JP4563681B2 - 正確に整列されたレンズ構造およびその製造方法 - Google Patents

正確に整列されたレンズ構造およびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4563681B2
JP4563681B2 JP2003553312A JP2003553312A JP4563681B2 JP 4563681 B2 JP4563681 B2 JP 4563681B2 JP 2003553312 A JP2003553312 A JP 2003553312A JP 2003553312 A JP2003553312 A JP 2003553312A JP 4563681 B2 JP4563681 B2 JP 4563681B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
coupling surface
machining
spacer tube
rim
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003553312A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005513523A (ja
JP2005513523A6 (ja
JP2005513523A5 (ja
Inventor
スタッラード、チャールズ・アール
ブルックス、クレイグ
シャエファー、ジョン・ピー
ボーチャード、ジョセフ
ウォーザン、デューアード・ブイ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Raytheon Co
Original Assignee
Raytheon Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Raytheon Co filed Critical Raytheon Co
Publication of JP2005513523A publication Critical patent/JP2005513523A/ja
Publication of JP2005513523A6 publication Critical patent/JP2005513523A6/ja
Publication of JP2005513523A5 publication Critical patent/JP2005513523A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4563681B2 publication Critical patent/JP4563681B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B13/00Machines or devices designed for grinding or polishing optical surfaces on lenses or surfaces of similar shape on other work; Accessories therefor
    • B24B13/04Machines or devices designed for grinding or polishing optical surfaces on lenses or surfaces of similar shape on other work; Accessories therefor grinding of lenses involving grinding wheels controlled by gearing
    • B24B13/046Machines or devices designed for grinding or polishing optical surfaces on lenses or surfaces of similar shape on other work; Accessories therefor grinding of lenses involving grinding wheels controlled by gearing using a pointed tool or scraper-like tool
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/021Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses for more than one lens
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/022Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses lens and mount having complementary engagement means, e.g. screw/thread
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/026Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses using retaining rings or springs

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)
  • Eyeglasses (AREA)

Description

本発明は、レンズ構造に関し、特に光学素子が非常に正確に整列されたレンズ構造に関する。
光学レンズおよび関連する光学素子はレンズ構造を形成するために製造され、組立てられる。ある応用では、レンズ構造は高い機械的正確度と、温度が適当な範囲で変化したときでも所望の範囲に維持されるように小さい公差を有している必要がある。
高い機械的正確度と小さい公差を有するレンズ構造を製作する通常の方法では、レンズは関係する波長に透明なガラスまたはセラミックレンズ材料から処理される。レンズは適切な製造技術によって処理され、それは通常高い機械的正確度を有することが必要なレンズ構造の場合には最終機械加工を含んでいる。レンズを支持し、保護するために十分の強度の通常金属合金で構成されるハウジングが形成される。このハウジングは、レンズの設置のための取付け部を有しており、適当な製造技術により、典型的には数値制御された工作機械によってレンズとは別に製造される。その後、レンズはハウジングの穴の内部の設置のための各取付け部に別々に組立てられているが、このような通常の製造技術は、機械的変位および角度公差が1.27乃至 0.254マイクロメータ(0.0005乃至0.0001インチ程度の最終的なレンズ構造を組立てることを可能にするが、それより小さいものは得られていない。このような公差を得るために、レンズとハウジングの機械加工には非常な注意が要求される。組立て構造は高度に熟練した組立て技術者により行われ、種々のレンズおよびハウジングが機械的変位および角度誤差を最小にするように最適の配置を得るために細心の注意が必要とされる。典型的な場合には、組立て技術者は注意深く配置し、最良の配置が得られるまで個々のレンズを円筒形ハウジング内にレンズ相互およびハウジングに対してしばしば再位置調整をする必要がある。素子はその後その位置に固定される。
最終的な組立ては室温で行われる。完成された組立て体が室温よりも高い、或いは低い温度のサービス環境で使用されるとき、最終的なレンズ構造中に残っている誤差はレンズとハウジングの熱膨脹係数の差によってさらに増加する。その結果、機械的な整列、したがってレンズ構造の光学的性能が温度の関数として変化し、劣化がしばしば生じる。
通常の方法は多くの型式の光学システムに対して充分なものである。現在開発中の他の型式のものに対しては、既存の方法は機械的変位および角度誤差を充分に小さく維持することを可能にしない。したがって、レンズ構造の設計、製造、組立てに対する改良された方法が必要とされており、それは、室温および適度に上昇された温度または低下された温度の両方においてさらに誤差の少ないレンズ構造を提供する。本発明はこのような要求を満たし、さらに関連した効果を提供する。
本発明は機械的に正確に整列されたレンズ構造およびその製造方法を提供する。レンズ構造はレンズ間で約1.27マイクロメータ(0.0005インチ以下の公差、典型的には約 0.254マイクロメータ(0.0001インチ以下の公差で組立てられることができる。整列公差はハウジングの熱膨張に無関係に、適度の温度変化に対しても維持される。本発明の方法においては、機械的整列を得るために最小の注意でレンズ構造が迅速に組立てられることを可能にする。
本発明によれば、レンズ構造を通過する光路に関してレンズ構造を製造する方法は、第1レンズ中央光学領域と、第1レンズ中央光学領域と第1レンズ周縁との間の第1レンズリムとを有する非プラスチックの第1のレンズを形成する第1の処理と、第1レンズリムに第1レンズの第1の結合表面を形成する第1の機械加工処理とを含んでいる。この方法はさらに、第2レンズ中央光学領域と、第2レンズ中央光学領域と第2レンズ周縁との間の第2レンズリムとを有する非プラスチックの第2のレンズを処理する第2の処理と、第2レンズリムに第2レンズの第1の結合表面を形成する第2の機械加工処理とを含んでいる。第2レンズの第1の結合表面は第1レンズの第1の結合表面に適合した形状である。機械加工処理は精密ダイヤモンドポイントターンにより行われることが好ましい。第1レンズの第1の結合表面は第2レンズの第1の結合表面に対面してそれと接触している。
レンズを構成する材料はプラスチック材料(すなわち有機材料)であってはならない。コストが低いために多くの応用で一般的に使用されているプラスチックレンズは非常に正確な用途には適していない。その理由は機械加工が容易ではなく、充分に緊密な公差内で機械加工することができないからであり、また、公称では同じ材料の部材間の変動が大き過ぎ、また、それらの有する熱膨脹係数が大き過ぎるからである。
第1の機械加工処理ステップは約1.27マイクロメータより小さい公差で第1レンズの第1の結合表面を第1レンズのリムに機械加工するステップを含んでいることが好ましい。第2の機械加工処理ステップは約1.27マイクロメータより小さい公差で第2レンズの第1の結合表面を第2レンズのリムに機械加工するステップを含んでいることが好ましい。したがって、第1レンズと第2レンズは約1.27マイクロメータ以下(好ましくは 0.254マイクロメータ以下)の第1レンズ/第2レンズ公差範囲内で整列される。これらの公差は機械加工の公差の限界により決定され、今後、さらに機械加工の公差が改善されればさらに改善される可能性がある。
第1レンズの第1の結合表面は、典型的に光路に対して約45度より小さい角度で傾斜した垂線、好ましくは実質上光路に平行な垂線を有する第1レンズの軸方向位置設定表面と、光路に対して約45度より大きい角度で傾斜した垂線、好ましくは実質上光路に垂直な垂線を有する第1レンズの案内表面とを含んでいる。同様に第2レンズの第1の結合表面は、光路に対して約45度より小さい角度で傾斜した垂線、好ましくは実質上光路に平行な垂線を有する第2レンズの軸方向位置設定表面と、光路に対して約45度より大きい角度で傾斜した垂線、好ましくは実質上光路に垂直な垂線を有する第2レンズの案内表面とを含んでいる。
本発明の方法はまた、内壁とこの内壁から半径方向内側に突出しているハウジング結合表面とを有するハウジングを形成する処理を含むことができる。レンズグループ結合表面がレンズグループの1つの部材に機械加工されてハウジング結合表面がレンズグループ結合表面に適合する形状に形成され、それによりレンズグループとハウジングは約1.27マイクロメータ以下のレンズグループ/ハウジング公差範囲内で整列される。組立てステップにおいては、ハウジング結合表面がレンズグループ結合表面に対して対面して接触するようにハウジングの内壁内にレンズグループを組立て、弾性バイアス手段を使用してレンズグループ結合表面をハウジング結合表面に押付けるステップを含んでいる。
2つのレンズのこの基本的な構造は直接第1および第2レンズと接触する付加的なレンズに拡張され、また、第1および第2レンズから隔てられているが、レンズ構造の全てのレンズに対して高度に正確なレンズ構造が実現されるような方法で製造され、組立てられた付加的にレンズに拡張されることができる。
第1の場合には、第1の機械加工処理のステップは、第1レンズの第1の結合表面と反対側に位置されている第1レンズの第2の結合表面を形成するステップを含んでいる。その方法はさらに、非プラスチックの第3レンズを処理する第3の処理を含み、この第3レンズは第3レンズ中央光学領域と、この第3レンズ中央光学領域と第3レンズ周縁との間に位置する第3レンズリムとを有し、この第3レンズリムに第3レンズの第1の結合表面が機械加工により形成される。組立てステップは、第1レンズの第2の結合表面が第3レンズのリムの第1の結合表面と対面してそれと接触されるように第1レンズと第3レンズを組立てるステップを含んでおり、それにより第1レンズと第3レンズは約1.27マイクロメータを越えない、好ましくは 0.254マイクロメータ以下の第1レンズ/第3レンズ公差範囲内で整列される。
第2の場合には、第2の機械加工処理ステップは、第2レンズの第1の結合表面と反対側に位置されている第2レンズの第2の結合表面を形成するステップを含んでいる。その方法はさらに、スペーサ管を処理し、スペーサ管を機械加工して第2レンズの第2の結合表面に適合した形状のスペーサ管の第1の結合表面と、スペーサ管の第1の結合表面と反対側に位置されているスペーサ管の第2の結合表面とを形成する処理とを含んでいる。この方法はさらに非プラスチックの第4レンズを処理する第4の処理を含み、第4レンズは中央光学領域とその中央光学領域と第4レンズの周縁との間に位置する第4レンズのリムとを有し、第4レンズのリムには、スペーサ管の第2の結合表面に適合した形状の第4レンズの第1の結合表面が機械加工により形成される。組立てステップは、スペーサ管の第1の結合表面が第2レンズの第2の結合表面と対面してそれと接触されるようにスペーサ管と第2レンズを組立てるステップを含んでおり、それによりスペーサ管と第4レンズは約1.27マイクロメータ以下、好ましくは 0.254マイクロメータ以下のスペーサ管/第4レンズ公差範囲内で整列される。
レンズ構造は光路に沿って延在し、レンズグループを具備している。レンズグループの非プラスチックの第1レンズは、光路中に位置する中央光学領域と、この中央光学領域と第1レンズの周縁との間の、光路から外れた位置の第1レンズのリムとを有している。第1レンズのリムは第1レンズの第1の結合表面を有している。レンズグループの非プラスチックの第2レンズは光路中に位置する中央光学領域と、この中央光学領域と第2レンズの周縁との間の、光路から外れた位置の第2レンズのリムとを有している。第2レンズのリムは、第1レンズの第1の結合表面に適合した形状でそれに対面してそれと接触している第2レンズの第1の結合表面を含んでいる。第1レンズと第2レンズは約1.27マイクロメータ以下の第1レンズ/第2レンズ公差範囲内で整列される。前述した以外の特徴、その他の特徴がレンズ構造中に含まれてもよい。
随意的に非透過性被覆が種々のレンズおよびスペーサ管の結合表面に含まれている接触部分を覆って形成されることが好ましい。この非透過性被覆は、接触している結合表面を通過して光路26に入る迷光を阻止する。各接触素子対の接触している結合表面の一方または双方に空気を逃がすための半径方向の溝が機械加工で形成されて、組立てられたレンズ構造の内部と外部空気圧力との間の圧力等化を可能にしてもよい。非透過性被覆は結合表面を構成していない各レンズのリムへ被覆されてもよいが、これらの表面(結合表面以外の表面)は接触しないでそれらの間には小さい空隙212 を有するので、迷光は顕著な程度にそれを透過することはない。
通常の高精密レンズ構造では、個々のレンズは直接ハウジングの内壁に取付けられる。レンズの機械的整列は各レンズのハウジングに対する相互関係およびハウジングとレンズの材料の特性(特に熱膨張係数)に依存する。レンズ構造の組立て中の整列は困難で熟練した作業を必要とする。本発明の方法では、実質的に良好な整列と、温度変化により整列が失われることに対する抵抗力が、レンズの材料として機械加工が容易で、高度に安定な非プラスチック材料を使用し、説明された方法でハウジング内にレンズ素子を位置させることによって達成され、レンズは互いに直接(または同じ材料を使用するレンズ間の中間スペーサにより)接合される。組立て中の整列はレンズグループを組立て、レンズグループをハウジング中に配置し、それを所定の位置に弾性的に押付けることによって達成することができる。
本発明のその他の特徴および効果は、本発明の原理を例示として示している添付図面を参照にした好ましい実施形態の詳細な説明により明白になるであろう。しかしながら、本発明の技術的範囲はこの好ましい実施形態に限定されるものではない。
図1はハウジング22を含むレンズ構造20を示しており、そのハウジング22は光路26に沿って配置されたレンズグループ24を含んでいる。レンズグループ24は図1では十分に示されていないが、図2では見ることができる。好ましい実施形態では、レンズ構造20と、ハウジング22と、レンズグループ24とは光路26を中心にしてほぼ軸対称である(ハウジング22の外部の取付け構造のような付随的な構造は除かれる)。
図2および3を参照すると、レンズ構造20は任意の動作タイプおよび形状の非プラスチックの第1のレンズ30を含むレンズグループ24を有している。(レンズグループの素子のここでの説明においてはある環境で使用されているような情景に最も近いレンズをレンズ1と呼び、その次に近いレンズをレンズ2と呼ぶような慣例にはしたがわない。)第1レンズ30は光路26中に位置する第1レンズ中央光学領域32と、第1レンズ30の中央光学領域32と第1レンズ周縁部分36との間に位置する第1レンズリム34とを有している。ここで説明する全てのレンズにおいて、中央光学領域32は任意の曲率を有し、光路26中で光学特性を有している。本発明の方法はレンズの中央光学領域の曲率および光学特性によって限定されない。第1レンズリム34は光路の外側の半径方向外側に位置している。第1レンズリム34は第1レンズの第1の結合表面38を含んでいる(ここで説明する全ての結合表面において、第1レンズの第1の結合表面38は軸対称構造の場合にリム34の周囲に延在することが好ましい)。
さらにレンズ構造20は、光路26中にある第2レンズ中央光学領域52とこの中央光学領域52と第2レンズ周縁部分56との間に位置する第2レンズリム54とを有している非プラスチックの第2のレンズ50を含んでいる。第2レンズリム54は光路26の外側の半径方向外側に位置している。第2レンズリム54は第1レンズの第1の結合表面38に適合し、第1レンズの第1の結合表面38に対して接触している。
第1レンズの第1の結合表面38は光路26に対して約45度より小さい傾斜角度の第1レンズ軸方向位置設定表面40および光路26に対して約45度より大きい傾斜角度の第1レンズ案内表面42とを有している。(通常のように表面とラインとの間の角度とは表面に垂直なライン、すなわち、表面の垂線によって特定される。)同様に、第2レンズの第1の結合表面58は光路26に対して約45度より小さい傾斜角度の第2レンズ軸方向位置設定表面60および光路26に対して約45度より大きい傾斜角度の第2レンズ案内表面62とを有している。最も好ましいのは、第1レンズの軸方向位置設定表面40の垂線が光路26に実質上平行であり、第1レンズの案内表面42が光路26に実質上垂直であり、第2レンズの軸方向位置設定表面60の垂線が光路26に実質上平行であり、第2レンズの案内表面62が光路26に実質上垂直であることである(ここで説明した全ての軸方向位置設定表面および案内表面は同じ方位を有しており、好ましい方位である)。軸方向位置設定表面40,60の間の面接触は光路26の方向のレンズ30, 50の互いに平行な位置を定めている。案内表面42, 62の間の面接触は光路26に垂直で外方向の互いの位置を定めている。
このレンズ30, 50の位置設定方法は通常の方法と対照的である。通常の方法では、各レンズはハウジングに固定され、それ故それらの位置設定および公差はハウジングとハウジングに対する固定方法によって決定される。本発明ではレンズ30, 50は相互に直接接触して位置される。
第1レンズ30と第2レンズ50は約1.27マイクロメータ以下、好ましくは約 0.254マイクロメータ以下の第1レンズ/第2レンズの公差内で相互に整列される。これは各レンズの平坦な結合表面が非常に正確で、通常のDPT機械加工動作により生成される光軸に垂直であることを意味している。これはまた、各結合レンズ結合案内直径が各レンズの光軸に対して非常に正確に同心であり、それ故、各レンズの光軸は同軸であり、結合レンズの光軸と角度的に整列していることを意味している。これらの公差は通常のレンズ構造では得ることができない。
機械的構造における“公差”の概念は、それを超過してはならない特定の公称値からの寸法または角度の許容可能な偏差値を表している。(“公差”は通常ある値からの正または負の変化と考えられ、時には+/−数の項で与えられる。この明細書では“+/−”は公差値から省略されて公差の絶対値だけが示されているが、“+/−”は存在するものとして理解すべきである。)公差が小さくなると公称の寸法または角度と比較して実際の寸法または角度はより一層厳密に制限される。それ故、機械的な構造では小さい公差ほど達成することが困難である。ある光学システムでは2つのレンズの整列の2.54マイクロメータ(0.001 インチ)の公差は許容可能であるが、別の場合には完全な整列からの大きい公差が光学システムの許容できない大きな性能の劣化を生じる。したがって特定された公差は大きさの変化またはより小さいものを含んでいるが、特定された公差はより小さい公差を含んではいない。換言すると、例えば、2.54マイクロメータの公差は1.27マイクロメータの公差を含まず、或いは明瞭にするものではない。その理由は、2.54マイクロメータの公差を得るために使用される機械的技術は1.27マイクロメータの公差を得るために使用される機械的技術を導かないからである。
本発明の小さい公差は、部分的には機械加工された表面として第1レンズの第1の結合表面38および第2レンズの第1の結合表面58のそれぞれを製造することにより達成される。最も好ましいのは、結合表面38と58がそれぞれ正確なダイヤモンドポイントターン加工により形成された表面であることである。光学領域32および42の形状はダイヤモンドポイントターン加工により正確に機械加工されることができ、同じ方法は結合表面38と58を機械加工するために使用できる。機械加工動作については以下詳細に説明する。
第1レンズ30と第2レンズ50が一緒に組立てられるとき、第1レンズの第1の結合表面38と第2レンズの第1の結合表面58との間の適合は非常に正確であり、2つのレンズ30と50との間の容積空間は隔離される。このトラップされる容積の空間と外部圧力との間の圧力の等化を可能にするために、図4に示されるように第1レンズの第1の結合表面38に形成された溝43のような半径方向に延在する空気を逃がす溝43が第1レンズの第1の結合表面38と第2レンズの第1の結合表面58のいずれかに形成される。このような空気を逃がす溝43が使用される場合には、通常レンズグループ24の各レンズ対の間に設けられる。
本発明の方法によって形成されるレンズに生じる1つの問題は、リム34および54と、それぞれの結合表面38と58とが非常に正確に整列されるため、迷光がそれぞれのレンズの中央の光学領域32および52に通過することを可能にする意図しない光伝送構造が形成されることである。このような迷光の侵入を阻止するために光非透過性の被覆44が少なくとも各結合表面38と58中に含まれるリム34と54の部分を覆って被覆される。(リム34と54の他の部分は互いに接触しないから、それ故、迷光の伝送は非常に少ない。)被覆44は光の通路を遮断するバッフルとして作用するが、高度に正確な整列により、存在しても妨害するような光学素子間の部品を付加することはない。好ましい実施例では、被覆44は例えば約1000オングストロームの厚さで蒸着した酸化チタニウム(TiO)である。そのような被覆44は典型的にレンズグループ24の各レンズのリムの結合表面上に被着される。酸化チタニウム被覆は低い光透過性と所望の低い反射率を有する。被覆44はまた金属でもよいが、金属は反射率が高い。被覆44が被覆されないレンズ構造の部分は被覆44の被着処理中マスクされる。
図2および3のレンズ構造20において、第1レンズ30はさらに第1レンズの第1の結合表面38と反対側に位置する第1レンズの第2の結合表面45を備えている。この第1レンズの第2の結合表面45は表面40および42と同様の第1レンズの第2の軸方向位置設定表面46と第1レンズの第2の案内表面47とを備えている。レンズグループ24はさらに非プラスチックの第3レンズ70を含み、この第3レンズ70は光路26中に位置する第3レンズの中央光学領域72と、この中央光学領域72と第3レンズ周縁76との間の第3レンズリム74とを有しており、光路26の半径方向外側に位置している。第3レンズリム74は第1レンズの第2の結合表面45に適合した形状で結合表面45に対面し接触している第3レンズの第1の結合表面78を有している。したがって、第3レンズの第1の結合表面78は第3レンズの軸方向位置設定表面80と第3レンズの案内表面82とを備えていることが好ましい。第3レンズの軸方向位置設定表面80は第1レンズの第2の軸方向位置設定表面46と対面して接触し、第3レンズの案内表面82は第1レンズの第2の案内表面47と対面して接触している。第1レンズ30と第3レンズ70は約1.27マイクロメータ以下、好ましくは約 0.254マイクロメータ以下の第1レンズ/第3レンズの公差内で接触により整列される。
レンズ対30と50との間およびレンズ対30と70との間の間隔は、間隔が大きくなり過ぎない限り光路26に平行に測った各リムの選択された長さにより制御されることができる。しかしながら、場合によってはレンズはリムを長く、或いは短くすることにより実際に得られるよりもさらに離して位置させなければならない。その場合には、任意の所望の長さのスペーサ管がレンズ間の間隔を増加させるために使用されてもよく、そのようなスペーサ管の使用は図2および3のレンズグループ24中に示されている。この場合に第2レンズ50はさらに第2レンズの第1の結合表面58と反対側に位置する第2レンズの第2の結合表面64を備えている。第2レンズの第2の結合表面64は第2レンズの第2の軸方向位置設定表面66と第2レンズの第2の案内表面68とを備えていることが好ましい。レンズグループ24はさらにスペーサ管90を備え、そのスペーサ管90は第2レンズの第2の結合表面64に適合した形状を有して結合表面64に対面してそれと接触しているスペーサ管の第1結合表面92とを有している。すなわち、スペーサ管の第1結合表面92は各結合表面66および68に適合した形状でそれと対面し接触しているスペーサ管の第1の軸方向位置設定表面94と第1の案内表面96とを備えていることが好ましい。スペーサ管90は貫通孔100 を有する細長い中空のスペーサ管本体98を有し、光路26は貫通孔100 を通過する。この実施例の場合は、第2レンズ50と反対側のスペーサ管90の端部には別のレンズがあり、スペーサ管本体98の反対側の端部にはスペーサ管の第2結合表面102 がスペーサ管第1結合表面92と反対側に配置されている。スペーサ管の第2結合表面102 はスペーサ管第2の軸方向位置設定表面104 とスペーサ管の第2の案内表面106 とを備えていることが好ましい。スペーサ管90はレンズ自身ではなく2個のレンズの間隔を隔てるものであるがレンズグループ24内に含まれている。
レンズグループ24はさらに非プラスチックの第4レンズ110 を備えており、この第4レンズ110 は光路26中に位置する第4レンズの中央光学領域112 と、この中央光学領域112 と第4レンズ110 の周縁116 との間の第4レンズリム114 とを有している。第4レンズリム114 はスペーサ管の第2の結合表面102 に適合した形状で結合表面102 に対面し接触している第4レンズの第1の結合表面118 を有している。したがって、第4レンズの第1の結合表面118 は第4レンズの軸方向位置設定表面120 と第4レンズの案内表面122 とを備えていることが好ましい。第4レンズの軸方向位置設定表面120 はスペーサ管の第2の軸方向位置設定表面104 と対面して接触し、第4レンズの案内表面122 はスペーサ管の第2の案内表面106 と対面して接触している。スペーサ管90と第4レンズ110 は約1.27マイクロメータ以下、好ましくは約 0.254マイクロメータ以下のスペーサ管/第4レンズの公差内でこれらの介在接触により整列されている。
レンズグループ24の種々の素子30, 50, 70, 90および110 は共に結合されて動作可能な技術により取付けられている。1つの方法では、各素子の結合表面が接触される前に接着剤が各結合表面に付着され、或いは結合表面が接触された後に接着剤が外部に付着されている。しかしながら、必要な公差が非常に小さいときには接着剤は使用されないことが好ましい。その理由は接着剤フィルムの厚さは均一ではないからである。接着剤の厚さの不均一は接触する素子間に楔効果を生じて角度不整列を生じさせる可能性がある。素子が非永久的に接合される別の場合には、楔効果による不均一は生じないから、結合表面が接触され、その後ハウジング22または外部の機械的クリップが使用されて以下詳細に説明するようにレンズグループ24を一体に保持することもできる。
好ましい方法において、それはレンズグループ24の種々の素子を一緒に保持し、素子を保護し、素子に対する外部取付け部を設けるために、内壁130 を有するハウジング22が設けられる。ハウジングの結合表面132 は内方に突出した肩部としてハウジング22の内壁130 から内方に突出して形成されている。ハウジング結合表面132 は上述した他の結合表面と同様に構成されることが好ましく、ハウジング軸方向位置設定表面134 とハウジング案内表面136 とを備えている。さらに、レンズグループ24の一方の端部において、この実施例では第3レンズの第1の結合表面78と反対側に位置された第3レンズのリム74にレンズグループ結合表面150 が設けられている。レンズグループ結合表面150 はレンズグループ軸方向位置設定表面152 とレンズグループ案内表面154 とを備えていることが好ましい。ハウジングの結合表面132 はレンズグループ結合表面150 に適合した形状であり、レンズグループ結合表面150 に対面してそれと接触している。レンズグループ24とハウジング22は約1.27マイクロメータ以下、好ましくは約 0.254マイクロメータ以下のレンズグループ/ハウジングの公差内で整列される。
弾性バイアス素子138 はレンズグループ結合表面150 と反対側のレンズグループ24の端部に配置されている。弾性バイアス素子138 はレンズグループ24をバイアスして力を加えてレンズグループ結合表面150 をハウジング結合表面132 に押付ける。弾性バイアス素子138 は任意の型式のものでよい。示された実施例では、弾性バイアス素子138 はクリップ140 を含み、それはハウジング22の内壁130 の凹部142 に結合している。弾性材料のOリング144 はクリップ140 と第4レンズのリム114 の傾斜部124 との間に位置して、第4レンズにバイアス力を与えてレンズグループ24をハウジング結合表面132 に押付けている。Oリング144 の弾性はハウジング22とレンズグループ24との間の熱膨張係数の差による寸法の変化を吸収するのに充分である。
ハウジング22をレンズグループ24に取付けるこの方法は重要な利点を与える。レンズグループ24の個々のレンズは直接ハウジングに固定されない。事実、レンズグループ24とハウジング22の内壁130 との間には小さい空隙210 が存在する。ハウジング22とレンズグループ24との間の熱膨張の差はレンズ間の相対的な間隔を変化させず、またレンズ間の機械的方位の公差を変化させない。レンズはそれらの機械的方位を変化させることなく単に間隔を変化させるだけであり、その間隔の変化は多くの応用で許容可能な程度の変形しか生じない。
レンズ30, 50, 70,110 およびスペーサ管90は構造的に一体であることが好ましい(すなわち、それぞれ材料の単一の部材から形成されるが、同じ材料のブランクを出発物質として形成されることは必要ではない)。レンズ30, 50, 70,110 は関係する波長の光に透明な非プラスチック材料で構成される。可視光範囲の応用に対して好ましい非プラスチック材料はガラスであり、中間波長の赤外線光範囲応用に対して好ましい非プラスチック材料はシリコンである。特定の波長範囲に適合するために選択される他の材料もまた使用可能である。前述したように素子30, 50, 70, 90および110 はプラスチックまたはその他の有機材料で形成されてはならない。プラスチックレンズは廉価であるために多くの応用で使用されているが、本発明のような高精度の応用に対しては適切ではない。それは、それらは充分に厳密な機械的公差で機械加工することができないからである。その理由は、それらの熱膨脹係数の変化が大きく、また、それらの光学特性が温度変化によって大きく変化するからである。スペーサ管90はレンズ30, 50, 70,110 と同じ材料で形成されることが好ましい。特定の熱膨脹係数のような特定の特性を得るために、スペーサ管90に対して異なった材料を使用することも可能である。
ハウジング22は金属で構成されることが好ましく、最も好ましいのは公称の組成が、Tiと、6重量%のAlと、4重量%のバナジウムとを含むTi-6Al-4Vのようなチタニウム合金である。その理由は好ましい高精度のダヤモンドポイントターン加工処理によって機械加工できるからである。ニッケル合金、アルミニウム合金、ベリリウム合金およびな他のチタニウム合金のような他の材料も同様に使用可能である。
図5はレンズ構造20の好ましい製造方法を示している。第1レンズ30は工程170 において処理されて形成され、工程172 で第1の機械加工をされる。第2レンズ50は工程176 で処理されて形成され、工程178 で第2の機械加工をされる。第3レンズ70が使用される場合には、第3レンズ70は工程182 で処理されて形成され、工程184 で第3の機械加工をされる。第4レンズ110 が使用される場合には、第4レンズ110 は工程188 で処理されて形成され、工程190 で第4の機械加工をされる。スペーサ管90が使用される場合には、スペーサ管90は工程188 で処理されて形成され、工程190 で機械加工される。ハウジングが使用される場合には、工程196 で処理されて、工程196 で機械加工される。機械加工処理工程172, 178, 184, 190はレンズグループ24の各素子に対して、それぞれの場合のリムおよび光学領域を含む前述した特徴を生成する。すなわち、各素子の中央光学領域(レンズについて)は結合表面(すなわち軸方向位置設定表面および案内表面)と同じ設定で機械加工され、各レンズおよびスペーサ管のこれらの異なった部分が互いに所望の空間的関係および所望の公差を有する。機械加工は精密ダイヤモンドポイントターン加工によることが好ましく、それはここで設定された公差に対して要求される寸法精度を達成することを可能にする。精密ダイヤモンドポイントターン加工は素子30, 50, 70, 110, 90 の材料の候補である非プラスチックの、硬い材料について行われることができる。プラスチックその他の有機材料は柔らかすぎるために使用できない。また多くの金属も使用できない。
これらの方法は、約1.27マイクロメータ以下、多くの場合に約 0.254マイクロメータ以下のレンズ構造における公差を得ることができることが明らかにされた。ここで説明した種々の特徴とする形態を含む結合表面およびここで使用されている空気を逃がす溝43はこのような機械加工工程によって所望の機械加工をされることができる。
素子が機械加工された後、被覆44が工程174, 180, 186, 192で各レンズ30, 50, 70, 110 のリムの所望の非結合表面部分に被覆される。被覆は、付着されてはならない部分に付着するのを阻止するために適当な形状のマスクを使用して電子ビーム蒸着によって行われることが好ましい。
機械加工され被覆された素子は工程198 で適切に組立てられる。組立てを行うために、レンズグループ24の各素子は各結合表面を接触させて配置し、精密な機械加工された表面により非常に正確なレンズグループの整列を生成する。レンズグループ24は結合表面132 と150 が接触するまでハウジング22の内部に挿入され、Oリング144 が配置され、クリップ140 が凹部142 に挿入される。この組立て方法の簡単さによって、過度の強調はできない利点がある。通常の光学構造では組立ては典型的に高度に熟練した組立て技術者によって試行錯誤手順により最小の整列変化を求めて長い時間をかけて行われている。この面倒な組立ては本発明の方法によって回避することができる。
本発明は図2および3に示されたレンズ構造と図5に示された方法を使用して実施されることができる。
説明のために本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、種々の変更および強化が本発明の技術的範囲を逸脱することなく行われることが可能である。したがって本発明の技術的範囲は特許請求の範囲の記載によってのみ限定されるものである。
レンズ構造の斜視図。 図1の線2−2に沿って切断したレンズ構造の断面図。 図1および2のレンズ構造の、図2と同じように見た分解した断面図。 第1のレンズの溝を形成された実施形態の斜視図。 本発明を実施する好ましい方法のブロック図。

Claims (5)

  1. レンズ構造を製造する方法において、
    レンズ構造を通る光路を構成している第1レンズ中央光学領域と、第1レンズ中央光学領域と第1レンズ周縁との間の第1レンズリムとを有する非プラスチックの第1レンズを形成する処理ステップと、
    第1レンズリム中に機械加工処理によって第1レンズの第1の結合表面を形成する機械加工処理ステップと、
    レンズ構造を通る光路を構成している第2レンズ中央光学領域と、第2レンズ中央光学領域と第2レンズ周縁との間の第2レンズリムとを有する非プラスチックの第2レンズを形成する処理ステップと、
    第2レンズリム中に機械加工処理によって前記第1レンズの第1の結合表面に適合する形状の第2レンズの第1の結合表面を形成する機械加工処理ステップとを含み、
    前記第1レンズの第1の結合表面を形成する機械加工処理ステップは前記光路に平行に延在する垂線を有する第1レンズ軸方向位置設定表面を機械加工する処理ステップと、前記光路に垂直に延在する垂線を有する第1レンズ案内表面を機械加工する処理ステップとを含んでおり、
    前記第2レンズの第1の結合表面を形成する機械加工処理ステップは前記光路に平行に延在する垂線を有する第2レンズ軸方向位置設定表面を機械加工する処理ステップと、前記光路に垂直に延在する垂線を有する第2レンズ案内表面を機械加工する処理ステップとを含んでおり、
    さらに、第1レンズの第1の結合表面が第2レンズの第1の結合表面に対面してそれと接触するように第1レンズと第2レンズとを結合して組立てて第1レンズ中央光学領域と第2レンズ中央光学領域とによってレンズ構造を通る光路を設定するステップを含んでいるレンズ構造の製造方法。
  2. 第1および第2レンズの機械加工処理ステップの少なくとも一方は、機械加工されている結合表面中に半径方向の空気を逃がすための溝を形成するステップを含んでいる請求項1記載の方法。
  3. さらに、内壁とこの内壁から半径方向内側に突出しているハウジング結合表面を有するハウジングを処理し、
    第1レンズと第2レンズとを含むレンズグループにレンズグループ結合表面を機械加工により形成し、
    ハウジング結合表面はレンズグループ結合表面に適合するように形成されており、
    さらに、組立てステップは、
    ハウジング結合表面がレンズグループ結合表面に対して対面して接触するように内壁内にレンズグループを組立て、
    弾性バイアス素子を使用してレンズグループ結合表面をハウジング結合表面に押付けるステップを含んでいる請求項1記載の方法。
  4. 第1レンズの第1の結合表面を形成する機械加工処理ステップにおいてさらに、第1レンズの第1の結合表面と反対側に位置されている第1レンズの第2の結合表面を機械加工処理によって形成し、
    レンズ構造の製造方法はさらに、第3レンズ中央光学領域と、第3レンズ中央光学領域と第3レンズ周縁との間の第3レンズリムとを有する非プラスチックの第3のレンズを形成する第3の処理ステップと、
    第3レンズリムに第3レンズの第1の結合表面を形成する第3の機械加工処理ステップとを含み、
    組立てステップは
    第1レンズの第2の結合表面が第3レンズの第1の結合表面に対面してそれと接触するように第1レンズを第3レンズに結合して組立てるステップを含んでおり、
    第1レンズと第3レンズは1.27マイクロメータ以下の第1レンズ/第3レンズ公差内で整列される請求項1記載の方法。
  5. 第2レンズの第1の結合表面を機械加工処理するステップにおいてさらに、第2レンズの第1の結合表面と反対側に位置されている第2レンズの第2の結合表面を形成し、
    レンズ構造の製造方法はさらに、
    スペーサ管を形成し、
    そのスペーサ管を機械加工して第2レンズの第2の結合表面に適合する形状のスペーサ管の第1の結合表面と、スペーサ管の第1の結合表面と反対側に位置されているスペーサ管の第2の結合表面とを形成するスペーサ管処理ステップを含み、
    さらに、第4レンズ中央光学領域と、第4レンズ中央光学領域と第4レンズ周縁との間の第4レンズリムとを有する非プラスチックの第4のレンズを形成する処理ステップと、
    第4レンズリムに第4レンズの第1の結合表面を形成する第4の機械加工処理ステップとを含み、
    第4レンズの第1の結合表面はスペーサ管の第2の結合表面に適合した形状であり、
    組立てステップは
    スペーサ管の第1の結合表面が第2レンズの第2の結合表面に対面してそれと接触するようにスペーサ管を第2レンズに結合して組立て、
    第4レンズの第1の結合表面がスペーサ管の第2の結合表面に対面してそれと接触するように第4レンズをスペーサ管に結合して組立てるステップを含んでおり、
    スペーサ管と第4レンズは1.27マイクロメータ以下のスペーサ管/第4レンズ公差内で整列される請求項1記載の方法。
JP2003553312A 2001-12-14 2002-12-13 正確に整列されたレンズ構造およびその製造方法 Expired - Fee Related JP4563681B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US34016201P 2001-12-14 2001-12-14
US60,340,162 2001-12-14
PCT/US2002/039972 WO2003052481A2 (en) 2001-12-14 2002-12-13 Precisely aligned lens structure and a method for its fabrication

Publications (4)

Publication Number Publication Date
JP2005513523A JP2005513523A (ja) 2005-05-12
JP2005513523A6 JP2005513523A6 (ja) 2005-08-04
JP2005513523A5 JP2005513523A5 (ja) 2006-01-05
JP4563681B2 true JP4563681B2 (ja) 2010-10-13

Family

ID=23332147

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003553312A Expired - Fee Related JP4563681B2 (ja) 2001-12-14 2002-12-13 正確に整列されたレンズ構造およびその製造方法

Country Status (8)

Country Link
US (1) US20040179277A1 (ja)
EP (1) EP1454175B1 (ja)
JP (1) JP4563681B2 (ja)
AT (1) ATE497186T1 (ja)
DE (1) DE60239078D1 (ja)
IL (1) IL159140A0 (ja)
TW (1) TWI255932B (ja)
WO (1) WO2003052481A2 (ja)

Families Citing this family (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004126195A (ja) * 2002-10-02 2004-04-22 Pentax Corp レンズ
JP2005300690A (ja) * 2004-04-07 2005-10-27 Seiko Precision Inc レンズユニット
US7361938B2 (en) 2004-06-03 2008-04-22 Philips Lumileds Lighting Company Llc Luminescent ceramic for a light emitting device
JP2006284788A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Fuji Photo Film Co Ltd レンズユニットおよび小型撮像モジュール
US7408726B2 (en) * 2005-06-30 2008-08-05 Hoya Corporation Lens alignment apparatus
JP2007094241A (ja) * 2005-09-30 2007-04-12 Fujinon Corp レンズブロック及びこれを保持するレンズ保持具並びにこれを用いるプロジェクタ
US7929223B2 (en) 2005-09-30 2011-04-19 Fujinon Corporation Lens block, lens, holder for holding the lens block, and projector using the lens holder
JP4789564B2 (ja) * 2005-09-30 2011-10-12 富士フイルム株式会社 レンズブロックの製造方法及びこれに用いる治具
JP2007328064A (ja) * 2006-06-06 2007-12-20 Nikon Corp 光学装置
TWI397729B (zh) * 2006-07-21 2013-06-01 Hon Hai Prec Ind Co Ltd 鏡頭模組
WO2008026677A1 (fr) * 2006-08-31 2008-03-06 Sharp Kabushiki Kaisha Dispositif de maintien de lentille
WO2008146644A1 (ja) * 2007-05-24 2008-12-04 Sharp Kabushiki Kaisha 撮像装置及びその製造方法、並びに該撮像装置を搭載した携帯情報端末及び撮像機器
US8044355B2 (en) * 2007-07-12 2011-10-25 Raytheon Company System and method for viewing an area using an optical system positioned inside of a dewar
JP2009069214A (ja) * 2007-09-10 2009-04-02 Sumitomo Electric Ind Ltd レンズユニット、赤外線レンズ、赤外線レンズの製造方法及び赤外線撮像装置
US8084477B2 (en) * 2007-10-31 2011-12-27 Bristol-Myers Squibb Company Alpha-(N-sulfonamido)acetamide compound as an inhibitor of beta amyloid peptide production
JP2009244786A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Fujinon Corp レンズ組立体および撮像装置
JP5149222B2 (ja) * 2009-02-27 2013-02-20 オリンパスイメージング株式会社 レンズ組立体
US8456769B2 (en) * 2008-11-28 2013-06-04 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Lens unit and vehicle-mounted infrared lens unit
JP6331428B2 (ja) * 2014-01-31 2018-05-30 オムロン株式会社 光学計測装置用のセンサヘッド
TWI791962B (zh) * 2019-04-24 2023-02-11 大陸商信泰光學(深圳)有限公司 鏡頭裝置
WO2020250758A1 (ja) * 2019-06-10 2020-12-17 株式会社小糸製作所 光学ユニットおよび車両用灯具
JP7342681B2 (ja) * 2019-12-19 2023-09-12 セイコーエプソン株式会社 レンズユニット、投写光学系、およびプロジェクター
CN111399158B (zh) * 2020-06-03 2020-09-15 宁波丞达精机有限公司 一种光学镜头aa设备
CN115291353B (zh) * 2022-08-19 2023-07-14 中国科学院长春光学精密机械与物理研究所 一种大口径小间距光学透镜组、装调方法及光学设备

Family Cites Families (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3205774A (en) * 1961-07-24 1965-09-14 Eastman Kodak Co Thermally compensated plastic triplet lens
JPS58138901U (ja) * 1982-03-15 1983-09-19 株式会社日立製作所 プラスチツクレンズ構造
US4506952A (en) * 1982-07-30 1985-03-26 Philip Morris Incorporated Lens mount
JPS5958411U (ja) * 1982-10-13 1984-04-16 株式会社リコー レンズ
DE3475114D1 (en) * 1983-10-19 1988-12-15 Perkin Elmer Corp Optical assemblies
JPS6113818U (ja) * 1984-06-27 1986-01-27 アルプス電気株式会社 レンズユニツト
JPS62153908A (ja) * 1985-12-27 1987-07-08 Ricoh Co Ltd レンズユニツト
JPS62167209U (ja) * 1986-04-14 1987-10-23
JPH01101214U (ja) * 1987-12-25 1989-07-07
JPH02107110U (ja) * 1989-02-10 1990-08-27
JPH02119601U (ja) * 1989-03-13 1990-09-26
JP2640194B2 (ja) * 1991-11-13 1997-08-13 ホーヤ株式会社 光学素子の製造方法
US5543966A (en) * 1993-12-29 1996-08-06 Eastman Kodak Company Hybrid refractive/diffractive achromatic camera lens
US5861114A (en) * 1994-06-10 1999-01-19 Johnson&Johnson Vision Products, Inc. Method of manufacturing complex optical designs in soft contact lenses
JPH0836124A (ja) * 1994-07-25 1996-02-06 Nikon Corp レンズ保持装置および該装置を備えたレンズ系
US5798876A (en) * 1995-02-09 1998-08-25 Canon Kabushiki Kaisha Lens barrel with peripheral parts of first and second lenses in contact
JPH09197237A (ja) * 1996-01-24 1997-07-31 Olympus Optical Co Ltd カメラの撮影レンズ
US5680260A (en) * 1996-04-12 1997-10-21 Eastman Kodak Company Optical element assembly having optical elements with mounting extensions
JP3630950B2 (ja) * 1997-10-24 2005-03-23 キヤノン株式会社 球面レンズの製造方法
DE19912656C2 (de) * 1999-03-20 2003-08-21 Winter & Ibe Olympus Endoskopoptik mit Linsenverstellsicherungseinrichtung
US6568990B2 (en) * 2000-01-18 2003-05-27 Ncrx Optical Solutions, Inc. System and method for ophthalmic lens manufacture
US6362923B1 (en) * 2000-03-10 2002-03-26 Kla-Tencor Lens for microscopic inspection
JP2002182090A (ja) * 2000-12-18 2002-06-26 Ricoh Co Ltd リブ一体型レンズ、これを用いた光学ユニット、画像読取装置および画像形成装置
US20030007203A1 (en) * 2001-04-12 2003-01-09 Max Amon IR lens from moldable infrared material
US6704151B2 (en) * 2001-07-10 2004-03-09 Olympus Optical Co., Ltd. Optical unit and method for assembling the same
US7413688B2 (en) * 2001-09-17 2008-08-19 Kenneth Noddings Fabrication of optical devices and assemblies

Also Published As

Publication number Publication date
WO2003052481A3 (en) 2004-01-29
JP2005513523A (ja) 2005-05-12
US20040179277A1 (en) 2004-09-16
DE60239078D1 (de) 2011-03-10
ATE497186T1 (de) 2011-02-15
IL159140A0 (en) 2004-06-01
WO2003052481A2 (en) 2003-06-26
TW200424592A (en) 2004-11-16
EP1454175A2 (en) 2004-09-08
TWI255932B (en) 2006-06-01
EP1454175B1 (en) 2011-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4563681B2 (ja) 正確に整列されたレンズ構造およびその製造方法
JP2005513523A6 (ja) 正確に整列されたレンズ構造およびその製造方法
US7204649B2 (en) Optical component with holder and manufacturing method thereof
US10527814B2 (en) Lens unit and manufacturing method for lens unit
JP2008529089A (ja) 受動的に調整される光学要素
JP2005513523A5 (ja)
US20190004274A1 (en) Lens unit
JP6109929B2 (ja) リソグラフィ装置、およびミラー配列を製造する方法
US6523963B2 (en) Hermetically sealed diffraction optical element and production method thereof
TWI495076B (zh) 用於微機電系統電接觸點之機械隔離
US11320623B2 (en) Centering of an optical element using edge contact mounting
US5570237A (en) Lens unit cemented at circumference of each of lens elements and optical system including the same
JP2004279879A (ja) ホルダ付光学素子
JP2004233697A (ja) レンズ鏡枠装置
WO2019180799A1 (ja) 間隔環、レンズ系、間隔環の製造方法及びレンズ系の組立方法
JP5059540B2 (ja) 光学素子の成形装置
JP5112120B2 (ja) 光学素子の製造方法とその製造用金型組立体
JP4832939B2 (ja) 光学素子成形用型の製造方法
JP2020071361A (ja) 反射防止構造体付き光学素子、製造用金型、反射防止構造体付き光学素子の製造方法及び撮像装置
JP5748631B2 (ja) 光学部品及び光学モジュール
JPH0511157A (ja) プラスチツクレンズ鏡筒
US20230226721A1 (en) Methods for manufacturing optical prisms
JP7245686B2 (ja) レンズユニット
JP2023148121A (ja) レンズ位置決め構造
JPS6353522B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051102

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051102

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070711

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070821

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090414

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090714

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100309

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100607

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100629

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100729

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130806

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees