JPH09219799A - 画像処理装置及びその方法 - Google Patents

画像処理装置及びその方法

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JPH09219799A
JPH09219799A JP8025217A JP2521796A JPH09219799A JP H09219799 A JPH09219799 A JP H09219799A JP 8025217 A JP8025217 A JP 8025217A JP 2521796 A JP2521796 A JP 2521796A JP H09219799 A JPH09219799 A JP H09219799A
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JP
Japan
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image processing
image
output
unit
input
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JP8025217A
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English (en)
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Kenji Hara
健二 原
Fumio Mikami
文夫 三上
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンピュータで作成された画像データを記録
媒体上に出力し、該出力物を原稿として複写を行なった
場合、得られる画像の画質が劣化してしまう。 【解決手段】 まず孫コピーモードにより、コンピュー
タ34より入力される画像データに対して孫コピー用パ
ラメータによる各種画像処理を施し、プリンタ部13か
ら原稿Aを出力する。そして通常コピーモードにより、
原稿Aをスキャナ部3から読み込んで画像データを入力
し、該画像データに対して通常コピー用パラメータによ
る各種画像処理を施し、プリンタ部13から出力物Bを
出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理装置及びそ
の方法に関し、例えば、複写のための原稿画像を出力す
る画像処理装置及びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の画像処理技術の発達に伴い、コン
ピュータ等で作成したカラー画像を出力するインクジェ
ット方式のカラープリンタが安価に提供されるようにな
った。また、同様にカラーコピーが可能なデジタルカラ
ー複写機も普及してきている。これにより、一般のオフ
ィス等においてカラー画像は特別のものでなくなり、日
常的に使用されるようになった。
【0003】しかしながら、コンピュータ等で作成した
カラー画像を記録媒体上に出力するのに要する時間(出
力時間)は、一般に同様な画像を複写出力する時間(複
写時間)よりも長いものであった。
【0004】従って、コンピュータ等で作成されたカラ
ー画像が複数部必要である場合には、その全てをカラー
プリンタより出力することは実用的ではなかった。従っ
て、そのような場合には、まずカラープリンタで必要な
カラー画像を1部出力し、その後、該出力されたカラー
画像を原稿として、カラー複写機により必要部数のカラ
ーコピーを行っていた。このように、所謂孫コピーを取
ることにより、大量のカラー画像を得ていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カラー
プリンタによる出力画像と、カラー複写機による出力画
像とでは、一般的にその色再現性等の画質が異なってし
まう。従って、上記従来のように孫コピーをとることに
よって複数部のカラー画像を得た場合には、得られた複
数部のカラー画像(孫コピー出力)は必ずしもカラープ
リンタで出力した画像(子コピー出力)と同様のものと
はならなかった。従って、カラープリンタで微調整を行
って所望するカラー画像を出力しても、該カラー画像を
カラー複写機において同様の画質で複写するためには、
更にカラー複写機をも調整する必要があった。
【0006】本発明は上述した課題を解決するためにな
されたものであり、孫コピーを行なった場合でも良好な
画質のカラー画像が得られる画像処理装置及びその方法
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ための一手段として、本発明の画像処理装置は以下の構
成を備える。
【0008】即ち、画像データを入力する入力手段と、
前記画像データに対して第1又は第2の画像処理を施す
画像処理手段と、前記第1又は第2のいずれの画像処理
を施すかを制御する制御手段と、前記制御手段により前
記第1又は第2のいずれかの画像処理が施された画像デ
ータに基づいて記録媒体上に画像を形成し、出力する出
力手段とを有する画像処理装置であって、前記第1の画
像処理は、該画像処理後に前記出力手段により出力され
た記録媒体上の画像を前記入力手段から入力して、前記
画像処理手段において更に前記第2の画像処理を施すこ
とを考慮した画像処理であることを特徴とする また、画像データを入力する入力手段と、前記画像デー
タに対して第1又は第2の画像処理を施す画像処理手段
と、前記第1又は第2のいずれの画像処理を施すかを制
御する制御手段と、前記制御手段により前記第1又は第
2のいずれかの画像処理が施された画像データに基づい
て記録媒体上に画像を形成し、出力する出力手段とを有
する画像処理装置であって、前記第1の画像処理は、該
画像処理後に前記出力手段により出力された記録媒体上
の画像が、他装置において原稿として読み込まれ、更な
る画像処理が施されることを考慮した画像処理であるこ
とを特徴とする。
【0009】更に、前記制御手段に対して、前記画像処
理手段において前記第1又は第2のいずれの画像処理を
行うかを指示する指示手段を有することを特徴とする。
【0010】例えば、前記指示手段による指示は、前記
入力手段により入力されることを特徴とする。
【0011】例えば、前記入力手段は、コンピュータに
よって作成された画像データを入力可能であることを特
徴とする。
【0012】例えば、前記制御手段は、前記画像処理手
段における画像処理パラメータを切り替えることによ
り、前記第1の画像処理と前記第2の画像処理とを制御
することを特徴とする。
【0013】例えば、前記画像処理パラメータは、下色
除去量であることを特徴とする。
【0014】例えば、前記出力手段は、インクジェット
方式により前記記録媒体上に画像を形成することを特徴
とする。
【0015】また、画像データを入力する入力手段と、
前記画像データに対して画像処理を施す画像処理手段
と、前記画像処理が施された画像データに基づいて記録
媒体上に画像を形成し、出力する出力手段とを有する画
像処理装置であって、前記画像処理手段は、画像処理後
に前記出力手段により出力された記録媒体上の画像が、
他装置において原稿として読み込まれ、更なる画像処理
が施されることを考慮した画像処理を施すことを特徴と
する。
【0016】また、上述した目的を達成するための一手
法として、本発明の画像処理方法は以下の工程を備え
る。
【0017】即ち、他装置で作成された画像データを入
力する第1の入力工程と、前記第1の入力工程において
入力された画像データに対して第1の画像処理を施す第
1の画像処理工程と、前記第1の画像処理が施された画
像データに基づいて記録媒体上に画像を形成し、出力す
る第1の出力工程と、前記第1の出力工程において出力
された記録媒体を原稿として画像データを入力する第2
の入力工程と、前記第2の入力工程において入力された
画像データに対して第2の画像処理を施す第2の画像処
理工程と、前記第2の画像処理が施された画像データに
基づいて記録媒体上に画像を形成し、出力する第2の出
力工程とを有し、前記第1の画像処理は、該画像処理後
の画像データに対して、更に前記第2の画像処理が施さ
れることを考慮した画像処理であることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る一実施形態に
ついて、図面を参照して詳細に説明する。
【0019】<第1実施形態>本実施形態における画像
出力装置を接続した画像処理システムの構成を図2及び
図3に示す。図2及び図3において、同様の構成は同一
番号を付す。
【0020】図2及び図3において、34はカラーの出
力物を作成するためのコンピュータである。35はコン
ピュータ34で作成した画像を出力可能なカラープリン
タである。また36はネットワーク対応のカラー複写機
であるが、図3に示す様に、該複写機36はコンピュー
タ34に接続されることによって、コンピュータ34で
作成した画像を印刷出力することができる。Aはコンピ
ュータ34で作成した画像をプリンタ35又は複写機3
6によって出力した原稿である。Bは原稿Aを複写機3
6で複写した出力物である。
【0021】図2に示すシステム構成においては、コン
ピュータ34にて作成された画像は、プリンタ35へ出
力される際にコンピュータ34内部でプリンタ35で出
力可能なデータ形式に変換するための画像処理が施され
る。そして、画像処理後のデータはプリンタ35に送ら
れ、原稿Aが出力される。以下、このように原稿Aを得
るために行う画像処理(図2の例ではコンピュータ34
内部における画像処理)を画像処理Aとする。
【0022】原稿Aは複写機36によって複写され、出
力物Bが出力される。以下、このように出力物Bを得る
ために行う画像処理(図2の例では複写機36内で行わ
れる画像処理)を画像処理Bとする。
【0023】また、図3に示すシステム構成は、図2に
示すプリンタ35を用いずに、複写機36のみを用いて
いることを特徴とする。
【0024】図3に示すシステム構成においては、コン
ピュータ34にて作成した画像は複写機36に送られ、
複写機36内では該画像に対して自身で出力可能な形式
に変換するための画像処理を施し、原稿Aを出力する。
即ち、この際の複写機36内における画像処理が画像処
理Aとなる。
【0025】そして、複写機36の構成にもよるが、大
抵の場合複写機36内部には1ページ分の画像メモリが
備えられていない。従って、異なる複数枚の印刷出力を
行うためには、コンピュータ34から複写機36への画
像データの送信時間がかかってしまい、本来の複写機と
しての出力速度(複写出力速度)は達成されない。この
ように、コンピュータ34からの画像を複写機36で出
力する際には、出力時間が長くかかってしまう。そのた
め、原稿Aを複写機36にて複写出力することにより、
複数部の出力物Bを高速に得ることができる。この際の
(複写機36内部で行われる画像処理が画像処理Bとな
る。
【0026】即ち、本実施形態においては、コンピュー
タ34等の画像作成装置からプリンタ35や複写機36
等の画像出力装置を介して出力される画像を原稿Aと称
し、前記画像作成装置内、及びコンピュータ内部で行な
われる画像処理を画像処理Aと称する。また、該原稿A
を複写機36等で複写した出力物を出力物Bと称し、複
写機36内部で行われる画像処理を画像処理Bと称す
る。
【0027】以上説明した図2及び図3に示す各構成に
おいては、図2のプリンタ35が図3の複写機36と同
様の画像出力装置としての働きをしており、従って図2
と図3は同じ構成であると考えられる。従って、以下、
本実施形態では図3に示す構成についての説明を行う
が、これは図2に示す構成にも同様に適用できる。
【0028】図1に、図3に示すシステムにおける複写
機36の内部構成、及びデータの流れを示す。図1にお
いて、3は複写機36の不図示の原稿台に載置された原
稿を読み込んでRGB輝度信号に変換するスキャナ部で
ある。4はスキャナ部3で読み込んだRGB信号をNT
SC信号に変換するための入力ガンマ・マスキング回路
である。
【0029】5は原稿中の黒文字もしくは黒線の検出信
号を出力する黒文字判定部である。6は画像をぼかすス
ムージング部である。7はエッジを強調するエッジ強調
部であり、黒文字判定部5より黒文字判定信号が検出さ
れた画素に対してのみ、エッジを強調するような設定も
可能である。8は文字原稿等の下地のかぶりなどを除去
する下地除去部である。9はRGB輝度信号をCMY濃
度信号に変換するためのLOG変換部である。10は所
定色を予め設定した色に置換する色変換部である。11
はUCR(下色除去)を行ってK(黒)信号を生成する
黒抽出部である。
【0030】12は後段のプリンタ部13において使用
する画像形成媒体(トナー)の特徴等により、出力原稿
の色再現性向上のために色味を補正する出力マスキング
部である。13は画像処理が終了した画像を記録紙上に
形成するプリンタ部である。
【0031】14〜22は、入力ガンマ・マスキング部
4〜出力マスキング部12までの各構成のパラメータを
記憶しておくレジスタである。33は操作者への複写機
36からの情報報知、及び操作者からの指示入力を行う
操作部である。37は複写機36における上述した各構
成での画像処理を統合するCPUであり、レジスタ14
〜22のパラメータを変更したり、また、スキャナ部3
で読み込まれてからプリンタ部13で出力されるまでの
途中における画像信号を読み取ることができる。また、
38はROMであり、CPU37によって実行される本
実施形態の制御プログラムを格納している。39はRA
Mであり、CPU37の作業領域として使用される。
【0032】本実施形態においては、コンピュータ34
で作成した書類を複数部数作成する処理を、一旦原稿A
を出力した後に、更にその複写出力物Bを得るために、
「孫コピー処理」と称する。以下、本実施形態の孫コピ
ー処理について、上述した図3と図1を参照して詳細に
説明する。
【0033】図3において、コンピュータ34から複写
機36を介して原稿Aを出力する処理は、図1において
コンピュータ34から送信された画像を、入力ガンマ・
マスキング部4〜出力マスキング部12の各構成を介し
て、プリンタ部13において原稿Aを形成・出力する処
理に対応する。また、図3において複写機36で原稿A
から出力物Bの複写を行う処理は、図1において原稿A
がスキャナ部3で読み込まれ、入力ガンマ・マスキング
部4〜出力マスキング部12の各構成を介して、プリン
タ部13において出力物Bを出力する処理に対応する。
【0034】以下、以上の処理を順を追って説明する。
【0035】まず、コンピュータ34においてアプリケ
ーションソフトを用いて、原稿Aの画像もしくは文字原
稿を作成する。作成された原稿Aのデータは、不図示の
プリンタドライバによって複写機36に送信される。
【0036】そして、コンピュータ34側のアプリケー
ションソフトよりプリントを実行する旨を指示すると、
図4に示す様な画面がコンピュータ34のディスプレイ
上に表示される。図4において、70はプリントスター
トボタンであり、これを押す(選択する)と印刷動作が
確定され、作成した原稿Aのデータが複写機36から印
刷出力される。71はキャンセルボタンであり、これを
押すと印刷動作をキャンセルすることができる。72は
両面印刷指定エリアであり、これが「オフ」であれば両
面印刷を行わない。73は印刷ページ指定エリアであ
り、「全頁」となっていれば作成した画像データの全ペ
ージを印刷出力する。74はプリント部数指定エリア
で、「1」であれば1部のみを印刷出力する。75はカ
ラー指定エリアであり、「カラー」であればカラーによ
る印刷出力を行う。76は、本実施形態における孫コピ
ー処理を行うか否かを選択する孫コピーモード選択エリ
アであり、「オン」であれば、印刷出力の際の画像処理
を後述する様に調整し、孫コピーをとった時の画像劣化
を極力抑えることができる。
【0037】ここで、上述した孫コピーモードがオフで
ある場合の印刷出力処理、即ち従来の方式による印刷出
力を行う場合について説明する。
【0038】プリントボタン70が押されることによ
り、コンピュータ34は複写機36内のCPU37に、
図4の画面で設定した通りの印刷を行うための設定を送
信する。そしてCPU37では、図5に示すフローチャ
ートの処理を実行する。
【0039】図5において、まずステップS1001で
画像処理パラメータの設定を行う。図6に、ステップS
1001の画像処理パラメータ設定処理の詳細フローチ
ャートを示す。図6において、まずステップS1005
で孫コピーモードが設定されているか否かを判断する。
ここでは孫コピーモードはオフであるため、ステップS
1012に処理が移る。ステップS1012では、通常
コピー用のパラメータを設定する。図8に、ステップS
1012の通常コピー用パラメータ設定処理の詳細フロ
ーチャートを示す。図8において、ステップS1031
では入力ガンマ・マスキング部4のパラメータとしてデ
フォルトの設定値をレジスタ14に設定する。そして、
ステップS1032〜ステップS1039において、そ
れぞれ黒文字判定部5〜出力マスキング部12のパラメ
ータとして、デフォルトの設定値を対応するレジスタ1
5〜22に設定する。
【0040】このように、全ての通常コピー用のパラメ
ータが設定されると、図5のステップS1002に処理
が戻る。ステップS1002では、画像処理Aを施した
後に実際にコピー動作を行って原稿Aを出力するが、こ
こではこのコピー動作の詳細についての説明は省略す
る。
【0041】このようにして出力された原稿Aは、前記
各設定パラメータがプリンタ13において原稿Aを忠実
に再現するのに最適な設定がなされているため、良好な
画質による出力が得られる。
【0042】次に、このように生成された原稿Aを複写
することにより、出力物Bを作成する処理について説明
する。
【0043】出力された原稿Aはスキャナ部3で読み込
まれ、入力ガンマ・マスキング部4〜出力マスキング部
12の画像処理Bが施され、プリンタ部13より出力物
Bとして出力される。このプロセスは通常の複写処理を
行うプロセスとなんら変わりがないため、画像処理Bの
内容は通常の複写動作時の設定と同様であり、即ち、ス
キャナ部3から読み込んだ原稿が最も良好に出力される
ような画像処理Bを施すことになる。
【0044】以上が、孫コピーモードがオフである場合
の印刷出力処理、即ち従来の方式による印刷出力処理で
あるが、この場合、通常の画像処理Aでは出力原稿であ
る原稿Aが最も良好に出力される様なパラメータを使用
する。従って、画像処理Aと画像処理Bとを2重に施す
ために、画像処理の強調処理や抑制処理,色調整処理等
の効果が過剰となってしまい、かえって画質が劣化して
しまう。また、画像出力装置がインクジェット方式であ
る場合には、ドット径が大きく画質に粒状感が出てしま
うため、画像処理Bにて特徴抽出をする際に誤り率が大
きくなってしまうという不都合が生じる。
【0045】このような不都合を回避するために、本実
施形態では孫コピーモードを備える。以下、孫コピーモ
ードがオンである場合の印刷出力処理、即ち本実施形態
による印刷出力を行う場合について説明する。
【0046】プリントボタン70が押されることによ
り、コンピュータ34は複写機36内のCPU37に、
図4の画面で設定した通りの印刷を行うための設定を送
信する。そしてCPU37では、図5に示すフローチャ
ートの処理を実行する。
【0047】図5において、まずステップS1001で
画像処理パラメータの設定を行う。上述した様に、ステ
ップS1001の画像処理パラメータ設定処理の詳細を
示す図6において、まずステップS1005で孫コピー
モードが設定されているか否かを判断する。ここでは孫
コピーモードがオンであるため、ステップS1011に
処理が移る。ステップS1011では、孫コピー用のパ
ラメータを設定する。図7に、ステップS1011の孫
コピー用パラメータ設定処理の詳細フローチャートを示
す。図7において、ステップS1021では入力ガンマ
・マスキング部4のパラメータとして孫コピー用の設定
値をレジスタ14に設定する。そして、ステップS10
22〜ステップS1029において、それぞれ黒文字判
定部5〜出力マスキング部12のパラメータとして、孫
コピー用の設定値を対応するレジスタ15〜22に設定
する。
【0048】このように、全ての孫コピー用のパラメー
タが設定されると、図5のステップS1002に処理が
戻る。ステップS1002では、画像処理Aを施した後
に実際にコピー動作を行って原稿Aを出力するが、ここ
ではこのコピー動作の詳細についての説明は省略する。
【0049】この場合の画像処理Aは、出力される原稿
Aが再度複写用の原稿として使用されることを想定した
処理を行う。従って、この時点では原稿Aは必ずしも良
好ではない画質で出力される。
【0050】次に、このように生成された原稿Aを複写
することにより、出力物Bを作成する処理について説明
する。
【0051】出力された原稿Aはスキャナ部3で読み込
まれ、入力ガンマ・マスキング部4〜出力マスキング部
12の画像処理Bが施され、プリンタ部13より出力物
Bとして出力される。このプロセスは通常の複写処理を
行うプロセスとなんら変わりがないため、画像処理Bの
内容は通常の複写動作時の設定と同様である。即ち、通
常コピー用パラメータによる画像処理が行われる。しか
しながら、原稿Aは画像処理Bが施されることを予め想
定して生成されているため、画像処理Bを施した後に得
られる出力物Bは、上述したような孫コピーモードがオ
フである場合と比較してかなり良好な画質となる。
【0052】上述した様に、本実施形態においては原稿
Aを生成する画像処理Aと、出力物Bを生成する画像処
理Bとで異なる画像処理を行う。以下、この画像処理の
例について具体的に説明する。
【0053】上述した様に、孫コピーモードがオフであ
る場合には、原稿Aを出力する画像出力装置がインクジ
ェット方式である場合には、ドット粒状の不均一性に起
因する特徴抽出の誤判定が多く発生するという不都合が
生じてしまう。
【0054】図9に、孫コピーモードがオフである場合
に、黒抽出部11において適用されるUCR(下色除
去)の変換テーブル例を示す。図9においては、C,
M,Yの最小値を濃度とし、これをx軸とする。そし
て、該濃度の何%をK成分に置き換えるかをy軸に示
す。これにより、任意の濃度値に対してK成分に置換す
べき割合が分かる。
【0055】一方、図10に孫コピーモードがオンであ
る場合の、UCR変換テーブル例を示す。図10におけ
るx軸,y軸の定義は図9と同様であるが、そのカーブ
が異なる。
【0056】ここで画像出力装置がインクジェット方式
である場合、UCR量はドット数に反映される。例え
ば、図9に示す濃度120に対するUCR量は70%で
あり、2値化後のドット配列は図11の様になる。一
方、孫コピーモードを設定した場合には、図10に示す
濃度120に対応するUCR量は10%であり、2値化
後のドット配列は図12の様になる。
【0057】このように、孫コピーモード時にはドット
数を増やすことにより、通常のコピーモードにおいて使
用される閉区間エリア内での特徴量検出の際に、ドット
のランダム配列性に起因する特徴のばらつきの発生を抑
制することが可能となる。
【0058】尚、以上は図3に示す複写機36において
画像処理Aを行う場合について説明したが、図2に示す
様に、プリンタ35において画像処理Aを施す場合で
も、本実施形態は同様に適用可能であることは言うまで
もない。
【0059】以上説明した様に本実施形態によれば、孫
コピーモードにおいて、再度画像処理が施されることを
考慮した画像処理を施して、後に原稿として利用される
出力物を作成する。これにより、2重の画像処理が施さ
れることに起因する画質劣化の発生を抑制し、該出力物
の複写出力を最良の画質で得ることができる。
【0060】<他の実施形態>なお、本発明は、複数の
機器(例えばホストコンピュータ,インタフェイス機
器,リーダ,プリンタなど)から構成されるシステムに
適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写
機,ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0061】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0062】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0063】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0064】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0065】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0066】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、孫コ
ピーモードにおいて、再度画像処理が施されることを考
慮した画像処理を施して、後に原稿として利用される出
力物を作成する。これにより、2重の画像処理が施され
ることに起因する画質劣化の発生を抑制し、該出力物の
複写出力を最良の画質で得ることができる。
【0067】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における複写機における画像処理を
行う構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る一実施形態として、プリンタと複
写機を用いた画像処理システム構成を示す図である。
【図3】本発明に係る一実施形態として、複写機のみを
用いた画像処理システム構成を示す図である。
【図4】本実施形態においてコンピュータに表示される
プリント設定画面である。
【図5】本実施形態における複写処理を示すフローチャ
ートである。
【図6】本実施形態における画像処理パラメータ設定処
理を示すフローチャートである。
【図7】本実施形態における孫コピー原稿用パラメータ
設定処理を示すフローチャートである。
【図8】本実施形態における通常コピー用パラメータ設
定処理を示すフローチャートである。
【図9】本実施形態における通常コピー時のUCRテー
ブル例を示す図である。
【図10】本実施形態における孫コピーモード時のUC
Rテーブル例を示す図である。
【図11】本実施形態において通常のUCRの結果のド
ット配列を示す図である。
【図12】本実施形態において孫コピーモード時のUC
R結果のドット配列を示す図である。
【符号の説明】
3 スキャナ部 4 入力ガンマ・マスキング部 5 黒文字判定部 6 スムージング部 7 エッジ強調部 8 下地除去部 9 LOG変換部 10 色変換部 11 黒抽出部 12 出力マスキング部 13 プリンタ部 14〜22 パラメータレジスタ群 33 操作部 34 コンピュータ 35 プリンタ 36 複写機 37 CPU 70 プリントボタン 71 キャンセルボタン 72 両面指定エリア 73 頁指定エリア 74 プリント部数指定エリア 75 カラープリント指定エリア 76 孫コピーモード指定エリア

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを入力する入力手段と、 前記画像データに対して第1又は第2の画像処理を施す
    画像処理手段と、 前記第1又は第2のいずれの画像処理を施すかを制御す
    る制御手段と、 前記制御手段により前記第1又は第2のいずれかの画像
    処理が施された画像データに基づいて記録媒体上に画像
    を形成し、出力する出力手段とを有する画像処理装置で
    あって、 前記第1の画像処理は、該画像処理後に前記出力手段に
    より出力された記録媒体上の画像を前記入力手段から入
    力して、前記画像処理手段において更に前記第2の画像
    処理を施すことを考慮した画像処理であることを特徴と
    する画像処理装置。
  2. 【請求項2】 画像データを入力する入力手段と、 前記画像データに対して第1又は第2の画像処理を施す
    画像処理手段と、 前記第1又は第2のいずれの画像処理を施すかを制御す
    る制御手段と、 前記制御手段により前記第1又は第2のいずれかの画像
    処理が施された画像データに基づいて記録媒体上に画像
    を形成し、出力する出力手段とを有する画像処理装置で
    あって、 前記第1の画像処理は、該画像処理後に前記出力手段に
    より出力された記録媒体上の画像が、他装置において原
    稿として読み込まれ、更なる画像処理が施されることを
    考慮した画像処理であることを特徴とする画像処理装
    置。
  3. 【請求項3】 更に、前記制御手段に対して、前記画像
    処理手段において前記第1又は第2のいずれの画像処理
    を行うかを指示する指示手段を有することを特徴とする
    請求項1又は2記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記指示手段による指示は、前記入力手
    段により入力されることを特徴とする請求項3記載の画
    像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記入力手段は、コンピュータによって
    作成された画像データを入力可能であることを特徴とす
    る請求項1又は2記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記画像処理手段にお
    ける画像処理パラメータを切り替えることにより、前記
    第1の画像処理と前記第2の画像処理とを制御すること
    を特徴とする請求項1又は2記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記画像処理パラメータは、下色除去量
    であることを特徴とする請求項6記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記出力手段は、インクジェット方式に
    より前記記録媒体上に画像を形成することを特徴とする
    請求項7記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 画像データを入力する入力手段と、 前記画像データに対して画像処理を施す画像処理手段
    と、 前記画像処理が施された画像データに基づいて記録媒体
    上に画像を形成し、出力する出力手段とを有する画像処
    理装置であって、 前記画像処理手段は、画像処理後に前記出力手段により
    出力された記録媒体上の画像が、他装置において原稿と
    して読み込まれ、更なる画像処理が施されることを考慮
    した画像処理を施すことを特徴とする画像処理装置。
  10. 【請求項10】 他装置で作成された画像データを入力
    する第1の入力工程と、 前記第1の入力工程において入力された画像データに対
    して第1の画像処理を施す第1の画像処理工程と、 前記第1の画像処理が施された画像データに基づいて記
    録媒体上に画像を形成し、出力する第1の出力工程と、 前記第1の出力工程において出力された記録媒体を原稿
    として画像データを入力する第2の入力工程と、 前記第2の入力工程において入力された画像データに対
    して第2の画像処理を施す第2の画像処理工程と、 前記第2の画像処理が施された画像データに基づいて記
    録媒体上に画像を形成し、出力する第2の出力工程とを
    有し、 前記第1の画像処理は、該画像処理後の画像データに対
    して、更に前記第2の画像処理が施されることを考慮し
    た画像処理であることを特徴とする画像処理方法。
JP8025217A 1996-02-13 1996-02-13 画像処理装置及びその方法 Withdrawn JPH09219799A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010183611A (ja) * 2010-03-23 2010-08-19 Canon Inc 複写機、及び、複写機の制御方法
JP2012030537A (ja) * 2010-07-30 2012-02-16 Kyocera Mita Corp 画像形成装置、課金量算出方法及び課金量算出プログラム
JP2014041363A (ja) * 2013-09-25 2014-03-06 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置、課金量算出方法及び課金量算出プログラム

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