JP2007235384A - 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び記録媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】蓄積された画像データを出力する際の処理の効率化させると共に出力先毎に異なる出力形態に対する適応度が向上する。
【解決手段】画像データを出力先が定められていない再利用データ形式又は、出力先が定められている再出力データ形式として入力を受け付ける入力受付部と、再利用データ形式と再出力データ形式のいずれかとして入力を受け付けたかにより、画像データに対して異なる画像処理を行う前段画像処理部と、前段画像処理手段により画像処理が行われた画像データを、入力受付部により入力を受け付けた再利用データ形式又は再出力データ形式として記憶装置に蓄積する蓄積読出部と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び記録媒体に関するものであり、特に画像データを再利用するために蓄積する技術に関するものである。
従来、プリンタ、コピー、ファクシミリ、スキャナなどの各装置の機能を1つの筐体内に収納した画像形成装置(以下、「複合機」という。)が知られている。
このような複合機の高機能化に伴い、入力処理された画像データを一度蓄積しておき、利用者の要望に応じて蓄積された画像データを利用して再出力するための技術がいくつか提案されている。
例えば、特許文献1では、入力画像データに対して画像処理を行い、画像領域か文字領域化かに応じて分離された像域分離データを取得して、画像データと共に取得した像域分離データを付加してHDD(Hard Disk Drive)に蓄積する。そして、出力時に蓄積された像域分離データを用いて各像域に対して異なるパラメータで画像処理を、画像データに対して行う。また、この画像処理を行う際に、パラメータは、再利用時に出力先の用途に最適化するように決められる。これにより蓄積された画像データは、出力先に応じて適切な画質で出力されることになる。
特開2004−112140号公報
しかしながら、特許文献1に係る発明では、蓄積時にすでに出力先が定められている画像データに対しても、出力先に応じて画質の最適化が行われている。この場合、出力先が同じにもかかわらず、印刷する度に画質の最適化を行うため、処理の無駄が生じると共に、印刷速度を低減させているという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、蓄積された画像データを出力する際の処理の効率化させると共に出力先毎に異なる出力形態に対する適応度を向上させる画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び記録媒体を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、画像データを出力先が定められていない再利用のデータ形式又は、出力先が定められている再出力のデータ形式として入力を受け付ける入力受付手段と、前記入力受付手段によりいずれかのデータ形式で入力を受け付けたかにより、前記画像データに対して異なる画像処理を行う画像処理手段と、前記画像処理手段により画像処理が行われた前記画像データを、前記入力受付手段により入力を受け付けた前記データ形式で記憶手段に蓄積する蓄積手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、利用者から、前記画像データの分類として前記再利用のデータ形式及び前記再出力のデータ形式のうちいずれかの指定を受け付ける指定受付手段と、をさらに備え、前記入力受付手段は、前記指定受付手段により受け付けた指定に従って、いずれかのデータ形式で入力を受け付けること、を特徴とする。
また、請求項3にかかる発明は、請求項1又は2にかかる発明において、前記画像処理手段は、前記入力受付手段により前記再利用のデータ形式として入力を受け付けた前記画像データに対して、出力先に依存していない所定のフォーマットに変換する処理を行うこと、を特徴とする。
また、請求項4にかかる発明は、請求項3にかかる発明において、前記蓄積手段により前記記憶手段に記憶された前記再利用のデータ形式の前記画像データに対する出力先を受け付ける出力先受付手段と、前記記憶手段に蓄積された前記再利用のデータ形式の前記画像データを読み出す読出手段と、前記出力先受付手段により受け付けられた前記出力先に適したフォーマットに、前記読出手段により読み出された前記画像データを変換する処理を行う後段画像処理手段と、をさらに備えたことを特徴とする。
また、請求項5にかかる発明は、請求項4にかかる発明において、前記後段画像処理手段により出力先に適したフォーマットに変換された前記画像データを、前記出力先に出力処理する出力処理手段と、をさらに備えたことを特徴とする。
また、請求項6にかかる発明は、請求項4又は5にかかる発明において、前記出力先受付手段は、前記再利用のデータ形式の前記画像データに対する前記出力先を複数受け付け、前記後段画像処理手段は、前記出力先受付手段により受け付けられた前記出力先に適したフォーマットに、前記出力先毎に前記画像データを変換する処理を行うこと、を特徴とする。
また、請求項7にかかる発明は、請求項1乃至6のいずれか一つに記載の発明において、前記入力受付手段により前記再利用のデータ形式として入力を受け付けた前記画像データに対して、異なる領域毎に分離する像域分離手段と、をさらに備え、前記蓄積手段は、さらに前記像域分離手段により分割された像域分離データを前記再利用のデータ形式の前記画像データと対応付けて前記記憶手段に蓄積すること、を特徴とする。
また、請求項8にかかる発明は、請求項7に記載の発明において、前記後段画像処理手段は、前記再利用のデータ形式の前記画像データに対して、前記像域分離データを用いて領域毎に異なる設定値で画像処理を行うこと、を特徴とする。
また、請求項9にかかる発明は、請求項1又は2にかかる発明において、画像データの出力先を受け付ける出力先受付手段と、をさらに備え、前記画像処理手段は、前記入力受付手段により前記再出力のデータ形式として入力を受け付けた前記画像データに対して、前記出力先受付手段により受け付けた前記出力先に対して出力するために適したフォーマットに変換する処理を行うこと、を特徴とする。
また、請求項10にかかる発明は、請求項9に記載の発明において、前記蓄積手段により蓄積された前記再出力のデータ形式の画像データを読み出す読出手段と、前記読出手段により読み出された前記画像データを、前記出力先受付手段により受け付けた前記出力先に出力処理する出力処理手段と、をさらに備えたことを特徴とする。
また、請求項11にかかる発明は、請求項10にかかる発明において、前記蓄積手段は、さらに出力時に行われる設定が含まれている書誌情報を、前記再出力のデータ形式の画像データと対応付けて蓄積し、前記蓄積手段により蓄積された前記書誌情報に含まれる設定を、前記再出力のデータ形式の画像データの出力時に行う書誌情報処理手段と、をさらに備えたこと、を特徴とする。
また、請求項12にかかる発明は、請求項11にかかる発明において、前記蓄積手段は、前記出力先受付手段により受け付けた前記出力先を含めた前記書誌情報を蓄積し、前記書誌情報処理手段は、前記蓄積手段により蓄積された前記書誌情報から、前記再出力のデータ形式の画像データの出力先を設定し、前記出力処理手段は、前記画像データを前記書誌情報処理手段により設定された前記設定先に出力処理すること、を特徴とする。
また、請求項13にかかる発明は、請求項11又は12にかかる発明において、前記蓄積手段は、読み出した後に前記再出力のデータ形式の画像データに対して行う画像処理が示された情報をさらに含めた前記書誌情報を蓄積し、前記書誌情報処理手段は、前記蓄積手段により蓄積された前記書誌情報から、前記再出力のデータ形式の画像データに対して行う画像処理を設定し、前記再出力のデータ形式の画像データに対して、前記書誌情報処理手段により設定された前記画像処理を行う後段画像処理手段と、をさらに備えたことを特徴とする。
また、請求項14にかかる発明は、請求項1乃至13のいずれか一つに記載の発明において、画像処理手段により画像処理された前記画像データが、前記入力受付手段において前記再出力のデータ形式として入力を受け付けた場合、前記蓄積手段により前記記憶装置に蓄積される前に前記画像データに対して編集処理を行う編集処理手段と、をさらに備えたことを特徴とする。
また、請求項15にかかる発明は、請求項1乃至13のいずれか一つに記載の発明において、画像処理手段により画像処理された前記画像データが、前記入力受付手段において前記再利用のデータ形式として入力を受け付けた場合、前記記憶装置から読み出された後に前記画像データに対して編集処理を行う編集処理手段と、をさらに備えたことを特徴とする。
また、請求項16にかかる発明は、画像データを出力先が定められていない再利用のデータ形式又は、出力先が定められている再出力のデータ形式で入力を受け付ける入力受付ステップと、前記入力受付ステップによりいずれかのデータ形式として入力を受け付けたかにより、前記画像データに対して異なる画像処理を行う画像処理ステップと、前記画像処理ステップにより画像処理が行われた前記画像データを、前記入力受付ステップにより入力を受け付けた前記データ形式で記憶手段に蓄積する蓄積ステップと、を有することを特徴とする。
また、請求項17にかかる発明は、画像データを出力先が定められていない再利用のデータ形式又は、出力先が定められている再出力のデータ形式で入力を受け付ける入力受付ステップと、前記入力受付ステップによりいずれかのデータ形式として入力を受け付けたかにより、前記画像データに対して異なる画像処理を行う画像処理ステップと、前記画像処理ステップにより画像処理が行われた前記画像データを、前記入力受付ステップにより入力を受け付けた前記データ形式で記憶手段に蓄積する蓄積ステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、請求項18にかかる発明は、請求項17に記載された画像処理プログラムを格納したコンピュータの読み取り可能な記録媒体であることを特徴とする。
請求項1にかかる発明によれば、画像データを蓄積する前に形式に応じて画像処理を異ならせたので、蓄積された画像データを出力する際の処理の効率化させると共に出力先毎に異なる出力形態に対する適応度が向上するという効果を奏する。
また、請求項2にかかる発明によれば、利用者からの指定に従い再利用データ形式と再出力データ形式として入力を受け付けるので、利用者の要求に従って適切に画像データを出力することができるという効果を奏する。
また、請求項3にかかる発明によれば、再利用データ形式として入力を受け付けた場合に画像データを出力先に依存しない所定のフォーマットに変換することで、再利用データ形式の画像データを出力する際に設定された出力先にかかわらず画像処理を施した後に出力できるという効果を奏する。
また、請求項4にかかる発明によれば、出力先を受け付けた後に、再利用データ形式の画像データを出力先に適したフォーマットに変換することで、利用者の要求に応じて適切に出力先に画像データを出力できるという効果を奏する。
また、請求項5にかかる発明によれば、出力先に適したフォーマットに変換された画像データを出力先に出力するので、利用者は出力先から画像データを取得できるという効果を奏する。
また、請求項6にかかる発明によれば、複数の出力先を受け付けた場合に、出力先毎に再利用データ形式の画像データの変換処理を行うので、それぞれの出力先に対して画像データを出力できるので、利用者は何度も出力設定を行うことなく、一度の操作で複数の出力先に画像データを出力することができるという効果を奏する。
また、請求項7にかかる発明によれば、再利用データ形式の画像データと対応付けて像域分離データを蓄積するので、再利用データ形式の画像データを出力するときに行う画像処理の自由度が向上するという効果を奏する。
また、請求項8にかかる発明によれば、像域分離データを用いて領域毎に異なる設定値で画像処理を行うことで、領域毎に適切な画像処理を行うことができるという効果を奏する。
また、請求項9にかかる発明によれば、出力先に適したフォーマットに変換した後に再出力データ形式の画像データとして記憶手段に蓄積されるので、再出力データ形式の画像データを読み出した後に迅速且つ容易に出力先に対して出力できるという効果を奏する。
また、請求項10にかかる発明によれば、再出力データ形式の画像データを出力先に出力処理することで、利用者は出力先から画像データを容易に取得できるという効果を奏する。
また、請求項11にかかる発明によれば、蓄積されていた書誌情報に含まれた設定を、再出力データ形式の画像データの出力時に行うことで、再出力データ形式の画像データを出力先に適した設定で容易に出力できるという効果を奏する。
また、請求項12にかかる発明によれば、書誌情報に従うことで出力先が設定されるので、読み出した後に適切に再出力データ形式の画像データを出力先に出力できるという効果を奏する。
また、請求項13にかかる発明によれば、書誌情報に従って再出力データ形式の画像データに対して画像処理を行うことができるので、自由度が向上するという効果を奏する。
また、請求項14にかかる発明によれば、再出力データ形式の画像データに対して蓄積する前に編集処理を行うことで、読み出した後は編集処理が必要なく迅速且つ容易に出力先に出力できるという効果を奏する。
また、請求項15にかかる発明によれば、再利用データ形式の画像データに対して読み出した後に編集処理を行うので、利用者が出力する際の要求に従って画像データを編集できるという効果を奏する。
また、請求項16にかかる発明によれば、画像データを蓄積する前に形式に応じて画像処理を異ならせたので、蓄積された画像データを出力する際の処理の効率化させると共に出力先毎に異なる出力形態に対する適応度が向上するという効果を奏する。
また、請求項17にかかる発明によれば、画像データを蓄積する前に形式に応じて画像処理を異ならせたので、蓄積された画像データを出力する際の処理の効率化させると共に出力先毎に異なる出力形態に対する適応度が向上するという効果を奏する。
また、請求項18に係る発明によれば、請求項17に記載された画像処理プログラムを格納した記録媒体であり、この記録媒体をコンピュータに読み込ませることで、画像処理プログラムを実行することが可能という効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び記録媒体の最良な実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態は、画像処理装置として、コピー機能、ファクシミリ(FAX)機能、プリント機能、スキャナ機能及び入力画像(スキャナ機能による読み取り原稿画像やプリンタあるいはFAX機能により入力された画像)を配信する機能等を複合したいわゆるMFP(Multi Function Peripheral)と称される複合機100に適用した例を示す。
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる複合機の構成を示すブロック図である。本図に示すように複合機100の内部は、制御部101と、スキャナ入力制御部102と、I/O制御部103と、プロッタ出力制御部104と、前段画像処理部105と、後段画像処理部106と、操作パネル107と、記憶装置108と、メモリ109と、を備え、入力処理された画像データを蓄積し、利用者から出力する要求を受け付けた場合に出力先に画像データを出力する。
記憶装置108は、画像データを蓄積する記憶領域を有している。また、記憶装置108は、HDD、光ディスク、メモリカード、RAM(Random Access Memory)などの一般的に利用されているあらゆる記憶手段により構成することができる。
また、記憶装置108は、後述するスキャナ入力制御部102又はI/O制御部103等から入力された画像データを後述する画像処理が行われた後に蓄積する。そして、記憶装置108に蓄積された画像データは、ユーザの要求に従い読み出されることとなる。
また、記憶装置108は、記憶領域として、画像データを再利用データ形式で蓄積する再利用データ蓄積領域と、再出力データ形式で蓄積する再出力データ蓄積領域とを有している。これにより、制御部101が読み出す際に、格納された領域により、画像データが再利用データ形式又は再出力データ形式であるか判別することができる。
再利用データ形式とは、記憶装置108に蓄積された後で複合機100から出力する際、利用者が出力先を任意に決めることができるフォーマットとする。つまり、再利用データ形式の画像データとは、入力元にかかわらず共通したフォーマットで格納された画像データとする。
また、再利用データ形式とは、記憶装置108に、後から自由に加工できる形式となる。これにより、複合機100は、再利用データ形式の画像データを記憶装置108から読み出した後、任意の出力先に対応する適切な画像処理を施し、当該出力先に出力することができる。
再出力データ形式とは、蓄積する時に出力先毎に適切なフォーマットであり、出力する際に出力先を変更することを考慮していないフォーマットとする。このため、再出力データ形式の画像データは、出力先毎に最適なフォーマットで格納されている。
また、再出力データ形式の画像データは、予め出力先に特化した画像処理を施してから蓄積されているので、記憶装置108から読み出して出力する際の設定を簡便にすることができる。
図2は、再利用データ形式と再出力データ形式のデータフォーマットの違いを項目毎に示した説明図である。本図に示すように、再利用データ形式の解像度は、全て標準解像度(例えば600dpi)とし、再利用時に出力先に合わせて任意の解像度に変換して出力する。これに対して、再出力データ形式は出力先が予め定めてあるので、解像度は出力先に応じて画像データ毎に設定されている(例えば100dpi〜2400dpi)。
また、再利用データ形式の色空間は全て標準化されたRGB色空間とする。そして、再利用データ形式の画像データは、記憶装置108から読み出された後で再利用する時に出力先に合わせて要求される色空間に変換して出力する。例えば出力先が紙に印字するプロッタであれば、CMY色空間に変換して出力し、出力先がPC(Personal Computer)であれば、モニタ表示に最適化したRGB色空間に変換して出力する。
これに対して、再出力データ形式の色空間は、蓄積する前に出力先に応じて画像データ毎に異なる色空間変換が行われている。例えば、出力先がプロッタであれば、CMY色空間に変換した画像データが記憶装置108に蓄積され、出力先がPCであれば、モニタ表示に最適化したRGB色空間に変換した画像データが蓄積される。
また、再利用データ形式の濃度は、標準化された規定の標準濃度に設定される。そして、再利用時にユーザの要求に合わせた設定値に従い、濃度変換された後に出力する。これに対して、再出力データ形式の濃度は、蓄積時にユーザの設定に従い、出力先に応じて画像データ毎に濃度変換されている。
また、再利用データ形式の画像データは、蓄積前に回転、集約などの画像編集が行われず、標準化した配置のフォーマットにされた後に蓄積される。そして、再利用時にユーザの要求に合わせた設定値に従い、画像編集が行われた後に出力する。これに対して、再出力データ形式の画像データは、出力先に応じて蓄積前に回転、集約などの編集処理がなされている。
また、再利用データ形式の画像データは蓄積時には特に出力先を決めずに蓄積し、再利用時に利用者が出力先を設定する。つまり、再利用データ形式の画像データは、再利用時に出力先に合わせて画像処理を行うので、蓄積時には画像処理可能な標準的なフォーマットで蓄積する。これに対して、再出力データ形式においては蓄積前にすでに出力先が設定されており、再出力時に出力先を変更することは許可されない。また、再利用データ形式の画像データと再出力データ形式の画像データとの間で設定可能な出力先について違いはなく、本実施の形態ではプロッタ、ネットワーク、外部メディア、電話回線等を出力先として設定できる。
つまり、再利用データ形式の画像データは、標準化した画像フォーマットで蓄積するので、再利用時の自由度を持たせることができる。そして、再出力データ形式の画像データは、出力先に特化した画像フォーマットで蓄積するので、再出力時に煩雑な設定を行わずに出力することができる。
図1に戻り、メモリ109は、制御部101における画像データの入出力バッファとして使用される。また、メモリ109は、制御部101内の後述する画像編集処理部133が画像編集処理する時に、画像の回転や配置を行う際のワークメモリとしても使用される。
操作パネル107は、初期設定キー、コピーキー、コピーテンキー又はクリア/ストップキー等のハードウェアキーの他に液晶タッチパネルを備えている。そして、操作パネル107が利用者から受け付けた入力操作の情報を、後述する制御部101の操作処理部131に出力する。
スキャナ入力制御部102は、スキャナ部で読み取られた画像データを入力処理し、制御部101に出力する制御を行う。
I/O制御部103は、複合機100とネットワーク若しくは電話回線などを介して接続された外部機器、又は複合機100に装着された外部メディアに対する画像データの入出力処理を制御する。
プロッタ出力制御部104は、複合機100から印刷処理を行うために、制御部101からプロッタへの画像データの出力処理を制御する。
制御部101は、操作処理部131と、入力受付部132と、画像編集処理部133と、蓄積読出部134と、を備えるものである。
操作処理部131は、指定受付部141と、出力先受付部142とを備え、操作パネル107又はネットワークを介して接続されている利用者が使用するPC(Personal Computer)から入力された操作情報を処理する。つまり、操作処理部131は、入力された操作情報から利用者が設定した設定値を取得する。そして、取得した設定値に応じて入力受付部132又は画像編集処理部133が処理を行うことになる。なお、操作情報とは、PC等に接続された入力デバイス又は操作パネル107を操作することで入力された情報とする。
指定受付部141は、入力された操作情報から、画像データを再出力データ形式として蓄積するか又は再利用データ形式として蓄積するかの指定を受け付ける。また、利用者が操作パネル又はPCから再利用データ形式又は再出力データ形式を設定する手法はどのような手法でも良い。本実施の形態とは異なるが、利用者から出力先のみ指定を受け付け、利用者から受け付けた出力先により、内部で自動的に再利用データ形式と再出力データ形式を指定しても良い。
また、指定受付部141は、再出力データ形式か再利用データ形式か指定を受け付ける前に、画像データを蓄積するか否か指定を受け付けても良い。この場合、指定受付部141が、蓄積すると指定を受け付けた後に限り、再出力データ形式か再利用データ形式か指定を受け付けることになる。
出力先受付部142は、入力された操作情報から、蓄積された後の画像データの出力先の設定を受け付ける。また、出力先受付部142が、再出力データ形式の画像データに対して出力先の設定を受け付けた場合、後述する前段画像処理部105において設定された出力先に応じて適切な画像処理が行われる。
入力受付部132は、指定受付部141により受け付けた指定より、スキャナ入力制御部102又はI/0制御部103で入力処理された画像データを、再出力データ形式又は、再利用データ形式として入力を受け付ける。
画像編集処理部133は、画像データに対して、回転、配置/集約などの編集処理を行う。また、画像編集処理部133は、再利用データ形式の画像データに対して記憶装置108から読み出した後に編集処理を行う。また、再出力データ形式の画像データに対しては蓄積する前に編集処理を行う。これにより、複合機100は、再出力データ形式の画像データを読み出した後は編集処理が必要なく迅速且つ容易に出力先に出力できる。また、再利用データ形式の画像データに対しては、出力する際の要求に従って画像データを編集できる。
蓄積読出部134は、記憶装置108に対して画像データの蓄積、又は記憶装置108から画像データの読み出し処理を行う。
前段画像処理部105は、画像処理パス切替部111と、輝度調整用γ補正部112と、色変換部113と、像域分離部114と、スキャナ補正部115と、フィルタ部116と、解像度変換部117とを備え、入力処理された画像データに対して、記憶装置108に蓄積される前に画像処理を行う。
画像処理パス切替部111は、入力受付部132により入力を受け付けた画像データが再出力データ形式で蓄積される画像データ、再利用データ形式で蓄積される画像データ又は蓄積しない画像データであるかに応じて実行される画像処理のパスを切り替える。また、再出力データ形式で蓄積される画像データの場合には、画像処理パス切替部111は、画像処理を実行する各構成に対して、出力先に応じたパラメータを設定する。
色変換部113は、出力先色変換部113aと、規格化色変換部113bとを備え、RGBやCMYといった色空間の変換を行う。出力先色変換部113aは、再出力データ形式で蓄積される画像データに対して出力先毎に適した色空間の変換を行う。また、規格化色変換部113bは、再利用データ形式で蓄積される画像データに対して標準化されたRGBに色空間の変換を行う。
フィルタ部116は、出力先フィルタ部116aと、標準化フィルタ部116bとを備え、エッジ強調や平滑化を行う。出力先フィルタ部116aは、再出力データ形式で蓄積される画像データに対して出力先毎に適したフィルタリング処理を行う。標準化フィルタ部116bは、再利用データ形式で蓄積される画像データに対して、標準化するためのフィルタリング処理を行う。
輝度調整用γ補正部112は、画像データの輝度を調整する。像域分離部114は、文字部、写真部、網点部など画像の部位を特定する。スキャナ補正部115は、スキャナから入力される画像データに対するデータ補正を行う。
解像度変換部117は、再出力データ形式で蓄積される画像データであれば出力先に応じて画像データの縮小・拡大や解像度変換を行い、再利用データ形式で蓄積される画像データであれば標準化された解像度(例えば600dpi)に解像度変換する。なお、解像度変換部117は、再利用データ形式で蓄積される画像データの場合、再利用時に画質の劣化なく出力先が要求する解像度に変換できるように、解像度変換を行わないことにしてもよい。
後段画像処理部106は、画像処理パス切替部121と、色変換部122と、濃度調整用γ補正部123と、フィルタ部124と、解像度変換部125と、階調処理部126と、を備え、記憶装置108から読み出された画像データに対して、出力先に配信する前に画像処理を行う。
また、画像処理パス切替部121は、再利用データ形式で蓄積される画像データであるか再出力データ形式で蓄積される画像データであるか、また再利用データ形式で蓄積される画像データの場合には出力先に応じて画像処理のパスを切り替える。特に、再利用データ形式で蓄積される画像データについては、色変換、フィルタ、濃度調整、解像度変換、階調処理の処理手順とパラメータを任意に切替え、出力先の要求に応じて処理内容を変更して画像処理を行う。
色変換部122は、出力先に応じた色空間の変換を行う。濃度調整用γ補正部112は、出力先に応じた画像データの濃度を調整する。フィルタ部124は、出力先に応じたエッジ強調や平滑化を行う。解像度変換部125は、出力先に応じた画像データの縮小・拡大や解像度変換を行う。階調処理部126は、画像データに対して階調を変換する処理を行う。
図3は、複合機100が画像データを再利用データ形式として記憶装置108に蓄積するとともに当該画像データを出力処理するまでに使用される構成及び順序を示した説明図である。本図で示した例では、入力受付部132は、画像データを再利用データ形式として入力を受け付けている。そして、再利用データ形式で画像データの入力を受け付けた場合、利用者は、蓄積後に出力先を任意に選ぶことができる。このため、前段画像処理部105は、画像データに対して、出力先に最適な画像処理を行えるように、出力先によらず共通に行う画像処理のみを行う。
例えば、標準化フィルタ部116bは、再利用データ形式とするため画像データを標準化するフィルタリング処理を行う。また、規格化色変換部113bは、再利用時に出力先に最適化した色空間に変換し易いように、出力先に依存しない標準化したRGB色空間に変換する。また、他の構成においても同様に、再利用可能とするための画像処理を行う。なお、説明を容易にするため、像域分離部114で行われる処理については説明を省略し、後に詳述することとする。
そして、前段画像処理部105で画像処理を行った後、制御部101が画像データを受け取る。そして、蓄積読出部134は、画像処理が施された画像データを、記憶装置108の再利用データ蓄積領域に蓄積する処理を行う。
また、画像データを蓄積と同時に出力する場合、記憶装置108に画像データを格納すると共に、画像編集処理部133が、受け取った画像データに対して画像編集処理を行う。そして、画像編集処理が終了した後、制御部101が、後段画像処理部106に対して画像データを出力する。そして、後段画像処理部106は、入力された画像データに対して、出力先に適した画像処理を行う。例えば、色変換部122は、出力先に適切な色空間に変換する処理を行い、解像度変換部125は、出力先が所望する解像度に変換する処理を行う。
そして、画像処理が終了した後、再度画像データが制御部101に受け渡され、制御部101は、I/O制御部103やプロッタ出力制御部104を経由して、ネットワーク、外部メディア、電話回線、プロッタなどの出力先に出力する。
図4は、複合機100が画像データを再出力データ形式として記憶装置108に蓄積するとともに当該画像データを出力処理するまでに使用される構成及び順序を示した説明図である。本図で示した例では、入力受付部132が画像データを再出力データ形式として入力を受け付けている。そして、再出力データ形式として入力を受け付けた場合、利用者が、蓄積前に予め出力先を選択しておく必要がある。これにより、前段画像処理部105が記憶装置108に蓄積する前に、出力先に最適化した画像処理を行う。
例えば、出力先色変換部113aは、再出力データ形式で蓄積される画像データに対して、出力先が要求する色空間に変換する。具体的には、出力先がプロッタの場合、出力先色変換部113aは、画像データに対して、CMY色空間に変換する。また、出力先色変換部113aは、出力先がネットワークに接続されたPCの場合、PCに備えられたモニタの特性に合わせたRGB色空間に変換する。
他の例としては、解像度変換部117は、画像データに対して、出力先が要求する解像度に解像度変換する。
そして、前段画像処理部105で画像処理を行った後、制御部101が画像データを受け取る。そして、画像編集処理部133が、画像データに対して、回転、配置・集約などの画像編集を行う。その後、蓄積読出部134は、画像処理及び画像編集処理が施された画像データを、記憶装置108の再出力データ蓄積領域に蓄積する処理を行う。
また、画像データを蓄積と同時に出力する場合、記憶装置108に画像データを格納すると共に、制御部101が、後段画像処理部106に対して画像データを出力する。また、入力された画像データに対して、すでに出力先に応じた画像処理は行われている。そこで、後段画像処理部106の階調処理部126が、利用者により操作パネル等で設定された階調に変更する処理のみ行う。
そして、画像処理が終了した後、再度画像データが制御部101に受け渡され、制御部101は、I/O制御部103やプロッタ出力制御部104を経由して、ネットワーク、外部メディア、電話回線、プロッタなどの出力先に出力する。
また、本実施の携帯にかかる複合機100では、再出力データ形式の画像データに対して、あらかじめ出力先毎に適した色空間変換や解像度変換を行っている。これは、蓄積時に出力先をあらかじめ決定し、その他の用途に使わないために、出力先に特化した画像処理を可能としたものである。なお、再出力データ形式の画像データ毎の出力先の保持手法は、周知の手法を問わず、どのような手法を用いても良い。
これにより、再出力時に後段画像処理に対する設定及び実際の画像処理が省略されることになる。つまり、再出力データ形式の画像データを用いて簡単に出力することで、迅速かつ簡便に印刷処理を行うことを可能とする。さらに、同じ画像データを毎回出力するので、毎回同じ出力結果を得ることができる。また、再出力データ形式の画像データは、出力先をあらかじめ限定することによって、再出力時の設定や画像処理を簡易にすることができる。
再利用データ形式の画像データは、蓄積時に出力先が定められていない。このため、蓄積する前に行う画像処理は、出力先に依存しない標準化若しくは規格化する処理に限られる。これにより、出力する際に、利用者は、再利用データ形式の画像データに対して、多種多様な出力先と画像処理手段を選択できる。これにより、蓄積された再利用データ形式の画像データの再利用性を向上させている。また、本実施の形態では、解像度を統一させているために、複数の画像データの集約などの画像編集を容易にしている。
図5は、複合機100が、画像データを記憶装置108に蓄積せずに、出力先に出力処理するまでに使用される構成及び順序を示した説明図である。蓄積しない画像データに対してはどのように扱っても良いが、本図で示した例では、入力受付部132は、蓄積しない場合、再出力データ形式及び再利用データ形式ではなく、単なる画像データとして入力を受け付けることとした。しかしながら、本図で示した画像データの処理手順は、蓄積こそは行わないが出力先が設定されているので、上述した再出力データ形式の場合とほぼ同様の処理手順となる。
すなわち、前段画像処理部105は、入力された画像データに対して、出力先に応じた画像処理を行った後に、制御部101に入力される。そして、画像編集処理部133が、画像データに対して画像編集を行う。その後、制御部101が、後段画像処理部106に対して画像データを出力する。そこで、後段画像処理部106の階調処理部126が、利用者により操作パネル等で設定された階調に変更する処理のみ行う。その後、制御部101に接続されたI/0制御部103やプロッタ出力制御部104を経由して画像データを出力する。
また、本実施の形態では、蓄積を伴わない場合には前段画像処理部105で画像処理を行う場合の例を示した。しかしながら、本発明は、画像データを再利用データ形式と再出力データ形式に分け、蓄積時及び出力時の画像処理手順を変えることで利便性を高めるところに特徴がある。このため、蓄積を伴わない場合、蓄積色変換、解像度変換などの画像処理は、前段画像処理部105、後段画像処理部106のどちらで行っても構わない。
次に、以上のように構成された本実施の形態にかかる複合機100における記憶装置108に蓄積すると共に画像データを出力先に出力するまでの処理について説明する。図6は、本実施の形態にかかる複合機100における上述した処理の手順を示すフローチャートである。
まず、操作処理部131は、操作パネル107またはネットワーク経由で入力される利用者による操作情報を取得する(ステップS601)。そして、指定受付部141が、入力された操作情報から、画像データを蓄積するか否か判断する(ステップS602)。
そして、指定受付部141が、画像データを蓄積しないと判断した場合(ステップS602:No)、その旨を前段画像処理部105及び後段画像処理部106に出力する。
次に、入力受付部132は、画像データの入力を受け付ける(ステップS603)。そして、前段画像処理部105の画像処理パス切替部111及び後段画像処理部106の画像処理パス切替部121が、取得した操作情報に含まれる設定値等に従い、画像データを蓄積しない場合に適した画像処理を行うようにパスの切り替えとパラメータの設定を行う(ステップS604)。
次に、前段画像処理部105の各構成で画像処理が行われる(ステップS605)。この場合、スキャナ補正部115によるスキャナ補正、像域分離部114による像域分離処理、輝度調整用γ補正部112によるγ補正、出力先フィルタ部116aによる出力先に応じたフィルタリング、出力先色変換部113aによる出力先に応じた色変換、解像度変換部117による出力先に応じた解像度変換の順に行われる。
そして、画像編集処理部133が、前段画像処理部105により画像処理が施された画像データに対して、回転や、配置/集約などの画像編集処理を行う(ステップS606)。
次に、後段画像処理部106の階調処理部126で階調処理が行われる(ステップS607)。これは、ステップS604で設定されたパスの切り替え及びパラメータが用いられている。
また、入力受付部132で画像データを蓄積すると判断された場合(ステップS602:Yes)、入力受付部132は、当該画像データを、再利用データ形式として、又は再出力データ形式として、入力を受け付ける(ステップS608)。この再利用データ形式か再出力データ形式かは、指定受付部141において、利用者から受け付けた指定に従うものとする。
そして、入力受付部132により再出力データ形式として入力を受け付けた場合、その旨を前段画像処理部105及び後段画像処理部106に出力する。
これにより、前段画像処理部105の画像処理パス切替部111及び後段画像処理部106の画像処理パス切替部121が、取得した操作情報に含まれる設定値等に従い、画像データを再出力データ形式とする画像処理を行うようにパスの切り替えとパラメータの設定を行う(ステップS609)。
次に、前段画像処理部105の各構成で画像処理が行われる(ステップS610)。なお、行われる処理は、ステップS605と同様なので説明を省略する。つまり、前段画像処理部105は、蓄積する画像データと出力する画像データの両方に共通の画像処理が行われる。
そして、画像編集処理部133が、前段画像処理部105により画像処理が施された画像データに対して、回転や、配置/集約などの画像編集処理を行う(ステップS611)。
次に、蓄積読出部134が、編集処理が行われた後の画像データを再出力データ形式として、記憶装置108の再出力データ蓄積領域に蓄積する(ステップS612)。これにより、出力先に適した画像処理が行われた画像データが蓄積されたことになる。つまり、前段画像処理部105と画像編集処理部133が、出力先に依存した処理を行ってから蓄積されることになる。従って、これら蓄積された画像データが読み出された場合、直ちに出力先に出力することができる。
そして、蓄積された後、後段画像処理部106の階調処理部126で階調処理が行われる(ステップS613)。これは、ステップS608で設定されたパスの切り替え及びパラメータが用いられている。
また、ステップS608において、入力受付部132により再利用データ形式として入力を受け付けた場合、その旨を前段画像処理部105及び後段画像処理部106に出力する。
これにより、前段画像処理部105の画像処理パス切替部111及び後段画像処理部106の画像処理パス切替部121が、取得した操作情報に含まれる設定値等に従い、画像データを再利用データ形式とする画像処理を行うようにパスの切り替えとパラメータの設定を行う(ステップS614)。
次に、前段画像処理部105の各構成で画像処理が行われる(ステップS615)。この場合、スキャナ補正部115によるスキャナ補正、像域分離部114による像域分離処理、輝度調整用γ補正部112によるγ補正、標準化フィルタ部116bによる標準化するためのフィルタリング、規格化色変換部113bによる標準化されたRGBの色空間に変換、解像度変換部117による標準化された解像度変換の順に行われる。
次に、蓄積読出部134が、画像処理が行われた後の画像データを再利用データ形式として、記憶装置108の再利用データ蓄積領域に蓄積する(ステップS616)。これにより、再利用データ形式の場合、出力先に特化した編集処理が行われるまえに蓄積されたことになる。
そして、蓄積された後、画像編集処理部133が、前段画像処理部105により画像処理が施された画像データに対して、回転や、配置/集約などの画像編集処理を行う(ステップS617)。
次に、後段画像処理部106の各構成で出力先に応じた画像処理が行われる(ステップS618)。この場合、フィルタ部124による出力先に応じたフィルタリング、色変換部122による出力先に応じた色空間に変換、濃度調整用γ補正部123によるγ補正、階調処理部126による階調処理の順に行われる。これは、ステップS613で設定されたパスの切り替え及びパラメータが用いられている。
そして、後段画像処理部106により画像処理が行われた画像データを、出力先にデータ転送される(ステップS619)。例えば、プロッタ出力制御部104が、プロッタ部に出力したり、I/O制御部103が外部メディアや、ネットワーク又は電話回線を介して接続された装置に送信する。
上述した処理手順により、再利用データ形式又は再出力データ形式として画像データを蓄積すると共に、出力先に画像データを出力することが可能となる。なお、上述した処理手順では、蓄積と同時に出力先に出力する場合について説明したが、蓄積のみ行っても良い。この場合、蓄積読出部134で画像データの蓄積がなされた場合、処理が終了する。
上述した処理手順により画像データを再利用データ形式又は再出力データ形式として記憶装置108に蓄積することが可能となった。次に、記憶装置108に蓄積された再利用データ形式又は再出力データ形式の画像データを出力するまでについて説明する。
図7は、複合機100が記憶装置108に蓄積した再利用データ形式の画像データを出力先に応じて出力処理するまでに使用される構成及び順序を示した説明図である。なお、図示していないが、操作処理部131は、操作パネル107又はI/O制御部103から、出力対象となる再利用データ形式の選択と出力する際に設定されたパラメータの入力とを受け付けたものとする。
まず、蓄積読出部134が、記憶装置108の再利用データ用蓄積領域から、画像データを再利用データ形式として読み出す。そして、画像編集処理部133が、読み出した再利用データ形式に対して、出力先や利用者によりなされた設定に従い、回転、配置・集約等の画像編集処理を行う。そして、画像編集処理が行われた再利用データ形式は、後段画像処理部106に転送される。
そして、後段画像処理部106の画像処理パス切替部121が、出力先や利用者が行った設定に応じてパスの切り替え及びパラメータを変更する処理を行う。そして、実行するものとして切り替えられた各構成が、出力先に応じた画像処理を行う。例えば、色変換部122が出力先に応じた色空間に変換し、解像度変換部125が出力先に応じた解像度に変換する。また、フィルタ、γ補正、階調処理も、出力先やユーザの設定に応じて画像処理を行う。
そして、画像処理が終了した後、再度画像データが制御部101に受け渡され、制御部101は、I/O制御部103やプロッタ出力制御部104を経由して、ネットワーク、外部メディア、電話回線、プロッタなどの出力先に出力する。
この図7で示した例では、出力先に応じた処理が行われるので、利用者が再利用データ形式を読み出す際に、任意の出力先を選択することができるという特徴がある。
図8は、複合機100が再出力データ形式として記憶装置108に蓄積された画像データを出力処理するまでに使用される構成及び順序を示した説明図である。なお、図示していないが、操作処理部131は、操作パネル107又はI/O制御部103から、出力対象となる再出力データ形式の選択を受け付けたものとする。
まず、蓄積読出部134が、記憶装置108の再出力データ蓄積領域から、画像データを再利力データとして読み出す。
その後、制御部101が、読み出された再出力データ形式を、後段画像処理部106に対して出力する。そこで、後段画像処理部106の階調処理部126が、操作パネル等で設定された階調に変更する処理のみ行う。その後、制御部101に接続されたI/0制御部103やプロッタ出力制御部104を経由して画像データを出力する。
次に、以上のように構成された本実施の形態にかかる複合機100における蓄積された画像データを出力するまでの処理について説明する。図9は、本実施の形態にかかる複合機100における上述した処理の手順を示すフローチャートである。
まず、操作処理部131は、操作パネル107またはネットワーク経由で入力される利用者による操作情報を取得する(ステップS901)。
そして、蓄積読出部134が、操作情報に含まれる画像データを特定する情報に従って、記憶装置108から画像データを読み出す処理を行う(ステップS902)。
次に、蓄積読出部134が、読み出した画像データが、再利用データ形式であるか再出力データ形式であるか判別する(ステップS903)。これは、画像データを読み出した領域が、再利用データ蓄積領域及び再出力データ蓄積領域のうちどちらかにより判断することができる。
そして、蓄積読出部134が再出力データ形式の画像データと判断した場合、その旨を後段画像処理部106に出力する。
そして、後段画像処理部106の画像処理パス切替部121が、階調処理のみ行うようにパスの切り替えと、取得した操作情報により階調のパラメータの設定を行う(ステップS904)。
次に、後段画像処理部106の階調処理部126で階調処理が行われる(ステップS905)。なお、この階調処理は、ステップS904で設定されたパラメータが用いられている。
また、ステップS903において、蓄積読出部134により再利用データ形式の画像データと判別された場合、その旨を後段画像処理部106に出力する。
これにより、後段画像処理部106の画像処理パス切替部121が、取得した操作情報に含まれる出力先又は利用者により行われた設定に従い、画像処理を行うようにパスの切り替えとパラメータの設定を行う(ステップS906)。
次に、画像編集処理部133が、読み出された再出力データ形式の画像データに対して、回転や、配置/集約などの画像編集処理を行う(ステップS907)。
次に、後段画像処理部106の各構成で出力先に応じた画像処理が行われる(ステップS908)。この場合、フィルタ部124による出力先に応じたフィルタリング、解像度変換部125による出力先に適した解像度への変換、色変換部122による出力先に応じた色空間に変換、濃度調整用γ補正部123によるγ補正、階調処理部126による階調処理の順に行われる。なお、これらの処理では、ステップS906で設定されたパスの切り替え及びパラメータが用いられている。
そして、後段画像処理部106により画像処理が行われた画像データを、出力先にデータ転送される(ステップS909)。例えば、プロッタ出力制御部104が、プロッタ部に出力する。又はI/O制御部103が外部メディアや、ネットワーク又は電話回線を介して接続された装置に送信する。
次に像域分離部114で行われる画像データからの文書画像又は文字画像等による像域分離と、その後の処理について説明する。なお、後述する説明では、再利用データ形式の画像データの場合について説明するが、再出力データ形式の画像データについても同様の処理なので説明を省略した。
図10は、複合機100が再利用データ形式の画像データと、当該画像データから分離された像域分離データとを記憶装置108に蓄積するとともに、画像データを出力先に応じて出力処理するまでに使用される構成及び順序を示した説明図である。
像域分離部114は、画像データから、文字画像や写真画像など異なる領域毎に分離された像域分離データを生成する。そして、生成された像域分離データは、蓄積読出部134により、記憶装置108に、画像データと対応付けて蓄積される。なお、前段画像処理部105に含まれている他の構成が行う処理については、図3と同様なので説明を省略する。
そして、生成された像域分離データは、後段画像処理部106で再利用データ形式の画像データを出力先に応じて画像処理を行う際に用いられる。つまり、後段画像処理部106に含まれている構成が、画像編集処理部133により画像編集処理が行われた後の再利用データ形式の画像データに対して、像域分離データにより特定される文字画像や写真画像などの領域毎に、異なる処理パラメータを用いて画像処理を行う。
例えば、フィルタ部124は、文字画像の領域にはエッジ強調を行い、写真画像の領域にはエッジ強調を行わないなど、領域毎に異なるパラメータを用いてフィルタリング処理を行う。また、濃度調整用γ補正部123や階調処理部126等の他の構成も、領域毎に異なるパラメータを用いて処理を行っても良い。
また、当然ながら、記憶装置108に蓄積された再利用画像データを読み出す場合にも、対応付けられた像域分離データを共に読み出して、後段画像処理部106に含まれる構成で領域毎に異なる画像処理を行っても良い。
そして、後段画像処理部106で画像処理が行われた画像データは、制御部101に入力される。その後、制御部101に接続されたI/0制御部103やプロッタ出力制御部104を経由して、利用者が設定した出力先に画像データが出力される。
また、本実施の形態の複合機100においては、蓄積された再利用データ形式の画像データ又は再出力データ形式の画像データを、複数の出力先に対して出力することができる。
図11は、複合機100において蓄積されていた再利用データ形式の画像データに対して画像処理を施した後に複数の出力先に出力するまでに使用される構成及び順序を示した説明図である。
まず、操作パネル107が、利用者から出力する対象となる再利用データ形式の選択と共に、画像データの出力先及び再利用データ形式に対して行う画像処理の設定を受け付け、受け付けた情報を操作情報として操作処理部131に出力する。なお、図11で示した例は、利用者は出力先を複数の設定した場合とする。
そして、操作処理部131が、入力された操作情報を処理する。これにより、複合機100において、利用者により入力された設定に従い、後述する処理が行われることになる。なお、操作処理部131は、操作パネル107から入力された場合に限らず、例えばネットワークを介して接続されたPC等から入力された場合でも良い。
まず、蓄積読出部134は、記憶装置108から再利用データ形式の画像データを、読み出す。そして、画像編集処理部133が、読み出された再利用データ形式の画像データに対して、利用者により行われた設定に従い、画像編集処理を行う。そして、後段画像処理部106の各構成は、出力先に応じて異なるパラメータで画像処理を行う。これにより、出力先毎に適した画像処理が行われることになる。
そして、後段画像処理部106により再利用データ形式の画像データに対して出力先毎に異なる画像処理を行うことで、出力先毎に適した複数の画像データが生成されることになる。
より具体的な例を示すと、1つの再利用データ形式の画像データをネットワークに接続されたPC、複合機100に接続された外部メディア、電話回線で接続されたFAX、複合機100に備えられたプロッタのそれぞれに同時に出力する場合、蓄積読出部134が読み出した再利用データ形式の画像データに対して、画像編集処理部133及び後段画像処理部106の含まれる各構成が、出力先毎に異なる画像編集処理(例えば回転、集約)及び画像処理(例えばフィルタ、色変換、解像度変換、ガンマ補正、階調処理)を行う。
そして、I/O制御部103及びプロッタ出力制御部104が、設定された出力先毎に、出力先に応じた画像編集処理及び画像処理が行われた画像情報を出力する。
これにより、利用者は、同じ画像データに対して、何度も出力先と画像処理内容を設定する必要がなくなった。つまり、複合機100は、利用者が所望する1つ以上の出力先に画像データを容易に出力処理することができる。
本実施の形態にかかる複合機100においては、上述した構成により、再出力データ形式の画像データであれば出力先に適したフォーマットで蓄積され、再利用データ形式の画像データであれば出力先によらないフォーマットで蓄積できるので、蓄積された画像データを出力する際の処理の効率化させると共に出力先毎に異なる出力フォーマットに対する適応度が向上するという効果を奏する。また、利用用途の違いに応じて異なる形態で格納されたので、記憶装置108から読み出して利用するときの利便性が向上した。
また、再利用データ形式の画像データと再出力データ形式の画像データに分類して蓄積されたので、蓄積前に設定された利用者の要求に従って適切に画像データを出力することが可能となった。
また、本実施の形態にかかる複合機100においては、記憶装置108から読み出された画像データが再利用データ形式と再出力データ形式の違いにより、後段画像処理部106の画像処理パス切替部121が異なる画像処理パスに切り替える。そして、後段画像処理部106において切り替えられた画像処理パスに従い、画像処理が行われる。これにより、画像データ毎に最適な画像処理が行われることを可能とする。
また、本実施の形態にかかる複合機100においては、再利用データ形式として、標準化したフォーマットを用いた。これにより、読み出した再利用データ形式の画像データに対して行う画像処理を、画像データにかかわらず統一することができる。
また、本実施の形態にかかる複合機100においては、再出力データ形式として、出力先毎に出力先に適したフォーマットを用いた。つまり、蓄積された再出力データ形式の画像データは、出力先に特化した画像処理が行われている。これにより、再出力データ形式の画像データを読み出して出力する時の画像処理を簡易なものにできる。
また、本実施の形態にかかる複合機100においては、再利用データ形式の画像データに対応付けて像域分離データを記憶装置108に蓄積した。そして、再利用データ形式の画像データを出力する前に行う画像処理で像域分離データを利用することで、より適切な画像処理を行うことができる。つまり、像域分離データを使って、画像領域毎に適応的に画像処理パラメータを切り替えることで、領域毎により適切な画像処理を行うことができる。
また、本実施の形態にかかる複合機100においては、再利用データ形式の画像データの出力先を複数同時に設定し、それぞれの出力先に適した画像処理を行うことで、一つの再利用データ形式の画像データを複数の宛先に配信したい時に何度も出力設定を行うことなく、一度の操作で同時に複数の出力先に画像データを出力することができる。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態においては、記憶装置108に蓄積する画像データと対応付けて蓄積されるデータは、像域分離データのみであったが、この像域分離データ以外のデータを画像データと対応付けて蓄積しても良い。そこで、本実施の形態においては、書誌情報を対応付けて蓄積する場合について説明する。
第2の実施の形態にかかる複合機1200においては、上述した第1の実施の形態にかかる複合機100とは、制御部101とは処理が異なる制御部1201に変更された構成を有している点で異なる。以下の説明では、上述した第1の実施の形態と同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略している。
制御部1201は、第1の実施の形態にかかる制御部101とは、蓄積読出部134とは処理が異なる蓄積読出部1211に変更され、書誌情報処理部1212が追加された構成を有している点で異なる。
蓄積読出部1211は、再出力データ形式の画像データを記憶装置108に蓄積する際に、書誌情報を再出力データ形式の画像データに対応付けて蓄積する。
この書誌情報は、出力する際に用いられる設定情報が格納されている。例えば、書誌情報が格納する設定情報としては、出力先や、画像処理のパスの切り替え及び画像処理を行う際に用いられるパラメータ等が考えられる。また、本実施の形態においては、蓄積前に書誌情報に、利用者により予め設定されたパスの切り替えやパラメータが格納されているのであれば、再出力データ形式の画像データを出力する際に画像処理を施しても良い。これにより、出力先が制限された再出力データ形式の画像データに対してもある程度汎用性を持たせることができる。
また、蓄積読出部1211は、再出力データ形式の画像データを読み出す際に、対応付けられた書誌情報を読み出す。そして、蓄積読出部134が読み出した書誌情報は、後述する書誌情報処理部1212に出力する。
書誌情報処理部1212は、蓄積読出部1211から入力された書誌情報の処理を行う。具体的には、書誌情報処理部1212は、書誌情報に出力先が格納されていた場合、I/O制御部103及びプロッタ出力制御部104に対して出力先を通知する。また、書誌情報処理部1212は、書誌情報にパスの切り替えや画像処理に用いられるパラメータが格納されていた場合、後段画像処理部106の画像処理パス切替部121に対して、パスの切り替えとパラメータを通知する。このような処理を書誌情報処理部1212が行うことで、書誌情報に従って画像処理及び画像の出力が可能となる。
図12は、複合機1200が記憶装置108から再出力データ形式の画像データと共に書誌情報を読み出し、書誌情報に格納された設定に従って画像処理及び出力処理を行うまでに使用される構成及び順序を示した説明図である。本図で示した記憶装置108には、予め再出力データ形式の画像データに対応付けられた書誌情報が蓄積されているものとする。
そして、蓄積読出部1211は、再出力データ形式の画像データを出力する際に、記憶装置108の再出力データ蓄積領域から再出力データ形式の画像データと書誌情報を読み出す。そして、読み出された再出力データ形式の画像データと書誌情報は、書誌情報処理部1212に入力される。
そして、書誌情報処理部1212は、書誌情報を展開して、出力先、後段画像処理部106で用いられるパスの切り替え、画像処理に用いられるパラメータが示された制御データを生成する。そして、書誌情報処理部1212は、生成した制御データを、後段画像処理部106、I/O制御部103、プロッタ出力制御部104に出力する。
そして、書誌情報処理部1212は、制御データを出力した後、これに対応する画像データを後段画像処理部106に出力する。これ以降は、後段画像処理部106、I/O制御部103、プロッタ出力制御部104は、制御データに従って、画像データに対して処理を行うこととなる。最後には、I/O制御部103、プロッタ出力制御部104が、制御データにより特定された出力先に対して、画像処理が行われた画像データを出力する。
また、以上のように構成された本実施の形態にかかる複合機1200で行われる処理手順は、蓄積読出部1211が画像データと共に書誌情報を格納すること、及び画像データを読み出す際に書誌情報を読み出し、書誌情報に従って生成された制御データに従って各構成が制御されることを除けば第1の実施の形態で示した処理手順と同様であるため説明を省略する。
本実施の形態にかかる複合機1200においては、再出力データ形式の画像データ毎に異なる出力先、解像度、色空間、濃度、編集情報を書誌情報として、当該再出力データ形式の画像データと対応付けて記憶装置108に蓄積する。これにより、複合機1200が再出力データ形式の画像データ毎にプロファイルを管理することが可能となる。
また、本実施の形態にかかる複合機1200においては、書誌情報に含まれている情報を利用して、再出力データ形式の画像データの出力時の出力先や画像処理設定を行うことができる。これにより、出力時に利用者は煩雑な出力設定をすることなく、容易に画像データを出力できる。
また、本実施の形態では書誌情報に従って再出力データ形式の画像データに対して画像処理を行うことを可能とした。例えばFAX用に二値化された画像データを、PC用のフォーマットに変換することなどは難しいが、PCに出力するために作成された画像データを、携帯電話で表示するために解像度が低いフォーマットに変換する等の、ある程度の自由度が向上させることを可能とするものである。
図13は、上述した実施の形態にかかる複合機のハードウェア構成を示すブロック図である。本図に示すように、この複合機は、コントローラ1310とエンジン部(Engine)1360とをPCI(Peripheral Component Interconnect)バスで接続した構成となる。コントローラ1310は、複合機全体の制御と描画、通信、操作部1320からの入力を制御するコントローラである。エンジン部1360は、PCIバスに接続可能なプリンタエンジン等であり、たとえば白黒プロッタ、1ドラムカラープロッタ、4ドラムカラープロッタ、スキャナまたはファックスユニット等である。なお、このエンジン部1360には、プロッタ等のいわゆるエンジン部分に加えて、誤差拡散やガンマ変換等の画像処理部分が含まれる。
コントローラ1310は、CPU1311と、ノースブリッジ(NB)1313と、システムメモリ(MEM−P)1312と、サウスブリッジ(SB)1314と、ローカルメモリ(MEM−C)1317と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)1316と、ハードディスクドライブ(HDD)1318とを有し、ノースブリッジ(NB)1313とASIC1316との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス1315で接続した構成となる。また、MEM−P1312は、ROM(Read Only Memory)1312aと、RAM(Random Access Memory)1312bとをさらに有する。
CPU1311は、複合機の全体制御をおこなうものであり、NB1313、MEM−P1312及びSB1314からなるチップセットを有し、このチップセットを介して他の機器と接続される。
NB1313は、CPU1311とMEM−P1312、SB1314、AGP1315とを接続するためのブリッジであり、MEM−P1312に対する読み書き等を制御するメモリコントローラと、PCIマスタ及びAGPターゲットとを有する。
MEM−P1312は、プログラムやデータの格納用メモリ、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリ等として用いるシステムメモリであり、ROM1312aとRAM1312bとからなる。ROM1312aは、基本的なプログラムやデータの格納用メモリとして用いる読み出し専用のメモリであり、RAM1312bは、プログラムの格納用メモリ、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリ等として用いる書き込み及び読み出し可能なメモリである。
SB1314は、NB1313とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。このSB1314は、PCIバスを介してNB1313と接続されており、このPCIバスには、ネットワークインターフェース(I/F)部等も接続される。
ASIC1316は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGP1315、PCIバス、HDD1318及びMEM−C1317をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。このASIC1316は、PCIターゲット及びAGPマスタと、ASIC1316の中核をなすアービタ(ARB)と、MEM−C1317を制御するメモリコントローラと、ハードウェアロジック等により画像データの回転等をおこなう複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)と、エンジン部1360との間でPCIバスを介したデータ転送をおこなうPCIユニットとからなる。このASIC1316には、PCIバスを介してFCU(Fax Control Unit)1330、USB(Universal Serial Bus)1340、IEEE1394(the Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)インターフェース1350が接続される。
MEM−C1317は、コピー用画像バッファ、符号バッファとして用いるローカルメモリであり、HDD(Hard Disk Drive)1318は、画像データの蓄積、プログラムの蓄積、フォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。
AGP1315は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレーターカード用のバスインターフェースであり、MEM−P1312に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレーターカードを高速にするものである。
なお、上述した実施形態の複合機で実行される画像処理プログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。
上述した実施形態の複合機で実行される画像処理プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、上述した実施形態の複合機で実行される画像処理プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態の複合機で実行される画像処理プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
上述した実施の形態の複合機で実行される画像処理プログラムは、上述した各部(制御部、スキャナ入力制御部、I/O制御部、プロッタ出力制御部、前段画像処理部、後段画像処理部)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記ROMから画像処理プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、制御部、スキャナ入力制御部、I/O制御部、プロッタ出力制御部、前段画像処理部、後段画像処理部が主記憶装置上に生成されるようになっている。
以上のように、本発明にかかる画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び記録媒体は、画像データを出力する際に有用であり、特に、出力する際に利用者の要求に応じて画像データに対して画像処理を行う技術に適している。
第1の実施の形態にかかる複合機の構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態にかかる複合機で使用される再利用データ形式と再出力データ形式のデータフォーマットの違いを項目毎に示した説明図である。。 第1の実施の形態にかかる複合機が画像データを再利用データ形式として記憶装置に蓄積するとともに当該画像データを出力処理するまでに使用される構成及び順序を示した説明図である。 第1の実施の形態にかかる複合機が画像データを再出力データ形式として記憶装置に蓄積するとともに当該画像データを出力処理するまでに使用される構成及び順序を示した説明図である。 第1の実施の形態にかかる複合機が、画像データを記憶装置に蓄積せずに、出力先に出力処理するまでに使用される構成及び順序を示した説明図である。 第1の実施の形態にかかる複合機における記憶装置に蓄積すると共に画像データを出力先に出力するまでの処理の手順を示すフローチャートである。 第1の実施の形態にかかる複合機が記憶装置に蓄積した再利用データ形式の画像データを出力先に応じて出力処理するまでに使用される構成及び順序を示した説明図である。 第1の実施の形態にかかる複合機が再出力データ形式として記憶装置に蓄積された画像データを出力処理するまでに使用される構成及び順序を示した説明図である。 第1の実施の形態にかかる複合機における蓄積された画像データを出力するまでの処理の手順を示すフローチャートである。 第1の実施の形態にかかる複合機が再利用データ形式と画像データから分離された像域分離データとを記憶装置に蓄積するとともに、画像データを出力先に応じて出力処理するまでに使用される構成及び順序を示した説明図である。 第1の実施の形態にかかる複合機において蓄積されていた再利用データ形式に対して画像処理を施した後に複数の出力先に出力するまでに使用される構成及び順序を示した説明図である。 第2の実施の形態にかかる複合機が記憶装置から再出力データ形式と共に書誌情報を読み出し、書誌情報に格納された設定に従って画像処理及び出力処理を行うまでに使用される構成及び順序を示した説明図である。 複合機のハードウェア構成を示すブロック図である。
符号の説明
100、1200 複合機
101、1201 制御部
102 スキャナ入力制御部
103 I/O制御部
104 プロッタ出力制御部
105 前段画像処理部
106 後段画像処理部
107 操作パネル
108 記憶装置
109 メモリ
111 画像処理パス切替部
112 輝度調整用γ補正部
113 色変換部
113b 規格化色変換部
113a 出力先色変換部
114 像域分離部
115 スキャナ補正部
116 フィルタ部
116a 出力先フィルタ部
116b 標準化フィルタ部
117 解像度変換部
121 画像処理パス切替部
122 色変換部
123 濃度調整用γ補正部
124 フィルタ部
125 解像度変換部
126 階調処理部
131 操作処理部
132 入力受付部
133 画像編集処理部
134、1211 蓄積読出部
141 指定受付部
142 出力先受付部
1212 書誌情報処理部
1310 コントローラ
1311 CPU
1312 システムメモリ
1312a ROM
1312b キャッシュメモリ(RAM)
1313 NB
1314 SB
1315 AGPバス
1316 ASIC
1317 MEM−C
1318 HDD
1320 操作部
13130 FCU
1340 USB
1350 IEEEE1394インターフェース
1360 エンジン部

Claims (18)

  1. 画像データを出力先が定められていない再利用のデータ形式又は、出力先が定められている再出力のデータ形式として入力を受け付ける入力受付手段と、
    前記入力受付手段によりいずれかのデータ形式で入力を受け付けたかにより、前記画像データに対して異なる画像処理を行う画像処理手段と、
    前記画像処理手段により画像処理が行われた前記画像データを、前記入力受付手段により入力を受け付けた前記データ形式で記憶手段に蓄積する蓄積手段と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 利用者から、前記画像データの分類として前記再利用のデータ形式及び前記再出力のデータ形式のうちいずれかの指定を受け付ける指定受付手段と、をさらに備え、
    前記入力受付手段は、前記指定受付手段により受け付けた指定に従って、いずれかのデータ形式で入力を受け付けること、
    を特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記画像処理手段は、前記入力受付手段により前記再利用のデータ形式として入力を受け付けた前記画像データに対して、出力先に依存していない所定のフォーマットに変換する処理を行うこと、
    を特徴とする請求項1又は2記載の画像処理装置。
  4. 前記蓄積手段により前記記憶手段に記憶された前記再利用のデータ形式の前記画像データに対する出力先を受け付ける出力先受付手段と、
    前記記憶手段に蓄積された前記再利用のデータ形式の前記画像データを読み出す読出手段と、
    前記出力先受付手段により受け付けられた前記出力先に適したフォーマットに、前記読出手段により読み出された前記画像データを変換する処理を行う後段画像処理手段と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記後段画像処理手段により出力先に適したフォーマットに変換された前記画像データを、前記出力先に出力処理する出力処理手段と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記出力先受付手段は、前記再利用のデータ形式の前記画像データに対する前記出力先を複数受け付け、
    前記後段画像処理手段は、前記出力先受付手段により受け付けられた前記出力先に適したフォーマットに、前記出力先毎に前記画像データを変換する処理を行うこと、
    を特徴とする請求項4又は5に記載の画像処理装置。
  7. 前記入力受付手段により前記再利用のデータ形式として入力を受け付けた前記画像データに対して、異なる領域毎に分離する像域分離手段と、をさらに備え、
    前記蓄積手段は、さらに前記像域分離手段により分割された像域分離データを前記再利用のデータ形式の前記画像データと対応付けて前記記憶手段に蓄積すること、
    を特徴とする請求項1乃至6のいずれか一つに記載の画像処理装置。
  8. 前記後段画像処理手段は、前記再利用のデータ形式の前記画像データに対して、前記像域分離データを用いて領域毎に異なる設定値で画像処理を行うこと、
    を特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 画像データの出力先を受け付ける出力先受付手段と、をさらに備え、
    前記画像処理手段は、前記入力受付手段により前記再出力のデータ形式として入力を受け付けた前記画像データに対して、前記出力先受付手段により受け付けた前記出力先に対して出力するために適したフォーマットに変換する処理を行うこと、
    を特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  10. 前記蓄積手段により蓄積された前記再出力のデータ形式の画像データを読み出す読出手段と、
    前記読出手段により読み出された前記画像データを、前記出力先受付手段により受け付けた前記出力先に出力処理する出力処理手段と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
  11. 前記蓄積手段は、さらに出力時に行われる設定が含まれている書誌情報を、前記再出力のデータ形式の画像データと対応付けて蓄積し、
    前記蓄積手段により蓄積された前記書誌情報に含まれる設定を、前記再出力のデータ形式の画像データの出力時に行う書誌情報処理手段と、をさらに備えたこと、
    を特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。
  12. 前記蓄積手段は、前記出力先受付手段により受け付けた前記出力先を含めた前記書誌情報を蓄積し、
    前記書誌情報処理手段は、前記蓄積手段により蓄積された前記書誌情報から、前記再出力のデータ形式の画像データの出力先を設定し、
    前記出力処理手段は、前記画像データを前記書誌情報処理手段により設定された前記設定先に出力処理すること、
    を特徴とする請求項11に記載の画像処理装置。
  13. 前記蓄積手段は、読み出した後に前記再出力のデータ形式の画像データに対して行う画像処理が示された情報をさらに含めた前記書誌情報を蓄積し、
    前記書誌情報処理手段は、前記蓄積手段により蓄積された前記書誌情報から、前記再出力のデータ形式の画像データに対して行う画像処理を設定し、
    前記再出力のデータ形式の画像データに対して、前記書誌情報処理手段により設定された前記画像処理を行う後段画像処理手段と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項11又は12に記載の画像処理装置。
  14. 画像処理手段により画像処理された前記画像データが、前記入力受付手段において前記再出力のデータ形式として入力を受け付けた場合、前記蓄積手段により前記記憶装置に蓄積される前に前記画像データに対して編集処理を行う編集処理手段と、をさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一つに記載の画像処理装置。
  15. 画像処理手段により画像処理された前記画像データが、前記入力受付手段において前記再利用のデータ形式として入力を受け付けた場合、前記記憶装置から読み出された後に前記画像データに対して編集処理を行う編集処理手段と、をさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一つに記載の画像処理装置。
  16. 画像データを出力先が定められていない再利用のデータ形式又は、出力先が定められている再出力のデータ形式で入力を受け付ける入力受付ステップと、
    前記入力受付ステップによりいずれかのデータ形式として入力を受け付けたかにより、前記画像データに対して異なる画像処理を行う画像処理ステップと、
    前記画像処理ステップにより画像処理が行われた前記画像データを、前記入力受付ステップにより入力を受け付けた前記データ形式で記憶手段に蓄積する蓄積ステップと、
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  17. 画像データを出力先が定められていない再利用のデータ形式又は、出力先が定められている再出力のデータ形式で入力を受け付ける入力受付ステップと、
    前記入力受付ステップによりいずれかのデータ形式として入力を受け付けたかにより、前記画像データに対して異なる画像処理を行う画像処理ステップと、
    前記画像処理ステップにより画像処理が行われた前記画像データを、前記入力受付ステップにより入力を受け付けた前記データ形式で記憶手段に蓄積する蓄積ステップと、
    をコンピュータに実行させる画像処理プログラム。
  18. 請求項17に記載された画像処理プログラムを格納したコンピュータの読み取り可能な記録媒体。
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