zを転送し、画像形成装置43に画像信号Rを出力させる。
画像形成装置42はS21から動作を行い、画像形成装置43はS29から動作を行う。画像形成装置42にて画像信号Rを入力し(S21)、画像形成装置42で画像信号Rを保存する(S22)。
接続された画像形成装置42、43間の転送速度を測定用データd(MB)で転送し、計測時間t(秒)をカウントして計測し転送速度vを求め(S23)保存する(S24)。
計算は、測定用データd(MB)/計測時間t(秒)=転送速度v(MB/s)である。
入力した画画像信号Rを画像形成装置42に転送する(S25)。画像形成装置43は、画像形成装置42から転送されてきた画像信号Rを受信する(S29)。
このときに画像形成装置42は、画像形成装置43に転送終了するまでの時間を保存した転送速度vと図7の属性データγの画像データ転送サイズから計算して表示する(S26)。
画像データ転送サイズ/転送速度v(MB/s)=転送時間s
画像形成装置42は属性データγを画像形成装置43に転送する(S27)。画像形成装置43は、画像形成装置42から転送されてきた属性データγを受信する(S30)。画像形成装置42は出力制御信号Zを画像形成装置43に転送する(S28)。
画像形成装置43は、画像形成装置42から転送されてきた出力制御信号Zを受信する(S31)。画像形成装置43は、画像形成装置42から転送された画像信号Rを、転送された属性データγにしたがって、画像出力制御信号Zで、画像信号Rの出力を行う(S32)。
これにより画像形成装置42から画像形成装置43に画像信号Rを出力させ転送速度vを計測し保存することができるので、特別な装置を追加することなく転送速度を計測できるので、その時その時の状況に応じた速度を求めることができる。
【0021】
図11は画像信号の転送と同時に画像信号の制御を行うための属性データの一部、もしくは全ての転送が可能な手段の動作を説明するフローチャートである。図7、図8および図11を参照してその動作を説明する。
画像形成装置42、43を2台接続し、分担して印刷する場合、画像信号の転送と同時に画像信号の制御を行うための属性データ(画像サイズ、画像処理方法等)の一部、もしくは全ての転送が可能な手段を設けており、したがって画像信号と属性データをまとめて転送することも可能とする。
図11において、画像形成装置42はS41から動作を行い、画像形成装置43はS49から動作を行う。画像形成装置42にて画画像信号Rを入力(S41)し、画像形成装置42で画像信号Rを保存する(S42)。
接続された画画像形成装置42、43間の転送速度を測定用データd(MB)で転送し、計測時間t(秒)をカウントして計測し転送速度vを求め(S43)保存する(S44)。
計算は、測定用データd(MB)/計測時間t(秒)=転送速度v(MB/s)
入力した画像信号Rと画像信号Rの属性データγを画像形成装置43に同時に転送する(S44)。画像形成装置43は、画像形成装置42から転送されてきた画像信号Rと属性データγを受信する(S49)。
このときに画像形成装置42は、画像形成装置43に転送終了するまでの時間を保存した転送速度vと図7の属性データγの画像情報サイズと画像データ転送サイズから計算して転送時間sを表示する(S46)。
画像情報サイズ+画像データ転送サイズ/転送速度v(MB/s)=転送時間s
画像形成装置43は属性データγを画像形成装置43の特性に合わせた属性データに変更する(S50)。画像形成装置42は出力制御信号Zを画像形成装置43に転送する(S48)。
画像形成装置43は、画像形成装置42から転送されてきた出力制御信号Zを受信する(S51)。画像形成装置42から転送された画像信号Rを、画像形成装置42の特性に合わせた属性データγにしたがって、画像出力制御信号Zで、画像形成装置43は画像信号Rの出力を行う(S52)。
これにより画像形成装置42から画像形成装置43に画像信号Rと属性データγを同時に転送することで、属性データの変更を前もって終わらせることにより、画画像信号出力がスムーズにできる。
【0022】
図12は2つの画像信号を一方の画像形成装置に入力し、他方の画像形成装置で出力させる構成を示す概略図である。図13は図12の構成の動作を説明するフローチャートである。図14は複数の画像信号と属性データをまとめて転送するさいのデータ状態を示す図である。
図12の構成を図7、図13および図14を参照して説明する。画像形成装置を2台(42、43)接続し、分担して印刷する場合、図12の構成では複数の画像信号と属性データをまとめて転送することも可能とする。画像情報サイズを読み取ることで、画像データRと画画像データSの属性データの切れ目を認識して識別する。
図12において、画像信号Rと画像信号Sは、画像形成装置42に入力し、
画像形成装置43で出力させる画画像信号である。図7における画像データであり、図14における画画像データSと画画像データRである。
属性データγ、属性データδは、図7で示されている印刷モード情報と画像データ情報と画像情報サイズのことを指す。入力した画像信号を出力するための管理データである。
画像出力制御信号Zは、接続先の画像形成装置43に出力動作をさせる制御信号である。転送速度vは接続されている画像形成装置42、43間の速度である。画像形成装置42には画像信号R、画画像信号Sを入力し保存してある。
画像形成装置43に画像信号R、画像信号Rの画像サイズと画像処理方法等の画像信号Rの制御のための属性データγ、画像信号S、画像信号Sの画像サイズと画像処理方法等の画像信号Sの制御のための属性データδ、画像出力制御信号Zを転送し、画像形成装置43に画像信号R、画像信号Sを出力させる。
【0023】
図13のフローチャートにおいて、画像形成装置42はS61から動作を行い、画像形成装置43はS69から動作を行う。画像形成装置42にて画像信号Rを入力(S61)し、画像形成装置42で画像信号Rを保存する(S62)。
入力が継続しているかどうかを判断し(S63)、継続しているならば、画像形成装置42にて画像信号Sを入力(S61)し、画像形成装置42で画像信号Sを保存する(S62)。入力継続を行わない(S63)ならば、接続された画像形成装置42、43間の転送速度を測定用データd(MB)で転送する(S64)。
さらに、この測定用データd(MB)から計測時間t(秒)をカウントして計測し転送速度vを求め(S64)保存する(S65)。
計算は、測定用データd(MB)/計測時間t(秒)=転送速度v MB/s
である。
入力した画像信号Rと画像信号Rの属性データγと、入力した画画像信号Sと画画像信号Sの属性データδを画像形成装置43に転送する(S66)。画像形成装置43は、画像形成装置42から転送されてきた画像信号Rと画画像信号Sと属性データγと属性データδを受信する(S69)。
このときに画像形成装置42は、画像形成装置43に転送終了するまでの時間を保存した転送速度vと各画像信号の属性データγ、δの画像情報サイズと画画像データ転送サイズから計算して表示する(S67)。
(転送する全ての画像サイズ+転送する全ての画像情報サイズ)/転送速度v(MB/s)=転送時間s
画像形成装置43は属性データγ、属性データδを画像形成装置43の特性に合わせた属性データに変更する(S70)。画像形成装置42は出力制御信号Zを画像形成装置43に転送する(S68)。
画像形成装置43は、画像形成装置42から転送されてきた出力制御信号Zを受信する(S71)。画像形成装置42から転送された画像信号Rを、画像形成装置43の特性に合わせた属性データγ、属性データδにしたがって、画像出力制御信号Zで、画像形成装置43は画像信号Rの出力を行う(S71)。
これにより画像形成装置42から画像形成装置43に複数の画像信号Rと画像信号Sと属性データγ、属性データδを同時に転送することで、複数画像の一括出力、また属性データの一括変更が可能となる。
【0024】
上述したごとく、本発明は、複数の画像形成装置42、43を接続し、一方の画像形成装置42に入力された画像信号を他方の画像形成装置43に転送し、かつ画像信号を転送した画像形成装置43に対して画像信号の出力等の動作を指示する。
このような制御を行う手段(連結動作制御手段)を有する画像形成装置において、画像信号の転送速度を認識する手段を設けることで連結動作の生産性を制御するための手段を提供する。
さらに画像信号の転送と同時に画像信号の制御を行うための属性データ(画像サイズ、画像処理方法等)の転送が可能な手段を提供し、複数の画像形成装置42、43を接続して画像信号の出力動作時間を出力する等の連結動作の処理を効率良く実施するための手段を提供する。
本発明は、画像読み取り手段、もしくはデジタル画像入力手段と、読み取った画像信号をデジタル信号に変換した画像データやデジタル画像入力手段から入力された画像データを記憶する半導体メモリとハードディスクドライブ等の大容量の記憶装置で構成される装置におけるデータ転送開始タイミングと、半導体メモリ、大容量記憶装置のリソース占有のタイミングの管理・制御技術に関するものである。
したがって、本発明は、デジタル複写機、ファクシミリ、プリンタ、スキャナ、ネットワークファイルサーバ等の画像入出力機器、またはこれらのうちの複数の機能を備えたデジタル複合機に応用可能である。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1によれば、接続された画像形成装置間の情報転送速度を認識する手段を設けることで、画像形成装置毎に情報転送時間(性能)を認識(計測手段等)する手段が不要となり、かつ画像転送処理に関わる時間等の性能を記憶装置が一元的に把握し管理することが可能となる。
また、本発明のDMAを利用した記憶装置においては特別な構成を追加することなく画像信号転送速度を認識ができるため、機能実現のために特別な手段(装置)の追加が不要で、かつ信頼性の高い画像信号動作の制御を実現するための手段を提供することが可能となる。
請求項2によれば、接続された画像形成装置間の情報転送能力を計測し、保存・管理する手段を設けることにより、接続される画像形成装置の構成や性能によらず、記憶装置および画像形成装置の制御を共通化することが可能になる。
また、接続する画像形成装置の変更や追加等の変化が発生した場合でも変化が生じた時点での計測結果に基づいて画像信号データ転送(入出力)の制御を行うことができるため、汎用性の高い記憶装置および画像形成装置の制御を行うことができる。
請求項3によれば、転送された情報(画像信号、制御データ)を個別に変更することが可能な手段を設けることにより、画像形成装置の処理効率を著しく低下させることなく転送先の画像形成装置の状態に応じて、画像信号の処理条件を変更したり、また画像信号の転送後に転送元から制御条件を変更することが可能になる。
請求項4によれば、複数の画像信号を同時に(1回で)転送した場合には複数の画像信号のうちの個々の画像信号の属性に関する情報を個別に認識、管理することが可能なことである。
また、例えば転送された複数の画像信号のうちの一部を出力するような動作を実行する場合でも、出力対象の個々の画像信号の情報のみを基に出力動作の制御を行えばよいため、不要な情報の処理を低減することが可能になり、画像形成装置の処理効率がよくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像データ出力装置を画像形成装置であるデジタル複写機に用いた実施の形態を示す概略ブロック図である。
【図2】原稿台を上方から見た平面図である。
【図3】読み取り部のIPUから出力される画像同期信号の様子を説明する波形図である。
【図4】図1に示した記憶部の構成図である。
【図5】図4のメモリ制御部の内部構造を示すブロック回路図である。
【図6】ビデオ入力DMAコントローラのディスクリプタアクセス動作、およびデータ転送動作を説明するための図である。
【図7】2台のデジタル複写機をマスター機およびスレーブ機としてそれらとともに転送されるデータを説明する概略図である。
【図8】本発明の画像形成装置の第1の実施の形態を示す概略図である。
【図9】図8の実施の形態の動作を説明するフローチャートである。
【図10】本発明の画像形成装置の第2の実施の形態の動作を説明するフローチャートである。
【図11】画像信号の転送と同時に画像信号の制御を行うための属性データの一部、もしくは全ての転送が可能な手段の動作を説明するフローチャートである。
【図12】2つの画像信号を一方の画像形成装置に入力し、他方の画像形成装置で出力させる構成を示す概略図である。
【図13】図12の構成の動作を説明するフローチャートである。
【図14】複数の画像信号と属性データをまとめて転送するさいのデータ状態を示す図である。
【符号の説明】
21 制御手段(システム制御部)
24 画像入出力DMAコントローラ
25 メモリ制御部
26 画像転送DMAコントローラ
31 画像メモリ
42 画像形成装置(デジタル複写機)
43 画像形成装置(デジタル複写機)
44 画像データ
C 記憶部

Claims (4)

  1. 複数の画像形成装置を接続し、一方の画像形成装置に入力された画像信号を他方の画像形成装置に転送し、かつ画像信号を転送した画像形成装置に対して画像信号の出力動作を指示し、連結動作制御を行う手段を有する画像形成装置において、前記画像信号の転送速度を認識する転送速度認識手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 複数の画像形成装置を接続し、一方の画像形成装置に入力された画像信号を他方の画像形成装置に転送し、かつ画像信号を転送した画像形成装置に対して画像信号の出力動作を指示し、連結動作制御を行う手段を有する画像形成装置において、転送した画像信号を転送先の画像形成装置の画像出力手段に出力する動作を制御する画像出力制御手段と、情報転送手段による情報信号の転送速度を計測、および計測結果を保存する転送速度計測手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 画像信号の転送と同時に画像信号の制御を行うための属性データの一部、もしくは全ての転送が可能な属性データ転送手段を設けたことを特徴とする請求項1または2のいずれか1項記載の画像形成装置。
  4. 複数の画像信号を同時、もしくは1回の情報転送の動作で転送を行うことが可能な画像信号転送手段と、画像信号の転送と同時に画像信号の制御を行うための属性データの一部、もしくは全ての転送が可能な属性データ転送手段を設けたことを特徴とする請求項1または2のいずれか1項記載の画像形成装置。
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